JP2018511368A - 可変剛性吸引針 - Google Patents
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Abstract
組織サンプルを収集するための針は、近位端から遠位端まで長軸方向に延在し、組織を貫通するための鋭利な先端を遠位端に含む針本体を備える。この針本体は、遠位端が組織内に挿入されたときに組織サンプルを収集するために針本体の内部に延在する管路を含む。針本体の遠位部は第1の剛性を有し、針本体の近位部は第1の剛性よりも低い第2の剛性を有する。針は、針本体の長さに沿って延在して近位部を覆うスリーブを備える。
Description
本発明は、組織サンプルを収集するための針に関する。
針生検は、疾病の診断および病期分類のために一般的に行われる処置である。例えば、細針吸引針は、内視鏡の作業チャンネルを介して、目標となる組織の部位まで挿入されることがある。細針吸引は非常に繊細で厳密な手技であるが、一定の臨床状況下で適当なサンプルを採取するのは困難なことが多い。より多くの細胞または組織が採取できれば、より明確な診断ができるようになる可能性がある。
本開示は、組織サンプルを収集するための針に関する。本開示に係る針は、近位端から遠位端に長軸方向に延在し、組織を貫通するための鋭利な先端を前記遠位端に含む針本体を備え、前記針本体は、前記遠位端が組織内に挿入されたときに前記組織サンプルを収集するために前記針本体の内部に延在する管路を含み、前記針本体の遠位部は第1の剛性を有し、前記針本体の近位部は前記第1の剛性よりも低い第2の剛性を有する。前記針は、前記針本体の長さに沿って延在して前記近位部を覆うスリーブを備える。
一実施形態において、前記スリーブは、前記針本体の外面に沿って延在してもよい。
一実施形態において、前記スリーブは、その内部に前記組織サンプルを収集するように前記針本体の内面に沿って延在してもよい。
一実施形態において、前記スリーブは、その内部に前記組織サンプルを収集するように前記針本体の内面に沿って延在してもよい。
一実施形態において、前記スリーブは、その内部に前記組織サンプルを収容するために前記針本体から取り外し可能であってもよい。
一実施形態において、前記近位部は、その壁を貫通して側方に延びる複数の開口を含み、前記開口は、前記管路内に収集された組織サンプルが前記開口を通過することを妨げる大きさおよび形状に形成されてもよい。
一実施形態において、前記近位部は、その壁を貫通して側方に延びる複数の開口を含み、前記開口は、前記管路内に収集された組織サンプルが前記開口を通過することを妨げる大きさおよび形状に形成されてもよい。
一実施形態において、前記複数の開口の各々は、円形、卵形、溝形、長方形または菱形のうちのいずれかの形状をなしてもよい。
一実施形態において、前記複数の開口は、前記長尺状の本体にレーザー切断されていてもよい。
一実施形態において、前記複数の開口は、前記長尺状の本体にレーザー切断されていてもよい。
一実施形態において、前記近位部は、同近位部に沿って螺旋状に切断した螺旋パターンを含んでもよい。
一実施形態において、前記近位部は、前記遠位部の近位端に固定された弾性ばね部材からなってもよい。
一実施形態において、前記近位部は、前記遠位部の近位端に固定された弾性ばね部材からなってもよい。
一実施形態において、前記近位部は、網組メッシュ構造からなってもよい。
本開示は、また、組織サンプルを収集するための針に関し、前記針は、近位端から遠位端に延在する針本体を備え、前記針本体の内部に延在する管路を含み、前記遠位端は、同遠位端が組織内に挿入されたときに前記組織サンプルを前記管路内に収集するように鋭利な先端を含み、前記針本体の遠位部は第1の剛性を有し、前記針本体の近位部は前記第1の剛性よりも低い第2の剛性を有するばねとして構成される。
本開示は、また、組織サンプルを収集するための針に関し、前記針は、近位端から遠位端に延在する針本体を備え、前記針本体の内部に延在する管路を含み、前記遠位端は、同遠位端が組織内に挿入されたときに前記組織サンプルを前記管路内に収集するように鋭利な先端を含み、前記針本体の遠位部は第1の剛性を有し、前記針本体の近位部は前記第1の剛性よりも低い第2の剛性を有するばねとして構成される。
