JP2018534596A - 波形マッピングおよびゲートレーザ電圧イメージング - Google Patents

波形マッピングおよびゲートレーザ電圧イメージング Download PDF

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Abstract

集積回路(IC)のデバッグ動作を改良するためのシステム、方法およびコンピュータ可読媒体について記述する。概して、レーザ走査顕微鏡(LSM)による一回の掃引の間に試験対象であるICを通して波形を取得/記録するための技術を開示する。より具体的には、本明細書に開示する技術は、ICに渡る各位置におけるテスト信号に対する集積回路の応答をリアルタイムで取得することを可能にする。実際には、テスト信号は、所与の周期後に反復する刺激部分からなる。一実施形態において、複数の完全な刺激部分に対するICの応答は、平均化されかつデジタル化されてもよい。別の実施形態では、複数の部分的な刺激部分に対するICの応答が平均化されかつデジタル化されてもよい。本明細書では、前者の手法を波形マッピングと称し、後者をゲートLVIと称する。【選択図】図1

Description

[優先権の主張]
本出願は、2015年11月5日に提出された「波形マッピングのためのシステムおよび方法、およびゲートレーザ電圧イメージング(Gated−LVI)のためのシステムおよび方法(System and Method for Waveform Mapping and System and Method for Gated Laser Voltage Imaging (Gated−LVI))」と題する米国仮特許出願第62/252,345号に対する優先権を主張するものであり、前記出願は、参照により開示に含まれる。
本開示は、概して、半導体診断の分野に関する。より詳細には、本開示は、レーザ照射を用いて集積回路をプローブするためのデバイス、システムおよび方法に関するが、これらに限定されるものではない。
入射レーザが被試験デバイス(DUT)である集積回路(IC)上に集束されると、デバイス内の自由キャリアは、レーザによって供給される光子を吸収して屈折させる。その結果、反射されたレーザ光の振幅変調は、印加された電気的テストパターンに対するDUTの応答に対応する。反射されるレーザ光の分析は、アクティブなDUTに関する直接的情報を明らかにする。ICのデバッグ動作においては、レーザ電圧イメージング(LVI)およびレーザ電圧プロービング(LVP)という2つの従来技術が使用される。
LVIは、スペクトラムアナライザ、ロックイン増幅器または類似デバイスに頼って、DUTのレーザ走査顕微鏡(LSM)画像上へ特定周波数をマッピングする。レーザがアクティブなDUT上でラスタ走査されるにつれて、反射光の振幅は、変調されてDUT信号(例えば、光検出器により捕捉される)に対応する。DUT信号は、正確な関心周波数(ゼロスパン・モード)に設定されたスペクトラムアナライザまたは類似デバイスに供給される。スペクトラムアナライザの出力電圧は、特定周波数における信号の強度に正比例する。言い替えれば、信号の特定周波数成分が小さい、または存在しない場合、スペクトラムアナライザの出力電圧レベルは、DUT信号のノイズフロアまで落ちる。周波数成分が大きいと、スペクトラムアナライザの電圧応答は、増加する。フレームグラバは、スペクトラムアナライザの出力信号を受信する。別のチャネルでは、フレームグラバが同時にLSM画像を作成する。LSMがステッピングする度に、スペクトラムアナライザによる測定が行われる。結果として生じるLVIマップは、LSM画像を完全にオーバーレイする。言い替えれば、スペクトラムアナライザの出力は、LSM視野の各点における、所与の周波数でのデバイス行動に対応するグレースケールレベルを表示する走査エリアマップを作り出す。並列配置される幾つかのスペクトラムアナライザは、複数の周波数(スペクトラムアナライザ当たり1つの周波数)を同時に監視することを可能にする。スペクトラムアナライザをロックイン増幅器に置き換えるなど、システムをさらに変更することで、上述の周波数マップに加えて、論理状態マップ(位相マップ)が得られる。
これに対して、LVPは、LSM視野内の特定の位置から波形を産出する。すなわち、LSM画像が取得されかつ走査が停止した後に、波形収集が行われる。具体的には、LSM視野内の個々のDUTサイトは、関心領域にレーザを当てておくことにより手動でプローブされる。動作において、反射されたレーザ光は、(例えば光検出器によって)AC信号に変換され、増幅され、かつオシロスコープに送られる(オシロスコープのトリガまたは同期信号は、DUTへ印加されるテストパターンと同期していなければならない)。結果として生じる波形は、プローブ位置におけるDUTからのタイミングおよび周波数情報の双方を含む。ある典型的なデバッグ手順では、多数の波形が記録される。このようなプロービングは、入念かつ時間のかかる操作である。このため、典型的には、DUT上の疑わしい位置のみが検査される。
