JP2018523931A - バイパスの回路構造を伴うrfスイッチ - Google Patents

バイパスの回路構造を伴うrfスイッチ Download PDF

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Abstract

高周波信号スイッチ回路において、インサーキットモードとバイパスモードとのどちらであっても、N個の高周波(RF)入力端子のいずれかをスイッチ出力ポートと接続することを許容する。本発明の実施形態では、バイパス路を入力の整合ネットワークから分離することを可能にするものであり、その一方で、直列入力路で単一のスイッチを、両方のモードに対して併用させる。いずれのモードでも、本回路は同時に、小さな入力挿入損失(従って、小さな雑音指数)と高レベルのバイパスモード分離とを得る。

Description

本出願は、2015年7月28日に提出されたアメリカ合衆国特許出願14/811,159に関して優先権を主張する。その開示は参照により全体として本明細書に組み込まれる。
本発明は、バイパスの回路構造を伴う電子高周波(RF)回路に関し、より詳しくはRF信号スイッチ回路に関する。
高周波(RF)信号スイッチは、RFシステムの様々な各装置の間、例えば一つ以上のアンテナと1個以上の送信器及び/又は受信器との間などで、RF信号を導くための一般的な回路である。例えば、携帯電話のような、一方向又は双方向無線装置、また全地球測位システム(GPS)の装置など、RF信号スイッチはさまざまな装置に使用されている。
無線信号受信器のように、ノイズに敏感な電子システムではRF信号スイッチを使用することが普通行われている。この受信器は、しばしば非常に弱い信号(例えば、アンテナで取得される伝送された電波)が与えられ、これにより、信号を増幅するために低ノイズ増幅器(LNA)を使うことが普通になっている。また、LNAの入力には整合ネットワークを設け、LNAへの電力供給を最大化することも普通に行われている。
低ノイズ増幅器(LNA)の雑音指数(NF)は、与えられたインピーダンスと、及びLNAの入力より手前側での挿入損失(IL)とに、非常に影響を受ける。例えば、典型的な携帯電話の電波LNA構造では、RFスイッチと直列になったバンドパスフィルターのセットがLNAの入力にあり、無線トランシーバーに送るべき特定の帯域を選択することに用いられる。NFを低減するためには、小さな挿入損失(IL)を有するRF信号スイッチを必要とする。しかし、ある動作モードでは、LNAはバイパス可能であることが必要になり、このモードでは、LNAはバイパス信号路から分離されることとなる。
例えば図1は、従来技術に係るRF信号スイッチ100の概略図である。ここでN個のRF入力端子RF〜RFのうち1個が、整合ネットワーク及びLNAブロック102を介して、又はバイパス路104を介して、スイッチ出力ポートに接続されるようになっている。RF入力端子RF〜RFは、各アンテナに接続されるようになっている。整合ネットワークとLNAブロック102は、破線で表示したように、RF信号スイッチ100の外部に全体が設けられている。
図示した例で「インサーキット」モードの場合は、入力端子RFに対応する直列スイッチSを閉じ、対応するシャントスイッチShを開き、バイパススイッチを開き、出力接続スイッチSを閉じ、出力接続シャントスイッチShを開くことで、入力端子RFは整合ネットワークとLNAブロック102とに接続されるようになっている。このモードで、他の各RF入力端子RF〜RFに対しては、対応する直列スイッチS〜Sは開かれ、対応するシャントスイッチSh〜Shは閉じられている。どの他のRF入力端子RF〜RFも、同様に、整合ネットワーク及びLNAブロック102と、インサーキットで接続されてよい。
バイパスモードでは、入力端子RFに対応する直列スイッチSを閉じ、対応するシャントスイッチShを開き、バイパススイッチを閉じ、出力接続スイッチSを開き、出力接続シャントスイッチShを閉じることで、入力端子RFはスイッチ出力部に直接接続されるようになっている。このモードで、他の各RF入力端子RF〜RFに対しては、対応する直列スイッチS〜Sは開かれ、対応するシャントスイッチSh〜Shは閉じられている。どの他のRF入力端子RF〜RFも、同様に、整合ネットワーク及びLNAブロック102をバイパスするように接続されてよい。
