本発明概念の1つの態様によれば、医療手順を実施するためのシステムは、第1のアセンブリおよび第2のアセンブリを含む。第1のアセンブリは、関節式プローブアセンブリおよび第1のハウジングを含む。関節式プローブアセンブリは、外側プローブおよび内側プローブを含む。外側プローブは、複数の関節式外側リンクおよび第1のコネクタを含む。内側プローブは、複数の関節式内側リンクおよび第2のコネクタを含む。第1のハウジングは、近位部分と、遠位部分と、第1のハウジング遠位部分の中の開口部とを含む。関節式プローブは、第1のハウジング開口部を通過するように構築および配置されている。第2のアセンブリは、外側プローブの第1のコネクタに操作可能に係合するように構築および配置されている第1のキャリッジと、内側プローブの第2のコネクタに操作可能に係合するように構築および配置されている第2のキャリッジと、第1のキャリッジおよび第2のキャリッジを独立して並進させるように構成されているデュアルリニア駆動アセンブリと、近位部分および遠位部分を含む第2のハウジングとを含む。第1のアセンブリは、第2のアセンブリに操作可能に取り付けられるように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、第1のアセンブリは、第2のアセンブリよりも少ない臨床的手順において使用されるように構築および配置されている。第1のアセンブリは、単一の臨床的手順において使用されるように構築および配置され得る。
いくつかの実施形態では、第1のアセンブリは、第1のハウジングの変形に抵抗するように構成されている安定化エレメントを含む。
いくつかの実施形態では、第2のアセンブリは、アダプタ部分およびベース部分を含む。ベース部分は、デュアルリニア駆動アセンブリの少なくとも一部分を駆動するように構成されている少なくとも1つのモータを含むことが可能である。ベース部分は、外側プローブおよび/または内側プローブにおける張力もしくは剛直性を調節するように構成されている少なくとも1つのモータを含むことが可能である。アダプタ部分は、デュアルリニア駆動アセンブリを含むことが可能である。システムは、ベース部分に取り付け可能であり得る第2のアダプタ部分を含むことが可能である。
いくつかの実施形態では、第2のアセンブリは、第1のハウジングの変形に抵抗するように構成されている安定化エレメントを含む。
いくつかの実施形態では、安定化エレメントは、ピンまたは孔部のうちの一方を含み、ピンまたは孔部のうちの一方は、第1のアセンブリの上に位置決めされているピンまたは孔部のうちの他方と嵌合するために、第2のアセンブリの上に位置決めされている。
いくつかの実施形態では、第1のコネクタまたは第2のコネクタのうちの少なくとも1つは、第1のハウジングを越えて、第2のハウジングの方向に延在している。第1のコネクタおよび/または第2のコネクタは、第1のアセンブリが第2のアセンブリに取り付けられているときに、第2のハウジングの中へ延在することが可能である。
いくつかの実施形態では、第1のコネクタおよび第2のコネクタは、互いにオフセットされている。第1のコネクタおよび第2のコネクタは、互いに水平方向にオフセットされ得る。第1のコネクタおよび第2のコネクタは、互いに垂直方向にオフセットされ得る。
いくつかの実施形態では、第1のキャリッジは、第1のコネクタに除去可能に係合するように構築および配置されている接続部分を含む。接続部分は、回転するように構成され得る。第1のキャリッジは、後退可能な突起部をさらに含むことが可能であり、後退可能な突起部は、突起部が前進された位置にあるときに、接続部分の回転を制限するように構築および配置されている。接続部分は、第1のコネクタに係合するように構築および配置されているキー付きの幾何学形状を含むことが可能である。接続部分のキー付きの幾何学形状は、第2のコネクタには係合しないように構築および配置され得る。接続部分および/または第1のコネクタは、傾斜エレメントを含むことが可能である。接続部分および/または第1のコネクタは、ばね荷重式のエレメントを含むことが可能である。接続部分および/または第1のコネクタは、前進可能なピンを含むことが可能である。接続部分は、接続部分と第1のコネクタとの間に磁気的な引き付け力を引き起こすように構成されている磁気エレメントを含むことが可能である。接続部分および/または第1のコネクタは、電磁石を含む。接続部分は、電気的な接続、光学的な接続、流体接続、および、それらの組み合わせからなる群から選択される接続をさらに提供するように構築および配置され得る。
いくつかの実施形態では、第1のキャリッジは、第1のコネクタを垂直方向に受け入れて係合するように構築および配置されている。第1のアセンブリは、第1のキャリッジおよび第1のコネクタがホームポジションにあるときに、第2のアセンブリに取り付けられるように構築および配置され得る。
いくつかの実施形態では、第1のキャリッジは、第1のコネクタを水平方向に受け入れて係合するように構築および配置されている。第1のアセンブリは、第1のキャリッジおよび第1のコネクタがさまざまな相対的位置にあるときに、第2のアセンブリに取り付けられるように構築および配置され得る。
いくつかの実施形態では、第1のキャリッジは、外側プローブを少なくとも前進させるように構成されている。第1のキャリッジは、第1のハウジング遠位部分の中の開口部に対して、外側プローブを後退させるようにさらに構成され得る。第1のキャリッジは、第1のコネクタを介して外側プローブを前進および後退させるように構成され得る。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの外側ケーブルは、内側プローブの剛直性を変化させることまたは内側プローブを操向することのうちの少なくとも1つを行うように構成され得る。第2のアセンブリは、少なくとも1つの外側ケーブルを制御するように構築および配置されている駆動アセンブリを含むことが可能であり、駆動アセンブリは、少なくとも1つの外側ケーブルを後退させることによって、外側プローブを後退させるように構成され得る。第1のキャリッジは、第1のコネクタを前進させるように構成され得る。
いくつかの実施形態では、第2のキャリッジは、内側プローブを前進させるように構築および配置されている。第2のキャリッジは、内側プローブを後退させるようにさらに構成され得る。第2のキャリッジは、第2のコネクタを介して内側プローブを前進および後退させるように構成され得る。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの内側ケーブルは、内側プローブの剛直性を変化させることまたは内側プローブを操向することのうちの少なくとも1つを行うように構成され得る。第2のアセンブリは、少なくとも1つの内側ケーブルを制御するように構築および配置されている駆動アセンブリを含むことが可能であり、駆動アセンブリは、少なくとも1つの内側ケーブルを後退させることによって、内側プローブを後退させるように構成され得る。第2のキャリッジは、第2のコネクタを前進させるように構成され得る。
いくつかの実施形態では、システムは、第1のハウジング近位部分および第2のハウジング近位部分を除去可能に取り付けるように構築および配置されている近位ラッチングアセンブリをさらに含む。近位ラッチングアセンブリは、磁石を含むことが可能である。システムは、第1のハウジング遠位部分および第2のハウジング遠位部分を除去可能に取り付けるように構築および配置されている遠位ラッチングアセンブリをさらに含むことが可能である。
いくつかの実施形態では、プローブアセンブリは、遠位リンクをさらに含む。システムは、遠位部分を備えたカメラシステムをさらに含むことが可能であり、遠位リンクは、カメラシステムの遠位部分を受け入れるように構成され得る。遠位リンクは、カメラシステム遠位部分を横方向に受け入れるように構成され得る。いくつかの実施形態では、遠位リンクは、カメラシートを含み、カメラシステムの遠位部分は、カメラシートの中へスナップフィットするように構成されている。
いくつかの実施形態では、外側プローブは、ケーブルに操作可能に取り付けられるように構築および配置されている少なくとも1つのクリップを含む。システムは、カメラシステムケーブルを備えたカメラシステムをさらに含むことが可能であり、外側プローブクリップは、カメラシステムケーブルに取り付けられるように構築および配置され得る。
いくつかの実施形態では、デュアルリニア駆動アセンブリは、親ねじ、ボールねじ、液圧式のピストン、空気圧式のピストン、磁気ドライブ、インチウォームドライブ、ベルトドライブ、および、それらの組み合わせからなる群から選択されるコンポーネントを含む。
いくつかの実施形態では、デュアルリニア駆動アセンブリは、第1のリニア駆動および第2のリニア駆動を含み、第1のリニア駆動は、第2のリニア駆動に対して水平方向に間隔を離して位置決めされ得る。
いくつかの実施形態では、システムは、第1のハウジング開口部に整合された経路を含むイントロデューサをさらに含む。イントロデューサは、第1のアセンブリおよび/または第2のアセンブリに取り付けられるように構築および配置され得る。イントロデューサは、プローブアセンブリに横方向にアプローチして取り囲むように構成されている第1の部分および第2の部分を含むことが可能である。イントロデューサは、複数の臨床的手順において使用されるように構築および配置され得る。イントロデューサは、第1のアセンブリよりも多くの臨床的手順において使用されるように構築および配置され得る。イントロデューサは、外側プローブに取り付けられるケーブルを受け入れるように構成された開口部を含むことが可能である。イントロデューサは、外側プローブからの突起部を受け入れるように構成された開口部を含むことが可能である。イントロデューサは、少なくとも1つのツールサポートを含むことが可能である。イントロデューサは、2つのツールサポート、および、ツールサポート間に位置決めされたコネクタを含むことが可能である。イントロデューサは、第1のイントロデューサを含むことが可能であり、システムは、第1のイントロデューサとは異なる第2のイントロデューサをさらに含むことが可能である。
いくつかの実施形態では、システムは、少なくとも1つのツールサポートをさらに含むことが可能である。いくつかの実施形態では、システムは、少なくとも1つのツールサポートをイントロデューサに除去可能に連結する取り付けメカニズムをさらに含むことが可能である。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのツールサポートは、2つのツールサポートを含み、システムは、ツールサポート間に位置決めされているコネクタをさらに含む。
いくつかの実施形態では、イントロデューサは、第1のハウジングの開口部に対して関節式プローブアセンブリを再方向付けするために互いに連結する第1の部分および第2の部分を含むことが可能である。
いくつかの実施形態では、システムは、電子機器モジュールをさらに含む。電子機器モジュールは、第1のアセンブリおよび/または第2のアセンブリの中に位置決めされ得る。電子機器モジュールは、メモリ記憶エレメントを含むことが可能である。メモリ記憶エレメントは、EEPROMを含むことが可能である。電子機器モジュールは、モデル番号、製造日、構成情報、プローブ長さ情報、セットアップ情報、ステータス情報、活性化情報、使用情報、プローブ位置情報、機能性情報、および、これらのうちの1つ以上の組み合わせからなる群から選択される情報を記録するように構成され得る
いくつかの実施形態では、システムは、ユーザインターフェースをさらに含む。ユーザインターフェースは、第2のアセンブリにコマンドを送り、内側プローブおよび/または外側プローブを操向し、前進させ、および/または後退させるように構成され得る。ユーザインターフェースは、ジョイスティック、キーボード、マウス、スイッチ、タッチスクリーン、タッチパッド、トラックボール、ディスプレイ、タッチスクリーン、オーディオエレメント、スピーカ、ブザー、ライト、LED、および、これらのうちの1つ以上の組み合わせからなる群から選択されるコンポーネントを含むことが可能である。
いくつかの実施形態では、システムは、無菌バリアをさらに含む。無菌バリアは、第1のハウジングおよび/または第2のハウジングの少なくとも一部分を取り囲むように構成され得る。システムは、カメラケーブルをさらに含むことが可能であり、無菌バリアは、カメラケーブルを取り囲まないように構築および配置され得る。無菌バリアは、開口部を含むことが可能であり、開口部は、プローブアセンブリが開口部を通って前進することを可能にするように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、システムは、カメラシステムをさらに含む。カメラシステムは、外側プローブに取り付け可能な遠位部分を含むことが可能である。外側プローブは、凹部を備えた遠位リンクを含むことが可能であり、カメラシステム遠位部分は、遠位リンク凹部の中へ挿入可能であり得る。遠位リンクは、カメラ潅注チャネルを含むことが可能である。カメラシステムは、外側プローブおよび/または第1のハウジングに取り付けられるように構築および配置されているカメラケーブルを含むことが可能である。
いくつかの実施形態では、システムは、ビデオプロセッサをさらに含む。システムは、ライトをさらに含むことが可能であり、ビデオプロセッサは、ライトによって作り出されるブライトネスの閉ループ制御を実施するように構成され得る。ビデオプロセッサは、トーンマッピングおよび/またはガンマ補正を調節し、たとえば、イメージの暗領域を強化すること、アンシャープマスキングフィルタを提供すること、エッジフィーチャを強化すること、血液および/または血管の可視化を強化すること、カラーバランスを操作すること、コントラスト、RGBガンマ補正、および/または、個々のRGBゲインを操作すること、プローブ配向に基づいてイメージを自動的に回転させること、ビデオ情報をデジタル化およびパケット化すること、同期信号を処理することによって遅れを検出すること、警告状態に入ること、および、これらのうちの1つ以上の組み合わせからなる群から選択される機能を果たすように構成され得る。ビデオプロセッサは、照明機構を提供するように構成されているPIDループを含むことが可能である。システムは、カメラセンサをさらに含むことが可能であり、ビデオプロセッサは、カメラセンサによって収集された光を平均することによって、ブライトネスレベルをモニタリングするように構成され得る。
一態様では、関節式プローブシステムは、少なくとも1つの運動度で関節運動するように、および、可撓性状態と剛直性状態との間で移行するように構築および配置されている、関節式プローブと、関節式プローブと連絡しており、関節式プローブに力を印加し、プローブを関節運動させ、可撓性状態と剛直性状態との間で移行させる、フィーダアセンブリと、水平方向にカートを手動で移動させることを可能にする複数のホイールの上のフィーダカートと、フィーダアセンブリをフィーダカートに連結するフィーダサポートアームとを含む。
いくつかの実施形態では、複数のホイールのうちの少なくとも1つは、ロッキングホイールを含む。
いくつかの実施形態では、関節式アームは、ピボットジョイントにおいて互いに対して枢動する第1および第2のセグメントを含み、1つ以上のピストンが、第1のセグメントと第2のセグメントとの間に装着され、第1および第2のセグメントのうちの上側のセグメントの重量を支持する。
いくつかの実施形態では、複数のホイールは、キャスターホイールを含む。
一態様では、関節式プローブシステムは、少なくとも1つの運動度で関節運動するように、および、可撓性状態と剛直性状態との間で移行するように構築および配置された関節式プローブであって、近位リンクと遠位リンクとの間に複数のリンクを含む、関節式プローブを含み、関節式プローブの遠位リンクは、細長いツールの遠位端部を受け入れるように構築および配置されたサイドポートを含み、また、関節式プローブシステムは、細長いツールを支持するために、関節式プローブと連絡しているツールサポートであって、ツールチューブを含み、ツールチューブは、中間部分におけるツールサポートから、遠位部分における遠位リンクのサイドポートへ延在しており、ツールチューブは、中間部分において第1の可撓性を有しており、遠位部分において第2の可撓性を有しており、第2の可撓性は、可撓性が第1の可撓性よりも大きい、ツールサポートを含む。
いくつかの実施形態では、ツールチューブは、断面が円形であり、挿入されたツールの側面を取り囲む。
いくつかの実施形態では、近位リンクおよび遠位リンクとの間の関節式プローブの中間リンクは、サイドポートを含み、ツールチューブは、ツールサポートと遠位リンクのサイドポートとの間の中間リンクのサイドポートを通って延在している。
いくつかの実施形態では、ツールチューブの遠位部分は、低減された外径のリブフィーチャを含む。
いくつかの実施形態では、ツールチューブの遠位部分は、中間部分の材料とは異なる材料を含む。
いくつかの実施形態では、ツールチューブの遠位部分は、中間部分の壁部厚さよりも小さい壁部厚さを有している。
一態様では、関節式プローブシステムは、少なくとも1つの運動度で関節運動するように、および、可撓性状態と剛直性状態との間で移行するように構築および配置された関節式プローブであって、近位リンクと遠位リンクとの間に複数のリンクを含む、関節式プローブを含み、関節式プローブの遠位リンクは、細長いツールの遠位端部を受け入れるように構築および配置されたサイドポートを含み、また、関節式プローブシステムは、細長いツールを支持するために、関節式プローブと連絡しているツールサポートであって、ツールチューブを含み、ツールチューブは、中間部分におけるツールサポートから、遠位部分における遠位リンクのサイドポートへ延在しており、近位リンクおよび遠位リンクとの間の関節式プローブの中間リンクは、サイドポートを含み、ツールチューブは、ツールサポートと遠位リンクのサイドポートとの間の中間リンクのサイドポートを通って延在している、ツールサポートを含む。
いくつかの実施形態では、ツールチューブは、中間部分において、第1の可撓性を含み、遠位部分において、第2の可撓性を含み、第2の可撓性は、可撓性が第1の可撓性よりも大きい。
いくつかの実施形態では、ツールチューブは、断面が円形であり、挿入されたツールの側面を取り囲む。
いくつかの実施形態では、ツールチューブは、中間リンクのサイドポートに固定して取り付けられている。
いくつかの実施形態では、ツールチューブは、中間リンクのサイドポートを通って自由にスライドする。
一態様では、関節式プローブシステムは、少なくとも1つの運動度で関節運動するように、および、可撓性状態と剛直性状態との間で移行するように構築および配置された関節式プローブであって、近位リンクと遠位リンクとの間に複数のリンクを含む、関節式プローブを含み、関節式プローブの遠位リンクは、細長いツールの遠位端部を受け入れるように構築および配置されたサイドポートを含み、また、関節式プローブシステムは、ネック部およびベースを含むプローブイントロデューサであって、プローブチャネルが、ベースおよびネック部を通り、関節式プローブが、自由にプローブチャネルを通過し、プローブチャネルは、ベースからの出口部を有している、プローブイントロデューサと、プローブイントロデューサのベースに連結されているツールサポートであって、細長いツールを支持するように関節式プローブと連絡しており、ベースからの出口部を有している、ツールサポートとを含み、プローブチャネルの出口部は、ツールサポートの出口部よりも大きい距離にわたって遠位方向に延在している。
いくつかの実施形態では、関節式プローブシステムは、プローブチャネルの出口部の周りにフランジをさらに含む。
いくつかの実施形態では、フランジは、プローブイントロデューサのベースと一体になっている。
いくつかの実施形態では、フランジは、プローブイントロデューサのベースに連結されている。
いくつかの実施形態では、ツールサポートは、ツールチューブを含み、ツールチューブは、中間部分におけるツールサポートから、遠位部分における遠位リンクのサイドポートへ延在しており、近位リンクおよび遠位リンクとの間の関節式プローブの中間リンクは、サイドポートを含み、ツールチューブは、ツールサポートと遠位リンクのサイドポートとの間の中間リンクのサイドポートを通って延在している。
一態様では、関節式プローブシステムは、少なくとも1つの運動度で関節運動するように、および、可撓性状態と剛直性状態との間で移行するように構築および配置された関節式プローブであって、近位リンクと遠位リンクとの間に複数のリンクを含む、関節式プローブを含み、複数のリンクは、細長いツールの遠位端部を受け入れるように構築および配置されたチャネルを含み、細長いツールの一部分は、チャネルの中に位置決めされており、細長いツールの遠位端部は、複数のリンクの遠位リンクに固定されており、また、関節式プローブシステムは、関節式プローブと連絡しており、関節式プローブに力を印加し、プローブを関節運動させ、可撓性状態と剛直性状態との間で移行させ、細長いツールの一部分は、取り付け位置において、フィーダアセンブリに固定して取り付けられている、フィーダアセンブリと、取り付け位置とチャネルとの間に提供されている細長いツールの中のサービスループであって、細長いツールのサービスループの長さは、その曲率の最大範囲内に位置決めされたときに、関節式プローブの長さよりも大きい、サービスループとを含む。
いくつかの実施形態では、ツールは、カメラを含み、細長いツールのサービスループは、電気ワイヤを含む。
いくつかの実施形態では、ツールは、カメラを含み、細長いツールのサービスループは、ファイバ光学系を含む。
いくつかの実施形態では、フィーダアセンブリは、関節式プローブを遠位方向に駆動するためのキャリッジを含み、サービスループの長さは、その曲率の最大範囲内に位置決めされたときの関節式プローブの長さと、遠位方向の最大範囲内にあるときのキャリッジの距離との、組み合わされた長さよりも大きい。
一態様では、関節式プローブシステムは、少なくとも1つの運動度で関節運動するように、および、可撓性状態と剛直性状態との間で移行するように構築および配置された関節式プローブであって、近位リンクと遠位リンクとの間に複数のリンクを含み、複数のリンクは、複数の内側リンクおよび複数の外側リンクを含む、関節式プローブを含み、複数のリンクは、細長いツールの遠位端部を受け入れるように構築および配置されたチャネルを含み、細長いツールの一部分は、チャネルの中に位置決めされており、細長いツールの遠位端部は、複数のリンクの遠位リンクに固定されており、また、関節式プローブシステムは、関節式プローブと連絡しており、関節式プローブに力を印加し、プローブを関節運動させ、可撓性状態と剛直性状態との間で移行させ、複数の内側リンクおよび複数の外側リンクのうちの一方にステアリング動作およびロッキング動作を実施させ、複数の内側リンクおよび複数の外側リンクのうちの他方にロッキング動作を実施させる、フィーダアセンブリを含み、細長いツールの一部分は、取り付け位置において、フィーダアセンブリに固定して取り付けられており、細長いツールの中のサービスループが、取り付け位置とチャネルとの間に提供されており、細長いツールのサービスループの長さは、ステアリング動作状態のときのその最大範囲内の間の複数の内側リンクおよび複数の外側リンクのうちの一方の長さよりも大きい。
いくつかの実施形態では、ツールは、カメラを含み、細長いツールのサービスループは、電気ワイヤを含む。
いくつかの実施形態では、ツールは、カメラを含み、細長いツールのサービスループは、ファイバ光学系を含む。
いくつかの実施形態では、フィーダアセンブリは、関節式プローブを遠位方向に駆動するためのキャリッジを含み、サービスループの長さは、ステアリング動作状態のときのその最大範囲内の間の複数の内側リンクおよび複数の外側リンクのうちの一方と、遠位方向の最大範囲内にあるときのキャリッジの距離との、組み合わされた長さよりも大きい。
一態様では、関節式プローブシステムは、少なくとも1つの運動度で関節運動するように、および、可撓性状態と剛直性状態との間で移行するように構築および配置された関節式プローブであって、近位リンクと遠位リンクとの間に複数のリンクを含む、関節式プローブと、関節式プローブに連絡しており、関節式プローブに力を印加し、プローブを関節運動させ、可撓性状態と剛直性状態との間で移行させる、フィーダアセンブリと、複数のリンクと連絡している複数のケーブルとを含み、フィーダアセンブリは、複数のケーブルの近位端部が巻き付けられるケーブルボビンと、ケーブルボビンを駆動するためのモータアセンブリであって、ケーブルボビンのうちの1つにそれぞれ対応しており、運動抵抗メカニズムを含み、運動抵抗メカニズムは、関節式プローブによって遭遇されるときに、ケーブルを通して伝達される力の結果としてボビンの回転を実質的に防止する、モータアセンブリとをさらに含む。
いくつかの実施形態では、モータアセンブリは、モータと、ギヤアセンブリと、ケーブルボビンと連絡するキャプスタンとを含む。
いくつかの実施形態では、ギヤアセンブリは、ウォームギヤアセンブリを含む。
いくつかの実施形態では、ギヤアセンブリは、ラチェットおよび歯止めメカニズム、または、磁気的な位置保持アセンブリのうちの少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態では、モータは、ステッパモータ、閉ループサーボモータ、および、短絡型駆動インダクターを有するDCモータのうちの1つを含む。
一態様では、関節式プローブシステムは、少なくとも1つの運動度で関節運動するように、および、可撓性状態と剛直性状態との間で移行するように構築および配置された関節式プローブであって、近位リンクと遠位リンクとの間に複数のリンクを含み、複数のリンクは、複数の内側リンクおよび複数の外側リンクを含む、関節式プローブと、関節式プローブと連絡しており、関節式プローブに力を印加し、プローブを関節運動させ、可撓性状態と剛直性状態との間で移行させ、複数の内側リンクおよび複数の外側リンクのうちの一方にステアリング動作およびロッキング動作を実施させ、複数の内側リンクおよび複数の外側リンクのうちの他方にロッキング動作を実施させる、フィーダアセンブリと、複数の内側リンクおよび複数の外側リンクのうちの一方に連絡する複数のステアリングケーブルと、複数の内側リンクおよび複数の外側リンクのうちの他方に連絡するロッキングケーブルとを含み、フィーダアセンブリは、複数のステアリングケーブルの近位端部およびロッキングケーブルの近位端部が巻き付けられるケーブルボビンと、ケーブルボビンを駆動するためのモータアセンブリであって、ケーブルボビンのうちの1つにそれぞれ対応しており、運動抵抗メカニズムを含み、運動抵抗メカニズムは、関節式プローブによって遭遇されるときに、ステアリングケーブルおよびロッキングケーブルを通して伝達される力の結果としてボビンの回転を実質的に防止する、モータアセンブリとをさらに含む。
いくつかの実施形態では、モータアセンブリは、モータと、ギヤアセンブリと、ケーブルボビンと連絡するキャプスタンとを含む。
いくつかの実施形態では、ギヤアセンブリは、ウォームギヤアセンブリを含む。
いくつかの実施形態では、ギヤアセンブリは、ラチェットおよび歯止めメカニズム、または、磁気的な位置保持アセンブリのうちの少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態では、モータは、ステッパモータ、閉ループサーボモータ、および、短絡型駆動インダクターを有するDCモータのうちの1つを含む。
一態様では、関節式プローブシステムは、少なくとも1つの運動度で関節運動するように、および、可撓性状態と剛直性状態との間で移行するように構築および配置された関節式プローブであって、近位リンクと遠位リンクとの間に複数のリンクを含む、関節式プローブと、関節式プローブに連絡しており、関節式プローブに力を印加し、プローブを関節運動させ、可撓性状態と剛直性状態との間で移行させる、フィーダアセンブリと、複数のリンクと連絡している複数のケーブルとを含み、フィーダアセンブリは、複数のケーブルの近位端部が巻き付けられるケーブルボビンと、ケーブルボビンを駆動するためのモータアセンブリであって、ケーブルボビンのうちの1つにそれぞれ対応している、モータアセンブリと、モータアセンブリが装着されるモータ装着部であって、フィーダアセンブリのシャシに可動的に連結されている、モータ装着部と、モータ装着部に印加される力を測定するためにモータ装着部に接触しているロードセルとをさらに含む。
いくつかの実施形態では、モータアセンブリは、モータと、ギヤアセンブリと、ケーブルボビンと連絡するキャプスタンとを含む。
いくつかの実施形態では、ロードセルは、ケーブルによってモータ装着部に印加される力を測定する。
いくつかの実施形態では、フィーダアセンブリは、フィーダアセンブリのシャシにモータ装着部を可動的に連結するための低抵抗軸受をさらに含む。
いくつかの実施形態では、フィーダアセンブリは、付勢ばねをさらに含み、付勢ばねは、モータ装着部に付勢力を印加することによって、ロードセルに与圧を与える。
いくつかの実施形態では、フィーダアセンブリは、調節ねじをさらに含み、調節ねじは、ロードセルに対して、モータ装着部による接触を確保する。
いくつかの実施形態では、フィーダアセンブリは、ロードセルによって生成される信号を受け取るためのロードセル電子機器モジュールをさらに含む。
一態様では、関節式プローブシステムは、少なくとも1つの運動度で関節運動するように、および、可撓性状態と剛直性状態との間で移行するように構築および配置された関節式プローブであって、近位リンクと遠位リンクとの間に複数のリンクを含み、複数のリンクは、複数の内側リンクおよび複数の外側リンクを含む、関節式プローブと、関節式プローブと連絡しており、関節式プローブに力を印加し、プローブを関節運動させ、可撓性状態と剛直性状態との間で移行させ、複数の内側リンクおよび複数の外側リンクのうちの一方にステアリング動作およびロッキング動作を実施させ、複数の内側リンクおよび複数の外側リンクのうちの他方にロッキング動作を実施させる、フィーダアセンブリと、複数の内側リンクおよび複数の外側リンクのうちの一方に連絡する複数のステアリングケーブルと、複数の内側リンクおよび複数の外側リンクのうちの他方に連絡するロッキングケーブルとを含み、フィーダアセンブリは、複数のステアリングケーブルの近位端部およびロッキングケーブルの近位端部が巻き付けられるケーブルボビンと、ケーブルボビンを駆動するためのモータアセンブリであって、ケーブルボビンのうちの1つにそれぞれ対応している、モータアセンブリと、モータアセンブリが装着されるモータ装着部であって、フィーダアセンブリのシャシに可動的に連結されている、モータ装着部と、モータ装着部に印加される力を測定するためにモータ装着部に接触しているロードセルとをさらに含む。
いくつかの実施形態では、モータアセンブリは、モータと、ギヤアセンブリと、ケーブルボビンと連絡するキャプスタンとを含む。
いくつかの実施形態では、ロードセルは、ケーブルによってモータ装着部に印加される力を測定する。
いくつかの実施形態では、フィーダアセンブリは、フィーダアセンブリのシャシにモータ装着部を可動的に連結するための低抵抗軸受をさらに含む。
いくつかの実施形態では、フィーダアセンブリは、付勢ばねをさらに含み、付勢ばねは、モータ装着部に付勢力を印加することによって、ロードセルに与圧を与える。
いくつかの実施形態では、フィーダアセンブリは、調節ねじをさらに含み、調節ねじは、ロードセルに対して、モータ装着部による接触を確保する。
いくつかの実施形態では、フィーダアセンブリは、ロードセルによって生成される信号を受け取るためのロードセル電子機器モジュールをさらに含む。
一態様では、関節式プローブシステムは、少なくとも1つの運動度で関節運動するように、および、可撓性状態と剛直性状態との間で移行するように構築および配置された関節式プローブであって、近位リンクと遠位リンクとの間に複数のリンクを含む、関節式プローブと、関節式プローブに連絡しており、関節式プローブに力を印加し、プローブを関節運動させ、可撓性状態と剛直性状態との間で移行させる、フィーダアセンブリと、フィーダアセンブリの位置の変化が生じたかどうかを決定する、フィーダアセンブリにおける位置センサとを含む。
いくつかの実施形態では、位置センサは、フィーダアセンブリの垂直方向の位置または水平方向の位置のうちの少なくとも1つの変化が生じたかどうかを決定する。
いくつかの実施形態では、位置センサは、フィーダアセンブリの配向の変化が生じたかどうかを決定する。
いくつかの実施形態では、位置センサは、加速度計、ジャイロスコープ、またはポジションスイッチのうちの少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態では、関節式プローブシステムは、制御システムをさらに含み、制御システムは、位置センサによるフィーダアセンブリの位置の変化の検出に応答して、関節式プローブシステムのキャリブレーション手順を開始させる。
一態様では、関節式プローブシステムは、少なくとも1つの運動度で関節運動するように、および、可撓性状態と剛直性状態との間で移行するように構築および配置された関節式プローブであって、近位リンクと遠位リンクとの間に複数のリンクを含む、関節式プローブと、関節式プローブに連絡しており、関節式プローブに力を印加し、プローブを関節運動させ、可撓性状態と剛直性状態との間で移行させる、フィーダアセンブリとを含み、フィーダアセンブリは、第1のカップリングメカニズムを駆動するためのモータアセンブリを含むベースアセンブリと、第1のカップリングメカニズムと連絡する第2のカップリングメカニズムを含むトップアセンブリであって、第1のカップリングメカニズムに応答して、関節式プローブに力を印加するためのものであり、関節式プローブを含み、ベースアセンブリに除去可能に取り付け可能である、トップアセンブリと、トップアセンブリとベースアセンブリとの間のピボット位置であって、トップアセンブリをベースアセンブリに取り付ける間に、および、トップアセンブリをベースアセンブリから除去する間に、トップアセンブリは、ベースアセンブリに対して、ピボット位置の周りに回転し、プローブは、フィーダアセンブリの第1の位置にあり、ピボット位置は、フィーダアセンブリの第2の位置にあり、第2の位置は、トップアセンブリをベースアセンブリから除去する間に、トップアセンブリのプローブが患者の位置に対して上向き方向に移動するように位置付けされている、ピボット位置とを含む。
いくつかの実施形態では、トップアセンブリをベースアセンブリから除去する間に、トップアセンブリのプローブは、患者の位置に対して上向き方向に、および、患者の位置から離れる方向に移動する。
いくつかの実施形態では、トップアセンブリをベースアセンブリから除去する間に、第1のカップリングメカニズムは、第2のカップリングメカニズムから解放され、それによって、関節式プローブに印加される力を解放する。
一態様では、関節式プローブシステムは、少なくとも1つの運動度で関節運動するように、および、可撓性状態と剛直性状態との間で移行するように構築および配置された関節式プローブであって、近位リンクと遠位リンクとの間に複数のリンクを含む、関節式プローブと、関節式プローブに連絡しており、関節式プローブに力を印加し、プローブを関節運動させ、可撓性状態と剛直性状態との間で移行させる、フィーダアセンブリとを含み、フィーダアセンブリは、第1のカップリングメカニズムを駆動するためのモータアセンブリを含むベースアセンブリと、第1のカップリングメカニズムと連絡する第2のカップリングメカニズムを含むトップアセンブリであって、第1のカップリングメカニズムに応答して、関節式プローブに力を印加するためのものであり、着座位置において、ベースアセンブリに除去可能に取り付け可能である、トップアセンブリとを含み、また、関節式プローブシステムは、トップアセンブリがベースアセンブリの上の着座位置にあるかどうかを決定するように構築および配置されたセンサとを含む。
いくつかの実施形態では、センサの一部分は、トップアセンブリをベースアセンブリに固定するハンドルに取り付けられている。
いくつかの実施形態では、ハンドルは、ベースアセンブリの上のラッチにトップアセンブリを固定するカムを含む。
いくつかの実施形態では、関節式プローブは、適正なハンドル係合の触覚フィードバックを提供するバンパーをさらに含む。
いくつかの実施形態では、バンパーは、ハンドルに連結されている。
いくつかの実施形態では、バンパーは、ベースに連結されている。
いくつかの実施形態では、バンパーは、高さが調節可能である。
いくつかの実施形態では、センサは、磁石および磁界センサアセンブリを含む。
いくつかの実施形態では、ハンドルは、トップアセンブリにあり、磁石は、ハンドルに連結されており、磁界センサアセンブリは、ベースアセンブリにある。
いくつかの実施形態では、磁界センサアセンブリは、フィルタプレートを含み、フィルタプレートは、磁石によって放射される磁界を選択的な領域に制限し、磁界センサアセンブリの精度をさらに増加させる。
一態様では、関節式プローブシステムは、少なくとも1つの運動度で関節運動するように、および、可撓性状態と剛直性状態との間で移行するように構築および配置された関節式プローブであって、近位リンクと遠位リンクとの間に複数のリンクを含む、関節式プローブと、関節式プローブに連絡しており、関節式プローブに力を印加し、プローブを関節運動させ、可撓性状態と剛直性状態との間で移行させる、フィーダアセンブリとを含み、フィーダアセンブリは、第1のカップリングメカニズムを駆動するためのモータアセンブリを含むベースアセンブリと、第1のカップリングメカニズムと連絡する第2のカップリングメカニズムを含むトップアセンブリであって、第1のカップリングメカニズムに応答して、関節式プローブに力を印加するためのものであり、関節式プローブを含み、ベースアセンブリに除去可能に取り付け可能である、トップアセンブリとを含み、トップアセンブリおよびベースアセンブリのうちの一方は、ヒールを含み、トップアセンブリおよびベースアセンブリのうちの他方は、位置合わせプレートを含み、位置合わせプレートにおいて、トップアセンブリおよびベースアセンブリは、トップアセンブリをベースアセンブリに着座させる間に、互いに対してインターフェース接続し、ヒールは、リッジ部を含み、リッジ部は、プレートとインターフェース接続し、トップアセンブリが、ベースアセンブリの上に着座されるときに、リッジ部の周りにわずかに回転し、着座プロセスにおいて角度の遊びを提供することができるようになっている。
いくつかの実施形態では、トップアセンブリは、ヒールを含み、ベースアセンブリは、位置合わせプレートを含む。
いくつかの実施形態では、関節式プローブシステムは、プレートに対して水平方向にヒールを付勢するプランジャーをさらに含む。
いくつかの実施形態では、プランジャーは、ボールプランジャーを含む。
一態様では、関節式プローブシステムは、少なくとも1つの運動度で関節運動するように、および、可撓性状態と剛直性状態との間で移行するように構築および配置された関節式プローブであって、近位リンクと遠位リンクとの間に複数のリンクを含む、関節式プローブと、関節式プローブに連絡しており、関節式プローブに力を印加し、プローブを関節運動させ、可撓性状態と剛直性状態との間で移行させる、フィーダアセンブリとを含み、フィーダアセンブリは、第1のカップリングメカニズムを駆動するためのモータアセンブリを含むベースアセンブリと、第1のカップリングメカニズムと連絡する第2のカップリングメカニズムを含むトップアセンブリであって、第1のカップリングメカニズムに応答して、関節式プローブに力を印加するためのものであり、関節式プローブを含み、ベースアセンブリに除去可能に取り付け可能である、トップアセンブリとを含み、トップアセンブリは、複数のリンクと連絡する複数のケーブルと、複数のケーブルの近位端部がそれぞれ巻き付けられるケーブルボビンアセンブリであって、ケーブルボビンアセンブリは、第2のカップリングメカニズムに対応している、ケーブルボビンアセンブリとを含み、ケーブルボビンアセンブリは、ボビンプレートに連結されているボビンシャフトと、ボアを含むボビンであって、ボビンシャフトの周りに回転するように構築および配置されている、ボビンと、ボビンの底部とボビンプレートとの間のばねであって、ボビンプレートから離れる方向にボビンを付勢するように付勢されている、ばねと、ボビンシャフトの周りのOリングであって、ボビンが第1の位置にあるときに、ボビンシャフトの周りのボビンの回転に抵抗するように構築および配置されており、それによって、Oリングは、ボアとボビンシャフトとの間に着座される、Oリングとを含む。
いくつかの実施形態では、Oリングは、ボビンの上部より上方に載るように構築および配置されており、それによって、ボビンが第2の位置にあるときに、ベースの対応する第1のカップリングメカニズムと係合して、ボビンの自由回転を可能にする。
いくつかの実施形態では、Oリングは、ボビンの上部とインターフェース接続するように構築および配置されており、ボビンが第3の位置にあるときに、ばねの上向きの力の下で、および、もはや、ベースの対応する第1のカップリングメカニズムと係合していない状態で、ボビンの回転に適度に抵抗する。
いくつかの実施形態では、第1の位置は、ボビンの出荷位置または据え付け位置に対応しており、第2の位置は、ボビンの動作位置に対応しており、第3の位置は、ボビンの動作後の位置に対応している。
いくつかの実施形態では、関節式プローブシステムは、ケーブルの近位端部を位置付けするための、ボビンの外側表面の上の溝部をさらに含む。
いくつかの実施形態では、関節式プローブシステムは、ボビンの上方に、ケーブル移動を制限するケーブルクリップをさらに含む。
いくつかの実施形態では、関節式プローブシステムは、ボビンシャフトの上に、Oリングが着座されるカウンターボアをさらに含む。
いくつかの実施形態では、関節式プローブシステムは、ボビンボアの上にカウンターボアをさらに含む。
いくつかの実施形態では、関節式プローブシステムは、ばねとボビンの底部との間にワッシャーをさらに含む。
一態様では、関節式プローブシステムは、少なくとも1つの運動度で関節運動するように、および、可撓性状態と剛直性状態との間で移行するように構築および配置された関節式プローブであって、近位リンクと遠位リンクとの間に複数のリンクを含む、関節式プローブと、関節式プローブに連絡しており、関節式プローブに力を印加し、プローブを関節運動させ、可撓性状態と剛直性状態との間で移行させる、フィーダアセンブリとを含み、フィーダアセンブリは、第1のカップリングメカニズムを駆動するためのモータアセンブリを含むベースアセンブリと、第1のカップリングメカニズムと連絡する第2のカップリングメカニズムを含むトップアセンブリであって、第1のカップリングメカニズムに応答して、関節式プローブに力を印加するためのものであり、関節式プローブを含み、ベースアセンブリに除去可能に取り付け可能である、トップアセンブリとを含み、また、関節式プローブシステムは、ベースアセンブリとトップアセンブリとの間の据え付けのために構築および配置された無菌ドレープを含み、無菌ドレープは、材料のシートと、材料のシートの上のアライメントプレートであって、第1および第2のカップリングメカニズムとアライメント状態になっており、第1および第2のカップリングメカニズムのための通過部として動作する事前に形成されたアパーチャを含む、アライメントプレートと、アライメントプレートの領域の中、もしくは、アライメントプレートの上、または、その両方にある、材料のシートのうちの少なくとも1つの上の除去可能なシールドとを含む。
いくつかの実施形態では、除去可能なシールドは、材料のシートの無菌表面に位置決めされている。
一態様では、関節式プローブシステムのベースアセンブリとトップアセンブリとの間の据え付けのために構築および配置された無菌ドレープであって、システムは、関節式プローブを含み、フィーダアセンブリは、第1のカップリングメカニズムを有する非無菌ベースを含み、無菌トップアセンブリは、第2のカップリングメカニズムを含み、無菌トップアセンブリは、プローブを含み、無菌ドレープは、材料のシートと、材料のシートの上のアライメントプレートであって、第1および第2のカップリングメカニズムとアライメント状態になっており、第1および第2のカップリングメカニズムのための通過部として動作する事前に形成されたアパーチャを含む、アライメントプレートと、アライメントプレートの領域の中、もしくは、アライメントプレートの上、または、その両方にある、材料のシートのうちの少なくとも1つの上の除去可能なシールドとを含む。
いくつかの実施形態では、除去可能なシールドは、材料のシートの無菌表面に位置決めされている。
一態様では、関節式プローブは、複数の外側リンクであって、それぞれの外側リンクは、第1の長手方向軸線、凹形の第1の表面、および、第1の表面の反対側の凸形の第2の表面と、その中央領域の中の長手方向軸線に沿った内側リンクチャネルとを含む、複数の外側リンクと、複数の内側リンクであって、それぞれの内側リンクは、第1の長手方向軸線、凹形の第1の表面、および、第1の表面の反対側の凸形の第2の表面と、その中央領域の中の長手方向軸線に沿った開口部とを含む、複数の内側リンクと、複数の内側リンクは、複数の外側リンクの内側リンクチャネルの中に位置決めされ、複数の外側リンクに対してスライド可能になっている。
いくつかの実施形態では、複数の内側リンクは、10個から300個の内側リンク、たとえば、50個から150個の内側リンクなど、たとえば、75個から95個の内側リンクなど、たとえば、おおよそ84個または85個の内側リンクなどを含む。
いくつかの実施形態では、内側リンクは、0.05インチから1.0インチの間、たとえば、0.1インチから0.5インチの間など、たとえば、おおよそ0.2インチなどの長さを含む。
いくつかの実施形態では、内側リンクは、0.1インチから1.0インチの間の有効外径、たとえば、0.2インチから0.8インチの間の有効外径など、たとえば、おおよそ0.35インチの有効外径などを含む。
いくつかの実施形態では、内側リンクは、その中央領域の中にケーブルルーメンを含む。
いくつかの実施形態では、内側リンクケーブルルーメンは、0.01インチから0.9インチの間の直径、たとえば、0.02インチから0.3インチの間の直径など、たとえば、おおよそ0.07インチの直径などのものである。
いくつかの実施形態では、内側リンクケーブルルーメンは、砂時計プロファイルを含む。
いくつかの実施形態では、内側リンクの凹形の第1の表面は、0.1インチから1.0インチの間の曲率半径、たとえば、0.3インチから0.7インチの間の半径など、たとえば、おおよそ0.55インチの半径などを含む。
いくつかの実施形態では、内側リンクの凸形の第2の表面は、0.1インチから1.0インチの間の曲率半径、たとえば、0.3インチから0.7インチの間の半径など、たとえば、おおよそ0.55インチの半径などを含む。
いくつかの実施形態では、複数の内側リンクの最も遠位の内側リンクは、テーパ付きの凸形表面を含む。
いくつかの実施形態では、複数の内側リンクの最も遠位の内側リンクのテーパ付きの凸形表面は、長手方向軸線に対してある角度にあり、その角度は、複数の内側リンクの他の内側リンクの凸形表面のテーパの角度よりも小さい。
いくつかの実施形態では、関節式プローブは、外側リンクよりも多くの内側リンクを含み、たとえば、外側リンクよりも少なくとも10%多い内側リンクを含み、たとえば、外側リンクよりも少なくとも50%多い内側リンクを含み、たとえば、外側リンクよりも少なくとも100%多い内側リンクを含み、たとえば、外側リンクよりも少なくとも200%多い内側リンクを含み、たとえば、外側リンクよりも少なくとも300%多い内側リンクを含み、たとえば、外側リンクよりも少なくとも500%多い内側リンクを含む。
いくつかの実施形態では、複数の外側リンクは、5個から150個の間の外側リンクを含み、たとえば、10個から100個の間の外側リンクなどを含み、たとえば、20個から80個の間の外側リンクなどを含み、たとえば、おおよそ46個または56個の外側リンクなどを含む。
いくつかの実施形態では、外側リンクは、0.1インチから2.0インチの間、たとえば、0.2インチから1.0インチの間など、たとえば、おおよそ0.4インチなどの長さを含む。
いくつかの実施形態では、外側リンクは、0.2インチから2.0インチの間の有効外径、たとえば、0.4インチから1.6インチの間の有効外径など、たとえば、おおよそ0.68インチの有効外径などを含む。
いくつかの実施形態では、外側リンクは、少なくとも1つのケーブルルーメンを含み、ケーブルルーメンは、0.06インチから0.4インチの間の直径、たとえば、0.01インチから0.2インチの間の直径など、たとえば、おおよそ0.047インチの最小直径などを有するルーメンなどを含む。
いくつかの実施形態では、外側リンクケーブルルーメンは、砂時計プロファイルを含む。
いくつかの実施形態では、複数の最も遠位の外側リンクは、複数のリンクの他の外側リンクよりも大きい潤滑度の材料を含む。
いくつかの実施形態では、より大きい潤滑度の複数の最も遠位の外側リンクは、2個から10個の外側リンク、たとえば、2個から7個の外側リンクなどを含む。
いくつかの実施形態では、1つ以上の外側リンクは、不透明な材料を含む。
いくつかの実施形態では、最も遠位の外側リンクは、不透明な材料を含む。
いくつかの実施形態では、外側リンクは、ステアリング動作の間に、遠位から近位の方向に、カスケード順に関節運動するように構成されている。
いくつかの実施形態では、外側リンクの凹形の第1の表面は、0.1インチから1.0インチの間の曲率半径、たとえば、0.3インチから0.8インチの間の半径など、たとえば、おおよそ0.57インチの半径などを含む。
いくつかの実施形態では、外側リンクの凸形の第2の表面は、5°から70°の間のテーパ、たとえば、10°から65°の間のテーパなど、たとえば、おおよそ23°のテーパなどを備えた円錐形を含む。
いくつかの実施形態では、作業チャネルは、内側リンクの外側表面における対応する凹部と外側リンクの内側表面との間に形成されている。
いくつかの実施形態では、内側リンクおよび/または外側リンクの作業チャネル凹部は、砂時計プロファイルまたはテーパ付きのプロファイルを含む。
いくつかの実施形態では、砂時計プロファイルは、たとえば、チャネルまたは凹部が単一の真っ直ぐなテーパを有するとした場合に必要になるように、チャネルまたは凹部の最大直径を最小化する。
いくつかの実施形態では、外側リンクが関節動作を受けるステアリング動作の間に、遠位外側リンクが、カスケード式の関節動作配置で、最も遠位の次の外側リンクの前に関節運動し始めるように、外側リンクは構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、外側リンクの第1の凹形表面のテーパ角度は、最も遠位の外側リンクにおいてリンクごとに変化され、カスケード式の関節動作配置を提供する。
いくつかの実施形態では、外側リンクの第1の凹形表面のテーパ角度の変化は、隣接するリンクの間の嵌合力を修正し、カスケード式の関節動作配置を提供する。
いくつかの実施形態では、テーパ角度は、10°から65°の間でリンクごとに変化し、たとえば、10°から1°増分で増加し、または、10°から5°増分で増加する。
いくつかの実施形態では、外側リンクの特性は、最も遠位の外側リンクにおいてリンクごとに変化され、カスケード式の関節動作配置を提供し、それは、たとえば、インターフェースの力に影響を与える幾何学的な変化などの他の幾何学的な変化、減少する潤滑度の値の連続したセットなどの材料変化、所望のカスケードを引き起こす接触表面積の変化、および、これらの組み合わせからなる群から選択される特性などである。
一態様では、ヒューマンインターフェースデバイス(HID)において制御される関節式プローブシステムの異常移動を補償する方法は、サンプリング速度でオペレータによってHIDに提示される運動としてステアリングコマンドをモニタリングするステップと、ステアリングコマンドを積分し、積分されたコマンド出力を作り出すステップと、積分されたステアリングコマンドに応答して、関節式プローブシステムを制御するステップとを含む。
いくつかの実施形態では、方法は、ステアリングコマンドのモニタリングのサンプリング速度を修正するために、スケールファクタを適用するステップをさらに含む。
一態様では、プローブシステムの第1および第2のリンクシステムのステアリングおよびロッキングを制御するケーブルの中のケーブルテンションを測定するロードセルを有する関節式プローブシステムの制御システムをキャリブレートする方法は、対応するケーブルを緩めるためにケーブルモータアセンブリを回転させるステップと、ケーブルが緩められた状態で「ゼロ−テンション」下においてロードセルデータを測定するステップと、「ゼロ−テンション」下で測定されたロードセルデータに基づいてプローブのステアリングおよびロッキングを含むプローブの動作を開始するステップとを含む。
いくつかの実施形態では、方法は、プローブシステムのフィーダの配向を決定するステップと、さらに、決定された配向に応答して、プローブの動作を開始するステップとをさらに含む。
いくつかの実施形態では、方法は、複数のケーブルモータアセンブリにキャリブレーション動作を実施するステップと、さらに、「ゼロ−テンション」下での複数の測定されたロードセルデータに応答して、プローブの動作を開始するステップをさらに含む。
一態様では、プローブシステムの第1および第2のリンクシステムのステアリングおよびロッキングを制御するケーブルの中のケーブルテンションを測定するロードセルを有する関節式プローブシステムの制御システムをキャリブレートする方法は、プローブシステムのフィーダの位置をモニタリングするステップと、第1に、フィーダシステムの位置の変化が第1の閾値を超えるかどうかを決定するステップと、位置の変化が第1の閾値を超える場合には、フィーダシステムの位置の変化が第2の閾値よりも小さいかどうかを決定するステップと、位置の変化が第2の閾値よりも小さい場合には、システムの補償値の調節を実施するステップと、位置の変化が第2の閾値よりも大きい場合には、プローブシステムの再キャリブレーションを開始するステップとを含む。
いくつかの実施形態では、位置の変化が第1の閾値および第2の閾値よりも大きい場合には、アラーム信号をさらに開始する。
一態様では、プローブシステムの第1および第2のリンクシステムのステアリングおよびロッキングを制御するケーブルの中のケーブルテンションを測定するロードセルを有する関節式プローブシステムの中の過度の力の印加を防止する方法は、ロードセルを使用して、動作の間のケーブルテンションを測定するステップと、ケーブルテンションが第1の閾値量よりも大きい場合には、アラームを開始するステップと、ステアリングモードが現在実施されているかどうかを決定するステップと、ステアリングモードが現在実施されている場合には、ケーブルテンションが第2の閾値量よりも大きいかどうかを決定するステップと、ケーブルテンションが第2の閾値量よりも大きい場合には、ステアリングの方向、および、ステアリングの方向がプローブの決定された曲率にマッチするかどうかを決定するステップと、マッチする場合には、ステアリング動作が停止されるステップと、マッチしない場合には、テンションがケーブルの中で解放されるステップと、マッチ決定および補償に続いて、ケーブルテンションが測定され、第3の閾値と比較されるステップと、ケーブルテンションが第3の閾値量よりも大きい場合には、アラームを開始するステップとを含む。
一態様では、プローブシステムの第1および第2のリンクシステムのステアリングおよびロッキングを制御するケーブルの中のケーブルテンションを測定するロードセルを有する関節式プローブシステムの中の意図されていない運動を防止する方法は、オペレータからステアリングコマンドを受け取るステップと、移動の速度または加速度のうちの少なくとも1つに基づいて、「強引な」移動に関するステアリングコマンドを評価するステップと、評価に応答して、ケーブルのテンションを調節するステップとを含む。
1つの態様では、第1のアセンブリ、第2のアセンブリ、および第3のアセンブリを含むロボティックイントロデューサシステムが提供される。第1のアセンブリは、ケーブル制御アセンブリを含む。第1のアセンブリは、複数の医療手順において使用するように構築および配置されている。第2のアセンブリは、遠位リンク延長アセンブリを含み、第2のアセンブリは、第1のアセンブリよりも少ない使用のために構築および配置されている。第3のアセンブリは、第1のアセンブリと第2のアセンブリとの間に連結されている。第3のアセンブリは、関節式プローブアセンブリを含み、遠位リンク延長アセンブリは、関節式プローブアセンブリに除去可能に連結されており、関節式プローブアセンブリは、ケーブル制御アセンブリによって制御される。第3のアセンブリは、第2のアセンブリよりも少ない使用のために構築および配置されている。
一実施形態では、第1のアセンブリは、コンソールシステムをさらに含む。
一実施形態では、コンソールシステムは、複数の医療手順のうちの1つの医療手順に関連したイメージを表示するためのモニターを含む。
一実施形態では、コンソールシステムは、ヒューマンインターフェースデバイス(HID)を含む。
一実施形態では、第1のアセンブリは、ベースユニットを含み、ベースユニットに第3のアセンブリが連結されている。
一実施形態では、ケーブル制御アセンブリは、関節式プローブアセンブリの移動を制御するように構築および配置されている。
一実施形態では、第1のアセンブリは、ブレースを含み、ブレースは、第1のアセンブリを、床、テーブル、または他の支持物体のうちの少なくとも1つに取り付ける。
一実施形態では、第1のアセンブリは、ハンドルを含み、ハンドルは、オペレータが、床、テーブル、または他の支持物体のうちの少なくとも1つに対して、第1のアセンブリを移動させることを可能にする。
一実施形態では、第1のアセンブリは、複数の医療手順における使用に関して殺菌されない。
一実施形態では、第1のアセンブリは、少なくとも2つの異なる第2のアセンブリに連結されている。
一実施形態では、第2のアセンブリは、少なくとも1つのツールガイドチューブを含む。
一実施形態では、システムは、少なくとも1つのツールガイドチューブによってスライド可能に受け入れられるように構築および配置された少なくとも1つのツールをさらに含む。
一実施形態では、少なくとも1つのツールは、吸引デバイス、ベンチレータ、ライト、カメラ、グラスパー、レーザ、焼灼器、クリップアプライヤ、はさみ、針、持針器、スカルペル、RFエネルギー送達デバイス、低温エネルギー送達デバイス、および、それらの組み合わせからなる群から選択されるツールを含む。
一実施形態では、少なくとも1つのツールは、患者に対して医療手順を実施するために、患者に位置決めされている。
一実施形態では、医療手順は、経口外科手術手順を含む。
一実施形態では、経口外科手術手順は、舌根、扁桃腺、頭蓋底、下咽頭、咽頭、気管、食道、胃、または小腸のうちの少なくとも1つにおける切除、またはその近くでの切除を含む。
一実施形態では、医療手順は、シングルまたはマルチポートの経腋下手順、胸腔鏡下手順、心膜手順、腹腔鏡下手順、経胃手順、経腸手順、経肛門手順、または経膣手順のうちの少なくとも1つを含む。
一実施形態では、シングルまたはマルチポートの経腋下手順は、喉頭切除を含む。
一実施形態では、シングルまたはマルチポートの胸腔鏡下手順は、縦隔リンパ節郭清を含む。
一実施形態では、シングルまたはマルチポートの心膜手順は、不整脈を測定および治療することを含む。
一実施形態では、シングルまたはマルチポートの腹腔鏡下手順は、肥満矯正ラップバンド手順を含む。
一実施形態では、シングルまたはマルチポートの経胃手順または経腸手順は、胆嚢摘除または脾臓摘除のうちの少なくとも1つを含む。
一実施形態では、シングルまたはマルチポートの経肛門手順または経膣手順は、子宮摘出、卵巣摘出、膀胱切除、または結腸切除のうちの少なくとも1つを含む。
一実施形態では、少なくとも1つのツールガイドチューブは、外側ガイドチューブと、外側ガイドチューブによってスライド可能に受け入れられる内側ガイドチューブとを含む。
