JP2018508786A - 可燃性ガスと燃焼用空気を混合するための装置及び方法、これで提供される熱水設備、対応の熱式質量流量センサー、及び、ガス流の質量流量の計測方法 - Google Patents

可燃性ガスと燃焼用空気を混合するための装置及び方法、これで提供される熱水設備、対応の熱式質量流量センサー、及び、ガス流の質量流量の計測方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、可燃性ガスと燃焼用空気を混合するための装置、これに提供される熱水設備、対応の熱式質量流量センサー、及び、方法に関する。装置は、空気流路;制御弁を有するガス流路;空気流路とガス流路を接続する第1計測路;第1計測路をガス流路及び/又は空気流路に接続し、従って、三叉交差部を形成する第2計測路;第1計測路において第1及び第2温度センサーを備える熱式質量流量センサーにして、それらが、使用の最中、それぞれ、三叉交差部と空気流路の間のガス流と、三叉交差部とガス流路の間のガス流に晒されるように配置される、熱式質量流量センサー;及び、熱式質量流量センサーにより計測される、三叉交差部と空気流路の間のガス流の質量流量と三叉交差部とガス流路の間のガス流の質量流量の差に基づいて、制御弁を制御するコントローラーを含む。

Description

本発明は、バーナーへの供給のために可燃性ガスと燃焼用空気を混合するための装置に関する。そのような装置は、バーナーによる可燃性ガスの燃焼のためのガス空気混合気を提供する。これらの装置は、例えば、中央加熱ボイラー、ボイラー又は自動湯沸かし器(geyser)といった熱水設備に適用される。
そのような可燃性ガスの事前混合燃焼のため、混合気における燃焼用空気と関連のガスの比率が制御される。燃焼用空気と可燃性ガスの比率は、効率的及び安全な燃焼が達成されるように選択される。典型的には、幾らかの過剰な空気で化学量論の燃焼比がガス−空気比のために選択される。約10部空気と1部天然ガスの比率は、例えば、天然ガスの燃焼のために選ばれる。
米国特許第6561791号明細書は、燃性ガスの供給のためのガス流路と燃焼用空気の供給のための空気流路を有する装置を記述する。ガス流路は、制御弁(「絞り弁」とも呼ばれる)を備える。流量センサーは、ガス流路と空気流路に接続される。制御弁は、流量センサーにより計測される流量に基づいて制御される。ガス流路と空気流路における圧力が同一ならば、計測される流量がゼロに等しくなる。しかしながら、空気圧が、ガス圧よりも大きいならば、センサーは、空気導管からガス導管への流れを計測する。この場合、ガス弁が更に開けられる。空気圧がガス圧よりも小さいならば、反対の流れが計測される。この場合、ガス弁が更に閉じられる。
そのような制御は、制御弁を制御し、流量センサーを通るガス流の流量をゼロに等しく保つ。しかしながら、一般的に、流量センサーは、低流量範囲、即ち、ゼロ近傍の計測範囲において不正確である。従って、既存の制御が、同様、不正確である。
更には、従来の装置において欠陥のある流量センサーを認識することが困難である。なぜなら、欠陥のある流量センサーは、通常、ゼロの値(制御が調整される正確な値)の出力を有するためである。これは、制御が正しく機能しているという誤った印象を与え得る。
従って、本発明の目的は、ガス−空気比が正確及び高信頼に制御可能である、バーナーへの供給のための可燃性ガスと燃焼用空気を混合するための装置を提供することにある。
この目的は、バーナーへの供給のために可燃性ガスと燃焼用空気を混合するための本発明に係る装置により達成される。本発明に係る装置の実施形態においては、装置は、
燃焼用空気の供給のための空気流路;
制御弁が設けられた可燃性ガスの供給のためのガス流路;
空気流路に接続された第1外端とガス流路に接続された第2外端を有する第1計測路;
三叉交差部を形成するべく、第1計測路の第1及び第2外端の間の箇所で第1計測路に接続された第1外端とガス流路及び/又は空気流路に接続された第2外端を有する第2計測路;
熱式質量流量センサーにして、第1計測路に配置され、また使用に際して三叉交差部と空気流路の間のガス流に晒されるように配置される第1温度センサーと、第1計測路に配置され、また使用に際して三叉交差部とガス流路の間のガス流に晒されるように配置される第2温度センサーを備える熱式質量流量センサー;
熱式質量流量センサーと制御弁に接続され、熱式質量流量センサーにより計測される、三叉交差部と空気流路の間のガス流の質量流量と三叉交差部とガス流路の間のガス流の質量流量の差に基づいて、制御弁を制御するように構成されたコントローラーを備える。
熱式流量センサー(サーマルフローセンサー(thermal flow sensors))とも呼ばれる熱式質量流量センサー(サーマルマスフローセンサー(thermal mass flow sensors))自体が知られている。熱式質量流量センサーは、ガス流の質量流量(mass flow rate)を計測することに特に適する。
従来の熱式質量流量センサーの第1例は、加熱素子と2つの温度センサーを備える。温度センサーの一つが、加熱素子の上流に配置され、他方の温度センサーが、加熱素子の下流に配置される。加熱素子は、局所的に流体を加熱する。流体が流れる時、流体により熱移動が起きる。この結果、加熱素子の下流のセンサーは、加熱素子の上流のセンサーよりも高い温度を計測する。流体の方向及び質量流量(mass flow rate)は、従って、温度差に基づいて決定することができる。
別種の熱式質量流量センサーは、ホットワイヤ(ホットワイヤ・質量流量センサー又はホットワイヤ質量空気流(MAF(mass air flow))センサー)を備える。ここで、ホットワイヤは、計測のためにガス流に配置される。ホットワイヤの冷却が、通過するガスの質量流量の計測値である。
更なる別種の熱式質量流量センサーは、ホットワイヤ・質量流量センサーの亜種であり、例えば、Pt100抵抗器又はNTC抵抗器といったPTC抵抗器のサーミスタが、ホットワイヤの代わりに用いられる。
本発明の内容においては、質量流量(mass flow rate)は、単位時間当たりの質量において表現される流体の大きさを意味するものと理解される。大きさに加えて、流体が方向も持ち、すなわち、流体は、ベクトル量である。記号φが流体に適用され、|φ|が流量のために用いられる。
上述の実施形態に係る熱式質量流量センサーは、第1温度センサー及び第2温度センサーを備え、両方とも第1計測路に配置される。第1温度センサーは、使用に際して三叉交差部と空気流路の間のガス流に晒されるように配置される。第2温度センサーは、使用に際して三叉交差部とガス流路の間のガス流に晒されるように配置される。従って、第2温度センサーは、空気流路からガス流路への方向において、第1温度センサーの下流に配置される。
