JP2018201869A - プログラム及び情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】グループを構成するプレイヤ同士のコミュニケーションを活性化することができる。
【解決手段】プレイヤが所有するゲーム媒体を利用するゲームで、且つ、複数のプレイヤでグループを構成可能なゲームのプログラムが、コンピュータを、ゲーム媒体を指定する指定情報を報知する報知部102、指定情報が指定するゲーム媒体と、グループを構成するプレイヤが所有するゲーム媒体との対応状況に基づき、グループに特典を付与する付与部106、として機能させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、プログラム及び情報処理装置に関する。
近年、プレイヤが所有するゲーム媒体を利用するゲームで、且つ、プレイヤ同士でコミュニケーションをとること等を目的に、複数のプレイヤでグループを構成可能なゲームが提供されるようになった(例えば特許文献1参照)。
特開2017−039037号公報
しかしながら、上記のようなゲームでは、グループを構成する複数のプレイヤのうち何れか一人のプレイヤが新たなゲーム媒体を取得したとしても、同じグループ内で当該一人のプレイヤ以外の他のプレイヤには何ら関係がなく、グループを構成するプレイヤ同士でコミュニケーションが起こり難いという問題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、グループを構成するプレイヤ同士のコミュニケーションを活性化することができるプログラム及び情報処理装置を提供することにある。
本発明の一態様に係るプログラムは、プレイヤが所有するゲーム媒体を利用するゲームで、且つ、複数のプレイヤでグループを構成可能なゲームのプログラムであって、コンピュータを、前記ゲーム媒体を指定する指定情報を報知する報知部、前記指定情報が指定するゲーム媒体と、前記グループを構成するプレイヤが所有するゲーム媒体との対応状況に基づき、前記グループに特典を付与する付与部、として機能させる。
この態様によれば、グループに特典が付与されるので、グループを構成する複数のプレイヤのうち何れか一人のプレイヤが新たなゲーム媒体を取得すると、同じグループ内で当該一人のプレイヤ以外の他のプレイヤにも影響が及ぶことになる。これにより、グループを構成するプレイヤ同士のコミュニケーションを活性化することができる。
本発明によれば、グループを構成するプレイヤ同士のコミュニケーションを活性化することができる。
図1は、本実施形態に係るプログラムを実行するゲームシステムの全体構成の一例を示すブロック図である。 図2は、本実施形態における端末のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。 図3は、本実施形態に係るゲームプログラムが実現するゲーム(本ゲーム)の概要を説明するための図である。 図4は、ゲームシステムの機能構成の一例を概略的に示すブロック図である。 図5は、付与部による処理の一例の流れを示すフローチャートである。 図6は、任意のグループのホーム画面を示す図である。 図7は、支援効果を確認するための効果確認画面である。 図8は、任意のグループ内においてゲーム媒体の設定が重複しているプレイヤを示す設定者確認画面である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
<全体構成>
図1は、本実施形態に係るプログラムを実行するゲームシステム1の全体構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、ゲームシステム1は、複数の端末10と、サーバ装置12と、を備える。
端末10は、当該端末10を所有するプレイヤにゲームを提供する情報処理装置(コンピュータ)である。この端末10は、インターネットやローカルエリアネットワーク等の通信ネットワークNTを介して、サーバ装置12と互いに通信可能に構成されている。端末10としては、ビデオゲーム機や携帯ゲーム機、アーケードゲーム機、携帯電話機(スマートフォンを含む)、タブレット、パーソナルコンピュータ等の様々なものが挙げられる。本実施形態では、端末10がスマートフォンである場合を説明する。
サーバ装置12は、本実施形態に係るゲームプログラム14を有している。このサーバ装置12は、各端末10と接続されて任意の端末10からダウンロード要求を受付けると、任意の端末10に対してゲームプログラム14を送信する。これにより、ゲームプログラム14は、任意の端末10にダウンロード(受信)され、インストールされる。そして、ゲームプログラム14は、任意の端末10により実行される。ゲームプログラム14が実行されると、ゲームプログラム14に沿ったゲームがプレイヤに提供される。
