JP2018508523A5

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Info

Publication number: JP2018508523A5
Application number: JP2017546149A
Authority: JP
Filing date: 2016-03-03
Publication date: 2019-03-28
Anticipated expiration: 2036-03-03

Claims

コクリエート組成物であって、少なくとも１つの負に帯電したリン脂質と、多価カチオンと、薬理活性物質と、脂質アンカーポリヌクレオチド、脂質アンカー糖、及び脂質アンカーポリペプチドからなる群から選択されるサイズ調整剤とを含む複数のコクリエートを含む、コクリエート組成物。
前記複数のコクリエートの平均粒子サイズが１０ミクロン未満である、請求項１に記載のコクリエート組成物。
前記複数のコクリエートの平均粒子サイズが１ミクロン未満である、請求項２に記載のコクリエート組成物。
前記複数のコクリエートの平均粒子サイズが４００ｎｍ〜８００ｎｍである、請求項３に記載のコクリエート組成物。
前記複数のコクリエートの平均粒子サイズが、前記サイズ調整剤を用いずに作製したコクリエートの平均粒子サイズの２分の１〜３分の１である、請求項１〜４のいずれか一項に記載のコクリエート組成物。
感染組織又は炎症組織を有する哺乳動物への該コクリエート組成物の経口投与が、前記感染組織又は炎症組織において、血漿中の前記薬理活性物質のレベルに比べてより高い該薬理活性物質のレベルをもたらす、請求項１〜５のいずれかに記載のコクリエート組成物。
前記コクリエート組成物の経口投与後の前記薬理活性物質の組織内レベルが、該薬理活性物質の血漿中レベルより少なくとも２倍高い、請求項１〜６のいずれかに記載のコクリエート組成物。
被験体への前記コクリエート組成物の経口投与の２４時間後の感染組織又は炎症組織における前記薬理活性物質の組織内レベルが、健常被験体への経口投与の２４時間後の該薬理活性物質の組織内レベルより少なくとも１．５倍高い、請求項１〜７のいずれかに記載のコクリエート組成物。
前記組織が腎臓、肺、痰、肝臓、脳、脊椎、髄液、神経、脾臓、心臓、胸腺、リンパ節、動脈壁、膵臓、胆嚢、前立腺、卵巣、子宮、睾丸、甲状腺、副腎、視床下部、脳下垂体、眼、耳、腸、膀胱、筋肉、皮膚、白血球、骨、軟骨、関節組織、滑液及び脂肪組織からなる群から選択される、請求項６〜８のいずれかに記載のコクリエート組成物。
前記薬理活性物質が抗真菌薬、β−ラクタマーゼ阻害剤を含むがこれに限定されない抗菌薬、抗ウイルス薬、駆虫薬、抗原虫薬又は抗蠕虫薬、ワクチン、抗炎症剤、ｓｉＲＮＡ、ｉＲＮＡを含むがこれらに限定されないポリヌクレオチド、アンチセンス療法又は遺伝子療法用ポリヌクレオチド、免疫療法薬、抗癌剤、抗脂質異常症剤、抗認知症剤、栄養補給剤、ハーブ製品及びビタミンからなる群から選択される、請求項１〜９のいずれかに記載のコクリエート組成物。
前記多価カチオンがカルシウム、亜鉛、マグネシウム又はバリウム等の二価金属カチオンである、請求項１〜１０のいずれか一項に記載のコクリエート組成物。
前記二価金属カチオンがカルシウムである、請求項１１に記載のコクリエート組成物。
前記少なくとも１つの負に帯電したリン脂質が、前記コクリエート組成物の全リン脂質含量の約２０％〜８０％、或いは３０％〜７０％、或いは４０％〜６０％、或いは４５％〜５５％の量で存在する、請求項１〜１２のいずれか一項に記載のコクリエート組成物。
治療を必要とする被験体を治療するための、請求項１〜１３のいずれかに記載のコクリエート組成物。
感染組織内の薬理活性物質の濃度を血漿中の該薬理活性物質の濃度に比べて増大させるための、請求項１〜１３のいずれか一項に記載のコクリエート組成物であり、前記コクリエート組成物の経口投与が、経口投与の２４時間後における、血漿中の薬理活性物質の濃度より少なくとも２５％高い（１．２５倍）、或いは少なくとも５０％高い（１．５倍）、或いは少なくとも１００％高い（２倍）、或いは少なくとも１５０％高い、或いは少なくとも２００％高い、或いは少なくとも２５０％高い、或いは少なくとも３００％高い、或いは少なくとも３５０％高い、或いは少なくとも４００％高い、或いは少なくとも５００％高い、或いは少なくとも６００％高い、或いは少なくとも７００％高い、或いは少なくとも８００％高い、或いは少なくとも１０００％高い（１１倍）、感染組織内の薬理活性物質の濃度を生じさせる、コクリエート組成物。