一実施形態において、前記近位部は、前記ばねを画定するために螺旋パターンに切断されてもよい。
一実施形態において、前記近位部は、前記遠位部の近位端に固定された弾性ばね部材で形成されてもよい。
一実施形態において、前記近位部は、前記遠位部の近位端に固定された弾性ばね部材で形成されてもよい。
一実施形態において、前記近位部に沿って延在するスリーブと、前記近位部に沿って塗布されるコーティングとをさらに備えてもよい。
一実施形態において、屈曲していない構成では、前記ばねの隣接するコイルは互いに接触していてもよい。
一実施形態において、屈曲していない構成では、前記ばねの隣接するコイルは互いに接触していてもよい。
本開示は、また、方法にも関する。前記方法は、針本体の近位部が前記第1の剛性よりも低い第2の剛性を有するように、前記針本体の近位部を画定する壁の少なくとも一部を貫通するパターンの切断を含む。前記針本体は、近位端から遠位端に延在し、前記針本体の内部に延在する管路を含む。前記遠位端は、鋭利な先端を含み、前記針本体には、その全長に亘るようにスリーブが配置される。
本開示は、下記の詳細な説明及び添付の図面を参照することによりさらに理解しうる。ここで、添付の図面内の類似の要素は同じ符号を付して参照する。本開示は、内視鏡装置に関し、特に、組織サンプルを採取するための装置に関する。本開示の例示的実施形態は、目的の組織への挿入を容易にするための十分な剛性を有する遠位部と、患者の身体の曲がりくねった経路を針が通り抜けるのに十分な可撓性を有する前記遠位部の近位にある近位部と、を備える針について記載する。以下に詳細に説明するように、前記針は、切断、鋼の熱処理、および/またはレーザー切断機で材料を除去することによって、近位部の可撓性を増すようにしてもよい。なお、「近位」及び「遠位」という用語は、装置の使用者に対して接近する方向を「近位」といい、離間する方向を「遠位」とすることに留意する。
図1〜3に示すように、本開示の第1の例示的実施形態に従った針100は、近位端(図示しない)から遠位端104まで長軸方向に沿って延在する針本体102と、針本体102内に長軸方向に延在する管路106と、を備える。針本体102の遠位部110は、管路106内に目的の組織サンプルを収集するために、遠位端104の目的の組織への挿入を容易にするのに十分な第1の曲げ剛性を有する。遠位部110の目的の組織への挿入を可能にするために必要な管の強度を保持する一方で、遠位部110の近位にある針本体102の近位部112は、近位部112の可撓性を増大させるために、遠位部110の曲げ剛性よりも低い第2の曲げ剛性を有するように、針本体102の壁を貫通して側方に延びる複数の開口114を含む。したがって、針100は、管路106内に良好な組織サンプルを効率的に採取するのに十分な剛性を有するとともに、目的の組織部位に向けて生体内の曲がりくねった経路を(例えば、生体の体腔に沿って)通り抜けるのに十分な可撓性を有する。
針本体102の遠位端104は、挿入対象となる目的の組織を貫通するための鋭利な先端108と、組織サンプルを周囲の組織から切り離して管路106内に受け入れるための先端108を囲む刃先と、を備える。針本体102の遠位部110は、鋭利な先端108を含み、遠位の先端108から針本体102に沿って近位方向に0.1〜2.0cmの長さで延在する。本実施形態の遠位部110は、鋭利な先端108が目的の組織内に挿入されるのに必要な剛性を備えるように、開口を有さない。
近位部112は、遠位部110の近位端118から近位方向に延在するとともに、近位部112に沿う針100の曲げ剛性を低くするために、針本体を画定する壁を貫通して側方に延びる複数の開口114を備える。例えば、近位部112は、遠位部110のおよそ50〜90%の剛性としてもよく、さらに詳しくは、遠位部110のおよそ60〜80%の剛性としてもよい。遠位部110および近位部112の長さは任意に変更することができる。一例として、遠位部110の近位端118は、鋭利な先端108の近位端のすぐ近位側にあってもよい。また別の例として、遠位部の近位端118は、鋭利な先端108の近位端から離れた位置にあってもよい。複数の開口114を含む近位部112は、針本体102の長さに応じて1.0〜5.0cmの範囲で延在してもよく、複数の開口114は、針本体102の近位端まで延在させる必要はない。しかしながら、近位部の長さは、針本体102の長さに応じて変化させてもよい。
