JP2018513924A - スポーツをしている間にまたは作業をしている間に、器具またはボールのグリップを手助けし改善する使い捨てデバイスまたはアクセサリ - Google Patents

Abstract

ツール、器具、またはスポーツボールのグリップを手助けするアクセサリであって、圧力感応性接着剤が塗布され、皮膚に付着するのに適する、第１の表面、及び、第１の表面に対向する第２の表面を有する成形済み合成材料のシートを備える、アクセサリ。デバイスは、手のひらとほぼ同様に成形されサイズ決定される中央部分、及び、中央部分の周囲縁から延在し、手の背部に前記接着剤によって付着するように構成される複数の付属物を備える。【選択図】図３

Description

本発明は、種々の種類の器具、特に、限定はしないが、テニス、ラケット、ゴルフスティック、ベースボールバット等のようなグリップを手助けし改善するための、または、バスケット、ラグビー、アメリカンフットボール等のようなスポーツにおけるボールのグリップを改善すると当時に、これらの活動中に手の皮膚を保護するためのアクセサリまたはデバイスに関する。本明細書で述べる実施形態は、使い捨てアクセサリまたはデバイスを参照する。

多くのスポーツは、器具を強固に把持することを必要とする。正確なグリップは、器具を制御することにとって基本であり、したがって、例えばプロスポーツにおいて重要である。通常、ラケットの正確なグリップは、ボールを最大限制御するテニスにおいて非常に重要である。同じことが、スティックの正確なグリップがゴルフボールの軌跡に影響を及ぼすゴルフ等の他のスポーツ、または、ボールの最適なグリップが投げる精度を手助けするスポーツに当てはまる。

今日、これは、把持される器具の表面または投げられるボールの表面を特別なフィルムで覆うことによって達成され、これらの表面は常に、人間の皮膚と接触状態にある。しかし、この接触は、人間の皮膚がこの機能に対する遺伝的な傾向がないため最適ではない。特に、発汗の場合、スポーツをするときに通常起こるように、グリップは、不確実になりかつ強固でなくなる。

一部のスポーツにおいて、グローブが使用される；しかし、グローブの厚さ及び手の皮膚に対するグローブの移動のせいで、グローブは、感度を減少し、したがって、多くのスポーツまたは活動において使用可能でない。

グリップの強固さを改善するシステムについての既存の必要性の明瞭な例はテニスによって与えられ、一部のプレーヤ、特にプロプレーヤは、グリップ改善及び皮膚保護のために自分の指にプラスターを塗布する。しかし、これらの試みは、非常に不十分な結果をもたらし、その主要な理由は、プラスターが、手のひら全体ではなく指のわずかな表面だけを含むからである。実際には、手のひらを部分的に覆うために塗布されるプラスターまたは粘着ストリップは、ラケットバットまたは他の器具と、プラスターまたはバンドの周囲縁と、皮膚との間の機械的相互作用によると共に、発汗がプラスターと皮膚との間に入るため、皮膚から急速に剥がれる傾向がある。

