JP2018205787A - 情報処理装置、電子文書の表示方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
所定の複数の項目及び当該複数の項目の各々に対応する登録情報を含む電子文書を、当該複数の項目の各々についての表示制限設定に従って登録情報に表示制限をかけて表示させる表示制御手段と、
前記表示制限がかけられているいずれかの登録情報の表示を要求する所定の入力操作がなされた場合に、前記登録情報の項目に対応付けられて予め定められている表示制限の解除条件が満たされているか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段により前記項目についての前記解除条件が満たされていると判別された場合に、前記項目についての前記表示制限が解除されるように前記表示制限設定を変更する設定変更手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記設定変更手段により前記表示制限設定が変更された場合に、当該変更された表示制限設定に基づいて前記電子文書の表示を更新することを特徴とする。
先ず、情報処理システム100の概略構成について、図1を参照して説明する。
図1は、情報処理システム100の概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の情報処理システム100は、人事情報管理サーバ1(情報処理装置)と、業務情報管理サーバ2と、複数の端末装置3とを備えている。また、人事情報管理サーバ1と、業務情報管理サーバ2と、端末装置3とは、通信ネットワーク4を介して情報通信可能に接続されている。
また、端末装置3は、ユーザの入力操作を受け付けて人事情報管理サーバ1や業務情報管理サーバ2に送信し、各サーバから送信されて受信した情報を表示する。
図2に示すように、人事情報管理サーバ1は、CPU11(Central Processing Unit)(表示制御手段、判別手段、設定変更手段、報知制御手段、ランク調整手段、信頼度情報取得手段)と、RAM12(Random Access Memory)と、記憶部13と、操作部14と、表示部15と、通信部16とを備えている。また、人事情報管理サーバ1の各部は、バス17を介して接続されている。
アカウントDB13bは、人事情報管理システムのユーザのアカウント(以下では、人事アカウントとも記す)に係る情報が登録されている。ここで、アカウントに係る情報には、アカウントごとに固有のID、メールアドレス及びパスワードが含まれる。本実施形態では、ID又はメールアドレスと、パスワードとの組み合わせにより認証情報が構成される。
人事情報DB13cは、人事情報管理システムにおける管理対象の人事情報が登録されたデータベースである。
初期設定テーブル13d、表示制限設定テーブル13e及び解除区分テーブル13fは、人事情報DB13cのデータを電子帳票として表示させる場合に、電子帳票の項目の表示制限に用いられるテーブルデータであり、詳細については後述する。
図3に示すように、業務情報管理サーバ2は、CPU21と、RAM22と、記憶部23と、操作部24と、表示部25と、通信部26とを備えている。また、業務情報管理サーバ2の各部は、バス27を介して接続されている。
アカウントDB23bは、業務情報管理システムのユーザのアカウント(以下では、業務アカウントとも記す)に係る情報が登録されている。ここで、アカウントに係る情報には、アカウントごとに固有のID、メールアドレス及びパスワードが含まれる。
業務情報DB23cは、業務情報管理システムにおける管理対象の業務情報が登録されたデータベースである。
操作部24、表示部25及び通信部26の構成は、人事情報管理サーバ1の操作部14、表示部15及び通信部16の構成と同様であるので詳細な説明は省略する。
図4に示すように、端末装置3は、CPU31と、RAM32と、記憶部33と、操作部34と、表示部35と、通信部36とを備えている。また、端末装置3の各部は、バス37を介して接続されている。
次に、人事情報管理システム及び業務情報管理システムにログインする方法について説明する。
図5は、人事情報管理システム及び業務情報管理システムにおけるログイン方法を説明する模式図である。
