JP2018206316A - プラント運転監視システム及びプラント運転監視方法 - Google Patents

プラント運転監視システム及びプラント運転監視方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018206316A
JP2018206316A JP2017114580A JP2017114580A JP2018206316A JP 2018206316 A JP2018206316 A JP 2018206316A JP 2017114580 A JP2017114580 A JP 2017114580A JP 2017114580 A JP2017114580 A JP 2017114580A JP 2018206316 A JP2018206316 A JP 2018206316A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trend
data
event
plant
trend data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017114580A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6886870B2 (ja
Inventor
光穂 池田
Mitsuo Ikeda
光穂 池田
暢久 大崎
Nobuhisa Osaki
暢久 大崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2017114580A priority Critical patent/JP6886870B2/ja
Publication of JP2018206316A publication Critical patent/JP2018206316A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6886870B2 publication Critical patent/JP6886870B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】複数のトレンドデータを同時に表示する場合に、比較対象のトレンドデータの絞り込みや表示範囲の決定が適切にできるようにする。
【解決手段】保存したトレンドデータから、2つのトレンドデータを抽出して、その2つのトレンドデータを比較するトレンドグラフを表示するための画面を生成する。このとき、2つのトレンドデータを抽出する際に、それぞれのトレンドデータの先頭時刻又は基準時刻を、それぞれのトレンドデータに付加されたイベントデータに基づいて設定し、その先頭時刻又は基準時刻の表示位置を一致させた表示形態のトレンドグラフを生成するようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、プラント運転監視システム及びプラント運転監視方法に関する。
上下水場や食品、化学工場などのプラントの運転監視を行うプラント運転監視システムでは、プラントの計測値あるいは設定値などの監視情報を時系列に記録したトレンドデータを運転監視画面にトレンドグラフとして表示し、プラント状態の運転監視を行っている。特に、プラントに対して何らかの制御操作を行った場合には、現在のトレンドグラフと、過去に同様の操作を行って良好な制御結果が得られた際のトレンドグラフの2つを運転監視画面に合わせて表示し、比較を行うことがある。
現在と過去の2つのトレンドグラフを運転監視画面に合わせて表示する場合には、同じ運転監視画面内に、並列に配置した2つ表示領域のそれぞれに描画する場合と、2つのトレンドグラフを1つの表示領域に重ね合わせて描画する場合がある。いずれの場合もトレンドデータを表示領域に描画するためには、2つのトレンドグラフそれぞれの先頭時刻を指定する必要がある。
この2つの先頭時刻が、トレンドグラフの描画開始位置となるため、時刻が適切でない場合には2つのトレンドグラフがずれて表示されるため、これら2つのトレンドグラフの比較が困難となる。また、適切な時刻を指定するには、トレンドグラフを一度表示してから、目視で時刻を読み取り、手入力で時刻指定して画面を再表示し、細かい時刻の微調整を行うなど、操作員による煩雑な画面操作が必要であった。
2つのトレンドグラフを並べて表示する従来技術としては、例えば特許文献1に記載された技術がある。この特許文献1に記載された技術は、アラーム発生などのイベント履歴を記録したイベント履歴データベースから指定イベントを検索して、その指定イベントが発生した2つの時刻を選択し、その2つの時刻を元にトレンドデータを取得して描画するようにしたものである。
特開2003−29826号公報
