JP2018199926A - オープンシールド工法およびそれに使用するコンクリート函体 - Google Patents

オープンシールド工法およびそれに使用するコンクリート函体 Download PDF

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【課題】オープンシールド工法の施工時(函体据付時)は函体と函体のずれ防止用に定着ボルトを締付定着でき、函体に反力が必要なくなったときにボルト定着部を緩めて可撓継手とすることができるとともに、止水性はいずれの場合でも確保できるオープンシールド工法およびそれに使用するコンクリート函体を提供する。
【解決手段】コンクリート函体4の端面に帯状シール材13を貼設し、既設のコンクリート函体4に対して新たなコンクリート函体4をオープンシールド機のテール部内に吊り降して接続する際に、コンクリート函体相互を定着ボルトで締結してシール材13相互を押圧させ、コンクリート函体4に反力が必要なくなった時に定着ボルトを緩めて可撓継手として形成するオープンシールド工法において、帯状シール材は複数を並列に相互間隔を存して貼設し、シール材相互の押圧も複数列に行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、市街地に上下水道、地下道等の地下構造物を施工するオープンシールド工法およびそれに使用するコンクリート函体に関する。
オープンシールド工法は、開削工法(オープンカット工法)とシールド工法の長所を生かした合理性に富む工法で、上部開放型シールド機(オープンシールド機)を使用して推進させ土砂崩壊を防ぎながら、その内部で函体布設を行う工法である。
図10、図11にその概略を示すと、図中1はオープンシールド機で、これは左右の側壁板とこれら側壁板に連結する底板とからなる前面、後面及び上面を開口したシールド機である。
該オープンシールド機1は、機体を前後方向で複数に分割し、フロント部1aとしての前方の機体の後端にテール部1bとしての後方の機体の前端が嵌入して、相互の嵌合部で中折れ部2を形成して屈曲可能としている。
フロント部1aは主として掘削を行うもので、前端と上面を開放面としてあり、機体内で後部に後方へ向けて中折ジャッキを左右によせて、また上下複数段に配設した。
これに対してテール部1bはコンクリート函体4の設置を行うもので、底板5を有し、機体内で前部に後方へ向けて推進ジャッキ(シールドジャッキ)3を左右によせて、また上下複数段に配設している。
図中6はフロント部1aの前端に設けたスライド土留板、8はプレスバー(押角)である。
次に、このようなオープンシールド機1を用いたオープンシールド工法について説明すると、図示は省略するが、発進立坑内にこのオープンシールド機1を設置して、オープンシールド機1の推進ジャッキ3を伸長して発進坑内の反力壁に反力をとってオープンシールド機1を前進させ、地下構造物を形成する第1番目のコンクリート函体4をクレーン等の揚重機14により上方から吊り降し、オープンシールド機1のテール部1b内で縮めた推進ジャッキ3の後方にセットする。
ショベル等の掘削機7でオープンシールド機1の前面又は上面から土砂を掘削しかつ排土する。この排土工程と同時またはその後に推進ジャッキ3を伸長してオープンシールド機1を前進させる。
そして前記第1番目のコンクリート函体4の前に第2番目のコンクリート函体4をオープンシールド機1のテール部1b内に吊り降す。以下、同様の排土工程、前進工程、コンクリート函体4のセット工程を適宜繰返して、順次コンクリート函体4をオープンシールド機1の前進に伴い縦列に地中に残置し、さらにこのコンクリート函体4の上面に埋戻しを施す。
なお、コンクリート函体4をオープンシールド機1のテール部1b内に吊り降す際には、コンクリートブロック等による高さ調整材をコンクリート函体4下に配設し、このテール部1b内でコンクリート函体4の左右および下部の空隙に瞬結性グラウト材を用いた裏込注入材9を充填して一次注入を行い、さらに、オープンシールド機1の前進後、二次注入として、コンクリート函体4の内側からグラウトホールにより、外側に裏込注入材9を注入する。
このようにして、オープンシールド機1が到達坑まで達したならばこれを撤去して工事を完了する。