一実施形態では、少なくとも1つのツールガイドチューブは、遠位リンク延長アセンブリに連結されている。
一実施形態では、遠位リンク延長アセンブリは、少なくとも1つのサイドポートを含み、一実施形態では、少なくとも1つのツールガイドチューブのそれぞれのツールガイドチューブが、少なくとも1つのサイドポートのうちの1つのサイドポートに連結されている。
一実施形態では、遠位リンク延長アセンブリは、第1のツールガイドチューブに連結されている第1のサイドポートと、第2のツールガイドチューブに連結されている第2のサイドポートとをさらに含む。
一実施形態では、少なくとも1つのサイドポートは、作業チャネルを含む。
一実施形態では、システムは、作業チャネルを通って延在するツールをさらに含む。
一実施形態では、システムは、光源から光を伝送する、作業チャネルを通って延在する照明ファイバをさらに含む。
一実施形態では、照明ファイバは、単回使用のためのものである。
一実施形態では、照明ファイバは、再使用可能である。
一実施形態では、遠位リンク延長アセンブリは、カメラアセンブリを含む。
一実施形態では、遠位リンク延長アセンブリは、カメラアセンブリを受け入れるように構成された中央開口部を有する遠位リンク本体部を含む。
一実施形態では、遠位リンク本体部は、そこから延在する第1のサイドポートおよび第2のサイドポートを含む。
一実施形態では、第1および第2のサイドポートのそれぞれは、ツールを受け入れるための作業チャネルを含む。
一実施形態では、カメラアセンブリは、レンズアセンブリを含み、レンズアセンブリは、医療手順のうちの少なくとも1つに関連する対象物のイメージを発生させる。
一実施形態では、カメラアセンブリは、カメラアセンブリのレンズに対して焦点調節を提供するようにレンズアセンブリと連絡するキャリブレーション調節ナットを含む。
一実施形態では、カメラアセンブリは、イメージを処理するカメラセンサを含む。
一実施形態では、レンズアセンブリは、レンズバレルを含み、レンズバレルは、内部領域を含み、内部領域は、1つ以上の光学系を収容し、1つ以上の光学系の精密なアライメントを提供する。
一実施形態では、レンズアセンブリは、2つ以上の光学系の軸線方向のおよび/または半径方向のアライメントを提供するように、1つ以上の光学系のうちの2つ以上の間に位置決めされている1つ以上のスペーサを含む。
一実施形態では、1つ以上の光学系は、1つ以上のレンズを含む。
一実施形態では、1つ以上の光学系は、グレア、器具からの反射光、または、他の望ましくない効果を制御する、偏光レンズまたはフィルタリングレンズを含む。
一実施形態では、1つ以上の光学系は、赤外線(IR)波長または可視波長をフィルタリングする。
一実施形態では、フィルタリングレンズは、400nmから700nmの範囲にわたり波長が通過することを可能にするように構築および配置されている。
一実施形態では、フィルタリングレンズは、赤外波長を遮断するように構築および配置されている。
一実施形態では、フィルタリングレンズは、紫外波長を遮断するように構築および配置されている。
一実施形態では、フィルタリングレンズは、LISAレーザ波長を遮断するように構築および配置されている。
一実施形態では、レンズアセンブリは、第2のアセンブリよりも多くの使用のために構築および配置されている。
一実施形態では、カメラアセンブリは、カメラアセンブリを通って延在する作業チャネルを含む。
一実施形態では、カメラアセンブリは、第2のアセンブリよりも多くの使用のために構築および配置されている。
一実施形態では、遠位リンク延長アセンブリは、電磁放射線を出力する照明アセンブリをさらに含む。
一実施形態では、電磁放射線は、ライトを含む。
一実施形態では、照明アセンブリは、均一な視野を提供するための拡散レンズを含む。
一実施形態では、照明アセンブリは、光源を含むプリント回路基板を含む。
一実施形態では、光源は、電子刺激光源を含む。
一実施形態では、電子刺激光源は、電子刺激ルミネッセンス光源、白熱光源、エレクトロルミネッセント光源、またはガス放電光源のうちの少なくとも1つを含む。
一実施形態では、白熱光源は、白熱電球を含む。
一実施形態では、ガス放電光源は、蛍光灯を含む。
一実施形態では、エレクトロルミネッセント光源は、発光ダイオード(LED)を含む。
一実施形態では、LEDは、1〜100ルーメンを作り出すように構築および配置されている。
一実施形態では、LEDは、2700Kから7000Kの間の色温度範囲を提供するように構築および配置されている。
一実施形態では、LEDは、マルチカラーLEDである。
一実施形態では、光源は、レーザ光源を含む。
一実施形態では、レーザ光源は、垂直共振器面発光レーザ(VCSEL)を含む。
一実施形態では、光源は、少なくとも1つの光ファイバを含み、少なくとも1つの光ファイバは、照明アセンブリへ、および、照明アセンブリから、光を伝送するように構築および配置されている。
一実施形態では、照明アセンブリは、光ファイバに連結された光源を含む。一実施形態では、光ファイバは、遠位レンズに連結されている。一実施形態では、電磁放射線は、光源から光ファイバを通して遠位レンズへ出力される。
一実施形態では、遠位リンク延長アセンブリの作業チャネルは、少なくとも1つのツールを受け入れるように構築および配置されている。
一実施形態では、少なくとも1つのツールは、吸引デバイス、ベンチレータ、ライト、カメラ、グラスパー、レーザ、焼灼器、クリップアプライヤ、はさみ、針、持針器、スカルペル、RFエネルギー送達デバイス、低温エネルギー送達デバイス、および、それらの組み合わせからなる群から選択されるツールを含む。
一実施形態では、第2のアセンブリは、導入デバイスをさらに含み、導入デバイスは、関節式プローブアセンブリをスライド可能に受け入れるように構築および配置されている。
一実施形態では、関節式プローブアセンブリは、導入デバイスの中にスライド可能に位置決めされている。
一実施形態では、第2のアセンブリは、ツールをスライド可能に受け入れるように構築および配置された少なくとも1つのツールガイドチューブを含む。
一実施形態では、少なくとも1つのツールガイドチューブは、導入デバイスに直接的にアンカー固定されている。
一実施形態では、第2のアセンブリは、導入デバイスに連結されているベースをさらに含む。
一実施形態では、第2のアセンブリは、少なくとも1つの内側ガイドチューブをさらに含み、少なくとも1つの内側ガイドチューブは、少なくとも1つのツールガイドチューブによってスライド可能に受け入れられ、遠位リンク延長アセンブリにアンカー固定されている。
一実施形態では、第2のアセンブリは、ガイドチューブサポートをさらに含む。
一実施形態では、第2のアセンブリは、少なくとも1つの外側ガイドチューブをさらに含み、少なくとも1つの外側ガイドチューブは、ガイドチューブサポートとベースとの間に連結されている。
一実施形態では、ガイドチューブサポートは、ドッグボーンコネクタを含む。
一実施形態では、ガイドチューブサポートは、ツールガイドチューブと連絡するツール入り口開口部を含む。
一実施形態では、システムは、ツール入り口開口部、ツールガイドチューブ、および、遠位リンク延長アセンブリのツール出口ポートから、中断されていないツール経路をさらに含む。
一実施形態では、ベースは、導入デバイスの少なくとも一部分を取り囲むカラーを含む。
一実施形態では、カラーは、導入デバイスの延在の方向に対して横方向に延在している。
一実施形態では、カラーは、第1および第2の開口部を有しており、一実施形態では、ツールガイドチューブの第1および第2の外側ガイドチューブは、第1および第2の開口部の一方の側に連結されており、第1および第2の内側ガイドチューブは、第1および第2の開口部の第2の側において、それぞれ、第1および第2の外側ガイドチューブから延在している。
一実施形態では、第2のアセンブリは、使用と使用との間に、クリーニングされ、消毒され、および/または再殺菌される。
一実施形態では、第2のアセンブリは、第2のアセンブリの寿命時間にわたって、少なくとも2つの第3のアセンブリに連結される。
一実施形態では、第2のアセンブリは、異なる手順において、少なくとも2つの第3のアセンブリのそれぞれに連結されている。
一実施形態では、関節式プローブアセンブリは、関節式プローブアセンブリの操作を容易にするように構築および配置された複数のリンクを含む。
一実施形態では、第2のアセンブリの遠位リンク延長アセンブリは、関節式プローブアセンブリの複数のリンクの遠位端部において、遠位接続リンクに連結されている。
一実施形態では、第3のアセンブリは、単回使用のために構築および配置されている。
一実施形態では、関節式プローブアセンブリは、少なくとも1つのマルチリンク型の内側プローブおよびマルチリンク型の外側プローブを含む。一実施形態では、内側プローブおよび外側プローブは、ケーブル制御アセンブリによって操向可能である。
一実施形態では、第3のアセンブリは、プローブフィーダを含み、プローブフィーダは、関節式プローブアセンブリの移動を制御するように、第1のアセンブリに連結されている。
別の態様では、ロボティックイントロデューサシステムであって、関節式プローブアセンブリと、プローブアセンブリの遠位端部に連結されている遠位リンク延長アセンブリと、遠位リンク延長アセンブリから延在する少なくとも1つのサイドポートであって、ツールを受け入れるように構築および配置されている、少なくとも1つのサイドポートと、遠位リンク延長アセンブリにおける光学アセンブリとを含む、ロボティックイントロデューサシステムが提供される。光学アセンブリは、ユーザに対して第1の視野を提供するレンズと、ユーザに対して第2の視野を提供する光学リダイレクタであって、第2の視野は、少なくとも1つのサイドポートにおいて受け入れられたツールの視点を含む、光学リダイレクタとを含む。
一実施形態では、第2の視野は、少なくとも1つのサイドポートを含む。
一実施形態では、光学アセンブリは、プローブアセンブリに除去可能に連結されている。
一実施形態では、光学リダイレクタは、ミラーまたはプリズムのうちの少なくとも1つを含む。
一実施形態では、少なくとも1つのサイドポートは、第1のツールを受け入れるように構築および配置された第1のサイドポートと、第2のツールを受け入れるように構築および配置された第2のサイドポートとを含む。
一実施形態では、システムは、ユーザに対して第3の視野を提供する第2の光学リダイレクタをさらに含む。
別の態様では、ロボティックイントロデューサシステムであって、関節式プローブアセンブリと、関節式プローブアセンブリの遠位端部に連結されている遠位リンク延長アセンブリとを含み、遠位リンク延長アセンブリは、ベースと、ベースの中に可動的に位置決めされている本体部と、本体部に連結されている光学レンズと、プローブアセンブリおよびベースに沿って延在する複数の本体関節式ケーブルであって、ケーブルのうちの少なくとも1つに力が印加されるときに、レンズの視野を変化させるために本体部を移動させる、複数の本体関節式ケーブルとを含む、ロボティックイントロデューサシステムが提供される。
一実施形態では、関節式プローブアセンブリおよび本体部は、独立して制御可能である。
一実施形態では、関節式プローブアセンブリは、複数のプローブリンクを含み、一実施形態では、遠位リンク延長アセンブリは、複数のプローブリンクの遠位リンクに隣接している。
一実施形態では、関節式プローブアセンブリは、複数のプローブリンクの遠位リンクにおいて終端する少なくとも1つのステアリングケーブルを含む。
一実施形態では、少なくとも1つのステアリングケーブルおよび複数の本体関節式ケーブルは、独立して制御可能である。
一実施形態では、本体部の下側領域は、凸形である。
一実施形態では、ベースは、凹形領域を含み、本体部の凸形下側領域が、凹形領域の中へ位置決めされている。
一実施形態では、本体部の凸形下側領域は、半球形の本体部分である。
一実施形態では、本体部の凸形下側領域は、半楕円体形の本体部分である。
一実施形態では、凹形領域は、半楕円体形の空洞部分である。
一実施形態では、本体部の下側領域は、凹形であり、ベースは、凸形領域を含み、本体部の凹形下側領域が、凸形領域の上に位置決めされている。
一実施形態では、本体部は、ボール形状になっている。
一実施形態では、システムは、複数のガイド孔部をさらに含み、複数の本体関節式ケーブルのそれぞれが、複数のガイド孔部のガイド孔部を通って延在している。
一実施形態では、関節式プローブアセンブリは、複数のプローブリンクを含む。
一実施形態では、複数のプローブリンクのそれぞれは、ガイド孔部を含み、一実施形態では、複数のガイド孔部のそれぞれは、関節式本体ケーブルを受け入れるように互いに対して整合されている。
一実施形態では、システムは、複数のチューブをさらに含み、複数のチューブは、複数のガイド孔部を通って、関節式プローブアセンブリに沿って延在しており、それは、プローブアセンブリを関節運動させるために、関節式プローブアセンブリに対して前進および後退し、複数のチューブのそれぞれの遠位端部は、ベースに連結されている。
一実施形態では、複数の本体関節式ケーブルが、複数のチューブを通って延在しており、複数のチューブから独立して移動する。
一実施形態では、複数の本体関節式ケーブルおよび複数のチューブが、本体部をパン、チルト、またはズームさせるように動作する。
一実施形態では、複数のチューブは、関節式プローブアセンブリの周りに等間隔で配置されている。
一実施形態では、システムは、本体部の中に位置決めされているカメラアセンブリをさらに含み、カメラアセンブリは、光学レンズを含む。
別の態様では、ロボティックイントロデューサシステムを配備する方法であって、複数の医療手順における使用のためのケーブル制御アセンブリを含む第1のアセンブリを提供するステップと、第1のアセンブリよりも少ない使用のための遠位リンク延長アセンブリを含む第2のアセンブリを提供するステップと、第1のアセンブリと第2のアセンブリとの間に第3のアセンブリを連結するステップであって、第3のアセンブリは、関節式プローブアセンブリを含み、遠位リンク延長アセンブリは、関節式プローブアセンブリに除去可能に連結されており、第3のアセンブリは、第2のアセンブリよりも少ない使用のために構築および配置されている、ステップと、ケーブル制御アセンブリによって、関節式プローブアセンブリを制御するステップとを含む、方法が提供される。
一実施形態では、方法は、特許請求されているような追加の特徴を含むロボティックイントロデューサシステムを含む。
別の態様では、図を参照して説明されているようなロボティックイントロデューサシステムが提供される。
別の態様では、図を参照して説明されているようなロボティックイントロデューサシステムを使用する方法が提供される。
別の態様では、図を参照して説明されているような医療手順を実施する方法が提供される。
1つの態様では、ツール位置決めシステムは、関節式プローブをスライド可能に受け入れるように構築および配置された導入デバイスと、第1のツールをスライド可能に受け入れるように構築および配置された少なくとも1つのガイドエレメントを含む第1のツールサポートであって、第1のオペレータ場所に向けて配向されている、第1のツールサポートと、第2のツールをスライド可能に受け入れるように構築および配置された少なくとも1つのガイドエレメントを含む第2のツールサポートであって、第2のオペレータ場所に向けて配向されている、第2のツールサポートとを含む。
いくつかの実施形態では、第1のツールまたは第2のツールのうちの少なくとも1つは、患者に対して医療手順を実施するために、患者に位置決めされている。
いくつかの実施形態では、医療手順は、経口外科手術手順を含む。いくつかの実施形態では、経口外科手術手順は、舌根、扁桃腺、頭蓋底、下咽頭、咽頭、気管、食道、胃、または小腸のうちの少なくとも1つにおける切除、またはその近くでの切除を含む。
いくつかの実施形態では、医療手順は、シングルまたはマルチポートの経腋下手順、胸腔鏡下手順、心膜手順、腹腔鏡下手順、経胃手順、経腸手順、経肛門手順または経膣手順のうちの少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態では、シングルまたはマルチポートの経腋下手順は、喉頭切除を含む。
いくつかの実施形態では、シングルまたはマルチポートの胸腔鏡下手順は、縦隔リンパ節郭清を含む。
いくつかの実施形態では、シングルまたはマルチポートの心膜手順は、不整脈を測定および治療することを含む。
いくつかの実施形態では、シングルまたはマルチポートの腹腔鏡下手順は、肥満矯正ラップバンド手順を含む。
いくつかの実施形態では、シングルまたはマルチポートの経胃手順または経腸手順は、胆嚢摘除または脾臓摘除のうちの少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態では、シングルまたはマルチポートの経肛門手順または経膣手順は、子宮摘出、卵巣摘出、膀胱切除、または結腸切除のうちの少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートは、第2のツールサポートに連結されている。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートおよび第2のツールサポートは、共通のエレメントにおいて互いに連結されている。
いくつかの実施形態では、共通のエレメントにおける接続は、第1のツールサポートと第2のツールサポートとの間の固定された距離を維持する。
いくつかの実施形態では、共通のエレメントにおける接続は、第1のツールサポートと第2のツールサポートとの間の固定された配向を維持する。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートおよび第2のツールサポートのうちの少なくとも1つが、共通のエレメントに対して直線的に移動する。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートおよび第2のツールサポートは、互いに対して適所に固定されている。
いくつかの実施形態では、第1および第2のツールサポートの位置は、ツール位置決めシステムの動作の間に維持される。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートおよび第2のツールサポートは、互いに対して適切な配向に固定されている。
いくつかの実施形態では、第1および第2のツールサポートの配向は、ツール位置決めシステムの動作の間に維持される。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートまたは第2のツールサポートのうちの少なくとも1つは、他方に対して回転可能である。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートまたは第2のツールサポートのうちの少なくとも1つは、第1および第2のツールサポートのそれぞれが連結されている共通のエレメントにおいて、他方に対して回転可能である。
いくつかの実施形態では、第1および第2のツールサポートのうちの少なくとも1つは、共通のエレメントに対して固定された位置にロックされている。
いくつかの実施形態では、システムは、ロッキングメカニズムをさらに含み、ロッキングメカニズムは、第1のツールサポートおよび第2のツールサポートのうちの少なくとも1つを固定された位置にロックする。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートおよび第2のツールサポートのうちの少なくとも1つは、導入デバイスに直接的にアンカー固定されている。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートおよび第2のツールサポートのうちの少なくとも1つは、導入デバイスに結合されている。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートおよび第2のツールサポートのうちの少なくとも1つは、導入デバイスに溶接されている。
いくつかの実施形態では、システムは、ベースをさらに含み、第1のツールサポートおよび第2のツールサポートが、ベースに連結されている。
いくつかの実施形態では、導入デバイスは、ベースに連結されている。
いくつかの実施形態では、ベースは、導入デバイスの少なくとも一部分を取り囲むカラーを含む。
いくつかの実施形態では、カラーは、導入デバイスの延在の方向に対して横方向に延在している。
いくつかの実施形態では、カラーは、第1および第2のツールサポートに整合された第1および第2の開口部を有している。
いくつかの実施形態では、カラーは、第1および第2の開口部を有しており、第1および第2のツールサポートが、第1および第2の開口部を通って延在している。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートまたは第2のツールサポートのうちの少なくとも1つは、ベースに回転可能に係合している少なくとも1つのガイドエレメントを含む。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートおよび第2のツールサポートのうちの少なくとも1つは、ジンバルを含み、ジンバルは、ベースにおいて、少なくとも1つのガイドエレメントに回転可能に係合している。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートの少なくとも1つのガイドエレメントは、ベースに回転可能に係合する中間部分を含む。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートは、ベースに回転可能に係合しており、第2のツールサポートは、ベースに回転可能に係合している。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートの少なくとも1つのガイドエレメントは、ベースに固定して取り付けられている。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートの少なくとも1つのガイドエレメントは、ベースに回転可能に係合する中間部分を含む。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートまたは第2のツールサポートのうちの少なくとも1つは、ベースに対して直線的に移動する。
いくつかの実施形態では、システムは、2つのツールをスライド可能に受け入れるように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、システムは、3つのツールをスライド可能に受け入れるように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、システムは、4つのツールをスライド可能に受け入れるように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、システムは、5つ以上のツールをスライド可能に受け入れるように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートの少なくとも1つのガイドエレメントは、第1のツールのシャフトを受け入れるように構築および配置されており、第2のツールサポートの少なくとも1つのガイドエレメントは、第2のツールのシャフトを受け入れるように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、第1のツールは、関節式プローブの遠位端部の第1の側に位置決めされており、第2のツールは、第1の側の相対的に反対側の、関節式プローブの遠位端部の第2の側に位置決めされている。
いくつかの実施形態では、第1のツールは、関節式プローブの遠位端部の第1の側にある第1のオペレータ場所において、オペレータによって制御され、第2のツールは、関節式プローブの遠位端部の第2の側にある第2のオペレータ場所において、オペレータによって制御される。
いくつかの実施形態では、第1のツールおよび第3のツールは、関節式プローブの遠位端部の第1の側に位置決めされており、第2のツールおよび第4のツールは、第1の側の相対的に反対側の、関節式プローブの遠位端部の第2の側に位置決めされている。
いくつかの実施形態では、第1および第3のツールは、関節式プローブの遠位端部の第1の側にある第1のオペレータ場所において、オペレータによって制御され、第2および第4のツールは、関節式プローブの遠位端部の第2の側にある第2のオペレータ場所において、オペレータによって制御される。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートまたは第2のツールサポートのうちの少なくとも1つは、漏斗形状の近位端部を含む。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートまたは第2のツールサポートのうちの少なくとも1つの少なくとも1つのガイドエレメントは、内側ガイドエレメントおよび外側ガイドエレメントを含む。
いくつかの実施形態では、外側ガイドエレメントは、第1のチューブを含み、内側ガイドエレメントは、第1のチューブの中にスライド可能に位置決めされている第2のチューブを含む。
いくつかの実施形態では、内側ガイドエレメントは、外側ガイドエレメントから可動的に延在している。
いくつかの実施形態では、内側ガイドエレメントの少なくとも一部分は可撓性である。
いくつかの実施形態では、システムは、第3のツールサポートをさらに含み、第3のツールサポートは、第3のツールをスライド可能に受け入れるように構築および配置された少なくとも1つのガイドエレメントを含む。
いくつかの実施形態では、第3のツールサポートは、第1のオペレータ場所に向けて配向されている。
いくつかの実施形態では、システムは、第1のツールサポートおよび第3のツールサポートに連結されているコネクタをさらに含み、コネクタは、第1のツールサポートと第3のツールサポートとの間の相対的位置を維持するように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、システムは、第4のツールサポートをさらに含み、第4のツールサポートは、第4のツールをスライド可能に受け入れるように構築および配置された少なくとも1つのガイドエレメントを含む。
いくつかの実施形態では、第4のツールサポートは、第2のオペレータ場所に向けて配向されている。
いくつかの実施形態では、システムは、第2のツールサポートおよび第4のツールサポートに連結されているコネクタをさらに含み、コネクタは、第2のツールサポートと第4のツールサポートとの間の相対的位置を維持するように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、システムは、第1および第3のツールサポートのそれぞれの近位端部に連結されているコネクタと、第2および第4のツールサポートのそれぞれの近位端部に取り付けられているコネクタとをさらに含む。
いくつかの実施形態では、システムは、第1のツールサポートおよび第2のツールサポートに連結されているコネクタをさらに含み、コネクタは、第1のツールサポートと第2のツールサポートとの間の相対的位置を維持するように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、コネクタは、第1のツールサポートに回転可能に連結されている。
いくつかの実施形態では、コネクタは、第1のツールサポートおよび第2のツールサポートに回転可能に連結されている。
いくつかの実施形態では、コネクタは、第1および第2のツールサポートの近位端部に取り付けられている。
いくつかの実施形態では、コネクタは、第1および第2のツールサポートの近位端部の延在の方向を横断する方向に延在している。
いくつかの実施形態では、システムは、安定化ブレースに取り付けられるように構築および配置されたコネクタの上に固定ポイントをさらに含む。
いくつかの実施形態では、システムは、第3のツールサポートと、第1、第2、および第3のツールサポートに連結されているコネクタとをさらに含み、コネクタは、第1、第2、および第3のツールサポートの間の相対的位置を維持するように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートまたは第2のツールサポートの少なくとも1つのガイドエレメントは、中空の細長い部材を含む。
いくつかの実施形態では、中空の細長い部材は、中空のチューブ、ヘリカルコイルなどのようなコイル、編組プラスチックチューブなどのようなプラスチックチューブ、および、それらの組み合わせからなる群から選択される構造体を含む。
いくつかの実施形態では、中空の細長い部材の少なくとも一部分は剛直性である。
いくつかの実施形態では、中空の細長い部材の少なくとも一部分は可撓性である。
いくつかの実施形態では、第1のオペレータ場所および第2のオペレータ場所は、横並びの位置を含む。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートは、患者の頭部へのツールアクセスを提供するように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートは、患者の食道へのツールアクセスを提供するように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、第1のオペレータ場所および第2のオペレータ場所は、向かい合った位置を含む。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートは、患者胸部または患者腹部のうちの少なくとも1つへのツールアクセスを提供するように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、システムは、安定化ブレースに取り付けられるように構築および配置された固定ポイントをさらに含む。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートは、固定ポイントを含む。
いくつかの実施形態では、システムは、第1のツールサポートおよび第2のツールサポートに連結されているコネクタをさらに含む。
いくつかの実施形態では、コネクタは、第1のツールサポートと第2のツールサポートの間の相対的位置を維持するように構築および配置されており、コネクタは、固定ポイントを含む。
いくつかの実施形態では、導入デバイスは、固定ポイントを含む。
いくつかの実施形態では、システムは、第1のツールサポートおよび第2のツールサポートを連結するベースをさらに含み、ベースは、固定ポイントを含む。
いくつかの実施形態では、システムは、固定ポイントに取り付け可能なブレースをさらに含む。
いくつかの実施形態では、ブレースは、床、患者手術台、関節式プローブフィーダ、および、それらの組み合わせからなる群から選択される場所にさらに取り付け可能である。
いくつかの実施形態では、システムは、安定化ブレースに取り付けられるように構築および配置された第2の固定ポイントをさらに含む。
いくつかの実施形態では、システムは、第1の固定ポイントに取り付けるための第1のブレースと、第2の固定ポイントに取り付けるための第2のブレースとをさらに含む。
いくつかの実施形態では、システムは、関節式プローブをさらに含む。
いくつかの実施形態では、関節式プローブは、遠位リンクを含む。
いくつかの実施形態では、遠位リンクは、少なくとも、第1のツールサポートに連結されている第1のサイドポートと、第2のツールサポートに連結されている第2のサイドポートとを含む。
いくつかの実施形態では、システムは、第3のツールサポートをさらに含み、遠位リンクは、少なくとも、第1のツールサポートに連結されている第1のサイドポートと、第2のツールサポートに連結されている第2のサイドポートと、第3のツールサポートに連結されている第3のサイドポートとを含む。
いくつかの実施形態では、第1、第2、および第3のサイドポートは、遠位リンクの周辺部の周りに対称的に間隔を置いて配置されている。
いくつかの実施形態では、第1、第2、および第3のサイドポートは、遠位リンクの周辺部の周りに非対称的に間隔を置いて配置されている。
いくつかの実施形態では、第1および第2のサイドポートは、遠位リンクの周辺部の周りに30°から180°だけ離して位置決めされている。
いくつかの実施形態では、システムは、第4のツールサポートをさらに含み、遠位リンクは、第4のツールサポートに連結されている第4のサイドポートをさらに含む。
いくつかの実施形態では、システムは、第5のツールサポートをさらに含み、遠位リンクは、第5のツールサポートに連結されている第5のサイドポートをさらに含む。
いくつかの実施形態では、システムは、関節式プローブを操作するように構築および配置されたコントローラをさらに含む。
いくつかの実施形態では、システムは、第1のオペレータ場所に向けて配向された第1のヒューマンインターフェースデバイスをさらに含み、第1のヒューマンインターフェースは、関節式プローブを操作するために、コントローラによって受け取られる第1の制御信号を発生させる。
いくつかの実施形態では、システムは、ツールをさらに含み、ツールは、第1のヒューマンインターフェースデバイスを含む。
いくつかの実施形態では、システムは、第2のヒューマンインターフェースデバイスをさらに含み、第2のヒューマンインターフェースデバイスは、第2のオペレータ場所に向けて配向されており、関節式プローブを操作するために、コントローラによって受け取られる第2の制御信号を発生させるように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、システムは、ツールをさらに含み、ツールは、第2のヒューマンインターフェースデバイスを含む。
いくつかの実施形態では、システムは、第1のツールサポートおよび第2のツールサポートに連結されたコネクタをさらに含み、コネクタは、第1のツールサポートと第2のツールサポートとの間の相対的位置を維持するように構築および配置されており、第1のヒューマンインターフェースデバイスは、コネクタの上に位置決めされている。
いくつかの実施形態では、コネクタの上のヒューマンインターフェースデバイスは、無線接続を介してコントローラと通信する。
いくつかの実施形態では、システムは、第1のツールサポートまたは第2のツールサポートのうちの少なくとも1つによってスライド可能に受け入れるように構築および配置された少なくとも1つのツールをさらに含む。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのツールは、少なくとも2つのツールを含み、それぞれのツールは、第1のツールサポートまたは第2のツールサポートのうちの少なくとも1つによってスライド可能に受け入れるように構築および配置されたシャフトを含む。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのツールは、吸引デバイス、ベンチレータ、ライト、カメラ、グラスパー、レーザ、焼灼器、クリップアプライヤ、はさみ、針、持針器、スカルペル、RFエネルギー送達デバイス、低温エネルギー送達デバイス、および、それらの組み合わせからなる群から選択されるツールを含む。
別の態様では、ツール位置決めシステムは、第1のツールをスライド可能に受け入れるように構築および配置された少なくとも1つのガイドエレメントを含む第1のツールサポートであって、第1のオペレータ場所に向けて配向されている、第1のツールサポートと、第2のツールをスライド可能に受け入れるように構築および配置された少なくとも1つのガイドエレメントを含む第2のツールサポートであって、第2のオペレータ場所に向けて配向されている、第2のツールサポートと、第1のツールサポートおよび第2のツールサポートを連結するベースとを含む。
いくつかの実施形態では、システムは、ベースに連結されている導入デバイスをさらに含む。
いくつかの実施形態では、ベースは、導入デバイスの少なくとも一部分を取り囲むカラーを含む。
いくつかの実施形態では、カラーは、導入デバイスの延在の方向に対して横方向に延在している。
いくつかの実施形態では、カラーは、第1および第2のツールサポートに整合された第1および第2の開口部を有している。
いくつかの実施形態では、カラーは、第1および第2の開口部を有しており、第1および第2のツールサポートが、第1および第2の開口部を通って延在している。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートまたは第2のツールサポートのうちの少なくとも1つは、ベースに回転可能に係合している少なくとも1つのガイドエレメントを含む。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートおよび第2のツールサポートのうちの少なくとも1つは、ジンバルを含み、ジンバルは、ベースにおいて、少なくとも1つのガイドエレメントに回転可能に係合している。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートの少なくとも1つのガイドエレメントは、ベースに回転可能に係合する中間部分を含む。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートは、ベースに回転可能に係合しており、第2のツールサポートは、ベースに回転可能に係合している。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートの少なくとも1つのガイドエレメントは、ベースに固定して取り付けられている。
いくつかの実施形態では、第1のツールサポートの少なくとも1つのガイドエレメントは、ベースに回転可能に係合する中間部分を含む。
別の態様では、ツール位置決めシステムは、第1のツールをスライド可能に受け入れるように構築および配置された少なくとも1つの第1のガイドエレメントを含む第1のツールサポートと、第2のツールをスライド可能に受け入れるように構築および配置された少なくとも1つの第2のガイドエレメントを含む第2のツールサポートと、第1のツールサポートおよび第2のツールサポートに取り付けられている第1のコネクタであって、第1のツールサポートと第2のツールサポートとの間の距離を維持するように構築および配置されている、第1のコネクタとを含む。
いくつかの実施形態では、第1のコネクタは、少なくとも第1のツールサポートまたは第2のツールサポートに固定して取り付けられている。
いくつかの実施形態では、第1のコネクタは、少なくとも第1のツールサポートまたは第2のツールサポートに回転可能に取り付けられている。
いくつかの実施形態では、システムは、ジンバルをさらに含み、ジンバルは、ベースにおいて、少なくとも1つの第1または第2のガイドエレメントに回転可能に係合している。
いくつかの実施形態では、第1のコネクタは、第1および第2のツールサポートのツールサポートに操作可能に係合するようにそれぞれ構築および配置された第1の開口部および第2の開口部を含む。
いくつかの実施形態では、第1の開口部および第2の開口部は、第1のツールサポートおよび第2のツールサポートを非平行の構成で位置決めするように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、第1の開口部または第2の開口部のうちの少なくとも1つは、漏斗形状の開口部を含む。
いくつかの実施形態では、第1のコネクタは、第3のツールサポートに操作可能に係合するように構築および配置された第3の開口部をさらに含む。
いくつかの実施形態では、単一のオペレータは、第1、第2、および第3のツールサポートのうちのそれぞれから延在するツールを、オペレータ場所から動作させる。
いくつかの実施形態では、第1のコネクタは、剛直性構造体を含む。
いくつかの実施形態では、第1のコネクタは、可撓性である少なくとも一部分を含む。
いくつかの実施形態では、第1のコネクタは、オペレータによって成形可能な構造体を含む。
いくつかの実施形態では、第1のコネクタは、柔軟構造体を含む。
いくつかの実施形態では、第1のコネクタは、ヒンジ式の部分を含む。
いくつかの実施形態では、第1のコネクタは、熱の適用または熱の除去のうちの少なくとも1つの後に形状決めされるように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、第1のコネクタは、第1のツールサポートまたは第2のツールサポートのうちの少なくとも1つに取り付け可能となるように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、第1のコネクタは、第1のツールサポートまたは第2のツールサポートのうちの少なくとも1つに取り外し可能となるように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、システムは、第1のツールサポートおよび第2のツールサポートに取り付け可能な第2のコネクタをさらに含み、第2のコネクタは、第1のツールサポートと第2のツールサポートとの間の相対的位置を維持するように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、第1のコネクタは、第1の幾何学形状で、第1のツールサポートおよび第2のツールサポートを位置決めするように構築および配置されており、第2のコネクタは、第1の幾何学形状とは異なる第2の幾何学形状で、第1のツールサポートおよび第2のツールサポートを位置決めするように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、第1のコネクタは、長さ、形状、または曲率のうちの少なくとも1つによって、第2のコネクタとは異なっている。
いくつかの実施形態では、システムは、ツールのシャフトをスライド可能に受け入れるように構築および配置された少なくとも1つのガイドエレメントを含む第3のツールサポートをさらに含む。
いくつかの実施形態では、第1のコネクタは、第1のツールサポートおよび第2のツールサポートに対する第3のツールサポートの位置をさらに維持する。
いくつかの実施形態では、システムは、ツールのシャフトをスライド可能に受け入れるように構築および配置された少なくとも1つのガイドエレメントを含む第4のツールサポートをさらに含む。
いくつかの実施形態では、システムは、第2のツールサポートと第4のツールサポートとの間の相対的位置を維持するように構築および配置された第2のコネクタをさらに含み、第1のコネクタは、第1のツールサポートと第3のツールサポートとの間の相対的位置を維持するように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、単一のオペレータは、第1、第2、および第3のツールサポートのそれぞれから延在するツールを、オペレータ場所から動作させる。
いくつかの実施形態では、第1のオペレータは、第1、第2、および第3のツールサポートのうちの2つから延在するツールを動作させ、第2のオペレータは、第1、第2、および第3のツールサポートのうちの他のものから延在するツールを動作させる。
いくつかの実施形態では、第1のコネクタは、第1および第2のツールサポートに除去可能に連結され得る。
いくつかの実施形態では、第1のコネクタは、第1のコネクタとは異なる寸法を有する第3のコネクタと交換される。
いくつかの実施形態では、本発明概念は、図を参照して説明されているような関節式プローブを含む。
いくつかの実施形態では、本発明概念は、図を参照して説明されているような外科用ツールを含む。
いくつかの実施形態では、本発明概念は、図を参照して説明されているようなコントローラを含む。
いくつかの実施形態では、本発明概念は、図を参照して説明されているようなロボティックシステムを制御する方法を含む。
いくつかの実施形態では、本発明概念は、図を参照して説明されているようなヒューマンインターフェースデバイスを含む。
いくつかの実施形態では、本発明概念は、図を参照して説明されているような医療手順を実施する方法を含む。
関節型プローブのための導入アセンブリは、関節型プローブを制御するための少なくとも1つのアクチュエータを有するフィーディングメカニズムに対する位置関係で固定された近位端部を有する導入デバイスを含み、導入デバイスは、関節型プローブを受け入れるように構成されており、関節型プローブに対して支持力を提供するように構成されている。
いくつかの実施形態では、導入デバイスは、関節型プローブを関心の領域の中へガイドするようにさらに構成されている。
いくつかの実施形態では、関心の領域は、食道、消化管、心膜腔、腹膜腔、および、それの組み合わせからなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、導入デバイスは、フィーディングメカニズムに接続されている。
いくつかの実施形態では、導入デバイスは、フィーディングメカニズムから切り離されるように構成されている。
いくつかの実施形態では、導入デバイスは、関節型プローブを支持するように構成されたサポート部材と、サポート部材の近位に関節型プローブをガイドするように構成されたサポート部材の近位端部に位置決めされている入り口部と、サポート部材から関心の領域の中へ関節型プローブをガイドするように構成されたサポート部材の遠位端部に位置決めされている出口部とをさらに含む。
いくつかの実施形態では、導入アセンブリは、ツールシャフトガイドをさらに含む。
いくつかの実施形態では、ツールシャフトガイドは、以下の機能、すなわち、ツールのシャフトをスライド可能に受け入れる機能、ツールのシャフトをガイドする機能、ツールのための支持力を提供する機能、および、それらの組み合わせの機能のうちの1つ以上を果たすように構成されている。
いくつかの実施形態では、導入アセンブリは、ツールシャフトガイドを導入デバイスに取り付けるカラーをさらに含む。
いくつかの実施形態では、ツールシャフトガイドは、導入デバイスに回転可能に取り付けられている。
いくつかの実施形態では、ツールシャフトガイドは、1つの自由度で、導入デバイスに回転可能に取り付けられている。
いくつかの実施形態では、ツールシャフトガイドは、複数の自由度で、導入デバイスに回転可能に取り付けられている。
いくつかの実施形態では、導入アセンブリは、第2のツールシャフトガイドをさらに含む。
いくつかの実施形態では、第1のツールシャフトガイドは、第1の幾何学形状を含み、第2のツールシャフトガイドは、第1の幾何学形状とは異なる第2の幾何学形状を含む。
いくつかの実施形態では、ツールシャフトガイドは、複数の同軸のチューブを含む。
いくつかの実施形態では、ツールシャフトガイドは、第1の剛直性を有する第1のチューブと、第1の剛直性とは異なる第2の剛直性を有する第2のチューブとを含む。
いくつかの実施形態では、第1のチューブは、第2のチューブをスライド可能に受け入れる。
いくつかの実施形態では、第1のチューブ剛直性は、第2のチューブ剛直性よりも大きい。
いくつかの実施形態では、ツールシャフトガイドは、近位端部と、近位端部に位置決めされているテーパ付きの開口部とを含む。
いくつかの実施形態では、ツールシャフトガイドは、第1の部分および第2の部分を含む。
いくつかの実施形態では、ツールシャフトガイドは、第1の部分および第2の部分を接続するジョイントをさらに含む。
いくつかの実施形態では、ジョイントは、球形のジョイント、ヒンジ式のジョイント、および、それらの組み合わせからなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、ツールシャフトガイドは、オペレータがツールシャフトガイドの幾何学形状を修正することを可能にするように構築および配置された屈曲部部分を含む。
いくつかの実施形態では、屈曲部部分は、塑性的に変形可能な材料を含む。
いくつかの実施形態では、関節型プローブは、複数の近位リンクおよび複数の遠位リンクを含む。
いくつかの実施形態では、複数の近位リンクおよび複数の遠位リンクは、外側リンクである。
いくつかの実施形態では、複数の近位リンクのうちの少なくとも1つは、第1の直径を有しており、複数の遠位リンクのうちの少なくとも1つは、第2の直径を有しており、第1の直径は、第2の直径よりも小さい。
いくつかの実施形態では、複数の遠位リンクは、導入デバイスの外部にあるままになるように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、導入デバイスは、遠位端部を含み、複数の近位リンクのうちの1つ以上は、導入デバイス遠位端部を通過するように構築および配置されている。
別の態様では、関節型プローブのための導入デバイスは、関節型プローブを支持するように構成されたサポート部材と、サポート部材の近位に関節型プローブをガイドするように構成されたサポート部材の近位端部に位置決めされている入り口部と、サポート部材から周囲環境の中へ関節型プローブをガイドするように構成されたサポート部材の遠位端部に位置決めされている出口部とを含む。
いくつかの実施形態では、周囲環境は、食道、消化管、心膜腔、腹膜腔、および、それらの組み合わせからなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、近位端部は、フィーディングメカニズムに取り付けられるように構成されており、入り口部は、フィーディングメカニズムからサポート部材の近位へ関節型プローブをガイドするように構成されている。
いくつかの実施形態では、近位端部は、フィーディングメカニズムの遠位端部と一体になるように構成されている。
いくつかの実施形態では、近位端部は、フィーディングメカニズムの遠位端部に除去可能に取り付けられるように構成されている。
いくつかの実施形態では、遠位端部は、ルーメンの中へ挿入されるように構成されている。
いくつかの実施形態では、ルーメンは、患者の身体のルーメンを含む。
いくつかの実施形態では、サポート部材は、剛直性材料を含む。
いくつかの実施形態では、サポート部材は、可撓性の材料を含む。
いくつかの実施形態では、サポート部材は、軸線方向に湾曲した部材を含む。
いくつかの実施形態では、サポート部材は、円筒形状のチューブを含む。
いくつかの実施形態では、サポート部材の内径は、関節型プローブの外径よりも大きい。
いくつかの実施形態では、サポート部材は、第1の表面および第2の表面を含む。
いくつかの実施形態では、第1の表面は、第2の表面に面している。
いくつかの実施形態では、第1の表面および第2の表面に対して垂直な断面は、実質的に円形である。
いくつかの実施形態では、サポート部材は、ルーメンを取り囲む。
いくつかの実施形態では、クランプは、レバー、カム、バルーンなどのような膨張可能な部材、液圧式のまたは空気圧式のピストンなどのようなピストン、ソレノイドなどのような電磁気的に活性化されるアクチュエータ、および、それらの組み合わせからなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、クランプは、以下の方式、すなわち、半径方向への移動、軸線方向への移動、回転、および、それらの組み合わせのうちの1つ以上で、関節型プローブが移動することを防止するように構成されている。
いくつかの実施形態では、サポート部材は、ルーメンを取り囲む。
いくつかの実施形態では、サポート部材の内径は、関節型プローブの外径よりも大きい。
いくつかの実施形態では、クランプは、バルーンを含み、バルーンは、制御可能に膨張し、関節型プローブの外側表面に圧力を印加するように構成されており、関節型プローブが、軸線方向に安定化され、半径方向に安定化され、および/または、導入デバイスに対する回転を防止するように安定化され得るようになっている。
いくつかの実施形態では、クランプは、サポート部材と関節型プローブとの間で力を伝送するように構成されており、前記力は、少なくとも1平方ミリメートルの関節型プローブの表面積に印加される。
いくつかの実施形態では、クランプは、サポート部材と関節型プローブとの間で力を伝送するように構成されており、前記力は、少なくとも10平方ミリメートルの関節型プローブの表面積に印加される。
いくつかの実施形態では、クランプは、サポート部材と関節型プローブとの間で力を伝送するように構成されており、前記力は、少なくとも100平方ミリメートルの関節型プローブの表面積に印加される。
いくつかの実施形態では、導入デバイスは、少なくとも部分的にサポート部材の長手方向軸線に沿って延在する少なくとも1つのチャネルをさらに含む。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのチャネルは、2つ以上のチャネルを含む。
いくつかの実施形態では、2つ以上のチャネルは、導入デバイスの上に等間隔で位置決めされている。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのチャネルは、1つ以上のツールのシャフトをスライド可能に受け入れるように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのチャネルは、曲線のチャネルを含む。
いくつかの実施形態では、導入デバイスは、ツールシャフトガイドをさらに含む。
いくつかの実施形態では、ツールシャフトガイドは、以下の機能、すなわち、ツールのシャフトをスライド可能に受け入れる機能、ツールのシャフトをガイドする機能、ツールのための支持力を提供する機能、および、それらの組み合わせの機能のうちの1つ以上を果たすように構成されている。
いくつかの実施形態では、導入デバイスは、ツールシャフトガイドを導入デバイスに取り付けるカラーをさらに含む。
いくつかの実施形態では、ツールシャフトガイドは、導入デバイスに回転可能に取り付けられている。
いくつかの実施形態では、ツールシャフトガイドは、1つの自由度で、導入デバイスに回転可能に取り付けられている。
いくつかの実施形態では、ツールシャフトガイドは、複数の自由度で、導入デバイスに回転可能に取り付けられている。
いくつかの実施形態では、導入デバイスは、第2のツールシャフトガイドをさらに含む。
いくつかの実施形態では、第1のツールシャフトガイドは、第1の幾何学形状を含み、第2のツールシャフトガイドは、第1のツールシャフトガイド幾何学形状とは異なる第2の幾何学形状を含む。
いくつかの実施形態では、ツールシャフトガイドは、複数の同軸のチューブを含む。
いくつかの実施形態では、ツールシャフトガイドは、第1の剛直性を有する第1のチューブと、第1の剛直性とは異なる第2の剛直性を有する第2のチューブとを含む。
いくつかの実施形態では、第1のチューブは、第2のチューブをスライド可能に受け入れる。
いくつかの実施形態では、第1のチューブ剛直性は、第2のチューブ剛直性よりも大きい。
いくつかの実施形態では、ツールシャフトガイドは、近位端部と、近位端部に位置決めされているテーパ付きの開口部とを含む。
いくつかの実施形態では、ツールシャフトガイドは、第1の部分および第2の部分を含む。
いくつかの実施形態では、ツールシャフトガイドは、第1の部分および第2の部分を接続するジョイントをさらに含む。
いくつかの実施形態では、ジョイントは、球形のジョイント、ヒンジ式のジョイント、および、それらの組み合わせからなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、ツールシャフトガイドは、オペレータがツールシャフトガイドの幾何学形状を修正することを可能にするように構築および配置された屈曲部部分を含む。
いくつかの実施形態では、屈曲部部分は、塑性的に変形可能な材料を含む。
いくつかの実施形態では、関節型プローブは、複数の近位リンクおよび複数の遠位リンクを含む。
いくつかの実施形態では、複数の近位リンクおよび複数の遠位リンクは、外側リンクである。
いくつかの実施形態では、複数の近位リンクのうちの少なくとも1つは、第1の直径を有しており、複数の遠位リンクのうちの少なくとも1つは、第2の直径を有しており、第1の直径は、第2の直径よりも小さい。
いくつかの実施形態では、複数の遠位リンクは、導入デバイスの外部にあるままになるように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、導入デバイスは、遠位端部を含み、複数の近位リンクのうちの1つ以上は、導入デバイス遠位端部を通過するように構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、導入デバイスは、導入デバイスの外側表面の上に少なくとも1つのツールチャネルをさらに含み、少なくとも1つのツールチャネルは、導入デバイスの長手方向軸線に沿って延在しており、関節型プローブの外側表面の上に位置付けされているプローブサイドポートの中へフィラメントをガイドするように構成されている。
いくつかの実施形態では、ツールチャネルは、導入デバイスの外側表面の上に位置決めされたツールポートに接続されているシャフトを含む。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのツールチャネルは、フィラメントをスライド可能に受け入れるように構成された閉じたリングを含む。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのツールチャネルは、リングと、前記リングの中のスロットとを含み、スロットは、フィラメントを受け入れるように構成されている。
いくつかの実施形態では、スロットは、フィラメントを解放するようにさらに構成されている。
別の態様では、関節型プローブを関心の領域に導入する方法は、サポート部材を提供するステップであって、サポート部材は、関節型プローブを支持するように構成されており、入り口部を備えた近位端部、および、出口部を備えた遠位端部を有している、ステップと、サポート部材を関心の領域の中へ挿入するステップと、関節型プローブを入り口部の中へ挿入するステップと、関節型プローブを出口部から外へ延在させるステップであって、関節型プローブの遠位端部がサポート部材を離れて関心の領域に入るようになっている、ステップとを含む。
いくつかの実施形態では、関節型プローブを入り口部の中へ挿入するステップは、サポート部材を関心の領域の中へ挿入するステップの前に実施される。
いくつかの実施形態では、方法は、サポート部材を関心の領域の中へ挿入するステップの前に、関節型プローブの遠位端部を出口部の近位の場所に前進させるステップをさらに含む。
いくつかの実施形態では、関節型プローブの遠位端部は、プローブが可撓性状態にある間に前進される。
いくつかの実施形態では、関節型プローブの遠位端部は、手動で前進される。
いくつかの実施形態では、関節型プローブの遠位端部は、関節型プローブの外側スリーブを剛直性状態と可撓性状態との間で移行させることによって前進される。いくつかの実施形態では、方法は、フィーディングメカニズムを提供するステップをさらに含み、近位端部は、フィーディングメカニズムに対する位置関係で固定されるように構成されており、関節型プローブは、フィーディングメカニズムから入り口部の中へガイドされる。
いくつかの実施形態では、関心の領域は、ルーメンを含む。
いくつかの実施形態では、関心の領域は、食道、消化管、心膜腔、腹膜腔、および、それらの組み合わせからなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、サポート部材は、軸線方向に湾曲した部材を含む。
いくつかの実施形態では、サポート部材は、円筒形状のチューブを含む。
いくつかの実施形態では、サポート部材の内径は、関節型プローブの外径よりも大きい。
いくつかの実施形態では、方法は、関節型プローブを安定化させるために、サポート部材の中の関節型プローブを制御可能にクランプするステップをさらに含む。
いくつかの実施形態では、クランプは、バルーンを含み、バルーンは、制御可能に膨張し、関節型プローブの外側表面に圧力を印加するように構成されており、関節型プローブが、サポート部材の中に軸線方向におよび/または半径方向に安定化され得るようになっている。
