JP2018201272A - 車両の発電制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発電機の燃料補給の頻度を低くすることができる車両の発電制御装置を提供すること。【解決手段】車両の走行に必要な駆動力を発生する電動機2と、外部電源から充電可能であり電動機2に電力を供給するバッテリ3と、バッテリ3を充電する電力あるいは電動機2に供給する電力を発電する燃料電池4と、バッテリ3の残容量と、燃料電池4の燃料残量と、に基づいて燃料電池4の発電開始のタイミングを決定する制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の発電制御装置に関する。
二次電池に充電された電力を動力に用いる車両において、燃料電池(FCU:Fuel Cell Unit)等の発電機を充電用電源または動力用電源として搭載する車両がある。
特許文献1には、車両の走行条件に応じて燃料電池の発電開始時期を決めるしきい値を変えることが開示されている。
特開2012−253948号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものでは、車両の走行条件によっては、燃料電池が頻繁に起動され、燃料電池の燃料の補給頻度が高くなり、ユーザが煩わしさを感じてしまう。
そこで、本発明は、発電機の燃料補給の頻度を低くすることができる車両の発電制御装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため本発明は、車両の走行に必要な駆動力を発生する電動機と、外部電源から充電可能であり、前記電動機に電力を供給するバッテリと、前記バッテリを充電する電力あるいは前記電動機に供給する電力を発電する発電機と、を備える車両の発電制御装置であって、前記バッテリの残容量と、前記発電機の燃料残量と、に基づいて前記発電機の発電開始のタイミングを決定する制御部を備えるものである。
このように、本発明によれば、発電機の燃料補給の頻度を低くすることができる。
図1は、本発明の一実施例に係る車両の発電制御装置のブロック図である。 図2は、本発明の一実施例に係る車両の発電制御装置のバッテリの出力可能電力量と燃料電池の発電可能電力量と燃料電池の起動タイミングの関係を示す図である。 図3は、本発明の一実施例に係る車両の発電制御装置の走行必要電力と平均消費電力と発電基準電力と燃料電池の発電電力との関係を示す図である。 図4は、本発明の一実施例に係る車両の発電制御装置の制御系のブロック図である。 図5は、本発明の一実施例に係る車両の発電制御装置の発電制御処理の手順を示すフローチャートである。 図6は、本発明の一実施例の第1の他の態様に係る車両の発電制御装置バッテリの出力可能電力量と燃料電池の発電可能電力量と燃料電池の起動タイミングの関係を示す図である。 図7は、本発明の一実施例の第2の他の態様に係る車両の発電制御装置バッテリの出力可能電力量と燃料電池の発電可能電力量と燃料電池の起動タイミングの関係を示す図である。
本発明の一実施の形態に係る車両の発電制御装置は、車両の走行に必要な駆動力を発生する電動機と、外部電源から充電可能であり、電動機に電力を供給するバッテリと、バッテリを充電する電力あるいは電動機に供給する電力を発電する発電機と、を備える車両の発電制御装置であって、バッテリの残容量と、発電機の燃料残量と、に基づいて発電機の発電開始のタイミングを決定する制御部を備えるよう構成されている。これにより、発電機の燃料補給の頻度を低くすることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例に係る車両の発電制御装置について詳細に説明する。
図1において、本発明の一実施例に係る発電制御装置を搭載した車両1は、電動機2と、バッテリ3と、発電機としての燃料電池4と、DC(direct current)DCコンバータ5と、水素タンク6と、制御部7と、を含んで構成される。
電動機2は、例えば、複数の永久磁石が埋め込まれたロータと、ステータコイルが巻きつけられたステータと、を備えた同期型モータで構成される。電動機2は、ステータコイルに三相交流電力が印加されることでステータに回転磁界が形成され、この回転磁界によりロータが回転して動力を生成する。電動機2の生成する動力は、不図示のトランスミッションにより変速され不図示の駆動輪に伝達され車両1を走行させる。また、電動機2は、車両1の減速時に、駆動輪側から電動機2側に動力が伝達されると、発電機として機能して回生電力を発生する。
