JP2007535276A - 無線トランシーバおよびその動作方法 - Google Patents

無線トランシーバおよびその動作方法 Download PDF

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Abstract

アンテナ(110)、送信機回路(145)および受信機回路(165)を備えるトランシーバ(400)を超広帯域装置に提供する。送信機アンプ(440)はアンテナ(110)と送信機回路(145)との間に提供され、トランシーバ(400)が送信モードのときに動作送信機出力インピーダンスを有し、トランシーバ(400)が受信モードのときに絶縁送信機出力インピーダンスを有するように構成される。受信機アンプ(460)はアンテナ(110)と受信機回路(165)との間に提供され、トランシーバ(400)が受信モードのときに動作受信機入力インピーダンスを有し、トランシーバ(400)が送信モードのときに絶縁受信機入力インピーダンスを有するように構成される。絶縁送信機出力インピーダンスは動作受信機入力インピーダンスよりも大きく、絶縁受信機入力インピーダンスは動作送信機出力インピーダンスよりも大きい。したがって、送信/受信スイッチを使用することなく送信機および受信機を絶縁することが可能である。

Description

本発明は、移動トランシーバ、集中型トランシーバおよび関連機器を含めて、超広帯域(UWB)システムなどの無線通信システムと、かかる無線通信システムに該当する方法とに関する。本発明の別の態様は、送信/受信スイッチを使用することなく、送信機部分と受信機部分との間の切り替えが可能な無線トランシーバに関する。本発明の別の態様は、トランシーバの受信機部分に使用される低雑音アンプに関する。
無線トランシーバ装置は送信機および受信機の両方として、シンプレックス・モードまたはデュプレックス・モードで動作する。シンプレックス・モードでは、送信機および受信機は同時に動作することはなく、デュプレックス・モードでは信号が同時に受信され、送信される。幾つかのトランシーバの実装形態では、送信機部分と受信機部分は全く別個の回路であり、各回路は動作に必要な回路要素の全てを含む。しかしながら、これによって寸法、重量、および消費電力は非常に大きくなる。
その結果、多くのトランシーバ設計では送信機部分と受信機部分との間で種々の回路要素が共有されるようになっている。詳細には、シンプレックス・トランシーバでは、しばしばアンテナが共有される。これにより、トランシーバがコストおよび寸法の面で極めて有利になる。
しかしながら、信号の送信および受信の両方に1つのアンテナしか使用されない場合、トランシーバの受信機部分およびトランシーバの送信機部分には、機能を実行している間に互いから確実に適正に絶縁されるようにする手段が提供される必要がある。さもなければ、動作していない部分からの干渉によって、動作している部分の動作が妨害される可能性がある。
したがって、共有アンテナを使用して、無線トランシーバの送信機部分と受信機部分との間の切り替え動作を更に容易にすることが望ましい。
重量、コスト、および消費電力を最小化するには、多くの場合、1つのアンテナをトランシーバの送信機部分と受信機部分との間で共有することが望ましい。しかしながら、信号を正確に送信し受信する性能を最大化するには、受信機部分が信号を受信しているときに送信機部分をアンテナから絶縁し、送信機部分が信号を送信しているときに受信機部分をアンテナから絶縁する方法を提供することも望ましい。
[第1トランシーバ]
図1は、送信/受信スイッチを用いるトランシーバ装置の一実施形態を示す図である。図1に示すように、トランシーバ装置100はアンテナ110、送信/受信(T/R)スイッチ120、送信機部分130および受信機部分150からなる。送信機部分130は送信機アンプ140および送信機回路145を更に備え、受信機部分150は受信機アンプ160および受信機回路165を更に備える。
アンテナ110を使用して信号の送信および信号の受信の両方を行なうことができる。このアンテナは、この二重機能を有する任意の適切なアンテナであってよい。図1〜3に示す実施形態では、マッコークル(McCorkle)による「電動式小型平面UWBアンテナ装置およびそのシステム(Electrically Small Planar UWB Antenna Apparatus and System Thereof)」と題する米国特許第6,590,545号に開示されているものなどUWBアンテナが使用される。しかしながら、別の実施形態では、異なるアンテナ設計を使用することができる。
T/Rスイッチ120によって、1つのアンテナ110をトランシーバ装置100の送信機部分130および受信機部分150の両方が使用することができる。送信モードの動作が行なわれるとき、T/Rスイッチ120は送信機部分130をアンテナ120に接続し、受信機部分150をアンテナ110から絶縁する。次いで、受信モードの動作が行なわれるとき、T/Rスイッチ120は送信機部分130をアンテナ110から絶縁し、受信機部分150をアンテナ110に接続する。このようにして、トランシーバ100が受信モードで動作しているときに送信機部分130からの信号がアンテナ110に干渉することはなく、トランシーバ100が送信モードで動作しているときに受信機部分150からの信号がアンテナ110に干渉することはない。各部分130,150は、他の部分130,150が動作状態であるとき、T/Rスイッチ120の短絡回路によって絶縁される。
図1の実施形態では、T/Rスイッチ120はモード制御信号Cによって制御される。このモード制御信号は、受信モード中には高値(high)を有し、送信モード中には低値(low)を有する。トランシーバ100が受信モードであることをモード制御信号Cが示す(すなわち、図1〜3の実施形態では高値)場合、T/Rスイッチ120は受信機部分150をアンテナ110に接続し、回路開放によって送信機部分130を絶縁する。トランシーバ100が送信モードであることをモード制御信号Cが示す(すなわち、図1〜3の実施形態では低値)場合、T/Rスイッチ120は送信機部分130をアンテナ110に接続し、回路開放によって受信機部分150を絶縁する。
代替の実施形態では、モード制御信号Cを変更することが可能である。例えば、代替の一モード制御信号を低値として受信モードを示し、高値として送信モードを示すことが可能である。
