JP2018201166A - 自動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動装置の姿勢が変化しても、光学装置の動作を継続可能とする。【解決手段】ロボット(1)は、胴部(13)及び頭部(11)と、頭部に搭載されたカメラ(111)と、胴部の姿勢を変化させる脚部(15)と、カメラを胴部に対して移動させる腕部(14)及び把持部(112)と、脚部による胴部の姿勢の変化に伴うカメラの光軸の変化を抑制するように腕部及び把持部を制御する制御部(21)と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、光学装置を搭載した自動装置に関する。
自動装置であるロボットに電池や荷物を装着する場合に、ロボットが自律的に安定姿勢に移行する技術がある。特許文献1には、蓄電装置のメンテナンスを行う場合に、ロボットが、各脚体の足平部と、膝関節とを着床させ、各腕体の手先部を着床させた姿勢(人が跪き、手をついてお辞儀をするような姿勢)をとることが開示されている。
また、特許文献2には、荷物を機体重心からずれた位置においた場合でも、荷物運搬ロボットが、荷物の重心位置を自動的に移動させて水平バランスを回復させることが開示されている。
国際公開2002/028602号(2002年04月11日公開) 特開2006−123854号公報(2006年05月18日公開)
ところが、特許文献1の技術において、ロボットは、頭部に装着された撮像装置により被写体を撮影している最中に、蓄電装置のメンテナンスを行う場合、跪くような姿勢になる。そのため、ロボットにおいて、当該撮像装置の撮影方向が下向きになり、意図する被写体を、継続して撮影することができなくなるという問題が発生する。
また、ロボットは、例えば、頭部に装着された投影装置(プロジェクタ)により映像を投影している最中に、蓄電装置のメンテナンスを行う場合、跪くような姿勢になる。そのため、ロボットにおいて、当該投影装置の投影方向が下向きになり、意図する映像を、継続して投影することができなくなるという問題が発生する。
本発明の一態様は、自動装置の姿勢が変化しても、光学装置の動作を継続可能とすることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る自動装置は、筐体と、上記筐体に搭載された光学装置と、上記筐体の姿勢を変化させる関節機構と、上記光学装置を上記筐体に対して相対的に移動させる駆動部と、上記関節機構による上記筐体の姿勢の変化に伴う上記光学装置の光軸の変化を抑制するように上記駆動部を制御する制御部と、を備えている。
本発明の一態様によれば、自動装置の姿勢が変化しても、光学装置の動作を継続することができるとの効果を奏する。
本発明の実施形態1に係るロボットの姿勢を示す側面図であり、(a)は撮影に適した姿勢を示し、(b)は頭部を把持した姿勢を示し、(c)は、撮影方向を維持しながら、安定した姿勢を示す。 本発明の実施形態1に係る把持部の構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係る頭部及び腕部を抜粋したY−Z平面図であり、(a)は変形前の状態を示し、(b)は変形後の状態を示す。 本発明の実施形態1に係る本実施形態に係るロボットのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係るロボットの処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る姿勢−関節角度テーブルの構成を示す図である。 本発明の実施形態2に係るロボットの姿勢を示す側面図であり、(a)は撮影に適した姿勢を示し、(b)は撮影方向を維持しながら、安定した姿勢を示す。 本発明の実施形態3に係る電池17及びロボット1bを示す図であり、(a)は電池の外観を示す斜視図であり、(b)はロボットの模式図である。 本発明の実施形態3に係るロボットの姿勢を示す側面図であり、(a)は撮影に適した姿勢を示し、(b)は撮影方向を維持しながら、安定した姿勢を示す。 本発明の実施形態3に係るロボットのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態3に係る電池のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態4に係る把持部及び腕部の構成を示す図であり、(a)は把持部の斜視図であり、(b)は把持部の正面図であり、(c)は把持部の側面図であり、(d)は腕部の端部を示す側面図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1について、図1〜図6に基づいて、詳細に説明する。
(ロボット1の概要)
図1は、本実施形態に係るロボット1の姿勢を示す側面図である。図1の(a)は、撮影に適した姿勢を示す。図1の(b)は、頭部を把持した姿勢を示す。図1の(c)は、撮影方向を維持しながら、安定した姿勢を示す。
