JP2018206018A - 自動点検システムおよび自動点検システムの制御方法 - Google Patents

自動点検システムおよび自動点検システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】点検作業の効率を向上できるようにすること。
【解決手段】点検対象読取り装置1は、無線ネットワークを通じて通信する無線子局10と、点検対象3の状態を計測する計測部11と、計測データを生成する解析部12と、を備え、かつ生成された計測データを無線子局から無線ネットワークを介して送信する。さらに自動点検システムは、無線ネットワークを介して各点検対象読取り装置と通信する無線親局20と、無線親局を介して各点検対象読取り装置から計測データを取得するデータ取得部21と、計測データを記憶するデータ記憶部25と、計測データに関連する判定条件を記憶する判定条件記憶部26と、記憶されている計測データのうち選択される所定の計測データと記憶されている判定条件のうち所定の計測データに対応する所定の判定条件とを対応付けて出力する点検部22と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動点検システムおよび自動点検システムの制御方法に関する。
工場や変電所などのプラントに設置された流量計または電力計などのメータは、一日に数回ないし十数回程度の頻度でユーザが目視することにより点検される。点検対象のメータをカメラで撮影してセンタへ送信することにより、管理室内のユーザはメータ値を遠隔から確認することができる(特許文献1,2,3)。
なお、無線検針システムにおいて、携帯型無線機と無線子局との通信が失敗した場合に、通信失敗の原因を分類判定し、分類別の一括通信でリトライすることにより通信時間の増加を抑制する技術も知られている(特許文献4)。
特開2012−208763号公報 特開2017−054391号公報 特開平07−198331号公報 特開2009−282627公報
特許文献1〜3によれば、カメラでメータ値を読み取ってセンタへ送信することにより、検針作業の効率を向上せんとする。しかし、点検対象の中には、メータ値だけではそれが正常な状態を示しているのか判断できないものがある。例えば、プラント内の各制御盤では、点検対象のメータの近傍に、メータ値が正常状態にあるか否かを示す判定条件を表示するパネルが設置されていることがある。プラント現場を巡回点検するユーザは、メータ値を目視で読み取ると共に、パネルに表示された判定条件を確認し、メータ値が正常状態を示しているか判断する。
このように現場を巡回するユーザは、メータ値のみならず、パネルに表示された判定条件も目視で確認する必要があり、点検作業に大変手間がかかる。メータ値をカメラで読み取って管理室内のモニタで遠隔監視する場合も、管理室内のユーザは、カメラの撮影したメータ値をモニタ上で目視するだけでなく、そのメータ値に対応する判定条件を参照して、正常状態であるか判断する必要がある。
上述の通り、例えば上限値や下限値などの判定条件が設定されている現場のメータを遠隔点検する場合、メータ値のみならず判定条件も確認する必要があるため、点検作業の効率向上が課題となる。
なお、特許文献4は、無線通信で検針値を収集する技術を示しているにすぎず、マルチホップ無線ネットワークで計測データを送信する技術ではなく、送信元と受信先とが直接的に通信する技術であるにすぎない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、その目的は、点検作業の効率を向上することができるようにした自動点検システムおよび自動点検システムの制御方法を提供することにある。本発明の他の目的は、点検作業の効率向上と省電力とを実現できるようにした自動点検システムおよび自動点検システムの制御方法を提供することにある。
上記課題を解決すべく、本発明に従う自動点検システムは、無線ネットワークで接続される複数の点検対象読取り装置からデータを収集して点検する自動点検システムであって、各点検対象読取り装置は、無線ネットワークを通じて通信する無線子局と、点検対象の状態を計測する計測部と、計測部の計測結果を解析して計測データを生成する解析部と、を備え、かつ解析部により生成された計測データを無線子局から無線ネットワークを介して送信するようになっている。さらに、本発明に従う自動点検システムは、無線ネットワークを介して各点検対象読取り装置と通信する無線親局と、無線親局を介して各点検対象読取り装置から計測データを取得するデータ取得部と、取得した計測データを記憶するデータ記憶部と、計測データに関連する判定条件を記憶する判定条件記憶部と、データ記憶部に記憶されている計測データのうち選択される所定の計測データと判定条件記憶部に記憶されている判定条件のうち所定の計測データに対応する所定の判定条件とを対応付けて出力する点検部と、を備える。
本発明によれば、点検部は、データ記憶部に記憶されている計測データのうち選択される所定の計測データと判定条件記憶部に記憶されている判定条件のうち所定の計測データに対応する所定の判定条件とを対応付けて出力することができる。これにより点検作業の効率が向上する。
自動点検システムの全体図である。 マルチホップ無線ネットワークの説明図である。 センサを管理するテーブルの例を示す説明図である。 判定条件表示部を管理するテーブルの例を示す説明図である。 点検判定結果の表示方法を管理するテーブルの例を示す説明図である。 判定条件表示部の表示する判定条件を取得してデータ収集装置へ登録する様子を示すフローチャートである。 点検判定処理のフローチャートである。 点検判定結果の表示画面の例である。 表示画面の他の例である。 第2実施例に係り、自動点検システムの全体図である。 第3実施例に係り、自動点検システムの全体図である。 予兆診断を依頼するボタンを有する表示画面の例である。 第4実施例に係り、自動点検システムの全体図である。 計測の失敗原因に応じてリトライを制御するテーブルの例である。 計測の失敗原因を分類して示す説明図である。 データ取得のリトライの様子を示す説明図である。 データ収集処理のフローチャートである。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。本実施形態では、点検対象を計測したデータだけでなく、計測データに関連する判定条件と計測データとを対応づけて出力する。このため、ユーザは、計測データが判定条件に適合しているかを簡単に確認することができ、点検作業の効率が向上する。