バッテリ3は、例えば、ニッケル蓄電池やリチウム蓄電池等からなり、複数のセルを直列に接続して構成されている。バッテリ3は、電動機2に電力を供給する。バッテリ3は、車両1の外部の電源、例えば、家庭用電源から充電可能になっている。バッテリ3には、バッテリ状態センサ31が設けられている。バッテリ状態センサ31は、バッテリ3の充放電電流、電圧及びバッテリ温度を検出する。バッテリ状態センサ31は、制御部7に接続されている。制御部7は、バッテリ状態センサ31の出力によりバッテリ3の充電状態を検知できるようになっている。
燃料電池4は、水素ガスなどの燃料ガスと酸素を有する酸化剤ガスとを電解質を介して電気化学的に反応させ、電解質両面に設けた電極間から電気エネルギーを直接取り出すものである。燃料電池4には、燃料電池4の発電電圧値や発電電流値などを検出する動作点測定部41が設けられている。
DCDCコンバータ5は、燃料電池4の発電した電力を電動機2に適合するように変換するものである。
水素タンク6は、燃料電池4の燃料ガスである水素ガスを高圧の状態に圧縮して貯蔵するものである。水素タンク6には、水素タンク6の水素ガスの残量を検出する燃料残量センサ61が設けられている。燃料残量センサ61は、制御部7に接続されている。制御部7は、燃料残量センサ61の出力により水素ガスの残量を検知できるようになっている。
制御部7は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、フラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートと、ネットワークモジュールとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
制御部7のROMには、各種制御定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットを制御部7として機能させるためのプログラムが記憶されている。すなわち、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、当該コンピュータユニットは、制御部7として機能する。
制御部7の入力ポートには、前述のバッテリ状態センサ31と、動作点測定部41と、燃料残量センサ61と、温度センサ8とを含む各種センサ類が接続されている。一方、制御部7の出力ポートには、前述の燃料電池4を含む各種制御対象類が接続されている。
温度センサ8は、車両1の外気温を検出する。温度センサ8は、燃料電池4周辺の温度を検出するようにしてもよい。
制御部7は、バッテリ3の残容量と、燃料電池4の燃料残量と、燃料電池4の発電電力と、車両1を走行させるのに必要な電力である走行必要電力とに基づいて、燃料電池4の発電開始を判定する。
制御部7は、図2に示すように、バッテリ3の残容量からバッテリ3が出力可能な電力量である出力可能電力量Ebat[kWh]を算出する。制御部7は、燃料電池4の燃料残量から燃料電池4で発電可能な電力量である発電可能電力量Efcu[kWh]を算出する。
制御部7は、発電可能電力量Efcu[kWh]を所定の発電基準電力Pfcu[kW]、例えば、燃料電池4の最も発電効率の良い電力である最大効率電力で除算し、燃料電池4を動作させたときの水素ガス切れまでの時間である発電継続可能時間Tfcu[h]を算出する。
制御部7は、出力可能電力量Ebat[kWh]と発電可能電力量Efcu[kWh]を加算した値が、車両1を走行させるのに必要な電力である走行必要電力Pveh[kW]と発電継続可能時間Tfcu[h]を乗算した値より小さくなったとき、燃料電池4の発電を開始させる。走行必要電力Pveh[kW]は、例えば、車両に必要な最大電力Pmaxveh[kW]である。
このように、バッテリ3の電力量だけで走行できる条件では燃料電池4を動作させないことにより、高価な水素の消費を抑えることができる。また、燃料電池4の燃料補給の頻度が減り、そのための時間と費用を軽減させることができる。
また、バッテリ3の残容量が減少したときに、バッテリ3の残容量が減少する以前の車両状態を維持したまま現状のバッテリ3の残容量と燃料電池4の燃料残量で走行距離を最大限に伸ばすことができる。
また、バッテリ3の残容量が減少した時に、効率よく燃料電池4を使って発電することができる。