開口114は、開口114を介して管路106が針100の外部に向けて開放されるように、壁の厚み全体を貫通するように設けるとよい。開口114は、近位部112の長さに応じて剛性を変化させるために、近位部112に沿って延在させてもよい。例えば、1cm2当たりの開口114の数や大きさは、近位部112の長さに応じて増大させたり減少させたりしてもよい。それらの開口114は、管路106内に収集された組織がその中に保持されるように、組織が通り抜けない大きさにすれば、様々な形状(例えば、円形の穴、長細い溝または菱形の穴など)にすることができる。例示的な実施形態として、開口114は、直径約0.001インチ(約0.00254cm)(5.61×10−6cm2)0.050インチ(約0.127cm)(1.29×10−2cm2)にしてもよい。開口114は、例えば、針本体102をレーザー切断することにより形成することができる。針本体102は、例えばステンレス鋼またはニチノール(商品名)などの金属材料で形成し、その近位部112に沿ってレーザー切断することにより開口114を形成してもよい。あるいは、針本体102は、例えばPEEKまたはLCPのような金属置換材として使用される高弾性ポリマー材料で形成されてもよく、その場合、炭素繊維またはガラスなどの強化材が添加されてもいいし、添加されなくてもよい。
さらに、針本体102は、図2および図3に示すように、低摩擦材料でコーティングしたりスリーブ116で覆ったりして、収集した組織サンプルを保護したり収集した組織サンプルの除去を容易にしたりしてもよい。低摩擦材料には、例えば、PTFEやその他のフッ素化ポリマー、パリレンまたは親水性コーティングを含んでもよい。こうしたコーティングまたはスリーブ116は、図2に示すように針本体102の外面120に沿って延在してもよいし、それに加えて、あるいはそれとは別に、図3に示すように針本体102の内面122に沿って延在してもよい。スリーブ116が針本体102の内部に沿って延在する場合、そのスリーブ116は、管路106内に収集された任意の組織サンプルをスリーブ116内に収めた状態で分析するまで保持しておけるように、必要に応じて針本体102から取り外し可能な構成にしてもよい。その組織サンプルは、スリーブ116を切り開くことによって取り出すことができる。別の実施形態として、流体圧力または心棒を使用して、スリーブから組織サンプルを押し出すようにしてもよい。
図4に示すように、本開示の第2の例示的実施形態に従った針200は、以下に記載する事項を除いて実質的に上記針100と同様に構成され、近位端(図示しない)から遠位端204まで長軸方向に沿って延在する長尺状の針本体202を備え、針本体202の内部に長軸方向に延在する管路206を含む。遠位端204は、組織サンプルを管路206内に収集するように目的の組織に挿入される刃先を伴う鋭い先端208を含む。針本体102と同様に、針本体202は、第1の剛性を有する遠位部210と、遠位部210から近位方向に延在するとともに第1の剛性より小さい第2の剛性を有する近位部212とを備え、遠位部210の目的の組織への挿入を可能にするために必要な管の強度を保持する一方で、針202が生体内の曲がりくねった経路を進むことを可能とする。なお、針本体212の近位部212に沿って渦巻き状(例えば螺旋状)に切断することにより螺旋パターン214を形成すると、開口を設けるよりも、近位部212の剛性の低下につながる。
螺旋パターン214は、近位部212の長さに応じて近位部を螺旋状にレーザー切断することによって形成してもよい。本実施形態に従った螺旋パターン214は、針本体202の壁厚を完全に貫通するように形成される。螺旋パターン214は、近位セクション210の全長に亘って延在してもよい。あるいは、螺旋パターン214は、針200の使用中に屈曲するようにあらかじめ考慮されたポイントのある近位セクション219に沿って延在してもよい。螺旋パターン214は近位部212をばねとして画定するが、これは、可撓性と管の強度の両方を提供するのに特に適している。