また、本実施形態では、マルチホップによるセンサ無線ネットワークを用いる自動点検システムにおいて、周囲環境のために計測に失敗した時の原因に応じて、段階的にリトライする。これにより、各無線子局の電力消費を抑制することができる。
図1〜図9を用いて第1実施例を説明する。本実施例では、変電所内の点検対象を自動的に点検する場合を例に挙げて説明する。点検対象としては、例えば、電流計、電圧計、圧力計、流量計、レベル計、温度計、湿度計、日照計、風力計などの各種計器類のほかに、乾燥剤の色なども含むことができる。
自動点検システムは、例えば、複数の読取り装置1と、少なくとも一つのデータ収集装置2とを備える。「点検対象読取り装置」としての読取り装置1は、例えば、マルチホップ無線ネットワークにより、近隣のノード(読取り装置1またはデータ収集装置2)に接続されている。
読取り装置1は、例えば、マイクロプロセッサ、メモリ、入出力部、電池(いずれも不図示)などのハードウェア資源を有する電子回路装置として構成されている。読取り装置1は、それらのハードウェア資源を利用する機能として、計測部11と、センサ情報解析部12とを備える。
さらに読取り装置1は、無線子局10を備える。無線子局10は、読取り装置1とは別体に形成して読取り装置1に電気的に接続してもよいし、読取り装置1の内部に設けてもよい。
無線子局10は、他の無線子局10またはデータ収集装置2とマルチホップ無線ネットワークで接続されており、いわゆるバケツリレー方式でパケットを転送する。パケットのデータサイズは、数キロバイト程度と小さい。データ収集装置2は、複数の(通常は多数の)無線子局10からデータを定期的に収集する必要があるため、パケットサイズはできるだけ小さいことが好ましい。
無線子局10は、データ収集装置2からのデータ送信要求を受信すると、読取り装置1をスリープ状態から起動させて、メータ値の読み取りを行わせる。無線子局10は、読取り装置1の読み取ったメータ値を含むデータ100をデータ収集装置2へ向けて送信すると、読取り装置1をスリープ状態に移行させる。
計測部11は、カメラ(不図示)によりメータなどの点検対象部14を撮影してそのメータ値を読み取り、画像データを出力する。なお、計測部11は、カメラに限らない。例えば、電流値を検出する電流センサ、色を検出するカラーセンサ、光を検出する光電センサ、音を検出する音波センサなどであってもよい。それらの計測部11は、それぞれの目的に沿ったデータ(解析前のデータ)を出力する。
「解析部」としてのセンサ情報解析部12は、計測部11からデータを受領すると、そのデータを解析処理することにより、計測データ100を生成する。センサ情報解析部12は、例えば、カメラの撮影した画像データを文字認識することにより、メータ値を数字として認識し、数値データを計測データ100として出力する。または、センサ情報解析部12は、カラーセンサの判別した色と目標の色とが所定の誤差内で一致するか判定し、一致または不一致を示すデータを計測データ100として出力する。
判定条件表示部4は、点検対象部3に対応して、例えば制御盤などに設置される。判定条件表示部4は、例えば、正常状態の範囲を規定する上限値および下限値のように、点検対象部3の状態が正常状態であると判定するための条件を表示する。
判定条件表示部4は、一つの点検対象部3について対応づけられる場合もあるし、複数の点検対象部3について対応づけられる場合もある。例えば、判定条件表示部4は、一つの点検対象部3の状態(例えばメータ値)についての、正常範囲を規定する上限と下限とを示す場合がある。または、判定条件表示部4は、油面計のメータ値と油温計のメータ値とで定まる所定領域のように、複数の点検対象部3の状態から定まる領域が正常状態であると示すこともできる。
判定条件入力部5は、判定条件表示部4の表示する判定条件を撮影し、データ収集装置2に登録するための装置である。判定条件入力部5は、例えば、撮影機能と、画像データ解析機能と、解析結果のデータを転送する機能とを備える。これに代えて、判定条件入力部5は画像データの撮影機能と画像データの転送機能のみを備え、画像データを解析する機能はデータ収集装置2または図外の他の装置に委ねてもよい。
ユーザは、現場の各判定条件表示部4を巡回し、判定条件表示部4の表示する判定条件を判定条件入力部5により取得する。ユーザは、判定条件入力部5をデータ収集装置2に接続することにより、取得した判定条件をデータ収集装置2へ記憶させる。
判定条件入力部5が判定条件表示部4の判定条件を取得してデータ収集装置2へ登録するタイミングは、データ収集装置2が各読取り装置1から点検対象の計測データ100を収集して点検するタイミングよりも前であることが好ましい。しかし、これに限らず、或る読取り装置1の点検結果を点検記録部22が自動判定するまでに、判定条件がデータ収集装置2へ登録されていればよい。
データ収集装置2は、上述の通り、マルチホップ無線ネットワークで接続された各読取り装置1から定期的にまたは不定期に、データを収集して管理する。このために、データ収集装置2は、無線親局20を備える。
データ収集装置2は、例えば、マイクロプロセッサ、メモリ、補助記憶装置、入出力部(いずれも不図示)などのハードウェア資源と、オペレーティングシステムおよびコンピュータプログラムなどのソフトウェア資源とを有する計算機または専用の電子回路装置として構成される。
データ収集装置2は、それらハードウェア資源およびソフトウェア資源を用いることで、例えば、データ取得部21、点検記録部22、ユーザインターフェース部(UI部)23、点検管理情報記憶部24、計測データ記憶部25、判定条件記憶部26といった機能を実現する。
データ取得部21は、「計測データ取得部」の例である。データ取得部21は、無線親局20に接続されている。データ取得部21は、定期的にまたは不定期に、データ収集装置2の管理下にある各読取り装置1の全体または一部から、マルチホップ無線ネットワークを通じて計測データ100を取得する。
点検記録部22は、「点検部」の例である。点検記録部22は、データ取得部21により収集された計測データ(メータ値)100を計測データ記憶部25に記憶する。点検記録部22は、計測データ100のうち正常に読み取ることのできた計測データのみを計測データ記憶部25に記録してもよい。これにより、無駄なデータの保存を防止して、計測データ記憶部25の記憶資源を有効に使用することができる。
さらに点検記録部22は、計測データ記憶部25に記憶されている計測データの中から選択される所定の計測データと、判定条件記憶部26に記憶されている判定条件のうち所定の計測データに対応する所定の判定条件とを対応づけて、UI部23へ出力する。
