JP2018525732A - タッチ圧力感度補正方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

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Abstract

本発明によるタッチ圧力感度補正方法は、タッチセンサパネルに複数の基準点を定義する段階、複数の基準点に同一の圧力を印加して感知される静電容量の変化量に対する基準データを生成する段階、複数の基準点の間に存在する任意の点に対する静電容量の変化量に対応する補間データを生成する段階、基準データ及び補間データに基づいて、タッチ入力装置の感度を目標値で補正するための補正係数を、基準点及び任意の点のそれぞれに対して算出する段階、及び算出された補正係数を対応するそれぞれの点に適用し、タッチ入力装置のタッチ圧力感度を均一に補正する段階を含み、補間データ生成段階は、静電容量の変化量に対する2個以上のプロファイルに基づいてベースプロファイルを生成する段階、ベースプロファイルから複数の基準点の座標に該当する静電容量の変化量と基準データの偏差を算出したデルタデータを生成する段階、及びデルタデータに基づいて、任意の点に対する静電容量変化量を算出する段階、を含む。
【選択図】図8

Description

本発明は、タッチ圧力感度補正方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
ボタン(button)、キー(key)、ジョイスティック(joystick)、及びタッチスクリーン等のコンピューティングシステムを操作するための多様な種類の入力装置が開発及び利用されている。そのうち、タッチスクリーンは、操作の容易性、製品の小型化及び製造工程の単純化等の多様な利点を有しており、最も大きい注目を受けている。
タッチスクリーンは、タッチ−感応表面(touch-sensitive surface)を備えた透明なパネルであり得るタッチセンサパネル(touch sensor panel)を含むタッチ入力装置のタッチ表面を構成し得る。このようなタッチセンサパネルは、タッチスクリーンの前面に付着され、タッチ−感応表面がディスプレイスクリーンを覆うことができる。ユーザは、指などでタッチスクリーンをタッチしてコンピューティングシステムを操作することができる。これにより、コンピューティングシステムは、タッチスクリーンに対するタッチの有無及びタッチ位置を認識し、演算を遂行してユーザの意図に伴う動作を遂行する。
一方、操作の利便性を高めるため、タッチ圧力まで感知する装置に対する必要性が台頭し、これに対する研究が進められているが、タッチ圧力を感知する場合には、ディスプレイ表面において均一な感度でタッチ圧力を感知できないという問題がある。さらに、製造工程や製造環境の差に起因して、製造された製品毎に異なった感度を示し得るため、これを補完するためのタッチ入力装置の感度補正が必要である。
本発明は、上述した問題点を勘案して案出されたもので、本発明の目的は、タッチ圧力を感知するタッチ入力装置として、ディスプレイ全面において均一な感度でタッチ圧力が感知されるように、タッチ入力装置のタッチ圧力感度を補正することができるタッチ圧力感度補正方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明によるタッチ圧力感度補正方法は、タッチセンサパネルに複数の基準点を定義する段階と、前記複数の基準点に同一の圧力を印加して感知される静電容量の変化量に対する基準データを生成する段階と、前記複数の基準点の間に存在する任意の点に対する静電容量の変化量に対応する補間データを生成する段階と、前記基準データ及び前記補間データに基づいて、タッチ入力装置の感度を目標値で補正するための補正係数を、前記基準点及び前記任意の点のそれぞれに対して算出する段階と、前記算出された補正係数を対応されるそれぞれの点に適用し、タッチ入力装置のタッチ圧力感度を均一に補正する段階と、を含み、前記補間データ生成段階は、前記複数の基準点との離隔距離及び前記基準データに基づいて、前記任意の点に対する静電容量の変化量に対応する補間データを生成する。
また、前記補正係数は、前記目標値を前記基準データと前記補間データに記録された静電容量の変化量に分けた値に該当し、前記基準点及び任意の点に対してそれぞれ算出され得る。
さらに、前記基準点を定義する段階は、前記タッチセンサパネル上に互いに平行するn個の横線と互いに平行するm個の縦線との交差点に前記基準点を位置させ、n×m(n、mは2以上の自然数)個の基準点を定義し得る。
一方、上記目的を達成するための本発明によるタッチ圧力感知補正方法は、タッチセンサパネルに複数の基準点を定義する段階と、前記複数の基準点に同一の圧力を印加して感知される静電容量の変化量に対する基準データを生成する段階と、前記複数の基準点の間に存在する任意の点に対する静電容量の変化量に対応する補間データを生成する段階と、前記基準データ及び前記補間データに基づいて、タッチ入力装置の感度を目標値で補正するための補正係数を、前記基準点及び前記任意の点のそれぞれに対して算出する段階と、前記算出された補正係数を対応するそれぞれの点に適用し、タッチ入力装置のタッチ圧力感度を均一に補正する段階と、を含み、前記補間データ生成段階は、静電容量の変化量に対する2個以上のプロファイルに基づいてベースプロファイルを生成する段階と、前記複数の基準点の座標に対し、前記ベースプロファイルの静電容量の変化量と前記基準データの静電容量の変化量との偏差を算出するデルタデータを生成する段階と、前記デルタデータに基づいて、前記任意の点に対する静電容量の変化量を算出する段階と、を含む。
また、前記補正係数は、前記目標値を前記基準データと前記補間データに記録された静電容量の変化量に分けた値に該当し、前記基準点及び任意の点に対してそれぞれ算出され得る。
さらに、前記基準点を定義する段階は、前記タッチセンサパネル上に互いに平行するn個の横線と互いに平行するm個の縦線との交差点に前記基準点を位置させ、n×m(n、mは2以上の自然数)個の基準点を定義し得る。
上記目的を達成するための本発明によるタッチ圧力感度補正方法は、タッチセンサパネルに複数の基準点を定義する段階と、前記複数の基準点に同一の圧力を印加して感知される静電容量の変化量に対する基準データを生成する段階と、前記複数の基準点の間に存在する任意の点に対する静電容量の変化量に対応する補間データを生成する段階と、前記基準データ及び前記補間データに基づいて、タッチ入力装置の感度を目標値で補正するための補正係数を、前記基準点及び前記任意の点のそれぞれに対して算出する段階と、前記算出された補正係数を対応するそれぞれの点に適用し、タッチ入力装置のタッチ圧力感度を均一に補正する段階と、を含み、前記補間データ生成段階は、静電容量の変化量に対する2個以上のプロファイルに基づいてベースプロファイルを生成する段階と、前記ベースプロファイルから前記複数の基準点の座標に該当する静電容量の変化量と前記基準データの偏差を算出したデルタデータを生成する段階と、前記デルタデータに基づいて、前記任意の点に対する静電容量の変化量を算出する段階と、を含み得る。
さらに、前記プロファイルは、同一工程で製造された複数のタッチ入力装置に対し、複数の座標に対して同一の圧力を印加して検出された静電容量の変化量を記録したデータであり得る。
また、前記補間データ生成段階は、前記複数の基準点との離隔距離及び前記デルタデータに基づいて、前記任意の点に対する静電容量の変化量を算出することによって補間データを生成し得る。