特許文献1に示すトレンドデータの取得方法は、アラーム発生などの特定イベントに関連したトレンドを取り出すものであるが、取り出した後に、表示する範囲や先頭時刻などの調整が必要である。
また、例えばアラーム発生であっても、様々な要因でアラームが発生する可能性があり、操作員は、そのアラーム発生原因を考慮した上で適切なイベントを指定して、比較対象のトレンドデータを検索する必要があった。さらに、比較対象のトレンドデータを検索した後、2つのトレンドグラフが比較できるようにするためには、表示する範囲や先頭時刻などの調整が必要である。
このように、従来から提案されている技術では、比較対象のトレンドデータの候補をある程度絞ることができても、依然として操作員による表示範囲や先頭時刻の調整が必要であり、操作員の負担が大きいという問題があった。
本発明は、複数のトレンドデータを同時に表示する場合に、比較対象のトレンドデータの絞り込みや表示範囲の決定を適切に行うことができるプラント運転監視システム及びプラント運転監視方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならは、制御対象のプラントのアラーム情報、状態変化情報、及びプラント操作情報の少なくとも1つのイベントを時系列に保存するイベント履歴データベースと、プラントを監視して取得したプラントデータを時系列化したトレンドデータを保存するトレンドデータベースと、イベント履歴データベースから、トレンドデータベースに保存したトレンドデータと関連あるイベントデータを抽出して、抽出したイベントデータをトレンドデータに付加するトレンドデータ生成部と、トレンドデータベースに保存されるトレンドデータから、2つのトレンドデータを抽出して、その2つのトレンドデータを比較するトレンドグラフを表示するための画面生成部とを備える。
そして、画面生成部は、2つのトレンドデータを抽出する際に、それぞれのトレンドデータの先頭時刻又は基準時刻を、それぞれのトレンドデータに付加されたイベントデータに基づいて設定し、その先頭時刻又は基準時刻の表示位置を一致させた表示形態のトレンドグラフを生成することを特徴とする。
本発明によれば、操作員が比較対象トレンドデータを選択するだけで、比較対象トレンドデータの適当な先頭時刻を決定し運転監視画面に表示できるため、操作員の操作の手間を大幅に軽減することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施の形態例によるプラント運転監視システムの構成図である。 本発明の一実施の形態例によるプラント運転監視システムに適用されるコンピュータ装置のハードウェアを示す構成図である。 本発明の一実施の形態例によるトレンドデータ(図3A)、イベントデータ(図3B)、及びプラント構成情報(図3C)の例を示す図である。 本発明の一実施の形態例によるトレンドグラフの画面例を示す図である。 本発明の一実施の形態例による比較対象トレンドデータ選択画面の画面例を示す図である。 本発明の一実施の形態例による比較画面生成時の時間軸合わせ処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態例による比較時のトレンドグラフの画面例を示す図であり、図7Aは重ね合わせ表示、図7Bは二段表示の場合を示す。 本発明の一実施の形態例による2つのトレンドデータの変化率の例を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態例(以下、「本例」と称する)を、添付図面を参照して説明する。
[1.システム全体の構成]
図1は、本例のプラント運転監視システムの全体構成を示す図である。
図1において、プラント1は、例えば上下水場、食品工場、化学工場、発電所などの産業用の設備である。
このプラント1から、プラント入力部11により運転状況などのデータが取得される。ここで、プラント入力部11で取得されるデータは、例えばプラント1に設置されたセンサで測定される温度、流量などの計測値である。以下の説明では、プラント入力部11で取得されるデータを「プラントデータ」と称する。このプラントデータは、プラントデータベース12に記憶される。プラントデータベース12には、最新のプラントデータが記憶される。
また、プラント入力部11は、プラント1に発生した事象(イベント)の情報であるイベントデータをプラント1から取得する。ここで取得されるデータのイベントは、プラント1のアラーム情報、状態変化情報である。
プラント入力部11で取得されるイベントデータは、イベント履歴データベース13に記憶される。このとき、プラント1で発生したアラーム情報及びプラント1の状態変化情報に、それぞれの情報で示されるイベントが発生した時刻が付加されて、時系列の配列とされたイベント履歴が、新たなデータベースとしてイベント履歴データベース13に保存される。このようにしてイベント履歴についてのデータベースの作成処理が行われる。
