JP2018518213A - 歯科用画像生成システムの画像データの画像向上のための方法 - Google Patents

歯科用画像生成システムの画像データの画像向上のための方法 Download PDF

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Abstract

歯科用画像生成システムの画像データの画像向上のための方法であって、二次元画像データを生成する第1の画像生成ユニット(205、210)と、三次元画像データを生成する第2の画像生成ユニット(250、255)とを備え、調べられるオブジェクト(220、222)のために、画像生成システムは、二次元画像データおよび三次元画像データの両方を提供し、特に、画質および/または二次元画像データのもしくは三次元画像データの情報コンテンツが向上されるように、二次元画像データおよび三次元画像データが、マージされることを提供する歯科用画像生成システムの画像データの画像向上のための方法。【選択図】 図2

Description

本発明は、歯科医学で使用される画像生成または画像表示システムに関し、具体的には、そのようなシステムを使用して得られた画像データの画像向上のための方法に関する。本発明はさらに、本発明に従ってその方法により実施され得る、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納するための機械可読データキャリア、および画像生成または画像表示システムに関する。
現代の画像生成システム、具体的には、歯科医学または歯科医術で使用される現代の画像生成システムは、三次元のオブジェクト(3D)としての画像であり、ならびにユーザまたはビュアーそれぞれのために処理されおよび表示されるべきオブジェクトを表す、画像データまたはボリュームデータを生成する。治療されるオブジェクト、例えば、人間の顎または歯の得られる三次元画像データを、手術前または手術中に使用することが可能になるので、診断し、またこの先の医療処置の計画を立てることができる。
それ自体で知られているデジタルボリュームトモグラフィ(DVT)は、すでに歯科医術で使用されている。それはコーン形ビームを使用し、X線を使用する三次元の撮像トモグラフィ方法を示し、断面図を生成する。デジタルX線撮影の場合のように、DVTはまた、横たわっている、座っているまたは立っている患者の周りで回転する、X線管センサおよび正反対のデジタル撮像センサまたはX線感光シンチレータ層を用いる検出器を使用する。一般にファン角で180〜360度回転するX線管は、コーン形で一般にパルス状のX線ビームを放射する。
X線管が回転している間、複数の二次元トモグラム(すなわち、断層再構成からの個々のスライス)が取得され、三次元画像データセットが、これらのX線画像から得られる。X線放射は、三次元の調査範囲を貫通し、二次元X線投影としての減衰したグレースケールX線画像を生成する。
三次元画像データは、通常、従来の平坦なスクリーン上に、したがって、二次元(2D)のみにおいて表示される。しかし、手術の間、それぞれ二次元において、オブジェクトを通る3つの直交の部分を、同時に表示する技術が知られている。ポインターデバイスを利用して、オペレータは、直交の部分のそれぞれの位置またはその部分の深度を特定するオプションを有する。他の表示オプションは、定義された面上の三次元画像データおよびこの面の次の二次元表現の投影である。
周知な方法の不都合な点は、個々のボリューム情報が投影方向で前記ビームコーンを超えて平均化されるので、詳細な情報が、そのような面上の三次元画像データのすべての投影において失われることである。結果として、調べられるそれぞれのオブジェクトに属さないボリューム情報が、前記二次元表現にも含まれる。
比較的低い空間的解像度をもつ投影が、全体の画像として表示されることにより、ビュアーに全体像を提供することができる、本明細書での考慮における画像生成システムの三次元画像データを表示するための方法は、DE10338145A1から周知である。ユーザはまた、投影から画像の部分を選択し、その画像の部分におけるより高品質できめ細かな画像を表示するための、オプションが与えられる。したがって、ユーザは、それがオブジェクトの中にあることを特定し、画像の選択された部分に関する追加的な詳細な情報も受け取ることができる。
したがって、サブエリアは前記投影から選択され、および詳細な画像がサブエリア内に生成され、画像データの記憶されたデータに直接的にまたは間接的にアクセスすることによって、画像が生成される。詳細な画像は、それが投影の情報コンテンツとは異なる情報コンテンツを含むと特徴付けられ、増大した情報コンテンツが、例えば、解像度および/または視野角に関連することができる。ついで、詳細な画像は、ユーザによって選択されたサブエリアのフレームワーク内のスクリーン上に表示される。したがって、ユーザは、ピクチャインピクチャで見る。
考察における二次元(2D)画像データが、例えば、それぞれの患者の口腔内に配置されたX線検出器および口腔の外側に配置されたX線源によって口腔内で生成された画像を得ることにより、X線撮像で生成される。
本発明の課題は、存在する二次元および/または三次元画像データの画質、表示の品質または情報コンテンツの増大を向上させるための方法によって、詳細には、画像データの生成に影響を与えまたは画像データの生成を歪ませる放射源のビーム経路内の構成物またはオブジェクトを、入手した画像データから後で取り除くことができることを明示することである。