ところで、地中に縦列に埋設されるコンクリート函体4は、既設のコンクリート函体4に対して新たなコンクリート函体4をオープンシールド機1のテール部1b内に吊り降した際に定着ボルトで締結していき、定着部10が形成される。
定着部10を形成するコンクリート函体4同士の接続は、図示は省略するがコーナー部に前後方向の貫通孔を設け、ボルト等のPC鋼棒の緊結をもって縦列に並ぶものを接続していく。
ところで、かかるコンクリート函体4による地中構造物では、地震等の耐震対策や軟弱地盤における地盤沈対策として、コンクリート函体4同士の接続を可撓継手とすることが要求される。
下記特許文献はこのような可撓継手とすることに対応するものとして提案されたものである。
特開2016−205034号公報
図5に示すように、コンクリート函体4は鉄筋コンクリート製またはPCコンクリート製のもので、左側板4a、右側板4bと上床板4cと下床板4dとからなるもので、前後面が開口として開放されている。
さらに、コンクリート函体4は相互に接合する場合のインサート(ボルト挿入孔)12を設けている。
このインサート(ボルト挿入孔)12から先は図8に示すようにシース孔16として形成され、その先に定着部10が形成されるための箱抜き穴がある。
また、コンクリート函体4は地下構造物として耐震性を持たせるため可撓継手とするもので、本発明は、コンクリート函体4間にゴム等のクッション材11を介在させ、かつ、ゴムパッキング等によるシール材13を配設している。
クッション材11は、コンクリート函体4の左側板4a、右側板4bの端面を上下に沿って覆うものとして、幅広の帯板である。
シール材13は、図6にも示すようにコンクリート函体4の端面に形成する周方向に伸びる浅い溝に貼設する断面矩形(20mm×30mm)の帯状シール材で、弾性圧縮性がある。
オープンシールド工法も新たなコンクリート函体4をオープンシールド機のテール部内に吊り降ろして、既設のコンクリート函体4に接続させるもので、位置決めとしてガイドピン挿入孔15にガイドピン(図示せず)を挿入する。
また、シース孔16に抜け出し防止用金具として定着ボルト17を挿通させ、定着部10において定着部プレート21を介在させてナット22で締結する。
新たなコンクリート函体4を設置するまでは図6の(a)に示すようにシール材13同士は離れているが、掘進時として図7の(a)にナット22を仮締めすると、図6の(b)に示すようにシール材13同士は潰れた状態で相互に圧接する。
また、既設のコンクリート函体4に貼り付けてあるクッション材11はコンクリート函体4同士で挟着される。
掘進が終わりコンクリート函体4に反力が必要なくなった時に定着ボルト17を緩め、緩衝ゴムリングによる緩衝材18を介在させて定着ボルト17を固定し、定着部10でボルト端部周囲に無収縮モルタル19を充填して可撓継手として形成する。
次に、地震時のコンクリート函体4の変位について説明すると、図9に示すように、コンクリート函体4の接続時およびその後に通常時に対して地震時は曲げ状態となってコンクリート函体4相互の継手に開きや圧縮が生じる場合や、抜け状態となって開きを生じる場合がある。
抜け状態の場合は、コンクリート函体4相互が目地が開くように挙動し、曲げ状態の場合もコンクリート函体4相互が目地が開くように挙動するが、定着ボルト17が抜け出し防止金具として作用し、図7(C)に示すように緩衝材18が潰れるように変形し、コンクリート函体4の変化に追随する。
また、この時図6の(c)に示すようにシール材13同士は潰れた状態が多少緩むが相互の圧接は維持され、止水性は確保される。
前記特許文献1では、シール材13同士は潰れた状態が多少緩むが相互の圧接を維持することで止水性を確保するものであるが、より確実に止水効果を発揮することが要求される。
本発明の目的はオープンシールド工法の特殊性を考慮して、オープンシールド工法の施工時(函体据付時)は函体と函体のずれ防止用に定着ボルトを締付定着でき、函体に反力が必要なくなったときにボルト定着部を緩めて可撓継手とすることができるとともに、止水性はいずれの場合でも確保できるものとして、より確実に止水効果を発揮するように、止水性能を向上させることができるオープンシールド工法およびそれに使用するコンクリート函体を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明はオープンシールド工法としては、第1に、左右側壁板の内側に推進ジャッキを配設し、前面、後面及び上面を開口したオープンシールド機の前面又は上面開口より前方の土砂を掘削排土する工程と、推進ジャッキを伸長して左右側板と上床板と下床板とからなるコンクリート函体を反力にしてシールド機を前進させる工程と、シールド機のテール部内で縮めた推進ジャッキの後方に新たなコンクリート函体を上方から吊り降して既設コンクリート函体に接合する据え付け工程とを適宜繰り返して順次コンクリート函体を縦列に埋設するオープンシールド工法で、コンクリート函体の端面に帯状シール材を貼設し、既設のコンクリート函体に対して新たなコンクリート函体をオープンシールド機のテール部内に吊り降して接続する際に、コンクリート函体相互を定着ボルトで締結してシール材相互を圧接させ、コンクリート函体に反力が必要なくなった時に定着ボルトを緩めて可撓継手として形成するオープンシールド工法において、帯状シール材は複数を並列に相互間隔を存して貼設し、シール材相互の圧接も複数列に行うことを要旨とするものである。
第2に、コンクリート函体の端面に貼設する帯状シール材はコンクリート函体のコーナー部ではR形状に湾曲させること、第3に、圧接する帯状シール材は、一方を他方よりも幅狭もしくは幅広として幅寸を異ならせること、第4に、圧接する帯状シール材は、接合面に接着剤を塗布して相互に接着することを要旨とするものである。
オープンシールド工法に使用するコンクリート函体としては、第1に、左右側壁板の内側に推進ジャッキを配設し、前面、後面及び上面を開口したオープンシールド機の前面又は上面開口より前方の土砂を掘削排土する工程と、推進ジャッキを伸長して左右側板と上床板と下床板とからなるコンクリート函体を反力にしてシールド機を前進させる工程と、シールド機のテール部内で縮めた推進ジャッキの後方に新たなコンクリート函体を上方から吊り降して既設コンクリート函体に接合する据え付け工程とを適宜繰り返して順次コンクリート函体を縦列に埋設するオープンシールド工法に使用するコンクリート函体であり、コンクリート函体の端面に相互に圧接可能な帯状シール材を貼設したオープンシールド工法に使用するコンクリート函体において、帯状シール材は複数を並列に相互間隔を存して貼設し、シール材相互の圧接も複数列に行うことを要旨とするものである。
第2に、コンクリート函体の端面に貼設する帯状シール材はコンクリート函体のコーナー部ではR形状に湾曲させること、第3に、圧接する帯状シール材は、一方を他方よりも幅狭もしくは幅広として幅寸を異ならせること、第4に、圧接する帯状シール材は、接合面に接着剤を塗布して相互に接着することを要旨とするものである。
請求項1および請求項5記載の本発明によれば、オープンシールド工法の施工時(函体据付時)は定着ボルトを締付定着することで、ジャッキ推力の反力を受けても函体と函体のずれ防止を行うことができ、しかも、コンクリート函体の接続部の止水に関しては、コンクリート函体の端面に貼設した帯状シール材が相互に圧接することで止水が確保できる。
なお、相互に圧接する帯状シール材はボルト定着部を緩めても圧接する状態は多少緩んでも相互の接合が無くなることはなく、止水の確保は継続できる。
さらに、帯状シール材は複数を並列に相互間隔を存して貼設し、シール材相互の圧接も複数列に行うこととしたので、1列の場合に比べて、確実は止水効果を発揮することができる。
請求項2および請求項6記載の本発明によれば、帯状シール材はコンクリート函体のコーナー部ではR形状に湾曲させるので、張り合わせで直角に曲がることもなく、一体連続性を保てるので、函体のコーナー部で止水性能の低下をもたらすおそれもない。
請求項3および請求項7記載の本発明によれば、圧接する帯状シール材は、片側を大きくしてコンクリート函体の目地の当たりを確保することができる。
請求項4および請求項8記載の本発明によれば、帯状シール材は、相互に接着することでより止水効果を向上させることができる。
以上述べたように本発明のオープンシールド工法およびそれに使用するコンクリート函体は、オープンシールド工法の施工時(函体据付時)は函体と函体のずれ防止用に定着ボルトを締付定着でき、函体に反力が必要なくなったときにボルト定着部を緩めて可撓継手とすることができるとともに、止水性はいずれの場合でも確保できるものとして、より確実に止水効果を発揮するように、止水性能を向上させることができるものである。
