JP2018524264A - 尿素含有肥料を処理するための混合物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、尿素含有肥料を処理するための、より特に向上したウレアーゼ抑制効果を有する、ウレアーゼ抑制剤と硝化抑制剤との相乗的混合物に、それらの使用方法に、及び前記混合物を含む尿素含有肥料に関する。

Description

本発明は、尿素含有肥料を処理するための、より特に向上したウレアーゼ抑制効果を有する、ウレアーゼ抑制剤と硝化抑制剤との相乗的混合物に、それらの使用方法に、及び前記混合物を含む尿素含有肥料に関する。
世界中において、施肥に使用され、優勢的で量がさらに増加している窒素は、尿素含有肥料の形態で利用されている。しかしながら、尿素自体は、土壌中に遍在する酵素のウレアーゼによって比較的急速に加水分解されてアンモニア及び二酸化炭素を形成し、ほとんど又は完全に吸収されない窒素の形態である。この過程において、特定の状況では、ガス状のアンモニアが、大気中に放出され、したがって、植物のために土壌中にもはや存在しなくなり、それによって施肥の効率が低下させる。
尿素含有肥料を使用する場合に、尿素含有肥料を、尿素の酵素切断を抑制又は低下させることができる物質と共に散布することによって、窒素の利用度は向上することができることは、知られている(概論について、Simihaeian,M.(2002) Improving Efficiency of Urea Fertilizers by Inhibition of Soil Urease Activity,ISBN 1−4020−0493−1,Kluwer Academic Publishers,Dordrecht,The Netherlandsに参照されたい)。最も強力な既知のウレアーゼ抑制剤の中には、例えば、EP 0 119 487に記載されているN−アルキルチオリン酸トリアミド及びN−アルキルリン酸トリアミドがある。
さらに、N−(n−ブチル)チオリン酸トリアミド(NBPT)及びN−(n−プロピル)チオリン酸トリアミド(NPPT)などのN−アルキルチオリン酸トリアミドの混合物を使用し得る。
これらのウレアーゼ抑制剤は、例えばUS 4,530,714及びWO2009/079994に記載されている。この種の化合物を、ウレアーゼ抑制剤として作用することができるために、まず、それらは、対応するオキソの形態に転換されなければならない。次に、その形態はウレアーゼと反応し、その抑制作用を引き起こす。
ウレアーゼ抑制剤を尿素と一緒に土壌の上に又は土壌中に適用することが推奨される。なぜなら、これにより、抑制剤が、肥料と一緒に、土壌と接触するからである。活性化合物は、例えば、尿素の粒状(prilling)又は顆粒にする前の溶融物に溶解させることによって、尿素に組み込むことができる。このようなプロセスは、例えばUS 5,352,265に記載されている。別のオプションは、液体形態での活性化合物を尿素顆粒又は小粒に適用することである。
利用のための対応するプロセス、及び好適な溶媒は、例えばEP−A−1 820 788に記載されている。
DE−A−10 2005 015 362には、NBPT及びピラゾールの反応生成物が記載されている。
EP 0 119 487 US 4,530,714 WO2009/079994 US 5,352,265 EP−A−1 820 788 DE−A−10 2005 015 362
Simihaeian,M.(2002) Improving Efficiency of Urea Fertilizers by Inhibition of Soil Urease Activity,ISBN 1−4020−0493−1,Kluwer Academic Publishers,Dordrecht,The Netherlands
本発明は、ウレアーゼ抑制作用及び硝化抑制作用の相乗的な組み合わせを可能にする、尿素含有肥料の処理の混合物を提供することを目的とする。
該混合物において、一般に起こるアンモニアのさらなる放出は、硝化抑制剤を含むことにより防止されるべきである。
ウレアーゼ抑制剤及び硝化抑制剤を単独に使用することと比較して、当該目的は、より低い散布量で同等の効果を達成することである。
適用中の尿素含有肥料の窒素損失は、本発明による混合物によって防止されるべきである。
さらに、本発明は、尿素含有肥料の処理のための、より特にウレアーゼ抑制のための、尿素含有肥料に適用した後に比較的に長くで安定的な貯蔵寿命を有し、異なる分配段階にわたってもより安定であり、かつ、尿素に適用した活性化合物の分解又は損失を防止する混合物を提供することを目的とする。該混合物は、活性化合物の活性に悪い影響を及ぼすことがない。
この目的は、本発明に従って、
a)成分Aとしての、少なくとも1種の一般式(I)の(チオ)リン酸トリアミド及び/又は一般式(II)の(チオ)リン酸ジアミド
N−P(X)(NH (I)
O−P(X)(NH (II)
(式中、
Xは、酸素又は硫黄であり、
及びRは、互いに独立して、水素、いずれの場合にも置換又は非置換の2−ニトロフェニル、C1〜10アルキル、C3〜10シクロアルキル、C3〜10ヘテロシクロアルキル、C6〜10アリール、C6〜10ヘテロアリール又はジアミノカルボニルであり、また、R及びRは、それらに結合している窒素原子と一緒に、窒素、酸素及び硫黄からなる群から選択される1個又は2個のさらなるヘテロ原子を任意に含有してもよい5員又は6員の飽和又は非飽和の複素環式ラジカルであることが可能である)、
b)成分Bとしての、塩の形態で存在してもよい、2−(N−3,4−ジメチルピラゾール)コハク酸、
を含む、尿素含有肥料を処理するための混合物によって達成され、
ここで、成分AのBに対する質量比が1:1〜1:6の範囲にある。任意に、
c)成分Cとしての、アミノ基又は置換されたアミノ基を含有し、100℃を超える沸点を有する少なくとも1種の化合物
を一緒に使用することも可能である。
本発明は、さらに、尿素含有窒素肥料用の添加剤及びコーティング材としての混合物の使用を提供する。
