JP2018514717A5 - - Google Patents

Description

サポートピン３７内に、減衰弁７に対するバイパス通路４５が形成されている。バイパス通路４５は、サポートピン３７内に配置された調整可能な弁４７によって制御される。調整可能な弁４７は、弁サポート５１上に案内されたスライドスリーブの構造形態の弁体４９を有するスライダ弁である。アンカー２３に向かう初期方向にスライドスリーブ４９に予荷重を与える戻しバネ５３は、スライドスリーブ４９の表側及び裏側５５；５７以外に作用する。

弁サポート５１は、バイパス通路４５の方向に整向された盲穴の開口によって構成されるセンタ通路６５を備える。センタ通路６５には、更にまた少なくとも１つの斜めに延在する伝達通路６７が続き、この伝達通路は、弁サポートの環状の収集溝６９に接続されている。収集溝６９は、丸み付けした流れの偏向を達成するために、好ましくは伝達通路６７の延長部内でセンタ通路６５の主軸に対して斜めに形成されている。

その弁ディスク４１；４３及びリング状の弁体９を有するピストン弁もしくは減衰弁７は、バイパス通路４５に係合する固定手段７１によって固定される。固定手段７１は、中空ボルトとして形成され、弁サポート５１のためにも設けられたネジ部分を利用する。中空ボルト７１の内径は、弁サポート５１の内径よりも大きいので、弁サポート５１は、ピストン弁７が組み立てられた場合でも操作可能である。

ピストンロッド５のストローク運動時に、減衰媒体は、反ピストンロッド側の作動室１５から絞り通路３９内へ排除される。しかしながらまた、減衰媒体は、バイパス通路４５内へも移送される。スライドスリーブ４９の軸方向の位置に依存して、調整可能な弁４７において弁横断面が調整される。コイル２１の大通電時に、アクチュエータ１９は、アンカー２３を介して大きい調整運動を加え、スライドスリーブ４９を戻しバネ５３の力に抗して移動させる。これにより、傾向的に小さい減衰力と関係づけられた大きい弁横断面が解放される。軸方向に有効な動的圧縮力は、バイパス通路４５内で位置不動の弁サポート５１によって支持される。スライドスリーブ４９に、内側から半径方向の力だけが作用し、しかしながらこれら力は、完全に補償される。

コイル２１の通電なしで、弁体４９は、戻しバネ５３から最大の絞り位置へ移動される。この絞り位置は、完全な閉鎖又は小さい絞り横断面を意味し得る。その場合、比較的大きい減衰力が、実質的に減衰弁７によって発生される。

ピストンロッド側の作動室１３へのピストンロッド５の圧縮運動時に、減衰媒体は、サポートピン３７内の半径方向通路７９を介して、半径方向内側に向かってスライドスリーブ４９の外周面並びに表側と裏側５５：５７によって画成されるリング室８１内へ流入する。この場合、表側及び裏側５５；５７は、油圧的に平行に減衰媒体の作用を受ける。少なくとも１つの接続開口８３は、スライドスリーブの圧力補償室８５も減衰媒体を供給されるために役立つ。この圧力補償室８５内に、戻しバネ５３も配置されている。リング室８１は、半径方向に明らかにまた狭く形成され得るので、サポートピンの直径は、低減できない。