JP2018530733A - 冷却液用途および直接蒸発冷却器の循環システム - Google Patents
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Abstract
蒸発冷却システムは、熱交換媒体であって、冷却液を受け取ってこの熱交換媒体を流れ去る供給空気を冷却するための熱交換媒体と、新たな冷却液を供給するための冷却液源と、冷却液を熱交換媒体に供給するための、冷却液源と連通した供給ラインと、熱交換媒体に供給された冷却液を収集するための戻り貯蔵器と、再循環された冷却液を新たな冷却液と共に熱交換媒体に提供するように、貯蔵器内に収集された冷却液を供給ラインに再循環させるための供給ライン内に設けられたポンプとを備える。そのポンプは、エダクターの形態であっても差し支えない。
Description
本出願は、2015年10月16日に出願された米国仮特許出願第62/242569号の恩恵を主張するものである。
本発明は、蒸発冷却システムにおける改良に関し、特に、直接蒸発冷却システムに関する。蒸発冷却システムは、熱力学法則を利用して流体を冷却する状態調節システムと考えられる。蒸発冷却システムにおいて、液相から気相に流体が変化すると、相変化に伴う気化熱のために、温度を低下させることができる。
蒸発冷却器は、典型的に、セルロース、ガラス繊維、または他の媒体からなる構造化波形充填材から製造された接触パッドまたは媒体を備えている。この充填材は、その媒体を通過する空気と冷却液を接触させるための拡大面として働くために使用される。この製品の例に、商標名のCELdek(登録商標)およびGLASdek(登録商標)がある。典型的な蒸発冷却器において、原水が、熱交換器に供給されるか、その中を再循環させられ、その熱交換器を流れる供給空気から熱を取り出すことによって気化される。具体的には、水などの冷却液が、熱交換器の上部区域に供給され、その冷却液は重力によって媒体の表面を流下する。空気が媒体を通過し、水の一部が媒体の表面から空気流中へと蒸発する。
再循環蒸発冷却システムにおいて、熱交換器に供給された、蒸発していない過剰な水は、貯蔵器内に収集され、次いで、ポンプで熱交換器に戻される。水が熱交換器から蒸発するときに、原水中に溶けた鉱物および塩は残留し、水の体積が減少するにつれて、濃度が増す。蒸発した水を補うために、そのシステムに補給水が供給されるが、塩と鉱物は残留し、その濃度が高すぎると、熱交換器上にスカラント(scalants)として堆積するようになり得る。
高濃度のスカラントを軽減するために、水を使用するほとんどの蒸発冷却装置は、貯蔵器内の塩と鉱物の含有量を制御するために排水ドレンを備える。効果的な排出量を決定するための技術は、様々であり、よく知られている。一般に、排出量は、供給水中の鉱物汚染のレベルおよび水の化学的性質に依存するが、非常に新しい水についての供給水の約10%ほどの低さから鉱物含有量が多い供給水の50%以上ほど多くまで変動する。鉱物の溶解度を増やすために化学処理が利用される場合でさえ、鉱物が飽和した水を新たな水と取り替えて、蒸発過程内のスケーリング(scaling)を防ぐために、排水がまだ必要である。
図3は、典型的な直接蒸発冷却器100の概略図を示している。水または別の適切な冷却液は、ポンプ114を使用して、貯蔵器または排水溜め110から供給ライン112を通り、分配器116に再循環される。分配器116は、供給された水を蒸発パッド118などの熱交換器に均一に分配する。供給空気124はそのパッドを通過し、そこで冷却され、加湿されて、冷却空気126として排出される。分配器116から供給された水は、流下し、パッドを通り、温かい供給空気124と出合うときに蒸発する。例えば、弁120により制御される排出流が、水中に蓄積する鉱物を制御するために、そのシステムから排水または排出ラインを通ってドレン122へと除去される。新たな補給水が水供給源128から必要に応じて加えられて、蒸発した水と排水された水を置き換える。その補給水は、貯蔵器110に設けられたフロート弁(図示せず)によって制御することができる。