特に、歯科医学の分野において、本発明の根底にある考えは、口腔内のX線撮影により生成される二次元画像データ(いわゆる”IO画像”)を、例えば、前記デジタルボリュームトモグラフィ(DVT)によって生成された三次元画像データと、特に画質を向上させるために、片手で組み合わせること、すなわち、片手でマージすることである。具体的には、二次元画像データの画質または表示の品質を、マージングにより向上することができる。一方で、根底にある考えはまた、逆に言えば、前記デジタルボリュームトモグラフィ(DVT)を用いて生成された三次元画像データを、例えば、口腔内X線撮影によって生成された二次元画像データに、具体的には、三次元画像データの画質または表示の品質が向上するような方法で、と結合するまたはマージすることである。
同様に、特に実行できる三次元画像データの画質における向上は、詳細には、三次元画像データについては、二次元画像データの比較的高い解像度から得られ、同様に、二次元画像データの場合には、特に二次元画像データについて三次元画像データのより高い深さ分解能の理由により、得られる。
さらに、前記画像データセットの一方からそれぞれの他の画像データセットの品質についての結論を描き、ついで、必要に応じ画質を向上するために、画像データに適宜変更または補正を実施することが可能であるべきである。
歯科用画像生成システムの画像データを処理するための、詳細には、画質を向上させるための本発明による方法は、二次元画像データを生成するための第1の画像生成ユニットと、三次元画像データを生成するための第2の画像生成ユニットとを含み、画像生成システムは、調べられるオブジェクトのために二次元画像データおよび三次元画像データの両方を提供し、詳細には、可能な限りアプリケーションフォーカスな方法で、幾何学的な撮像条件に基づいて、前記口腔内に生成された二次元X線画像を、DVTによって得られた三次元画像とマージし、ならびに、ユーザのために、詳細には、治療を行う医師のために加算した診断値を作成するように、マージングの結果として生じた結合した情報またはデータを視覚化することを行うようにする。
2つの用語「第1の画像生成ユニット」および「第2の画像生成ユニット」は、機能的な認識においてのみ理解されるべきであり、これら2つの機能的なユニットはまた、1つの単一の画像生成ユニットにおいて物理的に実現され得、すなわち、それらは機能的にまたは空間的に別々の方法で構成されまたは配置されるべき必要はないことに留意されたい。したがって、これら2つの画像生成ユニットの内の1つは、それぞれの他の画像生成ユニットの修正された動作モードによって実現され得る。さらに、2つの画像生成ユニットは、同じ画像生成システムの一部である必要はなく、むしろ異なる位置に配置されまたは異なる位置で使用され得、例えば、種々の歯科治療において、それぞれの生成画像データが画像生成システムにおいて後で結合され得る。
前記画像を向上させることとは、画質、例えば、画像の鮮鋭度、画像の解像度、画像コントラストの向上、および画像アーチファクトの除去もしくは削減、または画像データの情報コンテンツ、例えば、深度情報、画像の直交性に関する情報もしくは画像コンテンツの実行可能な歪曲補正に関する情報の向上に言及することができることもまた留意すべきである。
二次元および三次元画像データの前記マージングは幾何学的に行い、好ましくは、二次元/三次元レジストレーション(P. Markelj, D. Tomazevic, B. Likar, and F. Pernus, "A review of 3D/2D registration methods for image-guided interventions," Medical Image Analysis, Vol. in press, corrected proof.)の周知な方法自体によって行い、好ましくは、自動化した手法で行われる。遠近法的に正しい二次元/三次元レジストレーションによって、二次元収集幾何学構成の間の関係(すなわち、検出器およびソースの位置および向き)は、三次元オブジェクトと関連して算出される。
この関係が分かれば、ソースから所与の画像ポイント(ピクセル)までのビーム経路におけるどのオブジェクトが、どのようなコントリビューションであるのかが定められ得る。別の言い方をすると、三次元情報に基づいて、ビーム経路に沿ったすべての値が、最後の投影画像についての特定の深度に設定され得る。本発明により修正されおよびプロファイル深度変化として以下に言及されるこのマージングが、ユーザにより手動で、例えば、遠近法的に正しい形およびどのコントリビューションが情報コンテンツを有するかを判断するために検出器の特定された位置に平行に仮想検出層を移すことで、実施され得る。最も重要なコントリビューション(例えば、歯エナメル)をもつ層の(プロファイルの)自動化した移動または配置も実行可能である。最も重要なコントリビューションをもつ層の配置は、好ましくは、統計的な相関関係、例えば、相互相関関係または互いの情報によって実施され得る。
設計例が参照により以下に記載されるように、二次元および三次元画像データの幾何学的なマージングの間、三次元(3D)空間における画像ポイントが、二次元(2D)投影表面の画像ポイントに割り当てられ得る。二次元空間における前記画像ポイントおよび三次元空間における前記画像ポイントはまた、画像領域上のポイントを表し、面、湾曲した表面または平らな個々のポイントまたはポイントクラウドが含まれ得る。画像領域は、好ましくは、平らな表面である。