いくつかの実施形態では、方法は、少なくとも部分的にサポート部材の長手方向軸線に沿って延在する少なくとも1つのチャネルを提供するステップと、チャネルを通してフィラメントを延在させるステップとをさらに含む。
いくつかの実施形態では、方法は、サポート部材の外側表面の上に少なくとも1つのツールチャネルを提供するステップであって、少なくとも1つのツールチャネルは、サポート部材の長手方向軸線に沿って延在しており、関節型プローブの外側表面の上に位置付けされたプローブサイドポートの中へフィラメントをガイドするように構成されている、ステップと、ツールチャネルを通してフィラメントを延在させるステップとをさらに含む。
いくつかの実施形態では、ツールチャネルは、サポート部材の外側表面の上に位置決めされたツールポートに接続されているシャフトを含む。
いくつかの実施形態では、システムは、食道の手順を実施するように構成されている。
いくつかの実施形態では、システムは、食道の診断手順、食道の治療的な手順、組織生検手順、小線源手順、薬物送達手順、エネルギーが食道の組織に送達される手順、喉頭切除、縦隔リンパ節郭清、声帯手順、声門上喉頭切除、声帯生検、コルドトミー、喉頭蓋の切除、半喉頭蓋切除、声帯の癒着切除、および、それらの組み合わせからなる群から選択される食道の手順を実施するように構成されている。
いくつかの実施形態では、システムは、結腸直腸の手順を実施するように構成されている。
いくつかの実施形態では、システムは、結腸直腸の診断手順、結腸直腸の治療的な手順、組織生検手順、小線源手順、薬物送達手順、エネルギーが結腸直腸の組織に送達される手順、結腸切除、ポリープ切除、早期直腸腫瘍の低侵襲性経肛門全層切除、経肛門直腸間膜全切除、自然開口部の経管腔的内視鏡手術、および、それらの組み合わせからなる群から選択される結腸直腸の手順を実施するように構成されている。
本発明概念の実施形態の先述のおよび他の目的、特徴、および利点は、添付の図面に図示されているように、好適な実施形態のより具体的な説明から明らかになることになり、添付の図面において、同様の参照文字は、異なる図を通して同じエレメントを表している。図面は、必ずしも原寸に比例しておらず、好適な実施形態の原理を図示するときに強調されている。
本明細書で使用される専門用語は、特定の実施形態を説明する目的のためのものであり、本発明概念を限定するように意図されていない。本明細書で使用されているように、単数形の「a」、「an」、および「the」は、別段文脈により示されていない限り、複数形も含むことが意図されている。「含む(comprises)」、「含む(comprising)」、「含む(includes)」、および/または「含む(including)」という用語は、本明細書で使用されるとき、記述されている特徴、整数、ステップ、動作、エレメント、および/またはコンポーネントの存在を特定しているが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、エレメント、コンポーネント、および/またはそのグループの存在または追加を排除するものではないことがさらに理解されよう。
第1、第2、第3などの用語は、さまざまな限定、エレメント、コンポーネント、領域、層および/またはセクションを説明するために、本明細書で使用され得るが、これらの限定、エレメント、コンポーネント、領域、層、および/またはセクションは、これらの用語によって限定されるべきではないことが理解されよう。これらの用語は、1つの限定、エレメント、コンポーネント、領域、層、またはセクションを、別の限定、エレメント、コンポーネント、領域、層、またはセクションから区別するために使用されているだけである。したがって、下記に議論されている第1の限定、エレメント、コンポーネント、領域、層、またはセクションは、本出願の教示から逸脱することなく、第2の限定、エレメント、コンポーネント、領域、層、またはセクションと呼ばれ得る。
エレメントが別のエレメントの「上に」あるか、または、別のエレメントに「接続されている」もしくは「連結されている」と称されるとき、それは、他のエレメントの直接的に上にあるか、もしくは、その上方にあり得、または、他のエレメントに接続もしくは連結されているか、もしくは、介在するエレメントが存在し得ることがさらに理解されよう。それとは対照的に、エレメントが別のエレメントの「直接的に上に」あるか、または、別のエレメントに「直接的に接続されている」または「直接的に連結されている」と称されるとき、介在するエレメントは存在しない。エレメント間の関係を説明するために使用されている他の語句は、同様の方式で解釈されるべきである(たとえば、「〜の間に」対「直接的に〜の間に」、「〜に隣接して」対「直接的に〜隣接して」など)。エレメントが別のエレメントの「上方に」あると本明細書で称されるとき、それは、他のエレメントの上方または下にある可能性があり、また、他のエレメントに直接的に連結されているか、または、介在するエレメントが存在し得るか、または、エレメントが、空隙もしくはギャップによって間隔を離して配置され得るかのいずれかである。
第1のエレメントが第2のエレメント「の中に(in)」、「の上に(on)」、「に(at)」、および/または「内に(within)」にあると称されるとき、第1のエレメントは、第2のエレメントの内部スペースの中に、第2のエレメントの一部分の中に(たとえば、第2のエレメントの壁部の中に)位置決めされ得、第2のエレメントの外部表面および/または内部表面の上に位置決めされ得、および、これらのうちの1つ以上の組み合わせであるが、それに限定されないことがさらに理解されよう。
図1は、本発明概念の実施形態による関節式プローブシステム100の斜視説明図である。いくつかの実施形態では、関節式プローブシステム100は、フィーダユニット100aおよびインターフェースユニット100b(コンソール100bとも称される)を含む。フィーディングメカニズムとも称されるフィーダユニット100aは、フィーダアセンブリ102を含むことが可能であり、フィーダアセンブリ102は、フィーダサポートアーム106において、フィーダカート104に装着されている。フィーダサポートアーム106は、たとえば、クランクハンドル107の回転を介して、高さを調節可能であり、クランクハンドル107は、垂直方向高さ調節装置108に操作可能に接続されており、垂直方向高さ調節装置108は、フィーダサポートアーム106をフィーダカート104にスライド可能に接続している。フィーダサポートアーム106は、1つ以上のサブアームまたはセグメントを含むことが可能であり、1つ以上のサブアームまたはセグメントは、1つ以上の機械的なジョイント109において互いに対して枢動し、1つ以上の機械的なジョイント109は、1つ以上のクランプ105または関連のカップリングデバイスによって、ロックおよび/またはロック解除され得る。この構成は、患者の位置に対してフィーダアセンブリ102を位置決めするために、ある範囲の角度、配向、位置、および、運動の程度などを可能にする。いくつかの実施形態では、1つ以上のフィーダサポート103が、フィーダサポートアーム106とフィーダアセンブリ102との間に取り付けられており、フィーダアセンブリ102の重量を部分的に支持するようになっており、フィーダサポートアーム106に対してフィーダアセンブリ102を位置決めすることを容易にするようになっている(たとえば、フィーダサポートアーム106の1つ以上のジョイント109が、ロック解除された位置にあり、フィーダアセンブリ102の操作を可能にするとき)。フィーダサポート103は、自動車またはトラックのテールゲートを支持するために使用されるガスばねと同様に、液圧式のまたは空気圧式のサポートピストンを含むことが可能である。いくつかの実施形態では、フィーダサポートアーム106の2つのセグメントは、サポートピストン(図示せず)、たとえば、セグメントのうちの1つに位置決めされているサポートピストンに接続され、フィーダアセンブリ102の重量、または、単にベースアセンブリ200単独の重量を支持するようになっている。フィーダアセンブリ102は、ベースアセンブリ200およびフィーダトップアセンブリ300を含むことが可能であり、フィーダトップアセンブリ300は、ベースアセンブリ200に除去可能に取り付け可能である。いくつかの実施形態では、第1のフィーダトップアセンブリ300は、1回または複数回の使用の後で(たとえば、使い捨てで)、別のまたは第2のトップアセンブリ300と交換され得る。使用は、人間の患者に対して実施されるオペレータもしくは手順、または、同じ患者に対して実施される複数の手順もしくはオペレータを含むことが可能である。いくつかの実施形態では、ベースアセンブリ200およびトップアセンブリ300は、互いに固定して取り付けられている。
たとえば、図2A〜図2Cおよび/または図19A〜図19Fおよび図20A〜図20Fを参照してさまざまな実施形態に関連して本明細書で説明されているように、トップアセンブリ300は、関節式プローブ400を含み、関節式プローブ400は、たとえば、リンクアセンブリを含み、リンクアセンブリは、複数の内側リンクを含む内側リンクメカニズムと、複数の外側リンクを含む外側リンクメカニズムとを含む。いくつかの実施形態では、関節式プローブ400は、関節式リンクの内側メカニズム、および、関節式リンクの外側メカニズムを含み、それは、たとえば、本出願人の同時係属中の2012年12月20日に出願された国際PCT出願第PCT/US2012/70924号、または、2014年6月10に出願された米国特許出願第14/364,195号に説明されているものなどであり、その内容は、その全体を本願に引用して援用する。プローブ400の位置、構成、および/または配向は、ベースアセンブリ200の中に位置決めされている複数の駆動モータおよびケーブルによって操作される。フィーダカート104は、その位置の手動の操作を可能にするために、ホイール104aの上に装着され得る。フィーダカートホイール104aは、1つ以上のロッキングフィーチャを含むことが可能であり、1つ以上のロッキングフィーチャは、プローブ400、ベースアセンブリ200、および/または、フィーダアセンブリ102の他のエレメントの操作または移動の後に、カート104を適切な位置にロックするために使用される。いくつかの実施形態では、移動可能なフィーダカート104にフィーダアセンブリ102を装着することは、手術台または他の固定構造体にフィーダアセンブリ102を装着するよりも、オペレータに対してさまざまな立ち位置の選択肢を提供するなど、有利である。
いくつかの実施形態では、ベースアセンブリ200は、インターフェースユニット100bに操作可能に接続されており、そのような接続は、典型的には、電力および/またはデータの伝送のために、電気ワイヤ、光ファイバ、または無線通信を含み、または、機械的なリンケージもしくは空気圧式/液圧式の送達チューブなどのような機械的な伝送導管を含む(有線接続は図示されていない)。インターフェースユニット100bは、外科医、技師および/または、システム100の他のオペレータからの触覚型コマンドを受け取るためのヒューマンインターフェースデバイスHID122と、視覚フィードバックおよび/または聴覚フィードバックを提供するためのディスプレイ124とを含む。インターフェースユニット100bは、同様に、インターフェースカート126の上に位置決めされ得、インターフェースカート126は、その位置の手動の操作を可能にするために、ホイール126a(たとえば、ロック可能なホイール)の上に装着されている。
図2A〜図2Cは、本発明概念の実施形態による、高度に関節型プローブデバイスのグラフィックデモンストレーションである。図2A〜図2Cに示されている実施形態による、高度に関節式のロボットプローブ400は、本質的に2つの同心円状のメカニズム、すなわち、外側メカニズムおよび内側メカニズムを含み、そのそれぞれは、操向可能なメカニズムとして見ることが可能である。図2A〜図2Cは、プローブ400の異なる実施形態がどのように動作するかの概念を示している。図2Aを参照すると、内側メカニズムは、第1のメカニズムまたは内側リンクメカニズム420と称され得る。外側メカニズムは、第2のメカニズムまたは外側リンクメカニズム440と称され得る。それぞれのメカニズムは、剛直性状態とリンプ(limp)状態とを交互にとることが可能である。剛直性モードまたは剛直性状態において、メカニズムは、まさに剛直性になっている。リンプモードまたはリンプ状態において、メカニズムは、高度に可撓性であり、したがって、その周囲の形状をとるか、または、再成形され得るかのいずれかである。本明細書で使用されているような「リンプ」という用語は、必ずしも、重力およびその環境の形状に依存して特定の構成を受動的にとる構造体を示すというわけではなく、むしろ、本出願において説明されている「リンプ」構造体は、デバイスのオペレータによって望まれる位置および構成をとることができ、したがって、弛緩性および受動的というよりもむしろ、関節運動および制御されることに留意されたい。
いくつかの実施形態では、一方のメカニズムが、リンプ状態から開始し、他方のメカニズムが、剛直性状態から開始する。説明のために、図2Aの中のステップ1において見られるように、外側リンクメカニズム440が剛直性状態であり、内側リンクメカニズム420がリンプ状態であると仮定する。ここで、内側リンクメカニズム420は、本明細書で説明されているフィーダアセンブリ102(たとえば、図1を参照)によって両方とも前方に押され、図2Aの中のステップ2において見られるように、その「ヘッド」または遠位端部が操向される。ここで、内側リンクメカニズム420は、剛直性状態にされ、外側リンクメカニズム440は、リンプ状態にされる。次いで、外側リンクメカニズム440は、図2Aの中のステップ3において見られるように、それが内側リンクメカニズム420に追いつくまで、または、それが内側リンクメカニズム420と同一の広がりを持つまで、前方に押される。ここで、外側リンクメカニズム440は、剛直性状態にされ、内側リンクメカニズム420は、リンプ状態にされ、次いで、この手順が繰り返される。このアプローチの1つの変形例は、外側リンクメカニズム440を同様に操向可能にすることである。そのようなデバイスの動作が、図2Bに図示されている。図2Bにおいて、それぞれのメカニズムは、他方に追いつき、次いで、それを越えて一方のリンクを前進させることができることがわかる。1つの実施形態によれば、外側リンクメカニズム440は、操向可能であり、内側リンクメカニズム420は、操向可能でない。そのようなデバイスの動作が、図2Cに示されている。
医療用途、動作、および手順などにおいて、プローブ400が所望の場所に到達し得ると、外科医などのようなオペレータは、外側リンクメカニズム440、内側リンクメカニズム420の1つ以上の作業チャネルを通して、または、外側リンクメカニズム440と内側リンクメカニズム420との間に形成された1つ以上の作業チャネルを通して、1つ以上のツールをスライドさせることが可能であり、たとえば、さまざまな診断手順および/または治療的な手順を実施するようになっている。いくつかの実施形態では、チャネルは、作業チャネルと称され、作業チャネルは、たとえば、外側リンクのシステムの中に形成された第1の凹部と、内側リンクのシステムの中に形成された第2の凹部との間に延在することが可能である。作業チャネルは、プローブ400の周辺部の上に含まれ得、それは、たとえば、外側リンクメカニズム440から延在する1つ以上の半径方向の突起部を含む作業チャネルであり、これらの突起部は、1つ以上のツールをスライド可能に受け入れるようにサイズ決めされた1つ以上の孔部を含む。他の実施形態を参照して説明されているように、作業チャネルは、プローブ400の外側の場所にあるものとすることができる。
外科手術などのような臨床的手順に加えて、プローブ400は、それに限定されないが、エンジンの検査、修理または改造、タンクの検査および修理、監視用途、爆発物撤去、潜水艦コンパートメントまたは核兵器などのような密閉空間の中での検査または修理、建物検査などのような構造的検査、有害廃棄物浄化、生物学的なサンプルおよび毒素回収、および、これらの組み合わせを含む、多数の用途において使用され得る。明らかに、本開示のデバイスは、多種多様な用途を有しており、任意の特定の用途に限定されると受け止められるべきではない。
内側リンクメカニズム420および/または外側リンクメカニズム440は、操向可能であり、内側リンクメカニズム420および外側リンクメカニズム440は、それぞれ、剛直性状態およびリンプ状態の両方にされ得、プローブ400が自立しながら3次元においてどこへでも進むことを可能にする。プローブ400は、その以前の構成のそれぞれを「覚えておく」ことが可能であり、この理由のために、プローブ400は、人間の患者などのような患者の身体の中の空洞内スペースなどのような、3次元の体積の中のどこかから後退され、および/または、そこへ引き返すことが可能である。
内側リンクメカニズム420および外側リンクメカニズム440は、互いに対して関節運動する一連のリンク、すなわち、内側リンク421および外側リンク441をそれぞれ含む。いくつかの実施形態では、外側リンクは、プローブを操向およびロックするために使用され、一方、内側リンクは、プローブをロックするために使用される。「まねっこ遊び(follow the leader)」の方式で、内側リンク421がロックされている間に、外側リンク441は、最も遠位の内側リンク421Dを越えて前進される。外側リンク441は、システムステアリングケーブルによって適切な位置へ操向され、次いで、ステアリングケーブルをロックすることによって、ロックされる。次いで、内側リンク421のケーブルが解放され、内側リンク421が、外側リンクにしたがうように前進される。その手順は、所望の位置および配向が実現されるまで、このように進行する。組み合わせた内側リンク421および外側リンク441は、外科手術部位におけるツールの一時的なまたは恒久的な挿入のための作業チャネルを含むことが可能である。いくつかの実施形態では、ツールは、プローブの位置決めの間にリンクとともに前進することが可能である。いくつかの実施形態では、ツールは、プローブの位置決めに続いて、リンクを通して挿入され得る。
1つ以上の外側リンク441は、オペレータによって制御されるステアリング操作の開始の前に、最も遠位の内側リンクを越えて前進され得、最も遠位の内側リンクを越えて延在する量が、ステアリングコマンドに基づいて、集合的に関節運動することになるようになっている。複数のリンクステアリングは、たとえば、単一のリンクステアリングの特異性が必要とされないときなど、手順時間を低減させるために使用され得る。いくつかの実施形態では、2個から20個の間の外側リンクが、同時のステアリングのために選択され得、それは、たとえば、2個から10個の間の外側リンク、または、2個から7個の間の外側リンクなどである。操向するために使用されるリンクの数は、実現可能なステアリング経路に対応しており、数が少ないほど、プローブ400の曲率の多くの特異性を可能にする。いくつかの実施形態では、オペレータは、ステアリングのために使用されるリンクの数を選択することが可能である(たとえば、それぞれのステアリング操作の前に前進されることになる1個から10個の間のリンクを選択する)。
図3は、本発明概念による、ツール位置決めシステム500の一部分の斜視図である。ツール位置決めシステム500は、導入デバイス、イントロデューサ480、1つ以上のツールサポート560、たとえば、第1のツールサポート560aおよび第2のツールサポート560cなどを含む。いくつかの実施形態では、たとえば、システム100が第3のツールサポート560eをさらに含むときなど、システム500は、少なくとも3つのツールサポート560を含む。ツールサポート560、a、c、e(全体的に、560)は、本明細書で説明されているツール、たとえば、ツールのシャフトをスライド可能に受け入れるように、それぞれ構築および配置されている。
導入デバイス480は、関節式プローブ400(図1を参照)などのような関節式プローブをスライド可能に受け入れるように、ならびに、関節式プローブを支持し、安定化させ、および/または、関心の領域にガイドするように構築および配置され得る。例として図40および図51に示されているように、関心の領域は、患者(P)の身体のルーメンとすることができ、たとえば、患者の頭部(H)における空洞、たとえば、鼻もしくは口など、または、切開によって形成された開口部とすることができる。臨床的な用途において、典型的な関心の領域は、それに限定されないが、食道、または、消化管の中の他の場所、心膜腔、腹膜腔、および、それらの組み合わせを含むことが可能である。代替的に、関心の領域は、機械的なデバイス、建物、または、図1の関節プローブシステム100が使用され得る別の開放もしくは閉鎖された環境もしくは用途とすることができる。
いくつかの実施形態では、システム100は、1つ以上の食道の手順を実施するように構成されており、それは、たとえば、食道の診断手順、食道の治療的な手順、組織生検手順、小線源手順、薬物送達手順、エネルギーが食道の組織に送達される手順、喉頭切除、縦隔リンパ節郭清、声帯手順、声門上喉頭切除、声帯生検、コルドトミー、喉頭蓋の切除、半喉頭蓋切除、声帯の癒着切除、および、これらのうちの1つ以上の組み合わせからなる群から選択される食道の手順などである。いくつかの実施形態では、システム100は、1つ以上の結腸直腸の手順を実施するように構成されており、それは、たとえば、結腸直腸の診断手順、結腸直腸の治療的な手順、組織生検手順、小線源手順、薬物送達手順、エネルギーが結腸直腸の組織に送達される手順、結腸切除、ポリープ切除、早期直腸腫瘍の低侵襲性経肛門全層切除、経肛門直腸間膜全切除、自然開口部の経管腔的内視鏡手術、および、これらのうちの1つ以上の組み合わせからなる群から選択される結腸直腸の手順などである。図3の実施形態では、3つのツール501、502、503が、それぞれ、ツールサポート560a、560cおよび560eの中へ挿入されている。1人のオペレータが、任意のまたはすべての3つのツール501、502、503を含む、ツール位置決めシステム500を動作させることが可能である。代替的に、2人以上のオペレータが、任意のまたはすべての3つのツール501、502、503を含む、ツール位置決めシステム500を動作させることが可能である。
3つのツールサポート560a、560c、560eが、ベース485とコネクタ580との間に延在している。コネクタ580は、示されているように、2つ以上のツールポート560を接続し、および/または他の形で2つ以上のツールポート560の間に安定化力を提供することが可能である。ツールサポート560a、560c、および560eのそれぞれは、それらの近位端部において、それぞれ、漏斗形状の開口部564a、564c、および564eを含むことが可能であり、ツール挿入のための円滑な進入を生成させるようになっている。ベース485は、第1、第2、および第3のツールサポート560a、560c、560eにそれぞれ整合された第1、第2、および第3の開口部を有するカラーを含むことが可能である。第1、第2、および第3のツールサポート560a、560c、560eは、ガイドエレメント561a、561c、561e(全体的に、561)を含むことが可能であり、ガイドエレメント561a、561c、561eは、ここでは、ベース485の第1、第2、および第3の開口部を通って延在することが可能であり、ガイドエレメント561の中間部分が、動作の間に開口部の中に位置決めされるようになっている。ベース485は、イントロデューサ480を受け入れるための第4の開口部を含むことが可能である。いくつかの実施形態では、イントロデューサ480は、ベース485を含み、たとえば、ベース485は、イントロデューサ480の本体部と一体化されている。
また、ツールサポート560a、c、eは、内側チューブ563a、c、e(図4Aを参照)を含むことが可能であり、内側チューブ563a、c、eは、それぞれ、ガイドエレメント561a、c、eと整合し、または、ガイドエレメント561a、c、eと嵌合する。いくつかの実施形態では、内側チューブは、ベース485において、ガイドエレメントを通って延在している。
少なくとも1つのツール501、502、503は、シャフトを有することが可能であり、シャフトは、それぞれ、ツールサポート560a、560c、および560eの中へ挿入されるように示され、1つ以上のツールサポート560によってスライド可能に受け入れられるように構築および配置されている。ツール501、502、503のうちの1つ以上は、吸引デバイス、ベンチレータ、ライト、カメラ、グラスパー、レーザ、焼灼器、クリップアプライヤ、はさみ、針、持針器、スカルペル、RFエネルギー送達デバイス、低温エネルギー送達デバイス、および、それらの組み合わせからなる群から選択され得る。ツール501、502、503は、剛直性のおよび/または可撓性のツールシャフトを含むことが可能である。
コネクタ580は、第1、第2、および/または第3のツールサポート560a、560c、560eに取り付けられており、ツールサポート560a、560c、および/または560eの間の相対距離を維持するように構築および配置され得る。コネクタ580は、ツールサポート560のうちの1つ以上に固定して取り付けられ得る。代替的に、コネクタ580は、ツールサポート560のうちの1つ以上に回転可能に取り付けられ得る。たとえば、複数のコネクタ580(たとえば、異なる分離距離および/または他の相違を備える)がシステム100の中に設けられ、ツールサポート560の異なる配置が達成され得るようになっているときなどに、コネクタ580は、ツールサポート560に取り付け可能であるように、および/または、ツールサポート560から取り外し可能であるように構築および配置され得る。
ベース485は、ツールサポート560のうちの1つ以上に固定して取り付けられ得る。代替的に、ベース485は、ツールサポート560のうちの1つ以上に回転可能に取り付けられ得る。ジンバル(図示せず)が、ベース485において位置決めされ、ベース485において1つ以上のガイドエレメント561に回転可能に係合することが可能である。
1人のオペレータが、たとえば、単一のオペレータ場所から、第1のツールサポート560aから延在するツール501、第2のツールサポート560cから延在するツール502、および/または、第3のツールサポート560eから延在するツール503のうちの1つ以上を動作させることが可能である。とりわけ、ツール501は、561aおよび563aを通って延在することが可能であり、ツール502は、561c、563cを通って延在し、ツール503は、561e、563eを通って延在することが可能である。代替的に、1人のオペレータが、ツール501、502、503のうちの2つのツールを動作させることが可能であり、別のオペレータが、ツール501、502、503のうちの残りのツールを動作させることが可能である。
図4Aは、本発明概念の実施形態による、ツールサポート内側チューブ563の斜視図である。図4Bは、本発明概念の実施形態による、イントロデューサ480の遠位端部、ツールサポート、および関節式プローブのインターフェースの側面図である。図4Cは、本発明概念の実施形態による、イントロデューサ480の遠位端部、ツールサポート、および関節式プローブのインターフェースの斜視図である。
図4A、図4B、および図4Cを参照すると、ならびに、図3のツール位置決めシステムを参照すると、イントロデューサ480の遠位端部、および、そのベース485が示されている。関節式プローブ400の遠位リンク441Dが、第1および第2の遠位サイドポート450a、450bを含み、第1および第2の遠位サイドポート450a、450bにおいて、ツールがスライド可能に支持され得る。ツールサポート外側チューブ561が、ベース485の上部部分から延在している。ツールサポート内側チューブ563は、ツールサポート外側チューブ561の中にスライド可能に位置決めされている(例示上の明確さのために、ツールサポート内側チューブ563は図4Cから除去されていることに留意されたい)。いくつかの実施形態では、ツールサポート内側チューブ563は、その遠位端部において、第1および第2の遠位サイドポート450a、450bのうちのそれぞれの1つにアンカー固定されている(たとえば、固定して取り付けられ、回転可能に取り付けられ、または、その他の方法で取り付けられている)。このように、プローブの遠位外側リンク441Dが(たとえば、長手方向に)前進されるときに、ツールサポート外側チューブ561は、適切な位置に固定されたままであり、一方、ツールサポート内側チューブは、ベース485からの延在の長さが増加する。
いくつかの実施形態では、1つ以上の中間外側リンク441が、示されている2つの中間サイドポート455a、455b(全体的に、中間サイドポート455)などのような、1つ以上のサイドポートを含むことが可能であり、ツールサポート内側チューブ563は、サイドポートをスライド可能に通過することが可能である。中間サイドポート455は、ツールサポート内側チューブのためのロケーターおよび/またはサポートとして動作し、ツールサポート内側チューブ563の不注意による座屈または屈曲を防止し、および/または他の形でツールサポート560を通過する1つ以上のツールシャフトまたは他のフィラメントの円滑な並進を提供する。
いくつかの実施形態では、図4Aに示されているように、ツールサポート内側チューブ563は、その遠位部分571において、可撓性強化フィーチャを含むことが可能である。本実施形態では、ツールサポート内側チューブ563は、遠位部分571の上にリブフィーチャを含み、リブの窪み部は、低減された外径のものになっている。そのようにリブを付けることは、ツールサポート内側チューブ563の遠位領域において、強化された可撓性を提供する。関節式プローブ400の遠位外側リンク441Dおよび近接する外側リンク441の完全なステアリング能力が、適正なプローブ動作のために非常に望まれる。ツールサポート内側チューブ563の相対的な可撓性を強化することによって、チューブ563によるステアリング能力との任意の干渉が、緩和または防止される。少なくとも図4Aにおいて示されているように、ツールサポート内側チューブ563の近位端部は、ツール挿入を支援するために漏斗形状のフィーチャ573を含むことが可能である。
さまざまな実施形態では、遠位部分571の可撓性強化フィーチャは、リブ付きの部分、主本体部分とは異なる材料組成を有する部分(たとえば、より可撓性の材料、または、他のより可撓性の材料組成)、主本体部分よりも相対的に薄い壁部を有する部分、および/または、可撓性を強化するための他の適用可能なメカニズムを含むことが可能である。
いくつかの実施形態では、イントロデューサ480のベース485は、フランジ486を含み、フランジ486は、ベース485の下表面485aから突き出ている。フランジ486は、イントロデューサ480のチャネルと連通する(たとえば、延長する)ように位置決めされており、関節式プローブ400が、イントロデューサ480のチャネルを通過する。このように、フランジ486は、プローブ400がイントロデューサ480を離れる点に近接して、プローブ400のための追加的なサポートを提供する。図4Bを参照すると、プローブ400が出てくるフランジ486の表面486aは、ツールサポート内側チューブ563が出てくるベース485の表面よりも遠位(たとえば、ページの上では下側)にあることが理解され得る。このように、プローブ400は、さらに支持され、プローブ400がイントロデューサ480を出てくる点に対して、そのモーメントアームを低減させる。同時に、ツールサポート内側チューブ563の出口場所は、フランジ486を通過しないことによって維持され、フランジ486からプローブ400の出口場所の近位の枢動場所において、内側チューブ563を通過するツールの屈曲角形成を可能にするようになっている。フランジ486は、取り付け可能なコンポーネント(たとえば、イントロデューサ480の残りの部分に取り付け可能である)を含むことが可能であり、または、それは、固定して取り付けられ得る(たとえば、イントロデューサ480の単一ピースの構築)。いくつかの実施形態では、複数の取り付け可能なフランジ486は、プローブ400の支持のための異なる構成を提供するために設けられている。
図5Aは、本発明概念の実施形態による、本明細書で説明されている関節式プローブ400などのような、関節式プローブのための取り外し可能なフィーダトップアセンブリ300の分解設計概略図である。図5Bは、本発明概念の実施形態による、フィーダシステムの例示目的の内部図である。一実施形態では、フィーダトップアセンブリ300は、安定化プレート1370を有するハウジング1360を含み、安定化プレート1370において、複数のケーブルボビン1316aが位置決めされている。ハウジング1360は、典型的には、強化プラスチックハウジングなどのような、射出成形されたプラスチックハウジングである。一実施形態では、安定化プレート1370は、強化ハウジングリブ1362に近接してハウジング1360に装着される。一実施形態では、ケーブル1350は、内側リンクおよび外側リンクの両方(たとえば、図2A〜図2Cの内側リンクメカニズム420および外側リンクメカニズム440のリンク)を含む関節式プローブ400を通って延在している。それぞれのケーブル1350は、ボビン1316aの周りに巻き付けられている端部を有することが可能である。ボビン1316aの回転は、プローブ400を通って延在しているケーブル1350の量を長くするかまたは短くする。一実施形態では、ケーブル1350は、操向しおよび/または可逆的に締め付けるために使用され得、たとえば本明細書で説明されているように、内側リンクメカニズム420または外側リンクメカニズム440のいずれかまたは両方を「ロックする」/硬くする。一実施形態では、1つ以上のケーブル1350は、リンクをロックするために使用され得、2つ以上のケーブル1350が、リンクを操向するために使用され得る。たとえば、3つのケーブル1350が、3次元での図2A〜図2Cの外側リンクメカニズム440のリンクを操向するために指定され得る。また、これらの3つのケーブル1350は、外側リンクメカニズム440をロックするために使用され得る。残りのケーブル1350は、内側リンクメカニズム420のリンク421をロックするために使用され得る。一実施形態では、ロックするためにケーブル1350を使用するときに、印加される力が、ケーブル1350に分配され得る。たとえば、36ポンドの力が、3つのケーブルに接続されている外側リンクメカニズム440をロックするために印加される場合には、12ポンドの力が、接続されているケーブル1350のそれぞれに印加され得る。一実施形態では、ボビン1316aのうちの3つは、外側リンク440を制御するように構成され、関節式プローブ400前進のためにケーブルを操向して送り出し、プローブ400後退のためにケーブルを後退させ、(たとえば、ロックするために)プローブ400をリンプ状態から剛直性状態へ移行させ、(たとえば、可撓性になるために)プローブ400を剛直性状態からリンプ状態へ移行させるようになっている。この実施形態では、1つのボビン1316aは、典型的には、内側リンク420を制御するために使用され、プローブ400前進のためにケーブル1350を送り出し、プローブ400後退のためにケーブル1350を後退させ、(たとえば、ロックするために)プローブ400をリンプ状態から剛直性状態へ移行させ、(たとえば、可撓性になるために)プローブ400を剛直性状態からリンプ状態へ移行させるようになっている。いくつかの実施形態では、ボビン1316aによってケーブル1350の上に及ぼされる力は、1ポンド、10ポンド、30ポンド、および/または50ポンドを超える可能性があり、取り付けられているプローブ400の内側リンクまたは外側リンク441を十分にロックするようになっている。プローブ400のリンクを操向およびロックするために4つのケーブル1350が使用されている構成では、たとえば、(たとえば、単一のケーブルによって)内側リンク421をロックするために50ポンドが印加され、また、(たとえば、3つのケーブルによって)外側リンク441をロックするために、ケーブル当たり15ポンドが使用されるときに、ボビン1316aによって及ぼされる集合的な力は、95ポンドを超える可能性がある。さまざまな実施形態では、印加される力の量は、内側リンクメカニズム420および外側リンクメカニズム440のリンクのサイズ(直径および長さを含む)に関係し、また、リンクのステアリングの滑らかさに関係している。リンクが互いに対して伸張または後退されるときを含め、より大きいおよび/またはより長いリンクのセットをロックおよび安定化させるために、より大きい力が必要である可能性がある。
ヒールプレート1375(本明細書ではヒールとも称される)は、安定化プレート1370に固定して取り付けられており、本明細書で説明されているように、ベースアセンブリ200とロック可能に係合することが可能である。また、カム1303が、ハウジング1360に取り付けられており、ハウジング1360は、ベースアセンブリ200とロック可能に係合するように配置されている。一実施形態では、カム1303は、関節運動することが可能であり、また、ばね荷重式になっており、ラッチプロング(たとえば、図12の係合アセンブリ203など)と係合すると下向きに回転するようになっている。一実施形態では、ばね荷重式のカム1303は、最大約20ポンドのテンションを提供する。ヒールプレート1375およびカム1303は、ベースアセンブリ200と連動し、それによって安定化し、たとえばボビン1316aなどを介してプローブ400への電力(たとえば、ケーブルによって印加される力)の伝達の間に、フィーダシステムおよびベースアセンブリ200の横方向の運動を含む望ましくない運動の抵抗を支援する。一実施形態では、トップアセンブリ300は、ベースアセンブリ200から取り外し可能であるように構成されており、プローブ400が生物学的な材料または有毒な材料に露出されているときなどに、洗浄されるか、または、別のトップアセンブリ300(たとえば、新しい無菌トップアセンブリ300)と交換されるようになっている。
キャリッジ駆動セグメント1310が、補強されたイントロデューサ480に遠位に取り付けられており、イントロデューサ480を通して、プローブ400が延在している。イントロデューサ480は、たとえば、イントロデューサ480が、大多数の患者の中に見出される体腔形状と同様の外側表面を含むときなどに、目標エリアを通して、または、目標エリアに向けて、プローブ400の初期経路をガイドするために使用され得る。プローブ400は、プローブ400がイントロデューサ480を出た後に使用される微細な運動制御の前に、イントロデューサ480を通して迅速に前進するように構成され得る。
図5A、図5B、および図6Aを参照すると、トップアセンブリ300の力伝達駆動サブアセンブリ1320の例示目的の斜視図が示されている。トップアセンブリ300は、キャリッジ駆動セグメント1310を含み、キャリッジ駆動セグメント1310は、2つの親ねじ1322に沿って、2つのキャリッジアセンブリ、キャリッジ1325a、b(全体的に、1325)を独立して駆動するように構成されている。親ねじ1322は、親ねじ1322を非逆駆動可能にするように構成されているピッチを含むことが可能である。一実施形態では、たとえば、図2A〜図2Cを参照して説明されているように、1つのキャリッジ1325bは、外側リンクメカニズム440を駆動し、1つのキャリッジ1325aは、内側リンクメカニズム420を駆動する。親ねじ1322は、ギヤ1316bおよびギヤ1345を含む90度ギヤアセンブリによって駆動される。一実施形態では、ギヤ1316bおよび1345は、螺旋ねじを含み、それらの間の全体的な接触を増加させるようになっており、さらに、ベースアセンブリ200とプローブ400との間の力伝達を安定化させる。親ねじ1322は、ハウジング1360に装着されている軸受装着ブロック1342および1344の中に固定されている。一実施形態では、軸受装着ブロック1342は、ギヤ1345と親ねじ1322との間の力伝達をさらに安定化させるためのスラスト軸受1347を含む。一実施形態では、キャリッジ1325は、ガイドレール1327の上にスライド可能に乗るための溝部を含み、ガイドレール1327は、キャリッジ1325の直線的移動を確保すること、ならびに、サブアセンブリ1320、トップアセンブリ300、およびプローブ400、または、それらの組み合わせの追加的な安定化を提供することを支援し、たとえば、トップアセンブリ300の望ましくないトルクまたは圧縮など、力伝達の間に望ましくない移動に抵抗するようになっている。ガイドレール1327は、とりわけ、不均等な力がキャリッジ1325に印加されるときに、キャリッジ1325間の望ましくない相対的移動をさらに防止することが可能である。一実施形態では、ガイドレール1327は、軸受ブロック1344および1342の中にスライド可能に受け入れられて固定されており、実質的に平行な構成を維持し、トップアセンブリ300の安定性を維持するようになっている。軸受ブロック1344、1342は、スクリーンまたは関連のカップリングデバイスの挿入のための貫通穴などを有することが可能であり、サブアセンブリ1320を関節プローブ400に固定する。一実施形態では、ガイドレール1327は、キャリッジ1325の受け入れ部分にスライド可能に係合するように構成された、正方形、長方形、丸形、スロット付き、または、他のさまざまな断面形状を有するように構成されている。1つの実施形態では、ガイドレール1327は、トップアセンブリ300の1つ以上の軸線(たとえば、トップアセンブリ300の主軸)に沿った望ましくない捩じりを防止するように構成された長方形断面を有している。2重ねじおよびレール構成は、とりわけ、フィーダシステムの捩じりおよび屈曲に抵抗することを助ける。一実施形態では、力伝達駆動サブアセンブリ1320は、たとえば、ハウジング1360がプラスチック製の射出成形ハウジングを含むときなどに、力伝達の間にハウジングの撓みを最小化するためにハウジング1360の中に固定される別々のサブアセンブリである。一実施形態では、キャリッジ1325は、補強されたブッシングを含み、親ねじおよび/またはレールと係合する。一実施形態では、ブッシングは、テフロン(登録商標)または同様の滑らかな材料によって、コーティングおよび/または充填される。
図6Bは、本発明概念の実施形態による、トップアセンブリ300の力伝達駆動サブアセンブリ1320の斜視図である。図6Cは、図6Bの力伝達駆動アセンブリの90度ギヤ伝達サブアセンブリの例示目的の側面斜視図である。図6Dは、図6Bの力伝達駆動サブアセンブリ1320の別の例示目的の斜視図であり、1つの親ねじ1322および他のコンポーネントが、例示上の明確さのために除去されている。一実施形態では、装着ブロック1344は、親ねじ1322と軸受装着ブロック1344との間の適正なアライメントを確保することを助けるために球面軸受1346を含む。図6Eは、本発明概念の実施形態による、図6A〜図6Bの力伝達駆動アセンブリの親ねじのための軸受装着ブロック1344の例示目的の斜視図である。
図6Fは、図6A〜図6Bの力伝達駆動アセンブリ1320の親ねじ1322のための軸受装着ブロック1342の例示目的の斜視図である。上記に議論されているように、一実施形態では、軸受装着ブロック1342は、ギヤ1345と親ねじ1322との間の力伝達をさらに安定化させるためのスラスト軸受1347を含む。
図7Aは、本発明概念による、フィーダアセンブリ102のトップアセンブリ300の内部コンポーネントの斜視図である。フィーダアセンブリ102は、第1および第2のキャリッジ1325a、1325bを含むキャリッジ駆動セグメント1310を含み、第1および第2のキャリッジ1325a、1325bは、第1および第2のガイドレール1327a、1327bに沿って滑動する。第1のキャリッジ1325aは、第1の親ねじ1322aと連絡し、第2のキャリッジ1325bは、第2の親ねじ1322bと連絡する。このように、親ねじ1322a、1322bの回転は、ガイドレール1327a、1327bに沿った直線的経路の中でキャリッジ1325a、1325bを駆動するために、対応するキャリッジ1325a、1325bの直線的移動に変換される。いくつかの実施形態では、第1のキャリッジ1325bは、プローブ400の内側リンクメカニズム420と連絡する内側キャリッジを含み、一方、第2のキャリッジ1325bは、プローブ400の外側リンクメカニズム440と連絡する外側キャリッジを含む。キャリッジ1325a、1325bは、内側リンクメカニズム420および外側リンクメカニズム440の最も近位のリンクにそれぞれ連結されており、メカニズムが、長手方向に独立して前進および後退され得るようになっている。エネルギーチェーン1391は、第1の端部において、トップアセンブリ300の固定された(非移動)部分に連結されており、第2の端部において、第2のキャリッジ1325bに連結されている。エネルギーチェーン1391のセグメントは、キャリッジ1325bがトップアセンブリ300の非移動部分に対して移動するときに、伸張および後退する。エネルギーチェーン1391は、フィーダメカニズムからプローブ400のリンクを通って延在するワイヤおよび可撓性のフィラメントのための保護メカニズムとして用いられ得る。エネルギーチェーン1391は、導管1392などのような可撓性のフィラメントを受け入れるための中央アパーチャを有するチェーン状の構築を含むことが可能である。いくつかの実施形態では、エネルギーチェーン1391は、実質的に単一の平面の中にあるままの状態で曲率を変化させるように付勢を提供する。
いくつかの実施形態では、導管1392は、カメラケーブルを含み、カメラケーブルによって、電気信号および光信号、たとえば、データ信号および電力信号などが、内側リンクメカニズムおよび外側リンクメカニズムの遠位リンクに装着されたカメラ光学系とベースアセンブリ200との間で転送される。プローブ400が手順の間に遠位方向に延在するときに、追加的なケーブルが、遠位方向に自由に通過することを許容され、プローブのステアリングと干渉しないようになっている。プローブ400が、延在の軸線に対して、軸外である特定の配向に操向されるときに、追加的な導管、たとえば、ケーブルが、プローブ400の中へ送り込まれることが必要とされる。それに加えて、いくつかの実施形態では、ステアリング操作のために使用される外側リンクの数は、本明細書で説明されているように変化することが可能である。そのような場合では、導管1392は、リンクを通過してフィーダに至ることが自由に許容され、プローブを通過する導管1392の長さが、ステアリング操作において使用されるリンクの数に応答して変化する。したがって、図7Bに示されているように、導管1392は、1つ以上のサービスループ1390a、1390b、1390cを含むことが可能である。サービスループ1390a、1390b、1390cは、追加的な緩い導管を提供し、追加的な緩い導管は、フィーダベース###に対するプローブ400の遠位端部の位置に応じて、プローブ400の中へ送り込まれ、また、プローブ400から除去され得る。
いくつかの実施形態では、導管1392の中の第1のサービスループ1390aは、(たとえば、オペレータによって選択されるような)ステアリング操作において使用される最も遠位の外側リンクの現在の量の最大ステアリングを提供する。第1のサービスループ1390aは、屈曲部を含むことが可能であり、屈曲部は、ステアリング操作の間に、プローブ400の中への、および、プローブ400からの、導管1392の自由移動を可能にする。いくつかの実施形態では、導管1392は、カメラケーブルを含み、第1のサービスループ1390aは、第1の端部において、プローブ400の最も遠位の外側リンク441Dの中に位置決めされているカメラ光学系に連結されており、第2の端部1393において、第2のキャリッジ1325bに連結されている。第1のサービスループ1390aの長さは、関節式プローブ400のすべての可能性のある構成を支持するように選択され得、関節式プローブ400は、(たとえば、外側リンクメカニズム440の最も遠い前進において、その最小曲げ半径における範囲のステアリングを支持するために)ステアリング操作の累積的なセットの間に遭遇される可能性がある。このように、ステアリング動作は、不十分な導管長さに起因して、導管1392の中のテンションからの干渉なしに、プローブ400の中で起こることが可能である。この例示的な実施形態では、第1のサービスループ1390aは、プローブ400の最も近位の外側リンク441Dの中のアパーチャを通過する。いくつかの実施形態では、第1のサービスループ1390aは、示されているように、(たとえば、プローブ400のすべての潜在的なステアリング操作を支持するように集合的に構成された導管1392の複数の物理的なループを含む)第3のサービスループ1390cを含む。
いくつかの実施形態では、導管1392の中の第2のサービスループ1390bは、プローブ400の前進および後退を提供する。第2のサービスループ1390bは、たとえば、外側リンクメカニズム440を駆動しながら、第2のキャリッジ1325bの自由移動を可能にするループ部分を含む。いくつかの実施形態では、導管1392は、カメラケーブルを含み、第2のサービスループ1390bは、第1の端部において、カメラコネクタ1394においてカメラ回路基板に連結されており、第2の端部1393において、第2のキャリッジ1325bに連結されている。第2のサービスループ1390bの長さは、第2のキャリッジ1325bの直線的並進の最大距離よりも長くなるように選ばれ、第2のキャリッジ1325bの並進のすべての範囲に対処するようになっている。図7Aに示されているように、第2のサービスループ1390bは、エネルギーチェーン1391によって保護および着座され得る。
図8は、本発明概念の実施形態による、キャプスタン駆動アセンブリの概略図である。図8Aは、本発明概念の実施形態による、フィーダアセンブリの切り欠き斜視正面図である。図8Bは、本発明概念による、フィーダアセンブリのギヤボックスのクローズアップ切り欠き斜視正面図である。
図8を参照すると、いくつかの実施形態では、複数の駆動アセンブリ210が、フィーダアセンブリ102のベースアセンブリ200の中に設けられている。それぞれの駆動アセンブリ210は、いくつかの実施形態では、モータ212、ギヤアセンブリ214、およびキャプスタン216を含む。キャプスタン216は、トップアセンブリ300の上の対応するボビンと嵌合するように構築および配置されている。代替的な実施形態では、駆動アセンブリ210は、キャプスタンよりもむしろボビンを含むことが可能であり、その場合には、トップアセンブリ300は、対応するキャプスタンを含む。
駆動アセンブリ210および対応するキャプスタン216は、トップアセンブリ300の上のボビンを駆動し、そして、ボビンは、トップアセンブリ300の上のケーブルを駆動し、ケーブルは、プローブ400の動作を制御するために使用されている。さまざまな実施形態では、モータ212は、それに限定されないが、ブラシレスDCモータ、ステッパモータ、閉ループサーボモータを含む、複数の適切なモータタイプのいずれかを含むことが可能である。さまざまな実施形態では、モータリンケージエンコーダまたは位置センサが、閉ループ動作を提供するために(たとえば、モータ212および/またはギヤアセンブリ214の中に)含まれ得る。ギヤアセンブリ214は、たとえば、最大20:1までのギヤ比を提供する機械的なアセンブリを含むことが可能であり、それは、モータ212に接続され、モータ212によって提供される回転変位をそれに対応して低減させる(たとえば、また、提供されるトルクをそれに対応して増加させる)ことが可能である。追加的にまたは代替的に、モータ212自体は、随意的に、たとえば、最大16:1までのギヤ減速を提供するギヤアセンブリを含むことが可能である。
本発明概念によれば、モータ212およびギヤアセンブリ214は、ボビンにおけるケーブル運動に抵抗するように構成され得る。このように、ボビンは、モータにより駆動されるときのみ回転し、他の固有の運動に抵抗し、他の固有の運動は、そうでない場合、プローブ400からケーブルを通して伝達され得る。このように、モータ212は、ステアリングケーブルによって印加される力による逆駆動に実質的に抵抗する。強化された運動抵抗能力によって、モータ212は、使用中ではないときに、たとえば、運動サイクル同士(たとえば、ステアリング操作および/または並進操作)の間において電源切断され得、エネルギーを保存し、熱出力を低減させ、駆動アセンブリ210の寿命を延長する。また、外力がプローブ400に印加されるとき、たとえば、プローブ400が組織と接触しているとき、望ましくないプローブ運動に抵抗するために、プローブのモータの電力を与える必要がない。
そのような強化された運動抵抗は、複数のアプローチのいずれかで実現され得る。いくつかの実施形態では、ウォームギヤ歯車装置メカニズムが、駆動アセンブリ210のために用いられ得る。そのようなウォームギヤ歯車装置メカニズムは、本質的に非逆駆動可能である。他の実施形態では、適切な保持力を有するステッパモータが適用され得る。別の実施形態では、短絡式駆動インダクターを備えたDCモータが用いられ得る。その理由は、この構成において、モータ磁石に対する任意の回転が抵抗されるからである。他の実施形態では、回転防止エレメント、たとえば、歯止めまたはラチェットを備えた機械的なギヤが用いられ得る。他の実施形態では、磁気ベースの位置保持アセンブリが、モータ保持力を提供するために用いられ得る。
図8Aおよび図8Bを参照すると、ベースアセンブリ200は、ベース、モータ212、ギヤアセンブリ213、およびキャプスタン216を位置決めするためのベースハンドル220を含む。ギヤアセンブリ213は、ウォーム213aおよび嵌合ギヤ213bを含む。図8Bのクローズアップ図において、モータ212がウォームギヤアセンブリ213を駆動することがわかる。ウォーム213aのねじ山は、キャプスタン(図示せず)および対応するボビンを駆動するためにギヤ213bに噛み合っている。対応するボビンに取り付けられたケーブルによって印加されるギヤ213bの任意の反回転力が、ギヤ213bおよびウォーム213aのインターフェースによって抵抗される。このように、ケーブルは、ウォーム213aとギヤ213bとの間の機械的な関係の固有のロッキング(すなわち、逆駆動防止の性質)に起因して、適切な場所にロックされる。
いくつかの実施形態では、モータ212は、モータ装着部218において、ベースアセンブリ200のシャシに取り付けられている。いくつかの実施形態では、複数のモータ装着部218は、それぞれ、ベースアセンブリ200のシャシに回転可能に装着され、ギヤ213bの車軸の周りに回転する。いくつかの実施形態では、モータ装着部218は、最小抵抗で回転するように構築および配置されている。いくつかの実施形態では、モータ装着部218は、低抵抗軸受の上で回転する。いくつかの実施形態では、モータ装着部218の一部分218aは、ベースアセンブリ200のシャシに装着されたロードセル221とインターフェース接続するように回転する。ロードセルは、フィーダユニット100aおよび/またはインターフェースユニット100bに荷重情報を提供するためのケーブル223を含む。
このように、モータ装着部218は、ロードセル221と係合し、測定された力を提供し、測定された力は、所与のモータ212と一致するボビンに印加されるケーブルの中のケーブルテンションに相関され得る。ケーブルテンションは、ボビンおよび関連の係合されたキャプスタンの上に捩じり力を印加する。そして、これは、(たとえば、ギヤアセンブリ213の)ギヤ213bに、したがって、モータ212およびモータ装着部218に、トルクを印加する。モータ装着部218は、ケーブルテンションが印加されるときに回転しようとする。そのような回転は、ロードセル221に力を印加する。このように、ロードセルにおいて測定される力は、ケーブルテンションに相関され得る。
いくつかの実施形態では、モータ装着部218およびロードセル221のインターフェースは、それらの間の接触を確保および/または調節するための調節ねじ219を含むことが可能である。付勢ばね217は、最小荷重がロードセル221の上に常に存在していることを確保するためにさらに含まれ得る。この構成は、ゼロの力の近くでのロードセル測定を回避し、それは、そのような用途において望ましい回避とすることができる。
図9は、本発明概念の実施形態による、フィーダアセンブリの部分的な切り欠き斜視正面図である。
いくつかの実施形態では、フィーダアセンブリ102のベースアセンブリ200は、位置センサを含むことが可能であり、それは、たとえば、ベースアセンブリ200の回路基板に装着された図8Aに示されている位置センサ225などである。いくつかの実施形態では、位置センサ225は、使用中の1つ以上の時間間隔において、フィーダアセンブリ102の相対的位置(たとえば、3D空間における配向および/または場所)を測定することが可能であり、フィーダアセンブリ102が移動されたかどうかを決定するようになっており、および/または、フィーダアセンブリ102の幾何学的な配向を決定するようになっている。位置センサ225は、運動センサ、変位センサ、および/または加速度計などを含むことが可能である。いくつかの実施形態では、多次元レベルスイッチ、たとえば、水銀スイッチの列、ジャイロスコープ、または、重力に対する角度配向を提供する他のセンサが、センサ225に関して用いられ得る。本明細書の目的のために、「位置センサ」という用語は、1つ以上の自由度における物体の位置または変位を測定することができるすべてのタイプのセンサを含むことを意味している。
本明細書で説明されているように、プローブ400のケーブルに働く力、および/または、1つ以上のロードセル221に印加される力は、プローブ400の位置および角度配向に応じて、変化する可能性がある。また、これは、フィーダアセンブリ102の他の部分の位置および角度配向の関数として、ケーブルに働く力、および/または、1つ以上のロードセル221に印加される力に当てはまる。したがって、手順の間に、図28を参照して本明細書で説明されているキャリブレーション手順などのような、1つ以上のキャリブレーション手順が、フィーダアセンブリ102の現在の位置および角度配向に基づいて実施され得る。位置センサ225によって検出されるように、特定の量のフィーダアセンブリ102運動を検出すると、システムは、再びキャリブレートし、フィーダアセンブリ102の位置の変化の結果として、ケーブルおよび/またはロードセル221に印加される力の変化を考慮することが可能である。
ここで図10を参照すると、安全システム1060の概略図が、本発明概念にしたがって図示されている。安全システム1060は、ベースアセンブリ200、コンソール100b、または、それらの組み合わせの一部とすることができ、または他の形でそれと通信することが可能である。安全システム1060は、一連のスイッチを含み、それは、安全リレー1071、電力リレー1072、および、少なくとも1つのユーザ起動式スイッチ、たとえば、フットスイッチ1073および/または緊急スイッチ1074(単独でまたは集合的に、スイッチ)などを含む。本発明概念のシステム100は、電源、モータ電源1061、および、1つ以上のモータ、モータ1062(たとえば、本明細書で説明されているモータ212などのような、ケーブル駆動モータまたはキャリッジ駆動モータ)をさらに含む。安全システム1060は、一連の機械的な、電気機械的な、または電子的なリレーまたはスイッチを含むことが可能であり、それは、本発明概念の1つ以上の電力リレー1072または他の電気的なコンポーネントへの電力を制御するように構成されている。電力リレー1072は、一連の電気機械的なまたは電子的なリレーを含むことが可能であり、それは、本発明概念の1つ以上のモータ(たとえば、モータ1062)または他の電気的なコンポーネントに、たとえば、関節式プローブ400のすべてまたは一部分を操向および/またはロックするために使用されるケーブルの上のテンションを制御するように構成されている1つ以上のモータ、および/または、本発明概念のキャリッジアセンブリを並進させるように構成されているモータに、電力(たとえばモータ電源1061から供給される電力)を接続および/または切り離す(以降では、「制御する」)ように構成されている。いくつかの実施形態では、複数のスイッチが直列に接続されており、任意の単一のスイッチが「開位置」にある場合に(たとえば、開回路を生成させるための開スイッチ、または、給電されていないリレーなど)、システムのいずれかのモータまたはすべてのモータが、モータ電源から切り離されるようになっている。
