JP6433690B2 - 心電波形検出装置、心電波形検出方法、心電波形検出プログラム、及び撮像装置 - Google Patents

心電波形検出装置、心電波形検出方法、心電波形検出プログラム、及び撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6433690B2
JP6433690B2 JP2014122541A JP2014122541A JP6433690B2 JP 6433690 B2 JP6433690 B2 JP 6433690B2 JP 2014122541 A JP2014122541 A JP 2014122541A JP 2014122541 A JP2014122541 A JP 2014122541A JP 6433690 B2 JP6433690 B2 JP 6433690B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
period
detection
integration
ecg signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014122541A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016002130A (ja
Inventor
竹島 秀則
秀則 竹島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Canon Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Medical Systems Corp filed Critical Canon Medical Systems Corp
Priority to JP2014122541A priority Critical patent/JP6433690B2/ja
Priority to PCT/JP2015/062245 priority patent/WO2015163369A1/ja
Priority to US14/978,284 priority patent/US9968273B2/en
Publication of JP2016002130A publication Critical patent/JP2016002130A/ja
Priority to US15/946,450 priority patent/US10219712B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6433690B2 publication Critical patent/JP6433690B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Description

本発明の実施形態は、心電波形検出装置、心電波形検出方法、心電波形検出プログラム、及び撮像装置に関する。
心電計は、生体に電極を取り付け、電極間の電位差を計測する装置である。心電計によって計測された情報は心電図(ECG:Electrocardiogram)と呼ばれ、医療分野で広く用いられている。心電図から得られる情報としては、例えば、P波(P-wave)、R波(R-wave)、QRS複合波(QRS complex)、T波(T-wave)などがある。これらの波形は、各種の心疾患の診断に用いられる他、心電同期撮像が可能な医療診断装置の同期信号に利用されるため、波形の自動検出は産業応用上重要である。
Bert-Uwe Kohler et al. "The Principles of Software QRS Detection,’’ IEEE Engineering in Medicine and Biology, pp. 42-57, January/February 2002.
ECG信号の中の検出対象波形を、少ない演算量で検出することができる心電波形検出装置、心電波形検出方法、心電波形検出プログラム、及び撮像装置が要望されている。
実施形態の心電波形検出装置は、取得したECG信号の第1の期間に対する第1の積分値を算出する第1の積分部と、前記ECG信号の第2の期間に対する第2の積分値を算出する第2の積分部と、前記第1の積分値及び前記第2の積分値を用いて前記ECG信号の中の特定の検出対象波形を検出する検出部と、を備える。
ECG信号を模式的に示す図。 第1の実施形態の心電波形検出装置を示す図。 検出処理に用いるパラメータの決定方法を説明する図。 心電波形検出装置のハードウェア構成を示す図。 心電波形検出装置の処理例を示すフローチャート。 積分対象期間をECG信号上の注目時刻と対比して説明する図。 第2の実施形態の心電波形検出装置を示す図。 3つ検出器で構成した心電波形検出装置の動作を説明する図。 6つ検出器で構成した心電波形検出装置の動作を説明する図。 第3の実施形態の心電波形検出装置を示す図。 第3の実施形態の心電波形検出装置の動作を説明する図。 第4の実施形態の心電波形検出装置を示す図。 第4の実施形態の心電波形検出装置の動作を説明する図。 心電同期撮像装置を示す図。 心電波形検出装置の構成例を示す図。 心電波形検出装置の構成例を示す図。 心電波形検出装置の構成例を示す図。