図1の(a)に示すように、ロボット1(自動装置)は、頭部11(筐体、第2筐体)、首部12、胴部(筐体、第1筐体)13、腕部(駆動部、アーム)14、脚部15、及び、足部16を備えている。頭部11は、カメラ(光学装置)111、及び、把持部112を備えている。ロボット1は、被写体に対してカメラ111を固定した状態で撮影を行う。
なお、ロボット1は、少なくとも、頭部11及び胴部13と、頭部11に搭載されたカメラ111と、胴部13の姿勢を変化させる関節機構と、カメラ111を胴部13に対して相対的に移動させる駆動部と、関節機構による胴部13の姿勢の変化に伴うカメラ111の光軸の変化を抑制するように駆動部を制御する制御部21と、を備えていればよい。
制御部21は、胴部13への電池(付加部品)17の装着のための装着準備制御を行う。制御部21は、当該装着準備制御では、関節機構を制御して胴部13の姿勢を特定の姿勢に変化させるとともに、当該姿勢の変化に伴うカメラ111の光軸の変化を抑制するように駆動部を制御する。
ロボット1の筐体は、胴部13と、胴部13に対して着脱可能な頭部11とを備えている。すなわち、首部12は、胴部13と頭部11とを連結した状態とするか、分離した状態とするかを切り替えることができる。カメラ111は、頭部11に搭載される。駆動部は、胴部13に搭載された腕部14を備えている。カメラ111を胴部13に対して相対的に移動させるとき、腕部14が、頭部11を胴部13から分離して移動させる。
なお、本実施形態は、ロボット1に電池17を装着する場合に限定されず、ロボット1に装着可能な付加部品(オプション)を装着する場合一般に適用することができる。そのような付加部品としては、ロボット1の姿勢に影響する程度の重量がある物、例えば、カメラ、及び、当該カメラの支持パーツ等がある。
以下に、ロボット1に電池17を装着する場合の、ロボット1に関する手順の概要を説明する。まず、ユーザは、ロボット1に電池17を装着する前に、ロボット1に対して、図1の(c)が示す安定姿勢(特定の姿勢)への移行を指示する。ユーザからロボット1への指示は、ユーザがスマートフォン等の端末を操作することによって行われてもよいし、ロボット1に設けられた操作ボタンをユーザが操作することによって行われてもよい。
前者の場合、端末は、ロボット1の通信部(セルラー通信用モデム、WiFi(登録商標)通信モジュール、Bluetooth(登録商標)通信モジュール等を含む)を通じて、当該端末の操作による指示をCPU(Central Processing Unit)に対して送信する。
後者の場合、ロボット1において、当該操作ボタンは回路に接続され、当該回路は、CPUの汎用入出力ポートに通信線で接続され、当該通信線及び当該汎用入出力ポートを通じて、当該操作ボタンによる指示をCPUに対して出力する。
次に、ロボット1は、ユーザから安定姿勢への移行指示を受け付けて、図1の(b)に示すように、腕部14によって頭部11を支持する。
そして、ロボット1は、安定姿勢に移行する場合に、腕部14及び脚部15の各関節を回転させて、頭部11の位置、及び、カメラ111の撮影方向を維持しつつ、頭部11と、胴部13とを分離する。この場合、頭部11と、胴部13との間の通信は、信号線18を介して行われる。信号線18を介した通信の代わりに、WiFi(登録商標)等の無線通信であってもよい。ロボット1は、腕部14及び脚部15の各関節のサーボモータの回転角度センサから各関節の角度を取得し、各関節の角度を参照して、安定姿勢への移行が完了したか否かを判断する。
ユーザは、安定姿勢になったロボット1に対して電池17を交換した後、元の姿勢に戻る指示を行う。ロボット1は、ユーザからの、元の姿勢に戻る指示を受け付けて、安定姿勢に移行したのとは逆の手順に従って、腕部14及び脚部15の各関節の回転により図1の(b)の姿勢に戻り、更に腕部14の各関節の回転により図1の(a)の姿勢に戻る。
なお、電池17を装着した場合には、ロボット1の姿勢を安定させるために、腕部14及び脚部15の各関節の角度は、電池17を装着していない、図1の(a)の状態と異なっていてもよい。
また、電池17の交換等のメンテナンス時の安定姿勢に関しては、ロボット1の形状に応じて様々な姿勢が考えられる。例えば、主電源たる電池17を抜き去る場合には、電力量の小さい補助電池だけ装着された状態であっても姿勢を維持できるように、各関節のモータのトルクをオフにしても倒れにくい姿勢とするのがよい。さらに、主電源に加えて、補助電池を追加するような用途の場合、サーボモータのトルクは抜く必要がないので、補助電池を追加しても倒れない姿勢であればよい。
(把持部112の構成)
図2は、本実施形態に係る把持部112の構成を示す図である。把持部112は、腕部14と連結する機能を有し、例えば、滑り難いエラストマ素材が用いられる。これにより、腕部14の圧力により、頭部11を支持することができる。
駆動部は、頭部11に設けられ、腕部14と結合する把持部112と、頭部11に設けられ、把持部112を回転させるモータ(回転部)113とをさらに備えている。そして、ロボット1は、カメラ111を頭部11に対して相対的に移動させるとき、モータ113を回転させる。