第1及び第2温度センサーは、例えば、三叉交差部の両側に配置される。温度センサーは、例えば、第2計測路が第1計測路に接続される箇所の両側に配置され、すなわち、第1温度センサーは、三叉交差部から空気流路に延びる第1計測路の部分に配置され、第2温度センサーは、三叉交差部からガス流路に延びる第1計測路の部分に配置される。しかしながら、また、第1センサーが、三叉交差部と空気流路の間のガス流を計測するように構成され、第2センサーが、三叉交差部とガス流路の間のガス流を計測するように構成される限りにおいて、温度センサーらは、近くに一緒に配置され得る。第1及び第2センサーは、例えば、第2計測路の第1外端の中心を通過する第1計測路に直角の仮想線の両側に配置される。
空気流路の方向における第1計測路のガス流が、第2計測路の方向におけるガス流から異なるならば、この差が、第1及び第2温度センサーにより記録される。第1例において、第1及び第2温度センサーが、サーミスタ又はホットワイヤとして具現化され、それぞれが電源に接続され、サーミスタ又はホットワイヤに電流が流れる。通過するガスが温度センサーを冷却し、これは、温度センサーの抵抗値に影響する。この抵抗値の変化が、記録され、また通過ガスの流量の計測値である。各センサーは、例えば、定温度アネモメーター(anemometer)回路、又は定電圧アネモメーター回路、又は、定電流アネモメーター回路に組み込まれる。第2例において、加熱素子は、通過ガスを加熱するために設けられ、第1及び第2温度センサーにより計測される温度の差が、空気流路とガス流路それぞれへのガス流の差の計測値である。
三叉交差部が形成され、そこでは、第1計測路が第2計測路に接続される。換言すれば、三叉交差部は、一つの入口と2つの出口、又は、一つの出口と2つの入口が設けられる。第1の場合、2つの出口が空気流路とガス流路に接続される。第2の場合、2つの入口が、空気流路とガス流路に接続される。
三叉交差部と空気流路の間のガス流は、従って、三叉交差部から空気流路又はこの逆の両方に向けられ得る。更には、三叉交差部とガス流路の間のガス流は、ガス流路に向けて又はこの逆の両方に向けられ得る。三叉交差部とガス流路の間のガス流は、いずれの場合においても、三叉交差部と空気流路の間のガス流の方向とは反対の方向を持つ。
熱式質量流量センサーは、このように質量流量の計測された差に基づいて制御弁を制御することができるコントローラーに接続される。もし差が検出されるならば、ガス流路と空気流路の圧力が異なり、これを訂正するように制御弁が制御される。
第2計測路が設けられない従来のシステムでは、制御弁は、第1計測路を通る流れが生じないように制御される。しかしながら、本発明に係る装置では、制御弁は、第1計測路に流れが生じるように制御される。低流速範囲で流量センサーが不正確であるため、本発明は、従来のシステムよりも正確にガス流路と空気流路の間の圧力差を計測することができる。望まれるならば、不正確なセンサーが、本発明に係る装置のために十分である。
本発明の更なる利益は、欠陥のあるセンサーがより簡単に認識可能であることである。従来のシステムでは、ガス流路から空気流路又はこの逆において流れが実際に生じている間、欠陥のあるセンサーがゼロの出力値を持ち得る。第2計測路の存在のため、空気流路とガス流路の圧力が等しい時、ガス流が第1計測路に依然として流れる。センサーがゼロの質量流量の出力を持つ望まない場合、欠陥があることが即時に明確になる。
本発明の更なる利益は、望まれるならば、第2計測路が設けられるため、別々のセンサーがこの目的のために設けられること無く、空気及び/又はガスの全流量が決定可能である。この決定が、以下で明らかにされる。第1計測路と第2計測路が三叉交差部を形成する。3つの流れ(three fluid flows)が定義可能である。第1流れ(first fluid flow)φ1が、三叉交差部から空気流路への第1計測路における流れとして定義される。第2流れφ2が、三叉交差部からガス流路への第1計測路における流れとして定義される。第2流れφ2は、第1流れφ1とは反対の方向を持つ。第3流れφ3が、計測路から三叉交差部への第2計測路における流れとして定義される。三叉交差部内に流入するガスの量が三叉交差部から流出するガスの量に等しくなければならないため、φ1+φ2=φ3である。流れφ1と流れφ2の質量流量は、第1及び/又は第2温度センサーによる計測に基づいて決定可能である。次に、φ3は、φ1とφ2に基づいて、例えば、φ1とφ2の合計として計算可能である。
1|=|φ2|となるようにコントローラーがガス弁を制御するため、そのような決定は、一般的にφ1とφ2の合計に基づく決定よりも不正確であるが、流量|φ3|は、望まれるならば、|φ3|=2×|φ1|、又は、|φ3|=2×|φ2|として決定可能である。
換言すれば、ただ一つの計測路を有する従来のシステムでは、ただ一つの量が計測可能であり、他方、本発明では、少なくとも2つの量:ガス流路と空気流路の間の圧力差の指標である流量の差と、全流量の指標である流体の合計が計測可能である。
バーナーにおいては、燃焼が実際に起きているか否かを計測するために炎の伝導性が用いられる。また、伝導性に基づいて、正しい燃焼か否か、例えば、十分な余剰の酸素で燃焼が起きているかを確認することが可能である。これは、従って、関心の設備の安全性のために重要である。しかしながら、計測される炎電流は、ロード(load)、すなわち、ガス流の大きさにも依存する。本発明によりガス流の全流量が計測されることが可能になるため、予想される炎電流は、機器の正しい機能をモニターするために決定及び使用可能である。
本発明の更なる利益は、制御が電子的に実行可能であることである。
熱式質量流量センサーは、例えば、装置が作動状態にセットされる前に校正される。好適には、装置がスイッチオフの時、少なくとも、ガスや空気流が装置内で生じない時、校正が行われる。処理ユニットは、例えば、第1温度センサーにより計測された値及び第2温度センサーにより計測された値の少なくとも一つ、校正データ、及び/又はセンサー特性に基づいて第2計測路を通じた質量流量を決定する。
好適な実施形態においては、第1温度センサーと第2温度センサーは、それぞれ、定温測風(anemometry)のための回路に提供される。第1温度センサーと第2温度センサーは、好適には、サーミスタ、ホットワイヤセンサー又はホットフィルムセンサー(ホットフィルムプローブとしても知られる)として具現化される。
そのような回路は、センサーを通る流れを制御することにより、温度センサーの温度、従って、その抵抗値を一定に維持するように構成される。例えば、これは、例えば、ホイートストンブリッジと組み合わされたアンプに基づくフィードバック・ループにより実現される。温度センサーに亘る電圧がセンサーに流れる電流を提供し、そこで温度センサーが加熱する。PTCサーミスタ又はホットワイヤといった温度センサーが通過ガスのために冷却される時、フィードバック回路は、温度センサーを同一の温度に維持するため、より多くの電力を適用する。これは、回路の出力で計測される。
