JP2018532665A - ハイブリッドモジュラーベルト - Google Patents

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Abstract

モジュラーベルトのためのハイブリッドモジュール(20)が開示されている。ハイブリッドモジュール(20)は、第1の横端(32)と第2の横端(34)とを有するブリッジ部(30)と、2つの端モジュール(40, 42)とを有する。各端モジュール(40, 42)は、内端(45)と外端(44)とを有するボディ(43)を有する。各端モジュール(40, 42)の内端(45)は、ブリッジ部(30)の対応端に結合するように形成されている。上記内端は、内端にあるカップラーを用いて、場合によっては、ブリッジ部の対応端にある相手側カップラーをも用いて、ブリッジ部の対応端に取り外し可能に結合することができる。
【選択図】 図2A

Description

本発明は、モジュラーコンベヤベルトに関する。
モジュラーベルトは、リンク端を有するベルトモジュールを、ピボットロッドを用いて、隣接するベルトモジュールの対応するリンク端に接続することで作られる。通常は、幅広のベルトは(ベルトの走行方向に対して)横方向に長いベルトモジュールを用いるか、横方向に互いに隣接(近接)させて配置された2以上のベルトモジュール(これらは2以上のベルトモジュールを有する複数の列を形成する)を用いるか、あるいはその両方を用いるかによって形成される。しばしば、そのようなベルトモジュールは、ある列の各モジュールの端部が、隣接する列の各モジュールの端部と一列に並ばないように、煉瓦を積み重ねるような態様で配置される。
長手方向に隣接するモジュールの複数のリンク端とそれぞれ相互に接続された複数のリンク端を有する各ベルトモジュールは、このようなモジュールからなるベルトをクリーニングするのを困難にする。さらに、2以上のモジュールから形成される列は、モジュール間の距離を最小にしようとする努力にも拘わらず、モジュール間に追加のギャップを生成し得る。このようなギャップ及び指を組むように互い違いに組まれて相互にかみ合った(interdigitated)リンク端は数多くの凹部(窪み)、角、その他の不連続部を生じさせる。それらの箇所には異物が溜まり得るが、掃除しにくい場所である。これは、汚染を回避するために材料を扱うコンベヤベルトを清掃しなければならない食品産業において、特に問題となり得る。
食品を取り扱うために清掃可能性を向上させたベルトが長年にわたり求められている。さらに、強度及び耐久性の向上は、食品産業及び他の産業においても有益なものであろう。
本発明は、独立請求項1に係るモジュラーベルトのためのハイブリッドモジュールを提供することにより上述のニーズを満たすものである。好ましい実施形態は従属請求項に記載されている。
モジュラーベルトのためのハイブリッドモジュールは、第1の横端と第2の横端とを有するブリッジ部を有する。このハイブリッドモジュールはさらに2つの端モジュールを有し、各端モジュールは、内端と外端とを有するボディを備えている。各端モジュールの内端は、上記ブリッジ部の対応する端に取り付けられる(結合される)ように形成されている。上記端モジュールは、上記ボディから第1ベルト走行方向に延びる1以上のリンク端と、上記ボディから上記第1方向とは反対方向である第2ベルト走行方向に延びる1以上のリンク端とを有する。これらの端モジュールは上記ボディの略外端に外リンク端を有する。このようにして、ベルトを形成する複数のベルトモジュールの外端はベルトの外側エッジ(外縁部)を構成する。
このようなベルトモジュールは、端モジュール及びブリッジ部に対して同じ又は異なる製造技術を用いて製造することができる。例えば、ブリッジ部を押出成形する一方、端モジュールを射出成形できる。異なる製造方法の使用は、同じ方法を用いて作られるベルトモジュールの製造に要するコスト及び/又は時間を低減し得る。
幾つかの実施形態では、各端モジュールのボディの内端にあるリンク端は、上記ブリッジ部の対応する端部に取り外し可能に取り付けられるように形成されたカップラーを有する。上記ブリッジ部の対応する端部は、例えば、上記端モジュールのカップラーと協働するように形成された相手方カップラーを有することができる。このようにして、ベルトモジュールは必要に応じて、例えば、このベルトモジュールを修理するために、組み立てられ又は分解されることができる。
このベルトモジュールの幾つかの実施形態は、上記ブリッジ部に配置されたインサート、例えば、金属インサート及び/又は金属を含むインサート(metal and/or metallic inserts)を含んでいてもよい。一例では、1以上の磁気インサートをベルトモジュールのブリッジ部に配置してもよい。そのような実施形態は、強磁性物体を、(ベルトモジュールに対して)あまり動かさずに運ぶ上で有用である。たとえば、磁気インサートを有するモジュールで作られたベルトによって、スチール缶などのスチール製物体を、傾斜した運搬面を上り下りさせて良好に運搬することができる。他の実施例では、ベルトモジュールは1以上の金属インサート、例えばスチールインサートを含んでいても良い。そのような金属インサートは、ベルトモジュールの耐久性、強度、その他の特性を向上させることができる。一例では、スチールインサートがモジュールのブリッジ部の対応する隣接面の上方及び下方に突出していてもよい。そのようなスチールインサートは、そのようなベルトモジュールから作られたベルトに載置された非運搬物を電気的に接地するために使用され得る。
幾つかの実施形態では、本発明のベルトモジュールは、追加のブリッジ部と、前記ブリッジ部とこの追加のブリッジ部との間に連結されるように形成された中央モジュールとをさらに備える。所望の幅(ベルト走行方向に直交する方向のベルト幅)と長手方向の強度とを有するベルトを形成するために、1以上の追加のブリッジ部と対応する数の中央モジュールとがベルトモジュールに含まれていてもよい。例えば、本発明のブリッジ部は如何なる長さのものにもできる(したがって、対応する幅のベルトを形成するために使用され得る)が、そのようなモジュールは、それらのモジュールを作っている材料の物理的制約によって制限される。したがって、より幅広のベルトは、そのような物理的制約を克服するために(例えば、重い物体を運ぶという
ベルトの能力を向上させるために)、中央モジュールと追加のブリッジ部とを使用して作ることができる。
本発明の別の実施形態では、ベルトモジュールは2つの端モジュールの間に配置されたブリッジ部を有する。そのようなベルトモジュールは集積構造(integrated structure)として形成されてもよい。各端モジュールはベルト走行方向に平行な第1の方向に延びる1以上のリンク端と、上記第1の方向とは反対方向である第2の方向に延びる対向リンク端とを有する。このようにして、このベルトモジュールのリンク端は、隣接ベルトモジュールの対向リンク端と相互にかみ合うつまり嵌合し合うよう形成される。そのようなモジュールは、ピボットロッド(旋回軸ロッド)を用いて相互に接続できる。幾つかの実施形態では、ベルトモジュールのブリッジ部は、厚さが端モジュールの厚さより小さい。このようにして、ベルトモジュールはより少ない材料からなり得、製造コスト及び/又は運転コストを節約し得る。
発明の本質及び目的のより完全な理解のために、添付の図面と併せて用いられる次の発明の詳細な説明を参照すべきである。図面において、
本発明の一実施形態に係るベルトの図である。 本発明の一実施形態に係るブリッジ部の端面図である。 図1Bの2つの隣接するブリッジ部の端面図である。 本発明の一実施形態に係る2つのベルトモジュールの分解図である。 図2Aのベルトモジュールの分解詳細図である。 ピボットロッドによって接続された組み立て後の図2A−2Bのベルトモジュールの図である。 ピンを有するリンク端が隣接ベルトモジュールのリンク端の横開口部(transverse openings)に挿入される、2つのベルトモジュールの接続を描いた詳細図である。 上記2つのベルトモジュールの接続を描いた詳細図である。 上記2つのベルトモジュールの接続を描いた詳細図である。 上記2つのベルトモジュールの接続を描いた詳細図である。 図4Aの別の図である。 図4Bの別の図である。 図4Cの別の図である。 図4Dの別の図である。 本発明の別の実施形態に係るベルトモジュールの斜視図である。 図6Aのベルトモジュールの内の2つの上面図である。 図6Aのベルトモジュールの底面図である。 ピボットロッドによって接続された図6Aの2つのベルトモジュールの端面図である。 図6Dの2つのベルトモジュール及びピボットロッドの分解詳細図である。 図7Aの底面図である。 本発明の別の実施形態の2つのベルトモジュールの組み立ての一工程を示す詳細図である。 本発明の上記別の実施形態の2つのベルトモジュールの組み立ての一工程を示す詳細図である。 本発明の上記別の実施形態の2つのベルトモジュールの組み立ての一工程を示す詳細図である。 本発明の別の実施形態の2つのベルトモジュールの組み立ての一工程を示す詳細図であって、この実施形態では、ブリッジ部は、対応する端モジュールの内側リンク端内にクリップで留められるロッドカップラーを含み、端モジュールはピボットロッドを用いて隣接端モジュールに接続される。 本発明の上記別の実施形態の2つのベルトモジュールの組み立ての一工程を示す詳細図である。 本発明の上記別の実施形態の2つのベルトモジュールの組み立ての一工程を示す詳細図である。 本発明の上記別の実施形態の2つのベルトモジュールの組み立ての一工程を示す詳細図である。 