頭部11は、把持部112、モータ113、頭部キャビ114、ビス115、及び、回転軸116を備えている。モータ113は、頭部11自体に固定されており、把持部112の回転を制御する。換言すれば、把持部112は、頭部11(光学装置)の両側に設けられ、X軸(図面の奥行方向の軸)を軸として、頭部11に対して回転可能である。これにより、カメラ111及びプロジェクタの光軸を一定に保つことができる。
頭部キャビ114は、モータ113と結合する。ビス115は、モータ113と、頭部キャビ114とを固定する。回転軸116は、頭部キャビ114を貫通して、把持部112に固定される。
なお、把持部112自体は、腕部14側に同じ構造を内蔵してもよい。すなわち、把持部112を回転させる代わりに、腕部14の把持部112に結合している部位を回転させるようにしてもよい。
(腕部14及び把持部112の動作)
図1の(b)及び(c)に示すように、例えば、把持部112の回転の中心点を原点として、肩の中心位置(胴部13に対する腕部14の回転軸の位置)が、A点(Y、Z)からB点(Y’、Z’)へ移動すると仮定すれば、逆運動学計算から、把持部112の回転角度はαからα’に変化することが容易に算出することができる。従って、(α’−α)だけ把持部112を回転させることにより、カメラ111の撮影方向を維持することができる。
図3は、本実施形態に係る頭部11及び腕部14を抜粋したY−Z平面図である。図3(a)は、変形前の状態を示す。図3(b)は、変形後の状態を示す。
頭部11の把持部112の中心を原点(0、0)と仮定すれば、頭部11は原点から移動しないように制御するのであるから、安定姿勢に変形する前後で、肩の中心位置がA点からB点へ移動するものと考えられる。また、腕部14の各パーツ間の角度は、α、β→α’、β’に変化する。腕部14のパーツの長さをLa、Lbとすると、A点(Y、Z)及びB点(Y’、Z’)は、下記の式(1)〜(4)で求められる。なお、Y、Y’は、Y軸の右方向を正方向とする。また、Z、Z’は、Z軸の下方向を正方向とする。
Y=La×sinα+Lb×sin(α−β)・・・(1)
Z=La×cosα+Lb×cos(α−β)・・・(2)
Y’=La×sinα’+Lb×sin(α’−β’)・・・(3)
Z’=La×cosα’+Lb×cos(α’−β’)・・・(4)
角度β、β’は、ロボット1本体の姿勢、関節可動範囲等の制限や仕様によって特定できるので、角度α、α’は、Y、Z、Y’、Z’が決まれば、上記式(1)〜(4)から算出することができる。
なお、ロボット1全体の姿勢変化が外部の影響を受けることもあるため、ロボット1は、頭部11に加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ等を備えており、それらのセンサによりロボット1の姿勢の変化を監視してもよい。ロボット1は、自身の姿勢の誤差が発生した場合、その都度、腕部14及び脚部15の各関節の角度を修正する。
(ロボット1のハードウェア構成)
図4は、本実施形態に係るロボット1のハードウェア構成を示すブロック図である。図4に示すように、ロボット1は、制御部21、カメラ111、サーボ制御部23、メモリ24、メモリ25、サーボ26、電池制御部27、電池17、センサ29、センサ30、通信部31、アンテナ32、通信部33、及び、アンテナ34を備えている。
制御部21は、メモリ24に一時的に格納されたプログラムを実行する。制御部21は、プログラムの内容によっては、電池制御部27等、制御部21に信号線を介して接続された機能ブロックに対して、例えば、充電を開始する、停止する等の制御を行う。また、制御部21は、電池17を保守するために胴部13の姿勢を変化させる指示を受け付けた場合に、脚部15の各関節(関節機構)に胴部13の姿勢を変化させる制御を行い、把持部112及び腕部14(駆動部、アーム)にカメラ111を胴部13に対して相対的に移動させる制御を行う。制御部21には、CPU等が用いられる。
カメラ111は、制御部21の制御信号によって制御され、撮影画像を撮影し、当該撮影画像をメモリ24、メモリ25に送信する。サーボ制御部23は、制御部21の制御信号によって制御され、サーボ26に制御信号、制御量情報を送信し、一方、サーボ26からフィードバック信号を受信して、制御部21に送信する。
メモリ24は、電池等により通電している間だけ、記録内容を保持できる記憶装置であり、RAM(Random Access Memory)等が用いられる。メモリ25は、電池等により通電していなくても、記録内容を保持できる記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)等が用いられる。
サーボ26は、モータ、減速機、及び、制御回路を備えている。サーボ26は、制御部21の制御信号によって、モータの回転角度、回転速度等を制御し、サーボ出力軸の回転量を検出する。
電池制御部27は、電池の状態(電圧、電流)の検知、及び、充放電の制御を行う。なお、制御部21は、電池制御部27と同様の制御を行うことができる。
電池17は、各ハードウェアへ電源供給するために、+端子、GND端子を備える。電池17は、サーミスタ等の温度センサ、及び、その制御信号線を備えていてもよい。