さらに、前記補間データ生成段階は、前記複数の基準点の座標及び前記デルタデータに基づいた関数を算出し、前記関数に前記任意の点に対する座標を代入して、前記任意の点に対する静電容量の変化量に対応する補間データを生成し得る。
上記目的を達成するための本発明によるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上に記載されたタッチ圧力感度補正方法を実行するプログラムを記録し得る。
本発明によるタッチ圧力感度補正方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体によると、ディスプレイの全面において均一な感度でタッチ圧力が感知されるように、タッチ入力装置の感度を補正できるようになる。
図1は、本発明のタッチ圧力感度補正方法が適用されるタッチ入力装置の構成を示す概略図である。
図2は、本発明の一実施形態によるタッチ圧力感度補正方法が適用される、タッチ位置及びタッチ圧力を検出できるように構成されたタッチ入力装置の断面図である。
図3aは、タッチセンサパネルの各位置に同一の圧力を印加した時に感知される静電容量の変化量を示すグラフである。
図3bは、好ましい静電容量の変化量を示すグラフである。
図4は、本発明によるタッチ圧力感度補正方法を示すフローチャートである。
図5aは、本発明によるタッチ圧力感度補正方法で定義された基準点の一実施形態を示す図面である。 図5bは、本発明によるタッチ圧力感度補正方法で定義された基準点の一実施形態を示す図面である。
図6は、本発明によるタッチ圧力感度補正方法で補間データを生成する一実施形態を説明するための図面である。
図7は、本発明によるタッチ圧力感度補正方法で補間データを生成する一実施形態を説明するための図面である。
図8は、本発明によるタッチ圧力感度補正方法でベースプロファイルを生成する一実施形態を説明するための図面である。
図9は、本発明によるタッチ圧力感度補正方法でデルタデータを生成する一実施形態を説明するための図面である。
図10は、本発明によるタッチ圧力感度補正方法でプロファイル基盤の補間データ生成が有する効果を示すグラフである。
図11aは、複数の位置点に対して同一の圧力を印加して感知された静電容量の変化量を示すグラフである。
図11bは、複数の位置点に対して同一の圧力を印加して感知された静電容量の変化量を示すデータである。
図12aは、本発明によるタッチ圧力感度補正方法を適用した結果を示すグラフである。
図12bは、本発明によるタッチ圧力感度補正方法を適用した結果を示すデータである。
図13aは、本発明によるタッチ圧力感度補正方法を適用した結果を示すグラフである。
図13bは、本発明によるタッチ圧力感度補正方法を適用した結果を示すデータである。
図14は、本発明の一実施形態によるタッチ圧力感度補正方法に適用される1次補正段階を示すフローチャートである。
図15aは、本発明によるタッチ圧力感度補正方法において、1次補正段階が適用された結果を示すグラフである。
図15bは、本発明によるタッチ圧力感度補正方法において、1次補正段階が適用された結果を示すデータである。
図16aは、本発明によるタッチ圧力感度補正方法において、1次補正段階を経た後に実質的な補正段階が適用された結果を示すグラフである。
図16bは、本発明によるタッチ圧力感度補正方法において、1次補正段階を経た後に実質的な補正段階が適用された結果を示すデータである。
図17aは、本発明によるタッチ圧力感度補正方法において、1次補正段階を経た後に実質的な補正段階が適用された結果を示すグラフである。
図17bは、本発明によるタッチ圧力感度補正方法において、1次補正段階を経た後に実質的な補正段階が適用された結果を示すデータである。
後述する本発明に対する詳細な説明は、本発明が実施され得る特定の実施形態を例示として示す添付の図面を参照する。これらの実施形態は、当業者が本発明を実施するのに十分なように詳細に説明される。本発明の多様な実施形態は互いに異なるが、相互に排他的である必要はないことが理解されなければならない。例えば、ここに記載されている特定の形状、構造及び特性は、一実施形態に関連して本発明の精神及び範囲を外れないながらも他の実施形態で具現され得る。また、それぞれの開示された実施形態内の個別の構成要素の位置又は配置は、本発明の精神及び範囲を外れないながらも変更され得ることが理解されなければならない。したがって、後述する詳細な説明は限定的な意味として取ろうとするのではなく、本発明の技術的範囲は、適切に説明されるならば、その請求項が主張することと均等なすべての範囲とともに添付された請求項によってのみ限定される。図面において類似の参照符号は、様々な側面にわたって同一又は類似の機能を指し示す。
図1は、本発明のタッチ圧力感度補正方法が適用されるタッチ入力装置の構成を示す概略図である。
図1を参照すると、本発明のタッチセンサパネル100は、複数の駆動電極TX1〜TXn及び複数の受信電極RX1〜RXmを含み、前記タッチセンサパネル100の動作のために前記複数の駆動電極TX1〜TXnに駆動信号を印加する駆動部120、及びタッチセンサパネル100のタッチ表面に対するタッチによって変化する静電容量の変化量に対する情報を含む感知信号を受信し、タッチの有無及びタッチ位置を検出する感知部110を含んでもよい。
図1に示されたように、タッチセンサパネル100は、複数の駆動電極TX1〜TXnと複数の受信電極RX1〜RXmを含んでもよい。図1ではタッチセンサパネル100の複数の駆動電極TX1〜TXnと複数の受信電極RX1〜RXmが直交アレイを構成するもので示されているが、本発明はこれに限定されず、複数の駆動電極TX1〜TXnと複数の受信電極RX1〜RXmが対角線、同心円、及び3次元ランダム配列などをはじめとする任意の数の次元及びこの応用配列を有するようにすることができる。ここで、n及びmは、量の整数として互いに同じか、あるいは異なる値を有してもよく、大きさも互いに相違してもよい。
図1に示されたように、複数の駆動電極TX1〜TXnと複数の受信電極RX1〜RXmは、それぞれ互いに交差するように配列されてもよい。駆動電極TXは、第1軸方向に延びた複数の駆動電極TX1〜TXnを含み、受信電極RXは、第1軸方向と交差する第2軸方向に延びた複数の受信電極RX1〜RXmを含んでもよい。
本発明の一構成であるタッチセンサパネル100において、複数の駆動電極TX1〜TXnと複数の受信電極RX1〜RXmとは互いに同一の層に形成されてもよい。例えば、複数の駆動電極TX1〜TXnと複数の受信電極RX1〜RXmとは絶縁膜(図示せず)の同一の面に形成されてもよい。また、複数の駆動電極TX1〜TXnと複数の受信電極RX1〜RXmとは互いに異なる層に形成されてもよい。例えば、複数の駆動電極TX1〜TXnと複数の受信電極RX1〜RXmは一つの絶縁膜(図示せず)の両面にそれぞれ形成されてもよく、又は、複数の駆動電極TX1〜TXnは第1絶縁膜(図示せず)の一面に、さらに複数の受信電極RX1〜RXmは前記第1絶縁膜と異なる第2絶縁膜(図示せず)の一面上に形成されてもよい。
