JP2018518077A - マルチチャネル受信機におけるクロックリカバリおよび等化器推定 - Google Patents
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Abstract
マルチチャネル受信機においてクロックリカバリおよび等化器の係数の推定を行う方法は、第1のクロックリカバリ部において、第1のチャネルに関連付けられた第1のクロック信号をリカバリすることを含み得る。方法は、第1のクロック信号を用いて、第1のチャネルに関連付けられた第1の等化器の第1の係数セットを推定することを含み得る。方法は、第2のチャネルに関連付けられた第2のクロックリカバリ部に第1のクロック信号を送ることを含み得る。また、方法は、第1のクロック信号を基準クロック信号として用いて、第2のクロックリカバリ部において、第2のチャネルに関連付けられた第2のクロック信号をリカバリすることを含み得る。また、方法は、第2のチャネルに関連付けられた第2の等化器に第1の係数セットを初期係数として送ることを含み得る。また、方法は、初期係数を用いて第2の等化器の第2の係数セットを推定することを含み得る。
Description
本明細書に記載されるいくつかの実施形態は、概して、マルチチャネル受信機におけるクロックリカバリおよび等化器の実現に関する。
本明細書で他に示されない限り、本明細書に記載される事項は本出願の請求項に対する先行技術ではなく、この背景技術欄に含まれることによってそれらの事項が先行技術であると認められるものではない。
マルチモードファイバ(MMF)リンク上にて異なるチャネルを介して送信される信号は符号間干渉(ISI)を受ける可能性がある。いくつかのチャネルでは、関連するアイダイアグラムにおいてアイ開口を閉鎖させる大きなISIが発生する場合がある。大きなISIを有するチャネルを介して送信された信号を受信機によって検出することが困難な場合がある。
本出願において特許請求される主題は、あらゆる欠点を解決する実施形態に限定されるものではなく、または上記のような環境においてのみ動作する実施形態に限定されるものではない。むしろ、上記の背景技術は、本明細書に記載されるいくつかの実施形態が実施され得る一つの例示的な技術領域を例示するために提供されているに過ぎない。
本概要は、以下の詳細な説明でさらに説明される概念の選択を簡略化して説明するものである。本概要は、特許請求される主題の重要な特徴または本質的な特徴を特定することを意図するものではなく、特許請求される主題の範囲を決定する助けとして使用されることも意図していない。
本明細書に記載されるいくつかの例示的な実施形態は、概してマルチチャネル受信機におけるクロックリカバリおよび等化器の実現に関する。
例示的な実施形態において、マルチチャネル受信機においてクロックリカバリおよび等化器の係数の推定を行うための方法が記載される。方法は、第1のクロックリカバリ部において、第1のチャネルに関連付けられた第1のクロック信号をリカバリすることを含み得る。また、方法は、前記第1のクロック信号を用いて、前記第1のチャネルに関連付けられた第1の等化器の第1の係数セットを推定することを含み得る。また、方法は、前記第1のクロックリカバリ部から、第2のチャネルに関連付けられた第2のクロックリカバリ部に前記第1のクロック信号を送ることを含み得る。また、方法は、前記第1のクロック信号を基準クロック信号として用いて、前記第2のクロックリカバリ部において、前記第2のチャネルに関連付けられた第2のクロック信号をリカバリすることを含み得る。また、方法は、前記第2のチャネルに関連付けられた第2の等化器に、第1の係数セットを初期係数として送ることを含み得る。また、方法は、前記初期係数を用いて、前記第2の等化器の第2の係数セットを推定することを含み得る。
例示的な実施形態において、マルチチャネル受信機においてクロックリカバリおよび等化器の係数の推定を行うための方法が記載される。方法は、第1のクロックリカバリ部において、第1のチャネルに関連付けられた第1のクロック信号をリカバリすることを含み得る。また、方法は、前記第1のクロック信号を用いて、前記第1のチャネルに関連付けられた第1の等化器の第1の係数セットを推定することを含み得る。また、方法は、前記第1のクロックリカバリ部から、第2のチャネルに関連付けられた第2のクロックリカバリ部に前記第1のクロック信号を送ることを含み得る。また、方法は、前記第1のクロック信号を基準クロック信号として用いて、前記第2のクロックリカバリ部において、前記第2のチャネルに関連付けられた第2のクロック信号をリカバリすることを含み得る。また、方法は、前記第2のチャネルに関連付けられた第2の等化器に、第1の係数セットを初期係数として送ることを含み得る。また、方法は、前記初期係数を用いて、前記第2の等化器の第2の係数セットを推定することを含み得る。
別の例示的な実施形態において、マルチチャネル受信機が記載される。受信機は、第1のクロックリカバリ部と、第1の係数推定部と、第2のクロックリカバリ部と、第2の係数推定部とを含み得る。前記第1のクロックリカバリ部は、第1のチャネルに関連付けられた第1のクロック信号をリカバリするように構成され得る。また、前記第1のクロックリカバリ部は、第2のチャネルに関連付けられた第2のクロックリカバリ部に前記第1のクロック信号を送るように構成され得る。前記第1の係数推定部は、前記第1のクロック信号を用いて、前記第1のチャネルに関連付けられた第1の等化器の第1の係数セットを推定するように構成され得る。また、前記第1の係数推定部は、前記第1の係数セットを第2の係数推定部に送るように構成され得る。前記第2のクロックリカバリ部は、前記第1のクロック信号を前記第2のクロックリカバリ部に対する基準クロック信号として用いて、前記第2のチャネルに関連付けられた第2のクロック信号をリカバリするように構成され得る。前記第2の係数推定部は、前記第1の係数セットを第2の等化器の初期係数として用いて、前記第2のチャネルに関連付けられた前記第2の等化器の第2の係数セットを推定するように構成され得る。
本発明のさらなる特徴および利点は以下の説明に記載され、その記載から一部が明らかになり得るか、または本発明の実施によって習得され得る。本発明の特徴および利点は、添付の特許請求の範囲で特に言及された機器および組み合わせによって実現および取得され得る。本発明のこれらおよび他の特徴は、以下の説明および添付の特許請求の範囲からより完全に明らかになり得るか、または以下に記載する本発明の実施によって習得され得る。
本発明の上記およびその他の利点および特徴をさらに明確にするために、本発明のより具体的な説明が添付の図面に示された特定の実施形態を参照して行われる。これらの図面は本発明の典型的な実施形態のみを示しており、従って、その範囲を限定するものではない。本発明は、添付の図面を使用して、さらなる具体性および詳細を伴って説明される。
本明細書に記載される実施形態は、概してマルチチャネル受信機におけるクロックリカバリおよび等化器の実現に関する。
本明細書に記載されるいくつかの実施形態は、波長分割多重化(WDM)受信機における信頼性のあるクロックリカバリおよび等化器収束のためにマルチモードファイバ(MMF)リンク上における隣接チャネル間の依存性(または相関性)を利用し得る。MMFリンクは、第1のチャネルの波長(例えば、850ナノメートル(nm))での動作に対して最適化され得る。従って、他の波長(例えば、880nm、910nm、940nm)を有する他のチャネルと比較して、MMFリンクは、第1のチャネルの波長(例えば、850nm)において最も広い有効帯域幅を有し得る。
