JP2018204483A - Egr弁制御装置 - Google Patents

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島田 悟
Satoru Shimada
悟 島田
幸祐 坂井
Kosuke Sakai
幸祐 坂井
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Abstract

【課題】弁体に付着したデポジットを弁体から離すことのできるEGR弁制御装置を提供する。【解決手段】弁体が付勢部材の付勢力によって変位可能な状態を自由状態とする。ポペット式のEGR弁を制御するEGR弁制御装置は、弁体の閉弁位置が全閉条件を満たすか否かを判定し(ステップS102)、全閉条件が満たされなかった場合(ステップS102:NO)、アクチュエーターを制御して弁体を開弁方向に変位させたのちに自由状態にて弁体を閉弁位置に復帰させる開閉動作を行う(ステップS106)。【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンの吸気側に還流されるEGRガスの流量を調整するEGR弁を制御するEGR弁制御装置に関する。
従来から、ディーゼルエンジンを用いたエンジンシステムにおいては、NOxの低減や燃費の向上を図るために様々な技術が用いられている。例えば特許文献1に記載のエンジンシステムでは、ディーゼルエンジンの排気側から吸気側へ排気ガスの一部を還流させる排気再循環(EGR:Exhaust Gas Recirculation)装置が搭載されている。こうしたEGR装置は、エンジンの排気側と吸気側とを接続して排気ガスの一部をEGRガスとして還流するEGR通路に加えて、EGR通路に配設されるEGRクーラーおよびEGR弁を備えている。EGRクーラーは、EGRガスを冷却することでEGRガスの密度を高める。EGR弁は、EGRクーラーの下流でEGR通路の流路断面積を変更することによりEGRガスの流量を制御するバルブであり、例えばポペット式のバルブが適用可能である。
特開2010−025034号公報
EGR装置においては、EGRクーラーによるEGRガスの冷却などに起因して、EGRガス中の煤成分や未燃燃料成分が堆積したデポジットが生成されることがある。こうしたデポジットがEGR弁の弁体に付着して弁体と弁座との間に入り込んでしまうと、EGR弁を全閉状態に制御することができなってしまう。そのため、EGR装置には、弁体に付着したデポジットを離す技術が求められている。
本発明は、弁体に付着したデポジットを弁体から離すことのできるEGR弁制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するEGR弁制御装置は、ハウジング内を開閉方向に沿って変位可能な弁体と、前記弁体を閉弁方向に付勢する付勢部材と、前記弁体を前記開閉方向に沿って変位させるアクチュエーターと、を備えたポペット式のEGR弁を制御するEGR弁制御装置であって、前記弁体の位置を取得する取得部と、前記アクチュエーターを制御する制御部と、前記弁体の閉弁位置について全閉条件の成否をエンジンの始動前に判定する判定部と、を備え、前記制御部は、前記全閉条件が不成立の場合に、前記弁体を開弁方向に変位させたのちに前記付勢部材の付勢力によって前記弁体が変位する自由状態にて前記弁体を閉弁位置に復帰させる開閉動作を行う。
上記構成によれば、弁体の閉弁位置が全閉条件を満たしていない場合に開閉動作を行うことによって弁体に付着しているデポジットを弁体から引き離すことが可能である。
上記EGR弁制御装置では、前記開閉動作において、前記制御部は、最大開弁位置まで前記弁体を変位させることが好ましい。
上記構成によれば、開閉動作において、弁体は、付勢部材による付勢力が最も大きくなる最大開弁位置から全閉位置へと一気に変位する。これにより、開閉動作によってデポジットが弁体から引き離される確率を高めることができる。
上記EGR弁制御装置において、前記制御部は、前記開閉動作を1度だけ行うことが好ましい。上記構成によれば、開閉動作にともなう弁体と弁座との摩耗を抑えつつ弁体からデポジットを引き離すことが可能である。
上記EGR弁制御装置において、前記判定部は、前記開閉動作のあとに前記全閉条件の成否を判定する再判定を1度だけ行い、前記再判定において前記全閉条件が不成立である場合に前記EGR弁に異常が生じていると判定してもよい。上記構成によれば、開閉動作をはさんだ2度の全閉条件の成否に基づいてEGR弁の異常の有無を判定できる。