ラップ−ピンカップラーを有する本発明の別の実施形態に係る端モジュールとブリッジ部とを示している。 ラップ−ピンカップラーを有する本発明の上記別の実施形態に係る端モジュールとブリッジ部とを示している。 ねじを用いてさらに固定されるラップ−ピンカップラーを有する本発明の別の実施形態に係る端モジュールとブリッジ部とを示している。 ねじを用いて固定されるラップ−ピンカップラーを有する本発明の上記別の実施形態に係る端モジュールとブリッジ部とを示している。 ねじを用いて固定されるラップ−ピンカップラーを有する本発明の上記別の実施形態に係る端モジュールとブリッジ部とを示している。 協働する楔形ラップを有する本発明の別の実施形態に係る端モジュールとブリッジ部とを示している。 協働する楔形ラップを有する本発明の上記別の実施形態に係る端モジュールとブリッジ部とを示している。 対応するほぞ穴に接続されるTバー形状のほぞを有する本発明の別の実施形態に係る端モジュールとブリッジ部とを示している。 対応するほぞ穴に接続されるTバー形状のほぞを有する本発明の上記別の実施形態に係る端モジュールとブリッジ部とを示している。 ブリッジ部は対応する端モジュールの内側リンク端内にクリップで留められるロッドカップラーを含み、端モジュールはピボットロッドを用いて隣接端モジュールに接続される本発明の別の実施形態を示している。 ブリッジ部は対応する端モジュールの内側リンク端内にクリップで留められるロッドカップラーを含み、端モジュールはピボットロッドを用いて隣接端モジュールに接続される本発明の上記別の実施形態を示している。 内リンク端はブリッジ部とのより良好な係合のためのリッジ(畝)を有する、本発明の別の実施形態を示す図である。 内リンク端はブリッジ部とのより良好な係合のためのリッジ(畝)を有する、本発明の上記別の実施形態を示す図である。 内リンク端はブリッジ部とのより良好な係合のためのリッジを有する、本発明の上記別の実施形態を示す図である。 本発明の一実施形態の複数のブリッジ部の後方曲げつまり背面屈曲(back-bending)を示す。 ナブトップ表面(nub-top surface)つまり上にこぶのある表面を有する本発明の一実施形態の斜視図である。 図17Aのモジュールの一部分の詳細図である。 本発明の別の実施形態に係るベルトモジュールの斜視図である。 図18Aの実施形態のベルトモジュールの分解斜視図である。 図18Aのベルトモジュールの細部の底面図である。 フラッシュグリッド(flush grid)として形成されたブリッジ部を有するベルトモジュールの一部を示す。 磁石を受け入れるように形成された凹部を有する、ベルトモジュールの部分を示す。 金属セグメントを有する複数のベルトモジュールからなるベルトと、金属セグメントと協働するリニアドライブモータとを有するコンベヤシステムの実施形態を示している。 リニアドライブモータを用いてベルトを駆動するための金属セグメントを有するベルトモジュールを示している。
図1Aを参照して説明すると、本発明は、複数のベルトモジュール20を用いて作られるモジュラーベルト10として具現化できる。ベルトモジュール20は「ハイブリッド」ベルトモジュール20と言われることもある。なぜならば、各モジュール20は、その長さの方向に(ベルトモジュールの長さはベルト走行方向に直交する方向に沿っている)、種々のセクション(部分)を備えているからである。
例示的な実施形態では、ハイブリッドベルトモジュール20は、ブリッジ部30(例えば図2A−2C参照)を備えている。このブリッジ部30は、長さlのボディ31と、このボディ31の両端にある第1横端32及び第2横端34とを有する。幾つかの実施形態において、ボディ31の断面積(長さに直交する面で見たもの。例えば図1B参照)は、このボディ31の全長lにわたって略同じである。幾つかの実施形態において、ボディ31は、凸状に形成された前面(leading surface)36と、凹状に形成された後面(trailing surface)38と、前端36と後端38との間の一様の厚さtを有する中間部39とを有する。用語「前(leading)」及び「後(trailing)」は、本明細書において、ベルト走行方向に関して用いられており、前端36は、ベルト10が第1方向に走行しているときに個々の点位置を通過するボディ31の最初の部分である。ブリッジ部30の実施形態の構成については、「均一厚のブリッジ部」の見出しをつけて、後述する。
ハイブリッドベルトモジュール20は、2つの端モジュール40,42を備えている。各端モジュール40,42は、外端44と内端45とを有するボディ43を備えている。外リンク端48がボディ43から、ベルト走行方向に平行な第1方向に延びている。1以上の内リンク端46がボディ43から延びている。内リンク端46の少なくとも1つは、上記ボディから、上記第1方向とは反対方向の第2方向に延びており、隣接するベルトモジュールの外リンク端と相互にかみ合うように形成されている。1以上の内リンク端46は各々、横開口部47を有する。各端モジュール40,42は、1以上の内リンク端46の1つがブリッジ部30の横端34のうちの対応する1つに結合される(取り付けられる)ように形成されている。したがって、2つの端モジュール40,42は互いのエナンチオモーフ(enantiomorph)(つまり、鏡像体)として形成される。幾つかの実施形態において、各端モジュール40,42は、ブリッジ部30の横端32,34のうちの対応する1つに取り外し可能に取り付けられるように形成されている。幾つかの実施形態において、各端モジュール40,42及びブリッジ部30は一体構造(unitary structure) を形成する。例えば、端モジュール40,42及びブリッジ部30は、単一の構造として製造してもよい。別の実施形態では、各端モジュール40,42は、例えば溶接により、ブリッジ部30の横端32,34のうちの対応する1つに永久的に取り付けられる。
ブリッジ部30に結合された2つの端モジュール40,42を備えることにより,本発明のハイブリッドベルトは、エッジ部品(端部品)から利益を得る。これらのエッジ部品は、長手方向の力を伝達しつつ、中央の部分が種々の機能、例えば、X線照射アプリケーションのための略均一な厚さ、又は(ブリッジ部が透明な材料からなる場合には)目視検査アプリケーションのための略均一な透過性を持つことを可能とするために設けられるものである。したがって、エッジモジュール(端モジュール)40,42は、ブリッジ部30の材料とは異なる材料で作ることができる。例えば、ベルトのブリッジ部は透明材料から作る一方、端モジュールは金属、たとえば、スチールから作ることができる。他の材料については、構成部品の何れについても、分かるであろう。
幾つかの実施形態において、ブリッジ部30は、端モジュール40,42の厚さとは異なる厚さを有する。例えば、図8Cは、ブリッジ部330の厚さが端モジュール340の厚さよりも薄いベルトモジュールの一実施形態を示している。こうして、ベルトモジュールの製造に必要な材料が少なくなることで、製造コストを低減し得る。そのような材料の減少は、都合のよいことに、そのようなモジュールを複数備えたベルトの運転コストも低減し得る。なぜならば、そのベルトは、(中央のモジュールが端モジュールと同じような厚さを有する)従来のベルトよりも質量が小さくなるからである。
本発明の別の実施形態では、ベルトモジュールは、ブリッジ部が2つの端モジュールの間に配置される。このようなベルトモジュールは、集積構造つまり一体化構造(integrated structure)として形成し得る。各端モジュールはベルト走行方向に平行な第1の方向に延びる1以上のリンク端を有する。各端モジュールはさらに、上記ベルト走行方向に平行であって上記第1の方向とは反対方向である第2の方向に延びる対向リンク端を有する。このようにして、このベルトモジュールのリンク端は、隣接ベルトモジュールの対向リンク端と組み合わさるようにつまり相互にかみ合うように形成される。このようなモジュールは、ピボットロッド(旋回軸ロッド)を用いて相互に接続できる。幾つかの実施形態では、一ベルトモジュールが2つのピボットロッドを用いて隣接するベルトモジュールと相互に接続されるよう、各端モジュールは、ピボットロッドを用いて(隣接するベルトモジュールの)隣接する端モジュールと接続される。他の実施形態では、ベルトモジュール同士は、両方の端モジュールのリンク端を相互に接続するのに十分な長さを有するピボットロッドを用いて相互に接続されてもよい。好ましい実施形態では、ベルトモジュールのブリッジ部は、その厚さが端モジュールの厚さより小さい。このようにして、ベルトモジュールはより少ない材料からなり得、製造コスト及び/又は運転コストを節約し得る。
ベルトモジュールの実施形態は、ヒンジ部品、例えば、リンク端及びピボットロッドを持たないブリッジ部を含んでいるので、従来のベルトモジュールよりも簡単にベルトモジュールの中央部分の清掃をすることができる。したがって、本発明の実施形態は、衛生が大切である食品産業において使用されるのに都合が良いものとなり得る。
さらに、本発明の実施形態の構成部品は、都合の良いことに,異なる製造方法によって製造することができる。例えば、一例としてのベルトでは、比較的小さい端モジュールは、これらの端モジュールに必要とされる形状を作るために、射出成形によって製造することができる。この一例のベルトの比較的長いブリッジ部は、本発明のブリッジ部の実施形態では可能な均一な断面のお陰で、押出工法により作ることができる。そして、これらの構成部品(端モジュール及びブリッジ部)は本明細書に記載の技術を用いて結合できる。幾つかの場合、適切なカップラーを形成するために、これらの端モジュール及び/ブリッジ部に機械加工又は他の作業を施すことができる。
