JP2018201838A - 信号処理装置、撮像装置及び信号処理方法 - Google Patents

信号処理装置、撮像装置及び信号処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ノイズが混入した心拍に関する生体信号から、精度よく特定の波形を検出できる信号処理装置を提供する。
【解決手段】実施形態の信号処理装置は、撮像装置に接続可能に構成される信号処理装置であって、複数誘導の心拍に関連する複数の生体信号のピークを夫々検出するピーク検出部と、前記複数の生体信号のピーク時刻の差を算出する時刻差算出部と、前記ピーク時刻の差に基づいて、前記生体信号の特定の波形を検出する波形検出部と、を備える。
【選択図】 図4

Description

本発明の実施形態は信号処理装置、撮像装置及び信号処理方法に関する。
心電計は、生体に電極を取り付け、電極間の電位差を計測する装置である。心電計によって計測される信号はECG(ECG:Electrocardiogram)信号と呼ばれ、医療分野で広く用いられている。ECG信号は、例えば、P波(P-wave)、R波(R-wave)、QRS複合波(QRS complex)、T波(T-wave)と呼ばれる波形を有している。これらの波形は、各種の心疾患の診断に用いられる他、心電同期撮像が可能な医療撮像装置の同期信号に利用されるため、波形の自動検出は産業応用上重要である。
例えば、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置を用いた心臓の画像診断では、ECG信号から検出される同期信号(トリガ信号とも呼ばれる)を用いて、例えば、心臓の収縮や拡張に同期したタイミングで撮像が行われる。このような撮像を心電同期撮像と呼ぶ。
心電同期撮像を行う場合、ECG信号中の特定の波形を検出してトリガ信号を生成し、このトリガ信号に同期したタイミングで撮像の開始や終了を制御している。特に、ECG信号の中のR波を検出してトリガ信号を生成することが多い。この場合、R波の直後から撮像を開始することもあり、R波を検出してからトリガ信号を生成するまでの遅延時間は可能な限り短い方がよい。
一方、MRI装置での撮像は、パルス状の傾斜磁場や、パルス状のRF(Radio Frequency)磁場の印加を伴うため、これらの印加に起因してECG信号に動的に変化する大きなノイズが重畳する。このようなノイズが重畳したECG信号に対しても、確実に同期信号を検出する必要がある。
特許第4104674号公報
T. Yoshida, et. al., "Morphology-Matching-Based R-Wave Detection for Noise-Robust ECG Gating," Annual Scientific Sessions, Society for Cardiovascular Magnetic Resonance, 2016.
本発明が解決しようとする課題は、ノイズが混入した心拍に関する生体信号から、精度よく特定の波形を検出できる信号処理装置、撮像装置及び信号処理方法を提供することである。
実施形態の信号処理装置は、撮像装置に接続可能に構成される信号処理装置であって、複数誘導の心拍に関連する複数の生体信号のピークを夫々検出するピーク検出部と、前記複数の生体信号のピーク時刻の差を算出する時刻差算出部と、前記ピーク時刻の差に基づいて、前記生体信号の特定の波形を検出する波形検出部と、を備える。
ECG信号を模式的に示す図。 ECG信号のうち、第I誘導と第II誘導を例示する図。 ECG信号処理装置のハードウェア構成を示す図。 第1の実施形態のECG信号処理装置の構成例を示すブロック図。 第1の実施形態のECG信号処理装置の処理例を示すフローチャート。 ピーク時刻差の算出処理の概念を説明する図。 時刻差データベースの作成及び更新の概念を説明する第1の図。 時刻差データベースの作成及び更新の概念を説明する第2の図。 第1の実施形態のECG信号処理装置の動作概要を説明する図。 R波検出の評価結果の一例を示す図。 第1の実施形態の変形例の構成例を示すブロック図。 第2の実施形態のECG信号処理装置の構成例を示すブロック図。 第2の実施形態のECG信号処理装置の処理例を示すフローチャート。