開示の実施形態における送信機部分130は、信号を所望のフォーマットに従って送信するために必要な回路の全てを備える。送信機分野の当業者には理解されるように、異なるトランシーバ設計では、送信機部分の特定の設計は変更可能である。開示の実施形態では送信機部分130はUWB送信機であるが、別の実施形態では他の送信機設計、例えば広帯域送信機または狭帯域送信機を使用することが可能である。上述のように、図1の実施形態における送信機部分130は、送信機回路145の出力に接続される送信機アンプ140を備える。
同様に、図1に示す受信機部分150の実施形態は、信号を所望のフォーマットに従って受信するために必要な回路の全てを備える。受信機分野の当業者には理解されるように、異なるトランシーバ設計では、受信機部分の特定の設計は変更可能である。開示の実施形態では受信機部分150はUWB受信機であるが、別の実施形態では他の受信機設計、例えば広帯域受信機または狭帯域受信機を使用することが可能である。上述のように、図1の実施形態における受信機部分150は、受信機回路165の出力に接続される受信機アンプ160を備える。受信機アンプ160は低雑音アンプ(LNA)であってもよい。
更に、図1には、送信機部分130および受信機部分150をアンテナ110に直接接続されるものとして示すが、トランシーバ分野の当業者には理解されるように、送信機部分130または受信機部分150とアンテナとの間に他の回路、例えばフィルタを配置することが可能である。
[第1送信機アンプ]
図2は、図1の送信機部分130のうちの送信機アンプ140の回路図である。図2に示すように、送信機アンプ140は第1送信機トランジスタQ1T、第2送信機トランジスタQ2T、第1送信機キャパシタC1T、第2送信機キャパシタC2T、第1送信機抵抗体R1T、第2送信機抵抗体R2Tおよび送信機電流源210を備える。
第1送信機トランジスタQ1Tでは、そのベースは第1送信機節点N1Tに接続され、そのコレクタは第2送信機節点N2Tに接続され、そのエミッタは接地に接続されている。第1送信機トランジスタQ1Tは、送信機アンプ140においてドライバアンプとして動作するように構成される。
第2送信機トランジスタQ2Tでは、そのベースは第2送信機節点N2Tに接続され、そのコレクタは基準電圧Vに接続され、そのエミッタは第3送信機節点N3Tに接続されている。第2送信機トランジスタQ2Tは、送信機アンプ140においてドライバとして動作するように構成される。図2に示す実施形態では基準電圧Vは約3.3ボルトである。
第1送信機キャパシタC1Tは、送信機入力節点NT−INと第1送信機節点N1Tとの間に接続される。第1送信機キャパシタはAC結合キャパシタとして動作するように構成されており、送信機アンプ140に対するバイアスの全てが局所バイアスとなるように、送信機入力節点NT−INを全ての入力DC電圧からブロックするよう機能する。図2に示す実施形態では、第1送信機キャパシタC1Tの値は約500fFである。
第2送信機キャパシタC2Tは、第3送信機節点N3Tと送信機出力節点NT−OUTとの間に接続される。第2送信機キャパシタはAC結合キャパシタとして動作するように構成されており、送信機アンプ140に対するバイアスの全てが局所バイアスとなるように、送信機出力節点NT−OUTを全ての入力DC電圧からブロックするよう機能する。図2に示す実施形態では、第2送信機キャパシタC2Tの値は約6pFである。
代替の実施形態では、第1送信機キャパシタC1Tおよび第2送信機キャパシタC2Tを異なる回路要素に置き換え、送信機アンプ140においてバイアス電圧を絶縁することが可能である。
第1送信機抵抗体R1Tはバイアス電圧Vと第1送信機節点N1Tとの間に接続されており、バイアス電圧Vを第1送信機トランジスタQ1Tのベースに供給するように構成されている。アンプ分野の当業者には理解されるように、図2の実施形態におけるこのバイアス電圧Vは、第1送信機トランジスタQ1Tが所望通りに動作し、送信機アンプ140にその増幅機能を実行させるように設定される。図2に示す実施形態では、バイアス電圧Vは約0.8ボルトであり、第1送信機抵抗体R1Tの値は約1kΩである。
第2送信機抵抗体R2Tは基準電圧Vと第2送信機節点N2Tとの間に接続されており、その値は送信機アンプ140の利得を決定するように設定される。図2に示す実施形態では、第2送信機抵抗体R2Tの値は約250Ωである。
送信機電流源210は第3送信機節点N3Tと接地との間に接続され、かつ図2の実施形態では、第2送信機トランジスタQ2Tを通じて定電流を供給するように構成される。図2に示す実施形態では、送信機電流源210は約20mAの電流を供給する。
図2の実施形態では、送信機アンプ140における回路のパラメータは、所望の低い送信機出力インピーダンス、例えば3Ωを供給するように選択される。
動作状態では、送信機入力節点NT−INに送信機入力電圧VT−INが供給される。次いで、一般的に知られている増幅器理論に従って、この送信機入力電圧VT−INは送信機アンプ140により増幅されて送信機出力電圧VT−OUTを生成する。この送信機出力電圧は送信機出力節点NT−OUTに供給される。
図2に示す例示としての送信機アンプ140は、第1送信機トランジスタQ1Tとしてバイポーラ接合トランジスタを使用し、共通エミッタ構成により構成されているが、代替の実施形態では、増幅器回路に他のタイプのトランジスタ、例えばCMOSトランジスタを使用することが可能である。
代替の実施形態では、送信機アンプ140を差動アンプとして設計することが可能である。この場合、正および負の入力電圧を受信し、正および負の出力電圧を供給することが可能である。アンプ設計分野の当業者には理解されるように、この代替の実施形態では、回路設計は図2に示すアンプを差動型アンプとした設計であることが可能である。
上述では図2を参照しながら一実施形態について記載し、回路要素には特定の値を付与しているが、これらは例示として示しているに過ぎず、本発明を限定するものと捉えられるべきではない。代替の実施形態では、送信機アンプ140の動作を変更するために、これらの要素の値を必要に応じて変更することが可能である。
[第1受信機アンプ]
図3は、図1の受信機部分の受信機アンプ160の回路図である。図3に示すように、受信機アンプ160は受信機電流源310、受信機トランジスタQ、第1受信機キャパシタC1R、第2受信機キャパシタC2R、第3受信機キャパシタC3R、第1受信機抵抗体R1R、第2受信機抵抗体R2Rおよび受信機インダクタLを備える。