幾つかの実施形態において、外リンク端48はその中に形成された横開口部(transverse opening)49を有する。このようにして、複数のモジュールを用いてベルトが作られるよう隣接するベルトモジュール同士を接続するために、ピボットロッド50をそれぞれの横開口部49内に通して配置してことができる。別の実施形態では、各外リンク端は、隣接するモジュールの、かみ合ったリンク端の横開口部に挿入されるようになっているピンを備えている。図4A−4D及び図5A−5Dに示された例示的な実施形態において、第1モジュール150が第2モジュール152に対して角度をなして、例えば90°の角度で配置されたとき(例えば、図4A−4B及び図5A−5B参照)外リンク端154(及び対応する追加のリンク端)が隣接するリンク端160の対応する横開口部161に挿入されるように、上記モジュール150,152は形成される。そして、組み合わさったリンク端によってピン155が横開口部161から抜け出すことができないよう、これらのモジュール150,152を回転させる(例えば、図4D及び5D参照)。
本発明の説明全体にわたって、第1及び第2ベルト走行方向それぞれにおいて1つの追加のリンク端を有する実施形態を説明したが、本発明はそのような例示的な実施形態に限定される必要は無い。他の実施形態はそのような追加のリンク端を有さないこと、そして、もっと別の実施形態は2以上の追加のリンク端を有し得ることは、本発明に照らして当業者には明白であろう。
幾つかの実施形態において、例えば、図6A−6Dに図示された実施形態において、ブリッジ部230は1以上の支持リンク端270と、隣接するモジュールの支持リンク端270を受け入れるようになっている1以上のソケット272とを含んでいる。そのような支持リンク端は、特にブリッジ部270が長くて振動しやすいとき、ベルトの振動を減衰させるのに有利である。したがって、支持リンク端270は、例えばゴムその他のエラストマーなどの減衰材料(制振材料)を含む任意の適切な材料から作ることができる。支持リンクを有する幾つかの実施形態は、有利なことに、長手方向の剛性が増大する。
上述の通り、各端モジュールの内リンク端はブリッジ部に取り付けられる。ベルトモジュール220の幾つかの実施形態において、例えば、図6A−6D及び7A−7Bに図示された実施形態において、ブリッジ部230と端モジュール240,242は一体である。例えば、端モジュール240,242はブリッジ部230と一体に形成できる。一体構造の他の例では、端モジュール240,242は、例えば溶接その他の接合技術によって、固定されるように取付られる。
他の実施形態では、端モジュールは、カップラーによってブリッジ部に取り付けられる。幾つかの実施形態において、各端モジュール40の内リンク端46はカップラーを含んでいる。したがって、ブリッジ部の第1横端及び第2横端の各々は、端モジュールの対応する一つのカップラーと協働するように構成された相手側カップラーを含んでいる。このようにして、端モジュールは、カップラー及び相手側カップラーによってブリッジ部に取り付けられる。開示されたベルトモジュールの幾つかの実施形態において、ベルトモジュールの構成部品を脱着可能とできるようにカップラー及び相手側カップラーを形成して、例えば、必要なときにベルトモジュールを再構築できるようにしても良い。
図8A−8Cに図示された実施形態では、ブリッジ部330の相手側カップラー335は、ブリッジ部330の各横端332に固定されたロッドを備えている。図示の実施形態では、これらのロッドはピボットロッドとして形成されている。各端モジュール340の内リンク端のカップラー341は、ブリッジ部330がベルトモジュールの対応する端モジュール340に対して回転するのを防止すべく、ラップ(lap)343を有するように形成されている。このような実施形態では、端モジュールをロッドに保持するためにクリップ344が設けられても良い。各クリップ344は端モジュールのリンク端内を通って配置され、対応するロッドの溝に収納される。幾つかの実施形態において、図8A−8Cに示されたロッドは、横端に固定されていない分離した(別体の)構成部品であり、このハイブリッドモジュールの一方の横側から他方の横側まで延びている。このようなロッドは、ブリッジ部330と2つの端モジュール340とを一つに接続するよう形成されている。各端モジュール340は、例えば、ロッドに押しつけられるクリップによって固定される。
図9A−9Dは、ロッドカップラー360を用い、端モジュール350を固定するためのクリップ362を有する別の実施形態を示している。この実施形態では、ロッド360を固定するためにクリップ362が内リンク端352を貫通して設けられている。したがって、端モジュール350とブリッジ部355とが結合されてベルトモジュール370を形成し、隣接するベルトモジュール370同士を相互に接続するために別体のピボットロッド372を使用することができる。
図10A−10Bに図示された実施形態では、各端モジュール190の内リンク端のカップラー191は、1以上の保持ピン166を有するラップ164を備えている。したがって、ブリッジ部170の両端は、対応するラップ174と、上記カップラー191の保持ピン166を入れるようになっている穴176とを有する相手側カップラー172を備える。上記ラップ164,174は、如何なる向き(水平方向、鉛直方向、斜め方向)で形成されてもよい。さらに、保持ピンをブリッジ部の相手側カップラーに配置し、対応する穴を端モジュールのカップラーに設けてもよい。図12A−12Bに図示された実施形態においては、カップラー182及び相手側カップラー184は、協働する楔形ラップ183,185を有するように形成される。本発明に照らせば他の形状は明らかであり、それらの形状は本発明の範囲に含まれる。
図11A−11Cは、ブリッジ部470と端モジュール460とのより強固な結合のために、ラップ464−ピン466カップリングデザインがねじ480をさらに備えている実施形態を図示している。本発明に照らせば当業者には明らかなように、結合のためにこのようにねじを使用することは、ラップ−ピンカップラー、ラップカップラー、楔形カップラー、ほぞ−ほぞ穴カップラー、その他の適したカップラーのために適している。
幾つかの実施形態において、端モジュール410のカップラー412には、図13A−13Bに示すように、ほぞ414、例えば、蟻ほぞ又はTバーほぞが形成されている。したがって、ブリッジ部の相手側カップラー422には、端モジュール410のほぞ414を入れるために対応する形状のほぞ穴424が形成されている。ここでもそうであるが、ほぞをブリッジ部の相手側カップラーとして形成し、対応するほぞ穴を端モジュールのカップラーとして形成してもよい。さらに、ほぞ−ほぞ穴カップラーは、水平方向から挿入(図13A−13B)、鉛直方向から挿入(図14A−14B)、または斜め方向から挿入するように形成することができる。
本発明の実施形態は、通常の方法、例えば、射出成形、機械加工、等を用いて製造することができる。さらに、本明細書で開示したように端モジュールに取り付け可能(結合可能)なブリッジ部を有するハイブリッドデザインの使用は、有利なことに、異なる技術を用いての製造を可能とする。一例では、端モジュールは射出成形によって製造でき、一方、対応するブリッジ部は押出成形することができる。したがって、ハイブリッドモジュールの構成部品を、その個々の構成部品に最も適した(例えば、最も速い、最も低コストの、等)技術を用いて作ることができる。本発明に照らせば他の技術は当業者には明らかであろう。
ハイブリッドモジュールの1以上の構成部品は表面構造を有することができる。例えば、図19に図示された実施形態は、フラッシュグリッド、つまり、ブリッジ部の上面と下面(底面)において面一の、つまり同一平面にある、グリッド(格子)構造を備えている。ハイブリッドモジュールの実施形態は、同一又は異なる表面構造を有する端モジュール及びブリッジ部を有していてもよい。例えば、図19の実施形態では、ブリッジ部の表面構造は端モジュールの表面構造と異なる。図17A−17Bに図示された別の実施形態では、ブリッジ部の表面構造は端モジュールの表面構造と同じである。この実施形態では、構成部品はナブトップ表面つまり上に(小さな)こぶのある表面(nub-top surface)を有する。本発明に照らせば他の表面構造は当業者には明らかであろう。
ベルトモジュール650の他の実施形態、例えば、図18A−18Cに図示されたものは、上述した実施形態と同様に、端モジュール652及びブリッジ部654を備えている。この図示された実施形態では、ベルトモジュール650は、追加のブリッジ部656及び中央モジュール658をさらに備えている。1以上の中央モジュール658及び対応する数の追加のブリッジ部656を使用することによって、ベルトモジュール650を注文幅に設計することができる。追加の中央モジュール658は、ピボットロッド670による隣接するベルトモジュール650の中央モジュール658との連結を介して、より良好な長手方向の特性(長手方向の剛性等)を提供することができる。中央モジュール658における凹部(リセス)659を用いてピボットロッド670を挿入することができ、ピボットロッド670の挿入によって中央モジュール658同士を連結することができる。中央モジュール658は、本明細書に記載したカップラー655のいずれか又は本発明に照らして明らかな他のものを用いて、ブリッジ部654と追加のブリッジ部656との間に連結することができる。