直接蒸発冷却システムにおいて、排出される水はドレンに向けられ、他に使用されない。それにより、冷却水が相当廃棄され得る。この廃水は、そのシステムの運転費を著しく増加させ、また、特に淡水が不足している地域において、水の供給に多大な負担がかかり得る。
本発明は、流入する水の供給で利用可能なエネルギーを使用して、媒体の上部に施される水を増加させるための再循環ループを作り出すことによって、蒸発冷却システムの効率および効果を改善することができる。
本発明の1つの態様において、蒸発冷却システムは、熱交換媒体であって、冷却液を受け取ってこの熱交換媒体を流れ去る供給空気を冷却するための熱交換媒体と、新たな冷却液を供給するための冷却液源と、冷却液を熱交換媒体に供給するための、冷却液源と連通した供給ラインと、熱交換媒体に供給された冷却液を収集するための戻り貯蔵器と、再循環された冷却液を新たな冷却液と共に熱交換媒体に提供するように、貯蔵器内に収集された冷却液を供給ラインに再循環させるために供給ライン内に設けられたポンプとを備える。
本発明の別の態様において、気体状態調節システムは、その中を流通する気体を状態調節するように構成された状態調節ユニットであって、流通する気体を状態調節するために状態調節流体を利用する状態調節ユニットと、新たな状態調節流体を供給するための状態調節流体源と、状態調節流体を状態調節ユニットに供給するための、状態調節流体源と連通した供給ラインと、状態調節ユニットに供給された状態調節流体を収集するための戻り貯蔵器と、再循環された状態調節流体を新たな状態調節流体と共に状態調節ユニットに提供するように、戻り貯蔵器内に収集された状態調節流体を供給ラインに再循環させるための、供給ラインに設けられたポンプとを備える。
本発明のさらに別の態様において、蒸発冷却システムにおいて供給空気を冷却する方法は、冷却液源から新たな冷却液を、供給ラインを通じて熱交換媒体に供給する工程、その熱交換媒体に供給され、それを通過した新たな冷却液の少なくとも一部を戻り貯蔵器内に収集する工程、収集された冷却液を供給ラインに再循環させて、新たな冷却液と共に供給する工程、および供給空気を、一次熱交換媒体および二次熱交換媒体に流通させる工程を有してなる。
これらと他の態様および利点は、以下の説明を、添付図面と共に読んだときに、明白となるであろう。
蒸発冷却システムにおける蒸発パッドの上面に施される冷却液の流量の選択に、いくつかの要因が影響し得る。冷却液の全てが、媒体の底部に到達し得る前に蒸発する位置が媒体内にないように、媒体に十分な冷却液が施されることが好ましい。冷却液が蒸発するときに、残留する冷却液中で鉱物含有量が濃縮される。どの領域の鉱物含有量も、スケールが媒体の表面上に堆積するまたは析出するほど十分に高くならないことを確実にするために、十分過剰な流れを施さなければならない。スケール堆積物は、最終的には表面を塞ぎ、十分なまたは均一な空気の流れが媒体を通るのを妨げ得る。
設計者が、信頼できる性能を与える冷却液の流量を選択するのに役立つ指針が公表されてきた。その例に、Munters Bulletin EB−IDI−0405、Munters Bulletin EB−WTM−0408、およびMunters Bulletin EB−IDI−0712があり、これらは、水の流量を含む直接蒸発媒体の適用に関する広範囲に及ぶ設計の検討事項を与え、ここに引用される。原則として、水流は、典型的に、媒体上面の単位面積当たりの流量で規定される。最後に述べられたMunters Bulletinの表1から、低閾値は、14インチ(約35cm)の深さの媒体の1フィート(約30cm)の長さ当たり0.75gpmであり得る。これは、媒体の上部区域での0.65gpm/ft2(25.8lpm/m2)の流れと等しい。