実施形態に係る心電波形検出装置、心電波形検出方法、心電波形検出プログラム、及び心電同期撮像装置の実施形態について、添付図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作をするものとして、重複する説明を適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る心電波形検出装置1の検出対象であるECG信号(心電図の形状に対応する信号を、ECG信号と呼ぶ)を模式的に示す図である。図1に示すように、ECG信号は、P波、R波、QRS複合波(Q波、R波及びS波の複合波)、T波等の特定の波形を有している。
心電波形検出装置1が、例えばR波を検出すると、心電波形検出装置1は心拍同期信号(同期信号)を心電同期撮像装置(撮像装置)200に出力する。心拍と同期して撮像することができる心電同期撮像装置200としては、例えばCT(Computed Tomography)装置や、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等がある。例えば、心電同期撮像装置200は、R波の発生位置を基準としてデータ収集の開始タイミングを決定する撮像法(心電同期撮像法)を用いる。心電同期撮像装置200は、R波の位置に対応する心拍同期信号を取得し、取得した心拍同期信号を基準としてデータ収集の開始タイミングを決定する。
例えば、MRI装置の場合を例に挙げて説明すると、MRI装置では、FBI(Fresh Blood Imaging)法や、Time−SLIP(Time−Spatial Labeling Inversion Pulse)法等、各種の非造影MRA(Magnetic Resonance Angiography)の手法が用いられる。MRI装置は、FBI法によるデータ収集において、例えば、心拍同期信号を基準としてデータ収集のタイミングを制御することで拡張期画像及び収縮期画像を収集し、これらの差分画像を算出することにより、動脈が描出された血管像を得ることができる。
また、MRI装置は、Time−SLIP法によるデータ収集において、例えば、心拍同期信号を基準として標識化パルスを印加するタイミングやデータ収集のタイミングを制御することで、血流の画像を得ることができる。このように、MRI装置は、ECG信号から生成された心拍同期信号を基準として、データ収集のタイミングや各種パルスの印加タイミングの制御を行っている。この他、心臓等を対象とした各種撮像や、造影剤を用いた撮像等、MRI装置は、他の撮像においても心拍同期信号を基準とした撮像を行う。
例えば、セグメンティド法を用いて心臓をシネ撮像する場合や、特定の心時相における心臓を撮像する場合にも心拍同期信号を用いる。また、心拍同期信号に同期して、例えば拡張期に、心臓の基本断面像(例えば、左室短軸像)のデータを収集する場合にも心拍同期信号を用いる。また、心拍同期信号に同期して、例えば拡張期に、心臓全体を含むボリュームデータを収集する。そして、収集したボリュームデータに対して、ボリュームレンダリングやMIP等の画像処理を行う。
また、CT装置においても、心拍同期信号に同期した撮像が行われる。例えば、心拍同期信号から心臓の大きさの変動の大きい心時相期間を求め、この変動の大きい心時相期間にX線照射を停止することにより、被曝線量を低減する撮像法が知られている。
図2は、第1の実施形態の心電波形検出装置1の構成と、心電波形検出装置1に接続される装置の構成を示すブロック図である。心電計100は、ECG信号を生成し、心電波形検出装置1に送る。心電波形検出装置1は、ECG信号から心拍同期信号を生成し、心電同期撮像装置200に送る。
心電計100は、電極101a、101b、増幅器110、及びAD変換器120を備える。電極101a、101bは人体に取り付けられる。増幅器110は、電極101a、101b間の微弱な電位差を増幅する。AD変換器120は、増幅器110が増幅したアナログ信号をデジタル信号に変換する。
心電計100は、2つの電極101a、101bを例示しているが、電極の数は2つに限定されるものではない。例えば、12誘導心電図を得るために、四肢に夫々取り付ける4つの電極と、胸部に取り付ける6つの電極を備える構成でもよい。また、体の2点間の電位差を求める方法ではなく、あらかじめ決めておいた基準と電極装着点の電位差を記録する方法であっても構わない。
心電波形検出装置1は、入力部10、第1の積分部20、第2の積分部30、検出部40を備える。第1の積分部20、第2の積分部30及び検出部40で、検出器50を構成する。
入力部10は、ECG信号をAD変換器120から取得する。第1の検出部20は、取得したECG信号の第1の期間に対する積分値(第1の積分値)を算出する。第2の検出部30は、第2の期間に対する積分値(第2の積分値)を算出する。検出部40は、第1の積分値及び第2の積分値を用いて、ECG信号の中の特定の検出対象波形を検出する。より具体的には、検出部40は、第1の積分値と第2の積分値との差分を求め、この差分を所定の基準値(閾値)と比較して検出対象波形を検出する。
第1の期間と第2の期間の夫々の期間の長さ、第1の期間と第2の期間との間隔、及び基準値は、予め適切な値に決定しておく。
第1の期間と第2の期間の期間長、間隔、及び基準値に対する適切な値は、例えば、実際に人体から取得した多数のECG信号に対して、上記の各値をパラメトリックに変化させながらシミュレーションを行って決定することができる。
例えば、検出対象波形に対応する検出範囲をECG信号に対して設定し、この検出範囲の中で、第1の期間と第2の期間の期間長、間隔、及び基準値をパラメトリックに変化させる。そして、検出対象波形ができるだけ高い検出性能で検出できるように各値を決定する。言い換えれば、検出対象波形を高い検出性能で検出できるように、第1の期間と第2の期間の期間長、間隔、及び基準値をチューニング(tuning)する。ここで検出性能が高いとは、検出対象波形を正しく検出する確率(正検出率)が高く、また、検出対象波形以外の波形を検出する確率(誤検出率)が低いことを言う。
