JP2018200103A - 作業機の油圧システム - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1の油圧システムは、作動油を吐出する第1ポンプと、作動油を吐出する第2ポンプと、第1制御弁と、第2制御弁と、油圧アクチュエータとを備えている。第1制御弁には、2つの油圧ポンプのうち、一方の油圧ポンプから吐出された作動油が入力される。第1制御弁は、油圧アクチュエータに供給する作動油を制御する。第2油圧アクチュエータには、2つの油圧ポンプのうち、他方の油圧ポンプから吐出された作動油が入力される。第2制御弁も、油圧アクチュエータに供給する作動油を制御する。
請求項1に係る作業機の油圧システムは、油圧アクチュエータと、前記油圧アクチュエータを接続する接続部と、定容量型のポンプであって、作動油を吐出する第1油圧ポンプと、定容量型のポンプであって、作動油を吐出し且つ前記第1油圧ポンプとは異なる第2油圧ポンプと、前記接続部と第1油圧ポンプとを連結する第1油路と、前記第2油圧ポンプと前記第1油路とを連結する第2油路と、前記第2油路に設けられ且つ当該第2油路に流れる作動油の流量を設定可能な制御弁と、前記第1油路に設けられた第1リリーフ弁と、前記第2油路に設けられた第2リリーフ弁と、を備えている。
請求項3に係る作業機の油圧システムでは、前記第2リリーフ弁は、前記第2油圧ポンプと前記制御弁との間に設けている。
請求項4に係る作業機の油圧システムでは、前記第2リリーフ弁の設定圧は、前記第1リリーフ弁の設定圧の設定圧よりも低く設定されている。
請求項9に係る作業機は、請求項1〜5のいずれかに記載の作業機の油圧システムと、
機体と、機体に設けられた作業装置と、機体の右側及び左側に配置された走行装置と、を備えている。
図4では、作業機1の一例としてスキッドステアローダを示している。但し、本発明に係る作業機1はスキッドステアローダに限定されず、例えば、コンパクトトラックローダ、バックホー等の他の種類の作業機であってもよい。
キャビン3は、機体2に搭載され、作業装置4は機体2に装着されている。走行装置5は、機体2の右外側と左外側にそれぞれ設けられている。
機体2内の後部には、原動機6が搭載されている。原動機6は、エンジン、モータ等である。実施形態では、エンジンを採用している。キャビン3内の後部には、運転席8が設けられている。
作業装置4は、ブーム10と、作業具11と、リフトリンク12と、制御リンク13と、ブームシリンダ14と、バケットシリンダ15とを有している。
に上下揺動自在に設けられている。リフトリンク12及び制御リンク13は、ブーム10が上下揺動自在となるように、ブーム10の基部(後部)を支持している。ブームシリンダ14は、伸縮することによりブーム10を昇降させる。バケットシリンダ15は、伸縮することによりバケット11を揺動させる。
リフトリンク12、制御リンク13及びブームシリンダ14は、左側と右側の各ブーム10に対応して機体2の左側と右側にそれぞれ設けられている。
左側及び右側の各走行装置5は、本実施形態では前輪5F及び後輪5Rを有する車輪型の走行装置が採用されている。尚、走行装置5としてクローラ型(セミクローラ型を含む)の走行装置を採用してもよい。
図1に示すように、油圧システム30は、予備アタッチメントを作動可能な予備アクチュエータ(油圧アクチュエータ)31を動かすことができるシステムである。油圧システ
ム30は、第1油圧ポンプP1と、第2油圧ポンプP2と、第3ポンプP3と、第1制御弁32と、接続部33と、第1操作弁34と、第2操作弁35とを備えている。
詳しくは、第1油路40に関して、第1油圧ポンプP1から第1制御弁32に至る第1区間40aは、第1制御弁32の入力ポートに接続されている。第1油路40に関して、第1制御弁32から第1接続口33eに至る第2区間40bは、第1制御弁32の第1出力ポートに接続されている。また、第1油路40に関して、第1制御弁32から第2接続
口33fに至る第3区間40cが第2出力ポートに接続されている。
第1操作弁34は、第1制御弁32の位置を切り換える弁であって、比例電磁弁から構成されている。第1操作弁34の入力ポートは、第3油路43に接続されている。第1操作弁34の出力ポートは、第1パイロット油路45に接続されている。第1パイロット油路45は、第1制御弁32の第1受圧部32dに接続されている。
第1操作弁34及び第2操作弁35の操作は、CPU等から構成された制御部(コントローラ)60で行う。制御部60には、操作部材61が接続されている。操作部材61は、例えば、揺動自在なシーソ型スイッチ、スライド自在なスライド型スイッチ、或いは、押圧自在なプッシュ型スイッチ等のスイッチで構成されている。
さて、油圧システム30では、予備アクチュエータ31に供給する作動油を増量するこ
とができる。即ち、第1油圧ポンプP1から吐出した作動油と、第2油圧ポンプP2から吐出した作動油とを合わせて予備アクチュエータ31に供給することができる。
もよい。
第2リリーフ弁70は、第1区間41aにおける作動油の圧力が所定以上となった場合に、第1区間41aの圧力を下げる弁である。第2リリーフ弁70の設定圧は、予備アクチュエータを作動させるのに必要な圧力以上である。また、第2リリーフ弁70の設定圧は、第1リリーフ弁57の設定圧の設定圧よりも低く設定されている。つまり、第2リリーフ弁の設定圧は、予備アクチュエータを作動させるのに必要な圧力(必要設定圧)以上で第1リリーフ弁57の設定圧以下に設定されている。例えば、第1リリーフ弁57の設定圧は24.5MPaに設定され、第2リリーフ弁70の設定圧は20MPaに設定されている。なお、第1リリーフ弁57の設定圧の数値は限定されない。
図3Aに示すように、比較例では、第1油圧ポンプP1と第2油圧ポンプP2との両方によって、作動油の圧力が高い場合にも作動油の流量を確保することができる。即ち、両者のポンプによって、高圧−高流量域においても作動油を吐出することができる。しかしながら、予備アタッチメントには多くの種類が存在するものの、高い圧力が必要な場合は作動油の流量は比較的少なくても十分に作動する。つまり、高圧−高流量域では、消費する馬力が大きくなってしまうのが実情である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