図20は本発明のハイブリッドモジュール500の別の実施形態を示している。このハイブリッドモジュール500のブリッジ部は部材520を容れておくように形成された凹部(リセス)510を備える。上記部材520は、例えば磁石である。凹部付きのモジュールの実施形態は2以上の凹部を有していてもよい。例えば、図20に例示された実施形態では、各ブリッジ部は2以上の凹部510を備え、その中に部材520、例えば磁石を配置することができる。このような実施形態は、たとえばスチール缶その他の被運搬材料を引きつけるために使用することができ、傾斜面での運搬を改善することができる。別の例では、部材520は例えば鉄含有部材(例えば、鉄又はスチール部材)である。幾つかの実施形態においては、部材は、ブリッジ部の長さ方向の剛性を向上させるように、例えば、ブリッジ部の平坦性を向上させるようになっている。幾つかの実施形態においては、部材は、ブリッジ部の靱性(toughness)を向上させるように、例えば、切断部(切れ目)からの損傷に対してブリッジ部を補強するように、形成されている。
上記凹部は、インサート例えばスチールインサートが、隣接するベルト面を越えて突出するように形成することができる。例えば、スチールインサートが複数のベルトモジュールの上面である運搬面より上方に突出するベルトの実施形態は、ベルトの上面の耐久性を増大させることができる。幾つかの場合、このように増大した耐久性は切断に対する抵抗となる。別の例では、ベルトモジュールは、スチールインサートの上面がブリッジ部の上面よりも上方に突出するとともに、このスチールインサートの下面(底面)がブリッジ部の下面(底面)よりも下方に突出している。このようなベルトモジュールは、被運搬物を回路に電気的に接続するために用いることができる。例えば、被運搬物をこのようなスチールインサートを介して接地しても良い。ベルトは全体がそのような導電性モジュールからなっていてもよいし、あるいは、複数の導電性ベルトモジュールが非導電性ベルトモジュール(スチールインサートを持たないベルトモジュール)によって分散させられていてもよい。
他の実施形態では、磁気インサート及び/又は金属含有インサート等のインサートは、インサートの如何なる部分も露出しないよう、ベルト材料によって完全に覆われている。
磁気部材及び/又は鉄含有部材を有するハイブリッドモジュールを用いて製造されたベルトの実施形態は、ベルトを駆動するためのリニア電気モータと共に使用可能である。例えば、図21は、鉄部材614を有するモジュール612を複数備えたベルト610を有するコンベアシステム600の実施形態を示している。この例のコンベアシステム600は、リニア誘導モータを作るために3相巻線620を備えており、上記3相巻線620はベルトモジュール612の鉄部材614に作用する。こうして、鉄部材614はリニア誘導モータのロータを形成する。幾つかの実施形態においては、モータは、巻線620が各ベルト面に近接して配置された両面リニアモータ(double-sided linear motor)である。別の実施形態では、磁気部材614をリニアDCモータと共に使用することができる。他のリニアモータ構成が知られており、それらを本発明の実施形態に使用することができる。
リニアモータは「ロータ」部材から巻線までの距離を最小にすることで利益を受けることが知られている。本発明のハイブリッドモジュール612は、巻線620等の巻線と部材614との間の距離を小さくできることにより、リニアモータの性能向上を可能とする。例えば、図22に示された実施形態では、両面モータ550の巻線は、有利なことに、ベルトモジュール551の部材552に密接して配置されている。
本発明は、別の側面において、上述した構造のうちのいずれかを有するベルトモジュールを複数相互に接続することによって作られたベルトを提供する。このようなベルトは、端モジュールの各々と相互に作用し合うスプロケットによって駆動してもよい。例えば、コンベアベルトシステムは、中央のブリッジ部に結合された2つの端モジュールと2つの駆動スプロケットとを有するモジュラーベルトを備え、各駆動スプロケットはこのベルトの一側にある対応する複数の端モジュールと相互作用する。

均一厚のブリッジ部
本発明の幾つかの実施形態においては、ブリッジ部は前面と後面との間に均一の厚さを有する(例えば、図1B及び1C参照)。このような均一つまり一様の厚さは、モジュール形状において不連続部分(例えば、角、窪み等)が少ないことにより清掃性を向上させることができる。さらに、均一の厚さの中央部分を、被運搬材料のX線検査等の用途のために使用することができる。ベルトモジュールのブリッジ部の均一の厚さは、X線(又は他のモダリティ(modality))システムにおけるアーチファクト(artifact)を均一なものとすることができる。したがって、均一なアーチファクト、例えば均一な信号減衰等を撮像システムにおいて補正することができる。そのようなアプリケーションにおいて、ブリッジ部の後エッジと、隣接するベルトモジュールのブリッジ部の前エッジとの間のギャップを減らすか最小にすることは有利である。例えば、幾つかの実施形態において、ギャップは0.1mm〜1mmの間に維持される。それより大きいギャップはX線検査に悪影響を及ぼす可能性がある。
本発明の例示的なブリッジ部30は凸状の前面36と対応する凹状の後面38とを備える。好ましい実施形態では、端モジュールの横開口部(ピボットロッドを受け入れるためのもの)は、この横開口部の中心軸がベルト厚の中心に一致するように配置されている。このようにして、このデザインのモジュラーベルトは、スプロケット又は他のガイドを中心として下方向に回転することにより通常の方法で曲がるのみならず、このベルトは図16に示すように「後ろに曲がる、反る(back-flex)」こともできる。密なベルトピッチ(例えば、0.5”ピッチ)と組み合わさって、このようなベルトは、後に曲がらないベルトに対応できるようにした専用のデザイン(つまり、設計、構造)を必要とするのではなく、標準的なコンベアデザインとともに用いることができる。
1以上の特定の実施形態について本発明を説明したが、本発明の制振と範囲を逸脱することなく本発明の他の実施形態も作れることは理解されよう。したがって、本発明は添付の特許請求の範囲及びそれの合理的解釈によってのみ限定されるものと見なされる。
本発明は、モジュラーコンベヤベルトに関する。
モジュラーベルトは、リンク端を有するベルトモジュールを、ピボットロッドを用いて、隣接するベルトモジュールの対応するリンク端に接続することで作られる。通常は、幅広のベルトは(ベルトの走行方向に対して)横方向に長いベルトモジュールを用いるか、横方向に互いに隣接(近接)させて配置された2以上のベルトモジュール(これらは2以上のベルトモジュールを有する複数の列を形成する)を用いるか、あるいはその両方を用いるかによって形成される。WO2004/058603A1は、第1の横端と第2の横端とを有するブリッジモジュールを備えたハイブリッドモジュールを有するモジュラーベルトを開示している。上記ブリッジモジュールの第1及び第2の横端それぞれには別のモジュールが結合される。それらのモジュールは各々、外端と内端とを有するボディと、上記ボディからベルト走行方向に平行な第1方向に延びるリンク端と、上記ボディから上記第1方向とは反対方向である第2方向に延びると共に隣接するモジュールのリンク端と互いにかみ合うように形成されたリンク端とを備え、上記リンク端はそれぞれ横開口部を有している。本発明に係るハイブリッドモジュールは、請求項1において、これらのハイブリッドモジュールに対して境界(範囲)が定められている。しばしば、そのようなベルトモジュールは、ある列の各モジュールの端部が、隣接する列の各モジュールの端部と一列に並ばないように、煉瓦を積み重ねるような態様で配置される。
長手方向に隣接するモジュールの複数のリンク端とそれぞれ相互に接続された複数のリンク端を有する各ベルトモジュールは、このようなモジュールからなるベルトをクリーニングするのを困難にする。さらに、2以上のモジュールから形成される列は、モジュール間の距離を最小にしようとする努力にも拘わらず、モジュール間に追加のギャップを生成し得る。このようなギャップ及び指を組むように互い違いに組まれて相互にかみ合った(interdigitated)リンク端は数多くの凹部(窪み)、角、その他の不連続部を生じさせる。それらの箇所には異物が溜まり得るが、掃除しにくい場所である。これは、汚染を回避するために材料を扱うコンベヤベルトを清掃しなければならない食品産業において、特に問題となり得る。
食品を取り扱うために清掃可能性を向上させたベルトが長年にわたり求められている。さらに、強度及び耐久性の向上は、食品産業及び他の産業においても有益なものであろう。
本発明は、独立請求項1に係るモジュラーベルトのためのハイブリッドモジュールを提供することにより上述のニーズを満たすものである。好ましい実施形態は従属請求項に記載されている。
モジュラーベルトのためのハイブリッドモジュールは、第1の横端と第2の横端とを有するブリッジ部を有する。このハイブリッドモジュールはさらに2つの端モジュールを有し、各端モジュールは、内端と外端とを有するボディを備えている。各端モジュールの内端は、上記ブリッジ部の対応する端に取り付けられる(結合される)ように形成されている。上記端モジュールは、上記ボディから第1ベルト走行方向に延びる1以上のリンク端と、上記ボディから上記第1方向とは反対方向である第2ベルト走行方向に延びる1以上のリンク端とを有する。これらの端モジュールは上記ボディの略外端に外リンク端を有する。このようにして、ベルトを形成する複数のベルトモジュールの外端はベルトの外側エッジ(外縁部)を構成する。