例えば、ECG波形の中の検出対象波形を図3の実線で示す波形とするとき、この検出対象波形に対応する検出範囲を設定し、この検出範囲の中で、第1の期間と第2の期間の期間長、間隔、及び基準値をパラメトリックに変化させ、検出対象波形ができるだけ高い検出性能で検出できるように各値をチューニングして決定する。
このようにして決定した第1の期間と第2の期間の期間長、間隔、及び基準値は、本装置の適宜の記憶部に保存しておき、第1の積分部20、第2の積分部30、検出部40に提供する。
検出部40は、検出対象波形を検出すると、心電同期信号を生成する。また、検出部40は、生成した心電同期信号を心電同期撮像装置200に送る。
心電波形検出装置1の各部は、ASIC(Application Specific Integration Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェア処理で実現しても良い。また、ハードウェアとソフトウェア処理とを組み合わせて実現してもよい。ソフトウェア処理で実現する場合、図4に例示するコンピュータ300に所定のプログラムを実行させることによって心電波形検出装置1の各部の動作を実現することができる。
図4に例示するコンピュータ300は、入出力インターフェース301、プロセッサ302、通信インターフェース303、RAM(Random Access Memory)304、不揮発性メモリ305、ディスクドライブ306を有する。
不揮発性メモリ305は、例えばハードディスクやフラッシュメモリなどの記憶装置であり、各種のプログラムやデータを記憶する。プロセッサ302は、不揮発性メモリ305に記憶されている。プロセッサ302は、心電波形検出装置1の各部の動作を実現するためのプログラムを不揮発性メモリ305からRAM304に読み出して実行する。この他、磁気ディスク、光ディスク、USBメモリ等の記録媒体に保存されたプログラムを、ディスクドライブ306或いは入出力インターフェース301から読み込んでも良い。また、外部のサーバから通信インターフェース303を介してダウンロードしても良い。
図5は、心電波形検出装置1の処理の概要を示すフローチャートである。ステップST100で、心電波形検出装置1の入力部10が、ECG信号を時系列信号として入力する。ECG信号は、例えば、一定周期で(例えば、1ミリ秒で)サンプリングされた信号である。
ステップST102で、第1の検出部20は、第1の期間に対する積分値(第1の積分値)を算出する。ステップST104で、第2の検出部30は、第2の期間に対する積分値(第2の積分値)を算出する。ステップST102とステップST104の順序は逆でもよい。また、ステップST102の処理とステップST104の処理は同時に行ってもよい。
ステップST106で、検出部40は、第1の積分値と第2の積分値とを差分して差分値を求める。さらに、検出部40は求めた差分値と、予め保持している基準値とを比較することによって、検出対象波形を検出する。
ステップST108で、検出部40は検出情報を出力する。検出情報は、例えば、「+1」又は「−1」である。検出対象波形を検出した場合は「+1」を出力し、それ以外の場合は「−1」を出力する。また、検出対象波形を検出した場合は、心電同期撮像装置200に対して、心拍同期信号を出力する。
図6は、第1の検出部20の積分対象期間である第1の期間と、第2の検出部30の積分対象期間である第2の期間とを、ECG信号上の注目時刻とを対比して示した図である。検出部40の検出処理に要する時間を無視すると、第1の積分値と第2の積分値の両方が得られる時刻(図5においては、第2の期間の終了時)に、検出対象波形に対する検出部40の検出結果が得られる。したがって、第2の期間の終了時が注目時刻となる。
時系列で入力されるECG信号の中から検出対象波形を検出するには、図5に示すように、注目時刻をECG信号の時系列に対してずらしながら、図4のステップST102乃至ステップST108の処理を繰り返し実施すればよい。
上記のとおり、第1の実施形態に係る心電波形検出装置1は、2つの積分演算と、1つの差分、及び1つの比較処理によって検出対象波形を検出している。つまり、非常に少ない演算量で検出対象波形を検出することができる。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態の心電波形検出装置1bの構成を示すブロック図である。第2の実施形態の心電波形検出装置1bは、検出器50を複数有すると共に、複数の検出器50の夫々から出力される検出情報を統合する統合検出部60を有する。
図7に示す例では、#1から#NまでのN個の検出器50を有し、これに伴って、第1の積分部20、第2の積分部30、及び検出部40の数も夫々N個となっている。
夫々の検出器50の動作は前述した第1の実施形態と同じである。即ち、各検出部40は、第1の積分部20が出力する第1の積分値と、第2の積分部30が出力する第2の積分値との差分値を基準値と比較する。そして、例えば、差分値が基準値を超えた場合には、検出対象波形の検出情報として「+1」を出力し、基準値を超えない場合は「−1」を出力する。
統合検出部60は、各検出器50から出力される「+1」又は「−1」の検出情報に所定の重み付けをする。そして、重み付けされた各検出器50のそれぞれの検出情報を加算して、「+1」、「−1」に対する重み付け加算値を生成する。さらに、この重み付け加算値を、所定の統合基準値と比較して、最終的な統合検出情報を得る。ここで、統合基準値とは、重み付け加算値に対して適用される閾値のことある。例えば、閾値としての統合基準値をゼロとし、重み付け加算値の値が正の場合に、所定の検出対象波形が検出されたと判定してもよい。