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明のオープンシールド工法において使用するコンクリート函体の1部を示すもので、コンクリート函体4は鉄筋コンクリート製またはPCコンクリート製で、図5に示すように、左側板4a、右側板4bと上床板4cと下床板4dとからなるもので、前後面が開口として開放されている。
さらに、コンクリート函体4は相互に接合する場合のインサート(ボルト挿入孔)12を設けている。
このインサート(ボルト挿入孔)12から先は図8に示すようにシース孔16として形成され、その先に定着部10が形成されるための箱抜き穴がある。
コンクリート函体4の端面に弾性圧縮性がある合成ゴムによる帯状シール材13を貼設するが、本発明は帯状シール材13は複数を並列に相互間隔を存して貼設し、図2に示すように、帯状シール材13の相互の圧接も複数列に行うこととした。
帯状シール材13は、コンクリート函体4の端面に形成する周方向に伸びる溝切欠き20に貼設する。
また、このコンクリート函体4の端面に貼設する帯状シール材13はコンクリート函体4のコーナー部ではR形状13aに湾曲させ、突き合わせで接合せずに、一体に連続するものする。
さらに、前記圧接する帯状シール材13,13は、一方を他方よりも幅狭もしくは幅広として幅寸を異ならせた。好ましくは帯状シール材13,13のうち、一方の帯状シール材13を大きくする。
なお、圧接する帯状シール材13,13は、接合面に接着剤23を塗布して相互に接着する。
図2中、24は一般的な目地材で、コンクリート函体4の接合後に目地に施す。
オープンシールド工法の概要については、前記図10、図11で説明した通りであり、発進立坑内にこのオープンシールド機1を設置して、オープンシールド機1の推進ジャッキ3を伸長して発進坑内の反力壁に反力をとってオープンシールド機1を前進させ、地下構造物を形成する第1番目のコンクリート函体4をクレーン等の揚重機14により上方から吊り降し、オープンシールド機1のテール部1b内で縮めた推進ジャッキ3の後方にセットする。
ショベル等の掘削機7でオープンシールド機1の前面又は上面から土砂を掘削しかつ排土する。この排土工程と同時またはその後に推進ジャッキ3を伸長してオープンシールド機1を前進させる。
そして前記第1番目のコンクリート函体4の前に第2番目のコンクリート函体4をオープンシールド機1のテール部1b内に吊り降す。以下、同様の排土工程、前進工程、コンクリート函体4のセット工程を適宜繰返して、順次コンクリート函体4をオープンシールド機1の前進に伴い縦列に地中に残置し、さらにこのコンクリート函体4の上面に埋戻しを施す。
コンクリート函体4の端部には帯状シール材13が貼設されており、コンクリート函体4相互の接合の際には、帯状シール材13は接合面に接着剤23を塗布して相互に接着させ、かつ、圧接させる。
このようにして、オープンシールド機1が到達坑まで達したならばこれを撤去して工事を完了する。
新たなコンクリート函体4を設置するまではシール材13同士は潰れていないが、掘進時として図7の(a)にナット22を仮締めすると、図6の(b)に示すようにシール材13同士は潰れた状態で相互に圧接する。
掘進が終わりコンクリート函体4に反力が必要なくなった時に定着ボルト17を緩め、緩衝ゴムリングによる緩衝材18を介在させて定着ボルト17を固定し、定着部10でボルト端部周囲に無収縮モルタル19を充填して可撓継手として形成する。
次に、地震時のコンクリート函体4の変位について説明すると、図9に示すように、コンクリート函体4の接続時およびその後に通常時に対して地震時は曲げ状態となってコンクリート函体4相互の継手に開きや圧縮が生じる場合や、抜け状態となって開きを生じる場合がある。
抜け状態の場合は、コンクリート函体4相互が目地が開くように挙動し、曲げ状態の場合もコンクリート函体4相互が目地が開くように挙動するが、定着ボルト17が抜け出し防止金具として作用し、コンクリート函体4の変化に追随する。
また、この時図6の(c)に示すようにシール材13同士は潰れた状態が多少緩むが相互の圧接は維持され、止水性は確保される。