また、イベント履歴データベース13に保存されるイベント履歴データには、運転監視画面などを表示する表示部19から入力されるプラント操作情報も含まれる。なお表示部19については後述する。このプラント操作情報も、その操作が行われた時刻が付加されて、イベント履歴データベース13に時系列に保存される。
プラント1が稼動している間、プラントデータベース12及びイベント履歴データベース13には最新のデータが供給され、プラントデータベース12及びイベント履歴データベース13には、最新のデータが蓄積される。
トレンドデータ生成部14は、プラントデータベース12とイベント履歴データベース13に記憶されたプラントデータ及びイベント履歴データとに基づいて、トレンドデータを生成するトレンドデータ生成処理を行う。トレンドデータは、プラントデータと紐付けられたタグ番号を持ち、タグ番号を元にプラントデータから抽出した収集対象のデータに収集時刻を付加すると共に、収集対象のデータと同一設備で発生したイベントのイベント一貫番号をイベント履歴データベースから取得して付加したものである。
上記、同一設備の判別方法について説明する。トレンドデータ生成部14は、プラント構成情報格納部15からプラント1の構成情報を取得する。そして、トレンドデータ生成部14は、生成するトレンドデータに、このトレンドデータがプラント1のいずれの構成要素(設備)のデータであるかを示す設備番号を付加する。トレンドデータのタグ番号を、プラント構成情報の所属タグ番号から索引することにより、このトレンドデータがどの設備に関連するデータであるか判別することができる。設備番号が同じであれば、同一設備のトレンドデータである。
トレンドデータ生成部14が生成したトレンドデータは、トレンドデータベース16に蓄積される。ここで、操作員は、トレンドデータベース16に蓄積されたトレンドデータの内で、表示部19に表示される運転監視画面を用いて、任意のトレンドデータを取り出し、トレンドデータ保存部17に保存することができる。トレンドデータ保存部17は、読み出したトレンドデータを、例えばハードディスクドライブ装置(HDD装置)などの内部記憶装置や、各種データ記録ディスク(DVDなど)の外部記憶媒体に格納する。
そして、画面生成部18は、トレンドデータベース16に蓄積されるトレンドデータ又はトレンドデータ保存部17によって読み出されるトレンドデータを使って、プラント1の状態を時系列で示されるトレンドグラフを作成する。表示部19は、画面生成部18が作成したトレンドグラフを表示する。このトレンドグラフは、例えば運転監視画面の一部に表示される。
表示部19には、プラント1を監視する操作者からの操作入力を受け付ける操作部(不図示)が接続されており、この操作部により、運転監視画面上の操作やプラント操作を行うことができる。表示部19に入力される運転監視画面上の操作に関する情報は、画面生成部18に供給され、画面生成部18が生成する運転監視画面の表示内容に操作が反映される。
また、表示部19に入力されるプラント操作に関する情報は、プラント出力部20に供給される。プラント出力部20は、プラント1にプラント操作の情報を供給し、その情報で示される操作を実行する。なお、このプラント操作に関する情報は、イベント履歴データベース13にも供給され、イベント履歴データベース13に保存される。
なお、画面生成部18がトレンドグラフを作成する際には、2つのトレンドグラフを並べて表示する場合がある。この2つのトレンドグラフを並べて表示する場合の処理の詳細については、図4のフローチャートで後述する。
[2.ハードウェア構成例]
図2は、図1に示すプラント運転監視システムを実現するコンピュータ装置900のハードウェア構成例を示す。
コンピュータ装置900は、バスライン910にそれぞれ接続されたCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)901、ROM(Read Only Memory)902、及びRAM(Random Access Memory)903を備える。さらに、コンピュータ装置900は、不揮発性ストレージ904、ネットワークインタフェース905、入力装置906、及び表示装置907を備える。
CPU901は、プラント運転監視システムが備える各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM902から読み出して実行する。RAM903には、演算処理の途中に発生した変数やパラメータ等が一時的に書き込まれる。例えば、CPU901がROM902に記憶されているプログラムを読み出すことで、トレンドグラフを含む運転監視画面を生成する処理や、プラントデータを収集して保存する処理が行われる。