受信機トランジスタQでは、そのベースは第1受信機節点N1Rに接続され、そのコレクタは第2受信機節点N2Rに接続され、そのエミッタは接地に接続されている。
第1受信機キャパシタC1Rは、受信機入力節点NR−INと第1受信機節点N1Rとの間に接続されており、受信機トランジスタQに対するバイアスの全てが局所バイアスとなるように、受信機入力節点NR−INを全ての入力DC電圧からブロックするよう機能する。図3に示す実施形態では、第1受信機キャパシタC1Rの値は約6pFである。
第2受信機キャパシタC2Rは、受信機出力節点NR−OUTと第2受信機節点N2Rとの間に接続されており、受信機トランジスタQに対するバイアスの全てが局所バイアスとなるように、受信機出力節点NR−OUTを全ての入力DC電圧からブロックするよう機能する。図3に示す実施形態では、第2受信機キャパシタC2Rの値は約6pFである。
代替の実施形態では、第1受信機キャパシタC1Rおよび第2受信機キャパシタC2Rを異なる回路要素に置き換え、受信機アンプ160においてバイアス電圧を絶縁することが可能である。
第1受信機抵抗体R1Rは第1受信機節点N1Rと第2受信機節点N2Rとの間に接続されており、フィードバック信号を供給して受信機トランジスタQのベースをバイアスするように構成されている。図3に示す実施形態では、第1受信機抵抗体R1Rの値は約800Ωである。
受信機電流源310は基準電圧Vと第3受信機節点N3Rとの間に接続される。この受信機電流源は受信機トランジスタQに基準電流を供給するように構成される。図3に示す実施形態では、基準電圧Vは約3.3ボルトであり、受信機電流源310は約12mAの基準電流を供給する。
第3受信機キャパシタC3Rは、基準電圧Vと第3受信機節点N3Rとの間に、受信機電流源310と並列になるように接続される。第3受信機キャパシタは基準電圧Vを第3受信機節点N3Rから分離することによって、高周波数における仮想接地を形成するように構成される。図3に示す実施形態では、第3受信機キャパシタC3Rの値は約20pFである。
第2受信機抵抗体R2Rおよび受信機インダクタLは、第3受信機節点N3Rと第2受信機節点N2Rとの間に直列になるように接続される。第2受信機抵抗体R2Rの値は、受信機アンプ160の利得を決定するように設定される。受信機インダクタLは受信機アンプ160の帯域を広くするために用いられる。代替の実施形態では、受信機インダクタLを除去することが可能である。図3に示す実施形態では、第2受信機抵抗体R2Rの値は約50Ωであり、受信機インダクタLの値は約5nHである。
動作状態では、第1受信機抵抗体R1Rからの負のフィードバックによって受信機アンプ160の入力インピーダンスが50Ωに低下する傾向にある。図3の実施形態では、受信機アンプ160が動作しているときに受信機トランジスタQの入力インピーダンスが所望の値、例えば50Ωになるように、第1受信機抵抗体R1Rの値が選択される。
動作状態では、受信機入力節点NR−INに受信機入力電圧VR−INが供給される。次いで、一般的に知られている増幅器理論に従って、この受信機入力電圧VR−INは受信機アンプ160により増幅されて受信機出力電圧VR−OUTを生成する。この受信機出力電圧は受信機出力節点NR−OUTに供給される。
上述では図3を参照しながら一実施形態について記載し、回路要素には特定の値を付与しているが、これらは例示として示しているに過ぎず、本発明を限定するものと捉えられるべきではない。代替の実施形態では、受信機アンプ160の動作を変更するために、これらの要素の値を必要に応じて変更することが可能である。
したがって、図1〜3に示すように、送信機アンプ140は、T/Rスイッチ120に供給される増幅済み送信機出力電圧VT−OUTを定常的に生成するように設定され、受信機アンプ160は、T/Rスイッチ120から受信する受信機入力電圧VR−INを定常的に増幅するように設定される。トランシーバ100は、受信モード中、T/Rスイッチ120を使用して送信機部分130をアンテナ110から切断することによって、受信モード中、送信機部分130が受信機部分150の動作に干渉することを防止する。同様に、トランシーバ100は、送信モード中、T/Rスイッチ120を使用して受信機部分150をアンテナ110から切断することによって、送信モード中、受信機部分150が送信機部分130の動作に干渉することを防止する。
しかしながら、図1のT/Rスイッチ120のようなスイッチは多くの場合、損失が非常に大きい。その結果、T/Rスイッチを用いるトランシーバは、スイッチによってそのトランシーバの信号品質の一部を低下させ、トランシーバの他の部分において許容可能な損失を制限している。更に、個別のT/Rスイッチを必要とするため、得られるトランシーバのコストが、外部スイッチを取り入れる必要によって高くなる。したがって、T/Rスイッチの使用を伴わずにアンテナをトランシーバの送信機部分および受信機部分から絶縁する方法を提供することが望ましい。出願人はこのような回路の例を以下に提示する。
[第2トランシーバ]
図4は、本発明の一実施形態によるトランシーバ装置の一実施形態を示す図である。図4に示すように、トランシーバ装置400はアンテナ110、送信機部分430および受信機部分450からなる。送信機部分430は送信機アンプ440および送信機回路145を更に備え、受信機部分450は受信機アンプ460および受信機回路165を更に備える。
アンテナ110を使用して信号の送信および信号の受信の両方を行なうことができる。このアンテナは、この二重機能を有する任意の適切なアンテナであってよい。図4〜6に示す実施形態では、マッコークル(McCorkle)による「電動式小型平面UWBアンテナ装置およびそのシステム(Electrically Small Planar UWB Antenna Apparatus and System Thereof)」と題する米国特許第6,590,545号に開示されているものなどUWBアンテナが使用される。しかしながら、別の実施形態では、異なるアンテナ設計を使用することができる。