実施形態に係るECG信号処理装置、心電同期撮像装置(撮像装置)及びECG信号処理方法の実施形態について、添付図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作をするものとして、重複する説明を適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係るECG信号処理装置1の検出対象であるECG信号を模式的に示す図である。図1に示すように、ECG信号は、P波、R波、S波、T波等の特定の波形を有している。
以下の各実施形態では、特定の波形のうち、R波を検出する例を説明する。R波を検出する例は、一例であり、実施形態のECG信号処理装置1は、R波以外の波形(例えば、P波、S波、T波等)を検出することが可能である。
図1に示すように、実施形態のECG信号処理装置1は、R波から心拍同期信号(以下、単に同期信号と呼ぶ)を検出し、この同期信号を心拍同期撮像を行う装置に提供する。心拍と同期して撮像することができる心電同期撮像装置(撮像装置)200としては、例えばCT(Computed Tomography)装置や、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等がある。例えば、心電同期撮像装置200は、R波の発生位置を基準としてデータ収集の開始タイミングを決定する撮像法(心電同期撮像法)を用いる。心電同期撮像装置200は、R波の位置に対応する同期信号を取得し、取得した同期信号を基準としてデータ収集の開始タイミングを決定する。撮像の目的によっては、R波の直後から撮像データ収集が必要となる。このため、ECG信号の中からR波の到来を検出し、同期信号を生成するまでの時間、即ち、遅延時間を短くする必要がある。
例えば、MRI装置の場合を例に挙げて説明すると、MRI装置では、FBI(Fresh Blood Imaging)法や、Time−SLIP(Time−Spatial Labeling Inversion Pulse)法等、各種の非造影MRA(Magnetic Resonance Angiography)の手法が用いられる。MRI装置は、FBI法によるデータ収集において、例えば、同期信号を基準としてデータ収集のタイミングを制御することで拡張期画像及び収縮期画像を収集し、これらの差分画像を算出することにより、動脈が描出された血管像を得ることができる。また、MRI装置は、Time−SLIP法によるデータ収集において、例えば、同期信号を基準として標識化パルスを印加するタイミングやデータ収集のタイミングを制御することで、血流の画像を得ることができる。このように、MRI装置は、ECG信号から生成された同期信号を基準として、データ収集のタイミングや各種パルスの印加タイミングの制御を行っている。これらのタイミングは、R波の直後となる場合も多いため、この遅延時間はできるだけ短い方が望ましい。なお、上記は一例に過ぎず、無論、心臓等を対象とした各種撮像や、造影剤を用いた撮像等、MRI装置は、他の撮像においても同期信号を基準とした撮像を行う。
図1に例示するECG信号の波形は、ノイズ等の影響を受けておらず、R波が顕著に現れている波形となっている。しかしながら、例えば、被検体がMRI装置のボアの内部にいる状態で観察したECG信号では、静磁場中を流れる血液の影響等によって、必ずしもR波だけが顕著に現れた波形とはならない。また、撮像中のMRI装置においては、傾斜磁場パルスやRF(radio frequency)パルス等の影響を受けて、ECG信号に大きなノイズが重畳されることになる。
本実施形態のECG信号処理装置1では、ノイズによる誤検出を低減し、R波の検出精度を改善するために、複数誘導の心拍に関する生体信号を用いてR波を検出するものとしている。
以下では、複数誘導の心拍に関する生体信号として、心電計から出力される複数のECG信号のうち、第I誘導及び第II誘導の2つの信号を例に説明するが、これら2つの信号に限定されるものではない。
例えば、12誘導心電計では、第I誘導及び第II誘導の他、第III誘導、aVR誘導、aVL誘導、aVF誘導、V1〜V6誘導の信号が出力される。これらの複数誘導の信号もR波の検出に使用することも可能である。この他、脈波信号、心音信号、ベクターカーディオグラムなどを使用しても良い。