図1に示す回路構成に生じる問題は、LNAが作動状態(active)でないときに、LNAの入力における整合ネットワークがバイパス路104から分離(isolate)されていないことである。整合ネットワークは、RF信号スイッチ100の出力インピーダンスに好ましくない影響を与え、バイパス路104のILの劣化を引き起こす。劣化の深刻さは、LNA入力の整合ネットワークの構造や個々の数値に依存するものである。このバイパス路ILの劣化のために、モジュールの開発者は、良好なLNAの入力整合と、小さなバイパス路ILとの間のバランスを見出すことに骨を折ることとなる。
もし、LNA入力整合ネットワークからバイパス路を分離することが望まれる場合は、通常の手法としては、整合ネットワークの手前側に、もう一つの直列・シャントスイッチ対を追加することがある。例えば、図2は、従来技術の図1のRF信号スイッチの概略図であって、整合ネットワークとLNAブロック102との手前側に、分離用の直列・シャントスイッチ対S/Sh106が接続されている。バイパスモードでは、分離用の直列スイッチSが開かれ、分離用のシャントスイッチShが閉じられる。これにより、整合ネットワークの入力を回路接地に結合し、整合ネットワークをバイパス路104から完全に分離する。インサーキットモードでは逆に、分離用の直列スイッチSが閉じられ、分離用のシャントスイッチShが開かれる。
しかし、図2に示す回路構成の下方で、追加された直列スイッチSは、図1に示す構成と比べてLNAへの入力ILを増大させ、システムの雑音指数NFを大きくしてしまう。これは、例示したスイッチは、閉じられた場合に完全な導体とならず、いくらかのインピーダンスを生じてしまうからである。
従って、小さな入力IL(従って小さな雑音指数NF)と高分離とが同時に得られるRF信号スイッチ回路が必要になる。本発明はこの必要性に対処するものである。
本発明は、RF信号スイッチ回路の実施形態を含む。RF信号スイッチ回路は、N個のRF入力端子RF〜RFを全て、インサーキットモード、バイパスモードのいずれでも、スイッチ出力ポートに接続できるようにする。本発明の実施形態では、バイパス路を入力の整合ネットワークから分離することを可能にするものであり、その一方で、直列入力路で単一のスイッチを、両方のモードに対して併用させる。いずれのモードでも、本回路は同時に、小さな入力挿入損失IL(従って、小さな雑音指数NF)と高レベルのバイパスモード分離とを得る。
一つの実施形態では、RF信号スイッチ回路のインサーキット経路(in−circuit path)は、分離及び/又は挿入損失に感応するターゲット回路(LNAやデジタルステップ減衰器など)の入力に、結合される。これは任意の整合ネットワークを含んでもよい。ターゲット回路、任意の整合ネットワークは、普通は、RF信号スイッチ回路に対してオフサーキット(off−circuit)であるが、回路の全体を、ハイブリッド又はモノリシック構造で製作してもよい。いくつかの実施形態で、整合ネットワークはターゲット回路と一体に設けてもよい。
一つの実施形態では、各RF入力端子RF〜RFは、3個の対応するスイッチに直接接続されている。即ち、経路内接続スイッチIC_S,シャントスイッチSh,バイパススイッチBP_Sである(ここで「x」は、対応するRF入力端子の識別子であって、1〜Nを取り、このNは1になりうる)。各RF入力端子RF〜RFに対して、全ての経路内接続スイッチIC_Sと分離用のシャントスイッチShとは、インサーキット経路に接続されている。他の実施形態では、RF入力端子RF〜RFは1セット以上の経路内接続スイッチIC_Sを備えていてよく、また並列のインサーキット経路に接続された、対応する分離用のシャントスイッチShを備えていてよい。この構成は、例えば、どのターゲット回路へのものでも直列スイッチ(series switch)の数を増やさずに、複数のターゲット回路に選択的に複数のアンテナを接続できるようにする。
ターゲット回路の出力は、スイッチ戻り路に接続され、スイッチ戻り路は、出力接続直列スイッチSを介してRF信号スイッチ回路のスイッチ出力部に、又は、出力接続シャントスイッチShを介して回路接地に、選択的に接続可能である。
作用として、いずれのRF入力端子RF〜RFに与えられたRF信号も、単一のスイッチを介してターゲット回路に(また、スイッチ出力部に)結合されてよく、また、スイッチ回路に結合されたいずれの整合ネットワークの完全な分離を行って、バイパス路からスイッチ出力部に送られてよい。
本発明の一つ以上の実施形態の詳細は、添付の図面及び以下の記載の中に開示される。本発明の他の特徴、目的及び利点は、説明及び図面、また請求項から明らかになる。