複数の駆動電極TX1〜TXnと複数の受信電極RX1〜RXmは、透明伝導性物質(例えば、酸化スズ(SnO2)及び酸化インジウム(In2O3)等から成るITO(Indium Tin Oxide)又はATO(Antimony Tin Oxide))等から形成されてもよい。しかし、これは単に例示に過ぎず、駆動電極TX及び受信電極RXは他の透明伝導性物質又は不透明伝導性物質から形成されてもよい。例えば、駆動電極TX及び受信電極RXは、銀インク(silver ink)、銅(copper)又は炭素ナノチューブ(CNT:Carbon Nanotube)のうちの少なくとも何れか一つを含んで構成されてもよい。また、駆動電極TX及び受信電極RXは、メタルメッシュ(metal mech)で具現されるか、あるいは銀ナノ(nano silver)物質から構成されてもよい。
本発明の一実施形態によるタッチ圧力感度補正方法が適用されるタッチ入力装置100の一構成である駆動部120は、駆動信号を駆動電極TX1〜TXnに印加することができる。本発明の一実施形態によるタッチ圧力感度補正方法が適用されるタッチ入力装置1000において、駆動信号は第1駆動電極TX1から第n駆動電極TXnまで順次一度に一つの駆動電極に対して印加されてもよい。このような駆動信号の印加は、再度反復して成されてもよい。これは単に例示に過ぎず、実施形態により多数の駆動電極に駆動信号が同時に印加されてもよい。
感知部110は、受信電極RX1〜RXmを介して駆動信号が印加された駆動電極TX1〜TXnと受信電極RX1〜RXmとの間に生成された静電容量Cm:101に関する情報を含む感知信号を受信することによって、タッチの有無及びタッチ位置を検出することができる。例えば、感知信号は、駆動電極TXに印加された駆動信号が駆動電極TXと受信電極RXとの間に生成された静電容量CM:101によりカップリングされた信号であってもよい。
このように、第1駆動電極TX1から第n駆動電極TXnまで印加された駆動信号を受信電極RX1〜RXmを介して感知する過程は、タッチセンサパネル100をスキャン(scan)すると指称すことができる。
例えば、感知部110は、それぞれの受信電極RX1〜RXmとスイッチを介して連結された受信機(図示せず)を含んで構成されてもよい。前記スイッチは、該受信電極RXの信号を感知する時間区間にオン(on)になって受信電極RXから感知信号が受信機で感知され得るようにする。受信機は、増幅器(図示せず)及び増幅器の負(−)入力端と増幅器の出力端との間、すなわち帰還経路に結合した帰還キャパシタを含んで構成されてもよい。この場合、増幅器の正(+)入力端は、グランド(ground)に接続されてもよい。また、受信機は、帰還キャパシタと並列に連結されるリセットスイッチをさらに含んでもよい。リセットスイッチは、受信機によって遂行される電流から電圧への変換をリセットすることができる。増幅器の負入力端は、該受信電極RXと連結されて静電容量CM:101に対する情報を含む電流信号を受信した後、積分して電圧に変換することができる。感知部110は、受信機を介して積分されたデータをデジタルデータに変換するADC(図示せず:analog to digital converter)をさらに含んでもよい。その後、デジタルデータはプロセッサ(図示せず)に入力され、タッチセンサパネル100に対するタッチ情報を取得するように処理されてもよい。感知部110は受信機とともに、ADC及びプロセッサを含んで構成されてもよい。
制御部130は、駆動部120と感知部110の動作を制御する機能を遂行することができる。例えば、制御部130は、駆動制御信号を生成した後、駆動部200に伝達して駆動信号が所定の時間にあらかじめ設定された駆動電極TXに印加されるようにすることができる。また、制御部130は、感知制御信号を生成した後、感知部110に伝達して感知部110が所定の時間にあらかじめ設定された受信電極RXから感知信号の入力を受けて、あらかじめ設定された機能を遂行するようにすることができる。
図1において、駆動部120及び感知部110は、タッチ入力装置1000のタッチセンサパネル100に対するタッチの有無及びタッチ位置を検出することができるタッチ検出装置(図示せず)を構成することができる。本発明の一実施形態によるタッチ圧力感度補正方法が適用されるタッチ入力装置1000は、制御部130をさらに含んでもよい。本発明の一実施形態においては、タッチセンサパネル100を含むタッチ入力装置1000において、タッチセンシング回路であるタッチセンシングIC(touch sensing Integrated Circuit)上に集積されて具現されてもよい。タッチセンサパネル100に含まれた駆動電極TX及び受信電極RXは、例えば伝導性トレース(conductive trace)及び/又は回路基板上に印刷された伝導性パターン(conductive pattern)等を介してタッチセンシングIC150に含まれた駆動部120及び感知部110に連結されてもよい。
以上で詳しく見たように、駆動電極TXと受信電極RXの交差地点ごとに所定値の静電容量Cが生成され、指のような客体がタッチセンサパネル100に近接する場合、このような静電容量の値が変更され得る。図1において、前記静電容量は、相互静電容量Cmを表わすことができる。このような電気的特性を感知部110で感知し、タッチセンサパネル100に対するタッチの有無及び/又はタッチ位置を感知することができる。例えば、第1軸と第2軸とからなる2次元平面からなるタッチセンサパネル100の表面に対するタッチの有無及び/又はその位置を感知することができる。
より具体的に、タッチセンサパネル100に対するタッチが生じる時、駆動信号が印加された駆動電極TXを検出することによって、タッチの第2軸方向の位置を検出することができる。これと同様に、タッチセンサパネル100に対するタッチの際に受信電極RXを介して受信された受信信号から静電容量の変化を検出することによって、タッチの第1軸方向の位置を検出することができる。
以上、タッチセンサパネル100として相互静電容量方式のタッチセンサパネルが詳細に説明されたが、タッチ入力装置1000において、タッチの有無及びタッチ位置を検出するためのタッチセンサパネル100は、前述の方法以外の自己静電容量方式、表面静電容量方式、プロジェクテッド(projected)静電容量方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式(SAW:surface acoustic wave)、赤外線(infrared)方式、光学的イメージング方式(optical imaging)、分散信号方式(dispersive signal technology)及び、音声パルス認識(acoustic pulse recognition)方式等の任意のタッチセンシング方式を用いて具現されてもよい。
本発明の実施形態によるタッチ圧力感度補正方法が適用されるタッチ入力装置1000において、タッチ位置を検出するためのタッチセンサパネル100は、ディスプレイモジュール200の外部又は内部に位置してもよい。
タッチ入力装置1000のディスプレイモジュール200は、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)であってもよく、この場合、IPS(In Plane Switching)方式、VA(Vertical Alignment)方式、及びTN(Twisted Nematic)方式の何れの方式のディスプレイパネルでも構わない。また、タッチ入力装置1000のディスプレイモジュール200は、PDP(Plasma Display Panel)、有機発光表示装置(Organic Light Emitting Diode:OLED)などに含まれたディスプレイパネルであってもよい。これにより、ユーザは、ディスプレイパネルに表示された画面を視覚的に確認しながらタッチ表面にタッチを行って入力行為を遂行することができる。