本明細書に記載されるいくつかの実施形態は、波長分割多重化(WDM)受信機における信頼性のあるクロックリカバリおよび等化器収束のためにマルチモードファイバ(MMF)リンク上における隣接チャネル間の依存性(または相関性)を利用し得る。MMFリンクは、第1のチャネルの波長(例えば、850ナノメートル(nm))での動作に対して最適化され得る。従って、他の波長(例えば、880nm、910nm、940nm)を有する他のチャネルと比較して、MMFリンクは、第1のチャネルの波長(例えば、850nm)において最も広い有効帯域幅を有し得る。
まず、MMFリンクの受信機は、第1のチャネルに関連付けられた第1のクロック信号をリカバリし得るとともに、第1のチャネルに関連付けられた第1の等化器の第1の係数を推定し得る。次に、受信機は、第1のクロック信号を基準クロック信号として用いて、第2のチャネル(例えば、880nm)に関連付けられた第2のクロック信号をリカバリし得る。また、受信機は、第2のチャネルに関連付けられた第2の等化器の第2の係数を推定するために第1の係数を使用し得る。受信機は、第2のクロック信号を基準クロック信号として用いて、第3のチャネル(例えば、910nm)に関連付けられた第3のクロック信号をリカバリし得る。また、受信機は、第3のチャネル(例えば、910nm)に関連付けられた第3の等化器の第3の係数を推定するために第2の係数を使用し得る。また、受信機は、同様の動作を実行することによりクロック信号をリカバリして、MMFリンクの他のチャネルに関連付けられた等化器の係数を推定し得る。その結果、大きな符号間干渉(ISI)を含むすべてのWDMチャネルにおいて信頼性の高いクロックリカバリおよび等化器収束を実現することができる。
いくつかの実施形態において、受信機は、光リンクからレーザビームを受信するように構成され得るデマルチプレクサ(DEMUX)を含み得る。光リンクは、特定波長に対して最適化され得る。また、レーザビームは、他の波長に関連付けられた1つ以上の光キャリア信号を含み得る。また、受信機は、DEMUXから光キャリア信号のうちの第1の光キャリア信号を受信して、第1の光キャリア信号から第1のクロック信号をリカバリするように構成された第1のクロックリカバリ部と、DEMUXから光キャリア信号のうちの第2の光キャリア信号を受信するとともに第1のクロックリカバリ部から基準クロック信号を受信し、基準クロック信号を用いて第2のクロック信号をリカバリするように構成された第2のクロックリカバリ部とを含み得る。第1の光キャリア信号は第1の波長に関連付けられ得る。第2の光キャリア信号は第2の波長に関連付けられ得る。第1の波長は、第2の波長と特定波長との間の波長であり得る。基準クロック信号は第1のクロック信号であり得る。受信機はさらに、第1のクロック信号を用いて、第1のチャネルに関連付けられた第1の等化器の第1の係数セットを推定し、第2のクロックリカバリ部に関連付けられた第2の等化器に、第1の係数セットを初期係数として送るように構成された第1の係数推定部を含み得る。
本明細書に記載の技術は、任意の数のWDMチャネルを備えた受信機について一般化し得るものである。受信機におけるチャネル密度が増加するにしたがって、隣接チャネルのファイバチャネル応答の類似性も増加し得る。従って、本明細書に記載の技術の動作により受信機が改善され得る。
本明細書に記載の技術は、40ギガビット/秒(Gb/s)のデータレート、100Gb/sのデータレート、および/またはMMF−WDMアプリケーションでの他の適切なデータレートでデータを通信し得る通信モジュールに実装され得る。この技術は、サブシステムにおけるクロックリカバリおよび等化器収束を改善することができ、これにより、より長い光リンクの到達距離および/または受信機でのより信頼性の高い動作が可能になる。本明細書に記載の技術は、シングルモードファイバ(SMF)システムにも適用可能である。例えば、いくつかのデータセンタ光モジュールは約1310nmのゼロ分散波長付近で動作してWDMを使用し得る。これらのWDMチャネルのうちのいくつかは最悪の場合には色分散することがあるが、ゼロ分散波長に近い他のいくつかのチャネルは、より低い分散となり得る。
本明細書に記載の技術は、受信機においてアナログフィードフォワードイコライゼーション・デシジョンフィードバックイコライゼーション(FFE−DFE)等化器を有する非ゼロ復帰(NRZ)送信機およびNRZ受信機を含み得るシステムを含み得る。また、デジタル/アナログコンバータ(DAC)、アナログ/デジタルコンバータ(ADC)、および種々の高度な変調技術を用いたより複雑なシステムにも本技術を適用することができる。
次に、図面を参照して本発明のいくつかの例示的な実施形態の種々の態様を説明する。図面は、そのような例示的な実施形態の図式的かつ概略的な表現であり、本発明を限定するものではなく、必ずしも縮尺通りには描かれていない。
図1Aは、本明細書に記載の少なくともいくつかの実施形態に従って構成されたマルチチャネル送信機(以下、送信機)100の例示的な構造のブロック図である。送信機100は、光リンク150を介してマルチチャネル受信機にデータ(例えば、本明細書で説明されるデータストリーム112a〜112d)を送信するように構成され得る。光リンク150は、OM3、OM4、または任意の他の適切なファイバ(例えば、SMFファイバ)を含み得る。
送信機100は、1つまたは複数の送信機(TX)処理部102a〜102d(以下では、個々にTX処理部102、または総称して複数のTX処理部102とも称す)を含むTX処理モジュール103と、1つまたは複数のレーザダイオード108a〜108d(以下では、個々にレーザダイオード108、または総称して複数のレーザダイオード108とも称す)を含むレーザアレイ107と、マルチプレクサ(MUX)110と、1つまたは複数の他の適切な送信機部品とを含み得る。あるいは、送信機100は、これらの組み合わせを含むものであってもよい。
図1Aでは、送信機100は4チャネルの送信機として示されているが、送信機100は、5チャネル以上であってもよいし、または4チャネル未満であってもよい。いくつかの実施形態では、送信機100はさらに、送信機100が1つまたは複数の光リンク(例えば、光リンク150)を介して双方向通信を行う送受信機として動作することを可能にする受信部品を含み得る。
いくつかの実施形態において、複数のTX処理部102のうちの1つ以上は、TXデジタル信号処理(DSP)部を含み得る。例えば、TX処理部102は、離散マルチトーン(DMT)TX−DSP部または直交周波数分割多重(OFDM)TX−DSP部を含み得る。
