JP2018199230A - 炭素繊維を含有させたペレットのリサイクル製造方法及び装置 - Google Patents

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【課題】炭素繊維強化樹脂成形物の廃材から回収されたリサイクル炭素繊維を用いて、高品質な炭素繊維含有ペレットを安価に製造する。
【解決手段】
廃材から回収されたリサイクル炭素繊維CFRから残存付着物を除去して炭素繊維塊CFCを形成する工程と、原料ペレットPMと炭素繊維塊CFCとの混合物を変則二軸式押出装置13内に自動的に引き込ませる工程と、変則二軸式押出装置13内に引き込ませた混合物を混錬させながら、原料ペレットを溶融させて、炭素繊維を一様に含んだ樹脂溶融液を生成する工程と、変則二軸式スクリュー式押出装置13から前記樹脂溶融液を押出してストランドSとして固化させる工程と、ストランドSを所定長のペレットPFCに切断する工程とを含んでいる。
【選択図】図1

Description

本発明は、炭素繊維強化樹脂成形物の廃材から回収されたリサイクル炭素繊維を補強材として含有させたペレットのリサイクル製造方法及び装置に関する。
リサイクル炭素繊維を補強材として含有させた炭素繊維含有ペレットの製造に係る従来技術の例として次の特許文献には、炭素繊維強化樹脂成形物を100μm〜3mmに粉砕し、その粉砕物中の樹脂を過熱水蒸気中で過熱分解して除去することで炭素繊維を得ること、この炭素繊維をマトリックス樹脂に含ませて炭素短繊維強化樹脂組成物とすること等が開示されている。
特開2013−087269号公報
しかしながら前記特許文献では炭素繊維が短繊維であるため、これを含ませた炭素繊維強化樹脂組成物の強度がそれほど高くならないことも考えられる。これに対して本発明は、炭素繊維強化樹脂成形物の廃材から回収されたリサイクル炭素繊維を用いることで炭素繊維含有ペレットを安価に製造することを可能とし、かつそのペレットから成形された成形物の強度が高くなるようにすることを目的としている。
本発明による炭素繊維を含有させたペレットのリサイクル製造方法は、炭素繊維強化樹脂成形物の廃材を用いて製造されるペレットのリサイクル製造方法であって、前記廃材から回収されたリサイクル炭素繊維から残存付着物を除去して炭素繊維塊を形成する工程と、原料ペレットと前記炭素繊維塊との混合物を変則二軸式押出装置内に自動的に引き込ませる工程と、前記変則二軸式押出装置内に引き込ませた混合物を混錬させながら、前記原料ペレットを溶融させて、炭素繊維を一様に含んだ樹脂溶融液を生成する工程と、前記変則二軸式スクリュー式押出装置から前記樹脂溶融液を押出してストランドとして固化させる工程と、前記ストランドを所定長のペレットに切断する工程とを含んでいることを特徴とする。
また本発明による炭素繊維を含有させたペレットのリサイクル製造装置は、炭素繊維強化樹脂成形物の廃材を用いてペレットを製造する装置であって、前記廃材から回収されたリサイクル炭素繊維に残存付着物除去処理を施して炭素繊維塊を形成するバッチ式の付着物除去処理装置と、原料供給口が周壁上部に開口しているシリンダーを有し、このシリンダーには、LD比、溝形状の少なくとも一方が互いに異なる第1、第2のスクリューが収容されており、原料ペレットと前記炭素繊維塊との混合物を前記原料供給口から自動的に引き込ませて、炭素繊維を一様に含んだ樹脂溶融液を生成する構造とした変則二軸式押出装置と、前記変則二軸式押出装置から押し出されて固化したストランドを所定長のペレットに切断する切断装置とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、炭素繊維強化樹脂成形物の廃材から回収されたリサイクル炭素繊維を用いるので、炭素繊維を含有したペレットが安価に製造できる。またこのペレットは、2〜6ミリ程度の炭素繊維を含有しているので、その成形物の強度が高くなる。
ペレットのリサイクル製造装置の基本構成を示すフロー図である。 料供給装置及び変則二軸式押出装置の基本構造を示す縦断面図である。 炭素繊維含有ペレットから成形されたサンプル品の破砕面を示すSEM画像である。 炭素繊維含有ペレットから成形されたサンプル品の引張強度の試験結果を示すグラフである。 炭素繊維含有ペレットから成形されたサンプル品の引張弾性率の試験結果を示すグラフである。
