JP2018206808A - ブレード検査装置及びブレード検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレードの均質性を定量的に判定することができるブレード検査装置及びブレード検査方法を提供する。【解決手段】ブレード24をブレード保持機構部12によって保持し、荷重印加装置14によってブレード24に荷重を印加して、ブレードを弾性変形させ、荷重印加装置によるブレード24の弾性変形量に応じた反発荷重であって、荷重印加装置14とブレード24との間に作用する反発荷重を検出する荷重検出手段によって検出する。【選択図】図1

Description

本発明は、ブレード検査装置及びブレード検査方法に係り、特に、半導体ウェーハ等のワークに対して切削加工を行うブレードの均質性を検査するブレード検査装置及びブレード検査方法に関する。
ダイシング装置は、半導体装置又は電子部品が形成されたウェーハ等のワークに対して切断又は溝入れ等の切削加工を行う。ダイシング装置は、スピンドルユニットの回転軸に装着されて高速で回転するブレードを有しており、回転するブレードの切刃をワークに接触させて切削加工を行う。
ダイシング装置に使用されるブレードとしては、切刃と支持部であるハブとが一体となったハブブレードが知られており、また、特許文献1の如く、ハブを備えていない円環形状の薄刃ブレード(以下、ブレードと称する。)も知られている。
特許文献1のブレードは、厚さが0.05mm〜0.5mm程度の円環形状のメタル基材と、メタル基材の外周縁部に形成された切刃と、を備えている。メタル基材は、例えば、Cu−Snにより形成され、このメタル基材にはダイヤモンド砥粒が分散されて配されている。
特開2011−251351号公報
特許文献1のような構成のブレードは、軽く力を加えると変形し、力を加えるのをやめると元の形状に戻る。その間のブレードの変形(撓み)は連続的である。
しかしながら、基材(特許文献1ではメタル基材)の性質又は状態が不均質のブレードの場合には、ブレードの変形は連続的ではなく、その変形の過程で変位点が存在する。そのため、従来から、ブレードの均質性を判定する作業が行われているが、従来の判定方法は、ブレードの端を作業者が手で持ってブレードを軽く振ることにより、その感触の違いによってブレードの均質性を判定していた。つまり、従来の判定方法は、作業者の感覚に依存するものなので、ブレードの均質性を定量的に判定することができないという欠点があった。
一方、特願昭62-269877号公報には、円盤状物品の測定面の変位を距離センサによって測定することにより、円盤状物品の形状の歪を検査する検査装置が開示されている。
しかしながら、ブレードの基材の性質又は状態は、ブレードの形状の違いに表れないため、特願昭62-269877号公報の検査装置では、ブレードの均質性を判定することはできなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ブレードの均質性を定量的に判定することができるブレード検査装置及びブレード検査方法を提供することを目的とする。
本発明のブレード検査装置は、本発明の目的を達成するために、第1面と第1面と平行な第2面とを有する円盤状の基材の外周縁部に切刃が形成されたブレードの検査装置であって、ブレードを保持する保持手段と、保持手段に保持されたブレードに荷重を印加して、ブレードを弾性変形させる荷重印加手段と、荷重印加手段によるブレードの弾性変形量に応じた反発荷重であって、荷重印加手段とブレードとの間に作用する反発荷重を検出する荷重検出手段と、を備える。
本発明の一形態は、荷重印加手段は、ブレードの第1面に荷重を印加する第1荷重印加手段と、ブレードの第2面に荷重を印加する第2荷重印加手段と、を備えることが好ましい。
本発明の一形態は、荷重印加手段は、ブレードの第1面と第2面に平行な面内方向に対して直交する方向に荷重を印加することが好ましい。
本発明の一形態は、保持手段は、中心軸を有する円環状の枠と、枠の外周に沿って枠に取り付けられた複数の保持位置調整部であって、枠の中心軸に直交する方向に進退可能に取り付けられた保持位置調整部と、保持位置調整部に取り付けられてブレードを保持する保持部と、を備えることが好ましい。
本発明の一形態は、荷重印加手段は、ブレードの周方向に沿って配置され、ブレードを押圧する複数の押圧部と、ブレードに対する複数の押圧部の押圧位置をブレードの径方向に調整する押圧位置調整部と、を備えることが好ましい。
本発明のブレード検査方法は、本発明の目的を達成するために、第1面と第1面と平行な第2面とを有する円盤状の基材の外周縁部に切刃が形成されたブレードの検査方法であって、荷重印加手段によってブレードに荷重を印加して、ブレードを弾性変形させる荷重印加工程と、荷重印加工程におけるブレードの弾性変形量に応じた反発荷重であって、荷重印加手段とブレードとの間に作用する反発荷重を荷重検出手段によって検出する荷重検出工程と、を備える。