本実施形態の情報処理システム100では、図5の左側に示されるように、人事アカウント1aを用いて人事情報管理サーバ1による人事情報管理システムにログインすることができる。具体的には、端末装置3において入力され人事情報管理サーバ1に送信された認証情報が、アカウントDB13bに登録されているいずれかの人事アカウント1aの認証情報と一致すると判別された場合に、人事情報管理システムへのログイン処理が行われてログインセッションが開始される。以下では、このような人事情報管理システムへのログイン方法を第1のログイン方法とも記す。
また、図5の右側に示されるように、業務アカウント2aを用いて業務情報管理サーバ2による業務情報管理システムにログインすることができる。具体的には、端末装置3において入力され業務情報管理サーバ2に送信された認証情報が、アカウントDB23bに登録されているいずれかの業務アカウント2aの認証情報と一致すると判別された場合に、業務情報管理システムへのログイン処理が行われてログインセッションが開始される。
しかしながら、業務情報管理システムでの作業に人事情報管理システムの情報が必要である場合など、業務情報管理システムの業務アカウント2aを保有しているユーザ(以下、業務情報管理システムユーザと記す)に対して、人事情報管理システムへのアクセスを許可したい場合がある。このような場合に、業務情報管理システムユーザに対して人事情報管理システムの人事アカウント1aを別個に発行すると、アカウント数の増大を招いてアカウントの管理負荷が大きくなるという問題がある。また、このような方法では、業務情報管理システムユーザに対して人事情報管理システムにおける人事情報の開示範囲をコントロールしたいといった要求に対応できないという問題がある。
図6は、業務情報管理システムへのログインを行うためのログイン画面41を示す図である。
ログイン画面41は、端末装置3においてブラウザのプログラムが実行され、業務情報管理サーバ2による業務情報管理システムへのログインを行うための所定のウェブサイトにアクセスした場合に表示部35に表示される画面である。ログイン画面41では、ログインに使用する業務アカウント2aのID又はメールアドレスを入力するテキストボックスA1と、パスワードを入力するテキストボックスA2と、ログインボタンB1とが表示される。
この業務情報管理メニュー画面42(業務情報管理システムのトップ画面)では、業務情報管理に係る各種機能を実行させるためのメニューボタンB2と、人事情報管理システムへの第2のログイン方法でのログインを行うためのログインボタンB3と、業務情報管理システムからログアウトするためのログアウトボタンB4とが表示されている。
この第2のログイン方法でのログインでは、人事情報管理システム側では、業務情報管理システムを経由した場合に用いられる上述の専用アカウント1b(以下では、この専用アカウント1bの名称を「user01」とする)でのログイン処理が行われる。
この初期画面は、第2のログイン方法でログインした業務情報管理システムユーザによる、人事情報管理システムでの人事情報の利用申請状況を一覧表示する申請状況一覧画面51である。ただし、この段階では、未だ利用申請がなされていないため、申請状況に係る表示は行われておらず、人事情報管理システムでの人事情報の利用を申請するための申請ボタンB5、及び人事情報管理システムからログアウトするためのログアウトボタンB6のみが表示されている。業務情報管理システムユーザは、申請ボタンB5を選択する入力操作を行うことで、人事情報管理システムの利用申請のための利用申請画面を表示させることができる。
利用申請画面52では、申請者名を入力するテキストボックスA3、申請者のメールアドレスを入力するテキストボックスA4、申請者の社員番号を入力するテキストボックスA5、利用目的区分を選択するテキストボックス(又はプルダウンメニュー)A6、利用目的を入力するテキストボックスA7、利用開始日時を入力するテキストボックスA8、利用終了日時を入力するテキストボックスA9、申請状況一覧画面51に戻るための戻るボタンB7、及びテキストボックスA3〜A9に入力された内容にて利用申請を実行するための申請ボタンB8が表示されている。
業務情報管理システムユーザは、テキストボックスA3〜A9に必要事項を入力した上で申請ボタンB8を選択する入力操作を行うことで、人事情報管理システムの利用申請を行うことができる。
本実施形態の人事情報管理システムでは、第2のログイン方法でログインがなされた場合には、電子帳票の表示において、項目ごとに表示制限をかけることができる。表示制限がかけられている項目の登録情報については、表示制限を解除する所定の解除操作を行うことで表示制限を解除して閲覧することができるようになっている。以下では、人事情報管理システムにおける電子帳票の項目の表示制限及びその解除方法について説明する。