LVIおよびLVP技術には、共に限界がある。LVIの場合のDUTの出力信号(すなわち、反射されるレーザ光)の十分な検出は、信号自体の性質に依存する。概して、信号のデューティサイクルおよび周期性は、その信号のスペクトル応答を決定する。信号がより理想的でなくなる(すなわち、50%のデューティサイクルから逸脱する)と、スペクトル成分の数が増加し、基本周波数(または、任意の関心成分)における応答が目立たなくなる。その結果、LVI信号は、減少する。LVIは、ロバストな信号を必要とすることから、十分なデューティサイクルを持つ周期信号しか検出できない。パルス信号またはパルス列の撮像は、極めて困難または不可能であり得る。LVPの場合、波形はオシロスコープで記録されることから、最小限のジッタを有する反復信号で足りる。しかしながら、点測定技術として、LVPは、個々のプローブサイトで入念な波形収集を必要とする(波形収集は、印加されるレーザが測定サイトにおいて走査ではなく静止していることを必要とする)。強力ではあるが、LVPは、信号およびプローブの位置を最適化することを含む、1波形当たりの記録に費やして、非効率的である。
ある実施形態において、開示する概念は、波形マッピングおよびゲートレーザ電圧イメージング画像を発生または生成するためのシステムを提供する。本システムは、回路を保持するためのホルダと、テストループ信号を回路へ供給するためのテストループ発生器であって、前記テストループ信号は、あらゆるテストループ周期を反復する刺激信号を含む、テストループ発生器と、レーザソースと、レーザソースからのレーザビームを回路上へ方向づけるための第1の光学素子と、回路から反射されるレーザ光を収集する第2の光学素子と、反射されるレーザ光を検出し、かつこれに応答してセンサ出力を生成するためのセンサと、センサ出力および同期信号に基づいてデジタル出力信号を生成するための高速デジタル信号平均器と、を含む。1つ以上の実施形態において、第1の光学素子は、回路のある領域に渡ってレーザビームをラスタ走査するように構成されるレーザ走査顕微鏡(LSM)を備える。実施形態によっては、センサ出力は、DC成分(LSM画像を表す)およびAC成分(テストループ信号に対する回路の応答を表す)を含む。実施形態によっては、高速デジタル信号平均器は、ラスタ走査の各位置(ピクセル)毎にデジタル出力信号を発生させる。ある実施形態では、デジタル出力信号は、各位置において、複数の完全なテストループ周期に渡る刺激信号から生じるAC成分(「波形マッピング」)に基づいてもよい。実施形態によっては、高速デジタル信号平均器は、さらに、入力としてゲート信号を取り込むように構成されてもよく、ゲート信号は、テストループ周期より短い少なくとも1つのゲート周期を画定する。これらの実施形態のうちの1つ以上において、デジタル出力信号は、各位置(ピクセル)で、ゲート周期の間の複数のテストループ周期に渡る刺激信号から生じるAC成分(ゲートLVI)に基づいてもよい。LSM画像およびデジタル出力信号の双方は、各デジタル出力信号がLSM内のピクセルと相関され得るように、記憶装置(例えば、不揮発性磁気またはソリッドステート・メモリ)に記憶されてもよい。
別の実施形態において、本開示による診断測定方法は、被試験デバイスをテストパターンで刺激することであって、前記テストパターンは、あらゆるテストループ周期後に反復する刺激信号を含むことと、被試験デバイスの一領域をラスタ走査物質においてレーザビームで照射することと、照射に応答して被試験デバイスから反射する光を検出することと、検出された反射光の直流(DC)成分および交流(AC)成分を識別することと、複数のテストループ周期に渡り、トリガ信号およびゲート信号に基づいてAC成分を平均することであって、トリガ信号は、AC成分をテストパターンに同期させ、かつゲート信号は、各テストループ周期中にAC成分のどの部分をデジタル化するかを選択することと、平均されたAC成分をデジタル化して出力信号を発生させることと、出力信号をメモリに記憶することを含む。ゲート信号が、テストループ周期より短い時間に対応するAC成分の一部分を選択する場合、開示するこの動作は、ゲートLVIと称されてもよい。ゲート信号が、テストループ周期に等しい時間に対応するAC成分を選択する場合、開示するこの動作は、波形マッピングと称されてもよい。
1つ以上の実施形態による診断システムをブロック図形式で示す。
別の1つ以上の実施形態による診断システムをブロック図形式で示す。
1つ以上の実施形態による、診断動作中に使用される様々な例示的信号を示す。
ある実施形態による、被試験デバイスから収集されたデータを表す。
別の実施形態による、別の被試験デバイスから収集されたデータを表す。
ある実施形態による、LVTの信号対雑音と出力信号が平均されたテストループの数との関係を示す。
別の実施形態による、LVTの信号対雑音と、出力信号が平均されたテストループの数と、ターゲット測定の実行に必要な測定帯域幅との関係を示す。
ある実施形態による回路診断動作をフローチャート形式で示す。
1つ以上の実施形態によるネットワークをブロック図形式で示す。