上記EGR弁制御装置において、前記判定部は、前記開閉動作と前記開閉動作のあとに前記全閉条件の成否を判定する再判定とを所定の複数回行い、前記再判定の全てにおいて前記全閉条件が不成立である場合に前記EGR弁に異常が生じていると判定してもよい。
上記構成によれば、開閉動作と該開閉動作後の再判定とが複数回行われ、その全ての再判定において全閉条件が不成立の場合にEGR弁に異常が生じていると判定される。その結果、EGR弁の異常判定に対する信頼度が高められる。
EGR弁制御装置の一実施形態を搭載したエンジンシステムの概略構成を示す図。 EGR弁の内部構造の一例を模式的に示す断面図。 始動処理の手順の一例を示すフローチャート。 EGR弁のリフト量の推移の一例を示すグラフ。
図1〜図4を参照してEGR弁制御装置の一実施形態について説明する。まず、図1を参照してEGR弁制御装置が搭載されるエンジンシステムの概略構成について説明する。
図1に示すように、エンジンシステムは、エンジン10を備える。シリンダーブロック11に形成された複数のシリンダー12には、インジェクター13から燃料が噴射される。シリンダーブロック11には、インテークマニホールド14とエキゾーストマニホールド15とが接続されている。インテークマニホールド14には、エンジン10が吸入する作動ガスが流れる吸気通路16が接続されている。エキゾーストマニホールド15には、エンジン10が排出した排気ガスが流れる排気通路20が接続されている。
エンジンシステムは、排気ガスの一部をEGRガスとしてエンジン10の吸気側に還流するEGR装置24を備えている。EGR装置24は、EGR通路25を備えている。EGR通路25は、例えばエキゾーストマニホールド15と吸気通路16とを接続する通路である。EGR通路25には、EGRクーラー26とEGR弁30とが配設されている。EGRクーラー26は、EGR通路25を流れるEGRガスを冷却することによりEGRガスの密度を高める。EGR弁30は、ポペット式の弁であり、EGR通路25におけるEGRガスの流路断面積を変更可能に構成されている。EGR弁30が開状態にあるとき、シリンダー12には、EGRガスと空気との混合気体が作動ガスとして供給される。
図2に示すように、EGR弁30は、ハウジング31と、ハウジング31に収容された弁体32と、弁体32を閉弁方向に付勢する付勢部材33と、弁体32を開閉方向に沿って変位させるアクチュエーター34とを備えている。
ハウジング31は、アクチュエーター34を収容する収容室35と、EGR通路25に連通する第1室36と、吸気通路16に連通する第2室37とを有している。また、ハウジング31は、第1室36と第2室37とを連通する連通孔38を有している。
弁体32は、略円錐台状の形状を有して第2室37および連通孔38内を変位する弁部32aと、弁部32aに一体的に連結された丸棒形状を有して収容室35内に先端部分が位置する軸部32bとを有している。
付勢部材33は、収容室35に配設されており、例えば弁体32の軸部32bが内挿される圧縮コイルばねである。付勢部材33は、弁体32の軸部32bの先端部に連結されたサポート部材39を介して弁体32を閉弁方向に付勢する。
ハウジング31は、収容室35と第1室36とを仕切る第1仕切壁40を有している。第1仕切壁40は、収容室35と第1室36とを連通する案内孔41を有している。案内孔41は、弁体32の軸部32bよりも僅かに大きな径を有して弁体32の開閉方向に沿って延びる孔である。案内孔41には、弁体32の軸部32bが挿通される。案内孔41は、弁体32の開閉方向に沿った変位を案内する。
第1室36と第2室37とを連通する連通孔38は、第1室36と第2室37とを仕切る第2仕切壁42に形成されている。連通孔38は、案内孔41よりも大径であって、かつ、弁体32の弁部32aよりも小径である。第2仕切壁42において、第2室37に対する連通孔38の開口を形成する部位は、弁体32が着座する弁座43として機能する。
アクチュエーター34は、例えばステッピングモーターと該モーターの回転運動を直線運動に変換する変換機構などで構成されている。アクチュエーター34は、制御装置50からの制御信号を受けて伸縮する駆動軸46を有している。駆動軸46は、付勢部材33の付勢力による弁体32の変位を規制する。駆動軸46の伸縮方向は、弁体32の軸部32bの延在方向、すなわち弁体32の開閉方向に沿う方向に設定されている。アクチュエーター34は、駆動軸46の先端がサポート部材39から離れた位置に配置される最小伸長位置と弁体32が最大開弁位置に配置される最大伸長位置との間で駆動軸46を伸縮可能に構成されている。最大開弁位置は、弁体32に作用する付勢部材33の付勢力が最も大きくなる位置である。アクチュエーター34は、駆動軸46の先端の位置に応じた値を開度θとして検出する開度センサー47を有している。開度センサー47は、後述する制御装置50に対して開度θを示す検出信号を出力する。開度θは、弁体32のリフト量Lに対応するパラメーターである。