図14の帳票閲覧画面54は、図13の人事情報管理メニュー画面53において、「社員台帳照会」のメニューボタンB9が選択された後に、特定の社員を選択する入力操作が行われた場合に端末装置3の表示部35に表示される画面であり、選択された社員の社員台帳に係る電子帳票Fが表示されている。この帳票閲覧画面54の電子帳票Fでは、「氏名」、「生年月日」、「住所」、「家族」、「懲罰」、「病歴」、「個人番号」及び「カード番号」の項目C(項目C0〜C3)ごとに、項目Cに対応付けられて登録されている登録情報D(登録情報D0〜D3)が表示されている。また、帳票閲覧画面54では、電子帳票Fの表示を中止するための戻るボタンB12が表示されている。
また、帳票閲覧画面54では、各項目Cのランクが判別可能な態様で電子帳票Fが表示されている。ここでは、各項目C及び対応する登録情報Dの表示領域の色をランクごとに異ならせてある。なお、表示の態様は、ランクが判別可能であればこれに限られず、例えば表示領域の枠(縁)の色をランクごとに変えたり、ランクを表す文字や図形などを表示したりしてもよい。
図15(a)の初期設定テーブル13dは、第2のログイン方法で人事情報管理システムへのログインがなされた場合における電子帳票Fの各項目の表示制限設定の初期設定を表している。初期設定テーブル13dは、電子帳票Fの項目Cごとに、項目コード、帳票コード、項目名及びランクが設定されたテーブルデータである。
図15(b)の表示制限設定テーブル13eは、第2のログイン方法での人事情報管理システムへのログインに用いられている専用アドレス(ここでは、「user01」)に対する、電子帳票Fの各項目Cの現在の表示制限設定を表している。表示制限設定テーブル13eは、初期設定テーブル13dと同様の項目Cに係る設定内容が、ログインに用いられているアカウントごとに記憶されているテーブルデータである。表示制限設定テーブル13eにおける「ランク」は、後述する解除操作に応じて変更可能とされている。
解除区分テーブル13fでは、電子帳票Fの項目Cのランクに対応して、表示制限の解除に必要な解除操作の内容を示す解除区分が設定されている。具体的には、ランク1の項目C1に対応する解除区分は、「1:社員番号」であり、ランク2の項目C2に対応する解除区分は、「2:申請時発行パスワード」であり、ランク3の項目C3に対応する解除区分は、「3:ワンタイムパスワード」である。すなわち、ランク1の項目C1について表示制限を解除するためには、利用申請時にユーザが入力した社員番号を入力する解除操作が必要であり、ランク2の項目C2について表示制限を解除するためには、利用申請時に発行された申請時発行パスワードを入力する解除操作が必要であり、ランク3の項目C3について表示制限を解除するためには、直近で発行されているワンタイムパスワードを入力する解除操作が必要である。このように、表示制限の解除に必要な解除操作は、ユーザにとって、低位のランクほど知得が容易なものが設定されている。すなわち、表示制限の解除条件は、低位のランクほど充足容易性が高いものとなっている。
帳票閲覧画面54において、例えば、表示制限がなされているランク1の「家族」の項目C1、又は「家族」に対応する登録情報D1の表示エリアを選択することで当該登録情報D1を指定する入力操作(すなわち、表示制限の解除を求める入力操作)がなされると、解除区分テーブル13fにおけるランク1に対応する解除区分に応じて、解除操作の入力のための所定の表示が行われる。ここでは、ランク1に対応する解除区分が「1:社員番号」であるため、図17のように、社員番号を入力する解除操作を促す解除操作ウィンドウ54aの表示がなされる。この解除操作ウィンドウ54aを表示する動作は、解除操作の入力をユーザに促す報知に対応する。
ただし、ユーザの手間を減らすことに重点をおきたい場合には、これに代えて、「家族」の項目の表示制限が解除された場合に、併せて同一ランクの他のすべての項目(ここでは「懲罰」)について自動的に表示制限が解除されるようにしてもよい。
なお、ワンタイムパスワードの発行は、ワンタイムパスワードの発行申請に応じて、管理者が発行を承認することでメール送信される方式で行われてもよい。
次に、人事情報管理システムの管理者側の画面表示について説明する。