本発明は、さらに、牧草地上に又は液体肥料の貯蔵中に有機肥料中の窒素損失を低下させるため、及び動物舎(animal stalls)中のアンモニア負荷(ammonia load)を低下させるための混合物の使用を提供する。
本発明は、さらに、成分A及びBの総量が、存在している尿素を基づいて、0.001質量%〜0.5質量%、好ましくは0.02質量%〜0.4質量%、より好ましくは0.08質量%〜0.25質量%となる量で、本発明による混合物を含む尿素含有肥料を提供する。
本発明によれば、一般式(I)の(チオ)リン酸トリアミド及び/又は一般式(II)の(チオ)リン酸ジアミドとの混合物中の2−(N−3,4−ジメチルピラゾール)コハク酸(DMPSAとも称され、又はDMPSA)は、尿素含有肥料を処理するための相乗的活性の混合物をもたらすことが判明された。
本発明によれば、活性を大きく損失をさせず、それぞれにウレアーゼ抑制剤(成分A)及び硝化抑制剤(成分B)の従来の使用量を有意に低下すること、すなわち、混合物中の活性化合物の総量が個々の物質の使用の場合の約半分に過ぎないことが可能にした。
上述したように、ウレアーゼ酵素は、尿素をアンモニア及び二酸化炭素に比較的迅速に加水分解する。ウレアーゼ抑制剤を使用することにより、このプロセスは遅延又は減速することができる。
硝化抑制剤は、肥料中の窒素の硝酸塩への早期変換を防止し、硝酸塩は、例えば雨水などによって容易に洗い流すことができ、これにより植物に失われる。
典型的な硝化抑制剤、例えば3,4−ジメチルピラゾール又は3,4−ジメチルピラゾールホスフェートは、典型的には、加水分解後にpHが塩基性の範囲内にとどまるという事実を含む原因で、尿素含有肥料のからのアンモニア放出を有意に上昇させる。上昇したpHレベルで、より低いpHレベルより、アンモニア放出の可能性は有意に高い。硝化抑制剤の使用は、NOの形成の低下及び硝酸塩の浸出の低下により達成されるが、それにもかかわらず、上昇したアンモニア放出、したがってアンモニアによる窒素の損失を犠牲にして、この所望の効果が得られる。
したがって、しばしば、硝化抑制剤でなく、ウレアーゼ抑制剤が尿素含有肥料に使用される。
本発明によれば、一般式(I)の(チオ)リン酸トリアミド及び一般式(II)のリン酸ジアミド、特にN−(n−ブチル)チオリン酸トリアミド(NBPT)又はN−(n−プロピル)チオリン酸トリアミド(NPPT)は、尿素からのアンモニアの放出、及び2−(N−3,4−ジメチルピラゾール)コハク酸を硝化抑制剤として使用する場合に、アンモニアのさらなる放出を防止又は制限する。したがって、使用される硝化抑制剤によって硝化作用が十分に抑制され、かつ、笑気ガスの損失が大幅に低減されるだけでなく、アンモニアの損失が大幅に低減され、したがって尿素がより長く安定化される。
本発明のウレアーゼ抑制剤と組み合わせて本発明の硝化抑制剤を使用する場合、この効果は特に生じる。硝化抑制作用及びウレアーゼ抑制作用は、互いに一緒に維持されるが、同時に使用される両方の活性化合物の量が低下される。
いずれの理論にも縛られることなく、当該組み合わせ効果は、アンモニウム窒素の遅延放出と一緒に硝化抑制剤の遅延された効果に基づくことができる。2−(N−3,4−ジメチルピラゾール)コハク酸は、水溶性であり、他の硝化抑制剤より極性を有する。生じるべき効果において、典型的には、コハク酸との共有結合を土壌中で元に戻すことが最初に必要である。効果の開始はアンモニア性窒素の遅延放出と同時に起こるので、硝化抑制効果及びウレアーゼ抑制効果は一時的に相互関係を保持し、互いに強化する。
WO 2009/079994に教示されているように、本発明によれば、アミン化合物を成分Cとしてさらに使用することは、省略することができるので、この成分に関する製造を節約することを可能にする。それにもかかわらず、本発明によれば、成分Cのアミン化合物を一緒に使用することも可能である。いずれの理論にも縛られることなく、少し塩基性及び極性を有する硝化抑制剤によって、この塩基性で極性の成分の使用は省略することができる。
DMPSA及びNBPTを用いたスクリーニング実験により、適用の最初の数日中に、ウレアーゼ抑制剤は、硝化抑制剤に有害な影響を及ぼさず、尿素加水分解を十分に抑制することが明らかになった。
硝化抑制剤の量を70%以下(硝化抑制剤が唯一の添加剤である使用と比較して)まで低下させることは、使用期間中に硝化を抑制することに十分である。ウレアーゼ抑制剤の使用は、適用後の最初の数日中にアンモニウムの放出を遅延させる。
単独で使用された場合には、硝化抑制剤の通常適用量の三分の一がアンモニアの放出の大きな増加を引き起こすが、NBPTと組み合わせの場合はそうではない。一方、硝化抑制剤の通常適用量の三分の一は、笑気ガスの放出を大幅に低下させる。
結果として、硝化抑制剤DMPSAをウレアーゼ抑制剤NBPTと併用する場合、2つの抑制剤の効果が保持され、使用される両方の活性化合物の総量が半分以上にすることができるように、互いに増強される。
単独で使用される個々の物質の通常適用量と比較して、使用量は、いずれの場合にも尿素に基づいて、DMPSAの場合に2/3以下(例えば、0.36質量%〜0.12質量%)、NBPTの場合に1/3以下(例えば、0.06質量%〜0.04質量%)まで低下することができる。通常、DMPSAはNBPTよりかなり大きな量で使用されるので、DMPSAの使用量の低下は、さらにより著しい。
成分Aとして使用されるものは、少なくとも1種の一般式(I)の(チオ)リン酸トリアミド及び/又は一般式(II)の(チオ)リン酸ジアミドである。これらは、個別の化合物か、又はこれらの化合物の2種以上の混合物であってもよい。例えば、これらは、EP−A−1 820 788に記載されている種の混合物であってもよい。
ラジカルR及びRは、それぞれ、置換されないか、又は例えばハロゲン及び/又はニトロに置換されてもよい。
