JP2018508424A - 洗浄製品のウェブ及び製造方法 - Google Patents

Abstract

洗浄製品（１０）のウェブ（８）及びそれを製造する方法を開示する。ウェブは、各々が少なくとも１つの洗浄組成物（３０）で充填され、かつ該洗浄組成物と直接接する複数の凹部（２４）を有するキャリアシート（２０）を含む。複数の凹部と合致する複数の内蓋（４０）が、複数の凹部を被覆する様式でキャリアシートに封着される。さらに、複数の内蓋と合致する複数の外蓋（５０）が、キャリアシートに封着され、複数の内蓋を被覆する。キャリアシート及び外蓋は、耐水性材料で作製され得、内蓋は、水溶性材料で作製され得る。一実施形態では、内蓋が省略される場合があり、代わりに、凹部が水溶性パウチで充填され、水溶性パウチの各々が、それぞれの１回分の洗浄組成物を含む。【選択図】図１

Description

本開示は、概して包装に関し、より具体的には、ユニットドーズ型（単回使用型）及びマルチドーズ型（多回使用型）の洗浄製品用の包装に関する。

関連出願の相互参照
２０１５年２月２７日出願の米国特許出願第１４／６３３，７９８号の優先権の利益が主張され、その内容全体が、参照により本明細に明示的に組み込まれている。

ユニットドーズ型の洗浄製品は、一般的に、食器洗い及び他の洗浄用途で使用される。ユニットドーズ型の洗浄製品は、通常、洗浄組成物（例えば、粉末洗剤、液体すすぎ助剤、水軟化剤など）で充填される水溶性パウチを備える。自動食器洗い機洗浄周期などの洗浄周期で使用される水が、水溶性パウチを溶解し、洗浄組成物を放出する。各水溶性パウチの中の洗浄組成物の量は、通常、１回の洗浄周期に必要な量に対応する。したがって、使用者は、洗浄周期のための洗浄組成物の適切な量を計量する必要がない。これにより、使用者の利便性が増大し、偶発的な溢流の可能性を低くする。また、洗浄組成物を水溶性パウチの中に封入することで、洗浄組成物と肌との接触の危険性が低減される。

水溶性パウチの外壁は、通常、非常に薄く、それにより、特に、輸送及び収納中に、損傷を受けやすい。水溶性パウチが、使用前に、水、水蒸気、酸素、または任意の他の腐食の可能性がある成分に曝露されると、水溶性パウチが時期尚早に溶解し、その内容物を放出する場合がある。さらに、輸送中、他の物品と一緒の移動及びそれらとの接触は、水溶性パウチの薄膜を意図せずに傷つける場合がある。

水溶性パウチを使用前の損傷から保護するために、水溶性パウチは、通常、積層バリア袋内に詰められる。しかしながら、水溶性パウチのうちの１つが、例えば、機械的衝撃に起因して積層バリア袋の中で破損した場合、損傷した水溶性パウチの漏れた内容物が、積層バリア袋の中の他の水溶性パウチを損なう場合がある。また、積層バリア袋は、通常、消費者が使用するために水溶性パウチのうちの１つを取り出した後に積層バリア袋を再封着し得るように、再封着機構を備えなければならない。そのような再封着機構は、積層バリア袋に関連した製造費用及び製造時間を増大させる。また、積層バリア袋は、かさばって、積み重ねしにくい傾向にあり、結果として、かなりの棚のスペースを必要とする。またさらに、消費者は、使用しない間、積層バリア袋をキャビネットに収納しなければならず、水溶性パウチが回収されるたびに積層バリア袋を開封及び封着しなければならない。これは、使用者にとって不便かつ手間となり得る。

さらに、積層バリア袋は、通常、プラスチック材料を規定するための標準分類体系の分類＃７に属する材料（例えば、延伸ポリプロピレン（ＯＰＰ：ｏｒｉｅｎｔｅｄ ｐｏｌｙｐｒｏｐｙｌｅｎｅ）、二軸延伸ポリプロピレン（ＢＯＰＰ：ｐｏｌｙｐｒｏｐｙｌｅｎｅ）、ポリエチレン（ＰＥ：ｐｏｌｙｅｔｈｙｌｅｎｅ）など）から作製される。このような材料は、一般に、再生利用が難しいため、環境面から望ましくない。

本開示の一態様は、キャリアシート、ならびに複数の内蓋及び外蓋を含む、洗浄製品のウェブを提供する。キャリアシートは、各々が少なくとも１つの洗浄組成物で充填され、かつ該洗浄組成物と直接接する複数の凹部を有し得る。複数の内蓋は、複数の凹部と合致する場合があり、複数の凹部を被覆するようにキャリアシートに封着され得る。複数の外蓋は、複数の内蓋と合致する場合があり、複数の内蓋を被覆するようにキャリアシートに封着され得る。

本開示の別の態様は、耐水性キャリアシート、複数の水溶性パウチ、及び複数の耐水性外蓋を含む、洗浄製品のウェブを提供する。耐水性キャリアシートは、複数のパイ状の凹部を有し得る。複数の水溶性パウチは、各々が複数のパイ状の凹部のうちの対応する１つに位置付けされ、かつ少なくとも１つの洗浄組成物を含み得る。複数の耐水性外蓋は、キャリアシートに封着され、複数のパイ状の凹部を被覆し得る。