不揮発性ストレージ904としては、例えば、HDD(Hard disk drive)、SSD(Solid State Drive)、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ等が用いられる。この不揮発性ストレージ904には、OS(Operating System)、各種のパラメータの他に、コンピュータ装置900をプラント運転監視システムとして機能させるためのプログラムが記録されている。また、トレンドデータベース16などの各種データベースが、この不揮発性ストレージ904に構築される。
ネットワークインタフェース905には、例えば、NIC(Network Interface Card)等が用いられ、端子が接続されたLAN(Local Area Network)、専用線等を介して各種のデータを送受信することが可能である。例えば、プラント入力部11としてのデータの受信や、プラント出力部20としてのデータの送信が、ネットワークインタフェース905を経由して行われる。
入力装置906は、キーボードやマウスなどで構成され、操作者の操作を受け付ける。表示装置907は、運転監視画面を表示する表示部19として機能する。
[3.データ構成の例]
図3は、トレンドデータベース16に記憶されるトレンドデータ(図3A)と、イベント履歴データベース13に記憶されるイベントデータ(図3B)と、プラント構成情報格納部15に格納されるプラント構成情報(図3C)の例を示す。
トレンドデータは、図3Aに示すように、タグ番号、アイテム、単位、及び設備番号を含む。それぞれのトレンドデータは、時刻と表示値とイベント一貫番号とが、時刻順に配置されたデータである。
イベントデータは、図3Bに示すように、イベント一貫番号、時刻、タグ番号、設備番号、イベント種別、及びメッセージを含む。なお、メッセージは、例えばイベントデータで示されるイベントについて補足するデータである。例えば、イベント種別がアラームであるとき、そのアラームの発生原因などを示すデータがメッセージで示される。
プラント構成情報は、図3Cに示すように、設備番号、設備名称、所属タグ番号1〜N(Nは任意の整数)を持つ。
[4.トレンドグラフの表示例(単独表示の例)]
図4は、表示部19に表示されるトレンドグラフの例を示す。ここでは1つのトレンドグラフを表示する例を示すが、後述する複数のトレンドグラフを表示する例では、この図4に示すトレンドグラフで示されるトレンドデータが、他のトレンドデータと比較される元のトレンドデータ(以下、「比較元トレンドデータ」という)になる。
図4に示すように、トレンドグラフ描画領域21には、トレンドデータベース16又はトレンドデータ保存部17から画面生成部18が読み出したトレンドデータがトレンドグラフとして描画され、表示される。表示中のトレンドグラフが、トレンドデータベース16から読み出したトレンドデータによるトレンドグラフである場合には、画面中の保存ボタン22の選択操作で、表示中のトレンドデータが、トレンドデータ保存部17に保存される。
そして、画面中の比較ボタン23の選択操作があると、画面生成部18は、比較すべきトレンドデータ(以下、「比較トレンドデータ」という)の選択画面を新たに生成し、その比較トレンドデータ選択画面を表示部19に表示する。
[5.比較トレンドデータ選択画面の表示例]
図5は、比較トレンドデータ選択画面の表示例を示す。
比較トレンドデータ選択画面は、保存トレンドデータ一覧表示領域31に運転監視システム内のトレンドデータ保存部17に保存されたトレントデータの一覧表が表示される。操作者は、一覧表から、保存トレンドデータ一覧表示領域31内の一覧表からいずれか1つの比較トレンドデータを選択し、実行ボタン33を選択する。これにより、比較元トレンドデータと比較トレンドデータを比較するためのトレンドグラフ比較画面表示に移る。
なお、トレンドグラフ比較画面表示としては、2つのトレンドグラフを重ね合わせて表示する場合と、2つのトレンドグラフを二段に表示する場合とがあり、表示形式のラジオボタン32の選択で、いずれか一方の表示形式が指示される。
[6.比較画面生成時の時間軸合わせ処理]
トレンドグラフ比較画面表示を行う際には、画面生成部18が、表示される2つのトレンドグラフの時間軸を合わせる処理を行う。
図6のフローチャートは、このトレンドグラフの時間軸を合わせる処理の例を示す。ここでは、比較元トレンドデータと比較トレンドデータを、それぞれトレンドデータA、トレンドデータBとして説明する。
まず、画面生成部18は、トレンドデータAの表示区間のイベントデータを取り出す(ステップS10)。ここでの表示区間とは、例えば図4に示すトレンドグラフ描画領域21に表示される区間であり、その表示区間内に付加される全てのイベントデータが取り出される。次に、画面生成部18は、図5に示す比較トレンドデータ選択画面で選択されたトレンドデータBの全区間のイベントデータを取り出す(ステップS11)。