また、燃料電池4の起動回数を減らすことができ、燃料電池4の劣化を抑えることができる。
なお、温度センサ8の検出する外気温が、所定の温度、例えば、0℃を下回っていた場合、最大電力Pmaxveh[kW]に替え、最大電力Pmaxveh[kW]よりも小さい電力を使って判定をするとよい。このようにすることで、低温時に負担のかかる燃料電池4の起動回数を減らすことができ、燃料電池4の劣化を抑えることができる。
また、燃料電池4が起動されるときは、バッテリ3は残容量が上限ではないため、燃料電池の暖機に発電する電力をバッテリ3に充電することで早期に暖機することができる。これは低温時だけに言えることではないが、低温時には特に有効である。
また、発電基準電力Pfcu[kW]は、燃料電池4の環境変化による発電効率の変化により更新されるようにしてもよい。制御部7は、燃料電池4の環境温度などにより発電基準電力Pfcu[kW]を更新してもよい。
また、発電基準電力Pfcu[kW]は、燃料電池4の環境温度などから決まるマップにより求めてもよい。また、これまでの履歴を含む燃料電池4の運用中のデータから求めるようにしてもよい。また、燃料電池4の効率もマップや燃料電池4の運用中のデータから求めるようにしてもよい。
また、ユーザに「走行後に残したい燃料残量(%)」を指定させ、その分は残るように発電可能電力量Efcu[kWh]や発電継続可能時間Tfcu[h]を算出するようにしてもよい。
図2に示すように、バッテリ3の出力可能電力量Ebat[kWh]は、車両1が走行している間、図中矢印で示すように減っていく。バッテリ3の出力可能電力量Ebat[kWh]が網掛けの部分より小さくなったとき、出力可能電力量Ebat[kWh]と発電可能電力量Efcu[kWh]を加算した値が最大電力Pmaxveh[kW]と発電継続可能時間Tfcu[h]を乗算した値より小さくなり、燃料電池4の発電が開始される。その後、バッテリ3は、最大電力Pmaxveh[kW]から発電基準電力Pfcu[kW]を減算した電力を出力する。燃料電池4は、発電基準電力Pfcu[kW]を発電し、バッテリ3と燃料電池4で最大電力Pmaxveh[kW]を満たして、発電継続可能時間Tfcu[h]経過後に同時に残容量と燃料残量が零になる。
制御部7は、燃料電池4起動後の車両1の平均消費電力Paveveh[kW]を算出する。制御部7は、走行必要電力Pveh[kW]と平均消費電力Paveveh[kW]との比が、発電基準電力Pfcu[kW]と燃料電池4の出力との比と等しくなるように燃料電池4の出力である発電電力Pconfcu[kW]を算出する。そして、制御部7は、発電電力Pconfcu[kW]で発電するように燃料電池4を制御する。
なお、温度センサ8の検出する外気温が、所定の温度、例えば、0℃を下回っていた場合、最大電力Pmaxveh[kW]に替え、最大電力Pmaxveh[kW]よりも小さい電力を使って発電電力Pconfcu[kW]の制御をするとよい。このようにすることで、燃料電池4が空冷式の場合、特に低温では膜を乾燥させて終了させる工程があるが、そのために使用される水素を含むエネルギーを削減することができる。
図3に示すように、燃料電池4の起動時に想定した走行必要電力Pveh[kW]としての最大電力Pmaxveh[kW]と、実際の車両1の出力の平均である平均消費電力Paveveh[kW]とが異なる場合、燃料電池4の起動時に想定した発電基準電力Pfcu[kW]で発電したのでは、燃料電池4の発電電力とバッテリ3の出力電力のバランスが崩れ、バッテリ3の電力と燃料電池4の燃料のどちらか一方が早期に無くなってしまう。
このため、本実施例では、走行必要電力Pveh[kW]としての最大電力Pmaxveh[kW]と平均消費電力Paveveh[kW]との比に合わせ、燃料電池4の発電電力Pconfcu[kW]を求め、この発電電力Pconfcu[kW]で発電するように燃料電池4を制御する。このようにすることで、バッテリ3の出力電力と燃料電池4の発電電力を同じ比で変えることができ、バッテリ3の出力電力と燃料電池4の発電電力のバランスを保ちながら車両1の出力性能を維持した状態を継続させることができる。
このような処理を行なうため、制御部7は、図4に示すように、バッテリ残量検出部71と、燃料残量検出部72と、出力可能電力量算出部73と、発電可能電力量算出部74と、発電継続可能時間算出部75と、発電開始判定部76と、平均消費電力算出部77と、発電電力算出部78とを備えている。