複数誘導のECG信号は、心臓を伝わる電気信号を同時に複数の位置から観測する信号である。例えば、12誘導心電計のうち、四肢誘導に用いる4つの電極は、右手、左手、右足、左足に装着される。この場合、第I誘導は左手方向からみた右手方向との電圧の差である。つまり、右手の電極と左手の電極との電位差が第I誘導である。また、第II誘導は左足の方向からみた右手方向との電圧の差である。つまり、左足の電極と右手の電極との電位差が第II誘導である。
図2は、第I誘導と第II誘導の夫々のECG信号の波形例を示す図である。上述したように、複数誘導のECG信号では、異なる位置から観測する信号である。このため、図2に示すように、1つのR波であっても、例えば、第I誘導と第II誘導とでその形状が変化する。この変化を手掛かりとしてR波かそれ以外の波形かを判別することで、本実施形態ではR波の誤検出を減らして、R波検出の精度向上を図っている。
図3は、ECG信号処理装置1のハードウェア構成を示す図である。ECG信号処理装置1は、入出力インターフェース201、処理回路208、通信インターフェース203、記憶回路207を有する。また、記憶回路207は、RAM(Random Access Memory)204、不揮発性メモリ205、ディスクドライブ206を有する。
記憶回路207の不揮発性メモリ205は、例えばハードディスクやフラッシュメモリなどの記憶装置であり、各種のプログラムやデータを記憶する。
処理回路208は、例えば、1つ又は複数のプロセッサ202を備えて構成される。ここで、「プロセッサ」という用語は、例えば、CPU(Central Processing Unit)や信号処理プロセッサ等の専用、或いは汎用のプロセッサを含む。処理回路208のプロセッサ202は、1つまたは複数のプログラムを不揮発性メモリ205からRAM204に読み出して実行する処理、即ち、ソフトウェア処理によって、後述するECG信号処理装置1の各種の機能を実現する。プロセッサ202は、不揮発性メモリ205の他、磁気ディスク、光ディスク、USBメモリ等の記録媒体に保存されたプログラムを、ディスクドライブ206或いは入出力インターフェース201から読み込んでも良い。また、外部のサーバから通信インターフェース203を介してダウンロードしても良い。
また、処理回路208は、ASIC(Application Specific Integration Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成してもよい。ASICやFPGA、或いは専用の電子回路によるハードウェア処理によっても、ECG信号処理装置1の各種の機能を実現することができる。また、処理回路208は、ハードウェアとソフトウェア処理とを組み合わせて、ECG信号処理装置1の各種の機能を実現してもよい。
図4は、第1の実施形態のECG信号処理装置1の機能構成と、ECG信号処理装置1に接続される装置の構成を示すブロック図である。心電計100は、複数誘導のECG信号の一例として、第I誘導と第II誘導の2つのECG信号を生成し、ECG信号処理装置1に送る。ECG信号処理装置1は、ECG信号から同期信号を生成し、心電同期撮像装置200に送る。心電撮像装置200は、同期信号に基づき被検体の撮像を行う。
心電計100は、電極101a、101b、102a、102b、差動増幅器111、112、およびAD変換器121、122を備える。電極101a、101b、102a、102bは被検体の表面に取り付けられる。
差動増幅器111は電極101a、101b間の、差動増幅器112は電極102a、102b間の微弱な電位差を増幅する。AD変換器121は、差動増幅器111が増幅したアナログ信号を、AD変換器122は差動増幅器112が増幅したアナログ信号をそれぞれデジタル信号に変換する。
例えば、電極101aと101bは、夫々左手と右手に装着され、差動増幅器111及びAD変換器121は、第I誘導に対応するECG信号を出力する。また、電極102aと102bは、夫々左足と右手に装着され、差動増幅器112及びAD変換器122は、第II誘導に対応するECG信号を出力する。
図4に示す心電計100は、4つの電極101a、101b、102a、102bを例示しているが、前述したように、電極の数は4つに限定されるものではない。例えば、12誘導心電図を得るために、四肢に夫々とりつける4つの電極と、胸部に取り付ける6つの電極を備える構成でも良い。また、体の2点間の電位差を求める方法ではなく、あらかじめ決めておいた基準と電極装着点の電位差を記録する方法であっても構わない。また、心電計100は、2つの差動増幅器111、112、2つのAD変換器121、122を備える構成を例示しているが、差動増幅器およびAD変換器の数は2つに限定されるものではない。