したがって、プロファイル深度は、画像面z1、z2、z3などおよび検出器面z0に応じる関係z0−z1−z2−z3による、引用される方法のプロファイル深度変化を使用して算出され得る。取得される特定のオブジェクトについては、そのようなプロファイル深度は、例えば、i=1、2または3であるz0−ziであることができ、または、検出器面z0から種々の距離に配置される複数のオブジェクトの場合には、例えば、i、j=1、2または3であり条件i≠jであるz0−zi−zjであることができる。
品質測度を利用して、好ましくは、オプティマイザによって三次元空間において特定される、前記二次元投影表面への最大オーバーラップまたはコインシデンスをもつ少なくとも1つの画像領域が、さらに提供され得る。前記の品質測度は、画像差を算出することによって、例えば、最小の二次の距離または勾配差を算出することによって形成され得る。ここで、本明細書に記載のビーム経路は、好ましくは、放射源および検出器の「仮想」ビーム経路または「仮想」幾何学的構成であることが強調されるべきである。なぜなら、ここでの考察における二次元および三次元画像データの生成または前記画像データの本発明による処理の後、ビーム経路に位置された実際のオブジェクトは存在せず、前記画像生成ユニットにより生成されたそれぞれのオブジェクトの画像(三次元画像データ)のみが存在するからである。したがって、本明細書に記載の放射源および画像生成ユニットはまた、前記画像要素に関連してただ純粋に仮想である。
さらに、ここでの考察における画像生成システムの放射源と画像生成ユニットとの間の前記仮想ビーム経路における特定の距離で最大オーバーラップまたはコインシデンスをもつ画像領域の識別において、画像要素が評価されることが提供され得る。ここにおいて、最も高いコントリビューションをもつ画像要素または最も高いコントリビューションをもつ画像要素の特定のグループは、好ましくは、品質測度に従って特定される。前記画像要素は、いわゆる「ボクセル」、すなわち三次元グリッドにおける体積のようなグリッドポイントまたは画像ポイントであり得る。
結果として、IO画像の情報値が診断に役立つように向上され得る。なぜなら、これらの解剖学上の構成物は低い解像度をもつDVTにおいて周知であるが、増大した深度情報とともに、例えば、歯元の空間的位置および/または位置が、三次元コンテンツ内に置かれ得るからである。有利には、画像データは共通のデータ空間にマージされ、マージングは、二次元または三次元データ空間内のいずれかにおいて実施され得る。したがって、二次元画像データのマージングは、好ましくは、三次元データ空間において実施され、三次元画像データのマージングは、好ましくは、二次元データ空間において実施される。
IO画像コンテンツ(図1、参照符号105)が、例えば特定の深度(図1、「z3」)について、前記体積深度(図1、「z3」)の前の特定のビーム経路に位置されたすべての体積要素の仮想投影から取り除かれる場合、二次元におけるマージングは実行可能である。それにより、妨害するオブジェクトはIO画像から取り除かれる。二次元検出器上の結果として生じる画像に関連するマージングのこの形式は、追加的な深度情報を、他の深度情報を含まない画像内に組み込み得る。追加的な情報は、好ましくは、カラーで表示され得る。
フィルタ補正逆投影法を利用して、特定のビーム経路のIO画像コンテンツ(図1、参照符号110および図1、参照符号105)がこのビーム経路における体積要素の解像度の向上をもたらす場合、三次元におけるマージングは実行可能である。マージングのこの形式は、解像度の増大による三次元情報における対応する向上をもたらす。
使用されたビームの光軸に関して非直交に生成されたIO画像について、本発明による方法はまた、この撮像状況における個々の深度層のプロファイル深度の方向が、検出器またはセンサに平行にもはや配置されまたは位置合わせされてなかったとしても、三次元画像データから算出された画像ジオメトリに基づく遠近補正が後で実行されるのを可能にする。
本発明による方法はまた、三次元画像データの画質を向上させるために、二次元画像データ(例えば、IO画像)とこのデータとをマージすることによって、三次元画像データ(例えば、DVT)の後での補正を可能にする。少なくとも取得されるオブジェクトまたは構成物の領域において、三次元データと比べて比較的解像度が高い二次元画像データは、したがって、オブジェクトまたは構成物が後でより高い解像度で表示され得るように、三次元画像データとマージされ得る。それによって、三次元データの空間的な解像度の利点が存在し続ける。
したがって、本発明による方法を用いて、特に、IO画像における空間的情報はないがきわめて明瞭におよび高解像度で表示される歯元などの解剖学上の構成物、歯周の隙間等が、高解像度および空間的な深度の両方を有して表示されまたは調べられ得る。したがって、例えば、特定の歯元が患者の口腔内で近位にまたは遠位に位置しているかどうかが、定められまたは特定され得る。さらに、このコンテキストにおいては実行できない他の正確な測定を実施することが可能である。なぜなら、例えば、根端の高解像度な位置が三次元コンテキスト内に置かれるので、したがって、根管の長さが二次元投影ではなくむしろ向上した空間的な解像度をもつ三次元空間で定められ得る。