統合検出部60で用いる上記の重み付けの値や統合基準値は、各検出器50で使用する積分期間の長さや間隔及び基準値と同様に、予め決定され、統合検出部60で保持している。重み付けの値や統合基準値も、実際に人体から取得した多数のECG信号に対して、パラメトリックに変化させながらシミュレーションを行って決定したものであり、検出対象波形ができるだけ高い検出性能で検出できるようにチューニングされている。
図8(a)、(b)は、複数の検出器50として、「検出器1」、「検出器2」、及び「検出器3」の3つ検出器で構成した例の動作を説明する図である。図8(a)に示す例では、時間的に古い順に「期間A」、「期間B」、「期間C」と、3つの期間を設定している。
検出器1は、期間Aの積分値Aと、期間Bの積分値Bの差分を算出する検出器である。期間BにR波が到来すると高い差分値が得られ、そうでなければ低い差分値が得られる。したがって、差分値を、保持している基準値(閾値)と比較し(図8(b)に示す例では、「0.37」)と比較し)、基準値を上回っていれば(或いは下回っていれば)、R波を検出したとすることができる。
検出器3は、期間Bの積分値Bと、期間Cの積分値Cの差分を算出する検出器である。検出器1と同様に、期間BにR波が到来すると高い差分値が得られ、そうでなければ低い差分値が得られる。したがって、差分値を、保持している基準値(閾値)と比較し(図8(b)に示す例では、「0.33」)と比較し)、基準値を上回っていれば(或いは下回っていれば)、R波を検出したとすることができる。なお、検出器1では、期間Bの終了後に差分結果が得られるのに対して、検出器3では、期間Cの終了後に差分結果が得られる。このため、検出器3でR波の検出結果が得られる時刻は、検出器1よりも遅れる。
検出器2は期間Bの積分値のみを使用する。検出器2は、例えば、検出器1や検出器3の基準値を調整するための補助的な検出器として利用することができる。例えば、注目時刻をずらしながら検出器2を動作させ、別途定めた区間において検出器2が、保持している基準値((図8(b)に示す例では、「0.61」)を上回ったとき、上回った値のピーク値を保持しておく。このとき、ピーク値はR波の大きさを表していると考えられる。したがって、検出器1と検出器3の基準値を、このピーク値に比例させるようにしておけば、対象とする生体の信号の強さに合わせて、検出器1と検出器3の基準値を適応的に変化させることができる。
統合検出部60は、図8(b)に示すように、例えば、検出器1の検出情報に対しては重み「0.4」を、検出器2の検出情報に対しては重み「0.3」を、検出器3の検出情報に対しては重み「0.2」を夫々設定する。そして、検出器1、検出器2、及び検出器3から出力される各検出情報(例えば、「+1」又は「−1」の値)に対して、上記の重みで重み付け加算し、重み付け加算値を算出する。その後、重み付け加算値と統合基準値とを比較して、最終的な統合検出情報を得る。
第2の実施形態の心電波形検出装置1bでは、ECG信号に対する第1の期間及び第2の期間の少なくとも一方は、複数の検出器の夫々において異なる。例えば、上記の例では、検出器1の第1の期間は期間Aであり、第2の期間は期間Bである。また、検出器3の第1の期間は期間Bであり、第2の期間は期間Cである。このように、それぞれの検出器が、異なった積分期間の情報を用いて検出対象波形を検出し、さらにこれらの検出結果を重み付け加算によって統合することにより、1つの検出器で検出する場合に比べて、より高い検出性能で検出対象波形を検出することができる。即ち、検出対象波形を正しく検出する確率(正検出率)を向上させ、また、検出対象波形以外の波形を検出する確率(誤検出率)を低減することができる。
検出器の数を増やすことによって、検出性能をさらに高めることができる。図9は、複数の検出器50として、「検出器1」乃至「検出器6」の6つの検出器で構成した例の動作を説明する図である。積分期間としては、「期間A」乃至「期間D」の4つの期間を設定している。
今、「期間A」乃至「期間D」のそれぞれの積分値を、「積分値A」乃至「積分値D」とする。このとき、図9(d)の表の中央の「差分処理」欄に示すように、例えば、検出器1は「積分値A」と「積分値B」の差分を算出し、検出器2は「積分値A」と「積分値C」の差分を算出し、検出器3は「積分値A」と「積分値D」の差分を算出する。また、例えば、検出器4は「積分値B」と「積分値C」の差分を算出し、検出器5は「積分値B」と「積分値D」の差分を算出する。そして、例えば、検出器6は「積分値C」と「積分値D」の差分を算出する。
図9(a)乃至図9(c)は、「期間A」乃至「期間D」のECG信号に対する相対的な位置関係を示す。図9(a)及び図9(b)では、「期間A」乃至「期間D」のECG信号に対する相対的な位置関係は同じである。いずれも、「期間B」の位置にR波があり、R波よりも時間的に前の位置に「期間A」があり、そして、R波よりも時間的に後の位置に、「期間C」と「期間D」がある。ただし、図9(a)は、ECG信号にノイズが混入していない状態に対する図であり、図9(b)は、ECG信号にノイズが混入している状態に対応する図である。
一方、図9(c)は、「期間A」乃至「期間D」のECG信号に対する相対的な位置関係が、図9(a)及び図9(b)に示す位置関係とは異なる。つまり、図9(c)は、「期間A」乃至「期間D」のECG信号に対する位置関係が、図9(a)及び図9(b)に対して時間が前の方にシフトしている。