上述したEGR弁30では、アクチュエーター34の駆動軸46が最小伸長位置から伸長すると、やがてサポート部材39に駆動軸46が当接する。さらに駆動軸46が伸長すると、付勢部材33の付勢力に抗して弁体32が開弁方向に変位する。これにより、弁部32aが弁座43から離間することでEGR弁30が開弁する。このとき、駆動軸46には、弁体32のリフト量L、すなわち付勢部材33の縮み量に応じた付勢力が作用する。EGR弁30において、開弁状態は、付勢部材33の付勢力による弁体32の変位がアクチュエーター34によって規制されている状態である。
一方、開弁状態にあるEGR弁30においてアクチュエーター34の駆動軸46が短くなると、やがて弁体32の弁部32aが弁座43に着座することにより弁体32の変位が規制される。このように弁体32の閉弁方向への変位がアクチュエーター34ではなく弁座43によって規制されるときの弁体32の位置を閉弁位置という。また、アクチュエーター34の駆動軸46がサポート部材39から離れているときなど、弁体32の変位にアクチュエーター34が寄与しない状態、すなわち付勢部材33の付勢力による弁体32の変位がアクチュエーター34によって規制されない状態を自由状態という。
図1に示すように、EGR弁30の弁体32の変位は制御装置50によって制御される。制御装置50は、プロセッサ、メモリー、入力インターフェース、および、出力インターフェース等がバスを介して互いに接続されたマイクロコンピューターを中心に構成される。制御装置50は、開度センサー47の検出した開度θに基づき弁体32の位置を示すリフト量Lを取得する取得部としての機能と、アクチュエーター34を制御する制御部としての機能と、弁体32の全閉条件の成否を判定する判定部としての機能とを有する。制御装置50は、入力インターフェースを介して取得した各種の情報やメモリーに格納された各種制御プログラムおよび各種データに基づいて各種の処理を実行する。制御装置50は、それら各種の処理の結果に応じた制御信号を出力インターフェースを介してEGR弁30に出力する。例えば、制御装置50は、イグニッションのオン操作やエンジンスタートボタンのオン操作といったエンジン10が始動される際にEGR弁30の始動処理を実行する。なお、制御装置50には、エンジン回転数Neを検出する回転数センサー49の検出信号が入力されるように構成されている。
図3を参照して始動処理の手順の一例について説明する。
始動処理において、制御装置50は、EGR弁30に異常が生じているか否かを判定し、その判定結果に応じてEGR弁30の制御モードを選択する。なお、エンジン10の停止時、制御装置50は、駆動軸46を最小伸長位置に復帰させる。これにより、弁体32は、エンジン10の停止中は閉弁位置に位置している。
図3に示すように、制御装置50は、まず、許可条件が成立しているか否かを判断する(ステップS101)。許可条件が成立していない場合(ステップS101:NO)、制御装置50は、許可条件が成立するまで繰り返し許可条件の成否を判断する。許可条件は、例えば、アクチュエーター34に対する電力供給が安定していること、エンジン回転数Neが0またはアイドル回転数以上で安定しているなど、1以上の条件で構成される。許可条件が成立する場合は、これら1以上の条件の全てが満たされる場合である。
許可条件が成立している場合(ステップS101:YES)、制御装置50は、弁体32の閉弁位置について全閉条件が成立しているか否かを判断する(ステップS102)。全閉条件は、閉状態における弁体32のリフト量Lが判定値Lj未満であることである。ステップS102において、制御装置50は、最小伸長位置にある駆動軸46をサポート部材39に当接する位置まで伸長させたときの開度θに基づき弁体32のリフト量Lを取得する。制御装置50は、このリフト量Lに基づいて全閉条件の成否を判定する。なお、制御装置50は、例えばアクチュエーター34の駆動電流に基づいて駆動軸46がサポート部材39に当接したか否かを判断する。
全閉条件が成立する場合(ステップS102:YES)、制御装置50は、EGR弁30に異常が生じていないものとしてEGR弁30の制御モードとして通常制御を選択し(ステップS103)、始動処理を終了する。通常制御において、制御装置50は、EGR弁30のリフト量Lを所定の通常制御プログラムにしたがって制御するとともに、異常の有無を運転者に通知する警告灯51(図1参照)に非点灯を示す制御信号を出力する。