図4の実施形態における送信機部分430は、信号を所望のフォーマットに従って送信するために必要な回路の全てを備える。送信機分野の当業者には理解されるように、異なるトランシーバ設計では、送信機部分の特定の設計は変更可能である。図4に示す実施形態では送信機部分430はUWB送信機であるが、別の実施形態では他の送信機設計を使用することが可能である。上述のように、送信機部分430は、送信機回路145の出力に接続される送信機アンプ440を備えてよい。
同様に、図4の実施形態における受信機部分450は、信号を所望のフォーマットに従って受信するために必要な回路の全てを備える。受信機分野の当業者には理解されるように、異なるトランシーバ設計では、受信機部分の特定の設計は変更可能である。図4に示す実施形態では受信機部分450はUWB受信機であるが、別の実施形態では他の受信機設計を使用することが可能である。上述のように、図4の受信機部分450は、受信機回路165の出力に接続される受信機アンプ460を備える。受信機アンプ460は低雑音アンプ(LNA)であってもよい。
更に、図4には、送信機部分430および受信機部分450をアンテナ110に直接接続されるものとして示すが、トランシーバ分野の当業者には理解されるように、送信機部分430または受信機部分450とアンテナ110との間に他の回路、例えばフィルタを配置することが可能である。
図1に示すトランシーバ100とは異なり、図4に示すトランシーバ400はT/Rスイッチを含まない。そうではなく、図4における送信機アンプ440および受信機アンプ460は各々、トランシーバ400のうちの該当部分をトランシーバのうちの他の部分が使用されているときに絶縁するように構成される回路を含む。換言すれば、送信機アンプ440は、受信モード中、送信機部分430をアンテナ110から絶縁するが、送信モード中、送信機部分430とアンテナ110との間の正常動作を可能とする。同様に、受信機アンプ460は、送信モード中、受信機回路165をアンテナ110から絶縁するが、受信モード中、受信機部分450とアンテナ110との間の正常動作を可能とする。更に、これらの絶縁動作はT/Rスイッチを使用することなく行なわれるので、そうしたT/Rスイッチに関連する損失および追加の製造コストの発生を防止することが可能である。
[第2送信機アンプ]
図5は、本発明の一実施形態による、図4の送信機部分のうちの送信機アンプ440の回路図である。図4に示すように、送信機アンプ440は第1送信機トランジスタQ1T、第2送信機トランジスタQ2T、第1送信機キャパシタC1T、第2送信機キャパシタC2T、第1送信機抵抗体R1T、第2送信機抵抗体R2T、第3送信機抵抗体R3Tおよび送信機電流源510を備える。
第1送信機トランジスタQ1Tでは、そのベースは第1送信機節点N1Tに接続され、そのコレクタは第2送信機節点N2Tに接続され、そのエミッタは接地に接続されている。第1送信機トランジスタQ1Tは、送信機アンプ440においてドライバアンプとして動作するように構成される。
第2送信機トランジスタQ2Tでは、そのベースは第2送信機節点N2Tに接続され、そのコレクタは基準電圧Vに接続され、そのエミッタは第3送信機節点N3Tに接続されている。第2送信機トランジスタQ2Tは、送信機アンプ440においてドライバとして動作するように構成される。図5に示す実施形態では基準電圧Vは約3.3ボルトである。
第1送信機キャパシタC1Tは、送信機入力節点NT−INと第1送信機節点N1Tとの間に接続される。第1送信機キャパシタはAC結合キャパシタとして動作するように構成されており、送信機アンプ440に対するバイアスの全てが局所バイアスとなるように、送信機入力節点NT−INを全ての入力DC電圧からブロックするよう機能する。図5に示す実施形態では、第1送信機キャパシタC1Tの値は約500fFである。
第2送信機キャパシタC2Tは、第3送信機節点N3Tと送信機出力節点NT−OUTとの間に接続される。第2送信機キャパシタはAC結合キャパシタとして動作するように構成されており、送信機アンプ440に対するバイアスの全てが局所バイアスとなるように、送信機出力節点NT−OUTを全ての入力DC電圧からブロックするよう機能する。図5に示す実施形態では、第2送信機キャパシタC2Tの値は約6pFである。
代替の実施形態では、第1送信機キャパシタC1Tおよび第2送信機キャパシタC2Tを異なる回路要素に置き換え、送信機アンプ440においてバイアス電圧を絶縁することが可能である。
第1送信機抵抗体R1Tはバイアス電圧Vと第1送信機節点N1Tとの間に接続されており、バイアス電圧Vを第1送信機トランジスタQ1Tのベースに供給するように構成される。図5におけるこのバイアス電圧Vは、第1送信機トランジスタQ1Tが所望通りに動作し、送信機アンプ440にその増幅機能を実行させるように設定される。図5に示す実施形態では、バイアス電圧Vは約0.8ボルトであり、第1送信機抵抗体R1Tの値は約1kΩである。
第2送信機抵抗体R2Tは基準電圧Vと第2送信機節点N2Tとの間に接続されており、その値は送信機アンプ440の利得を決定するように設定される。図5に示す実施形態では、第2送信機抵抗体R2Tの値は約250Ωである。
第3送信機抵抗体R3Tは基準電圧Vと第3送信機節点N3Tとの間に接続されており、その値は、受信モード中の受信機アンプ160の所望の動作受信機入力インピーダンスよりも充分に大きくなるように選択される。例えば、図6に示す実施形態では、受信機アンプの動作受信機入力インピーダンスは受信モード中、約3Ωに設定され、第3送信機抵抗体R3Tの値は約50kΩに設定される。
送信機電流源510は第3送信機節点N3Tと接地との間に接続され、かつ図5の実施形態では、送信モード中、第2送信機トランジスタQ2Tを通じて定電流を供給するが、受信モード中、遮断されて第2送信機トランジスタQ2Tに電流を供給しないように構成される。図5に示す実施形態では、送信機電流源510は約20mAの電流を供給する。
電流源はモード制御信号Cによって制御される。一実施形態では、モード制御信号は送信モード中には低値であり、受信モード中には高値である。モード制御信号Cが送信モードを示す(すなわち、図4〜6の実施形態では低値である)場合、送信機電流源510はオンとされ、モード制御信号Cが受信モードを示す(すなわち、図4〜6の実施形態では高値である)場合、送信機電流源510はオフとされる。