適切な流量を達成するために、図3に関して先に述べたように、典型的な直接蒸発冷却システムには、一般に、所定の体積の水が上部区域を通じてパッド表面に繰り返し施されるように、再循環ポンプが取り付けられている。蒸発した水の分の新たな水が排水溜めに補給される。どの他の制御もなく、そのシステム中で再循環された水中の鉱物含有量は、鉱物が析出しファウリングを生じるまで、増加し続けるであろう。この作用を打ち消すために、ブリードオフ流がそのシステムに通常加えられる。規定量の水を除去するために手動で設定される弁により、または再循環される水の性質をモニタし、規定の品質を維持するために制御された様式でブリードオフを行える高性能制御システムにより、非常に単純な様式で、このブリードオフを実施することができる。両方の場合、排水溜めを補充し、ブリードオフされた水を置き換えるために、新たな水が使用される。これには、水中の鉱物含有量を低下させるという正味の影響がある。
再循環される水の質を制御するために必要なブリードの量は、流入する水の質および鉱物を析出させずに「循環される(cycled up)」または濃縮されるその能力を含む多くの要因に基づく。水質がどのようにスケーリング指標および適切な濃縮倍率(CoC)の決定に影響するかの優れた説明が、これもここに引用するMunters Bulletin EB−WTGT−0406に見つけられる。濃縮倍率は、再循環水の固形物のレベルを元の補給原水の固形物のレベルと比較する尺度である。例えば、再循環水の固形物濃度が補給水の固形物濃度の4倍である場合、濃縮倍率は4である。
「直接水(direct water)」と称される低コストのシステムは、ポンプを使用せず、水源からパッドの上部に直接水を施す。これらのシステムは、均一で完全な媒体施用範囲を達成する最低限の流れに流量を設定することによってできるだけ少ない水を使用しようと試みる。しかしながら、これには、一般に、蒸発速度と比べて相当過剰な水を施すことが必要であり、著しい廃水を生じる。
本発明は、流入する冷却液の供給に利用可能なエネルギーを使用して、媒体の上部に施される冷却液を増加させるための再循環ループを作り出す直接水システムに関する。これは、水をそのシステムの排水溜めから直接水システムに取り込んで、媒体の上部への流れを増加させるエダクター、またはベンチュリポンプの使用により達成される。
図1は、本発明の第1の実施の形態の蒸発冷却システムの概略図である。蒸発冷却システム200は、図3に関して記載された典型的な直接蒸発冷却器を利用する。その典型的な直接蒸発冷却装置におけるように、本発明の第1の実施の形態のシステムは、蒸発パッド(蒸発媒体)または熱交換器218、排水溜めまたは戻り貯蔵器210、供給ライン212、および分配器またはスプレイヘッド216を備える。これらの構成要素は、水または別の適切な冷却液を蒸発パッド218の上面に供給し、その冷却液をパッドの側面と中央面に下方に流すために使用される。典型的な蒸発冷却の例におけるように、本実施の形態において、冷却水は、蒸発パッドまたは熱交換器218を流下し、戻り貯蔵器210内に収集される。新たなまたは原冷却液が、都市用水などの供給源228から直接、供給ライン212に、次いで、分配器またはスプレイヘッド216に、そして蒸発パッドに供給される。冷却液が蒸発パッド218を流下し、戻り貯蔵器210内に収集された後、再循環させてパッドに戻すことができる。この目的のために、供給ライン212に、エダクター、噴射ポンプ、またはベンチュリポンプ230が設けられる。エダクター230は再循環ライン232によって戻り貯蔵器210に接続されている。エダクター230の一例の拡大図が、図2に示されている。
蒸発パッド218は、Munters Corp.から入手できる「CELdek」または「GLASdek」であって差し支えなく、媒体のサイズは、特定のシステムの必要性に基づいて選択することができる。様々なパラメータについての選択された厚さ当たりの冷却効率および圧力降下の例が、図4および5のグラフに示されている。これらの基準を考慮して、適切な厚さを選択することができる。
図2の例において、エダクター230は、入口ポート230−1、出口ポート230−2、吸引ポート230−3、ノズル230−4、および拡散器230−5を備える。エダクター230は、入口ポート230−1が供給ライン212の上流側に接続され、出口ポート230−2がその下流側に接続されるようにその供給ラインに直列に設けられている。再循環ライン232はそのエダクターの吸引ポートに接続されている。この構造により、設定圧力でエダクターに入る新たな冷却液は、吸引ポート230−3で吸引を生じるように、その冷却液がノズル230−4および拡散器230−5を通過するときに、原動流体としての機能を果たす。これにより、再循環ライン232内で再循環される冷却液がエダクター中に吸引され、新たな冷却液と混ざり、新たな冷却液と再循環された冷却液を含む混合冷却液として出口ポート230−2から出る。