本開示のまた別の態様は、洗浄製品のウェブを作製する方法を含む。方法は、（ａ）第１のキャリアシートの上面に複数の凹部を形成することと、（ｂ）複数の凹部の各々を、少なくとも１つの洗浄組成物で充填することと、（ｃ）フィルムを、第１のキャリアシートを被覆するように位置付け、フィルムを、複数の凹部の各々のへり周りで、第１のキャリアシートの上面に封着することと、（ｄ）フィルムを、複数の内蓋を画定するように切断することであって、複数の内蓋の各々が、複数の凹部のうちの対応する１つを被覆する、切断することと、（ｅ）第１のキャリアシートの上面の部分を露出させるようにフィルムを切断することによって生み出された不用な材料の領域を取り除くことと、（ｆ）第２のキャリアシートを、第１のキャリアシートを被覆するように位置付け、第２のキャリアシートを、第１のキャリアシートの上面の露出部分に封着することと、（ｇ）複数の弱化引裂き線を、複数の外蓋を画定するように第２のキャリアシートに形成することであって、複数の外蓋の各々が、複数の内蓋のうちの対応する１つを被覆する、形成することとを含む。

本開示の原理に従って構築された洗浄製品のウェブの一実施形態の斜視組立図である。 外蓋及び内蓋がなく、かつ洗浄組成物のない図１の洗浄製品のウェブの斜視図である。 外蓋がない図１の洗浄製品のウェブの上面図である。 図１の洗浄製品のウェブの下面図である。 本開示の原理に従って洗浄製品のウェブを作製する方法の一実施形態の概略表現である。 フィルムの余分な部分を切断して、個々の内蓋を作り出す概略表現である。 本開示の原理に従って構築された洗浄製品のウェブの別の実施形態の斜視図である。 本開示の原理に従って構築された洗浄製品のウェブの別の実施形態の斜視図である。

本開示は、概して、複数の洗浄周期に耐え得、いくつかの洗浄周期の過程にわたって、洗浄組成物の複数回分を１回分ずつ放出するように構成される、洗浄製品のウェブの製造に関係する。この構成により、使用者が、ウェブを、自動食器洗い機などの洗浄環境の中に、その内部の内容物の早期放出なしで、複数の洗浄周期にわたって放置することが可能になる。洗浄周期前に使用者によって開けられる洗浄製品（複数可）のみが、それらの内容物を洗浄周期中に放出させる。残りの洗浄製品は、それらが開けられるまでウェブの中で保護される。したがって、現在のところ開示されたウェブは、使用しない間、キャビネットなどの乾燥した環境でウェブを収納しなければならないことから使用者を開放する。好都合には、使用者は、所望の場合には、未使用の洗浄製品が早期に放出されるということを懸念することなく、ウェブを洗浄環境の中に無期限で収納することができる。一実施形態において、ウェブは、ウェブが自動食器洗い機の食器ラック、またはそれのその他の食器ホルダによって保持され得るように、ディッシュプレートと同様に寸法決められ、寸法合わせられ得る。したがって、食器洗い機は、洗浄製品のウェブを収容するための調整を必要としない場合がある。

図１は、洗浄製品１０のウェブ８の１つの考えられる実施形態を図示する。ウェブ８は、キャリアシート２０を含み、キャリアシート２０は、略円形形状、及びキャリアシート２０の上面２６に形成される複数の凹部２４を有する。図２に描写されるように、凹部２４は、パイのスライスに似たパターンでキャリアシート２０に配列され得る。結果として、各凹部２４は、キャリアシート２０の中心から発出する、それぞれの仮想の半径線に沿って延在する各凹部２４の側面を伴って、キャリアシート２０の円形形状のそれぞれのセクタを画定する。凹部２４の他の配列が想定され、凹部２４の平行な整列した行列パターンが含まれる。また、パイ状の断面の代替として、凹部が、円形、四角、長方形、多角形、または任意の他の好適な形状である断面を有し得る。

キャリアシート２０の外径Ｄは、ディナープレートのそれと実質的に同様であり得る。好ましくは、外径Ｄは、およそ（例えば、±１０％）１０〜３５ｃｍ、もしくは、より好ましくは、１５〜３０ｃｍ、または、最も好ましくは、２０〜２６ｃｍの範囲である。キャリアシート２０をディナープレートと同様に寸法合わし、形作ることで、キャリアシート２０は、自動食器洗い機内の食器ラック、またはそれのその他の食器ホルダに、より容易に当てはめることができる。

キャリアシート２０は、好ましくは、耐水性材料（例えば、プラスチックなどの水不溶性の疎水性材料材）で作製され、好ましくは、硬質である。キャリアシート２０の剛性は、ウェブ８が、それ自体の重さでたわむことなく、食器洗い機の食器ラックに直立状態に向けられることを可能にし得る。キャリアシート２０は、質の劣化が少ないか、または全くない状態で、自動食器洗い機内での複数の洗浄周期に耐えることができ得る。好ましくは、キャリアシート２０は、キャリアシート２０が自動食器洗い機の加熱乾燥周期中に熱によって変形しないように、１００℃超の、及び、より好ましくは、１５０℃超の融解点を有する材料で作製される。キャリアシート２０のための好適な材料には、限定はされないが、ポリエステル及びナイロン／ポリエチレン積層物が含まれ、好ましくは、それらは非晶形態である。キャリアシート２０を廃棄する環境影響が低減されるように、キャリアシート２０は、再生利用可能な材料（例えば、ポリエチレンテレフタレート（ＡＰＥＴ）、ポリピロプレンなど）で作製され得る。キャリアシート２０を廃棄する環境影響が低減されるように、キャリアシート２０は、再生利用可能な材料（例えば、ポリエチレンテレフタレート（ＡＰＥＴ）、ポリピロプレンなど）で作製され得る。いくつかの実施形態において、キャリアシート２０は、例えば、バイオポリマー、またはバイオマス源（例えば、テンサイ、ジャガイモ、コムギなど）を由来とする別の材料などの、カーボンニュートラル、または実質的にカーボンニュートラルである材料で作製され得る。キャリアシート２０のための好適なカーボンニュートラル材料の一例は、Ｔｅｉｊｉｎ Ｌｉｍｉｔｅｄから製造及び販売されるＢＩＯＦＲＯＮＴ（登録商標）である。ＢＩＯＦＲＯＮＴ（登録商標）は植物系原料から生産されたバイオポリマーの一種であり、いくつかの実施形態において、立体錯体結晶構造を有し得る。キャリアシート２０の厚さは、およそ（例えば、±１０％）６０−１０００μｍ、または１７０−７５０μｍの範囲内でも、あるいはそれより薄いまたは厚くてもよい。一実施形態において、キャリアシート２０は、１７０μｍの厚さの耐水性フィルムであり、非晶質ポリエステルＡＰＥＴから作製される。キャリアシート２０は、下記でより詳細に考察されるように、凹部２４を作り出すように熱成形され得る。