本発明の一形態は、荷重印加工程は、ブレードの第1面に荷重を印加する第1荷重印加工程と、ブレードの第2面に荷重を印加する第2荷重印加工程と、を含み、荷重検出工程は、第1荷重印加工程によるブレードの弾性変形量に応じた第1反発荷重であって、荷重印加手段とブレードとの間に作用する第1反発荷重を荷重検出手段によって検出する第1荷重検出工程と、第2荷重印加工程によるブレードの弾性変形量に応じた第2反発荷重であって、荷重印加手段とブレードとの間に作用する第2反発荷重を荷重検出手段によって検出する第2荷重検出工程と、を含むことが好ましい。
本発明の一形態は、荷重印加手段は、ブレードの第1面と第2面に平行な面内方向に対して直交する方向に荷重を印加することが好ましい。
本発明によれば、ブレードの均質性を定量的に判定することができる。
実施形態に係るブレード検査装置の斜視図 (A)はブレードの斜視図、(B)はブレードの側面図 ブレード保持機構部の全体斜視図 ブレード保持機構部の要部正面図 ブレード保持機構部の要部斜視図 駆動部の概略構成を示すブロック図 押圧部の斜視図 押圧部の組立斜視図 押し治具及び引き治具の平面図 実施形態に係るブレード検査方法の一例を示したフローチャート 均質なブレードの検査結果を説明した説明図 不均質なブレードの検査結果を説明した説明図 不均質なブレードの検査結果を説明した説明図 ブレードに対する支えピンと押しピンの配置位置を示した説明図 検査開始位置の設定を行う手順の一例を示したフローチャート ブレードの検査手順の一例を示したフローチャート 均質なブレードの検査結果を示したグラフ 不均質なブレードの検査結果を示したグラフ 不均質なブレードの検査結果を示したグラフ (A)及び(B)は閾値を設定してブレードの良否を判定する説明図
以下、添付図面に従って本発明に係るブレード検査装置及びブレード検査方法の好ましい実施形態について詳説する。
図1は、実施形態のブレード検査装置10の外観を示す斜視図である。
ブレード検査装置10は、ブレード保持機構部(保持手段に相当)12と、荷重印加装置(荷重印加手段、第1荷重印加手段及び第2荷重印加手段に相当)14と、ロードセル(荷重検出手段に相当)16と、から構成される。ブレード保持機構部12及び荷重印加装置14は、テーブル18の上面18Aの所定の位置に固定されている。
また、ブレード検査装置10は、荷重印加装置14及びロードセル16に接続されたコントローラ20と、コントローラ20に接続されたモニタ22と、を備える。コントローラ20は、荷重印加装置14の動作を制御する制御部として構成されるとともに、荷重印加装置14によるロードセル16の移動量(ブレードの弾性変形量に相当)と、ロードセル16によって検出された後述のブレードの反発荷重とを示す信号を処理する信号処理部として構成される。コントローラ20は、これらの信号が入力されると、ロードセル16の移動位置と、その移動位置におけるブレードの反発荷重とを対応付けし、その対応付けしたグラフをモニタ22に表示させる機能も備えている。
図2(A)は、ブレード検査装置10によって検査されるブレード24の一例を示す斜視図であり、図2(B)は、ブレード24の側面図である。ブレード24は、基材26を有し、この基材26の外周縁部に切刃28が形成されて構成される。基材26は、第1面26Aと第1面26Aと平行な第2面26Bとを有する円盤状で、かつ中央部に円形の開口部24Aを有する円環状に形成されている。
実施形態では、ブレード24の基材26として、Cu−Snにより形成されたメタル基材を例示するが、基材26の材質は限定されるものではなく、例えば、樹脂製の基材であってもよい。
以下の説明において、図1に矢印で示したX方向は、水平方向を指し、X方向のうち(+)方向を前方、(−)方向を後方と称する。また、X方向と総称した場合には、X(+)、(−)の双方向を含むものとする。図1のY方向は、X方向に直交する水平方向を指し、Y方向のうち(+)方向を左方、(−)方向を右方と称する。また、Y方向と総称した場合には、Y(+)、(−)の双方向を含むものとする。図1のZ方向は、X方向及びY方向に直交する鉛直方向を指し、Z方向のうち(+)方向を上方、(−)方向を下方と称する。また、Z方向と総称した場合には、Z(+)、(−)の双方向を含むものとする。後述するように、ロードセル16は、ブレード保持機構部12に保持されたブレード24に対して、Y方向及びZ方向の位置が調整され、その後、X方向に移動されることにより前述の反発荷重を検出する。
次に、ブレード保持機構部12について図3〜図5を参照して説明する。図3は、ブレード保持機構部12の全体斜視図であり、図4は、ブレード保持機構部12の要部正面図であり、図5は、ブレード保持機構部12の要部斜視図である。
図3の如く、ブレード保持機構部12は、円環状の枠30と、枠30を図1のテーブル18に支持するための枠台32と、を備える。枠台32は、Y方向に沿って配置され、枠台32の上部の中央部には、V字状の溝32Aが形成されている。この溝32Aに枠30の外周面が載置されることにより、枠30は、枠台32に対して立てられた状態で支持される。このとき、枠30は、枠30の中心軸PがX方向に沿うように枠台32に支持される。
