JP2018531329A6 - 高温および/または高湿の環境で着用される防護服に適した軽量でプリント可能な耐燃性ファブリック - Google Patents

高温および/または高湿の環境で着用される防護服に適した軽量でプリント可能な耐燃性ファブリック Download PDF

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Abstract

モダクリル繊維、脂肪族ポリアミド繊維、およびセルロース性繊維のブレンドを含む耐燃性ファブリック。ある実施形態はGL-PD-07-12および/またはMIL-PRF-EFRCEの関連セクションに定められた色要件(色、色堅牢度、およびIRの要件を含む)に適合するようにバット染料でプリントおよび/または染色される。ある実施形態はファブリックの強度を向上させる補強糸をさらに含む。さらに別の実施形態は、ASTM F 1506の要件のいくつかまたは全てに適合する、電気的アプリケーションにおける使用のための耐燃性ファブリックである。

Description

関連出願への相互参照
本願は、2015年10月21日に出願され「Low Cost, Printable Flame Resistant Fabric for Combat Uniforms」と題される米国仮出願第62/244,337号の利益を主張し、その仮出願の全体がこの参照により本明細書に組み入れられる。
本発明の実施形態は、軍事的および電気的アプリケーションのための保護衣類に組み入れるための耐燃性ファブリックに関する。
保護衣類は、着用者が遭遇し得る危険な環境条件から着用者を保護するように設計される。そのような衣類は、軍人、さらには消防士その他の救出人員、ならびに工業的および電気的な作業員によって着用されるように設計されるものを含む。
危険な状況にある着用者を衣類が十分に保護することを確実にするために、そのような衣類(またはその構成ファブリック)の性能を管理する基準が公布されている。
[軍事]
GL-PD-07-12, Rev. 8(調達品説明書(Purchase Description):布、耐燃性、2014年11月26日、参照により本明細書に組み入れられる)およびMIL-PRF-EFRCE(調達品説明書:ユニフォーム、増強耐燃性戦闘アンサンブル(EFRCE:Enhanced Flame Resistant Combat Ensemble)上衣およびズボン、2015年9月、参照により本明細書に組み入れられる)は、陸軍(GL-PD-07-12)および海兵隊(MIL-PRF-EFRCE)用の耐燃性衣類に使用されるファブリックについての性能要件を定める軍事調達品説明書である。
両調達品説明書(GL-PD-07-12およびMIL-PRF-EFRCE)ともに、軍事ファブリックのための色要件を含む。より具体的には、どちらも、ユニフォームの着用が意図される環境に応じてファブリックが彩色されなければならない色合いおよび迷彩模様を扱っている。GL-PD-07-12、セクション3.6.1;MIL-PRF-EFRCE、セクション3.3.2および3.3.4。GL-PD-07-12は以下の3つの迷彩模様を同定している。
・クラス1、ユニバーサル迷彩模様(UCP:Universal Camouflage Pattern)(セクション3.6.1.1);
・クラス2、オペレーション・エンデュアリングフリーダム迷彩模様(OEF-CP:Operation Enduring Freedom Camouflage Pattern)(セクション3.6.1.2);および
・クラス3、オペレーショナル迷彩模様(OCP:Operational Camouflage Pattern)(セクション3.6.1.3)。
MIL-PRF-EFRCEは、以下のファブリック種類および彩色/模様を同定している。
・布タイプI(織られた森林地帯マリーン・コーア模様(MARPAT)迷彩プリント)(セクション1.2.1および3.3.2.1);
・布タイプII(織られた砂漠MARPAT迷彩プリント)(セクション1.2.1および3.3.2.2);
・布タイプIII(織られた海軍ワーキング・ユニフォーム(NWU:Navy Working Uniform)II、砂漠デジタル迷彩プリント)(セクション1.2.1および3.3.2.3);
・布タイプIV(織られたNWUIII、森林地帯デジタル迷彩プリント)(セクション1.2.1および3.3.2.4);ならびに
・布タイプV(編まれたコヨーテ498ソリッド)(セクション1.2.1および3.3.2.5)
両調達品説明書はどちらも、ファブリックが望まれる色合いを洗濯および環境曝露(例えば光、発汗等)の後に維持することを確保できるように、異なる色合いおよび模様のそれぞれを帯びるファブリックについて色堅牢度(colorfastness)要件を規定している。GL-PD-07-12、セクション3.6.3ならびに表I(クラス1)、表I.A(クラス2)、および表I.B(クラス3);MIL-PRF-EFRCE、セクション3.3.5ならびに表IおよびII。
これらの調達品説明書はどちらも、スペクトルあるいは近赤外反射の要件(「IR要件」)も含んでおり、ほとんどの夜間視力装置により使用される光の赤外波長において、そのようなIR要件を満たすファブリックがよりよいカムフラージュを提供することを確保することを助けている。GL-PD-07-12、セクション3.8、ならびに表II(クラス1)、表II.A(クラス2)、および表II.B(クラス3);MIL-PRF-EFRCE、セクション3.3.7、ならびに表III(布タイプI)、表IV(布タイプII)、および表V(布タイプV)。換言すると、これら迷彩ファブリックは、夜間視力装置を使用して見た場合に背景に溶け込む。
[電気]
多くの職業は、電気的なアークフラッシュおよび/または炎光に人々を晒す可能性を有する。偶発的な電気アークフラッシュおよび/または炎光に曝露され得る作業員は、適切に保護されない限り深刻な熱傷の危険がある。そのような条件下で働きながら負傷を避けるために、これらの人々は通常、電気アークフラッシュおよび/または炎光から人を保護するように設計された耐燃性材料で作られた保護衣類を着用する。そのような防護服には、例えばカバーオール、ズボン、およびシャツのように様々な衣類が含まれ得る。危険な状況にある着用者を衣類が十分に保護することを確実にするために、そのような衣類(またはそれを構成する層もしくは部品)の性能を管理する基準が公布されている。いくつかのそのような衣類が作られる元となるファブリック、そして結果的にはその得られる衣類も、様々な安全性および/または性能基準に合格することが求められ、そのような基準にはASTM F 1506(瞬間的電気アークおよび関連の熱危険性に曝露される電気作業者により使用される着用衣服についての耐燃性・アーク関連織物材料のための標準的性能規格、2015年版、参照により本明細書に組み入れられる)が含まれる。
