JP2018500076A - 単回投与粉末吸入器およびその製造方法 - Google Patents

単回投与粉末吸入器およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、単回投与吸入器とその製造方法とを提供する。それは、粉末薬剤の投与量を有する少なくとも1つの薬剤チャンバ(11)が形成されているハウジング部(1)を有する吸入器ハウジングからなり、吸入器ハウジングは、出口開口部(13’)と、薬剤チャンバ(11)から出口開口部(13’)まで延在する出口ダクト(13)とを有する。出口ダクト(13)は、有利にはハウジング部(1)に形成される。ハウジング部(1)にはまた、出口開口部(13’)から離れる方向に面している薬剤チャンバ(11)の側における空気入口開口部(12’)と、入口ダクト(12)とが形成され、入口ダクト(12)は空気入口開口部(12’)から薬剤チャンバ(11)まで延在する。

Description

本発明は、請求項1のプリアンブルに記載の単回投与粉末吸入器と、その製造方法とに関する。
商業的に慣習的な粉末吸入器(「吸入器」)は、複数回使用されるように設計されていることが多く、したがって、製造が複雑でありかつ費用がかかる。使い捨て物品としての使用は、適していない場合が多い。しかしながら、複数回の使用により、重大な衛生上の問題がもたらされる場合があり、それは、患者が、使用後に吸入器を正しく洗浄しないか、めったに洗浄しないか、またはまったく洗浄しないためである。もう1つの問題は、キャップを紛失する可能性があることである。衛生の観点から、患者が吸入器を間違って使用し、たとえば、吸入器内に吐き出す場合も不都合であり、すなわち、既知の吸入器では、患者は、必ずしも、吸入器を通してではあるが意図された呼気方向に吐き出すとは限らず、それにより、吸入器は、複数回使用すると呼吸による湿気のために詰まる傾向があり、それは、粉状薬剤が吸入器の空気ダクト内で固まり、付着したままになるためである。病原菌で汚染される可能性もあるこれらの沈殿物および膠着物により、たとえば鼻に適用する場合でも投与の不正確および別の問題点がもたらされる可能性があり、すなわち、そこでは、たとえば副鼻腔炎に治療が効かないことが判明した場合、鼻の細菌を考慮するべきである。罹患者は、吸入器を介して(鼻から、口腔咽頭から)繰り返し再感染する可能性がある。
国際公開第2007/042822号パンフレットは、互いに接合されて、出口を備えた吸入器ハウジングを形成する、金属製の第1ハウジング部および第2ハウジング部を有する単回投与粉末吸入器について記載している。第1ハウジング部は、粉状薬剤の1回分の投与量を収容する薬剤チャンバを備え、薬剤チャンバは、第1ハウジング部に締結された箔によって閉鎖される。この箔は、使用者が使用するために把持して引きはがすことができるように、吸入器ハウジングから延出し、その結果、薬剤チャンバから粉状薬剤が放出される。第2ハウジング部は、収集穴および/または分散チャンバを有し、それを通して、吸入器ハウジングに形成された空気ダクトが出口に通じる。薬剤チャンバが開放された後、吸入時に、出口において箔が引きはがされた後に残るハウジング部間の間隙を通して空気流が発生し、前記空気流は、薬剤チャンバから放出される粉状薬剤を伴って収集穴または分散チャンバから出る。
この従来技術から、本発明の目的は、製造が容易かつ費用効率が高く、使用が容易であり、収容される粉末の解凝集(deagglomeration)と粉末を完全に空にすることとに関して改善された単回投与粉末吸入器を提供することである。
この目的は、請求項1の特徴を有する単回投与粉末吸入器によって達成される。
こうした吸入器を製造するという目的は、独立請求項13の特徴を有する方法によって達成される。
装置の発展形態は、従属請求項において明記されている。
本発明による単回投与粉末吸入器は、粉状薬剤の完全な投与量または部分的な投与量を収容する少なくとも1つの薬剤チャンバが形成されているハウジング部を有する吸入器ハウジングからなる。したがって、本発明による単回投与粉末吸入器は、いわばブリスターなしであるように、すなわち、薬剤で充填される別個のブリスターを使用することなく使用可能な吸入器である。吸入器ハウジングは、出口開口部と、薬剤チャンバから出口開口部まで延在する出口ダクトとを有する。本発明によれば、ハウジング部に同様に形成されるのは出口ダクトのみではなく、薬剤チャンバの出口開口部から離れる側における空気入口開口部と、空気入口開口部から薬剤チャンバまで延在する入口ダクトとでもある。したがって、粉末吸入器に対して関連する部分のすべてが、単一のハウジング部に形成されることが可能であり、その後、ハウジング部は、薬剤チャンバが粉末の投与量で充填された後、単にカバー要素で覆われる。単回投与粉末吸入器が使用されるときの粉末の解凝集、均一な分散、および粉末を完全に空にすることを補助および改善するために、ハウジング部において空気入口ダクト、薬剤チャンバ、出口ダクトに、薬剤チャンバへの、薬剤チャンバを通る、かつ薬剤チャンバから出る空気流に影響を与えるための空気案内、乱流誘導および/または偏向構造が形成される。流速を制御するために、また、入口ダクトを空気入口開口部から薬剤チャンバまで狭くし、かつ出口ダクトを出口開口部の方向において薬剤チャンバから広くする。その結果、最適に機能する粉末吸入器に対して必要な構造のすべてが有利に1つのハウジング部に設けられ、それにより、粉末吸入器を完成させるために必要なことはまた、単一のさらなる構成要素、すなわちカバー要素のみである。換言すれば、本発明による粉末吸入器は、有利には、単に2つのみのハウジング部からなり、それらは、さらに単純に製造し互いに接合することができる。したがって、粉末吸入器は、極めて費用効率高く製造することができ、したがって、単回使用で粉末の投与量(または粉末のいくつかの投与量の組合せ)を投与するのに好適であり、使用者に対して関連する衛生上の利点がある。したがって、本発明による粉末吸入器は、吸入による粉状薬剤の最適な投与に対して必要な構造を提供するだけでなく、粉状薬剤に対するブリスターパックともなる。