なお、ゲームプログラム14は、端末10の代わりに、サーバ装置12により実行され、その結果が端末10に表示されてもよい。また、ゲームプログラム14は、端末10とサーバ装置12により共同して実行されてもよい。以下では、ゲームプログラム14が端末10により実行される場合を例に挙げて説明する。
<ハードウェア構成>
図2は、本実施形態における端末10のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。図示のように、端末10は、主制御部20と、タッチパネル22と、カメラ24と、移動体通信用アンテナ30と、移動体通信部32と、無線LAN通信用アンテナ34と、無線LAN通信部36と、記憶部38と、スピーカ42、マイクロフォン44と、ハードボタン46と、ハードキー48等の構成を備える。
主制御部20には、上述の構成のうち主制御部20以外の他の構成が接続されている。主制御部20は、他の構成を各種制御する。
タッチパネル22は、表示装置および入力装置の両方の機能を備え、表示機能を担うディスプレイ(表示画面)22Aと、入力機能を担うタッチセンサ22Bとで構成される。ディスプレイ22Aは、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの一般的な表示デバイスにより構成される。タッチセンサ22Bは、ディスプレイ22Aの上面に配置された接触操作を検知するための素子およびその上に積層された透明な操作面を備えて構成される。タッチセンサ22Bの接触検知方式としては、静電容量式、抵抗膜式(感圧式)、電磁誘導式など既知の方式のうちの任意の方式を採用することができる。
タッチパネル22は、ゲーム画面等を表示する。入力装置としてのタッチパネル22は、操作面に対して接触する接触物(遊技者の指やタッチペンなどを含む。以下、「指」である場合を代表例として説明する)の動作を検知することで、操作入力を受け付け、その接触位置の情報を主制御部20に与える。指の動作は、接触点の位置または領域を示す座標情報として検知され、座標情報は、例えば、タッチパネル22の短辺方向および長辺方向の二軸上の座標値として表される。
端末10は、移動体通信用アンテナ30や無線LAN通信用アンテナ34を通じて通信ネットワークNTに接続して、サーバ装置12との間でデータ通信をすることが可能である。
記憶部38には、例えば、本実施形態に係るゲームプログラム14等が記憶されている。
<ゲーム概要>
図3は、本実施形態に係るゲームプログラム14が実現するゲーム(本ゲーム)の概要を説明するための図である。図3に示すように、本ゲーム60では、複数の種類のゲーム媒体62が用意されており、本ゲーム60の各プレイヤP(P1、P2・・・)は、これらゲーム媒体62を、譲受や購入、抽選等の取得方法で取得することで、少なくとも一つのゲーム媒体62を所有する。なお、抽選を行うには、1回ごとに課金を伴う場合や、無料ではあるが1日1回のように制限が課される場合がある。
ゲーム媒体62としては、本ゲーム60内に用意される仮想的(電子的)なゲーム媒体であっても、現実世界に用意される実体的なゲーム媒体であってもよい。仮想的なゲーム媒体62としては、カードや、アイテム、装備、キャラクタ、ペット、モンスター、技や魔法の呪文等が挙げられる。実体的なゲーム媒体62としては、カードや、文房具、楽器等が挙げられる。本実施形態では、ゲーム媒体62がキャラクタカードである場合を説明する。このキャラクタカードには、例えば、キャラクタと、レベルと、レア度と、能力パラメータと、が対応付けられている。レベルは、例えば、キャラクタの経験値に応じて段階的に上がるものであり、レベルが上がると、対応するキャラクタの能力パラメータが上昇する。また、レア度は、カード(キャラクタ)の希少さの度合を示すものである。
また、本ゲーム60では、複数のプレイヤPでグループG(G1、G2・・・)を構成可能である。なお、本ゲーム60では、一人のプレイヤPでグループGを構成可能にしてもよい。このグループG内のプレイヤ同士は、グループG用のチャットや掲示板等のコミュニケーションツールを利用してコミュニケーションを図ることができる。
そして、本ゲーム60は、各プレイヤPがそれぞれ一人でプレイするシングルゲーム60Aや、グループG内のプレイヤ同士が協力してプレイするグループゲーム60Bを含む。本ゲーム60では、シングルゲーム60A及びグループゲーム60Bの少なくとも何れか一方で上記のゲーム媒体を利用する。