その後、画面生成部18は、ステップS10で取り出したトレンドデータAのイベントデータと、ステップS11で取り出したトレンドデータBのイベントデータとを比較して、両データに共通のイベントデータを抽出する(ステップS12)。ここで、共通するイベントデータは、例えばイベントデータを構成するイベント種別とメッセージが一致するイベントデータである。
次に、画面生成部18は、トレンドデータAとトレンドデータBとで、それぞれ抽出したイベント発生時刻間のトレンドデータの変化率を求める。そして、画面生成部18は、トレンドデータAとトレンドデータBとの変化率の差を求め、この変化率の差が予め定めた条件を満たさない場合は、当該イベントを除外することでイベントデータの絞り込みを行う(ステップS13)。
さらに、ステップS13で絞り込みが行われたイベントデータから、予め定めたイベント種別の優先順位に従い、イベント種別の優先順位が最も高く、最も古い時刻のイベントデータをトレンドグラフの時間軸を合わせる時刻として選出する(ステップS14)。イベント種別の優先順位としては、例えばアラーム発生を最も高いイベント種別とし、特定の操作の発生や、アラーム以外の事象の検出などは、アラーム発生よりも低い優先順位のイベント種別とされる。
そして、画面生成部18は、図5に示す比較トレンドデータ選択画面のラジオボタン32で選択された表示形式が、重ね合わせ表示か、あるいは二段表示かを判断する(ステップS15)。ここで、選択された表示形式が、重ね合わせ表示である場合には、画面生成部18は、重ね合わせ表示形態のトレンドグラフ比較画面を生成し、その重ね合わせ表示形態のトレンドグラフ比較画面を表示部19に表示する(ステップS16)。
また、ステップS15での判断で、選択された表示形式が、二段表示である場合には、画面生成部18は、二段表示形態のトレンドグラフ比較画面を生成し、その二段表示形態のトレンドグラフ比較画面を表示部19に表示する(ステップS17)。
[7.トレンドグラフ比較画面の例]
図7は、トレンドグラフ比較画面の表示例を示す。図7Aは、重ね合わせ表示形態のトレンドグラフ比較画面を示し、図7Bは、二段表示形態のトレンドグラフ比較画面を示す。
図7Aに示す重ね合わせ表示形態のトレンドグラフ比較画面の場合には、重ね合わせトレンドグラフ描画領域41に2つのトレンドグラフ(トレンドデータA,B)が重ね合わせて表示される。
この2つのトレンドグラフの表示区間の先頭時刻は、優先順位が最も高い種類のイベントが発生した時刻である。しかも、2つのデータの変化率の差が少ない区間を選ぶようにされており、図7Aに示すように、類似した傾向の2つのトレンドグラフが重ね合わされて表示される。なお、重ね合わせ表示形態のトレンドグラフ比較画面内には、二段表示ボタン42が表示され、この二段表示ボタン42の選択操作で、二段表示形態のトレンドグラフ比較画面に変化する。
図7Bに示す二段表示形態のトレンドグラフ比較画面の場合には、上段のトレンドグラフ描画領域41aと下段のトレンドグラフ描画領域41bとが上下に二段に配置される。そして、上段のトレンドグラフ描画領域41aに、トレンドデータAのトレンドグラフを表示し、下段のトレンドグラフ描画領域41bに、トレンドデータBのトレンドグラフを表示する。
この2つのトレンドグラフの表示区間の先頭時刻の設定については、図7Aに示す重ね合わせ表示形態と同じである。なお、二段表示形態のトレンドグラフ比較画面内には、重ね合わせ表示ボタン43が表示され、重ね合わせ表示ボタン43の選択操作で、重ね合わせ表示形態のトレンドグラフ比較画面に変化する。
[8.変化率から先頭時刻を設定する例]
図8は、トレンドデータA(比較元トレンドデータ)と、トレンドデータB(比較トレンドデータ)との変化率から、それぞれのデータをトレンドグラフ比較画面で表示する際の先頭時刻を設定する例を示す。
例えば、トレンドデータAから抽出された最も古い時刻のイベントデータA1と、次に古い時刻のイベントデータA2の時刻との間の区間のトレンドデータ表示値の変化率d1(20%)を求める。そして、トレンドデータBから抽出された最も古い時刻のイベントデータB1と、次に古い時刻のイベントデータB2の時刻との間のトレンドデータ表示値の変化率d2(21%)を求める。ここでは、イベントデータA1とイベントデータB1が同じ種別のイベントデータであり、イベントデータA2とイベントデータB2とが同じ種別のイベントデータである。
そして、画面生成部18は、変化率d1と変化率d2との差を求める。例えば、変化率の差があるとする閾値条件を3%とする。ここでは変化率d1が20%であり、変化率d2が21%であるから、変化率d1と変化率d2との差は、1%(3%以内)であり、条件を満たすことになる。