したがって、先に述べた問題及び欠点を克服または制限するデバイスまたはアクセサリを提供することが望ましい。

本開示は、器具またはツールのまたはスポーツボールのグリップを手助けするアクセサリを開示し、アクセサリは、圧力感応性接着剤が塗布され、皮膚に付着するのに適する第１の表面、及び、第１の表面に対向しかつ高い摩擦係数を有する第２の表面を有する、成形材料、例えば合成材料、半剛性材料、または天然材料の成形シートを備える。アクセサリまたはデバイスは、手のひらとほぼ同様に成形されサイズ決定される中央部分、及び、中央部分の周囲縁から延在し、手の背部に前記接着剤によって付着するように構成される複数の付属物を備える。保護フィルムは、接着剤を保護する；フィルムは、複数のセグメントまたは部分に細分されるため、アクセサリまたはデバイスが、手に容易に貼り付けられる、好ましくは、人間の手の複雑な形状に適合することを可能にする。すなわち、アクセサリまたはデバイスを貼り付けるため、保護フィルムの各セグメントまたは部分は、単独で除去され、下の接着フィルムの覆われていないエリアは、隣接するセグメントまたは部分に移動する前に、即座に皮膚に押付けられ取付けられる。セグメントまたは部分は、接着シートの漸進的でかつ徐々の付着を可能にする好ましいシーケンスに従って除去される。こうして、同じアクセサリまたはデバイスの複雑な形状及び接着剤の強い接着力があっても、手に取付けられている間に、アクセサリまたはデバイスが、平坦化できない折り目またはしわを形成し、したがって、デバイスを使用不能にすることを回避することを可能にする。
本発明によるデバイスまたはアクセサリは、使い捨てアクセサリまたはデバイスであり得る；デバイスまたはアクセサリは、途切れなしで手のひらを完全に覆うように人間の手に自動的に適合し、したがって、一方で、グローブの機能に取って代わるが、グローブについて典型的である皮膚上での滑り動作を回避し；他方で、本発明によるデバイスまたはアクセサリは、同様に皮膚として役立つ、すなわち、デバイスまたはアクセサリは、スポーツ器具または作業器具と接触状態の皮膚と同じ機能を有し、したがって、皮膚の代わりに用いられ得る。本質的に、デバイスは、種々の種類の器具のグリップを手助けし改善するように設計され、特別に設計され、全ての摩擦エリアを覆う「第２の皮膚（ｓｅｃｏｎｄ ｓｋｉｎ）」として機能する。

中央部分のサイズ及び形状は、有利には、アクセサリが手に貼り付けられると、中央部分が、指の付け根から手首の手のひらエリアまで、また、手の一方の側から他の側まで延在するようなものである。こうして、手のひら全体が、完全に覆われ保護され、縁は、手と器具またはツールとの間の接触及びグリップエリアの外側に配置される接着アクセサリを形成するシートの境界を定め、したがって、手によって保持される器具またはツールの移動による、皮膚に貼り付けられた接着フィルムの縁に沿って通常起こる剥がれを回避する。

本発明の基礎にある考えは、「第２の皮膚」のように手のひらに付着する、手の形状に自動的に適合し、手のひら、すなわち、グリップエリアを完全に覆うデバイスによって、人間の手に対して、ツール、器具、またはスポーツボールからのグリップを直接伝達すること、したがって、最大感度を保証しながら、グリップを最適化し、最大パワーを器具か、ツールか、またはスポーツボールに伝達することを可能にし、したがって、最良の結果を保証し、また同時に、皮膚を保護することである。

明らかに、右手及び左手用のデバイスならびに異なる手のサイズに適合するための異なるサイズのデバイスが生産され得る。

本発明によるデバイスの更なる特徴及び実施形態は、実施形態の例を参照して、また、本説明の一体部分を形成する添付特許請求の範囲において以降で述べられる。

本発明は、説明、及び、本発明の非制限的で実用的な実施形態を示す添付図面に従うことによってよりよく理解される。

右手に貼り付けられるように構成される、本発明によるアクセサリまたはデバイスの一実施形態の背面図である。 図１のアクセサリまたはデバイスの正面図である。 手のひらに貼り付けられたアクセサリまたはデバイスを有する手のひらの図である。 手のひらに貼り付けられたアクセサリまたはデバイスを有する手の甲の図である。 アクセサリまたはデバイスの異なる実施形態の後表面を示す図である。 アクセサリまたはデバイスの異なる実施形態の前表面を示す図である。

例示的な実施形態の以下の詳細な説明は、添付図面を参照して行われる。異なる図面における同じ参照数字は、同じまたは同様の要素を特定する。更に、図面は必ずしも一定比例尺に従っていない。以下の詳細な説明は、本発明を制限しない。本発明の保護範囲は、添付特許請求の範囲によって規定される。

本説明において、「一実施形態（ａｎ ｅｍｂｏｄｉｍｅｎｔ）」か、「その実施形態（ｔｈｅ ｅｍｂｏｄｉｍｅｎｔ）」か、または「幾つかの実施形態（ｓｏｍｅ ｅｍｂｏｄｉｍｅｎｔｓ）」に対する参照は、一実施形態を参照して述べる特定の特徴、構造、または要素が、述べるオブジェクトの少なくとも１つの実施形態に含まれることを意味する。本説明におけるセンテンス「一実施形態において（ｉｎ ａｎ ｅｍｂｏｄｉｍｅｎｔ）」、「その実施形態において（ｉｎ ｔｈｅ ｅｍｂｏｄｉｍｅｎｔ）」、「幾つかの実施形態において（ｉｎ ｓｏｍｅ ｅｍｂｏｄｉｍｅｎｔｓ）」は、したがって、必ずしも同じ１つまたは複数の実施形態を参照しない。特定の特徴、構造、または要素は、１つまたは複数の実施形態において、任意の適切な方法で更に組合され得る。

図１〜４は、数字１で全体として示す本発明によるデバイスまたはアクセサリの第１の実施形態を示す。デバイスまたはアクセサリは、例えば、合成材料、半合成材料、または天然材料で作られる、適した厚さの成形シートを含む。幾つかの実施形態において、成形シートは、コットン、または、コットンと、合成繊維例えばナイロンまたは芳香族ポリエーテル系ポリウレタンまたは他の材料との混合物で作られる。成形シートは、最適な結果を達成するため、デバイスが意図される活動またはスポーツに基づいて５μｍと３０００μｍとの間、例えば１０μｍと３０００μｍとの間にある厚さを有する。成形シートの２つの表面の一方は、例えば、デバイスまたはアクセサリが意図される使用に従って設定される高摩擦係数を有する。

シート１は、図１に部分的に示す第１の表面１Ａ及び図２に部分的に示す第２の表面１Ｂを備える。

図１のＡで示す接着剤は、表面１Ａに塗布される。更に詳細には、接着剤Ａは圧力感応性であり、したがって、自己接着シートを提供してもよい。接着剤Ａは、通常、皮膚に適合性がある、すなわち、接着剤Ａは、長い時間にわたって皮膚と接触状態のまま留まるのに適する。通常、接着剤Ａは、プラスターを固着するために使用されるような接着剤である。

デバイスまたはアクセサリを形成するシートは、Ｐで示す成形周囲ラインを有する。

実用的な実施形態において、シート１は、成形済み中央部分３を有する。図３から明瞭に明らかになるように、以下で述べる方法でユーザの手Ｍに貼り付けられると、成形済み中央部分３は、手のひらＭ全体を実質的に覆う。

図２、３、及び４において、５、７、９、１１、１３、１５Ａ、１５Ｂ、１７Ａ、１７Ｂで示す複数の付属物は、中央部分３から延在する。付属物は、図面に示すものと形状及び数が異なってもよい。重要であることは、以下で説明するように、デバイスまたはアクセサリが手の甲上に強固に固定されることを可能にする付属物を有することである。好ましくは、少なくとも１つの付属物が、それぞれの指間空間について、すなわち、隣接する指の間に設けられる。以下で述べるように、有利な実施形態において、デバイスは、強固な固定のため手の甲にわたって延在する付属物に加えて、手首の手のひら表面にわたって延在するように構成され、手のひらを完全に覆うことを可能にする付属物を有する。

示す実施形態において、アクセサリまたはデバイスを形成するシート１は、「指間付属物（ｂｅｔｗｅｅｎ−ｔｈｅ−ｆｉｎｇｅｒｓ ａｐｐｅｎｄｉｃｅｓ）」として以下で示す４つの付属物５、７、９、１１を備える、その理由は、４つの付属物が指の間の４つの空間に挿入されることを意図されるからである。特に、図３に示すように、指間付属物５は、手Ｍの小指Ｄ１と薬指Ｄ２との間に貼り付けられる。指間付属物７は、薬指Ｄ２と中指Ｄ３との間に貼り付けられる。指間付属物９は、手Ｍの中指Ｄ３と人差し指Ｄ４との間に貼り付けられる。指間付属物１０は、人差し指Ｄ４と親指Ｄ５との間に貼り付けられる。