図1は、ペレットのリサイクル製造装置の基本構成を示すフロー図である。また図2は、原料供給装置及び変則二軸式押出装置の基本構造を示す縦断面図である。
図1に示すリサイクル製造装置1は、炭素強化樹脂成形物から回収されたリサイクル炭素繊維CFRを補強材として含有させた炭素繊維含有ペレットPFCを製造することを目的とした装置である。
ここにリサイクル炭素繊維CFRは、例えばプリプレグを成形してなる炭素強化樹脂成形物(例えば航空機部材等)を粉砕して、炭素繊維を固定している樹脂を除去することで回収されたものである。炭素繊維強化樹脂成形物は数センチ程度の破片に破砕されるので、リサイクル炭素繊維CFRは1〜4センチ程度の長さになると考えられるが、これは一般的なチョップドストランド(数ミリ程度)よりも長く長繊維に属する。リサイクル炭素繊維CFRはサイジング剤、樹脂、よごれ等の残存付着物が残っており、数千〜数万本のフィラメントがまとまった状態になっている。
なおリサイクル炭素繊維CFRの回収元となる炭素強化樹脂成形物は、プリプレグ成形物以外に、糸状成形物集合体、例えばクロス状のもの、マット状のものでもよい。要は、炭素長繊維を含んだ樹脂成形物を破砕あるいは切断したものであればよい。
リサイクル製造装置1は基本要素として、残存付着物除去装置11と、原料供給装置12と、変則二軸式押出装置13と、固化装置14と、牽引装置15と、切断装置16とを備えている。
残存付着物剤除去装置11は、リサイクル炭素繊維CFRに残存付着物除去処理をバッチ的に施して炭素繊維塊CFCにする要素である。リサイクル炭素繊維CFRからサイジング剤が除去されている場合には、炭素繊維塊CFCは綿状になる傾向がある。残存付着物剤除去装置11の構成は特に制限されないが、例えば気密容器にリサイクル炭素繊維CFRを収めて過熱水蒸気あるいはメチル・エチル・ケトン等の有機溶剤に曝すような構成としてもよい。このようにすれば、リサイクル炭素繊維CFRからサイジング剤を効果的に除去できる。
サイジング剤は、例えばエポキシ・ビニルエステル樹脂、エポキシ・ポリエステル樹脂等であって、炭素繊維の表面に収束潤滑皮膜を形成している。サイジング剤が除去されると、リサイクル炭素繊維CFRは、収束性を失って綿状になる。なおサイジング剤を除去したあと、原料ペレットPMの樹脂との接着性に優れる他のサイジング剤の皮膜を再形成してもよい。
そうして得られた炭素繊維塊CFCは、原料ペレットPMと混合させることで、炭素繊維含有ペレットPFCの原料Mになる。原料ペレットPMは、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ボリ塩化ビニル、ポリウレタン、ABS、アクリル樹脂等の熱可塑性樹脂のペレットでもよいし、例えばフェノール、エポキシ、ポリウレタン等の熱硬化性樹脂ペレットでもよい。また炭素繊維は樹脂に対して5〜50重量パーセント程度にするとよい。
原料供給装置12は、原料ペレットPMと炭素繊維塊CFCとの混合物を押出装置13に自動的に引き込ませるための要素である。原料供給装置12の構造は特に制限されない。例えば簡単なホッパー装置を用いてもよく、そうした場合、ホッパーの原料放出口は、炭素繊維塊CFCの塊が詰まらないように5〜10センチ程の口径を持たせるとよい。
押出装置13は、原料供給口13cが周壁上部に開口しているシリンダー13aを有しており、このシリンダー13aには、全長、溝形状の少なくとも一方が互いに異なる第1、第2のスクリュー13d、13eが収容されている。原料供給口13cの上方には原料供給装置12が配置されている。シリンダー13aの先端部には、ストランド放出口13bが形成されたダイ13fが装着され、中間部の周壁上部にはベント口13gが形成されている。ベント口13gは省略してもよい。シリンダー13aの後端部は開放されており、その後端部から突出した第1、第2のスクリュー13d、13eの基部がモーター装置13hに接続されている。シリンダー13aにはヒーター13iが巻設されている。