ASTM F 1506は、衣類および/またはその個々の層もしくは部品がいくつかの異なる性能試験に合格することを求めている。ASTM F 1506の表1は、強度要件(例えば引張強さ、引裂強さ)、色堅牢度、および洗濯縮み要件、ならびに熱保護要件(例えば最小焦げ長(minimal char length)および残炎(afterflame)要件を含む(他にもあるが)、織られたファブリックについての要件を定めている。表1に示されているように、そのような要件は、試験される織られたファブリックの重量によって異なり得る。F 1506の表2は、編まれたファブリックについて同じ特性要件を定めている。
ASTM F 1506は、全てのファブリック(織られたものであろうと編まれたものであろうと)について、ASTM D6413(織物の耐燃性についての標準的試験方法、2015年版、参照により本明細書に組み入れられる)に定められる試験方法論に従って測定された場合に焦げ長が6インチ以下であり残炎が2秒間(以下)であることを求めている。焦げ長および残炎について試験するためには、ファブリック試料を炎上に12秒間、垂直に吊り下げる。ファブリックは2秒間以内に自己消火しなければならない(すなわち、残炎が2秒間以下でなければならない)。ファブリックが自己消火した後、特定量の重りがファブリックに取り付けられ、その重りがファブリックから吊り下げられるようにファブリックが持ち上げられる。ファブリックは通常、その焦げた部分に沿って引き裂かれる。ファブリックの機械/経糸方向および機械幅(cross-machine)/緯糸方向で試験が実行された場合の両方において、引き裂きの長さ(すなわち焦げ長)は6インチ以下でなければならない。ファブリック試料は通常、洗浄される前(従って、最終処理からの残留化学物質(多くの場合可燃性である)をファブリックがまだ含んでいる状態)および何回かの洗濯をした後(例えばASTM F 1506については25回の洗濯)の両方において適合性を試験される。
本特許で用いられる「発明」、「当該発明」、「この発明」、および「本発明」という用語は、本特許の主題および下記特許請求の範囲の全てを広く表すことを意図する。これらの用語を含む陳述は、本明細書に記述される主題を限定したり下記特許請求の範囲の意味または範囲を限定したりするものとは理解されるべきではない。本特許によりカバーされる発明の実施形態は、この概要ではなく下記特許請求の範囲により規定される。この概要は、本発明の様々な側面の上位レベルでの概説であり、下記の詳細な説明の節においてさらに説明される概念のいくつかを導入するものである。この概要は、特許請求の範囲の主題の鍵となるまたは本質的な特徴を同定することは意図しておらず、単独で用いられて特許請求の範囲の主題の範囲を決定することも意図していない。本主題は本特許の明細書全体、全ての図面、および各請求項を参照することにより理解されるべきである
本発明の実施形態は、モダクリル繊維、脂肪族ポリアミド繊維、およびセルロース性繊維のブレンドを含む耐燃性ファブリックに関する。いくつかの実施形態は、GL-PD-07-12および/またはMIL-PRF-EFRCEの関連セクションに定められる色要件(色、色堅牢度、およびIRの要件を含む)を満たすように建染染料(バット染料)でプリントおよび/または染色される。いくつかの実施形態は、ファブリックの強度を向上させる補強糸(補強ヤーン)をさらに含む。さらに別の実施形態は、ASTM F 1506の要件のいくつかまたは全てを満たす、電気的アプリケーションにおける使用のための耐燃性ファブリックである。
[詳細な説明]
法的要件を満たす具体性をもって本発明の実施形態の主題をここに説明するが、この説明は特許請求の範囲を限定することは必ずしも意図しない。特許請求の範囲の主題は他の態様でも具現化され得、異なる要素または工程を含み得、既存のまたは将来的な他の技術と共に使用され得る。この説明は、個々の工程の順序または要素の配置が明示的に記述されている場合を除き、様々な工程や要素のあいだの特定の順序や配置を暗示するものとして解釈されるべきではない。
本発明のいくつかの実施形態は、軍事的ユニフォームにおける使用に適した耐燃性ファブリックを含む。ファブリックのそのような実施形態は、好ましくは、GL-PD-07-12のセクション3.6および3.8ならびにMIL-PRF-EFRCEのセクション3.3.2、3.3.5、および3.3.7に定められる関連色要件(色、色堅牢度、およびIRの要件を含む)を満たす。さらに、ファブリックのいくつかの実施形態は、軽量かつ速乾性であり、湿気を効果的に管理し迅速に乾くという点で、高温および高温/高湿の条件に特に適するようになっている。
本発明の別の実施形態は、ASTM F 1506の要件を満たし従って電気作業者のアプリケーションに適した耐燃性ファブリックを含む。
ファブリックは、異なる種類の繊維のブレンドを含む紡績糸(spun yarns)の組合せから織られるかまたは編まれ得る。ファブリック中の紡績糸は全て同じ繊維ブレンドを有していてもよいし、あるいは、異なる繊維ブレンドを有する紡績糸を用いてファブリックが形成されていてもよい。
少なくともいくつかの紡績糸は、モダクリル繊維を含むブレンドから形成される。適切なモダクリル繊維の例は、日本国大阪の株式会社カネカから入手可能なPROTEX(商標)繊維、Solutiaから入手可能なSEF(商標)、PyroTex Fibers GmbHから入手可能なPyroTex(登録商標)、またはそれらのブレンドである。モダクリル繊維は、繊維ブレンドの30〜80%(上下限値を範囲に含む)、35〜70%(上下限値を範囲に含む)、40〜60%(上下限値を範囲に含む)を構成し得る。
モダクリル繊維に加えて、ブレンドは、ファブリック強度および耐摩耗性を上昇させるために脂肪族ポリアミドも含み得る。ナイロンまたは耐燃性(flame resistant)(「FR」)ナイロン、ナイロンXF、およびナイロンHTは、ブレンドにおける使用のための適当な脂肪族ポリアミドの例である。いくつかの実施形態では、脂肪族ポリアミド繊維(例えばナイロンおよび/またはFRナイロン繊維)が繊維ブレンドの5〜50%(上下限値を範囲に含む);10〜45%(上下限値を範囲に含む);10〜35%(上下限値を範囲に含む);15〜30%(上下限値を範囲に含む);20〜30%(上下限値を範囲に含む)を構成する。