50psi(約345kPa)の水供給を前提とすると、エダクターは、蒸発媒体の上部への流れの体積の3倍超となるように設計することができる。エダクターの一例の運転が、ここに引用される、1987年5月に発行されたPenberthy Jet Pump Technical Data Bulletin 1200に記載されている。6頁の図表は、10フィート(約3m)の排出ヘッドのリフト要件を前提とし、50psi(約345kPa)の水供給を利用すると、入口水の原動速度(Qm)のほぼ2倍の同伴速度または吸引能力(Qs)を達成することができ、この場合、公称サイズのエダクターについて、17gpmの原動速度で33gpmが同伴された(より小さいサイズのエダクターでは、より少ない流量が可能であることに留意のこと)。この倍数により、特に、高温の時間中および要求される濃縮倍率が低い場合において、蒸発およびブリードに必要とされる過剰な流れに近づく補給水に近づくであろう。
前記システムには、オーバーフローまたはブリード流を可能にするように、ドレン236へのオーバーフローライン234が取り付けられることもある。このオーバーフローまたはブリード流は、オーバーフローライン234内の流量センサ238により測定することができ、次に、測定した流量を、別のセンサ(図示せず)により直接的に測定されたか、またはタイマーおよび推定した流量により間接的に算出されたかのいずれかによる、供給源228からの原水の流入量と比べることができる。次に、流入量値およびオーバーフロー値を使用して、濃縮倍率を計算することができる。次に、流入流量にパルスを生じさせて、目標とする濃縮倍率を達成するための手段としてのブリード水対流入水の比を減少させるための手段としての主流を減少させることができる。本実施の形態において、新たな冷却液の流量を制御するために、エダクター230の上流の供給ライン212に供給弁240が設けられている。供給弁240は、可変または単にオン/オフであり得、制御装置242により制御可能であり得る。制御装置242は、どの適切なシステム・マイクロコントローラであっても差し支えない。この供給弁は、システム条件にしたがって調整することができる。オーバーフローの量が変化するときに、制御装置242が供給弁240を制御して、冷却液を増加、減少、または冷却液にパルスを生じさせるように、流量センサ238から制御装置242への信号を分析することができる。
35℃および0.010g/kgの流入条件での10,000m3/hrの気流で作動する単純な蒸発システムの一例を以下に示す。この例において、蒸発媒体は、200mmの深さを有するMunters「GLASdek」である。この媒体の蒸発効率は、その製造業者によって85%と与えられている。それゆえ、空気流出条件は、約23.2℃および0.01493g/kgとなる。
上記例において、前記システムは、59.2kg/hrの水(10,000m3/hr×1.2kg/m3×(0.01493−0.010)kg水/kg空気)または1.0lpm(59.2kg/hr×1l/kg×1hr/60分)を蒸発させている。このシステムは、水が少々高い硬度を有する場所で運転しており、3の最大濃縮倍率を使用すべきものと仮定しよう。この例では、再循環水中の鉱物含有量を制御するために、追加の1/3または33%のブリードをシステムに設計すべきである。それゆえ、このシステムには、1.33lpmの全補給流量が必要である。
上記例において、前記媒体は、2.5m/sの典型的な面速度で作動しており、1.1mの高さおよび0.75mの幅の寸法を有する。この媒体の上部面積は0.15m2である。25.8lpm/m2の前記Munters Bulletinからの最小の最優良事例を使用して、良好な水分配を確保し、鉱物の堆積を防ぐために媒体の上部に施すべき水の最小量は、3.9lpm(0.15m2×25.8lpm/m2)である。