螺旋パターン214は、撓み変形したときに生じる隣接するコイル間の隙間が、管路206内に収集された組織サンプルが抜け出ない程度の十分な小ささになるように形成される。例えば、螺旋パターンの隣接するコイル間の隙間は、0.0050インチ(0.127cm)より小さくするとよい。理想的な構成としては、針200がまっすぐな(すなわち曲がっていない)状態のときに、螺旋パターン214の隣接するコイル間に隙間がないことが好ましい。曲がったり撓んだりした状態のとき、その針200の曲がった部分は、針200の組織を収容した部分の外側(例えば、近位側)にあるので、針200の撓み変形により生じる隣接するコイル間の隙間から組織サンプルが抜け出ないようにすることができる。さらに別の実施形態では、上記針100とともに記載したスリーブ116と実質的に同様のスリーブを、近位部212の外面や内面に沿って延在させて、圧縮されたときの折れ曲がりを防いだり、収集した組織サンプルを管路206内に保持したりしてもよい。
図5に示すように、針300は、上述した針200と実質的に同様に、近位端から鋭利な先端308を有する遠位端304に長軸方向に延在する針本体302を備え、その針本体302の内部に延在する管路306を含む。上記針本体202と同様に、針本体302は、第1の剛性を有する遠位部310と、第1の剛性よりも小さい第2の剛性を有する近位部312とを有する。近位部312を螺旋パターンに切断することに代えて、遠位部310の近位端318にばね要素314を結合することによって、近位部を形成してもよい。この実施形態のばね要素314は、実質的に螺旋パターンをなすように針300の長軸方向に巻かれた弾性材料からなる。上記針200と同様に、バネ要素314の隣接するコイルは、圧縮した状態では(組織を採取する間のように)、隙間が生じないように、互いに接触した状態にするとよい。すると、このように確定される管路306内に、組織サンプルが収容される。バネ要素314の曲がる部分は、いずれも組織を採取した部分より近位にあるので、組織サンプルが隣接するコイルの隙間から出ることが防止される。さらに別の実施形態として、針300は、圧縮時における針本体302の折れ曲がりを防いだり、管路306内に採取された組織サンプルが隣接するコイルの隙間から出るのを防いだりするために、近位部312付近から延在するスリーブも備えることができる。近位部312を覆うように延在するスリーブは、上記針100に関して記載したスリーブ116と実質的に同様に構成するとよい。
図6〜7に示すように、針400は、上記針100〜300と同様に、近位端から鋭利な先端408を有する遠位端404に長軸方向に延在する針本体402を備え、その針本体402の内部に延在する管路406を含む。上述した針本体102〜302と同様に、針本体402は、遠位端402が目的の組織に挿入されるのに十分な第1の剛性を有する遠位部410と、針400の可撓性を増すために第1の剛性より小さい第2の剛性を有する近位部212とを備え、針が生体内の曲がりくねった経路を進むことを可能にする。本実施例に従った近位部412は、例えば針本体402の近位部412を表面からレーザー切断することによって形成される編組メッシュ構造からなる。他の実施形態として、別体の円筒状メッシュ構造が、例えば溶接によって遠位部412の近位端418に結合されるようにしてもよい。編組またはメッシュ構造は、形成後、管路406内に収集された組織サンプルが抜け出ないように、ポリマーコーティング416で被覆してもよい。
本開示の例示的な方法では、針の近位部は、近位端から遠位端まで延在する針本体を備え、その内部に組織サンプルを収集するように針本体の内部に延在する管路を含む。その近位部は、遠位部に対して近位部の剛性を低くするように調整される。針の近位部は、上述した針100〜400の実施形態のいずれかに従って、構成を変更してもよい。例えば、近位部は、針100に関して記載した複数の開口114、針200に関して記載した螺旋パターン214または針400に関して記載した編組メッシュパターン414のように、(例えばレーザー切断などによって)可撓性を高めるようなパターンに切断してもよい。別の実施例として、針本体の近位部は、針300に関して記載したばね314のような可撓性部材や、針400に関して記載したメッシュ構造414のように、針本体の遠位部(組織を貫通するための鋭利な先端を含む)に固定するようにしてもよい。