好ましくは、ハウジング部は、費用効率が高いように、プラスチックからなり、射出成型プロセスで、または好ましくは医薬的に適合する(pharmaceutically compliant)、好ましくは単一タイプのプラスチックフィルムを成形することにより、特に好ましくは熱成形することにより、製造することができる。空気入口ダクト、薬剤チャンバおよび出口ダクトの境界を定め、かつ吸入器ハウジングを形成するようにハウジング部を完成させるために、ハウジング部を覆うようにカバー要素が設けられ、カバー要素は、広くかつ実質的に平面でかつ成形されずに、容易にかつ費用効率高く形成することができる。本明細書において、「実質的に平面でかつ成形されない」とは、最も単純かつ好ましい変形形態において、カバー要素が完全に平坦であり得ることを意味するが、カバー要素が、たとえば、安定化および流れの最適化の両方のために、空気入口ダクト、薬剤チャンバおよび出口ダクトに沿って長手方向の曲率を有することも可能である。しかしながら、別法として、カバー要素が、少なくとも入口ダクトおよび出口ダクトの領域において、ハウジング部に対応するように形成されることも可能である。したがって、ハウジング部のように、カバー要素も同様に、プラスチックから構成し、射出成型プロセスにおいて、または好ましくは医薬的に適合する、好ましくは単一タイプのプラスチックフィルムを成形することにより、特に好ましくは熱成形することにより、製造することができる。したがって、本発明による粉末吸入器の構造は、ブリスターパックの構造に対応する。この場合、2つの吸入器ハウジング構成要素、すなわちハウジング部およびカバー要素のうちの少なくとも一方は、透明であるように具現化することができ、それにより、薬剤チャンバ内に存在する粉末およびその投与を眼で確認することができる。したがって、好ましくは、少なくともハウジング部は、アルミニウム箔またはプラスチックフィルムで覆われる透明なプラスチックフィルムから成形することができ、それにより、空気入口開口部および出口開口部のみが開放したままとなる。覆うためにプラスチックフィルムが使用される場合、これは、好ましくは、第1ハウジング部と同じプラスチックから構成することができ、それにより、粉末吸入器を使用後に容易に再利用することができる。当然ながら、カバー要素として複合フィルムも使用することができるが、これは、その再利用可能性が低いため、好ましくない。カバー要素に対する材料選択は、それが成形されたカバー要素であるように意図されるか、または実質的に平面のカバー要素であるように意図されるかによって決まる。カバー要素が成形される場合、好ましい材料は、ハウジング部に対応するプラスチック熱成形フィルムであり、それにより、成形されたカバー要素は寸法的に安定する。
さらに、吸入器の内容物および使用に関する情報を使用者に提供するために、有利にはカバー要素に印刷することができる。この情報は、文字で与えることができ、または好ましくは、国際的に理解可能であるために、グラフィックおよび任意選択的に色で補助することができる。適切な場合、フィルムに点字で情報を与えることも可能である。
ハウジング部を不透明なまたは着色されたプラスチックから製造することも可能である。このように、異なるように着色されたプラスチックはまた、収容された粉末薬剤のタイプおよび/または量に関する情報を与えることができる。
出口開口部は、マウスピースとして形成するか、または鼻ノズルに接続することができる。空気入口開口部から薬剤チャンバまで狭くなっている入口ダクトと、出口開口部の方向において薬剤チャンバから広くなっている出口ダクトとに加えて(鼻ノズルが存在する場合、前記出口ダクトは、任意選択的に再び狭くなる)、薬剤チャンバにおける空気入口ダクトの断面はまた、好ましくは、流速を制御するために、薬剤チャンバにおける出口ダクトの断面より小さいままとすることができる。
単回投与粉末吸入器が使用されるときに薬剤チャンバにおける粉末の解凝集を補助するために、その中に少なくとも1つの遊動する(loose)解凝集体(deagglomerator)を配置することができ、それは、薬剤チャンバ内の空気入口ダクトの形状によって生成される乱流空気流によって粉末とともに渦を巻き、粉末凝集を分解する。好ましくは、解凝集体は、薬剤チャンバ内に留まり、かつ空気流ダクトまたは出口ダクトに入ることができないように、十分大きい寸法を有する。任意選択的に、解凝集体は、開口部を有するように、すなわち空気透過性であるように具現化することができ、それにより、解凝集体が薬剤チャンバの出口開口部の正面に位置することになる場合でも、空気流は閉塞されない。
本発明によれば、単回投与粉末吸入器の薬剤チャンバは、粉末の投与量で(任意選択的に、解凝集体によっても)充填された後に閉鎖され、それにより、充填された単回投与粉末吸入器を使用されるまで保管することができる。この閉鎖は、粉末吸入器が、収容された粉末の吸入に対して使用されるように意図されたときに開放されるように意図されている。閉鎖の目的で、本発明により種々の変形形態が提供される。
使用者に対する容易な操作性のために好ましい変形形態は、薬剤チャンバを閉鎖する閉鎖タブを備えた、たとえばアルミニウムまたはプラスチック製のフィルム要素(剥離フィルム)を備える。
こうしたフィルム要素は、テープ部分を介して閉鎖タブに接続された引抜きタブを有することができ、前記引抜きタブは、薬剤チャンバの一方の側から反対側の空気入口ダクトまたは出口ダクトを通って空気入口開口部または出口開口部から延出する。換言すれば、テープ部分は、引抜きタブとともに、薬剤チャンバの出口側から空気入口ダクトを通って空気入口開口部から延出するか、または好ましくは、薬剤チャンバの入口側から出口ダクトを通って出口開口部から延出し、それは、ダクト断面が薬剤チャンバの出口側の方で大きいためである。引抜きタブに牽引力がかけられると、閉鎖要素は薬剤チャンバから引きはがされ、それにより粉末薬剤が放出され、吸入器ハウジングから閉鎖要素を取り除くことができる。
引抜きタブに対する代替形態として、薬剤チャンバを閉鎖する閉鎖タブを開放するために、カバー要素を、薬剤チャンバとは反対側で弾性圧力要素の形状にすることができ、圧力要素は、その内面に、薬剤チャンバに面する側として1つまたは複数の穴あけ要素を有し、それにより、圧力要素に圧力をかけることによって好ましくは閉鎖タブに穴をあけることが可能になる。
フィルム要素に対する代替形態として、薬剤チャンバは、2つのプラグ要素によって閉鎖することができ、その場合、各プラグ要素は、空気入口ダクトおよび出口ダクトの、薬剤チャンバに隣接する部分に配置されるプラグ部分を有し、さらに、プラグ要素は、それぞれの場合に空気入口開口部および出口開口部から延出する引抜きタブを有する。粉末吸入器に対して吸入の用意をするために、この場合、プラグ部分は、引抜きタブに対する牽引力により、空気入口ダクトおよび出口ダクトから取り除かれる。