図5の実施形態では、送信機電流源510はカレントミラーである。モード制御信号Cに応答する種々の手法によって、カレントミラーはオン・オフとされてよい。しかしながら、これを実行する一手法では、モード制御信号Cによって、接地とカレントミラーのトランジスタ群の共通ベースとの間のスイッチ(例えば、CMOSスイッチ)を制御する。モード制御信号Cが受信モードを示す場合(すなわち、送信機電流源510をオフとする必要がある場合)、スイッチは閉じられ、共通ベースが接地に接続されてカレントミラーが遮断される。
幾つかの実施形態では、ピンダイオードを第3送信機節点N3Tと送信機電流源510との間に、または第2送信機キャパシタC2Tと第3送信機節点N3Tとの間に(あるいは、第2送信機キャパシタC2Tのない実施形態では、出力節点と第3送信機節点N3Tとの間に)配置することが望ましい。詳細には、ピンダイオードの追加は、トランジスタのコレクタが第3送信機節点N3Tに接続される実施形態(送信機電流源がカレントミラーである実施形態のような)において有用である。ピンダイオードは、第3送信機節点N3Tに接続されるコレクタと基板との間の浮遊容量を最小化するように作用することが可能である。
図5の実施形態では、送信機アンプ440における回路のパラメータは、送信モード中、所望の動作送信機出力インピーダンス、例えば3Ωを実現し、受信モード中、所望の絶縁送信機出力インピーダンス、例えば50kΩを実現するように選択される。
代替の実施形態では異なるモード制御信号を使用することが可能である。例えば、代替の一モード制御信号Cを低値にして受信モードを示し、高値にして送信モードを示すことが可能である。また、単一のモード制御信号Cの代わりに複数のモード制御信号を使用して、各モードで異なる動作を行なう種々の要素の動作を制御することが可能である。
送信機電流源510および第3送信機抵抗体R3Tの動作は、トランシーバ400が受信モードであることをモード制御信号Cが示す場合、送信機部分430をアンテナ110から絶縁し、トランシーバ400が送信モードであることをモード制御信号Cが示す場合、送信機部分430とアンテナ110との間の正常動作を可能とするよう送信機アンプ440を制御するように構成されている。
送信モード中(すなわち、図4〜6の実施形態においてはモード制御信号Cが低値であるとき)、送信機電流源510は第2送信機トランジスタQ2Tおよび第3送信機抵抗体R3Tを通じて基準電流を供給する。これにより、第2送信機トランジスタQ2Tがオンとされ、送信機アンプ440の回路が増幅器として動作され、送信機アンプの出力抵抗が動作送信機出力インピーダンスとなる、すなわち図5の実施形態では3Ωとなる。
この場合、送信機入力節点NT−INに送信機入力電圧VT−INが供給される。次いで、一般的に知られている増幅器理論に従って、この送信機入力電圧VT−INは送信機アンプ440により増幅されて送信機出力電圧VT−OUTを生成し、この送信機出力電圧が送信機出力節点NT−OUTに供給される。
第3送信機抵抗体R3Tの値は非常に大きい値、例えば約50kΩになるように選択されるので、送信モード中には比較的小さな電流しか流れず、送信機アンプ440の動作にほとんど影響を与えない。第3送信機入力節点N3Tにおける電圧は、主に第2送信機抵抗体R2Tおよび第2送信機トランジスタQ2Tによって決定される。
受信モード中(すなわち、図4〜6の実施形態においてはモード制御信号Cが高値であるとき)、送信機電流源510は基準電流の供給を停止し、第2送信機トランジスタQ2Tはオフとなる。したがって、この時点で、送信機アンプ440は増幅器としての動作を停止する。
次いで、第1送信機抵抗体R2Tは第2節点N2Tにおける電圧を基準電圧Vにまで上昇させ、第3送信機抵抗体R3Tも第3送信機節点N3Tにおける電圧をVにまで上昇させる。その結果、受信モード中、送信機アンプ440の出力インピーダンスは第3送信機抵抗体R3Tの値にまで(すなわち、絶縁送信機出力インピーダンスにまで)上昇する。この値は、受信モード中の受信機アンプ460の動作受信機入力インピーダンスと比較して非常に大きくなるように選択される(例えば、図4〜6の実施形態における約50Ωと比較して、約50kΩ)。
このようにして、送信機アンプ440は、送信モード中、動作送信機出力インピーダンス、例えば約3Ωを有し、受信モード中、絶縁送信機出力インピーダンス、例えば約50kΩを有する。これによって、送信機アンプ440が送信モード中にはアンテナ110を通じて正常に送信を行ない、受信モード中にはアンテナ110から有効に絶縁されることが可能となる。
開示の実施形態では、絶縁送信機出力インピーダンスが約50kΩに設定され、動作送信機出力インピーダンスが約3Ωに設定されているが、これらの値は必要に応じて変更可能である。例えば、一連の代替の実施形態では、動作送信機出力インピーダンスは1Ω〜10Ωに設定可能である。
しかしながら、受信モード中の送信機部分430による受信機部分450への干渉が最小となるように、送信機アンプ440の絶縁送信機出力インピーダンスは受信機アンプ460の動作受信機入力インピーダンスと比較して充分に大きくある必要がある。
一定の実施形態では、絶縁送信機出力インピーダンスは動作受信機入力インピーダンスよりも2桁以上大きい。したがって、図5に示す実施形態では、絶縁送信機出力インピーダンスは5kΩ以上である必要がある。しかしながら、送信機動作に対する制限の変化する代替の実施形態では、システムの動作要件を満たす場合、動作受信機入力インピーダンスに対する絶縁送信機出力インピーダンスの比は、より小さい。
図4に示す例示としての送信機アンプ440は、第1送信機トランジスタQ1Tとしてバイポーラ接合トランジスタを使用し、共通エミッタ構成により構成されているが、代替の実施形態では、増幅器回路に他のタイプのトランジスタ、例えばCMOSトランジスタを使用することが可能である。
上述では図5を参照しながら一実施形態について記載し、回路要素には特定の値を付与しているが、これらは例示として示しているに過ぎず、本発明を限定するものと捉えられるべきではない。代替の実施形態では、送信機アンプ440の動作を変更するために、これらの要素の値を必要に応じて変更することが可能である。
[第2受信機アンプ]
図6は、本発明の一実施形態による、図4の受信機部分450のうちの受信機アンプ460の回路図である。図6に示すように、受信機アンプ460は受信機電流源610、第1受信機トランジスタQ1R、第2受信機トランジスタQ2R、第3受信機トランジスタQ3R、第1受信機キャパシタC1R、第2受信機キャパシタC2R、第3受信機キャパシタC3R、第1受信機抵抗体R1R、第2受信機抵抗体R2R、および受信機インダクタLを備える。