針100〜400のいずれも、近位部の上に低摩擦コーティングを塗布する処理を追加してもよい。別の実施形態として、低摩擦スリーブ(例えば、スリーブ116またはスリーブ416)を近位部の上に配置することができる。低摩擦材料は、例えば、PTFE、他のフッ素化ポリマー、パリレン、または親水性コーティングである。こうしたコーティングやスリーブは、圧縮時の折れ曲がりを防いだり、針本体の管路内に収集された組織サンプルを保護したり、組織サンプルの回収を容易にしたりする。コーティングまたはスリーブが、それらが適用される近位部の曲げ剛性に影響を与えることは、ほとんどない。
別の実施形態として、針の近位部は、鋼を熱処理することによって構成されてもよい。針本体の近位部は、臨界温度以上に加熱された後に冷やされると、弾性が増大する。例えば、針がニチノール(商品名)で形成された場合、針の近位部はおよそ400℃から575℃で加熱するとよく、より好ましくは475℃から525℃で加熱するとよい。針がステンレス鋼で形成された場合、近位部はおよそ205℃と595℃の間で加熱するとよい。
本開示の範囲から逸脱しない限り、本開示の構造および方法論を変更して実現可能であることは、当業者には明らかである。そのため、本開示は、添付された請求の範囲及びその均等の範囲内から生じる変更例及び変形例を含むものとする。
Claims (15)
- 組織サンプルを収集するための針であって、
近位端から遠位端まで長軸方向に延在し、組織を貫通するための鋭利な先端を前記遠位端に含む針本体であって、前記遠位端が組織内に挿入されたときに前記組織サンプルを収集するために前記針本体の内部に延在する管路を含み、前記針本体の遠位部が第1の剛性を有し、前記針本体の近位部が前記第1の剛性よりも低い第2の剛性を有する前記針本体と、
前記針本体の長さに沿って延在して前記近位部を覆うスリーブと
を備える針。 - 前記スリーブは、前記針本体の外面に沿って延在する請求項1に記載の針。
- 前記スリーブは、その内部に前記組織サンプルを収集するように前記針本体の内面に沿って延在する請求項1に記載の針。
- 前記スリーブは、その内部に前記組織サンプルを収容するために前記針本体から取り外し可能である請求項3に記載の針。
- 前記近位部は、その壁を貫通して側方に延びる複数の開口を含み、
前記開口は、前記管路内に収集された組織サンプルが前記開口を通過することを妨げる大きさおよび形状に形成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の針。 - 前記複数の開口の各々は、円形、卵形、溝形、長方形または菱形のうちのいずれかの形状をなす請求項5に記載の針。
- 前記複数の開口は、前記長尺状の本体にレーザー切断されている請求項5または6に記載の針。
- 前記近位部は、同近位部に沿って螺旋状に切断した螺旋パターンを含む請求項1〜4のいずれか一項に記載の針。
- 前記近位部は、前記遠位部の近位端に固定された弾性ばね部材からなる請求項1〜4のいずれか一項に記載の針。
- 前記近位部は、網組メッシュ構造からなる請求項1〜4のいずれか一項に記載の針。
- 組織サンプルを採取するための針であって、
近位端から遠位端に延在する針本体を備え、
前記針本体の内部に延在する管路を含み、
前記遠位端は、同遠位端が組織内に挿入されたときに前記組織サンプルを前記管路内に収集するように鋭利な先端を含み、
前記針本体の遠位部は第1の剛性を有し、
前記針本体の近位部は前記第1の剛性よりも低い第2の剛性を有するばねとして構成される針。 - 前記近位部は、前記ばねを画定するために螺旋パターンに切断されている請求項11に記載の針。
- 前記近位部は、前記遠位部の近位端に固定された弾性ばね部材で形成される請求項11に記載の針。
- 前記近位部に沿って延在するスリーブと、
前記近位部に沿って塗布されるコーティングと、
をさらに備える請求項11〜13のいずれか一項に記載の針。 - 屈曲していない構成では、前記ばねの隣接するコイルは互いに接触している請求項11〜14のいずれか一項に記載の針。
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