UI部23は、自動点検システムとユーザとが情報を交換する装置である。UI部23は、情報入力部と情報出力部(いずれも図示せず)を備える。情報入力部としては、例えば、キーボード、押釦スイッチ、音声指示装置、タッチパネル、マウス等のポインティングデバイスがある。情報出力部としては、例えば、ディスプレイ、プリンタ、音声合成装置などがある。UI部23は、データ収集装置2内に設けてもよいし、データ収集装置2とは別体のコンピュータ端末として構成してもよい。別体のコンピュータ端末としては、例えば、デスクトップ型パーソナルコンピュータ、ノート型パーソナルコンピュータ、タブレット型パーソナルコンピュータ、携帯電話(いわゆるスマートフォンを含む)、携帯情報端末等がある。
UI部23は、点検記録部22から入力された情報(所定の計測データと所定の判定条件)を、点検記録部22から指示された方法でディスプレイに表示する。画面表示内容の全部または一部に関する説明や判定結果等を音声で出力してもよい。画面表示内容の全部または一部を遠隔の管理者等に電子メールにより送信してもよい。
点検管理情報記憶部24は、自動点検に必要な管理情報を記憶する。点検管理情報得としては、例えば、センサ管理テーブルT1(図3参照)がある。
計測データ記憶部25は、各読取り装置1からマルチホップ無線ネットワークを通じて収集された計測データ100を記憶する。
判定条件記憶部26は、判定条件入力部5から入力される判定条件を記憶する。判定条件記憶部26は、図4で後述する判定条件管理テーブルT2を格納する。さらに、判定条件記憶部26は、図5で後述する点検判定結果表示テーブルT3を格納する。なお、点検判定結果表示テーブルT3を、点検管理情報の一部であるとして点検管理情報記憶部24に記憶させてもよい。
図2は、マルチホップ無線ネットワークの概要を示す。図中、無線親局を「MS」と、無線子局を「SS」と表示する。また、無線子局10には、通信距離の階層に応じた符号を付加する。例えば「SS1−1」は、ホップ数が1の階層に属する無線子局のうち1番目の無線子局であることを示す。1番目、2番目とは管理上の順番である。同様に「SS2−3」は、ホップ数が2の階層に属する無線子局のうち3番目の無線子局であることを示す。
無線親局20が末端の階層の無線子局10と通信する場合は、その途中に位置する無線子局が中継局として機能する。例えば、図2に二点鎖線の矢印で示すように、無線親局20が無線子局「SS3−4」と通信する場合、マルチホップ無線ネットワーク上の途中に位置する各無線子局「SS1−1」および「SS2−2」は中継局となる。したがって、無線親局が末端の無線子局と通信すると、通信相手の無線子局だけでなく、その途中の無線子局まで起動されて電力を消費する。
データ収集装置2は、読取り装置1(SS1)から計測データを取得する場合、読取り装置1(SS1)に対してデータ送信を要求する。読取り装置1(SS1)の無線子局10(SS1)は、データ収集装置2からのデータ送信要求を受信すると、読取り装置1(SS1)を起動させる。
読取り装置1(SS1)は起動すると、カメラにより点検対象部3を撮影することで、メータ値を読み取る。読取り装置1(SS1)は、メータ値を正常に読み取ることができたか判定して計測データ100を生成し、その計測データ100をデータ収集装置2へ送信する。後述する他の実施例では、もしも点検対象部3に雨滴等が付着していたために、読取り装置1(SS1)がメータ値の読取りに失敗したと判定すると、計測データ100に失敗原因コードを付加する。
読取り装置1(SS1)の無線子局10(SS1)は、データ収集装置2へ計測データ100を送信した後、読取り装置1(SS1)をスリープ状態に移行させる。
以下同様に、データ収集装置2は、読取り装置1(SS2)から計測データ100を取得する場合、読取り装置1(SS2)に対してデータ送信を要求する。このデータ送信要求は、中継局となる無線子局10(SS1)を経由して、無線子局10(SS2)に到達する。
無線子局10(SS2)は、データ送信要求を受信すると、読取り装置1(SS2)を起動させる。読取り装置1(SS2)は、点検対象部3のメータ値を読み取って計測データ100を生成し、無線子局10(SS2)からデータ収集装置2へ向けて送り出す。読取り装置1(SS2)の計測データ100は、中継局となる無線子局10(SS1)を経由してデータ収集装置2へ送られる。
図3は、センサ管理テーブルT1の構成例である。センサとは、計測部11である。センサ管理テーブルT1は、例えば、センサID C10と、センサタイプC11と、点検対象C12と、単位C13と、設置場所C14とを対応づけて管理する。以下のテーブルの説明でも同様であるが、図示された項目以外の項目を含んでもよい。
センサID C10は、各センサ(計測部11)を自動点検システム内で一意に特定する識別情報である。センサタイプC11は、センサのタイプを示す情報である。センサタイプとしては、例えば、カメラ、レベルセンサ(レベル計)、カラーセンサ、電流センサ、電圧センサなどがある。点検対象C12は、センサID C10で特定されるセンサによる計測対象を示す。点検対象としては、例えば、圧力計、温度計、液面計、乾燥剤の色、デジタル電流計内部の電流値を伝達する信号線、流量計、重量計などがある。単位C13は、センサの計測単位を示す。計測単位としては、例えば、圧力であればパスカル(Pa)、温度であれば摂氏または華氏、液面高さであればミリメートル(mm)、電流であればミリアンペア(mA)である。カラーセンサは、測定した色彩を所定の表色系の値で出力してもよいし、あるいは、指定された色との差異が閾値を超えたか否かをオンオフ信号で出力してもよい。設置場所C14は、センサの設置されている場所を特定する情報である。センサの設置場所は、例えば、センサに対応する制御盤を特定する情報、センサの設置されたタンクなどの構造物を特定する情報、のように設定することができる。センサの設置場所を、プラント内での位置を特定する情報として定義してもよい。
図4は、判定条件管理テーブルT2の構成例である。判定条件管理テーブルT2は、判定条件表示部4から取得した判定条件を管理する。判定条件管理テーブルT2は、例えば、判定条件表示部ID(図中、表示部ID)C20と、設置場所C21と、取得日C22と、判定条件C23とを含む。