第1のスクリュー13dは主スクリューである。第1のスクリュー13dは、各部の溝形状を変化させることで、基部から先端部に向けて、供給部13d1、圧縮部13d2、混合部(ダルメージ)13d3、減圧部13d4、第2圧縮部13d5が形成されている。第1のスクリュー13dのLD比は30〜60程度にするとよい。供給部13d1は、原料供給口13cに対応した位置にあり、深い溝によって大量の材料を受け入れるようになっている。圧縮部13d2は溝を徐々に浅くすることで、原料ペレットPMが溶けた樹脂液を圧縮するようになっている。圧縮部13d2で樹脂液から分離したガスは供給部13d1側に逃げていく。混合部13d3は樹脂を効果的に混合できれば形状は特に制限されない。例えば混合部13d3は逆方向の溝としてもよい。減圧部13d4はベント口13gに対応した位置にあり、溝を深くすることで樹脂液を減圧して、ベント口13gからの吹出しを防止するようになっている。第2圧縮部13d5は、溝を徐々に浅くすることで、減圧部13d4で減圧された樹脂液を再び圧縮するようになっている。ベント口13gを設けない構成では、減圧部13d4、第2圧縮部13d5は不要である。
第2のスクリュー13eは副スクリューであって、シリンダー13aへの原料の引込みを効果的に行うことを目的としている。第2のスクリュー13eのLD比、溝形状、回転方向は第1のスクリュー13dと異なっていてもよい。リサイクル炭素繊維CFRから残存付着物を除去してなる炭素繊維塊CFCは嵩がありかつ軽いため、単一のスクリューを用いたシリンダー13aに自動的に引き込ませることは困難であった。しかしながら本発明が提案するように、第1、第2の二軸式とし、第2のスクリュー13eの全長、溝形状、回転方向を適切に設定すれば、第1、第2のスクリュー13d、13eの連携作用によって炭素繊維塊CFCをシリンダー13aに自動的に引き込むようになる。
押出装置13のヒーター13iを作用させ、かつ第1、第2のスクリュー13d、13eを回転させれば、原料供給装置12から供給された原料Mはシリンダー13aに自動的に引き込まれ、原料ペレットPMは液化されて樹脂液になり炭素繊維塊CFCは切断されて樹脂液に分散される。炭素繊維塊CFCは1〜4センチ程度の長さの長繊維を含んでいたのであるが、その繊維は第1、第2のスクリュー13d、13eによって切断されて例えば最大4ミリ程度になる。この繊維長は、第1、第2のスクリュー13d、13eのLD比、溝形状等によって調節可能であり、最大4〜12ミリ程度にすることも可能である。そのような切断された炭素繊維が一様に分散された樹脂液はダイ13fからストランドSになって押し出される。
固化装置14は、押出装置13から押し出されたストランドSを固化させる要素である。ストランドSの樹脂が熱可塑性であれば冷却することで、その樹脂を固化する。この場合、固化装置14は例えば冷却液を貯める冷却槽として構成し、ストランドSがその冷却槽を通じるようにしてもよい。一方、ストランドSの樹脂が熱硬化性であれば加熱することで、その樹脂を固化する。この場合、固化装置14は赤外線ヒーター等を用いて構成してもよい。
牽引装置15は、押出装置13から押し出されたストランドSを牽引する要素である。牽引装置15の上流側に固化装置14が配置されているため、牽引装置15の牽引するストランドSはすでに固化した状態になっている。そのため牽引装置15は例えばグリップローラー等を用いて簡単に構成できる。
なお押出装置13がストランドSを押し出す速度と、牽引装置15がストランドSを牽引する速度との差から固化前のストランドSに張力を作用させて、ストランドSの伸び、太さを調節できる。なおストランドSに作用する張力はテンションローラー17による調節も可能である。
切断装置16は、押出装置13から排出されたストランドSを所定長の炭素繊維含有ペレットPFCに自動的に切断する要素である。押出装置13はストランドSの先端からの長さを検知するセンサーと、ストランドSの先端部を切断するカッターとを備えた構成としてもよい。
リサイクル製造装置1の構成及び作用は前記の通りであり、リサイクル炭素繊維CFRを補強材とすることで、炭素繊維を補強材として含有させた炭素繊維含有ペレットPFCを安価に製造することができる。またリサイクル製造装置1によって製造された炭素繊維含有ペレットPFCは、そこに含まれている炭素繊維が4ミリ、あるいは4〜12ミリ程の長繊維であること、更に炭素繊維から残存付着物が除去されていること等から、その成形物も以下に説明するように優れた特徴、性質を示す。