安全システム1060は、インターフェースユニット100b(コンソール100bとも称される)の中の安全バス、コンソール安全バス、バス1063をさらに含む。安全システム1060は、フィーダユニット100の中の安全バス、フィーダ安全バス、バス1064をさらに含む。いくつかの実施形態では、複数の安全リレー1071は、直列に接続されており、すべての安全リレー1071が閉位置にある状態で、バス1063および/またはバス1064が、1つ以上の電力リレー1072に電気的に接続されるようになっており、それは、たとえば、直列に接続されている1つ以上の電力リレーなどであり、1つ以上の電力リレー1072が閉位置になっており、本明細書で詳細に説明されているように、モータ1062がモータ電源1061に電気的に接続されるようになっている。
安全システム1060は、トップアセンブリ300、ベースアセンブリ200、およびインターフェースユニット100bのうちの1つ以上の中に位置決めされた1つ以上の電子的なモジュールなどのような、1つ以上の電子的なモジュールを含むことが可能である。いくつかの実施形態では、第1の安全サブシステム1060aは、ベースアセンブリ200の中に位置決めされており、第2の安全サブシステム1060bは、インターフェースユニット100bの中に位置決めされている。安全サブシステム1060aおよび1060bが相互接続され得、いずれかのサブシステムの中の開スイッチが、1つ以上の電力リレー1072を開き、任意のまたはすべてのモータ1062から電力を切り離すことになるようになっている。システム100が、インターフェースユニット100bとフィーダユニット100aとの間に位置決めされている隔離回路などのような患者用電気隔離回路を含むときに、この特定の構成は、利点を提供することが可能である。
スイッチは、(たとえば、それぞれのリレー1071への制御入力を介して)システムパラメータをモニタリングするように構成され得、システム「不良」により、発生した不良を検出するように構成されているリレー1071が開くようになっている。リレー1071、ならびに、スイッチ1073および1074は、ステートマシンを形成しており、ステートマシンは、制御下にあるモータ電力リレー1072が複数の入力の状態に基づいて閉じられ得るかどうかを決定する(たとえば、電力リレー1072を閉じるために、すべての入力、リレー、およびスイッチが閉じられなければならない)。
それぞれのサブシステム1060aおよび1060bを含む安全システム1060は、任意のモニタリングされたパラメータの瞬間的なドロップアウトを検出し、システム100を「安全な状態」にすることが可能であり、その場合に、それぞれの安全リレー1071を開くことによって、そして、電力リレー1072への電流を制御することを中断することによって、任意のまたはすべてのモータ1062がモータ電源1061から切り離される。
それぞれの安全リレー1071は、直列に接続されており(たとえば、示されているリレーの直列接続などのような、「チェーン」接続スキームで配置されている)、電力リレー1072が閉じるために、すべてが閉じられなければならない。
ベースアセンブリ200の中のすべての安全リレー1071a接触状態は、フィーダユニット100aの中のプロセッサ、フィーダ制御プロセッサ(FCP)によってモニタリングされ、それは、ベースアセンブリ200の中に位置決めされ得る。
インターフェースユニット100bの中のすべての安全リレー1071b接触状態は、インターフェースユニット100bの中のプロセッサ、コンソール制御プロセッサ(CCP)によってモニタリングされる。
ベースアセンブリリレー
上記に説明されているように、ベースアセンブリ200は、示されているように、1つ以上の安全リレー1071a、または、他のスイッチを含むことが可能である。リレーおよび/またはスイッチは、開位置にあるときに、フィーダ安全バス1064を中断することが可能である。それぞれのリレーまたはスイッチは、ベースアセンブリ200の中の1つ以上の電力リレー1072aに電力を与える(たとえば、閉じる)ために、(たとえば、バス1064を中断するためではなく)閉じられなければならない。
フィーダ制御プロセッサ(FCP)は、第1の安全リレー1071a−iを制御する。いくつかの実施形態では、このリレーは、すべてのソフトウェアチェックが合格したときに閉じられる。FCPによってモニタリングされたソフトウェアパラメータが容認可能な範囲の外側にある場合に、結果として生じる信号が、関連の安全リレー1071a−iを開くことになる。
FPGAが、含められ得、示されているように、安全リレー1071a−iiを制御することが可能である。FPGAは、モータエンコーダ位置エラーまたは通信エラーがないときに、安全リレー1071a−iiを閉じる。任意のエラーの検出により、関連の安全リレー1071a−iiが開くことになる。
FCP Watch Dog Timer(WDT)が含まれ得、示されているように、安全リレー1071a−iiiを制御することが可能である。FCP WDTは、FCPの適正な性能をモニタリングし、連続的に(たとえば、135msもの頻度で)アサートされなければならず、(たとえば、ソフトウェアクラッシュ、FCPハードウェア故障、または、同様の不利なイベントに起因して)これがなされなくなることにより、WDTが関連の安全リレー1071a−iiiを開くことになる。
電圧モニター(VMON)が含まれ得、示されているように、安全リレー1071a−ivを制御することが可能である。VMON回路は、ベースアセンブリ200の上の供給電圧をモニタリングし、また、ベースアセンブリ200の中の電子機器に電力を与える15Vおよび28V供給部をモニタリングする。FCPに電力を与える臨界供給電圧は、冗長にモニタリングされる。モニタリングされる電圧は、常に、公称電圧の所定のウィンドウ(たとえば、±10%)の中にあるままでなければならず、そうでない場合、VMONエラーが結果として生じ、関連の安全リレー1071a−ivを開く。
プローブ装着検出回路が含まれ得、示されているように、安全リレー1071a−vを制御することが可能である。この回路は、トップアセンブリ300の存在を検出する。トップアセンブリ300が検出されない場合には、関連の安全リレー1071a−vが開かれることになる。
増幅器不良(Amp不良)検出回路が含まれ得、示されているように、安全リレー1071a−viを制御することが可能である。この回路は、増幅器回路の適正な機能を検出する。不良が検出される場合には、関連の安全リレー1071a−viが開くことになる。
温度センサ(Temp)が含まれ得、示されているように、安全リレー1071a−viiを制御することが可能である。温度センサは、ベースアセンブリ200によって周囲温度を測定し、万一、それが最大許容値(たとえば、60℃)を上回って上昇した場合には、関連の安全リレー1071a−viiが開くことになる。
力過負荷回路が含まれ得、示されているように、安全リレー1071a−viiiを制御することが可能である。この回路は、いずれかまたはすべてのステアリングケーブル(たとえば、システム100のプローブ112を操向および/またはロックするために使用されるステアリングケーブル)の上のテンションをモニタリングする。モニタリングされたテンションがプリセットされた最大値を上回って上昇する場合には、関連の安全リレー1071a−viiiが開くことになる。
コンソールイネーブルリレー1071a−ixは、示されているように含まれ得る。このリレーが閉じるためには、ベースイネーブルリレー###およびCCPリセット制御リレー###、およびフットスイッチイネーブルドリレー###を除いて、コンソール100bの中のすべての安全リレー1071bが閉じられなければならない。
FCPリセット信号が含まれ得、示されているように、安全リレー1071a−xを制御することが可能である。すべての先行するリレー1071aは閉じられなければならず、また、リセット回路は、このリレー1071a−xが閉じるためには、FCPからの上昇エッジパルスによってストローブされなければならない。制御回路(たとえば、FCPリセット信号をモニタリングし、関連の安全リレー1071a−xの状態を制御する回路)は、ラッチとして構成されており、FCPによって制御される入力は、ストローブ信号の上昇エッジのみに応答するように設計されている。関連のFCPポートが高い状態から抜け出せない場合には、このリレー1071a−xが閉じることを回路が可能にすることにならないように、ACカップリングが用いられる。しかし、閉じられると、FCPは、もはやリレー1071a−xを開くことができない。(リレー1071a−xは、2つの入力を備えるラッチングリレーであり、一方は、閉じるために良好でなければならない安全回路の状態であり、他方は、FCPからのストローブパルスである。ストローブされると、リレーが閉じ、不良が安全回路の他の場所で検出されるまで閉じたままである。)ある期間にわたる(典型的には、ウェル<10ms)先行するリレーのいずれかの中断により、このリレー1061a−xが開くことになる。
2つの安全リレー1071a−xiおよび1072a−xiiは、示されているように、FCPによって独立して制御およびモニタリングされる別々のイネーブルリレーとして構成され得る。コンソール100bの中に位置付けされているリレードーターボードPCAの上に位置付けされている2つのモータ電力制御リレー1072aおよび1072bを閉じるために、リレー1071a−xiおよび1072a−xiiの両方が閉じられなければならない。
コンソールリレー
上記に説明されているように、コンソール100bは、示されているように、図10に図示されている1つ以上の安全リレー1071b、または他のスイッチを含むことが可能である。リレーおよび/またはスイッチは、開位置にあるときに、コンソール安全バス1063を中断することが可能である。それぞれのリレーまたはスイッチは、コンソール100bの中の1つ以上の電力リレー1072bに電力を与える(たとえば、閉じる)ために、(たとえば、バス1063を中断するためにではなく)閉じられなければならない。
オペレータアクセス可能な緊急停止スイッチ(E−STOP1074)が、示されているように含まれ得る。CCPは、E−停止スイッチの状態をモニタリングし、オペレータによって呼び出された緊急停止に相関する信号(たとえば、図1のディスプレイ124の上に表示されたメッセージに相関することができる信号)を提供する。
CCP Watch Dog Timer(WDT)が含まれ得、示されているように、安全リレー1071b−iを制御することが可能である。CCP WDTは、CCPの適正な性能をモニタリングし、連続的に(たとえば、135msもの頻度で)アサートされなければならず、(たとえば、ソフトウェアクラッシュ、CCPハードウェア故障、または、同様の不利なイベントに起因して)これがなされなくなることにより、WDTが関連の安全リレー1071b−iを開くことになる。
ユーザインターフェースプロセッサ(UIP)WDTが含まれ得、示されているように、安全リレー1071b−iiを制御することが可能である。UIP WDTは、UIPの適正な性能をモニタリングすることが可能であり、連続的に(たとえば、135msもの頻度で)アサートされなければならず、(たとえば、ソフトウェアクラッシュ、UIPハードウェア故障、または、同様の不利なイベントに起因して)これがなされなくなることにより、WDTが関連の安全リレー1071b−iiを開くことになる。
電圧モニター(VMON)が含まれ得、示されているように、安全リレー1071b−iiiを制御することが可能である。VMON回路は、安全PCAの上の供給電圧をモニタリングし、また、インターフェースユニット100bの中の電子機器に電力を与える主要電源をモニタリングする。モニタリングされる電圧は、常に、公称電圧の所定のウィンドウ(たとえば、±10%)の中にあるままでなければならず、そうでない場合、VMONエラーが結果として生じ、関連の安全リレー1071b−iiiを開く。
温度センサ(Temp)が含まれ得、示されているように、安全リレー1071b−ivを制御することが可能である。温度センサは、インターフェースユニット100bエンクロージャーによって周囲温度を測定し、万一、それが最大許容値(たとえば、60℃)を上回って上昇した場合には、関連の安全リレー1071b−ivが開くことになる。
ドアセンサが含まれ得、示されているように、安全リレー1071b−vを制御することが可能である。ドアセンサは、スイッチベースの安全インターロックによって動作され、それにより、インターフェースユニット100bドアおよび/または回路基板ホルダーが適正に適切な場所にない場合には、関連の安全リレー1071b−vが開くことになる。
ベース(フィーダ)イネーブルリレー1071b−viが、示されているように含まれ得る。このリレーが閉じるためには、コンソールイネーブルリレーおよびFCPリセット制御リレーを除いて、ベースアセンブリ200の中のすべての安全リレー1071aが閉じられなければならない。
CCPリセット信号が含まれ得、示されているように、安全リレー1071b−viiを制御することが可能である。すべての先行するリレー1071bは閉じられなければならず、また、リセット回路は、このリレー1071b−viiが閉じるためには、CCPからの上昇エッジパルスによってストローブされなければならない。制御回路(たとえば、CCPリセット信号をモニタリングし、関連の安全リレー1071b−viiの状態を制御する回路)は、ラッチとして構成されており、CCPによって制御される入力は、ストローブ信号の上昇エッジのみに応答するように設計されている。関連のCCPポートが高い状態から抜け出せない場合には、このリレー1071b−viiが閉じることを回路が可能にすることにならないように、ACカップリングが用いられる。しかし、閉じられると、CCPは、もはやリレー1071b−viiを開くことができない。(リレー1071b−viiは、2つの入力を備えるラッチングリレーであり、一方は、閉じるために良好でなければならない安全回路の状態であり、他方は、CCPからのストローブパルスである。ストローブされると、リレーが閉じ、不良が安全回路の他の場所で検出されるまで閉じたままである。)所定の期間にわたる(典型的には、ウェル<10ms)先行するリレーのいずれかの中断により、このリレー1061b−viiが開くことになる。
フットスイッチ(FTSW)1073が含まれ得、示されているように、安全リレー1071b−ixを制御することが可能である。フットスイッチ1073は、外部フットスイッチによって制御される。関連のフットスイッチがオペレータによって起動されない(たとえば、押圧されない)場合には、それにより、関連の安全リレー1071b−ixが開くことになるように、フットスイッチFTSWが構成されている。
2つの安全リレー1071b−xおよび1071b−xiは、示されているように、CCPによって独立して制御およびモニタリングされる別々のイネーブルリレーとして構成され得る。コンソール100bの中に位置付けされているリレードーターボードPCAの上に位置付けされている2つのコンソールモータ電力制御リレー1072cおよび1072dをFTSW1073が閉じることができる前に、リレー1071b−xおよび1071b−xiの両方が閉じられなければならない。
図11は、本発明概念の実施形態による、関節式プローブシステムフィーダアセンブリ102の斜視説明図である。説明されているように、フィーダアセンブリ102は、ベースアセンブリ200およびトップアセンブリ300を含むことが可能である。図12は、本発明概念の実施形態による、ベースアセンブリ200の斜視上面図である。図13は、本発明概念の実施形態による、トップアセンブリ300の底面図である。
本明細書で説明されているように、いくつかの実施形態では、フィーダアセンブリ102は、フィーダサポートアーム106において、フィーダカート104(たとえば、図1を参照)に装着され得る。フィーダサポートアーム106は、高さが調節可能であり得、また、互いに対して枢動する複数のサブアームを含むことが可能である。この調節可能な構成は、患者の位置608に対してフィーダアセンブリ102を位置決めするために、広範囲の配向を可能にする。フィーダアセンブリ102は、ベースアセンブリ200およびトップアセンブリ300を含み、トップアセンブリ300は、ベースアセンブリ200に除去可能に取り付け可能となるように構築および配置され得る。トップアセンブリ300は、関節式プローブ400を含み、関節式プローブ400は、たとえば、リンクアセンブリを含み、リンクアセンブリは、本明細書でさまざまな実施形態(たとえば、図2を参照)に関連して説明されているように、複数の内側リンク421を含む内側リンクメカニズム420と、複数の外側リンク441を含む外側リンクメカニズム440とを含む。プローブ400の位置、構成(たとえば、可撓性)、および/または配向は、ベースアセンブリ200および/またはトップアセンブリ300の中に位置決めされている複数の駆動モータおよび関連のケーブルによって操作される。
一実施形態では、フィーダアセンブリ102は、ユニバーサルジョイント109において、1つ以上の自由度で、フィーダサポートアーム106に対して位置決めされ得る。ユニバーサルジョイント109の領域の中のベースアセンブリ200および/またはフィーダアセンブリ102(すなわち、ベースアセンブリ200およびトップアセンブリ300の両方の重量)の重量を支持するために、1つ以上のフィーダサポート103は、フィーダアセンブリ102のベースアセンブリ200とフィーダサポートアーム106との間に装着され得る。
いくつかの実施形態では、トップアセンブリ300は、ベースアセンブリ200に除去可能に取り付け可能である。いくつかの実施形態では、フック201が、ベースアセンブリ200の上に設けられ得、嵌合ヒール1301(図13を参照)が、トップアセンブリ300の上に設けられ、ベースアセンブリ200に対してトップアセンブリ300を最初に着座させるためのロケータージョイントとしての役割を果たすことが可能である。最初に着座されと、フック201およびヒール1301は、トップアセンブリ300およびベースアセンブリ200をさらに着座させるためにピボットとして動作することが可能である。トップアセンブリ300は、完全に着座されるまで、矢印指示610の反対側の方向に枢動され得る。このときに、ハンドル1302は、手動で操作され、トップアセンブリ300を適切な位置にロックすることが可能である。ヒール係合アセンブリ230は、たとえば、矢印によって示されている方向に、ばね荷重式とすることができ、着座プロセスの間に機械的な遊びを支持し、その後に、トップアセンブリ300とベースアセンブリ200との間に保持力を印加する。
いくつかの実施形態では、電気コネクタ232、1332は、嵌合する接地接続部(たとえば、図12および図13に示されている嵌合するエレメントの孔部234およびピン1334)を含むことが可能であり、それは、トップアセンブリ300の適正な接地を確保する。また、コネクタ232、1332の嵌合表面は、ベースアセンブリ200に対するトップアセンブリ300の枢動関係に対処するように構成され得る。いくつかの実施形態では、コネクタ232、1332は、たとえば、流体接続部(たとえば、液体またはガスなどのような流体の伝達、および/または、液圧式のもしくは空気圧式の力などのような力によって駆動される流体の伝達)、または、機械的な接続部(たとえば、1つ以上の機械的なリンケージの接続部)など、非電気的な接続部を提供するように構築および配置されている。いくつかの実施形態では、コネクタ232、1332は、メス型受容部の中への挿入の前または間に、1つ以上のオス型ピン間にワイピング力を提供するように集合的に構築および配置されており、オス型ピンから汚染を除去するようになっている。いくつかの実施形態では、コネクタ232および/または孔部234は、フローティングアセンブリの中に含有されており、それは、示されていないが、フローティング回路基板などであり、それは、1つ以上のばねによって中立位置に付勢され、1つ以上のばねは、トップアセンブリ300とベースアセンブリ200の接続の間に、1つ以上の自由度での位置調節を可能にし、アライメント(たとえば、複数の導電体電気接続部のアライメント)を支援するようになっている。
図12および図13を参照すると、トップアセンブリ300がベースアセンブリ200の上に完全に着座されたときに、ベースアセンブリ200の上のキャプスタン216a、216bは、トップアセンブリ300の上の対応するボビン1316aおよびギヤ1316bと係合されるようになる。いくつかの実施形態では、嵌合するキャプスタン216aおよびボビン1316aは、プローブ400の内側メカニズム420および/または外側メカニズム440のケーブルのステアリングおよびロッキングを駆動するための、ケーブル駆動キャプスタン/ボビンのペアを含むことが可能である。いくつかの実施形態では、嵌合するキャプスタン216bおよびギヤ1316bは、プローブ400の内側リンクキャリッジ1325aおよび外側リンクキャリッジ1325b(たとえば、図5A、図5B、図6Aを参照)をそれぞれ駆動するための、キャリッジ駆動キャプスタン/ギヤのペアを含むことが可能である。
いくつかの実施形態では、ベースアセンブリ200およびトップアセンブリ300の上の嵌合する電気コネクタ232、1332は、着座のときに係合する。嵌合する電気コネクタ232、1332は、ベースアセンブリ200およびトップアセンブリ300との間で伝達される電気信号および/または他の伝送のための経路としての役割を果たしている。
着座されると、フィーダアセンブリ102は、手順のために、患者の位置608に対して位置決めされ得る。手順の間に、複数の緊急事態のいずれかが起こる可能性があり、それは、患者からプローブ400を即座に除去することを必要とする可能性がある。本発明概念の実施形態によれば、トップアセンブリ300は、オペレータによって操作され、ハンドル1302を手動で解放することが可能であり、トップアセンブリ300は、フック201とヒール1301(本明細書では、ヒールプレート1375とも称される)との間のインターフェースを枢動点として使用し、上の方向に、および、患者の位置608から離れる方向に、たとえば、矢印610によって示されている方向に枢動され得る。この方向へのプローブの除去が非常に望ましいので、この配置は、安全要素を提供する。同時に、トップアセンブリ300がベースアセンブリ200から解放されるので、キャプスタン216a、216bおよび対応するボビン1316aおよびギヤ1316bは、互いに解放され、プローブ400のすべてのケーブルからテンションを即座に解放する。ケーブルテンションのそのような即座の解放は、緊急状況に関して非常に望ましく、プローブ400をリンプ状態、または他の形で柔軟状態にし、解放の前のプローブ400の幾何学的な構成にかかわらず、患者からのプローブ400の素早い除去を可能にする。緊急時の解放は、たとえば、電力がシステム100に供給されていないときなど、さまざまなシステム100故障、または、システムに関連しない緊急事態において実施され得る。
図11〜図14を参照すると、いくつかの実施形態では、トップアセンブリ300は、ハンドル1302(図14を参照)によって作動されるカム1303を含むことが可能である。着座の間に、カム1303は、ベースアセンブリ200に対して固定されて整合された位置にトップアセンブリ300をロックするために、ベースアセンブリ200の上の対応するカム係合アセンブリ203に係合することが可能である。トップアセンブリ300が完全に着座されるときに、ベースアセンブリの上のアライメントピン204が、トップアセンブリ300の上のロケーター孔部1304に係合し、適正なアライメントを確保する。いくつかの実施形態では、アライメントピン204もしくはロケーター孔部1304、または、その両方は、テーパ付きの上側表面を含み、機械的な遊びに対処し、アライメントプロセスを支援することが可能である。ベースアセンブリ200の中の1つ以上のアライメントピンは、受け入れ孔部と交換され得、その場合に、したがって、トップアセンブリ300の1つ以上の嵌合孔部は、ベースアセンブリ200の受け入れ孔部と嵌合するように構成されているアライメントピンとそれぞれ交換されることを理解されたい。
いくつかの実施形態では、トップアセンブリ300とベースアセンブリ200との間に無菌ドレープを位置決めするために、アライメントピンのセット、ピン205および対応するロケーションホール1305が、さらに含まれ得る。いくつかの実施形態では、プローブ400を含むトップアセンブリ300は、患者と接触する無菌装置であり、一方、ベースアセンブリ200およびフィーダアームサポート106およびフィーダカート104は、無菌ではない。この理由のために、無菌ドレープは、トップアセンブリ300とベースアセンブリ200との間に適用され得る。アライメントピン205およびロケーションホール1305は、手順の間のドレープの適正な位置決めを確保するために、ドレープの上に同様に位置決めされたアパーチャと連通している。
図14は、本発明概念の実施形態による、関節式プローブシステム100のフィーダアセンブリ102のトップアセンブリ300のハンドル1302の切り欠き斜視図である。図15は、本発明概念の実施形態による、関節式プローブシステム100のフィーダアセンブリ102のベースアセンブリ200の切り欠き斜視図である。図15A〜図15Cは、本発明概念の実施形態による、近接センサ構成部品の斜視図である。
図14を参照すると、いくつかの実施形態では、トップアセンブリ300は、ハンドル1302を含むことが可能であり、ハンドル1302は、ピボット1306において枢動し、ベースアセンブリ200のカム係合アセンブリ203にカム1303を係合させる。いくつかの実施形態では、カム1303の一部分は、ベースアセンブリ200の中へ磁界を放射するために十分な強度の磁界を有する磁石1307を含むことが可能である。
図15を参照すると、ベースアセンブリ200は、たとえば、ハンドル1302の一部分の中に位置決めされている磁石1307など、トップアセンブリ300の磁石1307によって放射される磁界を検出するのに適切な近接センサ207を含むことが可能である。したがって、近接センサ207は、トップアセンブリ300が適正に着座されてベースアセンブリ200の上の適切な位置にロックされるときに、ハンドル1302の磁石1307が位置決めされる領域の付近に位置決めされている。
いくつかの実施形態では、バンパー1308(たとえば、図14を参照)が、ハンドル1302の上に位置付けされ、係合されているときに、オペレータに触覚フィードバックを提供することが可能である。バンパー1308は、わずかに変形可能なゴム材料または軟質プラスチック材料を含むことが可能である。いくつかの実施形態では、バンパー1308は、ねじ山付きのベース1308aを有することが可能であり、ねじ山付きのベース1308aは、示されているように、ハンドル1302の中の対応するねじ山付きの開口部の中へ挿入され、(たとえば、受け取られる触覚フィードバックの量を調節するために)その垂直方向の位置がハンドル1302に対して調節可能であり得るようになっている。代替的な実施形態では、バンパー1308は、その代わりに、ベースアセンブリ200の上側表面において位置決めされ、ハンドル1302が着座位置に移動されるときに、ハンドル1302に接触することが可能である。
図15A〜図15Cを参照すると、近接センサ207は、いくつかの実施形態では、磁気的なセンサ、たとえば、ホール効果センサ207a(図15B)を含むことが可能であり、それは、センサ207へおよびセンサ207から電気信号を伝達するための電気接点207cを有する電気ボード207bの上に着座されている。いくつかの実施形態では、ホールセンサによって利用可能であるものよりも正確な位置決めが必要とされ、したがって、図15Dに示されているように、ミューメタルプレート207dなどが含まれ得る。ミューメタルプレート207dなどは、ホール効果センサ207aへのすべての磁界伝達を遮断する。示されているようなプレート207dの中のアパーチャ207eは、たとえば、トップアセンブリ300がベースアセンブリ200と適正に係合されているときに、磁石1307からの磁界が通過することを可能にし、近接センサ207の位置決め感度を効果的に増加させる。いくつかの実施形態では、ミューメタルプレート207dは、それぞれの端部に1つずつ、2つのアパーチャ207eを有することが可能であり、プレート207dが、それによって対称となるようになっており、たとえば、製造する際に、いずれの方向でも、また、場合によっては、いずれの側が上に配向されている状態でも、設置することを可能にする。そのような実施形態は、製造上の制約を緩和することが可能であり、プレート207dの誤った挿入の可能性を排除する。
例示目的の実施形態は、トップアセンブリ300の上に位置決めされている磁石1307、および、ベースアセンブリ200の上に位置決めされている近接センサ207を示しているが、他の実施形態では、それらの位置決めは、逆転させることができる。すなわち、磁石1307は、ベースアセンブリ200の上に位置決めされ得、近接センサ207は、トップアセンブリ300の上に位置決めされ得る。さらに、上記の実施形態は、カム1303およびカム係合アセンブリ203の領域の中に位置決めされている磁石1307およびセンサ207を示しているが、カップリングを確立するために、トップアセンブリ300およびベースアセンブリ200の他の領域の中にそれらを設置することも、本発明概念に適用可能である。
図16は、本発明概念の実施形態による、関節式プローブシステム100のフィーダアセンブリ102のベースアセンブリ200の部分的な切り欠き斜視図である。図16Aは、本発明概念の実施形態による、ベースアセンブリ200の断面図、および、ヒール1301およびベースカットアウト233の相互作用の断面図である。図16Bは、本発明概念の実施形態による、ベースのカム係合アセンブリ203のクローズアップ斜視図である。
図16および図16Bを参照すると、トップアセンブリ300のヒール1301、ボビン1316a、キャリッジギヤ1316b、カム1303、および電子機器モジュール1331を含む、ベースアセンブリ200の対応するコンポーネントに係合されているトップアセンブリ300の特定のコンポーネントとともに、ベースアセンブリ200の部分的な切り欠き図が示されている。ベースアセンブリ200のキャプスタン216aは、ボビン1316aと係合されているが、図16の視界から隠れている。ベースアセンブリ200のキャプスタン216bは、キャリッジギヤ1316bと係合されているが、同様に、図16の視界から隠れている(図16bに示されている)。トップアセンブリ300は、ベースアセンブリ200に適正に装着されて固定されていることが想定されている。図16Bを参照すると、トップアセンブリ300が適正に据え付けられるときに、カム1303がカム係合アセンブリ203と嵌合することがわかる。本明細書で説明されているように、カム係合アセンブリ203は、着座プロセスおよび固定プロセスにおける機械的な遊びを可能にするために、垂直方向にばね付勢され得、それは、矢印231によって示されている。トップアセンブリ300のアライメントピン1334は、ベースアセンブリ200の対応する孔部234と嵌合し、ベースアセンブリコネクタ232とトップアセンブリコネクタ1332との間の適正な電気接続性を確保する(図12および図13を参照)。
図16Aを参照すると、トップアセンブリ300のヒール1301は、ベースアセンブリ200のフック201と係合されていることがわかる。いくつかの実施形態では、ヒール1301およびフック201の相互作用は、ベースアセンブリ200に対するトップアセンブリ300の着座プロセスにおける第1の接触点とすることができる。本明細書で説明されているように、ヒール1301/フック201のインターフェースは、着座および解放の間に、トップアセンブリ300の枢動点を提供することが可能であり、および、本明細書で説明されているように、上方へ患者から離れるようにトップアセンブリ300の枢動を提供することによって、緊急解放フィーチャとしての役割を果たす。いくつかの実施形態では、フック201および/またはヒール1301は、着座プロセスおよび固定プロセスにおける機械的な遊びを可能にするために、ばね荷重式とすることができる。
いくつかの実施形態では、ヒール1301は、その中心部分においてリッジフィーチャ1301aを含むことが可能である。リッジフィーチャ1301aは、ベースアセンブリ200の受け入れスロット236の対応するデータムプレート235表面との接点として動作することが可能である。この構成は、トップアセンブリ300をベースアセンブリ200と長手方向に整合させ、同時に、たとえば、矢印660によって示されている回転の方向でのそれらの位置決めにおける最小限の所定の量の角度オフセットを可能にする。角度オフセットにおけるそのような遊びは、ベースアセンブリ200に対するトップアセンブリ300の着座の間のアライメントプロセスに対処する。ボールプランジャー16237が、データムプレート235の反対側の受け入れスロット236の中に含まれ、データムプレート235に対してヒール1301を維持または付勢することが可能である。
本明細書で説明されているように、ベースアセンブリ200に対するトップアセンブリ300およびプローブ400の緊急解放の間に、ハンドル1302を持ち上げることができ、次いで、トップアセンブリ300が、ベースアセンブリ200のフック201の周りに自由に回転することができるようになっている。本明細書で説明されているように、トップアセンブリ300は、患者の位置608から上に離れるように、図11の矢印610によって示されている方向に回転する。トップアセンブリ300が枢動するとき、ボビン1316aおよびギヤ1316bは、それぞれ、キャプスタン216a、216bから持ち上げられる。そして、これは、プローブ400のすべてのケーブルのテンションを解放し、プローブが「リンプ」状態および/または少なくとも柔軟状態になったときに、患者からのプローブ400の安全な除去を可能にする。同時に、枢動すると、磁石1307は、もはや、近接センサ207によって検出されず、システム100の電子的なサブシステムが、解放に気付くことが可能である。アライメントピン205、1334は、それらの対応する孔部1305、234から離脱される。電子機器は、コネクタ232、1332において離脱され、システムカメラおよび/または他のシステム電子機器への電力を切断する。
図17Aは、本発明概念の実施形態による、出荷条件のフィーダトップアセンブリ300のケーブルボビンの側面図である。図17Bは、本発明概念の実施形態による、動作条件のトップアセンブリ300のケーブルボビンの側面図である。図17Cは、本発明概念の実施形態による、解放条件のトップアセンブリ300のケーブルボビンの側面図である。
図17Aを参照すると、ケーブルボビン1316aは、ボビン車軸1351の周りに回転する。ケーブルボビン1316aは、ケーブル、たとえば、ボビン1316aの周りに螺旋状に巻き付けられたケーブルを受け入れるためのケーブル溝部1352を含む。いくつかの実施形態では、ケーブルは、外側リンクメカニズム440を制御するためのステアリングおよびロッキングケーブル、または、内側リンクメカニズム420を制御するためのロッキングケーブルを含むことが可能である(たとえば、図2を参照)。代替的にまたは追加的に、ケーブルは、内側リンクメカニズム420を制御し、操作し、または他の形で操向するためのステアリングおよびロッキングケーブルを含むことが可能である。ケーブルボビン1316aは、ボビンワッシャー1353に接触して着座されており、そして、それは、ボビンばね1354とインターフェース接続している。ボビンばね1354は、ボビンプレート1355の中に着座され、ボビンプレート1355に対するボビン1316aの垂直方向のトラベルを可能にする。いくつかの実施形態では、製造の間に、ケーブルは、第1の端部において、プローブ400の遠位リンクに連結されており、第2の端部において、ボビン1316aの周りに巻かれる。ケーブルの巻回は、ケーブル溝部1352によって確立され得る。出荷の間に、ケーブルがテンションを失わないか、または解放されないことが望まれる。
いくつかの実施形態では、ケーブル溝部1352からのケーブルの解放を防止するために、示されているクリップ1356などのようなケーブルクリップが含まれ得、ケーブルクリップは、ボビン1316aに回転可能に係合し、ボビン1316aに極めて近接してボビン1316aを取り囲むケーブルを維持しながら、ケーブルがボビン1316aの上に収集されることおよびボビン1316aから繰り出されることを可能にする。
いくつかの実施形態では、ケーブル溝部1352からのケーブルの意図しない解放を防止するために、および/または他の形でベースアセンブリ200へのトップアセンブリ300の取り付けの前のケーブルのテンション喪失(たとえば、巻き出し)を防止するために(たとえば、臨床的現場または他のオペレータ現場への1つ以上のトップアセンブリ300の出荷の間)、Oリング1357が、示されているように、車軸1351の溝部1351aの中など、ボビン車軸1351のネック領域に固定して取り付けられ得るか、または他の形でその周りに着座され得る。この実施形態では、ボビン1316aは、Oリング1357の外径よりもわずかに小さい内径のカウンターボア1358が設けられ得る。Oリング1357とカウンターボア1358との間の摩擦関係は、ボビン1316aの回転に抵抗するように動作し、したがって、ベースアセンブリ200へのトップアセンブリ300の取り付けの前(たとえば、1つ以上のトップアセンブリ300の出荷の間)のケーブルのテンション喪失に抵抗するように動作する。ワッシャー1353に動作するばね1354の力は、臨床的手順または他の手順を実施するためにトップアセンブリ300がベースアセンブリ200に取り付けられる準備ができるまで、カウンターボア1358の中にOリング1357を維持する。
図17Bを参照すると、トップアセンブリ300がベースアセンブリ200に取り付けられた後に(たとえば、臨床的手順の間)、ベースアセンブリ200からのキャプスタン216aは、ボビン1316aを上向き方向に押し、ばね1354を圧縮し、Oリング1357とボビン1316aとの間の摩擦係合を除去する。結果として、ボビン1316aは、その対応するキャプスタン216aおよびキャプスタン駆動アセンブリに応答して動作し、摩擦抵抗は、ボビン1316aに印加されない(Oリング1357は、もはや、ボビン1316aと摩擦係合していないため)。
図17Cを参照すると、ベースアセンブリ200からのトップアセンブリ300の解放の後に(たとえば、手順完了の後に、または、緊急解放の後に)、キャプスタン216aは、もはや、ボビン1316aと接触していない。したがって、ばね1354は、示されているように下向き方向にボビンワッシャー1353およびボビン1316aを押すように動作する。Oリング1357が、カウンターボア1358の上側表面にもう一度係合し、ボビン1316a移動に対して、わずかな、しかし完全ではない抵抗を提供する。面取り部1359が、示されているようにカウンターボア1358の出口に含まれ得、Oリング1357がばね1354によって面取り部1359に対して付勢されるときに(図17Cに示されているように、および、トップアセンブリ300がベースアセンブリ200から除去された後に結果として生じる)、ボビン1316aとOリング1357との間のいくらかの(最小)摩擦係合が存在するようになっている(しかし、図17Aの構成において起こるものよりも小さい)。
図18は、本発明概念の実施形態による、無菌ドレープアセンブリ1800の上面図である。図18Aは、図18のドレープアセンブリ1800の一部分の拡大図である。いくつかの実施形態では、無菌ドレープは、高密度ポリエチレン(HDPE)または他の可撓性の滅菌可能な材料を含むことが可能である。本明細書で説明されているように、無菌ドレープ1800は、手順の間に提供され、無菌環境において無菌性を維持し、システムの非無菌部分をシールドする。1つ以上のアライメントプレート1809、たとえば、示されているアライメントプレート1809a、1809b、および1809cなどは、フィーダアセンブリ102のベースアセンブリ200およびトップアセンブリ300の通過領域を整合させるために設けられている。アライメントプレート1809a、1809b、1809cは、通過領域(たとえば、開口部であり、トップアセンブリ300および/またはベースアセンブリ200の1つ以上のコンポーネントがその開口部を通過することが可能である)を含む。1つ以上のストラップ1807が、システムコンソールおよびフィーダアームのフィーチャにドレープ1800を取り付けるために設けられ得る。
手順の準備のために、無菌ドレープがベースアセンブリ200の周りに適用されることが望ましい。この後に、トップアセンブリ300がベースアセンブリ200に装着される前に、特定の量の時間が経過し得る。この時間の間に、無菌性の維持が望まれる。
したがって、本発明概念の実施形態は、アライメントプレート1809の領域をカバーする除去可能なプレートカバー1806を提供する。除去可能なプレートカバー1806は、ベースアセンブリ200へのトップアセンブリ300の取り付けの直前に除去され得る。いくつかの実施形態では、除去可能なプレートカバー1806は、アライメントプレート1809の中の事前に形成された開口部をカバーすることが可能である。いくつかの実施形態では、除去可能なプレートカバー1806は、周知の接着剤または結合剤などを使用して、アライメントプレート1809および/またはドレープ1800の表面に結合され得、使用の直前に、技師または他のオペレータによって、そこから剥がされ得る。
図19A〜図19Fは、本発明概念の内側リンク421のさまざまな図を図示している。図19Aは、上面図であり、図19Bは、斜視図であり、図19Cは、側面図であり、図19Dは、側断面図であり、図19Eは、底面図であり、それぞれ、内側リンク421のものである。図19Fは、本発明概念の遠位内側リンク421Dの側面図である。
図20A〜図20Fは、本発明概念の外側リンク441のさまざまな図を図示している。図20Aは、上面図であり、図20Bは、斜視図であり、図20Cは、側面図であり、図20Dは、底面図であり、図20Eは、側断面図であり、それぞれ、外側リンク441のものである。図20Fは、本発明概念の遠位外側リンク441Dの斜視図である。内側リンク421および外側リンク441は、たとえば、本明細書で詳細に説明されているものなど、類似の材料または非類似の材料を含むことが可能である。いくつかの実施形態では、内側リンク421および/または外側リンク441は、本出願人の同時係属中の2013年4月19日に出願された米国特許出願第13/880,525号、および/または、2012年9月12日に出願された米国特許出願第14/343,915号に説明されている内側リンクおよび外側リンクと同様に構築および配置されており、そのそれぞれの内容は、その全体を本願に引用して援用する。
いくつかの実施形態では、本発明概念の関節式プローブ400は、内側リンクメカニズム420を含み、内側リンクメカニズム420は、10個から300個の間の内側リンク421、たとえば、50個から150個の間の内側リンク421、たとえば、75個から95個の間の内側リンク421、たとえば、おおよそ84個の内側リンク421を含む。いくつかの実施形態では、内側リンク421は、0.05インチから1.0インチの間、たとえば、0.1インチから0.5インチの間、たとえば、おおよそ0.2インチの長さを含む。
いくつかの実施形態では、内側リンク421は、0.1インチから1.0インチの間の有効外径、たとえば、0.2インチから0.8インチの間の有効外径、たとえば、おおよそ0.35インチの有効外径を含む。
いくつかの実施形態では、内側リンク421は、ルーメン、チャネル422を含み、それは、たとえば、ロッキングを制御する機能、および、ステアリングを実施するなどの機能を実施するために、ケーブルをスライド可能に受け入れるように構成されている。チャネル422は、内側リンク421の相対的な幾何学的な中心に中心を有することが可能であり、また、たとえば、おおよそ0.07インチの最小直径(たとえば、本明細書で示されて説明されているようなテーパ付きの形状または砂時計形状のプロファイルを有するチャネル422の最小直径)を有するチャネルなど、0.01インチから0.9インチの間の直径、たとえば、0.02インチから0.3インチの間の直径を含むことが可能である。いくつかの実施形態では、内側リンク421は、複数のルーメンを含み、たとえば、それぞれのルーメンの中にケーブルをスライド可能に受け入れるようになっており、たとえば、プローブ400の内側リンクメカニズム420のロッキングおよびステアリングの両方を可能にするようになっている。
いくつかの実施形態では、内側リンク421は、内側リンク421のロッキングを最適化するように構成されている1つ以上の材料を含む。いくつかの実施形態では、内側リンク421は、たとえば、グラスファイバを含む射出成形材料または他の材料など、高摩擦材料を含む。いくつかの実施形態では、内側リンク421は、等方性構築体、または、少なくとも1つ以上の等方性部分を含む。いくつかの実施形態では、内側リンク421は、Noryl(商標)材料などのようなプラスチック材料を含む。
内側リンク421は、球形の幾何学形状を有する近位表面423、および/または、球形の幾何学形状を有する遠位表面424を含むことが可能である。いくつかの実施形態では、近位表面423および遠位表面424の両方は、球形の幾何学形状を含み、たとえば、隣接する内側リンク421間に球面と球面とのインターフェースを生成させるようになっており、それは、(たとえば、隣接する内側リンク421間の表面接触を増加させることによって)ロッキングを最大化する。いくつかの実施形態では、内側リンク421近位表面423は、遠位表面424と同様の曲率半径を含む。いくつかの実施形態では、内側リンク421近位表面423は、0.1インチから1.0インチの間の曲率半径、たとえば、0.3インチから0.7インチの間の半径、たとえば、おおよそ0.55インチの半径を含む。いくつかの実施形態では、内側リンク421遠位表面424は、0.1インチから1.0インチの間の曲率半径、たとえば、0.3インチから0.7インチの間の半径、たとえば、おおよそ0.55インチの半径を含む。
いくつかの実施形態では、内側リンク421は、示されている3つの凹部425などのような、1つ以上の作業チャネル凹部または関連の曲率を含む。内側リンク421凹部425は、本明細書で説明されている外側リンク441凹部445と整合する。凹部425は、1.0mmから10.0mmの間の直径、たとえば、2.0mmから5.0mmの間の直径、または、(たとえば、おおよそ3.3mmの凹部425直径に対応する)おおよそ2.5mmの直径を有するツールを受け入れるように構築および配置される幾何学形状を含むことが可能である。
いくつかの実施形態では、最も遠位の内側リンクは、より近位の内側リンクとは異なる幾何学形状を含み、それは、たとえば、遠位内側リンク421Dなどであり、その側面図が、図19Fに図示されている。遠位内側リンク421Dは、たとえば、図19Fに示されている弾丸ノーズの幾何学形状など、内側リンク421とは異なる幾何学形状を含むことが可能である。たとえば、遠位内側リンク421Dは、開口部426(たとえば、球状棚、または、他のテーパ付きの開口部)を含むことが可能であり、開口部426は、一連の内側リンク421を通して挿入されているケーブルの遠位端部の上に位置決めされているアンカー固定部材(示されていないが、たとえばフェルールなど)を受け入れるように構成されている。遠位内側リンク421Dは、その遠位表面424において、他の内側リンク421遠位表面よりも大きいテーパ(たとえば、鈍くない)を含むことが可能であり、たとえば、内側リンクメカニズム420の十分にテーパ付きの遠位端部を提供するようになっており、たとえば、外側リンクメカニズム440のルーメンの中での内側リンクメカニズム420の前進を容易にするようになっている。いくつかの実施形態では、遠位内側リンク421Dは、たとえば、ステンレス鋼またはアルミニウムなどのような金属など、他の内側リンク421とは異なる(たとえば、より強い)材料を含み、たとえば、プローブ400の内側リンクメカニズム420を通って延在するケーブルをアンカー固定することによって及ぼされる力に起因する、開口部426における遠位内側リンク421Dに対する損傷を防止するようになっている。
いくつかの実施形態では、本発明概念の関節式プローブ400は、外側リンクメカニズム440を含み、外側リンクメカニズム440は、5個から150個の外側リンク441、たとえば、10個から100個の外側リンク441、たとえば、20個から80個の外側リンク441、たとえば、おおよそ56個の外側リンク441を含む。いくつかの実施形態では、関節式プローブ400は、外側リンク441よりも多くの内側リンク421を含み、たとえば、外側リンク441よりも少なくとも10%多い内側リンク421、たとえば、外側リンク441よりも少なくとも50%、100%、200%、300%、または500%多い内側リンク421を含む。内側リンク421の比率がより大きくなることは、内側リンク421の相対長さがより短くなることに相関する可能性があり、それは、結合または他の並進の問題を低減させることが可能であり、それは、そうでない場合、外側リンクメカニズム440の中での内側リンクメカニズム420の前進および/または後退の間に遭遇される可能性がある。いくつかの実施形態では、外側リンク441は、0.1インチから2.0インチの間、たとえば、0.2インチから1.0インチの間、たとえば、おおよそ0.4インチの長さを含む。
いくつかの実施形態では、外側リンク441は、0.2インチから2.0インチの間の有効外径、たとえば、0.4インチから1.6インチの間の有効外径、たとえば、おおよそ0.68インチの有効外径を含む。
いくつかの実施形態では、外側リンク441は、示されている3つのチャネル442など、2つ以上のルーメンを含み、それは、それぞれ、外側リンクメカニズム440のロッキングおよびステアリングの両方を制御するためにケーブルをスライド可能に受け入れるように構成されている。チャネル442は、外側リンク441の中に、等しい円周方向のスペーシング(たとえば、示されているおおよそ120°のスペーシング)で位置決めされ得、また、たとえば、おおよそ0.047インチの最小直径(たとえば、本明細書で示されて説明されているようなテーパ付きのまたは砂時計形状のプロファイルを有するチャネル442の最小直径)を有するチャネルなど、0.06インチから0.4インチの間の直径、たとえば、0.01インチから0.2インチの間の直径を含むことが可能である。
いくつかの実施形態では、外側リンク441は、外側リンク441のロッキングおよびステアリングの両方を最適化するように構成された1つ以上の材料を含む。いくつかの実施形態では、外側リンクメカニズム440の遠位部分に位置決めされている2つ以上の外側リンク441のセットは、外側リンクメカニズム440の近位部分に位置決めされている2つ以上の外側リンク441の中に使用されている材料とは異なる材料(たとえば、ステアリングを改善するように構成されたより滑らかな材料)を含む。いくつかの実施形態では、たとえば、本発明概念の関節式プローブ400が、2個から10個の(たとえば、2個から7個の)外側リンク441(たとえば、ステアリングに関して選択された、オペレータによって決定された数の外側リンク441)を同時に操向するように構築および配置されているときなどに、外側リンクメカニズム440の遠位部分に位置決めされている2個から10個の間の(たとえば、2個から7個の間の)外側リンク441は、外側リンクメカニズム440のより近位の部分に位置決めされている外側リンク441よりも滑らかな材料を含む。いくつかの実施形態では、より滑らかな材料は、Ultem材料、Ultem EFL 36または同様の材料、Ultem 1000または同様の材料、テフロン(登録商標)添加剤、外側リンク441の剛直性の強化のために選択される材料、外側リンク441の最小圧縮のために選択される材料、および、これらの組み合わせのうちの1つ以上を含む。いくつかの実施形態では、最も遠位の外側リンク441は、Ultem 1000または同様の材料を含む。いくつかの実施形態では、より近位の外側リンク441の滑らかさの少ない材料は、液晶ポリマー、IXEFまたは同様の材料、Norylまたは同様の材料、および、これらの組み合わせからなる群から選択される材料を含む。いくつかの実施形態では、より近位の外側リンク441の幾何学形状および/または材料は、外側リンクメカニズム440をロックするように構成されており、より遠位の外側リンク441の幾何学形状および/または材料は、外側リンクメカニズム440をロックも操向も両方ともするように構成されている。
いくつかの実施形態では、1つ以上の外側リンク441は、たとえば、おおよそ30%のグラスファイバフィルを含む外側リンク441など、グラスファイバ材料を含む。いくつかの実施形態では、最も遠位の外側リンク441Dは、グラスファイバフィルを含まない(または、より少ないファイバフィルを含む)。
いくつかの実施形態では、1つ以上の外側リンク441(たとえば、最も遠位の外側リンク441D)は、不透明な材料を含み、光が外側リンクメカニズム440の1つ以上の部分の外側表面を通過することを防止するようになっている。追加的にまたは代替的に、1つ以上の外側リンク441は、マット仕上げおよび/または暗い仕上げを含むことが可能であり、外側リンクメカニズム440の1つ以上の部分の外側表面からのグレアを防止または最小化するようになっている。
いくつかの実施形態では、外側リンクメカニズム440の遠位部分の中の一連の外側リンク441は、カスケード順に(たとえば、遠位から近位へ)関節運動する(たとえば、ステアリングの間)ように構成されており、それは、たとえば、以降で図22を参照して詳細に説明されているものなどである。
外側リンク441は、球形の幾何学形状(示されている)および/または円錐形状の幾何学形状を有する近位表面443を含むことが可能である。いくつかの実施形態では、遠位表面444は、円錐形状の幾何学形状(示されている)などのような、非類似の幾何学形状を含み、(たとえば、粘着を低減させるように、隣接する外側リンク441間の表面接触を低減させることによって)ステアリングを強化する隣接する外側リンク441間に円錐形状の表面と球面とのインターフェースを生成させるようになっている。代替的に、遠位表面444は、近位表面443の球形の幾何学形状と同様の球形の幾何学形状などのような、類似の幾何学形状を含むことが可能である。いくつかの実施形態では、外側リンク441近位表面443は、0.1インチから1.0インチの間の曲率半径、たとえば、0.3インチから0.8インチの間の半径、たとえば、おおよそ0.57インチの半径を含む。いくつかの実施形態では、外側リンク441遠位表面444は、5°から70°の間のテーパ、たとえば、10°から65°の間のテーパ、たとえば、おおよそ23°のテーパを備える円錐形を含む。
いくつかの実施形態では、外側リンク441は、示されている3つの凹部445など、1つ以上の作業チャネル凹部を含む。外側リンク441凹部445は、上記に説明されている内側リンク421凹部425と整合するように構築および配置されている。凹部445は、1.0mmから10.0mmの間の直径、たとえば、2.0mmから5.0mmの間の直径、または、おおよそ2.5mmの直径(たとえば、おおよそ3.3mmの凹部445直径に対応する)を有するツールを受け入れるように構築および配置された幾何学形状を含むことが可能である。作業チャネル凹部445および425は、関節式プローブ400のすべての潜在的な構成において(たとえば、内側リンクメカニズム420および外側リンクメカニズム440の複数の湾曲したセグメントに関するすべての潜在的な最小および最大の曲率半径)、それらの中でのツールの並進に対処するように構成されている。
いくつかの実施形態では、2つ以上の外側リンク441は、示されているピン446およびスロット447などのような、回転防止エレメントを含む。回転防止エレメントは、以下のイベント(たとえば、内側リンクメカニズム420または外側リンクメカニズム440のステアリングの間、および/または、並進の間)、すなわち、作業チャネル形状の変化、作業チャネルを通過するツールまたはフィラメントの噛み込み、作業チャネルを通過するツールまたはフィラメントの移動、チャネル422および/または442を通過するケーブルの噛み込み、内側リンクメカニズム420が外側リンクメカニズム440の中を並進する(たとえば、前進または後退する)ときの内側リンクメカニズム420の噛み込みまたは結合、および、これらの組み合わせのうちの1つ以上を防止するように構築および配置され得る。いくつかの実施形態では、ピン446(図20B)およびスロット447(図20E)は、本出願人の同時係属中の2013年9月12日に出願された米国特許出願第14/343,915号に説明されているものと同じまたは同様に構築および配置されており、その内容は、その全体を本願に引用して援用する。
いくつかの実施形態では、最も遠位の外側リンクは、より近位の外側リンクとは異なる幾何学形状を含み、それは、たとえば、遠位外側リンク441Dなどであり、その斜視図が、図20Fに図示されている。遠位外側リンク441Dは、カメラ448aなどのようなカメラ、LED448cなどのLEDなどのような1つ以上の発光コンポーネント、電子機器モジュール、潅注ポート448bなどのような潅注ルーメンおよび/またはノズル、および、これらの組み合わせからなる群から選択されるコンポーネントなど、1つ以上の機能エレメントを含むことが可能である。遠位外側リンク441Dは、示されている2つのサイドポート450など(たとえば、本明細書で説明されているようにツールサポートを受け入れるように構成されている)、1つ以上のサイドポートを含むことが可能である。したがって、遠位外側リンク441Dの全体的な幅は、サイドポート450に起因して、他の外側リンク441のものよりも大きく、サイドポート450は、主本体部に一体化され得るか、または他の形で主本体部に連結され得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の(非遠位)外側リンク441は、1つ以上の同様のサイドポートを含むことが可能であり、それは、たとえば、(図示されていないが)本明細書で説明されているサイドポート455などである。
内側リンク421および/または外側リンク441のチャネル(すなわち、ルーメン)および作業チャネル凹部は、砂時計またはそうでない場合テーパ付きのプロファイルを含むことが可能である。テーパ付きのプロファイルは、それを通過する1つ以上のフィラメントの噛み込みを防止するように構成され得る。いくつかの実施形態では、(示されているような)凹部425、(示されているような)凹部445、(示されているような)チャネル422、および/またはチャネル442は、砂時計プロファイルを含む。砂時計プロファイルは、たとえば、チャネルまたは凹部が単一の真っ直ぐなテーパを有した場合に必要になるように、チャネルまたは凹部の最大直径を最小化するために使用され得る。いくつかの実施形態では、凹部425、凹部445、チャネル422、および/またはチャネル442のうちの1つ以上は、本出願人の同時係属中の2013年4月19日に出願された米国特許出願第13/880,525号に説明されているものなどのテーパ付きのプロファイルを含み、その内容は、その全体を本願に引用して援用する。