バッテリ残量検出部71は、バッテリ状態センサ31の出力によりバッテリ3の残容量を検出する。燃料残量検出部72は、燃料残量センサ61の出力により水素ガスの残量を検出する。
出力可能電力量算出部73は、バッテリ残量検出部71が検出したバッテリ3の残容量から、バッテリ3の出力可能電力量Ebat[kWh]を算出する。
発電可能電力量算出部74は、燃料残量検出部72が検出した水素ガスの残容量から、燃料電池4の発電可能電力量Efcu[kWh]を算出する。
発電継続可能時間算出部75は、発電可能電力量算出部74が算出した発電可能電力量Efcu[kWh]を発電基準電力Pfcu[kW]で除算して、発電継続可能時間Tfcu[h]を算出する。
発電開始判定部76は、出力可能電力量算出部73が算出した出力可能電力量Ebat[kWh]と、発電可能電力量算出部74が算出した発電可能電力量Efcu[kWh]とを加算した値が、発電継続可能時間算出部75が算出した発電継続可能時間Tfcu[h]と、走行必要電力Pveh[kW]とを乗算した値より小さくなったときに燃料電池4の発電を開始させる。
平均消費電力算出部77は、所定期間の車両1の消費電力の平均値を算出する。平均消費電力算出部77は、燃料電池4が発電を開始した場合、燃料電池4の発電開始からの車両1の消費電力の平均値Paveveh[kW]を算出する。
発電電力算出部78は、燃料電池4の発電を開始するかを判定するときに使った走行必要電力Pveh[kW]と平均消費電力算出部77が算出した燃料電池4の発電開始からの車両1の消費電力の平均値Paveveh[kW]との比が、燃料電池4の発電を開始するかを判定するときに使った発電基準電力Pfcu[kW]と燃料電池4の発電電力との比と等しくなるように、燃料電池4の発電電力Pconfcu[kW]を算出する。
なお、発電電力Pconfcu[kW]は、正確な割合計算で求める必要はなく、概略の割合で算出してもよい。
また、燃料電池4の起動後は、車両1の駆動力に寄与度の小さい燃料電池4をバッテリ3より少し早く燃料残量がゼロになるようにしてもよい。
以上のように構成された本実施例に係る車両の発電制御装置による発電制御処理について、図5を参照して説明する。なお、以下に説明する発電制御処理は、制御部7が動作を開始すると開始される。
ステップS1において、制御部7は、燃料残量センサ61の情報を取得し、上述の発電可能電力量Efcu[kWh]と発電継続可能時間Tfcu[h]を計算する。
ステップS2において、制御部7は、バッテリ状態センサ31の情報を取得し、上述の出力可能電力量Ebat[kWh]を計算する。
ステップS3において、制御部7は、出力可能電力量Ebat[kWh]と発電可能電力量Efcu[kWh]との加算値が、走行必要電力Pveh[kW]と発電継続可能時間Tfcu[h]との乗算値よりも小さいか否かを判定する。出力可能電力量Ebat[kWh]と発電可能電力量Efcu[kWh]との加算値が、走行必要電力Pveh[kW]と発電継続可能時間Tfcu[h]との乗算値よりも小さくないと判定した場合、制御部7は、ステップS2に戻って処理を繰り返す。
ステップS3において、出力可能電力量Ebat[kWh]と発電可能電力量Efcu[kWh]との加算値が、走行必要電力Pveh[kW]と発電継続可能時間Tfcu[h]との乗算値よりも小さいと判定した場合、ステップS4において、制御部7は、発電基準電力Pfcu[kW]を発電するように燃料電池4を起動する。
ステップS5において、制御部7は、燃料電池4の発電開始からの車両1の消費電力の平均値Paveveh[kW]を計算する。
ステップS6において、制御部7は、走行必要電力Pveh[kW]と車両1の消費電力の平均値Paveveh[kW]との比が、発電基準電力Pfcu[kW]と燃料電池4の発電電力との比と等しくなるように以下の式1により燃料電池4の発電電力Pconfcu[kW]を計算する。
Pconfcu = (Paveveh×Pfcu)/Pveh ...(式1)
ステップS7において、制御部7は、燃料電池4の出力を発電電力Pconfcu[kW]になるように制御する。
なお、ステップS3において、出力可能電力量Ebat[kWh]と発電可能電力量Efcu[kWh]との加算値が、走行必要電力Pveh[kW]と発電継続可能時間Tfcu[h]との乗算値よりも小さくないと判定した場合、ステップS2に戻って処理を繰り返したが、ステップS1に戻るようにしてもよい。このようにすることで、バッテリ3の残容量と燃料電池4の燃料残量を、環境温度やセンサ誤差などに影響を受けず、正確に把握することとができる。また、毎回ステップS1に戻るのではなく、間欠的に戻るようにしてもよい。また、燃料電池4の燃料残量は、検出した値の平均値を用いるようにしてもよい。