本開示は、集積回路(IC)のデバッグ動作を改良するためのシステム、方法およびコンピュータ可読媒体に関する。概して、レーザ走査顕微鏡(LSM)による一回の掃引の間に試験対象である集積回路を通して波形を取得/記録するための技術を開示する。より具体的には、本明細書に開示する技術は、回路に渡る各位置におけるテスト信号に対する集積回路の応答をリアルタイムで取得することを可能にする。本明細書に開示する技術は、デバッグプロセスを急がせるほとんどの手動プロービングの必要性をなくすことができる。さらに、取得された波形は、LSM画像内の特定のピクセルと自動的に相関され得ることから、データマップを作成してLSM画像上にオーバーレイすることができる。このマップは、続いて、(例えば、フーリエ変換分析を用いて)任意の特定周波数の有無を強調表示し、テスト信号内の特定のパルスの有無(合格/不合格データ)、および/または基準信号との不一致(波形自己相関)を強調表示することができる。実施形態によっては、テスト信号全体に対する回路の応答が記録されてもよい。他の実施形態では、ゲート信号を用いて、回路の応答検出を比較的短い時間周期のテスト信号(および他の時間周期中に受信される除外信号)に集中させることができる。
以下の明細書本文では、説明を目的として、開示する概念の完全な理解を提供すべく多くの具体的な詳細について述べる。本明細書本文の一部として、本開示の図面の中には、開示する概念の新規態様を不明瞭にすることを避けるために、構造およびデバイスをブロック図形式で表すものがある。明瞭さのために、実際の実装の全ての特徴を記述しない場合がある。さらに、この明細書本文の一部として、本開示の図面の中には、フローチャート形式で提示されるものがある。任意の特定のフローチャートにおけるボックスは、特定の順序で提示されることがある。しかしながら、任意の所与のフローチャートにおける特定の順番は、単に一実施形態を例示するために使用されるものであることは、理解されるべきである。他の実施形態において、フローチャートに示された様々な要素は何れも、削除されることがあり、また、図示されている動作シーケンスも、異なる順序で、または同時に実行されることもある。さらに、他の実施形態は、フローチャートの一部として示されていない追加のステップを含むことがある。さらに、本開示において用いる文言は、主に読みやすさおよび教示を目的として選択されたものであって、本発明の主題を明確に描写する、または限界を画するために選択されていない場合があり、本発明の主題の決定には、特許請求の範囲に訴える必要がある。本開示における「一実施形態」または「ある実施形態」という言及は、その実施形態に関連して記述される具体的な特徴、構造または特性が、開示する主題の少なくとも1つの実施形態に包含されることを意味するものであって、「一実施形態」または「ある実施形態」の複数回の言及は、必ずしも、全てが同じ実施形態を指すものとして理解されるべきではない。
任意の実際的実装の開発においては(任意のソフトウェアおよび/またはハードウェア開発プロジェクトの場合のように)、開発者の具体的な目標(例えば、システム関連およびビジネス関連の制約との整合性)を達成するために多くの決定を下さなければならないこと、および、これらの目標が実装毎に変わり得ることは、認識されるであろう。また、このような開発努力は、複雑で時間のかかるものである場合があっても、本開示を利用できる集積回路試験およびデバッグシステムの設計および実装分野の当業者にとって、これが所定の仕事であることも、認識されるであろう。
図1を参照すると、1つ以上の実施形態において、診断システム100は、被試験デバイス(DUT)104を電気的に刺激するテストループ発生器102を含んでもよい。レーザ106は、レーザ走査顕微鏡(LSM)108へ連続波レーザビームを送る。エレメント110は、レーザ106からの光を光学素子112を介してDUT104へ通し、かつ同時に、DUT104から反射される光を検出器114へ通過させる。ある実施形態において、検出器114は、アバランシェ・フォトダイオードであってもよい。検出器114からの信号は、レーザビームの反射された光子束に直接対応する。増幅器116(例えば、トランスインピーダンス増幅器またはTIA)は、検出器114から出力される信号を増幅し、かつその固有の出力を周波数分離器118(例えば、バイアスティ周波数分離回路)へ送る。周波数分離器118からの出力は、DC成分または信号120と、AC成分または信号122とを含む。DC信号120は、走査される回路コンポーネントの反射率を示す電圧であって、従来のLSM画像に対応する。図示されているように、DC信号120は、メモリ124(例えば、非一時的な磁気または固体メモリ、または揮発性フレームグラバ・メモリ)に記憶されてもよい。AC成分または信号122は、テストループ発生器102から印加される電気刺激に対するDUTの応答を示し、かつ図示されている実施形態では、高速デジタル信号平均器126へ印加されてもよい。デジタル化されたDUT出力信号128もまた、メモリ124へ書き込まれてもよい。一実施形態では、トリガ信号130を用いて、高速デジタル信号平均器126によって発生させる波形(例えば、デジタル化されたDUT出力128)を、テストループ発生器102によって提供される刺激信号およびLSM画像の各ピクセル(DC信号120で表される)と同期させてもよい。別の実施形態において、デジタル信号平均器126は、DUT104からの直接的信号(不図示)によって同期されてもよい。さらに別の実施形態において、LSM108は、同期のために高速デジタル信号平均器へピクセルクロックを提供してもよい。LSM−平均器接続は、捕捉される波形とLSMピクセルとの間の直接相関を可能にする。一般的な当業者には、エレメント110がビームスプリッタとして認識されるであろう。また、一般的な当業者には、LSM108が、レーザ106からのビームがDUT104を横断して走査される、またはDUT104上の特定の位置に置いておかれることを可能にする電気的および光学的エレメントを含み得ることも理解されるであろう。さらに、光学素子112は、単一の素子に限定される必要はなく、例えば、対物レンズ、波長板、チューブレンズおよびミラー等の任意数のコンポーネントを組み込み得ることも認識されるであろう。