図示の実施形態では、各TX処理部102は、以下で「データストリーム112」または「データストリーム群112」と称すそれぞれのデータストリーム112a〜112d(例えば、それぞれデジタルデータビットストリーム)を受信し、それぞれのデータストリーム112を処理して、レーザダイオードを駆動するのに適した形態でそれぞれの信号を出力し得る。例えば、TX処理部102aは、データストリーム112aを受信して、レーザダイオード108aの直接変調のためのNRZ変調技術を適用し得る。同様に、TX処理部102bは、データストリーム112bを受信して、レーザダイオード108bの直接変調のためのNRZ変調技術を適用し得る。また、TX処理部102cは、データストリーム112cを受信して、レーザダイオード108cの直接変調のためのNRZ変調技術を適用し得る。また、TX処理部102dは、データストリーム112dを受信して、レーザダイオード108dの直接変調のためのNRZ変調技術を適用し得る。
例示的な変調技術としては、以下に限定されるものではないが、直交振幅変調(QAM)技術、位相シフトキーイング(PSK)技術、周波数シフトキーイング(FSK)技術、振幅シフトキーイング(ASK)技術、非ゼロ復帰(NRZ)ライン符号化、パルス振幅変調(PAM)、および任意の他の適切な変調技術が挙げられる。
対応するレーザダイオード108は、対応する信号を受信し、その対応する信号に応じた特定波長を有する光キャリア信号を放射し得る。レーザダイオード108は、垂直共振器面発光レーザ(VCSEL)、分布帰還(DFB)レーザ、または他の適切なレーザを含み得る。
いくつかの実施形態において、レーザアレイ107における各レーザダイオード108は、異なる波長を有する光キャリア信号を放射するように構成され得る。例えば、レーザダイオード108aは、波長λ1を有する光キャリア信号を放射し得る。同様に、レーザダイオード108bは、波長λ2を有する光キャリア信号を放射し得る。レーザダイオード108cは、波長λ3を有する光キャリア信号を放射し得る。レーザダイオード108dは、波長λ4を有する光キャリア信号を放射し得る。これらの光キャリア信号の波長λ1,λ2,λ3,λ4は、780nm〜1000nmの波長範囲、または他の適切な波長範囲とすることができる。波長λ1,λ2,λ3,λ4のうち隣接する2つの波長は、約15nm〜約60nmの距離、または他の適切な離間距離(例えば、15nm152〜λ1≦60nm、15nmsu3−λ2≦60nm、15nm≦λ4−λ3≦60nm)で離間され得る。
MUX110は、レーザアレイ107から出力された光キャリア信号を光リンク150上に多重化して受信器(図1Aでは図示略)へ送信し得る。MUX110は、WDMマルチプレクサを含み得る。
図1Bは、本明細書に記載の少なくともいくつかの実施形態に従って構成されたマルチチャネル受信機(以下、受信機)190の例示的な構造のブロック図である。受信機190は、DEMUX119と、1つまたは複数のフォトダイオード120a〜120d(以下では、個々にフォトダイオード120、または総称して複数のフォトダイオード120とも称す)を含むフォトダイオードアレイ121と、1つまたは複数の増幅器122a〜122d(以下では、個々に増幅器122、または総称して複数の増幅器122とも称す)と、1つまたは複数の受信機(RX)処理部126a〜126d(以下では、個々にRX処理部126、または総称して複数のRX処理部126とも称す)を含むRX処理モジュール125と、1つまたは複数の他の適切な受信機部品とを含み得る。あるいは、受信機190は、これらの組み合わせを含むものであってもよい。
図1Bでは、受信機190は4チャネルの受信機として示されているが、受信機190は、5チャネル以上であってもよいし、または4チャネル未満であってもよい。いくつかの実施形態では、受信機190はさらに、受信機190が1つまたは複数の光リンク(例えば、光リンク150)を介して双方向通信を行う送受信機として動作することを可能にする送信部品を含み得る。
いくつかの実施形態では、DEMUX119は、WDMデマルチプレクサを含み得る。DEMUX119は、光リンク150からレーザビームを受信し得る。レーザビームは、異なる波長を有する複数の光キャリア信号を含み得る。光キャリアは、レーザビームが光リンク150を介して伝搬するときに、ノイズ、損失、ISI、および/または歪みによって破損することがある。
DEMUX119は、レーザビームを、光キャリア信号の異なる波長に応じて個別の光キャリア信号に分割し、フォトダイオードアレイ121の複数のフォトダイオード120に個別の光キャリア信号を出力し得る。例えば、DEMUX119は、波長λ1を有する光キャリア信号をフォトダイオード120aに出力し、波長λ2を有する光キャリア信号をフォトダイオード120bに出力し、波長λ3を有する光キャリア信号をフォトダイオード120cに出力し、波長λ4を有する光キャリア信号をフォトダイオード120dに出力し得る。
フォトダイオード120は、DEMUX119から受信した光キャリア信号をアナログ信号に変換し得る。増幅器122は、フォトダイオード120から受信したアナログ信号を増幅し得る。複数の増幅器122のうちの1つ以上は、トランスインピーダンス増幅器(TIA)または他の増幅回路を含み得る。RX処理部126は、対応する信号を処理してデータストリーム112を出力し得る。
各RX処理部126は、チャネルに関連付けられ得るとともに、チャネルを介して送信される信号を処理し得る。以下、本明細書では、波長λを有する光キャリア信号を送信するために使用されるチャネルを、波長λを有するチャネル、またはチャネルλとも称す。RX処理部126aは、波長λ1を有するチャネルを介して送信された信号を処理し得る。同様に、RX処理部126bは、波長λ2を有するチャネルを介して送信された信号を処理し得る。RX処理部126cは、波長λ3を有するチャネルを介して送信された信号を処理し得る。RX処理部126dは、波長λ4を有するチャネルを介して送信された信号を処理し得る。チャネルλ1〜λ4は、光リンク150上の異なるチャネルとすることができる。
RX処理部126aは、クロックリカバリ部128a、等化器130a、係数推定部132a、および、1つまたは複数の他の適切な構成部品を含み得る。同様に、RX処理部126bは、クロックリカバリ部128b、等化器130b、係数推定部132b、および、1つまたは複数の他の適切な構成部品を含み得る。RX処理部126cは、クロックリカバリ部128c、等化器130c、係数推定部132c、および、1つまたは複数の他の適切な構成部品を含み得る。RX処理部126dは、クロックリカバリ部128d、等化器130d、係数推定部132d、および、1つまたは複数の他の適切な構成部品を含み得る。
以下では、クロックリカバリ部128a〜128dを、個々にクロックリカバリ部128、または総称して複数のクロックリカバリ部128とも称す。また、等化器130a〜130dを、個々に等化器130、または総称して複数の等化器130とも称す。また、係数推定部132a〜132dは、個々に係数推定部132、または総称して複数の係数推定部132とも称す。いくつかの実施形態では、係数推定部132は、等化器130に統合され得る。いくつかの実施形態において、クロックリカバリ部128は、位相ロックループおよび任意の他の回路構成部品を含み得る。
複数のRX処理部126のうち1つのRX処理部126のクロックリカバリ部128は、特定のチャネルに関連付けられたクロック信号をリカバリするように構成され得る。例えば、クロックリカバリ部128aは、チャネルλ1に関連付けられたクロック信号をリカバリするように構成され得る。いくつかの実施形態では、クロックリカバリ部128は、別のチャネルに関してリカバリされた別のクロック信号を基準クロック信号として用いて、特定のチャネルのクロック信号をリカバリし得る。例えば、クロックリカバリ部128bは、チャネルλ1に関連付けられたクロック信号を用いてチャネルλ2のクロック信号をリカバリするように構成され得る。