薬剤チャンバを閉鎖する、さらなる、ただし技術的により複雑な代替形態では、ハウジング部において、薬剤チャンバの両側に空気入口ダクトおよび出口ダクトに対して横切る方向にまたは直角に、横方向に境界が定められた閉塞ダクトが形成され、前記閉塞ダクトは、結果としてハウジング部に対して安定性を向上させ、カバー要素の対応して形成された隆起部(fold)が、空気入口ダクトおよび出口ダクトを封止して閉鎖するように、前記閉塞ダクトに受け入れられる。薬剤チャンバを開放するように空気入口ダクトおよび出口ダクトを空いた状態にするために、これらの隆起部を閉塞ダクトから持ち上げることができるように、粉末吸入器は持ち上げ要素を有し、それに対して、この場合も本発明により種々の実施形態が提供される。
本発明による粉末吸入器の持上げ要素は、吸入器ハウジングにおける、すなわちカバー要素における少なくとも1つの所定のかつマークされた圧力、曲げまたは引張点とすることができ、それにより、吸入器ハウジングの特定の点において圧力もしくは牽引力をかけるか、または曲げを加えることにより、閉塞ダクトから出るように隆起部が持上げられる。
それに対する代替形態として、持上げ要素としてプルテープを設けることができ、プルテープは、空気入口ダクトおよび出口ダクトを通り、かつカバー要素の隆起部とハウジング部との間において閉塞ダクトを横断して延在する。このプルテープは、両端に把持部分を有することができ、それにより、隆起部を持ち上げるためにプルテープの両端が同時に引っ張られる。より容易な取扱いのための好ましい代替形態として、プルテープは、一端にのみ把持部分を有することができ、他端は、吸入器ハウジングの係留構造に係留される。この係留構造は、空気入口ダクトまたは出口ダクトの空気偏向または案内構造と同時に構成することができる。
さらに、上述したプラグ要素は、薬剤チャンバに隣接するダクト部分から引き出されている間に隆起部を持ち上げるという点で、持上げ要素として使用することも可能である。
最後に、薬剤チャンバ内に遊動するように配置される構造も考えられ、好ましくは、解凝集体である前記構造が隆起部を持ち上げるために使用されることが可能である。
ハウジング部に対して単一タイプのプラスチック熱成形フィルム、カバーに対してアルミニウム箔またはプラスチックフィルムを有する、好ましい費用効率の高い実施形態では、本発明による粉末吸入器は、1回のみ使用されるように設計されているが、構成要素は、再利用に対して非常に適している。さらに、製造に使用されるプラスチックは、再利用に対して供給されない場合、好ましくは生分解性であり得ることも可能である。
より高い衛生条件を満たすために、使用されるプラスチックは、防腐性および/または抗微生物性(antimicrobial)プラスチックであり得る。それに対する代替形態として、少なくとも空気入口ダクト、薬剤チャンバおよび出口ダクト、ならびにマウスピースまたはノーズピースに対して、防腐性および/または抗微生物性コーティングを与えることができる。
偽造に対して保護するために、プラスチックはまた、完成した粉末吸入器において確認することができるマーカも含むことができる。
最後に、たとえば、2種以上の活性成分が同時に投与されるように意図されている場合、薬剤チャンバを少なくとも1つの仕切り壁によって少なくとも2つのサブチャンバに細分することができ、または2つ以上の薬剤チャンバをハウジング部に形成することができ、それらは、それぞれの場合に空気入口ダクトおよび出口ダクトを備えて互いに並んで並列に配置されるか、または互いに直列に配置され、その場合、空気入口ダクトは第1薬剤チャンバに通じ、および出口ダクトは最後の薬剤チャンバから延在し、かつ薬剤チャンバはさらなるダクトを介して一緒に接続される。しかしながら、収容された粉末の完全な解凝集および完全に空にすること、ならびに均一な分散、したがって均一な吸入を達成するために、いくつかの薬剤チャンバ間でより多い1回分の投与量を分割することが、流れに関してより有利である可能性もある。
したがって、本発明による単回投与粉末吸入器は、単一の薬剤チャンバに粉状薬剤の完全な投与量を収容することができ、またはそれぞれの場合に2つ以上のサブチャンバまたは並列もしくは直列の薬剤チャンバに部分的な投与量を収容することができ、前記部分的な投与量は、使用時に同時に吸入される。
サブチャンバがフィルム要素によって閉鎖されるか、またはいくつかのチャンバがいくつかのフィルム要素によって閉鎖される場合、フィルム要素を開放するために、成形されたカバー要素に対応するように穴あけ要素を備えることができる。換言すれば、薬剤チャンバが、1つまたは複数の仕切り壁によってサブチャンバに細分される場合、圧力要素において各サブチャンバに対して少なくとも1つの穴あけ要素が設けられ、それは、カバー要素において薬剤チャンバに対向して形成され、それにより、圧力要素に圧力がかけられると、各サブチャンバの上のフィルム要素が穿孔され、したがって、その中に存在する粉状物質を放出することができる。いくつかの粉末チャンバを備えるハウジング部が設けられる場合、成形されたカバー要素に、それぞれの少なくとも1つの穴あけ要素を備える対応する数の圧力要素が設けられる。
本発明による単回投与粉末吸入器を製造する本発明による方法は、有利には、単一装置で実施することができる。したがって、これは、フィルムを熱形成し、充填し、封止するブリスター機械である。本方法は、まず、プラスチックからのハウジング部の射出成形、または好ましくは熱成形を提供し、そこで、薬剤チャンバは、粉状薬剤の投与量が充填される。ハウジング部の製造および/または充填と平行して、実施形態に応じて、単に広くかつ実質的に平面のカバー要素の切断または打抜き加工等、分離方法によってフィルムから、または射出成形もしくは好ましくは熱成形によってプラスチックから製造される。薬剤チャンバがフィルム要素で閉鎖され、閉鎖タブが薬剤チャンバに封止されるかまたは接着接合された後、ハウジング部にカバー要素が好ましくは同様に封止により、接着接合により、または溶接(たとえば、超音波溶接)により取り付けられる。カバー要素が取り付けられる前に、閉鎖タブを引き抜くことによって薬剤チャンバが開放されるように設けられるフィルム要素で薬剤チャンバが閉鎖される場合、引抜きタブに至るテープ部分が折り曲げられるかまたは折り返され、それにより、引抜きタブは、ハウジング部の開口部のうちの1つから突出する。フィルム要素に対する代替形態として、2つのプラグ要素により、かつ/またはカバー要素の、閉塞ダクトに受け入れられる隆起部により、薬剤チャンバを任意選択的に閉鎖することも可能である。