本ゲーム60の種類としては、以上のように、本ゲーム60は、プレイヤPが所有するゲーム媒体62を利用するゲームであれば特に限定されず、例えばロールプレイングゲームや、アクションゲーム、アクションロールプレイングゲーム、パズルゲーム、シューティングゲーム、レースゲーム、育成ゲーム等、特に限定されない。
<機能構成>
図4は、ゲームシステム1の機能構成の一例を概略的に示すブロック図である。図4に示すように、ゲームシステム1において、端末10はゲーム部100を備え、サーバ装置12は、記憶部120と指定情報決定部122とを備える。
ゲーム部100は、上述した本ゲーム60をプレイヤPに提供する機能部である。ゲーム部100は、記憶部38に記憶されているゲームプログラム14を主制御部20が実行することにより実現される。このようなゲーム部100は、報知部102と、設定部104と、付与部106と、を備える。
ゲーム部100は、プレイヤPの操作に基づき、例えばゲーム媒体62をプレイヤPに取得させたり、シングルゲーム60Aやグループゲーム60BをプレイヤPに提供したり、グループGを作成したり、グループGにプレイヤPを登録したりする機能を有する。また、ゲーム部100は、報知部102と、設定部104と、付与部106と、を備える。
報知部102は、ゲーム媒体62を指定する指定情報を報知する機能部である。例えば、報知部102は、サーバ装置12の指定情報決定部122から指定情報を受信し、これに応答して、指定情報を端末10のディスプレイ22Aに表示することで、端末10のユーザであるプレイヤPに報知する。
ここで、指定情報は、一つのゲーム媒体62を指定するのではなく、複数のゲーム媒体62を指定してもよい。言い換えれば、指定情報は、ゲーム媒体62の組み合わせを指定してもよい。また、指定情報は、一つのゲーム媒体62の中から複数の要素を指定してもよい。本実施形態では、指定情報は、複数のゲーム媒体62を指定し、且つ、各ゲーム媒体62の中からキャラクタ、レベル、レア度の3つの要素を指定する。なお、指定情報は、指定情報決定部122により、一定期間毎に或いはランダムに、更新されてもよい。また、指定情報は、抽選で得られるゲーム媒体62の更新のタイミング等、所定のタイミングで更新されてもよい。
設定部104は、グループGを構成する複数のプレイヤPのうち何れか一人のプレイヤの操作に基づいて、当該一人のプレイヤが所有するゲーム媒体62のうち少なくとも一つのゲーム媒体を当該一人のプレイヤが所属するグループGに対応付けて指定対応情報120Bとして設定する機能部である。設定先は、例えばサーバ装置12の記憶部120である。言い換えれば、指定対応情報120Bは、端末10からサーバ装置12に送信されて、同じグループGの他のプレイヤの指定対応情報120Bと統合されて記憶部120に格納される。この指定対応情報120Bは、報知部102により報知された指定情報をプレイヤPが確認した後、確認した指定情報に対応して、プレイヤPが、自身が所有するゲーム媒体62から選択したゲーム媒体を示す。
ここで、グループGの一人のプレイヤの操作に基づいて設定部104が設定可能なゲーム媒体62の数、すなわち、一人のプレイヤが設定可能なゲーム媒体62の数は、指定情報が指定するゲーム媒体62の数よりも少ないことが好ましい。具体的には、指定情報が指定するゲーム媒体62の数が「N」つであれば、一人のプレイヤPが設定可能なゲーム媒体62の数は「N−1」つであることが好ましい。一人のプレイヤPが全ての指定するゲーム媒体62を設定できないことにより、同じグループG内の少なくとも二人以上のプレイヤで協力させるようにするためである。本実施形態では、指定情報が指定するゲーム媒体62の数は二つ以上であり、各プレイヤPが設定可能なゲーム媒体62の数は一つである。
付与部106は、指定情報が指定するゲーム媒体62と、グループGを構成するプレイヤPが所有するゲーム媒体62との対応状況に基づき、当該グループGに特典を付与する機能部である。対応状況は、例えば一致数、不一致数、対応数、非対応数、関連数、一致の有無、対応の有無等が挙げられる。本実施形態では、付与部106は、指定情報が指定するゲーム媒体62と、グループGを構成するプレイヤPが所有するゲーム媒体62のうち、設定部104により設定された指定対応情報120Bが示すゲーム媒体との対応数に基づき、特典を付与する。