クロックリカバリ部128は、リカバリされたクロック信号および/または基準クロック信号に基づくクロック信号をRX処理部126の等化器130に転送し得る。等化器130は、そのクロック信号を用いて等化演算を実行し得る。等化演算は係数セットに基づき得る。
RX処理部126の係数推定部132は、RX処理部126からの等化器130の係数セットを推定するように構成され得る。例えば、係数推定部132aは、RX処理部126aからの等化器130aの係数セットを推定し得る。
いくつかの実施形態において、係数推定部132は、係数セットを推定するために別の等化器130について推定された別の係数セットを初期係数として使用し得る。初期係数は、係数推定処理の開始時に、係数セットを初期設定するために使用され得る。例えば、係数推定部132bは、等化器130bについて推定された係数セットを初期係数として使用し得る。この初期係数は、係数推定部132bにおける係数セットを初期設定するために使用され得る。
係数推定部132は、等化器130が特定のチャネルを介して送信された信号を等化することができるように、係数セットを用いて等化器130を設定し得る。特定のチャネルを介して送信される信号の等化演算は、信号伝搬によって引き起こされるISIおよび/または他の歪みを少なくとも部分的に補償し得る。
等化器130に適用される例示的な等化方法としては、以下に限定されるものではないが、フィードフォワードイコライゼーション(FFE)方法、デシジョンフィードバックイコライゼーション(DFE)方法、判定指向最小二乗平均(DD−LMS)方法、他の任意の適切な等化方法、および/またはそれらの任意の組み合わせを含む。
図1Bとともに図2を併せて参照して、図1Bのマルチチャネル受信機190においてクロックリカバリおよび等化器の係数推定を行うための例示的な処理200を説明する。受信器190は、第1のチャネルλ1(例えば、λ1=850nmまたは他の波長)と、第2のチャネルλ2(例えば、λ2=880nmまたは他の波長)と、第3のチャネルλ3(例えば、λ3=910nmまたは他の波長)と、第4のチャネルλ4(例えば、λ4=940nmまたは他の波長)とを有する4チャネル受信機とすることができる。
いくつかの実施形態では、第1のチャネルλ1が他のチャネルλ2,λ3,λ4よりも小さいISIを有するように、光リンク150の動作が第1のチャネルλ1に対して最適化され得る。例えば、OM3リンクまたはOM4リンクは、λ1=850nmを有する第1のチャネルλ1を介したデータ送信に対して最適化され得る。この第1のチャネルλ1は、他のチャネルλ2=880nm、λ3=910nm、λ4=940nmと比較して、λ1=850nmで最も広い有効帯域幅を有する。
まず、第1のチャネルλ1に関連付けられたRX処理部126aのクロックリカバリ部128aは、第1のチャネルλ1に関連付けられた第1のクロック信号をリカバリし得る。RX処理部126aの係数推定部132aは、そのリカバリされた第1のクロック信号を用いて、RX処理部126aの等化器130aの第1の係数セットを推定し得る。例えば、クロックリカバリ部128aがロックされているとき(例えば、クロックリカバリ部128aの出力が第1のクロック信号にロックされているとき)、係数推定部132aと等化器130aが協働して、DD−LMS法、または等化器130aに対して最適化された第1の係数セットを得るための他の適切な方法を実行し得る。第1のチャネルλ1は、RX処理部126aにおいて信頼性の高いクロックリカバリおよび等化収束が実現され得るようなアイ開口を有するアイダイアグラムと関連付けられ得る。
次に、クロックリカバリ部128aは、第2のチャネルλ2に関連付けられたRX処理部126bのクロックリカバリ部128bに、第1のクロック信号を基準クロック信号202として送り得る。いくつかの実施形態では、第2のチャネルλ2は、第1のチャネルλ1の隣接チャネルであり得る。第1のチャネルλ1の第1のチャネル応答は、第2のチャネルλ2の第2のチャネル応答に類似または関連し得る。例えば、第1のチャネルλ1のチャネル伝達関数は、第2のチャネルλ2のチャネル伝達関数と類似または関連し得る。従って、第1のチャネルλ1に関連付けられた第1のクロック信号および第1の係数セットは、第2のチャネルλ2に関連付けられた第2のクロック信号のリカバリおよび第2の係数セットの推定を支援するために使用され得る。
クロックリカバリ部128bは、クロックリカバリ部128aからの基準クロック信号202を用いて、第2のチャネルλ2に関連付けられた第2のクロック信号をリカバリし得る。クロックリカバリ部128bがロックされているとき(例えば、クロックリカバリ部128bの出力が第2のクロック信号にロックされているとき)、係数推定部132aは、RX処理部126bの係数推定部132bに、第1の係数セットを初期係数204として送り得る。係数推定部132bは、リカバリされた第2のクロック信号と初期係数204とを用いて、RX処理部126bの等化器130bの第2の係数セットを推定し得る。例えば、係数推定部132bは、第2の係数セットの推定の収束を支援するべく、初期係数204を用いて第2の係数セットを初期設定し得る。係数推定部132bと等化器130bは協働して、DD−LMS法、または等化器130bに対して最適化された第2の係数セットを得るための他の等化方法を実行し得る。
次に、クロックリカバリ部128bは、第3のチャネルλ3に関連付けられたRX処理部126cのクロックリカバリ部128cに、第2のクロック信号を基準クロック信号206として送り得る。いくつかの実施形態では、第3のチャネルλ3は、第2のチャネルλ2の隣接チャネルであり得る。第2のチャネルλ2の第2のチャネル応答は、第3のチャネルλ3の第3のチャネル応答に類似または関連し得る。従って、第2のチャネルλ2に関連付けられた第2のクロック信号および第2の係数セットは、第3のチャネルλ3に関連付けられた第3のクロック信号のリカバリおよび第3の係数セットの推定を支援するために使用され得る。
クロックリカバリ部128cは、クロックリカバリ部128bからの基準クロック信号206を用いて、第3のチャネルλ3に関連付けられた第3のクロック信号をリカバリし得る。クロックリカバリ部128cがロックされているとき、係数推定部132bは、RX処理部126cの係数推定部132cに、第2の係数セットを初期係数208として送り得る。係数推定部132cは、リカバリされた第3のクロック信号と初期係数208とを用いて、RX処理部126cの等化器130cの第3の係数セットを推定し得る。例えば、係数推定部132cは、第3の係数セットの推定の収束を支援するべく、初期係数208を用いて第3の係数セットを初期設定し得る。係数推定部132cと等化器130cは協働して、DD−LMS法、または等化器130cに対して最適化された第3の係数セットを得るための他の等化方法を実行し得る。