一方、全閉条件が不成立の場合(ステップS102:NO)、制御装置50は、上述した全閉条件の判定回数i(初期値=1)が上限値imaxに到達したか否かを判断する(ステップS104)。判定回数iに関して、制御装置50は、例えば、1回の始動処理において全閉条件の成否を判定した回数をカウントするように構成されたカウンターを内蔵しており、このカウンターのカウント値に基づいてステップS104の処理を実行する。
判定回数iが上限値imaxに到達している場合(ステップS104:YES)、制御装置50は、EGR弁30に異常が生じていると判定し、EGR弁30の制御モードとして異常制御を選択し(ステップS105)、始動処理を終了する。異常制御において、制御装置50は、EGR弁30のリフト量Lを所定の異常制御プログラムにしたがって制御するとともに、警告灯51に点灯を示す制御信号を出力する。
一方、判定回数iが上限値imaxに到達していない場合(ステップS104:NO)、制御装置50は、開閉動作を行う(ステップS106)。開閉動作において、制御装置50は、アクチュエーター34を制御して、弁体32を最大開弁位置まで変位させる最大伸長動作を行ったのちに弁体32を自由状態で閉弁位置に復帰させる復帰動作を行う。なお、最大開弁位置にあるときの弁体32のリフト量Lmaxは、通常制御においてEGR弁30を制御する際に取り得る弁体32のリフト量Lよりも大きい値であることが好ましい。制御装置50は、開閉動作を1度行うと判定回数iをインクリメントし(ステップS107)、ステップS102の処理に戻って全閉条件の成否を再判定する。なお、上述した上限値imaxは、始動処理の開始直後に許可条件が成立する場合、エンジン10が始動するまでの期間において開閉動作(ステップS106)と該開閉動作のあとの再判定(ステップS102)とが実行可能な値であり、好ましくは3,4以下であり、より好ましくは再判定が1度だけ行われる2である。
図4を参照して、上述した構成のEGR弁制御装置の作用について説明する。
図4に示すように、エンジン10を始動させる操作が時刻t0になされると、制御装置50は、EGR弁30の始動処理を実行する。
時刻t0から次の時刻t1までの期間において、制御装置50は、許可条件の成否、および、全閉条件の成否(初期判定)を判定する。許可条件が成立し、かつ、初期判定において全閉条件が成立する場合、制御装置50は、図4に実線61で示すように、エンジン10が始動する時刻t3までEGR弁30を閉弁状態に維持する。
一方、許可条件が成立するものの、初期判定において全閉条件が不成立の場合、すなわち閉弁位置における弁体32のリフト量Lが判定値Lj以上であるとき、制御装置50は、図4に細線62で示すように、時刻t1から時刻t2までの期間に開閉動作を行う。開閉動作においては、弁体32の弁部32aが弁座43に着座する際の衝撃によって、弁体32に付着しているデポジットを引き離すことが可能である。弁体32から離れたデポジットは、吸気通路16を通じてエンジン10に吸入されて燃料とともに燃焼する。
上記実施形態のEGR弁30を制御する制御装置50によれば、以下に列挙する効果が得られる。
(1)制御装置50は、全閉条件が満たされなかった場合に、アクチュエーター34を制御して弁体32を最大開弁位置まで変位させたのちに弁体32を自由状態で閉弁位置まで復帰させる開閉動作を行う。こうした開閉動作を行うことによって、弁体32に付着しているデポジットを弁体32から離すことが可能である。
(2)制御装置50は、開閉動作において、弁体32を最大開弁位置まで変位させている。こうした構成によれば、付勢部材33の付勢力が高められることから、弁体32が弁座43に着座することによって、弁体32に付着しているデポジットが弁体32から引き離される確率を高めることができる。
(3)また、ステップS106において、制御装置50は、開閉動作を1度だけ行う。そのため、開閉動作に起因する弁座43と弁体32との摩耗を抑えることができる。
(4)判定回数iの上限値imaxが2に設定される場合、EGR弁30の異常判定までに行われる開閉動作が1回で済む。そのため、再判定を行う場合であっても、開閉動作に起因する弁座43と弁体32との摩耗を抑えることができる。
(5)判定回数iの上限値imaxが3以上に設定される場合、EGR弁30の異常判定までに複数回の開閉動作が行われる。そのため、EGR弁30の異常判定がなされる前に弁体32からデポジットが引き離される確率を高めることができる。