接着シートは、親指Ｄ５と手首ＰＬとの間の手の側に貼り付けられる側部付属物１３を更に備える。有利な実施形態において、小指Ｄ１と手首ＰＬとの間の手の側に貼り付けられる一対の付属物１５Ａ、１５Ｂが設けられる。付属物１７Ａ、１７Ｂが、同様に設けられ、付属物１７Ａ、１７Ｂは、手首ＰＬを部分的に囲む、または、手首の手のひら部分または手のひら表面、すなわち、手のひらの側にある表面に達するように有利には貼り付けられ、したがって、手のひらが完全に覆われることを保証し得る。

図４は、アクセサリまたはデバイス１が手Ｍに貼り付けられると、上述した付属物５〜１７Ｂによってとられる位置を示す。付属物は、十分な長さを持つため、図４の手の背部ＤＳの中央エリアに示すように、互いに少なくとも部分的にオーバラップするまで手Ｍの背部にわたって少なくとも部分的に延在し得る。

付属物間の、特に、指間付属物５、７、９、１１と側部付属物１３、１５Ａ、１５Ｂとの間の部分的なオーバラップは、デバイス１が手により強固に取付けられることを可能にする。有利な実施形態において、指間付属物５、７、９は、手首まで延在し、そこで、アクセサリまたはデバイス１のフィルムストリップと同じフィルムストリップによって、または、単に、スポーツにおいてしばしば使用される手首バンドによって更に固定され得る。

デバイス１がユーザの手Ｍに貼り付けられるのが示される図３及び４から容易に明らかになるように、デバイスまたはアクセサリ１を形成するシートの中央部分３は、手のひらを事実上完全に覆う。すなわち、シートは、ユーザがツールまたは器具、例えば、テニスラケットを保持するとき、中央部分３の境界を定める周囲縁Ｐが、ツールまたは器具との圧力接触が全く存在しないエリア内に位置決めされるような伸張部を有する。こうして、自己接着シートは、手のひらから剥がれない。その理由は、この剥がれが、通常、デバイスの周囲縁と皮膚との間のラインにわたってツールまたは器具によって加えられる機械的作用によって、また、自己接着シートと皮膚との間に入る汗によって生じるからである。

アクセサリまたはデバイスは、ツールまたは器具との接触が全く存在しないエリアにおいて、すなわち、周囲縁から始まって皮膚から自己接着シートＰを剥がす傾向があることになるツールまたは器具の機械的応力を、デバイスまたはアクセサリ１を形成するシートが受けないエリアにおいて、手の甲に及び／または手首に折畳まれ固定される付属物５〜１７Ｂによって手Ｍに強固に固定される。

異なるスポーツについて実施される幾つかの試験が証明したところによれば、成形シート、すなわち、貼り付けられた後に、手のひら上に、すなわち、使用中に摩擦を受けるエリア内に縁を全く持たないシートは、ツールまたは器具によって、例えば、ラケットハンドルによって手のひら全体に加えられる強い摩擦があるにもかかわらず、同様に身体的訓練の長い期間にわたって、例えば、テニスマッチ中に手に強固に固定されたままであるということである。特定の多汗の場合を除いて、発汗は手のひらにおいて不十分である；したがって、強固な固定が、デバイスまたはアクセサリ１を形成するシートの中央部分３と手のひらの皮膚との間の接着剤Ａによって保証される。側部付属物５〜１７Ｂが固定される手の甲は、ツールまたは器具上でグリップによってもたらされる機械的応力を受けず、したがって、強固な固定が、同様に発汗の場合に保証される。

自己接着シート１の後表面に塗布される接着剤Ａの層は、取外し可能な保護フィルムによって保護される。保護フィルムは、紙、ボール紙、ファブリック、または他の材料、更に合成材料で作られる可能性があり、保護フィルムは、例えばしかし限定することなく、シリコーンによって適切に処理されるため、保護フィルムは、接着剤Ａの層から容易に剥離され得る。