動作において、高速デジタル信号平均器126は、DUT信号122およびトリガ信号130を同時にデジタル化する。デジタル信号平均器126は、トリガ信号130を例えば位相ロックループを用いて追跡することができ、かつこの信号を、DUT信号122の相関平均の基準として用いることができる。言い替えれば、DUT信号122の連続的ストリーミングは、サンプルを基準(トリガ)信号130と相関させることによってリアルタイムで平均されることが可能である。したがって、従来技術の手法とは異なり、本明細書に開示する技術は、LSM走査の各ピクセルにおいて波形をリアルタイムで取得できるようにする。結果として得られる波形およびLSM画像は、(例えば、記憶装置124において)別々に記憶されても、併せて記憶されてもよい。共通の(または異なる)データベースに異なるファイルとして、または異なるエントリとして別々に記憶される場合、同期化データ(例えば、時間)も、デジタル化された各DUT信号128が対応するLSM画像における個々のピクセルに結び付けられ得る、または関連づけられ得るように記憶されてもよい。本明細書で使用する「波形マップ」という用語は、1つ以上の完全なテストループに応答して各LSMピクセルの対応するDUT信号が捕捉される場合の、LSM2次元画像および対応するデジタル化されたDUT信号の捕捉を指す。本開示に従って発生させる波形マップの各ピクセルは、その位置で捕捉される波形を明らかにするために拡大されることが可能である。さらに、波形は、アクティブなDUTに関する詳細な情報を含んでいることから、波形マップが作成されると、オフラインのデータ処理によって多数の2次データマップを作成することができる。これらのデータマップは、波形の興味深い特定の特徴を迅速に強調表示することができる。具体的には、波形マップは、自己相関またはテンプレートマッチングに役立つ。例として、本開示による波形マップには、相関係数のアレイを発生させるために、スライドウィンドウ相互相関アルゴリズムを適用することができる。結果として得られる相関係数曲線は、検査される波形とテンプレート波形との類似性を定量化するために使用されてもよい。さらに、波形マップのオフライン処理は、2つの波形間の過渡効果を決定するために使用可能である分数次元アルゴリズムのようなより高度なコンピュータ分析を可能にする。
別の1つ以上の実施形態において、デジタル信号平均器126は、適用されるテストループの一部の間のみにおいてDUT信号122をデジタル化するように構成されてもよい。図2を参照すると、この手法に従って改変された診断システム100(診断システム200として識別される)は、ゲート発生器202を用いて、デジタル信号平均器206がデジタル波形出力128を発生させる時間を制御するためのゲート信号204を発生する。次に、(図2に照らして)図3を参照すると、デジタル信号平均器206(例えば、高速積分器)は、DUT信号122および同期クロックまたはトリガ信号130を受信する。トリガ信号130は、テストループ周期(T)および対応する繰返し率(1/T)を規定する。(具体的には、ゲート1 300の間の)ゲート信号204は、トリガ信号130のアサーションに対する捕捉ウィンドウの開始を決定するゲート遅延Δと、ゲート幅δtとによって規定される。本明細書で使用する「ゲート」は、DUT応答信号122を積分する時間ウィンドウを規定する。この実施形態において、デジタル積分器206は、DUT信号122の、ゲート1 300に取り囲まれた部分のみを認識し、この信号V(t)302のみが積分器206へ提示される。したがって、ゲート制御されたDUT信号V(t)302は、
によって与えられ得る。 積分器206は、この信号をn個のテストループに渡って平均することから、積分器出力V128は、
のように書かれてもよい。
但し、Kは、ハードウェア(例えば、積分器206)によって規定される定数である。図3に基づけば、出力信号V128の捕捉時間は、nTに比例する。
実際には、ベースラインDC測定値を得るために、第2のゲートであるゲート2 304が使用されてもよい。概して、ゲート2 304のゲート幅は、ゲート1 300により画定される幅、δtに一致する。実施形態によっては、ゲートセット内のゲートは、異なる幅を有してもよい。例えば、「故障」信号を捕捉するためのゲートは、必要な信号を捕捉するために必要とされるだけの短いものであってもよく(後述参照)、バックグラウンドを捕捉するためのゲートは、可能な限り長くてもよい。このようにして、「バックグラウンド」値の信号対雑音比は、(ペアの他方のゲートの幅に合わせて短いバックグラウンドウィンドウ幅を有することと比較して)改善され得る。異なる幅のゲートが使用される場合、これらは、結合の前に正規化されるべきである。ゲート2 304は、典型的には、DUT信号122の、信号がない部分をスパンしてもよい。よって、この場合の出力電圧V128は、ゲート1 300の間に捕捉されるDUT信号と、ゲート2 304の間に捕捉されるDUT信号との間の差であり得る。これは、