ここで、上記「一致数」とは、指定情報が指定するゲーム媒体62と、グループGを構成するプレイヤPが所有するゲーム媒体62とが一致する数である。上記「不一致数」とは、指定情報が指定するゲーム媒体62と、グループGを構成するプレイヤPが所有するゲーム媒体62とが一致しない数である。上記「対応数」とは、指定情報が指定するゲーム媒体62と、グループGを構成するプレイヤPが所有するゲーム媒体62とが対応する数である。上記「非対応数」とは、指定情報が指定するゲーム媒体62と、グループGを構成するプレイヤPが所有するゲーム媒体62とが対応しない数である。上記「関連数」とは、指定情報が指定するゲーム媒体62と、グループGを構成するプレイヤPが所有するゲーム媒体62とが関連している数である。なお、「対応」は「一致」よりも広い概念で、「関連」は「対応」よりも広い概念である。
特典は、ゲーム媒体62の能力パラメータを向上する支援効果や、アイテム、装備、ゲーム媒体62、シングルゲーム60Aやグループゲーム60Bを実行する際に消費されるスタミナ、新たにプレイできるサブゲーム等が挙げられる。なお、ゲーム媒体62を付与する場合は、当該ゲーム媒体62は、現在の対応状況が維持されている場合にのみ(利用条件を満たしている場合にのみ)利用可能なものであってもよいし、一時的な付与として、現在の対応状況が維持されている場合にのみ(付与条件を満たしている場合にのみ)付与されるものであってもよい。本実施形態では、特典は、攻撃力+10%や防御力+5%等、ゲームバランスへの影響を抑制するために、グループゲーム60Bにおいてのみ、プレイヤPが利用するゲーム媒体の能力パラメータを向上する支援効果である場合を説明する。なお、特典を付与する対象は、グループGそのものであってもよいし、グループGを構成するプレイヤPのうち少なくとも一人のプレイヤであってもよい。また、特典を付与する対象は、グループGを構成するプレイヤPのうち少なくとも二人のプレイヤであることが好ましい。
なお、特典を付与する対象が一人のプレイヤである場合は、設定部104にて設定したプレイヤ以外の他のプレイヤであることが好ましい。
なお、特典付与の具体的な方法としては、グループGを構成する各プレイヤPのプレイデータ120Aに特典を対応付けたり、グループGのデータに特典を対応付けたりする方法が挙げられる。
サーバ装置12の記憶部120は、本ゲーム60に関するデータを格納する機能部である。この記憶部120は、例えば、各プレイヤPに対応付けられたプレイデータ120Aと、グループG及びプレイヤPに対応付けられた指定対応情報120Bと、を格納する。プレイデータ120Aには、各プレイヤPが所有するゲーム媒体62が記述されている。言い換えれば、プレイデータ120Aにおいて、各プレイヤPのIDと、ゲーム媒体62とが対応付けられている。また、指定対応情報120Bは、図4に示すように、グループG1、G2、G3等グループG毎に対応付けられて用意されており、例えば、グループG1に対応付けられた指定対応情報120Bは、プレイヤP1に対応付けられたゲーム媒体(カード5)と、プレイヤP2に対応付けられた「無し」である。
指定情報決定部122は、少なくとも一つの指定情報を、管理者等により手動で又は自動的に決定し、決定した指定情報を各端末10に通知する機能部である。例えば、現実の時間で2週間経過毎に新たな指定情報が決定される。なお、指定情報決定部122は、複数のグループGで共通の指定情報を決定してもよく、グループG毎に異なる指定情報を決定してもよい。
<付与部106による処理例>
図5は、付与部106による処理の一例の流れを示すフローチャートである。この処理は、例えば、設定部104によりゲーム媒体62が指定対応情報120Bとして設定された、すなわちプレイヤPが新たにゲーム媒体62を設定した場合に実行が開始される。
(ステップSP10)
付与部106は、新たに指定対応情報120Bとして設定されたゲーム媒体62と、指定情報が指定する複数の種類のゲーム媒体62の何れか一つのゲーム媒体と、が対応するか否かを判定する。肯定判定された場合には、処理は、ステップSP12の処理に移行し、否定判定された場合には、図5に示す一連の処理が終わる。
(ステップSP12)
付与部106は、新たに指定対応情報として設定されたゲーム媒体62が、既に設定されているゲーム媒体と重複するか否かを判定する。肯定判定された場合には、処理は、ステップSP14の処理に移行し、否定判定された場合には、処理は、ステップSP16の処理に移行する。
(ステップSP14)
付与部106は、重複しているプレイヤのID、すなわち、設定したプレイヤPのIDと、既に設定している他のプレイヤのIDを記憶部120に格納する。なお、付与部106は、重複している旨を、設定したプレイヤPに報知してもよい。そして、図5に示す一連の処理が終わる。
(ステップSP16)
付与部106は、対応数Iをインクリメントする(I=I+1)。なお、Iの初期値は、例えばゼロである。そして、処理は、ステップSP18の処理に移行する。