凹部２４の各々は、洗浄組成物３０で充填される内部空洞２８を画定する。洗浄組成物３０は、図１に図示されるように、凹部２４の壁と直接接し得る。図１に図示される凹部２４の各々が、単一の洗浄組成物３０で充填される単一の空洞２８を有する一方、他の実施形態では、各凹部２４が１つ以上の内壁によって複数の空洞へと分割され、各空洞が異なる洗浄組成物によって充填されるなど、別様に配列され得る。このやり方で構成された実施形態が、図７に関連して下で論述される。

洗浄組成物３０は、水性環境に放出されるように意図された任意の組成物であり得る。洗浄組成物３０は、食器洗い洗剤、洗濯洗剤、硬水軟化剤、すすぎ補助剤、塩酵素（ｓａｌｔ ｅｎｚｙｍｅ）、漂白剤、漂白活性剤、表面クリーナなどであり得る。洗浄組成物３０は、殺菌、抗菌、または防腐の特性を有し得る。洗浄組成物３０は、液体、ジェル、練り粉、固形、顆粒、または粉末を含むがそれらに限定されない、任意の適切な形態を取り得る。一実施形態において、洗浄組成物３０は、担体（例えば、水溶性粒子を含む混合物、及び水溶性粒子を溶解させることができないグリセロールまたはプロピレングリコール担体）に不溶である粒子混合物から成る、混錬（ｍｕｌｌ）の形態を取り得る。

図３を参照すると、凹部２４の各々は、複数の内蓋４０のうちの１で被覆され得る。内蓋４０は、使用前に、そのそれぞれの凹部２４に洗浄組成物３０の各用量を保持する。内蓋４０の各々は、対応する凹部２４のへり周りで、キャリアシート２０の上面２６に封着され得る。封着材料の線４２は、内蓋４０とキャリアシート２０の上面２６との間の密着を容易にするように凹部２４の各々のへりを囲繞し得る。封着材料の線４２の代替として、または加えて、内蓋４０は、キャリアシート２０に溶着され得る（例えば、熱溶着、振動溶着、超音波溶着、高周波溶着、溶剤溶着、またはこれらのいずれかの組み合わせ）。一実施形態において、内蓋４０は、Ｓｔａｎｅｌｃｏ ＰＬＣによって入手可能となった高周波溶着装備及び／または製造方法の使用により、キャリアシート２０に高周波溶着され得る。

内蓋４０の形状は、凹部２４の形状と合致し得る。図１及び３に描写されるように、内蓋４０の各々は、その対応する凹部２４同様、パイ状であり得、各々は、キャリアシート２０の中心から発出する、それぞれの仮想の半径線に沿って延在する側面を有し得る。内蓋４０が凹部２４を被覆し、封着密閉するように、各内蓋４０によって被覆される領域は、その対応する凹部２４のフットプリントより大きくなり得る。

内蓋４０は、好ましくは、水溶性材料（例えば、親水性材料）で作製され、また、柔軟なまたは簡単に曲がらないものであり得る。内蓋４０は、冷水可溶性または熱水可溶性であり得る。冷水可溶性材料は、２０℃以下の水に溶ける材料である一方、熱水可溶性材料は、６０℃以上の水に溶ける材料である。これらの温度間で溶ける材料も使用され得る。冷水可溶性材料で作製された内蓋４０は、２０℃以下の不攪拌の水に入れられると、３分以下で洗浄組成物３０を放出し得る。熱水可溶性材料で作製された内蓋４０は、６０℃以上の不攪拌の水に入れられると、３分以下で洗浄組成物３０を放出し得る。

内蓋４０は、個々の内蓋４０へと切断される、単層フィルムまたは多層積層フィルムから作製され得る。さらに、内蓋４０は、審美的に心地よい特性を得るように、またはこれらの特徴のいずれかの組み合わせから、香り付け、または色付けされ得る。いくつかの実施形態では、内蓋４０は、透明または半透明であり得る。いくつかの実施形態では、別の内蓋４０が、種々の等級、厚さ、及び／または材料で作製され得る。

内蓋４０のための好ましい材料には、ポリビニルアルコール（ＰＶＯＨ）、セルロースエーテルなどのセルロース誘導体、ポリグリコリド、ポリラクチド、及び／またはポリラクチド−ポリグリコリドコポリマーが含まれる。冷水用途では、ヒドロキシプロピルメチルセルロース（ＨＰＭＣ）、ならびに上述の材料のいずれかが、内蓋４０に対して使用され得る。ＰＶＯＨは、ポリ酢酸ビニル（例えば、ビニルアルコール基と酢酸ビニル基とのコポリマー、またはすべてのビニルアルコール基）の部分的または完全に加水分解されたホモポリマーであり得る。加えて、ＰＶＯＨは、部分的または完全に加水分解された変性ＰＶＯＨ（モノメチルマレアートナトリウム塩または２−アシルアミド−２−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム塩などの基を含む、例えば１〜１０モル％のアニオン性コポリマー）であり得る。例えば、ＰＶＯＨは、４０〜１００％、または７０〜９２％、または８８〜９２％の範囲でアルコールに変えられ得るかまたは加水分解され得る。ＰＶＯＨが水に溶解し始める温度に影響を及ぼす加水分解度が分かっている。８８％加水分解は、冷たい（例えば、室温）水に溶けるフィルムに対応する一方、９２％加水分解は、温水に溶けるフィルムに対応する。内蓋４０のための材料には、様々な実施形態において、内蓋４０の製造を容易にし得る、可塑剤及び離型剤も含まれ得る。材料は、例えば、押し出し、吹込み、及び／またはキャスティングを含む、任意の工程によって生み出され得る。材料は、無延伸、一軸延伸、または二軸延伸であり得る。層が配向される場合、それらの配向面は異なる可能性があるが、層は、普通、同じ配向を有する。

