JP2018202572A - 切断機 - Google Patents
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Abstract
Description
ワーク(10)を載置するテーブル(20)と、
該テーブル(20)の奥側辺縁部(21)で前記ワーク(10)に対する切断予定線(12)を形成するように固定された下刃(30)と、
該下刃(30)に対して一定の隙間(G)を保った状態で押し下げられることにより前記ワーク(10)に対してせん断力を付与する、上下動作が可能な上刃(40)と、
前記切断予定線(12)に対する直角な方向(X)に前記ワーク(10)を移動させるワーク送り手段(50,59)と、
前記ワーク送り手段(50,59)の停止中に前記ワーク(10)を前記テーブル(20)の上方から押圧して固定するワーク固定手段(60)と、
前記テーブル(20)の載置面(22)における前記ワーク固定手段(60)の押圧面(61)に干渉しない側方で、前記切断予定線(12)に対する直角な方向(X)に延設されて、前記ワーク(10)を前記載置面(22)から持ち上げる帯状スペーサ(80,90)と、
を備えたものである。
前記ワーク固定手段(60)の押圧面と、前記帯状スペーサ(80,90)と、の何れにも干渉しない位置・姿勢でワーク押し具(51)が付設され、
該ワーク押し具(51)の前方下部には、前記載置面(22)からの高さ(Z)が前記帯状スペーサ(80)の高さ(H)を超えずに底部が前方へ突出するL字型凸条(52)をさらに備えていることが好ましい。
図3は、図2に示した本機のうち、ワーク押し具の前方の上下部にL字型凸条を備えた実施例1を示す側面図である。図3に示すように、切断機100は、板状のワーク10を上方から厚さ方向にせん断して短冊状に切断するものである。切断機100は、テーブル20と、下刃30と、上刃40と、ワーク送り手段50と、ワーク固定手段60と、バックゲージ70と、帯状スペーサ80と、を備えて構成されている。
図7は、図6に対し、L字型凸条を省略した実施例2に係る本機の問題点を説明するための側面図であり、図7(A)は概略側面図、図7(B)は破線で囲んだQ部をさらに拡大した拡大側面図、をそれぞれ示している。図7に示すように、実施例2に係る本機200において、そのワーク送り手段59の押し具58の前方には、L字型凸条52,53が無い。そのため、ワーク10の後側辺縁部11は、押し具58の前方の垂直且つ扁平な壁57により奥向き方向Eに押し込まれる。
上述のとおり、図7に示した実施例2に係る本機200において、帯状スペーサ80の手前端部88と、押し具58の壁57との間にワーク10が噛み込まれる不具合が生じることがある。これに対し、実施例1に係る本機100とは異なる解決手段を備えた実施例3について、図8を用いて以下に説明する。
ワーク10が、例えば、電解採取の方法で得られた電気ニッケル板(カソード板)である場合がある。すなわち、含ニッケル硫化物を塩素浸出して塩化ニッケル液を得た後、この塩化ニッケル液中の不純物を分別除去して高純度の塩化ニッケル液とし、この液を電解液として電解採取することにより得られる電気ニッケル板である場合が該当する。電気ニッケル板は、その端部の厚さが中心部に比べて薄い。また、端部が曲がった形状を持つカソード板(異形カソード板)も一部存在する。この場合、噛み込みの不具合が顕著に発生し易い。
以下、図9〜図11を用いて、本発明の前提となる技術について簡単に説明する。図9は、図1〜図8に示した本機におけるバックゲージの機能を説明するための側面図である。図10は、図9に示した本機のバックゲージに対するワーク押し具の後退動作を説明するための側面図である。図9に示すように、本機400において、ワーク送り手段59によりワーク10の後側辺縁部11は、押し具58の前方の垂直且つ扁平な壁60により奥向き方向Eに押し込まれる。ここで、ワーク10の前側辺縁部18が、最奥部で対面するバックゲージ70の当接面71に当接し、ワーク移動方向Xに対する位置決めがされる。
目的製品が縦横100mm×厚さ10mmのニッケルピース(矩形ピース)である場合、例えば、幅800mm(ワーク10の移動方向X)×長さ1000mm×厚さ10mmのワーク10を切断するために、図1に概略を示したニッケルピース形成用切断設備900が用いられる。ワーク10は、その設備900における1次切断機100,200,300のテーブル20までカソード搬入ロボット800により自動的に載置された後、押し具51で、テーブル20の奥に設けられたバックゲージ70に、前側辺縁部18を押し付けられる。このバックゲージ70は、位置決めストッパーであり、ワーク10に対して長さ方向の切断幅Wを100mmに規定する。