(ステップSP18)
付与部106は、対応数Iに応じて特典を決定する。言い換えれば、付与部106は、対応数Iに応じて付与する特典を変化させる。例えば、対応数Iが高いほど、より良い特典に決定する。本実施形態では、付与部106は、対応数Iが高いほど、グループゲーム60BにおいてプレイヤPが利用するゲーム媒体の能力パラメータを向上する支援効果を段階的に高くする。
(ステップSP20)
付与部106は、設定したプレイヤPが所属するグループGに、決定した特典を付与する。なお、グループGに既に特典が付与されている場合には、付与部106は、その特典を、決定した特典に変更する。
<ゲーム画面の一例>
図6〜図8は、ゲーム画面の一例を示す図である。図6は、任意のグループGのホーム画面200を示す図である。図7は、支援効果を確認するための効果確認画面210である。図8は、任意のグループG内においてゲーム媒体の設定が重複しているプレイヤを示す設定者確認画面220である。
ホーム画面200には、例えば、ギルドメニューボタン202と、ギルドタワーボタン204と、効果表示欄206等が設けられている。なお、「ギルド」の意味は、グループGと同じ意味である。
ギルドメニューボタン202は、プレイヤPによる押下に応答して、現在の画面を、ギルドメニュー画面に切り替える。当該ギルドメニュー画面では、例えば指定対応情報としてゲーム媒体62の設定が可能となる。ギルドタワーボタン204は、プレイヤPによる押下に応答して、現在の画面を、パーティー編成画面に切り替える。当該パーティー編成画面では、プレイヤPは、所有するゲーム媒体62の中から一又は複数のゲーム媒体を選択して編成することができる。編成後、例えば、プレイヤPは、編成したゲーム媒体62を利用して、グループゲーム60Bをプレイすることが可能となる。効果表示欄206は、グループGに付与されている支援効果の度合(本実施形態では支援効果の数)を示している。このような効果表示欄206がプレイヤPにより押下されると、現在の画面が、図7に示す効果確認画面210に切り替わる。
効果確認画面210には、支援効果の期間と、その内容が記述されている。また、効果確認画面210には、指定情報が指定するゲーム媒体62の3つの要素、すなわち、キャラクタ、レベル及びレア度が円卓212の周りに複数表示されている。これら表示されているゲーム媒体62のうち、指定対応情報120Bが示すゲーム媒体62と対応するものはアクティブ表示され、指定対応情報120Bが示すゲーム媒体62と対応しないものは、非アクティブ表示される。本実施形態では、指定情報が指定するゲーム媒体62の何れか1つがアクティブ表示されることにより支援効果が発生し、アクティブ表示の数に応じて支援効果が変化する。このように、円卓212の周りに表示されているゲーム媒体62がアクティブ表示になると支援効果が発生・変化する。
上記のような効果確認画面210において、アクティブ表示されているゲーム媒体62が押下されると、現在の画面が、図8に示す設定者確認画面220に切り替わる。設定者確認画面220では、押下されたゲーム媒体62と対応するゲーム媒体を指定対応情報120Bとして設定しているプレイヤ(設定者)の一覧が表示される。この設定者確認画面220では、プレイヤPは、押下されたゲーム媒体62と対応するゲーム媒体を指定対応情報120Bとして設定している設定者を確認できるとともに、設定が重複しているプレイヤがいないか否かを確認することができる。
以上、本実施形態によれば、グループGに特典が付与されるので、グループGを構成する複数のプレイヤPのうち何れか一人のプレイヤが新たなゲーム媒体62を取得すると、同じグループG内で当該一人のプレイヤ以外の他のプレイヤにも影響が及ぶことになる。これにより、新たなゲーム媒体62を取得した人、取得していない人に関わらず、新たなゲーム媒体62を取得することに関して例えば自己がゲーム媒体62を新たに所有(取得)しようという意志表明や、誰がどのゲーム媒体を取得するかという相談、実際に新たなゲーム媒体62を取得したことに関して例えばどのようなゲーム媒体を取得したか等の報告、付与された特典に関して例えば特典の内容や感想等の共有を、グループGを構成するプレイヤP同士で話し合うことになり、もって、グループGを構成するプレイヤP同士のコミュニケーションを活性化することができる。
また、本実施形態によれば、指定情報が指定するゲーム媒体62に対応するゲーム媒体を新たに取得したプレイヤが、特典が付与された他のプレイヤから感謝の言葉を掛けられるようになり、当該新たに取得したプレイヤに対して、ゲーム媒体62を取得することによる喜びや誉れ、面白さ等を与えることができ、ゲーム媒体62を新たに取得する欲求を促進することができる。
