JP2018525513A - 軽度ビスブレーキング済みポリプロピレンのペレット - Google Patents

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Abstract

3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンの存在下においてポリプロピレンをビスブレークして、ビスブレーキング済みポリプロピレンを得る工程、を含む方法が提供される。ビスブレーキング済みポリプロピレンはペレット成形されて、ペレットを得ることができる。ビスブレーキング前のポリプロピレンのメルトフローレート(MI2)に対するペレットのメルトフローレート(MI2)の比率は1:1より大きく、そして高々4:1であることができる。ペレットを使用して、製品を形成することができる。

Description

関連出願との相互参照
本願は、その全体が参照されることにより本明細書に引用されたこととされる、2015年8月21日に出願された米国特許出願第14/832,350号明細書からの優先権を主張する。
本開示の実施態様は概括的にペレット成形されたポリオレフィンに関する。より具体的には、本開示の実施態様はペレット成形された、ビスブレーキング済みポリプロピレンに関する。
ポリオレフィン、特にポリプロピレンは、ポリマーの制御された崩壊(controlled degradation)により、その重量平均分子量(Mw)を低下されるか、またはそのメルトフローレート(MFR)を増加されることができる。ポリオレフィンの制御された崩壊は、その期間中にポリマー分子の分裂(scission)が起り、それが全体にわたり低下した分子量または上昇したメルトフローレートをもたらすフリーラジカル発生剤との反応により達成されることができる。このような制御された崩壊はまた、ビスブレーキング(vis−breaking)、制御されたレオロジーまたは過酸化物崩壊(peroxide degradation)と呼ばれる。経済効率のために、より頻度の少ない重合反応器の交換が推奨されるので、改善された、ビスブレーキング済み(vis−broken)ポリマー等級の製品を生産する能力の妥当性(relevance)を増してきた。
ビスブレーキング済みポリオレフィンはペレット成形により加工されて、ポリマーペレットを形成することができ、それが次に、製品の形成のような他の適用に使用されることができる。
要約
本開示は一つの方法を提供する。該方法は、3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンの存在下でのポリプロピレンのビスブレーキングにより、ビスブレーキング済みポリプロピレンを得る工程を含む。該方法はビスブレーキング済みポリプロピレンをペレット成形して、ペレットを得る工程を含む。ビスブレーキング前のポリプロピレンのメルトフローレート(MI2)に対するペレットのメルトフローレート(MI2)の比率は1:1を超え、且つ、高々4:1である。メルトフローレート(MI2)は190℃および2.16kgの荷重下でASTM−1238に従って決定される。
本開示は、3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンの存在下でのポリプロピレンのビスブレーキングにより、ビスブレーキング済みポリプロピレンを得る工程を含む方法を提供する。ビスブレーキング前のポリプロピレンのメルトフローレート(MI2)に対するビスブレーキング済みポリプロピレンのメルトフローレート(MI2)の比率は1:1を超え、且つ、高々4:1である。メルトフローレート(MI2)は190℃および2.16kgの荷重下でASTM D−1238に従って決定される。
本開示は3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオ
キソナンの存在下におけるビスブレーキング済みポリプロピレンを提供する。ビスブレーキング前のポリプロピレンのメルトフローレート(MI2)に対するペレットのメルトフローレート(MI2)の比率は1:1を超え、且つ、高々4:1である。メルトフローレート(MI2)は190℃および2.16kgの荷重下でASTM D−1238に従って決定される。
本開示は3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンの存在下におけるビスブレーキング済みポリプロピレンのペレットを提供する。ビスブレーキング前のポリプロピレンのメルトフローレート(MI2)に対するペレットのメルトフローレート(MI2)の比率は1:1を超え、且つ、高々4:1である。メルトフローレート(MI2)は190℃および2.16kgの荷重下でASTM D−1238に従って決定される。
本開示は、付記の図面と一緒に読み取られる時に、以下の詳細な説明から理解されることができる。
図1A〜1Dは様々なポリマーのペレットを図示している。 図2は一つ以上の実施態様に従う方法のフロー図を表わす。
詳細な説明
次に詳細な説明が提供される。以下の開示は特定の実施態様、バージョンおよび実施例を含むが、該開示は、本願中の情報が使用可能な情報および技術と組み合わされる時に、通常の技術をもつ当業者が本開示物を作製し、使用することができるために含まれているこれらの実施態様、バージョンまたは実施例に限定されるとは限らない。
本明細書で使用される様々な用語は以下に示される。ある請求項中に使用される用語が以下に定義されていない範囲では、その用語は、関連業者が印刷刊行物および発行特許中に示される通りにその用語に与えてきた最も広範な定義を与えられるべきである。更に、他に特記されない限り、本明細書に記述されるすべての化合物は置換されても未置換でもよく、また化合物の一覧表(listing)はそれらの誘導体を含む。
更に、様々な範囲および/または数値の限界(limitations)は以下に明白に記載されることができる。別記されない限り、端点(endpoints)は互換性(interchangeable)であることが意図されることは認められなければならない。数値範囲または限界が明白に記載される場合は、このような明白な範囲または限界は、明白に記述された範囲または限界内に入る同様な数値の反復範囲または限界を含む(例えば約1〜約10は2、3、4、等を含み、0.10超は0.11、0.12、0.13、等を含む)と理解されなければならない。