このようにして、トレンドデータAの各イベントデータA1,A2,A3,A4の間の変化率を順に求める。また、トレンドデータBの各イベントデータB1,B2,B3,B4の間の変化率についても順に求める。図8の例では、例えばイベントデータA3とイベントデータA4の間の変化率d3が−1%であり、イベントデータB3とイベントデータB4の間の変化率d4が−10%になっている。すなわち、両変化率d3,d4の差は9%となり、閾値条件3%を超えている。したがって、画面生成部18は、イベントデータA3とイベントデータB3とを、抽出した候補のイベントデータから削除し、イベントデータA3とイベントデータB3の発生時刻を先頭時刻に選ぶことがない。この処理を行うことによって、同じ傾向を持つトレンドデータについて、その変化を起こした原因となるイベントデータを絞り込むことができる。
以上説明した本例のプラント運転監視システムによると、運転監視画面で2つのトレンドグラフを同時に表示する場合に、比較対象のトレンドデータを選択するだけで、自動的に適当なトレンドデータの先頭時刻を決定し表示が行えるようになる。したがって、操作員の操作で先頭時刻を調整する必要がなく、操作員の負担を大幅に軽減することが可能になる。
また、比較元トレンドデータと比較トレンドデータから抽出した共通イベントのイベント間の変化率をチェックして、イベントの絞り込みを行うことで、イベントデータの絞り込みを適切に行うことができるようになる。すなわち、類似の傾向を持つトレンドデータを取り出すのに有効なイベントデータだけが候補として残り、2つのトレンドグラフを同時に表示する場合に、傾向が異なるイベントデータが選ばれることがなくなる。
[8.変形例]
なお、上述した実施の形態例では、2つのトレンドグラフを同時に表示する場合のそれぞれのトレンドグラフの先頭時刻を、イベントデータで合わせるようにした。これに対して、例えば表示されるトレンドグラフの中間位置などの、先頭位置以外の基準となる位置を、イベントデータで合わせるようにしてもよい。このようにすることで、イベントが発生する前からの変化を表示することができる。
また、上述した実施の形態例では、データのイベントとしては、プラントのアラーム情報、状態変化情報、及びプラント操作情報の3つの情報とした。これに対して、少なくともいずれか1つの種類のイベント情報を記憶して、そのイベント情報からトレンドグラフを表示する際の先頭時刻や基準時刻を設定してもよい。
また、本発明は上記した実施の形態例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施の形態例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能などは、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…プラント、10…プラント運転監視装置、11…プラント入力部、12…プラントデータベース、13…イベント履歴データベース、14…トレンドデータ生成部、15…プラント構成情報格納部、16…トレンドデータベース、17…トレンドデータ読み出し部、18…画面生成部、19…表示部、21…トレンドグラフ描画領域、22…保存ボタン、23…比較ボタン、31…保存トレンドデータ一覧表示領域、32…ラジオボタン、33…実行ボタン、41…重ね合わせトレンドグラフ描画領域、41a…上段のトレンドグラフ描画領域、41b…下段のトレンドグラフ描画領域、42…二段表示ボタン、43…重ね合わせ表示ボタン、900…コンピュータ装置、901…中央処理装置(CPU)、902…ROM、903…RAM、904…不揮発性ストレージ、905…ネットワークインタフェース、906…入力装置、907…表示装置、910…バス

Claims (6)

  1. 制御対象のプラントのアラーム情報、状態変化情報、及びプラント操作情報の少なくとも1つのイベントを時系列に保存するイベント履歴データベースと、
    前記プラントを監視して取得したプラントデータを時系列化したトレンドデータを保存するトレンドデータベースと、
    前記イベント履歴データベースから、前記トレンドデータベースに保存されるトレンドデータと関連あるイベントデータを抽出して、抽出したイベントデータをトレンドデータに付加するトレンドデータ生成部と、
    前記トレンドデータベースに保存されるトレンドデータから、2つのトレンドデータを抽出し、その2つのトレンドデータを比較するトレンドグラフを表示するための画面生成部と、を備え、
    前記画面生成部は、2つのトレンドデータを抽出する際に、それぞれのトレンドデータの先頭時刻又は基準時刻を、それぞれのトレンドデータに付加されたイベントデータに基づいて設定し、その先頭時刻又は基準時刻の表示位置を一致させた表示形態のトレンドグラフを生成する
    プラント運転監視システム。
  2. イベント履歴データベースからイベントデータを抽出する際には、イベントが発生したプラントの設備がトレンドデータと同一設備のイベントデータとする
    請求項1に記載のプラント運転監視システム。