従来技術に係るRF信号スイッチの概略図であり、整合ネットワーク及びLNAブロックを介して、又はバイパス路を介して、N個のRF入力端子RF〜RFのうち1個がスイッチ出力部に接続されうる。 図1の従来技術に係るRF信号スイッチの概略図であり、整合ネットワーク及びLNAブロックの手前側で分離直列・シャントスイッチ対S/Shが接続されている。 本発明に基づくRF信号スイッチ回路の実施形態の概略図である。 インサーキットモードで構成された図3の実施形態の概略図である。 バイパスモードで構成された図3の実施形態の概略図である。 図3に示した各バイパススイッチBP_S1ないしBP_SNに対しての、高分離の「T」タイプ直列・シャント・直列バイパススイッチ置き換え回路の概略図である。 図1,2,3からの三つのシミュレートした回路構造のそれぞれに対して、周波数と、LNAへの直列入力路の挿入損失を比較するグラフである。 図1,2,3からの三つのシミュレートした回路構造のそれぞれに対して、周波数と、バイパス路の挿入損失を比較するグラフである。これらの図面で同一の参照数字と符号は、類似の要素を示すものである。
図3は、本発明に係るRF信号スイッチ回路300の実施形態の概略図である。RF信号スイッチ回路300は、N個のRF入力端子RF〜RFを全て、インサーキットモード、バイパスモードのいずれでも、スイッチ出力ポートに接続できるようにする。本発明の実施形態では、バイパス路を入力の整合ネットワークから分離することを可能にするものであり、その一方で、直列入力路で単一のスイッチを、両方のモードに対して併用させる。いずれのモードでも、本回路は同時に、小さな入力挿入損失IL(従って、小さな雑音指数NF)と高レベルのバイパスモード分離とを得る。
例示した実施形態において、RF信号スイッチ回路300のインサーキット経路(in−circuit path)302は、分離及び/又は挿入損失に感応するターゲット回路304(LNAやデジタルステップ減衰器など)の入力に、直接に、又は任意の整合ネットワーク306(破線の輪郭で示す)を介して結合されている。ターゲット回路304,整合ネットワーク306は、普通は、RF信号スイッチ回路300に対してオフサーキット(off−circuit)であるが、図3に示した回路の全体を、ハイブリッド又はモノリシック構造で製作してもよい。ある実施形態では、整合ネットワーク306はターゲット回路304と一体に設けてもよい。しかし下記の説明では、便宜上、ターゲット回路304,整合ネットワーク306をそれぞれ別要素として扱うものとする。
例示した実施形態において、各RF入力端子RF〜RFは、3個の対応するスイッチに直接接続されている。即ち、経路内接続スイッチIC_S,シャントスイッチSh,バイパススイッチBP_Sである(ここで「x」は、対応するRF入力端子の識別子であって、1〜Nを取り、このNは1になりうる)。各RF入力端子RF〜RFに対して、全ての経路内接続スイッチIC_Sと分離用の(isolation)シャントスイッチShとは、インサーキット経路302に接続されている。
RF信号スイッチは、ターゲット回路304の出力に結合されるスイッチ戻り路308を有する。スイッチ戻り路308は、出力接続直列スイッチSを介してRF信号スイッチ回路300のスイッチ出力部に、又は、出力接続シャントスイッチShを介して回路接地に、選択的に接続可能である。
他の実施形態では、RF入力端子RF〜RFは1セット以上の経路内接続スイッチIC_Sを備えていてよく、また並列のインサーキット経路302に接続された、対応する分離用のシャントスイッチShを備えていてよい。この構成は、例えば、どのターゲット回路304へのものでも直列スイッチの数を増やさずに、複数のターゲット回路304に選択的に複数のアンテナを接続できるようにする。この構成では、RF信号スイッチ回路300は、複数の並列なスイッチ戻り路308を有するものである。これはそれぞれ、対応するターゲット回路304,対応する出力接続直列スイッチS,対応する出力接続シャントスイッチShに結合される。
図3に関して述べた上記のスイッチの全ては、スイッチをオン・オフ状態にするために、普通用いられる形態での外部のスイッチング回路(図示せず)を用いて制御されてよい。
図4Aは、インサーキットモードで構成された図3に示す実施形態の概略図である。本例では、RF入力端子RFに送られた信号は、閉じられた経路内接続スイッチIC_Sを介してインサーキット経路302に結合され、整合ネットワーク306を介してターゲット回路304に結合され、今度はさらにスイッチ戻り路308に送られ、閉じられた出力接続直列スイッチSを通過し、スイッチ出力部に送られる。シャントスイッチSh、及びRF入力端子RF用のバイパススイッチBP_Sは開かれる。また分離用のシャントスイッチShと出力接続シャントスイッチShも開かれる。