2 機体
4 作業装置
5 走行装置
22 作動油タンク
30 油圧システム
31 予備アクチュエータ(油圧アクチュエータ)
33 接続部
40 第1油路
41 第2油路
43 第3油路
44 連結部
57 第1リリーフ弁
65 第2制御弁(ハイフロー弁)
66 切換弁(ハイフロー切換弁)
70 第2リリーフ弁
72 逆止弁
74 連通油路
L1 第1ライン
L2 第2ライン
作業機の油圧システムは、定容量型のポンプであって、作動油を吐出する第1油圧ポンプと、定容量型のポンプであって、作動油を吐出し且つ前記第1油圧ポンプとは異なる第2油圧ポンプと、前記第1油圧ポンプに接続された第1油路と、前記第1油路の中途部に設けられた第1制御弁と、前記第1油路において前記第1制御弁の下流側に設けられた連結部と、前記第1油路において前記第1制御弁の上流側に接続された第1リリーフ弁と、前記第2油圧ポンプと前記連結部とを連結する第2油路と、前記第2油路の中途部に設けられた第2制御弁と、前記第2油路において前記第2制御弁の上流側から分岐した連通油路に設けられた第2リリーフ弁と、を備えている。
作業機の油圧システムは、油圧アクチュエータを接続する接続部を備え、前記第1油路は、前記第1油圧ポンプから前記第1制御弁に至る第1区間と、前記第1制御弁から前記接続部に至る第2区間と、前記第2区間とは別に前記第1制御弁から前記接続部に至る第3区間とを含み、前記逃がし油路は、前記第2区間に接続され且つ前記第3リリーフ弁が設けられた第1逃がし油路と、前記第3区間に接続され且つ前記第3リリーフ弁が設けられた第2逃がし油路とを含んでいる。
前記第2リリーフ弁の設定圧は、前記第1リリーフ弁の設定圧よりも低く設定されている。
Claims (6)
- 油圧アクチュエータと、
前記油圧アクチュエータを接続する接続部と、
定容量型のポンプであって、作動油を吐出する第1油圧ポンプと、
定容量型のポンプであって、作動油を吐出し且つ前記第1油圧ポンプとは異なる第2油圧ポンプと、
前記接続部と第1油圧ポンプとを連結する第1油路と、
前記第2油圧ポンプと前記第1油路とを連結する第2油路と、
前記第2油路に設けられ且つ当該第2油路に流れる作動油の流量を設定可能な制御弁と、
前記第1油路に設けられた第1リリーフ弁と、
前記第2油路に設けられた第2リリーフ弁と、
を備えている作業機の油圧システム。 - 前記第1油路と第2油路とを連結する連結部を備え、
前記第2リリーフ弁は、前記連結部と前記制御弁との間に設けられている請求項1に記載の作業機の油圧システム。 - 前記第2リリーフ弁は、前記第2油圧ポンプと前記制御弁との間に設けられている請求項1に記載の作業機の油圧システム。
- 前記第2リリーフ弁の設定圧は、前記第1リリーフ弁の設定圧よりも低く設定されている請求項1〜3のいずれかに記載の作業機の油圧システム。
- 前記第2油路から前記第1油路へと向かう方向の作動油の流れを許容すると共に、前記第1油路から前記第2油路へと向かう方向の作動油の流れを阻止する逆止弁を備えている請求項1〜4のいずれかに記載の作業機の油圧システム。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の作業機の油圧システムを備えた作業機であって、
機体と、
機体に設けられた作業装置と、
機体の右側及び左側に配置された走行装置と、
を備えている作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018139519A JP6657329B2 (ja) | 2018-07-25 | 2018-07-25 | 作業機の油圧システム |
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JP2018139519A JP6657329B2 (ja) | 2018-07-25 | 2018-07-25 | 作業機の油圧システム |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014265318A Division JP6377520B2 (ja) | 2014-12-26 | 2014-12-26 | 作業機の油圧システム及びこの油圧システムを備えた作業機 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP6657329B2 JP6657329B2 (ja) | 2020-03-04 |
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JP2018139519A Active JP6657329B2 (ja) | 2018-07-25 | 2018-07-25 | 作業機の油圧システム |
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JP (1) | JP6657329B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11198989B2 (en) | 2019-10-01 | 2021-12-14 | Kubota Corporation | Hydraulic system for working machine |
-
2018
- 2018-07-25 JP JP2018139519A patent/JP6657329B2/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11198989B2 (en) | 2019-10-01 | 2021-12-14 | Kubota Corporation | Hydraulic system for working machine |
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