表示部ID C20は、判定条件を表示する判定条件表示部4を自動点検システム内で一意に特定するための識別情報である。設置場所C21は、判定条件表示部4の設置場所を示す情報である。設置場所は、例えば、判定条件表示部4の設けられた制御盤を特定する情報、判定条件表示部4の設置された構造物を特定する情報のように設定することができる。図3で述べたセンサの設置場所C14と図4に示す判定条件表示部4の設置場所C21とを同様に定義することで、ユーザは、センサ(計測部11)と判定条件表示部4との対応関係を速やかに把握することもできる。取得日C22は、判定条件表示部4から判定条件を取得した年月日および時刻の情報である。判定条件C23は、判定条件表示部4から取得した情報を解析して得られた判定条件である。例えば、データ収集装置2は、判定条件表示部4に表示されたグラフや閾値などを含む画像データを解析することで、判定条件を得ることができる。解析して得られた判定条件(例えば、正常状態の範囲等)を項目C23で管理する。
図5は、点検の判定結果の表示方法を管理するテーブルT3の構成例である。点検判定結果表示テーブルT3は、例えば、判定条件表示部ID(図中、表示部ID)C30と、縦軸センサID C31と、横軸センサID C32とを対応づけて管理する。
表示部ID C30は、判定条件を表示する判定条件表示部4を自動点検システム内で一意に特定するための識別情報である。縦軸センサID C31は、二次元グラフの縦軸に相当するセンサ(計測部11)を特定する情報である。横軸センサID C32は、同様に、二次元グラフの横軸に相当するセンサを特定する情報である。なお、縦軸センサID C31に値が設定されていない場合、判定条件が一つのセンサに基づく横軸だけで表示される。横軸センサID C32に値が設定されていない場合、判定条件が一つのセンサに基づく縦軸だけで表示される。なお、グラフの形状は特に問わない。円グラフ、直線グラフ、曲線グラフなどのいずれでもよい。また、点検結果は、一次元または二次元による表示に限らず、三次元以上で表示してもよい。
図6は、判定条件表示部4から判定条件を取得してデータ収集装置2へ記憶させる処理を示すフローチャートである。
例えばユーザは、判定条件入力部5を所持してプラント内を巡回し、各判定条件表示部4から判定条件を取得する(S10.S11)。ユーザは、判定条件入力部5をデータ収集装置2に接続することにより、各判定条件表示部4から取得した判定条件(例えば判定条件を撮影した画像データ)をデータ収集装置2に入力する(S12)。
データ収集装置2は、判定条件入力部5からデータ取得部21を介して判定条件を受信すると(S20)、受信した判定条件を解析し、その解析結果である判定条件を判定条件記憶部26に記憶させる(S21)。
図7は、点検判定処理のフローチャートである。点検記録部22は、ユーザからの表示要求がUI部23から入力されると、表示要求に対応する計測データを計測データ記憶部25から読み出すと共に(S30)、その計測データに対応する判定条件を判定条件記憶部26から読み出す(S31)。
点検記録部22は、ステップS30,S31で読み出した計測データと判定条件とを重ねて、UI部23から表示させる(S32)。表示例は、図8,図9で後述する。
さらに点検記録部22は、重ねて表示させた計測条件と判定条件とを比較し(S33)、計測データが判定条件の示す正常範囲に収まっているか判定する(S34)。点検記録部22は、計測データが正常範囲に収まっていないと判定すると(S34:NO)、異常状態を検出した旨をUI部23を介して通知し(S35)、本処理を終了する。これに対し、点検記録部22は、計測データが正常範囲に収まっていると判定すると(S34:YES)、特に何もせずに本処理を終了する。なお、正常範囲に収まっていると判定した場合、点検記録部22は、正常状態である旨をUI部23を介して通知してもよい。
図8は、UI部23による表示画面G1の例である。図8では、計測データの組合せが正常範囲に収まっている様子を示す。
図8の画面G1に示すグラフは、縦軸センサIDが「SIDy」、横軸センサIDが「SIDx」の場合の判定条件を示す。正常な範囲を斜線部で示す。縦軸に対応するセンサの計測データが「Y1」であり、横軸に対応するセンサの計測データが「X1」である場合、両者の交点は正常範囲に位置する。したがって、図8の例は、正常状態にあることを示している。
図9は、他の表示画面G2の例である。図9では、計測データの組合せが正常範囲に収まっていない様子を示す。
縦軸に対応するセンサの計測データが「Y2」であり、横軸に対応するセンサの計測データが「X2」である場合、両者の交点は正常範囲から外れている。したがって、図9の例は、異常状態にあることを示している。そこで、点検記録部22は、異常状態である旨を画面上に表示し、ユーザの注意を喚起する。
このように構成される本実施例によれば、点検記録部22は、計測データ記憶部25に記憶されている計測データのうち選択される所定の計測データと判定条件記憶部26に記憶されている判定条件のうち所定の計測データに対応する所定の判定条件とを対応付けて出力し、UI部23を通じて画面に表示することができる。したがって、本実施例によれば、ユーザは、計測データを確認する際にいちいち判定条件を探し出して照合する手間がいらず、点検作業の効率を向上することができる。
さらに、本実施例では、計測データと判定条件とを重ねて表示するだけでなく、計測データと判定条件とを比較し、正常状態であるか否かを判定し、その判定結果も同一画面上に表示することができる。このため、ユーザは、正常状態であるか否かを直ちに把握することができ、使い勝手が向上する。
さらに、本実施例では、判定条件入力部5を用いることで、現場に設置されている判定条件表示部4から判定条件を取得して、データ収集装置2へ登録することができる。したがって、点検対象部3や判定条件表示部4が点在しているプラントに対して、いわゆる後付けで自動点検システムを導入することができる。すなわち、読取り装置1を点検対象部3に後付けで取り付けると共に、判定条件を判定条件入力部5により取得してデータ収集装置2へ登録することで、プラントの自動点検を実現することができる。
図10を用いて、第2実施例を説明する。本実施例を含む以下の各実施例では、第1実施例との差異を中心に説明する。本実施例では、管理計算機6が複数の監視対象サイトST1〜STnについての自動点検を担当する。
監視対象サイトST1〜STnは、例えば、プラントや変電所などの監視対象現場ごとに設定される。特に区別しない場合、監視対象サイトST1〜STnを監視対象サイトSTと呼ぶ。
各監視対象サイトSTは、複数の読取り装置1、一つのデータ収集装置2A、複数の点検対象部3、複数の判定条件表示部4を備える。データ収集装置2Aは、データ取得部21のみを有する。点検記録部および各記憶部は、管理計算機6内に設けられている。サイトST内では、UI部23は、データ収集装置2Aとは別体の装置として設けることができる。データ収集装置2AとUI部23とを一体化してもよい。