また、本実施形態によれば、指定情報が指定するゲーム媒体62と、グループGを構成するプレイヤが所有するゲーム媒体62のうち指定対応情報が示すゲーム媒体との対応状況に基づき、特典を付与するので、グループG内において誰がどのゲーム媒体62を設定可能か、或いは誰がどのゲーム媒体62を実際に設定するかという話し合いが生まれ、もって、グループGを構成するプレイヤ同士のコミュニケーションを活性化することができる。
また、本実施形態によれば、指定情報は、複数のゲーム媒体62(ゲーム媒体62の組み合わせ)を指定することにより、一人のプレイヤではその組み合わせを全て揃えることが難しい状況が生まれる。これにより、グループG内の二人以上のプレイヤが協力して組み合わせを揃えようと、グループGを構成するプレイヤ同士で話し合いをすることになり、コミュニケーションを一層活性化することができる。
また、本実施形態によれば、グループGにおいて一人のプレイヤの操作に基づいて設定部104が設定可能なゲーム媒体62の数は、指定情報が指定するゲーム媒体62の数よりも少ないので、グループ内の二人以上のプレイヤが協力してゲーム媒体62を設定しないと、指定対応情報120Bが示すゲーム媒体62を、指定情報が指定する全てのゲーム媒体62と対応させることができない。このため、グループGを構成するプレイヤ同士のコミュニケーションをより活性化することができる。
また、本実施形態では、指定情報が指定する複数のゲーム媒体62と、グループGを構成するプレイヤが所有するゲーム媒体62との対応数Iに基づき、グループGに付与する特典を変化させる。これは、グループG内において、複数のプレイヤPがそれぞれ設定するゲーム媒体62が重複しても特典が変化しないことを意味する。したがって、グループG内において、重複しないようなゲーム媒体62を設定しようという話し合いが生まれ、もって、グループGを構成するプレイヤ同士のコミュニケーションをより活性化することができる。
また、本実施形態では、指定対応情報120Bが複数のゲーム媒体62を示す場合であって、当該複数のゲーム媒体62のうち少なくとも二つのゲーム媒体が重複しているとき、すなわち、設定されたゲーム媒体62が重複しているとき、重複している旨を報知するので、重複した設定をしている設定者のうちどの設定者が設定をし直すかというコミュニケーションが生まれ、もって、グループGを構成するプレイヤ同士のコミュニケーションをより活性化することができる。
<変形例>
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。すなわち、上記実施形態に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。また、前述した実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
例えば、報知部102は更に、グループGを構成するプレイヤPが所有するゲーム媒体62の中で指定情報が指定するゲーム媒体62に対応するものがある場合にグループGに報知してもよい。この構成によれば、特典の付与が可能であるにも係らず、本人が気づかずに設定し忘れて特典が付与されないということを抑制することができる。特に、報知部102は、指定対応情報120Bが示す複数のゲーム媒体62のうち少なくとも二つのゲーム媒体が重複している場合、すなわち、設定されたゲーム媒体62が重複している場合であって、グループG内の各プレイヤPが所有しているゲーム媒体62(又は新たに取得したゲーム媒体)と、指定情報が指定する複数のゲーム媒体62のうち指定対応情報120Bが示すゲーム媒体62と対応していないもの(対応するゲーム媒体が設定されていないもの)との比較を行い、互いに対応するゲーム媒体62があれば、その旨を報知するようにしてもよい。これにより、例えば、よりよい特典が付与可能なのに、本人が気づかずに設定し忘れてその特典が付与されないということを抑制することができる。
また、報知部102は更に、抽選等で新たなゲーム媒体62をプレイヤPが取得した場合等に、プッシュ通知や掲示板等で、当該プレイヤPが所属するグループGに、新たなゲーム媒体62を取得した旨等を報知してもよい。また、報知部102は、新たなゲーム媒体62をプレイヤPが取得した場合であって、指定情報が指定する複数のゲーム媒体62のうち、対応するゲーム媒体がまだ設定されていないときに、報知してもよい。また、報知部102は更に、プレイヤPがグループGに加入した場合に、プッシュ通知や掲示板等で、当該グループGに、プレイヤPが所有するゲーム媒体62を報知してもよい。これらにより、コミュニケーションがより活性化する。