他のRF入力端子RF〜RFはそれぞれ、対応するシャントスイッチSh〜Shを介して、回路接地に分岐される。その対応する経路内接続スイッチIC_SないしIC_S、及びバイパススイッチBP_SないしBP_Sは、開かれる。従って、RF入力端子RF〜RFは、RF入力端子RFを介して作動状態(active)の信号路から分離される。
図4Aに示す構成で、RF入力端子RFの入力信号は、整合ネットワーク306に送られる前に1個のスイッチ(IC_S)を通過するだけである。従って、整合ネットワーク306,ターゲット回路304への挿入損失は最小のものとなる。
図4Bは、バイパスモードで構成された図3に示す実施形態の概略図である。本例では、RF入力端子RFに与えられた信号は、閉じられたバイパススイッチBP_Sを介してスイッチ出力部に送られる。RF入力端子RFのためのシャントスイッチShと経路内接続スイッチIC_Sとは、開かれる。分離用のシャントスイッチSh及び出力接続シャントスイッチShは、ともに閉じられるので、整合ネットワーク306の入力とターゲット回路304の出力とが、回路接地に結合される。
他の各RF入力端子RF〜RFが、再び、対応するシャントスイッチSh〜Shを介して回路接地に分岐される。その対応する経路内接続スイッチIC_SないしIC_S、及びバイパススイッチBP_SないしBP_Sが開かれる。これにより、RF入力端子RF〜RFが、RF入力端子RFを介して作動状態の信号路から分離される。
図4Bに示した構成では、RF入力端子RFでの入力信号は、スイッチ出力部に送られる前に、1個のスイッチ(BP_S)のみを通過する。従って、整合ネットワーク306,ターゲット回路304からは完全に分離されている。
明らかなことであるが、インサーキットモード、バイパスモードで、どの他のRF入力端子RF〜RFも、同様に接続されてよい。複数のターゲット回路304の場合は、非作動状態の(inactive)各ターゲット回路304が、対応するインサーキット経路302,スイッチ戻り路308のシャント・直列スイッチの適切な組み合わせから分離することになる。(例えば、対応する経路内接続スイッチIC_Sを開き、対応する分離用のシャントスイッチShを閉じ、対応する出力接続直列スイッチSを開き、対応する出力接続シャントスイッチShを閉じることによって、分離が行われる。)
[他のバイパススイッチ回路]
図3に示す例で、ターゲット回路304の入力からスイッチ出力部を一層高レベルに分離することが望まれる場合は、対応するバイパススイッチBP_SないしBP_Sを「T」タイプの直列・シャント・直列回路バイパススイッチの構造で置き換えてもよい。これは、ターゲット回路304の入力からスイッチ出力部をよりよく分離するのに有益である。なぜならば、スイッチ出力部に存在する増幅された信号周波数を、ターゲット回路304の入力に加えることが可能なコンデンサーとして、単一のバイパススイッチBP_S(特に、電界効果トランジスターとして実装されたもの)は振る舞うからである。よりよく分離すると、フィードバックを防止し、ターゲット回路304の安定性を上昇させる。しかし、ターゲット回路304が増幅を行わない(例えば、ターゲット回路がデジタルステップ減衰器である)場合は、図3に示した、簡素に構成された単一スイッチであるバイパススイッチBP_SないしBP_Sの方が好適であるとも言える。
図5は、図3に示す各バイパススイッチBP_SないしBP_Sに対しての、高分離の「T」タイプの直列・シャント・直列回路バイパススイッチ置き換え回路500の概略図である。バイパスモードでの作動状態の信号路の場合(例えば、RF入力端子RFに信号が加えられた場合)には、直列スイッチSwAが閉じられ、直列スイッチSwBが閉じられ、シャントスイッチShが開かれる。これにより、RF入力端子RFからスイッチ出力部への信号の伝送を導く。(ただし、図3に示す単一スイッチであるバイパススイッチBP_SないしBP_Sと比較すると第2直列スイッチを付加するため、バイパス路ILはわずかに悪い。)
インサーキットモードでの作動状態の信号路の場合、またいずれかのモードでの非作動の信号路の場合には、直列スイッチSwAが開かれ、直列スイッチSwBが開かれ、シャントスイッチShが閉じられる。これにより、2個の直列スイッチSwA,SwBの間の接合部を接地し、ターゲット回路304への入力のスイッチ出力部からの分離を、有意に高めるのである。
[シミュレーションの結果]