この場合、ディスプレイモジュール200は、タッチ入力装置100の作動のためのメインボード(main board)上の中央処理ユニットであるCPU(central processing unit)又はAP(application processor)等から入力を受けてディスプレイパネルに所望する内容をディスプレイするようにする制御回路を含んでもよい。
この場合、ディスプレイパネル200の作動のための制御回路は、ディスプレイパネル制御IC、グラフィック制御IC(graphic controller IC)及び、その他のディスプレイパネル200の作動に必要な回路を含んでもよい。
図2は、本発明の一実施形態による感度補正方法が適用される、タッチ位置及びタッチ圧力を検出できるように構成されたタッチ入力装置の断面図である。
ディスプレイモジュール200を含むタッチ入力装置1000において、タッチ位置を検出するためのタッチセンサパネル100及び圧力検出モジュール400は、ディスプレイモジュール200の前面に付着され得る。これにより、ディスプレイモジュール200のディスプレイスクリーンを保護し、タッチセンサパネル100のタッチ検出感度を高めることができる。
この場合、圧力検出モジュール400は、タッチ位置を検出するためのタッチセンサパネル100と別個に動作することもできるところ、例えば、圧力検出モジュール400は、タッチ位置を検出するためのタッチセンサパネル100と独立して圧力のみを検出するように構成されてもよい。また、圧力検出モジュール400は、タッチ位置を検出するためのタッチセンサパネル100と結合してタッチ圧力を検出するように構成されてもよい。例えば、タッチ位置を検出するためのタッチセンサパネル100に含まれた駆動電極TXと受信電極RXのうちの少なくとも一つの電極は、タッチ圧力を検出するのに用いられてもよい。
図2において、圧力検出モジュール400は、タッチセンサパネル100と結合してタッチ圧力を検出することができる場合を例示する。図2において、圧力検出モジュール400は、前記タッチセンサパネル100とディスプレイモジュール200との間を離隔させるスペーサ層420を含む。圧力検出モジュール400は、スペーサ層420を介してタッチセンサパネル100と離隔された基準電位層を含んでもよい。この場合、ディスプレイモジュール200は、基準電位層として機能することができる。
基準電位層は、駆動電極TXと受信電極RXとの間に生成された静電容量101に変化を引き起こすことができるようにする任意の電位を有し得る。例えば、基準電位層は、グランド(ground)電位を有するグランド層であってもよい。基準電位層は、ディスプレイモジュール200のグランド(ground)層であってもよい。この場合、基準電位層は、タッチセンサパネル100の2次元平面と平行した平面を有してもよい。
図2に示されたように、タッチセンサパネル100と基準電位層であるディスプレイモジュール200とは離隔して位置する。この場合、タッチセンサパネル100とディスプレイモジュール200の接着方法の差により、タッチセンサパネル100とディスプ レイモジュール200との間のスペーサ層420は、エアギャップ(air gap)で具現されてもよい。
この場合、タッチセンサパネル100とディスプレイモジュール200を固定するために両面接着テープ(DAT:Double Adhesive Tape)430が用いられてもよい。例えば、タッチセンサパネル100とディスプレイモジュール200は、それぞれの面積が重ねられた形態であり、タッチセンサパネル100とタッチセンサパネル200それぞれの端領域で両面接着テープ430を介して二つの層が接着されるものの、残りの領域でタッチセンサパネル100とディスプレイモジュール200が所定の距離dに離隔されてもよい。
一般的に、タッチセンサパネル100の撓みなしにタッチ表面をタッチする場合でも、駆動電極TXと受信電極RXとの間の静電容量101:Cmが変化する。すなわち、タッチセンサパネル100に対するタッチ時に相互静電容量Cm:101が基本相互静電容量に比べて減少し得る。これは、指のような導体である客体がタッチセンサパネル100に近接した場合、客体がグランドGNDの役割をして相互静電容量Cm:101のフリンジング静電容量(fringing capacitance)が客体に吸収されるためである。基本相互静電容量は、タッチセンサパネル100に対するタッチがない場合に、駆動電極TXと受信電極RXとの間の相互静電容量の値である。
タッチセンサパネル100のタッチ表面である上部表面を客体でタッチ時に圧力が加えられた場合、タッチセンサパネル100が撓み得る。この場合、駆動電極TXと受信電極RXとの間の相互静電容量101:Cmの値は、さらに減少し得る。これは、タッチセンサパネル100が撓んでタッチセンサパネル100と基準電位層との間の距離がdからd’に減少することにより、前記相互静電容量101:Cmのフリンジング静電容量が客体だけでなく基準電位層にも吸収されるためである。タッチ客体が不導体である場合には、相互静電容量Cmの変化は単純にタッチセンサパネル100と基準電位層との間の距離変化d−d’にだけ起因し得る
以上で詳しく見てみたように、ディスプレイモジュール200上にタッチセンサパネル100及び圧力検出モジュール400を含んでタッチ入力装置1000を構成することによって、タッチ位置だけでなくタッチ圧力を同時に検出することができる。
しかし、図2に示されたように、タッチセンサパネル100だけでなく圧力検出モジュール400までディスプレイモジュール200の上部に配置させる場合、ディスプレイモジュールのディスプレイ特性が低下する問題点が発生する。特に、ディスプレイモジュール200の上部にエアギャップ420を含む場合に、ディスプレイモジュールの視認性及び光透過率が低下し得る。
したがって、このような問題点が発生するのを防止するために、タッチ位置を検出するためのタッチセンサパネル100とディスプレイモジュール200との間にエアギャップを配置せずに、OCA(Optically Clear Adhesive)のような接着剤でタッチセンサパネル100とディスプレイモジュール200とが完全ラミネーション(lamination)されてもよい。
図1及び図2と関連した前記説明では、タッチ位置及びタッチ圧力の検出原理を説明するために、本発明の一実施形態によるタッチ圧力感度補正方法が適用されるタッチ入力装置1000の構成を特定して説明したが、本発明によるタッチ圧力感度補正方法は、タッチ圧力が可能なタッチ入力装置ならば、図1及び図2と異なる構造を有する装置にも適用可能である。
上で説明したように、圧力検出は、タッチセンサパネル100に所定の圧力が印加されることに伴う撓みによる、電極間の距離変化、さらにこれらの間の静電容量の変化に基づいて成される。ただし、タッチセンサパネル100の撓む程度は、すべての位置で同一であり得ない。特に、タッチセンサパネル100の縁部分は、ケースに固定される部分で、同じ圧力を印加してもタッチセンサパネル100の中央部位に比べて撓みがそれほどでない特徴がある。
図3aは、このようなタッチセンサパネル100の各位置に同一の圧力を印加した時に感知される静電容量の変化量を図式化したグラフである。図3aのグラフにおいて、x軸及びy軸は、それぞれ横軸の位置及び縦軸の位置を示し、z軸は感知された静電容量の変化量を示す。図3aのグラフから分かるように、同じ圧力を印加した時、静電容量の変化量は位置によって差があり、タッチセンサパネル100の中央部の静電容量の変化量が大きく、縁部分に行くほど静電容量の変化量が減少する。