図23は、人事情報管理システムの管理者が人事情報管理システムへの第1のログイン方法でのログインを行うためのログイン画面55を示す図である。ログイン画面55では、ログインに使用する人事アカウント1aのID又はメールアドレスを入力するテキストボックスA13と、パスワードを入力するテキストボックスA14と、ログインボタンB15とが表示される。テキストボックスA13にID又はメールアドレスが入力され、テキストボックスA14にパスワードが入力され、この状態でログインボタンB15を選択する入力操作が行われると、入力された認証情報が人事情報管理サーバ1に送信されて、アカウントDB13bに記憶された認証情報と照合される。入力された認証情報が、登録されているいずれかの人事アカウント1aの認証情報と一致した場合(認証情報が適正であると判別された場合)には、人事情報管理サーバ1のCPU11により、当該人事アカウント1aでの業務情報管理システムへのログイン処理が行われてログインセッションが開始される。
次に、人事情報管理システムにおける、電子帳票表示処理を含むシステム基本処理の制御手順について説明する。
図27は、システム基本処理のCPU11による制御手順を示すフローチャートである。
このシステム基本処理は、業務情報管理システムを経由した第2のログイン方法での人事情報管理システムへのログインがなされた場合に実行される。
電子帳票表示処理が呼び出されると、CPU11は、現在ログインしている専用アカウント(「user01」)に対応する表示制限設定テーブル13eの内容を、初期設定テーブル13dの内容に初期化する(ステップS201)。
次に、上記実施形態の変形例1について説明する。
本変形例は、表示制限の解除のために、上述の解除操作に代えて、解除要求の対象となっている項目Cのランクに応じて予め定められた管理者による事前承認が必要である点で上記実施形態と異なる。すなわち、表示制限がなされている登録情報Dを指定する入力操作がなされた場合に、表示制限の解除の対象となっている項目Cのランクに応じた管理者による承認がなされているか否かが判別され、承認がなされている場合に、解除条件が満たされていると判別されて、当該項目Cに対応する登録情報Dの表示制限が解除される。
表示制限の解除の承認を受けるための申請方法、及び当該申請に対する承認方法は、特には限られないが、例えば、図9の利用申請画面52を用いた人事情報管理システムの利用申請及び承認と同様の方法を用いることができる。ここで、ランク1〜3の表示制限の解除をそれぞれ承認可能な管理者は、ランク1〜3の機密性に応じて適宜設定することができる。例えば、ランクが高いほど高レベルの承認権限を有した管理者を設定することが望ましい。
本変形例では、上記実施形態で説明した解除区分テーブル13fに基づく解除操作の入力は省略することができるが、解除操作の入力を併せて求めることとしてもよい。
次に、上記実施形態の変形例2について説明する。
本変形例は、解除操作ウィンドウ54a,54b,54cにおいて入力された解除操作が、予め定められている解除操作と異なる場合に、解除要求の対象となっている項目Cのランクが、そのときのランクよりも高いランク(例えば1ランク高いランク)に変更される点で上記実施形態と異なる。
なお、不適切な解除操作が連続して所定回数なされた場合に、ランクが変更されるようにしてもよい。また、ランクの変更対象は、表示制限の解除要求がなされた項目Cのみに限られず、例えばすべての項目Cをより高いランクに変更してもよい。また、解除条件が設定されている最高位のランク(ここでは、ランク3)の項目Cについて不適切な解除操作な操作がなされた場合には、ランクをより高位のランク(例えば、ランク4)に変更するとともに、以降、当該項目については表示制限の解除ができないようにしてもよい。
次に、上記実施形態の変形例3について説明する。
本変形例は、ユーザの信頼度に応じて、各項目Cのランクが調整される点で上記実施形態と異なる。
表示制限設定テーブル13eにおけるランクの調整は、電子帳票表示処理(図28)が開始された場合に、表示制限設定テーブルの内容を初期化するステップS201の処理の後で行われてもよいし、信頼度の評価が行われた後の他の任意のタイミングで行われてもよい。
なお、解除条件が設定されている最高位のランク(ここでは、ランク3)の項目Cについてランクをより高位のランク(例えば、ランク4)に変更する場合には、以降、当該項目については表示制限の解除ができないようにしてもよい。