次に、クロックリカバリ部128cは、第4のチャネルλ4に関連付けられたRX処理部126dのクロックリカバリ部128dに、第3のクロック信号を基準クロック信号210として送り得る。いくつかの実施形態では、第4のチャネルλ4は、第3のチャネルλ3の隣接チャネルであり得る。第3のチャネルλ3の第3のチャネル応答は、第4のチャネルλ4の第4のチャネル応答に類似または関連し得る。従って、第3のチャネルλ3に関連付けられた第3のクロック信号および第3の係数セットは、第4のチャネルλ4に関連付けられた第4のクロック信号のリカバリおよび第4の係数セットの推定を支援するために使用され得る。
クロックリカバリ部128dは、クロックリカバリ部128cからの基準クロック信号210を用いて、第4のチャネルλ4に関連付けられた第4のクロック信号をリカバリし得る。クロックリカバリ部128dがロックされているとき、係数推定部132cは、RX処理部126dの係数推定部132dに、第3の係数セットを初期係数212として送り得る。係数推定部132dは、リカバリされた第4のクロック信号と初期係数212とを用いて、RX処理部126dの等化器130dの第4の係数セットを推定し得る。
図1Bおよび図2は、4チャネル受信機190と4つのチャネルλ1〜λ4を示したものである。いくつかの実施形態では、処理200は、5つ以上のチャネルを有し、5つ以上のWDMチャネルに関連付けられたマルチチャネル受信機に適用され得る。また、処理200は、4つ未満のチャネルを有し、4つ未満のWDMチャネルに関連付けられたマルチチャネル受信機に適用され得る。
図3は、本明細書に記載される少なくともいくつかの実施形態に従って構成された例示的なMMFリンク(例えば、OM3またはOM4リンク)に対する例示的な帯域幅波長依存性を示すグラフ表現300である。図3は、ファイバ帯域幅波長依存性のワーストケースを示す。例えば、図3は、ワーストケースのOM4ファイバ帯域幅の波長依存性に関する統計的モデルを示す。実線の曲線はモーダルな帯域幅のみを示し、他の2つの曲線は、色分散を加えた後の正味の帯域幅を示している。
帯域幅波長依存性は、MMFリンク上のチャネルの有効帯域幅が、そのチャネルに関連付けられた波長に依存し得ることを示し得る。4つの波長(例えば、λ1=850nm、λ2=880nm、λ3=910nm、λ4=940nm)が矢印302,304,306,308でそれぞれ示されている。波長λ2=880nm、波長λ3=910nm、および波長λ4=940nmと比較して、MMFリンクは、波長λ1=850nm付近で最良の特性が得られるように最適化される。例えば、MMFファイバ(例えば、OM3またはOM4ファイバ)は、波長λ2=880nm、波長λ3=910nm、および波長λ4=940nmと比較して、波長λ1=850nm付近で最も広いファイバ帯域幅を有し得る。
図4は、本明細書に記載される少なくともいくつかの実施形態に従って構成されたMMF光リンクの異なる波長に関連付けられた例示的なアイダイアグラム402,404,406,408を示すグラフ表現400である。MMF光リンク上の有効帯域幅は、図3に示されるようにチャネルの波長に依存し得るため、アイダイアグラムのアイ開口は、異なる波長に関連付けられた異なるチャネルにわたって変化し得る。アイダイアグラム402,404,406,408は、300メートルのOM4リンクについて25Gb/sのデータレートでシミュレートされており、850nm、880nm、910nm、940nmの波長についてワーストケースのファイバ帯域幅に対応し得る。
波長850nmを有するチャネルは、アイダイアグラム404,406,408と比べて、最も広いアイ開口を有するアイダイアグラム402に関連付けられている。波長850nmを有するチャネルについては、そのチャネルがワーストケースのファイバ帯域幅を有していても、信頼性の高いクロックリカバリおよび等化器係数の収束が実現され得る。波長940nmを有するチャネルは、ワーストケースにおいてアイが閉じたアイダイアグラム408に関連付けられている。波長940nmを有するチャネルを介して送信される信号は大きく劣化し得るものであり、波長940nmを有するチャネルに対して行われるクロックリカバリおよび等化は信頼性を有し得ない。しかしながら、受信機は、隣接チャネル(または近接チャネル)間の類似性または相関性を利用することで、すべてのWDMチャネルに対して信頼性を有し得るクロックリカバリおよび等化器収束を提供し得る。例えば、受信機は、すべてのチャネルについて信頼性の高いクロックリカバリおよび等化器係数の推定を行うために、最も広いアイ開口を有するチャネル(ここでは、850nmの波長を有するチャネル)、すなわち信頼性の高いクロックリカバリおよび等化器係数の収束を実現するチャネルを用いて開始される図2の処理200と同一または類似の処理を実行し得る。
図5は、本明細書に記載される少なくともいくつかの実施形態に従って構成されたマルチチャネル受信機においてクロックリカバリおよび等化器係数の推定を行うための方法500の例示的なフロー図を示す。方法500は、受信機(例えば、図1Bの受信機190)全体または受信機の一部分で実行され得る。なお、個別のブロックとして図示されているが、所望の実装に応じて、種々のブロックがさらなるブロックに分割されたり、より少ないブロックに結合されたり、または削除されたりしてもよい。
方法500は、ブロック502で開始し得る。ブロック502では、第1のチャネルに関連付けられた第1のクロック信号が受信機の第1のクロックリカバリ部でリカバリされ得る。
ブロック504では、第1のチャネルに関連付けられた第1の等化器の第1の係数が第1のクロック信号を用いて推定され得る。
ブロック508では、第2のチャネルに関連付けられた第2のクロックリカバリ部に、第1のクロック信号が基準クロック信号として送られ得る。
ブロック508では、第2のチャネルに関連付けられた第2のクロックリカバリ部に、第1のクロック信号が基準クロック信号として送られ得る。
ブロック510では、第1の係数が、第2のチャネルに関連付けられた第2の等化器の初期係数として送られ得る。
ブロック512では、第2のチャネルに関連付けられた第2のクロック信号が、第2のクロックリカバリ部において基準クロック信号を用いてリカバリされ得る。
ブロック512では、第2のチャネルに関連付けられた第2のクロック信号が、第2のクロックリカバリ部において基準クロック信号を用いてリカバリされ得る。
ブロック514では、第2のチャネルに関連付けられた第2の等化器の第2の係数が、初期係数と第2のチャネルに対してリカバリされた第2のクロック信号とを用いて推定され得る。
いくつかの実施形態では、第2の等化器の第2の係数セットの推定は、1つまたは複数のさらなる演算を含む。例えば、これらの実施形態および他の実施形態では、第2の係数セットの推定は、第1の初期係数を用いて第2の係数セットを初期設定することを含み得る。これに加えてまたはこれに代えて、第2の係数セットの推定は、初期設定の後に等化方法を用いて第2の係数セットを推定することを含み得る。等化方法は、FFE方法、DFE方法、DD−LMS方法、他の適切な等化方法、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。