また、設定部104は更に、指定情報が更新されたことに応答して、現在の指定対応情報120Bを消去するとともに、グループGを構成するプレイヤPが所有するゲーム媒体62のうち少なくとも一つのゲーム媒体62を新たに指定対応情報120Bとして自動的に設定してもよい。ここで、設定部104は、例えば、プレイヤPが所有するゲーム媒体62のうちシングルゲーム60Aをプレイする際のリーダや副リーダとして設定されているものを新たに指定対応情報120Bとして設定してもよい。この構成によれば、指定情報の更新時に、プレイヤPが一からゲーム媒体62を設定することになる煩わしさやコミュニケーションが煩雑となることを抑制することができる。
上記に関連して、設定部104は、指定情報が更新されたことに応答して、プレイヤPが所有するゲーム媒体62のうち指定情報が指定するゲーム媒体62に対応したゲーム媒体を設定してもよい。
また、上記に関連して、設定部104は更に、プレイヤによる不図示の自動設定ボタンが押下されたことに応答して、現在の指定対応情報120Bを消去するとともに、グループGを構成するプレイヤPが所有するゲーム媒体62のうち少なくとも一つのゲーム媒体62を新たに指定対応情報120Bとして自動的に設定してもよい。
また、報知部102は更に、グループGを構成するプレイヤPが所有するゲーム媒体62の状況に基づき、指定情報が指定するゲーム媒体62に対応したゲーム媒体があれば、その旨や対応したゲーム媒体をグループGに報知してもよい。
また、上記実施形態では、支援効果は、グループゲーム60Bをプレイする場合においてのみ発揮する場合を説明したが、シングルゲーム60Aをプレイする場合においてのみ、或いは、シングルゲーム60A及びグループゲーム60Bをそれぞれプレイする場合に発揮してもよい。
また、上記実施形態では、本ゲーム60は、シングルゲーム60Aとグループゲーム60Bとを有する場合を説明したが、何れか一方のゲームのみを有してもよい。
また、上記実施形態では、対応数Iが1でも特典を付与する場合を説明したが、対応数Iが2以上の所定値で初めて特典を付与するようにしてもよい。また、対応数Iが最大値の場合、すなわち、指定情報が指定する複数のゲーム媒体の全てが、指定対応情報120Bが示すゲーム媒体と対応する場合に、初めて特典を付与するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、各プレイヤPが設定可能なゲーム媒体62の数は一つである場合を説明したが、二つ以上であってもよい。この場合、一人のプレイヤPが複数のゲーム媒体62を全て設定することで付与される特典は、複数のプレイヤPがそれぞれ一つずつゲーム媒体62を設定することで付与される特典よりも低くなるようにしてもよい。この構成によれば、複数のプレイヤPがそれぞれ一つずつゲーム媒体62を設定することで付与される特典の方が良い特典なため、プレイヤP同士で協力するためのコミュニケーションを促進することができる。また、各プレイヤPが設定可能なゲーム媒体62の数はグループGの構成人数に応じて可変であってもよい。例えば、グループGの構成人数が少ないほど各プレイヤPが設定可能なゲーム媒体62の数が多くなれば、構成人数が少ないグループGも設定しやすくなり、グループGの構成人数に関わらず特典の恩恵を享受できる。
また、上記実施形態では、指定情報決定部122が決定する指定情報は一つである場合を説明したが、複数であってもよい。この場合、指定情報決定部122は、指定情報の更新のタイミング等で、複数の指定情報の中から一つの指定情報をプレイヤPに対して選択させて決定したり、複数の指定情報の中から一つの指定情報を抽選で決定してもよい。
また、上記実施形態では、グループG内において、複数のプレイヤPがそれぞれ設定するゲーム媒体が重複しても特典が変化しない場合を説明したが、重複すると特典が変化するようにしてもよい。例えば、重複すると特典が悪くなったり、良くなったりしてもよい。重複すると特典が良くなる場合は、対応数Iが増えて特典が良くなる場合に比べて、良くなる度合が小さい方が好ましい。
また、上記実施形態では、指定情報が指定する複数のゲーム媒体62の組み合わせの内容については特に限定していないが、レア度が高いゲーム媒体62だけ、レア度が低いゲームだけ、レア度の高いゲーム媒体62とレア度の低いゲーム媒体62との両方を含むような組み合わせにしてもよい。レア度が低いゲームだけ、レア度の高いゲーム媒体62とレア度の低いゲーム媒体62との両方を含むような組み合わせにすれば、レア度が低いゲーム媒体62しか有していない初級者でも、ゲーム媒体62を設定することが可能となり、グループG内の上級者と初級者の間でコミュニケーションが生まれる。また、指定情報が指定する複数のゲーム媒体62の中には、初級者のみが設定できるゲーム媒体があってもよい。これにより、グループG内に初級者を入れようという意欲が促進され、グループ内のコミュニケーションをより活性化することができる。