このようなベルトモジュールは、端モジュール及びブリッジ部に対して同じ又は異なる製造技術を用いて製造することができる。例えば、ブリッジ部を押出成形する一方、端モジュールを射出成形できる。異なる製造方法の使用は、同じ方法を用いて作られるベルトモジュールの製造に要するコスト及び/又は時間を低減し得る。
幾つかの実施形態では、各端モジュールのボディの内端にあるリンク端は、上記ブリッジ部の対応する端部に取り外し可能に取り付けられるように形成されたカップラーを有する。上記ブリッジ部の対応する端部は、例えば、上記端モジュールのカップラーと協働するように形成された相手方カップラーを有することができる。このようにして、ベルトモジュールは必要に応じて、例えば、このベルトモジュールを修理するために、組み立てられ又は分解されることができる。
このベルトモジュールの幾つかの実施形態は、上記ブリッジ部に配置されたインサート、例えば、金属インサート及び/又は金属を含むインサート(metal and/or metallic inserts)を含んでいてもよい。一例では、1以上の磁気インサートをベルトモジュールのブリッジ部に配置してもよい。そのような実施形態は、強磁性物体を、(ベルトモジュールに対して)あまり動かさずに運ぶ上で有用である。たとえば、磁気インサートを有するモジュールで作られたベルトによって、スチール缶などのスチール製物体を、傾斜した運搬面を上り下りさせて良好に運搬することができる。他の実施例では、ベルトモジュールは1以上の金属インサート、例えばスチールインサートを含んでいても良い。そのような金属インサートは、ベルトモジュールの耐久性、強度、その他の特性を向上させることができる。一例では、スチールインサートがモジュールのブリッジ部の対応する隣接面の上方及び下方に突出していてもよい。そのようなスチールインサートは、そのようなベルトモジュールから作られたベルトに載置された非運搬物を電気的に接地するために使用され得る。
幾つかの実施形態では、本発明のベルトモジュールは、追加のブリッジ部と、前記ブリッジ部とこの追加のブリッジ部との間に連結されるように形成された中央モジュールとをさらに備える。所望の幅(ベルト走行方向に直交する方向のベルト幅)と長手方向の強度とを有するベルトを形成するために、1以上の追加のブリッジ部と対応する数の中央モジュールとがベルトモジュールに含まれていてもよい。例えば、本発明のブリッジ部は如何なる長さのものにもできる(したがって、対応する幅のベルトを形成するために使用され得る)が、そのようなモジュールは、それらのモジュールを作っている材料の物理的制約によって制限される。したがって、より幅広のベルトは、そのような物理的制約を克服するために(例えば、重い物体を運ぶという
ベルトの能力を向上させるために)、中央モジュールと追加のブリッジ部とを使用して作ることができる。
本発明の別の実施形態では、ベルトモジュールは2つの端モジュールの間に配置されたブリッジ部を有する。そのようなベルトモジュールは集積構造(integrated structure)として形成されてもよい。各端モジュールはベルト走行方向に平行な第1の方向に延びる1以上のリンク端と、上記第1の方向とは反対方向である第2の方向に延びる対向リンク端とを有する。このようにして、このベルトモジュールのリンク端は、隣接ベルトモジュールの対向リンク端と相互にかみ合うつまり嵌合し合うよう形成される。そのようなモジュールは、ピボットロッド(旋回軸ロッド)を用いて相互に接続できる。幾つかの実施形態では、ベルトモジュールのブリッジ部は、厚さが端モジュールの厚さより小さい。このようにして、ベルトモジュールはより少ない材料からなり得、製造コスト及び/又は運転コストを節約し得る。
発明の本質及び目的のより完全な理解のために、添付の図面と併せて用いられる次の発明の詳細な説明を参照すべきである。図面において、
本発明の一実施形態に係るベルトの図である。 本発明の一実施形態に係るブリッジ部の端面図である。 図1Bの2つの隣接するブリッジ部の端面図である。 本発明の一実施形態に係る2つのベルトモジュールの分解図である。 図2Aのベルトモジュールの分解詳細図である。 ピボットロッドによって接続された組み立て後の図2A−2Bのベルトモジュールの図である。 ピンを有するリンク端が隣接ベルトモジュールのリンク端の横開口部(transverse openings)に挿入される、2つのベルトモジュールの接続を描いた詳細図である。 上記2つのベルトモジュールの接続を描いた詳細図である。 上記2つのベルトモジュールの接続を描いた詳細図である。 上記2つのベルトモジュールの接続を描いた詳細図である。 図4Aの別の図である。 図4Bの別の図である。 図4Cの別の図である。 図4Dの別の図である。 本発明の別の実施形態に係るベルトモジュールの斜視図である。 図6Aのベルトモジュールの内の2つの上面図である。 図6Aのベルトモジュールの底面図である。 ピボットロッドによって接続された図6Aの2つのベルトモジュールの端面図である。 図6Dの2つのベルトモジュール及びピボットロッドの分解詳細図である。 図7Aの底面図である。 本発明の別の実施形態の2つのベルトモジュールの組み立ての一工程を示す詳細図である。 本発明の上記別の実施形態の2つのベルトモジュールの組み立ての一工程を示す詳細図である。 本発明の上記別の実施形態の2つのベルトモジュールの組み立ての一工程を示す詳細図である。 本発明の別の実施形態の2つのベルトモジュールの組み立ての一工程を示す詳細図であって、この実施形態では、ブリッジ部は、対応する端モジュールの内側リンク端内にクリップで留められるロッドカップラーを含み、端モジュールはピボットロッドを用いて隣接端モジュールに接続される。 本発明の上記別の実施形態の2つのベルトモジュールの組み立ての一工程を示す詳細図である。 本発明の上記別の実施形態の2つのベルトモジュールの組み立ての一工程を示す詳細図である。 本発明の上記別の実施形態の2つのベルトモジュールの組み立ての一工程を示す詳細図である。 ラップ−ピンカップラーを有する本発明の別の実施形態に係る端モジュールとブリッジ部とを示している。 ラップ−ピンカップラーを有する本発明の上記別の実施形態に係る端モジュールとブリッジ部とを示している。 ねじを用いてさらに固定されるラップ−ピンカップラーを有する本発明の別の実施形態に係る端モジュールとブリッジ部とを示している。 ねじを用いて固定されるラップ−ピンカップラーを有する本発明の上記別の実施形態に係る端モジュールとブリッジ部とを示している。 ねじを用いて固定されるラップ−ピンカップラーを有する本発明の上記別の実施形態に係る端モジュールとブリッジ部とを示している。 協働する楔形ラップを有する本発明の別の実施形態に係る端モジュールとブリッジ部とを示している。 協働する楔形ラップを有する本発明の上記別の実施形態に係る端モジュールとブリッジ部とを示している。 対応するほぞ穴に接続されるTバー形状のほぞを有する本発明の別の実施形態に係る端モジュールとブリッジ部とを示している。 対応するほぞ穴に接続されるTバー形状のほぞを有する本発明の上記別の実施形態に係る端モジュールとブリッジ部とを示している。 ブリッジ部は対応する端モジュールの内側リンク端内にクリップで留められるロッドカップラーを含み、端モジュールはピボットロッドを用いて隣接端モジュールに接続される本発明の別の実施形態を示している。 ブリッジ部は対応する端モジュールの内側リンク端内にクリップで留められるロッドカップラーを含み、端モジュールはピボットロッドを用いて隣接端モジュールに接続される本発明の上記別の実施形態を示している。 内リンク端はブリッジ部とのより良好な係合のためのリッジ(畝)を有する、本発明の別の実施形態を示す図である。 内リンク端はブリッジ部とのより良好な係合のためのリッジ(畝)を有する、本発明の上記別の実施形態を示す図である。 内リンク端はブリッジ部とのより良好な係合のためのリッジを有する、本発明の上記別の実施形態を示す図である。 本発明の一実施形態の複数のブリッジ部の後方曲げつまり背面屈曲(back-bending)を示す。 ナブトップ表面(nub-top surface)つまり上にこぶのある表面を有する本発明の一実施形態の斜視図である。 図17Aのモジュールの一部分の詳細図である。 本発明の別の実施形態に係るベルトモジュールの斜視図である。 図18Aの実施形態のベルトモジュールの分解斜視図である。 図18Aのベルトモジュールの細部の底面図である。 フラッシュグリッド(flush grid)として形成されたブリッジ部を有するベルトモジュールの一部を示す。 磁石を受け入れるように形成された凹部を有する、ベルトモジュールの部分を示す。 金属セグメントを有する複数のベルトモジュールからなるベルトと、金属セグメントと協働するリニアドライブモータとを有するコンベヤシステムの実施形態を示している。 リニアドライブモータを用いてベルトを駆動するための金属セグメントを有するベルトモジュールを示している。
図1Aを参照して説明すると、本発明は、複数のベルトモジュール20を用いて作られるモジュラーベルト10として具現化できる。ベルトモジュール20は「ハイブリッド」ベルトモジュール20と言われることもある。なぜならば、各モジュール20は、その長さの方向に(ベルトモジュールの長さはベルト走行方向に直交する方向に沿っている)、種々のセクション(部分)を備えているからである。