本開示の具体的な実施態様は、ポリマーのペレットの形成法に関する。該方法は3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンの存在下でのポリプロピレンのビスブレーキングにより、ビスブレーキング済みポリプロピレンを得る工程を含む。3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンは例えば、0ppm超〜高々400ppm、または50ppm〜350ppm、または100ppm〜300ppm、または150ppm〜250ppm(すべて重量)の範囲の量でビスブレーキング済みポリプロピレン中に含まれることができる。ポリプロピレンのビスブレーキング工程は、ビスブレーキング済みポリプロピレンのメルト
フローレートがビスブレーキング前のポリプロピレンのメルトフローレートに対して増加されるように、ポリプロピレン分子の分裂をもたらすために、3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンのポリプロピレンとの反応を誘発するのに十分な条件下で、ポリプロピレンを3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンと接触させる工程を含むことができる。ポリプロピレン分子の分裂をもたらすために、ポリプロピレンとの3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンの反応を誘発するために十分な条件は、混合、剪断(shearing)、歪に対する暴露(subjection
to strain)、加熱またはそれらの組み合わせを含むことができる。例えば、それらに限定はされずに、ポリプロピレン分子の分裂をもたらすために、ポリプロピレンとの3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンの反応を誘発するのに十分な条件は、溶融押出しのために十分な温度に3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンおよびポリプロピレンを加熱する工程、3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンおよびポリプロピレンを混合する工程、3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンおよびポリプロピレンの混合物を押出す工程、またはそれらの組み合わせを含むことができる。ビスブレーキングはアレニウスの関係(Arrhenius relationship)により支配され、3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンとポリプロピレン間のビスブレーキング反応を誘発するために十分な条件は例えば、使用される装置およびポリプロピレンの初期メルトフローレートに応じて広範にばらつく可能性がある。例えば、それらに限定はされずに、ビスブレーキング反応は約140〜330℃または約190〜290℃の範囲の押出し温度、約15秒〜約5分間または30秒〜約3分間の範囲の押出し滞留時間(extrusion residence time)、および約100〜7000psiまたは約300〜約3000psi、または約500〜2500psi、または約1000〜約2300psi、または約1500〜約2200psiの範囲、または約2000psiの圧力下で起ることができる。
幾つかの実施態様において、ポリプロピレンのビスブレーキングは、ポリプロピレンを3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンと一緒に溶融配合する工程を含む。ポリプロピレンを3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンと一緒に溶融配合する工程は例えば、一軸または2軸スクリュー押出し機のような押出し機中における溶融押出しにより実施することができる。
特定の実施態様において、ポリプロピレンは、AKZONOBEL(登録商標)からLUPERSOLTM 101として市販されている2,5−ビス(tert−ブチルペルオキシ)−2,5−ジメチルヘキサンの存在下ではビスブレーキングされず、ビスブレーキング済みポリプロピレンを与えない。幾つかの実施態様において、ポリプロピレンは3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナン以外のいかなるフリーラジカル発生剤の存在下でもビスブレーキングされない。例えば、それらに限定はされずに、フリーラジカル発生剤は、有機過酸化物のような過酸化物を含むことができる。
幾つかの実施態様において、ビスブレーキング前のポリプロピレンのメルトフローレート(MI2)に対するビスブレーキング済みポリプロピレンのメルトフローレート(MI2)の比率は、1:1を超え、且つ、高々4:1、1:1を超え、且つ、高々3:1、1:1を超え、且つ、高々2.5:1、または1:1を超え、且つ、約2:1である。例えば、それらに限定はされずに、メルトフローレートは、ASTM D1238に従って230℃の温度および2.16kgの荷重下で指定の(specified)寸法の開口部を
通してポリプロピレンを押出す死荷重ピストン(dead−weight piston)の可塑度計(Plastometer)を使用して決定することができる。別記されない限り、本明細書に開示されるすべてのメルトフローレート(MI2)は190℃および2.16kgの荷重下でASTM D−1238に従って決定される。
幾つかの実施態様において、該方法はビスブレーキング済みポリプロピレンをペレット成形してペレットを得る工程を含む。例えば、それらに限定はされずに、ビスブレーキング済みポリプロピレンのストランド(strand)を、ダイホールを通って押出し機を排出させることができる。ペレット成形は、ストランドがダイホールを通って押出し機を排出する時にストランドをペレットに切断する工程を含むことができる。例えば、それらに限定はされずに、ストランドがダイホールを通って押出し機を排出する時に、ナイフがストランドをペレットに切断することができる。