アルキル基の例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、tert−ペンチル、ヘキシル、2−メチルペンチル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシル、イソオクチル、ノニル、イソノニル、デシル及びイソデシルが挙げあられる。シクロアルキル基は、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロオクチルである;アリール基は、例えば、ペンチル若しくはナフチル、又は置換された形態での2−ニトロフェニルである。複素環式基RN−の例としては、ピペラジニル、モルホリニル、ピロリル、ピラゾリル、トリアゾリル、オキサゾリル、チアゾリル又はイミダゾリル基が挙げられる。
この種の化合物は、例えば、EP 0 119 487、WO 00/58317及びEP 1 183 220から、ウレアーゼ抑制剤として知られている。
式(II)の化合物の1つの例は、フェニルホスホロジアミデートである。
好ましくは、N−n−ブチル−チオリン酸トリアミド(NBPT)を1つ又は唯一の活性化合物(成分A)として含むものを製造する。さらなる活性化合物を使用する場合、好ましくは、それらは、N−シクロヘキシル−、N−ペンチル−、N−イソブチル−及びN−プロピルリン酸トリアミド、並びに、対応するチオリン酸トリアミドからなる群から選択される誘導体である。特に好ましくは、NBPTを、いずれの場合にも成分Aの活性化合物の総量に基づいて、40質量%〜95質量%、非常に好ましくは60質量%〜80質量%の量で含有するものを製造する。
特に好ましくは、NBPTは、単独で成分Aとして使用される。
チオリン酸トリアミドは、対応するリン酸トリアミドに比較的容易に変換されることが知られている。一般的には、水分は完全に排除することができないので、チオリン酸トリアミド及び対応するリン酸トリアミドは、しばしば、互いに混合して存在する。したがって、この明細書において、「(チオ)リン酸トリアミド」という用語は、それぞれ、純粋なチオリン酸トリアミド及びリン酸トリアミドだけでなく、それらの混合物も意味する。
特に好ましくは、N−アルキルチオリン酸トリアミド(ここで、X=S、R2=Hである)、及びN−アルキルリン酸トリアミド(ここで、X=O、R2=Hである)である。
この種のウレアーゼ抑制剤は、例えば、US 5,770,771に記載されているように、公知の方法により、例えば、塩化チオホスホリル、第1級又は第2級アミン、及びアンモニアから製造することができる。このような反応において、第1のステップで、塩化チオホスホリルを1当量の第1級又は第2級アミンと反応させ、その後に得られた生成物を過剰のアンモニアと反応させて最終生成物を得る。
他の好適なウレアーゼ抑制剤は、例えば、WO 00/61522、WO 00/58317、WO 02/083697、WO 01/87898、WO 2006/010389に記載されている。そこに記載されている化合物は、例えば、チオリン酸トリアミド、複素環式的に置換された(チオ)リン酸トリアミド、N−(2−ピリミジニル)(チオ)リン酸トリアミド、及びN−フェニルリン酸トリアミドである。
EP−A−1 820 788には、N−(n−ブチル)チオリン酸トリアミド及びN−(n−プロピル)チオリン酸トリアミドの混合物がより具体的に記載されている。
本発明によれば、特に好ましくは、個々の物質に加えて、これらの混合物は使用することができる。
成分Aとして使用される、一般式(I)の(チオ)リン酸トリアミド、及び/又は一般式(II)の(チオ)リン酸ジアミドは、純粋な物質であってもよいか、又は2種以上の純粋な物質の混合物であってもよい。また、それらは、活性化合物の合成プロセスからの副産物も含むことが可能である。一般的には、成分Aの純度は少なくとも70%である。
成分Bについて、本発明による混合物は、硝化抑制の効果を有する2−(N−3,4−ジメチルピラゾール)コハク酸(DMPSA)をピラゾール化合物として含む。この化合物は、先行技術から知られており、例えばWO 96/24566、WO 2011/032904及びWO 2013/121384に記載されている。
2−(N−3,4−ジメチルピラゾール)コハク酸は、しばしば、約80:20の比での、2−(3,4−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)コハク酸及び2−(2,3−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)コハク酸の異性体混合物である。また、前記個々の化合物の1つを使用することも可能である。同様に、前記化合物(単数又は複数)の塩、例えばアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩又はアンモニウム塩、好ましくはアルカリ金属塩を使用することも可能である。
2−(N−3,4−ジメチルピラゾール)コハク酸は、任意の所望の好適なプロセス、例えば一般的にWO 96/24566に記載されているプロセスによって、製造される。当該製造は、好ましくは、3,4−ジメチルピラゾールをマレイン酸又は無水マレイン酸と反応させることによって達成される。一般的には、この反応は、酸性環境下で行われる。3,4−ジメチルピラゾールの製造に関しては、Noyceら,Jour.of Org.Chem.20,1955年,1681〜1682頁を参照することができる。さらに、EP−A−0 474 037、DE−A−3 840 342、EP−A−0 467 707、及びEP−B−1 120 388を参照することができる。
3,4−ジメチルピラゾールの精製については、DE−A−10 2009 060 150を参照することができる。
好ましくは、前記反応は、0〜150℃、好ましくは50〜120℃、より特に70〜105℃の範囲の温度で、大気圧下で、溶媒の非存在下で、又は好ましくは不活性溶媒、例えば水、アセトニトリル若しくはジメチルスルホキシド中で行われる。他の好適な溶媒は、アルコール、エーテル、ケトン、水及びアルカンである。酢酸などの有機酸での反応も適している。生成物は、再結晶によって、例えばジエチルエーテルに溶解することによって精製されてもよい。