図9(a)の状態を「基準」、図9(b)の状態を「ノイズ混入」、図9(c)の状態を「時間シフト」と呼ぶものとする。各状態における、「検出器1」乃至「検出器6」の差分出力の大きさを、図9(d)の表の右側の3つの「差分出力」欄に示す。ここで、「++」は差分出力が正の大きな値であることを示し、「−−」は差分出力が負の大きな値であることを示す。また、「+」は差分出力が正の小さい値であることを示し、「−」は差分出力が負の小さい値であることを示す。
図9(d)に示す例では、「基準」状態に対する「検出器1」乃至「検出器6」の各差分出力は、「検出器1」から順に、「−−」、「+」、「−」、「++」、「+」、「−」となっている。第2の実施形態の心電波形検出装置1bでは、これらの差分出力を各検出器がそれぞれ検出できるように、事前に収集した多数のECG信号に基づいて、基準値(閾値)を検出器ごとに予めチューニングして決定している。そして、決定した基準値(閾値)を用いて、各差分出力に対する比較判定を行って、例えば「+1」(検出有)、又は「−1」(検出なし)の検出情報を得ている。その後、さらに、各検出器から出力される検出情報を統合検出部60で重み付け加算して、統合基準値と比較判定している。統合検出部60で使用する重みや、統合基準値も、事前に収集した多数のECG信号に基づいてチューニングされたものである。
このように、複数の検出器の出力結果を統合することにより、単一の検出器で判定するよりも高い検出性能を得ることができる。
一方、「ノイズ混入」状態における「検出器1」乃至「検出器6」の各差分出力は、「検出器1」から順に、「−」、「+」、「−」、「+」、「+」、「−」となっている。これらを「基準」状態の各差分出力と比較すると、差分出力の絶対値は異なるものの、正と負の符号は、検出器1乃至検出器6の各検出器において似た傾向を示す。このことは、各検出器の検出情報を統合すると、「ノイズ混入」状態における統合検出情報と、「基準」状態における統合検出情報とは、互いに似た傾向を示すことを意味している。言い換えれば、複数の検出器の検出情報を統合することにより、ノイズの影響を受けにくい検出処理が可能となる。
他方、「時間シフト」状態における「検出器1」乃至「検出器6」の各差分出力は、「検出器1」から順に、「−」、「−」、「+」、「+」、「+」、「+」となっている。つまり、各差分出力は、絶対値だけでなく、その符号も、「基準」状態に対して大きく異なった傾向を示す。つまり、ある特定の1つの検出器の出力のみを比較すると(例えば、検出器1の出力を比較すると)符号が同じものがあるが、6つの検出器の全体の符号を比較すると、「基準」状態と「時間シフト」状態とでは全体として異なっている。このことは、「時間シフト」の場合、即ち、検出対象波形の注目時刻が異なっており、注目時刻におけるECG信号の波形が「基準」状態の検出対象波形と異なる場合には、この異なった波形を誤って検出する確率が、1つの検出器のみで判定するときよりも低減されることを意味している。
(第3の実施形態)
複数の検出器を用いる上記の第2の実施形態によれば、全体の検出性能が向上する。その一方、各検出器で2つの積分演算を行っているため、検出器の数の増加に比例して、全体の積分演算量は増加する。
そこで、第3の実施形態の心電波形検出装置1cでは、全体の積分演算量を低減する手段を設ける。図10は、第3の実施形態の心電波形検出装置1cの構成を示すブロック図である。第2の実施形態(図7)との相違点は、各検出器50cと入力部10との間に累積部70を設けている点である。また、各検出器50cの第1の積分部20cと第2の積分部30cで行う処理も、第2の実施形態と異なる。
累積部70は、被検体から時系列で取得するECG信号を時系列に従って順次累積して累積値を算出する。第1の積分部20cは、累積部70を参照し、第1の期間の開始時における累積値と、第1の期間の終了時における累積値との差を第1の積分値として算出する。同様に、第2の積分部30cは、累積部70を参照し、第2の期間の開始時における累積値と、第2の期間の終了時における累積値との差を第2の積分値として算出する。
図11は、第3の実施形態の動作概念を説明する図である。図11(a)は、時系列で取得するECG信号と、これに対する複数の積分対象期間を、期間A乃至期間Fとして例示している。図11(b)は、累積部70で算出するECG信号の累積値を例示している。P波、R波、S波の領域のようにECG信号が正のときには累積値は増加し続け、Q波やS波のように一部の負の領域において累積値は若干減少する。
第1の積分部20c或いは第2の積分部30cは、例えば期間Bの積分値Bを算出する場合には、期間Bの開始時における累積値と、期間Bの終了時における累積値との差を算出し、算出したこの差を積分値Bとする。他の期間に対する積分値も同様にして求めることができる。
このように、第3の実施形態では、第1の積分部20c或いは第2の積分部30cにおいて実際の積分演算をすることなく、累積値を参照して得られる2つの値(積分期間の開始時と終了時の累積値)を単に差分することによって積分値を得ることができる。このため、積分演算に要する演算量を低減することができる。演算量低減のこの効果は、検出器の数が多くなるほど顕著となる。
また、各検出器の間において、第1、第2の積分期間長や、積分期間の間隔が異なる場合でも、積分演算の処理内容自体を変更する必要がない。
なお、上述した第3の実施形態は、検出器50が1つの構成(第1の実施形態)に対して適用してもよい。
(第4の実施形態)