幾つかの実施態様において、ビスブレーキング前のポリプロピレンのメルトフローレート(MI2)に対するペレットのメルトフローレート(MI2)の比率は1:1を超え、且つ、高々4:1、または1:1を超え、且つ、高々3:1、または1:1を超え、且つ、高々2.5:1である。
該方法は、ポリプロピレンが3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンの存在下ではビスブレーキングされないが、2,5−ビス(tert−ブチルペルオキシ)−2,5−ジメチルヘキサンのような、3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナン以外のフリーラジカル発生剤(generator)の存在下ではビスブレーキングされる他は同様の方法に比較して、周辺(marginal)且つ格外(off−grade)ペレットの生産の削減を特徴として示す。例えば、それらに限定されずに、該方法は、本明細書で最良のペレット(prime pellets)とも呼ばれる、概して均一な所望サイズの、概ね球形のペレットの生産を含むことができる。本明細書で使用される周辺且つ格外のペレットは、概ね球形でないペレット、概して均一な所望サイズのものでないペレット、またはそれらの組み合わせ物を含むことができる。例えば、それらに限定はされずに、周辺且つ格外のペレットは、図1A〜1Dに図示されるような、長いペレット、大型ペレット、不均一サイズのペレット(例えばチャンク)、尾部分をもつペレット、ペレットの塊(clusters)、ペレットの鎖、こすれて不鮮明な(smeared)ペレット、粉砕ペレット、ダイフリーズ(die freeze)ペレット、泡状ペレット、肘形ペレット(elbows)、天使の髪(angel hair)、犬用の骨形ペレット、またはそれらの組み合わせ物を含むことができる。長いペレットは、少なくとも一方向が最良のペレットよりも長いペレットを含む。大型ペレットは概括的に球形であることができるが、最良のペレットより直径が大きいペレットである。不均一サイズのペレットは塊(chunk)のような、概括的に均一な所望サイズをもたないあらゆるペレットを含む。尾部をもつペレットは、ペレットに比較して小さい、ペレットの縁上の突起物をもつペレットである。ペレットの塊(clusters)は一緒に付着したペレットの集合である。こすれて不鮮明なペレットは、最良のペレットの概ね球形に比較して、概括的に平坦で不鮮明な形状をもつペレットである。犬用の骨状ペレットは概括的に犬用の骨の形状をもつペレットである。ペレットの鎖はポリマー材料の比較的細い「連結物(link)」により連結された2個以上のペレットを含む。粉砕ペレットは崩壊されたペレットを含む。ダイフリーズペレットはダイホール内で固化されたペレットを含む。肘形ペレットは肘またはマカロニの概括的形状をもつペレットを含む。泡状ペレットは気泡または空隙を含むペレットを含む。天使の髪はペレットの形状ではないポリマー材料の細いひもを含む。
幾つかの実施態様において、あるペレットが最良のペレット、周辺のペレットまたは格外のペレットであるか否かは、目視検査により決定することができる。[0]から[4]
に亘る尺度(scale)が確立され得、そこでは、[0]は最も精密に視覚的に最良のペレットに見えるペレットとして定義され、[1]は、[0]より低い程度であるが、[2]より高い程度で視覚的に最良のペレットに見えるペレットとして定義され、[2]は、[1]より低い程度であるが、[3]より高い程度で視覚的に最良のペレットに見えるペレットとして定義され、[4]は、最も精密でなく視覚的に最良のペレットに見えるペレットとして定義される。このような尺度において、「0」、「1」および「2」と評価されるペレットは最良のペレットと定義され、他方「3」および「4」と評価されるペレットは周辺のペレットおよび格外のペレットと定義されることができる。幾つかの実施態様において、該方法は、90%を超える最良のペレットの生産率並びに10%未満の周辺且つ格外のペレットの生産率を特徴として示す。90%を超える最良のペレットの生産率は、90%を超える数の生産されたペレットが最良のペレットと評価され(例えば、目視検査により、[0]、[1]、または[2]と評価される)、10%未満の数の生産されたペレットが周辺の又は格外のペレットと評価される(例えば、目視検査により、[3]又は[4]に評価される)ことを意味する。幾つかの実施態様において、該方法は95%を超える最良のペレットの生産率並びに5%未満の周辺且つ格外のペレットの生産率を特徴として示す。幾つかの実施態様において、該方法は99%を超える最良のペレットの生産率並びに1%未満の周辺且つ格外のペレットの生産率を特徴として示す。幾つかの実施態様においては、該方法は周辺且つ格外のペレットの生産の排除(elimination)を特徴とし、ここでは、最良のペレットの生産率が100%であり周辺且つ格外のペレットの生産率が0%である。
3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナン
フリーラジカル発生剤、3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンは商品名TRIGONOX(登録商標)301としてAKZONOBEL(登録商標)から市販されている有機過酸化物である。TRIGONOX(登録商標)301は一般的にイソパラフィン系炭化水素中41%溶液として市販されている(例えばEXXONMOBIL(登録商標)から市販のISOPAR(登録商標)M)。TRIGONOX(登録商標)301の幾つかの特性は表1に示される。
Figure 2018525513
有機過酸化物の反応性は典型的には、様々な温度におけるその半減期(t1/2)により与えられる。例えば、クロロベンゼン中のTRIGONOX(登録商標)301の半減期は170℃(338°F)において0.1時間、146℃(295°F)において1時間、そして125℃(257°F)において10時間である。他の温度における半減期は以下の等式および定数を使用して計算することができる:
d=A.-Ea/RT
1/2=(ln2)/kd
a=150.23kJ/モル
A=1.02E+15s-1
R=8.3142J/モル.