この単純な方法により、粉末吸入器の極めて費用効率の高い製造が可能になり、この方法は、さらに、患者特定の実施形態および充填も経済的に可能であるように種々の変形形態に迅速かつ容易に適合する。さらに、費用効率の高い製造を粉末の最適な放出と組み合わせるこの粉末吸入器はまた、このため、第三世界の国々において販売または配布されるのにも適している。
さらなる実施形態と、これらの実施形態および他の実施形態に関連する利点のうちのいくつかとは、添付の図を参照して以下の詳細な説明から明確にかつよりよく理解可能である。実質的に同一であるかまたは同様である対象またはその一部に対して同じ参照符号を与えている場合がある。図は、単に本発明の一実施形態の概略的な実例である。
本発明による単回投与粉末吸入器のハウジング部の斜視図を示す。 図1のハウジング部の平面図を示す。 図1のハウジング部を通る縦断面での図を示す。 薬剤チャンバがフィルム要素によって閉鎖されている、図1のハウジング部の斜視図を示す。 カバー要素として平面(アルミニウム)箔で閉鎖されている、図4のハウジング部を有する、本発明による粉末吸入器の斜視図を示す。 図5の本発明による粉末吸入器を通る縦断面での図を示す。 鼻用に形成された出口を備えた、本発明による粉末吸入器の斜視図を示す。 薬剤チャンバを閉鎖するために2つのプラグ要素が設けられている、ハウジング部の斜視図を示す。 カバー要素として平面(アルミニウム)箔で閉鎖されている、図8のハウジング部を有する、本発明による粉末吸入器の斜視図を示す。 薬剤チャンバを閉鎖するために2つの閉塞ダクトが設けられ、薬剤チャンバを開放するためにプルテープが設けられている、ハウジング部の斜視図を示す。 カバー要素として平面(アルミニウム)箔で閉鎖され、カバー要素の隆起部が閉塞ダクトに受け入れられる、図10のハウジング部を有する、本発明による粉末吸入器の斜視図を示す。 カバー要素に対する牽引力によって持上げられる、閉塞ダクト内のカバー要素の隆起部によって薬剤チャンバが閉鎖されている、本発明による粉末吸入器の概略側断面図を示す。 カバー要素および曲げ要素に対する圧力によって持上げられる、閉塞ダクト内のカバー要素の隆起部によって薬剤チャンバが閉鎖されている、本発明による粉末吸入器の概略側断面図を示す。 閉鎖タブを開放する穴あけ要素を備えた圧力要素を有する成形されたカバー要素を有する、本発明による粉末吸入器の縦断面での図を示す。 圧力要素が、2つのサブチャンバの上の閉鎖タブを開放する2つの穴あけ要素を有する成形されたカバー要素を有する、本発明によるさらなる粉末吸入器の縦断面での図を示す。 粉末吸入器が切り出される前に、カバー要素が取り付けられている4つの形成されたハウジング部を備えた熱成形フィルムの斜視図を示す。 本発明による粉末吸入器を製造する製造装置の概略図を示す。
本発明による装置は、製造が単純でありかつ費用効率が高い粉末吸入器であって、2つのハウジング部、すなわち、互いに接合されて吸入器ハウジングを形成する、成形されたハウジング部とカバー要素とからなる、粉末吸入器に関する。本発明による粉末吸入器は、ブリスターパックのように具現化することができ、そこでは、ハウジング部もしくはカバー要素または両方は透明であり、したがって、粉末吸入器、特に薬剤チャンバが見えるようにする。吸入器は、少なくとも部分的に透明であるように構成されているため、内容物を確認するかまたは使用時に内容物を完全に空にすることができる。さらに、使用中の乱流を監視することができる。
ハウジング部は、空気入口ダクト、薬剤チャンバおよび出口ダクトを提供するように形成され、有利には、プラスチック熱成形フィルムによって費用効率高く製造することができ、または任意選択的に、プラスチック射出成形プロセスで製造することも可能である。
空気入口ダクト、薬剤チャンバおよび出口ダクトの境界を定めるために、アルミニウム箔、複合フィルムまたは(透明)プラスチックフィルムであり得る医薬的に適合したフィルムを、カバー要素として、たとえば、封止、溶接または接着接合によりハウジング部に単に取り付けることができる。
図1〜図3は、本発明による粉末吸入器を製造するために使用されるハウジング部1の例を示す。ここでは、熱成形フィルムから成形されるハウジング部1は、半じょうご型(half−funnel−shaped)空気入口ダクト12を有し、それは、空気入口開口部12’から薬剤チャンバ11まで延在し、薬剤チャンバ11は、カップ状に形成されている。空気入口から離れる側では、出口ダクト13が、薬剤チャンバ11から出口開口部13’まで延在し、出口開口部13’は、この場合、口内に容易に受け入れられ得るように半楕円形断面を有する。
空気入口ダクト12には、使用中に引き込まれる空気流に対して、薬剤チャンバ11に達する前に渦を巻かせるために、複数の空気案内構造15が形成されている。薬剤チャンバ11の基部には、渦巻いた粉末の解凝集を促進する乱流誘導構造16が形成されている。薬剤チャンバ11に隣接する出口ダクト13の幅が広がることにより、スペーサ効果が確保され、そこでは、じょうご型入口によってあらかじめ上昇する流速が低下するだけでなく、同伴された粉末が均一に分散される。この効果は、ハウジング部1に対して、出口領域における安定性をさらに向上させる案内構造17によって補助される。
好ましくは熱成形フィルムによって行われるが、任意選択的に射出成形によっても行うことができるハウジング部1の製造に続き、薬剤チャンバ11に粉末の投与量(任意選択的に、遊動する解凝集体)が充填され、その後に閉鎖される。
薬剤チャンバ11は、種々の方法で閉鎖することができる。
図4〜図6は、薬剤チャンバ11を閉鎖するために、フィルム要素3が使用される実施形態を示す。フィルム要素3は、閉鎖タブ30を有し、それは、薬剤チャンバ11を閉鎖するような寸法になっている。この閉鎖タブ30から、テープ部分31が引抜きタブ32まで延在し、引抜きタブ32は、ここでは、確実な把持のためにリブ加工されている。この場合、テープ部分31は、閉鎖タブ30の上で折り重ねられ、引抜きタブ32は、折り重ねられた端部から遠い側でハウジング部1から突出する。図示する例では、テープ部分31は、閉鎖タブ30の内側で偏向し、引抜きタブ32とともに出口開口部13’から突出する。