センサ29は、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ等であり、ロボット1の頭部11に内蔵される。センサ29は、現状のカメラ111の光軸の方向を検出するために、加速度センサによって重力方向を検知し、ジャイロセンサ、及び、地磁気センサによって、時系列における光軸の回転方向の変位量を測定することができる。
センサ30は、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ等であり、ロボット1の胴部13に内蔵される。センサ30は、センサ29と同様に、胴部13の重力方向及び回転方向の変位量を測定することができる。
通信部31は、セルラー通信用モデム、及び、アナログフロントエンドを備えている。アンテナ32は、通信部31に接続される。通信部33は、WiFi(登録商標)通信モジュール、Bluetooth(登録商標)通信モジュール、及び、アナログフロントエンドを備えている。アンテナ34は、通信部33に接続される。アナログフロントエンドは、信号検出デバイスであるアンテナ32又は34と、デジタル信号処理デバイスである制御部21とを結ぶアナログ回路である。
図5は、本実施形態に係るロボット1の処理を示すフローチャートである。本処理は、ロボット1がユーザの操作により安定姿勢への移行指示を受け付けた場合に行う処理である。
(ステップS501)
ロボット1において、まず、制御部21は、カメラ111が撮影動作中であるか否かを判定する。カメラ111が撮影動作中である場合に、制御部21は、ステップS502〜S512の処理を実行する。カメラ111が撮影動作中でない場合に、制御部21は、ステップS513の処理を実行する。
(ステップS502)
制御部21は、腕部14の端部が頭部11の左右に位置する姿勢をとった場合の各関節の角度(以下、「関節角度」という)の目標値を取得する。詳細には、制御部21は、メモリ25に記憶された姿勢−関節角度テーブルT1を参照して、腕部14の端部が頭部11の左右に位置する姿勢に対応する所定の姿勢番号に対応する関節角度を取得する。
図6は、本実施形態に係る姿勢−関節角度テーブルT1の構成を示す図である。姿勢−関節角度テーブルT1は、ロボット1の姿勢番号と、腕部14及び脚部15の各関節の角度値とを対応付けたテーブルであり、メモリ25に格納される。制御部21は、サーボ制御部23に指示することにより、関節番号に対応するサーボ26に対して角度値を設定する。これにより、各関節が回転することで、ロボット1が所定の姿勢に移行する。
(ステップS503)
制御部21は、サーボ制御部23を介して、腕部14の関節角度の現在値を取得する。
(ステップS504)
制御部21は、サーボ制御部23及びサーボ26を介して、腕部14の関節角度の目標値と、現在値との差分だけ、腕部14の各関節を回転させる。これにより、2つの腕部14の端部が、それぞれ、頭部11の2つの把持部112の横に位置付く。
(ステップS505)
制御部21は、頭部11の把持部112と、腕部14の端部とが連結した(把持部112を腕部14で挟み込んで固定した)場合の関節角度の目標値を取得する。詳細には、制御部21は、姿勢−関節角度テーブルT1を参照して、把持部112と、腕部14の端部とが連結した姿勢に対応する所定の姿勢番号に対応する関節角度を取得する。そして、制御部21は、腕部14の関節角度の現在値を取得し、腕部14の関節角度の目標値と、現在値との差分だけ、腕部14の各関節を回転させる。これにより、ロボット1は、頭部11の左右両側にある把持部112を、腕部14の端部で挟み込み、圧力をかけて固定し、支持させる。
(ステップS506)
制御部21は、首部12に、胴部13と頭部11との間の連結を解除させる。これにより、ロボット1は、胴部13から頭部11を切り離す。
(ステップS507)
制御部21は、撮影時の安定姿勢における、腕部14以外、すなわち、脚部15等の関節角度の目標値を取得する。詳細には、制御部21は、メモリ25に記憶された姿勢−関節角度テーブルT1を参照して、撮影時の安定姿勢に相当する姿勢番号に対応する関節角度を取得する。
(ステップS508)
制御部21は、サーボ制御部23を介して、腕部14および脚部15等の関節角度の現在値を取得する。そして、制御部21は、腕部14および脚部15等の関節角度、及び、各パーツの長さから、肩の中心位置A点の座標を算出する。
(ステップS509)
制御部21は、脚部15等の関節角度の目標値と、現在値との差分を取得する。
(ステップS510)
制御部21は、脚部15等の関節角度の目標値に基づいて、撮影時の安定姿勢における肩の中心位置B点の座標を算出する。
(ステップS511)
制御部21は、肩の中心位置がA点からB点に移動する場合の、腕部14の関節角度の差分を取得する。すなわち、上記式(1)〜(4)を参照して、制御部21は、腕部14の関節角度の目標値と、現在値との差分を算出する。
(ステップS512)
制御部21は、腕部14の関節角度の差分、及び、脚部15等の関節角度の差分だけ、各関節を回転させる。これにより、ロボット1は、撮影時の安定姿勢をとると共に、カメラ111の撮影方向および光軸を保持することができる。
(ステップS513)