これにより、電子帳票Fにおける複数の項目Cのうち、機密性の高い登録情報Dに係る項目Cについては表示制限をかけることで、登録情報のセキュリティを確保することができる。また、ユーザが閲覧を求める特定の項目Cについてのみ、解除条件の充足に応じて表示制限を解除することができるため、登録情報Dのセキュリティを確保しつつ、ユーザに対して必要な項目Cについての登録情報Dを表示させる柔軟な制御を行うことができる。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
所定の複数の項目及び当該複数の項目の各々に対応する登録情報を含む電子文書を、当該複数の項目の各々についての表示制限設定に従って登録情報に表示制限をかけて表示させる表示制御手段と、
前記表示制限がかけられているいずれかの登録情報の表示を要求する所定の入力操作がなされた場合に、前記登録情報の項目に対応付けられて予め定められている表示制限の解除条件が満たされているか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段により前記項目についての前記解除条件が満たされていると判別された場合に、前記項目についての前記表示制限が解除されるように前記表示制限設定を変更する設定変更手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記設定変更手段により前記表示制限設定が変更された場合に、当該変更された表示制限設定に基づいて前記電子文書の表示を更新することを特徴とする情報処理装置。
<請求項2>
前記複数の項目の各々は、複数のランクのいずれかに割り当てられ、
前記複数の項目の各々に対応する前記解除条件は、当該項目が割り当てられているランクごとに異なる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
<請求項3>
前記表示制御手段は、前記項目のランクが判別可能な態様で前記電子文書を表示させることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
<請求項4>
前記表示制限がかけられているいずれかの登録情報の表示を要求する所定の入力操作がなされた場合に、前記登録情報の項目に対応付けられて予め定められている解除操作の入力をユーザに促す報知を行わせる報知制御手段を備え、
前記判別手段は、前記報知に応じて行われた入力操作が、前記予め定められている解除操作と一致した場合に、前記項目についての前記解除条件が満たされていると判別することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項5>
前記表示制限がかけられているいずれかの登録情報の表示を要求する所定の入力操作がなされた場合に、前記登録情報の項目に対応付けられて予め定められている解除操作の入力をユーザに促す報知を行わせる報知制御手段を備え、
前記判別手段は、前記報知に応じて行われた入力操作が、前記予め定められている解除操作と一致した場合に、前記項目についての前記解除条件が満たされていると判別し、
前記設定変更手段は、一の前記項目についての前記解除条件が満たされていると判別されている場合において、当該一の項目と同一のランクに割り当てられている他の項目の登録情報の表示を要求する所定の入力操作がなされた場合には、前記判別手段による判別結果によらずに、前記他の項目についての表示制限が解除されるように前記表示制限設定を変更することを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。
<請求項6>
前記報知制御手段は、前記他の項目の登録情報の表示を要求する所定の入力操作がなされた場合に、前記解除操作の入力の省略に係る報知を行わせることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
<請求項7>
前記複数のランクには、低位のランクほど充足容易性が高い前記解除条件が対応付けられて定められており、
当該情報処理装置は、前記報知に応じて行われた入力操作が、前記予め定められている解除操作と異なる場合に、前記項目が割り当てられているランクを、当該ランクより高いランクに変更するランク調整手段を備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の情報処理装置。
<請求項8>
前記複数のランクには、低位のランクほど充足容易性が高い前記解除条件が対応付けられて定められており、
当該情報処理装置は、
ユーザの信頼度に係る信頼度情報を取得する信頼度情報取得手段と、