図21において、関節式プローブ400の中の砂時計プロファイルが、側断面図で図示されている。関節式プローブ400は、内側リンクメカニズム420および外側リンクメカニズム440を含む。内側リンク421および外側リンク441は、チャネル422の中の砂時計プロファイル、ならびに、凹部425および445によって生成される作業チャネルを画定する幾何学形状を含む。図21の実施形態では、外側リンクメカニズム440のチャネル442は、直線的テーパ付きのプロファイルを含む。いくつかの実施形態では、外側リンクメカニズム440のチャネル442はまた、砂時計プロファイルを含む。
ここで図22を参照すると、関節プローブ400の外側リンクメカニズム440の遠位部分の側断面図が、本発明概念にしたがって図示されている。図22Aおよび図22Bは、本発明概念にしたがって、図22の外側リンクの円錐形と球形とのインターフェースの2つの拡大図を図示している。関節式プローブ400の遠位部分は、一連の7つの外側リンク441aから441g(単独でまたは集合的に、外側リンク441)を含み、それらは、遠位から近位に配置されている(すなわち、441aが最も遠位)。遠位リンク441aは、上記に説明されている遠位外側リンク441Dと同様に構築および配置され得る。関節式プローブ400は、示されている最大で7つの外側リンク441など、外側リンク441の追加的な隣接するリンクが操向されることを可能にしながら、少なくとも遠位外側リンク441aおよび外側リンク441bが操向され得るように構成され得る。円錐形状の遠位表面444と隣接する球形の近位表面443との間の接触表面は、円形を画定し、上記に説明されているように、それぞれのインターフェースにおける表面積を低減させる。
いくつかの実施形態では、操向されることになる遠位外側リンク441のセットは、ステアリングの間に、カスケード方式で、遠位外側リンク441aが次のリンク441bの前に関節運動し始め、リンク441bが次のリンク441cの前に関節運動するなどのように構築および配置されている。このカスケード式の一連の初期の関節動作は、多数の方式で生成され得る。いくつかの実施形態では、外側リンク441bから最大441gまでのそれぞれの遠位表面444のテーパ角度(たとえば、7個のセグメントステアリングを可能にするため)は、(それぞれ、図22Aおよび図22Bに示されているように)リンク441Bに関するテーパ角度θminからリンク441Gに関するθmaxへ増加し、連続した外側リンク441のそれぞれのセットの間に嵌合力の増加(たとえば、合力ベクトル変化に起因する)を引き起こす。リンク441Bに関する最小のテーパ角度θminに少なくとも部分的に起因して、外側リンク441aと441bとの間の嵌合力が最も小さく、外側リンク441bと441cとの間の嵌合力がそれに続くなどとなっているので、ステアリングの間の関節動作は、外側リンク441aから開始し、その後に、遠位にカスケードする。これらの実施形態では、テーパ角度は、たとえば、1°増分で10°から増加する2つ以上のテーパ角度のセット(たとえば、2つ以上の外側リンク441のステアリングを支持するため)、または、5°増分で10°から増加する2つ以上のテーパ角度のセットなど、10°から65°の間の増加する角度の任意のグループから選択されるテーパ角度のセットを含むことが可能である。代替的にまたは追加的に、外側リンク441の他の特性は、441aから441gの間で変化され得、それは、たとえば、インターフェースの力に影響を与える幾何学的な変化などの他の幾何学的な変化、441aから441gへ減少する潤滑度の連続的なセットなどのような材料変化、所望のカスケードを引き起こす接触表面積の変化、および、これらの組み合わせからなる群から選択される特性などである。
システム100(たとえば、フィーダユニット100aおよび/またはインターフェースユニット100b)は、たとえば、アルゴリズムから導かれる1つ以上の技法または方法などを含むことが可能であり、関節式プローブ400の安全で効果的な動作を提供するために使用される。いくつかの実施形態では、システム100は、1つ以上の技法または方法などを含み、たとえば、ソフトウェアコードとして具現化され、ソフトウェアコードは、メモリの中に記憶され得、また、1つ以上の専用プロセッサ、または、モジュール、および/またはハードウェアのみによって、または、ソフトウェアと組み合わせて、実行され得、それは、図23から図28のうちの1つ以上を参照して以降に説明されている。
ここで図23および図24を参照すると、ステアリングモジュール149の概略図、および、ステアリング方法のフローチャートが、本発明概念にしたがって、それぞれ図示されている。いくつかの実施形態では、ステアリングモジュール149は、ヒューマンインターフェースデバイス、(HID)122、積分器151、およびステアリング方法152を含むことが可能である。ステアリングモジュール149は、フィーダユニット100aおよびインターフェースユニット100bのうちの1つ以上の中に位置決めされ得る。ステップ2401において、HID122によって記録される位置(たとえば、速度)の変化がモニタリングされ得る。ステップ2402において、記録が処理され、それは、たとえば、記録される速度測定値を積分することを含む数学的なプロセスなどである。ステップ2403において、ステアリングコマンドが、ステップ2402の分析に基づいて計算される。
ステアリングモジュール149、および/または、ステップ2401から2403の方法は、関節式プローブ400のステアリングを改善するように構成され得、たとえば、外科医などのようなオペレータがHID122を制御するときに存在し得る震えまたは他の意図されていない運動(たとえば、HIDの意図されていない往復運動または小さい運動)をフィルタリングするか、または他の形で補償するようになっている。プローブシステム100の動作の間に、HID122からの移動コマンドは、たとえば、1Hzから10,000Hzの間の速度など、たとえば、おおよそ1000Hzの速度など、所定の速度でステアリングモジュール149によってモニタリングされ得る。高いサンプリング速度は、オペレータの震えによって引き起こされるものなどのような、入力エラーの検出をもたらす可能性があり、関節式プローブ400の望ましくない運動に相関することが可能である。たとえば、HID122の運動の速度の積分など、HID122の運動データの積分は、関節式プローブ400のこの望ましくない運動を低減させるために、および/または他の形で円滑な出力を作り出すために使用され得る。積分の区間を変化させることによって、フィルタリングパラメータが変化され、高周波入力のより多くのものまたはより少ないもののいずれかが、プローブ400の遠位先端部に渡ることを可能にし得る。
いくつかの実施形態では、スケールファクタが、HID122から受け取られるオペレータ入力コマンドの上に適用される。いくつかの実施形態では、スケールファクタは調節可能であり、たとえば、0.1から1.0の範囲の間で調節可能である。スケールファクタは、HID122による細かい(小さいスケールファクタ)運動制御と粗い(大きいスケールファクタ)運動制御との間で調節するために利用され得る。
ここで図28を参照すると、キャリブレーション手順のフローチャートが、本発明概念にしたがって図示されている。プローブシステム100は、1つ以上のキャリブレーション手順を含むことが可能であり、それは、たとえば、本発明概念のロッキングおよび/またはステアリングケーブルの中のテンションをモニタリングするために使用される1つ以上のロードセルをキャリブレートするために使用されるキャリブレーション手順などである。ステップ2801から2805は、本明細書で説明されているロードセル221などのようなロードセルによるケーブルテンションの測定の精度を改善するキャリブレーション手順の実施形態を説明している。たとえば、ロードセルがモータアセンブリと係合されており、モータアセンブリが、たとえば、上記に説明されているように、ベースアセンブリ200に回転可能に取り付けられており、ケーブルを含有するプーリを駆動するように構成されているときなどに、1つ以上のロードセルは、ケーブルテンションを測定するように構成され得る。ステップ2801から2805のキャリブレーション手順は、異なるロードセルに対して複数回実施され得、異なるキャリブレーションパラメータがそれぞれに関して生成され得るようになっている。複数のキャリブレーション手順が、同時にまたは順々に実施され得る。モータアセンブリによってロードセルに印加される回転力は、ケーブルの中のテンションに相関している。これらの構成および他の構成では、ロードセルは、また、1つ以上の望ましくない荷重(たとえば、ケーブルテンション測定にとって望ましくない)を測定することが可能であり、それは、ケーブルテンションに関連しておらず、それは、たとえば、上記に説明されているモータ212および/またはモータ装着部218を含むモータアセンブリなどの、モータアセンブリの重量(たとえば、重力に起因する)によって印加される力に起因する荷重などである。ロードセルにかかるこのモータアセンブリ重量駆動による荷重は、モータアセンブリと重力との関係に基づいて変化することが可能である。図28のキャリブレーション手順は、(たとえば、重力に対するモータアセンブリの幾何学的な位置に基づいて)使用のときに存在するモータアセンブリの重量に起因する特定の荷重を決定するために実施され得る。
ステップ2801において、キャリブレーションが実施されるべきであるかどうかの決定が、プローブシステム100のコンピュータプロセッサによって行われた。フィーダアセンブリの使用がまさに起ころうとしており、キャリブレーションがまだ実施されていない、システムスタートまたはリスタートが行われた、トップアセンブリ300がベースアセンブリ200に取り付けられる、キャリブレーションが実施されたが、フィーダアセンブリがその後に再配向された(たとえば、本明細書で説明されているセンサ225などのような位置センサによって検出されるとき)、望ましくない状態がシステムによって検出された、キャリブレーションがオペレータによって要求されている、および、これらの組み合わせからなる群から選択されるイベントに基づいて、キャリブレーションは実施され得る。
ステップ2802において、モータアセンブリは、ケーブルプーリの回転を引き起こすように駆動され得、ケーブルが、プリセットされた長さにわたって前進され、緩む(「繰り出す」)ようになっており、ケーブルテンションに起因してロードセルにほとんど力が印加されないか、または、まったく力が印加されないという条件を引き起こす。
ステップ2803において、フィーダアセンブリおよび/またはモータアセンブリ配向を計算する随意的なステップが、たとえば、センサ225によって提供される信号を使用することなどによって実施され得る。この配向情報は、記録され得(たとえば、電子的なメモリの中に記憶される)、将来の比較のために使用され、および/または、1つ以上のアルゴリズムにおける使用のために使用され、1つ以上のアルゴリズムは、プログラムコードの中に実装され、また、プローブシステム100のコンピュータプロセッサによって実行され、それは、配向情報を補償し、および/または他の形で配向情報を使用する。この配向情報は、ベースアセンブリ200のヨー、ピッチ、および/またはロールを含むことが可能である。
ステップ2804において、ロードセルからのゼロ−テンションデータが記録される(たとえば、複数のサンプル)。ゼロ−テンションデータは、平均化されるか、または他の形で数学的に処理される、データのセットを含むことが可能である。このゼロ−テンションデータは、ケーブルテンションを決定するために使用される補正ファクタ(たとえば、オフセット)に相関することが可能である。このゼロ−テンションデータは、モータアセンブリの重量に起因して(すなわち、ケーブルテンションは、現状ではゼロであるため)ロードセルに印加される荷重に相関することが可能である。ゼロ−テンションデータは、システム100の使用の間のケーブルテンションのより正確なロードセル測定を作り出すために使用され得る。
ステップ2805において、関節式プローブ400のステアリング、前進、後退、ロッキング、およびアンロッキングを含む、プローブアセンブリの動作が開始され、それは、たとえば、測定されたケーブルテンションに基づく動作などであり、その測定は、本明細書で説明されているように、1つ以上のロードセル221にかかる任意のまたはすべての望ましくない荷重を補償する。いくつかの実施形態では、それぞれのケーブルの中のテンションは、たとえば、1N、3N、5N、7N、または10N、またはそれ以上のテンションなど、任意の前進またはステアリング操作の前に所定の値に持っていかれる。いくつかの実施形態では、1つ以上のケーブル(たとえば、それぞれのステアリングおよび/またはロッキングケーブル)の中のテンションの量は、最小の力を上回るように維持され、それは、たとえば、1N、3N、5N、7N、または10N、またはそれ以上を上回る最小の力などである。最小の力の維持は、任意の望ましくないヒステリシス効果または他の望ましくない効果を防止するように構成され得、そうでない場合、ロードセルにかかる力がゼロの力の辺りに移行するときに、遭遇され得るようになっている。
ステップ2801から2805のキャリブレーション手順は、同時にまたは順々に、本明細書で説明されている4つのモータアセンブリなどのような、複数のケーブル駆動モータアセンブリに対して実施され得る。代替的にまたは追加的に、キャリブレーション手順は、1つ以上のキャリッジアセンブリ駆動モータアセンブリに対して実施され得る。
ここで図25を参照すると、キャリブレーションを実施するための安全方法のフローチャートが、本発明概念にしたがって図示されている。ステップ2501において、たとえば、本明細書で説明されているセンサ225などの1つ以上のセンサによって、フィーダユニット100aの位置がモニタリングされる(たとえば、位置および/または位置の変化のモニタリング)。センサは、フィーダユニット100aの変位を測定するために使用される加速度計もしくは他の移動センサを含むことが可能であり、または、フィーダユニット100aの位置を測定するように構成されているセンサを含むことが可能であり、フィーダユニット100aの変位がそれから計算され得る。センサは、重力センサおよび/または他の静止位置センサを含むことが可能であり、それは、たとえば、重力に対する対象物の位置を決定するように配向および配置された複数の水銀スイッチまたは類似のスイッチを含む静止位置センサなどである。静止位置センサは、経時的にモニタリングされ得、フィーダユニット100aの変位が、静止位置の変化に基づいて決定され得るようになっている。
ステップ2502において、フィーダユニット100aの変位の大きさは、たとえば、所定のおよび/またはオペレータ設定可能な第1の閾値などの、閾値と比較され得る。測定された変位が第1の閾値を超えない場合には、ステップ2501が繰り返され得る。測定された変位が第1の閾値を超える場合には、ステップ2503が実施され得、そこでは、測定された変位が、たとえば、第1の閾値よりも大きい大きさの閾値などの、第2の閾値と比較される。測定された変位が、第2の閾値よりも小さい(しかし、第1の閾値よりも大きい)場合には、ステップ2504が実施され得、そこでは、1つ以上のキャリブレーション値の調節が行われ、たとえば、ロードセルの上のモータアセンブリの有効重量に関する補償の量を調節する(たとえば、たとえば、図8Aにおいて、上記に説明されているように、ロードセル221の上のモータ212および/またはモータ装着部218の重量を調節する)ようになっている。測定された変位が、第2の閾値(および、第1の閾値)よりも大きい場合には、ステップ2505が実施され、そこでは、たとえば、図28に関連して上記に説明されている手順と同様のキャリブレーション手順など、第2のキャリブレーション手順が要求される。
いくつかの実施形態では、第1の閾値および/または第2の閾値に到達したときに、アラームまたは警告条件に入る(たとえば、視覚信号および/または聴覚信号などを介してオペレータに通知される)。いくつかの実施形態では、第1の閾値および/または第2の閾値は、フィーダユニット100aの望ましくない位置および/またはフィーダユニット100aへの影響に相関し、フィーダユニット100aが、通常の動作が開示される前に再位置決めされ、および/または、損傷がないかチェックされる必要があるようになっている。
ここで図26を参照すると、過度の力を防止および/または検出するための方法のフローチャートが、本発明概念にしたがって図示されている。方法のうちのいくつかまたはすべては、システム100の1つ以上のコンピュータプロセッサによって実施され得る。ステップ2601から2610は、たとえば、関節式プローブ400を操向および/またはロックするために使用されるケーブルなど、ケーブルの上にかけられる、および/または他の形でケーブルの上に存在する望ましくない力を防止および/または検出するために使用される一連のステップを図示している。ケーブルテンションは、たとえば、本明細書で説明されているロードセル221を介して、および/または、モータエンコーダを介したモータ電流およびモータ回転をモニタリングすることなどによって、多数の方式でモニタリングされ得る。いくつかの実施形態では、システム100は、任意のケーブルの中のテンションが関連のケーブルの予想破断力のおおよそ50%を超えることを防止するように構成されている。
ステップ2601において、1つ以上のケーブルの中のテンションが、たとえば上記に説明されているように記録される。ステップ2602において、記録されたケーブルテンションは、第1の閾値と比較され、それは、たとえば、内側リンクメカニズム420(ロッキング)ケーブルに関して、せいぜい50ポンドの閾値、または、外側リンクメカニズム440(ロッキングおよびステアリング)ケーブルに関して、せいぜい15ポンドの閾値などである。テンションが第1の閾値を上回る場合には、ステップ2603が実施され、ステップ2603において、システム100がアラーム状態に入り、たとえば、アラーム状態は、関節式プローブの動作が停止され、警告がオペレータに与えられ、ケーブルモータ212への電力が除去され、および/または、1つ以上のケーブルの中のテンションが低減されるというものである。テンションが第1の閾値を上回らないことが決定される場合には、ステップ2604が実施される。いくつかの実施形態では、ケーブルテンションは、ロードセルに接続されているハードウェア回路の中で第1の閾値と比較され、第1の閾値がハードウェア回路によって識別されているときには、ハードウェア駆動式のアラーム状態によりステップ2603になる。これらの実施形態では、最大テンションは、わずか12ポンド、15ポンド、18ポンド、21ポンド、もしくは24ポンドの閾値(たとえば、外側リンクメカニズム440のケーブル1350に関して)、または、わずか44ポンド、54ポンド、64ポンド、74ポンド、もしくは84ポンド(たとえば、内側リンクメカニズム420のケーブル1350に関して)を含むことが可能である。代替的に、または追加的に、ケーブルテンションは、ロードセルから信号を受け取るシステム100のソフトウェアアルゴリズムを使用して、第1の閾値と比較され、第1の閾値がソフトウェアプログラムによって識別されるときに、アラーム状態によりステップ2603になる。これらの実施形態では、最大テンションは、わずか9ポンド、12ポンド、15ポンド、18ポンド、もしくは21ポンドの閾値(たとえば、外側リンクメカニズム440のケーブル1350に関して)、または、わずか30ポンド、40ポンド、50ポンド、60ポンド、もしくは70ポンド(たとえば、内側リンクメカニズム420のケーブル1350に関して)を含むことが可能である。
ステップ2604において、(アクティブ)ステアリングモードになっているかに関してチェックが実施される。ステアリングが実施されていない場合には、ステップ2601が繰り返される。ステアリングが実施されている場合には、ステップ2605が実施される。
ステップ2605において、(ステップ2601の)記録されたテンションが、たとえば、第1の閾値よりも小さい閾値など、第2の閾値と比較される。いくつかの実施形態では、第2の閾値は、わずか3ポンド、5ポンド、7ポンド、9ポンド、11ポンド、13ポンド、または15ポンドの閾値を含む。記録されたテンションが第2の閾値を上回らない場合には、ステップ2601が繰り返される。記録されたテンションが第2の閾値を上回る場合には、ステップ2606が実施される。いくつかの実施形態では、ステップ2605は、外側リンクメカニズム440のケーブルに関してのみ実施される。
ステップ2606において、ステアリングの方向(たとえば、オペレータによってHID122の中へ入力されたステアリングコマンド)が、(たとえば、その3次元の幾何学的な構成を決定するために、関節式プローブ400のそれぞれの前進、後退、および/またはステアリングにおいて計算された)インバースキネマティックスを使用する曲率幾何学形状など、関節式プローブ400の計算された曲率と比較される。ステアリングの方向が、関節式プローブ400の遠位部分の計算された曲率にマッチする場合には、ステップ2607が実施される。ステアリングの方向が、関節式プローブ400の遠位部分の計算された曲率とマッチしない場合には、ステップ2608が実施される。
ステップ2607において、力フィードバックが、(たとえば、力フィードバックベースのHID122を介して)オペレータに提示され、ステアリングが停止される(たとえば、関節式プローブ400のすべての運動が停止される)。その後に、ステップ2609が実施される。システムは、オペレータからの異なるステアリングコマンドが受け取られるまで、ステアリングが停止された状態のままになることに留意されたい。
ステップ2608において、ケーブルが繰り出される(すなわち、閾値を上回るテンションを有するケーブルが前進される)。繰り出されているケーブルは、現在のステアリング操作の間に後退されていない1つ以上のケーブル(たとえば、3つのケーブル)を含むことが可能である(たとえば、現在のステアリング操作に起因して、曲線の内側から曲線の外側へ移行中であり得る1つ以上のケーブル)。繰り出されるケーブルの量は、おおよそ2.5mm、5mm、10mm、15mm、および/または20mmの長さを含むことが可能である。いくつかの実施形態では、ケーブルは、すでに繰り出されているところであり(たとえば、自動的に、ステアリングアルゴリズムによって決定されるように、および、所望のステアリングの方向に起因して)、また、ステップ2608において繰り出されているケーブルの量は、ステアリングコマンドに基づいて「標準」量(すなわち、ケーブルの中の過度のテンションを防止するために送達される過剰な量)に追加される。その後に、ステップ2609が実施される。
ステップ2609において、ケーブルテンションが、再び記録され、第3の閾値と比較される。いくつかの実施形態では、第3の閾値は、第2の閾値と同様であるかまたは同じである。いくつかの実施形態では、第3の閾値は、たとえば、第1の閾値よりも高いものなど、第2の閾値とは異なることが可能である。いくつかの実施形態では、第3の閾値は、第1の閾値と同様である。ケーブルテンションが、第3の閾値を上回らない場合には、ステップ2601へ戻ることが実施される。ケーブルテンションが第3の閾値を上回る場合には、ステップ2610が実施され、ステップ2610において、システムは、アラーム状態に入り、それは、たとえば、ステップ2603と類似または非類似のアラーム状態であり、たとえば、アラーム状態は、関節式プローブの動作が停止され、警告がオペレータに与えられ、ケーブルモータ212への電力が除去され、および/または1つ以上のケーブルの中のテンションが低減されるというものである。
いくつかの実施形態では、ステップ2602の比較および関連のステップは実施されない。いくつかの実施形態では、ステップ2606の比較および関連のステップは実施されない。いくつかの実施形態では、ステップ2602が、ステップ2606の後に実施される。いくつかの実施形態では、ケーブルテンションの過度の力のモニタリングに加えて、または、その代替として、1つ以上のキャリッジアセンブリに印加される過度の力がモニタリングされ(たとえば、キャリッジアセンブリ駆動モータの上の力をモニタリングすることによって)、たとえば、キャリッジアセンブリの上の力を低減させ、および/または、アラーム状態に入るようになっている。
ここで図27を参照すると、関節式プローブ400の意図されていない運動を検出および/または低減させるための方法が、本発明概念にしたがって図示されている。方法のうちのいくつかまたはすべては、1つ以上のコンピュータプロセッサまたはシステムによって実施され得る。いくつかの実施形態では、内側リンクメカニズム420および/または外側リンクメカニズム440が、ロックされた状態とロック解除された状態との間で移行するときに、関節式プローブ400の遠位端部の運動が低減される。これらの実施形態では、本明細書で説明されているステップ2701から2703のプログラムコードは、間もなく起こるロックされたモードへの移行を予測し、ロッキングケーブルのそれぞれを確認し、および/または、ロッキングケーブルのそれぞれを、ロックされたテンションレベルに近づくテンションレベルにするように構成され得る。ステアリングモードからロックモードへの移行は、ユーザ入力コマンドが閾値(たとえば、5mm/秒)未満のプローブ400の所望の運動の速度に相関するときに予測され得る。ユーザ入力コマンドが、閾値よりも高い所望の運動の速度に相関するときに、たとえば、追加的なケーブルを繰り出すことなどによって(たとえば、1mm、2mm、3mm、4mm、または5mmのケーブルを繰り出すことによって)、1つ以上のステアリングケーブルの中のテンションが低減され、適正なステアリング性能を可能にするときに、システム100は、ステアリングモードに入ることが可能である。ユーザ入力コマンドが、閾値(たとえば5mm/秒)よりも低い所望の運動の速度に相関するとき、たとえば、ケーブルを巻き取ることなどによって(たとえば、1mm、2mm、3mm、4mm、または5mmのケーブルを巻き取ることによって)、1つ以上のステアリングケーブルの中のテンションが増加され、依然としてプローブ400の微調節を可能にしながら、ロッキングのためにケーブルにプリテンションをかけるときに、システム100は、「予測」モードに入ることが可能である。
ステップ2701において、ステアリングコマンドは、HID122を介してオペレータから受け取られる。ステップ2702において、ステアリングコマンドは、ステアリングコマンドを定量化および/または定性化するために評価される。いくつかの実施形態では、ステップ2702の評価は、たとえば、HID122の入力コンポーネントの上のオペレータの移動の速度および/または加速度に相関する評価など、ステアリングコマンドの「攻撃性(aggressiveness)」の評価を含む。
ステップ2703において、1つ以上のステアリングケーブルの中のテンションが、ステップ2702において実施される評価に基づいて調節され得る。たとえば、強引なステアリングが実施されており、1つ以上のケーブルが繰り出される(すなわち、前進される)必要があることが決定された場合には、より強引ではないステアリングが評価によって検出された場合よりも多くのケーブルが繰り出され得る。
図27のプログラムコードは、ケーブルにテンションをかける2つ以上の(たとえば、3つの)外側メカニズム440に適用されるケーブル繰り出しオフセットをアクティブに管理するように構成されており、1)ステアリングが「素早い」とき(たとえば、ステアリング操作を開始するとき、または、ステアリング操作の間など、速度または加速度評価によって決定されるように)、外側リンク441は、より大きいケーブル繰り出しオフセットによって緩くテンションをかけられ、また、2)ステアリングが「ゆっくり」のとき(たとえば、ステアリング操作の終了時)、外側リンク441は、より小さいケーブル繰り出しオフセットによって、よりきつくテンションをかけられるようになっている。したがって、図27に図示されている方法は、ユーザからのステアリング入力を一定にモニタリングし、ケーブルテンションを円滑に変化させ、ステアリングコマンドが遅くなるときにテンションニングケーブルを締め付けることによって、ステアリングの動きの終了を予測する。ステアリングコマンドが終了すると、関節式プローブ400は、すでに、部分的にロックされた状態になり、したがって、関節式プローブ400を完全にロックするために必要とされる追加的なテンションを低減させ、たとえば、ケーブルにテンションを印加することによって引き起こされる望まれない運動を低減させる。図27のプログラムコードは、ステップ2702において実施された評価に基づいて、低いテンションから高いテンションまでケーブル繰り出しに円滑に傾斜を付けるように構成され得、たとえば、検出されたステアリングが強引でないときほど、繰り出しは遅い。
図29は、本発明概念の実施形態による、関節式プローブシステム100の斜視図である。関節式プローブシステム100は、たとえば、経口ロボット外科手術手順など、医療手順を実施するために構築および配置され得る。関節式プローブシステム100は、外科的位置決めおよびサポートシステムの1つ以上の特徴を含むことが可能であり、それは、たとえば、2011年7月21日に出願された国際特許出願第PCT/US2011/044811号、2012年4月5日に出願された国際特許出願第PCT/US2012/32279号、2013年8月9日に出願された国際特許出願第PCT/US2013/054326号、および、2012年12月20日に出願された国際特許出願第PCT/US2012/070924号に説明されているものであり、そのそれぞれの内容は、その全体を本願に引用して援用する。
関節式プローブシステム100は、たとえば、経口ロボット外科手術手順など、または、患者の空洞の中へ、または、切開もしくは関連の開口形成によって形成された患者の領域の中へ、1つ以上のツールを挿入することを含む他の外科的手順などの、医療手順を患者に実施するための1つ以上のツール(図示せず)を位置決めするように構築および配置されている。外科的手順は、1つ以上の経口手順を含むことが可能であり、それは、それに限定されないが、舌根、扁桃腺、頭蓋底、下咽頭、咽頭、気管、食道におけるまたはそれらの付近における切除、および、胃および小腸の中の切除を含む。他の医療手順は、それに限定されないが、単一のまたは複数の経腋下手順、たとえば、喉頭切除、単一のまたは複数の胸腔鏡下手順、たとえば、縦隔リンパ節郭清など、単一のまたは複数の心膜手順、たとえば、不整脈を測定および治療することに関する手順、単一のまたは複数の腹腔鏡下手順、たとえば、肥満矯正ラップバンド手順、単一のまたは複数の経胃手順または経腸手順、たとえば、胆嚢摘除または脾臓摘除など、および/または、単一のまたは複数の経肛門手順または経膣手順、たとえば、子宮摘出、卵巣摘出、膀胱切除、および結腸切除などを含むことが可能である。
関節式プローブシステム100は、第1のアセンブリ12、第2のアセンブリ14、および第3のアセンブリ16を含む。いくつかの実施形態では、本明細書で説明されている第2のアセンブリ14は、本明細書で説明されている第2のアセンブリ14と同様の構築および配置のものである。第1のアセンブリ12は、1つ以上の医療手順において複数回使用されるように構築および配置されている。第2のアセンブリ14は、第1のアセンブリ12よりも少ない回数だけ使用されるように構築および配置されている。第3のアセンブリ16は、1つ以上の医療手順において、しかし、第2のアセンブリ14よりも少ない回数だけ使用されるように構築および配置されている。いくつかの実施形態では、第3のアセンブリ16は、単回使用のために構築および配置されている。いくつかの実施形態では、第3のアセンブリ16は、複数回使用のために、しかし、第2のアセンブリ14よりも少ない使用のために、構築および配置されている。
「使用」という用語は、特定の患者に関する1つ以上の手順における、第1、第2、および/または第3のアセンブリの使用を表すことが可能である。たとえば、第3のアセンブリ16は、1人の患者に対して1つ以上の医療手順を実施するために使用され、システム100から除去され、また、異なる患者に対して1つ以上の医療手順を実施するために使用される異なる第3のアセンブリ16と交換され得る。別の例では、第3のアセンブリ16は、1人の患者に対して手順を実施するために使用され、システム100から除去され、同じ患者に対して異なる手順を実施するために使用される異なる第3のアセンブリ16と交換され得る。
第1、第2、および/または第3のアセンブリ12、14、16は、プロセッサと、本明細書で説明されている1つ以上の特徴および機能を実施するためのプログラムコードを記憶するためのメモリとを含むことが可能である。たとえば、ガンマ補正などのようなカメラキャリブレーションを実施するためのプログラムコード、または、アセンブリの臨床的使用の数をカウントするためのプログラムコードが、メモリの中に記憶され得る。
第2および第3のアセンブリ14、16は、典型的には、それぞれの使用のたびに、衛生化される(たとえば、クリーニングされ、消毒され、および/または殺菌される)。いくつかの実施形態では、第2および第3のアセンブリ14、16とは異なり、第1のアセンブリ12は、それぞれの使用の後の殺菌、たとえば、異なる患者に対して実施された医療手順の間に必要とされることになる殺菌を必要とする環境に位置決めされていない。他の実施形態では、第1のアセンブリ12の1つ以上の部分は、たとえば、第1のアセンブリ12と第3のアセンブリ16との間に位置決めされている無菌ドレープなど、1つ以上の無菌バリアによってカバーされる。第2のアセンブリ14は、使用と使用の間に衛生化され得る(たとえば、クリーニングされ、消毒され、および/または殺菌される)。いくつかの実施形態では、第3のアセンブリ16は、単回使用のために衛生化され、典型的には、殺菌され、その単回使用の後に、第1および第3のアセンブリ12、16から除去されて廃棄される。
第1のアセンブリ12は、ケーブル制御アセンブリ222を含むベースアセンブリ200を含み、ケーブル制御アセンブリ222は、下記に説明されている第3のアセンブリ16の関節式プローブアセンブリ400の移動を制御する。いくつかの実施形態では、ケーブル制御アセンブリ222は、たとえば、図8aおよび図12に示されているように、キャプスタン216a、216bを含むことが可能である。ベースアセンブリ200は、2012年12月20日に出願された国際特許出願第PCT/US2012/070924号、または2014年6月10に出願された米国特許出願第14/364,195号に説明されているものと同様の他のエレメントを含むことが可能であり、それらの文献の内容は、その全体を本願に引用して援用する。
第1のアセンブリ12は、ベーススタンド195または関連のブレースを含み、それは、床、患者手術台、または他の支持物体にベースアセンブリ200を取り付ける。たとえば、いくつかの実施形態では、ベーススタンド195は、図1のフィーダアーム106に関連する形態のものとすることができる。ハンドル220は、ベースアセンブリ200から延在することが可能であり、それは、オペレータが、医療手順の前もしくは間に、または、異なる手順と手順の間に、たとえば、床、患者手術台など、ベーススタンド195が連結されている支持構造体に対して、関節式プローブシステム100を移動させることを可能にする。
第1のアセンブリ12は、コンソールシステム150を含む。コンソールシステム150は、たとえば、図1に関連して示されているモニターおよびヒューマンインターフェースデバイス(HID)を含む。コンソールシステム150のエレメントは、たとえば、図1に関連して本明細書で説明されているインターフェースユニット100bと同じまたは同様とすることができる。モニターは、ツールまたは関連のデバイス、たとえば、カメラ、プローブ、センサからのイメージおよび/またはセンサ読み取り値を表示するように構成され得、それらは、関節式プローブアセンブリ400、第2のアセンブリ14、および/または、システム100の1つ以上の他のコンポーネントに連結されており、または他の形でそれらとともに提供されている。コンソールシステム150は、関節式プローブアセンブリ400などのような、関節式プローブシステム100のエレメントと連絡するための、キーボード、タッチスクリーン、タッチパッド、および/またはポインティングデバイスなどのような、入力デバイスをさらに含むことが可能である。
外科医または他の医療専門家などのような、オペレータは、HIDを介して関節式プローブシステム100を制御し、関節式プローブアセンブリ400の機能および移動を操作し、または他の形で制御することが可能であり、たとえば、関節式プローブアセンブリ400の機能および移動を操向し、前進させ、後退させ、または他の形で制御することが可能である。HIDは、ジョイスティックなどのような、手動式の制御デバイスを含むことが可能である。
第1のアセンブリ12は、たとえば、第1のアセンブリの寿命時間にわたって、1つ以上の異なる第3のアセンブリ16に連結され得る。例示的な第3のアセンブリの特徴は、2012年12月20日に出願された国際特許出願第PCT/US2012/070924号に説明されており、その内容は、上記で参照により組み込まれている。
第3のアセンブリ16は、たとえば、矢印によって示されている方向へのカップリングなど、第1のアセンブリ12と第2のアセンブリ14との間に連結され得る。第3のアセンブリ16は、プローブフィーダ110を含み、プローブフィーダ110は、第1のアセンブリ12と第2のアセンブリ14との間に除去可能に連結されている。第3のアセンブリ16の関節式プローブアセンブリ400は、第2のアセンブリ14に除去可能に連結されている。プローブフィーダ110は、関節式プローブアセンブリ400の移動を制御するために第1のアセンブリ12のベースアセンブリ200のケーブル制御アセンブリ222に連絡する、キャリッジ、ガイドレール、ケーブル、ギヤ、および/または、他の機械的なデバイス、および/または、関節式プローブアセンブリ400に連絡する1つ以上のツールを含むことが可能である。たとえば、ベースアセンブリ200は、モータ駆動式ホイールを含むことが可能であり、モータ駆動式ホイールは、ボビンまたはギヤなどに係合して駆動し、そして、それは、プローブフィーダ110のキャリッジを前進および後退させることが可能である。
関節式プローブアセンブリ400は、複数のリンクを含むことが可能であり、複数のリンクは、プローブアセンブリ400の操作を容易にするように構築および配置されており、そして、それは、医療手順の間に1つ以上の外科用ツールをガイドすることが可能である。リンクは、2012年4月5日に出願された国際特許出願第PCT/US2012/032279号に説明されているプローブアセンブリと同様の少なくとも1つのマルチリンク型の内側プローブ(図示せず)およびマルチリンク型の外側プローブを形成するように構築および配置され得、その文献の内容は、上記で本願に引用して援用する。たとえば、図2に示されている実施形態と同様に、内側プローブは、複数の内側リンクを含むことが可能であり、外側プローブが、複数の外側リンクを含むことが可能である。内側プローブおよび外側プローブは、複数のステアリングケーブル(図示せず)によって、互いに連絡することが可能であり、複数のステアリングケーブルは、ケーブル制御アセンブリ222によって操向可能であり、たとえば、それは、関節式プローブアセンブリ400の操作の間に、互いに対してリンクを前進または後退させることが可能である。ステアリングケーブルは、解放可能に締め付けるために使用され、複数の内側リンクまたは複数の外側リンクのうちのいずれかまたは両方をロックまたは硬くすることが可能である。したがって、内側プローブおよび外側プローブは、リンプモードおよび剛直性モードのうちの1つの状態で構成され得、関節式プローブアセンブリ400の操作を容易にするようになっている。たとえば、導入デバイス480を通した関節式プローブアセンブリ400の1つ以上のステアリングケーブルの移動を操向または接着制御をする(adherence controlling)ことによって、内側リンクおよび外側リンクは、リンプモードおよび剛直性モードのうちの1つの状態で構成され得る。
関節式プローブアセンブリ400は、外側リンクの遠位端部において、遠位リンクとも称される接続リンク441Dを含み、それは、本明細書で説明されているように、第2のアセンブリ14の一部分に除去可能に連結されている。接続リンク441Dは、電気信号および/またはツールを第2のアセンブリ14へ伝達するための1つ以上の作業チャネル422、442を含むことが可能である。作業チャネル422、442は、関節式プローブアセンブリ400のうちのいくつかまたはすべてを通って延在することが可能であり、たとえば、内側リンクと外側リンクとの間のチャネルの中で、関節式プローブアセンブリ400の近位端部から遠位端部へ延在することが可能である。作業チャネル422、442は、本明細書で説明されているように、第2のアセンブリ14の遠位リンク延長アセンブリを通って延在する作業チャネルと整合され得る。
第2のアセンブリ14は、導入デバイス480(イントロデューサとも称される)を含み、導入デバイス480は、関節式プローブアセンブリ400をスライド可能に受け入れるように構築および配置されている。また、第2のアセンブリ14は、患者に対して医療手順を実施するための1つ以上のツール(図示せず)を位置決めおよび/または支持するように構築および配置されている。第2のアセンブリ14は、その寿命時間にわたって、少なくとも2つの異なる第3のアセンブリ16に連結され得、たとえば、その場合には、それぞれの第3のアセンブリ16が、単回使用を行うために構築および配置されており、一方、第2のアセンブリ14は、再使用のために構築および配置されている。一実施形態では、第2のアセンブリ14は、第3のアセンブリ16の関節式プローブアセンブリ400の遠位端部において、接続リンク441Dとの連結のための遠位リンク延長アセンブリ202を含む。
図30は、一実施形態による、ツール位置決めシステム500bの斜視図である。ツール位置決めシステム500bは、図29の第2のアセンブリ14と同じまたは同様とすることができる。本明細書で説明されているように、ツール位置決めシステム500bは、導入デバイス480bを含む。また、ツール位置決めシステム500bは、ツールサポートとも称される、第1のツールガイドチューブ560aおよび第2のツールガイドチューブ560bを含む。2つのツールガイドチューブ560a、560b(全体的に、560)が示されているが、ツール位置決めシステム500bは、3つ以上のツールガイドチューブ560を含むように構築および配置され得、または、代替的に、単一のガイドチューブ560を含むことが可能である。それぞれのツールガイドチューブ560は、医療手順において使用されるツールまたは他の細長い物体をスライド可能に受け入れるように構築および配置されている。
第1のツールガイドチューブ560aは、外側ガイドチューブ562aおよび内側ガイドチューブ563aを含むことが可能であり、内側ガイドチューブ563aは、外側ガイドチューブ562aによってスライド可能に受け入れられている。第2のツールガイドチューブ560bは、外側ガイドチューブ562bおよび内側ガイドチューブ563bを含むことが可能であり、内側ガイドチューブ563bは、外側ガイドチューブ562bによってスライド可能に受け入れられている。したがって、ツールガイドチューブ560のそれぞれは、たとえば、テレスコープ式の構成で、外側ガイドチューブ562a、b(全体的に、562)から可動的に延在する内側ガイドチューブ563a、b(全体的に、563)を有することが可能である。
それぞれの内側ガイドチューブ563の少なくとも一部分は、可撓性とすることができる。これを実現するために、内側ガイドチューブ563は、1つ以上のヒンジ式のセクションを含むことが可能である。それぞれの外側ガイドチューブ562の少なくとも一部分は、剛直性であり、限定された可撓性を備え、または、可撓性をまったく備えていない。内側ガイドチューブ563は、プラスチックまたは関連の材料から形成され得る。材料は、それに限定されないが、フッ素ポリマー(たとえば、ポリテトラフルオロエチレン)、フッ素化エチレンプロピレン、ポリエーテルブロックアミド、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、および/またはニッケルチタン合金を含むことが可能である。内側ガイドチューブ563は、レーザカットチューブを含むことが可能であり、たとえば、可撓性を提供するために設置された切り込みを備えたポリマーまたは金属製のチューブ、および/または、プラスチックもしくは金属製のコイルもしくはブレイドを含むことが可能である。いくつかの実施形態では、内側ガイドチューブ563は、ポリテトラフルオロエチレンライナーを含む。いくつかの実施形態では、内側ガイドチューブ563は、ステンレス鋼コイルを含む。いくつかの実施形態では、内側ガイドチューブ563は、ポリエーテルブロックアミドによってカバーされたコイルを含む。いくつかの実施形態では、内側ガイドチューブ563は、その長さに沿って変化する剛直性を含む。
ツール位置決めシステム500bは、ベース485を含むことが可能である。ベース485は、カラーを含むことが可能であり、カラーは、導入デバイス480の少なくとも一部分を取り囲み、導入デバイス480の表面に固定して取り付けられている。カラーは、導入デバイス480bの延在の方向に対して横方向に延在することが可能である。カラーは、第1および第2の開口部を有している。ツールガイドチューブ560の外側ガイドチューブ562は、第1および第2の開口部の一方の側に連結され得、内側ガイドチューブ563は、第1および第2の開口部の第2の側において、それぞれ、第1および第2の外側ガイドチューブ562から延在することが可能である。第1のツールガイドチューブ560aおよび第2のツールガイドチューブ560bは、ベース485に連結されており、第1のツールガイドチューブ560aと第2のツールガイドチューブ560bとの間の相対的位置を維持し、および/または、固定された配向、および、第1のツールガイドチューブ560aと第2のツールガイドチューブ560bとの間の分離距離を維持する。また、ベース485は、それを通して前進される導入デバイス480bおよび/または関節式プローブ400、たとえば、システム100のプローブアセンブリ400などを受け入れるための、および、それを適切な場所に保持するための、開口部を含むことが可能である。
1つ以上のツールガイドチューブ560は、ベース485に回転可能に係合することが可能である。ツールガイドチューブ560は、ジンバルまたは他の枢動式のメカニズムまたはボールおよびジョイントメカニズム(図示せず)によって、ベース485に連結され得、ツールガイドチューブ560がベース485に対して回転することを許容し、たとえば、ツールガイドチューブ560とベース485との間の3つの自由度を可能にし、それは、2次元の(X−Y)移動プラス回転を含むことが可能である。
他の実施形態では、第1および第2のツールガイドチューブ560a、560bは、たとえば、溶接ポイント、接着剤、または他の結合メカニズムを介して、ベースの代わりに、導入デバイス480の表面に固定して連結されている。導入デバイス480における接続は、第1のツールガイドチューブ560aと第2のツールガイドチューブ560bとの間に、固定された距離および/または固定された配向を維持する。いくつかの実施形態では、第1および第2のツールガイドチューブ560aおよび560bは、固定された距離を維持するが、固定された配向を維持しないように、互いに対しておよび/またはベースに回転可能に取り付けられ得る。第1のツールガイドチューブ560aおよび第2のツールガイドチューブ560bは、互いに対して適所に固定され得る。したがって、第1および第2のツールガイドチューブ560a、560bの位置は、関節式プローブシステム100の動作の間に維持され得る。
ツール位置決めシステム500bは、ガイドチューブサポート580bを含むことが可能であり、ガイドチューブサポート580bは、第1のツールガイドチューブ560aおよび第2のツールガイドチューブ560bに連結されている。ガイドチューブサポート580bは、第1のツールガイドチューブ560aと第2のツールガイドチューブ560bとの間の相対的位置を維持するように構築および配置されている。いくつかの実施形態では、ガイドチューブサポート580bは、第1のツールガイドチューブ560aと第2のツールガイドチューブ560bとの間の相対的配向を維持するように構築および配置されている。一実施形態では、ガイドチューブサポート580は、コネクタを含み、それは、たとえば、2013年8月9日に出願された国際特許出願第PCT/US2013/054326号を参照して説明されているドッグボーンコネクタであり、その文献は、上記で参照により組み込まれている。ガイドチューブサポート580bは、ツールガイドチューブ560a、560bに除去可能に取り付けられ得る。したがって、いくつかの実施形態では、ガイドチューブサポート580bは、医療手順に応じて、2つ以上の異なるツール位置決めシステム500bとともに使用される。たとえば、第1の医療手順では、ガイドチューブサポート580bは、ツール位置決めシステム500bに取り付けられている。第1の医療手順の後に、ガイドチューブサポート580bは、衛生化され得、第2の医療手順において使用され得、第2の医療手順では、ガイドチューブサポート580bは、異なるツール位置決めシステム500bに取り付けられている。
ガイドチューブサポート580bは、剛直性構造体を含むことが可能である。代替的に、ガイドチューブサポート580bは、柔軟構造体または可撓性の構造体を含むことが可能である。ガイドチューブサポート580は、可撓性である少なくとも一部分を含むことが可能である。ガイドチューブサポート580は、オペレータによって成形可能な構造体を含むことが可能である。ガイドチューブサポート580bは、バットヒンジ、バタフライヒンジ、バレルヒンジ、または、2つの剛直性部分の間に位置決めされている可撓性の部分を含むヒンジなどのような、ヒンジによって接続された2つのセグメントを含むことが可能である。ガイドチューブサポート580は、テレスコープ式に調節可能な構造体を含むことが可能であり、たとえば、ツールサポート560aおよび560bの分離を可能にするようになっている。ガイドチューブサポート580は、ユニバーサルジョイントなどのような回転可能なコネクタによって接続されている2つのセグメントを含むことが可能である。
ガイドチューブサポート580は、たとえば、ガイドツールサポート580を形成するために使用される材料に熱を適用した後などに、形状決めまたは成形されるように構築および配置され得る。ガイドチューブサポート580は、第1のツールガイドチューブ560aまたは第2のツールガイドチューブ560bのうちの少なくとも1つに取り付け可能となるように構築および配置され得る。ガイドチューブサポート580は、第1のツールガイドチューブ560aまたは第2のツールガイドチューブ560bのうちの少なくとも1つに取り外し可能となるように構築および配置され得る。
ガイドチューブサポート580は、第1の開口部564aおよび第2の開口部564b(全体的に、564)を含み、それらは、第1および第2のツールサポート560a、560bの外側ガイドチューブ562a、562bにそれぞれ操作可能に係合するようにそれぞれ構築および配置されている。第1の開口部564aおよび第2の開口部564bは、第1のツールガイドチューブ560aおよび第2のツールガイドチューブ560bを非平行の構成で位置決めするように構築および配置され得る。第1の開口部564aまたは第2の開口部564bのうちの少なくとも1つは、たとえば、外側ガイドチューブ562を受け入れるために、漏斗形状の開口部を含むことが可能である。このように、中断されていないツール経路が、ガイドチューブサポート580における開口部564から、ツールガイドチューブ560bを通って、遠位リンク延長アセンブリのサイドポート237におけるツール出口へ延在することが可能である。
ツールガイドチューブ560がスライド可能に調節可能であり、したがって、ガイドチューブサポート580に取り付けられるガイドチューブ560の一部分を短縮することを可能にする実施形態では、ガイドチューブサポート580bは、コネクタ開口部間の距離の調節可能性を必要とする可能性がある。平行であるかまたは角度を付けられているか、他方に対する一方のガイドチューブ560の所望の相対的配向に応じて、開口部間の距離に関するガイドチューブサポート580の中の調節可能性は、真っ直ぐな経路または湾曲した経路に沿って起こることが可能である。ツールガイドチューブ560が、ベース485に対して固定された位置にロックされ得る。ツール位置決めシステム500bは、少なくとも1つのツールガイドチューブ560を固定された位置にロックするロッキングメカニズム(図示せず)を含むことが可能である。ロッキングメカニズムは、ベース485に対するツールガイドチューブ560の位置を固定するために構築され得、したがって、1人以上のオペレータによるツールの移動の間に、ツールガイドチューブ560が軸線方向にスライドまたはそうでない場合移動することを防止する。
外側ガイドチューブ562bは、漏斗形状の近位端部(図示せず)を有することが可能である。内側ガイドチューブ563bも、同様に、漏斗形状の近位端部(図示せず)を有することが可能である。漏斗のうちのいずれかまたは両方は、容易におよび傷つけないようにツールガイドチューブ560にツールを導入するように構成され得る。それぞれのツールガイドチューブ560の漏斗形状の近位端部は、ガイドチューブサポート580の中の開口部564a、b(564)の周りに位置決めされ得る。このように、中断されていないツール経路が、開口部564から、ツールガイドチューブ560を通って、ツール位置決めシステム500bのサイドポート237におけるツール出口へ延在することが可能である。
導入デバイス480は、第3のアセンブリ16の関節式プローブアセンブリ400をスライド可能に受け入れるように、また、関節式プローブアセンブリ400を支持し、安定化させ、および/または、関心の領域へとガイドするように構築および配置され得る。関心の領域は、患者の身体のルーメンとすることができ、それは、たとえば、患者の頭部における空洞など、たとえば、鼻もしくは口、または、切開によって形成された開口部などである。臨床的な用途では、典型的な関心の領域は、それに限定されないが、食道、または、消化管、心膜腔、腹膜腔、および、それらの組み合わせの中の他の場所を含むことが可能である。代替的に、関心の領域は、機械的なデバイス、建物、または、関節式プローブアセンブリ400が使用され得る別の開放または閉鎖された環境とすることができる。
一実施形態では、ツール位置決めシステム500bは、第3のアセンブリ16の関節式プローブアセンブリ10の遠位端部において接続リンク115と連結するための遠位リンク延長アセンブリ202を含む。遠位リンク延長アセンブリ202に連結されている接続リンク115は、ツール位置決めシステム500bと第3のアセンブリ16との間に安定性を提供し、また、遠位リンク延長アセンブリ202と接続リンク115との間で、電気信号、電力、光、液体、および/またはエネルギーの伝達を可能にする。遠位リンク延長アセンブリ202および接続リンク115は、1つ以上のスナップ、ねじ山、または磁気カプラなどのような、2つのコンポーネントを一緒に機械的に取り付けるように構築および配置された複数のエレメントを含むことが可能である。
図39Aは、一実施形態による、取り付けエレメントのセットを含む関節式プローブアセンブリ400の遠位端部の斜視図である。図39Bは、一実施形態による、関節式プローブアセンブリ10の取り付けエレメントと嵌合することができる取り付けエレメントのセットを含む遠位リンク延長アセンブリ202の近位端部の斜視図である。
一実施形態では、関節式プローブアセンブリ400は、遠位リンク1115を含み、それは、遠位接続リンクまたは遠位外側リンクとも称される。いくつかの実施形態では、遠位リンク1115は、本明細書で説明されている遠位外側リンク441Dと同様とすることができる。遠位リンク1115は、1つ以上の電気コネクタ1121を含むことが可能である。電気コネクタ1121は、摩擦係合ピンを含むことが可能であり、それは、たとえば、遠位リンク延長アセンブリ202から延在する1つ以上の電気接点1131などのような対向する電気接点に電気的に係合するように構成されたポゴピンなどである。
遠位リンク1115は、オス型コネクタ1122をさらに含み、オス型コネクタ1122は、遠位リンク延長アセンブリ202のメス型コネクタ1132と連結するように構築および配置されている。嵌合するコネクタ1122および1132は、一緒に連結されるときに、作業チャネル317(作業チャネル317)を拡大させることが可能であり、それは、本明細書で説明されているように、電気信号、ワイヤリング、またはファイバ光学系などを、遠位リンク延長アセンブリ202の電気的なエレメントに提供することが可能である。いくつかの実施形態では、コネクタ1122および1132は、たとえば、作業チャネル317が潅注チャネルまたは他の流体輸送チャネルを含むときに、流体密封のコネクタを含むことが可能である。
遠位リンク1115および遠位リンク延長アセンブリ202は、遠位リンク延長アセンブリ202を遠位リンク1115にそれぞれ固定するための、1つ以上の締結具1123および1133を含むことが可能である。1つ以上の締結具は、磁石、スナップフィットコネクタ、ねじ山付きのコネクタ、または、これらの組み合わせからなる群から選択される締結具を含むことが可能である。1つ以上の締結具は、遠位リンク1115および遠位リンク延長アセンブリ202の適正なアライメントを確実にするように構成され得る。
再び図30を参照すると、少なくとも1つのサイドポート237は、遠位リンク延長アセンブリ202の外側表面から延在することが可能である。一実施形態では、第1のサイドポート237が、第1のツールガイドチューブ560aに連結されており、第2のサイドポート237が、第2のツールガイドチューブ560bに連結されている。それぞれのサイドポート237は、内側ガイドチューブ563のためのガイドを提供することが可能である。外側ガイドチューブ562および/または内側ガイドチューブ563は、ツールシャフトをガイドするように、または他の形でツールシャフトのためのサポートを提供するように構築および配置され得、それが、ガイドチューブサポート580から、遠位リンク延長アセンブリ202から延在するサイドポート237へガイドされ得るようになっている。
また、遠位リンク延長アセンブリ202は、接続リンク115の作業チャネル422、442に整合された1つ以上の作業チャネル317を含むことが可能である。任意の数の外科用ツールまたは関連の付属品が、作業チャネル422、442および/またはサイドポート237によってスライド可能に受け入れられ得、それは、それに限定されないが、カメラ、ライトまたは他の放射線源、カッタ、グラスパー、はさみ、エネルギーアプライヤ、縫合アセンブリ、生検除去エレメント、ベンチレータ、レーザ、焼灼器、クリップアプライヤ、はさみ、針、持針器、スカルペル、RFエネルギー送達デバイス、低温エネルギー送達デバイス、薬物送達デバイス、EKG電極、圧力センサ、血液センサ、磁石、加熱エレメント、または、それらの組み合わせを含む。図31Aに示されているように、遠位リンク延長アセンブリ202は、カメラレンズ305と、LED光源などのような照明源303を含むことが可能であり、それは、少なくとも1つの作業チャネル317とともに配列され得る。