本発明による方法において、特定のプロファイル深度をもつ少なくとも1つの画像領域での画像生成の間に存在し、ビームに影響を与える少なくとも1つの構成物が、三次元画像データを使用して後で二次元画像データから取り除かれることが、さらに提供され得る。調べられるオブジェクトに関する前記IO画像の生成に影響を与え、または調べられるオブジェクトもしくは他のオブジェクトの画像を歪ませ、さらにビームコーン位置しIO画像の画質を損なわせる構成物が、結果として、すでに存在している後のIO画像データから抜き取られまたは削除され得る。
本発明による方法において、画像生成の間存在する放射源によって生成されるビームの光軸に対する放射検出器の傾斜が、三次元画像データに基づいて遠近補正を使用して後で補正されることが、さらに提供され得る。したがって、前記IO画像の画質について好ましくない撮像条件が、好ましくは後で補正され得る。
本発明による方法において、二次元画像に最大のコントリビューションを提供し、三次元画像データによって表わされた三次元画像の前記画像領域または前記画像領域のグループが、二次元画像において縮尺に合致する測定を実施するための測定空間として使用されることが、さらに提供され得る。
本発明による方法において、投影方向に垂直な三次元画像データの空間的な解像度を向上させるために、三次元画像データがより高い解像度の二次元画像データとマージされることが、さらに提供され得る。
前記二次元画像データは、好ましくは空間的な基準のないX線投影画像を含み、および前記三次元画像データは、好ましくは空間的な配置情報を含む、したがって、すべての三次元画像データの画像ポイントは、三次元空間的ポイントに特有の形で割り当てられ得ることに留意すべきである。
追加的に、前記二次元画像データおよび三次元画像データはまた表面データであり得、または他のモダリティから創作され得、例えば、層状のトモグラフィ画像から、オルソパントモグラム(PAN)から、MRIスキャンから、光学的表面画像(フェイススキャン)から、DVT画像から、またはCTスキャンから対応して取得されるオブジェクト表面であり得ることに留意すべきである。
二次元画像データおよび三次元画像データの前記マージングは、ブレンディング、加算、微分によって、重み付け加算もしくは重み付け減算によって、または前記オペレータの組合せによってもしくは同様のオペレータによって実施され得る。そのような基本的なオペレータは、費用が安くおよび比較的低いコンピューティングパワーで実行され得る。前記ブレンディングは、追加的に、勾配に基づくブレンディングまたは(非)鮮鋭化マスキングであることができる。
本発明による方法は、前記二次元画像データおよび/または三次元画像データを取得するために使用されるビームの様式に従属していることを強調すべきである。基準はそれ自体が、X線診断または、例えば、核スピントモグラフィ(MRI)もしくは、例えば、詰め物、インレー、アンレー等の歯もしくは存在する歯構成物に追加的に添付される金属のマーカなどの空間的(例えば、口腔内)マーカの使用もしくは適用に基づく、超音波診断、三次元表面スキャニングを使用する歯科用診断もしくは診断三次元方法などの、他の診断方法などの、核診断の分野から周知である方法の例としてのみ考えられる。
本発明によるコンピュータプログラムは、詳細には、コンピュータ上で実行されるとき、方法のすべてのステップを実施するように構成される。システムの構成上の修正を実施する必要なく、従来の歯科用画像生成システムにおいて、本発明による方法の実施が可能である。本発明によるコンピュータプログラムが格納される機械可読データキャリアが、この目的のために提供される。本発明による方法によって画像生成または画像表示を実施するように構成された、本発明による歯科用画像生成システムが、歯科用画像生成システム上の発明によるコンピュータプログラムをインストールすることによって得られる。
図1は、本発明によるプロファイル深度変化の算出を可能にするための幾何学的な測定構成を示す図である。 図2は、前記二次元IO画像を取得するための幾何学的な測定構成を示す図である。 図3は、ビーム経路に位置される体積要素を図示するための図2に示された測定構成の一部分を示す図である。 図4は、撮像の間に発生する放射源に対する検出器の空間的な傾斜のために要求される、二次元IO画像の本発明による後での補正の設計例を示す図である。 図5は、二次元投影表面の画像ポイントに三次元空間における画像ポイントの本発明による割当てを示す図である。
図1は、患者の口腔100の内側に配置されたX線検出器105および口腔100の外側に配置されたX線源110によって口腔内で生成された二次元画像(IO画像)を得たときの、透視図法のジオメトリ、すなわち、投影状態を概略的に示す。ライン遮断111に従って、X線源110の距離は測るために示されず、検出器105から事実上さらに相当離れて配置される。本ケースにおいて、口腔100は、概略的に表わされた下顎のアーチ115のみの平面図において示される。この例における検出器面の空間的な位置は、簡易化のためここでは平坦になるように示され、一定の放射強度によりビームまたはビームコーン125の球状の伝搬に従って事実上湾曲される検出器面120に概ね対応するが、ライン遮断111と関連してここで達成されるように、検出器105から比較的長い距離で、示される直線ライン120まで本設計例においては位置を下げされている。しかし、現代の平坦な画像検出器における検出器面120は一直線になるように設計されることに留意すべきである。しかし、検出器面が湾曲した表面で設計される、特定の検出器も存在する。本発明は、続いて言及される検出器にもまた使用され得る。