代替として、第1温度センサーと第2温度センサーは、それぞれ、定電圧測風又は定電流測風のための回路に提供される。別の好適な実施形態では、熱式質量流量センサーは、更に、第1計測路に配置され、また、三叉交差部に又はその近くに配置される加熱素子を備え、空気流路からガス流路への方向において、第1温度センサーが加熱素子の上流に配置され、第2温度センサーが加熱素子の下流に配置され、コントローラーは、第1温度センサーにより計測された温度と第2温度センサーにより計測された温度の差に基づいて制御弁を制御するように構成される。
第1及び第2温度センサーは、好適には加熱素子から実質的に同一距離に配置され、ガス流路から空気流路又はこの逆に計測路を通じた流れが存在しない場合、センサー間の計測される温度差がゼロに等しくなる。2つの温度センサーが加熱素子まで異なる距離を持つならば、コントローラーは、これを補償することができる。
ある実施形態では、装置は、熱式質量流量センサーに動作可能に接続されると共に、第1温度センサーと第2温度センサーの出力値に基づいて第2計測路を通じた質量流量を決定するように構成される処理ユニットを備える。
処理ユニットとコントローラーは統合可能である。換言すれば、別の処理ユニットに代えて、コントローラーは、制御弁を制御し、また第2計測路を通じた質量流量を決定する、すなわち、第2計測路を通じた質量流量を計算するように構成される。
本発明に係る更なる好適な実施形態においては、熱式質量流量センサーは、第2計測路に対面する加熱素子の側に設けられた第3温度センサーを備え、処理ユニットは、第1、第2、及び第3温度センサーの出力値に基づいて第2計測路を通じた質量流量を決定するように構成される。
第3温度センサーを提供することにより、第2計測路を通じた全流量をより正確に決定することができる。流れφ3は、例えば、第2計測路から三叉交差部への流れとして定義される。この定義によれば、第3温度センサーは、流れ方向φ3において加熱素子に対して上流に配置され、他方、第1及び第2温度センサーは、加熱素子に対して下流に配置される。順方向の流れ、すなわち、上述のように定義された方向の流れの場合、第1及び第2温度センサーは、第3温度センサーよりも高い温度を計測する。同様、逆方向の流れ、すなわち、三叉交差部から第2計測路への流れの場合、第3温度センサーは、第1及び第2温度センサーよりも高い温度を計測する。第2計測路を通じた全流量は、従って、第3温度センサーにより計測される温度と第1及び/又は第2温度センサーにより計測される温度の差に関連付けられる。この差は、例えば、ΔT=T1+T2−2×T3、又は、ΔT=(T1+T2)/2−T3として決定され、ここで、Tiは、i番目の温度センサーの温度である。流量と温度差の線形な関係に基づく場合は、|φ3|=|ΔT|×Cであり、ここで、Cが定数を表す。
第1、第2、及び第3温度センサーは、好適には、同一面に配置される。
熱式質量流量センサーは、好適には、マイクロセンサー、例えば、薄膜センサーとして具現化される。
本発明によれば、第2計測路が異なる方法で構成可能である。第1及び第2実施形態においては、第2計測路がガス流路に接続され、他方、第3及び第4実施形態においては、第2計測路が空気流路に接続される。
第1実施形態においては、第2計測路の第2外端は、ガス流路を通る可燃性ガスの流れの方向において、第1計測路がガス流路に接続される箇所よりも上流に位置する箇所でガス流路に接続される。
この実施形態においては、第2計測路を通じて流れる流量が、装置内への可燃性ガスの流入の計測値である。この発明のため、従って、ガス流の大きさを決定することができる。予想される炎電流は、ガス流速に基づいて決定可能であり、正しい燃焼が起きているか否か正しくモニターすることができる。
第2実施形態においては、第2計測路の第2外端は、ガス流路を通る可燃性ガスの流れの方向において、第1計測路がガス流路に接続される箇所よりも下流に位置する箇所でガス流路に接続される。
流れの方向が第1実施形態に対して反転される。この実施形態においては、第2計測路における流れが、しかしながら、ガス流の計測値でもある。圧力は、同様、空気流路から三叉交差部への第1流れφ1と三叉交差部からガス流路への第2流れφ2の差に基づいて同様の態様で制御される。
第1又は第2実施形態においては、ガス流路は、好適には、第1計測路がガス流路に接続される箇所と、第2計測路がガス流路に接続される箇所の間に流れ制限部を備える。
流れ制限部、例えば、狭部で、十分な量の流れが第2計測路を通じて流れることが達成される。すなわち、φ3の値は、高信頼性のガス流計測が実行されることを可能にするまでに十分に高い。
第3実施形態においては、第2計測路の第2外端は、空気流路を通じた燃焼用空気の流れの方向において、第1計測路が空気流路に接続される箇所よりも上流に位置する箇所で空気流路に接続される。
第3実施形態においては、第2計測路を通じて流れる流量は、装置内への燃焼用空気の流入量の計測値である。この発明のために、従って、空気流の大きさを決定することができる。
第4実施形態においては、第2計測路の第2外端は、空気流路を通じた燃焼用空気の流れの方向において、第1計測路が空気流路に接続される箇所よりも下流に位置する箇所で空気流路に接続される。
第3実施形態のように、空気流入の大きさが、このように決定可能である。
第3及び第4実施形態においては、空気流路は、好適には、第1計測路が空気流路に接続される箇所と第2計測路が空気流路に接続される箇所の間に流れ制限部を備える。
流れ制限部が、第2計測路を通る十分に大きな空気流を確実にすることにおいて計測の信頼性が高められる。
第5実施形態においては、第2計測路の第2外端は、第1計測路が空気流路に接続される箇所の下流で、及び第1計測路がガス流路に接続される箇所の下流で、ガス流路と空気流路の両方に接続される。
この状況において、第2計測路を通じる流れの流量は、ガス及び空気流量の合計の計測値である。ガス空気混合気の流入の流量が、従って、この構成において決定される。
第5実施形態において、空気流路は、好適には、空気流路を通じる空気の流れの方向において、空気流路が第1計測路に接続される箇所の下流に配置される第1の流れ制限部を備え、ガス流路は、ガス流路を通じるガスの流れの方向において、ガス流路が第1計測路に接続される箇所の下流に配置される第2の流れ制限部を備える。
流れ制限部が、第2計測路へのガス及び空気の流入を促進するため、ガス空気混合気の流入の流量の計測値の信頼性がこのように高められる。
第6実施形態においては、ガス流路は、制御弁の上流の遮断弁を備え、第2計測路の第2外端が、制御弁と遮断弁の間に位置する箇所でガス流路に接続される。
この構成においては、第2計測路を通じる流れの流量は、ガス供給圧力(Pgas_supply)と制御弁の下流のガス圧(Pgas)の差の計測値である。