T=(273.15+℃)K。
前記の通りに、使用される3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンの量は400ppm以下である。従って、イソパラフィン系炭化水素中41%溶液を使用する時は、3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンの量が400ppm以下に維持されるように、使用される溶液の量は980ppm以下であると考えられる。400ppm以下の3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンの量を維持するので、1:1を超え、且つ、高々4:1への、ビスブレーキング前のポリプロピレンのメルトフローレート(MI2)に対するペレットのメルトフローレート(MI2)の比率の達成が許される。
ポリマー
幾つかの実施態様において、ビスブレーキング前のポリプロピレンは、粉末、顆粒または毛羽の形状のリアクターグレードのポリプロピレンである。リアクターグレードのポリプロピレンは、場合により、ビスブレーキング前のどんな更なる処理をも伴わずに、それが生産される重合反応器から直接得ることができる。
ポリプロピレンは例えば、ポリマーの総重量に対して少なくとも約50重量%、または少なくとも約70重量%、または少なくとも約75重量%、または少なくとも約80重量%、または少なくとも約85重量%、または少なくとも約90重量%、または少なくとも95重量%、または少なくとも99重量%、または約100重量%のポリプロピレンを含むことができる。
幾つかの実施態様において、ポリプロピレンは例えば、プロピレンのホモポリマー、プロピレンのランダムコポリマー、プロピレンの耐衝撃コポリマー(impact copolymer)、シンジオタクチック(syndiotactic)ポリプロピレン、アイソタクチック(isotactic)ポリプロピレンまたはアタクチック(atactic)ポリプロピレンであることができる。他の実施態様において、プロピレン基剤のポリマーは「ミニランダム(mini−random)」ポリプロピレンであることができる。ミニランダムポリプロピレンは約1.0重量%未満のコモノマーを含む。特定の実施態様において、ミニランダムポリプロピレン中のコモノマーはエチレンである。
ポリプロピレンの耐衝撃コポリマーは、一つのコポリマー相または成分につながれた(joined to)ポリプロピレンのホモポリマー相または成分を含むことができる。ポリプロピレンの耐衝撃コポリマーは、ポリプロピレンの耐衝撃コポリマーの総重量に基づいて6.5重量%超〜20重量%未満のエチレン、または8.5重量%〜18重量%未満のエチレン、または9.5%重量〜16重量%未満のエチレンを含むことができる。
ポリプロピレンの耐衝撃コポリマーのコポリマー相は、エチレン/プロピレンゴム(EPR)とも呼ばれる、プロピレンとエチレンのランダムコポリマーであることができる。ポリプロピレンの耐衝撃コポリマーは、エチレンとプロピレンのランダムな配列を有する短いシークエンス(sequences)またはブロックにより中断されている明白な(distinct)ホモポリマー相を示す。ランダムコポリマーに比較して、EPRを含むブロックセグメントは、概してコポリマーのものと異なる特定のポリマーの特徴(例えば、固有粘度(intrinsic viscosity))をもつことができる。説により制約されることを望まずに、ポリプロピレンの耐衝撃コポリマーのEPR部分は、ホモポリマー成分のマトリックス内に取り込まれる時に、ポリプロピレンの耐衝撃コポリマーに、増加した衝撃強度を与えるように働くことができるゴム状の特徴(rubbery
characteristics)を有する。一つの実施態様において、ポリプロピレンの耐衝撃コポリマーのEPR部分は、14重量%を超えるポリプロピレンの耐衝撃コポリマー、あるいはまた18重量%を超えるポリプロピレンの耐衝撃コポリマー、あるいは
また、14重量%〜18重量%のポリプロピレンの耐衝撃コポリマーを形成する。
ポリプロピレンの耐衝撃コポリマーのEPR部分中に含まれるエチレンの量は、EPR部分の総重量に基づいて38重量%〜50重量%、あるいはまた40重量%〜45重量%であることができる。ポリプロピレンの耐衝撃コポリマーのEPR部分中に含まれるエチレンの量は、フーリエ(fourier)変換赤外線分光分析(FTI R)法を使用して分光分析により決定することができる。具体的には、ポリマーサンプルのFTIRスペクトルが、知られたEPRのエチレン含量を有する一連のサンプルにつき記録される。720cm-1/900cn-1における透過率を各エチレン濃度につき計算し、次に校正曲線を構成することができる。次に構成曲線上の直線回帰分析(linear regression analysis)を実施して、等式を導き、次にそれを使用してサンプル材料に対するEPRのエチレン含量を決定することができる。