いくつかの実施形態では、第1のチャネルは、第2のチャネルの第2のチャネル応答に関連付けられた第1のチャネル応答を有する。これに加えてまたはこれに代えて、第1のチャネルは、MMFリンクなどの光リンクが最適化される波長に関連付けられ得る。従って、第1のチャネルは、第2のチャネルよりも小さなISIを含み得る。また、いくつかの実施形態では、第1のチャネルおよび第2のチャネルは、約800nm〜約1000nmの範囲内にある第1の波長および第2の波長にそれぞれ関連付けられる。これらの実施形態および他の実施形態では、第1のチャネルと第2のチャネルとの間のチャネル間隔は、約15nm〜約60nmの範囲内であり得る。
いくつかの実施形態では、方法500は、第3のチャネル、第4のチャネル、および/または他の任意の数のチャネルについてクロック信号をリカバリして係数を推定するために、ブロック508,510,512,514と同様の動作を継続して実行し得る。例えば、方法500はさらに、第3のチャネルに関連付けられた第3のクロックリカバリ部に第2のクロック信号を基準クロック信号として送ること、第3のクロックリカバリ部において、その基準クロック信号を用いて、第3のチャネルに関連付けられた第3のクロック信号をリカバリすることを含み得る。また、方法500は、第2の係数を、第3のチャネルに関連付けられた第3の等化器の初期係数として送ることを含み得る。また、方法500は、第2の係数を初期係数として用いて、第3の等化器の第3の係数を推定することを含み得る。
これらの実施形態および他の実施形態では、第2のチャネルは、第1のチャネルの隣接チャネルであり得る。また、第3のチャネルは、第2のチャネルの隣接チャネルであり得る。また、第4のチャネルは、第3のチャネルの隣接チャネルであり得る。これに加えてまたはこれに代えて、第1のチャネルは、850nmの波長に関連付けられ得る。第2のチャネルは、880nmの波長に関連付けられ得る。第3のチャネルは、910nmの波長に関連付けられ得る。第4のチャネルは、940nmの波長に関連付けられ得る。
いくつかの実施形態では、第1のチャネルは、光リンクが最適化された波長に関連付けられる。従って、第1のチャネルは、第2のチャネルよりも小さいISIを有し得る。また、第2のチャネルは、第3のチャネルよりも小さいISIを有し得る。また、第3のチャネルは、第4のチャネルよりも小さなISIを有し得る。
当業者であれば、本明細書に開示される上記の処理や他の処理および方法について、それらの処理および方法で実行される機能を異なる順序で実施することができることを理解し得る。さらには、概略的なステップおよび動作は例示としてのみ提供されており、いくつかのステップおよび動作は任意であり、開示されている実施形態の本質を損なうことなく、より少ないステップおよび動作に結合されたり、追加のステップおよび動作で実装されたり、または追加のステップおよび動作に拡張されたりし得る。
本明細書に開示されるいくつかの実施形態は、図5の方法500、例えば、図5におけるブロック502,504,508,510,512および/または514、および/またはそれらの変形に含まれる動作の実行を制御するための、演算装置によって実行可能な命令を記憶した非一時的コンピュータ記憶媒体などの製品を含む。非一時的コンピュータ記憶媒体は、図6の演算装置600や、あるいはプロセッサおよびメモリを含むDSP部などの演算装置に含まれ得るかまたはアクセス可能とされ得る。いくつかの実施形態では、非一時的コンピュータ記憶媒体は、受信機(例えば、図1Bの受信機190)に含まれ得るかまたはアクセス可能とされ得る。
図6は、本明細書に記載される少なくともいくつかの実施形態に従って構成されたデータ通信システムにおけるデジタル信号処理技術を実装するように構成された演算装置600の例を示すブロック図である。例えば、デジタル信号処理技術は、本明細書に記載のクロックリカバリおよび等化器推定処理を含み得る。演算装置600またはその1つ以上の構成部品は図1Bの受信機190に含まれ得る。
極めて基本的な構成である基本構成602において、演算装置600は、一般的には、1つまたは複数のプロセッサ604とシステムメモリ606とを含み得る。メモリバス608は、プロセッサ604とシステムメモリ606との間で通信するために使用され得る。
所望の構成に応じて、プロセッサ604は、これに限定されるものではないが、CPU、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSP、またはそれらの任意の組み合わせを含む任意のタイプとすることができる。プロセッサ604は、レベル1キャッシュ610やレベル2キャッシュ612などの1つまたは複数のレベルのキャッシュと、プロセッサコア614と、レジスタ616とを含み得る。例示的なプロセッサコア614は、算術論理ユニット(ALU)、浮動小数点ユニット(FPU)、デジタル信号処理コア(DSPコア)、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。例示的なメモリコントローラ618はプロセッサ604と共に使用され得るか、またはいくつかの実装形態においては、メモリコントローラ618はプロセッサ604の内部部分であり得る。
所望の構成に応じて、システムメモリ606は、これに限定されるものではないが、揮発性メモリ(RAMなど)、不揮発性メモリ(ROM、フラッシュメモリなど)、またはそれらの任意の組み合わせを含む任意のタイプとすることができる。システムメモリ606は、オペレーティングシステム(OS)620、1つまたは複数のアプリケーション622、およびプログラムデータ624を含み得る。アプリケーション622は、デジタル信号処理(DSP)アルゴリズム626、または図5の方法500に関して上述した複数の機能のうちの1つ以上を実行するように構成され得る他のアプリケーションを含み得る。プログラムデータ624は、解析のためにアプリケーション622に読み込まれ得るDSPデータ628を含み得る。いくつかの実施形態では、アプリケーション622は、図5の方法500などのクロックリカバリおよび等化器係数の推定のための方法が、本明細書に記載される実装形態で提供され得るように、OS620上のプログラムデータ624を用いて動作するように構成され得る。
演算装置600は、追加の特徴または機能を有し得るとともに、基本構成602と任意の必要なデバイスやインターフェースとの間の通信を支援するための追加のインターフェースを有し得る。例えば、バス/インターフェースコントローラ630は、基本構成602と1つまたは複数のデータ記憶装置632との間の通信を記憶インターフェースバス634を介して支援するために使用され得る。データ記憶装置632は、リムーバブル記憶装置636、非リムーバブル記憶装置638、またはそれらの組み合わせであり得る。リムーバブル記憶装置および非リムーバブル記憶装置の例としては、フレキシブルディスクドライブやハードディスクドライブ(HDD)などの磁気ディスク装置、コンパクトディスク(CD)ドライブまたはデジタル多用途ディスク(DVD)ドライブなどの光ディスクドライブ、ソリッドステートドライブ(SSD)、およびテープドライブなどが挙げられる。例示的なコンピュータ記憶媒体としては、コンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータなどの情報を記憶するために任意の方法または技術で実現される揮発性および不揮発性の媒体やリムーバブルおよび非リムーバブルの媒体を含み得る。