図6の実施形態における第1受信機トランジスタQ1Rはバイポーラトランジスタであり、そのベースは第1受信機節点N1Rに接続され、そのコレクタは第2受信機節点N2Rに接続され、そのエミッタは第4受信機節点N4Rに接続されている。
図6の実施形態における第2受信機トランジスタQ2RはCMOSトランジスタであり、そのゲートはモード制御信号Cに接続され、そのソースは接地に接続され、そのドレインは第4受信機節点N4Rに接続されている。第2受信機トランジスタQ2Rはスイッチとして動作し、モード制御信号Cが受信モードを示すときには閉じており(導通)、モード制御信号Cが送信モードを示すときには開いている(非導通)。
開示の実施形態では、モード制御信号Cは受信モード中には高値であり、送信モード中には低値であるが、これは図6の実施形態における第2受信機トランジスタQ2RがNMOSトランジスタであることを意味する。このNMOSトランジスタは、そのベースにおける信号が高値であるとき(受信モード中)には導通し、そのベースにおける信号が低値であるとき(送信モード中)には導通しない。
図6の実施形態における第3受信機トランジスタQ3RはCMOSトランジスタであり、そのゲートはモード制御信号Cに接続され、そのソースは基準電圧Vに接続され、そのドレインは第4送信機節点N4Tに接続されている。第3受信機トランジスタQ3Rはスイッチとして動作し、モード制御信号Cが受信モードを示すときには開いており(非導通)、モード制御信号Cが送信モードを示すときには閉じている(導通)。
開示の実施形態では、モード制御信号Cは受信モード中には高値であり、送信モード中には低値であるが、これは図6の実施形態における第3受信機トランジスタQ3RがPMOSトランジスタであることを意味する。このPMOSトランジスタは、そのベースにおける信号が高値であるとき(受信モード中)には導通せず、そのベースにおける信号が低値であるとき(送信モード中)に導通する。
開示の実施形態では、第2受信機トランジスタQ2RがNMOSトランジスタであり、第3受信機トランジスタQ3RがPMOSトランジスタであるが、代替の実施形態では、これらの関係を交換することが可能である。例えば、モード制御信号Cの極性が交換された場合(すなわち、受信モード中には低値であり、送信モード中には高値である場合)、第2受信機トランジスタQ2RをPMOSトランジスタとし、第3受信機トランジスタQ3RをNMOSトランジスタとすることが可能である。更に、一方が他方から逆の信号を受信する限り、両方のトランジスタをPMOSトランジスタまたはNMOSトランジスタとすることが可能である。しかしながら、受信モード中、第4受信機節点N4Rを接地に接続し、送信モード中、第4受信機節点N4Rを基準電圧Vに接続することが重要である。
当業者には理解されるように、代替の実施形態では、第2受信機トランジスタQ2Rおよび第3受信機トランジスタQ3Rの代わりに他のタイプのスイッチングデバイスを使用することが可能である。例えば、第2受信機トランジスタQ2Rをバイポーラトランジスタとし、バイポーラスイッチとすることが可能である。
第1受信機キャパシタC1Rは、受信機入力節点NR−INと第1受信機節点N1Rとの間に接続されており、受信機トランジスタQに対するバイアスの全てが局所バイアスとなるように、受信機入力節点NR−INを全ての入力DC電圧からブロックするよう機能する。図6に示す実施形態では、第1受信機キャパシタC1Rの値は6pFである。
第2受信機キャパシタC2Rは、受信機出力節点NR−OUTと第2受信機節点N2Rとの間に接続されており、受信機トランジスタQに対するバイアスの全てが局所バイアスとなるように、受信機出力節点NR−OUTを全ての入力DC電圧からブロックするように機能する。図6に示す実施形態では、第2受信機キャパシタC2Rの値は6pFである。
代替の実施形態では、第1受信機キャパシタC1Rおよび第2受信機キャパシタC2Rを異なる回路要素に置き換え、受信機アンプ460においてバイアス電圧を絶縁することが可能である。
第1受信機抵抗体R1Rは第1受信機節点N1Rと第2受信機節点N2Rとの間に接続されており、フィードバック信号を供給して第1受信機トランジスタQ1Rのベースをバイアスするように構成されている。図6に示す実施形態では、第1受信機抵抗体R1Rの値は800Ωである。
受信機電流源610は基準電圧Vと第3受信機節点N3Rとの間に接続される。この受信機電流源は、モード制御信号Cが受信モードを示すときには第1受信機トランジスタQ1Rに基準電流を供給し、モード制御信号Cが送信モードを示すときには遮断されるように構成される。図6に示す実施形態では受信機電流源610は12mAの電流を供給する。
第3受信機キャパシタC3Rは、基準電圧Vと第3受信機節点N3Rとの間に、受信機電流源610と並列になるように接続される。第3受信機キャパシタは基準電圧Vを第3受信機節点N3Rから分離することによって、高周波数における仮想接地を形成するように構成される。図6に示す実施形態では第3受信機キャパシタC3Rの値は20pFである。
第2受信機抵抗体R2Rおよび受信機インダクタLは、第3受信機節点N3Rと第2受信機節点N2Rとの間に直列になるように接続される。第2受信機抵抗体R2Rの値は、受信機アンプ460の利得を決定するように設定される。受信機インダクタLは受信機アンプ460の帯域を広くするために用いられる。代替の実施形態では、受信機インダクタLを除去することが可能である。図6に示す実施形態では、第2受信機抵抗体R2Rの値は50Ωであり、受信機インダクタLの値は5nHである。
図6の実施形態では、受信モード中、所望の動作入力インピーダンス、例えば50Ωを提供し、送信モード中、所望の絶縁入力インピーダンス、例えば開放回路のインピーダンスに近似するインピーダンスを提供するように、受信機アンプ460における回路のパラメータが選択される。
代替の実施形態では異なるモード制御信号を使用することが可能である。例えば、代替の一モード制御信号Cを低値にして受信モードを示し、高値にして送信モードを示すことが可能である。また、単一のモード制御信号Cの代わりに複数のモード制御信号を使用して、各モードで異なる動作を行なう種々の要素の動作を制御することが可能である。