図1において、本診断シナリオにおける実際の検査オブジェクトを表し、したがって、可能な限り高い画質をもつX線写真で取得されるべき2つの歯130、132は、追加的に下顎のアーチ115の照射される領域に配置される。
本ケースにおいて調べられる2つのオブジェクト130、132について、例としてのみ図1に示される3つの画像面z1、z2およびz3ならびに検出器面z0は、図1における矢印135によって示されるプロファイル深度z2、および結果として検出器面z0におけるに対応するプロファイル深度変化z0−z2をもたらす。
それぞれの画像面または層z0、z1、z2またはz3のマージングは、遠近法的に正しい変位を介したDVT調査(図2参照)から結果として生じる画像データに基づいて実行可能であり、IOジオメトリからのコントリビューションの総体は、対数的な合成画像として現れる。本設計例において、調べられる医療のオブジェクト、すなわち、構成物、2つの歯130、132または放射吸収によりこれらの歯130、132によって形成される歯の列について最大オーバーラップをもつ層z2は、最大画像コントリビューションを提供し、したがって、周知なオプティマイザ自体によって自動的に位置され得る。そうすることで、グローバル検索によって、例えば、放射源110と検出器105との間のビーム経路における特定の距離デルタVで位置されるボクセルが、評価される。周知であるように、「ボクセル」(体積およびピクセルの組合せ)は、体積のようなグリッドポイントまたは三次元のグリッドにおける画像ポイントである。デルタVは、例えば、ボクセルの半分の大きさに対応することができる。この分析において、最も高いコントリビューションをもつボクセルまたは最も高いコントリビューションをもつボクセルの特定のグループが、特定され得る。したがって、ボクセルの位置またはボクセルグループの平均位置は、探索されるプロファイル深度に対応する。前記グローバル検索の代わりに、一般に最適化分類の問題についての任意の他の解決策、例えば、周知なコンジュゲート勾配方法自体を使用することが可能である。
以下に略述するように、記載されたプロファイル深度変化の方法は、ここでの考察における二次元または三次元画像データの画質を向上する補正のために本発明に従って使用される。透視図において、二次元IO画像は、実際の撮像位置に対応する示されたビームコーン125に沿った位置にあると仮定する。すなわち、生成されたIO画像は、口腔100における検出器105の検出器面120での見方に対応する。この面120において結果として生じるX線画像は、層z1〜z3で局所的に発生するX線ビーム125に沿ったすべての放射吸収の蓄積または統合に対応するので、例えば、ユーザまたは治療する医師は、二次元IO画像データを前記プロファイル深度変化を使用する追加的な入手できる三次元画像データ(例えば、DVTデータ)にマージングすることにより、IO画像を補正することができる、したがって、IO画像の画質が、後に相当に向上される。
撮像またはデータ取得の間、層z1および/または層z3に存在する、例えば、X線ビームを吸収する構成物(骨構成物、歯の代用品等)は、したがって、IO画像データから取り除かれ得る。結果として、層z2において測定される2つの歯130、132のデータは、適宜に補正され、その画質が相当に向上する。撮像の間に存在するビーム125の光軸に対する検出器の傾斜のためにまた、対応する遠近補正が後で実施され得、結果としてIO画像の画質が同様に相当に向上する。
逆に言えば、本明細書に記載の方法は、三次元画像データの画質を向上させるためにこのデータを二次元画像データ(例えば、IO画像)にマージングすることによって、三次元画像データ(例えば、DVT)の補正を可能にする。少なくとも取得されるオブジェクトまたは取得される構成物の領域において、三次元データと比較して比較的高解像度である二次元画像データは、したがって、オブジェクトまたは構成物がより高い解像度で後で表示され得るように三次元画像にマージされ得る。それによって、三次元データの空間的な解像度の利点が存在し続ける。ここでの考察における二次元画像データのための典型的な(横向きの)測定解像度は、三次元画像データのための典型的な約100〜150マイクロメートルの測定解像度と対照的に、約10〜20マイクロメートルであることに留意すべきである。
二次元および三次元画像データの前記マージングはまた、ブレンディング、加算、微分、あるいはいくつかの他の画像処理オペレータであることができ、ユーザまたは治療する医師に、それぞれの患者またはより多くの関連するケースによりよく適合する追加された診断値を提供することに留意すべきである。
二次元および三次元画像データの前記幾何学的なマージングのために、三次元(3D)空間内の画像ポイントが、二次元(2D)の投影表面の画像ポイントに割り当てられ得る。そのような割当ては、図5に概略的に示される。ピラミッド上の視野の場合において、放射源500によって放射されたビーム510は、二次元検出器505によって取得される。二次元において示されるオブジェクト530を表す部分的な体積は、515として示されている。部分的な体積515内に概略的にプロットされ端点V1およびV2を有する空間的なポイント分布(「ポイントクラウド」)520は、二次元検出器505による対応する端点p(V1)およびp(V2)を有する平坦点分布(「ポイントクラウド」)525に割り当てられ得る。前記二次元空間525内の前記画像ポイントおよび三次元空間内の前記画像ポイント520はまた、画像領域上のポイントを表すことができ、それにより、面、湾曲した表面または均一の個々のポイントまたはポイントクラウドが含まれ得る。画像領域は、好ましくは、平らな表面である。