例示的な実施形態では、ハイブリッドベルトモジュール20は、ブリッジ部30(例えば図2A−2C参照)を備えている。このブリッジ部30は、長さlのボディ31と、このボディ31の両端にある第1横端32及び第2横端34とを有する。幾つかの実施形態において、ボディ31の断面積(長さに直交する面で見たもの。例えば図1B参照)は、このボディ31の全長lにわたって略同じである。幾つかの実施形態において、ボディ31は、凸状に形成された前面(leading surface)36と、凹状に形成された後面(trailing surface)38と、前端36と後端38との間の一様つまり均一の厚さtを有する中間部39とを有する。用語「前(leading)」及び「後(trailing)」は、本明細書において、ベルト走行方向に関して用いられており、前端36は、ベルト10が第1方向に走行しているときに個々の点位置を通過するボディ31の最初の部分である。ブリッジ部30の実施形態の構成については、「均一厚のブリッジ部」の見出しをつけて、後述する。
ハイブリッドベルトモジュール20は、2つの端モジュール40,42を備えている。各端モジュール40,42は、外端44と内端45とを有するボディ43を備えている。外リンク端48がボディ43から、ベルト走行方向に平行な第1方向に延びている。1以上の内リンク端46がボディ43から延びている。内リンク端46の少なくとも1つは、上記ボディから、上記第1方向とは反対方向の第2方向に延びており、隣接するベルトモジュールの外リンク端と相互にかみ合うように形成されている。1以上の内リンク端46は各々、横開口部47を有する。各端モジュール40,42は、1以上の内リンク端46の1つがブリッジ部30の横端34のうちの対応する1つに結合される(取り付けられる)ように形成されている。したがって、2つの端モジュール40,42は互いのエナンチオモーフ(enantiomorph)(つまり、鏡像体)として形成される。幾つかの実施形態において、各端モジュール40,42は、ブリッジ部30の横端32,34のうちの対応する1つに取り外し可能に取り付けられるように形成されている。幾つかの実施形態において、各端モジュール40,42及びブリッジ部30は一体構造(unitary structure) を形成する。例えば、端モジュール40,42及びブリッジ部30は、単一の構造として製造してもよい。別の実施形態では、各端モジュール40,42は、例えば溶接により、ブリッジ部30の横端32,34のうちの対応する1つに永久的に取り付けられる。
ブリッジ部30に結合された2つの端モジュール40,42を備えることにより,本発明のハイブリッドベルトは、エッジ部品(端部品)から利益を得る。これらのエッジ部品は、長手方向の力を伝達しつつ、中央の部分が種々の機能、例えば、X線照射アプリケーションのための略均一な厚さ、又は(ブリッジ部が透明な材料からなる場合には)目視検査アプリケーションのための略均一な透過性を持つことを可能とするために設けられるものである。したがって、エッジモジュール(端モジュール)40,42は、ブリッジ部30の材料とは異なる材料で作ることができる。例えば、ベルトのブリッジ部は透明材料から作る一方、端モジュールは金属、たとえば、スチールから作ることができる。他の材料については、構成部品の何れについても、分かるであろう。
幾つかの実施形態において、ブリッジ部30は、端モジュール40,42の厚さとは異なる厚さを有する。例えば、図8Cは、ブリッジ部330の厚さが端モジュール340の厚さよりも薄いベルトモジュールの一実施形態を示している。こうして、ベルトモジュールの製造に必要な材料が少なくなることで、製造コストを低減し得る。そのような材料の減少は、都合のよいことに、そのようなモジュールを複数備えたベルトの運転コストも低減し得る。なぜならば、そのベルトは、(中央のモジュールが端モジュールと同じような厚さを有する)従来のベルトよりも質量が小さくなるからである。
本発明の別の実施形態では、ベルトモジュールは、ブリッジ部が2つの端モジュールの間に配置される。このようなベルトモジュールは、集積構造つまり一体化構造(integrated structure)として形成し得る。各端モジュールはベルト走行方向に平行な第1の方向に延びる1以上のリンク端を有する。各端モジュールはさらに、上記ベルト走行方向に平行であって上記第1の方向とは反対方向である第2の方向に延びる対向リンク端を有する。このようにして、このベルトモジュールのリンク端は、隣接ベルトモジュールの対向リンク端と組み合わさるようにつまり相互にかみ合うように形成される。このようなモジュールは、ピボットロッド(旋回軸ロッド)を用いて相互に接続できる。幾つかの実施形態では、一ベルトモジュールが2つのピボットロッドを用いて隣接するベルトモジュールと相互に接続されるよう、各端モジュールは、ピボットロッドを用いて(隣接するベルトモジュールの)隣接する端モジュールと接続される。他の実施形態では、ベルトモジュール同士は、両方の端モジュールのリンク端を相互に接続するのに十分な長さを有するピボットロッドを用いて相互に接続されてもよい。好ましい実施形態では、ベルトモジュールのブリッジ部は、その厚さが端モジュールの厚さより小さい。このようにして、ベルトモジュールはより少ない材料からなり得、製造コスト及び/又は運転コストを節約し得る。
ベルトモジュールの実施形態は、ヒンジ部品、例えば、リンク端及びピボットロッドを持たないブリッジ部を含んでいるので、従来のベルトモジュールよりも簡単にベルトモジュールの中央部分の清掃をすることができる。したがって、本発明の実施形態は、衛生が大切である食品産業において使用されるのに都合が良いものとなり得る。
さらに、本発明の実施形態の構成部品は、都合の良いことに,異なる製造方法によって製造することができる。例えば、一例としてのベルトでは、比較的小さい端モジュールは、これらの端モジュールに必要とされる形状を作るために、射出成形によって製造することができる。この一例のベルトの比較的長いブリッジ部は、本発明のブリッジ部の実施形態では可能な均一な断面のお陰で、押出工法により作ることができる。そして、これらの構成部品(端モジュール及びブリッジ部)は本明細書に記載の技術を用いて結合できる。幾つかの場合、適切なカップラーを形成するために、これらの端モジュール及び/ブリッジ部に機械加工又は他の作業を施すことができる。
幾つかの実施形態において、外リンク端48はその中に形成された横開口部(transverse opening)49を有する。このようにして、複数のモジュールを用いてベルトが作られるよう隣接するベルトモジュール同士を接続するために、ピボットロッド50をそれぞれの横開口部49内に通して配置してことができる。別の実施形態では、各外リンク端は、隣接するモジュールの、かみ合ったリンク端の横開口部に挿入されるようになっているピンを備えている。図4A−4D及び図5A−5Dに示された例示的な実施形態において、第1モジュール150が第2モジュール152に対して角度をなして、例えば90°の角度で配置されたとき(例えば、図4A−4B及び図5A−5B参照)外リンク端154(及び対応する追加のリンク端)が隣接するリンク端160の対応する横開口部161に挿入されるように、上記モジュール150,152は形成される。そして、組み合わさったリンク端によってピン155が横開口部161から抜け出すことができないよう、これらのモジュール150,152を回転させる(例えば、図4D及び5D参照)。
本発明の説明全体にわたって、第1及び第2ベルト走行方向それぞれにおいて1つの追加のリンク端を有する実施形態を説明したが、本発明はそのような例示的な実施形態に限定される必要は無い。他の実施形態はそのような追加のリンク端を有さないこと、そして、もっと別の実施形態は2以上の追加のリンク端を有し得ることは、本発明に照らして当業者には明白であろう。
幾つかの実施形態において、例えば、図6A−6Dに図示された実施形態において、ブリッジ部230は1以上の支持リンク端270と、隣接するモジュールの支持リンク端270を受け入れるようになっている1以上のソケット272とを含んでいる。そのような支持リンク端は、特にブリッジ部270が長くて振動しやすいとき、ベルトの振動を減衰させるのに有利である。したがって、支持リンク端270は、例えばゴムその他のエラストマーなどの減衰材料(制振材料)を含む任意の適切な材料から作ることができる。支持リンクを有する幾つかの実施形態は、有利なことに、長手方向の剛性が増大する。
上述の通り、各端モジュールの内リンク端はブリッジ部に取り付けられる。ベルトモジュール220の幾つかの実施形態において、例えば、図6A−6D及び7A−7Bに図示された実施形態において、ブリッジ部230と端モジュール240,242は一体である。例えば、端モジュール240,242はブリッジ部230と一体に形成できる。一体構造の他の例では、端モジュール240,242は、例えば溶接その他の接合技術によって、固定されるように取付けられる。
他の実施形態では、端モジュールは、カップラーによってブリッジ部に取り付けられる。幾つかの実施形態において、各端モジュール40の内リンク端46はカップラーを含んでいる。したがって、ブリッジ部の第1横端及び第2横端の各々は、端モジュールの対応する一つのカップラーと協働するように構成された相手側カップラーを含んでいる。このようにして、端モジュールは、カップラー及び相手側カップラーによってブリッジ部に取り付けられる。開示されたベルトモジュールの幾つかの実施形態において、ベルトモジュールの構成部品を脱着可能とできるようにカップラー及び相手側カップラーを形成して、例えば、必要なときにベルトモジュールを再構築できるようにしても良い。