前記信頼度情報取得手段により取得された前記信頼度情報に基づいて、前記複数の項目の各々が割り当てられているランクを、前記信頼度が低いほどランクが高くなるように調整するランク調整手段と、
を備えることを特徴とする請求項2,3,5又は6に記載の情報処理装置。
<請求項9>
所定の複数の項目及び当該複数の項目の各々に対応する登録情報を含む電子文書を、当該複数の項目の各々についての表示制限設定に従って登録情報に表示制限をかけて表示させる表示ステップ、
前記表示制限がかけられているいずれかの登録情報の表示を要求する所定の入力操作がなされた場合に、前記登録情報の項目に対応付けられて予め定められている表示制限の解除条件が満たされているか否かを判別する判別ステップ、
前記判別ステップにおいて前記項目についての前記解除条件が満たされていると判別された場合に、前記項目についての前記表示制限が解除されるように前記表示制限設定を変更する設定変更ステップ、
を含み、
前記表示ステップでは、前記設定変更ステップにおいて前記表示制限設定が変更された場合に、当該変更された表示制限設定に基づいて前記電子文書の表示を更新することを特徴とする電子文書の表示方法。
<請求項10>
情報処理装置のコンピュータを、
所定の複数の項目及び当該複数の項目の各々に対応する登録情報を含む電子文書を、当該複数の項目の各々についての表示制限設定に従って登録情報に表示制限をかけて表示させる表示制御手段、
前記表示制限がかけられているいずれかの登録情報の表示を要求する所定の入力操作がなされた場合に、前記登録情報の項目に対応付けられて予め定められている表示制限の解除条件が満たされているか否かを判別する判別手段、
前記判別手段により前記項目についての前記解除条件が満たされていると判別された場合に、前記項目についての前記表示制限が解除されるように前記表示制限設定を変更する設定変更手段、
として機能させ、
前記表示制御手段は、前記設定変更手段により前記表示制限設定が変更された場合に、当該変更された表示制限設定に基づいて前記電子文書の表示を更新することを特徴とするプログラム。
2 業務情報管理サーバ
3 端末装置
4 通信ネットワーク
11 CPU(表示制御手段、判別手段、設定変更手段、報知制御手段、ランク調整手段、信頼度情報取得手段)
13 記憶部
13a プログラム
13b アカウントDB
13c 人事情報DB
13d 初期設定テーブル
13e 表示制限設定テーブル
13f 解除区分テーブル
14 操作部
15 表示部
16 通信部
41 ログイン画面
42 業務情報管理メニュー画面
51 申請状況一覧画面
52 利用申請画面
53 人事情報管理メニュー画面
54 帳票閲覧画面
54a 解除操作ウィンドウ
55 ログイン画面
56 人事情報管理メニュー画面
57 申請状況一覧画面
58 承認画面
100 情報処理システム
C 項目
D 登録情報
F 電子帳票(電子文書)
Claims (10)
- 所定の複数の項目及び当該複数の項目の各々に対応する登録情報を含む電子文書を、当該複数の項目の各々についての表示制限設定に従って登録情報に表示制限をかけて表示させる表示制御手段と、
前記表示制限がかけられているいずれかの登録情報の表示を要求する所定の入力操作がなされた場合に、前記登録情報の項目に対応付けられて予め定められている表示制限の解除条件が満たされているか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段により前記項目についての前記解除条件が満たされていると判別された場合に、前記項目についての前記表示制限が解除されるように前記表示制限設定を変更する設定変更手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記設定変更手段により前記表示制限設定が変更された場合に、当該変更された表示制限設定に基づいて前記電子文書の表示を更新することを特徴とする情報処理装置。 - 前記複数の項目の各々は、複数のランクのいずれかに割り当てられ、
前記複数の項目の各々に対応する前記解除条件は、当該項目が割り当てられているランクごとに異なる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記表示制御手段は、前記項目のランクが判別可能な態様で前記電子文書を表示させることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記表示制限がかけられているいずれかの登録情報の表示を要求する所定の入力操作がなされた場合に、前記登録情報の項目に対応付けられて予め定められている解除操作の入力をユーザに促す報知を行わせる報知制御手段を備え、