ECG信号処理装置1は、前述したように、処理回路208と、記憶回路207とを少なくとも有する。記憶回路207は、時刻差データベース30を記憶する。時刻差データベース30の具体例は後述する。
処理回路208は、第1ピーク検出機能11、第2ピーク検出機能12、時刻差算出機能20、データベース更新機能21、及び波形検出機能22を、例えば処理回路208のプロセッサ202が、記憶回路207から読み出したプログラムを実行することによって実現する。
第1ピーク検出機能11は、入出力インターフェース201を介して、心電計100から第1のECG信号を入力する。第1のECG信号は、例えば、第I誘導に対応するECG信号である。さらに、第1ピーク検出機能11は、入力した第1のECG信号に対し、R波の成分を強調しノイズ成分を抑圧するために、フィルタ処理を行う。このフィルタ処理では、低域通過フィルタ、高域通過フィルタ、帯域通過フィルタ、またはそれらの組み合わせを用いる。以下では、フィルタ処理によりR波成分が強調される処理を行う。R波成分が強調された第1のECG信号を第1の強調ECG信号と呼ぶ。
さらに、第1ピーク検出機能11は、第1の強調ECG信号の値を、所定の第1の閾値と比較し、第1の強調ECG信号の値が第1の閾値を上回っている場合は、第1のピークが検出されたと判定し、第のピークに対応する時刻を第1のピーク時刻として、時刻差算出機能20に出力する。
第2ピーク検出機能12は、入出力インターフェース201を介して、心電計100から第2のECG信号を入力する。第2のECG信号は、例えば、第II誘導に対応するECG信号である。第2ピーク検出機能12は、入力した第2のECG信号に対して、第1ピーク検出機能11と同様のフィルタ処理を行って、第2の強調ECG信号を生成する。さらに、第2ピーク検出機能12は、第1ピーク検出機能11と同様に、第2の強調ECG信号の値を、所定の第2の閾値と比較し、第2の強調ECG信号の値が第2の閾値を上回っている場合は、第2のピークが検出されたと判定し、第2のピークに対応する時刻を第2のピーク時刻として、時刻差算出機能20に出力する。
なお、第1及び第2ピーク検出機能11、12において、R波を強調するためのフィルタ処理では、R波がマイナス側に現れる場合に対処するために、第1及び第2の強調ECG信号の夫々の絶対値を出力しても良い。例えば不整脈が起こった場合や、心臓の位置や向きに対して電極101、102の貼り付け位置が適切でない場合に、R波がマイナス側に現れる場合がある。このような場合、絶対値を使用しないとそのマイナス側に現れたR波を取りこぼしてしまう。以下では、第1及び第2の強調ECG信号はフィルタ処理後にその絶対値を計算したものとして説明する。
時刻差算出機能20は、第1ピーク検出機能11が検出した第1のピーク時刻と第2ピーク検出機能12が検出した第2のピーク時刻の差Δtを算出する。一般に、同一の被検体から取得した複数誘導のECG信号のそれぞれでピーク検出した場合であっても、各誘導のECG信号で検出されるピーク時刻は一致するとは限らない。そこで、誘導間でどれだけピーク時刻に差があるかを算出する。
データベース更新機能30は、時刻差算出機能20にて算出したピーク時刻差を集計した時刻差データベース30を、ピーク時刻差が算出される都度、更新する。ピーク時刻差の集計方法としては、時刻差毎にその発生頻度を数え上げて集計しても良く、また、検出したピークの総数で正規化した発生確率として集計しても良い。さらに、ピーク時刻差を集計する際は、第1のピーク時刻と第2のピーク時刻の差のうち、特定の閾値より小さいもののみを集計しても良い。
波形検出機能22は、時刻差算出機能20にて算出された時刻差を、時刻差データベース30に格納されている、各時刻差の発生頻度(或いは、発生確率)と比較し、検出されたピークがR波によるものか、それ以外のノイズ等によるものかを判別する。