図1,2に示す二つの回路構造(topologies)、及び図3に示す新規な回路構造のシミュレーションを行い、選択された抵抗器、コンデンサー、インダクター、また選択されたLNAの散乱パラメーター(Sパラメーター)を用いて、比較した。FETスイッチは、開かれたときに(非導通状態の場合)コンデンサーとして、閉じられたときに(導通する場合)抵抗器として振る舞うことが知られる。従ってシミュレーションでは、コンデンサーが開かれたスイッチを構成するように用いられ、抵抗器が閉じられたスイッチを構成するように用いられた。電気容量と抵抗の値は、現行のRFスイッチIC技術に基づいて選択されたものである。インダクターは、ポート位置で用いられ、予想される外部の整合ネットワークをシミュレートした。Sパラメーターは、このスイッチと組み合わせて使用可能な付随した整合ネットワークとともに、典型的なLNA(オフ状態)で測定された。これは、入力がバイパス路から正しく分離されていない場合に、入力の整合ネットワークでのオフ状態のLNAが有することになる効果を得るために、行われた。図5に示す高分離の直列・シャント・直列構造を用いて、バイパススイッチはシミュレーションが行われた。
図6Aは、図1(カーブ602)、図2(カーブ604)、図3(カーブ606)に基づいてシミュレートされた三つの回路構造のそれぞれのためのLNAへの直列入力路の挿入損失に対して、周波数を比較するグラフ600である。点m2は、約1.5GHzの周波数を示し、点m3は、約2.69GHzの周波数を示す。図1(カーブ602)と図3(カーブ606)の回路構造は、よく似たIL性能を有するが、図2(カーブ604)の回路構造では(図1の回路構造よりも分離は良好であるが)、直列入力路の第2スイッチ(106)の付加に起因して、ILが劣化したものとなる。
図6Bは、図1(カーブ612)、図2(カーブ614)、図3(カーブ616)に基づいてシミュレートされた三つの回路構造のそれぞれのためのバイパス路の挿入損失に対して、周波数を比較するグラフ610である。点m4は、約1.5GHzの周波数を示し、点m5は、約2.69GHzの周波数を示す。図6Aの結果とは反対に、図2(カーブ614)と図3(カーブ616)の回路構造は、よく似たIL性能を有するが、図3(カーブ616)の回路構造では、全ての周波数に対して、幾分良好であり、高い周波数に対して有意に良好である。非分離のLNA(オフ状態)の好ましくない結果が、図1(カーブ612)の回路構造のバイパスILに認められる。これは、周波数が上がるにつれて急速に悪くなる。全てのシミュレーションにおいて、入力直列ILは、入力の整合ネットワークのためのインダクターを使用しただけで、最適化されたのである。バイパス路でのILの劣化の深刻さは、使用される入力の整合ネットワークのタイプに大きく依存する。異なる整合ネットワーク回路の場合は、図1(カーブ612)の回路構造に起因して、IL劣化をさらに大きくする恐れがある。
図6Aを図6Bと比較すると、図3(カーブ606,616)に示した新規な回路構造は、図1(カーブ602,612)及び図2(カーブ604,614)の回路構造よりも、全体のIL性能がよくなることが明らかに分かる。ただし、バイパスILと入力直列ILとの間に付随するトレードオフは残っている。
本技術分野で通常の技術を有する者にとって直ちに明らかなように、本発明の種々の実施形態は、多様な仕様を満たすように構成できる。従って、各部の適切な数値を選択することは、設計に関する事項となる。特に、図3〜5に示すスイッチはいずれのタイプのものであってもよいが、集積回路(IC)の電界効果トランジスター(FET)として作製することが望ましい。本発明の種々の実施形態は、いかなる適切なIC技術(限定はされないが、MOSFET構造、IFGET構造を含む)で実装してもよいし、ハイブリッド回路やディスクリート回路の形態で実装してもよい。集積回路の実施形態は、いかなる適切な基板や工程を用いて製作してもよい。これは、限定はされないが、通常のバルクシリコン、シリコン・オン・インシュレーター(SOI)、シリコン・オン・サファイア(SOS)、ヒ化ガリウムpHEMT工程、MESFET工程であってもよい。特定の仕様、及び/又は実装技術(例えばNMOS,PMOS,CMOS)に依存して、電圧レベルが調節されてもよいし、電圧の極性が反転されてもよい。それぞれの電圧、電流、電力を扱う能力は、必要に応じて適合したものとしてもよい。例えば、装置サイズを調節し、各部を「積層」してより大きな電圧を扱うようにしたり、及び/又は複数の各部を並列に用いてより大きな電流を扱うようにしたりしてもよい。
[方法]
本発明の別の態様によれば、高周波信号をスイッチングする方法であって、
(a)シャントスイッチ、バイパススイッチ、及び経路内接続スイッチを備えている少なくとも1個のRF入力ポートを設けるステップと、
(b)ターゲット回路の入力に結合するように構成されたインサーキット経路に、各経路内接続スイッチを結合するステップと、