枠台32の上部のY方向の端部には、ポール34、34がZ方向に立設され、ポール34、34の上端部には梁36がY方向に架け渡されている。梁36の中央部には、ネジ孔38がZ方向に貫通して形成されており、このネジ孔38には、ネジ棒40が螺合されている。ネジ棒40の下端部には、枠台32に対向したクランプ42が設けられ、ネジ棒40の上端部にはツマミ44が設けられている。よって、ツマミ44によってネジ棒40をネジ孔38に対してZ(−)方向に螺入していくと、クランプ42が枠30の外周面に押圧され、これによって枠30が枠台32に固定される。
図4の如く、枠30には、4本の枠棒(保持位置調整部に相当)46、48、50、52が、枠30の外周に沿って90度の間隔で備えられている。また、これらの枠棒46〜52は、長手軸Aを有し、この長手軸Aが枠30の中心軸Pに直交するように枠30に備えられている。
また、枠棒46〜52には、長手軸Aに沿った長孔46A、48A、50A、52Aが形成されており、この長孔46A〜52Aには、図5の如く、クランプネジ54のネジ部(不図示)がそれぞれ挿入されている。
クランプネジ54は、図4の如く、枠30の周囲に30度の間隔で形成された複数のネジ孔56のうち選択されたネジ孔56に螺合され、クランプネジ54をネジ孔56に締結することにより、枠棒46〜52が枠30に固定される。また、クランプネジ54に対して枠棒46〜52を、各々の長孔46A〜52Aを介してスライドさせることにより、枠棒46〜52が枠30の中心軸Pに直交する方向に進退可能となる。枠棒46〜52の進退位置をクランプネジ54によって調整することにより、枠棒46〜52によるブレード24の保持位置が調整される。
枠30の中心軸Pに対して下方に位置する枠棒46、48の上端部には、ピン58がX方向に突設され、このピン58の外周面には、図5の如く、支え溝58A(保持部に相当)が形成されている。この支え溝58Aにブレード24の切刃28が載置される。
枠30の中心軸Pに対して上方に位置する枠棒50、52は、枠30をX方向において挟持するように、それぞれ一対備えられて構成されている。これらの枠棒50、52の下端部には、先端が半球状の支えピン60(保持部に相当)がX方向に対向して突設され、これらの支えピン60、60によってブレード24の基材26がX方向において挟持、又は好ましくは1mm以下の隙間をもって保持される。
上記の如く、ブレード24は、切刃28がピン58の支え溝58Aに載置され、基材26が支えピン60、60によって挟持又は保持されることにより、ブレード保持機構部12に保持される。また、ブレード24は、枠棒46〜52によるブレード24の保持位置を調整することにより、枠30の中心軸Pにブレード24の中心軸Qを合致させた状態で保持される。
以上が、ブレード保持機構部12の構成である。
次に、図1に示した荷重印加装置14及びロードセル16について説明する。
荷重印加装置14は、上面にステージ62が形成された箱状の本体64と、本体64に格納された図6に示す駆動部66と、ロードセル16に連結された図7及び図8に示す荷重印加部68と、を備える。なお、図6は、駆動部66の概略構成を示すブロック図であり、図7は、荷重印加部68の斜視図であり、図8は、荷重印加部68の組立斜視図である。
図6の如く、駆動部66は、ボールネジ70と、ボールネジ70を駆動するステッピングモータ72と、を備えている。ボールネジ70のネジ棒(不図示)はX方向に沿って配置され、ボールネジ70のナット部(不図示)には、後述する位置調整機構部74を介してロードセル16が搭載されている。よって、ステッピングモータ72が駆動されると、ボールネジ70によってロードセル16がX方向に移動される。また、ステッピングモータ72は、コントローラ20によって制御されている。つまり、コントローラ20は、ステッピングモータ72を介してX方向に移動されるロードセル16の移動量(ブレードの弾性変形量に相当)と移動速度を制御することができる。
駆動部66によってロードセル16がX(+)、(−)方向に順次移動されると、ロードセル16に備えられた荷重印加部68が、図1のブレード保持機構部12に保持されたブレード24をX(+)、(−)方向に順次押圧する。これにより、荷重印加装置14は、ブレード保持機構部12に保持されたブレード24に荷重を印加して、ブレード24を弾性変形させることができる。
図8の如く荷重印加部68は、十字状に形成された押し治具76及び引き治具78を備える。押し治具76は、ロードセル16のロードボタン82の先端部に固定される。具体的には、ロードボタン82の先端部には、不図示のネジ部が形成され、押し治具76の中央部77にはナット84が固定されており、このナット84を前述のネジ部に螺合することにより押し治具76がロードボタン82の先端部に固定される。
ロードセル16は、ロードボタン82の中心軸RがX方向に沿うように位置調整機構部74(図1参照)に搭載されている。また、押し治具76は、押し治具76の中央部77の中心軸Tから放射状に延設された4本のアーム部(押圧位置調整部に相当)76A、76B、76C、76Dを備えており、アーム部76AはY(+)方向に、アーム部76BはY(−)方向に、アーム部76CはZ(+)方向に、アーム部76DはZ(−)方向にそれぞれ延設されている。