で表されてもよい。
ゲートを画定するには、従来のLVP技術を用いるか、シミュレートされた波形を用いて、単一の代表的な波形を収集する必要がある。ゲートの選択は、(例えば、テストループ発生器102によって生成されるような)テストパターン、および所望される情報に依存する。概して、ゲート幅は、所望されるDUT信号情報を損なうことなく、可能な限り大きいものであるべきである。これにより、最終的に得られる捕捉信号および対応する信号対雑音比を最大にすることができる。ゲートが確立されると、本明細書に記述する技術は、LVP波形をさらに収集することなく、DUTの応答信号(例えば、信号122)をマッピングすることができる。この検出スキームは、(テストパターンが適用された結果として生じる)DUT応答信号内の一意の特徴が何れも、信号のスペクトル成分に依存することなくゲート制御され、測定されかつLSM画像上へマッピングされることを可能にする。本明細書で使用する「ゲートLVI」という用語は、各LSMピクセルの対応するDUT信号が1以上より少ない完全なテストループのアプリケーションに対する応答である場合の、LSM2次元画像および対応するデジタル化されたDUT信号の捕捉を指す。1つ以上のゲート(またはゲートセット)は、DUT応答の、捕捉される部分を選択するために使用されてもよい。本明細書で使用する「レーザ電圧トレーシング」または「LVT」という用語は、波形マッピング(上記参照)またはゲートLVI動作のいずれかを指す。
図4は、コンポーネント206としてボックスカー平均器、およびDUT104に180ナノメータ(nm)のインバータチェーンを用いて収集されたデータを表す。20マイクロ秒(μs)をスパンしたテストループのうち、4μsスパンのみが示されている。DUT応答信号400Aは、良好な(通過)信号を表し、波形400Bは、不良な(故障)波形を表す。領域402A、404Aは、マップ406Aを作り出すために使用されるゲートセットを表し、領域402Bおよび404Bは、マップ406Bを作り出すために使用されるゲートセットを表す。この例の目的は、DUTの故障信号を捕捉/マップすることにある。ゲート402Aおよび402Bは、ベースラインデータを取得するために使用される。ゲート404Bは、DUTが故障している場合にのみ存在するイベントを含み、または包含し、かつ持続時間が100ナノ秒(ns)未満であって合わせて合計テストループ長さの0.5%未満となるパルスを含んでいて、所望される信号があまりにも短いものとなり、従来技術のLVI技法は機能することができない。このように規定されることにより、ゲートセット402A/404Aおよび402B/404Bは、故障状態下でのみLVT信号を生成する。画像406Aおよび406Bは、350x2.45NAソリッド・イマージョン・レンズ(SIL)および1320nmの連続波レーザを用いて収集された。ゲート402A/404Aおよび402B/404Bおよび走査速度は、双方の画像で一定であった。予想通り、通過条件400Aは、信号のないマップ406Aを作り出している。故障DUT応答400Bを発生させるテストループを用いると、故障信号が存在する場所を明らかに強調表示するLVTマップまたは画像406Bが得られる。LVTは、ベースラインに対する信号を表示することから(式3参照)、LVTは、特定のピクセルにおけるゲート信号の相対極性を解明するという付加利益を有する。マップ406Bにおける黒い領域(信号)は、信号積分器206からの負の応答に対応する。これは、ゲート制御されるイベントがベースライン信号より低い場合である(ゲート402Bと404Bとの間の信号400Bを比較されたい)。一方で、マップ406Bにおける白い領域(信号)は、故障信号が反転されると生じる信号積分器206からの正の応答に対応する(図5参照)。信号の反転は、様々な理由で発生する。例えば、NMOSトランジスタおよびPMOSトランジスタは、反対の極性を示し、例によっては、トランジスタのゲートおよびドレインも同様である。
図5を参照すると、ゲート504内の信号500がゲート502におけるベースライン信号レベルより下に位置することから、DUT信号500は、負のLVT信号(マップ506における黒い領域で表される)を生成する。DUT信号508は、信号500と同じものであるが、反転されている。この場合、ゲート504内の信号508のその部分がゲート502内のベースライン信号より上に位置することから、LVT信号は正である(マップ506における白い領域によって表される)。
LVTの最適化は、幾つかの相互に関連する平均器/積分器パラメータ(例えば、コンポーネント206)の理解を必要とする。概して、テストエンジニアまたはユーザは、図3により繰返し率(1/T)として定義されるテストパターン周波数および平均化の量nを制御する。測定帯域幅BWは、次の2つのパラメータ、
に依存する。