50psi(約345kPa)での1.33lpmの補給水は、エダクター230を使用して供給ライン212を通して追加の再循環流を駆動するための原動流として働く。前記Penberthyの文献には、10フィート(約3m)の全リフトに対して働く場合の同伴流体対原動流体の約2:1の比が教示されている。このように、この例において、合計で1.33+1.33×2=3.99lpmが蒸発媒体の上面に送達される。この流量が、先に計算された3.9lpmの最低流動要件を満たす。
蒸発速度は、空気進入条件に基づいて変化する。蒸発速度が低い場合、流入する原動流が同じままであれば、ドレンに進む過剰の流れがある。排水溜め中の鉱物含有量は、より低いレベルに低下し、CoCが減少し、水が無駄になる。これらの場合、流入する流れは、過剰なブリードを防ぐために減少させることができる。圧力を減少させることによって流量を減少させた場合、供給水対原動水の比も減少するであろう。これには、良好な分配およびスケールの防止のための望ましい最低流量未満に上部水流を低下させるというマイナスの影響がある。ブリード流を減少させるために、原動流を間欠的に遮断して、またはそれにパルスを生じさせて、過剰なブリード流を減少させる。このようにして、水が流れているときに、完全流量で流れ、それゆえ、分配システムは設計されたように作動する。水が、湿った媒体の表面をかなりゆっくりと、例えば、毎分1m程度で流下するときに、短期間の無流動は、その媒体において明白にはならないであろう。著しい影響がほとんどなく、水流を、1分までの期間に亘り止めることができる。
好ましい実施の形態において、再循環のための原動力を提供するためにエダクターが使用されることに留意すべきである。しかしながら、流入水のエネルギーも使用して、隔膜ポンプ、ピストンポンプ、または回転翼ポンプなどの機械式ポンプを作動させても差し支えない。これらの解決策は、機械損失があるので、それほど効率的ではないであろう。
このように、新規で有用な蒸発冷却システムが示され記載されてきた。本発明は、ある特定の実施の形態を参照して図解と説明の目的で例証してきたが、説明された例の様々な改変、変更、および等価物が可能であることが当業者に明白であろう。
100 直接蒸発冷却器
110、210 貯蔵器
112、212 供給ライン
114 ポンプ
116、216 分配器(スプレイヘッド)
118、218 蒸発パッド(熱交換器)
120 弁
122、236 ドレン
124 供給空気
126 冷却空気
128、228 水供給源
200 蒸発冷却システム
230 エダクター
230−1 入口ポート
230−2 出口ポート
230−3 吸引ポート
230−4 ノズル
230−5 拡散器
232 再循環ライン
234 オーバーフローライン
238 流量センサ
240 供給弁
242 制御装置
110、210 貯蔵器
112、212 供給ライン
114 ポンプ
116、216 分配器(スプレイヘッド)
118、218 蒸発パッド(熱交換器)
120 弁
122、236 ドレン
124 供給空気
126 冷却空気
128、228 水供給源
200 蒸発冷却システム
230 エダクター
230−1 入口ポート
230−2 出口ポート
230−3 吸引ポート
230−4 ノズル
230−5 拡散器
232 再循環ライン
234 オーバーフローライン
238 流量センサ
240 供給弁
242 制御装置
Claims (21)
- 蒸発冷却システムにおいて、
熱交換媒体であって、冷却液を受け取って該熱交換媒体を流れ去る供給空気を冷却するための熱交換媒体と、
新たな冷却液を供給するための冷却液源と、
前記冷却液を前記熱交換媒体に供給するための、前記冷却液源と連通した供給ラインと、
前記熱交換媒体に供給された前記冷却液を収集するための戻り貯蔵器と、
再循環された冷却液を新たな冷却液と共に前記熱交換媒体に提供するように、前記貯蔵器内に収集された前記冷却液を前記供給ラインに再循環させるための該供給ライン内に設けられたポンプと、