無水マレイン酸を水に溶解し、反応させて、マレイン酸を形成することは可能である。その後、3,4−ジメチルピラゾールの水溶液は添加することができる。当該反応は、約100℃、例えば70〜105℃の温度で実行されてもよい。反応が一般に行われる反応条件下で、3,4−ジメチルピラゾールが互変異性化されるか、又はピラゾール環の3,4−互変異性が窒素での置換によって無効にするので、一般的には、得られた置換コハク酸の、構造異性体を含有する異性体混合物を有することを避けることは不可能である。
特に好ましくは、2−(N−3,4−ジメチルピラゾール)コハク酸は、有機溶媒又は希釈剤の非存在下で、3,4−ジメチルピラゾールを、マレイン酸、無水マレイン酸又はマレイン酸/無水マレイン酸の混合物と反応させ、次に有機溶媒又は希釈剤の非存在下で得られた反応生成物から結晶化することにより製造される。
本発明によれば、製造及び結晶化の過程中に有機溶媒又は希釈剤を使用しない場合、高純度の生成物及び高収率が得られることが判明された。
前記反応又は結晶化中に、少量の有機溶媒又は希釈剤を存在することは許容することができる。本発明によれば、プロセス中に使用される非有機溶媒又は希釈剤に基づいて、10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、より特に2.5質量%以下の有機溶媒又は希釈剤は許容することができる。特に好ましくは、前記反応又は結晶化過程中に、有機溶媒又は希釈剤は完全に回避される。
好ましくは、前記反応は溶媒としての水中で行われ、結晶化は水性反応生成物から実行される。
ここでは、3,4−ジメチルピラゾール及び/又はマレイン酸及び/又は無水マレイン酸の水溶液又はペーストを反応することが可能である。特に好ましくは、3,4−ジメチルピラゾール及びマレイン酸(又はその無水物)の両方は、水溶液又はペーストの形態で使用される。
好ましくは、結晶化は水性反応生成物の冷却により行われる。ここでは、結晶化を開始するために種晶を使用することが可能である。
結晶化後に得られる2−(N−3,4−ジメチルピラゾール)コハク酸は、好ましくは少なくとも99.7%、より好ましくは少なくとも99.9%の純度を有する。この純度は、好ましくは、最初の結晶化後にも達成されている。
3,4−ジメチルピラゾールとマレイン酸との反応生成物を使用することにより、3,4−ジメチルピラゾールの揮発性を大幅に低下することが可能である。
成分A及びB以外に、任意に成分Cを使用することも可能である。しかしながら、好ましくは、成分Cを使用しない。
本発明による混合物における成分A及びBの割合は、好ましくは70質量%〜100質量%、より好ましくは90質量%〜100質量%である。成分Aの成分Bに対する質量比が1:1〜1:6、好ましくは1:1.5〜1:5、より特に1:2〜1:4.5、特に1:2.5〜1:4であるように存在する。
本発明によれば、DE−A−10 2006 015 362に記載されているように、成分Bを成分Aと化学的に反応させることは必要ではない。結果として、成分A及びBの量は、はるかに広い範囲内に変化することができ、それぞれの利用分野に合わせることができる。
したがって、好ましくは、成分A及びBは個別に使用される。
本発明によれば、2−(N−3,4−ジメチルピラゾール)コハク酸と成分Aの組合せは、尿素含有肥料中で、有効な硝化抑制剤、貯蔵に関しても土壌に散布した後にも上述した利点を有する抑制剤をもたらし、低下した揮発性又は低下した損失を示すことが判明された。
さらに、2−(N−3,4−ジメチルピラゾール)コハク酸は、低い揮発性及び低い毒性を有する特に有効な硝化抑制剤であることが判明された。したがって、本発明は、2−(N−3,4−ジメチルピラゾール)コハク酸と成分Aの特定の組合せを提供する。
成分A、特にNBPT、及び2−(N−3,4−ジメチルピラゾール)コハク酸混合物を尿素含有肥料と一緒に使用することは適していることは証明された。この種の肥料混合物は、肥料中の尿素に基づいて、好ましくは100〜3000ppm質量(0.01質量%〜0.3質量%)の硝化抑制剤、より好ましくは0.03質量%〜0.2質量%のDMPSA、より特に0.04質量%〜0.18質量%のDMPSAを含有する。
尿素含有肥料混合物は、肥料に基づいて、好ましくは100ppm質量%〜800ppm質量%(0.01質量%〜0.08質量%)、より好ましくは0.01質量%〜0.07、より特に0.018質量%〜0.06質量%の成分A、特にNBPTを含有する。
肥料において、成分AのBに対する質量比は、好ましくは1:1〜1:6、より好ましくは1:1.5〜1:5、より特に1:2〜1:4.5、特に1:2.5〜1:4の範囲にある。
それらの良好な長期活性のために、以下の方法に従って製造された肥料混合物が、特に適切であることが判明した:
肥料の顆粒を、2−(N−3,4−ジメチルピラゾール)コハク酸で、含浸するか、又は硝化抑制溶液をスプレーすることによって被覆して、再び乾燥する。この方法は、例えばDE−A−41 28 828から知られており、その全体を参照する。本発明の硝化抑制剤の実質的により低い揮発性のため、その後の文献でさらに提案される、含浸した顆粒をパラフィンワックスで封止する工程は一般に必要ではない。
また、2−(N−3,4−ジメチルピラゾール)コハク酸は、肥料の実際の製造の間に、例えば、スラリーに添加されてもよい。
必要であれば、WO 98/05607/EP−B−0 971 526に記載されているように、無機質肥料はポリ酸で処理されてもよい。
通常、硝化抑制剤は、100g/ha〜10kg/haの量で土壌に適用される。本発明によれば、この量は、30g/ha〜3kg/haに低下することができる。
肥料の液体製剤での散布は、例えば、DE−C−102 30 593に記載されているように、過剰の水を使用するか、又は使用しないで、滴下施肥法により達成することができる。
安価な出発物質から簡単な方法で製造することができる2−(N−3,4−ジメチルピラゾール)コハク酸は、硝化抑制剤としての使用に関し、長期間にわたっても土壌中のアンモニウム窒素の硝化を有効に抑制するため、特に顕著である。