一実施形態では、少なくとも1つのサイドポート237は、作業チャネルを含み、作業チャネルにツールが位置決めされている。別の実施形態では、照明ファイバアセンブリは、照明ファイバの近位に位置決めされている光源からの光を伝えるために、サイドポート237の作業チャネルを通って延在している。照明ファイバアセンブリは、操向可能であり得、光が作業エリアに方向付けされ得るようになっている。一実施形態では、照明ファイバアセンブリは、単回使用のためのものとすることができる。別の実施形態では、照明ファイバアセンブリは、複数回使用のために構成され得る。
図30を参照すると、ツール位置決めシステム500bは、導入デバイス480、ベース485、第1のツールガイドチューブ561g、第2のツールガイドチューブ561h、ガイドチューブサポート580b、および/または、それらの組み合わせに取り付けるための少なくとも1つの固定ポイント(図示せず)を含むことが可能である。ブレース(図示せず)は、固定ポイントと、手術室床、患者手術台、および/または、フィーダ110などのような関節式プローブフィーダとの間に取り付けられ得る。ブレースは、床、テーブル、または他の支持物体にクランプするためのクランピングデバイスなどを含むことが可能である。複数のブレースが、異なる固定ポイントに連結され得る。たとえば、ブレース(図示せず)は、ベース485における固定ポイントと第1のツールガイドチューブ561bにおける固定ポイントとの間に連結され得る。別のブレースは、フィーダ110に取り付けられ得、また、床、テーブル、もしくは、安定性を提供する他の物体にクランプされ、または他の形で取り付けられ得る。
図31Aは、一実施形態による、遠位リンク延長アセンブリ202の斜視図である。図31Bは、一実施形態による、図31Aの遠位リンク延長アセンブリ202の分解図である。図31Cは、一実施形態による、図31Bの照明アセンブリ306の分解図である。
遠位リンク延長アセンブリ202は、遠位リンク本体部302、カメラアセンブリ304、照明アセンブリ306、およびリンクコネクタ308を含む。遠位リンク本体部302は、中央開口部を有しており、中央開口部は、カメラアセンブリ304および照明アセンブリ306が遠位リンク本体部302の中に除去可能に位置決めされ得るように構成されている。遠位リンク延長アセンブリ202のうちのいくつかまたはすべては、図30のツール位置決めシステム500bから除去され得、たとえば、ツール位置決めシステム500bの使用と使用との間の再殺菌の間に交換され得る。カメラレンズ305および拡散レンズ322は、遠位リンク本体部302の一方の端部において露出され得る。他の実施形態では、カメラアセンブリ304および/または照明アセンブリ306は、遠位リンク本体部302の外部にあり、たとえば、遠位リンク本体部302の表面に位置決めされている。リンクコネクタ308は、遠位リンク本体部302の他方の端部に連結され得る。遠位リンク本体部302は、遠位リンク本体部302の外側表面から延在する1つ以上のサイドポート237を含むことが可能である。
リンクコネクタ308は、本体部分309を有することが可能であり、本体部分309は、関節式プローブアセンブリ10の遠位端部において、接続リンク115と可動的に嵌合する。たとえば、本体部分309は、凸形部分を有することが可能であり、凸形部分は、接続リンク115の中の空洞の中に位置決めされる。したがって、接続リンク115および遠位リンク延長アセンブリ202は、動作の間に、互いに対して関節運動することが可能である。
照明アセンブリ306は、カメラアセンブリ304と視野との間に位置決めされている。照明アセンブリ306は、均一な視野を提供するために、照明アセンブリ306によって作り出される光を拡散または散乱させる拡散レンズ322または関連のカメラレンズフィルタを含む。拡散レンズ322は、1つ以上の光源375を有するプリント回路基板(PCB)324に連結され得る。光源375は、電子刺激光源、たとえば、電子刺激ルミネッセンス光源、白熱光源、たとえば、白熱電球、エレクトロルミネッセント光源、たとえば、発光ダイオード(LED)、および、ガス放電光源、たとえば、蛍光灯、または、ハイパワーライトを作り出す関連の供給源を含むことが可能である。電子刺激光源は、電子刺激ルミネッセンス光源、白熱光源、エレクトロルミネッセント光源、および/またはガス放電光源を含むことが可能である。白熱光源は、白熱電球を含むことが可能である。ガス放電光源は、蛍光灯を含むことが可能である。
LEDは、所定の量の電磁エネルギー、たとえば、1〜250ルーメンの間の光を作り出すように構築および配置され得る。1つ以上のLEDは、2700Kと7000Kとの間の色温度範囲を提供するように構築および配置され得る。単一のLEDまたは複数のディスクリートLEDは、異なる光の形態を提供し、それは、所望の効果を集合的に作り出す。LEDは、赤外光もしくは紫外光、または、当業者に公知の他の周波数の範囲のうちの少なくとも1つを作り出すように構築および配置され得る。LEDは、マルチカラーLEDとすることができる。したがって、マルチカラー能力を備えた1つ以上のLEDは、所望の色温度を発生させることが可能であり、または、フィルタと併用して使用され、所望の強調を作り出し、または、特定の特徴/色/組織を際立たせることが可能である。2つ以上の独立して制御されるLEDなどのような、複数のLEDは、異なる色を表示し、所望の色、色温度、または効果を作り出すことが可能である。
他の実施形態では、光源375は、レーザ光源、たとえば、垂直共振器面発光レーザ(VCSEL)を含む。レーザ光源は、光ファイバなどを通した別のレーザの使用によって励起され、VCSELを励磁することが可能であり、それによって、光源からの電気ショックリスクを排除する。
PCB324は、光ファイバをさらに含むことが可能であり、光ファイバは、関節式プローブアセンブリ400、および/または、関節式プローブシステム100の別のコンポーネントへ、および、それらから、光を伝送するように構成され得る。拡散レンズ322は、開口部323を含むことが可能である。PCB324は、同様に、開口部325を含むことが可能である。拡散レンズ322およびPCB324は、一緒に連結され、拡散レンズ開口部323が、カメラアセンブリ304のカメラレンズ305を受け入れるためのPCB開口部325と整合されるようになっており、また、拡散レンズ322が、たとえば、LEDなどの光源375の前に位置決めされるようになっている。
別の実施形態では、光源375は、遠位リンク延長アセンブリ202の遠位端部におけるレンズとは異なる場所にある。光源375は、光ファイバまたは他のトランスミッターに連結され、そして、それは、遠位レンズに連結されている。ここで、光または他の電磁放射線が、光源375において生成され、光ファイバを介して遠位レンズに伝送される。
遠位リンク延長アセンブリ202は、少なくとも1つの作業チャネル317を含むことが可能であり、少なくとも1つの作業チャネル317は、カメラアセンブリ304およびリンクコネクタ308を通って延在し、電気信号、ワイヤリング、またはファイバ光学系などを照明アセンブリ306に提供する。
図32Aは、一実施形態による、カメラアセンブリ304の斜視図である。図32Bは、カメラアセンブリ304の分解図である。
カメラアセンブリ304は、レンズアセンブリ410を含み、レンズアセンブリ410は、対象物のイメージの焦点を合わせ、それは、視覚カメラまたは他のセンサデバイスによって検出され得、また、たとえば、コンソールシステム150などのコンソールシステムに伝送され得、媒体の上に記憶され得、または他の形で当業者に周知のように使用され得る。対象物は、たとえば、治療を受けている患者についてとられる医療手順に関連する。レンズアセンブリ410は、カメラアセンブリ304から除去され得、また、たとえば、ツール位置決めシステム500bによって実施される使用と使用との間の衛生化、たとえば、再殺菌の間に、交換され得る。レンズ装着部とも称されるキャリブレーション調節ナット412は、たとえば、製造の間に、レンズ焦点を調節するために、または、レンズアセンブリ410をキャリブレートするために、レンズアセンブリ410の中へねじ込まれ得る。イメージセンサ418を有するPCB414は、レンズアセンブリ410の一方の端部に連結されている。イメージセンサ418は、レンズアセンブリ410によって提供されるイメージを処理するための、電荷結合素子(CCD)、CMOSセンサ、または、関連のセンシングデバイスを含むことが可能である。
カメラアセンブリ304は、複数のPCBを含むことが可能であり、それは、たとえば、第1のPCB402、第2のPCB404、および、第3のPCB408などであり、それらは、カメラアセンブリ304の動作に関連するさまざまな機能をそれぞれ実施する。複数のPCBが、必要なイメージングコンポーネント、イメージ処理コンポーネント、電力コンポーネント、および/または他の電子的なコンポーネントを、最大直径などのような制約された寸法の中にフィットさせるために使用され得、一方、制約の少ない軸線方向にアセンブリを拡張させることが可能である。カメラアセンブリ304は、第2および第3のPCB404、408を互いに電気的におよび/または機械的に連結するための複数の接続ピン406、ならびに、第3のPCB408およびPCB414を互いに電気的におよび/または機械的に連結するための複数の接続ピン406を含むことが可能である。たとえば、本明細書で図示されているように、作業チャネル317は、カメラアセンブリ304を通って延在している。3つのPCBが示されて説明されているが、カメラアセンブリ304は、異なる数のPCBを有することが可能である。
図33Aは、一実施形態による、レンズアセンブリ410の斜視図である。図33Bは、一実施形態による、レンズアセンブリ410の断面図である。図33Cは、一実施形態による、レンズアセンブリの分解図である。
レンズアセンブリ410は、レンズバレル499を含み、レンズバレル499は、内部領域を有しており、内部領域は、それぞれ本明細書で説明されている1つ以上の光学系、スペーサ、および関連のエレメントを収容し、また、それらの精密なアライメントを提供する。光学系のうちの1つは、フロントレンズ504を含み、フロントレンズ504は、装着構造体によって、レンズバレル499の中の適切な場所に固定されており、装着構造体は、1つ以上のスペーサ、たとえば、スペーサ506、および、本明細書で説明されている他のエレメントを含む。レンズバレル499は、1つ以上のレンズなどのような光学系をそれらに必要とされる精度で位置決めするように構築および配置されており、一方、温度、応力、振動、または、生物学的な汚染などのような、環境条件から光学系を保護する。レンズバレル499は、たとえば、タンジェンシャルシートなどのシートを含むことが可能であり、フロントレンズ504は、フロントレンズ504の光学的な表面に対する正接接触によって、半径方向におよび/または軸線方向に整合され得る。フロントレンズ504は、たとえば、50°から135°の間の視野、たとえば、おおよそ82°の視野など、所定の視野から、可視光または外側の波長スペクトルなどのような、電磁放射線を収集することが可能である。
レンズアセンブリ410は、偏光レンズまたはフィルタリングレンズなどのような、1つ以上の追加的な光学系を含むことが可能であり、それは、グレアを制御するように構築および配置されており、器具(たとえば、レーザフレア)からの反射光を低減させ、または、他の望ましくない効果を低減させる。本明細書で説明されている1つ以上のレンズは、1つ以上の波長(たとえば、IR波長または可視光波長)をフィルタリングし、たとえば、特徴、色などを際立たせ、外部光を低減または排除し、および/または、トリガー信号を提供することが可能である。一実施形態では、フィルタリングレンズは、400nmから700nmの範囲にある特定の波長が通過することを可能にするように構築および配置され得る。一実施形態では、フィルタリングレンズは、たとえば、700nmから1105nmの範囲にある波長など、赤外波長を遮断するように構築および配置され得る。一実施形態では、フィルタリングレンズは、1nmから400nmの範囲にある紫外波長を遮断するように構築および配置され得る。一実施形態では、フィルタリングレンズは、LISAレーザ波長、たとえば、2000nm波長を遮断するように構築および配置され得る。
スペーサ506は、メニスカスレンズ508、スペーサ510、およびアパーチャ/フィルタアセンブリ530のための軸線方向のおよび/または半径方向のアライメントを提供する。メニスカスレンズ508は、光または他の電磁放射線をカメラアパーチャに方向付けることが可能である。メニスカスレンズ508の半径方向のおよび/または軸線方向のアライメントは、その光学的な表面に対するスペーサ506の正接接触によって確立され得る。スペーサ510は、アパーチャ/フィルタアセンブリ530に関する軸線方向の場所を提供し、アパーチャ/フィルタアセンブリ530は、フィルタガラス513、レンズ514、およびレンズ516を含む。いくつかの実施形態では、レンズ514は、フィルタガラス513から光を受け入れて光をレンズ516の中へ方向付けるように構成された(示されているような)平凹形レンズである。レンズ516は、(示されているような)メニスカスレンズを含むことが可能であり、メニスカスレンズは、レンズ514に装着され(たとえば、セメント付けされる)、レンズ514から出てくる光がレンズ516の凹形表面に向けて方向付けされるようになっている。一実施形態では、フィルタガラス513は、たとえば、2μm波長の、所定の波長が伝送されることを防止する。フィルタガラス513は、不透明なコーティングを含むことが可能であり、不透明なコーティングは、アパーチャを生成させ、イメージセンサ418などのようなイメージセンサに到達する光の量を制限する。スペーサ506は、フィルタガラス513の半径方向のアライメントを提供することが可能である。スペーサ510、とりわけ、スペーサ510の平坦な表面は、フィルタガラス513の軸線方向のアライメントを提供することが可能である。いくつかの実施形態では、フィルタガラス513に対するアパーチャ/フィルタアセンブリ530の半径方向のおよび軸線方向のアライメントが、製造の間に設定される。
スペーサ518は、トリプレットアセンブリ540に関する軸線方向のおよび/または半径方向のアライメントを提供することが可能であり、トリプレットアセンブリ540は、レンズ520、レンズ522、およびレンズ524を含む。レンズ516から出てくる光は、トリプレットアセンブリ540の中へ方向付けされる。いくつかの実施形態では、レンズ520は、レンズ516から出てくる光を受け入れて光をレンズ522に向けて方向付ける(示されているような)両凸形レンズである。レンズ522は、レンズ522からの光を受け入れて光をレンズ524の上に方向付ける(示されているような)両凹形レンズを含むことが可能である。レンズ524は、両凸形レンズ(示されているように)を含むことが可能であり、両凸形レンズは、レンズ522から光を受け入れ、イメージセンサ418などのようなイメージセンサに向けて光を方向付ける。トリプレットアセンブリ540は、色補正を提供し、センサ418の上に光の焦点を合わせる。トリプレットアセンブリ540は、光学的な表面に対するスペーサ518の正接接触によって、半径方向のおよび軸線方向のアライメントを設定することが可能である。
レンズリテーナ526は、レンズスタックを一緒に圧縮し、それらのそれぞれのアライメントを維持する。レンズリテーナ526は、レンズアセンブリ410の複数のレンズを十分に圧縮するように構築および配置され得る。また、レンズリテーナ526は、光学的な表面に対して正接でレンズ524に接触することによって、トリプレットアセンブリ540の後方からセンタリングを提供することが可能である。
キャリブレーション調節ナットとも称されるレンズ装着部412が、レンズアセンブリ410をカメラアセンブリ304に取り付ける。レンズ装着部412は、精密公差嵌めの長方形空洞によってセンサ418と整合され、長方形空洞は、センサ418を取り囲み、したがって、センサ418に対するレンズアセンブリ410の正確なアライメントを提供する。レンズ装着部412は、レンズアセンブリ410に取り付けるためのねじ山を含むことが可能であり、たとえば、レンズアセンブリ410を回転させることによって、焦点調節が行われることを可能にし、センサ418に対する最適な光学的な距離を実現する。
図34は、一実施形態による、手術を実施するために関節式プローブシステム100を組み立てるための方法600を図示するフローチャートである。関節式プローブシステム100は、図3に説明されているロボティックイントロデューサ480を含むことが可能である。方法600は、あるシーケンスのブロックまたはステップを表しているが、方法600は、このシーケンスに限定されない。他の実施形態では、さまざまなブロックは、異なる順序で実施され得る。たとえば、ブロック604は、ブロック602の前に実施され得る。方法600のうちのいくつかまたはすべては、いくつかの実施形態による関節式プローブシステムによって実施され得る。
ブロック602において、第2のアセンブリ14が、たとえば、その寿命時間にわたって、第2のアセンブリ14とともに使用される1つ以上の異なる第3のアセンブリ16のうちの第3のアセンブリ16に取り付けられる。この取り付けは、第3のアセンブリ16の関節式プローブアセンブリ400の接続リンク115を、導入デバイス250を通して、第2のアセンブリ14へ、遠位リンク延長アセンブリ202へ延在させることを含むことが可能である。
ブロック604において、第3のアセンブリ16が、第1のアセンブリ12に取り付けられる。この操作は、キャリッジ、ガイドレール、ケーブル、ギヤ、および/または、第3のアセンブリ16のプローブフィーダ110の他の機械的なデバイス(図示せず)を、第1のアセンブリ12のケーブル制御アセンブリ222に取り付けることを含むことが可能である。したがって、第1のアセンブリ12、第2のアセンブリ14、および第3のアセンブリ16を互いに取り付けることによって、関節式プローブシステム100が動作可能になる。いくつかの実施形態では、無菌ドレープなどのような無菌バリアが、第1のアセンブリ12と第3のアセンブリ16との間に設置される。
ブロック606において、第1の手順が、関節式プローブシステム100によって実施され得、それは、たとえば、経口ロボット外科手術手順などのような医療手順である。
ブロック608において、第3のアセンブリ16が、関節式プローブシステム100から除去される。いくつかの実施形態では、第3のアセンブリ16は、単回使用のために構築されており、その単回使用の前に、1回だけ衛生化される(たとえば、殺菌される)。これらの実施形態では、単回使用が完了した後に、すなわち、第1の手順が完了した後に、第3のアセンブリ16が廃棄される。
ブロック610において、第2のアセンブリ14は、第1の手順の後に、および、関節式プローブシステム100によって実施される後続の手順の前に、衛生化され得る(たとえば、殺菌される)。
ブロック612において、ブロック602、604、606、および608において言及された第3のアセンブリ16とは異なる別の第3のアセンブリが、第1のアセンブリ12に取り付けられる。
ブロック614において、衛生化された第2のアセンブリ14が、新しい第3のアセンブリ16に取り付けられる。したがって、第1のアセンブリ12、第2のアセンブリ14、および第3のアセンブリ16を互いに取り付けることによって、関節式プローブシステム100が動作可能になる。
ブロック616において、第2の手順が、関節式プローブシステム100によって実施され得、それは、たとえば、経口ロボット外科手術手順などのような医療手順である。
図35は、一実施形態による、手術を実施するためにロボティックイントロデューサシステムを組み立てるための方法700を図示するフローチャートである。方法700のうちのいくつかまたはすべては、いくつかの実施形態による関節式プローブシステムによって実施され得る。
ブロック702において、X個の手順が実施され、ここで、Xは、0よりも大きい整数である。X個の手順のそれぞれの手順は、上記に説明されている方法600の1つ以上のステップにしたがって実施され得る。したがって、X個の手順のそれぞれの手順は、第3のアセンブリ16を、たとえば、新しい第3のアセンブリ16など、異なる第3のアセンブリ16と交換することを含むことが可能である。第2のアセンブリ14は、X個の手順のそれぞれの手順の後に再使用するために構築および配置されている。それぞれの使用の後に、第2のアセンブリ14が、本明細書で説明されているように衛生化される。
ブロック704において、X個目の第3のアセンブリが、関節式プローブシステム100から除去され、廃棄される。
ブロック706において、第2のアセンブリ14は、X個の手順が実施された後に廃棄される。
ブロック708において、新しい第3のアセンブリ、すなわち、(X+1)個目の第3のアセンブリが、第1のアセンブリ12に取り付けられる。
ブロック710において、新しい第2のアセンブリが、(X+1)個目の第3のアセンブリに取り付けられる。したがって、関節式プローブシステム100が動作可能になる。
ブロック712において、(X+1)個目の手順が、関節式プローブシステム100によって実施され得、それは、たとえば、医療手順である。
図36は、一実施形態による、光学アセンブリ801の断面図である。光学アセンブリ801は、たとえば、説明されている関節式プローブアセンブリ400など、プローブアセンブリの遠位端部に連結されている遠位リンク延長アセンブリ802の一部となるように構築および配置され得る。遠位リンク延長アセンブリ802は、遠位リンク延長アセンブリ202と同様とすることができる。遠位リンク延長アセンブリ802の繰り返しの詳細は、簡明化のために繰り返されないことになる。光学アセンブリ801は、カメラアセンブリ304および/または照明アセンブリ306と同様のエレメントを含むことが可能である。したがって、詳細は、簡明化のために繰り返されないことになる。
遠位リンク延長アセンブリ802は、遠位リンク本体部803を含むことが可能である。少なくとも1つのサイドポート837が、遠位リンク本体部803から延在している。サイドポート837は、ツール810、たとえば、カッタ、グラスパー、エネルギー送達プローブ、照明ファイバなどを受け入れるように構築および配置されている。光学アセンブリ801は、レンズ804を含むことが可能であり、レンズ804は、第1の視野を提供し、たとえば、手順の間に撮られたイメージを収集する。光学アセンブリ801は、ミラーまたはプリズムなどのような光学リダイレクタ805を含むことが可能であり、光学リダイレクタ805は、レンズ804に隣接しており、また、レンズ804の出力、たとえば、光学経路が光学リダイレクタから反射されるように位置決めされている。たとえば、光学経路のうちのいくつかは、光学リダイレクタ805に向けて方向付けされ、次いで、光学リダイレクタ805において、それは、サイドポート837に向けて再方向付けされる。
このように、光学エレメント805は、レンズ804の第1の視野を補完する第2の視野を提供する。レンズ804および光学エレメント805の組み合わせは、最大で180°の、および、場合によっては、180°よりも大きい、組み合わせられた視野を提供することが可能である。この特徴は、オペレータが遠位リンク延長アセンブリ802の近位の複数のイメージを見ることを可能にする。たとえば、図37に示されているように、コンソールシステム150は、複数のイメージ902、904a、および904bを作り出すことが可能である。イメージ902は、レンズ804の前の領域のイメージを表している。イメージ904aおよび904bは、レンズ804のそれぞれの側のサイドポート837のイメージを表している。いくつかの実施形態では、光学エレメント805は、示されているツール810などのような、イメージがレンズ804の第1の視野の外側にある可能性がある、サイドポート837から最初に出ていくツールを見ることを可能にするように構成されている。
図38は、一実施形態による、遠位リンク延長アセンブリ1002を含むロボティックイントロデューサシステム1000の断面図である。遠位リンク延長アセンブリ1002は、関節式プローブアセンブリ1020の遠位端部に連結されている。プローブアセンブリ1020は、本明細書で説明されている関節式プローブアセンブリ400と同じまたは同様のエレメントを含むことが可能であり、簡明化のために繰り返されることとはならない。
遠位リンク延長アセンブリ1002は、ベース1015と、ベース1015の中に可動的に位置決めされている本体部1003と、本体部1003に連結されている光学レンズ1005とを含む。複数の本体関節式ケーブル1010が、プローブアセンブリ1020およびベース1015に沿って延在している。それぞれの関節式ケーブル1010の遠位端部は、本体部1003に取り付けられている。関節式ケーブル1010は、ケーブル1010に印加される力に応答して、前進または後退され、レンズ1005の視野を変化させるために本体部1003を移動させることが可能である。関節式プローブアセンブリ1020および本体部1003は、独立して制御可能である。たとえば、関節式ケーブル1010は、ロボティックイントロデューサシステム1000がそれに沿って延在する軸線に対して本体部1003を移動させるように前進および後退され得、一方、関節式プローブアセンブリ1020は、その軸線に沿って静止状態のままである。
関節式プローブアセンブリ1020は、複数のプローブリンクを含み、それは、たとえば、上記に説明されており、および/または、2012年4月5日に出願された国際特許出願第PCT/US2012/032279号に説明されている、プローブアセンブリ400と同様の内側プローブリンクおよび外側プローブリンクであり、その文献の内容は、上記で本願に引用して援用する。遠位リンク延長アセンブリ1002は、プローブリンクの遠位リンク1036に隣接している。関節式プローブアセンブリ1020は、少なくとも1つのステアリングケーブルを含むことが可能であり、少なくとも1つのステアリングケーブルは、リンクを通って延在し、遠位リンク1036において終端する。ステアリングケーブルおよび本体関節式ケーブル1010は、独立して制御可能である。
ベース1015は、凹形領域を含むことが可能であり、凹形領域は、本体部1003の凸形下側領域と嵌合することが可能である。一実施形態では、本体部1003は、ボール形状になっており、ベース1015の空洞の中に位置決めされている。代替的に、ベース1015は、凸形領域を含むことが可能であり、凸形領域は、本体部1003の凹形下側領域と嵌合することが可能である。このようなベース1015および本体部1003のカップリングは、本体関節式ケーブル1010に印加される力に応答して、ベース1015に対して本体部1003が回転することを可能にする。本体部1003および/またはベース1015は、たとえば、半球形状、半楕円体形状、または放物線形状など、他の形状を有する空洞または突出領域を有することが可能である。
複数のガイド孔部1066(示されている1066a−c)が、プローブアセンブリ1020から延在することが可能である。関節式本体ケーブル1010が、ガイド孔部1066を通って延在することが可能である。一実施形態では、関節式プローブアセンブリ1020の中のそれぞれのリンク1036は、ガイド孔部1066a、1066b、1066c(全体的に、1066)を有している。2つ以上のガイド孔部1066、たとえば、ガイド孔部1066a、1066cが、互いに整合され、関節式本体ケーブル1010を受け入れることが可能である。複数の可撓性のチューブ1013は、プローブアセンブリ1020に沿って、ガイド孔部1066を通って延在することが可能である。チューブ1013は、プローブアセンブリ1020の周りに互いに対して等間隔で配置され得る。チューブ1013は、プローブアセンブリ1020を関節運動させるためのプローブアセンブリに対して、前進および後退することが可能である。チューブ1013は、リンク1036の内部を通って延在するステアリングケーブル(図示せず)の移動と連動して、または、それと独立して移動することが可能である。本体関節式ケーブル1010およびチューブ1013は、本体部1003に連結されているレンズ1005をパンまたはチルトさせるように動作することが可能である。代替的にまたは追加的に、本体関節式ケーブル1010およびチューブ1013は、(たとえば、ベース1015を前進させることによって)レンズ1005をズームするように動作することが可能である。チューブ1013のそれぞれの遠位端部は、ベース1015に連結されている。本体関節式本体ケーブル1010は、それぞれのチューブ1013を通って延在している。
レンズ1005は、たとえば、本明細書で説明されているカメラアセンブリなど、たとえば、本体部1003の中に全体的にまたは部分的に含有されているカメラアセンブリなど、カメラアセンブリの一部とすることができる。カメラアセンブリの詳細は、簡明化のために繰り返されていない。本体部1003は、中空の内部を含むことが可能であり、または、カメラアセンブリがその中に位置決めされ得る空洞を含むことが可能である。レンズ1005は、視野を提供するために、本体部1003の上部領域に位置決めされている。
図40は、本発明概念の実施形態による、医療手順を実施するためのツール位置決めシステム500の上面図である。ツール位置決めシステム500は、たとえば、経口ロボット外科手術手順などの医療手順を患者Pに実施するための1つ以上のツール(図示せず)を位置決めするように構築および配置されている。医療手順は、患者(P)の空洞の中へ、または、切開もしくは関連の開口形成によって形成された患者(P)の領域の中へ、1つ以上のツールを挿入することを含む外科的手順を含むことが可能である。外科的手順は、1つ以上の経口手順を含むことが可能である。典型的な経口手順は、舌根、扁桃腺、頭蓋底、下咽頭、咽頭、気管、食道、胃、小腸、および、これらの組み合わせからなる群から選択される場所において、または、その近くにおいて実施される、切除または他の手順を含む。他の手順は、それに限定されないが、シングルまたはマルチポートの経腋下手順、たとえば、喉頭切除、シングルまたはマルチポートの胸腔鏡下手順、たとえば、縦隔リンパ節郭清など、シングルまたはマルチポートの心膜手順、たとえば、不整脈を測定および治療することに関する手順、シングルまたはマルチポートの腹腔鏡下手順、たとえば、肥満矯正ラップバンド手順、シングルまたはマルチポートの経胃手順または経腸手順、たとえば、胆嚢摘除または脾臓摘除など、および/または、シングルまたはマルチポートの経肛門手順または経膣手順、たとえば、子宮摘出、卵巣摘出、膀胱切除、および結腸切除などを含むことが可能である。
ツール位置決めシステム500は、導入デバイス480、第1のツールサポート560a、および第2のツールサポート560bを含む。2つのツールサポート560a、560b(全体的に、560)が示されているが、ツール位置決めシステム500は、3つ以上のツールサポート560を含むように構築および配置され得る。1つの実施形態では、ツール位置決めシステム500は、2つ、3つ、または4つのツールサポート560を含み、それらは、ツール、たとえば、ツールのシャフトをスライド可能に受け入れるようにそれぞれ構築および配置されている。他の実施形態では、ツール位置決めシステム500は、5つ以上のツールサポート560を含み、それらは、ツールをスライド可能に受け入れるようにそれぞれ構築および配置されている。
いくつかの実施形態では、導入デバイス480は、関節式プローブ400などのような関節式プローブをスライド可能に受け入れるように、ならびに、関節式プローブを支持し、安定化させ、および/または、関心の領域にガイドするように構築および配置されている。関心の領域は、患者(P)の身体のルーメンとすることができ、たとえば、患者の頭部(H)における空洞、たとえば、鼻もしくは口など、または、切開によって形成された開口部とすることができる。臨床的な用途において、典型的な関心の領域は、それに限定されないが、食道、または、消化管の中の他の場所、心膜腔、腹膜腔、および、それらの組み合わせを含むことが可能である。代替的に、関心の領域は、機械的なデバイス、建物、または、プローブ400が使用され得る別の開放もしくは閉鎖された環境とすることができる。
関節式プローブ400は、たとえば、医療手順の間に、1つ以上の外科用ツールをガイドするように構成され得る。関節式プローブ400は、内側スリーブおよび外側スリーブを含むことが可能であり、それは、関節式プローブ400の操作の間に、互いに対して前進または後退することが可能である。たとえば、関節式プローブ400の内側スリーブおよび外側スリーブは、複数の内側リンクおよび複数の外側リンクを含むことが可能であり、関節式プローブ400の内側スリーブおよび外側スリーブは、リンプモードおよび剛直性モードのうちの一方の状態で構成され得、関節式プローブ400の操作を容易にするようになっている。たとえば、内側スリーブおよび外側スリーブは、関節プローブ400の1つ以上のステアリングケーブル(図示せず)を介して、リンプモードおよび剛直性モードのうちの一方の状態で構成され得る。
関節式プローブ400は、高度に関節型プローブとすることができ、それは、たとえば、STEERABLE, FOLLOW THE LEADER DEVICEと題する米国特許出願公開第2009−0171151号、STEERABLE MULTI LINKED DEVICE HAVING MULTIPLE WORKING PORTSと題する米国特許出願公開第2008−0039690号、または、SURGICAL POSITIONING AND SUPPORT SYSTEMと題する国際特許出願第PCT/US2011/044811号に説明されているような高度に関節型プローブであり、それらの文献は、その全体をそれぞれ本願に引用して援用する。関節式プローブ400は、1つ以上の光源、イメージキャプチャリングデバイス、たとえば、カメラを含むことが可能であり、それは、関節式プローブ400の遠位端部に提供され、および/または、ツールサポート560の遠位端部の近位に提供される。
関節式プローブ400は、フィーダ110を含み、フィーダ110は、たとえば、本明細書で説明されており、フィーダ110は、プローブ10の外側スリーブの中で、1つ以上のケーブルを制御可能に前進させ、それは、たとえば、図46に示されている遠位リンク631などの遠位リンクまで延在するケーブル(図示せず)である。フィーダ110は、ボビン駆動式モータなどのような、1つ以上のケーブル制御アセンブリ、および、直線的に前進可能なカートなどのような、1つ以上のリンク並進アセンブリを含むことが可能である。
第1のツールサポート560aは、ツールのシャフト(図示せず)をスライド可能に受け入れるように構築および配置され得る。第1のツールサポート560aは、第1のオペレータ場所(L1)に向けて配向されている。また、第2のツールサポート560bは、ツールのシャフト(図示せず)をスライド可能に受け入れるように構築および配置され得る。第2のツールサポート560bは、第2のオペレータ場所(L2)に向けて配向されている。第1および第2のツールサポート560a、560bは、同様の構成または異なる構成、たとえば、異なる長さを有することが可能である。第1および第2のツールサポート560a、560bは、プローブ400の遠位端部の上の1つ以上の場所に取り付けられ得る。いくつかの実施形態では、ツールサポート560a、560bは、プローブ400の遠位端部の反対側にある。いくつかの実施形態では、ツールサポート560aは、プローブ400の遠位端部の、オペレータ場所L1が位置決めされているのと同じ側(たとえば、示されているようにページの左側)に取り付けられており、ツールサポート560bは、プローブ400の遠位端部の、オペレータ場所L2が位置決めされているのと同じ側、たとえば、示されているようにページの右側に取り付けられている。代替的に、ツールサポート560aは、プローブ400の遠位端部の、オペレータ場所L1が位置決めされているのと反対側(たとえば、ページの右側)に取り付けられており、ツールサポート560bは、プローブ400の遠位端部の、オペレータ場所L2が位置決めされているのと反対側、たとえば、ページの左側に取り付けられている。1人のオペレータは、関節式プローブ400の遠位端部から延在する導入デバイス480の一方の側において第1のツールを制御することが可能である。別のオペレータは、関節式プローブ400の遠位端部の別の側に位置決めされている第2のツールを制御することが可能である。別の実施形態では、両方のオペレータは、導入デバイス480の両側、および、関節式プローブ400の遠位端部に、ツールを位置決めすることが可能である。
ツール位置決めシステム500は、ベース485を含むことが可能である。ベース485は、ツールサポート560およびイントロデューサ480を受け入れるための開口部を含むことが可能であり、それらは、それらの中間部分において、または、その遠位端部において、ベース485に取り付けられ得る。第1のツールサポート560aおよび第2のツールサポート560bは、ベース485に連結され、第1のツールサポート560aと第2のツールサポート560bとの間の相対的位置を維持し、および/または、第1のツールサポート560aと第2のツールサポート560bとの間の固定された配向を維持する。
ベース485は、導入デバイス480の少なくとも一部分を取り囲むカラーなどを含むことが可能である。カラーは、導入デバイス480の延在の方向に対して横方向に延在することが可能である。図43に示されているように、ベース485は、それぞれのツールサポート560のガイドエレメント561と整合された開口部287を有することが可能である。ガイドエレメント561は、ベース485の開口部287に付着され得る。
ツール位置決めシステム500は、ドッグボーンコネクタとも称されるコネクタ580を含むことが可能であり、それは、第1のツールサポート560aおよび第2のツールサポート560bに連結されている。コネクタ580は、第1のツールサポート560aと第2のツールサポート560bとの間の相対的位置を維持するように構築および配置されている。いくつかの実施形態では、コネクタ580は、第1のツールサポート560aと第2のツールサポート560bとの間の相対的配向を維持するように構築および配置されている。
コネクタ580は、剛直性構造体を含むことが可能である。コネクタ580は、可撓性である少なくとも一部分を含むことが可能である。コネクタ580は、オペレータによって成形可能な構造体を含むことが可能である。コネクタ580は、柔軟構造体を含むことが可能である。コネクタ580は、バットヒンジ、バタフライヒンジ、バレルヒンジ、または、2つの剛直性部分の間に位置決めされている可撓性の部分を含むヒンジなどのような、ヒンジによって接続された2つのセグメントを含むことが可能である。コネクタ580は、テレスコープ式に調節可能な構造体を含むことが可能であり、たとえば、ツールサポート560aおよび560bの分離を可能にするようになっている。コネクタ580は、ユニバーサルジョイントなどのような回転可能なコネクタによって接続されている2つのセグメントを含むことが可能である。
コネクタ580は、熱を適用した後などに、形状決めまたは成形されるように構築および配置され得る。コネクタ580は、第1のツールサポート560aまたは第2のツールサポート560bのうちの少なくとも1つに取り付け可能となるように構築および配置され得る。コネクタ580は、第1のツールサポート560aまたは第2のツールサポート560bのうちの少なくとも1つに取り外し可能となるように構築および配置され得る。
代替的なコネクタが提供され得、それは、たとえば、図44に示されているコネクタ580dであり、それは、第1のツールサポート560aおよび第2のツールサポート560bに取り付け可能である。代替的なコネクタ580dは、第1のツールサポート560aと第2のツールサポート560bとの間の相対的位置を維持するように構築および配置され得る。オリジナルのコネクタ580は、第1の幾何学形状に第1のツールサポート560aおよび第2のツールサポート560bを位置決めするように構築および配置され得る。代替的なコネクタは、第1の幾何学形状とは異なる第2の幾何学形状に第1のツールサポート560aおよび第2のツールサポート560bを位置決めするように構築および配置され得る。オリジナルのコネクタ580は、長さ、形状、曲率、または、他の幾何学形状もしくは構成のうちの少なくとも1つによって、代替的なコネクタ580dとは異なっていることが可能である。
コネクタ580は、第1の開口部および第2の開口部を含み、それらは、第1および第2のツールサポート560a、560bのガイドエレメントに操作可能に係合するようにそれぞれ構築および配置されている。第1の開口部および第2の開口部は、第1のツールサポート560aおよび第2のツールサポート560bを非平行の構成で位置決めするように構築および配置され得る。第1の開口部または第2の開口部のうちの少なくとも1つは、たとえば、ガイドエレメント561を受け入れるために、漏斗形状の開口部を含むことが可能であり、より具体的には、図42に示されているような外側ガイドエレメント562の漏斗形状の近位端部開口部564を含むことが可能である。
図40に示されているように、ツール位置決めシステム500は、示されている少なくとも1つの固定ポイント133a〜e(全体的に、133)を含むことが可能であり、それらは、安定化ブレースに取り付けるようにそれぞれ構築および配置されている。示されていない他の固定ポイントが、それにもかかわらず、たとえば、ツール位置決めシステム500の異なる場所において、適用することが可能である。固定ポイント133aは、導入デバイス480に位置決めされ得る。固定ポイント133bは、ベース485に位置決めされ得る。固定ポイント133cは、第1のツールサポート560aに位置決めされ得る。固定ポイント133dは、第2のツールサポート560bに位置決めされ得る。固定ポイント133eは、コネクタ580に位置決めされ得る。サポートとも称されるブレース432は、固定ポイント133aに取り付けられ得る。ブレース432の別の端部は、手術室床、患者手術台(T)、および/または関節式プローブフィーダ110などのような、ツール位置決めシステム500に関連する他の場所に取り付けられ得る。ブレース432は、床テーブルまたは他の支持物体にクランプするためのクランピングデバイスなどを含むことが可能である。複数のブレースは、異なる固定ポイント133に連結され得る。たとえば、ブレース(図示せず)は、ベース485における固定ポイント133bと、第1のツールサポート560aにおける固定ポイント133cとの間に連結され得る。別のブレース431は、フィーダ110に取り付けられ得、床、テーブル、または、安定性を提供する他の物体にクランプされ得、または他の形で取り付けられ得る。
システム500は、コントローラ85と通信する第1のヒューマンインターフェースデバイス(HID)80aおよび第2のHID80bを含むことが可能である。図40に示されているように、第1のHID80aは、第1のオペレータ場所(L1)の近くにあり、または、第1のオペレータ場所(L1)に向けて配向され得、第2のHID80bは、第2のオペレータ場所(L2)の近くにあり、または、第2のオペレータ場所(L2)に向けて配向され得る。他の実施形態では、第1および第2のHID80a、80bは、同じハードウェアプラットフォームの一部とすることができ、単一のまたは複数のオペレータ場所、たとえば、場所(L1)にあることが可能であり、場所L1またはL2のいずれかにいるオペレータが同じ場所にあるHID80a、80bにアクセスすることを可能にし得る。第1のHID80aおよび/または第2のHID80bのうちのいくつかまたはすべては、ツールサポート560において挿入される1つ以上のツールに一体化され得る。一実施形態では、システム100は、ドッグボーンコネクタ580と一体になるように取り付けられている第3のHID80cを含み、HID80cは、コントローラ85と有線通信または無線通信している。
1つ以上のHID80a、b、c(全体的に、80)は、関節式プローブ400、ツールサポート560、ツールサポート560の中へ挿入される1つ以上のツール、または、それらの組み合わせを操作するように構築および配置され得る。図40のシステム100において、第1のHID80aは、第1のオペレータ場所(L1)に向けて配向されている。第2のHID80bは、第2のオペレータ場所(L2)に向けて配向されている。医療専門家などのような第1のオペレータは、HID80aを介して関節式プローブ400を制御することが可能であり、コントローラ85に送られるコマンドを介して、関節式プローブ400の機能および移動を操向し、前進させ、後退させ、または他の形で制御する。関節式プローブに取り付けられている光源、カメラ、または、他のデバイスは、HID80aによって生成される制御信号に応答して活性化され得る。代替的にまたは追加的に、第2のオペレータは、第2のHID80bを介して関節式プローブ400を制御することが可能であり、コントローラ85に送られるコマンドを介して、関節式プローブ400の機能および移動を操向し、前進させ、後退させ、または他の形で制御する。関節式プローブに取り付けられている光源、カメラ、または、他のデバイスは、HID80bによって生成される制御信号に応答して活性化され得る。第1のHID80aおよび/または第2のHID80bは、ハプティックコントローラ、ジョイスティック、トラックボール、マウス、および電気機械的なデバイスからなる群から選択されるデバイスを含むことが可能である。関節式プローブ400は、HID80を介して制御され得、外科用ツールは、たとえば、図45に示されているようなツールハンドルなど、ツールハンドルを介して制御され得る。1つ以上のHID80は、導電性ワイヤなどのような物理的なコネクタによって、または、たとえば、Bluetooth(登録商標)接続などの無線接続によって、コントローラと通信することが可能である。HID80は、図43に示されている関節式プローブ400の移動に関連する力を印加するために、スイッチ、ジョイスティック、およびボタンなどを含むことが可能である。他の実施形態では、HID80は、歪みゲージまたは他の力センサなどのような、センサを含むことが可能であり、それは、ドッグボーンコネクタ580に印加される力、たとえば、押す力、引く力、および/または、捩じる力を検出することが可能である。他のセンサが、本明細書で説明されているものなどのようなさまざまな理由のために、システム500の他のエレメントに適用され得る。たとえば、そのような力は、図44に示されている関節式プローブ400を制御するために印加され得、たとえば、プローブ400を前進させ、後退させ、または操向する。
医療手順の間に、患者(P)は、たとえば、図40に示されているように顔を上にして、手術台(T)の上に横たわることが可能である。一実施形態では、第1のオペレータ場所(L1)および第2のオペレータ場所(L2)は、2人以上のオペレータが1つ以上のツールをそれぞれ操作することを可能にするように、横並びになっているか、または互いに隣り合っていることが可能である。第1のツールサポート560jおよび/または第2のツールサポート560kは、患者の頭部(H)へのツールアクセスを提供するように構築および配置され得る。たとえば、第1のツールサポート560jは、患者の口を介して患者の食道へのツールアクセスを提供することが可能である。第1のツールサポート560jおよび/または第2のツールサポート560kは、患者胸部または患者腹部のうちの少なくとも1つへのツールアクセスを提供するように構築および配置され得る。
図41は、本発明概念の他の実施形態による、医療手順を実施するためのツール位置決めシステム500の上面図である。
実施形態では、第1のオペレータ場所(L1)および第2のオペレータ場所(L2)は、向かい合った場所にあり、たとえば、手術台(T)の両側にあり、第1のオペレータ場所(L1)におけるオペレータおよび第2のオペレータ場所(L2)におけるオペレータが互いに向かい合うことができるようになっている。第1のツールサポート560aは、テーブル(T)の第1の側にある第1のオペレータ場所(L1)に向かう方向に延在することが可能であり、第2のツールサポート560bは、第1の側の反対側のテーブル(T)の第2の側にある第2のオペレータ場所(L2)に向かう方向に延在することが可能である。第1のツールサポート560aおよび/または第2のツールサポート560bは、患者(P)の身体の領域、たとえば、患者胸部または患者腹部または頭部(H)のうちの少なくとも1つへのツールアクセスを提供するように構築および配置され得る。
図42に示されているように、第1のツールサポート560jおよび第2のツールサポート560kは、ベースの代わりに、導入デバイス480cの表面に固定して連結され得る。一実施形態では、第1のツールサポート560jおよび/または第2のツールサポート560kは、取り付けメカニズムによって、たとえば、それぞれ溶接ポイント286a、286bによって、導入デバイス480cに直接的に連結されている。代替的に、他の結合技法、たとえば、接着剤などが適用され得る。導入デバイス480cにおける接続は、第1のツールサポート560jと第2のツールサポート560kとの間で、固定された距離および/または固定された配向を維持する。いくつかの実施形態では、ツールサポート560jおよび560kは、固定された距離を維持するが、固定された配向を維持しないように、互いにおよび/またはベースに回転可能に取り付けられ得る。第1のツールサポート560jおよび第2のツールサポート560kは、互いに対して適所に固定され得る。したがって、ツール位置決めシステム500cの動作の間に、第1および第2のツールサポート560j、560kの位置が維持される。
第1のツールサポート560jおよび第2のツールサポート560lのうちの少なくとも1つは、それぞれ、第1および第2のガイドエレメント561ja、561kbを含むことが可能である。第1のガイドエレメント561jaは、近位ガイドエレメントとも称される外側ガイドエレメント562jと、遠位ガイドエレメントとも称される内側ガイドエレメント563jとを含むことが可能である。第2のガイドエレメント561kは、外側ガイドエレメント562jおよび内側ガイドエレメント563kを含むことが可能である。内側ガイドエレメント563j、k(全体的に、563)のうちの少なくとも一部分は、可撓性である。内側ガイドエレメント563は、プラスチックまたは関連の材料から形成され得る。材料は、それに限定されないが、フッ素ポリマー(たとえば、ポリテトラフルオロエチレン)、フッ素化エチレンプロピレン、ポリエーテルブロックアミド、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、および/またはニッケルチタン合金を含むことが可能である。内側ガイドエレメント563は、レーザカットチューブ(たとえば、ポリマーまたは金属製のチューブ)、および/または、プラスチックもしくは金属製のコイルもしくはブレイドを含むことが可能である。いくつかの実施形態では、内側ガイドエレメント563は、ポリテトラフルオロエチレンライナーを含む。いくつかの実施形態では、内側ガイドエレメント563は、ステンレス鋼コイルを含む。いくつかの実施形態では、内側ガイドエレメント563は、ポリエーテルブロックアミドによってカバーされたコイルを含む。いくつかの実施形態では、内側ガイドエレメント563は、たとえば、その長さに沿って変化するデュロメーターのチューブを含むときなどに、その長さに沿って変化する異なる剛直性を含む。外側ガイドエレメント562j、562k(全体的に、562)の少なくとも一部分は、剛直性であり、限定された可撓性を備え、または、可撓性をまったく備えていない。外側ガイドエレメント562j、562kは、それぞれ、溶接286a、286bによって、導入デバイス480cに直接的にアンカー固定され得る。
外側ガイドエレメント562は、第1のチューブを含むことが可能である。内側ガイドエレメント563は、第2のチューブを含むことが可能であり、第2のチューブの一部分は、外側ガイドエレメント562の第1のチューブの中に位置決めされ得、また、第1のチューブに対して移動することが可能である。このように、内側ガイドエレメント563は、たとえば、テレスコープ式の構成で、外側ガイドエレメント562から可動的に延在することが可能である。
図43に示されているように、ツールサポート560は、ベース485に回転可能に係合することが可能である。単一のツールサポート560が図43に示されているが、しかし、本明細書で説明されている任意のツールサポート(たとえば、第1のツールサポート560a、第2のツールサポート560b、第3のツールサポート560c、および/または第4のツールサポート560d)が、図44に示されているように構成され得る。ツールサポート560は、ジンバル630によってベース485に連結され得、ツールサポート560がベース485に対して回転することを許容し、たとえば、ツールサポート560とベース485との間の3つの自由度を可能にし、それは、2次元の(X−Y)移動プラス回転を含むことが可能である。ジンバル630または他の枢動式のメカニズムまたはボールおよびジョイントメカニズムは、ツールサポート560のガイドエレメント261が、たとえば、ガイドエレメント261の中間部分において、ベース485に回転可能にまたは固定して係合することを可能にする。ツールサポート560がスライド可能に調節可能であり、したがって、ドッグボーンコネクタ580に取り付けられるサポート560の一部分を短縮することを可能にする実施形態では、ドッグボーンコネクタ580は、コネクタ開口部間の距離の調節可能性を必要とする可能性がある。平行であるかまたは角度を付けられているか、他方に対する一方のサポート560の所望の相対的配向に応じて、開口部間の距離に関するコネクタ580の中の調節可能性は、真っ直ぐな経路または湾曲した経路に沿って起こることが可能である。代替的に、ツールサポート560のガイドエレメント261は、たとえば、ガイドエレメント261の中間部分において、ベースに固定して取り付けられ得る。ツールサポート560は、ベース485に対して固定された位置にロックされ得る。システム100は、少なくとも1つのツールサポート560を固定された位置にロックするロッキングメカニズム635を含むことが可能である。ロッキングメカニズムは、ベース485に対するツールサポート560の位置を固定するために構築され得、したがって、1人以上のオペレータによるツールの移動の間に、ツールサポート560が軸線方向にスライドまたはそうでない場合移動することを防止する。
ツールサポート560のガイドエレメント261の外側ガイドエレメント262は、中空の細長い部材を有するように構築および配置され得る。中空の細長い部材は、当業者に公知の構造体、たとえば、中空のチューブ、ヘリカルコイルなどのようなコイル、または、それらの組み合わせとして、構築および配置され得る。一実施形態では、中空の細長い部材の全体が剛直性である。別の実施形態では、中空の細長い部材の少なくとも一部分が剛直性であり得る。内側ガイドエレメント263は、同様に、中空の細長い部材を有するように構築および配置され得る。一実施形態では、中空の細長い部材の全体が、可撓性のチューブを含むことが可能である。代替的に、中空の細長い部材は、少なくとも可撓性の部分を含むことが可能である。内側ガイドエレメント263は、内側ガイドエレメント263がその中に位置決めされている外側ガイドエレメント262の開口部の中の内側表面に沿ってスライドすることが可能である。
外側ガイドエレメント262は、漏斗形状の近位端部264を有することが可能である。内側ガイドエレメント263は、同様に、漏斗形状の近位端部265を有することが可能である。漏斗264、265のいずれかまたは両方は、容易におよび傷つけないように、ツールサポート260にツールを導入するように構成され得る。図42に示されているように、それぞれのツールサポート560j、kの漏斗形状の近位端部開口部564j、kは、それぞれ、コネクタ580cの中の開口部の周りに位置決めされ得る。
外側ガイドエレメント262および/または内側ガイドエレメント263は、ツールシャフトをガイドするように、または他の形でツールシャフトのためのサポートを提供するように構築および配置され得、関節式プローブ400の外側表面に連結されているサイドポート637にガイドされ得るようになっている。
いくつかの実施形態では、サイドポート637は、関節式プローブ400の遠位リンク631に連結されているが、それに限定されない。たとえば、他の実施形態では、サイドポート637は、関節式プローブ400におけるリンクのフランジまたはローブにおいて形成され得る。複数のサイドポートが、関節式プローブ400の外側スリーブに沿って位置決めされ得、関節式プローブ400と共通して関節運動する1つ以上のガイドエレメント261のためのガイドを提供するようになっている。代替的に、内側ガイドエレメント263は、たとえば、接着剤または機械的な締結具などによって、関節式プローブ400の外側表面、たとえば、遠位リンク631に、固定して取り付けられ得る。
図44は、一実施形態による、複数のコネクタ580d、580fを有するツール位置決めシステム500dの斜視図である。
また、ツール位置決めシステム500dは、第1のツールサポート560L、第2のツールサポート560m、第3のツールサポート560n、および、第4のツールサポート560pを含むことが可能である。ツールサポート560l、m、n、およびpのそれぞれは、その近位端部において、漏斗形状の開口部564l、m、n、pをそれぞれ含むことが可能である。ツールサポート560l、m、n、pおよび導入デバイス480dは、ベース485dに固定して取り付けられている。第3のツールサポート560nは、少なくとも1つのガイドエレメント561nを含むことが可能であり、ガイドエレメント561nは、本明細書で説明されているガイドエレメント561Lおよび561mと同様とすることができる。たとえば、ガイドエレメント561nは、外側ガイドエレメント562nおよび内側ガイドエレメント563nを含むことが可能である。第4のツールサポート560pは、少なくとも1つのガイドエレメント561pを含むことが可能であり、ガイドエレメント561pは、本明細書で説明されているガイドエレメント561Lおよび561mと同様とすることができる。たとえば、ガイドエレメント561pは、外側ガイドエレメント562pおよび内側ガイドエレメント563pを含むことが可能である。
第1のツールサポート560Lおよび第3のツールサポート560nは、たとえば、第1のオペレータ場所に向けて、同じまたは同様の方向に配向され得る。第2のツールサポート560mおよび第4のツールサポート560pは、たとえば、第2のオペレータ場所に向けて、同じまたは同様の方向に配向され得る。第1および第3のツールサポート560L、nからそれぞれ延在するツール(図示せず)は、関節式プローブ400の遠位端部の第1の側および第2の側に位置決めされるように示されており、第2および第4のツールサポート560m、pからそれぞれ延在するツール(図示せず)は、関節式プローブ400の遠位端部の第1の側および第2の側に位置決めされるように示されており、第1の側は、第2の側の反対側にある。別の実施形態では、図示していないが、第1および第3のツールサポート560L、nからそれぞれ延在するツールは、関節式プローブ400の遠位端部の第1の側に位置決めされ得、第2および第4のツールサポート560m、pからそれぞれ延在するツールは、関節式プローブ400の遠位端部の第2の側に位置決めされ得る。