システムメモリ606、リムーバブル記憶装置636、および非リムーバブル記憶装置638は、コンピュータ記憶媒体の例である。コンピュータ記憶媒体は、これに限定されるものではないが、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)または他の光学記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置、あるいは所望の情報を記憶するために使用され且つ演算装置600によってアクセスされ得る任意の他の媒体を含み得る。そのようなコンピュータ記憶媒体は、演算装置600の一部分であってもよい。
また、演算装置600は、バス/インターフェースコントローラ630を介して、種々のインターフェース装置(例えば、出力装置642、周辺インターフェース644、および通信装置646)から基本構成602への通信を支援するためのインターフェースバス640を含み得る。例示的な出力装置642は、1つまたは複数のA/Vポート652を介してディスプレイまたはスピーカなどの種々の外部装置と通信するように構成され得るグラフィックス処理部648およびオーディオ処理部650を含む。例示的な周辺インターフェース644は、シリアルインターフェースコントローラ654またはパラレルインターフェースコントローラ656を含み、これらは、入力装置(例えば、キーボード、マウス、ペン、音声入力装置、タッチ入力装置)や他の周辺装置(例えば、プリンタ、スキャナ)などの外部装置と、1つまたは複数のI/Oポート658を介して通信するように構成され得る。例示的な通信装置646はネットワークコントローラ660を含み得る。ネットワークコントローラ660は、1つまたは複数の通信ポート664を介したネットワーク通信リンクを経由して1つまたは複数の他の演算装置662との通信を支援するように構成され得る。
ネットワーク通信リンクは通信媒体の一例である。通信媒体は、典型的には、搬送波や他の搬送機構などの変調データ信号内におけるコンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータによって具現化され得るものであって、任意の情報配信媒体を含み得る。「変調データ信号」とは、信号内の情報を符号化するようにその特性の1つ以上または複数が設定または変更された信号であり得る。限定ではなく例示として、通信媒体は、有線ネットワークや直接有線接続などの有線媒体、音響、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)などの無線媒体、および他の無線媒体を含み得る。本明細書で使用するコンピュータ可読媒体という用語は、記憶媒体および通信媒体の両方を含み得る。
演算装置600は、携帯電話、パーソナルデータアシスタント(PDA)、パーソナルメディアプレーヤデバイス、ワイヤレスウェブウォッチデバイス、パーソナルヘッドセットデバイス、アプリケーション専用デバイス、または上記の機能のいずれかを含むハイブリッドデバイスなどの小型フォームファクタポータブル(またはモバイル)電子デバイスの一部として実装し得る。また、演算装置600は、ラップトップコンピュータおよび非ラップトップコンピュータの両方を含むパーソナルコンピュータとして実施されてもよい。
本開示は、本明細書に記載される特定の実施形態に関して限定されるものではなく、種々の態様の例示であることが意図される。当業者には明らかであるように、その思想および範囲から逸脱することなく、多くの変更および変形が可能である。本明細書に列挙したものに加えて、本開示の範囲内の機能的に等価な方法および装置は、前述の説明から当業者には明らかである。そのような変更および変形は、添付の特許請求の範囲内に含まれることが意図される。本開示は、添付の特許請求の範囲、およびそのような特許請求の範囲が権利を与えられる均等物の全範囲によってのみ限定されるべきである。本開示は、特定の方法、試薬、化合物、組成物、または生物学的系に限定されず、当然のことながら変化し得ることが理解されるべきである。本明細書で使用される用語は、特定の実施形態のみを説明するためのものであり、限定することを意図するものではない。
本明細書において任意の複数形および/または単数形の用語の使用に関して、当業者は、文脈および/または用途に適切であるように、複数形から単数形および/または単数形から複数形に置き換え得る。種々の単数/複数の置換が明瞭化のために本明細書に明示的に記載され得る。
本発明は、その思想または本質的な特徴から逸脱することなく、他の特定の実施形態で具体化することができる。記載された実施形態は、すべての点において、例示的なものであって限定的なものではないとみなされるべきである。従って、本発明の範囲は、上記の説明によってではなく、添付の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲と均等の意味および範囲内に入るすべての変更は、その範囲内に含まれるべきである。
Claims (20)
- マルチチャネル受信機においてクロックリカバリおよび等化器の係数の推定を行うための方法であって、
第1のクロックリカバリ部において、第1のチャネルに関連付けられた第1のクロック信号をリカバリすること、
前記第1のクロック信号を用いて、前記第1のチャネルに関連付けられた第1の等化器の第1の係数セットを推定すること、
前記第1のクロックリカバリ部から、第2のチャネルに関連付けられた第2のクロックリカバリ部に前記第1のクロック信号を送ること、
前記第1のクロック信号を前記第2のクロックリカバリ部に対する基準クロック信号として用いて、前記第2のクロックリカバリ部において、前記第2のチャネルに関連付けられた第2のクロック信号をリカバリすること、
前記第2のチャネルに関連付けられた第2の等化器に、前記第1の係数セットを第1の初期係数として送ること、
前記第1の初期係数を用いて前記第2の等化器の第2の係数セットを推定すること、
を備える方法。 - 前記第2の等化器の第2の係数セットを推定することは、
前記第1の初期係数を用いて前記第2の係数セットを初期設定すること、
前記初期設定の後、等化方式を用いて前記第2の係数セットを推定すること、
を含む、請求項1に記載の方法。 - 前記第1のチャネルは第1のチャネル応答を含み、前記第1のチャネル応答は、前記第2のチャネルの第2のチャネル応答に関連している、請求項1に記載の方法。
- 前記第1のチャネルは、光リンクを最適化する波長に関連付けられており、
前記第1のチャネルは、前記第2のチャネルよりも小さい符号間干渉(ISI)を有する、請求項1に記載の方法。 - 前記光リンクはマルチモードファイバ(MMF)リンクを含む、請求項4に記載の方法。
- 前記第2のクロックリカバリ部から、第3のチャネルに関連付けられた第3のクロックリカバリ部に前記第2のクロック信号を送ること、
前記第2のクロック信号を前記第3のクロックリカバリ部に対する基準クロック信号として用いて、前記第3のクロックリカバリ部において、前記第3のチャネルに関連付けられた第3のクロック信号をリカバリすること、
前記第3のチャネルに関連付けられた第3の等化器に、前記第2の係数セットを第2の初期係数として送ること、
前記第2の初期係数に基づいて前記第3の等化器の第3の係数セットを推定すること、
前記第3のクロックリカバリ部から、第4のチャネルに関連付けられた第4のクロックリカバリ部に前記第3のクロック信号を送ること、