これは、タッチセンサパネル100の縁が中央部に比べて低い感度を有することを意味し、タッチ入力装置1000の製造工程及び構造上避けられない問題点である。理想的には、図3bのようにタッチセンサパネル100のすべての領域で同一の感度を有することが好ましい。したがって、本発明は、タッチ圧力感度補正を通じて、タッチセンサパネル100のすべての位置で感知される静電容量の変化量が図3bのように均一に成され得るタッチ圧力感度補正方法を提供する。
図4は、本発明によるタッチ圧力感度補正方法を示すフローチャートである。
まず、タッチ入力装置1000に備えられたタッチセンサパネル100に複数の基準点を定義する(S110)。定義された基準点に所定の圧力を印加した後、感知される静電容量の変化量に対応する基準データを生成する(S120)。
基準データが生成されれば、定義された基準点の間に存在する任意の点に対する静電容量の変化量を補間法によって算出した後、補間データを生成する(S130)。
生成された基準データと補間データは、タッチセンサパネル100の全体位置に対する静電容量の変化量に対する情報を有する。生成された基準データ及び補間データに基づいて、タッチ入力装置の感度を目標値として設定するための補正係数を算出する(S140)。
最後に、算出された補正係数を、それぞれの対応する点に適用してタッチ入力装置1000の感度を均一に補正する(S150)。
以下、図4のフローチャートに示された、本発明の一実施形態によるタッチ圧力感度補正方法に含まれた各段階に対し、詳細に説明することにする。
基準点定義段階(S110)
タッチ入力装置1000に備えられたタッチセンサパネル100上に複数の基準点を定義する。タッチセンサパネル100に仮想の横線と縦線を設定した後、その交差点に基準点を位置させて、前記基準点を定義することができる。
この場合、横線と縦線は2本以上であるのが好ましく、したがって、少なくとも4個の基準点が定義され得る。
このように定義された基準点は、図5a及び図5bに示された通りである。図5a及び図5bにおいて点線は上で説明した横線又は縦線に該当し、アルファベットが表記された円は定義された基準点を示す。
図5aは、5本の横線と3本の縦線が交差する地点にAからOまで合計15個の基準点が定義されたものを示し、図5bは、4本の横線と3本の縦線が交差する地点にAからLまで合計12個の基準点が定義されたものを示す。
もちろん、これよりもさらに多かったり少ない数の基準点が定義されてもよいが、以下では説明と理解の便宜のために、図5a及び図5bのように、合計15個の基準点と合計12個の基準点が定義される場合を想定して説明することにする。
基準データ生成段階(S120)
基準点が定義されれば、基準点が存在する位置に所定の圧力を印加する。この場合、印加される圧力は、人の指によるものと類似した大きさを有することが好ましい。
各基準点に圧力が印加されれば、印加された圧力に対する静電容量の変化量を検出する。静電容量の変化量の検出は、上で説明したところと同じであるため、ここでは説明を省略することにする。
各基準点に対して検出された静電容量の変化量は、基準データを生成するのに用いられる。例えば、図5aのように15個の基準点が定義された場合、AからOまでの基準点に対する静電容量の変化量が基準データに記録される。図5bのように12個の基準点が定義された場合、AからLまでの基準点に対する静電容量の変化量が基準データに記録される。基準データは、各基準点の位置と静電容量の変化量を含む。
補間データ生成段階(S130)
基準データは、定義された基準点に圧力を直接印加し、印加された圧力に対する静電容量の変化量を直接検出して生成されるが、補間データは、定義された基準点で検出された静電容量の変化量に基づいて算出される。
この場合、補間データは、複数の基準点との離隔距離と、S120段階で生成された基準データに基づいて、任意の点に対する静電容量の変化量に対応する補間データを算出する。以下では、本発明による補間データ生成段階(S130)の多様な実施形態を説明することにする。
まず、本発明によるタッチ圧力補正方法は、線形補間法によって補間データを生成することができる。線形補間法としては、1次元線形補間法(linear interpolation)と2次元線形補間法(bilinear interpolation)を用いることができる。
1次元線形補間法は、2個の基準点の間の任意の点に対する静電容量の変化量を推定(estimation)する時、2個の基準点との直線距離により任意の点に対する静電容量の変化量を線形的に決定する方法である。
2次元線形補間法は、長方形の4個の基準点の静電容量の変化量を知っている時、四角形の辺とその内部の任意の点の静電容量の変化量を推定する方法である。
図6は、本発明によるタッチ圧力感度補正方法の補間データを生成する一実施形態として、線形補間法を説明するための図面である。図6において、Q12、Q22、Q11、Q21は、複数の基準点のうち四角形の頂点上に置かれた4個の基準点に該当する。さらに、任意の点であるR、P、Rが表示されている。
まず、任意の点RとRの静電容量の変化量は、1次元線形補間法によって算出され得る。R2(x,y)とR1(x,y)の値は、下の数式1によって定義され得る。
(数式1)
Figure 2018525732
ここで、x,yは座標値を示し、f(Qx)は基準点Qxで検出された静電容量の変化量の値を示す。
一方、任意の点Pに対して再び線形補間法を適用すれば、任意の点P(x,y)の値は、下の数式2によって定義され得る。
(数式2)
Figure 2018525732
ここで、x及びyは各軸に対する座標値を示し、f(Qx)は基準点Qxで検出された静電容量の変化量の値を示す。
すなわち、基準点との離隔距離と基準データの値が定義されれば、数式2によって、基準点の間に存在する任意の点に対する静電容量の変化量を算出することができ、所定個数の任意の点に対する静電容量の変化量を上の公式から算出することによって、補間データが生成され得る。
また、本発明によるタッチ圧力補正方法は、バイキュービック補間法(bicubic interpolation)によって補間データを生成することができる。図7は、本発明によるタッチ圧力感度補正方法の補間データを生成する一実施形態として、バイキュービック補間法を説明するための図面である。
線形補間法とは異なり、図7のグラフは3次関数グラフを有し、一般式で示せば下の数式3の通りである。
(数式3)
Figure 2018525732
上の式において、各係数a,b,c,dを求めるために、P,P,P,Pの座標と値を代入すれば、下の数式4の通りである。
(数式4)
Figure 2018525732
数式4を数式3に代入すれば、各係数の値が下のように算出される。
Figure 2018525732
算出された各係数を数式3に代入すれば、x座標に関する下の数式6が導出される。
(数式6)
Figure 2018525732
さらに、前記数式6に基づいて、任意の点x,yにおける静電容量の変化量を求める公式を下の数式7のように一般化することができる。
(数式7)
Figure 2018525732
上のように、基準点との離隔距離と基準データの値が定義されれば、数式7によって、基準点の間に存在する任意の点に対する静電容量の変化量を算出することができ、所定個数の任意の点に対する静電容量の変化量を上の公式から算出することによって、補間データが生成され得る。