図2は、前記二次元IO画像を取得するための図1と同様な幾何学的な撮像または投影状態を示すが、本図は、後述する三次元画像データ層(「トモグラム」)200をもつ部分面のみを含み、検出器255の位置でX線画像としてそれぞれ取得された二次元の個々の画像から成る。ついで、そのようなトモグラム200は、すべての取得される個々の画像の総体から確立される。
本例においては、患者の口腔内に配置されたX線検出器205、対応する放射源210、概略的に簡略化された患者の下顎のアーチ215もまた再び示され、照射されまたは調べられる唯一1つの単一なオブジェクト、すなわち患者の唯一1つの単一な歯220が示される。再び参照符号211は、放射源210が、この図示において示されるよりも実質的にさらに検出器205から離れて配置されていることを表す。
前記DVT方法による三次元画像取得のために、X線管250およびX線感光シンチレータ層を有する対向するデジタル(二次元)画像センサまたは検出器255は、患者(図示せず)252、252’、253、253’の周りで180度〜360度回転する。そうすることで、回転するX線管250は、コーン形の大抵はパルス上のX線ビームを(空間的な)ビームファン260を用いて放射する。X線管250の回転の間、複数の前記二次元のトモグラム200が取得され、および三次元画像データセットがそれ自体公知な手法でこれらのX線画像から得られる。
図2に示される撮像状態において、すなわち、本トモグラム200の取得のとき、X線管250は、(想像上の)紙面より上に位置され、検出器255は、(想像上の)紙面より下に位置されることが強調されるべきである。
オブジェクトサブストラクチャ222は、図2に示される例シナリオにおいて歯220の下位領域に配置され、歯220の3つの根管のうちの1つを表す。このサブストラクチャ222と関連して、詳細には、示される画像データ層の三次元画像データから分かる、検出器205に存在する放射レベル223が、対応するビーム経路224に沿って配置されるi体積要素vi225を介した放射インテグラルφ(i)として得られる。したがって、個々の体積要素vi225でそれぞれ起こる放射吸収が、全体として、以下の式(1)に従って検出器205の考慮される角度セグメントφ223について放射源210によって放射されるビームの減衰(X線、X線減衰の場合)という結果をもたらす。これはいわゆる、ビーム経路224全体に置かれているi体積要素にわたってインテグラル∫が形成される、減衰の法則である。
φ(i) = I0 * exp (- ∫ vi dv), (1)
ここにおいて、I0は、吸収がなく測定結果が唯一単一エネルギーとして考慮される測定状態についての、検出器ユニットにおける測定された放射を記述する。
図2に示される体積要素vi225は、プロファイル深度t228の外側に置かれる。したがって、式(1)によると、検出器セグメントiでのこのプロファイル深度については、結果として生じる放射減衰値D(i)は以下である。
D(i) = I0 * exp (- ∫ vi dv), (2)
ここにおいて、 i ≠tである。式(2)を利用して,二次元画像データを三次元画像データと結合することにより、したがって、特定のプロファイル深度tについてのIO画像が算出される。三次元画像データからの結果としてまた生じおよび図2に示される投影状態に基づいて、ビーム経路224に沿ったすべてのi体積要素間の関係の認識に基づいて、およびビーム経路224の終端に存在するインテグラルIO画像データに基づいて、1つ以上の体積要素のビームダンピングまたは減衰成分が、IO画像データから減らされまたは取り除かれ得る。そのような体積要素は、望ましくないオブジェクトまたは構成物または障害物(例えば、顎の骨部位)であってもよい。式(1)および(2)の数的表現は、追加的に、例えば、以下のようなX線スペクトルのすべてのエネルギーレベルを含むことにより、すべてのエネルギーレベルについてのスペクトルおよび観察の認識を用いて洗練され得る。
φ_Total(i) = ∫ I0(E) * exp (- ∫ vi (E)dv) dE (3)
適切なスペクトル値がないと、平均スペクトルは、好ましくは、式(1)および(2)によって単一エネルギーを考慮され得る。
図2に示される歯220または歯元222のIO画質を向上させることを可能にするために、複数のビーム経路について図3に示されるように、それぞれのビーム経路224に沿ったこの歯220または歯元222について最大吸収を有する体積要素のみが、対応する補正されるIO画像の算出のために考慮され得、およびすべての他の体積要素がマスクされまたは演算的に元のIO画像データから減らされ得る。