管理計算機6は、通信ネットワークCNを介して、複数の監視対象サイトSTに接続されている。管理計算機6は、各サイトST内を遠隔から自動点検し、その点検判定結果を各サイトST内のUI部23に表示させる。
管理計算機6は、例えば、点検記録部61と、通知部62と、点検管理情報記憶部63と、計測データ記憶部64と、判定条件記憶部65を備える。
点検記憶部61は、第1実施例の点検記録部22と同様に、各読取り装置1から受信した計測データを保存すると共に、計測データと判定条件とを対応づけて出力する。通知部62は、点検記録部61から入力された情報(計測データと判定条件を重ねた表示データ、判定結果)をUI部23に送信して表示させる。
点検管理情報記憶部63は、サイトST毎に自動点検に必要な情報を記憶する。計測データ記憶部64は、各サイトSTにおいて各読取り装置1からマルチホップ無線ネットワークを通じて収集された計測データ100を、サイトST毎に記憶する。判定条件記憶部65は、各サイトSTで収集された判定条件をサイトST毎に記憶する。
このように構成される本実施例も第1実施例と同様の作用効果を奏する。さらに本実施例では、一つの管理計算機6が複数の監視対象サイトSTでの自動点検を担当し、その点検結果を各サイトSTに通知するため、自動点検の判定に要するコンピュータ資源を効率的に使用することができる。さらに、管理計算機6は、複数のサイトSTにおける自動点検を担当するため、各サイトSTから収集する計測データを機械学習用の入力データとして活かすこともできる。
図11および図12を用いて第3実施例を説明する。本実施例では、サイトST内のデータ収集装置2Bは、外部の計算機6Bに対して予兆診断などの判定を依頼できるようになっている。
図11の全体構成図に示すように、分析用計算機6Bは、サイトST内のデータ収集装置2Bと通信ネットワークCNを介して接続されている。分析用計算機6Bは、例えば、判定部66と、通知部62と、判定条件記憶部65と、点検管理情報記憶部63とを備えている。図11では、分析用計算機6Bは、一つのサイトST内のデータ収集装置2Bと接続されている場合を示すが、実際には、分析用計算機6Bは複数のサイトST内のデータ収集装置と接続することができる。
判定部66は、データ収集装置2Bの点検記録部22からの要求により、所定の判定処理を実行し、その結果を通知部62から通信ネットワークCNを介してデータ収集装置2Bへ送信する。
監視対象サイトSTのデータ収集装置2Bは、分析用計算機6Bからの情報を受信すると、受信した情報をUI部23の画面Gに表示する。
図12は、UI部23に表示される画面の例を示す。図12の上側に示すように、計測データと判定条件とを重ねて表示することで、点検対象部3の状態が正常状態であるか否かを画面G3に表示することができる。さらに、画面G3は、分析用計算機6Bに対して所定の判定処理を依頼するためのボタンBTを備える。本実施例では、異常状態になる可能性を示す予兆診断を例に挙げている。
画面G3が正常状態であることを示している場合、ユーザは、予兆診断ボタンBTを操作することにより、分析用計算機6Bに対して異常の予兆があるか否かの判定を求めることができる。
ユーザが予兆診断ボタンBTを押すと、予兆診断に必要なデータがデータ収集装置2Bから分析用計算機6Bへ送信される。分析用計算機6Bは、データ収集装置2Bから受信したデータに基づいて、異常状態の発生する可能性を判定し、その判定結果をデータ収集装置2Bへ返信する。データ収集装置2Bは、分析用計算機6Bから受信した判定結果(ここでは予兆診断結果レポート)をUI部23に画面G4として表示する。
このように構成される本実施例も第1実施例と同様の作用効果を奏する。さらに、本実施例では、サイト内の点検記録部22が正常状態であると判定した場合であっても、ユーザが希望する場合には、外部の分析用計算機6Bに対して所定の判定処理としての予兆診断を依頼することができるため、より一層使い勝手が向上する。さらに、本実施例では、一つの分析用計算機6Bが複数のサイトST内のデータ収集装置2Bを担当することができるため、効率的に所定の判定処理を行うことができる。
図13〜図17を用いて第4実施例を説明する。本実施例では、マルチホップによるセンサ無線ネットワークを用いる自動点検システムにおいて、周囲環境のために計測に失敗した時の原因に応じて段階的にリトライする。
無線親局20がマルチホップ無線ネットワークを用いて末端の無線子局10と通信する場合、複数の子局10をホップ(パケット単位での受信と送信による転送)させた通信動作を行うことになる。したがって、無線子局10の消費電力を抑えるためには、特にホップ数の多い末端の子局10との通信頻度は少ないほうが好ましい。
一方、計測部11を用いて点検対象部3の状態(例えばメータ値)を読み取る場合、結露または雨天などの周囲環境のために、適切な画像を撮影できない状況も発生しうる。この場合、再度メータ値を読み取って無線親局20へ転送する必要があるが、このリトライに関与する各無線子局10はデータ転送のために電力を消費する。
例えば、ホップ数の多い末端の無線子局10でメータ値の読取りに失敗した場合に、即座に無線親局20からその末端の無線子局10に対してリトライを指示すると、中継局として動作する他の無線子局10を含めてマルチホップ通信の往復が新たに発生する。このため、マルチホップ無線ネットワーク全体で消費電力が増大する。しかし、そのリトライが成功する保証はないため、各無線子局10の電池を無駄に消耗するだけの結果を招くおそれもある。
例えば、結露によってメータ値を読取りにくい場合は、その状態がすぐに解消される可能性は低いため、結露したメータに対して即座にリトライしても、無駄なマルチホップ通信が行われるだけで、中継局として参加した無線子局10の電池も無駄に消耗する。
ところで、無線子局10は、通常、省電力のスリープ状態におかれており、データ転送時やメータ値読取り時にのみ起動する。したがって、無駄なリトライが行われると、無線子局10がスリープ状態にある時間が短くなり、消費電力が増大する。
そこで、本実施例では、点検対象部3の状態の読取りが難しい環境条件下において、計測の失敗原因に応じて段階的にリトライを実施することで、省電力かつ信頼性の高い自動点検システムを実現する。
図13は、本実施例に係る自動点検システムの全体図である。読取り装置1Cは、計測部11およびセンサ情報解析部12に加えて、失敗原因分析部13を備える。