第4の実施形態の心電波形検出装置1dは、全体の積分演算量を低減する手段として、第3の実施形態と異なる手段を有している。図12は、第4の実施形態の心電波形検出装置1dの構成を示すブロック図である。第3の実施形態(図10)との相違点は、各検出器50dと入力部10との間に、累積部70に換えて保持部80を設けている点である。また、各検出器50dの第1の積分部20dと第2の積分部30dで行う処理も、第3の実施形態と若干異なる。
保持部80は、所謂キューとして動作し、ECG信号の時系列のサンプル値を一時的に保持する。また、第4の実施形態の第1の積分部20dは、第1の期間に対して新たなサンプル値を取得したとき、保持部80に保持されている第1の期間の開始時のサンプル値を第1の積分値から減算する一方、取得した新たなサンプル値を第1の積分値に加算して第1の積分値を更新する。また、第4の実施形態の第2の積分部20dは、第2の期間に対して新たなサンプル値を取得したとき、保持部80に保持されている第2の期間の開始時のサンプル値を第2の積分値から減算する一方、取得した新たなサンプル値を第2の積分値に加算して第2の積分値を更新する。
図13は、第4の実施形態の心電波形検出装置1dの動作概念を説明する図である。今、積分期間Aが、サンプル時刻t=−7から、t=0までの期間であり、この期間に対応する積分値Aが、上記期間の8つのサンプル値の合計値であるとする。このとき、保持部80は、少なくとも、積分期間Aの開始時であるt=−7から現在のt=0までのサンプル値を保持するものとする。
ここで、ECG信号のあらたなサンプル時刻t=+1のサンプル値が入力されると、保持部80は、この新たなサンプル値をキューに加える。
一方、第1の積分部20d(又は第2の積分部30d)は、積分期間Aに対して1サンプル分だけシフトした積分期間Bに対応する積分値Bを算出するとき、積分値Aから、積分期間Aの開始時におけるサンプル値(即ち、t=−7のサンプル値)を減算する一方、新たに取得したt=+1のサンプル値を積分値Aに加算することによって、積分値Bを得る。つまり、積分値Bを算出するにあたって、積分期間Bの総てのサンプル値を積分するのではなく、1つ前の積分値Aに対して1つのサンプル値を加算し、1つのサンプル値を減算するのみで、積分値Bを得ることができる。
このような処理を、新たなサンプル値が入力される毎に繰り返せば、ECG信号に対して相対的な位置関係が異なる多数の積分期間に対応した多数の積分値を、少ない演算量で算出することができる。
なお、第1の積分部20dと第2の積分部30dのように異なる積分部が2つある場合、或いは、複数の検出器50dに対応して、第1の積分部20dと第2の積分部30dが夫々複数ある場合においても、同一の保持部(キュー)80を共有することができる。
このように、第4の実施形態も、積分演算に要する演算量を低減することができ、演算量低減のこの効果は、検出器の数が多くなるほど顕著となる。
なお、上述した第4の実施形態も、検出器50が1つの構成(第1の実施形態)に対して適用することができる。
上記の各実施形態では、心電波形検出装置1が、心電同期撮像装置200とは別個の構成である例を示した。心電波形検出装置1を心電同期撮像装置200の内部構成としてもよい。
図14は、心電同期撮像装置200aが電波形検出装置1を含む例を示す図である。心電同期撮像装置200aは、心拍同期信号を生成する心電波形検出装置1の他、心拍同期信号に同期して被検体を撮像したデータを収集するデータ収集部210、収集したデータから被検体の画像を生成する画像生成部220を有する。
上記の各実施形態では、心電波形検出装置1は、心電計100とは別個の構成である例を示した。心電計100を心電波形検出装置1の内部構成としてもよい。
図15乃至図17は、心電波形検出装置1が心電計100を備える例を示す図である。
図15に示す心電波形検出装置1は、AD変換器120から受け取ったECG信号を、有線で入力部10に入力する。
図16に示す心電波形検出装置1は、送信部130と、受信部132をさらに備える。送信部130と受信部132は互いに無線通信が可能である。受信部132は、送信部130が無線で送信するECG信号を受信する。この構成によれば、心電同期撮像装置200のボア内部に横臥する患者に取り付けられた心電計100から、外部への配線を無くすことができる。
図17に示す心電波形検出装置1は、記憶部140、読取部142さらに備える。記憶部140は、CD、DVD、USBメモリ等の可搬型の記録媒体にECG信号を記憶させる。読取部142は、記録媒体を読み込む。読取部142は、読み取ったECG信号を入力部10に送る。
なお、上述してきた各種処理の手順は、必ずしも図示した処理手順に限られるものではない。並行して実行可能な処理手順は、並行して実行してもよいし、その順序に依存性がない処理手順は、順序を入れ替えて実行してもよい。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、ECG信号の中の検出対象波形を、少ない演算量で検出することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 心電波形検出装置
10 入力部
20 第1の積分部
30 第2の積分部
40 検出部
50 検出器
60 統合検出部
70 累積部
80 保持部
100 心電計
200 心電同期撮像装置

Claims (8)

  1. 取得したECG信号の第1の期間に対する第1の積分値を算出する第1の積分部と、
    前記ECG信号の第2の期間に対する第2の積分値を算出する第2の積分部と、
    前記第1の積分値前記第2の積分値との差分を、所定の基準値と比較して前記ECG信号の中の特定の検出対象波形を検出する検出部と、