動作状態では、第1受信機抵抗体R1Rからの負のフィードバックによって受信機アンプ460の入力インピーダンスが低下する傾向にある。図6の実施形態では、第1受信機トランジスタQ1Rが導通しているときに第1受信機トランジスタQ1Rの動作入力インピーダンスが所望の値、例えば約50Ωになるように、第1受信機抵抗体R1Rの値が選択される。
受信モード中(すなわち、図4〜6の実施形態においてはモード制御信号Cが高値であるとき)、受信機電流源610は基準電流を生成し、第2受信機トランジスタQ2Rは導通し、第3受信機トランジスタQ3Rは導通しない。これにより、第4受信機節点N4Rが接地に接続され、第1受信機トランジスタQ1Rを通じて基準電流が流れる。これによって第1受信機トランジスタQ1Rがオンとなり、受信機アンプ460における回路を増幅器として動作させる。
この場合、受信機入力節点NR−INに受信機入力電圧VR−INが供給される。次いで、一般的に知られている増幅器理論に従って、この受信機入力電圧VR−INは受信機アンプ460により増幅されて受信機出力電圧VR−OUTを生成する。この受信機出力電圧は受信機出力節点NR−OUTに供給される。
送信モード中(すなわち、図4〜6の実施形態においてはモード制御信号Cが低値であるとき)、受信機電流源610は遮断され、第2受信機トランジスタQ2Rは導通せず、第3受信機トランジスタQ3Rは導通する。これにより、第4受信機節点N4Rが基準電圧Vに接続され、電流は第1受信機トランジスタQ1Rを通じて流れなくなる。その結果、第1受信機トランジスタQ1Rは逆バイアスされてオフとなり、これによって受信機アンプ460がオフとなって開放回路のインピーダンスに近似する非常に大きい入力インピーダンスを示すようになる。
送信モード中に動作送信機出力インピーダンスを有し、受信モード中に比較的高い絶縁送信機出力インピーダンスを有する送信機アンプ440を用いることによって、トランシーバ100が送信モード中に送信機部分430を適正に動作させ、受信モード中に受信機部分450と干渉しないことが可能となる。同様に、受信モード中に動作受信機出力インピーダンスを有し、送信モード中に比較的高い絶縁受信機出力インピーダンスを有する受信機アンプ460を用いることによって、トランシーバ100が受信モード中に受信機部分450を適正に動作させ、送信モード中に送信機部分430と干渉しないことが可能となる。
更に、第2受信機トランジスタQ2Rおよび第3受信機トランジスタQ3Rを使用して第4受信機節点N4Rを接地および基準電圧Vにそれぞれ接続することにより、図6の受信機アンプ460は、動作受信機入力インピーダンスから絶縁受信機入力インピーダンスへ高速に切り替えること、反対に、絶縁受信機入力インピーダンスから動作受信機入力インピーダンスへ高速に切り替えることが可能である。第1受信機トランジスタQ1Rのエミッタは、モードの交換につれて、接地と基準電圧との間で高速に変化する。
開示の実施形態では、絶縁受信機入力インピーダンスが開放回路に近似するように設定され、動作受信機入力インピーダンスが約50Ωに設定されるが、これらの値は必要に応じて変更可能である。例えば、一連の実施形態では、動作受信機入力インピーダンスは30Ω〜75Ωに設定可能である。
しかしながら、送信モード中の受信機部分450による送信機部分430への干渉が最小となるように、受信機アンプ460の絶縁受信機入力インピーダンスは送信機アンプ440の動作送信機出力インピーダンスと比較して充分に大きくある必要がある。
或る実施形態では、絶縁受信機入力インピーダンスは、動作送信機出力インピーダンスよりも2桁以上大きい。したがって、図6に示す実施形態では、絶縁出力インピーダンスは300Ω以上である必要がある。しかしながら、送信機動作に対する制限の変化する代替の実施形態では、システムの動作要件を満たす場合、動作送信機出力インピーダンスに対する絶縁受信機入力インピーダンスの比は、より小さい。
上述では図6を参照しながら一実施形態について記載し、回路要素には特定の値を付与しているが、これらは例示として示しているに過ぎず、本発明を限定するものと捉えられるべきではない。代替の実施形態では、受信機アンプ460の動作を変更するために、これらの要素の値を必要に応じて変更することが可能である。
本開示では例を通じて、送信機回路および受信機回路を共通のアンテナに接続する回路および方法について示しているが、上述のシステムおよび方法は、2つの別個の回路要素が共通の信号経路を共有する任意の状況に適用可能である。この信号経路は、例えば入力ライン、出力ライン、データバスであること、またはデバイスもしくは集積回路の内部の要素であることが可能である。本開示がトランシーバおよび送信機と受信機との間の切替に限定されるものとして捉えられるべきではない。
送信/受信スイッチを用いるトランシーバ装置の一実施形態を示す図。 図1の送信機部分のうちの送信機アンプの回路図。 図1の受信機部分のうちの受信機アンプの回路図。 本発明の一実施形態によるトランシーバ装置を示す図。 本発明の一実施形態による、図4の送信機部分のうちの送信機アンプの回路図。 本発明の一実施形態による、図4の受信機部分のうちの受信機アンプの回路図。

Claims (22)

  1. 無線装置において使用されるトランシーバであって、
    アンテナと、
    送信用の無線信号を生成するように構成された送信機回路と、
    アンテナと送信機回路との間に接続され、かつ、トランシーバが送信モードのときには動作送信機出力インピーダンスを、トランシーバが受信モードのときには絶縁送信機出力インピーダンスを有するように構成された送信機アンプと、
    無線信号をアンテナで受信し、受信した無線信号を処理するように構成された受信機回路と、
    アンテナと受信機回路との間に接続され、かつ、トランシーバが受信モードのときには動作受信機入力インピーダンスを、トランシーバが送信モードのときには絶縁受信機入力インピーダンスを有するように構成された受信機アンプと、
    絶縁送信機出力インピーダンスは動作受信機入力インピーダンスよりも大きいことと、 絶縁受信機入力インピーダンスは動作送信機出力インピーダンスよりも大きいことと、からなるトランシーバ。
  2. 絶縁送信機出力インピーダンスは動作受信機入力インピーダンスの100倍以上である請求項1に記載のトランシーバ。
  3. 動作受信機入力インピーダンスは30Ω〜75Ωである請求項1に記載のトランシーバ。
  4. 絶縁受信機入力インピーダンスは動作送信機出力インピーダンスの100倍以上である請求項1に記載のトランシーバ。