(c)各バイパススイッチをスイッチ出力ポートに結合するステップと、
(d)各シャントスイッチを回路接地に結合するステップと、
(e)分離用のシャントスイッチをインサーキット経路に結合するステップと、
(f)ターゲット回路の出力に結合するように構成されたスイッチ戻り路を設けるステップと、
(g)出力接続シャントスイッチをスイッチ戻り路に結合するステップと、
(h)出力接続スイッチをスイッチ戻り路と、またスイッチ出力ポートと、結合するステップとを備えている。
本発明のさらに別の態様によれば、上述の第1の方法を含み、さらに、
(a)選択されたRF入力ポートに対してシャントスイッチ及びバイパススイッチを開き状態にし、選択されたRF入力ポートに対して経路内接続スイッチを閉じ状態にし、分離用のシャントスイッチ及び出力接続シャントスイッチを開き状態にし、出力接続スイッチを閉じ状態にし、
(b)他の各RF入力ポートに対して、各経路内接続スイッチ及びバイパススイッチを開き状態にし、各シャントスイッチを閉じ状態にする
ことによって、選択されたRF入力ポートに対してインサーキットモードを設定するステップを備えている。
本発明のなおさらに他の態様によれば、上述の第1の方法を含み、さらに、
(a)選択されたRF入力ポートに対してシャントスイッチ及び経路内接続スイッチを開き状態にし、選択されたRF入力ポートに対してバイパススイッチを閉じ状態にし、分離用のシャントスイッチ及び出力接続シャントスイッチを閉じ状態にし、出力接続スイッチを開き状態にし、
(b)他の各RF入力ポートに対して、各経路内接続スイッチ及びバイパススイッチを開き状態にし、各シャントスイッチを閉じ状態にする
ことによって、選択されたRF入力ポートに対してバイパスモードを設定するステップを備えている。
上述の方法の別の態様によれば、各バイパススイッチを、Tタイプの直列・シャント・直列バイパススイッチ回路として構成する。(a)バイパスモードでの作動状態のRF入力ポートの場合は、第1及び第2直列スイッチを閉じ、シャントスイッチを開く。(b)インサーキットモードでの作動状態のRF入力ポートの場合、またインサーキットモード及びバイパスモードのいずれかでの非作動状態のRF入力ポートの場合は、第1及び第2直列スイッチを開き、シャントスイッチを閉じる。
本発明のいくつかの実施形態を説明してきた。本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、様々に改変できることは理解されることである。例えば、上述のステップのいくつかは、順序が独立的であるため、記載された順序とは異なる順序で実行可能である。さらに、上記のステップのいくつかは任意のものであってよい。上に示した方法に関して記載された様々な動作は、繰り返し、シリアル又はパラレルの方式で実行することができる。前述の記載が例示を意図したものであり、下記の請求項によって定義される本発明の範囲を限定するものではなく、他の実施形態が請求項の範囲内にあることは理解されることである。

Claims (20)

  1. (a)少なくとも1個のRF入力ポートであって、RF入力ポートと回路接地との間に結合され、前記RF入力ポートを接地に選択的に分岐させるシャントスイッチと、前記RF入力ポートとスイッチ出力ポートとの間に結合されているバイパススイッチと、前記RF入力ポートと前記シャントスイッチとに結合されている少なくとも1セットの接続スイッチとをそれぞれ有する、少なくとも1個のRF入力ポートと、
    (b)対応する分離用のシャントスイッチにそれぞれ結合され、接続スイッチのうち対応する1セットにそれぞれ結合され、対応するターゲット回路の入力に結合されるようにそれぞれ構成されている少なくとも1本の導通経路と、
    (c)対応するターゲット回路の出力に接続されるようにそれぞれ構成され、対応する出力接続シャントスイッチに結合されている少なくとも1本のスイッチ戻り路と、
    (d)対応する1個のスイッチ戻り路に結合され、前記スイッチ出力ポートに結合されている少なくとも1個の出力接続スイッチとを備えている高周波信号スイッチ。
  2. 高周波信号スイッチは、選択されたRF入力ポート及び選択されたターゲット回路に対してインサーキットモードで構成され、インサーキットモードでは、選択された前記RF入力ポートに与えられた信号が、選択された前記RF入力ポートのための対応する前記接続スイッチのうち1個のみを通過し、前記RF入力ポートと選択された前記ターゲット回路との間で他のスイッチを通過しないようにする請求項1記載の高周波信号スイッチ。