概して、こうしたフィルム要素3を逆に配置することも可能であることも考えられ、それにより、引抜きタブ32は入口開口部12’から突出するが、薬剤チャンバ11における出口ダクト13の断面が好ましくは入口ダクト12の断面より大きいため、出口ダクト13は、閉鎖タブ30を引き抜くのに適している。閉鎖タブ30は、薬剤チャンバ11の壁部分または一周する肩部に封止し、溶接し、または接着接合することができ、そこでは、接続は、漏れないように、ただし解除可能なようにも具現化され、それにより、引抜きタブ32に対する牽引力により、閉鎖タブ30を破ることなく取り外すことができる。
図1〜図6に示す例は、本発明による粉末吸入器の好ましい変形形態を表し、それは、ブリスター型構造であるため、単一機械で極めて単純にかつ費用効率高く製造することができ、さらに、使用者が容易にかつ直観的に操作することができる。
図7は、本発明による粉末吸入器を、口内に受け入れられるような形状である出口以外でも形成し得ることを例として示す。(点線によって示す)(概念的な)出口開口部13’に、鼻用に形成された出口部片14を付加することができ、それは、ハウジング部から離れる方向に一体的に延在することができ、または出口開口部13’の上に配置することができる。
図8および図9は、本発明による粉末吸入器の変形形態を示し、そこでは、カバー要素2が空気入口ダクト12、薬剤チャンバ11および出口ダクト13を覆う前に、薬剤チャンバ11は2つのプラグ要素4によって閉鎖される。プラグ要素4は、各々、プラグ部分40を有し、そこから、テープ部分41が引抜きタブ42まで延在している。各プラグ要素4のプラグ部分40は、薬剤チャンバ11に隣接する、空気入口ダクト12の部分120および出口ダクト13の部分130に配置され、この部分120、130を閉鎖するような寸法および形状である。プラグ部分40の材料は、漏れ止め閉鎖を可能にするように選択されるが、これは、引抜きタブ42に対する牽引力によって打ち勝つことができる。別法として、プラグ部分40とダクト部分120、130との間に接着剤または封止手段を導入することができ、前記接着剤または封止手段により、引抜きタブ42に対する牽引時にプラグ部分40を破壊することなしに除去することができる。
図10〜図13に、薬剤チャンバの閉鎖に対するさらなる代替形態を示す。図10および図11は、ハウジング部1を示し、そこでは、薬剤チャンバ11に隣接する空気入口ダクト12の部分120および出口ダクト13の部分130において、薬剤チャンバ11に対して横切る方向に延在する閉塞ダクト18が形成されている。実質的に平面のカバー要素2は、これらの閉塞ダクト18に対応する箇所において、一体的に形成された隆起部21を有し、それらは、閉塞ダクト18を充填し、したがって、空気入口ダクト12の部分120および出口ダクト13の部分130を閉塞し、それにより薬剤チャンバ11を閉鎖する。このように閉鎖された薬剤チャンバ11を開放し、空気入口ダクト12および出口ダクト13を空けるために、隆起部21は、閉塞ダクト18から出るように持ち上げられ、その目的で、本発明による種々の変形形態が提供される。
この目的で、図10および図11に示す例では、プルテープ5が設けられ、そのテープ部分51は、出口ダクト13から、閉塞ダクト18および薬剤チャンバ11を横断して、空気入口ダクト12まで延在する。プルテープ5は、端部分50によって出口ダクト13の係留構造17’に締結され、前記係留構造17’は、同時に空気案内構造としての役割を果たす。プルテープ5の他端では、空気入口ダクト12からタブ52が突出している。テープ部分51は、カバー要素2が配置されるときに、隆起部21によって閉塞ダクト18に押し込まれる。空気入口ダクト12および出口ダクト13を空けるために、タブ52において、係留構造17’に保持されたテープ部分51に対して牽引力がかけられ、それにより、テープ部分51は、閉塞ダクト18から出るように隆起部21を持ち上げることができる。図示するもの以外で、こうしたプルテープを、2つのタブを用いて非係留式に具現化することも可能であり、隆起部21を持ち上げ、空気入口ダクト12および出口ダクト13を空けるために、2つのタブが引っ張られる。
それに対する代替形態として、図12に示すように、二重矢印aによって示すように、隆起部を持ち上げるために、カバー要素2に対して牽引力Zをかけることができる。しかしながら、隆起部を持ち上げるためかつ/またはこの目的で提供される点においてハウジングを曲げるため、特定の点でカバー要素2に対して圧力Dをかけることも可能である。
空気入口ダクト12および出口ダクト13を通る流路を空け、薬剤チャンバ11を開放するさらなる可能性は、隆起部を持ち上げるために(上述したような)プラグ要素を取り外すことを含む。さらに、閉塞ダクト内の隆起部を持ち上げるために、薬剤チャンバ内に遊動するように配置され、したがって自由に移動可能であり、使用時に解凝集体としても作用する、好ましくは球形の構造を持ち上げることによって使用することができる。
概して、本発明による粉末吸入器は、図示する例示的な実施形態と異なる場合があり、したがって、本発明は、空気乱流誘導構造、偏向構造および案内構造15、16、17および17’の図に示す数および形状に限定されず、空気力学、抵抗および/または解凝集を改善するために、薬剤チャンバ11および出口13における、空気入口ダクト12に形成される本発明による単回投与粉末吸入器の内壁の構造は、内腔内流れ要素として、図示する形状と異なる場合があり、たとえば、シケイン、ブレード、らせん、渦巻線またはメアンダーとして形成することができる。
さらに、薬剤チャンバを通る流れプロファイルは、薬剤チャンバの入口および出口におけるサイズ、形状および縁部設計(鋭い、傾斜したまたは丸い)に関してボアの輪郭を変化させることにより、抵抗、貫通流および粉末に対して空気力学的に調整することができる。したがって、粉末吸入器、特に薬剤チャンバを通る速度および進路に関して、種々の要素が空気流に影響を与え、これらの要素は、完全に空にすることならびに空気流における解凝集および分散に影響を与え、たとえば、空気入口において断面輪郭が狭くなり、出口において断面が広くなり、流路は、好ましくは、薬剤チャンバの出口側より入口側の方が狭い。