制御部21は、腕部14及び脚部15等の関節角度の現在値を取得し、姿勢−関節角度テーブルT1を参照して、カメラ111による撮影等を行わない、通常時の安定姿勢における、当該関節角度の目標値を取得する。次に、制御部21は、上記関節角度の現在値と、目標値との差分を算出して、その差分だけ各関節を回転させる。これにより、ロボット1は、通常時の安定姿勢をとることができる。
上記の構成によれば、ロボット1の姿勢を変更しても、カメラ111の撮影方向を維持することができる。なお、カメラ111をプロジェクタに置き換えてもよい。その場合、ロボット1の姿勢を変更しても、プロジェクタの投影方向を維持することができる。
さらに、カメラ111による撮影中に、電池17が消耗して交換が必要になり、かつ、カメラ111による撮影を継続したい場合に、ロボット1が転倒しない姿勢に変形しつつも、安定して同じ被写体を撮影し続けることができる。
詳細には、頭部11及び胴部13と、カメラ111と、胴部13の姿勢を変化させる脚部15と、を備えたロボット1において、カメラ111が動作中に、カメラ111を胴部13に対して相対的に移動させる(腕部14を屈曲、もしくは、延伸させ、または、X軸を中心軸として回転可能な把持部112を回転させる)ことにより、カメラ111の光軸の変化を抑制することができる。
さらに、カメラ111が搭載された頭部11を、腕部14が胴部13から分離して移動させるので、カメラ111を任意の位置に移動させることができる。また、カメラ111が搭載された頭部11に設けられ、腕部14と接続する把持部112が回転するので、カメラ111の光軸を任意の角度にすることができる。
なお、変形例として、制御部21は、カメラ111が撮影した撮影画像を切り出し、胴部13の姿勢が変化する前の光軸と、胴部13の姿勢が変化した後の光軸との相対関係に応じて、撮影画像の切り出し位置を変更してもよい。この構成によれば、ロボット1の姿勢が変化した場合に、カメラ111の光軸の変化が十分に抑制されていなくても、一定の切り出し画像を取得することができる。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について、図7に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態は、ユーザがロボット1aに指示する方法、及び、ロボット1aが関節角度の目標値を取得する方法が実施形態1と異なる。他の構成、手順、及び、処理は、実施形態1と同様である。
図7は、本実施形態に係るロボット1aの姿勢を示す側面図である。図7(a)は、撮影に適した姿勢を示す。図7(b)は、撮影方向を維持しながら、安定した姿勢を示す。
図7(a)及び(b)に示すように、ロボット1aは、胴部13において、電池17と有線接続する有線接続部(接続部)20を備えている。ロボット1aの有線接続部20と、電池17との間に、電池ケーブル19が接続されている。電池ケーブル19は、電池17の+(プラス)端子線191、−(マイナス)端子線192、GND(グランド)線193、及び、通信線194を備えた、4線式のケーブルである。
ユーザは、ロボット1aに電池17を装着する前に、有線接続部20に電池ケーブル19を接続する。ロボット1aの制御部21は、有線接続部20が電池17と有線接続した場合に、実施形態1で説明した装着準備制御を行う。
制御部21は、電池ケーブル19に含まれる通信線194、及び、有線接続部20を通じて、電池17から、電池17の重さ、大きさ、安定姿勢への移行後の脚部15等の関節角度の目標値を取得する。
そして、制御部21は、図5に示すフローチャートのように制御を行うことで、ロボット1aが安定姿勢に移行する。
上記の構成によれば、ロボット1aの姿勢を変更しても、カメラ111の撮影方向を維持することができる。なお、カメラ111をプロジェクタに置き換えてもよい。その場合、ロボット1aの姿勢を変更しても、プロジェクタの投影方向を維持することができる。
さらに、ユーザは、ロボット1aの安定姿勢への移行が完了した後に、ロボット1aに電池17を安全に装着することができる。また、制御部21は、有線接続部20が電池17と有線接続した場合に、装着準備制御を行うので、ユーザが電池ケーブル19を装着する行為を、ロボット1aに対する安定姿勢への指示とすることにより、ユーザの操作手順を簡略化することができる。
なお、ロボット1aが小さく、手に持てる程度の大きさである場合には、電池ケーブル19は、極端に短くてもよく、接点端子程度の長さであってもよい。これは、ロボット1aが手に持てる程度の大きさである場合、電池17を装着する際の安定度よりも、電池17を装着した後に戻る、立ち姿勢が安定する関節角度にすることの方が重要だからである。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3について、図8〜図11に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態は、ユーザがロボット1bに指示する方法が実施形態1と異なる。ロボット1bにおいては、電池17が、無線通信により、胴部13の姿勢を変化させる指示を制御部21に送信する。他の構成、手順、及び、処理は、実施形態1と同様である。