遮断弁は、例えば、コントローラーにより閉位置から開位置に切り替え可能である。さもなければ、遮断弁は、他の実施形態においては、制御弁に加えて提供されることに留意されたい。
第6実施形態においては、空気流路は、オプションとして、空気流路を通る空気の流れの方向において、空気流路が第1計測路に接続される箇所の下流に位置する流れ制限部を備える。
また、更なる実施形態においては、熱式質量流量センサーは、追加の温度センサー及び/又は加熱素子の少なくとも一つを備える。
計測値の正確性は、複数の温度センサーを配置することにより高めることができる。複数のセンサーで計測が行われるため、計測誤差が低減される。所定のセンサーにより計測された値は、近くのセンサーにより計測された値から大きく異なるならば、このセンサーは、例えば、計算過程で無視することができる。
複数の加熱素子を配置することにより、各温度センサーは、加熱素子から同一の距離に配置可能であり、計測された温度と流体の流れの間に実質的に同一の関係が各場合において適用可能である。
本発明は、更に、上述の装置を備える熱水設備に関する。本発明に係る装置との関係で上述と同一の利益及び効果が、そのような熱水設備にも当てはまる。
本発明は、更に、熱式質量流量センサーにも関し、熱式質量流量センサーが、
加熱素子;及び
第1、第2、及び第3温度センサーを備え、
第1及び第2温度センサーが加熱素子の両側に配置され、第1方向において加熱素子と同一線上に配置され、第3温度センサーは、第1方向とは異なり、好適には、第1方向に実質的に横断的に延びる第2方向において加熱素子と同一線上に配置される。
そのような質量流量センサーは、本発明に係る装置での使用に特に適する。しかしながら、本発明に係る質量流量センサーは、他の用途にも使用可能である。
好適な実施形態においては、熱式質量流量センサーは、更なる温度センサー及び/又は加熱素子の少なくとも一つを備える。
更なる好適な実施形態においては、熱式質量流量センサーは、加熱素子に関して同じ側で、また加熱素子から実質的に同一の距離でお互いに隣接して配置された少なくとも2つの温度センサーを備える。
加熱素子と同じ側、更には、加熱素子から等しい距離に配置されるため、2つの温度センサーは、実質的に同一の温度を計測する。温度は、従って、これらの2つのセンサーにより計測された温度の平均を取ることにより正確に決定可能である。
好適な実施形態においては、加熱素子及び温度センサーが格子状に配置される。
換言すれば、熱式質量流量センサーがマトリクスセンサー(matrix sensor)として具現化される。従って、センサーは、流体(ガス又は液体)の流れを正確に計測することができる。流体流れが従来のセンサーで計測される時、ローカル流れのみが計測される。しかしながら、流れは、一般的に位置の関数として変化する。パイプにおいては、その側壁に沿う流れは、例えば、パイプ中心の流れとは異なる。本発明に係るマトリクスセンサーは、そのような流れプロファイルが計測されることを可能にする。
熱式質量流量センサーは、好適には、薄膜センサーである。
本発明に係るセンサーは、例えば、薄フィルムを基板に貼り付けることにより製造される。基板は、例えば、低熱伝導性の材料、例えば、セラミック材料から成る。次に、電子構造が薄フィルムに設けられ、計測抵抗器と加熱抵抗器が形成される。これは、例えば、薄フィルム層をエッチングすることにより、又は、別の既知のチップ製造技術により実現可能である。
本発明は、更に、バーナーへの供給のために可燃性ガスと燃焼用空気を混合するための装置を制御する方法にも関し、装置は、
燃焼用空気の供給のための空気流路;
制御弁が備えられ、可燃性ガスの供給のためのガス流路;
空気流路に接続された第1外端とガス流路に接続された第2外端を有する第1計測路;及び
三叉交差部を形成するべく、第1計測路の第1及び第2外端の間の箇所で第1計測路に接続された第1外端とガス流路及び/又は空気流路に接続された第2外端を有する第2計測路を備え、
前記方法は、
三叉交差部と空気流路の間のガス流の質量流量を計測すること;
三叉交差部とガス流路の間のガス流の質量流量を計測すること;
三叉交差部とガス流路の間のガス流の質量流量が、三叉交差部と空気流路の間のガス流よりも小さい事前設定第1閾値であるならば、制御弁を開けること;及び
三叉交差部とガス流路の間のガス流の質量流量が、三叉交差部と空気流路の間のガス流よりも大きい事前設定第2閾値であるならば制御弁を閉じることを含む。
制御弁は、より大きい又は小さな程度に開けることができる。「制御弁を開ける」及び「制御弁を閉じる」は、従って、「制御弁を更に開ける」及び「制御弁を更に閉じる」ことを意味するようにも理解される。
第1閾値及び/又は第2閾値は、好適には、三叉交差部と空気流路の間のガス流の質量流量と三叉交差部とガス流路の間のガス流の質量流量の1:1比のためにゼロに設定される。
本発明は、更に、バーナーへの供給のために可燃性ガスと燃焼用空気を混合するための装置におけるガス流の質量流量を計測するための方法にも関し、装置は、
燃焼用空気の供給のための空気流路;
制御弁が備えられ、可燃性ガスの供給のためのガス流路;
空気流路に接続された第1外端とガス流路に接続された第2外端を有する第1計測路;
三叉交差部を形成するべく、第1計測路の第1及び第2外端の間の箇所で第1計測路に接続された第1外端とガス流路及び/又は空気流路に接続された第2外端を有する第2計測路;
熱式質量流量センサーにして、第1計測路に配置され、また使用に際して三叉交差部と空気流路の間のガス流に晒されるように配置される第1温度センサーと、第1計測路に配置され、また使用に際して三叉交差部とガス流路の間のガス流に晒されるように配置される第2温度センサーを備える熱式質量流量センサーを備え、
前記方法は、第1温度センサーの出力値と第2温度センサーの出力値の少なくとも一つに基づいて、第2計測路を通じた質量流量を決定することを含む。
本発明に係る装置に関して上述と同一の利益及び効果が、上述の方法にも当てはまる。方法は、特に、本発明に係る装置との組み合わせに適用可能である。
第1及び第2温度センサーにより出力される値は、例えば、温度の指標であり、例えば、温度の指標である電圧値又は電流値である。別例においては、第1及び第2温度センサーは、流速又は流量の指標である値の出力を有し、例えば、流速又は質量流量の指標である電圧値又は電流値を持つ。
本発明の更なる利益、特徴及び詳細が、その好適な実施形態に基づいて説明され、参照が添付図面に為される。