デバイスまたはアクセサリ１の複雑な形状及び広い表面のせいで、デバイスまたはアクセサリ１を手Ｍに貼り付けることを手助けするため、幾つかの実施形態において、保護フィルムは、単一ピースまたは２つの部分で作られる代わりに、図１において特に示す分離またはカットラインによって境界を定められる３つ以上の多数の部分に細分され、その多数の部分は、ユーザが、自己接着フィルムの種々の部分または付属物が互いに固着し、平坦化することができずかつデバイスを使用不能にすることになるしわをもたらすリスクなしで、保護フィルムが除去された場所に、自己接着シートを手に次々に貼り付けることを可能にする。

図１は、保護フィルムの考えられる細分を単に例として示し、その細分は、ＰＰによって全体的に示され、使用前のデバイスまたはアクセサリ１を形成するシートの表面１Ａ上で接着剤Ａを覆う。ＰＰ１、ＰＰ２、…、ＰＰ１５は、保護フィルムの１５のセグメントまたは部分をそれぞれ示し、それらのそれぞれは、互いから別々にまた互いに独立に除去されてもよい。

幾つかの実施形態において、アクセサリまたはデバイス１は、ベースシート、接着剤層Ａ、及び接着剤を保護するために貼り付けられる連続保護フィルムによって形成される、連続または不連続複合ウェブから始まって生産される。連続ウェブからのダイカット、レーザカット、または同様なものによって、単一デバイスまたはアクセサリ１は、その背面保護フィルムＰＰと共にカットされ、保護フィルムＰＰは、同時にまたは後で、レーザカット、ダイカット、または同様なものによって、単一部分ＰＰ１〜ＰＰ１５に細分され得る。

こうして、アクセサリまたはデバイス１を手Ｍに貼り付けるため、ユーザは、保護フィルムの一部分を除去し、保護フィルムによってもはや保護されない下の接着表面部分を皮膚に付着させ、その後、彼／彼女は、まさに有利なシーケンスに従って隣接部分に関して同じことを行う。まさに有利なシーケンスのうちの１つは、図５に数字で示される。この種のアプリケーションは、貼り付けられる接着フィルムのエリアが広過ぎる場合に回避できない欠陥またはしわをもたらすことなく、完全に適合する「手用衣服（ｈａｎｄ ｇａｒｍｅｎｔ）」のようにアクセサリまたはデバイス１を装着することを可能にする。

貼り付けられると、アクセサリまたはデバイス１は、ツールまたは器具またはボールに対するより効率的でかつ正確なグリップをユーザに可能にし、グリップは、同様に完全に乾燥しており、したがって、最大のパワフルな運動選手の運動を可能にし、大きな感度及び最適な皮膚保護を保証する。アクセサリまたはデバイス１の付着は、上述した特定の形状のせいで、長い時間にわたって、同様にスポーツマッチの継続時間全体にわたって続き、その付着は、手がツールを強固に押付けるエリアにおける徐々の剥がれを回避する。

デバイスまたはアクセサリ１の有効性を改善するため、ツールまたは器具と接触状態になる表面１Ｂは、知られている方法で処理されて、その摩擦係数を増加させてもよい、または、デバイスがそこから作られるベース合成材料は、それ自体十分な摩擦係数を有してもよい。

図５及び６は、本発明によるアクセサリまたはデバイス１の更なる実施形態を示す。同じ参照数字は、図１〜４を参照して述べたものと同じまたは同等の部分を示す。図５及び６のアクセサリまたはデバイスは、右手のために意図される。図５は、手に付着するものとする後表面を示し、また、保護フィルム部分を除去するための、また、接着シートの隣接エリアを皮膚に漸進的に次々に付着させるための有利なシーケンスを示す。図６は、露出したままである、高摩擦係数を有する前表面を示す。

やはりこの第２の実施形態において、デバイスまたはアクセサリ１は、適した材料、例えば、合成材料、天然材料、または半合成材料で作られる、適した厚さの成形シートを含み、シートは、周囲ラインＰに沿って成形される。シート１は、図５に部分的に示す第１の表面１Ａ、及び、図６に示す第２の表面１Ｂを備える。接着剤Ａは表面１Ａに塗布される。