引き治具78は、ロードボタン82の先端部に連結された連結管86に固定される。具体的には、連結管86の先端部にはネジ部86Aが形成され、引き治具78の中央部79にはナット88が固定されており、このナット88をネジ部86Aに螺合することにより引き治具78が連結管86を介してロードボタン82の先端部に固定される。
引き治具78は、押し治具76と同様に、引き治具78の中央部77の中心軸Tから放射状に延設された4本のアーム部(押圧位置調整部に相当)78A、78B、78C、78Dを備えており、アーム部78AはY(+)方向に、アーム部78BはY(−)方向に、アーム部78CはZ(+)方向に、アーム部78DはZ(−)方向にそれぞれ延設されている。
なお、引き治具78は、ブレード24の反発荷重を検出する直前に連結管86に固定される。すなわち、引き治具78は、ブレード保持機構部12に保持されたブレード24の開口部24A(図3参照)に連結管86を挿通した後に連結管86に固定される。これにより、ブレード24を挟んで押し治具76がX(−)方向側に配置され、引き治具78がX(+)方向側に配置される。
図9は、押し治具76及び引き治具78の平面図である。
なお、押し治具76と引き治具78とは同一構成なので、ここでは、押し治具76の構成を説明する。引き治具78の構成については、押し治具76と同一の符号を付すことで説明を省略する。
押し治具76のアーム部76A〜76Dには、アーム部76A〜76Dの長手軸Bに沿った長孔90A、90B、90C、90Dが形成される。これらの長孔90A〜90Dには、図7の如く、先端が円錐形状の押しピン(押圧部に相当)92が長孔90A〜90Dに摺動自在に取り付けられている。また、アーム部76A〜76Dには、図9の如く、長孔90A〜90Dに沿ってスケール94がそれぞれ形成されている。このスケール94の0点は、押し治具76の中心S(中心軸Tと等価)に設定されている。よって、このように構成された押し治具76によれば、スケール94の目盛を見ることで、押し治具76の中心Sに対する押しピン90の取り付け位置(押圧位置)を確認することができる。すなわち、荷重印加部68は、ブレード24の周方向に沿って配置され、ブレード24を押圧する複数の押しピン92と、ブレード24に対する複数の押しピン92の押圧位置をブレード24の径方向に調整する押圧位置調整部と、4本のアーム部76A〜76Dを備えている。
押し治具76に取り付けられた4本の押しピン92は、図7の如くブレード24の第1面26Aに対向され、引き治具に取り付けられた4本の押しピン92は、ブレード24の第2面26Bに対向されている。
したがって、荷重印加装置14の駆動部66(図6参照)によってロードセル16をX(+)方向に移動させると、押し治具76に取り付けられた4本の押しピン92(図7参照)がブレード24の第1面26Aを押圧し、ブレード24をX(+)方向に弾性変形させる。このときにブレード24に生じる反発荷重が、すなわち、押し治具76とブレード24との間に作用する反発荷重がロードセル16によって検出される。
また、押し治具76の4本の押しピン92は、その長手軸がX方向に沿って配置されている。よって、押し治具76の4本の押しピン92は、ブレード24の第1面26Aと第2面26Bに平行な面内方向に対して直交する方向に前述の荷重を第1面26Aに印加することができる。これにより、ブレード24が効率よく弾性変形される。
一方、駆動部66(図6参照)によってロードセル16をX(−)方向に移動させると、引き治具78に取り付けられた4本の押しピン92(図7参照)がブレード24の第2面26Bを押圧し、ブレード24をX(−)方向に弾性変形させる。このときにブレード24に生じる反発荷重が、すなわち、引き治具78とブレード24との間に作用する反発荷重がロードセル16によって検出される。
また、引き治具78の4本の押しピン92は、その長手軸がX方向に沿って配置されている。よって、引き治具78の4本の押しピン92は、ブレード24の第1面26Aと第2面26Bに平行な面内方向に対して直交する方向に前述の荷重を第2面26Bに印加することができる。これにより、ブレード24が効率よく弾性変形される。
図1に示したロードセル16は、位置調整機構部74を介して本体64のステージ62に搭載され、図6の駆動部66によってX方向に移動される。
位置調整機構部74は、ステージ62に対するロードセル16のY(+)、(−)方向及びZ(+)、(−)方向の位置を調整する既知の機構部であるので、その詳細な説明は省略する。
ロードセル16も既知のものであり、例えば、ロードボタン82に接続されたコラム型起歪体を有し、コラム起歪体に歪ゲージが貼付されて構成されたものである。 ロードセル16は、荷重印加部68とブレード24との間に作用する反発荷重、つまり、ブレード24が復元しようとする復元力に相当する反発荷重を、これに比例した電圧に変換することにより、反発荷重を検出する。なお、実施形態では歪みゲージ式のロードセルを例示するが、油圧式、空気圧式のものであってもよい。
以上が、荷重印加装置14及びロードセル16の構成である。
次に、ブレード検査装置10によるブレード検査方法の一例について、図10のフローチャートを参照して説明する。
まず、ブレード保持工程(S10)において、ブレード24をブレード保持機構部12に保持させる。