但し、「C」は、使用されるハードウェア平均器の具体的なタイプに依存する定数である。一実施形態では、例えば、C=0.442である。帯域幅は、レーザ走査顕微鏡のピクセル滞留時間を次式のように限定することにより、LVT捕捉時間を決定する。
試験を目的として、2.9NA SIL、1064nm連続波レーザおよびコンポーネント114用低周波検出器を装備したメリディアンV(FEI社製)上にLVT画像/マップを収集した。(1064nmレーザは、上記の1320nmレーザより向上した分解能を有する。より短い波長の光子によって引き起こされる光電流の注入は、信号にほとんど影響を与えないことが決定されている。)DUTは、様々なパルス信号で刺激される28nmのデバイスであった。パルス振幅、テストループ周期、ゲート/パルス幅および平均したテストループの数は、独立して調整した。結果として生じたLVT画像を処理し、分析した。
図6を参照すると、LVT信号対雑音比(SNR)と平均数(n)との関係が示されている。このデータを得るために、20nsの正方形パルスおよび整合する20ns幅のゲート信号を用いた。平均数が増加するにつれてテストループ周期(T)を短縮することにより、帯域幅を270Hzで一定に保った(式4参照)。512x512ピクセルのLVT画像は各々、収集に約8分を要し、平均で1ピクセルあたり2ms未満または1波形あたり2ms未満であった。これに対して、従来のLVI技術(かなり大きく見た見積りで、1ピクセル当たり10秒)を用いて捕捉される機能上等価の画像は、ほぼ、次のようになる。
実際には、テストループ周期は、しばしば調整が困難、または不可能であることが判明している。一定のテストループ長さでは、平均するテストループの数を増やすと帯域幅が縮小する。この点を考慮して、図7に示すデータは、1μsの定ループ長さおよび10nsのパルス幅を基礎としている。図示されているように、この場合のデータは、図6に提示されたものから僅かに逸脱している。一般的な傾向、すなわちnを増やせばSNRが増加するという傾向は依然としてあるものの、影響はない。帯域幅の変更は、この結果をもたらす。観測範囲に渡って、LVT信号振幅は、帯域幅の増加に伴って穏やかな増加を示した。したがって、nが増加するにつれて、減少する帯域幅は、信号強度に悪影響を及ぼし、これがSNR利得を妨げる。他のデータは、テストループ周期の変動が画像SNRにほとんど影響しなかったことを示している。あるいは、DUT信号強度またはゲート幅の何れかを増加させると、SNRが改善される。本明細書で論じている画像の大部分で、DUT信号強度の尺度として機能する波形(LVP)振幅は、およそ300マイクロボルト(μV)であった。パルス幅は、テストループ周期に対して、数パーセントから0.1%までの範囲であった。これらの条件の下で、1024の平均値は、従来のLVIに匹敵する感受性を提供した。事例によっては、256個という少数の平均値で十分なSNRをもたらした。
LVT画像を最適化する場合、SNRと捕捉時間との相互作用を無視してはならない。DUTの信号振幅およびテストループのパルス幅は、SNRに影響するが、これらのパラメータは、一定である、あるいは変更が困難である場合が多い。したがって、SNRの最適化においては、平均化が重要な役割を果たす。平均を求めるテストループの数を増やすと、SNRは向上するが、捕捉時間に悪影響を与える。具体的には、式4および式5を組み合わせると、
になる。
したがって、テストループ周期Tを最小限に抑えて、データ捕捉を加速しなければならない。そうでなければ、捕捉時間は、平均化に比例する。
LVTは、テストパターンがLVI分析を妨げる場合に使用できる強力な技法である。故障した回路が異常信号を生成すれば、その信号をゲート制御することができる。ゲートを規定するには、唯一の波形を収集する、またはシミュレートされた波形を用いる必要がある。LVTのない回路の故障の根本的原因を突き止めるには、LVPを用いて回路を介し故障信号をトレースする必要があるが、これは、何百もの波形および何日もの労力を要し得る。本明細書に開示するLVTは、故障信号の視覚的マップを提供することによって、このプロービングの多くを不要にする。プロービングは、疑わしい成分が特定されて、さらなるローカライゼーションが必要とされる場合にのみ、続いて行われる。
レーザ電圧トレーシング(LVT)は、適用されたテストループに対するDUTの応答を監視する新しい手法を導入する。本明細書で使用するLVTは、波形マッピングおよびゲートLVI動作の双方を指す。前者では、1つ以上の完全なテストループに対するDUTの応答が記録されるが、後者では、テストループの一部分のみに対するDUTの応答が記録される(その部分は、ゲートによって画定される)。これらの手法は共に、対応するLSM画像の各ピクセルにおけるDUT信号のリアルタイム捕捉を可能にする。具体的には、開示するLVT技術は、従来技術によるLVI技法では検出が困難または不可能であるDUT信号の画像化を可能にする。アクティブなDUTからの信号が周期的でない、または50%のデューティサイクルから著しく逸脱する場合、従来のLVI信号モニタリングスキーム(スペクトラムアナライザ、ロックイン増幅器、ベクトルアナライザ、他)は無益となる。これらのデバイスは、監視可能な強い周波数成分を含む信号に依存することから、監視される信号のデューティサイクルまたは周期性を低減すると、これらの周波数成分の強度に大きく影響しかつ悪影響を与える。LVTを用いれば、DUT信号のデューティサイクルまたは周期性とは無関係に測定を行うことができる。単なる例示として、LVTは、問題の多い周辺NAND回路をデバッグするために適用されてもよい。このタイプの回路に対するテストおよびデバッグ動作は、典型的には、LVI等の他の画像化技術の使用を妨げるパルス信号を包含する。その結果、LVTは不必要なプロービングを減らして、正当であればプローブの配置を支援する。