    を備える心電波形検出装置。
  2. 時系列で取得する前記ECG信号を前記時系列に従って順次累積して累積値を算出する累積部、
    をさらに備え、
    前記第1の積分部は、前記第1の期間の開始時における前記累積値と、前記第1の期間の終了時における前記累積値との差を前記第1の積分値として算出し、
    前記第2の積分部は、前記第2の期間の開始時における前記累積値と、前記第2の期間の終了時における前記累積値との差を前記第2の積分値として算出する、
    請求項1に記載の心電波形検出装置。
  3. 前記ECG信号は時系列のサンプル値であり、
    前記時系列のサンプル値を一時的に保持する保持部、をさらに備え、
    前記第1の積分部は、前記第1の期間に対して新たなサンプル値を取得したとき、前記保持部に保持されている前記第1の期間の開始時のサンプル値を前記第1の積分値から減算する一方、取得した前記新たなサンプル値を前記第1の積分値に加算して前記第1の積分値を更新し、
    前記第2の積分部は、前記第2の期間に対して新たなサンプル値を取得したとき、前記保持部に保持されている前記第2の期間の開始時のサンプル値を前記第2の積分値から減算する一方、取得した前記新たなサンプル値を前記第2の積分値に加算して前記第2の積分値を更新する、
    請求項1に記載の心電波形検出装置。
  4. 複数の前記検出部と、
    前記複数の検出部の夫々から得られる検出情報、及び、前記複数の検出部の夫々に対して設定される重み値を用いて統合検出情報を算出する統合検出部と、
    をさらに備え、
    前記ECG信号に対する前記第1の期間及び前記第2の期間の少なくとも一方は、前記複数の検出部の夫々において異なる、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の心電波形検出装置。
  5. 取得したECG信号の第1の期間に対する第1の積分値を算出する第1の積分部と、
    前記ECG信号の第2の期間に対する第2の積分値を算出する第2の積分部と、
    前記第1の積分値前記第2の積分値との差分を、所定の基準値と比較して前記ECG信号の中の特定の検出対象波形を検出し、同期信号を生成する検出部と、
    前記同期信号に同期して被検体を撮像したデータを収集するデータ収集部と、
    収集した前記データから、前記被検体の画像を生成する画像生成部と、
    を備える撮像装置。
  6. 前記撮像装置はMRI装置である、
    請求項5に記載の撮像装置。
  7. 取得したECG信号の第1の期間に対する第1の積分値を算出し、
    前記ECG信号の第2の期間に対する第2の積分値を算出し、
    前記第1の積分値前記第2の積分値との差分を、所定の基準値と比較して前記ECG信号の中の特定の検出対象波形を検出する、
    心電波形検出方法。
  8. コンピュータに、
    取得したECG信号の第1の期間に対する第1の積分値を算出するステップと、
    前記ECG信号の第2の期間に対する第2の積分値を算出するステップと、
    前記第1の積分値前記第2の積分値との差分を、所定の基準値と比較して前記ECG信号の中の特定の検出対象波形を検出するステップと、
    を実行させる心電波形検出プログラム。
JP2014122541A 2014-04-25 2014-06-13 心電波形検出装置、心電波形検出方法、心電波形検出プログラム、及び撮像装置 Active JP6433690B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014122541A JP6433690B2 (ja) 2014-06-13 2014-06-13 心電波形検出装置、心電波形検出方法、心電波形検出プログラム、及び撮像装置
PCT/JP2015/062245 WO2015163369A1 (ja) 2014-04-25 2015-04-22 心電波形検出装置、及び撮像装置
US14/978,284 US9968273B2 (en) 2014-04-25 2015-12-22 ECG waveform detecting apparatus and imaging apparatus
US15/946,450 US10219712B2 (en) 2014-04-25 2018-04-05 ECG waveform detecting apparatus and imaging apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014122541A JP6433690B2 (ja) 2014-06-13 2014-06-13 心電波形検出装置、心電波形検出方法、心電波形検出プログラム、及び撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016002130A JP2016002130A (ja) 2016-01-12
JP6433690B2 true JP6433690B2 (ja) 2018-12-05

Family

ID=55221938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014122541A Active JP6433690B2 (ja) 2014-04-25 2014-06-13 心電波形検出装置、心電波形検出方法、心電波形検出プログラム、及び撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6433690B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115770048A (zh) * 2021-09-08 2023-03-10 上海联影医疗科技股份有限公司 心电信号处理方法、装置、计算机设备及存储介质