繊維ブレンドは、FRまたは非FRのセルロース性繊維をさらに含有し得、それらセルロース性繊維としては、天然および合成のセルロース性繊維(例えば、綿、レーヨン、アセテート、トリアセテート、およびリヨセル、ならびにそれらの耐燃性対応物であるFR綿、FRレーヨン、FRアセテート、FRトリアセテート、およびFRリヨセル)が挙げられるがこれらに限定されない。レーヨン繊維の例としては、レンチング・ファイバーズ・コーポレーションから入手可能なレンチングのビスコース(商標)およびモーダル(商標)が挙げられる。FRレーヨン材料の例は、やはりレンチング・ファイバーズ・コーポレーションから入手可能なレンチングFR(商標)、およびサテリから入手可能なVISIL(商標)である。リヨセル繊維の例としては、全てレンチング・ファイバーズ・コーポレーションから入手可能なTENCEL(商標)、TENCEL G100(商標)、およびTENCEL A100(商標)が挙げられる。
いくつかの実施形態では、合成セルロース性繊維が繊維ブレンドに含有される。一実施形態では、FRまたは非FRのリヨセル繊維がブレンドに含有される。いくつかの実施形態では、非FRのセルロース性繊維(例えば非FRのリヨセル繊維)が、繊維ブレンドの10〜60%(上下限値を範囲に含む);10〜55%(上下限値を範囲に含む);10〜50%(上下限値を範囲に含む);10〜45%(上下限値を範囲に含む);10〜40%(上下限値を範囲に含む);20〜40%(上下限値を範囲に含む)を構成する。別の実施形態では、FRセルロース性繊維(例えばFRリヨセル繊維)が、繊維ブレンドの10〜80%(上下限値を範囲に含む);15〜75%(上下限値を範囲に含む);15〜65%(上下限値を範囲に含む);15〜50%(上下限値を範囲に含む);20〜40%(上下限値を範囲に含む);10〜40%(上下限値を範囲に含む);15〜35%(上下限値を範囲に含む)を構成する。
特定の非限定的一実施形態において、繊維ブレンドは、モダクリル、ナイロン、およびセルロース性繊維(例えば、リヨセル繊維のような合成セルロース性繊維)のブレンドを含む。例えば、一実施形態では、約30〜80%のモダクリル繊維、約10〜60%のセルロース性繊維(例えば合成セルロース性繊維)、および約5〜50%のナイロン繊維を有する繊維ブレンドから紡績糸が形成される。さらに別の実施形態では、約35〜70%のモダクリル繊維、約10〜50%のセルロース性繊維(例えば合成セルロース性繊維)、および約10〜40%のナイロン繊維を有する繊維ブレンドから紡績糸が形成される。例えば、さらに別の実施形態では、約40〜65%のモダクリル繊維、約10〜40%のセルロース性繊維(例えば合成セルロース性繊維)、および約15〜40%のナイロン繊維を有する繊維ブレンドから紡績糸が形成される。これらのブレンド中に使用されるセルロース性繊維(例えばリヨセル)およびナイロン繊維はFRまたは非FRであり得る。これらの実施形態の紡績糸は、例えばアラミド繊維のような、本来的に耐燃性である追加的な繊維は含まない。ブレンドにおいて、同じ種類のモダクリル繊維、セルロース性繊維、およびナイロン繊維を使用する必要はない。むしろ、それぞれ複数種類のものを一緒にブレンドしてもよい。
セルロース性繊維は、ファブリックの着心地および湿気管理を上昇させるためにブレンド中に提供される。しかしながら、いくつかの実施形態では、ファブリックの乾燥時間の減少を助けるために、より低いレベルでセルロース性繊維を使用することが(必要ではなくとも)望ましくなり得る。いくつかの実施形態では、セルロース性繊維は、ナイロン繊維よりも低い割合で繊維ブレンドを構成する。
非FRナイロンおよび非FR合成セルロース性繊維の(少なくともFR繊維と比較した場合の)可燃性を考慮すると、モダクリル繊維が非FRナイロンおよび非FRリヨセル繊維の各々よりも多い割合で繊維ブレンドを構成するようにすることが、いくつかの実施形態では得策となり得る。モダクリル繊維は、非FRナイロンおよび非FRリヨセル繊維の引火性をコントロールし対抗して、それらが燃焼することを防ぐ。モダクリル繊維が、非FRナイロンおよび非FRリヨセル繊維の合計よりも多い割合で繊維ブレンドを構成するようにすることが、いくつかの実施形態では好ましくなり得る。いくつかの実施形態では、繊維ブレンドは、FRファブリックにおいてそのファブリックにFR特性を付与するために通常使用される他のFR繊維を含まず、そのようなFR繊維としては例えばメタ-アラミド繊維およびパラ-アラミド繊維のようなアラミド繊維があるがこれらに限定されない。
しかしながら、他の実施形態では、他の繊維が紡績糸の繊維ブレンドに加えられ、それら他の繊維としては、追加的な本来的FR繊維および/または非本来的FR繊維(FRまたは非FR)が挙げられるがこれらに限定されない。適切なFRおよび非FR繊維の典型的なものとしては、パラ-アラミド繊維、メタ-アラミド繊維、ポリベンゾオキサゾール(「PBO」)繊維、ポリベンゾイミダゾール(「PBI」)繊維、ポリ{2,6-ジイミダゾ[4,5-b:40; 50-e]-ピリジニレン-1,4(2,5-ジヒドロキシ)フェニレン}(「PIPD」)繊維、超高分子量(UHMW:ultra-high molecular weight)ポリエチレン繊維、UHMWポリプロピレン繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリアクリロニトリル(PAN)繊維、液晶ポリマー繊維(例えばVECTRANのような芳香族ポリエステル)、ガラス繊維、ポリノジックレーヨン繊維、炭素繊維、絹繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、芳香族ポリエステル繊維、TANLON(商標)繊維(Shanghai Tanlon Fiber Companyから入手可能)、ウール繊維、メラミン繊維(例えば、Basofil Fibersから入手可能なBASOFIL(商標))、ポリエーテルイミド繊維、ポリエーテルスルホン繊維、事前酸化型アクリル繊維、KERMEL(商標)のようなポリアミド-イミド繊維、ポリテトラフルオロエチレン繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリエーテルエーテルケトン繊維、ポリエーテルイミド繊維、ポリクラール繊維、ポリイミド繊維、ポリアミド繊維、ポリイミドアミド繊維、ポリオレフィン繊維、ポリアクリレート繊維、およびそれらのあらゆる組合せまたはブレンドが挙げられるが、これらに限定されない。しかしながら、いくつかの実施形態では、ここで企図されるファブリックの実施形態は、これらの追加的な本来的FR繊維および/または非本来的FR繊維(FRまたは非FR)のいずれかおよび/または全てを含有しない。
パラ-アラミド繊維の例としては、KEVLAR(商標)(デュポンから入手可能)、TECHNORA(商標)(オランダ国アーネムのTeijin Twaron BVから入手可能)、およびTWARON(商標)(やはりTeijin Twaron BVから入手可能)が挙げられる。メタ-アラミド繊維の例としては、NOMEX(商標)(デュポンから入手可能)、CONEX(商標)(Teijinから入手可能)、およびAPYEIL(商標)(Unitikaから入手可能)が挙げられる。ポリエステル繊維の一例は、DACRON(登録商標)(Invista(商標)から入手可能)である。PIPD繊維の例としては、M5(デュポンから入手可能)が挙げられる。メラミン繊維の一例はBASOFIL(商標)(Basofil Fibersから入手可能)である。PAN繊維の一例はPanox(登録商標)(SGLグループから入手可能)である。UHMWポリエチレン材料の例としては、ダイニーマおよびスペクトラが挙げられる。液晶ポリマー材料の一例はVECTRAN(商標)(クラレから入手可能)である。