具体的には、図3の如く、枠棒46〜52によるブレード24の保持位置を調整した後、ブレード24の切刃28を、ピン58の支え溝58Aに載置し、ブレード24の基材26を支えピン60、60によって挟持又は保持する。これにより、ブレード24は、ブレード24の中心軸Qが枠30の中心軸Pに合致した状態で、ブレード保持機構部12に保持される。また、このときの支えピン60、60は、基材26が弾性変形しない程度の小さい力で基材26を挟持又は保持する。
次に、荷重印加工程において、ブレード24に荷重印加部68によって荷重を印加して、ブレード24を弾性変形させる。
荷重印加工程は、ブレード24の第1面26Aに荷重を印加する第1荷重印加工程(S20)と、ブレード24の第2面26Bに荷重を印加する第2荷重印加工程(S40)と、を含んでいる。なお、荷重印加工程は、2回に限定されず1回のみであってもよい。
第1荷重印加工程(S20)は、下記の第1荷重検出工程をその工程中に含んでおり、第2荷重印加工程(S40)も同様に、下記の第2荷重検出工程をその工程中に含んでいる。また、荷重検出工程においても、2回に限定されず1回のみであってもよい。
まず、第1荷重印加工程(S20)では、荷重印加装置14の駆動部66(図6参照)によってロードセル16をX(+)方向に移動させ、押し治具76に取り付けられた4本の押しピン92(図7参照)をブレード24の第1面26Aに当接させる。そして、その当接位置をスタート点として、スタート点から更にロードセル16をX(+)方向に一定距離移動させる。そして、ロードセル16の移動中における、押し治具76とブレード24との間に作用する反発荷重(第1反発荷重)を、ロードセル16が一定周期で検出する(第1荷重検出工程)。そして、コントローラ20は、スタート点からのロードセル16の距離(ブレード24の弾性変形量)とロードセル16によって検出されている反発荷重とを関連付けし、その関連付けしたグラフをモニタ22に表示させる。
第1荷重印加工程(S20)が終了すると、第1判定工程(S30)において、モニタ22に表示された前述のグラフを作業者が確認し、そのグラフの状況からブレード24の均質性を判定する。この判定方法については後述する。
次に、第2荷重印加工程(S40)では、荷重印加装置14の駆動部66(図6参照)によってロードセル16をX(−)方向に移動させ、引き治具78に取り付けられた4本の押しピン92(図7参照)をブレード24の第2面26Bに当接させる。そして、その当接位置をスタート点として、スタート点から更にロードセル16をX(−)方向に一定距離移動させる。そして、ロードセル16の移動中における、引き治具78とブレード24との間に作用する反発荷重(第2反発荷重)を、ロードセル16が一定周期で検出する(第2荷重検出工程)。そして、コントローラ20は、スタート点からのロードセル16の距離(ブレード24の弾性変形量)とロードセル16によって検出されている反発荷重とを関連付けし、その関連付けしたグラフをモニタ22に表示させる。
第2荷重印加工程(S40)が終了すると、第2判定工程(S50)において、モニタ22に表示された前述のグラフを作業者が確認し、そのグラフの状況からブレード24の均質性を判定する。
次に、ブレード24の均質性の判定方法の一例について、図11〜図13を参照して説明する。
図11は、均質なブレード24の検査結果を説明した説明図であり、図12及び図13は、不均質なブレード24の検査結果を説明した説明図である。
図11(A)の如く、第1面26Aと第2面26Bとが平坦なブレード24では、つまり、均質なブレード24では、図11(B)の如く、第1面26Aに荷重をX(+)方向に印加して得られた検査結果と、図11(C)の如く、第2面26Bに荷重をX(−)方向に印加して得られた検査結果が同じ結果となる。つまり、ブレード24の弾性変形量(mm)に応じた反発荷重(N)が等しく、その間のブレード24の変形(撓み)は連続的となる。この検査結果がモニタ22に表示される。
図11のブレード24に対して、図12のブレード24は、第2面26B側に凸状に変形したものである。図12のブレード24では、図12(B)の如く、X(+)方向の荷重を第1面26Aに印加した場合、ブレード24の変形は連続的となるのに対し、図12(C)の如く、X(−)方向の荷重を第2面26Bに印加した場合には、弾性変形量a(mm)の位置で反発荷重(N)に変位点が発生する。
一方、図13のブレード24は、第1面26A側に凸状に変形したものである。図13のブレード24では、図13(C)の如く、X(−)方向の荷重を第2面26Bに印加した場合、ブレード24の変形は連続的となるのに対し、図13(B)の如く、X(+)方向の荷重を第1面26Aに印加した場合には、弾性変形量b(mm)の位置で反発荷重(N)に変位点が発生する。
そこで、実施形態の判定方法の一例として、図12及び図13に示す変位点が発生したブレード24を不均質なものと判定する。よって、変位点の有無をモニタ22にて確認するだけで、ブレード24の均質性を判定することができる。したがって、実施形態のブレード検査装置10を使用することにより、ブレード24の均質性を定量的に判定することができる。