内蓋４０の厚さは、およそ（例えば、±１０％）２０〜５００μｍ、または３０〜３００μｍ、または３５〜２００μｍの範囲、あるいは４０〜１６０μｍ、または４０〜１５０μｍ、または４０〜１２０μｍの範囲であり得る。一実施形態において、内蓋４０は、ＭｏｎｏＳｏｌ Ｍ８６３０として使用可能なＰＶＯＨフィルムで作製され得、およそ（例えば、±１０％）７５μｍの厚さを有し得る。

図１を参照すると、内蓋４０の各々は、複数の外蓋５０のうちの対応する１つで被覆され得る。外蓋５０は、使用前に、水、水蒸気、酸素などの腐食の可能性がある成分、ならびに機械的損傷から内蓋４０を保護する。外蓋５０の各々は、対応する内蓋４０の外周縁周りで、キャリアシート２０の上面２６に封着され得る。したがって、外蓋５０によって被覆されるキャリアシート２０の表面領域は、その対応する内蓋４０によって被覆されるキャリアシート２０の表面領域より大きくなり得る。図１は、封着材料の線５２が外蓋５０とキャリアシート２０の上面２６との間の密着を容易にするように対応する内蓋４０の外周縁を囲繞し得ることを図示する。封着材料の線５２は、低粘着剥離性接着剤（例えば、ＵＶ硬化性アクリル系オリゴマー）で作製され、外蓋５０が使用者によってキャリアシート２０から引き離されることを可能にし得る。封着材料の線５２の代替として、または加えて、外蓋５０は、キャリアシート２０に溶着され得る（例えば、熱溶着、振動溶着、超音波溶着、高周波溶着、溶剤溶着、またはこれらのいずれかの組み合わせ）。一実施形態において、外蓋５０は、Ｓｔａｎｅｌｃｏ ＰＬＣによって入手可能となった高周波溶着装備及び／または製造方法の使用により、キャリアシート２０に高周波溶着され得る。

外蓋５０の形状は、内蓋４０の形状と合致し得る。図１に描写されるように、外蓋５０は、内蓋４０同様、平坦かつパイ状であり得る。外蓋４０が内蓋４０を適切に被覆し、封着密閉するように、各外蓋５０によって被覆される領域は、その対応する内蓋４０のフットプリントより大きくなり得る。

外蓋５０ は、好ましくは、耐水性材料（例えば、プラスチックなどの水不溶解性の疎水性材料）で作製され、好ましくは、少なくとも半硬質である。一実施形態において、外蓋５０は、キャリアシート２０と同じ材料で作製される。外蓋５０は、質の劣化が少ないか、または全くない状態で、自動食器洗い機の複数の洗浄周期に耐えることができ得る。好ましくは、外蓋５０は、外蓋５０が自動食器洗い機の加熱乾燥周期中に熱によって変形しないように、１００℃超の、及び、より好ましくは、１５０℃超の融解点を有する材料で作製される。代替的に、外蓋５０は、１００℃未満、例えば、およそ（例えば、±１０％）５０〜１００℃の範囲内の任意の温度の融解点を有する材料で作製され得る。外蓋５０のための好適な材料には、ポリエステル及びナイロン／ポリエチレン積層物が含まれ、好ましくは、それらは非晶形態である。外蓋５０の各々の厚さは、およそ（例えば、±１０％）６０〜１０００μｍ、または１７０〜７５０μｍより少ないもしくはより多い範囲内であり得る。好ましくは、外蓋５０を廃棄する環境影響が低減されるように、外蓋５０は、再生利用可能な材料（例えば、ＡＰＥＴ、ポリピロプレンなど）で作製される。一実施形態において、外蓋５０は、１７０μｍの厚さの耐水性フィルムで作製され、非晶質ポリエステルＡＰＥＴから作製される。

外蓋５０は、各切片が外蓋５０のうちの１つに対応する状態で、弱化引裂き線５４によって切片へと分割される、材料の単一シートから作製され得る。各弱化引裂き線５４は、図１に図示されるように、隣接する外蓋５０の外周縁を形成し得る。弱化引裂き線５４は、例えば、レーザエッチング及び／またはスコアリングを含む任意の適切な方法によって形成され得る。図１に示されるように、各弱化引裂き線５４は、キャリアシート２０の中心から発出する、それぞれの仮想の半径線に沿って各々延在し得る。

弱化引裂き線５４は、ウェブ８からの外蓋５０の個々の取り外しを容易にし得る。使用者は、他の内蓋４０を保護している密着を損なわずに、内蓋４０の下部を露出させるように外蓋５０のうちの１つを取り外すことができる。外蓋５０の取り外しに続き、露出された内蓋４０は、凹部２４の下部で洗浄組成物３０を放出するように洗浄周期中に水によって溶解され得る。

ウェブ８からの外蓋５０の取り外しを容易にするために、外蓋５０の各々は、キャリアシート２０の外周縁の外向きに突出する引張ツマミ５６を伴って形成され得る。図４は、ウェブ８の下面図であり、キャリアシート２０の外周縁を越えたツマミ５６の伸びを図示する。使用者は、ウェブ８から外蓋５０を引っ張り、引き裂くように引張ツマミ５６を把持し、それによって内蓋４０のうちの１つを露出させ得る。