図8(a)は、本実施形態に係る電池17の外観を示す斜視図である。図8(a)に示すように、電池17は、近距離無線通信アンテナ(以下、「NFCアンテナ」という)171、及び、コネクタ172を備えている。図8(b)は、本実施形態に係るロボット1bの模式図である。図8(b)に示すように、ロボット1bは、胴部13において、電池17と無線接続するNFCアンテナ(接続部)131を備えている。電池17のNFCアンテナ171と、ロボット1bのNFCアンテナ131とは、互いに通信可能である。
図9は、本実施形態に係るロボット1bの姿勢を示す側面図である。図9(a)は、撮影に適した姿勢を示す。図9(b)は、撮影方向を維持しながら、安定した姿勢を示す。
図10は、本実施形態に係るロボット1bのハードウェア構成を示すブロック図である。図10に示すように、ロボット1は、制御部21、カメラ111、サーボ制御部23、メモリ24、メモリ25、サーボ26、電池制御部27、電池17、センサ29、センサ30、NFC制御部35、NFCアナログ回路36、及び、NFCアンテナ131を備えている。カメラ111、サーボ制御部23、メモリ24、メモリ25、サーボ26、電池制御部27、センサ29、センサ30に関しては、実施形態1と同様である。
制御部21は、NFCアンテナ131が電池17と無線接続した場合に、実施形態1で説明した装着準備制御を行う。
NFC制御部35は、近距離無線通信用の制御部であり、制御部21から取得した信号及びデータを、NFCアナログ回路36に送信し、NFCアンテナ131から輻射させる。一方、NFC制御部35は、NFCアンテナ131から受信した信号を、NFCアナログ回路36経由で取得し、制御部21に出力する。
NFCアナログ回路36は、近距離無線通信用のAFE(Analog Front End、アナログフロントエンド)であり、NFC制御部35から受信したデジタル信号を、電力の連続的な変化に変換して、NFCアンテナ131から輻射する。一方、NFCアナログ回路36は、NFCアンテナ131から受信した電力の連続的な変化をデジタル信号に変換して、NFC制御部35に出力する。
NFCアンテナ131は、NFCアナログ回路36から取得した電力を効率よく輻射し、一方、効率よく電波を受信し、電力変化に変換して、NFCアナログ回路36に出力する。
図11は、本実施形態に係る電池17のハードウェア構成を示すブロック図である。電池17は、コネクタ172、電源制御部173、電源174、サーミスタ175、及び、NFCタグ178を備えている。
コネクタ172は、ロボット1bに接続される部分であり、+端子、−端子、サーミスタ端子を備えている。+端子、及び、−端子は、電源制御部173に接続されている。サーミスタ端子は、サーミスタ175に接続されている。
電源制御部173は、電源174の保護回路である。電源174は、バッテリ等が用いられる。サーミスタ175は、温度測定用のセンサである。
NFCタグ178は、NFCアンテナ171によって励起された電力によって動作する。NFCタグ178は、NFCアンテナ171、NFCアナログ回路176、及び、NFC制御部177を備えている。
NFCアンテナ171は、NFCアナログ回路176から取得した電力を効率よく輻射し、一方、効率よく電波を受信し、電力変化に変換して、NFCアナログ回路176に出力する。
NFCアナログ回路176は、近距離無線通信用のAFEであり、NFC制御部177から受信したデジタルデータを、電力の連続的な変化に変換して、NFCアンテナ171から輻射する。一方、NFCアナログ回路176は、NFCアンテナ171から受信した電力の連続的な変化を信号に変換して、NFC制御部177に出力する。
NFC制御部177は、近距離無線通信用の制御部であり、信号及びデータを、NFCアナログ回路176に送信し、NFCアンテナ171から輻射させる。一方、NFC制御部177は、NFCアンテナ171から受信した信号を、NFCアナログ回路176経由で取得する。
図9(a)に示すように、ユーザは、ロボット1bに電池17を装着するために、ロボット1bの電池装着位置に電池17を近付ける。これにより、電池17のNFCアンテナ171と、ロボット1bのNFCアンテナ131とが通信可能になる。
詳細には、電池17がロボット1bに接近すると、ロボット1bのNFCアンテナ131は、電池17に内蔵されているNFCタグ178を電磁誘導によって起動する。これにより、近距離無線通信プロトコルによる通信経路が確立され、電池17のNFCアンテナ171と、ロボット1bのNFCアンテナ131とが通信可能になる。
ロボット1bにおいて、NFC制御部35は、電池17との近距離無線通信が確立したことを制御部21に通知する。制御部21は、メモリ25に記録された手順によって、NFC制御部35の通信先が電池17であると判定する。その判定により、制御部21は、電池17の装着のために、安定姿勢への移行指示があったと認識して、図5のフローチャートが示す処理を実行する。
上記の構成によれば、ロボット1bの姿勢を変更しても、カメラ111の撮影方向を維持することができる。なお、カメラ111をプロジェクタに置き換えてもよい。その場合、ロボット1bの姿勢を変更しても、プロジェクタの投影方向を維持することができる。