シート１は、ユーザの手のひら全体を実質的に覆うことを意図される成形中央部分３を有する。図６において、５、７、９、１１、１３、１５、１７Ａ、１７Ｂで示す複数の付属物は、中央部分３から延在する。より詳細には、この実施形態において、アクセサリまたはデバイス１を形成するシートは、「指間付属物」として以下で示す４つの付属物５、７、９、１１を備える、その理由は、４つの付属物が指の間の４つの空間に挿入されることを予定されるからである。特に、指間付属物５は、小指と薬指との間に貼り付けられる。指間付属物７は、薬指と中指との間に貼り付けられる。指間付属物９は、手Ｍの中指と人差し指との間に貼り付けられる。指間付属物１１は、人差し指と親指との間に貼り付けられる。

接着シートは、親指と手首との間で手の側部に貼り付けられる側部付属物１３を更に備える。図５及び６に示す実施形態において、長い付属物１５が、更に設けられて、手首と小指との間で手の側部に、手の甲まで、そして、手首の周りに貼り付けられる。

先の実施形態と同様に、更なる付属物１７Ａ、１７Ｂが設けられ、更なる付属物１７Ａ、１７Ｂは、手首を部分的に囲む、または、手首の手のひら部分または手のひら表面、すなわち、手のひらの側にある表面に達するように貼り付けられ、したがって、手のひら表面を完全に覆い得る。付属物１５の長さは、手首を少なくとも部分的に覆うのに十分であり、付属物１７Ａ及び１７Ｂにオーバラップし、したがって、それらを固定して維持する。

図１〜４を参照して述べる実施形態の場合と同様に、デバイスまたはアクセサリ１を形成するシートの中央部分３は、てのひらをほぼ完全に覆う；特に、中央部分の伸長部は、ユーザがツールまたは器具、例えば、テニスラケット、ゴルフスティック、あるいは他のツールまたは器具を把持すると、中央部分３の境界を定める周囲縁Ｐが、ツールまたは器具との圧力接触が全く存在しないエリア内に位置決めされるようなものである。こうして、自己接着シートは、手のひらから剥がれない。その理由は、この剥がれが、通常、デバイスの周囲縁と皮膚との間のラインにわたってツールまたは器具によって加えられる機械的作用によって、また、自己接着シートと皮膚との間に入る汗によって生じるからである。

やはりこの場合、アクセサリまたはデバイスは、ツールまたは器具との接触が全く存在しないエリアにおいて、すなわち、周囲縁から始まって皮膚から自己接着シートＰを剥がす傾向があることになるツールまたは器具の機械的応力を、デバイスまたはアクセサリ１を形成するシートが受けないエリアにおいて、手の甲に及び／または手首に折畳まれ固定される付属物５〜１７Ｂによって手に強固に固定される。

自己接着シート１の後表面に貼り付けられる接着剤Ａの層は除去可能なフィルムによって保護される。デバイスまたはアクセサリ１の複雑な形状及び広い表面のせいで、デバイスまたはアクセサリ１を手に貼り付けることを手助けするため、同様に図５及び６の実施形態において、保護フィルムは、単一ピースまたは２つの部分で作られる代わりに、図５において特に示す分離またはカットラインによって境界を定められる３つ以上の多数の部分に細分され、その多数の部分は、ユーザが、自己接着フィルムの種々の部分または付属物が、手に完全に貼り付けられる前に互いに固着するリスクなしで、好ましいシーケンスであって、そのうちの１つが図５（順序は、参照数字シーケンスに対応する）に示される、好ましいシーケンスに従って、自己接着シートを手に次々に貼り付けることを可能にする。図１は、保護フィルムの考えられる細分を単に例として示し、その細分は、ＰＰによって全体的に示され、使用前のデバイスまたはアクセサリ１を形成するシートの表面１Ａ上で接着剤Ａを覆う。ＰＰ１、ＰＰ２、…、ＰＰ２２は、保護フィルムの２２のセグメントまたは部分をそれぞれ示し、それらは、互いから別々にまた互いに独立に除去されてもよい。すなわち、ユーザは、有利には、一度に保護フィルムの１つの部分を除去し、保護フィルムによってもはや保護されない下の接着表面部分を皮膚に即座に付着させ、その後、後続の部分に関して同じことを行うものとする。