洗浄製品１０の各々は、凹部２４のうちの１つの組み合わせによって画定され得、洗浄組成物３０が凹部２４を充填し、内蓋及び外蓋４０、５０が凹部２４を被覆する。いくつかの実施形態では、各洗浄製品１０が２つ以上の凹部２４、２つ以上の洗浄組成物３０、２つ以上の内蓋４０、及び単一の外蓋５０によって画定されるように、各外蓋５０は、２つ以上の凹部２４を被覆し得る。そのような実施形態では、各洗浄製品１０は、２つ以上の異なる洗浄組成物を含み得、各洗浄製品１０の内蓋４０は、異なる速度で溶解し得る。例えば、洗浄製品１０内の洗浄組成物のうちの１つは、食器洗い洗剤であり得、洗浄組成物のうちの他の１つは、硬水軟化剤、塩、酵素、すすぎ補助剤、漂白剤、または漂白活性剤であり得る。硬水軟化剤、塩、酵素、すすぎ補助剤、漂白剤、または漂白活性剤用に使用される内蓋は、食器洗い洗剤用に使用される内蓋よりも速い速度で溶解し得る。したがって、硬水軟化剤、塩、酵素、すすぎ補助剤、漂白剤、または漂白活性剤は、自動食器洗い機洗浄周期が始まった頃に放出され得るが、食器洗い洗剤は、自動食器洗い機洗浄周期の終わり頃に放出され得る。

洗浄製品１０のウェブ８の様々な態様は、子どもが洗浄組成物３０を触り、かつ／または口に入れたくなる可能性を低減する。弱化引裂き線５４は、小さな子どもは、外蓋５０のうちの１つをウェブ８から引き裂くための把握する力を有し得ないという点で防御となる第１の策を提供し得る。いくつかの実施形態において、弱化引裂き線５４を破損するのに必要とされる力は、およそ（例えば、±１０％）２５０Ｎ以上、またはおよそ（例えば、±１０％）３００Ｎ以上であり得る。加えて、洗浄組成物３０がキャリアシート２０及び外蓋５０で視界から隠されているため、洗浄組成物３０に関連する色及び／または香りにより、洗浄組成物３０を触ろうと子どもがウェブ８を開けたくなる可能性はより低い。

二次的措置も、子どもが外蓋５０のうちの１つ以上を取り除くことができたとしても、子どもが内蓋４０を破り、かつ／または洗浄組成物３０を口に入れるのを防ぎ、かつ／または阻止することを確実にするために実行され得る。かかる措置は、分類に関する欧州議会及び理事会の規則（ＥＣ）第１２７２／２００８号を技術的及び科学的進展に適合させる目的で、２０１４年１２月５日に改正した委員会規則（ＥＵ）第１２９７／２０１４号に記載される規定のいくつかまたはすべてに遵守するように内蓋４０を構築することを含む。これらの規定は、消費者により単回使用される用量で販売される洗剤に関する可溶性包装の安全性に関する。これらの規定の中では、可溶性包装が２０℃の水中に置かれるとき、可溶性包装は少なくとも３０秒間その内容物を保持することを必要とする。したがって、いくつかの実施形態において、内蓋４０を構築するために使用されるフィルム８０は、内蓋４０が、２０℃の水中に露出されるとき、洗浄組成物３０をそれらのそれぞれの凹部２４内に少なくとも３０秒間保持する能力を有し得る。この内蓋４０の特性は、内蓋４０が、子どもの口の中に瞬間的に置かれた場合、溶解する危険性を低減し得る。加えて、内蓋４０は、およそ（例えば、±１０％）２５０Ｎ以上、またはおよそ（例えば、±１０％）３００Ｎ以上である破裂強度で構築され得る。これは、子どもが手及び／または歯で内蓋４０を破るのを防ぎ得る。

三次的措置として、洗浄組成物３０は、子どもが内蓋４０を開けることができた場合、子どもが洗浄組成物３０を飲み込むのを阻止する経口摂取回避剤（例えば、苦味剤）を含み得る。かかる経口摂取回避剤の例は、商品名Ｂｉｔｒｅｘで一般的に販売されるデナトニウムである。加えて、または代替的に、経口摂取回避剤は、キャリアシート２０、内蓋４０、及び／または外蓋５０中に組み込まれ得る。経口摂取回避剤は、前述の子どもの安全措置が、子どもが洗浄組成物３０を触ろうとするのを防ぐのに効果的でなかった場合の防御の最終策を提供し得る。

追加の子どもの安全措置は、洗浄製品１０のウェブ８中に組み込まれ得、前述の考察は、洗浄製品１０のウェブ８で使用するのに好適な子どもの安全措置の数または種類を限定することを意図しない。

図５及び６を参照すると、ここで、洗浄製品１０のウェブ８を製造する方法が説明される。図５は、ロールから、凹部２４が熱成形工程において作り出される熱成形機１００へと送り込まれるキャリアシート２０を図示する。熱成形工程は、真空成形もしくは加圧成形、またはその２つの何らかの組み合わせを伴い得る。真空成形は、キャリアシート２０が型の形状を取るように、キャリアシート２０を加熱し、型をキャリアシート２０に押し付けて、キャリアシート２０と型と間の空気を吸い出すことを含み得る。加圧成形は、キャリアシート２０が型の形状を取るように、キャリアシート２０を加熱し、キャリアシート２０と型との間の空気を吸い出すことによって、キャリアシート２０を型に押し付け、キャリアシート２０の上に正の空気圧を掛けることを含み得る。

凹部２４が形成された後、凹部２４は、充填機１１０によって洗浄組成物３０で充填される。凹部２４の各々は、洗浄組成物３０で完全にまたは部分的に充填され得る。次に、封着ステーション１２０において、封着材料の線４２が、キャリアシート２０の上面２６に適用され得る。封着材料の線４２は、凹部２４の各々のへりを囲繞し得る。封着材料の線４２は、例えば、エポキシ、ポリウレタン、アクリル、及び／またはシリコーンを含む任意の好適な接着材料で作製され得る。