R波によるピークの場合、通常は1心拍に1回ずつピークが検出される。そのため、長時間ECG信号をモニタしていると、R波に対応するピーク時刻差の発生回数は時間と共に増加していく。一方で、ノイズ等により発生するピークは、そもそも発生頻度が心拍に比べ低いうえ、複数誘導管間のピーク時刻差が一定であるとは限らず、ノイズがピークとして検出された時に算出したピーク時刻差の発生頻度はさほど高くならない。
図5は、第1の実施形態に係るECG信号処理装置1の処理の概要を示すフローチャートである。また、図6乃至図9は、ECG信号処理装置1の動作概念を説明する図である。以下、図6乃至図9を参照しつつ、図5のフローに沿って、ECG信号処理装置1の処理について説明する。
ステップST100及びステップST101は、処理回路208の第1ピーク検出機能11に対応するステップである。ステップST100で、処理回路208は、例えば、第I誘導に対応する第1のECG信号を時系列信号として入力する。入力するECG信号は、心電計100のAD変換器121において、例えば、1000Hzでサンプリングされた(即ち、サンプリング間隔1msでサンプリングされた)デジタル信号である。ステップST101で、処理回路208は、第1のECG信号にフィルタ処理を行い第1の強調ECG信号を生成し、第1の閾値と比較してピークか否かを判別する。
ステップST102及びステップST103は、処理回路208の第2ピーク検出機能12に対応するステップである。ステップST102で、処理回路208は、例えば、第II誘導に対応する第2のECG信号を時系列信号として入力する。入力するECG信号は、心電計100のAD変換器122において、第1のECG信号と同期してサンプリングされたデジタル信号である。ステップST103で、処理回路208は、第2のECG信号にフィルタ処理を行い第2の強調ECG信号を生成し、第2の閾値と比較してピークか否かを判別する。
第1の閾値と第2の閾値は、それぞれ第1の強調ECG信号と第2の強調ECG信号から決めても良く、また事前に与えた固定値としても良い。
ステップST104で、処理回路208は、第1ピーク検出機能11と第2ピーク検出機能12でピークが検出されたか否かの判定を行う。ピークが少なくとも一方のピーク検出機能にて検出されると(ステップST104のYES)、ステップST105に進む。一方、第1ピーク検出機能11と第2ピーク検出機能12のどちらもピークを検出しないと(ステップST104のNO)、ステップST109に進む。
ステップST105で、処理回路208は、第1ピーク検出機能11と第2ピーク検出機能12のそれぞれで検出されたピーク時刻のうち、最も直近のものを取得し、そのピーク時刻差Δtを計算する。
図6は、ステップST100からステップST105の処理の概念を示す図である。図6に示すように、例えば、第I誘導のECG信号において検出された第1ピークの時刻と、第II誘導のECG信号において検出された第2ピークの時刻との差が、ピーク時刻差Δtとして、ステップST105で算出される。
ステップST106で、処理回路208は、算出されたピーク時刻差Δtの発生頻度が高いか否かを、時刻差データベース30を参照して判定する。時刻差データベース30には、過去に検出されたピークから算出したピーク時刻差の履歴が、夫々のピーク時刻差と、そのピーク時刻差が発生した頻度とが関連付けられている。
図7は、データベース更新機能21による時刻差データベース30の作成、或は更新の手順の概念を示す図である。第1ピーク検出機能11は、図7の上段に示すように、第I誘導に対応するECG信号から第1のピークを検出し、それぞれの検出時刻、ta(1)、ta(2)、ta(2)、・・・、ta(n)、ta(n+1)を求める。同様に、第2ピーク検出機能12は、図7の中段に示すように、第II誘導に対応するECG信号から第2のピークを検出し、それぞれの検出時刻、tb(1)、tb(2)、tb(2)、・・・、tb(n)、tb(n+1)を求める。一方、時刻差算出機能20は、第1のピークと第2のピークの夫々の時刻差Δt(1)、Δt(2)、Δt(3)、・・・、Δt(n)、Δt(n+1)、を順次求めていく。
データベース更新機能21は、各時刻差を所定の時間幅の区分に分類し、区分ごとに時刻差の発生頻度を集計していく。例えば、時刻差Δtが0≦Δt<2msのときは区分「0ms」に分類し、2≦Δt<4msのときは区分「2ms」に分類し、4≦Δt<6msのときは区分「4ms」に分類し、6≦Δt<8msのときは区分「6ms」に分類し、8≦Δt<10msのときは区分「8ms」に分類する、というように時刻差Δtを2ms幅の区分に分類し、各区分に落ち込む時刻差Δtの発生回数を順次集計することにより、時刻差データベース30を構築していく。