図1Aは、本発明に係る装置の第1実施形態例を概略的に示す。 図1Bは、図1Aの装置のための熱式質量流量センサーをより詳細に示す。 図2A−Cは、図1Bのセンサーに沿う異なる流体の流れの計測を示す。 図3Aは、図1Aの装置のための熱式質量流量センサーの第2実施形態を概略的に示す。 図3Bは、図1Aの装置のための熱式質量流量センサーの第3実施形態を概略的に示す。 図3Cは、図3Bの質量流量センサーの温度センサーのための回路を示す。 図3Dは、図1Aの装置のための熱式質量流量センサーの第4実施形態を概略的に示す。 図4は、本発明に係る装置の第2実施形態例を概略的に示す。 図5は、本発明に係る装置の第3実施形態例を概略的に示す。 図6は、本発明に係る装置の第4実施形態例を概略的に示す。 図7は、本発明に係る装置の第5実施形態例を概略的に示す。 図8は、本発明に係る装置の第6実施形態例を概略的に示す。 図9A−Bは、本発明に係る熱式質量流量センサーの第2及び第3実施形態例を概略的に示す。 図9C−Dは、本発明に係る熱式質量流量センサーの第4及び第5実施形態例を概略的に示す。センサーが、加熱素子と温度センサーのマトリクスとして具現化される。
装置2(図1A)は、空気流路4及びガス流路6を備える。空気が、ファン8の手段により空気流路4を介して引かれる。更には、天然ガスが、ガス流路6を介して供給される。ガス流路6は、制御弁12と送り込み側(infeed side)に設けられる。ガス流路6は、空気とガスの混合の目的のために空気流路4内に流入する。ガス流路6は、オプションとして、空気流路4内に流入するノズル10を外端に備える。
空気流路4は、第1計測路14を介してガス流路6に接続される。計測路14の一つの外端aは、この目的のため、空気流路4に接続され、他方、他方の外端bは、ガス流路6に接続される。第2計測路16は、計測路14にその一つの外端cで接続され、他方、その他方の外端dがガス流路6に接続される。計測路16の外端dは、ガス流路6を通じるガスの流れの方向において、計測路14の外端bの上流に位置する。
計測路16の外端cが、計測路14の外端a及びbの間の箇所で計測路14に接続されるため、三叉交差部(T字状交差部とも呼ばれる)が形成される。熱式質量流量センサー18は、三叉交差部に配置される(図1B)。
狭部といった流れ制限部19は、計測路14の外端bと計測路16の外端dの間でガス流路に配置される。
制御弁12は、センサー18により計測される流体の流れに基づいて、コントローラー(不図示)により制御される。センサー18は、三叉交差部から空気流路4に流れる流体の流れφ1の大きさを計測する。更に、センサー18は、三叉交差部からガス流路4に流れる流体の流れφ2の大きさを計測する。流体の流れの大きさが、例えば、kg/sで表現される流れの質量流量の態様において、センサー18により決定される。センサー18の出力は、例えば、関連のガス流φ1、φ2の質量流量の指標である電圧又は電流である。
センサー18は、この例では、例えば、抵抗器又はホットワイヤの形態の加熱素子20を備える。3つの温度センサー22,24,26が加熱素子20の周囲に配置される。温度センサー22,24は、加熱素子20の両側に配置される。温度センサー22,加熱素子20及び温度センサー24は、従って、計測路14において、同一線上、少なくとも実質的に同一線上に並ぶ。第3温度センサー26は、加熱素子20に対して第2計測路16側に配置される。本例に示されるように、温度センサー22,24,26を加熱素子20から実質的に同一の距離に配置することが推薦される。代替的に異なる距離に配置されるならば、センサー22,24,26により計測される値の処理で訂正されなければならない。
例えば、温度センサー22,24,26は、例えば、PTC又はNTCサーミスタといったサーミスタであり得る。
加熱素子20には、事前設定された電力、好適には定電力が供給される。加熱素子20により生成される熱は、このように既知である。ガスの流れが起きないならば、熱が、均一に分散され、温度センサー22,24,26が同一の温度を計測する。しかしながら、計測路14,16を通じたガス(天然ガス、空気、又は天然ガスと空気の混合気)の流れが起きるならば、熱が、ガスにより分散され、温度差が生じる。三叉交差部を通じた流体の流れの質量流量及び方向は、従って、センサー22,24,26により計測される温度に基づいて決定可能である。
空気流路4の方向におけるガス流φ1の質量流量は、センサー22,26(図2A)により計測される温度差に比例する。例えば、加熱素子20の一定の加熱の使用の場合、線形近似:φ1=C×(T22−T26)になり、Cが定数を表す。同様、φ2=C×(T24−T26)になる(図2B参照)。三叉交差部に流入する全流体流れφ3を計算するため、φ3=φ1+φ2=C×(T22+T24−2×T26)の場合である。
コントローラーで制御弁12を制御することにより、圧力Pair(図1A)及び圧力Pgas_out(図1A)がお互いに等しく維持される。等しい圧力の場合、φ1=φ2の場合である。圧力が実に等しいか否かが、温度センサー22と温度センサー24の間の温度差を決定することにより計測される。図2Cは、圧力が等しくない状況を示し、センサー24からセンサー22への方向にガスが流れる。次に、センサー22は、センサー24よりも高い温度を検出する。従って、コントローラーは、センサー22とセンサー24の間の温度差に基づいて制御弁12を制御する。
第2計測路16を通じるガス流φ3は、ガス流路6を通じる流れに関係し、とりわけ圧力降下Pgas_in−Pgas_outに依存する。従って、流入ガスは、φ3に基づいて決定可能である。
φ3に基づいてガス流路6を通じるガス流を計算するため、オプションとして、校正データ及び/又はセンサー特性に関するデータが使用される。
3つの温度センサー22,24,26を有する質量流量センサー18ではなく、代替として、2つの温度センサー22’,24’と加熱素子20’を有する従来の質量流量センサー18’(図3A)を用いることもできる。上述と同様の態様において、制御弁12は、センサー22’,24’により計測される温度差に基づいて制御される。この温度差は、φ1−φ2の計測値である。ガス流φ3の全流量は、センサー22’及び/又はセンサー24’により計測される温度に基づいて決定される。加熱素子20’が、定電力でガスを加熱するためである。ガス流φ3が増加するならば、φ1及びφ2により計測される温度が減少する。ガス流は、φ1=φ2のように制御されるため、φ3=2×φ1=2×φ2の場合である。センサー22’及び24’の温度の関数として表現されるならば、これは、φ3=R×2×T22’=R×2×T24に帰結し、ここで、Rは、とりわけ、一定の事前設定の加熱素子20’の電力に依存する定数である。好適には、φ3は、φ3=R×(T22’+T24’)に従うように、センサーにより計測される温度の合計に基づいて決定され、決定される流量|φ3|が、計測誤差の影響を受けにくい。