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01269368A (ja) * 1988-04-21 1989-10-26 Nec Home Electron Ltd ゴースト除去方式
JP6320836B2 (ja) * 2014-04-25 2018-05-09 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 心電波形検出装置、心電波形検出プログラム、及び撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016002130A (ja) 2016-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10219712B2 (en) ECG waveform detecting apparatus and imaging apparatus
JP6181146B2 (ja) 適応閾値を用いたリアルタイムqrs検出
EP2676604B1 (en) Real time QRS duration measurement in electrocardiogram
US10957013B2 (en) Method and apparatus for synthesizing medical images
US11241170B2 (en) Monitor for blood pressure and other arterial properties
EP3902459A1 (en) Method and system for automated quantification of signal quality
US11471065B2 (en) Medical image diagnosis apparatus
US9161724B2 (en) Multi-cardiac sound gated imaging and post-processing of imaging data based on cardiac sound
US10034616B2 (en) Method and apparatus for measuring biosignal
Tadi et al. A new algorithm for segmentation of cardiac quiescent phases and cardiac time intervals using seismocardiography
JP6943634B2 (ja) 信号処理装置、撮像装置及び信号処理方法
JP6647831B2 (ja) 信号処理装置、撮像装置及び信号処理方法
US11058361B2 (en) Signal processing apparatus, imaging apparatus, and signal processing method
JP6320836B2 (ja) 心電波形検出装置、心電波形検出プログラム、及び撮像装置
JP6430144B2 (ja) 心電波形検出装置、心電波形検出方法、心電波形検出プログラム、及び撮像装置
JP6433690B2 (ja) 心電波形検出装置、心電波形検出方法、心電波形検出プログラム、及び撮像装置
Tadi et al. A novel dual gating approach using joint inertial sensors: Implications for cardiac PET imaging
Liu et al. Ultrasound‐guided identification of cardiac imaging windows
Gomez-Clapers et al. Uncertainty factors in time-interval measurements in ballistocardiography
Iqbal et al. Real-time signal processing of data from an ECG
CN109414185B (zh) 回避收缩期执行oct成像的方法及其执行装置
KR101560285B1 (ko) 광전용적맥파 신호를 추출하기 위한 방법, 시스템 및 비일시성의 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
EP3488766B1 (en) Detecting increasing fluid in a lung of a subject
Gupta PC based ECG monitoring system
Bielecki et al. ST-Elevation Myocardial Infarction simulations

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160323

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181009

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6433690

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150