さらに、ロボット1bの安定姿勢への移行が完了して、電池17を装着してもバランスが崩れない安定状態となった場合に、ロボット1bに電池17を安全に装着することができる。また、制御部21は、NFCアンテナ131が電池17と無線接続した場合に、装着準備制御を行うので、近距離無線通信を用いることにより、実施形態2の場合の、ユーザが電池ケーブル19を接続する手間を省くことができる。
なお、上記に記載した、NFCアンテナ131及びNFCアンテナ171による非接触通信手段を、磁石及び磁気センサに置き換えて、磁石の位置によって、電池17を検出するようにしてもよい。
〔実施形態4〕
本発明の実施形態4について、図12に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態は、実施形態1における把持部112及び腕部14を詳細化したものである。他の構成、手順、及び、処理は、実施形態1と同様である。
図12は、本実施形態に係る把持部112及び腕部14の構成を示す図である。図12(a)は、把持部112の斜視図である。図12(b)は、把持部112の正面図である。図12(c)は、把持部112の側面図である。図12(d)は、腕部14の端部を示す側面図である。
図12(a)は、図2と同じ図である。図12(b)、(c)に示すように、把持部112は、その表面に穴部117、118を備えている。一方、図12(d)に示すように、腕部14は、その端部において、穴部117、118に嵌合する突起部141、142を備えている。
図5のステップS505において、ロボット1は、頭部11の左右両側にある把持部112を、腕部14の端部で挟み込む場合に、腕部14の突起部141、142を、それぞれ把持部112の穴部117、118に嵌合させる。ロボット1は、腕部14で左右から把持部112を挟み込むことにより、頭部11を安定的に支持することができる。頭部11は、モータ113によって、その回転軸116を中心として、任意の角度に回転し、固定することができる。
上記の構成によれば、ロボット1の姿勢を変更しても、カメラ111の撮影方向を維持することができる。なお、カメラ111をプロジェクタに置き換えてもよい。その場合、ロボット1の姿勢を変更しても、プロジェクタの投影方向を維持することができる。
さらに、ロボット1は、実施形態1における頭部11を、腕部14に回転可能に固定することにより、カメラ111やプロジェクタ等の光学装置の光軸を変化させることなく、電池17を保守するための安定姿勢に移行することができる。
なお、把持部112と、腕部14との固定方法は、上記の固定方法に限られる訳ではなく、他の固定方法であってもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
ロボット1の制御ブロック(特に制御部21)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、ロボット1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る自動装置(ロボット1)は、筐体(頭部11、胴部13)と、上記筐体に搭載された光学装置(カメラ111)と、上記筐体の姿勢を変化させる関節機構(脚部15)と、上記光学装置を上記筐体に対して相対的に移動させる駆動部(把持部112、腕部14)と、上記関節機構による上記筐体の姿勢の変化に伴う上記光学装置の光軸の変化を抑制するように上記駆動部を制御する制御部(21)と、を備えている。
上記の構成によれば、自動装置の姿勢が変化しても、駆動部によって、光学装置の光軸の変化を抑制することができるため、光学装置の動作を継続することができる。
本発明の態様2に係る自動装置は、上記態様1において、上記制御部が、上記筐体への付加部品(電池17)の装着のための装着準備制御を行い、当該装着準備制御では、上記関節機構を制御して上記筐体の姿勢を特定の姿勢に変化させるとともに、当該姿勢の変化に伴う上記光学装置の光軸の変化を抑制するように上記駆動部を制御することとしてもよい。
上記の構成によれば、付加部品を装着するときに、自動装置の姿勢を付加部品の装着に適した特定の姿勢に変化させることができると共に、光学装置の動作を継続させることができる。
本発明の態様3に係る自動装置は、上記態様2において、上記付加部品と有線接続または無線接続する接続部(有線接続部20、NFCアンテナ131)をさらに備え、上記制御部は、上記接続部が上記付加部品と有線接続または無線接続した場合に、上記装着準備制御を行うこととしてもよい。
上記の構成によれば、付加部品を有線接続または無線接続することにより、制御部が、付加部品の装着のための装着準備制御を行うため、付加部品を自動装置に装着する場合の、ユーザの操作手順を簡略化することができる。
本発明の態様4に係る自動装置は、上記態様1から3において、上記筐体が、第1筐体(胴部13)と、第1筐体に対して着脱可能な第2筐体(頭部11)と、を備え、上記光学装置が、第2筐体に搭載され、上記駆動部が、第1筐体に搭載されたアーム(腕部14)を備え、上記光学装置を上記筐体に対して相対的に移動させるとき、当該アームが、第2筐体を第1筐体から分離して移動させることとしてもよい。