図14および図15は、本発明による粉末吸入器を示し、そこでは、薬剤チャンバ11を備えるハウジング部1のみでなくカバー要素2も成形されている。この実施形態では、空気入口ダクト12および出口ダクト13を形成するためのハウジング部1およびカバー要素2におけるそれぞれの部分は、開放角度に関して、かつ形成された空気乱流誘導構造、偏向構造および案内構造15、17において互いに対応する。カバー要素2は、入口ダクト12と出口ダクト13との間に位置する部分においてのみ、ハウジング部1と異なり、カバー要素2は、薬剤チャンバ11の代わりに、弾性圧力要素22として形成された領域を有し、それは、図14では、薬剤チャンバ11の方向において内向きに向けられた中心穴あけ要素23を有し、図15では、2つの穴あけ要素23を有し、前記2つの穴あけ要素23は、仕切り壁11bによって薬剤チャンバ11内に形成される2つのサブチャンバ11aとそれぞれ対向して位置している。
圧力要素22は、同心円壁構造によって形成され、それらは、この点でプラスチックフィルムの弾性変形を可能にし、それにより、内向きに一体的に形成された穴あけ要素23を、閉鎖タブ30に穴をあけるために、圧力をかけることによって薬剤チャンバ11の方向に移動させることができ、穴あけ要素23は、圧力が解除されると、その開始位置に戻る。穴あけ要素は、1つまたは複数の針から構成するか、またはピラミッド状スパイク等、角張った構造によって形成することができる。開放の目的で、圧力が両側に、すなわち、圧力要素22に対する圧力および薬剤チャンバ11に対する逆圧がかけられる場合、たとえばアルミニウム箔から構成することができる閉鎖タブ30は、有効に強制的に開放され、それは、閉鎖タブ30が薬剤チャンバ11に対する逆圧によって張力下に置かれ、穴あけ要素23に対して曲がることができないためである。
本発明による単回投与粉末吸入器のハウジング部およびカバー部は、熱によって互いに溶接することができるが、接着接合、締付接続(一方のハウジング部の周縁部が他方のハウジング部の周縁部の周囲で曲げられる)、ラッチ接続または縫合接続も可能性がある。
本発明による粉末吸入器は、単回使用であるように提供されるため、薬剤チャンバが開放され、粉末の投与量が吸入された後、吸入器ハウジングは再度使用されることはできず、これは、誤用から保護する役割も果たす。しかしながら、すぐれた再生利用可能性または生分解性に加えて、環境保護の観点から問題点とみなされる包装廃棄物の量の増加も多回投与吸入器の使用の低減により総合的に判断され、多回投与吸入器内には、通常、残量の粉状薬剤が収容されているため、多回投与吸入器の廃棄はより複雑である。
本発明による単回使用粉末吸入器により、さまざまな適応に対して、たとえば、数回の使用のみが必要である場合、または必要に応じて、たとえば片頭痛、痛み、免疫調節剤、バイオ製剤、もしくはCNS物質の投与の場合、経済的な使用が可能になる。本発明による粉末吸入器は衛生的であり、誤用のための高い空気湿度または汚損等、望ましくない影響が大幅に防止される。
費用効率の高い製造のために、本発明による粉末吸入器はまた、第三世界および危険地域における使用にも適している。
実際には、本発明による粉末吸入器は、患者特定の薬剤パックを経済的に正当であるように具現化することができるように合理的な価格で製造される。したがって、粉状薬剤(または複数の薬剤)の組成物および投与量を、各患者に適応した所定方法で、本発明による粉末吸入器に充填することができる。
図1〜図14に関連して、粉末の投与量が存在する単一薬剤チャンバを有する、本発明による単回投与粉末吸入器の例示的な実施形態を示す。図15は、薬剤チャンバ11が、この場合にはハウジング部1と一体的に形成された仕切り壁11bによって2つのサブチャンバ11aに細分され、それにより、互いに別個に保管する必要がある2つの異なる粉状物質または薬剤が、吸入時に、閉鎖タブが開放された後にのみ一緒になることができる、本発明の変形形態を示す。
しかしながら、本発明により、空気入口と出口との間の流路において並列にまたは直列に配置される2つ以上の薬剤チャンバがハウジング部内に形成されることも考えられる。ここでは、並列とは、それぞれの場合に少なくとも1つの空気入口ダクトが(共通の空気入口開口部または別個の空気入口開口部から)薬剤チャンバの各々に通じ、それぞれの場合に少なくとも1つの出口ダクトが、各薬剤チャンバから出て、マウスピースまたは鼻ノズルとして形成された出口に通じることを意味する。薬剤チャンバが直列に配置される場合、空気入口ダクトは、第1薬剤チャンバと同程度に延在し、そこから、さらなるダクトが次の薬剤チャンバまで延在し、出口ダクトは、最後の薬剤チャンバから出口開口部まで延在する。薬剤チャンバの各々において、粉末の投与量が存在することができ、これらは、使用時にのみ互いに接触する異なる活性剤であり得る。したがって、こうした粉末吸入器は、原則的に、1回分の投与量を超える粉末を収容するが、それにも関わらず、この粉末吸入器は、本発明によれば、「単回投与」粉末吸入器であるものとして理解されるべきであり、それは、この粉末の複数回分の投与量が1回の使用で結合して吸入され、その後、粉末吸入器を使用することができなくなるためである。
使い捨て品として設計される、本発明による粉末吸入器を製造するために使用されるプラスチックは、好ましくは、生分解性プラスチックであり得る。
本発明による各粉末吸入器に対して、少なくとも部分的に、防腐性または抗菌性(antibacterial)および/もしくは抗微生物性コーティングを与えることができる。したがって、吸入装置が使用されるときにいかなる微生物も吸入されないために、特に、空気入口ダクト、薬剤チャンバおよび空気出口チャンバをコーティングすることができる。しかしながら、より容易な適用のために、吸入装置全体にコーティングすることも可能である。こうしたコーティングの例は、EndingenのRilit社製のPerlazid(登録商標)である。別法として、防腐性または抗菌性および/もしくは抗微生物性プラスチックを使用して、吸入装置を製造することができる。
本発明による粉末吸入器は、たとえば外装して販売することも可能であり、それにより、粉末吸入器が清潔でありまたは滅菌されており、したがって直ちに使用し得ることが確実になる。別法として、カバー要素がその両端に部分的な重なりを有することも考えられる可能性があり、それにより、出口を(任意選択的に空気入口も)ヨーグルトのカップの蓋のように閉鎖することができる。したがって、部分的な重なりを、たとえば形成されたタブを用いて開口部から引きはがすことができる。フィルムもそれによりハウジング部から引きはがすことができるのを阻止するために、部分的な重なりの接続箇所に所定の破断点、たとえば穿孔を設けることができる。