失敗原因分析部13は、センサ情報解析部12が点検対象部3の状態の解析に失敗した場合(メータ値の読取りに失敗した場合)に、その失敗原因を分析する。失敗原因分析部13は、例えば、メータ値の読取りに失敗した画像データと既知の失敗パターンとの比較結果と、環境センサ131の検出した周囲環境情報とに基づいて、どのような原因でメータ値の読取りに失敗したのか推定することができる。
環境センサ131としては、例えば、温度センサ、湿度センサ、気圧センサ、照度センサ、物体検知センサなどがある。環境センサ131は、これらのセンサのうち少なくとも一つを含んで構成することができる。または環境センサ131に含まれる少なくとも一つのセンサを、計測部11と共通化してもよい。例えば、カメラと赤外線式物体検知センサを組み合わせたり、カメラと照度センサを組み合わせたりしてもよい。
本実施例の計測データ100は、読み取った点検対象部3の状態(例えばメータ値)101と、成否情報102とを含む。成否情報102は、点検対象部3の状態読取りの成否を示す情報であり、読取りに失敗した場合は失敗原因を特定するコードを含む。この失敗原因を特定する失敗原因コードは「失敗原因情報」に対応する。
失敗原因分析部13による失敗原因の分類は、時間の経過につれて原因が解消する可能性の高いものと、時間が経過しても原因の解消する可能性の低いものとに大別することができる。その詳細は図14で後述する。
図14は、リトライ制御テーブル270の例を示す。リトライ制御テーブル270は、データ収集装置2のリトライ制御部27により使用される。
リトライ制御テーブル270は、例えば、失敗原因2701、影響範囲2702、影響期間2703、対処方法2704といった項目を対応づけて管理する。図示した項目以外の項目をさらに備えてもよい。
失敗原因2701は、読取り装置1Cによる点検対象部3の状態読取りが失敗した原因を示す項目である。失敗原因2701は、失敗原因コード102の値と対応づけられる。失敗原因としては、例えば、雨や結露などの水滴による場合、光または影による場合、異物が付着した場合がある。
影響範囲2702は、失敗原因2701に示す失敗原因が影響を及ぼす点検対象部3の範囲(そのメータを監視する読取り装置1Cの範囲)を示す。影響範囲2702としては、例えば、複数の点検対象部3に影響する場合(影響が広範囲にわたる場合)と、一つまたは数台の点検対象部3に影響する場合(影響が限られる場合)とがある。
影響期間2703は、失敗原因2701に示す失敗原因が計測に影響を与える時間的範囲を示す。影響期間2703としては、数時間〜数日の場合(長時間の場合)、数時間の場合(短時間の場合)、原因が取り除かれるまで影響が続く場合がある。
対処方法2704は、失敗原因への対応方法を示す。リトライ方法としては、例えば、段階的リトライと、警報出力とがある。段階的リトライとは、最もホップ数の少ない階層に属する読取り装置1Cに対してリトライし、そのリトライが成功した場合に次にホップ数の少ない階層に属する読取り装置1Cに対して、または、他の全ての階層に属する読取り装置1Cに対してリトライする方法である。
図15は、失敗原因ごとの点検対象部3の状態読取り結果の例を示す。図15(1)に示すように、失敗原因2701のうち、雨や結露などの水滴31が原因の場合は、水滴のためにメータ値の少なくとも一部の可読性が低下する(G5)。しかし、天候状態にもよるが、一般的には時間の経過により水滴31は消滅する可能性が高い。例えば気温が上がれば結露は消滅し、晴天になれば雨滴もやがて蒸発してなくなるためである。ただし、梅雨などの雨季では数日間にわたって水滴による点検対象部3の状態読取り不良が継続する可能性がある。そこで、この場合の対処方法2704として、段階的リトライと警報出力とが設定される。水滴の消滅までに所定値以上の時間がかかると判定される場合は警報を出力し、所定値未満の時間で水滴が消滅すると判定される場合は段階的リトライを実施すればよい。
図15(2)に示すように、失敗原因2701のうち、光または影が原因の場合とは、例えば、車両などの物体で反射した光32が点検対象部3に差し込んだために読取り画像が劣化したり、車両などの物体の影が点検対象部3を覆ったために読取り画像が劣化したりする場合である(G6)。光や影による原因は、比較的短時間で解消する可能性が高い。一方、点検対象部3の近くの樹木が倒れて、点検対象部3がその樹木の影に入ったような場合は、原因が取り除かれるまで時間を要することもある。そこで、この場合の対処方法2704として、段階的リトライと警報出力とが設定される。
図15(3)に示すように、失敗原因2701のうち、異物付着が原因の場合とは、点検対象部3または計測部11に、例えば昆虫、塵埃、落ち葉などの異物33が付着した場合である。図15(3)では、木の枝や塵埃などの固定的な異物33−1と、生きている昆虫などの移動性異物33−2とに分けて示す。
この場合、メータ値を撮影した画像の少なくとも一部が異物33で覆われてしまい、正確にメータ値を読み取ることができない(G7)。異物33が原因の場合、ユーザがその異物33を取り除くまでメータ値を正常に読み取ることができない可能性が高い。そこで、この場合の対処方法2704として、警報出力が設定される。
なお、失敗原因と対処方法とは、上記の例に限らない。要するに、本実施例では、失敗原因の分類結果に応じて、データ取得のリトライ方法を制御する。
図16は、段階的リトライの様子を模式的に示す。図2と同様に、図中では、読取り装置1Cの代わりにその読取り装置1Cの有する無線子局10を表示し、データ収集装置2の代わりに無線親局20を表示する。
図16に示すマルチホップ無線ネットワークは、ホップ数=1の階層、ホップ数=2の階層、ホップ数=3の階層の、三つの階層を有する。このマルチホップ無線ネットワークを構成する読取り装置1Cのうち、幾つかの読取り装置1Cでは、点検対象部3の状態読取りに失敗している。読取りに失敗した読取り装置1Cには、失敗原因を示すマークF1またはF2のいずれかを表示している。ここで、時間の経過につれて原因が解消する時間解決型の原因には符号F1を付し、それ以外の原因には符号F2を付す。なお、以下では、点検対象部3の状態読取りに失敗した読取り装置1Cを読取り失敗装置1と略記する場合がある。
データ収集装置2のリトライ制御部27は、最も近い階層に存在する読取り失敗装置1C(SS1−1),1C(SS1−3)に対してデータ取得をリトライする。同一階層の複数の読取り失敗装置1Cに対してリトライする場合、例えばラウンドロビン方式を採用することができる。
データ収集装置2は、第1階層の読取り失敗装置1Cの全てについてリトライが成功すると、第2階層の読取り失敗装置1C(SS2−2),1C(SS2−4),1C(SS2−5)についてデータ取得をリトライする。この場合もラウンドロビン方式を用いて順番にリトライすることができる。