図3は、ビーム内のすべてのビーム経路についての測定カーブを図示するために図2に示される測定構成の部分を示し、それぞれのビーム経路における吸収体積要素の存在の結果としてすべて検出器300に現れている。図2に示す考慮される角度セグメントφ(i)305が、再び図3に見え得る。示された体積要素310は、図2に示される歯220と部分的に一致する。したがって、本発明による向上された画像解像度をもつ検出器300上の歯220を表示するために、これらの体積要素310のみがIO画像データに含まれ、ビーム経路に位置するすべての他の体積要素はマスクされる。プロットされたエンベロープカーブ315は、このオブジェクト220についての検出器300に存在する異なる(隣接する)角度セグメントφ(i)に沿った最大ラインを表す。
図4は、撮像の間に起こる放射源またはビームの光軸に対する検出器の空間的な傾斜のために要求される、IO画像の本発明による後での補正の設計例を示す。発明は、三次元画像データが検出器の正確な向きの決定を実行可能にするという事実の使用を構成する。前記傾斜によって生じる画像歪曲は、したがって、後で補正され得る。
図4は、放射源400および放射検出器405を用いた測定構成または投影状態を再び示す。ビームコーンによって定義される光軸410が、同様に示される。理想に従って、検出器は示す位置405にあると仮定され、理想的な直交の構成と比較して、本測定状態における検出器405が、傾斜角度γ420だけ光軸410に対して傾けられる415。この表現における傾斜角度420は、紙面においてのみ形成されることは留意すべきである。しかしながら、事実上、紙面に垂直に形成された角度成分も含み得、前記空間的な情報が三次元画像データから得られる。
本発明によって実施された矢印425に対応する角度変化は、傾斜420により生じる画像歪曲を転換する。
対応する補正算出を実施するために、標準的な新しい検出器がエミッタの中心を通る直線ラインを描くことができるように、傾斜角度γを満たす直交で仮想検出器405が、定義される。すべての元の検出器上で入手できる情報は、ついで、フィルタ補正なしの逆投影によってエミッタ400からビームコーンによって覆われる空間内に逆投影される。好ましくは、この情報は、高度にサンプリングされた別々のボクセル空間にバッファされまたはキャッシュされ、ついで、第2のステップにおける式(1)および(3)に従った仮想ビーム410に沿った仮想投影によって、配置405で仮想的に補正される画像を生成する。
補間アーチファクトおよびバッファされた体積のグリッドにより生じるエイリアシングを減少させるために、拡張されるが点のような形をしていないエミッタ400が、好ましくは、X線画像405のシミュレーションに使用され得る。
発明はまた現状の最新技術と比較して、二次元において向上した測定または向上した可測性を実行可能にする。深度情報は、二次元X線画像から、詳細には、IO画像から定められまたは得られることができない。なぜなら、オブジェクトの位置ならびにエミッタおよび検出器の配置が変化し得、したがって、知られていない拡大および歪曲が起こり得るからである。したがって、歯の長さまたは歯周の隙間の幅は推定され得るのみである。特定のプロファイル深度が、三次元において歯または歯周の隙間に割り当てられると、いずれにせよ、長さがそこで、好ましくは、ミリメートル単位で、定められ得、および対応するように、測定ツールにより一般的に対応して歪曲した二次元画像が入手しやすくなる。
再構成技術に応じ、前記三次元体積情報が一連の二次元投影から得られる。三次元体積を補正するために、IO画像が、例えば、フィルタ補正逆投影法によって、すべての検出器の画像ピクセルのビーム経路に沿った個々に存在する体積要素に加えられ得る。この目的に関して、IO画像のより高い解像度を利用することを可能にするために、増大したレートで考慮されるそれぞれの領域内の体積をサンプリングすることが好都合である。ぼやけた投影または逆投影が一方向からのみ起こるので、逆投影の重み(0〜100%)を増大すべきである。したがって、ユーザは、例えば動力学的に、解像度における変化のための比較を設定することができる。記載された二次元でのプロファイル深度変化と同様に、ボクセルのグループを定義すること、および従って定義されたグループに逆投影のみを加えることにより、例えば、単一な歯の体積に追加的な解像度のみを局所的に転換することも実施可能である。ぼやけた投影または逆投影が一方向からのみ起こるので、投影の方向に直角な解像度の唯一の増大が得られる。
二次元画像データ(例えば、IO画像)を使用する三次元画像データ(例えば、DVT)の記載された補正は、例えば、逆投影の前述の方法に従っておよび/または同様に周知な方法である「ラドン変換」に従って起こる。
記載された方法は、画像生成のためのコントロールプログラムもしくはここでの考察における画像表示システムの形式において、または1つ以上の対応する電子制御ユニット(ECU)の形式において理解され得る。

Claims (18)

  1. 歯科用画像生成システムの画像データを処理するための方法であって、二次元画像データを生成する第1の画像生成ユニット(205、210)と、三次元画像データを生成する第2の画像生成ユニット(250、255)とを備え、調べられるオブジェクト(220、222)のために、前記画像生成システムが、二次元画像データおよび三次元画像データの両方を提供し、前記二次元画像データおよび前記三次元画像データが、互いにマージされることを特徴とする歯科用画像生成システムの画像データを処理するための方法。