  3. 前記画面生成部は、2つのトレンドデータに共通するイベントデータに絞り込んだ上で、先頭時刻又は基準時刻を選択する
    請求項1に記載のプラント運転監視システム。
  4. さらに、抽出した2つのトレンドデータの、前記イベントデータの発生時刻で区切られる区間の変化率を求め、求めた変化率の差が予め定めた条件を満たさない場合は、当該イベントデータを除外して、先頭時刻又は基準時刻を決めるイベントデータの絞り込みを行う
    請求項3に記載のプラント運転監視システム。
  5. 前記2つのトレンドデータのそれぞれの先頭時刻又は基準時刻をイベントデータに基づいて選択する際に、予め設定したイベント種別の優先順位に従って選択する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のプラント運転監視システム。
  6. 制御対象のプラントのアラーム情報、状態変化情報、及びプラント操作情報の少なくとも1つのイベントを時系列に保存するイベント履歴データベースの作成処理と、
    前記プラントを監視して取得したプラントデータを時系列化したトレンドデータを保存するトレンドデータベースの作成処理と、
    前記イベント履歴データベースから、前記トレンドデータベースに保存されるトレンドデータと関連あるイベントデータを抽出して、抽出したイベントデータをトレンドデータに付加するトレンドデータ生成処理と、
    前記トレンドデータベースに保存されるトレンドデータから、2つのトレンドデータを抽出して、その2つのトレンドデータを比較するトレンドグラフを表示するための画面を生成すると共に、その画面生成時に2つのトレンドデータを抽出する際に、それぞれのトレンドデータの先頭時刻又は基準時刻を、それぞれのトレンドデータに付加されたイベントデータに基づいて設定し、その先頭時刻又は基準時刻の表示位置を一致させた表示形態のトレンドグラフを生成するトレンドグラフ表示処理と、を含む
    プラント運転監視方法。
JP2017114580A 2017-06-09 2017-06-09 プラント運転監視システム及びプラント運転監視方法 Active JP6886870B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017114580A JP6886870B2 (ja) 2017-06-09 2017-06-09 プラント運転監視システム及びプラント運転監視方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017114580A JP6886870B2 (ja) 2017-06-09 2017-06-09 プラント運転監視システム及びプラント運転監視方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018206316A true JP2018206316A (ja) 2018-12-27
JP6886870B2 JP6886870B2 (ja) 2021-06-16

Family

ID=64957231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017114580A Active JP6886870B2 (ja) 2017-06-09 2017-06-09 プラント運転監視システム及びプラント運転監視方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6886870B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112486773A (zh) * 2020-12-01 2021-03-12 北京数码视讯技术有限公司 数据处理方法、装置和系统
CN112513758A (zh) * 2019-06-25 2021-03-16 东芝三菱电机产业系统株式会社 数据收集装置、成套设备监视系统以及数据收集方法
CN113728286A (zh) * 2019-04-25 2021-11-30 三菱电机株式会社 画面数据生成系统、画面数据生成方法及程序
WO2022102348A1 (ja) * 2020-11-11 2022-05-19 住友重機械工業株式会社 表示装置、表示方法、制御装置、制御方法及びコンピュータプログラム
JP7316482B1 (ja) 2022-02-18 2023-07-27 日本化薬株式会社 多管式反応器の運転またはその準備行為をサポートする方法および装置
WO2023157699A1 (ja) * 2022-02-18 2023-08-24 日本化薬株式会社 多管式反応器の運転またはその準備行為をサポートする方法および装置