(6)制御装置50は、判定回数iが上限値imaxに到達した場合に、すなわち、開閉動作を行ったとして少なくとも2回連続して全閉条件が満たされなかった場合に、EGR弁30に異常が生じているものと判定する。こうした構成によれば、EGR弁30の異常判定に対する信頼度を高めることができる。なお、判定回数iの上限値imaxが3以上に設定されることにより、EGR弁30の異常判定に対する信頼度をさらに高めることができる。
(7)制御装置50は、エンジン10の始動までの期間に、初期判定、初期判定後の開閉動作、および、開閉動作後の再判定を実行可能に構成されている。これにより、これら一連の処理が行われた場合であれ、初期判定のみが行われた場合であれ、エンジン10が始動されるタイミングを同じにすることができる。その結果、弁体32に付着したデポジットを開閉動作によって弁体32から引き離すことを可能にしつつ、エンジン10の始動までのドライバビリティの変化を防止することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・制御装置50は、エンジン10の始動前に初期判定を実行可能に構成されていればよい。そのため、制御装置50は、エンジン10の始動前に初期判定を行い、エンジン10の始動後に再判定を行ってもよい。また、制御装置50は、エンジン10の始動までに許可条件が成立しない場合はエンジン10の始動後に初期判定を行ってもよい。
・ステップS106において、制御装置50は、複数回の開閉動作を行ってもよい。
・開閉動作において、制御装置50は、弁体32を最大開弁位置まで変位させなくともよい。例えば、制御装置50は、通常制御においてEGR弁30を制御する際に取り得る弁体32のリフト量Lの範囲内であってもよい。
・制御装置50は、判定値Ljを変更可能に構成されていてもよい。例えば、制御装置50は、全閉条件の判定に用いられたリフト量Lに基づいて全閉位置のリフト量Lを学習し、その学習値Lsそのもの、あるいは、その学習値Lsに対して所定の誤差を加味した値を判定値Ljに設定してもよい。こうした構成によれば、EGR弁30の劣化度合いに応じてEGR弁30の異常の有無を判定することができる。
10…エンジン、11…シリンダーブロック、12…シリンダー、13…インジェクター、14…インテークマニホールド、15…エキゾーストマニホールド、16…吸気通路、20…排気通路、24…EGR装置、25…EGR通路、26…EGRクーラー、30…EGR弁、31…ハウジング、32…弁体、32a…弁部、32b…軸部、33…付勢部材、34…アクチュエーター、35…収容室、36…第1室、37…第2室、38…連通孔、39…サポート部材、40…第1仕切壁、41…案内孔、42…第2仕切壁、43…弁座、46…駆動軸、47…開度センサー、49…エンジン回転数センサー、50…制御装置、51…警告灯、61…実線、62…細線。

Claims (5)

  1. ハウジング内を開閉方向に沿って変位可能な弁体と、
    前記弁体を閉弁方向に付勢する付勢部材と、
    前記弁体を前記開閉方向に沿って変位させるアクチュエーターと、
    を備えたポペット式のEGR弁を制御するEGR弁制御装置であって、
    前記弁体の位置を取得する取得部と、
    前記アクチュエーターを制御する制御部と、
    前記弁体の閉弁位置について全閉条件の成否をエンジンの始動前に判定する判定部と、を備え、
    前記制御部は、前記全閉条件が不成立の場合に、前記弁体を開弁方向に変位させたのちに前記付勢部材の付勢力によって前記弁体が変位する自由状態にて前記弁体を閉弁位置に復帰させる開閉動作を行う
    EGR弁制御装置。
  2. 前記開閉動作において、前記制御部は、最大開弁位置まで前記弁体を変位させる
    請求項1に記載のEGR弁制御装置。
  3. 前記制御部は、前記開閉動作を1度だけ行う
    請求項1または2に記載のEGR弁制御装置。
  4. 前記判定部は、前記開閉動作のあとに前記全閉条件の成否を判定する再判定を1度だけ行い、前記再判定において前記全閉条件が不成立である場合に前記EGR弁に異常が生じていると判定する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のEGR弁制御装置。
  5. 前記判定部は、前記開閉動作と該開閉動作のあとに前記全閉条件の成否を判定する再判定とを所定の複数回行い、前記再判定の全てにおいて前記全閉条件が不成立である場合に前記EGR弁に異常が生じていると判定する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のEGR弁制御装置。
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