ポリプロピレンの耐衝撃コポリマーのEPR部分は、プロピレンのホモポリマー成分のものと異なる固有粘度を示すことができる。本明細書におけるは固有粘度は、前記溶液の粘度を増加する溶液中のポリマーの能力を表わす。本明細書において、粘度は内部摩擦による、流動に対する抵抗と定義される。一つの実施態様において、ポリプロピレンの耐衝撃コポリマーのEPR部分の固有粘度は、1dl/gを超える、あるいはまた2.0dl/g〜3.0dl/g、あるいはまた2.4dl/g〜3.0dl/g、あるいはまた2.4dl/g〜2.7dl/g、あるいはまた2.6dl/g〜2.8dl/gであることができる。ポリプロピレンの耐衝撃コポリマーのEPR部分の固有粘度はASTM D
5225に従って決定される。
一つの実施態様において、ポリプロピレンの耐衝撃コポリマーは、0.5g/10分〜500g/10分、または1g/10分〜100g/10分、または1.5g/10分〜50g/10分、または2.0g/10分〜20g/10分、または30g/10分〜70g/10分、または40g/10分〜60g/10分、または約50g/10分のメルトフローレート(MFR)をもつことができる。
高MFRにより表わされる優れた流動性(flow properties)は、成型されたポリマー成分の高生産性(high throughput)の製造(manufacturing)を可能にさせる。一つの実施態様において、プロピレンの耐衝撃コポリマーは、低位(low order)ポリプロピレンとも呼ぶことができる、改変を伴わない(without modification)リアクターグレードの樹脂である。
適切なポリプロピレンの耐衝撃コポリマーの代表的例は、限定はされずに、Total
Petrochemicals USA,Inc.から市販されている4944WZおよび4944CWZを含む。樹脂4944WZおよび4944CWZの特定の樹脂特性、機械的特性および熱特性(thermal properties)はそれぞれ、表2A、2Bおよび2Cに示される。
Figure 2018525513
Figure 2018525513
Figure 2018525513
ポリプロピレンはまた、参照によりその全体を本明細書中に引用されたこととされる米国特許公開第2013/0253121A1号に開示されたものを含む、ポリプロピレンのホモポリマー、高結晶性ポリプロピレンのホモポリマー、ポリプロピレンのランダムコポリマーまたは高溶融強度ポリプロピレンであることができる。
幾つかの実施態様において、ポリプロピレンはペレット中に含まれる唯一のポリマーである。
ポリプロピレンは当業者に知られた一つ以上の添加剤を含むことができる。添加剤は、安定剤、潤滑剤、清澄剤(clarifiers)、酸中和剤、放射線抵抗用添加剤、紫外線遮断剤、酸化剤、抗酸化剤、静電気防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、粘着防止剤(anti−blocks)、摩擦係数改良剤(coefficientoffrictionmodifiers)、プロセス・オイル、離型剤、着色剤、顔料、核剤(nucleatingagents)、充填剤、等を含むことができる。添加剤は使用者または製造者の具体的な需要または要望に合わせることができ、また添加剤の様々な組み合わせ物を使用することができる。
製品
幾つかの実施態様において、ペレットは当業者に知られた方法によるように加工されて、製品を製造することができる。例えば、それらに限定されずに、ペレットは射出成型、繊維押出し、フィルム押出し、シート押出し、パイプ押出し、ブロー成型、回転成型、スラッシュ成型、射出−ストレッチブロー成型または押出し熱成型により加工されて製品を製造することができる。製品は例えば、容器(container)、繊維、フィルム、シート、パイプ、薄壁包装体のような包装体、または家庭用品であることができる。
図2は一つ以上の実施態様に従う方法のフロー図を示す。ポリプロピレンは重合反応器20中で生成することができる。ポリプロピレンは粉末、顆粒または毛羽の形状のリアクターグレードのポリプロピレン22として重合反応器20から出て、押出し機/ペレット成形装置24に入ることができる。ある量の3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナン26を押出し機/ペレット成形装置24中に導入することができる。押出し機/ペレット成形装置24中に別々に導入されるように示されているが、幾つかの実施態様においては、3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナン26およびリアクターグレードのポリプロピレン22を押出し機/ペレット成形装置24に入る前に接触させることができる。押出し機/ペレット成形機24内で、リアクターグレードポリプロピレン22と3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナン26は、3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナン26がリアクターグレードポリプロピレン22との反応であって、その結果、ポリプロピレン分子が分裂し、ビスブレーキング済みポリプロピレン28のメルトフローレートがビスブレーキング前のリアクターグレードのポリプロピレン22のメルトフローレートに比べて増加する、反応を引き起こすのに十分な条件下に置かれ得る。押出し機/ペレット成形装置24中の条件(conditions)は、剪断(shearing)、混合、加熱またはそれらの組み合わせを含むことができる。ビスブレーキング済みポリプロピレン28が1本以上のストランドの形状で押出し機/ペレット成形装置24を出る時に、押出し機/ペレット成形装置24はビスブレーキング済みポリプロピレン28をペレット30に切断するように作動することができる。場合により、更なる添加剤を、押出し機/ペレット成形装置24内でリアクターグレードのポリプロピレン22とともに溶融配合することもできる。例えば、それらに限定されずに、押出し機/ペレット成形装置24はペレット成形機と接続された押出し機であることができる。押出し機は例えば、1軸または2軸スクリュー押出し機であることができる。