次に、内蓋４０を作製するためのフィルム８０が、ロールから、キャリアシート２０の上面２６との対面接触に送り込まれ、押圧ステーション１３０において、キャリアシート２０に押し付けられ得る。フィルム８０は、封着材料の線４２によって、キャリアシート２０の上面２６に密着する。フィルム８０のキャリアシート２０への密着は、凹部２４の各々の周りに封着を作り出し、洗浄組成物３０のそれぞれの１回分を封入する。

次に、フィルム８０を個々の内蓋４０へと変えるために、フィルム８０が切断ステーション１４０において切断される。このことは、凹部２４のへり周りのフィルム８０は貫通するが、その下のキャリアシート２０は貫通しないで打ち抜くことによってなされ得る。続いて、巻き取りステーション１５０において、不用な中間材料が取り除かれ得る。図６は、この作業の平面図を図示する。切断ステーション１４０において、フィルム８０を切断した後、不用な材料８５が、巻き取りステーション１５０へ上向きに取り除かれ、それらのそれぞれの凹部２４を被覆する分けられた内蓋４０を残しておく。キャリアシート２０の上面２６の部分が、この工程によって露出される。切断及び取り除き工程は、粘着ラベルの平台打ち抜きに使用される工程（粘着面材のみが切断され、切断されていないシリコーン離型材に密着している粘着ラベルを残す）と同様であり得る。

内蓋４０が切断され、不用な材料９０が取り除かれると、封着材料の線５２が、封着ステーション１６０において、キャリアシート２０の上面の露出部分に適用され得る。内蓋４０の各々は、封着材料の線５２によって囲繞され得る。封着材料の線５２用に好適な材料は、例えば、エポキシ、ポリウレタン、アクリル、及び／またはシリコーンを含む、任意の適切な接着材料で作製され得る。一実施形態において、封着材料の線５２は、低粘着剥離性接着剤（例えば、ＵＶ硬化性アクリル系オリゴマー）で作製され得、外蓋５０が使用者によってキャリアシート２０から引き離されることを可能にする。

次に、キャリアシート９０が、ロールから、キャリアシート２０の上面２６と内蓋４０との対面接触に送り込まれ、押圧ステーション１７０において、キャリアシート２０に押し付けられ得る。キャリアシート９０は、封着材料の線５２によって、キャリアシート２０の上面２６に密着する。キャリアシート９０のキャリアシート２０への密着は、内蓋４０の各々の周りに封着をもたらす。

続いて、弱化引裂き線５４が、切断ステーション１８０において、キャリアシート９０内に形成され得る。弱化引裂き線５４は、キャリアシート９０を、外蓋５０に分割し得る。弱化引裂き線５４は、例えば、レーザエッチング及び／またはスコアリングを含む任意の適切な方法によって形成され得る。図１に図示されるように、弱化引裂き線５４は、キャリアシート２０の中心から各々が延在するそれぞれの半径線に沿って形成され得る。

最終ステップとして、キャリアシート２０及び重なり合うキャリアシート９０が、切断ステーション１９０において、円形形状または任意の他の好適な形状に切断され得、それによって洗浄製品１０のウェブ８を作り出す。一実施形態において、切断作業は、六角形、七角形、もしくは八角形の外周縁、または任意の他の実質的に円形形状を有するウェブを生み出し得る。

洗浄製品１０のウェブ８は、自動食器洗い機を含む種々の異なる洗浄用途において実装される場合がある。そのような実装例では、使用者は、ウェブ８を、ラック、またはディッシュプレートを保持するように通常使用される、食器洗い機の中のその他の食器ホルダ内に配置し得る。そのように、ウェブ８は、洗浄周期中、ディッシュプレートに並んで、及び／またはその間で配置され得る。洗浄周期の開始前に、使用者は、ツマミ５６のうちの１つを把持し、弱化引裂き線５４に沿って外蓋５０のうちの対応する１つ引き裂き得る。その結果、内蓋４０の下部が露出される。次いで、汚れた食器が、食器洗い機に装填され得、洗浄周期が開始され得る。洗浄周期中に食器洗い機によって使用される水が内蓋４０を溶解し、それによって内蓋４０によって被覆された凹部２４の洗浄組成物３０を放出する。その他の凹部２４の洗浄組成物３０は、封着されたままで、切り離されていない外蓋５０、及びキャリアシート２０によってウェブ内で保護される。洗浄周期が完了したとき、使用者は、ウェブ８を食器洗い機の中に残したまま、洗浄済みの食器を取り出してもよい。したがって、使用者は、使用しない間、ウェブ８をキャビネットに収納する必要がない。もっと後で、汚れた食器の別の装填が洗浄を必要とするとき、使用者は、ウェブ８の外蓋５０のうちの別のものを取り外すことによって前述の工程を繰り返してもよい。

図７を参照すると、ここで、洗浄製品２１０のウェブ２０８の第２の実施形態が説明される。ウェブ８の第１の実施形態の前述の説明が、ウェブ２０８の第２の実施形態の同様の要素に適用可能である。第２の実施形態の同様の要素は、接頭辞として数字の「２」を追加した、それらの第１の実施形態の対応物と同じ参照番号を有する。