前記第3のクロック信号を前記第4のクロックリカバリ部に対する基準クロック信号として用いて、前記第4のクロックリカバリ部において、前記第4のチャネルに関連付けられた第4のクロック信号をリカバリすること、
前記第4のチャネルに関連付けられた第4の等化器に、前記第3の係数セットを第3の初期係数として送ること、
前記第3の初期係数に基づいて前記第4の等化器の第4の係数セットを推定すること、
をさらに備える請求項1に記載の方法。 - 前記第2のチャネルは、前記第1のチャネルの隣接チャネルであり、
前記第3のチャネルは、前記第2のチャネルの隣接チャネルであり、
前記第4のチャネルは、前記第3のチャネルの隣接チャネルである、請求項6に記載の方法。 - 前記第1のチャネルは、850ナノメートル(nm)の波長に関連付けられており、
前記第2のチャネルは、880nmの波長に関連付けられており、
前記第3のチャネルは、910nmの波長に関連付けられており、
前記第4のチャネルは、940nmの波長に関連付けられている、請求項7に記載の方法。 - 前記第1のチャネルは、光リンクの動作に対して最適化された波長に関連付けられており、かつ前記第2のチャネルよりも小さい符号間干渉(ISI)を有し、
前記第2のチャネルは、前記第3のチャネルよりも小さいISIを有し、
前記第3のチャネルは、前記第4のチャネルよりも小さいISIを有する、請求項6に記載の方法。 - 前記第1のチャネルは、800ナノメートル(nm)〜1000nmの範囲内の第1の波長に関連付けられており、
前記第2のチャネルは、800nm〜1000nmの範囲内の第2の波長に関連付けられており、
前記第1のチャネルと前記第2のチャネルとの間を隔てるチャネルは、15nm〜60nmの範囲内に存在する、請求項1に記載の方法。 - マルチチャネル受信機であって、
第1のチャネルに関連付けられた第1のクロック信号をリカバリするように構成された第1のクロックリカバリ部であって、第2のチャネルに関連付けられた第2のクロックリカバリ部に前記第1のクロック信号を送るように構成された第1のクロックリカバリ部と、
前記第1のクロック信号を用いて、前記第1のチャネルに関連付けられた第1の等化器の第1の係数セットを推定するように構成された第1の係数推定部であって、前記第1の係数セットを第2の係数推定部に送るように構成された第1の係数推定部と、
前記第1のクロック信号を前記第2のクロックリカバリ部に対する基準クロック信号として用いて、前記第2のチャネルに関連付けられた第2のクロック信号をリカバリするように構成された前記第2のクロックリカバリ部と、
前記第1の係数セットを第2の等化器の第1の初期係数として用いて、前記第2のチャネルに関連付けられた前記第2の等化器の第2の係数セットを推定するように構成された前記第2の係数推定部と、
を備えるマルチチャネル受信機。 - 前記第2の係数推定部はさらに、
前記第1の初期係数を用いて前記第2の係数セットを初期設定し、
前記初期設定の後、等化方式を用いて前記第2の係数セットを推定する
ように構成されている、請求項11に記載のマルチチャネル受信機。 - 前記第1のチャネルは第1のチャネル応答を有し、前記第1のチャネル応答は、前記第2のチャネルの第2のチャネル応答に関連している、請求項11に記載のマルチチャネル受信機。
- 前記第1のチャネルは、光リンクを最適化する波長に関連付けられており、
前記第1のチャネルは、前記第2のチャネルよりも小さい符号間干渉(ISI)を有する、請求項11に記載のマルチチャネル受信機。 - 前記光リンクは、OM3ファイバリンクおよびOM4ファイバリンクのうちの一つを含む、請求項14に記載のマルチチャネル受信機。
- 前記第2のクロックリカバリ部はさらに、前記第2のクロックリカバリ部から、第3のチャネルに関連付けられた第3のクロックリカバリ部に前記第2のクロック信号を送るように構成されており、
前記第2の係数推定部はさらに、前記第2の係数推定部から第3の係数推定部に、前記第2の係数セットを第2の初期係数として送るように構成されており、
前記マルチチャネル受信機はさらに、
前記第3のクロックリカバリ部であって、
前記第2のクロック信号を前記第3のクロックリカバリ部に対する基準クロック信号として用いて、前記第3のチャネルに関連付けられた第3のクロック信号をリカバリし、
前記第3のクロックリカバリ部から、第4のチャネルに関連付けられた第4のクロックリカバリ部に前記第3のクロック信号を送るように構成された前記第3のクロックリカバリ部と、
前記第3の係数推定部であって、
前記第2の初期係数を用いて、前記第3のチャネルに関連付けられた第3の等化器の第3の係数セットを推定し、
前記第3の係数推定部から第4の係数推定部に、前記第3の係数セットを第3の初期係数として送るように構成された前記第3の係数推定部と、
前記第3のクロック信号を前記第4のクロックリカバリ部に対する基準クロック信号として用いて、前記第4のチャネルに関連付けられた第4のクロック信号をリカバリするように構成された前記第4のクロックリカバリ部と、
前記第3の初期係数を用いて、前記第4のチャネルに関連付けられた第4の等化器の第4の係数セットを推定するように構成された前記第4の係数推定部と、
を備える、請求項11に記載のマルチチャネル受信機。 - 前記第2のチャネルは、前記第1のチャネルの隣接チャネルであり、
前記第3のチャネルは、前記第2のチャネルの隣接チャネルであり、
前記第4のチャネルは、前記第3のチャネルの隣接チャネルである、請求項16に記載のマルチチャネル受信機。 - 前記第1のチャネルは、850ナノメートル(nm)の波長に関連付けられており、
前記第2のチャネルは、880nmの波長に関連付けられており、
前記第3のチャネルは、910nmの波長に関連付けられており、
前記第4のチャネルは、940nmの波長に関連付けられている、請求項17に記載のマルチチャネル受信機。 - マルチチャネル受信機であって、
特定波長に対して最適化された光リンクから、他の波長に関連付けられた1つ以上の光キャリア信号を含むレーザビームを受信するように構成されたデマルチプレクサ(DEMUX)と、
前記DEMUXから前記光キャリア信号のうちの第1の光キャリア信号を受信して、前記第1の光キャリア信号から第1のクロック信号をリカバリするように構成された第1のクロックリカバリ部と、
前記DEMUXから前記光キャリア信号のうちの第2の光キャリア信号を受信するとともに前記第1のクロックリカバリ部から基準クロック信号を受信して、前記基準クロック信号から第2のクロック信号をリカバリするように構成された第2のクロックリカバリ部と、を備え、
前記第1の光キャリア信号は、第1の波長に関連付けられており、
前記第2の光キャリア信号は、第2の波長に関連付けられており、
前記第1の波長は、前記第2の波長と前記特定波長との間の波長であり、
前記基準クロック信号は、前記第1のクロック信号である、マルチチャネル受信機。 - 第1の係数推定部をさらに備え、
前記第1の係数推定部は、
第1のチャネルに関連付けられた第1の等化器の第1の係数セットを前記第1のクロック信号を用いて推定し、
前記第2のクロックリカバリ部に関連付けられた第2の等化器に前記第1の係数セットを初期係数として送るように構成されている、請求項19に記載のマルチチャネル受信機。
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