図8を参照すると、先に開示したシステムの顕著な動作特徴を捕捉する、一実施形態による回路診断動作800が示されている。動作800は、DUTを電気的に刺激することによって開始される(ブロック802)。これは、コンポーネント102等のテストループ発生器によって達成されてもよい。次に、DUTは、ラスタ走査法でレーザビームを照射されてもよい(ブロック804)。これは、例えば、レーザ106、LSM108、エレメント110および光学素子112によって達成されてもよい。DUTの全てを照射する必要がないことは、留意されるべきである。次に、DUTから反射されるレーザ光が検出されてもよい(ブロック806)。先に論じたように、反射光は、DC成分およびAC成分を有し得る。DC成分は、(グレースケール)LSM画像を表し、かつAC成分は、電気刺激が印加されたテストパターンに対するDUTの応答を表す。次に、AC成分は、平均化される一方で、かつデジタル化(ブロック810)に先行してゲート制御されてもよい(808)。ある実施形態において、ゲート信号は、複数の完全なテストパターンに対するDUTの応答が平均され得るように印加されてもよい。この場合、動作800は、波形マッピングと称されることがある。別の実施形態において、ゲート信号は、複数の部分的なテストパターンに対するDUTの応答が平均され得るように印加されてもよい。この場合、動作800は、ゲートLVIマッピングと称されることがある。最後に、デジタル化されたDUT応答および対応するLSM画像が記憶されてもよい(ブロック812)。
図9を参照すると、ネットワーク900は、診断システム902(DUT904および電気光学コンポーネント906を含む)と、記憶装置908と、ローカル処理システム910とを含んでもよい。例示として、診断システム902は、システム100および200の何れかに類似するものであってもよい。本開示に従って診断システム902により捕捉される波形は、記憶装置908に記憶されてもよい。先に述べたように、記憶装置908には、LSM画像データおよび波形データの双方が記憶されてもよい。これらのデータは、別々に(例えば、異なるファイルとして、または共通の、または異なるデータベースにおけるエントリとして)記憶されても、単一のエンティティまたはファイルとして記憶されてもよい。処理システム910は、例えば、エンジニアリングワークステーションであっても、パーソナルコンピュータであってもよい。処理システム910は、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)912へ通信可能式に結合され、かつこれを介して、コンピュータシステム914およびプリンタ916等の他のローカルデバイスへ通信可能式に結合されてもよい。また、処理システム910は、LAN912およびゲートウェイおよび/またはルータ918を用いて、広域ネットワーク(WAN)920へ結合されるさらに他のデバイス(例えば、サーバ記憶装置922およびコンピュータシステム924)と通信してもよい。ネットワーク912および918は、任意の所望される技術(有線、無線またはこれらの組合せ)および通信プロトコル(例えば、TCP即ち伝送制御プロトコル、およびPPPまたはポイントツーポイント)を用いてもよい。処理システム910は、それが本明細書に記述しているタイプの波形データにアクセスして処理できるようにする1つ以上のプログラムまたはアプリケーションを実行してもよい。このようなプログラムまたはアプリケーションは、処理システム910における非一時的記憶装置に、記憶装置908の非一時的な部分に、またはサーバ記憶システム918等の非一時的ネットワーク記憶装置に記憶されてもよい。
上述の説明が例示を意図し、限定を意図するものでないことは、理解されるべきである。マテリアルは、あらゆる当業者が特許請求の範囲に記載されている開示された主題を利用できるように提示されていて、具体的な実施形態のコンテキストにおいて提供され、当業者には、その変形が容易に明らかとなるであろう(例えば、開示されている実施形態の一部は、互いに組み合わせて使用されてもよい)。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲、ならびにこのような特許請求の範囲が権利を有する等価物の全範囲を参照して決定されるべきである。添付の特許請求の範囲における「を含む」および「における」という言い回しは、各々「を備える」および「ここで」という言い回しと同等の平易な英語として使用されている。

Claims (21)

  1. 回路を試験するためのシステムであって、