さらに、帯電防止繊維、抗微生物繊維、および/またはストレッチ繊維もブレンドに加えられ得る。
紡績糸は本産業でよく知られる従来的態様において形成することができる。紡績糸は、単一の糸、または、ねじり合わされ、より合わされ、もしくはその他の態様で組み合わされた2つ以上の個別の糸を含み得る。
続けて紡績糸は、全て本産業でよく知られている様々な態様においてファブリックを形成することに使用されることができる。糸は、編まれ、または織られ得る。一実施形態では、ファブリックは、複数の本体糸(body yarns)を含む平織りファブリックまたは綾織り(例えば2x1ツイル)ファブリックとして形成される。しかしながら、例えばリップストップ織り、綿繻子織り等、他の構成も使用され得ることは理解されるであろう。
本発明のいくつかの実施形態は、ファブリックの強度特性(引っ張り、引き裂き、等)を増強させることを意図する補強糸をファブリックに組み入れる。補強糸は、紡績糸(例えば上述されたようなものだが、それらに限定されない)、連続フィラメント糸、牽切(stretch broken)糸、およびそれらの組合せであり得る。補強糸は任意のサイズ(すなわち、任意の綿番手またはデニール)であり得る。補強糸は、様々な異なる材料から形成され得、そのような材料としては、ポリアミド(例えばナイロン)、高密度ポリエチレン、レーヨン(FRまたは非FR)、ポリエステル、アラミド(メタ-アラミドおよびパラ-アラミド)、ならびに、上記で同定されたその他の本来的なFR繊維および/または本来的にFRではない繊維(FRまたは非FR)が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、補強糸はナイロン連続フィラメント糸である。
いくつかの実施形態では、ファブリックの本体が紡績糸(例えば上述されたようなもの)で形成され、補強糸が、ファブリックの機械/経糸方向および機械幅/緯糸方向の一方または両方において提供される。いくつかの実施形態では、補強糸が、格子様パターンを作るように、ファブリックの機械/経糸方向および機械幅/緯糸方向の両方において提供される。補強糸の存在率は、各々のファブリック方向において同じでもよいし異なってもよい。補強糸は、単体で提供されてもよいし、1つ以上の他の糸(またはステープルファイバー)に組み合わされ、結合され、もしくは被覆されていてもよい(すなわち、より合わせ、プライツイスト、包み込み、芯鞘、カバースパン、等)。
補強糸は、ファブリック内で任意の頻度で提供され得る。例えば、補強糸は、n番目の経糸または緯糸ごとに提供され得る。補強糸が使用される頻度(すなわち、「n」の値)は、(1)ファブリックの一方向内で、および/または(2)ファブリックの異なる方向において、同じであってもよいし異なっていてもよい。いくつかの実施形態では、「n」の値は、1〜60(上下限値を範囲に含む);1〜50(上下限値を範囲に含む);1〜40(上下限値を範囲に含む);1〜30(上下限値を範囲に含む);1〜20(上下限値を範囲に含む);1〜10(上下限値を範囲に含む);および1〜5(上下限値を範囲に含む)のどこかであり得、本体糸で隔てられて隣り合う補強糸の間に少なくとも(n-1)の本体糸の経糸または緯糸が位置するようになっている。
さらに、ファブリックの一方向または両方向において、2本以上の補強糸が互いに直接隣接して(すなわち、本体糸によって互いに隔てられずに)提供され得ることも企図される。換言すると、ファブリックにおける補強糸の出現の少なくともいくつかが、3本並んだ補強糸、4本並んだ補強糸、5本並んだ補強糸、等を含み得る。
補強糸の出現の頻度や、そのような出現の各々において提供される補強糸の数は、ファブリックの望まれる強度特性や補強糸のサイズに依存し得る。より大きなサイズの補強糸が使用されるならば、そのような糸がn番目の経糸および/または緯糸ごとに1本だけ挿入されることで、ファブリックに十分な補強を提供し得る。逆に、より小さな補強糸が使用されるならば、ファブリック中で補強糸が提供されるところにそのような糸の2本以上の経糸または緯糸が望まれ得る。いくつかの実施形態では、補強糸は、ファブリック重量全体の5〜40%を構成する。
いくつかの実施形態では、本明細書で開示されるファブリックは、2〜12オンス/平方ヤード(ounces per square yard:「osy」)(上下限値を範囲に含む);2〜10 osy(上下限値を範囲に含む);2〜9 osy(上下限値を範囲に含む);2〜8 osy(上下限値を範囲に含む);2〜7 osy(上下限値を範囲に含む);2〜6 osy(上下限値を範囲に含む);2〜5 osy(上下限値を範囲に含む);2〜4 osy(上下限値を範囲に含む);3〜10 osy(上下限値を範囲に含む);3〜8 osy(上下限値を範囲に含む);3〜6 osy(上下限値を範囲に含む);3〜5 osy(上下限値を範囲に含む)の重量を有する。いくつかの実施形態では、ファブリック重量は、4〜10 osy(上下限値を範囲に含む)であり、および/または6 osy以下である。
本明細書で開示されるファブリックには、様々な態様において、そして様々な染料を用いて、所望の色を付与し得る。いくつかの実施形態では、ファブリックは、バット染料を用いて、様々な軍事的要件(GL-PD-07-12のセクション3.6、3.8および/またはMIL-PRF-EFRCEのセクション3.3.2、3.3.5、3.3.7に定められる色、色堅牢度、およびIR要件を含むがこれらに限定されない)にファブリックが適合することを可能にする色および/または模様へとプリント可能および/または染色可能である。例えば、そのようなファブリックは、公知のプリント技術を使用して、そのような色要件に適合させてバット染料でプリントされ得る。いくつかの実施形態では、ファブリック表面の100%がバット染料プリントされる。しかしながら、他の染料および染色/プリント方法論を使用してファブリックを着色させてもよい。さらに、いくつかの実施形態では、本明細書で企図されるファブリックは、模様を欠く無地色合いにおいて染色/プリントされる。
GL-PD-07-12のセクション3.6、3.8および/またはMIL-PRF-EFRCEのセクション3.3.2、3.3.5、3.3.7に定められる色、色堅牢度、およびIR要件に適合する色および/または模様にバット染料で染色および/またはプリントされる能力を有するが必ずしも染色および/またはプリントされていないファブリックは本特許に包含されることが意図される。