さらに、この化合物は、好ましい毒物学的特性を有し、蒸気圧が低く、土壌によく吸収される。その結果、2−(N−3,4−ジメチルピラゾール)コハク酸は、任意の有意な程度の昇華によって大気中に放出されず、又水によっても容易に洗い流されない。結果として、まず、経済的利点、例えば硝化抑制剤の持続性効果による高収益性、及びさらに、環境的利点、例えば空気(気候的ガス還元(climate gas-reducing))、地表水及び地下水の負荷を低減することをもたらす。土壌中では、2−(N−3,4−ジメチルピラゾール)コハク酸は、硝酸塩又はアンモニウムと同様の速度で拡散するので、したがって、最適に作用することができる。
成分A及びBに加えて、任意に、成分Cも使用することができる。
成分Cには、少なくとも1つのアミノ基、例えば、第1級、第2級又は第3級アミノ基、並びに、化合物中に存在する任意にの所望のさらなる官能基及びラジカル、例えばヒドロキシル、ハロゲン、カルボキシル、カルバモイル、カルボニル、オキシアルキル、メルカプト、M−スルフィド、スルホキシ、スルホ、ホスホ、シロキシ、アミノ、アミド、イミノ、イミド、オキシアミド基などが含まれる。以下、成分Cを例えばアミンとして具体的に説明する。一般的には、この説明は成分Cにも適用される。
成分Aの活性化合物は、有限の貯蔵寿命しかを有しない。温度が高いほど、貯蔵寿命が短くなる。例えば、尿素が熱帯条件に保存される場合、一般的には、約4週間保存した後に、60%超の活性化合物が分解される。しかしながら、活性化合物で安定された尿素を商業化するためには、しばしば、活性化合物を尿素に適用して、散布するまで処理された肥料を貯蔵することが重要である。
本発明によれば、成分Aの、尿素に適用される活性化合物は、成分Cとしての、100℃を超える沸点を有する少なくとも1種のアミンと組み合わせて使用される場合、かなり長い貯蔵寿命をしばしば有することが判明された。成分Cのこのアミンは、大気圧(1バール)下で、好ましくは100℃を超え、より好ましくは200℃を超える沸点を有する。当該アミンは、2つ以上のこれらのアミノ基を持つ、第1級、第2級又は第3級のアミン又はポリアミンであってもよい。第2級又は第3級のアミンをアミンとして使用することが好ましい。特に好ましくは、ポリマー状態で存在してもよい第3級アミンを使用する。好ましくは、成分Aの活性化合物、又は任意に使用される成分Cの溶媒との任意の化学反応が起こらないアミンを使用する。例えば、成分Cのアミンは、メチルジエタノールアミン、テトラヒドロキシプロピルエチレンジアミン、トリメチルアミノエチルエタノールアミン、N,N,N’,N’−テトラメチル−1,6−ヘキサンジアミン、N,N’,N’’−トリス(ジメチルアミノプロピル)ヘキサヒドロトリアジン、2,2’−ジモルフォリニルジエチルエーテル又はそれらの混合物から選択される。
成分Cは、成分Aの活性化合物の貯蔵寿命を増加することに十分の量で、尿素含有肥料に使用される。成分Cは、好ましくは成分Aのモル量の0.2倍、より好ましくは0.5〜3倍、より特に1〜2倍の量で使用されるべきである。
高沸点を有するアミンは、匂い及び爆発に対する保護の理由から、適用において有利である。
特に驚いたことには、例えば、N−メチルピロリドン(NMP)などのアミドは、安定化効果を示さない。
安定化効果は、溶媒の同時使用とは無関係である。アミンの添加は、NMPを使用する場合にも、1,2−プロパンジオールなどのアルキレンジオールを溶媒として使用する場合にも、安定化効果を示す。
さらに、ポリマー補助剤を添加することにより、安定化効果をさらに高めることが可能である。
本発明による混合物は、成分A、B、及び好ましくはCのみを含んでもよい。この場合、例えば、成分Cは、場合により、成分Aのための溶媒として作用し、液体又は容易に溶融可能な組成物を得る。また、本発明によれば、成分A、B及び任意にCの固体混合物、並びに、乳液又は分散の形態での混合物を使用することも可能である。
本発明の一実施態様によれば、混合物は、(チオ)リン酸トリアミドの溶媒を成分Dとしてさらに含んでもよい。この場合、全ての好適な溶媒を使用することは可能である。考えられる溶媒は、一般に極性であり、したがって成分Aのために十分な溶解性を有する化合物である。好ましくは、それらは、十分に高い沸点を有すべきであり、したがって、適用する場合、溶媒の大量の蒸発の可能性が低い。好適な溶媒の例には、アルコール、アミン、カルボン酸誘導体、例えばエステル、アミド、尿素誘導体、ハロゲン化化合物、置換された芳香族化合物、及びそれらの混合物が挙げられる。好適な溶媒は、例えばEP−A−1 820 788に記載されている。好適な溶媒は、水、アルコール、グリコール、及びNMP又はフタル酸ジメチルであってもよい。好適な液体製剤の例は、WO 07/22568に見出される。そこで記載されているものは、グリコール又はグリコール誘導体をベースとする溶媒である。好適なグリコールの例は、プロピレングリコール及びジプロピレングリコールである。一般的には、グリコールは、末端C2〜10アルキレンジオールとして記載されている。他のグリコールの例には、ネオペンチルグリコール、ピナコール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2−エチル−2−ブチル−1,3−プロパンジオール、イソブテングリコール、2,3−ジメチル−1,3−プロパンジオール、1,3−ジフェニル−1,3−プロパンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオールが挙げられる。環式グリコールの例には、1,4−シクロヘキサンジメタノール及びp−キシリレングリコールが挙げられる。ポリグリコールの例には、ポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコールが挙げられる。好適な誘導体は、エステル、例えばステアレート又はカプリレートであってもよい。例えば、グリセロール又はグリセロールエステルの使用も可能である。他の好適なさらなる溶媒は、液体アミド、2−ピロリドン及びN−アルキル−2−ピロリドン、例えばNMPであってもよい。1つの好ましい溶媒はフタル酸ジメチルである。好ましくは、前記溶媒を使用しない。