第１の実施形態と第２の実施形態との間の主な違いは、第２の実施形態の各凹部２２４が複数の内部空洞２９２ａ、２９２ｂを有し、それらの各々が異なる洗浄組成物２９４ａ、２９４ｂを含むという点である。内部空洞２９２ａ、２９２ｂは、凹部２２４の対向する外周壁の間に延在する内部分割壁２９５によって分割される。異なる洗浄組成物２９２ａ、２９２ｂは、洗浄周期中、互いに補完する機能を行い得る。例えば、洗浄組成物２９２ａが食器洗い洗剤であり得る一方、洗浄組成物２９２ｂは硬水軟化剤、塩、酵素、すすぎ補助剤、または漂白活性剤である得る。封着材料の線２９６は、内部分割壁２９５の上面を横断して適用され得る。内蓋２４０の散逸前に、封着材料の線２９６は、それらのそれぞれの空洞２９２ａ、２９２ｂ中に洗浄組成物２９２ａ， ２９２ｂを保持するように内蓋２４０に密着する。第２の実施形態の各凹部２２４が２つの空洞に分割される一方、その他の実施形態では、各凹部は、各々が異なる洗浄組成物を含む３つ以上の空洞に分割され得る。

図８に移ると、ここで、洗浄製品３１０のウェブ３０８の第３の実施形態が説明される。ウェブ８の第１の実施形態の前述の説明が、ウェブ３０８の第３の実施形態の同様の要素に適用可能である。第３の実施形態の同様の要素は、接頭辞として数字の「３」を追加した、それらの第１の実施形態の対応物と同じ参照番号を有する。

第１の実施形態と第３の実施形態との間の主な違いは、第３の実施形態の各凹部３２４が洗浄組成物３３０で充填されるパウチ３９１を含むという点である。したがって、洗浄組成物３３０は、凹部３２４の壁に直接接しない。また、ウェブ３０８の第３の実施形態は、凹部３２４の各々のへり周りで、キャリアシート３２０に封着される複数の内蓋を含まない。

各パウチ３９１は、内部ホルダ３９２と内蓋３９３とによって形成され得る。内部ホルダ３９２は、洗浄組成物３３０を保持する空洞３９４を有し得る。内蓋３９３は、内部ホルダ３９２の開口端のへりに封着され得る。図８に図示されるように、各パウチは、パイ状で、それらの凹部３２４の形状と合致し得る。

内部ホルダ３９３は、米国特許公開第２００４／０１４２１３１号に記載されるようなやり方で、第１のフィルムを、キャリアシート３２０と一緒に同時に熱成形することによって作り出され得、その全体が、参照することにより本明細書に組み込まれる。この工程により、米国特許公開第２００４／０１４２１３１号に記載されるような、シュリンクバックの効果を低減する、第１のフィルムとキャリアシート３２０との間の一時的または永続的な親和性を作り出される。したがって、内部ホルダ３９３の各々の全容積を洗浄組成物３３０で充填することが可能であり得る。いったん充填されると、内部ホルダ３９３は、第２のフィルムを内部ホルダ３９３のへりに封着することで密閉され得る。続いて、第２のフィルムは貫通するが、その下のキャリアシート３２０は貫通せずに打ち抜き、次いで、切断作業で生じる不用な中間材料を取り除くことで、個々のパウチ３９１が互いに分離され得る。切断工程は、米国特許公開第２００４／０１４２１３１号に記載のものと同様であり得る。

第１及び第２のフィルムは、上に説明された内蓋４０と同じ材料から各々作製され得る。したがって、第１及び第２のフィルムによって形成されたパウチ３９１は、水溶性である得る。キャリアシート３２０は、耐水性であり得、上に説明されたキャリアシート２０と同じ材料（複数可）から作製され得る。

ウェブ３０８の第３の実施形態は、ウェブ８の第１の実施形態と同じやり方、例えば、複数の洗浄周期にわたって食器洗い機の中に収納されることによって使用され得る。また、洗浄組成物の各用量がパウチ３９１のうちの１つ内に封入されるため、ウェブ３０８をキャビネットで収納することができ、使用者はキャビネットからウェブ３０８を取り除くことを必要とせずに、洗浄周期中での使用のためにパウチ３９１を回収することができる。したがって、ウェブ３０８の第３の実施形態は、消費者によってそれがどのように使用されるかという点において付加的な柔軟性を提供する。

上記から、開示の実施形態が、洗浄製品のウェブを形成する向上した構成及び方法を提供するのが有利であることが読み取ることができる。洗浄製品のウェブを、複数の洗浄周期の間、洗浄環境内に放置できることで、洗浄製品を、それらの使用前に、乾燥した環境に収納する必要性が排除される。代わりに、使用者は、単に、洗浄製品のウェブを洗浄環境内に置き、所望の場合には、その洗浄製品のすべてが放出されるまでそこに収納することができる。また、洗浄製品のウェブをディッシュプレート同様に寸法合わせし、形状決めることができるため、洗浄製品のウェブは、従来の自動食器洗い機の食器ラック、またはそれのその他の食器ホルダによって保持することができる。したがって、食器洗い機は、本開示の洗浄製品のウェブを収容するための調整を必要とすべきではない。またさらに、洗浄製品のウェブは、各洗浄製品が２つ以上の異なる洗浄組成物を含み、洗浄周期中、異なるタイミングの時にで、放出可能なように構成することができ、洗浄効果を向上させることができる。また、ウェブの保護耐水性部分を再生利用可能な材料で作製することができるため、洗浄組成物の分散後、ウェブを廃棄する環境影響が低減される。

本開示は、特定の実施形態に関連して説明されたが、なおも添付の特許請求の範囲の範囲内にある変更が、それらに対して行われ得ることが理解されるであろう。

Claims (27)