    回路を保持するように構成されるホルダと、
    前記回路へテストループ信号を供給するように構成されるテストループ発生器であって、前記テストループ信号は、あらゆるテストループ周期を反復する刺激信号を含む、テストループ発生器と、
    レーザソースと、
    前記レーザソースからのレーザビームを前記回路上へ方向づけるように構成される第1の光学素子と、
    前記回路から反射されるレーザ光を収集するように構成される第2の光学素子と、
    反射される前記レーザ光を検出し、かつこれに応答してセンサ出力を発生させるように構成されるセンサと、
    前記センサ出力および同期信号に基づいてデジタル出力信号を発生させるように構成される高速デジタル信号平均器と、を含むシステム。
  2. 前記第1の光学素子は、前記回路のある領域に渡って前記レーザビームをラスタ走査するように構成されるレーザ走査顕微鏡(LSM)を備える、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記センサ出力は、直流(DC)成分および交流(AC)成分を含む、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記AC成分は、前記テストループ信号に対する前記回路の応答信号に対応する、請求項3に記載のシステム。
  5. 前記高速デジタル信号平均器は、前記ラスタ走査の各位置(ピクセル)毎にデジタル出力信号を発生させる、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記デジタル出力信号を記憶するように構成されるメモリをさらに備える、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記デジタル出力信号は、各位置(ピクセル)において、複数の完全なテストループ周期に渡る前記刺激信号から生じる前記AC成分に基づく、請求項5に記載のシステム。
  8. 前記デジタル出力信号を記憶するように構成されるメモリをさらに備える、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記高速デジタル信号平均器は、さらに、入力としてゲート信号を取り込むように構成され、前記ゲート信号は、前記テストループ周期より短い少なくとも1つのゲート周期を画定する、請求項5に記載のシステム。
  10. 前記デジタル出力信号は、各位置(ピクセル)において、前記ゲート周期の間に複数のテストループ周期に渡って前記刺激信号から生じる前記AC成分に基づく、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記デジタル出力信号を記憶するように構成されるメモリをさらに備える、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記第1の光学素子は、レーザ走査顕微鏡(LSM)を備え、かつ前記DC成分は、LSM画像に対応する、請求項3に記載のシステム。
  13. 前記高速デジタル信号平均器は、高速積分器回路を備える、請求項1に記載のシステム。
  14. 前記同期信号は、前記テストループ発生器からの信号を含む、請求項1に記載のシステム。
  15. 前記同期信号は、前記LSMからのピクセルクロックを含む、請求項12に記載のシステム。
  16. 前記高速信号平均器へ電気的に結合されかつゲート開始時間およびゲート持続時間を有するゲート信号を出力するように構成されるゲート発生回路をさらに備え、前記持続時間は、前記テストループ周期より少ない、請求項5に記載のシステム。
  17. 前記デジタル出力信号は、さらに、前記ゲート信号に基づく、請求項16に記載のシステム。
  18. 前記デジタル出力信号は、前記持続時間中の複数のテストループ周期に渡る前記AC成分を表す、請求項17に記載のシステム。
  19. 診断測定方法であって、
    被試験デバイスをテストパターンで刺激することであって、前記テストパターンは、あらゆるテストループ周期後に反復する刺激信号を含むことと、
    前記被試験デバイスの一領域をラスタ走査物質においてレーザビームで照射することと、
    前記照射に応答して前記被試験デバイスから反射する光を検出することと、
    検出された前記反射光の直流(DC)成分および交流(AC)成分を識別することと、
    複数のテストループ周期に渡り、トリガ信号およびゲート信号に基づいて前記AC成分を平均することであって、前記トリガ信号は、前記AC成分を前記テストパターンに同期させ、かつ前記ゲート信号は、各テストループ周期中に前記AC成分のどの部分をデジタル化するかを選択することと、
    平均された前記AC成分をデジタル化して出力信号を発生させることと、
    前記出力信号をメモリに記憶することを含む、診断測定方法。
  20. 前記ゲート信号は、前記テストループ周期より短い時間に対応する前記AC成分の一部分を選択する、請求項19に記載の方法。
  21. 平均化およびデジタル化は、高速積分器デバイスにより実行される、請求項19に記載の方法。
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