  5. 動作送信機出力インピーダンスは1Ω〜10Ωである請求項1に記載のトランシーバ。
  6. 受信機アンプは、
    制御端子が第1節点に接続され、第1端子が第2節点に接続され、第2端子が第3節点に接続された第1トランジスタと、
    第1トランジスタに基準電流を供給するための電流源と、
    第2節点と第1節点との間に接続され、制御端子にバイアス電圧を供給するための第1抵抗体と、
    第2節点と第1基準電圧との間に接続された第2抵抗体と、
    第3端子と接地との間に接続された第1スイッチと、
    第3端子と第2基準電圧との間に接続された第2スイッチと、
    電流源は制御信号が第1の値を有するときにオンにされ、制御信号が第2の値を有するときにオフにされることと、
    第1スイッチは制御信号が第1の値を有するときに閉じられ、制御信号が第2の値を有するときに開かれることと、
    第2スイッチは制御信号が第1の値を有するときに開かれ、制御信号が第2の値を有するときに閉じられることと、を含む請求項1に記載のトランシーバ。
  7. 第1基準電圧と第2基準電圧とは同じである請求項6に記載のトランシーバ。
  8. 第1節点と入力節点との間の第1キャパシタと、
    第2節点と出力節点との間の第2キャパシタと、を含む請求項6に記載のトランシーバ。
  9. 第1スイッチは第2トランジスタを含むことと、
    第2スイッチは第3トランジスタを含むことと、を含む請求項6に記載のトランシーバ。
  10. 第2節点と基準電流との間に第2抵抗体と直列に接続されたインダクタを含む請求項6に記載のトランシーバ。
  11. 送信機アンプは、
    ドライバ制御端子が第1節点に接続され、第1ドライバ端子が第2節点に接続され、第2ドライバ端子が接地に接続されたドライバトランジスタと、
    アンプ制御端子が第2節点に接続され、第1アンプ端子が第1基準電圧に接続され、第2アンプ端子が第3節点に接続されたアンプトランジスタと、
    バイアス電圧と第1節点との間に接続された第1抵抗体と、
    第2節点と第3基準電圧との間に接続された第2抵抗体と、
    第3節点と第3基準電圧との間に接続され、かつ、1000Ωよりも大きい値を有する第3抵抗体と、
    第2トランジスタに基準電流を供給するための電流源と、
    電流源は制御信号が第1の値を有するときにオンにされ、制御信号が第2の値を有するときにオフにされることと、を含む請求項1に記載のトランシーバ。
  12. 第1節点と入力節点との間の第1キャパシタと、
    第2節点と出力節点との間の第2キャパシタと、を含む請求項11に記載のトランシーバ。
  13. 無線装置は超広帯域装置である請求項1に記載のトランシーバ。
  14. 制御端子が第1節点に接続され、第1端子が第2節点に接続され、第2端子が第3節点に接続された第1トランジスタと、
    第1トランジスタに基準電流を供給するための電流源と、
    第2節点と第1節点との間に接続され、制御端子にバイアス電圧を供給するための第1抵抗体と、
    第2節点と基準電圧との間に接続された第2抵抗体と、
    第3節点と接地との間に接続された第1スイッチと、
    第3節点と基準電圧との間に接続された第2スイッチと、
    電流源は制御信号が第1の値を有するときにオンにされ、制御信号が第2の値を有するときにオフにされることと、
    第1スイッチは制御信号が第1の値を有するときに閉じられ、制御信号が第2の値を有するときに開かれることと、
    第2スイッチは制御信号が第1の値を有するときに開かれ、制御信号が第2の値を有するときに閉じられることと、からなるトランシーバアンプ。
  15. 第1トランジスタはバイポーラトランジスタであることと、制御端子はバイポーラトランジスタのベース端子であることと、第1端子はバイポーラトランジスタのコレクタであることと、第2端子はバイポーラトランジスタのエミッタであることと、を含む請求項14に記載のトランシーバアンプ。
  16. 第1スイッチは第2トランジスタを含むことと、
    第2スイッチは第3トランジスタを含むことと、を含む請求項14に記載のトランシーバアンプ。
  17. 第2節点と基準電流との間に第2抵抗体と直列に接続されたインダクタを含む請求項14に記載のトランシーバアンプ。
  18. 電流源は第2抵抗体と基準電圧との間に接続されている請求項14に記載のトランシーバアンプ。
  19. 第1の値は高信号値および低信号値のうちの一方であることと、
    第2の値は高信号値および低信号値のうちの一方であることと、
    第1の値および第2の値は異なることと、を含む請求項14に記載のトランシーバアンプ。
  20. 第1節点と入力節点との間の第1キャパシタと、
    第2節点と出力節点との間の第2キャパシタと、を含む請求項14に記載のトランシーバアンプ。
  21. 送信機部分および受信機部分を有するトランシーバの動作方法であって、
    トランシーバが送信モードおよび受信モードのうちのいずれであるかを判定するモード判定工程と、
    トランシーバが受信モードであると判定された場合、受信機部分の実際の受信機入力インピーダンスを動作受信機入力インピーダンスに設定する動作受信機入力インピーダンス設定工程と、
    トランシーバが受信モードであると判定された場合、送信機部分の実際の送信機出力インピーダンスを絶縁送信機出力インピーダンスに設定する絶縁送信機出力インピーダンス設定工程と、
    トランシーバが送信モードであると判定された場合、受信機部分の実際の受信機入力インピーダンスを絶縁受信機入力インピーダンスに設定する絶縁受信機入力インピーダンス設定工程と、
    トランシーバが送信モードであると判定された場合、送信機部分の実際の送信機出力インピーダンスを動作送信機出力インピーダンスに設定する動作送信機出力インピーダンス設定工程と、
    絶縁受信機入力インピーダンスは動作送信機出力インピーダンスよりも大きいことと、
    絶縁送信機出力インピーダンスは動作受信機入力インピーダンスよりも大きいことと、からなる方法。
  22. モード判定工程はモード制御信号の値を確認することによって実行される請求項21に記載の方法。
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