本開示は概括的に説明されてきたが、以下の実施例は本開示の具体的な実施態様を示す。実施例は、図により与えられ、そして明細または請求の範囲を限定することは意図されないことは理解される。実施例中に与えられるすべての組成物の百分率は重量に基づく。
樹脂4944WZおよび4944CWZは昔から、AKZONOBEL(登録商標)からLUPERSOLTMとして市販されている2,5−ビス(tert−ブチルペルオキシ)−2,5−ジメチルヘキサンを使用して、ビスブレーキング前の樹脂のメルトフローレートに対するビスブレーキング後の樹脂のメルトフローレートの比率が2:1未満であるようにビスブレークされる。2,5−ビス(tert−ブチルペルオキシ)−2,5−ジメチルヘキサンは290.44g/モルの分子量、10.25〜10.47%の活性酸素を有し、無色〜淡黄色の液体として市販されている。
4944WZの試験−試験を以下のように実施した。4944WZの第1のサンプル(サンプル1)を2,5−ビス(tert−ブチルペルオキシ)−2,5−ジメチルヘキサン
の存在下でビスブレークし、4944WZの第2のサンプル(サンプル2)を3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンの存在下でビスブレークした。
ビスブレーキング済みサンプル1およびビスブレーキング済みサンプル2のペレットを成形した。そのペレットを、「0」がそこで、視覚的に主ペレットに最も近似して見えるペレットと定義され、「1」が、視覚的に「0」と評価されるペレットより遠いが評価「2」のペレットよりは主ペレットに近似して見えるペレットと定義され、「2」が、視覚的に「1」と評価されるペレットより遠いが、評価「3」のペレットより主ペレットに近似して見えるペレットと定義され、そして「4」が、視覚的に主ペレットであるとは最も遠く見えるペレットと定義される「0」〜「4」にわたる尺度を使用して目視検査された。「0」、「1」および「2」と評価されるペレットは主ペレットと定義され、他方「3」および「4」と評価されるペレットは最低限ペレットおよび格外ペレットと定義された。最低限および格外ペレットは一つ以上の、これらの、前記に定義され、図1A〜1Dに図示されるものを含んだ。主ペレットは前記に定義され、図1Aに図示されるような、概括的に球形のものおよび概括的に均一な所望サイズのものを含む。例えば、図1A中の「大型ペレットおよび主ペレット」の図の、右端のペレットは主ペレットの一例である。
4944WZのデータ−サンプル1−LUPERSOLTM101の存在下における軽度ビスブレーキング済みの4944WZ樹脂から成形されたペレットの629ロット全体を目視検査した。4944WZを、ビスブレーキング前の樹脂のメルトフローレートに対するビスブレーキング後の樹脂のメルトフローレートの比率が1:1超〜高々4:1であるように、軽度にビスブレークした。少なくとも1回のペレット外観の検査において、LUPERSOLTM101の存在下におけるビスブレーキング済み4944WZ樹脂のペレットの629ロットのうちで、208ロットが「0」の、可能な最高の評価を与えられ(33.1%)、そして63ロットが、「2」より悪い評価を与えられた。これは10.0%の、最低限または格外の生産に匹敵する。商業的に、最低限または格外ペレットの生産は望ましくないことには、放棄(waivers)、取引(negotiation)または格下げ(downgrade)を必要とする。
4944WZのデータ−サンプル2−TRIGONOX(登録商標)301の存在下における軽度ビスブレーキング済みの4944WZ樹脂のペレットの191ロットの全体を目視検査した。4944WZを、ビスブレーキング前の樹脂のメルトフローレートに対するビスブレーキング後の樹脂のメルトフローレートの比率が1:1超〜高々4:1であるように軽度にビスブレークした。ペレット外観の少なくとも1回の検査において、191ロットのうちで、112ロットが「0」の、可能な最高の評価を与えられ(58.6%)、そしてどのロットも「2」より悪い評価を受けなかった。これは目視評価により100%の、初回通過主ペレットの生産に匹敵する。
4944CWZの試験−4944CWZの第1のサンプル(サンプル3)をそこで2,5−ビス(tert−ブチルペルオキシ)−2,5−ジメチルヘキサンの存在下でビスブレークし、そして4944CWZの第2のサンプル(サンプル4)を3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンの存在下でビスブレークする試験を実施した。