一方、本発明によるタッチ圧力補正方法は、プロファイル基盤推定(profile based estimation)によって補間データを生成することができる。
まず、図8の左側の図面のように、2個以上の静電容量の変化量に対するプロファイルを生成する。図8のグラフにおいて、下部面のx軸とy軸は、タッチ入力装置のディスプレイ表面の各軸を意味し、z軸は、所定個数の座標に対して同一の圧力を印加して検出された静電容量の変化量を意味する。複数のタッチ入力装置に対して生成されたプロファイルは、実際のデータにより近接した補間データを生成するのに用いられてもよい。
図8においては、静電容量の変化量に対する4個のプロファイル、すなわち、4個のタッチ入力装置から取得されたプロファイルを例示したが、これより多かったり少ない数のプロファイルが用いられてもよい。図8に示されたように、複数のプロファイルに基づいて、その平均値を算出し、右側に示されたベースプロファイルを生成することができる。
ベースプロファイルの生成と関連し、利用可能なプロファイル抽出方式で、曲率検出(curvature detection)、輪郭線検出(edge detection)アルゴリズム等のローレベル特性抽出(low level feature extraction)方式、テンプレートマッチング(template matching)、ハフ変換(Hough transform)アルゴリズム等の形状マッチング(shape matching)方式、可変型テンプレート(deformable templates)、スネーク(Snakes)アルゴリズム等のフレキシブル形状抽出(flexible shape extraction)方式などがある。ただし、これは例示に過ぎず、これと異なる多様なプロファイル抽出方法を用いることができる。
ベースプロファイルが生成されれば、基準データとベースプロファイルのデータの偏差を算出してデルタデータを生成する。図9を参照すると、基準データの基準点a、基準点b、基準点c及び基準点dの静電容量の変化量と、基準点a、基準点b、基準点c及び基準点dの座標に対応するベースプロファイルの静電容量の変化量の値を比較し、その偏差値Δa,Δb,Δc,Δdを算出する。
その後、補間データを生成するために、任意の点であるx,y,zの座標値(あるいは、基準点との離間距離)と前記基準点に対して生成された偏差値に基づいて、上で説明した線形補間法又はバイキュービック補間法を用いて、x,y,zの偏差値を算出することができる。
すべての任意の点に対して偏差値を算出すれば、デルタデータが生成され得る。その後、複数の基準点との離隔距離及び前記デルタデータに基づいて、前記任意の点に対する静電容量の変化量を算出することによって、補間データが生成され得る。すなわち、複数の基準点の座標及びデルタデータに基づいた関数を算出し、その関数に任意の点の座標を代入して静電容量の変化量を算出し、補間データを生成することになる。
図10は、各方式によって生成された補間データを実際のデータと比較したグラフである。図10において、点a,b,cは基準点を示し、点x,y,z,kは任意の点で、上で説明した各方式により静電容量の変化量の値が算出される。
点a,b,cをつなぐ実線は実際のデータを示し、任意の点x,y,z,kと基準点a,b,cをつなぐ点線は、線形補間法によって生成された補間データに基づいたグラフであり、任意の点 x,y,z,kと基準点a,b,cをつなぐ一点鎖線は、バイキュービック補間法によって生成された補間データに基づいたグラフであり、任意の点x,y,z,kと基準点a,b,cをつなぐ二点鎖線は、プロファイル基盤の補間法によって生成された補間データに基づいたグラフである。
線形補間法によって生成された補間データのパターンは、任意の点に対する実際のデータのパターンと多少相違があるが、傾きの増減面において類似した方向性を示すので、本発明によるタッチ圧力感度補正方法に用いることができる。
また、バイキュービック補間法を用いれば、線形補間法によるものより、さらに実際のデータに類似したパターンを示すので、さらに微細に感度補正を成すことができる。
さらに、プロファイル基盤の補間法を用いる場合には、実際のデータのパターンと非常に類似するため、最も理想的な感度補正を成すことができるようになる。
補正係数算出段階(S140)
基準データ及び補間データは、タッチセンサパネル100の全体面に対し、各位置に対応する静電容量の変化量の情報を有する。
この場合、タッチセンサパネル100の全体面に対し、均一な感度を設定するための目標値が既に設定されていてもよい。あるいは、基準データ及び補間データが生成された以降に、目標値が設定されても構わない。
前記目標値は基準データ及び補間データとともに、基準点及び任意の点に対する補正係数を算出するのに用いられる。補正係数は、各データに記録された静電容量の変化量の逆数であってもよい。これとは異なり、補正係数は各データに記録された静電容量の変化量の逆数に目標値を掛けた値であってもよい。
例えば、目標値が3000であり、基準点Aにおける(直接圧力を印加して検知された)静電容量の変化量が962とすれば、基準点Aにおける補正係数は1/962であってもよく、目標値を掛けた3000/962が補正係数になってもよい。また、目標値が3000であり、任意の点xにおける静電容量の変化量が1024であれば、任意の点xにおける補正係数は1/1024であってもよく、目標値を掛けた3000/1024が補正係数になってもよい。
このように、定義された基準点及び設定された任意の点、すべての点に対する補正係数を算出する。
感度補正段階(S150)
タッチセンサパネル100に存在するすべての点(基準点及び任意の点)に対して算出された補正係数は、タッチ入力装置1000の感度を均一に補正するのに用いられる。
すなわち、各点の位置に対応する静電容量の変化量に補正係数を掛けることになれば、最終的に感知される静電容量の変化量は全体的に均一な値を有するようになる。
図9a及び図9b、並びに、図10a及び図10bは、本発明によるタッチ圧力感度補正方法を適用した結果を示すグラフとデータを示している。
合計3個セットのタッチ入力装置1000に対するもので、基準点及び任意の点を合わせて合計45個の点を設定した。この場合、図5aのように基準点が15個である場合、任意の点は30個が設定され、図5bのように基準点が12個である場合、任意の点は33個になり得るだろう。ここで、図11a及び図11bは、比較対象としてすべての点に対して同一の圧力を印加して感知された静電容量の変化量を示す。
図11a及び図11bは、補正を遂行しなかった場合のタッチ入力装置の静電容量の変化量を示したものである。図3aに対応するグラフとして理解され得るだろう。
この場合、図11aの横軸は測定位置を示すが、図11bの各行を順次スキャンする形で番号を設定した。例えば、図11bの(1,A)、(1,B)、(1,C)、(1,D)、(1,E)がそれぞれ図11aの横軸に記載された1、2、3、4、5に該当し、再び、図11bの(2,A)、(2,B)、(2,C)、(2,D)、(2,E)がそれぞれ図11aの横軸に記載された6、7、8、9、10に該当する。図11bの各セルの位置は、タッチセンサパネル100の位置に対応され得るだろう。
図11a及び図11bを参照すると、同一の圧力を印加したにもかかわらず、各点に対する静電容量の変化量が均一でないことが分かる。