図8A−8Cに図示された実施形態では、ブリッジ部330の相手側カップラー335は、ブリッジ部330の各横端332に固定されたロッドを備えている。図示の実施形態では、これらのロッドはピボットロッドとして形成されている。各端モジュール340の内リンク端のカップラー341は、ブリッジ部330がベルトモジュールの対応する端モジュール340に対して回転するのを防止すべく、ラップ(lap)343を有するように形成されている。このような実施形態では、端モジュールをロッドに保持するためにクリップ344が設けられても良い。各クリップ344は端モジュールのリンク端内を通って配置され、対応するロッドの溝に収納される。幾つかの実施形態において、図8A−8Cに示されたロッドは、横端に固定されていない分離した(別体の)構成部品であり、このハイブリッドモジュールの一方の横側から他方の横側まで延びている。このようなロッドは、ブリッジ部330と2つの端モジュール340とを一つに接続するよう形成されている。各端モジュール340は、例えば、ロッドに押しつけられるクリップによって固定される。
図9A−9Dは、ロッドカップラー360を用い、端モジュール350を固定するためのクリップ362を有する別の実施形態を示している。この実施形態では、ロッド360を固定するためにクリップ362が内リンク端352を貫通して設けられている。したがって、端モジュール350とブリッジ部355とが結合されてベルトモジュール370を形成し、隣接するベルトモジュール370同士を相互に接続するために別体のピボットロッド372を使用することができる。
図10A−10Bに図示された実施形態では、各端モジュール190の内リンク端のカップラー191は、1以上の保持ピン166を有するラップ164を備えている。したがって、ブリッジ部170の両端は、対応するラップ174と、上記カップラー191の保持ピン166を入れるようになっている穴176とを有する相手側カップラー172を備える。上記ラップ164,174は、如何なる向き(水平方向、鉛直方向、斜め方向)で形成されてもよい。さらに、保持ピンをブリッジ部の相手側カップラーに配置し、対応する穴を端モジュールのカップラーに設けてもよい。図12A−12Bに図示された実施形態においては、カップラー182及び相手側カップラー184は、協働する楔形ラップ183,185を有するように形成される。本発明に照らせば他の形状は明らかであり、それらの形状は本発明の範囲に含まれる。
図11A−11Cは、ブリッジ部470と端モジュール460とのより強固な結合のために、ラップ464−ピン466カップリングデザインがねじ480をさらに備えている実施形態を図示している。本発明に照らせば当業者には明らかなように、結合のためにこのようにねじを使用することは、ラップ−ピンカップラー、ラップカップラー、楔形カップラー、ほぞ−ほぞ穴カップラー、その他の適したカップラーのために適している。
幾つかの実施形態において、端モジュール410のカップラー412には、図13A−13Bに示すように、ほぞ414、例えば、蟻ほぞ又はTバーほぞが形成されている。したがって、ブリッジ部の相手側カップラー422には、端モジュール410のほぞ414を入れるために対応する形状のほぞ穴424が形成されている。ここでもそうであるが、ほぞをブリッジ部の相手側カップラーとして形成し、対応するほぞ穴を端モジュールのカップラーとして形成してもよい。さらに、ほぞ−ほぞ穴カップラーは、水平方向から挿入(図13A−13B)、鉛直方向から挿入(図14A−14B)、または斜め方向から挿入するように形成することができる。
本発明の実施形態は、通常の方法、例えば、射出成形、機械加工、等を用いて製造することができる。さらに、本明細書で開示したように端モジュールに取り付け可能(結合可能)なブリッジ部を有するハイブリッドデザインの使用は、有利なことに、異なる技術を用いての製造を可能とする。一例では、端モジュールは射出成形によって製造でき、一方、対応するブリッジ部は押出成形することができる。したがって、ハイブリッドモジュールの構成部品を、その個々の構成部品に最も適した(例えば、最も速い、最も低コストの、等)技術を用いて作ることができる。本発明に照らせば他の技術は当業者には明らかであろう。
ハイブリッドモジュールの1以上の構成部品は表面構造を有することができる。例えば、図19に図示された実施形態は、フラッシュグリッド、つまり、ブリッジ部の上面と下面(底面)において面一の、つまり同一平面にある、グリッド(格子)構造を備えている。ハイブリッドモジュールの実施形態は、同一又は異なる表面構造を有する端モジュール及びブリッジ部を有していてもよい。例えば、図19の実施形態では、ブリッジ部の表面構造は端モジュールの表面構造と異なる。図17A−17Bに図示された別の実施形態では、ブリッジ部の表面構造は端モジュールの表面構造と同じである。この実施形態では、構成部品はナブトップ表面つまり上に(小さな)こぶのある表面(nub-top surface)を有する。本発明に照らせば他の表面構造は当業者には明らかであろう。
ベルトモジュール650の他の実施形態、例えば、図18A−18Cに図示されたものは、上述した実施形態と同様に、端モジュール652及びブリッジ部654を備えている。この図示された実施形態では、ベルトモジュール650は、追加のブリッジ部656及び中央モジュール658をさらに備えている。1以上の中央モジュール658及び対応する数の追加のブリッジ部656を使用することによって、ベルトモジュール650を注文幅に設計することができる。追加の中央モジュール658は、ピボットロッド670による隣接するベルトモジュール650の中央モジュール658との連結を介して、より良好な長手方向の特性(長手方向の剛性等)を提供することができる。中央モジュール658における凹部(リセス)659を用いてピボットロッド670を挿入することができ、ピボットロッド670の挿入によって中央モジュール658同士を連結することができる。中央モジュール658は、本明細書に記載したカップラー655のいずれか又は本発明に照らして明らかな他のものを用いて、ブリッジ部654と追加のブリッジ部656との間に連結することができる。
図20は本発明のハイブリッドモジュール500の別の実施形態を示している。このハイブリッドモジュール500のブリッジ部は部材520を容れておくように形成された凹部(リセス)510を備える。上記部材520は、例えば磁石である。凹部付きのモジュールの実施形態は2以上の凹部を有していてもよい。例えば、図20に例示された実施形態では、各ブリッジ部は2以上の凹部510を備え、その中に部材520、例えば磁石を配置することができる。このような実施形態は、たとえばスチール缶その他の被運搬材料を引きつけるために使用することができ、傾斜面での運搬を改善することができる。別の例では、部材520は例えば鉄含有部材(例えば、鉄又はスチール部材)である。幾つかの実施形態においては、部材は、ブリッジ部の長さ方向の剛性を向上させるように、例えば、ブリッジ部の平坦性を向上させるようになっている。幾つかの実施形態においては、部材は、ブリッジ部の靱性(toughness)を向上させるように、例えば、切断部(切れ目)からの損傷に対してブリッジ部を補強するように、形成されている。
上記凹部は、インサート例えばスチールインサートが、隣接するベルト面を越えて突出するように形成することができる。例えば、スチールインサートが複数のベルトモジュールの上面である運搬面より上方に突出するベルトの実施形態は、ベルトの上面の耐久性を増大させることができる。幾つかの場合、このように増大した耐久性は切断に対する抵抗となる。別の例では、ベルトモジュールは、スチールインサートの上面がブリッジ部の上面よりも上方に突出するとともに、このスチールインサートの下面(底面)がブリッジ部の下面(底面)よりも下方に突出している。このようなベルトモジュールは、被運搬物を回路に電気的に接続するために用いることができる。例えば、被運搬物をこのようなスチールインサートを介して接地しても良い。ベルトは全体がそのような導電性モジュールからなっていてもよいし、あるいは、複数の導電性ベルトモジュールが非導電性ベルトモジュール(スチールインサートを持たないベルトモジュール)によって分散させられていてもよい。
他の実施形態では、磁気インサート及び/又は金属含有インサート等のインサートは、インサートの如何なる部分も露出しないよう、ベルト材料によって完全に覆われている。
磁気部材及び/又は鉄含有部材を有するハイブリッドモジュールを用いて製造されたベルトの実施形態は、ベルトを駆動するためのリニア電気モータと共に使用可能である。例えば、図21は、鉄部材614を有するモジュール612を複数備えたベルト610を有するコンベアシステム600の実施形態を示している。この例のコンベアシステム600は、リニア誘導モータを作るために3相巻線620を備えており、上記3相巻線620はベルトモジュール612の鉄部材614に作用する。こうして、鉄部材614はリニア誘導モータのロータを形成する。幾つかの実施形態においては、モータは、巻線620が各ベルト面に近接して配置された両面リニアモータ(double-sided linear motor)である。別の実施形態では、磁気部材614をリニアDCモータと共に使用することができる。他のリニアモータ構成が知られており、それらを本発明の実施形態に使用することができる。
リニアモータは「ロータ」部材から巻線までの距離を最小にすることで利益を受けることが知られている。本発明のハイブリッドモジュール612は、巻線620等の巻線と部材614との間の距離を小さくできることにより、リニアモータの性能向上を可能とする。例えば、図22に示された実施形態では、両面モータ550の巻線は、有利なことに、ベルトモジュール551の部材552に密接して配置されている。