上述した本発明の特定の実施形態が、図面において示され、異なる例示的な実施形態に関連する特徴及び特性と共に先の説明において一体に述べられたが、当業者は、修正、変更、及び省略が、革新的学習、上述した原理及び概念、ならびに添付特許請求の範囲で述べられる目的の利点から逸脱することなく可能であることを理解するであろう。したがって、述べる改善の範囲は、全ての修正、変更、及び省略を含むように、添付特許請求の範囲の最も広い解釈に基づいてだけ決定されるものとする。本発明の範囲は、同様に、従属請求項の１つまたは複数において特許請求される特徴及び独立請求項の任意の１つの特徴の任意の組合せを含む。

Claims (13)

1. ツール、器具、またはスポーツボールのグリップを手助けするアクセサリにおいて、
   −圧力感応性接着剤が塗布され、皮膚に付着するのに適する、第１の表面、及び、前記第１の表面に対向する第２の表面を有する成形シートであって、手のひらとほぼ同様に成形されサイズ決定される中央部分、及び、前記中央部分の周囲縁から延在し、手の背部に前記接着剤によって付着するように構成される複数の付属物を形成する、成形シート；
   −前記接着剤を保護する取外し可能保護フィルム
   を備える、アクセサリであって、
   前記保護フィルムは、３以上の数の複数のセグメントまたは部分に細分され、前記複数のセグメントまたは部分は、互いに独立に前記成形シートの前記第１の表面から除去され得ることを特徴とする、アクセサリ。
2. 前記保護フィルムは、前記中央部分において複数のセグメントまたは部分に、また、前記中央部分の前記周囲縁から延在する前記付属物において複数のセグメントまたは部分に細分される、請求項１に記載のアクセサリ。
3. 前記中央部分は、或る寸法を有しかつ前記付属物を備えて、前記中央部分が前記手にはめられると、前記シート縁が前記手のひらの表面の外側になるよう前記手のひらを完全にカバーする、請求項１または２に記載のアクセサリ。
4. 前記第２の表面は、高摩擦係数を有することを特徴とする、請求項１、２、または３に記載のアクセサリ。
5. 前記第２の表面は、前記第２の表面の摩擦係数を増加させる表面処理を有することを特徴とする、請求項１から４のいずれか１項に記載のアクセサリ。
6. 前記複数の付属物は、アクセサリが手にはめられると、隣接する指の間のそれぞれの空間に配置されるように構成される１つまたは複数の指間付属物を備え、前記指間付属物の寸法は、前記手の背部に付着するのに十分であることを特徴とする、請求項１から５のいずれか１項に記載のアクセサリ。
7. 小指と薬指との間、薬指と中指との間、中指と人差し指との間、人差し指と親指との間にそれぞれ配置されるように構成される４つの指間付属物を備える、請求項６に記載のアクセサリ。
8. 前記手の背部に付着するように構成され配置される第１の側部付属物であって、親指と手首との間に延在する、第１の側部付属物を備えることを特徴とする、請求項１から７のいずれか１項に記載のアクセサリ。
9. 前記手の背部に付着するように構成され配置される更なる側部付属物であって、小指と手首との間に延在する、更なる側部付属物を備えることを特徴とする、請求項１から８のいずれか１項に記載のアクセサリ。
10. 前記手の背部に付着し、手首を少なくとも部分的に囲むように構成され配置される側部付属物を備える、請求項１から９のいずれか１項に記載のアクセサリ。
11. 手首の手のひら表面に達するように構成される付属物を備えることを特徴とする、請求項１から１０のいずれか１項に記載のアクセサリ。
12. 前記側部付属物は、手首の手のひら表面に達するように構成される前記付属物に少なくとも部分的にオーバラップするように構成され配置される、請求項１０に従属する請求項１１に記載のアクセサリ。
13. 前記付属物の少なくとも幾つかは、前記手の背部上で互いにオーバラップするのに十分に長いことを特徴とする、請求項１から１２のいずれか１項に記載のアクセサリ。

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