  3. 高周波信号スイッチは、選択されたRF入力ポートに対してバイパスモードで構成され、バイパスモードでは、選択された前記RF入力ポートに与えられた信号が、選択された前記RF入力ポートのための対応する前記バイパススイッチを通過し、前記スイッチ出力ポートに送られ、かつ各ターゲット回路の前記入力が前記スイッチ出力ポートから分離されるようにする請求項1記載の高周波信号スイッチ。
  4. 高周波信号スイッチは、選択されたRF入力ポート及び選択されたターゲット回路に対して、インサーキットモードで構成され、インサーキットモードでは、
    (a)選択された前記RF入力ポートに対して前記シャントスイッチ及び前記バイパススイッチが開かれ、選択された前記RF入力ポートに対して、1本の導通経路に対応する前記少なくとも1セットの接続スイッチが閉じられ、1本の導通経路に対応する前記分離用のシャントスイッチが開かれ、選択された前記ターゲット回路に対して、前記スイッチ戻り路に対応する前記出力接続シャントスイッチが開かれ、選択された前記ターゲット回路に対して、前記スイッチ戻り路に対応する前記出力接続スイッチが閉じられ、
    (b)他の各RF入力ポートに対して、各前記接続スイッチ及びバイパススイッチが開かれ、各前記シャントスイッチが閉じられる請求項1記載の高周波信号スイッチ。
  5. さらに、各選択されていないターゲット回路を、各少なくとも1個のRF入力ポートと、前記スイッチ出力ポートとから分離する請求項4記載の高周波信号スイッチ。
  6. 高周波信号スイッチは、選択されたRF入力ポートに対して、バイパスモードで構成され、バイパスモードでは、
    (a)選択された前記RF入力ポートに対して前記シャントスイッチ及び各セットの接続スイッチが開かれ、選択された前記RF入力ポートに対して前記バイパススイッチが閉じられ、各分離用のシャントスイッチ及び各出力接続シャントスイッチが閉じられ、各出力接続スイッチが開かれ、
    (b)他の各RF入力ポートに対して、各前記接続スイッチ及びバイパススイッチが開かれ、各前記シャントスイッチが閉じられる請求項1記載の高周波信号スイッチ。
  7. 各バイパススイッチは、Tタイプの直列・シャント・直列バイパススイッチ回路を有する請求項1記載の高周波信号スイッチ。
  8. 前記Tタイプの直列・シャント・直列バイパススイッチ回路は、第2直列スイッチに接合部で結合された第1直列スイッチと、前記接合部に結合され、かつ回路接地に結合されたシャントスイッチとを含み、
    (a)バイパスモードでの作動状態のRF入力ポートの場合は、前記第1及び第2直列スイッチは閉じられ、前記シャントスイッチは開かれ、
    (b)インサーキットモードでの作動状態のRF入力ポートの場合、また前記インサーキットモード及び前記バイパスモードのいずれかでの非作動状態のRF入力ポートの場合は、前記第1及び第2直列スイッチは開かれ、前記シャントスイッチは閉じられる請求項7記載の高周波信号スイッチ。
  9. 各スイッチは電界効果トランジスターである請求項1記載の高周波信号スイッチ。
  10. (a)少なくとも1個のRF入力ポートであって、RF入力ポートと回路接地との間に結合され、関連する前記RF入力ポートを接地に選択的に分岐させるシャントスイッチと、前記RF入力ポートとスイッチ出力ポートとの間に結合されているバイパススイッチと、前記RF入力ポートと前記シャントスイッチとに結合されている接続スイッチとをそれぞれ有する、少なくとも1個のRF入力ポートと、
    (b)対応する分離用のシャントスイッチに結合され、前記接続スイッチに結合され、ターゲット回路の入力に結合されるように構成されている導通経路と、
    (c)前記ターゲット回路の出力に結合されるように構成され、出力接続シャントスイッチに結合されているスイッチ戻り路と、
    (d)前記スイッチ戻り路に結合され、前記スイッチ出力ポートに結合されている出力接続スイッチとを備えている高周波信号スイッチ。
  11. (1)選択されたRF入力ポートに与えられた信号が、選択された前記RF入力ポートのための対応する前記接続スイッチのうち1個のみを通過し、前記RF入力ポートと選択されたターゲット回路との間で他のスイッチを通過しないようにした、選択された前記RF入力ポート及び選択された前記ターゲット回路のためのインサーキットモード、又は
    (2)選択されたRF入力ポートに与えられた信号が、選択された前記RF入力ポートのための対応する前記バイパススイッチを通過し、前記スイッチ出力ポートに送られ、各ターゲット回路の前記入力が前記スイッチ出力ポートから分離されるようにした、選択された前記RF入力ポートのためのバイパスモード