図8は、上記のように構築された時刻差データベース30の一例をグラフの形態で示す図である。図8の横軸は、上述した時刻差Δtの各区分に対応し、縦軸は、時刻差Δtの発生頻度を、発生の総数に対する比率(%)として示している。図8に示す例では、時刻差Δtが、4≦Δt<6msの範囲となる(即ち、区分「4ms」に属する)頻度が、それ以外の範囲となる場合の頻度に比べると、著しく高くなることを示している。
図5のステップST106では、ステップST105で新たに時刻差が算出されるたびに、時刻差データベース30を参照する。そして、ステップST105で算出されたピーク時刻差の区分と同じピーク時刻差区分の発生頻度が、所定の閾値よりも高いと判定される(ステップST106のYES)、ステップST107に進む。ステップST107では、R波が正しく検出されたものとして、同期信号を心電同期撮像装置300に出力する。その後、ステップST108に進む。
一方、ステップST105で算出されたピーク時刻差の区分と同じピーク時刻差区分の発生頻度が、所定の閾値よりも低いと判定された場合には(ステップST106のNO)、同期信号を心電同期撮像装置300に出力することなくステップST108に進む。
ステップST108では、ステップST105で算出されたピーク時刻差Δtを用いて、時刻差データベース30を更新する。つまり、ピーク時刻差の総数を1つ増加させると共に、該当する区分の時刻差の発生回数を1つ増加させることにより、該当する区分の時刻差の発生頻度を再計算して、時刻差データベース30を更新する。
ステップST109は終了判定であり、処理回路208は、処理終了の指示が外部から入力されるまで、ステップST100からST108までの処理を繰り返す。
図9は、上述したステップST100からST108までの動作概念を説明する図である。図9の最上段は、R波とノイズを含むECG信号を例示する図である。図9の第2段目と第3段目は、ステップST100からステップST104の処理に対応する図である。また、図9の第4段目は、ステップST105の処理に対応する図である。図9の第5段目以下は、ステップST106からステップST108の処理に対応する図である。
上述した第1の実施形態に係るECG信号処理装置1は、単独では必ずしも精度の高くない第1ピーク検出機能11及び第2ピーク検出機能12の2つのピーク検出機能を使用し、そこで検出された夫々のピーク時刻の差を、過去の履歴から集計したピーク時刻差の発生頻度と比較して判定する構成となっている。このため、ECG信号に混入したノイズをR波であると誤検出してしまう失敗を低減させることができる。
図10は、第1の実施形態に係るECG信号処理装置1の効果を確認すべく、ECG信号に対してR波検出を行った結果を図6に図である。ボランティア3名に3テスラのMRI装置を用いてMRI検査を受けてもらい、その間に収集したECG信号に対してR波検出を行い、信号処理装置が検出したR波のうちいくつが誤検出(検出したが正解ではない)であったかを評価した。図6の横軸は、被験者のIDである。R波形状は個人差が大きく、被験者1の場合、従来のピーク検出のみを行った場合には誤検出の確率が非常に高かったのに対して、被験者2、3の場合には、従来のピーク検出のみを行った場合であっても誤検出の確率はそれ程高くなかった。
これに対して、上述した本実施形態のピーク時刻差を用いた判定を行った場合、被験者1に対しては、誤検出率が大幅に改善された。また、被験者2、3の場合に対しても、誤検出率の低減が見られた。このように、いずれの場合にも、本実施形態のピーク時刻差を用いた判定を用いることで誤検出率を低減させることができており、ECG信号処理装置1の前述した処理の効果が確認できた。
(第1の実施形態の変形例)
図11は、第1の実施形態の変形例に係る構成例を示すブロック図である。第1の実施形態の変形例では、ECG信号処理装置1が心電同期撮像装置300a含まれる構成となっている。
図11において、スキャナ310は、ECG信号処理装置1から出力される同期信号に同期して撮像を行う装置である。