さらに、本発明による粉末吸入器を製造するために使用されるプラスチックは、識別することができるようにマーカを有することができ、それにより、マーカを含まない偽装品を識別することができる。
図16は、プラスチック熱成形フィルム10を示し、そこでは、各々が入口ダクト12および出口ダクト13ならびに薬剤チャンバ11を備えた4つのハウジング部1が形成されている。より明確にするために、ハウジング部の要素のすべてに参照符号が与えられているとは限らない。ハウジング部1の薬剤チャンバ11は、フィルム要素3の閉鎖タブ30によって充填されかつ閉鎖される。さらに、各ハウジング部1に広いカバー要素2が取り付けられていることが分かり、前記カバー要素2は、薬剤チャンバ11と反対側の穴あけ要素23とともに圧力要素22を有する。それぞれの粉末吸入器を完成するために、ここで必要なものは、対応する充填されたブリスター構造体を分離することのみである。
したがって、従来の粉末吸入器とは対照的に、粉末を吸入することができる前に吸入器ハウジング内に挿入されなければならない、カプセルまたはブリスターに、粉末の投与量は提供されない。本発明による粉末吸入器は、いわばブリスター自体によって形成され、それは、吸入される粉末を収容する。したがって、吸入器ハウジング内への粉末収容カプセルの挿入を省くことができる。
図17は、本発明による粉末吸入器用の例示的な製造装置100のモジュールを要約する。当然ながら、本発明による方法ステップを実施する他の製造装置が同様に考えられる。第1モジュールM1では、ハウジング部1の成形が行われる。例示的な方法の変形形態では、連続プロセスの場合、予熱および成形ステーションへの前方の搬送の前に、そこでロール状の製品から熱形成フィルムをスプライス加工してエンドレスフィルムを形成することができる。それに対する代替形態として、半連続的プロセスまたは断続的プロセスも考えられ、そこでは、たとえば、スプライス加工を省くことができる。第2モジュールM2は充填ステーションであり、そこでは、成形された薬剤チャンバが所定タイプまたは混合物および量の粉末で充填される。適切な場合、特定の患者に対して適応する粉末組成物および投与量が充填されることも可能である。第3モジュールM3では、薬剤チャンバは、閉鎖フィルムによって封止されるかまたはプラグ要素で閉鎖され、カバー要素が連続プロセスで取り付けられる。成形されたカバー要素の場合、これらは、同様に予熱の前にモジュール1において、ハウジング部に対応する方法で熱成形フィルムから成形し、ハウジング部とともに熱成形フィルムの上に配置し、封止することができる。最終モジュールM4では、さらなる封止ステーションが続くことができ、その後、熱成形フィルムから作製された粉末吸入器が分離され、好ましくは打抜き加工され、完成したブリスターとして排出される。
1 ハウジング部
10 熱成形フィルム
11 薬剤チャンバ
11a、11b サブチャンバ、仕切り壁
12、120 空気入口ダクト、薬剤チャンバに隣接する部分
12’ 空気入口開口部
13、130 出口ダクト、薬剤チャンバに隣接する部分
13’ 出口開口部
14 ノーズピース
15、16、17 空気乱流誘導、偏向、案内構造
17’ 係留装置
18 閉塞ダクト
2 カバー要素
21 隆起部
22 圧力要素
23 穴あけ要素
3 フィルム要素
30 閉鎖タブ
31 テープ部分
32 引抜きタブ
4 プラグ要素
40 プラグ部分
41 テープ部分
42 引抜きタブ
5 プルテープ
50 端部分
51 テープ部分
52 プルタブ
100 製造装置
Z 牽引力
D 圧力
KD 点

Claims (13)

  1. 粉状薬剤の投与量を有する少なくとも1つの薬剤チャンバ(11)が形成されているハウジング部(1)を有する吸入器ハウジングから構成され、前記吸入器ハウジングが、出口開口部(13’)と、前記薬剤チャンバ(11)から前記出口開口部(13’)まで延在する出口ダクト(13)とを有する、単回投与粉末吸入器において、
    前記出口ダクト(13)が、前記ハウジング部(1)に形成されることと、
    前記ハウジング部(1)内に、
    − 前記薬剤チャンバ(11)の前記出口開口部(13’)から離れる側における空気入口開口部(12’)と、
    − 前記空気入口開口部(12’)から前記薬剤チャンバ(11)まで延在する入口ダクト(12)と
    が形成され、
    空気案内、乱流誘導および/または偏向構造(15、16、17)が、前記空気入口ダクト(12)、前記薬剤チャンバ(11)、および前記出口ダクト(13)に形成されており、および
    前記入口ダクト(12)が、前記空気入口開口部(12’)から前記薬剤チャンバ(11)まで狭くなり、かつ前記出口ダクト(13)が、前記出口開口部(13’)の方向において前記薬剤チャンバ(11)から広くなっていることとを特徴とする単回投与粉末吸入器。
  2. 前記ハウジング部(1)が、射出成形プラスチック部品であり、または好ましくは、医薬的に適合する、好ましくは単一タイプのプラスチックフィルムから成形され、特に好ましくは熱成形され、前記吸入器ハウジングが、前記ハウジング部(1)と互いに接合されると、前記吸入器ハウジングを形成するカバー要素(2)を有し、および前記カバー要素(2)が、
    − 広がりかつ実質的に平面であるように形成され、かつ前記入口ダクト(12)、前記薬剤チャンバ(11)および前記出口ダクト(13)の境界を定めるか、または
    − 前記ハウジング部(1)に対応するように、少なくとも前記入口ダクト(12)および前記出口ダクト(13)の領域において形成され、かつプラスチックフィルム、アルミニウム箔または複合フィルムからなり、および/または
    少なくとも1つの吸入器ハウジング構成要素、すなわち前記ハウジング部(1)および/または前記カバー要素(2)が透明であることを特徴とする、請求項1に記載の単回投与粉末吸入器。
  3. 前記出口開口部(13’)がマウスピースとして形成されるか、または鼻ノズル(14)に接続され、および/または