第1のツールサポート560Lの外側ガイドエレメント562L、および、第3のツールサポート560nの外側ガイドエレメント562nは、たとえば、第1のオペレータ場所に向けて、同じまたは同様の方向に配向され得る。第2のツールサポート560mの外側ガイドエレメント562m、および、第4のツールサポート560pの外側ガイドエレメント562pは、たとえば、第1のオペレータ場所に向けて、同じまたは同様の方向に配向され得る。しかし、第1および第2の内側ガイドエレメント563L、mが並置され得、第3および第4の内側ガイドエレメント563n、pが並置され得る。
ツール位置決めシステム500は、第1のツールサポート560Lおよび第3のツールサポート560nの近位端部に取り付けられたコネクタ580d、fを含むことが可能である。コネクタ580d、fは、第1のツールサポート560Lと第3のツールサポート560nとの間の相対的位置を維持するように構築および配置されている。また、ツール位置決めシステム500は、第2のツールサポート560mおよび第4のツールサポート560pの近位端部に取り付けられた第2のコネクタ580fを含むことが可能である。コネクタ580fは、第2のツールサポート560mと第4のツールサポート560pとの間の相対的位置を維持するように構築および配置されている。別の実施形態では、第1のコネクタ580dは、第1のツールサポート560Lおよび第2のツールサポート560mの近位端部に取り付けられ得、第2のコネクタ580fは、第3のツールサポート560nおよび第4のツールサポート560pの近位端部に取り付けられ得る。
第1のコネクタまたは第1のドッグボーンコネクタとも称されるコネクタ580d、および/または、第2のコネクタまたは第2のドッグボーンコネクタとも称されるコネクタ580fは、ツールサポート560から除去され、異なるコネクタ580gと交換され得、コネクタ580gは、コネクタ580d、580fとは異なる構成パラメータを有することが可能であり、たとえば、漏斗形状のガイドエレメント561を受け入れるための異なる長さまたは開口部を有することが可能である。
図45は、一実施形態による、コネクタ580と連絡する3つのツール501、502、503を有するツール位置決めシステム500の斜視図である。1人のオペレータが、任意のまたはすべての3つのツール501、502、503を含む、ツール位置決めシステム500を動作させることが可能である。代替的に、2人以上のオペレータが、任意のまたはすべての3つのツール501、502、503を含む、ツール位置決めシステム500を動作させることが可能である。
3つのツールサポート560a、560c、560eが、ベース485とコネクタ580との間に延在している。ツールサポート560a、560c、および560eのそれぞれは、それらの近位端部において、それぞれ、漏斗形状の開口部564a、564c、および564e(全体的に、564)を含むことが可能である。ベース485は、第1、第2、および第3のツールサポート560a、560c、560eにそれぞれ整合された第1、第2、および第3の開口部を有するカラーを含むことが可能である。第1、第2、および第3のツールサポート560a、560c、560eのガイドエレメント561a、561c、561e(全体的に、561)は、それぞれ、第1、第2、および第3の開口部を通って延在することが可能であり、ガイドエレメント561の中間部分が、動作の間に開口部の中に位置決めされるようになっている。ベース485は、導入デバイス480を受け入れるための第4の開口部を含むことが可能である。
少なくとも1つのツール501、502、503は、シャフトを有することが可能であり、シャフトは、それぞれ、ツールサポート560a、560c、および560eの中へ挿入されるように示され、対応するツールサポート560によってスライド可能に受け入れられるように構築および配置されている。1つ以上のツール501、502、503は、吸引デバイス、ベンチレータ、ライト、カメラ、グラスパー、レーザ、焼灼器、クリップアプライヤ、はさみ、針、持針器、スカルペル、RFエネルギー送達デバイス、低温エネルギー送達デバイス、および、それらの組み合わせからなる群から選択され得る。ツール501、502、503は、剛直性のおよび/または可撓性のツールシャフトを含むことが可能である。
コネクタ580は、第1、第2、および第3のツールサポート560a、560c、560eに取り付けられており、ツールサポート560a、560c、560eの間の相対距離を維持するように構築および配置され得る。コネクタ580は、ツールサポート560のうちの1つ以上に固定して取り付けられ得る。代替的に、コネクタ580は、ツールサポート560のうちの1つ以上に回転可能に取り付けられ得る。コネクタ580は、第1のツールサポート560aおよび第2のツールサポート560cに対する第3のツールサポート560eの相対的位置を維持する。
ベース485は、ツールサポート560のうちの1つ以上に固定して取り付けられ得る。代替的に、ベース485は、ツールサポート560のうちの1つ以上に取り付けられ得、たとえば、可動的にまたは回転可能に取り付けられ得る。ジンバルが、ベース485にあることが可能であり、それは、ベース485において、1つ以上のガイドエレメント561に係合しており、たとえば、可動的にまたは回転可能に係合している。
1人のオペレータが、たとえば、単一のオペレータ場所から、第1のツールサポート560aから延在するツール501、第2のツールサポート560cから延在するツール502、および/または、第3のツールサポート560eから延在するツール503のうちの1つ以上を動作させることが可能である。代替的に、1人のオペレータが、ツール501、502、503のうちの2つのツールを動作させることが可能であり、別のオペレータが、ツール501、502、503のうちの残りのツールを動作させることが可能である。
図46に示されているように、第1のツール1201は、関節式プローブ400の遠位端部の第1の側に、すなわち、示されているようにページの左側に位置決めされており、第2のツール1202は、関節式プローブ400の遠位端部の第2の側に、すなわち、示されているようにページの右側に、第1の側の反対側に位置決めされている。第3のツール1203は、随意的に、プローブ400の遠位端部において、第1のツール1201と第2のツール1202との間に位置決めされ得る。第1のツール1201は、内側ガイドエレメント263aを含む第1のツールサポートを通して挿入され得る。内側ガイドエレメント263aは、たとえば、示されていないがプローブ400の背後に位置決めされているジンバルなどを介して、ベース285を通過している。第2のツール1202は、内側ガイドエレメント263cを含む第2のツールサポートを通して挿入され得る。内側ガイドエレメント263cは、ジンバル630cを介してベース285を通過している。第3のツール1203は、内側ガイドエレメント263eを含む第3のツールサポートを通して挿入され得る。内側ガイドエレメント263eは、ジンバル630eを介してベース285を通過している。第1のツール1201は、関節式プローブ400の対応する側において、すなわち、示されているように第1の側またはページの左側において、オペレータによって制御され得る。代替的に、第1のツール1201は、関節式プローブ400の反対側において、すなわち、示されているように第2の側またはページの右側において、オペレータによって制御され得る。第2のツール1202は、関節式プローブ400の対応する側において、すなわち、示されているように第2の側またはページの右側において、オペレータによって制御され得る。代替的に、第2のツール1202は、関節式プローブ400の反対側において、すなわち、示されているように第1の側またはページの左側において、オペレータによって制御され得る。第1および第2の側にいるオペレータは、同じオペレータとすることができ、または、異なる場所にいる異なるオペレータとすることができ、それらは、たとえば、図40に示されているように横並びにいるか、または、図41に示されているように向かい合っていることが可能である。
上記に説明されているように、関節式プローブ400は、遠位リンク631を含み、遠位リンク631は、関節式プローブ400の周りに受け入れて位置決めされ得る。いくつかの実施形態では、遠位リンク631は、少なくとも3つのサイドポート637を含む。図47Bにおいて、遠位リンク631’’は、3つのサイドポート637を含むことが可能であり、3つのサイドポート637は、それぞれ、たとえば、ツールサポート260a、c、eなど、ツールサポートにそれぞれ連結され得る。
別の実施形態では、図47Cに示されているように、遠位リンク631’’’は、4つのサイドポート637を含み、4つのサイドポート637は、たとえば、図44に示されているツールサポート560L、m、n、pなど、ツールサポートにそれぞれ連結され得る。
別の実施形態では、図47Aに示されているように、遠位リンク631’は、5つのサイドポート637を含み、5つのサイドポート637は、合計で5つのツールサポートに関するツールサポートにそれぞれ連結され得、たとえば、2つのツールサポートは、一方のオペレータ場所に向けて配向されており、3つのツールサポートは、別のオペレータ場所に向けて配向されている。
一実施形態では、図47Bに示されているように、サイドポート637は、遠位リンク631’’の周辺部の周りに対称的に間隔を置いて配置されている。一実施形態では、図47Dに示されているように、サイドポート637は、遠位リンク631’’’’の周辺部の周りに非対称的に間隔を置いて配置されている。
サイドポート637は、コネクタ280の周辺部の周りに互いに30°から180°離して位置決めされ得る。たとえば、図47Dに示されているように、第1および第2のサイドポート637は、互いに180°未満離れており、たとえば、150°離れていることが可能であり、第3のサイドポート637は、第1のサイドポートと第2のサイドポートとの間に位置決めされ得、第3のサイドポート637が、第1および第2のサイドポート637のそれぞれから、90°未満にあるようになっている。サイドポート637は、サイドポート637と類似のまたは非類似の側のオペレータ場所に向けて配向された1つ以上のツールサポート260に取り付けられ得る。
たとえば、図48〜図56に示されているものなど、導入デバイス480は、上記に説明されている関節型プローブ400などの関節型プローブを支持し、安定化させ、および、関心の領域にガイドするように構成され得る。関心の領域は、ルーメン、患者の身体、機械的なデバイス、建物、または、プローブ400が使用され得る任意の他の開放もしくは閉鎖された環境とすることができる。臨床的な用途では、典型的な関心の領域は、それに限定されないが、食道、および、消化管の中の他の場所、心膜腔、腹膜腔、ならびに、それらの組み合わせを含む。
図53に示されているように、導入デバイス480は、中空のチューブ114を含み、中空のチューブ114は、ルーメンまたは他の中空の経路を含み、それは、サポート部材125を形成する管腔壁部によって取り囲まれている。ルーメンおよびサポート部材125は、近位端部117において位置決めされている入り口部129と、遠位端部118において位置決めされている出口部140との間に延在している。導入デバイス480は、関心の領域へのアクセスを改善するように構成され得、また、関節型プローブ400の速い、安全な、および/または正確な前進を提供するように構成され得る。
導入デバイス480の入り口部129は、プローブ400のリンクの状態にかかわらず、たとえば、本明細書で説明されているリンプモードまたは剛直性モードにかかわらず、関節型プローブ400を受け入れるように構成されている。入り口部129は、関節型プローブ400をガイドし、関節型プローブ400が、サポート部材125に接近または接触するようになっている。たとえば、入り口部129は、フィーダユニット100aから、サポート部材125に近接するように関節型プローブ400をガイドすることが可能である。したがって、入り口部129は、導入デバイス480の中へ、および、サポート部材125に近づくように、関節型プローブ400をガイドする。
導入デバイス480の出口部140(たとえば、図53)は、導入デバイス480のルーメンから関節型プローブ400を受け入れるように構成されている。加えて、出口部140は、関節型プローブ400を関心の領域の中へ導入する。たとえば、出口部140は、導入デバイス480から、身体のルーメン、示されているような食道、剣状突起下のスペース、結腸、または頭蓋内スペースなどのような、関心の領域の中へ、関節型プローブ400をガイドすることが可能である。したがって、出口部140は、関心の領域の中への関節型プローブ400の導入を容易にする。
サポート部材125は、関節型プローブ400の移動を支持またはそうでない場合抵抗することができる任意の構成を有することが可能である。たとえば、サポート部材125は、剛直性であるかまたは可撓性であるかのいずれかとすることができる。サポート部材が剛直性である例示的な実施形態では、サポート部材125は、機械加工された金属または成形プラスチックなどのような、剛直性材料から形成され得る。サポート部材が可撓性である例示的な実施形態では、サポート部材125は、1つ以上の可撓性の材料から形成され得、また、塑性的に変形するように構成された1つ以上の内部柔軟部材を含むことが可能であり、導入デバイス480またはその一部分のオペレータによって形成される形状を維持するようになっている。他の実施形態では、サポート部材は、弾性的に変形可能となるように構成され得る。
サポート部材125のいくつかの可能性のある構成が、図49〜図56に示されている。サポート部材125は、示されているように軸線方向に湾曲した部材とすることができる。代替的に、サポート部材125は、真っ直ぐなまたは実質的に真っ直ぐな部材(図示せず)とすることができる。1つの実施形態によれば、サポート部材125は、中空のチューブ114などのような円筒形状を有している。円筒形状のサポート部材125は、内部直径を有している。サポート部材125の内部直径は、関節型プローブ400の外径よりも大きくなっている。好ましくは、サポート部材125の直径は、以下の公式によって決定される。
ここで、l
1は、セグメント長さであり、l
2は、セグメント直径であり、R
1は、範囲の軸線に沿ったイントロデューサの曲率の内側半径である。先述の公式によって決定される他の構成が、等しく適用され得るが、それに限定されない。
いくつかの実施形態では、導入デバイス480は、プローブ400が使用されることになる関心の領域の開口部の直径よりも小さい外径を有することが可能である。
1つの実施形態によれば、サポート部材125は、ギャップ116によって分離されている2つの対向する細長い湾曲した表面49115a、49115bから形成され得る。いくつかの実施形態では、一方の湾曲した表面49115aの凹形側部は、他の湾曲した表面49115bの凹形側部に対向しており、湾曲した表面49115a、49115bが、組み合わせて、関節型プローブ400を包含し、または他の形で関節型プローブ400を部分的に取り囲み、関節型プローブ400をガイドするようになっている。代替的に、単一の細長い湾曲した表面が使用され得る。サポート部材125は、カラー(取り付けメカニズム、または取り付けカラーとしても公知である)485を有することが可能であり、カラー485は、2つの細長い湾曲した表面49115a、49115bの周りに円周方向に配設されており、2つの細長い湾曲した表面49115a、49115bを固定するようになっており、それらを所望の距離に互いに離して維持し、それによって、ギャップ116の幅およびサポート部材125の内部直径を制御するようになっている。ベースまたはカラー485は、締まり嵌めを使用し、2つの細長い湾曲した表面49115a、49115bに取り付けられたままにすることが可能であり、または、それは、締結具または接着剤を使用して取り付けられ得る。導入デバイス480は、1つ以上のサイドチャネルツールポート560を含むことが可能であり、それは、ツールシャフト、または、ツールシャフトのためのガイドチューブを受け入れるように構築および配置されている。サイドチャネルツールポートは、類似または非類似(たとえば、異なる直径、剛直性など)とすることができ、たとえば、類似または非類似のツールおよび/またはツールシャフトを収容するようになっている。ベースまたはカラー485は、サポート部材125に回転可能に取り付けられ得、たとえば、サイドチャネルツールポート560を通過するツールの再位置決めを可能にするようになっている。ベースまたはカラー485は、サポート部材125に回転可能に取り付けられ得、たとえば、1つ、2つ、またはそれ以上の、ツールポート560の回転の自由度を可能にするようになっている。1つの実施形態では、ベースまたはカラー485は、単一の自由度を提供し、導入デバイス480の外径の周りに回転する。図55に示されているような1つの実施形態によれば、クランプ139が、サポート部材125の上に位置付けされている。クランプ139は、関節型プローブ400の潜在的な運動をさらに最小化し、したがって、関節型プローブ400が関心の領域の中に位置決めされているときに、関節型プローブ400をさらに安定化させる。クランプ139は、関節型プローブ400および/またはサポート部材125の近位に位置付けされ得る任意のクランプとすることができ、たとえば、力がプローブ400の遠位部分に適用されるときなどに、プローブ400の運動を制限するようになっている。クランプ139は、レバー、カム、バルーンなどのような膨張可能な部材、液圧式のまたは空気圧式のピストンなどのようなピストン、ソレノイドなどのような電磁気的に活性化されるアクチュエータ、および、これらの組み合わせを含むさまざまな形態のものであり得る。クランプ139は、たとえば、少なくとも1mm2、少なくとも10mm2、または、少なくとも100mm2のエリアに印加される力など、外側リンク441を含む外側スリーブ5614の一部分に力を印加するように構成され得る。いくつかの実施形態では、クランプ139は、バルーンを含み、バルーンは、たとえば、1つ以上の制御部などを介して、制御可能に膨張および収縮され得、制御部は、示されていないが、好ましくは、プローブ400の近位部分、フィーダメカニズム16、および/または、プローブ400のための制御ユニットの上にある。たとえば、示されていないがクランプ139に流体連通している膨張ルーメンを通した、1つ以上の流体(たとえば、空気)の送達または除去は、クランプ139の膨張および収縮をそれぞれ引き起こすことが可能である。バルーンがその膨張された状態にあるときに、バルーンの外側表面は、関節型プローブ400の外側表面に圧力を及ぼす。これは、サポート部材125に対して半径方向および軸線方向の両方に移動させる関節型プローブ400の能力を最小化させ、導入デバイス480の中のプローブ400を安定化させる。代替的にまたは追加的に、クランプ139は、サポート部材および/または導入デバイス480に対して回転する関節型プローブ400の能力を最小化させるように構築および配置され得る。プローブ400の安定化は、食道などのような体腔の中でプローブ400の遠位部分を操作するときに、とりわけ重要なものである可能性がある。また、たとえば、ツールが患者の食道の壁部などのような組織表面に力を印加するときなどに、プローブ400の安定化は、プローブ400を通過されるか、または、プローブ400に沿って通される、1つ以上のツールを操作するときに、とりわけ重要なものである可能性がある。したがって、サポート部材125は、1つ以上の関心の領域への前進の間およびその後の両方において、たとえば、ツール操作の間などに、関節型プローブ400を支持およびガイドするように構成されている。
図53に示されているように、導入デバイス480は、サポート部材125の長手方向軸線に沿って延在する少なくとも1つのチャネル127を有することが可能である。チャネル127は、導入デバイス480の中空のチューブ114の外側の壁部と一体になっていることが可能である。チャネル127は、フィラメント2202aがチャネル127を通過することを可能にするように構成されており、フィラメント2202aは、示されていないが、図54を参照して説明されており、たとえば、ツールシャフトガイドチューブまたはツールシャフトなどである。したがって、また、フィラメント2202a、および、それに取り付けられているツールは、導入デバイス480を介して関心の領域の中へ導入され得る。導入デバイス480は、剛直性であるか、可撓性であるか、または、剛直性および可撓性の両方の部分を含むことが可能である。導入デバイス480は、柔軟部材、または塑性的に変形可能な部材(図示せず)を含むことが可能であり、それは、導入デバイス480が曲げられ、捩じられ、または他の形で再成形されることを可能にするように構成され得、新しい構成が柔軟部材の支持力によって維持されるようになっている。1つの実施形態では、導入デバイス480は、波形の構築を有しており、1つ以上の内部ルーメン直径を維持しながら屈曲することを可能にする。
導入デバイス480は、ツールガイドチューブまたはツールシャフトなどのようなフィラメント2202a(図54を参照)を、関節型プローブ400の遠位部分の上に位置付けされているツールサイドポート128へガイドするためのいくつかの構成を含むことが可能である。導入デバイス480は、サイドチャネルツールポート560を含むことが可能である。図52に示されているように、導入デバイス480は、ツールチューブ143a、143bを含む複数の同軸のチューブを含むことが可能であり、それは、可撓性のチューブ144をスライド可能に受け入れ、または他の形で可撓性のチューブ144と連絡する。いくつかの実施形態では、ツールチューブ143a、143bは、可撓性のチューブ144よりも剛直性であり、可撓性のチューブ144の中へ挿入されたツールシャフトまたは他のフィラメント状のデバイスが、それに印加された負荷を有するときに、可撓性のチューブ144が屈曲し、ツールチューブ143a、143bが相対的に剛直性のままであるようになっている。
図48〜図50は、サイドチャネルツールポート560が第1のセクション561および第2のセクション563を含む実施形態を示している。ジョイント142は、第1のセクション561と第2のセクション563との間に位置決めされている。好ましくは、ジョイント142は、球形のジョイント、ヒンジ式のジョイント、または、それらの組み合わせである。代替的に、または、ジョイント142に加えて、第1のセクション561および/または第2のセクション141bは、可撓性または変形可能とすることができ、または、可撓性のセクションもしくは変形可能なセクションを含むことが可能である。ジョイント142は、第2のセクション563に対する第1のセクション141aの回転または関節動作を可能にする。また、第1のセクション561の回転は、対応するツール1201a、1201bが回転することを可能にし、たとえば、導入デバイス480または外側スリーブを位置決めまたは再位置決めすることなく、オペレータがツールの近位端部を位置決めまたは再位置決めすることなどを可能にする。
別の実施形態によれば、図51および図52は、関節型プローブ400の遠位部分の上に位置付けされているツールサイドポート128にフィラメント2202aをガイドするための剛直性チューブ143を図示している。可撓性のチューブ144は、剛直性チューブ143の内側に配設されてもよい。図52に示されている実施形態によれば、剛直性チューブ143a、143b(全体的に、143)は、ツール漏斗145a、145b(全体的に、145)を有しており、ツール漏斗145a、145bは、容易におよび傷つけないように、剛直性チューブ143の中へツールを導入するように構成されている。図54は、可撓性のチューブ144を図示しており、可撓性のチューブ144は、導入デバイス480の外側表面に取り付けられており、導入デバイス480の長手方向軸線に沿って延在している。可撓性のチューブ144は、フィラメント2202aをガイドするように、または他の形でフィラメント2202aのためのサポートを提供するように構成されており、フィラメント2202aが関節型プローブ400の外側表面の上に位置付けされたツールサイドポート128の中へガイドされ得るようになっている。可撓性のチューブ144は、導入デバイス480の外側表面の上に位置付けされた「c字」形状のサポート197を使用して、導入デバイス480の外側表面に固定され得、たとえば、スナップフィットされ得る。代替的にまたは追加的に、サポート197は、閉ループ構成とすることができ、可撓性のチューブ144がそれを通してスライド可能に受け入れられ得るようになっている。スナップフィット構成では、サポート197は、導入デバイス480の外側表面に対して比較的に直交する軽い押し付け力の印加によって、可撓性のチューブ144が挿入されることを可能にするように構築および配置されている。サポート197は、導入デバイス480の外側表面から離れる方向へのわずかなテンション力の印加を通して可撓性のチューブ144が切り離されることを可能にするようにさらに構成され得る。可撓性のチューブ144は、導入デバイス480の本体部に沿って、および、導入デバイス480の外側表面の上に位置決めされたサイドチャネル138を通して、フィラメント2202aをガイドするように構成されている。サイドチャネル138は、ツールガイドチューブまたはツールシャフトなどのような、フィラメント2202aがサイドチャネル138を通過することを可能にするように構成されている。サイドチャネル138は、関節型プローブ400の外側リンクの上に位置付けされたツールサイドポート128の中へフィラメント2202aをガイドする。フィラメント2202aは、導入デバイス480の外側表面の上に位置付けされたサイドチャネル138、および、プローブ400の上に位置付けされたサイドポート128の両方を通過する。したがって、導入デバイス480は、イントロデューサのサイドチャネル138および関節型プローブ400のサイドポート128を通過されたツールの導入を容易にする。可撓性のチューブ144は、(たとえば、接着剤または機械的な締結具によって)サイドチャネル138に固定して取り付けられ得る。代替的に、可撓性のチューブ144は、サイドチャネル138を通してスライドすることを許容され得る。
図56は、導入デバイス480を示しており、導入デバイス480において、プローブ400は、その遠位端部にいくつかの遠位外側リンク441bを有しており、それは、たとえば、外側スリーブ5614bであり、それは、関節型プローブ400の外側スリーブ5614aのより近位の部分の上の外側リンク441aよりも大きい。遠位外側リンク441bは、導入デバイス480の開口部よりも直径が大きくなっていることが可能であり、遠位外側リンク441bのうちの1つの近位側部が、導入デバイス480の遠位端部118に接触することができるようになっている。この構成では、遠位外側リンク441bの直径が、導入デバイス480の開口部よりも大きくなっているので、関節型プローブ400は、完全には導入デバイス480の中へ後退されることはできない。たとえば、導入デバイス480がより大きい外側リンク441bの曲率半径よりも小さい曲率半径を有する場合などでは、より小さい外側リンク441aは、より大きい外側リンク441bの曲率半径よりも小さい曲率半径を有するように構築および配置され得る。より大きい外側リンク441bは、導入デバイス480の前方へ前進され得、または、簡単に操向され得る。より大きい外側リンク441は、1つ以上の力が外側スリーブ5614の遠位端部に印加されるときに、改善した安定性を含む多数の利点を提供することが可能である。
図57を参照すると、関節型プローブを関心の領域に導入する方法が図示されている。方法のうちのいくつかまたはすべては、いくつかの実施形態による関節式プローブシステムのエレメントによって実施され得る。他の実施形態において説明されている他の方法と同様に、図57の方法は、特定の順序のものであるとして解釈されるべきではない。したがって、図57の中のステップのシーケンスは、異なる順序で実施され得る。
ステップ2301において、本明細書で説明されている導入デバイスなどのような、導入デバイスが選ばれる。導入デバイスは、たとえば、関節型プローブによってアクセスされることになる領域に関連付けられるパラメータなど、1つ以上のパラメータに基づいて選ばれ得る。特定の実施形態では、関節型プローブは、患者の上で使用され、導入デバイスは、患者の食道の幾何学形状などのような、患者生体構造に基づいて選ばれる。導入デバイスの多数の形態および幾何学形状が、たとえば、患者および/または用途特有の選択に関するキット形態などにおいて、臨床医などのようなオペレータに利用可能にされ得る。ステップ2302において、導入デバイス480は、フィーディングメカニズム16に取り付けられる。具体的には、導入デバイス480の近位端部117は、フィーディングメカニズム16に取り付けられる。1つの実施形態によれば、導入デバイス480は、取り付け表面113を有している。取り付け表面113は、フィーダユニット100aに恒久的に取り付けられ得、または、フィーダユニット100aと一体になっていることが可能であり、または、フィーディングメカニズム16に除去可能に取り付けられ得る。フィーダユニット100aは、当技術分野で公知の、関節型プローブ400をフィードするための任意のフィーディングメカニズムとすることができる。好ましくは、フィーダユニット100aは、本明細書で示されて上記に説明されているフィーディングメカニズムであり、それは、プローブ400の内側リンクメカニズム420および外側リンクメカニズム440の両方が、剛直性状態から可撓性状態に移行することを独立して引き起こすために使用され、また、内側リンクメカニズム420および外側リンクメカニズム440を独立して前進および後退させるために使用される。たとえば、プローブ400の内側リンクメカニズム420および外側リンクメカニズム440の両方が可撓性状態になっているときなどに、関節型プローブ400は、フィーダユニット100aから導入デバイス480の中へフィードされてプリロードされ得る。
ステップ2303において、導入デバイス480の遠位部分は、患者の内部の場所などのような関心の領域の中へ設置されている。1つの方法では、外側リンクメカニズム440は、患者の中へ導入デバイス480を設置する前に、(たとえば、外側リンクメカニズム440の遠位端部が、導入デバイス480の遠位端部の近くになるまで)導入デバイス480の中へ前進され得る。その後に、導入デバイス480および外側リンクメカニズム440の両方は、関心の領域に同時に前進される。異なる方法では、導入デバイス480の遠位端部118が患者の中へ設置された後に、外側リンクメカニズム440は、導入デバイス480の中へおよび/または導入デバイス480を通して前進される。外側リンクメカニズム440は、加速された速度で、たとえば、外科的な操作または他の高精度の操作の間に使用されるよりも速い速度などで、導入デバイス480を通して前進され得る。
本明細書で詳細に説明されてきたように、加速された速度は、ケーブルテンショニングの速度(可撓性状態から剛直性状態へ移行する内側コアおよび外側スリーブ)、および/または、プローブ400のカート移動(内側コアおよび外側スリーブの前進および後退)を増加させることによって実現され得る。代替的にまたは追加的に、外側リンクメカニズム440は、導入デバイス480を通して前進され得、および/または、プローブ400が可撓性状態で前進され得る(たとえば、外側スリーブが可撓性状態であり、または、内側コアおよび外側スリーブが可撓性状態である)。導入デバイス480を通るプローブ400のこれらの加速された前進は、プローブ400の使用を簡単化し、手順時間を大きく低減させる。
ステップ2304において、外側リンクメカニズム440は、たとえば、上記で詳細に説明されているように、導入デバイス480の遠位端部から離れる方向に、患者の中へ前進される。関心の領域がルーメンであるときに、導入デバイス480は、マウスリトラクターなどのようなリトラクターとともに働くことが可能である。導入デバイス480のサイズおよび形状は、関心の領域に基づいて変化することが可能である。身体のルーメンが関心の領域である場合に、導入デバイス480のサイズおよび形状は、患者の生体構造、サイズ、および形状、または、患者の身体のルーメンに基づいて変化することが可能である。
代替的な実施形態では、導入デバイス480は、フィーディングメカニズム16への取り付けの前に、患者または他の関心の領域の中へ挿入され得る。
挿入に続いて、導入デバイス480は、フィーダユニット100aに取り付けられ得、また、導入デバイス480を通して関心の領域の中へ前進される外側リンクメカニズム440の遠位端部に取り付けられ得る。
図58Aおよび図58Bは、本発明概念による、第1のアセンブリおよび第2のアセンブリを含むロボティックイントロデューサシステムの実施形態の概略図である。
図58Aを参照すると、いくつかの実施形態では、ロボティックイントロデューサシステム3002は、互いに対して除去可能に連結され得る第1のアセンブリ3100および第2のアセンブリ3200を含む。いくつかの実施形態では、第2のアセンブリ3200は、駆動アセンブリ3220を含むことが可能であり、駆動アセンブリ3220は、複数の駆動キャプスタン3221を含み、複数の駆動キャプスタン3221は、第1のアセンブリ3100のプーリアセンブリ3120の対応するケーブルボビンと嵌合する。駆動アセンブリは、システムの動作を制御するために、ユーザインターフェース100bからコマンド信号を受け取る。いくつかの実施形態では、第1のアセンブリ3100は、第1のハウジング3110を含み、第2のアセンブリは、第2のハウジング3210を含む。
第2のアセンブリ3200は、リニア駆動アセンブリ3250をさらに含むことが可能である。リニア駆動アセンブリ3250は、1つ以上のリニア駆動メカニズムを含むことが可能であり、1つ以上のリニア駆動メカニズムは、親ねじ、ボールねじ、液圧式のピストン、空気圧式のピストン、磁気ドライブ、インチウォームドライブ、ベルトドライブ、および、これらのうちの1つ以上の組み合わせからなる群から選択されるメカニズムなどのような、コンポーネントまたはアセンブリを前進および/または後退させるように構成されている。いくつかの実施形態では、リニア駆動アセンブリは、第2のアセンブリの遠位部分3212まで延在しており、第1および第2の親ねじ3252a、3252b、第1および第2の親ねじモータ3251a、3251b、および、内側および外側プローブキャリッジ3265、3275を含むことが可能である。内側および外側プローブキャリッジ3265、3275は、親ねじ3252a、3252bのねじ山と噛み合っており、第1および第2の親ねじモータ3251a、3251bによって駆動されるときに、キャリッジの中の直線的運動を生じさせる。いくつかの実施形態では、親ねじモータは、第2のアセンブリ3200の近位領域3211に位置決めされている。
いくつかの実施形態では、第2のアセンブリ3200は、親ねじ3252a、3252b、内側および外側プローブキャリッジ3275、3265、および、関連の親ねじモータ3251a、3251bを含み、これらのユニット、および、任意の支持ハードウェアが、第1のアセンブリ3100から仕切られ得るようになっており、潜在的に、複数の手順に関して再使用され、一方、第1のアセンブリ3100の中に残っている構成部品は、単一の手順における使用の後に廃棄され得、または、代替的に、再殺菌手順に露出され得る。このように、第2のアセンブリ3200の中にリニア駆動アセンブリ3250を位置決めすることによって、使い捨ての第1のアセンブリ3100の単回使用構成部品がさらに低減され、使い捨ての第1のアセンブリ3100の全体的なコストおよび性能を改善し、環境影響を改善する。
いくつかの実施形態では、第1のアセンブリ3100は、プーリアセンブリ3120を含み、プーリアセンブリ3120は、ケーブル3173を含み、ケーブル3173は、ボビン3121によって駆動され、そして、ボビン3121は、駆動キャプスタン3221によって駆動される。第1のアセンブリは、関節式プローブアセンブリ3150をさらに含み、関節式プローブアセンブリ3150は、複数の外側リンクの外側プローブ3160の中でスライド可能である複数の内側リンクの内側プローブ3170を含む。いくつかの実施形態では、第1のケーブル3173は、内側プローブ3170にテンションをかけ、本明細書で説明されている実施形態によれば、複数のケーブル(図58Aの中には示されていない)が、外側プローブ3160にテンションをかけ、外側プローブ3160を操向する。代替的な実施形態では、1つ以上のケーブル(たとえば、内側プローブ3170の単一のケーブル)は、ソレノイドなどのようなリニアアクチュエータによってテンションをかけられ得る。
いくつかの実施形態では、第1のアセンブリ3100の近位ラッチアセンブリ3131および遠位ラッチアセンブリ3136は、第2のアセンブリの上の対応するラッチ3231、3236に係合し、第1のアセンブリ3100を第2のアセンブリ3200に除去可能に連結する。アライメントピン3113および対応する受け入れ孔部3213が、インターフェースに沿って1つ以上の場所において用いられ得、ラッチ係合されたときに、第1および第2のアセンブリ3100、3200の(たとえば、互いに対する)アライメントおよび安定性を確保する。いくつかの実施形態では、近位ラッチアセンブリ3131および遠位ラッチアセンブリ3136のうちの少なくとも1つは、磁気的なカップリングメカニズムを含むことが可能であり、それは、たとえば、磁石(たとえば、電磁石)と、磁気的に引き付ける材料のプレート、たとえば、スチールプレートとの間の係合を含む。いくつかの実施形態では、磁気ベースのラッチングメカニズムは、第1のアセンブリ3100と第2のアセンブリ3200との間に位置決めされている無菌ドレープの貫通を回避するように構成され得る。
いくつかの実施形態では、内側プローブ3170は、内側プローブコネクタ3175を含み、外側プローブ3160は、外側プローブコネクタ3165を含む。いくつかの実施形態では、内側プローブコネクタ3175は、第2のアセンブリ3200の内側プローブキャリッジ3275に選択的に係合する。いくつかの実施形態では、外側プローブコネクタ3165は、第2のアセンブリ3200の外側プローブキャリッジ3265に選択的に係合する。コネクタ3175および/または3165と、関連のキャリッジ3275および/または3265との間の選択的な係合は、図60A〜Gを参照して以降に説明されているように、それぞれ、さまざまな方式で実現され得る。たとえば、機械的なキーイングは、望ましくない係合を防止し、所望の係合を実現するために使用され得る。代替的にまたは追加的に、1つ以上のコネクタ3175および/または3165は、それぞれ、望ましくないキャリッジ3275および/または3265からオフセットされ得(たとえば、水平方向におよび/または垂直方向にオフセットされる)、また、それぞれ、嵌合するキャリッジ3275および/または3265と(たとえば、水平方向におよび垂直方向に)整合され得る。
いくつかの実施形態では、システム3002は、内側プローブコネクタ3175と内側プローブキャリッジ3275との間の1つ以上の力を測定するように構成されており、および/または、外側プローブコネクタ3165と外側プローブキャリッジ3265との間の1つ以上の力を測定するように構成されており、たとえば、嵌合するコンポーネント間の十分な係合または不十分な係合を決定するようになっている。これらの実施形態では、システム3002は、本明細書で説明されているように、十分な係合を引き起こすように再整合し、または他の形で調節するように構成され得る。
いくつかの実施形態では、内側/外側プローブコネクタ3175、3165と内側/外側プローブキャリッジ3275、3265との選択的な係合は、遠位方向への内側/外側プローブ3170、3160の前進を可能にし、また、近位方向への内側/外側プローブ3170、3160の後退を可能にする。
いくつかの実施形態では、内側/外側プローブコネクタ3175、3165と内側/外側プローブキャリッジ3275、3265との選択的な係合は、近位方向への内側/外側プローブ3170、3160の後退を提供するための力を印加しない状態で、遠位方向への内側/外側プローブ3170、3160の前進を可能にする。そのような実施形態では、内側/外側プローブ3170、3160の後退は、プローブアセンブリケーブル3173のテンショニングによって達成され得る。ケーブル3173のテンションを制御することに加えて、第2のアセンブリ3200の駆動アセンブリ3220は、位置情報を提供することが可能であり、それは、たとえば、外側プローブコネクタ3165および/または内側プローブコネクタ3175に関連する位置情報である(たとえば、使用の間に、自動的にまたは半自動的に、アライメントまたは他の位置決め手順を実施するためのものである)。
いくつかの実施形態では、第1のアセンブリ3100は、電子機器モジュール3192などのような電子機器モジュールを含み、それは、プリント回路基板(PCB)などの上にEEPROM回路を含むことが可能である(たとえば、1つ以上のメモリコンポーネントを含む電子的な回路)。電子機器モジュール3192は、1つ以上の専用ハードウェアプロセッサを含むことが可能であり、それは、第1のアセンブリ3100のモデル数、製造日、および/または構成情報(たとえば、プローブ3150長さ情報)などのような識別情報を第2のアセンブリ3200に提供することが可能であり、嵌合する第2のアセンブリ3200の許容性を確認するようになっている。電子機器モジュール3192は、活性化情報および/または他の使用情報、プローブ位置情報、ならびに機能性情報(たとえば、第1のアセンブリ3100の中のエラーを第2のアセンブリ3200に警告することが可能である)などのような、セットアップ情報および/またはステータス情報をさらに提供することが可能である。いくつかの実施形態では、第2のアセンブリ3200は、電子機器モジュール3192に情報を書き込むことが可能であり、第1のアセンブリ3100が第2のアセンブリ3200から除去され、同じまたは異なる第2のアセンブリ3200に再び取り付けられた後に、電子機器モジュール3192が、第1の取り付けの間に書き込まれた情報を送達することができるようになっている。たとえば、第2のアセンブリ3200は、プローブ位置情報を電子機器モジュール3192に書き込むことが可能であり、第2のアセンブリ3200から除去されるときに、内側または外側プローブ3170または3160がそれぞれホームポジションにない場合には、電子機器モジュールは、そのエラー状態情報を記憶するようになっている。電子機器モジュール3192は、第2の患者における再使用を防止するように構成され得、および/または、それは、暗号化コンポーネントまたは他の未許可使用低減コンポーネントを含むことが可能である。電子機器モジュール3192は、第1のアセンブリ3100位置情報を記録(たとえば、および記憶)するように構成され得、それは、(たとえば、初期使用の後に)第2のアセンブリ3200へ第1のアセンブリ3100を再び取り付ける際に使用され得る。電子機器モジュール3192は、第1のアセンブリ3100の1つ以上の電子的な部分への電力を制御するように構成され得、それは、たとえば、第2のアセンブリ3200への第1のアセンブリ3100の適正な取り付けを示すように構成されているインジケータライトなどである。代替的にまたは追加的に、第2のアセンブリ3200(たとえば、図58Bを参照して以降に説明されているアダプタ3201)は、情報(たとえば、使用情報、患者情報、および構成情報など)を記憶するように構成されているEEPROM回路を含む電子機器モジュールなどのような、電子機器モジュールを含むことが可能である。
電子機器モジュール3192は、(たとえば、磁気的なまたは機械的な)近接センサ、温度センサ、および力センサ(たとえば、歪みゲージ)などのような1つ以上のセンサを形成する、たとえば、EEPROMなどのような電子機器を含むことが可能である。電子機器モジュール3192のセンサは、コネクタ3165の位置(たとえば、外側プローブ3160の位置)および/または、コネクタ3175の位置(たとえば、内側プローブ3170の位置)を示すように構成されている1つ以上のセンサを含むことが可能である。電子機器モジュール3192は、本明細書で説明されているように、1つ以上のインジケータライトまたは他のステータス指示エレメントを含むことが可能である。
ユーザインターフェース100bは、1つ以上のユーザ入力コンポーネントおよび/またはユーザ出力コンポーネントを含むことが可能であり、それは、たとえば、ジョイスティック、キーボード、マウス、スイッチ、タッチスクリーン、タッチパッド、トラックボール、タッチスクリーンまたは標準ディスプレイなどのようなディスプレイ、スピーカまたはブザーなどのようなオーディオエレメント、LEDなどのようなライト、および、これらのうちの1つ以上の組み合わせからなる群から選択されるコンポーネントである。
システム3002の第1のアセンブリ3100、第2のアセンブリ3200、および/または、別のコンポーネントは、上記に説明されているように、1つ以上の安定化エレメントを含むことが可能であり、たとえば、システム3002のエレメントの望ましくない捩じりまたは他の望ましくない移動(たとえば、1つ以上の内側または外側ケーブル3173のテンショニングの間に引き起こされる捩じりまたは他の移動)を防止し、または、少なくともを低減させるようになっている。安定化エレメントは、プレート(たとえば、金属プレート)、リブ(たとえば、ハウジング3110または3210から突き出ているリブ)、および駆動アセンブリ3250(たとえば、駆動アセンブリ3250が、上記に説明されているような捩じりを防止するように構成された1つ以上のレールを含むとき)などを含むことが可能である。
システム3002は、導入デバイスとも称される1つ以上のイントロデューサを含むことが可能であり、1つ以上のイントロデューサは、以降に説明されているイントロデューサ3306などのような、プローブアセンブリ3150の少なくとも一部分を支持するための経路を提供するように構成されている。いくつかの実施形態では、システム3002は、異なる長さおよび/または異なる軌道などのような、異なる特徴を備えた複数のイントロデューサを含む。イントロデューサ3306は、ハウジング3110の開口部3115と整合する経路を含む。イントロデューサ3306は、ハウジング3110および/またはハウジング3210にオペレータによって取り付け可能となるように構築および配置され得る。イントロデューサ3306は、複数の臨床的手順において使用されるように構築および配置され得、たとえば、第1のアセンブリ3100よりも多くの手順において使用されるようになっている。イントロデューサ3306は、以降に説明されているようなカメラシステムのケーブルなどのような、ケーブルに取り付けるための1つ以上のクリップを含むことが可能である。イントロデューサ3306は、以降にも説明されているように、外側プローブ3160の突起部および/またはカメラケーブルなどのようなケーブルを受け入れるように構成された開口部など、開口部を含むことが可能である。イントロデューサ3306は、以降に説明されているように、1つ以上のツールサポートに取り付けられ得る。
図58Bを参照すると、いくつかの実施形態では、システム3002の第2のアセンブリ3200は、ベースアセンブリ200に除去可能に連結され得るアダプタ3201を含む。たとえば、図58Aの実施形態に関連して説明されているように、第1のアセンブリ3100が第2のアセンブリ3200に除去可能に連結されているように説明されている様式と同様に、第1のアセンブリは、アダプタ3201に除去可能に連結され得る。いくつかの実施形態では、ベースアセンブリ200のエレメントは、本明細書の図11の実施形態に関連して説明されているものと同様または同じとすることができる。
図58Bの実施形態では、駆動アセンブリ3220は、ベースアセンブリ200aの中に位置決めされており、本明細書で説明されているように、ユーザインターフェース100bから通信信号を受け取る。モータキャプスタン3221aは、第1のアセンブリのケーブルボビン3121、ならびに、アダプタ3201の第1および第2の親ねじの親ねじリンケージ3253a、bの中に回転運動を生じさせるために設けられている。アダプタ3201は、複数のキャプスタン3221を含み、複数のキャプスタン3221は、自由に回転する「パススルー」キャプスタンとして動作し、また、ベースキャプスタン3221aによって生じさせる回転運動を、第1のアセンブリ3100のプーリアセンブリ3120のボビン3121に伝達する。いくつかの実施形態では、アダプタ3201は、たとえば、本明細書で説明されているメカニズムにしたがって、アダプタ3201をベースアセンブリ200aにラッチ係合または固定するためのハードウェアを含む。いくつかの実施形態では、そのようなハードウェアは、近位ラッチングメカニズムおよび/または遠位ラッチングメカニズムを含むことが可能である。いくつかの実施形態では、アダプタアセンブリ3201の近位ラッチアセンブリ3131aおよび遠位ラッチアセンブリ3136aは、ベースアセンブリ200の上の対応するラッチ3231a、3236aに係合し、アダプタアセンブリ3201をベースアセンブリ200aに除去可能に連結する。
第2のアセンブリがアダプタを含む構成では、図58Aに示されているタイプの第1のアセンブリ3100は、図11に関連して説明されているタイプのベースアセンブリ200に組み込まれ得、ベースアセンブリ200とともに第1のアセンブリ3100を使用することを可能にする。この構成は、既存のベースアセンブリとの第1のアセンブリの適合性を可能にしながら、使用回数当たりのシステムコストの改善を現実化することを可能にする。
いくつかの実施形態では、第1のアセンブリ3100は、単回使用の使い捨てのアセンブリであると考えられ得、それによって、その構成部品およびハウジングは、単一の患者に対する単一の手順に関して使用され、単回使用に続いて廃棄される。第2のアセンブリ3200が図58Bおよび図59Aに示されているようなアダプタ3201を含む場合には、アダプタは、いくつかの実施形態では、単回使用の使い捨てのアセンブリであると考えられ得、それによって、その構成部品およびハウジングは、単一の患者に対する単一の手順に関して使用され、単回使用に続いて廃棄される。この実施形態では、アダプタ3201が連結されるベースアセンブリ200aは、再使用可能なアセンブリであると考えられ得、それによって、その構成部品およびハウジングは、2つ以上のアダプタ3201および/または2つ以上の第1のアセンブリを用いた2つ以上の手順に関して再使用され得る。
いくつかの実施形態では、第1のアセンブリ3100は、単回使用の使い捨てのアセンブリであると考えられ得、それによって、その構成部品およびハウジングは、単一の患者に対する単一の手順に関して使用され、単回使用に続いて廃棄される。第2のアセンブリ3200が図58Bおよび図59Aに示されているようなアダプタ3201を含む場合には、アダプタは、いくつかの実施形態では、再使用可能なアセンブリであると考えられ得、それによって、その構成部品およびハウジングは、たとえば、複数の患者に対する複数の手順に関して再使用され得る。この実施形態では、アダプタ3201が連結されるベースアセンブリ200aは、同様に、再使用可能なアセンブリであると考えられ得、それによって、その構成部品およびハウジングは、2つ以上のアダプタ3201および/または2つ以上の第1のアセンブリを用いた2つ以上の手順に関して再使用され得る。いくつかの実施形態では、第1のアセンブリは、1つの手順に関して使用され得、アダプタ3201は、第1のアセンブリよりも大きい第1の数の手順に関して使用され得、ベースアセンブリ200aは、第2の数の手順に関して使用され得、第2の数の手順は、第1の数の手順によりも大きいかまたは等しい。
いくつかの実施形態では、第1のアセンブリ3100は、複数回使用のアセンブリであると考えられ得、それによって、その構成部品およびハウジングは、複数の患者に対する複数の手順に関して使用され、次いで廃棄される。第2のアセンブリ3200が図58Bに示されているようなアダプタ3201を含む場合には、アダプタは、いくつかの実施形態では、再使用可能なアセンブリであると考えられ得、それによって、その構成部品およびハウジングは、たとえば複数の患者に対する複数の手順に関して再使用され得る。この実施形態では、アダプタが連結されるベースアセンブリ200は、同様に、再使用可能なアセンブリであると考えられ得、それによって、その構成部品およびハウジングは、2つ以上のアダプタ3201および/または2つ以上の第1のアセンブリを用いた2つ以上の手順に関して再使用され得る。いくつかの実施形態では、第1のアセンブリは、第1の数の複数の手順に関して使用され得、アダプタ3201は、第1のアセンブリの第1の数よりも大きい第2の数の手順に関して使用され得、ベースアセンブリ200aは、第3の数の手順に関して使用され得、第3の数の手順は、第2の数の手順よりも大きいかまたは等しい。
いくつかの実施形態では、第1のアセンブリ3100は、単回使用の使い捨てのアセンブリであると考えられ得、それによって、その構成部品およびハウジングは、単一の患者に対する単一の手順に関して使用され得、単回使用に続いて廃棄される。第2のアセンブリ3200は、いくつかの実施形態では、再使用可能なアセンブリであると考えられ得、それによって、その構成部品およびハウジングは、たとえば複数の患者に対する複数の手順に関して、および、2つ以上の第1のアセンブリに関連して再使用され得る。いくつかの実施形態では、第1のアセンブリは、1つの手順に関して使用され得、第2のアセンブリ3200は、第1の数の手順に関して使用され得、第1の数の手順は、第1のアセンブリの第1の数の手順よりも大きいかまたは等しい。
図59Aは、本発明概念による、図58A、Bのロボティックイントロデューサシステムの実施形態の分解斜視図である。本明細書でのイントロデューサシステムの実施形態の説明において、システムは、図58Bに関連して説明されているようなシステムの概略説明と連動して、アダプタ3201を含むものとして説明されている。しかし、システムがアダプタを有するものとして説明される場合に、本発明概念の原理は、図58Aの概略図に関連して全体的に説明されたシステムに十分に等しく適用することになり、リニア駆動アセンブリ3250の構成部品は、その代わりに、ベースアセンブリ200aの中へ一体化されていることが理解されよう。
この実施形態では、ロボティックイントロデューサシステム3002は、第1のアセンブリ3100および第2のアセンブリ3200を含む。そして、第2のアセンブリは、ベースアセンブリ200およびアダプタ3201を含む。ベースアセンブリ200は、たとえば、図11および図12に関連して本明細書で説明されているように、本明細書で説明されているようなベースアセンブリを含むことが可能である。ベースアセンブリ200のキャプスタン216aは、アダプタ3201のパススルーキャプスタン3221と係合されており、そして、それは、第1のアセンブリのボビン3121と係合されている。ベースアセンブリ200のキャプスタン216bは、アダプタ3201の親ねじの親ねじギヤ5951aおよび5951b(図59Hを参照)と係合されている。本実施形態では、図11のトップアセンブリ300が図11のベースアセンブリ200と嵌合する様式と同様に、アダプタ3201は、ベースアセンブリ200と嵌合することが可能である。
図59Bおよび図59Cは、それぞれ、本発明概念による、図59Aのロボティックイントロデューサシステムの実施形態の第2のアセンブリの上面図および側面斜視図である。この図では、アダプタ3201が、第1のアセンブリ3100のボビン3121に運動を伝達するためのパススルーキャプスタン3221を含み、また、ベースアセンブリ200、アダプタ3201、および第1のアセンブリ3100の間で電気信号を伝達するための電気コネクタポート3291bをさらに含むことがわかる。
図59Dは、本発明概念による、図59Aのロボティックイントロデューサシステムの実施形態の第1のアセンブリの底面斜視図である。図59Dを参照すると、本実施形態では、第1のアセンブリ3100が、アダプタアセンブリのパススルーキャプスタン3221と嵌合するボビン3121を含むことがわかる。加えて、第1のアセンブリ3100は、嵌合する電気コネクタポート3291aを含むことが可能であり、電気コネクタポート3291aは、アダプタ3201のポート3291bと嵌合する。
加えて、図59Dの斜視図において、第1のアセンブリ3100は、内側プローブコネクタ3175aおよび外側プローブコネクタ3165Aをさらに含むことがわかる。例示的な本実施形態では、内側および外側プローブコネクタ3175a、3165Aは、内側および外側プローブキャリッジ3275、3265の対応するインターフェース表面3275A、3265Aとインターフェース接続するように構成されているインターフェース表面を有する突起部の形態である。そして、内側および外側プローブコネクタ3175a、3165Aは、それぞれ、内側および外側プローブ3170、3160に連結されており、たとえば、内側および外側プローブ3170、3160の近位リンクにそれぞれ連結されている。
インターフェース表面3275A、3265Aは、内側および外側プローブキャリッジ3275、3265に連結されており、それは、内側および外側親ねじ3252b、3252aによって遠位方向に駆動されるときに、内側および外側プローブコネクタ3175a、3165Aの上に、遠位に配向された力を印加する。そして、駆動メカニズムによってそのような力を選択的に印加することは、内側および外側プローブ3170、3160を遠位方向に選択的に移動させ、内側および外側プローブ3170、3160のトラベル動作およびステアリング動作に対処する。
図59E、図59F、図59G、および図59Hは、本発明概念による、図59Aのロボティックイントロデューサシステムの実施形態の第1のアセンブリおよび第2のアセンブリの相互作用の側面斜視図である。図59Hでは、カートのインターフェース表面3275A、3265Aのうちの一方または両方は、例示的な本実施形態では、車軸の上で枢動するフィンガーの形態をとることがわかる。いくつかの実施形態では、内側カートフィンガー3175aは、矢印3279bによって示されている時計回り方向に自由に枢動することが可能である。しかし、内側カートフィンガー3175aは、ストップ3176によって、反時計回り方向に枢動することを抑えられている。同様に、外側カートフィンガー3165Aは、矢印3279aによって示されている反時計回り方向に自由に枢動することが可能である。しかし、外側カートフィンガー3165Aは、ストップ3166によって、時計回り方向に枢動することを抑えられている。いくつかの実施形態では、ストップ3166および/または3176は、一時的に後退され得、または他の形で再位置決めされ得、以前にはそれぞれ防止されていた方向に、外側カートフィンガー3165Aおよび/または内側カートフィンガー3176が自由に枢動することを可能にする。いくつかの実施形態では、ストップ3166および/または3176は、後退され、または他の形で再位置決めされるように構成されており、1つ以上のケーブル3173の中のテンションを解放することを可能にする。いくつかの実施形態では、ストップ3166、3176、および/または、1つ以上の別々のコンポーネントは、外側カートフィンガー3165Aおよび/または内側カートフィンガー3175aによって及ぼされ、および/または、それに及ぼされる力(たとえば、トルク)を測定するように構成されている。内側および外側カートフィンガー3165A、3175aのこの配置は、医療手順を実施する前に、「ホーミング(homing)」手順が、新しく取り付けられた第1のアセンブリに実施されることを可能にする。このように、第1のアセンブリ3100が第2のアセンブリ3200に取り付けられるときに、第2のアセンブリ3200は、場合によっては、そのカート3275、3265が「ホーム」位置(たとえば、内側および外側プローブ3170、3160および/またはカート3275、3265の完全に後退された位置または他の公知の位置)に適正に位置決めされていなくてもよい。したがって、内側および外側カート3275、3265、ならびに、内側および外側カートフィンガー3175a、3165Aは、第1のアセンブリ3100の取り付けのときに、内側および外側プローブカートコネクタ3175a、3165Aの遠位に位置決めされ得る。ホーミング手順において、内側および外側カートフィンガー3175a、3165Aがホーミング手順の間に互いに接触するときに内側および外側プローブカートコネクタ3175a、3165Aに対して自由に枢動する結果として、内側および外側プローブカートコネクタ3175a、3165Aからの干渉なしに、内側および外側カート3275、3265は、それらのホームポジションに戻され得る。