本発明は、別の側面において、上述した構造のうちのいずれかを有するベルトモジュールを複数相互に接続することによって作られたベルトを提供する。このようなベルトは、端モジュールの各々と相互に作用し合うスプロケットによって駆動してもよい。例えば、コンベアベルトシステムは、中央のブリッジ部に結合された2つの端モジュールと2つの駆動スプロケットとを有するモジュラーベルトを備え、各駆動スプロケットはこのベルトの一側にある対応する複数の端モジュールと相互作用する。

均一厚のブリッジ部
本発明の幾つかの実施形態においては、ブリッジ部は前面と後面との間に均一の厚さを有する(例えば、図1B及び1C参照)。このような均一つまり一様の厚さは、モジュール形状において不連続部分(例えば、角、窪み等)が少ないことにより清掃性を向上させることができる。さらに、均一の厚さの中央部分を、被運搬材料のX線検査等の用途のために使用することができる。ベルトモジュールのブリッジ部の均一の厚さは、X線(又は他のモダリティ(modality))システムにおけるアーチファクト(artifact)を均一なものとすることができる。したがって、均一なアーチファクト、例えば均一な信号減衰等を撮像システムにおいて補正することができる。そのようなアプリケーションにおいて、ブリッジ部の後エッジと、隣接するベルトモジュールのブリッジ部の前エッジとの間のギャップを減らすか最小にすることは有利である。例えば、幾つかの実施形態において、ギャップは0.1mm〜1mmの間に維持される。それより大きいギャップはX線検査に悪影響を及ぼす可能性がある。
本発明の例示的なブリッジ部30は凸状の前面36と対応する凹状の後面38とを備える。好ましい実施形態では、端モジュールの横開口部(ピボットロッドを受け入れるためのもの)は、この横開口部の中心軸がベルト厚の中心に一致するように配置されている。このようにして、このデザインのモジュラーベルトは、スプロケット又は他のガイドを中心として下方向に回転することにより通常の方法で曲がるのみならず、このベルトは図16に示すように「後ろに曲がる、反る(back-flex)」こともできる。密なベルトピッチ(例えば、0.5”ピッチ)と組み合わさって、このようなベルトは、後に曲がらないベルトに対応できるようにした専用のデザイン(つまり、設計、構造)を必要とするのではなく、標準的なコンベアデザインとともに用いることができる。
1以上の特定の実施形態について本発明を説明したが、本発明の制振と範囲を逸脱することなく本発明の他の実施形態も作れることは理解されよう。したがって、本発明は添付の特許請求の範囲及びそれの合理的解釈によってのみ限定されるものと見なされる。

Claims (29)

  1. 第1の横端(32)と第2の横端(34)とを有するブリッジ部(30; 170; 230; 330; 355; 420; 470; 654)と、
    2つの端モジュール(40, 42; 190; 240, 242; 340; 350; 410; 460; 652)と
    を備え、各端モジュールは、
    外端(44)と内端(45)とを有するボディ(43)と、
    上記ボディ(43)からベルト走行方向に平行な第1方向に延びる外リンク端(48; 154)と、
    上記ボディ(43)から延びる1以上の内リンク端(46; 160; 352)と
    を備え、
    上記内リンク端(46; 160; 352)の少なくとも1つは、上記ボディ(43)から上記第1方向とは反対方向である第2方向に延びると共に隣接する端モジュールの外リンク端(48; 154)と互いにかみ合み、上記1以上の内リンク端(46; 160; 352)はそれぞれ横開口部を有する
    ことを特徴とするモジュラーベルト(10)のためのハイブリッドモジュール(20; 150, 152; 220; 370; 500; 612; 650)。
  2. 上記端モジュールの各々の上記1以上の内リンク端の1つは、上記ブリッジ部の対応端に取り外し可能に結合されるように形成されたカップラー(182; 191; 341; 412)を有する、請求項1に記載のハイブリッドモジュール。
  3. 各端モジュールの外リンク端(48)は横開口部(49)を有する、請求項1又は2に記載のハイブリッドモジュール。
  4. 上記外リンク端(154)は、隣接するモジュールのかみ合った内リンク端(160)の横開口部(161)に挿入されるように形成された横ピン(155)を含んでいる、請求項1又は2に記載のハイブリッドモジュール。
  5. 上記ブリッジ部の上記第1及び第2横端は各々が、上記2つの端モジュールのカップラー(182; 191; 341; 412)のそれぞれと結合するように形成された相手側カップラー(172; 184; 335; 422)を含んでいる、請求項2乃至4のいずれか1つに記載のハイブリッドモジュール。
  6. 各端モジュールのカップラーはラップ(164; 183; 343; 464)として形成されている、請求項2乃至5のいずれか1つに記載のハイブリッドモジュール。
  7. 上記ラップ(164; 464)は各々が、1以上のピン(166; 466)を含んでいる、請求項6に記載のハイブリッドモジュール。
  8. 上記カップラー(412)はほぞ(414)を備え、上記相手側カップラー(422)はほぞ穴(424)を備えている、請求項5乃至7のいずれか1つに記載のハイブリッドモジュール。
  9. 上記ほぞ(414)は蟻ほぞとして形成されている、請求項8に記載のハイブリッドモジュール。
  10. 各端モジュールのカップラー(182; 191; 341; 412)には、上記ブリッジ部との係合向上のために畝が形成されている、請求項2乃至9のいずれか1つに記載のハイブリッドモジュール。
  11. 上記ブリッジ部の相手側カップラー(335)は連結用のロッド(360)を備え、各端モジュールは上記連結用のロッド(360)を上記端モジュールに固定するためのロッド保持クリップ(344; 362)をさらに備えている、請求項5乃至10のいずれか1つに記載のハイブリッドモジュール。
  12. 各端モジュールの外リンク端は上記ロッド保持クリップ(344)を入れるように形成されたオリフィスを有する、請求項11に記載のハイブリッドモジュール。
  13. 各端モジュールの上記1以上の内リンク端の1つは、上記ロッド保持クリップ(362)を入れるように形成されたオリフィスを有する、請求項11に記載のハイブリッドモジュール。
  14. 上記ブリッジ部(230)は、
    ベルト走行方向に延びる支持リンク端(270)と、
    隣接するベルトモジュールのブリッジ部(230)の支持リンク端(270)を入れるように形成されたソケット(272)と
    を備えている、請求項1乃至13のいずれか1つに記載のハイブリッドモジュール。
  15. 上記支持リンク端(270)は弾性材料で作られている、請求項14に記載のハイブリッドモジュール。
  16. 上記ブリッジ部は上記端モジュールとは異なる材料で作られる、請求項1乃至15のいずれか1つに記載のハイブリッドモジュール。
  17. 上記端モジュールは上記ブリッジ部とは異なる製造方法を用いて作られている、請求項1乃至16のいずれか1つに記載のハイブリッドモジュール。
  18. 上記ブリッジ部は押出によって作られており、上記端モジュールは射出成形によって作られている、請求項1乃至17のいずれか1つに記載のハイブリッドモジュール。
  19. 上記ブリッジ部は、上記端モジュールの表面構造とは異なる表面構造を有する、請求項1乃至18のいずれか1つに記載のハイブリッドモジュール。
  20. 上記ブリッジ部は、上にこぶのある表面構造を有する、請求項1乃至19のいずれか1つに記載のハイブリッドモジュール。
  21. 上記ブリッジ部は、フラッシュグリッドとして形成されている、請求項1乃至19のいずれか1つに記載のハイブリッドモジュール。
  22. 上記ブリッジ部は、磁石を入れておくように形成された凹部を含んでいる、請求項1乃至21のいずれか1つに記載のハイブリッドモジュール。
  23. 上記ブリッジ部は、磁気部材をさらに備えている、請求項1乃至22のいずれか1つに記載のハイブリッドモジュール。
  24. 上記ブリッジ部は、上記モジュールを動かすためのリニアモータの巻線と協働するように形成された金属部材をさらに備えている、請求項1乃至23のいずれか1つに記載のハイブリッドモジュール。
  25. 上記ブリッジ部は、上記ブリッジ部内に配置された金属部材をさらに備えている、請求項1乃至23のいずれか1つに記載のハイブリッドモジュール。
  26. 上記金属部材は、上記ブリッジ部の長さ方向の上記ブリッジ部の剛性を増大させるように形成されている、請求項25に記載のハイブリッドモジュール。
  27. 上記金属部材は、上記ブリッジ部の靱性を増大させるように形成されている、請求項25又は26に記載のハイブリッドモジュール。
  28. 上記金属部材は、上記ブリッジ部の隣接する表面を越えて突出するように形成されている、請求項25乃至27のいずれか1つに記載のハイブリッドモジュール。
  29. 追加のブリッジ部(656)と、上記ブリッジ部(654)と上記追加のブリッジ部(656)との間に連結されるように形成された中央モジュール(658)とをさらに備えている、請求項1乃至28のいずれか1つに記載のハイブリッドモジュール。
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