例えば、心電同期撮像装置300aがMRI装置の場合には、スキャナ310は、静磁場磁石、傾斜磁場コイル、RFコイル、送信器、受信器等のコンポーネントを含んで構成される。スキャナ310は、R波から検出され同期信号に同期した心電同期撮像を行い、被検体のMR信号を収集する。そして、MRI装置が具備する処理回路の画像生成機能320は、収集したMR信号を再構成して画像を生成する。
或いは、例えば、心電同期撮像装置300aがCT装置の場合には、スキャナ310は、X線管、X線検出装置、DAS装置等のコンポーネントを含んで構成される。この場合にも、スキャナ310は、R波から検出され同期信号に同期した心電同期撮像を行い、被検体に対する投影データを収集する。そして、CT装置が具備する処理回路の画像生成機能320によって、収集した投影データを再構成して画像を生成する。
MRI装置、或いはCT装置の画像生成機能320によって生成された画像は、ディスプレイ330に表示される。ディスプレイ230は心電計から取得したECG信号と信号処理装置1から取得した同期信号を表示しても良い。
(第2の実施形態)
図12は、第2の実施形態のECG信号処理装置1の構成例と、ECG信号処理装置1に接続される装置の構成を示すブロック図である。
第1の実施形態のECG信号処理装置1の構成例(図4)と比べると、心電同期撮像装置200がMRI装置400になっていること、及び、MRI装置400のシーケンスコントローラからECG信号処理装置1のデータベース更新機能21に対して、撮像状態信号が出力されている点が異なっている。それ以外は、第1の実施形態のECG信号処理装置1の構成と同じである。
一般に、MRI装置400の撮像中においては、傾斜磁場および高周波磁場が印加されるため、ECG信号に大きなノイズが混入する可能性が高い。このため、MRI装置400の撮像中に時刻差データベース30を作成、或いは更新すると、ノイズの影響を受けた、品質の良くないデータベースとなる可能性が高い。
そこで、第2の実施形態では、MRI装置400が「撮像中」、或いは「動作中」の場合には、時刻差データベース30を作成或いは更新を禁止し、MRI装置400が「非撮像中」、或いは「非動作中」の場合にのみ、時刻差データベース30を作成或いは更新を行うものとしている。
そして、MRI装置400が「撮像中」或いは「動作中」であるのか否かを判定するために、MRI装置400から出力される撮像状態信号を使用するものとしている。
MRI装置400においては、傾斜磁場やRFパルスの強度や印加タイミング等が規定された「パルスシーケンス」が実行されることによりデータが収集される。また、パルスシーケンスの実行開始から、必要数のTR(Repetition Time)が繰り返されて所定のデータを収集するまでの撮像単位は、「プロトコル」等と称される。本明細書において、MRI装置400が「撮像中」或いは「動作中」であるという場合は、例えば、パルスシーケンスが実行されている期間であることを意味する。反対に、本明細書において、MRI装置が「非撮像中」或いは「非動作中」という場合は、例えば、パルスシーケンスが実行されていない期間であることを意味する。例えば、一連の検査に含まれる最初のプロトコルの開始前や、プロトコルとプロトコルとの間等が、非撮像中」或いは「非動作中」に相当する。なお、パルスシーケンスに含まれる1つのTRの中においても、傾斜磁場やRFパルスが印加されていない期間が存在し得る。このような期間を、「非撮像中」或いは「非動作中」として取り扱うことも可能である。
上記のように、MRI装置400が「撮像中」或いは「動作中」であるのかを判定するために撮像状態信号としては、傾斜磁場やRFパルスが印加されているか否かを示す信号を用いることができる。
図13は、第2の実施形態のECG信号処理装置1の動作例を示すフローチャートである。第2の実施形態のECG信号処理装置1の動作例(図5)との相違は、ステップST200が追加されている点である。
ステップST200では、撮像状態信号に基づいて、傾斜磁場が印加されているか否を判定し、傾斜磁場が印加されていない場合にのみ(即ち、非撮像中の場合にのみ)(ステップST200のNO)、時刻差データベース30を更新するようにしている。
上述した第2の実施形態に係るECG信号処理装置1によれば、傾斜磁場の切り替えによりECG信号にノイズが混入しピーク検出が困難になる撮像中は時刻差データベース30の更新を停止することにより、ノイズをピークと誤検出した結果を時刻差データベース30に反映させてしまう誤りを防ぐことができる。