図59I、図59J、および図59Kは、それぞれ、本発明概念による、図59Aのロボティックイントロデューサシステムの実施形態の第1のアセンブリ3100の分解斜視図、底面図、および切り欠き側面図である。第1のアセンブリは、たとえば、ねじ3305または他の周知のコネクタなどの取り付け手段を使用して互いに連結される、上側ハウジング3304aおよび下側ハウジング3304bを含む。ボビン3121は、関連のドライブと協働しており、ステアリングケーブル3173は、本明細書で議論されているように、内側および外側プローブ3170、3160に連結されている。電気コネクタポート3291bは、ベースアセンブリ200、アダプタ3201、および第1のアセンブリ3100の間での電気信号の伝達を実現するために、アダプタ3201の上の対応するコネクタポート3291aに連絡している。いくつかの実施形態では、上側ハウジングおよび下側ハウジングの遠位端部は、たとえば、本明細書において実施形態に説明されている、食道イントロデューサを提供するように接合している。
図59A〜図59Lに関連して図示されている実施形態は、突起表面3175a、3165Aが第1のアセンブリ3100の上に位置付けされており、インターフェース表面3275A、3265Aが第2のアセンブリ3200のカートの上にあることを示しているが、本発明概念の他の実施形態では、インターフェース表面3275A、3265Aに対する突起表面3175a、3165Aのうちの一方または両方の位置は、逆転され得る。
いくつかの実施形態では、第1のアセンブリ3100は、第2のアセンブリ3200の質量よりも小さい質量を有している。
いくつかの実施形態では、外側プローブ3160の遠位リンク3162は、カメラアセンブリを含み、システムのオペレータに視覚フィードバックを提供することが可能である。
いくつかの実施形態では、第2のアセンブリに対する第1のアセンブリ3100の適正な位置合わせが行われたことをシステムが決定すると、聴覚または視覚フィードバックユニットが活性化され得る。いくつかの実施形態では、聴覚フィードバックは、「ビープ音」または他の音を含むことが可能である。いくつかの実施形態では、視覚フィードバックは、LEDインジケータなどのような、照明エレメントの活性化を含むことが可能である。
いくつかの実施形態では、本明細書では、デュアルリニア駆動アセンブリが親ねじベースのアセンブリであるとして説明されているが、他のタイプのリニア駆動アセンブリが、本発明概念の原理に十分に等しく適用される。これらは、磁気ドライブ、液圧式の/空気圧式のピストンドライブ、ベルトドライブ、または、インターフェース表面3275A、3265Aを独立して前進または後退させるように構成されている任意の他の適切な駆動システムに基づくシステムを含む。
いくつかの実施形態では、駆動アセンブリ3220は、複数の電気駆動式モータ、たとえば、閉ループサーボモータを含む。
図59Lは、本発明概念による、図59Aのロボティックイントロデューサシステムの実施形態の第1のアセンブリを第2のアセンブリに固定するためのラッチングメカニズムの斜視図である。イントロデューサ3306の近位端部は、取込みフィーチャを含み、取込みフィーチャは、アダプタアセンブリの遠位端部に位置付けされている対応するラッチメカニズム3236に嵌合し、第1のアセンブリ3100と第2のアセンブリ3200との機械的な位置合わせを提供する。いくつかの実施形態では、ラッチメカニズム3236のラッチ3236Aは、プッシュボタン3236Bの手動の活性化によって係合および解放され得る。プッシュボタン3236Bは、取り付けられた第1のアセンブリ3100の一方の側に位置決めされている第1のプッシュボタン、および、取り付けられた第1のアセンブリ3100の反対側に位置決めされている第2のプッシュボタンなどのような、1つ以上のプッシュボタンを含むことが可能であり、いずれかまたは両方(組み合わせて)が押圧されるように構成され、第1のアセンブリ3100を第2のアセンブリ3200から切り離すことができるようになっている。
図60A1〜図60A4は、内側および外側カート3275、3265と内側および外側プローブコネクタ3175、3165とのインターフェースに関する代替的な実施形態を示す概略図である。この実施形態では、図60A1を参照すると、カート3275、3265は、最初に、プローブ3170、3160の内側および外側プローブカートコネクタ3175、3165の遠位位置付けされている。この実施形態では、内側カート3275は、内側プローブの内側プローブコネクタ3175と独占的に位置合わせするようにキー係合される。これは、図面に示されている「正方形」のキーによって表されている。同様に、この実施形態では、外側カート3265は、外側プローブの外側プローブコネクタ3165と独占的に位置合わせするようにキー係合される。これは、図面に示されている「円形」のキーによって表されている。
ホーミング手順の間に、図60A2に示されているように、内側カート3275は、近位方向に移動され、外側プローブカートコネクタ3165と接触する。それらは異なってキーを付けられているので、内側カート3275(正方形)は、外側プローブカートコネクタ3165に位置合わせすることができない。したがって、図60A3に示されているように、内側カート3275は、近位方向にトラベルし続け、最終的に、内側プローブカートコネクタ3175に適正に位置合わせする。同様に、外側カート3265は、近位方向にトラベルし続け、最終的に、外側プローブカートコネクタ3165に適正に位置合わせする。図60A4に示されているように、内側および外側カート3275、3265が、内側および外側プローブカートコネクタ3175、3165との適正な位置合わせが行われたときに、遠位方向へのプローブ3170、3160のトラベルを生じさせる手順が開始することが可能である。
図60B1〜図60B2および図60C1〜図60C2は、図60Aの実施形態の特徴を詳述する概略図である。キーイングメカニズムは、嵌合するジャンクションの傾斜エレメントに沿ってトラベルすることが可能であることがわかる。キーが適正であるときに、ピンおよびジャンクションは嵌合する。キーが不適正であるときに(たとえば、突起部が受け入れ孔部よりも大きい)、ピンは、傾斜エレメントの端部に到達するまで、上向きにトラベルし続け、その点において、ピンは、傾斜エレメントを通過し続ける。図60C2は、キー付きのピンがばね荷重式とすることができ、たとえば、適正なジャンクションを通過してトラベルすること、および/または、適正なジャンクションに係合することを容易にするようになっていることを示している。
図60D1〜図60D2は、内側および外側カート3275、3265と内側および外側プローブコネクタ3175、3165とのインターフェースに関する代替的な実施形態を示す概略図である。この実施形態では、位置合わせは、カートおよびプローブの表面の上の磁気的な相互作用を通して起こる。いくつかの実施形態では、カート磁石が電磁気学を含む場合には、選択的なカップリングは、電磁石の選択的な活性化の結果として起こることが可能である。たとえば、ホーミング手順の間に、外側カートプローブコネクタ3165が内側カート3275の付近に位置決めされていることを仮定すると、および、その位置が、たとえば、位置エンコーダを使用して知られることを仮定すると、電磁石は、内側カート3275が係合なしに外側カートプローブコネクタ3165のそばを通り過ぎることを可能にするように非活性化され得る。適正な位置合わせが確認されるときに、電磁石が活性化され、内側カート3275を内側カートプローブコネクタ3175に連結し、また、外側カート3265を外側カートプローブコネクタ3165に連結することが可能である。望まれるときに、電磁石は、その解除を可能にするように非活性化され得る。いくつかの実施形態では、コンポーネントの磁気的なペアは、不適正なコンポーネントが互いに近接しているときに、反発力が生成され、適正なコンポーネントが整合されているときに、係合する引き付け力が生成されるように配向されている(たとえば、磁極が配向されている)。
図60E1〜図60E2は、内側および外側カート3275、3265と内側および外側プローブコネクタ3175、3165とのインターフェースに関する代替的な実施形態を示す概略図である。本実施形態では、嵌合する係合部分3175e、3275eは、係合されているときに、たとえば、ここで説明されているように、内側および外側カート3275、3265および内側および外側カートプローブコネクタ3175、3165の位置合わせを提供することが可能である。いくつかの実施形態では、嵌合する係合部分3175e、3275eは、内側および外側カート3275、3265と内側および外側カートプローブコネクタ3175、3165との間に、機械的な位置合わせおよびカップリング、ならびに、電気的なカップリングまたは光学的なカップリングのための場所を提供することが可能である。いくつかの実施形態では、嵌合する係合部分3175e、3275eは、内側および外側カート3275、3265と内側および外側カートプローブコネクタ3175、3165との間に、液体カップリングまたはガスカップリングを提供し、流体の交換を可能にすることができる。
図60F1〜図60F5は、内側および外側カート3275、3265と内側および外側プローブコネクタ3175、3165とのインターフェースに関する代替的な実施形態を示す概略図である。図60F2は、図60F1の断面線C−Cに沿って見た概略上面図である。図60F3は、図60F1の断面線D−Dに沿って見た概略上面図である。図60F4および図60F5は、図60F3の断面線E−Eに沿って見た概略断面図である。本実施形態では、内側および外側カート3275、3265の上に位置決めされているばね荷重式のピン3275f、3265fは、内側および外側カートプローブコネクタ3175、3165の上の対応する凹部3175f、3165fに選択的に嵌合する。本実施形態では、先導する傾斜3177f、3167fは、コンポーネント同士が連絡し始めるときに、ばね荷重式のピン3275f、3265fを押す。キーピン3276f、3266fが、対応するキーホール3176f、3166fに嵌合するときに、ばね荷重式のピン3275f、3265fは、キーホール3176f、3166fと嵌合し、カート3275、3265は、プローブコネクタ3175、3165に連結されるようになる。キーピン3276f、3266fが、対応するキーホール3176f、3166fに嵌合できないときに、ばね荷重式のピン3275f、3265fは、同様に、キーホール3176f、3166fに嵌合できず、プローブコネクタ3175、3165は、カート3275、3265に連結されないようになる。
図60Gは、内側および外側カート3275、3265と内側および外側プローブコネクタ3175、3165とのインターフェースに関する代替的な実施形態を示す概略図である。本実施形態は、内側および外側カート3275、3265の上に位置決めされているピン3275g、3265gが、内側および外側カートプローブコネクタ3175、3165の上の対応する凹部3175g、3165gに選択的に嵌合するという点において、図60F1〜図60F5のものと同様である。しかし、本実施形態では、ピン3275g、3265gは、ソレノイド、リニアアクチュエータ、または他の電気機械的な装置によって、選択的に作動される。いくつかの実施形態では、位置ロケーターは、内側および外側カートプローブコネクタ3175、3165と内側および外側カート3275、3265との適正な位置合わせが行われたかどうかを決定するために使用され得る。そのような場合には、ソレノイドは、ユニット同士を連結するように係合され得る。
いくつかの実施形態では、内側および外側カート3275、3265と内側および外側プローブコネクタ3175、3165とのインターフェースの実施形態、または、カートおよびプローブの相互の取込みを可能にする同様のインターフェース配置を備えた実施形態は、内側プローブおよび外側プローブのうちの一方または両方を遠位方向に駆動し、また、内側プローブおよび外側プローブのうちの一方または両方を近位方向に後退させるために使用され得る。いくつかの実施形態では、内側および外側カート3275、3265と内側および外側プローブコネクタ3175、3165とのインターフェース、または、カートおよびプローブの相互の取込みを可能にする同様のインターフェース配置が、内側プローブおよび外側プローブのうちの一方または両方を遠位方向に駆動するために使用され得、一方、内側プローブおよび外側プローブの一方または両方の近位方向への後退は、内側プローブおよび外側プローブを通過しているロッキングおよびステアリングケーブルを後退させることによって実施され得る。
図61Aは、本発明概念による、外側プローブ3160の遠位外側リンク3162の実施形態の斜視図である。図61Bは、本発明概念による、カメラシステムの斜視図である。図61Cは、本発明概念による、図61Aの遠位外側リンクを含み、カメラシステムを受け入れるのに適切な第1のアセンブリ3100の斜視図である。図61Dおよび図61Eは、本発明概念による、第1のアセンブリのクローズアップ斜視図である。図61F−1および図61F−2は、本発明概念による、カメラケーブルクリップを含む外側リンクの実施形態の斜視図および上面図である。図61G−1および図61G−2は、本発明概念による、カメラケーブル凹部を含む外側リンクの実施形態の斜視図および上面図である。
図61A、図61B、および図61Cを参照すると、第1のアセンブリ3100は、遠位端部において、本明細書で説明されているような、下向きに湾曲したイントロデューサアセンブリ3306を含み、また、イントロデューサを通って延在する内側および外側プローブ3170、3160を含むプローブシステムを含む。外側プローブ3160の遠位リンク3162は、カメラシート3162aを含み、カメラシート3162aにおいて、カメラ3181(図61Bを参照)が位置決めおよび固定され得る。いくつかの実施形態では、カメラ3181は、カメラシート3162aの中へスナップフィットされ得る。他の実施形態では、カメラシートの中にカメラを固定するための他の適切なアプローチが用いられ得る。
図61Dおよび図61Eを参照すると、外側プローブ3160の外側リンクのうちの1つ以上は、カメラケーブルクリップフィーチャ3164(図61F−1、61F−2を参照)を含む。クリップフィーチャ3164は、カメラケーブル3182(図61Bを参照)の本体部を受け入れて保持するように適合されている。外側プローブ3160の長さに沿った外側リンクのいくつかは、このフィーチャとともに含まれ得、第1のアセンブリ3100の上部に沿ってカメラケーブルを周期的に保持することを可能にする。ケーブルクリップリンク3161B−1に隣接した外側リンク3161Aには、ロープロファイル配置のカメラケーブルの本体部の一部分を受け入れるための凹部3166(図61G−1、図61G−2を参照)が設けられ得る。第1のアセンブリのイントロデューサ3306またはハウジング3304aの上部表面には、カメラケーブルのさらなる場所/組織のための同様のクリップフィーチャが設けられ得る。図61Eを参照すると、遠位リンク3162に最も近いケーブルクリップリンク3161B−1は、プローブの側部に向けてわずかに角度を付けられたクリップフィーチャを有することが可能であり、その理由は、いくつかの実施形態では、カメラケーブルがカメラの側部においてカメラに入るからである。この構成は、ケーブルがプローブの上部からプローブの側部へ徐々に移行することを可能にする。いくつかの実施形態では、クリップフィーチャは、引っ掛かりを緩和するために傾斜付きの外側表面3169を有することが可能である。
本実施形態では、イントロデューサ3306は、プローブ3160、3170の本体部に沿ってその上側部分にオープンチャネル3308を含むことがわかる。このように、カメラシステム3181は、事前に据え付けられたプローブを有する第1のアセンブリ3100に連結され得る。同様に、カメラシステム3181は、プローブの除去または分解なしに、第1のアセンブリ3100から除去され得る。そのような構成は、第1のアセンブリが単回使用する予定になっている可能性がある場合でも、カメラシステムの再使用に対処する。代替的にまたは追加的に、システム3002は、複数のカメラシステム3181のキットを含むことが可能であり、複数のカメラシステム3181は、被写界深度、視野、解像度、および次元能力(たとえば、2Dまたは3D)などのような、異なるカメラパラメータをそれぞれ含む。
図62Aおよび図62Bを参照すると、本発明概念の実施形態による無菌ドレープアセンブリの側面図が図示されており、それは、それぞれ、ロボティックシステムの上に部分的におよび完全にかけられている。無菌ドレープ4500は、示されている遠位開口部4510、背側開口部4511、および近位開口部4512などのような、1つ以上の開口部を含むことが可能である。いくつかの実施形態では、ドレープ4500は、HDPEまたは他の可撓性の直列化可能な材料を含むことが可能である。本明細書で説明されているように、ドレープ4500は、無菌の臨床的手順の間に提供され、無菌環境4501の中の無菌性を維持し、システムの非無菌部分をシールドする。第1のステップにおいて、たとえば、第1および第2のアセンブリ3100および3200が本明細書で説明されているように互いに操作可能に取り付けられたときなどに、ドレープ4500は、第1および第2のアセンブリ3100および3200の周りにそれぞれ適用される。外側プローブ3160および内側プローブ3170の少なくとも一部分は、(たとえば、遠位開口部4510において)無菌ドレープ4500を通過し、ドレープ4500は、たとえば、遠位開口部4510の周りに1つ以上のストラップまたは弾性材などによって、イントロデューサ63250の一部分などのような、アセンブリ3100の一部分に固定され得る。
背側開口部4511は、トップアセンブリ3100の上部部分に整合され、アセンブリ3100の1つ以上の部分へのアクセスを提供することなどが可能である。第2のステップにおいて、看護師または臨床医などのような、オペレータは、上記に示されて説明されているように、再使用可能なカメラ、カメラ3181を、外側プローブ3160に操作可能に取り付けることが可能である。カメラケーブル3182は、1つ以上のケーブルコネクタ3161bに取り付けられ得、また、ドレープ4500の背側開口部4511を通って突出するコネクタ3182cなどのような、1つ以上の近位カメラコネクタ3182cに取り付けることが可能である。これらの実施形態では、カメラアセンブリ3181は、無菌フィールド4501の中に完全に存在している。
図63Aおよび図63Bを参照すると、無菌ドレープ4500’は、図62Aおよび図62Bのドレープ4500と同様であるかまたは非同様とすることができ、遠位開口部4510および近位開口部4512を含む。第1のステップにおいて、看護師または臨床医などのような、オペレータは、上記に示されて説明されているように、再使用可能なカメラ、カメラ3181を、外側プローブ3160に操作可能に取り付けることが可能である。カメラケーブル3182は、1つ以上のケーブルコネクタ3161bに取り付けられ得、また、1つ以上の近位カメラコネクタ3182cに取り付けることが可能である。カメラケーブルは、1つ以上の突起部63251などのような、イントロデューサ63250の1つ以上の部分を通してフィードされ得、1つ以上の突起部63251は、ドレープ4500’の開口部4510がカメラケーブル3182に衝突することなくイントロデューサ63250の周りに固定されることを可能にするように構成されている。
ここで図64Aを参照して、無菌ドレープを適用する方法が説明される。ステップ6410において、看護師または臨床医などのような、オペレータは、本明細書で説明されているように、第1のアセンブリ3100を第2のアセンブリ3200に取り付ける。ステップ6420において、オペレータは、上記に説明されているように無菌ドレープを適用し、ロボティックシステムをドレープによってカバーし、背側開口部4511を第1のアセンブリ3100の上部に整合させる。ステップ6430において、ユーザは、カメラアセンブリが無菌フィールド4501の中に完全に存在するように、カメラアセンブリをロボティックシステムに取り付ける。
ここで図64Bを参照すると、無菌ドレープを適用する代替的な方法が説明される。ステップ6410において、看護師または臨床医などのような、オペレータは、再び、本明細書で説明されているように、第1のアセンブリ3100を第2のアセンブリ3200に取り付ける。ステップ6440において、オペレータは、無菌ドレープ4500’を適用する前に、カメラアセンブリをロボティックシステムに取り付ける。ステップ6450において、オペレータは、上記に説明されているように、無菌ドレープを適用し、カメラケーブル3182の少なくとも一部分をカバーする。
ここで図65および図65Aを参照すると、本発明概念のシステムの概略図が図示されており、それは、ユーザインターフェース100bを含み、ユーザインターフェース100bは、ディスプレイ301、ユーザ入力65302、および、ビデオプロセッサ310を含むコントローラを含む。図65は、以降に説明されている、ディスプレイ301の上に表示されるイメージのブライトネスの制御のための系統的な制御ループを示している。第1のアセンブリ3100および第2のアセンブリ3200を含み、内側プローブ3170および外側プローブ3160を制御するロボティックシステムは、外側プローブ3160の遠位端部に取り付けられたカメラ3181およびライト3181aを含む。ケーブル3182および3182aは、第1および第2のアセンブリを通して、カメラ3181およびライト3181aを、ユーザインターフェース100bのビデオプロセッサ310に接続している。以降に説明されているように、ビデオプロセッサ310は、カメラ3181、ライト3181aを制御するための、および/または、カメラ3181によって収集された情報を処理するための、1つ以上のアルゴリズムおよび/またはプロセスを使用し、たとえば、情報に基づいたイメージをディスプレイ301の上に表示するようになっている。
ビデオプロセッサ310は、フィードバックループを使用し、トーンマッピングおよびガンマ補正を調節し、カメラ3181によって見られるようなイメージの暗領域を強化する。ユーザ入力65302は、スライダーとして構成されたコントロールを含むことが可能であり、ユーザが単一の制御によってトーンマッピングおよびガンマ補正を調節することを可能にする。代替的にまたは追加的に、ユーザ入力65302は、複数のコントロールを含むことが可能であり、ブライトネス、ガンマレベル、およびコントラストなどのような、イメージパラメータをユーザが操作することを可能にする。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース100bは、「エキスパート」モードなどのような、1つ以上のモードを含むことが可能であり、それは、通常の動作モードにおけるものよりも多くのパラメータをユーザが操作することを可能にする。
ビデオプロセッサ310は、アンシャープマスキングフィルタを提供することが可能であり、アンシャープマスキングフィルタは、表示されたイメージの中に局所的なコントラスト強調を提供するように構成されている。ビデオプロセッサは、1つ以上のシャープニングフィルタをさらに提供することが可能であり、それは、たとえば、エッジフィーチャを強化する1つ以上のフィルタ、ならびに/または、血液、血管、および/もしくは、他の解剖学的特徴の可視化を強化するための1つ以上のフィルタなどである。自動的に、または、ユーザ入力コマンドを介して、ビデオプロセッサ310は、たとえば、コントラスト、RGBガンマ補正、および/または、個々のRGBゲインを操作することによって、表示されたイメージのカラーバランスを操作することが可能である。
いくつかの実施形態では、ビデオプロセッサ310は、ユーザがディスプレイ301の上に表示されたイメージをズームすることを可能にするように構成され得る。ビデオプロセッサ310は、プローブおよび/またはカメラ3181の配向に基づいて、ユーザがイメージを回転させること、および/または自動的にイメージを回転させることを可能にするようにさらに構成され得る。ビデオプロセッサ310は、カメラ3181によって収集されたビデオ情報をデジタル化およびパケット化することが可能であり、ビデオプロセッサ310によって生成される信号が、カメラ3181によって集められた情報よりも小さいネイティブ解像度によって、スクリーンの上に表示され得るようになっている。
いくつかの実施形態では、カメラ3181は、同期信号をビデオプロセッサ310に提供し、ビデオプロセッサ310が、カメラ3181によって提供される信号に伴う遅れまたは他の問題を検出することができるようになっている。エラーの場合には、ビデオプロセッサ310は、ユーザに対してディスプレイ301の上にウォーニングメッセージを表示し、および/または、警告状態をトリガーすることが可能であり、それは、たとえば、同期信号が通常に戻されたときなどに、警告状態がクリアされるまで、ユーザがプローブを操作することができないというアラーム状態などである。
具体的には図65Aを参照すると、ユーザインターフェース100bのディスプレイ301の上に表示されたビデオまたは他のイメージに関する自動照明機構を提供するために、PIDループが用いられ得る。ビデオプロセッサ310は、センサによって収集された合計の光を平均することによって、および、ブライトネス値を決定することによって、カメラデータのブライトネスレベルをモニタリングすることが可能である。この決定に基づいて、ビデオプロセッサ310は、ブライトネス、コントラスト、および/またはガンマレベルを調節することによって、イメージを調節することが可能であり、または、プロセッサは、ライト3181aのブライトネスを増加させ、フィールドの全体的なブライトネスを増加させることが可能であり、カメラ3181がより多くの光を収集するようになっており、またはプロセッサは、ライト3181aの強度を増加させること、および、収集されたイメージ情報のレベルを操作することの組み合わせを実施することが可能である。
図66Aは、他の実施形態による、クラムシェル型の構成を有する除去可能なイントロデューサ480の斜視図である。いくつかの実施形態では、イントロデューサ480は、使い捨てであるように、すなわち、たとえば、単一の医療手順の間の単回使用のために、構築および配置されている。他の実施形態では、イントロデューサ480は、たとえば、複数の医療手順など、再使用のために構築および配置されている。イントロデューサ480は、関節式プローブ400をスライド可能に受け入れるように構築および配置され得、また、関節式プローブ400を支持し、安定化させ、および/または、身体のルーメンなどのような関心の領域にガイドするように構築および配置され得る。クラムシェル型の構成は、関節式プローブ400への取り付けを可能にし、それは、使い捨てとすることができ、また、本明細書の他の実施形態において説明されている他の関節型プローブアセンブリと同様または同じとすることができる。イントロデューサ480およびプローブ400の両方が使い捨てまたは単回使用のもので一実施形態では、イントロデューサ480およびプローブ400の組み合わせは、集合的に、フィーダアセンブリの使い捨て部分3100の一部となることが可能である。イントロデューサ480は、フィーダアセンブリの使い捨て部分3100および/または再使用可能な部分3200、たとえば、本明細書で説明されているアダプタまたはベースアセンブリに除去可能に連結され得る。イントロデューサ480が再使用可能である他の実施形態では、イントロデューサ480は、フィーダアセンブリの他の使い捨て部分に連結され得る。このシステムは、異なるサイズ、形状、進入軌道(たとえば、角度)、および/または他の構成のイントロデューサが提供され、同じ再使用可能なベースまたはアダプタに取り付けられることを可能にする。イントロデューサ480は、コンポーネントの複雑な交換、または、フィーダアセンブリの大規模な廃棄を必要とすることなく、手術室または他の環境の中で取り付けられ得る。
図66B〜Dは、他の実施形態による、アセンブリのさまざまな段階にある図66Aの除去可能なイントロデューサ480の斜視図である。
示されているように、イントロデューサ480は、上部スナウト751および底部スナウト755を含むことが可能である。取り付けメカニズム485aaは、上部スナウト751に連結されている。第1および第2のツールサポート560a、b(全体的に、560)は、取り付けメカニズム485aaとドッグボーンコネクタ580との間に延在しており、ドッグボーンコネクタ580は、第1および第2のツールサポート560に連結されている。取り付けメカニズム485aaは、それぞれのツールサポート560の端部を受け入れるための開口部を有するカラーを含むことが可能である。取り付けメカニズム485aaは、上部スナウト751の端部に糊付けされ、結合され、または他の形で付着され得る。取り付けメカニズム485aaは、ツールサポート560の1つ以上に固定して取り付けられ得る。代替的に、ツールサポート560の1つ以上は、ボールジョイントなどを使用して、取り付けメカニズム485aaに対して回転するか、または他の形で移動することが可能である。ジンバル(図示せず)が、取り付けメカニズム485aaに位置決めされ得、また、取り付けメカニズム485aaにおいて、たとえば、本明細書で説明されているツールサポート560の1つ以上のガイドエレメントに回転可能に係合することが可能である。
いくつかの実施形態では、テフロン(登録商標)またはポリテトラフルオロエチレンチューブなど(図示せず)が、ドッグボーンコネクタ580およびツールサポート560の中へ挿入され、それらを通して延在しており、たとえば、ドッグボーンコネクタおよびツールサポートを通して手術野の中へ挿入されている1つ以上のツールに、より低い抵抗を提供するようになっている。
コネクタ580、取り付けメカニズム485aa、ツールサポート560、および上部スナウト751は、図66Bに示されているような単一のユニットを形成することが可能であり、したがって、単一のユニットとして、底部スナウト755から除去され得、また、底部スナウト755に接続され得る。他の実施形態では、コネクタ580、取り付けメカニズム485、ツールサポート560、上部スナウト751、およびイントロデューサ480のうちの1つ以上は、除去され得、たとえば、異なる形状、長さ、サイズなどのような異なる構成パラメータを有する異なるコネクタ、取り付けメカニズム、ツールサポート560、および/またはイントロデューサ480と交換され得る。
イントロデューサ480の底部スナウト755は、プローブ400の少なくとも一部分の底部に沿って位置決めされている。底部スナウト755は、サポートメカニズム757を含むことが可能であり、サポートメカニズム757は、たとえば、図66Aに示されているベースもしくはアダプタなど、再使用可能な部分3200の端部に直接的に当接し、または、ベースもしくはアダプタにおけるカップリングと嵌合する。図66Aに示されているように、底部スナウト755は、クリップ756または関連のラッチまたはカップリングを含むことが可能であり、それは、使い捨て部分3100における対応するカップリング(図示せず)と嵌合する。
図66Cに示されているように、上部スナウト751は、底部スナウト755に除去可能に連結されている。この組み立てステップの一部として、上部スナウト751は、下向き方向に角度を付けられ得る。スナウト半分体751、755の遠位端部が、最初に、たとえば、ヒンジに係合する。上部スナウト751の一方の端部は、クリップ752または関連のラッチまたはカップリングを含み、それは、使い捨て部分3100における対応するカップリング761と嵌合する。上部スナウト751の他方の端部は、下向きに移動され、近位端部において、スナウト半分体751、755を一緒にロックすることが可能である。上部および底部スナウト半分体751、755は、クランプまたは他のラッチメカニズム(図示せず)によって、一緒にラッチ係合され得、クランプまたは他のラッチメカニズムは、上部および底部スナウト半分体751、755のうちの一方に連結され得、それは、上部および底部スナウト半分体751、755のうちの他方に力を印加することが可能であり、それは、スナウト半分体751、755を押し合わせる。
図67A〜図67Eは、他の実施形態による、クラムシェル型の構成を有する除去可能なイントロデューサ480の斜視図である。
イントロデューサ480の底部スナウト755aは、(図66の底部スナウト755と同様に)使い捨て部分3100における対応するカップリングと嵌合する、たとえば、クリップ756a、ラッチ、または他のコネクタを使用して、フィーダアセンブリの使い捨て部分3100に取り付けられ得る。底部スナウト755aは、プローブ400の底部領域の周りに位置決めされ得る。
取り付けメカニズム785aは、底部スナウト755aに連結されている。取り付けメカニズム785aは、底部スナウト755aの端部に糊付けされ、結合され、または他の形で付着され得る。取り付けメカニズム785aおよび底部スナウト755aは、単一のユニットとして、使い捨て部分3100に接続され得、または、使い捨て部分3100から除去され得る。取り付けメカニズム785aは、少なくとも1つのツールサポートのための開口部787aを有するカラーを含むことが可能である。
コネクタ、たとえば、ドッグボーンコネクタ580およびツールサポート560a、b(全体的に、560)が設けられ得、ツールサポート560は、遠位端部762をそれぞれ含み、遠位端部762は、たとえば、ボールジョイントとして、取り付けメカニズム785の端部において開口部787の中へ適合して挿入されるように構築および配置されている。ドッグボーンコネクタ580およびツールサポート560は、単一のユニットとして、取り付けメカニズム485に接続され得、または、取り付けメカニズム485から除去され得る。いくつかの実施形態では、ツールサポート560の1つ以上は、取り付けメカニズム785aに対して回転するか、または他の形で移動することが可能である。ジンバル(図示せず)が、取り付けメカニズム785aに位置決めされ得、また、取り付けメカニズム785aにおいて、たとえば、本明細書で説明されているツールサポート560の1つ以上のガイドエレメントに回転可能に係合することが可能である。
上部スナウト751aは、底部スナウト755aに除去可能に連結されている。上部スナウト751aの一方の端部は、クリップ752aまたは関連のラッチまたはカップリングを含むことが可能であり、それは、使い捨て部分3100における対応するカップリングと嵌合する。次いで、上部スナウト751aの他方の端部は、下向きに移動され、近位端部において、スナウト半分体751a、755aを一緒にロックすることが可能である。いくつかの実施形態では、たとえば、アダプタによって、図66Dのラッチメカニズム757と同様のラッチメカニズム(図示せず)によって、底部スナウト755aは、再使用可能な部分3200にラッチ係合され得る。
図68は、一実施形態による、1つ以上の動作を実施するようにロボティックシステムを組み立てるための方法6800を図示するフローチャートである。方法6800を説明するときに、図68が参照される。方法6800はブロックまたはステップのシーケンスに言及しているが、方法6800は、このシーケンスに限定されない。他の実施形態では、さまざまなブロックは、異なる順序で実施され得る。方法6800のうちのいくつかまたはすべては、いくつかの実施形態による関節式プローブシステムによって実施され得る。ロボティックシステムは、本明細書の1つ以上の実施形態において説明されているロボティックシステムとすることができる。
ブロック6802において、アダプタが、ロボティックシステムのフィーダアセンブリのベースに取り付けられる。アダプタおよびベースは、再使用可能であり、すなわち、複数の医療手順のために構築および配置され得る。本明細書で説明されているように、アダプタは、キャプスタンのセット、電気コネクタ、アライメントメカニズム、キャリッジ、プローブアセンブリを駆動するための駆動メカニズム、および、ベースおよび/または使い捨て部分と連結するための少なくとも1つのラッチメカニズムを含み、それらは、本明細書の実施形態において詳細にそれぞれ説明されている。
ブロック6804において、第1の使い捨て部分が、アダプタに取り付けられ、アダプタが使い捨て部分とベースとの間に位置決めされるようになっている。本明細書で説明されているように、使い捨て部分は、プローブ、ボビン、ケーブル、ギヤ、および/または他の機械的なデバイスを含み、それは、それに取り付けられているプローブ、ステアリングケーブル、および/またはツールを制御するために、アダプタの対応するエレメントに嵌合する。使い捨て部分は、たとえば、本明細書の他の実施形態によるクラムシェル型の構成を有する除去可能なイントロデューサを含み、関節式プローブを支持し、安定化させ、および/またはガイドすることが可能である。
ブロック6806において、再使用可能なカメラアセンブリが、使い捨て部分に取り付けられ、たとえば、本明細書の実施形態にしたがって説明されているアダプタの中へ差し込まれ得る。
ブロック6808において、第1の手順がロボティックシステムによって実施され得、それは、たとえば、経口ロボット外科手術手順などのような医療手順である。
ブロック6810において、第1の手順が完了した後に、使い捨て部分がアダプタから除去され得る。いくつかの実施形態では、使い捨て部分は、単回使用のために構築されており、その単回使用の前に、一度、衛生化される(たとえば、殺菌される)。他の実施形態では、使い捨て部分のうちのいくつかまたはすべては、複数回使用のために、しかし、アダプタおよび/またはベースよりも少ない使用のために構築されている。
ブロック6812において、カメラアセンブリが、第1の手順の後に、除去されて衛生化される(たとえば、殺菌される)。
ブロック6814において、第2の使い捨て部分が、第1の使い捨て部分とは異なるアダプタに取り付けられる。第2の使い捨て部分は、第1の使い捨て部分と同じ、同様の、または異なる構成または機能を有することが可能である。
ブロック6816において、再使用可能なカメラアセンブリが、衛生化の後に、第2の使い捨て部分に再び取り付けられる。
ブロック6818において、第2の手順が、ロボティックシステムのエレメントによって実施され得る。
いくつかの実施形態では、方法6800は、システム3002の1つ以上の部分への無菌ドレープの適用を含み、それは、たとえば、図62A〜Bおよび/または図63A〜Bの無菌ドレープ4500を参照して上記に説明されているようなものである。
図69A、図69B、図69C、図69D、および図69Eは、外側プローブ3160の遠位リンク3162の実施形態の後方斜視図、後方切り欠き斜視図、底面斜視図、底面切り欠き斜視図、および前方斜視図である。遠位リンク3162の本実施形態では、カメラ3181(図61Bを参照)が位置決めされて固定され得るカメラシート3162aが設けられている。カメラ光学系は、シート3162aの中に固定され、光学系のレンズが、遠位方向に配向される。動作の間に、カメラレンズは、外科手術の領域からの異物によって妨害される可能性がある。したがって、潅注チャネル3163が、カメラ光学系をフラッシングするための潅注流体の供給源として設けられている。
一実施形態では、潅注チャネル3163は、プローブの作業チャネルまたはサイドチャネルの中に設けられている。潅注チャネルは、流体を輸送するのに適切な可撓性のチューブの形態をとることが可能である。一実施形態では、潅注チャネル3163の出力端部は、遠位リンク3162の後方部分3178に連結する。第1の潅注セグメント6977aは、潅注チャネルチューブのジャンクションから遠位リンク3162の下側部分へ流体を輸送する。そこから、第2の潅注セグメント6977bは、遠位リンク3162の下側部分に沿って流体を輸送するためのさらなる経路を提供する。後方部分3178は、第2のセグメント6977bの領域をシールするように設けられている。そこから、流体は、遠位リンクの前方面における出口部6977cにさらに輸送される。出口部において、流体は、結果として生じる洗浄液3179が挿入された光学系に向かう方向に配向されるように再方向付けされ、光学系の効果的なフラッシングを効果的に提供する。
いくつかの実施形態では、カメラハウジングおよびケーブルは、遠位リンクおよび潅注システムから独立している。換言すれば、そのような実施形態では、潅注システムは、カメラに入らない。このように、いくつかの実施形態では、単回使用を対象とする可能性のある潅注システムおよびプローブから独立して、カメラが、ある手順のために使用され、システムから除去され、再使用のために殺菌され得る。
図70Aは、いくつかの実施形態による、フィーダアセンブリの使い捨て部分の切り欠き斜視図である。図70Bは、いくつかの実施形態による、ボビンプレートの複数のキャスタレーションフィーチャと嵌合するための複数のキャスタレーションフィーチャを有するボビンを図示する図である。
複数のケーブルボビン1316aは、ボビン車軸1351の周りに中心を合わせられ、ボビン車軸1351の周りに回転するように、そして、たとえば、本明細書で説明されているステアリングケーブルなどのケーブルを受け入れるように、それぞれ構築および配置されている。いくつかの実施形態では、ケーブルは、ステアリングおよびロッキングケーブルを含むことが可能であり、それは、たとえば、上記の図5Bの構成と同様のプローブの外側リンクメカニズムおよび/または内側リンクメカニズムをロックしまたは硬くするように、操向しおよび/または可逆的に締め付ける。いくつかの実施形態では、それぞれのケーブルの第1の端部は、プローブの遠位リンクに連結され、たとえば、図58Aの遠位外側リンク3162または図19Fの遠位内側リンク421Dに連結されており、それぞれのケーブルの第2の端部は、ボビン1316aの周りに巻き付けられている。ユニットの出荷の間に、ケーブルがテンションを失わず、または解放されないことが望まれる。ケーブルがテンションを失う場合には、ボビンから外れ、デバイスの中でもつれる可能性がある。また、ケーブルの中の緩みは、外側リンクが分離することを可能にすることができ、それは、内側リンクが外側リンクに対して回転することを可能にすることができ、それは、2つのリンクアセンブリの間に内部摩擦を引き起こすことになる。ケーブルボビン1316aは、随意的に、ボビンワッシャーの上に着座され得、そして、ボビンばね1354aにインターフェース接続する。ボビンばね1354aは、ボビン1316aの第1の端部に位置決めされ得る。複数のキャスタレーションフィーチャ1398aは、ボビン1316aの第2の端部にあることが可能であり、ボビンプレート1355aの中の複数のキャスタレーションフィーチャ1399aに嵌合するように構築されている。
いくつかの実施形態では、ケーブル溝部1352からのケーブルの解放を防止するために、ケーブルクリップ1356aが、ボビン1316aの少なくとも一部分の周りに除去可能に位置決めされ得、それは、ボビン1316aに回転可能に係合しており、ケーブルがボビン1316aの上に収集されることを可能にし、また、ボビン1316aを取り囲むか、または他の形でケーブル溝部1352の中に位置決めされているケーブルの部分が、ボビン1316aに近接してボビン1316aの周りに螺旋状に巻き付けられている状態を維持しながら、ケーブルがボビン1316aから繰り出されるまたは延在されることを可能にする。
上記に説明されているように、出荷または動作前使用の間に、機械的なロッキングメカニズムが据え付けられ、機械的なロッキングメカニズムは、ピンおよび凹部などの組み合わせを含み、それは、フィーダアセンブリの使い捨て部分3100の出荷および動作前使用の間のケーブルテンションを制御する。いくつかの実施形態では、機械的なロッキングメカニズムは、ばね1354a、ボビンプレートキャスタレーションフィーチャ1399a、およびボビンキャスタレーションフィーチャ1398aの組み合わせを含み、それは、ケーブルプーリ、およびキャプスタンなどに対する回転防止フィーチャを提供する。とりわけ、回転を防止するために、および、出荷または動作前使用の間のケーブルテンションを制御するために、ボビンプレートキャスタレーションフィーチャ1399aは、ボビンキャスタレーションフィーチャ1398aと嵌合するように構築および配置されている。ばね1354aは、ボビン1316aに力を印加し、それは、ボビンプレート1355aのキャスタレーションフィーチャ1399aの中へボビン1316aを押し、それは、ボビン1316aを適切な場所にロックし、ボビン1316aの回転または他の移動を防止し、それは、そうでない場合、望ましくないことに、出荷の間にケーブルテンショニングを解放する可能性がある。
動作の間に、アダプタまたはベースの中のキャプスタン(図示せず)は、ボビン1316aを所定の位置へ押し込み、それによって、ボビン1316aは、ボビンプレート1355aのキャスタレーションフィーチャ1399aから分離され、ボビン1316aが回転することを可能にする。たとえば、他の実施形態を参照すると、使い捨て部分3100が再使用可能な部分3200に取り付けられた後に、再使用可能な部分3200のキャプスタン216aは、使い捨て部分3100の中の対応するボビン1316aに嵌合し、そうする際に、ボビン1316aを上向き方向に押し、ばね1354aを圧縮し、キャスタレーションフィーチャを互いに分離させることによって、キャスタレーションフィーチャ1398aと1399aとの間の摩擦係合を除去する。
キャプスタン216aは、ボス(図示せず)を含み、ボスは、ボビンの中のボアの内側にフィットする。ケーブルテンションは、ケーブルから、ボビンへ、キャプスタンへ伝達され、それは、最終的に、ケーブルテンションから荷重を取り除く。これは、荷重支持メカニズムが、使い捨てのものとは対照的な資本機器の中に位置付けされていることを可能にする。
使い捨て部分3100が、再使用可能な部分3200から除去された後に(たとえば、手順完了の後に、または、緊急解放の後に)、キャプスタンは、もはや、ボビン1316aと接触していない。したがって、ばね1354aは、示されているようにボビン1316aを下向き方向に押す力を印加するように動作する。キャスタレーションフィーチャ1398aおよび1399aは、もう一度、互いに係合し、移動に対する抵抗を提供する。
図71Aは、いくつかの実施形態による、フィーダ使い捨て部分3100の近位端部における磁気的なラッチアセンブリの切り欠き斜視図である。図71Bは、図71Aのフィーダ使い捨て部分3100の下側の図である。磁気的なラッチアセンブリは、磁気的な引き付けを使用し、第1のアセンブリ3100が近位端部において第2のアセンブリ3200に除去可能に取り付けられることを可能にする。たとえば、他のカップリングアプローチと同様に複雑なアセンブリから区別されるように、ユーザが使い捨て部分3100を再使用可能な部分3200と垂直方向に整合させることによって、この特徴は、ユーザによる取り付けおよび取り外しを簡単化する。また、それは、任意のドレープの貫通なしに、無菌ドレープを通して、カートリッジをアダプタに固定することを可能にする。本明細書で説明されている磁気的なラッチなどのような、簡単化されたラッチの別の利益は、迅速な取り外しであり、それは、緊急状況において望まれる可能性がある。ラッチメカニズムの場所、および、一方の端部に磁気的なラッチアセンブリを含むことは、オペレータが第1のアセンブリ3100を迅速に把持し、片手で第1のアセンブリ3100を第2のアセンブリ3200から取り外すことを可能にする。
1つ以上のプレート3331a、b(全体的に、3331)、または、バー、コイン形状の物体、または他の構成が、使い捨て部分3100においてハウジングの中に位置決めされ得る。一方のプレート3331aは、たとえば、ボビン1316a、プーリ、および、ステアリングケーブルのセクションなどを含む、使い捨て部分3100の駆動接続領域の一方の側に位置付けされ得、他方のプレート3331bは、駆動接続領域の他方の側に位置付けされ得る。2つのプレートは、プレートの反対側端部に位置付けされている2つの磁石に引き付けられる。磁石の反対側端部にある別のプレートは、磁気的な引力の強度を増加させるループを完成させる。
2つのスチールプレートが示されているが、使い捨て部分3100は、単一のプレートまたは3つ以上のプレートを含むことが可能である。プレート3331は、再使用可能な部分3200に位置付けされている1つ以上の磁石に引き付けられる任意の材料から形成され得る。磁石は、永久磁石および/または電磁石とすることができる。磁石は、関節式プローブシステムの動作の間に再使用可能な部分3200に対して、使い捨て部分3100を適切な場所に保持するのに十分な磁界を提供する。ハウジングは、図71Bに示されているように、使い捨て部分3100の上方に位置決めされ、プレート3331をカバーすることが可能である(しかし、ボビン1316aを露出させる開口部を含む)。
他の実施形態では、使い捨て部分3100は、再使用可能な部分3200に連結されている1つ以上のプレートおよびバーなどを引き付ける1つ以上の磁石を含む。他の実施形態では、使い捨て部分3100および再使用可能な部分のそれぞれは、強磁性の材料から形成されたプレートおよびバーなどを含み、それらは、相互引き付けの構成で、たとえば、反対側の極性で配置されており、再使用可能な部分3200に対して使い捨て部分3100を適切な場所に保持する。
このメカニズムは、片手だけを使った組み立ておよび分解、垂直方向および回転方向の取り付けを可能にし、それは、アダプタへの一次的なまたは二次的な係合とすることができ、前方における(以前の)ラッチは、他の係合である。
上記に説明されているように、いくつかの実施形態では、ドッグボーンコネクタアセンブリは、使い捨てのイントロデューサに取り付けられ得る。図72Aは、本発明概念の一実施形態による、コネクタアセンブリ500の斜視図である。図72Bは、いくつかの実施形態による、フィーダアセンブリの使い捨て部分に連結されている、図72Aのコネクタアセンブリ500の斜視図である。
コネクタアセンブリ500は、たとえば、ドッグボーンコネクタなど、コネクタ580を含むことが可能であり、コネクタ580は、第1のツールサポート560aおよび第2のツールサポート560bに取り付けられるように、ならびに、第1のツールサポート560aと第2のツールサポート560bとの間の相対的位置および/または配向を維持するように構築および配置されている。いくつかの実施形態では、コネクタ580は、剛直性構造体を含む。他の実施形態では、コネクタ580は、可撓性または柔軟である少なくとも一部分を含む。コネクタ580は、オペレータによって成形可能な構造体を含むことが可能である。いくつかの実施形態では、コネクタ580は、ワンピース設計を有しており、それは、たとえば、単一のストックから機械加工されるか、または、単一のピースとして成形されている。他の実施形態では、コネクタ580は、2つの剛直性部分の間に位置決めされている可撓性の部分を含むヒンジなどのような、ヒンジまたは回転可能なコネクタによって接続されている2つのセグメントを含む。コネクタ580は、テレスコープ式に調節可能な構造体を含むことが可能であり、たとえば、ツールサポート560aおよび560bの分離などを可能にする。
コネクタ580は、第1および第2のツールサポート560a、560bの第1の端部にそれぞれ操作可能に係合するように構築および配置されている、第1の開口部564aおよび第2の開口部564bを含む。取り付けメカニズムは、ツールサポート560aおよび560bの第2の端部にそれぞれ連結されており、それは、たとえば、図66A〜Hに示されているイントロデューサ480など、フィーダアセンブリの使い捨て部分3100に除去可能に取り付けられ得る。そうする際に、取り付けメカニズムは、イントロデューサ480に取り付けることができるカム490などを含むことが可能である。
コネクタ580、ツールサポート560、および取り付けメカニズム485aaの組み合わせを含む、アセンブリ500は、イントロデューサ480からカム490を分離させることによってイントロデューサ480から除去され得、アセンブリ500を異なるドッグボーンコネクタアセンブリと交換し、異なるドッグボーンコネクタアセンブリは、異なる構成パラメータ、たとえば、異なる長さ、異なるサイズ開口部、および異なる数のツールサポートなどを有することが可能である。簡単に取り付けることができる取り付けメカニズム485aa、および、アセンブリ500のワンピース構成は、医師またはユーザがアセンブリ500のさまざまなコンポーネントを独立して苦労して組み立て、たとえば、それぞれのツールサポート560をベース取り付けユニットの中の孔部に整合させる必要性を未然に防ぐ。
導入デバイス480における取り付けメカニズム485aaによって行われる接続は、第1のツールサポート560aと第2のツールサポート560bとの間の固定された距離および/または固定された配向を維持する。いくつかの実施形態では、固定された距離を維持するが、固定された配向を維持しないように、ツールサポート560aおよび560bは、互いにおよび/または取り付けメカニズム485aaに回転可能に取り付けられ得る。第1のツールサポート560aおよび第2のツールサポート560bは、互いに対して適所に固定され得る。したがって、たとえば、ツールがツールサポート560a、bの中に挿入され、医療手順の間に使用される場所において、第1および第2のツールサポート560a、560bの位置は、動作の間に維持される。
第1のツールサポート560aおよび第2のツールサポート560bのうちの少なくとも1つは、第1および第2のガイドエレメントをそれぞれ含むことが可能であり、そして、それは、近位ガイドエレメントとも称される外側ガイドエレメントと、遠位ガイドエレメントとも称される内側ガイドエレメントとを含むことが可能である。内側ガイドエレメントは、プラスチックまたは関連の材料から形成され得る。材料は、それに限定されないが、フルオロポリマー(たとえば、ポリテトラフルオロエチレン)、フッ素化エチレンプロピレン、ポリエーテルブロックアミド、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、および/またはニッケルチタン合金を含むことが可能である。内側ガイドエレメントは、レーザカットチューブ(たとえば、ポリマーまたは金属製のチューブ)、および/または、プラスチックもしくは金属製のコイルもしくはブレイドを含むことが可能である。いくつかの実施形態では、内側ガイドエレメントは、ポリテトラフルオロエチレンライナーを含む。いくつかの実施形態では、内側ガイドエレメントは、ステンレス鋼コイルを含む。いくつかの実施形態では、内側ガイドエレメントは、ポリエーテルブロックアミドによってカバーされたコイルを含む。いくつかの実施形態では、内側ガイドエレメントは、たとえば、その長さに沿って変化する直径のチューブを含むときなどに、その長さに沿って変化する異なる剛直性を含む。外側ガイドエレメントの少なくとも一部分は、剛直性であり、限定された可撓性を備え、または、可撓性をまったく備えていない。いくつかの実施形態では、内側ガイドエレメントは、たとえば、テレスコープ式の構成で、外側ガイドエレメントから可動的に延在することが可能である。
いくつかの実施形態では、ツールサポート560a、bは、ジンバルなどによって、取り付けメカニズム485aaに連結され得、ツールサポート560a、bが取り付けメカニズム485aaに対して回転することを可能にし、たとえば、ツールサポート560と取り付けメカニズム485aaとの間の3つの自由度を可能にし、それは、2次元の(X−Y)移動プラス回転を含むことが可能である。ジンバルまたは他のピボットメカニズムまたはボールおよびジョイントメカニズムは、ツールサポート560のガイドエレメントが、たとえば、ガイドエレメントの中間部分において、取り付けメカニズム485aaに回転可能にまたは固定して係合することを可能にする。ツールサポート560がスライド可能に調節可能であり、したがって、ドッグボーンコネクタ580に取り付けられるサポート560の一部分を短縮することを可能にする実施形態では、ドッグボーンコネクタ580は、コネクタ開口部間の距離の調節可能性を必要とする可能性がある。
ツールサポート560は、取り付けメカニズム485aaに対して固定された位置にロックされ得る。アセンブリは、少なくとも1つのツールサポート560を固定された位置にロックするロッキングメカニズム(図示せず)を含むことが可能である。ロッキングメカニズムは、取り付けメカニズム485aaに対するツールサポート560a、bの位置を固定するために構築され得、したがって、1人以上のオペレータによるツールの移動の間に、ツールサポート560a、bが軸線方向にスライドまたはそうでない場合移動することを防止する。
ツールサポート560a、bは、ツールシャフトをガイドするか、または他の形でツールシャフトのためのサポートを提供するように構築および配置され得、それが、導入デバイス480によって受け入れられる関節式プローブの外側表面に連結されたサイドポートにガイドされ得るようになっており、導入デバイス480は、関節式プローブを支持し、安定化させ、および/または、関心の領域にガイドすることが可能である。サイドポートは、関節式プローブ400の遠位リンクに連結され得る。サイドポートは、関節式プローブ400におけるフランジに形成され得る。
アセンブリは、1つ以上のヒューマンインターフェースデバイス(HID)を含むことが可能であり(それは、示されていないが、本明細書で説明されている)、それは、ドッグボーンコネクタ580と一体とすることができる。
図72C〜図72Fに示されているように、ドッグボーンコネクタ580は、ステアリングロッド595に取り付けることができる球根状の端部を有する取り付けロッド590を含むことが可能である。したがって、ユーザは、導入デバイス480に連結されている関節式プローブ400を操作することが可能であり、一方、開口部564は、外科用ツールを受け入れることが可能であり、外科用ツールは、ツールサポート560を通って延在することが可能であり、ツールサポート560は、ツールを関節式プローブの外側表面におけるサイドポートまたは他の場所にガイドする。
デバイスおよび方法の好適な実施形態は、それらが開発された環境を参照して説明されてきたが、それらは、単に、本発明概念の原理の例示目的のためのものである。本発明を実施するための上記のアセンブリ、他の実施形態、構成、および方法の修正または組み合わせ、ならびに、当業者に明らかである本発明の態様の変形は、特許請求の範囲の中にあることが意図されている。それに加えて、本出願が方法または手順のステップを特定の順序で列挙した場所では、いくつかのステップが実施される順序を変更することが可能であり、または、特定の状況においては、好都合である可能性さえあり、以降に述べられている方法または手順の請求項の特定のステップは、そのような順序の特異性が明示的に請求項に記載されていない限り、特定の順序のものであるとして解釈されるべきではないことが意図されている。