噛み込みの不具合は、ワーク送り手段59により、その前方の押し具58で、ワーク10をバックゲージ70の当接面71に当接させる方向Eへ押し込む際に生じる。すなわち、ワーク10が1次切断機400のテーブル20上に載置され、押し具58でバックゲージ70に押し付けられる際、図11に示すように、ワーク送り手段59の押し具58とテーブル20の載置面22との隙間Kにワーク10の後側辺縁部11が入って噛み込む。噛み込むと、ワーク送り手段59は過負荷を検知して自動停止する。その解除に無駄な時間と労力を要する。その結果、稼働率が低下する。また、例えば、押し具58の変形、送り手段59のシリンダーロッドの曲がり等の故障に至る場合もあり、そうするとさらなる停止時間の延長が発生し、修理、交換費用が必要となる。
噛み込みの不具合に対し、押し具58の下面とテーブル20の載置面22との間に設けた隙間Kを無くすという安直な解決策も考えられる。しかしながら、かかる方策では、押し具58の下面とテーブル20の載置面22との間に生じる摩擦抵抗が著しく増加してワーク送り手段59の円滑な運転が妨げられる。そればかりでなく、押し具58の下面とテーブル20の載置面22が摩耗し、いずれは、噛み込みの原因となる隙間が発生するため解決にならない。
図4及び図5(B)に示すように、実施例1に係る切断機100において、ワーク10がテーブル20上に載置される際に、帯状スペーサ80上にワーク10の1辺が乗ることにより、ワーク10をテーブル20から浮かせることができる。かかる状態において、ワーク10は押し具51のL字型凸条52の上面に載置されるため、押し具51噛み込みは発生しない。
図2及び図7に示すように、実施例2に係る切断機200は、実施例1,3に係る切断機100,300の作用効果をより鮮明に説明するためのモデルのような実施例である。この本機200であっても、ワーク10を奥向きに押し込むワーク押し具58の下面と、テーブル20と、の間にある隙間Kにワーク10の後側辺縁部11を噛み込ませない、という本発明の課題を解決することができる。特に、ワーク10における表面の凹凸や後側辺縁部11の先細りの程度が軽微な場合は、十分に有用である。ただし、この本機200は、帯状スペーサ80の手前端部88と、押し具58の壁57との間にワーク10の後側辺縁部11が噛み込まれる不具合が生じる場合もある。
図8に示すように、実施例3に係る切断機300において、帯状スペーサ90の手前端部98に形成された傾斜面91には、ワーク10の底面19が引っ掛かりなく摺動可能なので、図7に示したような、帯状スペーサ90と、ワーク送り手段59の押し具58と、の間にワーク10が挟まる不具合を抑制できる。
Claims (8)
- 板状のワークを上方から厚さ方向にせん断して短冊状に切断する切断機であって、
ワークを載置するテーブルと、
該テーブルの奥側辺縁部で前記ワークに対する切断予定線を形成するように固定された下刃と、
該下刃に対して一定の隙間を保った状態で押し下げられることにより前記ワークに対してせん断力を付与する、上下動作が可能な上刃と、
前記切断予定線に対する直角な方向に前記ワークを移動させるワーク送り手段と、
前記ワーク送り手段の停止中に前記ワークを前記テーブルの上方から押圧して固定するワーク固定手段と、
前記テーブルの載置面における前記ワーク固定手段の押圧面に干渉しない側方で、前記切断予定線に対する直角な方向に延設されて、前記ワークを前記載置面から持ち上げる帯状スペーサと、
を備えた切断機。 - 前記帯状スペーサの長辺は、前記テーブルの載置面のうち、前記ワーク固定手段の押圧面に干渉しない最長の長さに設定された請求項1に記載の切断機。
- 前記ワーク送り手段の前方には、
前記ワーク固定手段の押圧面と、前記帯状スペーサと、の何れにも干渉しない位置・姿勢でワーク押し具が付設され、
該ワーク押し具の前方下部には、前記載置面からの高さが前記帯状スペーサの高さを超えずに底部が前方へ突出するL字型凸条をさらに備えた請求項1又は2に記載の切断機。 - 前記L字型凸条が前方に突出した長さは、前記ワークが切断される直前のタイミングで前記ワーク押し具が後退動作する後退距離よりも長く設定された請求項3に記載の切断機。
- 前記ワーク押し具の前方上部には、さらに前方へ突出するL字型凸条を備えている請求項3又は4に記載の切断機。
- 前記帯状スペーサで前記ワーク押し具が近接し得る手前側の端部には、先細りの上り勾配が設けられた請求項3〜5の何れかに記載の切断機。
- 前記ワークは板厚5〜20mmの金属板である請求項1〜6の何れかに記載の切断機。
- 前記板状ワークは純度が99.9重量%以上の電気ニッケル板である請求項1〜7の何れかに記載の切断機。
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