このように、上述の実施例では、バッテリ3の残容量と、燃料電池4の燃料残量と、に基づいて燃料電池4の発電開始のタイミングを決定する。
これにより、バッテリ3の電力量だけで走行できる条件では燃料電池4を動作させないことにより、高価な水素の消費を抑えることができる。また、燃料電池4の燃料補給の頻度が減り、そのための時間と費用を軽減させることができる。
また、バッテリ3の残容量から、バッテリ3の出力可能電力量Ebat[kWh]を算出する出力可能電力量算出部73と、水素ガスの残容量から、燃料電池4の発電可能電力量Efcu[kWh]を算出する発電可能電力量算出部74と、発電可能電力量Efcu[kWh]を発電基準電力Pfcu[kW]で除算して、発電継続可能時間Tfcu[h]を算出する発電継続可能時間算出部75と、を備え、出力可能電力量Ebat[kWh]と発電可能電力量Efcu[kWh]とを加算した値が、発電継続可能時間Tfcu[h]と走行必要電力Pveh[kW]としての最大電力Pmaxveh[kW]とを乗算した値より小さくなったときに燃料電池4の発電を開始させる。
これにより、バッテリ3の残容量が減少したときに、バッテリ3の残容量が減少する以前の車両状態を維持したまま現状のバッテリ3の残容量と燃料電池4の燃料残量で走行距離を最大限に伸ばすことができる。
また、燃料電池4の発電が開始された後、燃料電池4の発電開始からの車両1の消費電力の平均値Paveveh[kW]の変化に応じて、燃料電池4の発電電力Pconfcu[kW]を制御する。
これにより、燃料電池4の発電開始後に、車両1の平均消費電力Paveveh[kW]に応じて燃料電池4の発電電力Pconfcu[kW]が制御され、バッテリ3の出力電力と燃料電池4の発電電力のバランスが取られ、バッテリ3の電力と燃料電池4の燃料のどちらか一方が早期に無くなることを防ぐことができる。このため、車両の出力性能を維持した状態を継続させることができる。
また、燃料電池4の発電が開始された後、走行必要電力Pveh[kW]に対する平均消費電力Paveveh[kW]の割合に、発電基準電力Pfcu[kW]を乗算した電力値に等しくなるように燃料電池4の発電電力を制御する。
これにより、燃料電池4の発電開始後に、バッテリ3の残容量と燃料電池4の燃料残量とのバランスが良い発電電力を算出することができる。
本実施例の第1の他の態様としては、図6に示すように、燃料電池4の発電開始を判定する際、燃料電池4の発電基準電力として、燃料電池4の最も発電効率の良い電力である最大効率電力ではなく、最大効率電力よりも大きい電力Pfcu1[kW]を用いる。このようにすると、燃料電池4の燃料残量による発電可能電力量Efcu[kWh]は図2の場合と同一であるため、発電継続可能時間はTfcu[h]より短いTfcu1[h]となる。このため、燃料電池4の発電期間のバッテリ3の出力電力量が少なくなり、燃料電池4の発電開始を遅らせることができる。
なお、温度センサ8の検出する外気温が、所定の温度、例えば、0℃を下回っていた場合、電力Pfcu1[kW]に替え、電力Pfcu1[kW]よりも大きい電力を使って判定をするとよい。このようにすることで、低温時に負担のかかる燃料電池4の起動回数を減らすことができ、燃料電池4の劣化を抑えることができる。
また、燃料電池4発電開始後の発電電力Pconfcu[kW]の制御は、走行必要電力Pveh[kW]としての最大電力Pmaxveh[kW]と車両1の消費電力の平均値Paveveh[kW]との比が、発電基準電力としての電力Pfcu1[kW]と燃料電池4の発電電力との比と等しくなるように制御される。
また、燃料電池4の発電基準電力をユーザが選択できるようにしてもよい。この発電基準電力を電力Pfcu[kW]よりも高めに設定させることで、燃料電池4の発電開始を遅らせることができ、水素充填の頻度を減らせて、そのための時間と費用を軽減させることができる。
本実施例の第2の他の態様としては、図7に示すように、燃料電池4の発電開始を判定する際、走行必要電力Pveh[kW]として車両1の所定期間の平均消費電力Paveveh1[kW]を用いる。通常の走行では、車両1は最大電力を消費することはなく、平均消費電力Paveveh1[kW]は最大電力Pmaxveh[kW]よりも小さくなる。このため、燃料電池4の発電期間のバッテリ3の出力電力量が少なくなり、燃料電池4の発電開始を遅らせることができる。