代わりに、また、充填剤、バインダーなどの補助剤、又は石灰、石こう、二酸化ケイ素若しくはカオリナイトなどの造粒助剤を含んでもよい固体製剤を使用することも可能である。本発明による混合物は、成分A及びBに加えて、同時に、溶媒又は溶媒混合物及び補助剤も含んでもよく、懸濁液の形態であってもよい。
本発明によれば、溶解又は分散した形態でのポリマーを含む成分Eは混合物中にさらに存在してもよい。この場合、好ましいポリマーは、成分A及びBとの任意化学反応が起こらないものである。ポリマーは、溶液、乳液又は分散した形態であってもよい。好ましくは、少なくとも5000の数平均分子量を好ましく有する可溶性ポリマーを使用する。好適なポリマーは、ビニルモノマー、例えばスチレン又は(メタ)アクリレート又はアクリロニトリルに由来してもよい。例えば、可溶性ポリスチレン、可溶性ポリスチレン−アクリロニトリルのポリマー、又はグラフトゴムを含むこの種のポリマーを使用することは可能である。例えば、ポリエステル又はポリアルキレングリコールは、さらに使用されてもよい。成分Aのウレアーゼ抑制剤の安定性は、ポリマーの添加により、さらに向上される。それらは、混合物の放出を遅延し、制御するためにも使用される。前記成分は、好ましくは、下記の量で、混合物中に存在する。
存在すれば、本発明による混合物中の成分Cのアミンの割合は、好ましくは1質量%〜50質量%、より好ましくは2質量%〜40質量%、より特に3質量%〜35質量%である。溶媒も成分Dとして使用する場合、混合物中の溶媒の割合は、好ましくは10質量%〜94質量%、より好ましくは20質量%〜88質量%、より特に30質量%〜82質量%である。任意のポリマー成分Eの量は、好ましくは0質量%〜70質量%、より好ましくは0質量%〜50質量%、より特に0質量%〜25質量%である。成分Eが存在する場合、その量は、好ましくは0.5質量%〜70質量%、より好ましくは1質量%〜50質量%、より特に2質量%〜25質量%である。成分A、B、並びに、任意にC、D及びEの総量は100質量%となる。
本発明による混合物は、成分A、B、及び使用される場合にC〜Eを簡単に混合することによって製造することができる。この混合は、例えば30〜60℃の高温で行われてもよい。この方法において、個々の成分を添加する順番は任意である。溶媒も使用する場合、一般的には、まず成分A、B及び任意にCを溶媒中に溶解させ、その後に成分Eのポリマーを導入する。製造プロセスの過程中で混合物の加熱が必要である場合、好ましくは、成分Aを最後に添加する。
本発明による混合物は、尿素含有窒素肥料のための添加剤又はコーティング材として使用される。
添加剤として、それらは、尿素含有窒素肥料を散布する前、後、又は尿素含有窒素肥料と一緒に散布されてもよい。この場合、本発明による混合物は、尿素含有窒素肥料とは別個に計量供給することができる。よりしばしば、本発明による混合物は、例えば溶融物の形態で、尿素含有窒素肥料中に導入されるか、又はコーティング材として尿素含有窒素肥料に適用される。本発明の混合物は、尿素含有窒素肥料のための添加剤としてそれらを一緒に使用する場合に、好ましくは、窒素肥料中の尿素、並びに混合物中の成分A及びBの質量に基づいて、0.001〜0.5質量%の量で使用される。
尿素含有の鉱物有機肥料の窒素利用を向上させること共に、これらの組成物の使用は、バイオマス又は作物の産出量又は産出において、場合によって大幅に増加する効果を有する。
同様に、本発明による混合物は、窒素のそれぞれの形態をガス状窒素化合物に変換し、したがって蒸発することを減速することによって窒素養分の損失を避けるために、及び結果として同時に動物舎中のアンモニア負荷を低下させることに寄与するために、液体肥料などの有機肥料に、例えばこのような肥料の実際の貯蔵の間に、添加することができる。さらに、ガス状窒素損失を低減するために、及び硝酸塩の浸出を避けるために、本発明による混合物は、農業わら(agricultural stovers)及び放牧草地(grazed land)に使用することができる。
本発明による混合物は、意外にも高い生物学的活性を有し、極めて高い産出量をもたらすことができる。
これに関して、本発明の組成物は、溶融により、例えば肥料に組み込まれるか、又は肥料表面に適用されるか、又は例えば濃縮物(懸濁液)、溶液若しくは製剤の形態で肥料の散布とは別に適用されるかは重要ではない。
本発明によれば、特に好ましくは、本発明による混合物をコーティング材として尿素含有窒素肥料に使用する。
また、本発明は、上述した混合物を、成分A及びBの総量が、存在する尿素に基づいて、0.02質量%〜0.38質量%をとる量で含む尿素含有肥料を提供する。成分A及びBの量は、存在する尿素に基づいて、より好ましくは0.04質量%〜0.27質量%、より特に0.058質量%〜0.24質量%である。尿素含有肥料において、好ましくは、混合物を尿素含有肥料の表面に適用する。
尿素含有肥料については、まず、尿素自体を意味する。通常の市販の肥料において、この尿素は、少なくとも90%の純度を有し、例えば結晶、顆粒、圧縮物(compacted)、小粒又は粉末の形態であってもよい。さらに、この用語は、1種以上のさらなる窒素肥料、例えば硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、塩化アンモニウム、シアナミド、ジシアンジアミド(DCD)又は硝酸カルシウム、及び徐放性肥料、例えば尿素−ホルムアルデヒド、尿素−アセトアルデヒド又は尿素−グリオキサールの縮合物と尿素との混合物も包含することを意図する。さらに、窒素に加えて少なくとも1種のさらなる栄養成分、例えばリン、カリウム、マグネシウム、カルシウム又は硫黄も含む尿素含有の多栄養肥料も含まれる。また、微量元素のホウ素、鉄、銅、亜鉛、マンガン又はモリブデンが含まれてもよい。この種の尿素含有の多栄養肥料は同様に、顆粒、圧縮物、小粒若しくは粉末の形態で、又は結晶混合物(crystal mixture)の形態であってもよい。さらに、液体尿素含有肥料、例えば硝酸アンモニウム−尿素溶液、又は液体肥料、スラリー及びバイオガス製造からの消化物(digestate)も含まれる。尿素含有肥料はさらに、1種以上の他の活性化合物、例えば硝化抑制剤、除草剤、殺菌剤、殺虫剤、成長調節剤、ホルモン、フェロモン又は他の植物保護剤若しくは土壌添加剤を0.01質量%〜20質量%の量で含むことができる。