更なる変形においては、質量流量センサー1018(図3B)が、別の加熱素子無しで具現化される。2つの温度センサー1022、1024は、それぞれ、電気回路に組み込まれる。電流が温度センサーを流れるため、熱が生成される。この熱は、温度センサー1022、1024の抵抗値を変化させる。正の温度係数(PTC(Positive Temperature Coefficient))サーミスタが、好適には、温度センサー1022、1024として用いられる。センサー1022、1024の加熱は、次に、抵抗値の増加に帰結する。負の温度係数(NTC(Negative Temperature Coefficient))サーミスタが、代替として用いられ、加熱が、抵抗値の減少に帰結する。更なる代替においては、ホットワイヤが、PTCサーミスタと同様の態様で、温度センサーとして用いられる。
温度センサー1022、1024の自己加熱は、通過ガスに影響される。温度センサー1022、1024は、特には、通過ガスにより冷却される。冷却の程度は、ガス流の質量流量に依存する:単位時間当たり、より多量のガス流がセンサー1022、1024を通過するならば、センサー1022、1024がより大きく冷却される。すなわち、ガス流は、センサー1022、1024の温度、従って、抵抗に影響し、この抵抗が計測可能である。この計測のため、センサー1022、1024が計測回路に組み込まれる。回路は、例えば、関連のセンサー1022、1024に定電圧を印加するように構成される。ガス流は、センサー1022、1024を冷却し、その抵抗値が減少し(PTC)、又は増加し(NTC)、これは、電圧が一定である時、電流の増加又は減少を個別に提供する。電流が計測され、また、質量流量の計測値である。回路の出力は、例えば、センサー1022、1024を流れる電流の電圧指標、従って、問題の個別の質量流量|φ1|又は|φ2|である。
関連のガス流の質量流量|φ|がセンサー1022、1024で計測可能であるが、このガス流の方向は計測不可能であることに留意されたい。しかしながら、第2計測路の選択された構成のため、方向が固定される。
別例においては、センサー1022、1024は、センサー1022、1024を流れる定電流を維持するように構成される回路に組み込まれる。そのような回路では、センサー1022、1024に亘る電圧が、ガス流の質量流量の計測値である。
しかしながら、センサー1022、1024の温度を一定に維持するように構成される回路が好適には用いられる。そのような回路の例が図3Cに示される。回路は、負入力端子と正入力端子を有するオペアンプといったアンプを備える。回路は、更に、ホイートストンブリッジ回路を備え、この図示例では、PTCサーミスタRptcが組み込まれる。ホイートストンブリッジ回路の接点Aが、アンプの負入力端子に接続され、他方、接点Bが、正入力端子に接続される。ガス流がこのセンサーを通過するためにRptcの温度が降下するならば、その抵抗値が減少する。しかしながら、アンプは、V+=V-及びVA=VBとなるように、その2つの入力端子で等しい電圧を維持する。抵抗値が減少する時、従って、アンプは、より多くの電力をホイートストンブリッジ回路の接点Cに注入し、これにより、出力電圧Voutも増加する。従って、Voutは、ガス流の質量流量の計測値である:より高い質量流量は、より高い電圧Voutを意味する。
図3Dは、図3Bの変形を示し、質量流量センサー1018’が3つの温度センサー1022、1024、1026で具現化される。関連の流れの質量流量は、質量流量センサー1018に関して上述したものと同様の態様で各温度センサー1022、1024、1026で決定可能である。すなわち、センサー1022の計測回路が、|φ1|の指標の出力を生成し、センサー1024の計測回路が、|φ2|の指標の出力を生成し、センサー1026の計測回路が、|φ3|の指標の出力を生成する。
第2実施形態例(図4)に係る装置102では、第2計測路116が、第1計測路114に関して下流に配置される。換言すれば、計測路116の外端dは、ガス流路106を通じる流れの方向において、計測路114の外端bに関して下流に配置される。センサーは、同様、図1Bに関して鏡像であり、すなわち、加熱素子20の反対側に温度センサー26を有する(図1Bの加熱素子20の左ではなく右)。この代替の構成のため、φ1、φ2及びφ3の流れの方向が、図1Aの対応の流れの反対になる。しかしながら、装置102の場合と同様、φ3=φ1+φ2である(図4で規定される流れ方向を持つ)。
装置102の制御弁112は、Pgas_in=Pairとなるように制御される。その場合、φ1=φ2である。すなわち、装置102のように、コントローラー(不図示)は、φ1及びφ2の差に基づいて制御弁12を制御する。この差は、φ1−φ2=C×(T24−T22)に従うように、センサー22及び24により計測された温度に基づいて決定可能である。すなわち、センサー22及び24が同一温度を計測するならば、φ1=φ2の場合になる。
装置102において、ファン108は、図1Aのように計測路14の下流ではなく、空気の流れる方向において計測路114の上流に配置される。これはオプションであることに留意されたい。本発明に係る装置のいずれかの実施形態において望まれるように、ファンは、第1計測路の上流又は下流に配置可能である。
第3実施形態においては、装置202は、吸引されるガスの流量に代えて、供給される空気の流量を計測するための構成を有する(図5)。この構成においては、第2計測路216が、ガス流路ではなく空気流路204に接続される。空気流路204において、流れ制限部219が、計測路216の外端dと計測路214の外端aの間に提供される。比較の目的のため、図1Aでは、流れ制限部がガス流路に配置されていた。この場合も、φ3=φ1+φ2である。図5に係る実施形態においては、しかしながら、φ3は、吸引されるガス流ではなく吸引される空気流の計測値である。この場合、φ3は、とりわけ、Pair_in−Pair_outの圧力差に依存する。換言すれば、|φ3|は、空気流の流量の計測値である。
第4実施形態に係る装置302(図6)は、第2計測路316を有し、これは、まさに図5に係る実施形態のように、空気流路304に接続される。しかしながら、図5とは対照的に、計測路316は、計測路314に関して下流に配置される。この状況においても、|φ3|は、空気流の流量の計測値である。
第5実施形態においては(図7)、第2計測路416が、空気流路404及びガス流路406の両方にその第2外端dで接続され、その路404、406及び416が混合チャンバー428に集束する。この例ではファンが示されないが、装置は、Pair及びPgasに関する低圧力PZの実現の結果として、矢印Zに従うように、混合気を引き流すファンを下流に備える。
流れ制限部419aは、第1計測路414の下流の空気流路404に配置される。流れ制限部419bは、第1計測路414の下流のガス流路406に配置される。
第5実施形態においては、φ3=φ1+φ2は、バーナーの方向におけるガス空気混合気の全流の計測値である。制御弁412は、ここでも、質量流量センサー418により決定されるように、φ1−φ2に基づいて制御される。これは、φ1=φ2、結果として、Pair=Pgasを達成する。