図12a及び図12bは、本発明によるタッチ圧力感度補正が成された以降の静電容量の変化量を示す。特に、図12a及び図12bは、図5aのように15個の基準点が定義された後に最終的に補正係数が算出された場合を示す。
図12a及び図12bを参照すると、45個の点に対してそれぞれ算出された補正係数を適用した場合、45個のすべての点で全体的に均一な静電容量の変化量が感知されることが分かり、これはタッチ入力装置1000の感度が均一になったことを意味する。
図12bのデータを参照すると、(1,A)、(1,C)、(1,E)、(3,A)、(3,C)、(3,E)、 (5,A)、(5,C)、(5,E)、 (7,A)、(7,C)、(7,E)、(9,A)、(9,C)、(9,E)のセルがすべて目標値である3000の値を有することが分かるが、これは、静電容量の変化量が直接的に感知された基準点に該当するセルとして、静電容量の変化量の逆数に目標値を掛けた補正係数に、再び静電容量の変化量を掛けたので、目標値そのままである3000の値を有する。
ただし、残りの点は基準点に基づいて算出された静電容量の変化量の値に基づくため、目標値と若干の誤差があり得る。しかし、これはユーザが認識しにくい程度の感度に該当するので、図3bのように理想的な圧力タッチの感度を図ることができるようになる。
図13a及び図13bは、本発明によるタッチ圧力感度補正が成された以降の静電容量の変化量を示す。特に、図13a及び図13bは、図5bのように12個の基準点が定義された後に最終的に補正係数が算出された場合を示す。
図13a及び図13bを参照すると、45個の点に対してそれぞれ算出された補正係数を適用した場合、45個のすべての点で全体的に均一な静電容量の変化量が感知されることが分かり、これはタッチ入力装置1000の感度が均一になったことを意味する。
図13bのデータを参照すると、(1,A)、(1,C)、(1,E)、(4,A)、(4,C)、(4,E)、 (6,A)、(6,C)、(6,E)、(9,A)、(9,C)、(9,E)のセルがすべて目標値である3000の値を有することが分かるが、これは、静電容量の変化量が直接的に感知された基準点に該当するセルとして、静電容量の変化量の逆数に目標値を掛けた補正係数に、再び静電容量の変化量を掛けたので、目標値そのままである3000の値を有する。
ただし、この場合にも、残りの点は基準点に基づいて算出された静電容量の変化量の値に基づくため、目標値と若干の誤差があり得る。しかし、これはユーザが認識しにくい程度の感度に該当するので、図3bのように理想的な圧力タッチの感度を図ることができるようになる。
一方、本発明の一実施形態によるタッチ圧力感度補正方法は、図4の1次補正段階(S200)があらかじめ遂行されてもよい。図14は、本発明の一実施形態によるタッチ圧力感度補正方法に適用される1次補正段階(事前的補正段階)を示すフローチャートである。
1次補正段階では、まず、複数のタッチ入力装置に備えられたタッチセンサパネルに複数の位置点を定義する(S210)。上述した図4の方法においては、一つのタッチ入力装置100のみで感度補正が可能であるが、1次補正を遂行するためには、少なくとも2つのタッチ入力装置100が必要である。
複数の位置点が定義されれば、同一の圧力を印加して静電容量の変化量を感知する(S220)。この場合、複数のタッチ入力装置に対してS220段階が成され、それぞれのタッチ入力装置において互いに相応する位置の静電容量の変化量を抽出し、その平均値を算出する。このような過程をすべての位置点に対して遂行すれば、すべての位置点に対する静電容量の変化量の平均値が算出され得、これに基づいて平均値データを生成する(S230)。
生成された平均値データは1次補正のための、1次補正係数を算出するのに用いられる(S240)。この場合、1次補正係数は、平均値の逆数を取った値であってもよく、ここに目標値を掛けた値であってもよい。
1次補正係数を算出すれば、複数の位置点に適用して、タッチ入力装置の感度を補正する(S250)。
以下では、1次補正を遂行するための各段階に対し、さらに詳細に説明することにする。
位置点定義段階(S210)
1次補正において、位置点は、図4の方法において定義された基準点及び任意の点に対応され得る。すなわち、図4の方法において15個の基準点及び30個の任意の点が定義される場合、位置点もやはり前記15個の基準点及び30個の任意の点が位置する領域にそれぞれ配置され得る。また、12個の基準点及び33個の任意の点が定義される場合、位置点もやはり前記12個の基準点及び30個の任意の点が位置する領域にそれぞれ配置され得る。
静電容量の変化量感知段階(S220)
複数の位置点に対して同一の圧力を印加し、この場合、各位置点に印加される圧力は、人の指によるものと類似した大きさを有することが好ましい。
各位置点に同一の圧力が印加されれば、印加された圧力に対する静電容量の変化量を検出する。静電容量の変化量の検出は、上で説明したところと同じため、ここでは説明を省略することにする。
平均値データ生成段階(S230)
例えば、図11a及び図11bのように、3つのタッチ入力装置に対し、各位置点に対する静電容量の変化量を検出することができる。図11bに示された3つのデータは、それぞれ3つのタッチ入力装置から検出された静電容量の変化量であり、同一の位置点に対応する静電容量の変化量(同一のセルに記録された静電容量の変化量)の平均値を算出し、平均値データを生成する。
1次補正係数算出段階(S240)
平均値データが生成されれば、これに基づいて各位置点に対する1次補正係数を算出する。1次補正係数は、各位置点に対して算出された平均値の逆数、あるいは、ここに目標値を掛けた値を有し得る。
タッチ圧力感度補正段階(S240)
算出された1次補正係数は、タッチ入力装置の感度を一次的に補正するのに用いられ、一次的に補正されたタッチ入力装置の感度は、実質的な補正段階(図4のS110〜S150)を再び経ながら、もう一度補正が成される。
図15a及び図15bは、1次補正を経たタッチ入力装置の感度を示すグラフ及びデータである。1次補正を経ることになれば、補正を経る以前のグラフ(図11a参照)よりは、はるかに均一なグラフを得ることができる。これは、タッチ入力装置の感度が1次補正を経ながら均一になったことを意味する。
図16a及び図16bは、1次補正が成された以降に、実質的な補正段階(図4のS110〜S150)をもう一度経た場合の各位置点(基準点及び任意の点)における静電容量の変化量を示す。特に、図16a及び図16bは、15個の基準点及び30個の任意の点を想定して、補正を遂行した場合を示す。
1次補正が成されず、実質的な補正のみ成された場合(図12a参照)と比較すると、1次補正と実質的な補正をすべて遂行したタッチ入力装置がさらに均一な圧力タッチ感度を有することが分かる。
図17a及び図17bは、1次補正が成された以降に、実質的な補正段階(図4のS110〜S150)をもう一度経た場合の各位置点(基準点及び任意の点)における静電容量の変化量を示す。特に、図17a及び図17bは、12個の基準点及び33個の任意の点を想定して、補正を遂行した場合を示す。
1次補正が成されず、実質的な補正のみ成された場合(図13a参照)と比較すると、1次補正と実質的な補正をすべて遂行したタッチ入力装置がさらに均一な圧力タッチ感度を有することが分かる。
一方、本発明は、上述したタッチ圧力感度補正方法に含まれた各段階を実行するプログラムを記録したコンピュータ判読可能な記録媒体の形態で具現されてもよい。
すなわち、本発明の一実施形態による記録媒体に記録されたプログラムによって、前記S110〜S150段階(S210〜S250段階は含む又は含まない)を遂行することができる。