また、図12及び図13に示したように、凸状に変形したブレード24の場合には、2回の荷重印加工程(第1荷重印加工程及び第2荷重印加工程)を経なければ、ブレード24の均質性を判定することができない。よって、2回の荷重印加工程を検査工程に備えることは有効的である。
なお、ブレード24の均質性の判定は、凸状の変形のみで判定されるものではなく、基材26の性質又は状態で判定されるものもある。このようなブレード24であっても、つまり、均質性が形状の違いに表れないブレード24であっても、実施形態のブレード検査装置10を使用すれば、ブレード24の均質性を判定することができる。
具体的に説明すると、均質性が形状の違いに表れないブレード24の場合、ブレード24の弾性変形量(mm)に応じた反発荷重(N)が連続的に増加しない検査結果が得られる。例えば、ブレード24を弾性変形させていく初期段階では反発荷重が一定で、中期段階から後期段階にかけて反発荷重が急増していく傾向となったり、初期段階では反発荷重が連続的に増加するが、中期段階から後期段階にかけて反発荷重が一定となったりする検査結果が得られる。このようなブレード24も不均質と判定する。
したがって、均質性が形状の違いに表れないブレード24の場合であっても、実施形態のブレード検査装置10を使用することにより、ブレード24の均質性を定量的に判定することができる。
〔実施例〕
外径58mm、内径40mm、厚さ0.15mmのブレード24を使用し、検査を行った。
検査の概略を説明すると、ブレード24は、ブレード保持機構部12に立てて固定し、押し治具76をブレード24の第1面26Aに当接させてブレード24に荷重を加え、反発荷重をロードセル16にて検出する。その後、引き治具78をブレード24の第2面26Bに当接させてブレード24に荷重を加え、反発荷重をロードセル16にて検出する。
コントローラ20は、ロードセル16によって検出された荷重とロードセル16の位置(ブレード24の弾性変形量)を高速にサンプリングし、検査結果をモニタ22に表示させる。そして、表示された検査結果に基づいてブレード24の均質性を作業者が判定する。なお、ロードセル16のサンプリング周期(データ収集間隔)は、一例として0.5msecに設定する。また、ロードセル16の位置を検出するスケールを別途設け、そのスケールの位置をコントローラ20がサンプリングすることにより、ロードセル16の位置を取得してもよい。
以下、検査の具体例を説明する。
<検査準備>
1)ブレード24のサイズに合わせて、押し治具76と引き治具78の押しピン92の位置を図9の如く調整する。図9の例では、4本の押しピン92を、押し治具76及び引き治具78の中心Sから21mm離れた位置に設定する。つまり、4本の押しピン92は、ブレード24の内径近辺を押圧する位置に設定される。
2)ブレード24の寸法に合わせて、ブレード保持機構部12の支えピン60の位置を図4及び図5の如く調整する。図4及び図5の例では、4本の支えピン60を、枠30の中心軸Pから24.5mm離れた位置に設定する。つまり、4本の支えピン60は、ブレード外径と内径の中点近辺を支える位置に設定される。
図14は、ブレード24に対する支えピン60と押しピン92の配置位置を示した説明図である。
図14の例では、4本の押しピン92がブレード24の中心軸Qを中心とする半径21mmの円周上に配置され、2本の支えピン60がブレード24の中心軸Qを中心とする半径24.5mmの円周上に配置されている。なお、この配置位置は一例である。ブレード24に対する支えピン60と押しピン92の配置位置は、支えピン60によってブレード24を安定的に支持し、押えピン92によってブレード24を安定的に弾性変形させることが可能な位置であればよい。
3)対向する2本の支えピン60、60の間隔を0.2mmに調整し、ブレード24が変形しない程度の力でブレード24を対向する2本の支えピン60、60で保持する。
4)ブレード24の上側を左右の支えピン60、60の間に挿入し、ブレード24の下側を2本のピン58の支え溝58Aに挿入して、枠30にブレード24を立てた状態で保持させる。
5)枠30を図3の如く、枠台32に固定する。
6)押し治具76をブレード24の近くまでX(+)方向に移動させ、連結管86をブレード24の開口部24Aに挿通し、連結管86に引き治具78を、図7の如く接続する。
<検査開始位置の設定>
図15は、検査開始位置の設定を行う手順の一例を示したフローチャートである。
まず、コントローラ20の記憶部(不図示)に記憶されている前回の反発荷重をゼロにリセットし(S100)、押し治具76をX(+)方向に少し押し込みながら(S110)、そのときにロードセル16にて検出される荷重値を取得する(S120)。
そして、ロードセル16にて検出される荷重値が0.080(N)に到達するまで、S110、S120の処理を行い、ロードセル16にて検出される荷重値が0.080(N)に到達したところで押し治具76のX(+)方向の押し込みを停止する(S130)。
次に、押し治具76をX(−)方向に少し引きながら、(S140)、そのときにロードセル16にて検出される荷重値を取得する(S150)。