第6実施形態においては(図8)、ガス流路には、制御弁512に関して上流に遮断弁530が設けられる。上述の実施形態においては、遮断弁は、好適には、制御弁512の上流にも設けられることに留意されたい。
第6実施形態に係る装置502は、制御弁512の上流の箇所でガス流路506に接続される第2計測路516を備える。オプションの遮断弁530を有する図示の実施形態においては、計測路516の外端dが、制御弁512と遮断弁530の間に配置される。図8に係る構成においては、従って、流れφ3が、圧力差Pgas_supply−Pgasに依存する。従って、φ3は、この圧力差の計測値を形成する。上述と同一のように、制御弁512がφ1=φ2、従って、Pair=Pgasとなるように制御される。
装置502は、図示の実施形態においては、第1計測路514の下流に、空気流路504にオプションの流れ制限部519を備える。
装置102、202、302、402及び502では、同様、センサー18,118ではなく、図3A、3B又は3Dのセンサー18’、1018又は1018’を用いることができる。
様々なガス流の質量流量を計測する目的のため、本発明に係る熱式質量流量センサーは、オプションとして、3つを超える温度センサー及び/又は一つを超える加熱素子を備える。図9Aは、2つの温度センサー622,624が加熱素子620の両側に配置され、温度センサー622,624が加熱素子620と実質的に同一線上に配列されるセンサー618を示す。これは、図1Bに係る実施形態と同様である。しかしながら、センサー618は、一つのセンサー26ではなく2つのセンサー626a、626bを備える。これらの温度センサー626a、626bは、加熱素子620から実質的に同一の距離に配置される。流れφ1の質量流量は、センサー622、626a、626bにより計測される温度に基づいて決定することができる。2つの温度センサー626a、626bを設けることにより、流れφ1及びφ2の質量流量の結果の精度が高められる。
実質的に線形の関係に基づいて、φ1は、例えば、次のように計算される:φ1=V×(T622−0.5×T626a−0.5×T626b)、ここで、Vは、定数である。すなわち、センサー626a、626bの平均値が、加熱素子620の上流の温度として用いられ、センサー622の温度が、加熱素子620の下流の温度として用いられる。
更なる実施形態においては(図9B)、センサー718は、2つの加熱素子720a及び720bを備える。2つの温度センサー722a、722bが第1側に配置され、他方、2つの温度センサー724a、724bが反対側に配置される。センサー722a、722b、724a、724bは、第1方向においてガス流の流量を計測するように構成される。加熱素子720a、720bの別の側には3つの温度センサー726a、726b、726cが配置され、これらは、第1方向に実質的に直交する第2方向におけるガス流の流量を計測するように構成される。
加熱素子720a,720bには、事前設定の一定の電力が供給され、熱生成が一定である。センサー722a及び722bは、流れφ1の結果として温度上昇を計測する。センサー724a、724bは、流れφ2の結果として温度上昇を計測する。センサー726a、726b、726cは、流れφ3の結果として温度低下を計測する。常に一つを超えるセンサーを提供することにより、温度計測の精度が高められる。従って、決定された質量流量の精度も高められる。
更なる実施形態においては(図9C)、熱式質量流量センサー818は、加熱素子H及び温度センサーRのマトリクスセンサーとして提供される。図9Cの例では、構成要素が格子状に配置され、9個のセンサーRが各加熱素子Hの周りに配置される。
しかし、図9Dの熱式質量流量センサー918に示すように、センサーRおよび加熱素子Hの別の配置も同様に可能である。この例では、温度センサーRおよび加熱素子Hは市松模様に配置される。
マトリクスセンサーは、例えば、薄膜センサーとして具現化される。マトリクスセンサーは、例えば、基板に対して薄フィルムを貼付することにより製造される。基板は、例えば、低熱伝導性の材料、例えば、セラミック材料から成る。次に、電子構造が薄フィルムに設けられ、計測抵抗器と加熱抵抗器が形成される。これは、例えば、薄フィルム層をエッチングすることにより、又は、別の既知のチップ製造技術により実現可能である。
本発明に係るマトリクスセンサーは、ガスと空気を混合するための装置のみに適用可能ではなく、他の用途においても使用可能である。マトリクスセンサーは、例えば、導管の流れプロファイルを決定するために適用可能である。マトリクスセンサーは、ガス流を計測し、液体の流れを計測するための両方の目的のために適用可能である。
本発明は、決してその上述の好適な実施形態に限定されるべきではない。求められる権利が、次の請求項により規定され、その範囲内において多数の変更が予期される。

Claims (24)

  1. バーナーへの供給のために可燃性ガスと燃焼用空気を混合するための装置にして、当該装置は、
    燃焼用空気の供給のための空気流路;
    制御弁が設けられた可燃性ガスの供給のためのガス流路;
    空気流路に接続された第1外端とガス流路に接続された第2外端を有する第1計測路;
    三叉交差部を形成するべく、第1計測路の第1及び第2外端の間の箇所で第1計測路に接続された第1外端とガス流路及び/又は空気流路に接続された第2外端を有する第2計測路;
    熱式質量流量センサーにして、第1計測路に配置され、また使用に際して三叉交差部と空気流路の間のガス流に晒されるように配置される第1温度センサー;及び第1計測路に配置され、また使用に際して三叉交差部とガス流路の間のガス流に晒されるように配置される第2温度センサーを備える熱式質量流量センサー;及び
    熱式質量流量センサーと制御弁に接続され、熱式質量流量センサーにより計測される、三叉交差部と空気流路の間のガス流の質量流量と三叉交差部とガス流路の間のガス流の質量流量の差に基づいて、制御弁を制御するように構成されたコントローラーを備える、装置。
  2. 第1温度センサーと第2温度センサーは、それぞれ、定温測風(anemometry)のための回路に提供される、請求項1に記載の装置。
  3. 第1温度センサー及び第2温度センサーが、サーミスタ、ホットワイヤセンサー、又はホットフィルムセンサーとして具現化される、請求項2に記載の装置。
  4. 熱式質量流量センサーは、第1計測路に配置され、三叉交差部に又はそこに近接して配置された加熱素子を更に備え、
    第1温度センサーは、空気流路からガス流路への方向において、加熱素子の上流に配置され、第2温度センサーが、加熱素子の下流に配置され、