このように、第2の実施形態に係るECG信号処理装置1では、ノイズの影響を受けていない、品質の高い時刻差データベース30を生成することができるため、R波を高い精度で検出することができる。
以上説明してきた、少なくとも1つの実施形態に係るECG信号処理装置によれば、イズが混入した心拍に関する生体信号から、精度よく特定の波形を検出できる。
なお、実施形態における第1ピーク検出機能及び第2ピーク検出機能は、特許請求の範囲のピーク検出部の一例である。また、実施形態における時刻差算出機能及び波形検出機能は、夫々、特許請求の範囲の時刻差算出部及び波形検出部の一例である。
また、実施形態におけるデータベース更新機能は、特許請求の範囲のデータベース更新部の一例である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 ECG信号処理装置、信号処理装置
11 第1ピーク検出機能
12 第2ピーク検出機能
20 時刻差算出機能
21 データベース更新機能
22 波形検出機能
30 時刻差データベース
100 心電計
207 記憶回路
208 処理回路
300 心電同期撮像装置、撮像装置

Claims (8)

  1. 撮像装置に接続可能に構成される信号処理装置であって、
    複数誘導の心拍に関連する複数の生体信号のピークを夫々検出するピーク検出部と、
    前記複数の生体信号のピーク時刻の差を算出する時刻差算出部と、
    前記ピーク時刻の差に基づいて、前記生体信号の特定の波形を検出する波形検出部と、
    を備える信号処理装置。
  2. 前記ピーク時刻の差と、前記差の発生頻度とが関連付けられた時刻差データベース、を記憶する記憶部と、
    前記複数の生体信号のピークが検出され、前記複数の生体信号のピーク時刻の差が算出される度に、前記時刻差データベースを更新するデータベース更新部と、
    をさらに備え、
    前記波形検出部は、前記時刻差データベースを参照し、あらたに検出された前記複数の生体信号の各ピークのピーク時刻の差が、所定の発生頻度よりも高いときに前記特定の波形を検出する、
    請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記生体信号はECG信号であり、前記特定の波形はR波である、
    請求項1又は2に記載の信号処理装置。
  4. 複数誘導の心拍に関連する複数の生体信号は、ECG信号の中の第1誘導及び第2誘導であり、
    前記波形検出部は、前記第1誘導の信号から検出した第1のピークと、前記第2誘導の信号から検出した第2のピークの、夫々のピークの時刻差に基づいて、前記特定の波形を検出する、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の信号処理装置。
  5. 前記撮像装置の動作状態をモニタし、前記撮像装置の動作状態に応じて時刻差データベースを更新するか否かを判定する更新判定部、
    をさらに備える、
    請求項2に記載の信号処理装置。
  6. 前記撮像装置はMRI装置であり、
    前記更新判定部は、前記MRI装置が撮像していないときに検出された前記ピークの時刻差に基づいて前記時刻差データベースを更新し、前記MRI装置が撮像しているときは前記時刻差データベースを更新せずに保持する、
    請求項5に記載の信号処理装置。
  7. 複数誘導の心拍に関連する複数の生体信号のピークを夫々検出するピーク検出部と、
    前記複数の生体信号のピーク時刻の差を算出する時刻差算出部と、
    前記ピーク時刻の差に基づいて、前記生体信号の特定の波形を検出する波形検出部と、
    検出された前記特定の波形に同期して被検体を撮像し、前記被検体の撮像データを収集する撮像部と、
    収集した前記撮像データから、前記被検体の画像を生成する画像生成部と、
    を備える撮像装置。
  8. 複数誘導の心拍に関連する複数の生体信号のピークを夫々検出し、
    前記複数の生体信号のピーク時刻の差を算出し、
    前記ピーク時刻の差に基づいて、前記生体信号の特定の波形を検出する、
    信号処理方法。
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