データ収集装置2Cは、第2階層の読取り失敗装置1Cの全てについてリトライが成功すると、第3階層の読取り失敗装置1C(SS3−2),1C(SS3−5),1C(SS3−10)についてデータ取得をリトライする。この場合もラウンドロビン方式を用いることができる。なお、時間解決型の失敗原因以外の原因F2が発生している読取り失敗装置1C(SS3−8)については、リトライ対象ではない。リトライしても無駄に電力を消費するだけだからである。
上述のようにデータ収集装置2Cは、ホップ数に基づく階層単位で、読取り失敗装置1Cについてのデータ取得をリトライすることができる。これに代えて、データ収集装置2Cは、最も近い第1階層でのリトライに成功すると、他の全ての階層の読取り失敗装置1Cについて一斉にリトライしてもよい。つまり、読取り失敗装置1C(SS1−1),1C(SS1−3)でデータ取得に成功した場合は、他の読取り失敗装置1Cにおいても失敗原因F1が解消したものとみなして、他の読取り装置1C(SS2−2),1C(SS2−4),1C(SS2−5),1C(SS3−2),1C(SS3−5),1C(SS3−10)に対するリトライをほぼ一斉に実施してもよい。
図17は、データ収集処理を示すフローチャートである。データ収集装置2Cのデータ取得部21は、全ての無線子局10に対してデータ送信を要求する(S100)。各無線子局10はデータ送信要求を受信すると、読取り装置1Cを起動させてメータ値を計測部11で読み取らせる。そして、無線子局10は、読取り装置1Cの生成した計測データ100をデータ収集装置2Cへ向けて送信する。
データ取得部21は、各無線子局10からの計測データ100を、マルチホップ無線ネットワークを介して受信する(S101)。データ取得部21は、受信した計測データ100が全て正常であるか判定する(S102)。データ取得部21は、全ての計測データ100が正常であると判定した場合(S102:YES)、それら計測データ100を点検記録部22へ送信して保存させる(S113)。
データ取得部21がステップS101で受信した計測データ100のうち一部の計測データ100が失敗していると判定すると(S102:NO)、リトライ制御部27は、失敗した計測データ100が含む失敗原因コード102を解析し、時間解決型の失敗原因であるか判定する(S103)。時間解決型の失敗原因としては、例えば図14で説明した通り、雨や結露などの水滴が原因の場合と、光や影が原因の場合とがある。
リトライ制御部27は、時間解決型の失敗原因であると判定すると(S103:YES)、最も近い階層に属する読取り失敗装置1Cについて、ラウンドロビン方式で、データ取得をリトライする(S104)。
データ取得部21は、読取り失敗装置1Cから計測データ100を受信すると(S105)、その計測データ100が正常であるか判定する(S106)。リトライして得られた計測データ100が正常ではなく、失敗原因コード102を含んでいる場合(S106:NO)、リトライ制御部27は、所定のリトライ回数以上リトライしたか判定する(S107)。予め設定された所定のリトライ回数に達していない場合(S107:NO)、所定時間待機した後にステップS104に戻り、再び最も近い階層の読取り失敗装置1Cについてデータ取得をリトライする。
一方、最も近い階層の読取り失敗装置1に対するリトライの結果として受信した計測データ100が正常だった場合(S106:YES)、データ取得部21は、その計測データ100を点検記録部22へ送って保存させる(S110)。
リトライ制御部27は、次に近い階層に属する読取り失敗装置1Cに対して、データ取得をリトライする(S111)。データ取得部21は、リトライして得られた計測データ100が正常であると判定すると(S112:YES)、その計測データ100を点検記録部22へ送信して保存させる(S113)。ここでは、2つの階層について段階的にリトライする場合を述べる。
最も近い階層の読取り失敗装置1Cに対するリトライが所定のリトライ回数に達した場合(S107:YES)、または、次に近い階層の読取り失敗装置1Cに対するリトライが失敗した場合(S112:NO)のいずれかの場合、リトライ制御部27は、UI部23から警報を出力させる(S108)。この警報を受けたユーザは、読取り失敗装置1Cをメンテナンスするための作業などを手配する。
このようにしてメータ値の取得が完了すると、データ取得部21は、次のデータ取得タイミングを待つ(S109)。次に近い階層の読取り失敗装置1Cに対するリトライの結果として得られた計測データ100が正常であり、点検記録部22により計測データ記憶部25に保存された場合も、次のデータ取得タイミングを待つ。データ収集装置2Cは、1日に数回ないし十数回といった頻度で、各読取り装置1Cから計測データを収集して保存する。
図17では、無線親局20との距離(ホップ数)で2つの階層に分ける場合を述べたが、マルチホップ無線ネットワークに属する読取り装置1Cを3つ以上の階層に分けることもできる。
そして、データ収集装置2は、ホップ数の少ない順に、各階層の読取り失敗装置1Cについてリトライすることができる。あるいは、最も近い階層の読取り失敗装置1Cに対するリトライを、失敗原因が解消したか否かを調べるための調査用リトライと位置付け、調査用リトライが成功した場合に、残りの全ての読取り失敗装置1Cについてリトライすることもできる。
このように構成される本実施例も第1実施例と同様の作用効果を奏する。さらに、本実施例では、マルチホップ無線ネットワークを用いる自動点検システムにおいて、失敗原因に応じた方法でリトライすることができる。この結果、本実施例では、電力消費をできるだけ抑制しつつ、読取り装置1Cからデータを取得することができ、省電力と高信頼性を両立させることができる。なお、本実施例は、上述した第2,第3実施例のいずれとも組み合わせることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。上述の実施形態において、添付図面に図示した構成例に限定されない。本発明の目的を達成する範囲内で、実施形態の構成や処理方法は適宜変更することが可能である。
また、本発明の各構成要素は、任意に取捨選択することができ、取捨選択した構成を具備する発明も本発明に含まれる。さらに特許請求の範囲に記載された構成は、特許請求の範囲で明示している組合せ以外にも組み合わせることができる。
なお、本実施形態は、以下の特徴も含む。