  2. 前記三次元画像データが、幾何学的撮像条件に基づいて画像処理オペレータによりマージされ、前記マージングの結果として生じる前記画像データが視覚化されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記マージングが、二次元/三次元レジストレーションに基づいて幾何学的に実施され、検出器および放射源の位置と向きとの間の相関関係が、調べられる三次元オブジェクトに関連して算出され、およびプロファイル深度が、前記放射源から所与の画像ポイントまでのビーム経路におけるどのオブジェクトがどのようなコントリビューションであるのかを定めるために、プロファイル深度変化に基づいて算出されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記画像処理オペレータが、ブレンディング、加算もしくは減算によって、重み付け加算もしくは重み付け減算によって、またはその組合せによって、前記二次元画像データと前記三次元画像データとをマージするために設けられることを特徴とする請求項2または3に記載の方法。
  5. 前記二次元および前記三次元画像データのマージングのために、三次元空間における画像ポイントが、二次元投影表面上の画像ポイントに割り当てられることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記画像ポイントから形成されおよび前記二次元投影表面への最大コインシデンスをもつ少なくとも1つの画像領域が、オプティマイザによっておよび品質測度(220、222)に基づいて前記三次元空間において特定されることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記二次元投影表面への最大コントリビューションをもつ画像領域の前記特定において、三次元画像要素が数的表現され、前記画像生成システムの放射源と前記画像生成ユニット(205、210、250、255)との間の特定の距離での仮想ビーム経路に位置されることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記数的表現において、最大コントリビューションをもつ画像要素または最大コントリビューションをもつ画像要素の特定のグループが特定されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 画像生成の間少なくとも1つの画像領域(228)に存在しおよび放射源(210)によって生成されるビームに影響を与える少なくとも1つの構成物が、前記三次元画像データを使用して後で前記二次元画像データから取り除かれることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記二次元画像データのマージングのために、事前にセット可能なビーム経路に置かれるすべての体積要素の仮想投影の事前にセット可能なプロファイル深度のための前記二次元画像データの画像コンテンツが、前記事前にセット可能なプロファイル深度から取り除かれることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記体積要素の前記数的表現が、放射インテグラルφ(i)に基づいて実施され、前記ビーム経路(224)に沿って配置された体積要素(225)による影響を受ける前記放射源(210)によって放射された前記ビームの放射吸収が、減衰の法則に基づいて前記検出器(205)の考慮される角度セグメントφ(223)について算出されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記三次元画像データをマージするために、放射源の特定のビーム経路についての前記二次元画像データの前記画像コンテンツが、フィルタ補正逆投影法に基づいて算出されることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
  13. 前記二次元画像データの画像生成の間存在する放射源(400)によって生成される前記ビームの光軸(410)に対する放射検出器(400)の傾斜(415、420)が、三次元画像データ(425)に基づいて遠近補正によって補正されることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の方法。
  14. 二次元画像に最大コントリビューションを提供する、三次元画像データによって表される三次元画像の特定の画像領域または画像領域の特定のグループが、前記二次元画像における縮尺に合致する測定のために測定空間として使用されることを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の方法。
  15. 投影方向に垂直な三次元画像データの空間的な解像度を向上させるために、前記三次元画像データが高解像度の二次元画像データとマージされることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  16. 請求項1〜15のいずれかに記載の方法のすべてのステップを実施するように構成されるコンピュータプログラム。
  17. 請求項16に記載のコンピュータプログラムが格納される、機械可読データキャリア。
  18. 請求項1〜15のいずれかに記載の方法によって制御されるように構成される歯科用画像生成システム。
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