ビスブレーキング済みサンプル3およびビスブレーキング済みサンプル4のペレットを成形した。ペレットは前記の定義の通りに「0」〜「4」にわたる尺度を使用して目視検査した。
4944CWZのデータ−サンプル3−LUPERSOLTM101の存在下における軽度
ビスブレーキング済みの4944CWZ樹脂のペレット765ロット全体を目視検査した。4944CWZを、ビスブレーキング前の樹脂のメルトフローレートに対するビスブレーキング後の樹脂のメルトフローレートの比率が1:1超〜高々4:1であるように軽度にビスブレークした。少なくとも1回のペレット外観検査において、LUPERSOLTM101の存在下におけるビスブレーキング済み4944CWZ樹脂のペレットの765ロットのうちで、400ロットが「0」の、可能な最高の評価を与えられ(52.3%)、そして85ロットが「2」より悪い評価を与えられた。これは11.1%の、最低限または格外の生産に匹敵する。
4944CWZのデータ−サンプル4−TRIGONOX(登録商標)301の存在下で4944CWZの316ロット全体を軽度にビスブレークした。4944CWZを、ビスブレーキング前の樹脂のメルトフローレートに対するビスブレーキング後の樹脂のメルトフローレートの比率が1:1超〜高々4:1であるように軽度にビスブレークした。少なくとも1回のペレット外観検査において、TRIGONOX(登録商標)301の存在下におけるビスブレーキング済み4944CWZの316ロットのうちで、179ロットが「0」の、可能な最高の評価を与えられ(56.6%)、そして316ロットのどれも、「2」より悪い評価を受けなかった。これは、TRIGONOX(登録商標)301の存在下におけるビスブレーキング済み4944WZと同様に、外観評価により、100%の、初回通過の主ペレットの生産に匹敵する。
結果の考察
実施例の結果は、3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンの存在下におけるビスブレーキング済みポリプロピレンからペレットを成形する工程が、予期されなかったことには、2,5−ビス(tert−ブチルペルオキシ)−2,5−ジメチルヘキサンの存在下におけるビスブレーキング済みポリプロピレンから成形されるペレットに比較して、外観、形状およびサイズにおいて、より均一なペレットをもたらすことを示す。従って、3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンの存在下でポリプロピレンをビスブレークする工程は、LUPERSOLTM101のような他のフリーラジカル発生剤に比較される時に、ペレット切断の一貫性(consistency)の改善をもたらす。
予期に反して、これらの改善されたペレットの特性(properties)は、ビスブレーキング前の樹脂のメルトフローレートに対するビスブレーキング後の樹脂のメルトフローレートの比率がそこで1:1超〜高々4:1である比較的軽度ビスブレーキング済み樹脂において達成された。このような改善されたペレットの特性(quality)は改善された生産経済学をもたらすことができる。例えば、それらに限定はされずに、該方法は、より少ない無駄物(scrap)の産出および、より多い主製品の収率を特徴として示すことができる。更に該方法はペレット成形装置のナイフ交換の間のより長いランタイム(runtime)を特徴として示すことができる。
文脈に応じて、本明細書における、「本開示」に対するすべての言及は場合により、具体的な特定の実施態様のみに言及するかも知れない。他の場合にはそれは、請求項の、必ずしもすべてではないが、1項以上に引用された主題に言及するかも知れない。以上は、本特許中の情報が利用可能な情報および技術と組合わされる時に、通常の技術をもつ当業者が本開示を作製し、使用することを可能にするために含まれている本開示の実施態様、バージョンおよび実施例に関与するが、本開示はこれらの特定の実施態様、バージョンおよび実施例のみに限定されるわけではない。本開示の、他の、更なる実施態様、バージョンおよび実施例はそれらの基本的範囲から逸脱せずに案出(devise)されることができ、そしてそれらの範囲は、以下の請求の範囲により決定される。

Claims (19)

  1. 3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンの存在下でのポリプロピレンのビスブレーキングにより、ビスブレーキング済みポリプロピレンを得る工程、および
    ビスブレーキング済みポリプロピレンをペレット成形してペレットを得る工程
    を含む方法であって、
    ここでビスブレーキング前のポリプロピレンのメルトフローレート(MI2)に対するペレットのメルトフローレート(MI2)の比率が1:1を超え、且つ高々4:1であり、そしてメルトフローレート(MI2)が190℃および2.16kgの荷重下でASTMD−1238に従って決定される、方法。
  2. ビスブレーキング前のポリプロピレンのメルトフローレート(MI2)に対するペレットのメルトフローレート(MI2)の比率が高々3:1である、請求項1の方法。