1. 洗浄製品のウェブであって、
   複数の凹部を有するキャリアシートであって、各々が少なくとも１つの洗浄組成物で充填され、かつ該洗浄組成物と直接接する、キャリアシートと、
   前記複数の凹部と合致し、前記複数の凹部を被覆するように前記キャリアシートに封着されている複数の内蓋と、
   前記複数の内蓋と合致し、前記複数の内蓋を被覆するように前記キャリアシートに封着されている複数の外蓋と、を備える、ウェブ。
2. 前記複数の外蓋の各々が、使用者が１つずつ前記ウェブから前記複数の外蓋を個々に取り外すのを可能にする弱化引裂き線によって画定された外周縁を含む、請求項１に記載のウェブ。
3. 前記複数の外蓋の各々が、前記キャリアシートの外周縁の外向きに突出し、前記関連する外蓋の取り外しを容易にする引張ツマミを含む、請求項２に記載のウェブ。
4. 前記キャリアシートが円形の外周縁を有し、前記複数の凹部の各々がパイ状である、請求項１に記載のウェブ。
5. 前記キャリアシートの前記円形の外周縁が、およそ１０〜３５ｃｍ及びおよそ２０〜２６ｃｍの範囲の平均外径を有する、請求項４に記載のウェブ。
6. 前記複数の凹部の各々が、２つ以上の空洞へと分割され、各々が異なる洗浄組成物で充填される、請求項４に記載のウェブ。
7. 前記キャリアシート及び前記外蓋が、耐水性材料で作製されている、請求項１〜６のいずれか１項に記載のウェブ。
8. 前記内蓋が水溶性材料で作製されている、請求項７に記載のウェブ。
9. 前記外蓋のうちの１つを取り外すことが前記残りの外蓋の封着を損なわないように、前記複数の外蓋の各々が、前記キャリアシートに別々に封着されている、請求項１〜８のいずれか１項に記載のウェブ。
10. 各外蓋がその対応する内蓋よりも大きい、前記キャリアシートの表面積を被覆する、請求項１〜９のいずれか１項に記載のウェブ。
11. 前記キャリアシートが、硬質材料で作製されている、請求項１〜１０のいずれか１項に記載のウェブ。
12. 洗浄製品のウェブであって、
    複数のパイ状の凹部を有する耐水性キャリアシートと、
    複数の水溶性パウチであって、各々が前記複数のパイ状の凹部のうちの対応する１つ内に位置付けられ、かつ少なくとも１つの洗浄組成物を含む、複数の水溶性パウチと、
    前記キャリアシートに封着され、前記複数のパイ状の凹部を被覆する複数の耐水性外蓋と、を備える、ウェブ。
13. 前記耐水性キャリアシートが、円形の外周縁を有する、請求項１２に記載のウェブ。
14. 前記耐水性キャリアシートの前記円形の外周縁が、およそ１０〜３５ｃｍ及びおよそ２０〜２６ｃｍの範囲の平均外径を有する、請求項１３に記載のウェブ。
15. 前記複数の耐水性外蓋の各々が、使用者が１つずつ前記ウェブから前記複数の耐水性外蓋を個々に取り外すのを可能にする弱化引裂き線によって画定された外周縁を含む、請求項１２〜１４のいずれか１項に記載のウェブ。
16. 前記複数の耐水性外蓋の各々が、前記耐水性キャリアシートの外周縁の外向きに突出し、関連する耐水性外蓋の取り外しを容易にする引張ツマミを含む、請求項１５に記載のウェブ。
17. 前記複数のパイ状の凹部の各々が、２つ以上の水溶性パウチを含む、請求項１２〜１６のいずれか１項に記載のウェブ。
18. 前記少なくとも１つの洗浄組成物が、食器洗い洗剤、水軟化剤、またはすすぎ助剤のうちの少なくとも１つである、請求項１２〜１７のいずれか１項に記載のウェブ。
19. 前記外蓋のうちの１つの取り外しが前記残りの外蓋の封着を損なわないように、前記複数の耐水性外蓋の各々が、前記耐水性キャリアシートに別々に封着されている、請求項１２〜１８のいずれか１項に記載のウェブ。
20. 前記耐水性キャリアシートが、硬質材料で作製されている、請求項１２〜１９のいずれか１項に記載のウェブ。
21. 洗浄製品のウェブを作製する方法であって、
    第１のキャリアシートの上面に複数の凹部を形成することと、
    前記複数の凹部の各々を、少なくとも１つの洗浄組成物で充填することと、
    フィルムを、前記第１のキャリアシートを被覆するように位置付け、前記フィルムを、前記複数の凹部の各々のへり周りで、前記第１のキャリアシートの前記上面に封着することと、
    前記フィルムを、複数の内蓋を画定するように切断することであって、前記複数の内蓋の各々が、前記複数の凹部のうちの対応する１つを被覆する、切断することと、
    前記第１のキャリアシートの前記上面の部分を露出させるように前記フィルムを切断することによって生み出された不用な材料の領域を取り除くことと、
    第２のキャリアシートを、前記第１のキャリアシートを被覆するように位置付け、前記第２のキャリアシートを、前記第１のキャリアシートの前記上面の前記露出部分に封着することと、
    複数の弱化引裂き線を、複数の外蓋を画定するように前記第２のキャリアシートに形成することであって、前記複数の外蓋の各々が、前記複数の内蓋のうちの対応する１つを被覆する、形成することと、を含む、方法。
22. 前記複数の外蓋の各々が、前記第１のキャリアシートの外周縁の外向きに突出し、使用者が前記ウェブから前記複数の外蓋を個々に取り外すのを可能にする引張ツマミを含む、請求項２１に記載の方法。
23. 前記第１のキャリアシートを、円形の外周縁を保有するように切断し、パイ状の断面を有する前記複数の凹部の各々を形成することを含む、請求項２１または２２のいずれか１項に記載の方法。
24. 前記複数の弱化引裂き線の各々を、前記第１のキャリアシートの前記円形形状の中心から延在するそれぞれの半径線に沿って形成する、請求項２３に記載の方法。
25. ２つ以上の空洞を有する前記複数の凹部の各々を形成し、前記２つ以上の空洞を異なる洗浄組成物で充填することを含む、請求項２１〜２４のいずれか１項に記載の方法。
26. 前記第１及び第２のキャリアシートが、耐水性材料で作製されている、請求項２１〜２５のいずれか１項に記載の方法。
27. 前記フィルムが、水溶性材料で作製されている、請求項２６に記載の方法。

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