上記の構成によれば、光学装置が搭載された第2筐体を、アームが第1筐体から分離して移動させるので、駆動部は、光学装置を任意の位置に移動させることができる。これにより、光学装置の光軸の変化を好適に抑制することができる。
本発明の態様5に係る自動装置は、上記態様4において、上記駆動部が、第2筐体に設けられ、上記アームと結合する把持部(112)と、第2筐体に設けられ、上記把持部を回転させる回転部(モータ113)と、をさらに備え、上記光学装置を上記筐体に対して相対的に移動させるとき、上記回転部を回転させることとしてもよい。
上記の構成によれば、光学装置が搭載された第2筐体に設けられ、アームと接続する把持部が回転するので、駆動部は、光学装置の光軸を任意の角度にすることができる。これにより、光学装置の光軸の変化を好適に抑制することができる。
本発明の態様6に係る自動装置は、上記態様5において、上記把持部と上記アームとが嵌合するようになっていてもよい。
上記の構成によれば、光学装置の光軸の変化をより好適に抑制することができる。
本発明の態様7に係る自動装置は、上記態様1から6において、上記光学装置が、撮影画像を撮影し、上記制御部が、上記撮影画像を切り出し、上記筐体の姿勢が変化する前の上記光軸と、上記筐体の姿勢が変化した後の上記光軸との相対関係に応じて、上記撮影画像の切り出し位置を変更することとしてもよい。
上記の構成によれば、自動装置の姿勢が変化した場合に、光学装置の光軸の変化が十分に抑制されていなくても、一定の切り出し画像を取得することができる。
本発明の各態様に係る制御部は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記制御部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記自動装置をコンピュータにて実現させる自動装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 ロボット(自動装置)
11 頭部(筐体、第2筐体)
111 カメラ(光学装置)
112 把持部(駆動部)
113 モータ(回転部)
13 胴部(筐体、第1筐体)
131 NFCアンテナ(無線接続部)
14 腕部(駆動部、アーム)
15 脚部(関節機構)
17 電池(付加部品)
20 有線接続部
21 制御部

Claims (7)

  1. 筐体と、
    上記筐体に搭載された光学装置と、
    上記筐体の姿勢を変化させる関節機構と、
    上記光学装置を上記筐体に対して相対的に移動させる駆動部と、
    上記関節機構による上記筐体の姿勢の変化に伴う上記光学装置の光軸の変化を抑制するように上記駆動部を制御する制御部と、
    を備えていることを特徴とする自動装置。
  2. 上記制御部は、
    上記筐体への付加部品の装着のための装着準備制御を行い、
    当該装着準備制御では、上記関節機構を制御して上記筐体の姿勢を特定の姿勢に変化させるとともに、当該姿勢の変化に伴う上記光学装置の光軸の変化を抑制するように上記駆動部を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動装置。
  3. 上記付加部品と有線接続または無線接続する接続部をさらに備え、
    上記制御部は、上記接続部が上記付加部品と有線接続または無線接続した場合に、上記装着準備制御を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の自動装置。
  4. 上記筐体は、
    第1筐体と、
    第1筐体に対して着脱可能な第2筐体と、
    を備え、
    上記光学装置は、第2筐体に搭載され、
    上記駆動部は、第1筐体に搭載されたアームを備え、上記光学装置を上記筐体に対して相対的に移動させるとき、当該アームが、第2筐体を第1筐体から分離して移動させる
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の自動装置。
  5. 上記駆動部は、
    第2筐体に設けられ、上記アームと結合する把持部と、
    第2筐体に設けられ、上記把持部を回転させる回転部と、
    をさらに備え、
    上記光学装置を上記筐体に対して相対的に移動させるとき、上記回転部を回転させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の自動装置。
  6. 上記把持部と上記アームとが嵌合するようになっていることを特徴とする請求項5に記載の自動装置。
  7. 上記光学装置は、撮影画像を撮影し、
    上記制御部は、
    上記撮影画像を切り出し、
    上記筐体の姿勢が変化する前の上記光軸と、上記筐体の姿勢が変化した後の上記光軸との相対関係に応じて、上記撮影画像の切り出し位置を変更する
    ことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の自動装置。
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