本発明の肥料は、液体又は固体形態での本発明による混合物を尿素含有肥料と混合するか、又は対応する肥料混合物又はマッシュ若しくは溶融物に添加することによって顆粒化、圧縮又は小粒にすることより、それらを尿素含有肥料に組み込むことによって得ることができる。特に好ましくは、本発明による混合物は、例えば噴霧、粉末適用又は含浸によって、存在している尿素含有肥料の顆粒、圧縮物又は小粒の表面に適用される。また、これは、さらなる助剤、例えば接着促進剤又は包装材料を使用して行うことができる。当該適用を実行することに適している装置の例には、プレート、ドラム、ミキサー又は流動床装置が含まれるが、固体の場合には、当該適用は、空気コンベヤーによってベルトコンベア又はそれらの排出点で行われてもよい。固化防止剤及び/又は防塵剤による最終処理も可能である。本発明の肥料又は混合物は、尿素含有肥料による施肥に関して使用される。好ましくは、適用は、農業的又は園芸的に利用される土地に適用される。
以下の実施例により、本発明を説明する。
下記の実施例において、以下の略語は以下の意味を有する:
NBPT N−(n−ブチル)チオリン酸トリアミド=尿素抑制剤UI
DMPSA 2−(N−3,4−ジメチルピラゾール)コハク酸=硝化抑制剤NI
実施例
A.2−(N−3,4−ジメチルピラゾール)コハク酸(DMPSA)の製作例
実施例1
9.6gの3,4−ジメチルピラゾール(0.1モル)及び9.8gの無水マレイン酸(0.1モル)を、50mlの50%酢酸中で、100℃まで加熱した。16時間後、反応混合物を乾燥するまで蒸発した。そうして得られたものをジエチルエーテル中に溶解し、生成物の2−(N−3,4−ジメチルピラゾール)コハク酸が純粋な状態で沈殿し、濾過により分離する:収率92%の白色結晶を得る。NMRスペクトルでは、多くのメチル信号を示し、それは、窒素に置換される結果として3,5−互変異性の除去と一致する。
実施例2:200kgスケールでの作製
実験に使用する出発材料は、CVMからの99.5%を超える純度を有する無水マレイン酸、及びBASF SE製の3,4−ジメチルピラゾール(3,4−DMP)の80%水溶液であった。NMRスペクトルにより、使用した3,4−DMPの溶液は、約2%の他の未同定の不純物を含有した。
まず、20Lの反応容器中で、実験を行った。その後の実験では、当該20Lの反応容器を25Lの反応容器に取り換えた。
最初の実験において、41.608モルの無水マレイン酸を導入し、11リットルの蒸留水中に溶解した。この工程の間に、温度を10℃上昇した。その後、80%の3,4−ジメチルピラゾール溶液41.608モルを添加し、温度をさらに12℃上昇した。添加が完了したとき、反応混合物を100℃の内部温度まで加熱した。この温度に至ったとき、反応混合物を100℃で24時間攪拌し、その後に冷却した。反応混合物を90℃まで冷却したとき、NMR分光法により反応をモニターするためにサンプルを取り、次に、1gの生成物(2−(N−3,4−ジメチルピラゾール)コハク酸の結晶)を用いて、反応混合物を接種した。この温度で、まだ結晶化がなかったが、添加した種晶ももはや溶解しなかった。さらに冷却して、約85℃から、結晶化は徐々に開始した。温度の上昇と共に、大部分の生成物は、80℃直下でのみ結晶化した。結晶化を完了させるために、反応混合物を、攪拌しながら、冷却のまま一夜放置した。3つの8lのG3ガラス吸引漏斗、吸引瓶及び膜ポンプを用いて、減圧下で、濾過によって沈殿した固体を分離し、その後に合計8リットルの蒸留水で洗浄し、次に60℃の浴温で減圧乾燥した。したがって、得られた乾燥の生成物を容器中に入れ、完全に混合して、NMRスペクトル分析による調査のためにサンプルを取った。後続の実験において、蒸留水の代わりに、対応する量の組み合わせた濾液を反応媒体として使用した。過剰量の組み合わせた濾液を廃棄した。
24時間後にNMRスペクトル分析によって反応をモニターすることには、約3.3の相対的一定の異性体比P1/P2(2−(3,4−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)コハク酸/2−(2,3−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)コハク酸)で、約92%の相対的一定の転化率を示した。一連の実験を開始した時点でのみ、前記比は、わずかに高かった。しかしながら、蒸留水の代わりに濾液を反応媒体として使用する場合、大量のP2(濾液中のP1/P2比は約1.0である)を後続の実験に導入したので、これも予想された。
24時間の反応時間後の反応混合物の組成は、僅か数回の実験の後に一定の値に達した。同様に、それぞれの実験において分離した生成物の組成は、互いにごく僅かにのみ異なった。
平均90.22%の収率で得た固体は、99.9%の純度、及び平均4.0の2−(3,4−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)コハク酸の2−(2,3−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)コハク酸に対する異性体比を有した。1H NMRスペクトルにおいて、3,4−DMP、マレイン酸及びrac−リンゴ酸の不純物は、検出できないかったか、又は微量(<0.1%)のみを検出できた。
B.使用例
ウレアーゼの抑制及び硝化抑制においてDMPSA及びNBPTの効果を評価し、使用における好適な量を見出すために、スクリーニング実験を行った。この目的のために、未処理対照サンプルを含む二因子実験の設計を用いて行った。ウレアーゼ抑制剤NBPT及び硝化抑制剤DMPSAにおいて、未処理対照サンプルに加えて、16回の実験(0%−0%〜100%−100%)から見ると、単独で使用する場合、それぞれの化合物について、いずれの場合にも0%、33%、66%及び100%の推奨された適用レートを使用した(この実施例において、それぞれ、尿素1kg当たり0.6gのNBPT、尿素1kg当たり3.6gのDMPSA)。