「前記リトライ制御部は、前記ホップ数の一つの階層に属する前記所定の点検対象読取り装置からのデータ取得に成功した場合に、さらにホップ数の多い他の階層に属する前記所定の点検対象読取り装置からのデータ取得をリトライする。」
「前記リトライ制御部は、前記ホップ数の最も少ない階層に属する前記所定の点検対象読取り装置からのデータ取得に成功すると、残りの前記所定の点検対象読取り装置からのデータ取得をリトライする。」
「前記失敗原因分析部は、前記計測部および前記点検対象の周囲環境を検出する環境検出部を備えている。」
1,1C:読取り装置、2,2A,2B,2C:データ収集装置、3:点検対象部、4:判定条件表示部、5:判定条件入力部、6,6B:計算機、10:無線子局、11:計測部、12:センサ情報解析部、13:失敗原因分析部、20:無線親局、21:データ取得部、22:点検記録部、23:UI部、27:リトライ制御部

Claims (10)

  1. 無線ネットワークで接続される複数の点検対象読取り装置からデータを収集して点検する自動点検システムであって、
    前記各点検対象読取り装置は、
    前記無線ネットワークを通じて通信する無線子局と、
    点検対象の状態を計測する計測部と、
    前記計測部の計測結果を解析して計測データを生成する解析部と、
    を備え、かつ
    前記解析部により生成された計測データを前記無線子局から前記無線ネットワークを介して送信するようになっており、
    前記無線ネットワークを介して前記各点検対象読取り装置と通信する無線親局と、
    前記無線親局を介して前記各点検対象読取り装置から計測データを取得するデータ取得部と、
    前記取得した計測データを記憶するデータ記憶部と、
    計測データに関連する判定条件を記憶する判定条件記憶部と、
    前記データ記憶部に記憶されている前記計測データのうち選択される所定の計測データと前記判定条件記憶部に記憶されている前記判定条件のうち前記所定の計測データに対応する所定の判定条件とを対応付けて出力する点検部と、
    を備える自動点検システム。
  2. 前記点検部は、前記所定の計測データが前記所定の判定条件に適合しているか否か判定し、その判定結果を出力する、
    請求項1に記載の自動点検システム。
  3. 前記判定条件を表示する判定条件表示部が前記点検対象に設けられており、
    前記判定条件表示部に表示された前記判定条件を取得して前記判定条件記憶部へ入力する判定条件入力部をさらに備える、
    請求項2に記載の自動点検システム。
  4. 前記所定の計測データとして複数の計測データが選択され、
    前記点検部は、前記選択された複数の計測データの組合せが前記所定の判定条件に適合しているか判定し、その判定結果を出力する、
    請求項1に記載の自動点検システム。
  5. 監視対象サイトごとに前記各点検対象読取り装置と前記無線親局と前記データ取得部とが設けられており、
    前記各監視対象サイト内の前記各点検対象読取り装置から計測データを収集して点検する管理計算機をさらに備え、
    前記管理計算機は、
    前記各監視対象サイトから送信される前記各点検対象読取り装置の計測データを記憶するデータ記憶部と、
    計測データに関連する判定条件を記憶する判定条件記憶部と、
    前記データ記憶部に記憶されている前記計測データのうち選択される所定の計測データと前記判定条件記憶部に記憶されている前記判定条件のうち前記所定の計測データに対応する所定の判定条件とを対応付けて出力する点検部と、
    前記点検部による点検結果を前記各監視対象サイトのうち対応する監視対象サイトへ通知する通知部と、
    を備えている、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の自動点検システム。
  6. 前記点検部から受信する計測データを分析し、分析結果を前記点検部へ送信する分析用計算機をさらに備える請求項1〜4のいずれか一項に記載の自動点検システム。
  7. 前記無線ネットワークはマルチホップ無線ネットワークであり、
    前記各点検対象読取り装置は、前記解析部による解析に失敗した場合に、その失敗原因を分析する失敗原因分析部をさらに備えており、かつ、前記計測データに失敗原因を示す失敗原因情報を対応付けて、前記無線子局から前記無線親局へ前記マルチホップ無線ネットワークを介して送信するようになっており、
    前記データ記憶部は、前記データ取得部が前記各点検対象読取り装置から取得した計測データに前記失敗原因情報が対応づけられていない場合に、前記取得した計測データを記憶し、
    前記取得した計測データに前記失敗原因情報が対応づけられている場合は、前記各点検対象読取り装置のうち前記失敗原因情報に対応する所定の点検対象読取り装置に対し、失敗原因の種類に応じてデータ取得をリトライするリトライ制御部をさらに備える、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の自動点検システム。
  8. 前記リトライ制御部は、前記失敗原因が時間の経過によって解消する時間解決型の失敗原因であると判定した場合は、前記無線親局との間のホップ数の階層に応じて、前記所定の点検対象読取り装置からデータ取得をリトライする、
    請求項7に記載の自動点検システム。
  9. 前記リトライ制御部は、前記ホップ数の最も少ない階層から最も多い階層に向けて順番に、前記所定の点検対象読取り装置からのデータ取得をリトライする、
    請求項8に記載の自動点検システム。
  10. 無線ネットワークで接続される複数の点検対象読取り装置からデータを収集して点検する自動点検システムの制御方法であって、
    前記各点検対象読取り装置は、
    点検対象の状態を計測して計測データを生成し、
    前記生成した計測データを無線子局から前記無線ネットワークを介して無線親局へ送信し、
    前記各点検対象読取り装置に前記無線ネットワークを介して接続される計算機は、
    前記無線親局から前記無線ネットワークを介して前記各点検対象読取り装置から前記計測データを取得し、
    前記取得した計測データをデータ記憶部に記憶し、
    計測データに関連する判定条件を判定条件記憶部に記憶し、
    前記データ記憶部に記憶されている前記計測データのうち選択される所定の計測データと前記判定条件記憶部に記憶されている前記判定条件のうち前記所定の計測データに対応する所定の判定条件とを対応付けて出力する、
    自動点検システムの制御方法。
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