また、本ゲーム60では、グループGのプレイヤPが、当該グループGに新たにプレイヤを勧誘する際、指定情報が指定するゲーム媒体62を所有しているプレイヤという条件で検索できるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、端末10が、報知部102や設定部104を備える場合を説明したが、報知部102及び設定部104の何れか一方或いは両方を省略してもよい。また、上記実施形態では、端末10が、報知部102や設定部104、付与部106を備える場合を説明したが、これらのうち少なくとも何れか一つは、サーバ装置12が備えてもよい。
また、実施形態では、特典は、ゲーム媒体62を設定したタイミングで付与する場合を説明したが、設定から一定期間経過した後や、指定情報が更新されるタイミング、二人のプレイヤが設定したタイミング等、所定のタイミングで付与してもよい。
10…端末(情報処理装置)、14…ゲームプログラム、102…報知部、104…設定部、106…付与部

Claims (9)

  1. プレイヤが所有するゲーム媒体を利用するゲームで、且つ、複数のプレイヤでグループを構成可能なゲームのプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記ゲーム媒体を指定する指定情報を報知する報知部、
    前記指定情報が指定するゲーム媒体と、前記グループを構成するプレイヤが所有するゲーム媒体との対応状況に基づき、前記グループに特典を付与する付与部、
    として機能させるプログラム。
  2. 前記コンピュータを、
    前記グループを構成する複数のプレイヤのうち何れか一人のプレイヤの操作に基づいて、前記一人のプレイヤが所有するゲーム媒体のうち少なくとも一つのゲーム媒体を前記グループに対応付けて指定対応情報として設定する設定部、
    として更に機能させ、
    前記付与部は、前記指定情報が指定するゲーム媒体と、前記グループを構成するプレイヤが所有するゲーム媒体のうち前記指定対応情報が示すゲーム媒体との対応状況に基づき、前記特典を付与する、
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記指定情報は、複数のゲーム媒体を指定する、
    請求項2に記載のプログラム。
  4. 一人のプレイヤの操作に基づいて前記設定部が前記指定対応情報として設定可能なゲーム媒体の数は、前記指定情報が指定するゲーム媒体の数よりも少ない、
    請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記付与部は、前記指定情報が指定する複数のゲーム媒体と、前記指定対応情報が示すゲーム媒体との対応数に基づき、前記特典を変化させる、
    請求項3又は4に記載のプログラム。
  6. 前記指定情報は、互いに異なるゲーム媒体を指定し、
    前記報知部は、前記指定対応情報が複数のゲーム媒体を示す場合であって、当該複数のゲーム媒体のうち少なくとも二つのゲーム媒体が重複しているときに、重複している旨を報知する、
    請求項4に記載のプログラム。
  7. 前記報知部は、前記グループを構成するプレイヤが所有するゲーム媒体の中で前記指定情報が指定するゲーム媒体に対応するものがある場合に報知する、
    請求項2乃至6の何れか1項に記載のプログラム。
  8. 前記設定部は、前記指定情報が更新されたことに応答して、前記グループを構成するプレイヤが所有するゲーム媒体のうち少なくとも一つのゲーム媒体を前記指定対応情報として自動的に設定する、
    請求項2乃至7の何れか1項に記載のプログラム。
  9. プレイヤが所有するゲーム媒体を利用するゲームで、且つ、複数のプレイヤでグループを構成可能なゲームを提供する情報処理装置であって、
    前記ゲーム媒体を指定する指定情報を報知する報知部と、
    前記指定情報が指定するゲーム媒体と、前記グループを構成するプレイヤが所有するゲーム媒体との対応状況に基づき、前記グループに特典を付与する付与部と、
    を備える情報処理装置。
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