JP7358254B2 (ja) 2020-01-20 2023-10-10 三菱電機株式会社 機器状態評価支援装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113728286A (zh) * 2019-04-25 2021-11-30 三菱电机株式会社 画面数据生成系统、画面数据生成方法及程序
CN112513758A (zh) * 2019-06-25 2021-03-16 东芝三菱电机产业系统株式会社 数据收集装置、成套设备监视系统以及数据收集方法
JP7358254B2 (ja) 2020-01-20 2023-10-10 三菱電機株式会社 機器状態評価支援装置
WO2022102348A1 (ja) * 2020-11-11 2022-05-19 住友重機械工業株式会社 表示装置、表示方法、制御装置、制御方法及びコンピュータプログラム
CN112486773A (zh) * 2020-12-01 2021-03-12 北京数码视讯技术有限公司 数据处理方法、装置和系统
JP7316482B1 (ja) 2022-02-18 2023-07-27 日本化薬株式会社 多管式反応器の運転またはその準備行為をサポートする方法および装置
WO2023157699A1 (ja) * 2022-02-18 2023-08-24 日本化薬株式会社 多管式反応器の運転またはその準備行為をサポートする方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6886870B2 (ja) 2021-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6886870B2 (ja) プラント運転監視システム及びプラント運転監視方法
US11227227B2 (en) Automatic detection of anomalies in graphs
JP6652699B2 (ja) アノマリ評価プログラム、アノマリ評価方法、および情報処理装置
JP6919569B2 (ja) ログ分析システム、方法、及び記録媒体
JP2018045403A (ja) 異常検知システム及び異常検知方法
JP2016057803A (ja) 異常検知手順開発装置および異常検知手順開発方法
US20210042585A1 (en) Abnormality detection device, abnormality detection method and computer readable medium
JP5521807B2 (ja) 障害原因推定装置、障害原因推定プログラム及び障害原因推定方法
CN112016689B (zh) 信息处理装置、预测判别系统以及预测判别方法
JP2015162090A (ja) 故障診断方法及び故障診断装置
JP6582527B2 (ja) アラーム予測装置、アラーム予測方法及びプログラム
JP2006293611A (ja) プラント監視制御システム
WO2019073512A1 (ja) システム分析方法、システム分析装置、および、プログラム
JP5668425B2 (ja) 障害検知装置、情報処理方法、およびプログラム
JP6247777B2 (ja) 異常診断装置および異常診断方法
JP6438346B2 (ja) 操作支援装置、操作支援プログラムおよび操作支援方法
JP6548284B2 (ja) 事例検索装置、事例検索方法、及びプログラム
US20220253529A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and computer readable medium
JPWO2009008129A1 (ja) 開発書類データ管理装置、開発書類データ管理システム、開発書類データ管理方法及び、そのプログラム並びに記憶媒体
JP2021039553A (ja) データ抽出装置、データ抽出方法、およびデータ抽出プログラム
JP6805101B2 (ja) 文書検索方法および装置
JP6638260B2 (ja) 情報提供装置、情報提供方法、及びプログラム
JP6049647B2 (ja) プラント監視装置
US20220284061A1 (en) Search system and search method
JP2019121257A (ja) 監視制御支援装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210427

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210517

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6886870

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150