各調達品説明書で特定される異なる模様は、異なる色要件を有する。特定の模様の色、色堅牢度、およびIR要件を決定する各調達品説明書の関連セクションは下記表1(GL-PD-07-12について)およびに表2(MIL-PRF-EFRCEについて)に示される。特定の模様でプリントされたファブリックは、その特定の模様について指定された要件だけを満たす必要があることは当業者にとって明らかであろう。
Figure 2018531329
Figure 2018531329
本発明の実施形態によるファブリックの具体的、非限定的な例を下記に記載する。
モダクリルブレンドリップストップ:55%モダクリル繊維、25%非FRナイロン繊維、および20%非FRリヨセル繊維を含む紡績糸で形成された5.4 osyファブリック。このファブリックは平織りであり、20番目および21番目の経糸ごとに、ならびに11番目および12番目の緯糸ごとにリップストップが提供される。
高強度モダクリルブレンドリップストップ:55%モダクリル繊維、25%非FRナイロン繊維、および20%非FRリヨセル繊維を含む紡績糸で形成された5.6 osyファブリック。このファブリックは平織りリップストップであり、20番目および21番目の経糸ごとに、ならびに11番目および12番目の緯糸ごとに、20単糸紡績糸(ファブリックの残りの部分において使用されているのと同じもの)とより合わされた100デニールのナイロン連続繊維糸でそれぞれ形成された2本の補強糸が提供される。
高強度モダクリルブレンドツイル:55%モダクリル繊維、25%非FRナイロン繊維、および20%非FRリヨセル繊維を含む紡績糸で形成された5.6 osyファブリック。このファブリックは綾織りであり、20番目および21番目の経糸ごとに、ならびに11番目および12番目の緯糸ごとに、20単糸紡績糸(ファブリックの残りの部分において使用されているのと同じもの)とより合わされた100デニールのナイロン連続繊維糸でそれぞれ形成された2本の補強糸が提供される。
表3は、モダクリルブレンドリップストップ、高強度モダクリルブレンドリップストップ、および高強度モダクリルブレンドツイルのプリントされたバージョンについての性能データを示し、そのデータをGL-PD-07-12、MIL-PRF-EFRCE、およびASTM F 1506の適用し得る要件に対して比較している。
Figure 2018531329
この文書を通して言及される試験方法論の全ては参照によりここに組み入れられる。
GL-PD-07-12およびMIL-PRF-EFRCEに関して、モダクリルブレンドリップストップ、高強度モダクリルブレンドリップストップ、および高強度モダクリルブレンドツイルは、調達品説明書に定められるほとんど全てのファブリック特性要件を上回っている。例えば、これらのファブリックは、調達品説明書に特定されるよりも軽い重量であるにも関わらず引裂強さ要件を上回っている。
引裂強さは、ファブリックにおいて開始された後の引き裂きを伝播させるために要する力の量の尺度である。ファブリックの引裂強さは、ASTM D1424-09(参照により組み入れられる、降下振り子(エルメンドルフ型)装置によるファブリックの引裂強さに関する標準的試験方法(2013版))に従って測定され、結果はポンド力(lbf)において表わされる。
ASTM D1424-09に従って、特定された大きさのファブリック試料に特定された大きさの裂け目が切り込まれる。裂け目の両側においてクランプがファブリック試料に配置され、ファブリック試料を支持する。重しを付けられた振り子が放たれて振り落とされ、ファブリック試料に力を適用する。ファブリックにおける既存の裂け目を伝播させるために要する力の量が測定され、その力の量がファブリックの引裂強さを表す。
本発明の実施形態によるファブリックの引裂強さは、ファブリックに補強糸(例えば、上述したような牽切糸および/または繊維糸など)を含めることにより増強され得る。このことは例えば、モダクリルブレンドリップストップ(ナイロン繊維糸を欠く)の引裂強さを、ナイロン繊維補強糸をそれぞれ含む、より強い高強度モダクリルブレンドリップストップおよび高強度モダクリルブレンドツイルに対して比較することにより見ることができる(上記表3参照)。
ファブリックのいくつかの実施形態(特に補強糸を有するものが該当するが、必ずしもそれに限らない)は、経糸方向および緯糸方向の一方または両方において14ポンド力以上の引裂強さを有する。ファブリックのいくつかの実施形態(特に補強糸を有するものが該当するが、必ずしもそれに限らない)は、比較的軽量(6 osy以下)でありながら経糸方向および緯糸方向の一方または両方において14ポンド力以上の引裂強さを有する。ファブリックのいくつかの実施形態(特に補強糸を有するものが該当するが、必ずしもそれに限らない)は、経糸方向および緯糸方向の一方または両方において16ポンド力以上の引裂強さを有する。ファブリックのいくつかの実施形態(特に補強糸を有するものが該当するが、必ずしもそれに限らない)は、比較的軽量(6 osy以下)でありながら経糸方向および緯糸方向の一方または両方において16ポンド力以上の引裂強さを有する。ファブリックのいくつかの実施形態(特に補強糸を有するものが該当するが、必ずしもそれに限らない)は、経糸方向および緯糸方向の一方または両方において19ポンド力以上の引裂強さを有する。ファブリックのいくつかの実施形態(特に補強糸を有するものが該当するが、必ずしもそれに限らない)は、比較的軽量(6 osy以下)でありながら経糸方向および緯糸方向の一方または両方において19ポンド力以上の引裂強さを有する。ファブリックのいくつかの実施形態(特に補強糸を有するものが該当するが、必ずしもそれに限らない)は、経糸方向および緯糸方向の一方または両方において21ポンド力以上の引裂強さを有する。ファブリックのいくつかの実施形態(特に補強糸を有するものが該当するが、必ずしもそれに限らない)は、比較的軽量(6 osy以下)でありながら経糸方向および緯糸方向の一方または両方において21ポンド力以上の引裂強さを有する。
いくつかの実施形態では、ファブリックにおける補強糸(例えば、上述したような牽切糸および/または繊維糸など)の含有が、ファブリックの(経糸方向および緯糸方向のどちらかまたは両方における)引裂強さを、少なくとも50%;少なくとも60%;少なくとも70%;少なくとも80%;少なくとも90%;少なくとも100%;少なくとも105%;少なくとも120%;少なくとも140%;および/または少なくとも170%増加させる。引裂強さのそのような向上は、紡績本体糸のみで形成されたファブリックの引裂強さを、同じ紡績本体糸と共に補強糸も用いて形成されたことを除けば同一であるファブリックの引裂強さに対して比較することにより見ることができる。引裂強さのそのような向上は、例えば、モダクリルブレンドリップストップの引裂強度結果を、表3の高強度モダクリルブレンドリップストップに対して比較することにより見ることができる。