を備える蒸発冷却システム。 - 前記熱交換媒体が直接蒸発冷却ユニットに設けられている、請求項1記載の蒸発冷却システム。
- 前記冷却液源からの供給を制御するための制御装置をさらに備える、請求項1記載の蒸発冷却システム。
- 前記戻り貯蔵器からのオーバーフローを検出し、該オーバーフローに関する信号を前記制御装置に提供するためのセンサをさらに備える、請求項3記載の蒸発冷却システム。
- 前記センサが、前記戻り貯蔵器からのオーバーフローの大きさを検出し、該オーバーフローの大きさを示す信号を前記制御装置に提供し、該制御装置が、該オーバーフローの大きさに基づいて前記冷却液源からの冷却液の供給を制御する、請求項4記載の蒸発冷却システム。
- 前記オーバーフローの大きさが規定の閾値より大きい場合、前記制御装置が前記冷却液源の弁を制御して、該冷却液源からの冷却液の供給を減少させる、請求項5記載の蒸発冷却システム。
- 前記規定の閾値が、前記冷却液源から供給される冷却液の流量に基づいて決定される、請求項6記載の蒸発冷却システム。
- 前記制御装置が、前記弁にパルスを生じさせることによって前記冷却液源の弁を制御して、該冷却液源からの冷却液の供給を減少させる、請求項6記載の蒸発冷却システム。
- 前記ポンプがエダクターまたはベンチュリポンプを含む、請求項1記載の蒸発冷却システム。
- 前記新たな冷却液からの圧力を使用して、前記ポンプ内に原動力を生じさせて、前記冷却液を再循環させる、請求項1記載の蒸発冷却システム。
- 気体状態調節システムにおいて、
その中を流通する気体を状態調節するように構成された状態調節ユニットであって、該流通する気体を状態調節するために状態調節流体を利用する状態調節ユニットと、
新たな状態調節流体を供給するための状態調節流体源と、
前記状態調節流体を前記状態調節ユニットに供給するための、前記状態調節流体源と連通した供給ラインと、
前記状態調節ユニットに供給された状態調節流体を収集するための戻り貯蔵器と、
再循環された状態調節流体を新たな状態調節流体と共に前記状態調節ユニットに提供するように、前記戻り貯蔵器内に収集された状態調節流体を前記供給ラインに再循環させるための、該供給ラインに設けられたポンプと、
を備える気体状態調節システム。 - 前記状態調節ユニットが、熱交換媒体を利用する直接蒸発冷却器を含む、請求項11記載の気体状態調節システム。
- 前記新たな状態調節流体からの圧力を使用して、前記ポンプ内に原動力を生じさせて、前記状態調節流体を再循環させる、請求項11記載の気体状態調節システム。
- 蒸発冷却システムにおいて供給空気を冷却する方法において、
冷却液源から新たな冷却液を、供給ラインを通じて熱交換媒体に供給する工程、
前記熱交換媒体に供給され、それを通過した前記新たな冷却液の少なくとも一部を戻り貯蔵器内に収集する工程、
収集された前記冷却液を前記供給ラインに再循環させて、前記新たな冷却液と共に供給する工程、および
前記供給空気を、一次熱交換媒体および二次熱交換媒体に流通させる工程、
を有してなる方法。 - 前記冷却液が、エダクターまたはベンチュリポンプを使用して前記熱交換媒体を通して再循環される、請求項14記載の方法。
- 前記冷却液源からの新たな冷却液の流量を制御する工程をさらに含む、請求項14記載の方法。
- 前記戻り貯蔵器からのオーバーフローを検出し、該オーバーフローに関するフィードバックを提供する工程をさらに含む、請求項14記載の方法。
- 検出された前記オーバーフローの大きさに基づいて、前記冷却液源からの冷却液の供給を制御する工程をさらに含む、請求項17記載の方法。
- 前記オーバーフローの大きさが規定の閾値より大きい場合、前記冷却液源からの冷却液の供給を減少させる工程をさらに含む、請求項18記載の方法。
- 前記規定の閾値が、前記冷却液源から供給される冷却液の流量に基づいて決定される、請求項19記載の方法。
- 前記新たな冷却液からの圧力を使用して、原動力を生じさせて、前記冷却液を再循環させる、請求項14記載の方法。
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