そして、ロードセル16にて検出される荷重値が、0.080(N)から0.005(N)に到達するまで、S140、S150の処理を行い、ロードセル16にて検出される荷重値が0.005(N)に到達したところで押し治具76のX(−)方向の押し込みを停止し(S160)、その位置を検査開始位置としてリセットする(S170)。つまり、その位置を荷重と変位(ブレード24の弾性変形量)のゼロ点位置としてリセットする。なお、荷重値の0.080(N)と0.005(N)の値は、ノイズを考慮した値である。
以上で、押し治具76による検査開始位置の設定が終了する。なお、引き治具76による検査開始位置の設定も、図15のS100〜S170と同様の手順により設定する。
<検査手順>
図16は、ブレード24の検査手順の一例を示したフローチャートである。
1)コントローラ20に設けられたスタートボタン(不図示)を押すと、荷重印加装置14及びロードセル16に電源が投入されて、ブレード24の検査が開始される。
2)まず、押し治具76の検査開始位置を設定する(S200)。この検査開始位置の設定は、図15に示したフローチャートに基づいて行う。
3)次に、設定された検査開始位置から押し治具76をX(+)方向に所定の速度で1mm移動させる。これにより、ブレード24がX(+)方向に弾性変形されていき、コントローラ20は、ブレード24の弾性変形量と、押し治具76とブレード24との間に作用する反発荷重とを取得する(S210)。
コントローラ20は、ブレード24の弾性変形量と反発荷重とを関連付けし、その関連付けしたグラフをモニタ22に表示させる。作業者は、そのグラフを見てブレード24の合否、つまり均質性を判定する(S220)。
押し治具76による検査が終了すると、
4)引き治具78の検査開始位置を設定する(S230)。この検査開始位置の設定も、図15に示したフローチャートに基づいて行う。
5)次に、設定された検査開始位置から引き治具76をX(−)方向に所定の速度で1mm移動させる。これにより、ブレード24がX(−)方向に弾性変形され、コントローラ20は、ブレード24の弾性変形量と、押し治具76とブレード24との間に作用する反発荷重とを取得する(S240)。
コントローラ20は、ブレード24の弾性変形量と反発荷重とを関連付けし、その関連付けしたグラフをモニタ22に表示させる。作業者は、そのグラフを見てブレード24の合否、つまり均質性を判定する(S250)。
そして最後に、コントローラ20は、検査結果をコントローラ20の記憶部に保存する。以上の検査手順により1枚のブレード24の検査が終了する。
上記の実施例のような検査を行うと、均質なブレード24の場合には、図17に示すような検査結果が示すグラフがモニタ22に表示される。
図17に示すグラフは、ブレード24に対し、第1面26Aと第2面26Bに平行な面内方向に対して直交する方向に荷重を印加して、ブレード24を1mm弾性変形させたときの反発荷重(N)の変化を示している。
図17のグラフによれば、ブレード24の弾性変形量に対して、反発荷重が徐々に連続的に変化するものなので、均質なブレード24であると判定することができる。
一方、不均質なブレード24の場合には、図17のグラフと異なる傾向の検査結果を得ることができる。その検査結果を示すグラフが図18及び図19に示されている。
不均質なブレード24では、ブレード24に荷重を印加すると、図18のグラフの如く、ある点で形状変化が逆転する現象が生じる。図18のグラフによれば、ブレード24の弾性変形量が0〜0.196mmまでは、反発荷重が連続的に増加していくが、弾性変形量が0.196mmを超えた時点で反発荷重が低下し、弾性変形量が0.231mmを超えると反発荷重が増加していく。つまり、弾性変形量が0.196mmのときに形状変化が逆転している。
図18のグラフを作業者が見ることにより、作業者の技量に依存することなく、そのブレード24が不均質なものであることを定量的に判定することができる。
また、図19のグラフでは、ブレード24を弾性変形させていく初期段階(0〜0.261mm)では反発荷重が略一定で、中期段階から後期段階にかけて反発荷重が増加している。このブレード24は、均質性が形状の違いに表れない不均質なものである。
よって、図19のグラフを作業者が見ることにより、作業者の技量に依存することなく、そのブレード24が不均質なものであることを定量的に判定することができる。
前述の判定例は、作業者がグラフを見て作業者が判定する例であるが、コントローラ20に閾値を設定することにより、その閾値に基づいてブレード検査装置10が判定を行うようにしてもよい。
例えば、図20(A)の検査結果を示すグラフにおいて、反発荷重の極大点cと極小点dとの差に閾値を設定し、その差が閾値以下の場合には均質なブレード24であると判定し、閾値を超えた場合には不均質なブレード24であると判定する。
また、図20(B)の検査結果を示すグラフにおいて、反発荷重の増加率、及び反発荷重が増加しない(増加率の小さい)e−f区間の長さに閾値を設定し、その閾値に基づいてブレード24の良否を判定してもよい。