本発明のオープンシールド工法において使用するコンクリート函体の1部を示す正面図である。 本発明のオープンシールド工法において使用するコンクリート函体の接合面を示す縦断側面図である。 図1のA部拡大図である。 図2のB部拡大図である。 コンクリート函体の斜視図である。 コンクリート函体の状態に応じた変化を示す説明図である。 定着部の函体状態に応じた変化を示す説明図である。 コンクリート函体の側面図である。 地震時のコンクリート函体の変位を示す説明図である。 オープンシールド工法の函体据付時の説明図である。 オープンシールド工法の函体接続時の説明図である。 オープンシールド工法での完成した地下構造物の側面図である。
1…オープンシールド機 1a…フロント部
1b…テール部 2…中折れ部
3…推進ジャッキ(シールドジャッキ)
4…コンクリート函体 4a…左側板
4b…右側板 4c…上床板
4d…下床板
5…底板 6…スライド土留板
7…掘削機 8…プレスバー(押角)
9…裏込注入材 10…定着部
11…クッション材 12…インサート(ボルト挿入孔)
13…シール材 13a…R形状
14…揚重機 15…ガイドピン挿入孔
16…シース孔 17…定着ボルト
18…緩衝材 19…無収縮モルタル
20…溝切欠き 21…定着部プレート
22…ナット 23…接着剤
24…目地材

Claims (8)

  1. 左右側壁板の内側に推進ジャッキを配設し、前面、後面及び上面を開口したオープンシールド機の前面又は上面開口より前方の土砂を掘削排土する工程と、推進ジャッキを伸長して左右側板と上床板と下床板とからなるコンクリート函体を反力にしてシールド機を前進させる工程と、シールド機のテール部内で縮めた推進ジャッキの後方に新たなコンクリート函体を上方から吊り降して既設コンクリート函体に接合する据え付け工程とを適宜繰り返して順次コンクリート函体を縦列に埋設するオープンシールド工法で、コンクリート函体の端面に帯状シール材を貼設し、既設のコンクリート函体に対して新たなコンクリート函体をオープンシールド機のテール部内に吊り降して接続する際に、コンクリート函体相互を定着ボルトで締結してシール材相互を押圧させ、コンクリート函体に反力が必要なくなった時に定着ボルトを緩めて可撓継手として形成するオープンシールド工法において、帯状シール材は複数を並列に相互間隔を存して貼設し、シール材相互の押圧も複数列に行うことを特徴とするオープンシールド工法。
  2. コンクリート函体の端面に貼設する帯状シール材はコンクリート函体のコーナー部ではR形状に湾曲させる請求項1記載のオープンシールド工法。
  3. 押圧する帯状シール材は、一方を他方よりも幅狭もしくは幅広として幅寸を異ならせる請求項1または請求項2記載のオープンシールド工法。
  4. 押圧する帯状シール材は、接合面に接着剤を塗布して相互に接着する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のオープンシールド工法。
  5. 左右側壁板の内側に推進ジャッキを配設し、前面、後面及び上面を開口したオープンシールド機の前面又は上面開口より前方の土砂を掘削排土する工程と、推進ジャッキを伸長して左右側板と上床板と下床板とからなるコンクリート函体を反力にしてシールド機を前進させる工程と、シールド機のテール部内で縮めた推進ジャッキの後方に新たなコンクリート函体を上方から吊り降して既設コンクリート函体に接合する据え付け工程とを適宜繰り返して順次コンクリート函体を縦列に埋設するオープンシールド工法に使用するコンクリート函体であり、コンクリート函体の端面に相互に押圧可能な帯状シール材を貼設したオープンシールド工法に使用するコンクリート函体において、帯状シール材は複数を並列に相互間隔を存して貼設し、シール材相互の圧接も複数列に行うことを特徴とするオープンシールド工法に使用するコンクリート函体。
  6. コンクリート函体の端面に貼設する帯状シール材はコンクリート函体のコーナー部ではR形状に湾曲させる請求項5記載のオープンシールド工法に使用するコンクリート函体。
  7. 押圧する帯状シール材は、一方を他方よりも幅狭もしくは幅広として幅寸を異ならせる請求項5または請求項6記載のオープンシールド工法に使用するコンクリート函体。
  8. 押圧する帯状シール材は、接合面に接着剤を塗布して相互に接着する請求項5ないし請求項7のいずれかに記載のオープンシールド工法に使用するコンクリート函体。
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