土壌1g当たり0.51mgの尿素窒素に相当する、1ヘクタール当たり200kgの窒素の量で、尿素肥料を散布した。使用した土壌は、6.8のpHを有するFilder壌土であった。インキュベーション実験は20℃で行った。微量のガスを調査するために、空気供給を、まずガスサンプルに通過させ、その後に150gの土壌を含有する250mlの容量のガラス瓶に通過させ、次に例えばアンモニアの量を測定するために、流出のエアをガスサンプルに通過させて、酸トラップに通過させた。窒素の測定において約20gの土壌を培養し、尿素の測定において約5gの土壌を培養した。
活性化合物のパーセンテージは、1つの成分(NI又はUI)のみを使用する場合の通常の適用レートに基づく。
1.結果−アンモニウム
適用した尿素(13mg N)の%
尿素を適用した28日後に測定を行い、アンモニウムの形態での回収率を記録した。
Figure 2018524264
結果から、実験にわたって、33%のDMSPAは硝化抑制に十分であることが明らかである。28日後に、NBPTは追加的な影響がなかった。
2.結果−硝酸塩
適用した尿素(13mg N)の%
適用した5日後
Figure 2018524264
適用した28日後
Figure 2018524264
結果において、全期間にわたって、33%のDMSPAは硝化抑制に十分であるが明らである。
3.結果−アンモニアの放出
適用した尿素(77mg N)の%
適用した4日後
Figure 2018524264
適用した9日後
Figure 2018524264
結果から、NBPTの割合を増大することと共にアンモニアの損失を低下することが可能であることが明らかである。66%のNBPTのみで、特に適用した9日後、アンモニア放出を顕著でほぼ完全低下したことが起こった。
DMPSAの添加は、アンモニア放出の増加をもたらす。
NBPTの添加により、硝化抑制剤によるアンモニア放出の増加を防止することが可能であった。
4.結果−笑気ガス
77mg Nを適用した
結果−NO−Nの累積
Figure 2018524264
結果から、33%のDMPSAが笑気ガスの放出を大幅に低下することが明らかである。
結果から、全体で、33%の通常量のDMPSAと、66%〜100%の通常量のNBPTとの組合せが最適な効果をもたらすことが明らかである。硝化は十分に抑制され、笑気ガスの損失及びアンモニアの損失は大きく低下され、尿素はより長期間に安定化される。

Claims (12)

  1. 尿素含有肥料を処理するための混合物であって、
    a)成分Aとしての、少なくとも1種の一般式(I)の(チオ)リン酸トリアミド及び/又は一般式(II)の(チオ)リン酸ジアミド
    N−P(X)(NH (I)
    O−P(X)(NH (II)
    (式中、
    Xは、酸素又は硫黄であり、
    及びRは、互いに独立して、水素、いずれの場合にも置換又は非置換の2−ニトロフェニル、C1〜10アルキル、C3〜10シクロアルキル、C3〜10ヘテロシクロアルキル、C6〜10アリール、C6〜10ヘテロアリール又はジアミノカルボニルであり、また、R及びRは、それらに結合している窒素原子と一緒に、窒素、酸素及び硫黄からなる群から選択される1個又は2個のさらなるヘテロ原子も任意に含有してもよい5員又は6員の飽和又は非飽和の複素環式ラジカルを形成することが可能である)、
    b)成分Bとしての、塩の形態で存在してもよい、2−(N−3,4−ジメチルピラゾール)コハク酸、
    を含み、
    成分AのBに対する質量比が、1:1〜1:6の範囲にある、混合物。
  2. 使用される前記一般式(I)の(チオ)リン酸トリアミドが、X=S及びR=Hとの規定を有するN−アルキルチオリン酸トリアミド、及び/又はX=O及びR=Hとの規定を有するN−アルキルチオリン酸トリアミドである、請求項1に記載の混合物。
  3. c)成分Cとしての、成分Aのモル量の少なくとも0.2倍の、アミノ基又は置換されたアミノ基を含有し、100℃を超える沸点を有し、メチルジエタノールアミン、テトラヒドロキシプロピルエチレンジアミン、トリメチルアミノエチルエタノールアミン、N,N,N’,N’−テトラメチル−1,6−ヘキサンジアミン、N,N’,N’’−トリス(ジメチルアミノプロピル)ヘキサヒドロトリアジン、2,2’−ジモルフォリニルジエチルエーテル又はそれらの混合物から選択される、少なくとも1種の化合物
    を含む、請求項1又は2に記載の混合物。
  4. (チオ)リン酸トリアミドの溶媒を成分Dとしてさらに含み、及び/又は溶解又は分散した形態でのポリマーを成分Eとしてさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の混合物。
  5. 成分AのB対する質量比が、1:1.5〜1:5、より好ましくは1:2〜1:4.5の範囲にある、請求項1から4のいずれか一項に記載の混合物。
  6. N−(n−ブチル)チオリン酸トリアミドが成分Aとして使用される、請求項1から5のいずれか一項に記載の混合物。
  7. 尿素含有窒素肥料用の添加剤又はコーティング材として、請求項1から6のいずれか一項に記載の混合物の使用。
  8. 前記混合物を、製剤、溶液又は分散の形態で、個別に、又は前記肥料と同時に散布するか、又は前記肥料中に組み込むか、又は前記肥料に適用する、請求項7に記載の使用。
  9. 有機肥料中、収穫残滓及び牧草地上又は液体肥料の貯蔵中の窒素の損失を低下するため、並びに、動物舎中のアンモニア負荷を低下するための、請求項1から6のいずれか一項に記載の混合物の使用。
  10. 請求項1から6のいずれか一項に記載の混合物を含む尿素含有肥料であって、成分A及びBの総量が、存在する尿素に基づいて、0.02質量%〜0.38質量%である、尿素含有肥料。
  11. 前記混合物が前記尿素含有肥料の表面に適用される、請求項10に記載の尿素含有肥料。
  12. 成分A及びBの総量が、存在する尿素に基づいて、0.04質量%〜0.27質量%である、請求項10又は11に記載の尿素含有肥料。
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