表4に同定される未染色ファブリックの引裂強さを試験した。より具体的には、それぞれ表4に同定される本体糸種類のうちの1つを用いて、4つの織られたファブリックを形成した。すなわち、第1のファブリックは65/25/10のFRレーヨン/パラ-アラミド/ナイロン繊維ブレンドを有する本体糸を用いて形成した。第2のファブリックは93/5/2のメタ-アラミド/パラ-アラミド/帯電防止繊維ブレンドを有する本体糸を用いて形成した。第3のファブリックは48/37/15のモダクリル/リヨセル/パラ-アラミド繊維ブレンドを有する本体糸を用いて形成した。第4のファブリックは55/25/20のモダクリル/ナイロン/リヨセル繊維ブレンドを有する本体糸を用いて形成し、本発明に従って作ったファブリックの実施形態を代表する。
これらのファブリックは、補強糸無し(すなわちファブリックが本体糸のみを含んだ場合)と、同一の補強糸有りとの両方において織られた。本体糸と補強糸の切断強さあるいは引張強さを測定し(ASTM D5034(織物ファブリックの切断強さおよび伸長に関する標準的試験方法(グラブテスト)(2013版))に従った)、結果をポンド力において記録した。さらに、緯糸方向におけるファブリックの引裂強さも、補強糸の有り無しの両方において測定した(ASTM D1424に従った)。結果をグラフ1において図示している。
Figure 2018531329
Figure 2018531329
補強糸は、より弱い本体糸を有するファブリックに含ませた場合には著しく効力が上がったことをこれらのデータは実証している。例えば、第1のファブリックは、第4のファブリックのものよりも著しく強い本体糸を有している。驚くには値しないが、これらのファブリックの各々に同じ補強糸を含有させると、それぞれのファブリックの全般的引裂強さが増加した。しかしながら、驚くべきことは、より弱い糸から作られたファブリックにおけるそのような補強糸の効力である。最も強い本体糸を用いたファブリック(第1のファブリック)における補強糸の含有は、ファブリック引裂強さにおいて16%の向上しかもたらさなかった。しかしながら、最も弱い本体糸を用いたファブリック(第4のファブリック)におけるその同じ補強糸の含有は、ファブリック引裂強さにおいて57%の上昇をもたらした。それだけでなく、より弱い糸で形成された補強ファブリックの引裂強さは、実際のところ、最も強い糸で形成された補強ファブリックの引裂強さを上回った。
本明細書に開示されるファブリックの実施形態は、以下のうちの少なくとも1つに適合するようにバット染料でプリント可能および/または染色可能である:
・GL-PD-07-12、セクション3.6.1.1、3.6.3(表I)、および3.8.1;
・GL-PD-07-12、セクション3.6.1.2、3.6.3 (表I.A)、および3.8.2;
・GL-PD-07-12、セクション3.6.1.3、3.6.3 (表I.B)、および3.8.3;
・MIL-PRF-EFRCE、セクション3.3.2.1、3.3.5(表I)、および3.3.7.1;
・MIL-PRF-EFRCE、セクション3.3.2.2、3.3.5(表I)、および3.3.7.2;
・MIL-PRF-EFRCE、セクション3.3.2.3、3.3.5(表I)、および3.3.7.3;
・MIL-PRF-EFRCE、セクション3.3.2.4、3.3.5(表I)、および3.3.7.3;ならびに
・MIL-PRF-EFRCE、セクション3.3.2.5、3.3.5(表II)、および3.3.7.4。
あくまで例として、高強度モダクリルブレンドツイルファブリックは、GL-PD-07-12、セクション3.6.1.3に特定されるクラス3、オペレーショナル迷彩模様(OCP)パターンでバット染料プリントされた。ファブリックの色堅牢度および近IR反射の要件を試験して、OCPパターンについて適用し得るGL-PD-07-12要件に対して比較した。表5は、OCPパターンを有する高強度モダクリルブレンドツイルファブリックの色堅牢度を、そのパターンについての色堅牢度要件(GL-PD-07-12、セクション3.6.3および表I.B)に対して比較している。表6は、OCPパターンを有する高強度モダクリルブレンドツイルファブリックの分光あるいは近IR反射率を、そのパターンについての分光反射率の要件(GL-PD-07-12、セクション3.8.3および表II.B)に対して比較している。OCPパターンを有する高強度モダクリルブレンドツイルファブリックは、そのパターンについての適用し得る色堅牢度および近IR反射の要件の全てに合格した。
Figure 2018531329
Figure 2018531329
Figure 2018531329
本発明のいくつかの実施形態によるファブリックは、自己消火性であり、炎もしくは熱事象に曝露された場合に融解もしくは滴下を示さず、および/またはASTM D6413に従って試験された場合に残炎が2秒間以下である。試験されたファブリックの焦げ長はGL-PD-07-12およびMIL-PRF-EFRCEの要件に適合しなかったが、本発明のいくつかの実施形態によるファブリックはASTM D6413に従って試験された場合に6インチ以下および7インチ以下の焦げ長を有する。
表3において明白なように、いくつかの実施形態は、ASTM D6413に従って試験された場合に6インチ以下の焦げ長を示すことを含め、ASTM F 1506の要件に完全に適合する。試験されたファブリックの重量を増加させることにより、ファブリックがASTM F 1506の要件に完全に適合する可能性が増加することが予期される。
本明細書に開示される耐燃性ファブリックの実施形態は、戦闘用ユニフォーム、カバーオール、ジャンプスーツ、シャツ、ジャケット、ベスト、およびズボンを含むがこれらに限定されない軍事的アプリケーションおよび/または電気的アプリケーションにおける使用のための多様な保護衣類の全部または様々な部分を構築するために使用され得る。本明細書に開示されるファブリックの軽量版(例えば6 osy以下)は、砂漠、ジャングルその他の熱帯性環境のような高温環境および高温/高湿度環境における使用のためのユニフォームに含ませるために特に適し得る。
上述した構成要素の異なるアレンジメント、ならびに、示されたり説明されたりしなかった構成要素および工程も可能である。同様に、ある特徴およびサブコンビネーションが有用であって、他の特徴およびサブコンビネーションと関連せずに利用され得る。本発明の実施形態は限定の目的ではなく例示の目的で説明したのであり、本特許の読者には代替的実施形態が明らかとなるであろう。従って、本発明は上記で説明したあるいは図面に描かれた実施形態に限定されず、本発明の範囲から逸脱することなく様々な実施形態および改変をなすことができる。