    前記薬剤チャンバ(11)における前記空気入口ダクト(12)の断面が、前記薬剤チャンバ(11)における前記出口ダクト(13)の断面より小さいことを特徴とする、請求項1または2に記載の単回投与粉末吸入器。
  4. 少なくとも1つの遊動する解凝集体が、前記薬剤チャンバ(11)内に配置されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の単回投与粉末吸入器。
  5. 閉鎖タブ(30)を備えるフィルム要素(3)が、前記薬剤チャンバ(11)を閉鎖することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の単回投与粉末吸入器。
  6. 前記フィルム要素(3)が、前記閉鎖タブ(30)から開始して、前記薬剤チャンバ(11)の一方の側から反対側の前記空気入口ダクトまたは前記出口ダクト(12、13)を通って前記空気入口開口部または前記出口開口部(12’、13’)から延出する、少なくとも1つの引抜きタブ(32)を有するか、または前記カバー要素(2)が、前記薬剤チャンバ(11)とは反対側で、弾性圧力要素(22)の形状にされ、前記弾性圧力要素(22)が、前記圧力要素(22)に圧力がかけられると前記閉鎖タブ(30)に穿孔する少なくとも1つの穿孔要素(23)を有することを特徴とする、請求項5に記載の単回投与粉末吸入器。
  7. − 前記薬剤チャンバ(11)が、2つのプラグ要素(4)によって閉鎖され、各プラグ要素(4)が、前記空気入口ダクト(12)および前記出口ダクト(13)の、前記薬剤チャンバ(11)に隣接する部分(120、130)に配置されるプラグ部分(40)と、それぞれ前記空気入口開口部(12’)および前記出口開口部(13’)から延出する引抜きタブ(42)とを有するか、または
    − 閉塞ダクト(18)が、前記ハウジング部(1)において、前記薬剤チャンバ(11)の両側に、前記空気入口ダクト(12)および前記出口ダクト(13)に対して直角に形成され、前記カバー要素(2)の対応して形成された隆起部(21)が、前記空気入口ダクト(12)および前記出口ダクト(13)を封止して閉鎖するように、前記閉塞ダクト(18)内に受け入れられ、前記粉末吸入器(1)が持上げ要素を有し、前記持上げ要素により、前記隆起部(21)が、前記閉塞ダクト(18)から持ち上げられることが可能であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の単回投与粉末吸入器。
  8. 前記持上げ要素が、
    − 前記吸入器ハウジングにおける少なくとも1つの所定のかつマークされた圧力、曲げまたは引張点(D、Z)であるか、または
    − 前記空気入口ダクト(12)および/または前記出口ダクト(13)を通り、かつ前記隆起部(21)と前記ハウジング部(1)との間において前記閉塞ダクト(18)を横断して延在するプルテープ(5)であって、両端における把持部分(52)または一方の端部における把持部分(52)であり、かつ他端(50)において前記吸入器ハウジングの係留構造(17’)に係留される、プルテープ(5)であるか、または
    − 前記プラグ要素(4)によって形成されるか、または
    − 前記薬剤チャンバ内に遊動するように配置された構造体であって、好ましくは前記解凝集体である構造体であることを特徴とする、請求項7に記載の単回投与粉末吸入器。
  9. 前記プラスチックが、
    − 生分解性であり、かつ/または
    − マーカを含むことを特徴とする、請求項2〜8のいずれか一項に記載の単回投与粉末吸入器。
  10. 前記プラスチックが、防腐性および/または抗微生物性プラスチックであるか、または
    少なくとも前記空気入口ダクト(12)、前記薬剤チャンバ(11)および前記出口ダクト(13)に対して、防腐性および/または抗微生物性コーティングが与えられることを特徴とする、請求項2〜9のいずれか一項に記載の単回投与粉末吸入器。
  11. 前記薬剤チャンバ(11)が、少なくとも1つの仕切り壁(11b)によって少なくとも2つのサブチャンバ(11a)に細分されるか、または
    2つ以上の薬剤チャンバ(11)が、前記ハウジング部(1)に形成され、前記薬剤チャンバ(11)が、それぞれの場合に空気入口ダクト(12)および出口ダクト(13)を備えて互いに並んで並列に配置されるか、または互いに直列に配置され、前記空気入口ダクト(12)が前記第1薬剤チャンバ(11)に通じ、および前記出口ダクト(13)が最後の前記薬剤チャンバ(11)から延在し、かつ前記薬剤チャンバ(11)がさらなるダクトを介して一緒に接続されていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の単回投与粉末吸入器(1)。
  12. 前記成形されたカバー要素(2)において、
    − 前記ハウジング部(1)に形成された各サブチャンバ(11a)のための少なくとも1つの穴あけ要素(23)が、それぞれの場合に前記圧力要素(22)に設けられるか、または
    − 前記少なくとも1つの穴あけ要素(23)を有する弾性圧力要素(22)が、それぞれの場合に前記ハウジング部(1)に形成された各薬剤チャンバ(11)に設けられていることを特徴とする、請求項11に記載の単回投与粉末吸入器(1)。
  13. 請求項2〜12のいずれか一項に記載の単回投与粉末吸入器を製造する方法であって、
    − プラスチックから射出成形により、または好ましくはプラスチックフィルムを熱成形することにより、前記ハウジング部(1)を製造するステップと、
    − 前記薬剤チャンバ(11)に粉状薬剤の投与量を充填するステップと、
    − フィルム要素(3)を備えた前記薬剤チャンバ(11)を、2つのプラグ要素(4)により、かつ/または前記カバー要素(2)の閉塞ダクト(18)に受け入れられる隆起部(21)により閉鎖するステップと、
    − 広くかつ実質的に平面のカバー要素(2)を切り出すか、またはプラスチックから射出成形により、もしくは好ましくはプラスチックフィルムを熱成形することにより、前記成形されたカバー要素(2)を製造するステップと、
    − 前記カバー要素(2)を前記ハウジング部(1)に取り付けるステップと
    を含み、単一装置で実施される方法。
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