具体的には、反発荷重の増加率については、上限値と下限値を閾値として設定し、増加率が上限値と下限値との間の範囲にある場合には、均質なブレード24であると判定し、増加率が上限値を超えたり、下限値を下回ったりした場合には、不均質なブレード24であると判定する。
反発荷重が増加しない区間の長さに閾値を設定した場合には、その長さが閾値以下の場合には、均質なブレード24であると判定し、その長さが閾値を超えた場合には、不均質なブレード24であると判定する。
なお、実施形態では、ブレード24に荷重を印加する荷重印加手段として、ブレード24を押しピン92で押圧する押圧型の荷重印加手段を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、ブレード24を吸着手段によって吸着してブレード24に荷重を印加する吸引型の荷重印加手段であっても適用することができる。
10…ブレード検査装置、12…ブレード保持機構部、14…荷重印加装置、16…ロードセル、18…テーブル、20…コントローラ、22…モニタ、24…ブレード、26…基材、26A…第1面、26B…第2面、28…切刃、30…枠、32…枠台、34…ポール、36…梁、38…ネジ孔、40…ネジ棒、42…クランプ、44…ツマミ、46、48、50、52…枠棒、46A、48A、50A、52A…長孔、54…クランプネジ、56…ネジ孔、58…ピン、58A…支え溝、60…支えピン、62…ステージ、64…本体、66…駆動部、68…荷重印加部、70…ボールネジ、72…ステッピングモータ、74…位置調整機構部、76…押し治具、76A、76B、76C、76D…アーム部、78…引き治具、78A、78B、78C、78D…アーム部、82…ロードボタン、84…ナット、86…連結管、88…ナット、90A、90B、90C、90D…長孔、92…押しピン、94…スケール

Claims (8)

  1. 第1面と前記第1面と平行な第2面とを有する円盤状の基材の外周縁部に切刃が形成されたブレードの検査装置であって、
    前記ブレードを保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された前記ブレードに荷重を印加して、前記ブレードを弾性変形させる荷重印加手段と、
    前記荷重印加手段による前記ブレードの弾性変形量に応じた反発荷重であって、前記荷重印加手段と前記ブレードとの間に作用する前記反発荷重を検出する荷重検出手段と、
    を備える、ブレード検査装置。
  2. 前記荷重印加手段は、
    前記ブレードの前記第1面に前記荷重を印加する第1荷重印加手段と、
    前記ブレードの前記第2面に前記荷重を印加する第2荷重印加手段と、
    を備える、請求項1に記載のブレード検査装置。
  3. 前記荷重印加手段は、前記ブレードの前記第1面と前記第2面に平行な面内方向に対して直交する方向に前記荷重を印加する、請求項1又は2に記載のブレード検査装置。
  4. 前記保持手段は、
    中心軸を有する円環状の枠と、
    前記枠の外周に沿って前記枠に取り付けられた複数の保持位置調整部であって、前記枠の中心軸に直交する方向に進退可能に取り付けられた保持位置調整部と、
    前記保持位置調整部に取り付けられて前記ブレードを保持する保持部と、
    を備える、請求項1、2又は3に記載のブレード検査装置。
  5. 前記荷重印加手段は、
    前記ブレードの周方向に沿って配置され、前記ブレードを押圧する複数の押圧部と、
    前記ブレードに対する前記複数の押圧部の押圧位置を前記ブレードの径方向に調整する押圧位置調整部と、
    を備える、請求項1から4のいずれか1項に記載のブレード検査装置。
  6. 第1面と前記第1面と平行な第2面とを有する円盤状の基材の外周縁部に切刃が形成されたブレードの検査方法であって、
    荷重印加手段によって前記ブレードに荷重を印加して、前記ブレードを弾性変形させる荷重印加工程と、
    前記荷重印加工程における前記ブレードの弾性変形量に応じた反発荷重であって、前記荷重印加手段と前記ブレードとの間に作用する前記反発荷重を荷重検出手段によって検出する荷重検出工程と、
    を備える、ブレード検査方法。
  7. 前記荷重印加工程は、
    前記ブレードの前記第1面に前記荷重を印加する第1荷重印加工程と、
    前記ブレードの前記第2面に前記荷重を印加する第2荷重印加工程と、を含み、
    前記荷重検出工程は、
    前記第1荷重印加工程による前記ブレードの弾性変形量に応じた第1反発荷重であって、前記荷重印加手段と前記ブレードとの間に作用する前記第1反発荷重を前記荷重検出手段によって検出する第1荷重検出工程と、
    前記第2荷重印加工程による前記ブレードの弾性変形量に応じた第2反発荷重であって、前記荷重印加手段と前記ブレードとの間に作用する前記第2反発荷重を前記荷重検出手段によって検出する第2荷重検出工程と、
    を含む、請求項6に記載のブレード検査方法。
  8. 前記荷重印加手段は、前記ブレードの前記第1面と前記第2面に平行な面内方向に対して直交する方向に前記荷重を印加する、請求項6又は7に記載のブレード検査方法。
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