    コントローラーは、第1温度センサーにより計測された温度と第2温度センサーにより計測された温度の差に基づいて制御弁を制御するように構成される、請求項1に記載の装置。
  5. 熱式質量流量センサーに動作可能に接続されると共に、第1温度センサーと第2温度センサーの出力値に基づいて第2計測路を通じた質量流量を決定するように構成される処理ユニットを備える、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 熱式質量流量センサーは、第2計測路に対面する加熱素子の側に設けられた第3温度センサーを備え、
    処理ユニットは、第1、第2、及び第3温度センサーの出力値に基づいて第2計測路を通じた質量流量を決定するように構成される、請求項4又は5に記載の装置。
  7. 第2計測路の第2外端は、ガス流路を通る可燃性ガスの流れの方向において、第1計測路がガス流路に接続される箇所よりも上流に位置する箇所でガス流路に接続される、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 第2計測路の第2外端は、ガス流路を通る可燃性ガスの流れの方向において、第1計測路がガス流路に接続される箇所よりも下流に位置する箇所でガス流路に接続される、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の装置。
  9. ガス流路は、第1計測路がガス流路に接続される箇所と、第2計測路がガス流路に接続される箇所の間に流れ制限部を備える、請求項7又は8に記載の装置。
  10. 第2計測路の第2外端は、空気流路を通じた燃焼用空気の流れの方向において、第1計測路が空気流路に接続される箇所よりも上流に位置する箇所で空気流路に接続される、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の装置。
  11. 第2計測路の第2外端は、空気流路を通じた燃焼用空気の流れの方向において、第1計測路が空気流路に接続される箇所よりも下流に位置する箇所で空気流路に接続される、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の装置。
  12. 空気流路は、第1計測路が空気流路に接続される箇所と第2計測路が空気流路に接続される箇所の間に流れ制限部を備える、請求項10又は11に記載の装置。
  13. 第2計測路の第2外端は、第1計測路が空気流路に接続される箇所の下流で、及び第1計測路がガス流路に接続される箇所の下流で、ガス流路と空気流路の両方に接続される、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の装置。
  14. 空気流路は、空気流路を通じる燃焼用空気の流れの方向において、空気流路が第1計測路に接続される箇所の下流に配置される第1の流れ制限部を備え、
    ガス流路は、ガス流路を通じる可燃性ガスの流れの方向において、ガス流路が第1計測路に接続される箇所の下流に配置される第2の流れ制限部を備える、請求項13に記載の装置。
  15. ガス流路は、制御弁の上流の遮断弁を備え、
    第2計測路の第2外端が、制御弁と遮断弁の間に位置する箇所でガス流路に接続される、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の装置。
  16. 追加の温度センサー及び/又は加熱素子の少なくとも一つを備える、請求項1乃至15のいずれか一項に記載の装置。
  17. 請求項1乃至16のいずれか一項に記載の装置を備える熱水設備。
  18. 加熱素子;及び
    第1、第2、及び第3温度センサーを備え、
    第1及び第2温度センサーが加熱素子の両側に配置され、第1方向において加熱素子と同一線上に配置され、第3温度センサーは、第1方向とは異なり、好適には、第1方向に実質的に横断的に延びる第2方向において加熱素子と同一線上に配置される、熱式質量流量センサー。
  19. 追加の温度センサー及び/又は加熱素子の少なくとも一つを備える、請求項18に記載の熱式質量流量センサー。
  20. 加熱素子に関して同じ側で、また加熱素子から実質的に同一の距離でお互いに隣接して配置された少なくとも2つの温度センサーを備える、請求項18又は19に記載の熱式質量流量センサー。
  21. 加熱素子及び温度センサーが格子状に配置される、請求項18乃至20のいずれか一項に記載の熱式質量流量センサー。
  22. 熱式質量流量センサーが薄膜センサーである、請求項18乃至21のいずれか一項に記載の熱式質量流量センサー。
  23. バーナーへの供給のために可燃性ガスと燃焼用空気を混合するための装置を制御する方法であって、
    前記装置が、
    燃焼用空気の供給のための空気流路;
    制御弁が備えられ、可燃性ガスの供給のためのガス流路;
    空気流路に接続された第1外端とガス流路に接続された第2外端を有する第1計測路;及び
    三叉交差部を形成するべく、第1計測路の第1及び第2外端の間の箇所で第1計測路に接続された第1外端とガス流路及び/又は空気流路に接続された第2外端を有する第2計測路を備え、
    前記方法は、
    三叉交差部と空気流路の間のガス流の質量流量を計測すること;
    三叉交差部とガス流路の間のガス流の質量流量を計測すること;
    三叉交差部とガス流路の間のガス流の質量流量が、三叉交差部と空気流路の間のガス流よりも小さい事前設定第1閾値であるならば、制御弁を開けること;及び
    三叉交差部とガス流路の間のガス流の質量流量が、三叉交差部と空気流路の間のガス流よりも大きい事前設定第2閾値であるならば制御弁を閉じることを含む、方法。
  24. バーナーへの供給のために可燃性ガスと燃焼用空気を混合するための装置におけるガス流の質量流量を計測するための方法であって、
    前記装置は、
    燃焼用空気の供給のための空気流路;
    制御弁が備えられ、可燃性ガスの供給のためのガス流路;
    空気流路に接続された第1外端とガス流路に接続された第2外端を有する第1計測路;
    三叉交差部を形成するべく、第1計測路の第1及び第2外端の間の箇所で第1計測路に接続された第1外端とガス流路及び/又は空気流路に接続された第2外端を有する第2計測路;及び
    第1計測路に配置され、また使用に際して三叉交差部と空気流路の間のガス流に晒されるように配置される第1温度センサーと、第1計測路に配置され、また使用に際して三叉交差部とガス流路の間のガス流に晒されるように配置される第2温度センサーを備える熱式質量流量センサーを備え、
    前記方法は、第1温度センサーの出力値と第2温度センサーの出力値の少なくとも一つに基づいて、第2計測路を通じた質量流量を決定することを含む、方法。
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