前記判別手段は、前記報知に応じて行われた入力操作が、前記予め定められている解除操作と一致した場合に、前記項目についての前記解除条件が満たされていると判別することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記表示制限がかけられているいずれかの登録情報の表示を要求する所定の入力操作がなされた場合に、前記登録情報の項目に対応付けられて予め定められている解除操作の入力をユーザに促す報知を行わせる報知制御手段を備え、
前記判別手段は、前記報知に応じて行われた入力操作が、前記予め定められている解除操作と一致した場合に、前記項目についての前記解除条件が満たされていると判別し、
前記設定変更手段は、一の前記項目についての前記解除条件が満たされていると判別されている場合において、当該一の項目と同一のランクに割り当てられている他の項目の登録情報の表示を要求する所定の入力操作がなされた場合には、前記判別手段による判別結果によらずに、前記他の項目についての表示制限が解除されるように前記表示制限設定を変更することを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。 - 前記報知制御手段は、前記他の項目の登録情報の表示を要求する所定の入力操作がなされた場合に、前記解除操作の入力の省略に係る報知を行わせることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
- 前記複数のランクには、低位のランクほど充足容易性が高い前記解除条件が対応付けられて定められており、
当該情報処理装置は、前記報知に応じて行われた入力操作が、前記予め定められている解除操作と異なる場合に、前記項目が割り当てられているランクを、当該ランクより高いランクに変更するランク調整手段を備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の情報処理装置。 - 前記複数のランクには、低位のランクほど充足容易性が高い前記解除条件が対応付けられて定められており、
当該情報処理装置は、
ユーザの信頼度に係る信頼度情報を取得する信頼度情報取得手段と、
前記信頼度情報取得手段により取得された前記信頼度情報に基づいて、前記複数の項目の各々が割り当てられているランクを、前記信頼度が低いほどランクが高くなるように調整するランク調整手段と、
を備えることを特徴とする請求項2,3,5又は6に記載の情報処理装置。 - 所定の複数の項目及び当該複数の項目の各々に対応する登録情報を含む電子文書を、当該複数の項目の各々についての表示制限設定に従って登録情報に表示制限をかけて表示させる表示ステップ、
前記表示制限がかけられているいずれかの登録情報の表示を要求する所定の入力操作がなされた場合に、前記登録情報の項目に対応付けられて予め定められている表示制限の解除条件が満たされているか否かを判別する判別ステップ、
前記判別ステップにおいて前記項目についての前記解除条件が満たされていると判別された場合に、前記項目についての前記表示制限が解除されるように前記表示制限設定を変更する設定変更ステップ、
を含み、
前記表示ステップでは、前記設定変更ステップにおいて前記表示制限設定が変更された場合に、当該変更された表示制限設定に基づいて前記電子文書の表示を更新することを特徴とする電子文書の表示方法。 - 情報処理装置のコンピュータを、
所定の複数の項目及び当該複数の項目の各々に対応する登録情報を含む電子文書を、当該複数の項目の各々についての表示制限設定に従って登録情報に表示制限をかけて表示させる表示制御手段、
前記表示制限がかけられているいずれかの登録情報の表示を要求する所定の入力操作がなされた場合に、前記登録情報の項目に対応付けられて予め定められている表示制限の解除条件が満たされているか否かを判別する判別手段、
前記判別手段により前記項目についての前記解除条件が満たされていると判別された場合に、前記項目についての前記表示制限が解除されるように前記表示制限設定を変更する設定変更手段、
として機能させ、
前記表示制御手段は、前記設定変更手段により前記表示制限設定が変更された場合に、当該変更された表示制限設定に基づいて前記電子文書の表示を更新することを特徴とするプログラム。
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