    となるように、高周波信号スイッチは構成可能である請求項10記載の高周波信号スイッチ。
  12. 高周波信号スイッチは、選択されたRF入力ポートに対してインサーキットモードで構成され、インサーキットモードでは、
    (a)選択された前記RF入力ポートに対して前記シャントスイッチ及び前記バイパススイッチが開かれ、選択された前記RF入力ポートに対して前記接続スイッチが閉じられ、前記分離用のシャントスイッチ及び前記出力接続シャントスイッチが開かれ、前記出力接続スイッチが閉じられ、
    (b)他の各RF入力ポートに対して、各前記接続スイッチ及びバイパススイッチが開かれ、各前記シャントスイッチが閉じられる請求項10記載の高周波信号スイッチ。
  13. 高周波信号スイッチは、選択されたRF入力ポートに対してバイパスモードで構成され、バイパスモードでは、
    (a)選択された前記RF入力ポートに対して前記シャントスイッチ及び前記接続スイッチが開かれ、選択された前記RF入力ポートに対して前記バイパススイッチが閉じられ、前記分離用のシャントスイッチ及び前記出力接続シャントスイッチが閉じられ、前記出力接続スイッチが開かれ、
    (b)他の各RF入力ポートに対して、各前記接続スイッチ及びバイパススイッチが開かれ、各前記シャントスイッチが閉じられる請求項10記載の高周波信号スイッチ。
  14. 各バイパススイッチは、Tタイプの直列・シャント・直列バイパススイッチ回路を有する請求項10記載の高周波信号スイッチ。
  15. 各スイッチは電界効果トランジスターである請求項10記載の高周波信号スイッチ。
  16. 高周波信号をスイッチングする方法であって、
    (a)関連するシャントスイッチ、関連するバイパススイッチ、及び関連する接続スイッチをそれぞれ備えている少なくとも1個のRF入力ポートを設けるステップと、
    (b)少なくとも1個のRF入力ポートに対して、対応するターゲット回路の入力に結合するように構成された対応する導通経路に、関連する接続スイッチを結合するステップと、
    (c)前記少なくとも1個のRF入力ポートに対して、前記関連するバイパススイッチをRF入力ポートとスイッチ出力ポートとの間に結合するステップと、
    (d)前記少なくとも1個のRF入力ポートに対して、前記関連するシャントスイッチを回路接地に結合し、RF入力ポートを接地に選択的に分岐させるように前記関連するシャントスイッチを構成するステップと、
    (e)各導通経路に対して、関連する分離用のシャントスイッチを対応する前記導通経路に結合するステップと、
    (f)前記ターゲット回路の出力に結合するように構成されたスイッチ戻り路を設けるステップと、
    (g)出力接続シャントスイッチを前記スイッチ戻り路に結合するステップと、
    (h)出力接続スイッチを前記スイッチ戻り路と、また前記スイッチ出力ポートと、結合するステップとを備えている方法。
  17. (a)選択されたRF入力ポートに対して前記関連するシャントスイッチ及び関連するバイパススイッチを開き、選択された前記RF入力ポートに対して前記関連する接続スイッチを閉じ、対応する前記導通経路に対して前記関連する分離用のシャントスイッチを開き、前記出力接続シャントスイッチを開き、前記出力接続スイッチを閉じ、
    (b)他の各RF入力ポートに対して、前記関連する接続スイッチ及び前記関連するバイパススイッチを開き、前記関連するシャントスイッチを閉じる
    ことによって、選択された前記RF入力ポートに対してインサーキットモードを設定するステップを、さらに備えている請求項16記載の方法。
  18. (a)選択されたRF入力ポートに対して前記関連するシャントスイッチ及び前記関連する接続スイッチを開き、選択された前記RF入力ポートに対して前記関連するバイパススイッチを閉じ、対応する前記導通経路に対して前記関連する分離用のシャントスイッチを閉じ、前記出力接続シャントスイッチを閉じ、前記出力接続スイッチを開き、
    (b)他の各RF入力ポートに対して、前記関連する接続スイッチ及び前記関連するバイパススイッチを開き、前記関連するシャントスイッチを閉じる
    ことによって、選択された前記RF入力ポートに対してバイパスモードを設定するステップを、さらに備えている請求項16記載の方法。
  19. 各前記関連するバイパススイッチは、Tタイプの直列・シャント・直列バイパススイッチ回路を有する請求項16記載の方法。
  20. 各スイッチは電界効果トランジスターである請求項16記載の方法。
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