前記コンピュータで判読可能な記録媒体に記録されるプログラムの命令語は、本発明のために特に設計されて構成されたものであるか、あるいは、コンピュータソフトウェア分野の当業者に公知されて使用可能なものであってもよい。
コンピュータで判読可能な記録媒体は、ハードディスク、フロッピーディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気−光媒体(magneto-optical media)、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令語を格納して実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含んでもよい。
プログラム命令語は、コンパイラによって作られるような機械語コードだけでなく、インタープリタなどを使用してコンピュータによって実行され得る高級言語コードなどを含んでもよい。
前記ハードウェア装置は、本発明による処理を実行するために、一つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成されてもよく、その逆も同様である。
以上において、実施形態に説明された特徴、構造、効果などは、本発明の一つの実施形態に含まれ、必ずしも一つの実施形態にのみ限定される訳ではない。さらに、各実施形態において例示された特徴、構造、効果などは、実施形態が属する分野における通常の知識を有する者によって、他の実施形態に対しても組み合わせ又は変形されて実施可能である。したがって、このような組み合わせや変形に関係した内容は、本発明の技術的範囲に含まれるものと解釈されるべきであろう。
また、以上、実施形態を中心に説明したが、これは単に例示に過ぎず、本発明を限定する訳ではなく、本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば、本実施形態の本質的な特性を外れない範囲で、以上に例示されない様々な変形と応用が可能であることが分かるはずである。例えば、実施形態に具体的に示された各構成要素は、変形して実施することができるものである。さらに、このような変形と応用に係る相違点は、添付の特許請求の範囲において規定する本発明の技術的範囲に含まれるものと解釈されるべきであろう。

Claims (11)

  1. タッチセンサパネルに複数の基準点を定義する段階と、
    前記複数の基準点に同一の圧力を印加して感知される静電容量の変化量に対する基準データを生成する段階と、
    前記複数の基準点の間に存在する任意の点に対する静電容量の変化量に対応する補間データを生成する段階と、
    前記基準データ及び前記補間データに基づいて、タッチ入力装置の感度を目標値で補正するための補正係数を、前記基準点及び前記任意の点のそれぞれに対して算出する段階と、
    前記算出された補正係数を対応されるそれぞれの点に適用し、タッチ入力装置のタッチ圧力感度を均一に補正する段階と、を含み、
    前記補間データ生成段階は、前記複数の基準点との離隔距離及び前記基準データに基づいて、前記任意の点に対する静電容量の変化量に対応する補間データを生成する、タッチ圧力感度補正方法。
  2. 前記補正係数は、前記目標値を前記基準データと前記補間データに記録された静電容量の変化量に分けた値に該当し、前記基準点及び任意の点に対してそれぞれ算出される、請求項1に記載のタッチ圧力感度補正方法。
  3. 前記基準点を定義する段階は、前記タッチセンサパネル上に互いに平行するn個の横線と互いに平行するm個の縦線との交差点に前記基準点を位置させ、n×m(n、mは2以上の自然数)個の基準点を定義する、請求項1に記載のタッチ圧力感度補正方法。
  4. タッチセンサパネルに複数の基準点を定義する段階と、
    前記複数の基準点に同一の圧力を印加して感知される静電容量の変化量に対する基準データを生成する段階と、
    前記複数の基準点の間に存在する任意の点に対する静電容量の変化量に対応する補間データを生成する段階と、
    前記基準データ及び前記補間データに基づいて、タッチ入力装置の感度を目標値で補正するための補正係数を、前記基準点及び前記任意の点のそれぞれに対して算出する段階と、
    前記算出された補正係数を対応するそれぞれの点に適用し、タッチ入力装置のタッチ圧力感度を均一に補正する段階と、を含み、
    前記補間データ生成段階は、前記複数の基準点の座標及び前記基準データに基づいた関数を算出し、前記関数に前記任意の点に対する座標を代入して、前記任意の点に対する静電容量の変化量に対応する補間データを生成する、タッチ圧力感度補正方法。
  5. 前記補正係数は、前記目標値を前記基準データと前記補間データに記録された静電容量の変化量に分けた値に該当し、前記基準点及び任意の点に対してそれぞれ算出される、請求項4に記載のタッチ圧力感度補正方法。
  6. 前記基準点を定義する段階は、前記タッチセンサパネル上に互いに平行するn個の横線と互いに平行するm個の縦線との交差点に前記基準点を位置させ、n×m(n、mは2以上の自然数)個の基準点を定義する、請求項4に記載のタッチ圧力感度補正方法。
  7. タッチセンサパネルに複数の基準点を定義する段階と、
    前記複数の基準点に同一の圧力を印加して感知される静電容量の変化量に対する基準データを生成する段階と、
    前記複数の基準点の間に存在する任意の点に対する静電容量の変化量に対応する補間データを生成する段階と、
    前記基準データ及び前記補間データに基づいて、タッチ入力装置の感度を目標値で補正するための補正係数を、前記基準点及び前記任意の点のそれぞれに対して算出する段階と、
    前記算出された補正係数を対応するそれぞれの点に適用し、タッチ入力装置のタッチ圧力感度を均一に補正する段階と、を含み、
    前記補間データ生成段階は、
    静電容量の変化量に対する2個以上のプロファイルに基づいてベースプロファイルを生成する段階と、
    前記複数の基準点の座標に対し、前記ベースプロファイルの静電容量の変化量と前記基準データの静電容量の変化量の偏差を算出したデルタデータを生成する段階と、
    前記デルタデータに基づいて、前記任意の点に対する静電容量の変化量を算出する段階と、を含む、タッチ圧力感度補正方法。
  8. 前記プロファイルは、同一工程で製造された複数のタッチ入力装置に対し、複数の座標に対して同一の圧力を印加して検出された静電容量の変化量を記録したデータである、請求項7に記載のタッチ圧力感度補正方法。
  9. 前記補間データ生成段階は、
    前記複数の基準点との離隔距離及び前記デルタデータに基づいて、前記任意の点に対する静電容量の変化量を算出することによって補間データを生成する、請求項7に記載のタッチ圧力感度補正方法。
  10. 前記補間データ生成段階は、
    前記複数の基準点の座標及び前記デルタデータに基づいた関数を算出し、前記関数に前記任意の点の座標を代入して、前記任意の点に対する静電容量の変化量に対応する補間データを生成する、請求項7に記載のタッチ圧力感度補正方法。
  11. 請求項1ないし10の何れか1項に記載されたタッチ圧力感度補正方法を実行するプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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