Claims (54)

  1. 複数のモダクリル繊維と、複数のセルロース性繊維と、複数のナイロン繊維とを含む繊維ブレンドを含む紡績糸を含む、耐燃性ファブリックであって、前記繊維ブレンドはアラミド繊維を含まず、前記ファブリックは、(i)ASTM D6413に従って測定される残炎が2秒間以下であり、かつ(ii)GL-PD-07-12のセクション3.8.1、セクション3.8.2、およびセクション3.8.3のうちの少なくとも1つに定められる要件にファブリックが適合するようにバット染料でプリント可能である、耐燃性ファブリック。
  2. 平方ヤード当たり4〜10オンス(上下限値を範囲に含む)の重量を有する、請求項1に記載の耐燃性ファブリック。
  3. 複数の牽切糸またはフィラメント糸をさらに含む、請求項1に記載の耐燃性ファブリック。
  4. 前記複数の牽切糸またはフィラメント糸はファブリックの経糸方向および緯糸方向の両方において提供されてファブリック内に格子パターンを形成している、請求項3に記載の耐燃性ファブリック。
  5. 前記複数の牽切糸またはフィラメント糸はナイロンフィラメント糸を含む、請求項3に記載の耐燃性ファブリック。
  6. 平方ヤード当たり6オンス以下の重量を有する、請求項3に記載の耐燃性ファブリック。
  7. ASTM D1424に従って試験された場合にファブリックの経糸方向および緯糸方向のうちの少なくとも一方において少なくとも14ポンド力の引裂強さを有する、請求項6に記載の耐燃性ファブリック。
  8. ASTM D1424に従って試験された場合にファブリックの経糸方向および緯糸方向のうちの少なくとも一方において少なくとも16ポンド力の引裂強さを有する、請求項7に記載の耐燃性ファブリック。
  9. ASTM D1424に従って試験された場合にファブリックの経糸方向および緯糸方向のうちの少なくとも一方において少なくとも19ポンド力の引裂強さを有する、請求項8に記載の耐燃性ファブリック。
  10. ASTM D1424に従って試験された場合にファブリックの経糸方向および緯糸方向のうちの少なくとも一方において少なくとも21ポンド力の引裂強さを有する、請求項9に記載の耐燃性ファブリック。
  11. 前記ファブリックは平方ヤード当たり4〜10オンス(上下限値を範囲に含む)の重量を有し、かつ、前記複数の牽切糸またはフィラメント糸がファブリック重量の5〜40%である重量を含む、請求項3に記載の耐燃性ファブリック。
  12. ASTM D6413に従って測定された場合に6インチ以下の焦げ長を有する、請求項1に記載の耐燃性ファブリック。
  13. 複数のモダクリル繊維と、複数のセルロース性繊維と、複数の脂肪族ポリアミド繊維とを含む繊維ブレンドを含む紡績糸を含む、耐燃性ファブリックであって、前記繊維ブレンドはアラミド繊維を含まず、前記ファブリックは、GL-PD-07-12、セクション3.6.1.1、3.6.3(表I)、および3.8.1;GL-PD-07-12、セクション3.6.1.2、3.6.3(表I.A)、および3.8.2;GL-PD-07-12、セクション3.6.1.3、3.6.3(表I.B)、および3.8.3;MIL-PRF-EFRCE、セクション3.3.2.1、3.3.5(表I)、および3.3.7.1;MIL-PRF-EFRCE、セクション3.3.2.2、3.3.5(表I)、および3.3.7.2;MIL-PRF-EFRCE、セクション3.3.2.3、3.3.5(表I)、および3.3.7.3;MIL-PRF-EFRCE、セクション3.3.2.4、3.3.5(表I)、および3.3.7.3;ならびにMIL-PRF-EFRCE、セクション3.3.2.5、3.3.5(表II)、および3.3.7.4のうちの少なくとも1つに適合するようにバット染料でプリント可能または染色可能である、耐燃性ファブリック。
  14. 複数の牽切糸またはフィラメント糸をさらに含む、請求項13に記載の耐燃性ファブリック。
  15. 前記複数の牽切糸またはフィラメント糸はファブリックの経糸方向および緯糸方向の両方において提供されてファブリック内に格子パターンを形成している、請求項14に記載の耐燃性ファブリック。
  16. 前記複数の牽切糸またはフィラメント糸はナイロンフィラメント糸を含む、請求項14に記載の耐燃性ファブリック。
  17. 平方ヤード当たり6オンス以下の重量を有する、請求項13に記載の耐燃性ファブリック。
  18. 前記複数のモダクリル繊維が前記繊維ブレンドの第1のパーセンテージを含み、前記複数のセルロース性繊維が前記繊維ブレンドの第2のパーセンテージを含み、前記複数の脂肪族ポリアミド繊維が前記繊維ブレンドの第3のパーセンテージを含み、前記第1のパーセンテージが、前記第2のパーセンテージおよび前記第3のパーセンテージの各々より大きい、請求項13に記載の耐燃性ファブリック。
  19. 前記第1のパーセンテージが、前記第2のパーセンテージと前記第3のパーセンテージとの合計よりも大きい、請求項18に記載の耐燃性ファブリック。
  20. 前記第3のパーセンテージは前記第2のパーセンテージより大きい、請求項18に記載の耐燃性ファブリック。
  21. ASTM D6413に従って測定された場合に、7インチ以下の焦げ長を有し、残炎が2秒間以下である、請求項13に記載の耐燃性ファブリック。
  22. 前記繊維ブレンドは約30〜80%のモダクリル繊維、約10〜60%のセルロース性繊維、および約5〜50%の脂肪族ポリアミド繊維を含む、請求項13に記載の耐燃性ファブリック。
  23. 前記繊維ブレンドは約35〜70%のモダクリル繊維、約10〜50%のセルロース性繊維、および約10〜40%の脂肪族ポリアミド繊維を含む、請求項22に記載の耐燃性ファブリック。
  24. 前記繊維ブレンドは約40〜65%のモダクリル繊維、約10〜40%のセルロース性繊維、および約15〜40%の脂肪族ポリアミド繊維を含む、請求項23に記載の耐燃性ファブリック。
  25. a. 複数のモダクリル繊維と、複数のセルロース性繊維と、複数の脂肪族ポリアミド繊維とを含む繊維ブレンドを含む紡績糸;および
    b. ファブリックの経糸方向および緯糸方向のうちの少なくとも一方において提供される複数の牽切糸またはフィラメント糸
    を含む耐燃性ファブリックであって、