  3. ビスブレーキング前のポリプロピレンのメルトフローレート(MI2)に対するペレットのメルトフローレート(MI2)の比率が高々2.5:1である、請求項1の方法。
  4. ポリプロピレンのビスブレーキングが、ポリプロピレンを3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンとともに溶融配合する工程(melt−compounding)を含む、請求項1の方法。
  5. ポリプロピレンが押出し機中で3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンとともに溶融配合される、請求項4の方法。
  6. ポリプロピレンがポリプロピレンの耐衝撃(impact)コポリマーである、請求項1の方法。
  7. ビスブレーキング前のポリプロピレンが粉末、顆粒または毛羽(fluff)の形状の、リアクターグレード(reactorgrade)のポリプロピレンである、請求項1の方法。
  8. 3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンが、ポリプロピレンのビスブレーキングのためにポリプロピレンと接触される時に、イソパラフィン系炭化水素中の溶液に含まれる、請求項1の方法。
  9. 請求項1の方法であって、ポリプロピレンが3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナン存在下でビスブレーキングされず、3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナン以外のフリーラジカル発生剤の存在下にビスブレーキングされる他は請求項1と同様の方法との比較における、周辺且つ格外の(marginalandoff−grade)ペレット生産の低減によって特徴づけられ、ここで、周辺且つ格外のペレットは、長いペレット、大型ペレット、不均一サイズのペレット、尾部分をもつペレット、ペレットの塊(clusters)、こすれて不鮮明な(smeared)ペレット、犬の骨形ペレット、ペレットの鎖、粉砕ペレット、ダイフリーズ(diefreeze)ペレット、泡状ペレット、肘形ペレット(elbows)、天使の髪(angelhair)、またはそれらの組み合わせを含む、方法。
  10. 3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナン以外のフリーラジカル発生剤が2,5−ビス(tert−ブチルペルオキシ)−2,5−
    ジメチルヘキサンである、請求項9の方法。
  11. 周辺かつ格外ペレットの生産における排除(elimination)を特徴として示す、請求項9の方法。
  12. 90%を超える最良のペレットの生産率および10%未満の周辺且つ格外ペレットの生産率を特徴として示し、該最良のペレットが一般に、概ね均一な所望サイズの球状ペレットである、請求項9の方法。
  13. 3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンが0ppm超〜高々400ppmの範囲の量でビスブレーキング済みポリプロピレン中に含まれる、請求項1の方法。
  14. 請求項1の方法により得られるペレット。
  15. 請求項14のペレットから形成される製品。
  16. 3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンの存在下でのポリプロピレンのビスブレーキングにより、ビスブレーキング済みポリプロピレンを得る工程:を含む方法であって、
    ここでビスブレーキング前のポリプロピレンのメルトフローレート(MI2)に対するビスブレーキング済みポリプロピレンのメルトフローレート(MI2)の比率が1:1を超え、且つ高々4:1であり、そしてメルトフローレート(MI2)が190℃および2.16kgの荷重下でASTMD−1238に従って決定される、方法。
  17. 請求項16の方法により得られるビスブレーキング済みポリプロピレン。
  18. ビスブレーキング前のポリプロピレンのメルトフローレート(MI2)に対するペレットのメルトフローレート(MI2)の比率が1:1を超え、且つ高々4:1であり、そして該メルトフローレート(MI2)が190℃および2.16kgの荷重下でASTMD−1238に従って決定される、3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンの存在下におけるビスブレーキング済みのポリプロピレン。
  19. ビスブレーキング前のポリプロピレンのメルトフローレート(MI2)に対するペレットのメルトフローレート(MI2)の比率が1:1を超え、且つ高々4:1であり、そして該メルトフローレート(MI2)が190℃および2.16kgの荷重下でASTMD−1238に従って決定される、3,6,9−トリエチル−3,6,9−トリメチル−1,4,7−トリペルオキソナンの存在下におけるビスブレーキング済みのポリプロピレンのペレット。
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