なお、温度センサ8の検出する外気温が、所定の温度、例えば、0℃を下回っていた場合、平均消費電力Paveveh1[kW]に替え、平均消費電力Paveveh1[kW]よりも小さい電力を使って判定をするとよい。このようにすることで、低温時に負担のかかる燃料電池4の起動回数を減らすことができ、燃料電池4の劣化を抑えることができる。
また、燃料電池4発電開始後の発電電力Pconfcu[kW]の制御は、走行必要電力Pveh[kW]としての平均消費電力Paveveh1[kW]と車両1の消費電力の平均値Paveveh[kW]との比が、発電基準電力Pfcu[kW]と燃料電池4の発電電力との比と等しくなるように制御される。
なお、温度センサ8の検出する外気温が、所定の温度、例えば、0℃を下回っていた場合、平均消費電力Paveveh1[kW]に替え、平均消費電力Paveveh1[kW]よりも小さい電力を使って発電電力Pconfcu[kW]の制御をするとよい。このようにすることで、燃料電池4が空冷式の場合、特に低温では膜を乾燥させて終了させる工程があるが、そのために使用される水素を含むエネルギーを削減することができる。
また、平均消費電力Paveveh1[kW]は最新の情報でなくてもよく、これまでの走行履歴に基づく値でもよい。
本発明の実施例を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 車両
2 電動機
3 バッテリ
4 燃料電池(発電機)
6 水素タンク
7 制御部
8 温度センサ
31 バッテリ状態センサ
61 燃料残量センサ
73 出力可能電力量算出部
74 発電可能電力量算出部
75 発電継続可能時間算出部

Claims (9)

  1. 車両の走行に必要な駆動力を発生する電動機と、
    外部電源から充電可能であり、前記電動機に電力を供給するバッテリと、
    前記バッテリを充電する電力あるいは前記電動機に供給する電力を発電する発電機と、を備える車両の発電制御装置であって、
    前記バッテリの残容量と、前記発電機の燃料残量と、に基づいて前記発電機の発電開始のタイミングを決定する制御部を備える車両の発電制御装置。
  2. 前記制御部は、
    前記バッテリの残容量に基づいて、前記バッテリが出力可能な電力量である出力可能電力量を算出する出力可能電力量算出部と、
    前記発電機の燃料残量に基づいて、前記発電機が発電可能な電力量である発電可能電力量を算出する発電可能電力量算出部と、
    前記発電可能電力量に基づいて、前記発電機が所定電力を発電するように発電を続けさせた場合に前記発電機の燃料が無くなるまでの時間である発電継続可能時間を算出する発電継続可能時間算出部と、を備え、
    前記出力可能電力量と前記発電可能電力量との合計値が、前記車両に必要な走行必要電力と前記発電継続可能時間との乗算値未満となったときに、前記発電機による発電を開始させる請求項1に記載の車両の発電制御装置。
  3. 前記走行必要電力は、前記車両の平均消費電力である請求項2に記載の車両の発電制御装置。
  4. 前記所定電力は、前記発電機の発電効率が最も良くなる最大効率電力である請求項2または請求項3に記載の車両の発電制御装置。
  5. 前記制御部は、前記発電機の発電が開始された後、前記車両の現在の平均消費電力に応じて前記発電機の発電電力を制御する請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の車両の発電制御装置。
  6. 前記制御部は、前記発電機の発電が開始された後、前記走行必要電力に対する前記車両の現在の平均消費電力の割合に、前記所定電力を乗算した電力値に等しくなるように前記発電機の発電電力を制御する請求項5に記載の車両の発電制御装置。
  7. 前記発電機は、燃料電池である請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車両の発電制御装置。
  8. 前記制御部は、前記燃料電池が低温であるときには、常温であるときよりも発電を開始させるタイミングを遅らせる請求項7に記載の車両の発電制御装置。
  9. 前記燃料電池は、空冷式燃料電池である請求項8に記載の車両の発電制御装置。
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