    前記ファブリックは、GL-PD-07-12、セクション3.6.1.1、3.6.3(表I)、および3.8.1;GL-PD-07-12、セクション3.6.1.2、3.6.3(表I.A)、および3.8.2;GL-PD-07-12、セクション3.6.1.3、3.6.3(表I.B)、および3.8.3;MIL-PRF-EFRCE、セクション3.3.2.1、3.3.5(表I)、および3.3.7.1;MIL-PRF-EFRCE、セクション3.3.2.2、3.3.5(表I)、および3.3.7.2;MIL-PRF-EFRCE、セクション3.3.2.3、3.3.5(表I)、および3.3.7.3;MIL-PRF-EFRCE、セクション3.3.2.4、3.3.5(表I)、および3.3.7.3;ならびにMIL-PRF-EFRCE、セクション3.3.2.5、3.3.5(表II)、および3.3.7.4のうちの少なくとも1つに適合するようにバット染料でプリント可能または染色可能である、
    耐燃性ファブリック。
  26. 前記複数の牽切糸またはフィラメント糸はファブリックの経糸方向および緯糸方向の両方において提供されてファブリック内に格子パターンを形成している、請求項25に記載の耐燃性ファブリック。
  27. 前記複数の牽切糸またはフィラメント糸はナイロンフィラメント糸を含む、請求項25に記載の耐燃性ファブリック。
  28. 平方ヤード当たり6オンス以下の重量を有する、請求項25に記載の耐燃性ファブリック。
  29. ASTM D1424に従って試験された場合にファブリックの経糸方向および緯糸方向のうちの少なくとも一方において少なくとも14ポンド力の引裂強さを有する、請求項28に記載の耐燃性ファブリック。
  30. ASTM D1424に従って試験された場合にファブリックの経糸方向および緯糸方向のうちの少なくとも一方において少なくとも16ポンド力の引裂強さを有する、請求項29に記載の耐燃性ファブリック。
  31. ASTM D1424に従って試験された場合にファブリックの経糸方向および緯糸方向のうちの少なくとも一方において少なくとも19ポンド力の引裂強さを有する、請求項30に記載の耐燃性ファブリック。
  32. ASTM D1424に従って試験された場合にファブリックの経糸方向および緯糸方向のうちの少なくとも一方において少なくとも21ポンド力の引裂強さを有する、請求項31に記載の耐燃性ファブリック。
  33. ASTM D6413に従って測定された場合に、7インチ以下の焦げ長を有し、残炎が2秒間以下である、請求項25に記載の耐燃性ファブリック。
  34. 前記繊維ブレンドはアラミド繊維を含まない、請求項25に記載の耐燃性ファブリック。
  35. a. 複数のモダクリル繊維と、複数のセルロース性繊維と、複数の脂肪族ポリアミド繊維とを含む繊維ブレンドを含む紡績糸;および
    b. ファブリックの経糸方向および緯糸方向のうちの少なくとも一方において提供される複数の牽切糸またはフィラメント糸
    を含む耐燃性ファブリックであって、
    平方ヤード当たり6オンス以下の重量を有し、ASTM D1424に従って測定された場合にファブリックの経糸方向および緯糸方向のうちの少なくとも一方において少なくとも14ポンド力の引裂強さを有する、
    耐燃性ファブリック。
  36. 前記複数の牽切糸またはフィラメント糸はファブリックの経糸方向および緯糸方向の両方において提供されてファブリック内に格子パターンを形成している、請求項35に記載の耐燃性ファブリック。
  37. ASTM D1424に従って試験された場合にファブリックの経糸方向および緯糸方向のうちの少なくとも一方において少なくとも16ポンド力の引裂強さを有する、請求項35に記載の耐燃性ファブリック。
  38. ASTM D1424に従って試験された場合にファブリックの経糸方向および緯糸方向のうちの少なくとも一方において少なくとも19ポンド力の引裂強さを有する、請求項37に記載の耐燃性ファブリック。
  39. ASTM D1424に従って試験された場合にファブリックの経糸方向および緯糸方向のうちの少なくとも一方において少なくとも21ポンド力の引裂強さを有する、請求項38に記載の耐燃性ファブリック。
  40. ASTM D6413に従って測定された場合に、7インチ以下の焦げ長を有し、残炎が2秒間以下である、請求項35に記載の耐燃性ファブリック。
  41. 前記繊維ブレンドはアラミド繊維を含まない、請求項35に記載の耐燃性ファブリック。
  42. a. 複数のモダクリル繊維と、複数のセルロース性繊維と、複数の脂肪族ポリアミド繊維とを含む繊維ブレンドを含む紡績糸;および
    b. ファブリックの経糸方向および緯糸方向のうちの少なくとも一方において提供される複数の牽切糸またはフィラメント糸
    を含み、ASTM F 1506に適合する、耐燃性ファブリック。
  43. 前記複数の牽切糸またはフィラメント糸はファブリックの経糸方向および緯糸方向の両方において提供されてファブリック内に格子パターンを形成している、請求項42に記載の耐燃性ファブリック。
  44. 平方ヤード当たり6オンス以下の重量を有する、請求項42に記載の耐燃性ファブリック。
  45. ASTM D1424に従って試験された場合にファブリックの経糸方向および緯糸方向のうちの少なくとも一方において少なくとも14ポンド力の引裂強さを有する、請求項44に記載の耐燃性ファブリック。
  46. 前記繊維ブレンドは約30〜80%のモダクリル繊維、約10〜60%のセルロース性繊維、および約5〜50%の脂肪族ポリアミド繊維を含む、請求項42に記載の耐燃性ファブリック。
  47. 前記繊維ブレンドはアラミド繊維を含まない、請求項42に記載の耐燃性ファブリック。
  48. 複数のモダクリル繊維と、複数のセルロース性繊維と、複数の脂肪族ポリアミド繊維とを含む繊維ブレンドを含む紡績糸を含む耐燃性ファブリックであって、前記繊維ブレンドはアラミド繊維を含まず、前記ファブリックは、バット染料でプリントまたは染色されて、GL-PD-07-12またはMIL-PRF-EFRCEに特定される迷彩模様が付与されている、耐燃性ファブリック。
  49. 前記ファブリックは、前記迷彩模様についてGL-PD-07-12またはMIL-PRF-EFRCEで特定されている赤外要件に適合する、請求項48に記載の耐燃性ファブリック。
  50. 複数の牽切糸またはフィラメント糸をさらに含む、請求項48に記載の耐燃性ファブリック。
  51. 前記複数の牽切糸またはフィラメント糸はファブリックの経糸方向および緯糸方向の両方において提供されてファブリック内に格子パターンを形成している、請求項50に記載の耐燃性ファブリック。
  52. 前記複数の牽切糸またはフィラメント糸はナイロンフィラメント糸を含む、請求項50に記載の耐燃性ファブリック。
  53. 平方ヤード当たり6オンス以下の重量を有する、請求項50に記載の耐燃性ファブリック。
  54. ASTM D1424に従って試験された場合にファブリックの経糸方向および緯糸方向のうちの少なくとも一方において少なくとも14ポンド力の引裂強さを有する、請求項53に記載の耐燃性ファブリック。


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