図3は、炭素繊維含有ペレットから成形されたサンプル品の破砕面を示すSEM画像である。この画像G1では、樹脂の破断面から複数の炭素繊維FCが突出しているが、破断面には炭素繊維FCが抜けた穴Hもいくつか存在している。突出している炭素繊維FCと樹脂の間に隙間はなく密着しており、また炭素繊維FCが抜けた穴Hはきれいな円穴であることから、炭素繊維FCと樹脂との接着状態は非常に良好であることがわかる。これはリサイクル炭素繊維から残存付着物を除去した効果と考えられる。
図4は、炭素繊維含有ペレットから成形されたサンプル品の引張強度の試験結果を示すグラフである。引張強度は引張荷重に対する壊れにくさを示す物理量である。グラフG2において、左側のバーB1は新品の炭素繊維を含ませたペレットから成形されたサンプル品の試験結果、中央のバーB2は残存付着物を除去していないリサイクル炭素繊維を含ませたペレットから成形されたサンプル品の試験結果、右側のバーB3は残存付着物を除去したリサイクル炭素繊維を含ませたペレットから成形されたサンプル品の試験結果を示している。また各バーの上部にある「I」マークは試験結果の分散度合いを示している。
このグラフG2から、引張強度において、残存付着物を除去したリサイクル炭素繊維を含ませたペレットから成形されたサンプル品は、残存付着物を除去していないリサイクル炭素繊維を含ませたペレットから成形されたサンプル品よりも優れ、新品の炭素繊維を含ませたペレットから成形されたサンプル品と略同等であることがわかる。また残存付着物を除去したリサイクル炭素繊維を含ませたペレットから成形されたサンプル品は、引張強度のバラつきが小さいこともわかる。
図5は、炭素繊維含有ペレットから成形されたサンプル品の引張弾性率の試験結果を示すグラフである。引張弾性率は引張荷重に対する変形のしにくさを示す物理量である。グラフG3において、左側のバーB4は新品の炭素繊維を含ませたペレットから成形されたサンプル品の試験結果、中央のバーB5は残存付着物を除去していないリサイクル炭素繊維を含ませたペレットから成形されたサンプル品の試験結果、右側のバーB6は残存付着物を除去したリサイクル炭素繊維を含ませたペレットから成形されたサンプル品の試験結果を示している。
このグラフG3から、引張弾性率において、残存付着物を除去したリサイクル炭素繊維CFRを含ませたペレットから成形されたサンプル品は、残存付着物を除去していないリサイクル炭素繊維を含ませたペレットから成形されたサンプル品よりも優れ、新品の炭素繊維を含ませたペレットから成形されたサンプル品にやや劣ることがわかる。
1 炭素繊維含有リサイクル製造装置
11 残存付着物除去装置
12 原料供給装置
13 変則二軸式押出装置
13a シリンダー
13c 原料供給口
13d 第1のスクリュー
13e 第2のスクリュー
16 切断装置
CFC 炭素繊維塊
CFR リサイクル炭素繊維
PFC 炭素繊維含有ペレット
PM 原料ペレット
S ストランド

Claims (12)

  1. 炭素繊維強化樹脂成形物の廃材を用いて製造されるペレットのリサイクル製造方法であって、
    前記廃材から回収されたリサイクル炭素繊維から残存付着物を除去して炭素繊維塊を形成する工程と、
    原料ペレットと前記炭素繊維塊との混合物を変則二軸式押出装置内に自動的に引き込ませる工程と、
    前記変則二軸式押出装置内に引き込ませた混合物を混錬させながら、前記原料ペレットを溶融させて、炭素繊維を一様に含んだ樹脂溶融液を生成する工程と、
    前記変則二軸式スクリュー式押出装置から前記樹脂溶融液を押出してストランドとして固化させる工程と、
    前記ストランドを所定長のペレットに切断する工程とを含んでいることを特徴とする炭素繊維を含有させたペレットのリサイクル製造方法。
  2. 前記リサイクル炭素繊維は2センチ以上の長繊維を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の炭素繊維を含有させた請求項1に記載のペレットのリサイクル製造方法。
  3. 前記炭素強化樹脂成形物はプリプレグ成形物であることを特徴とする請求項1又は2に記載のペレットのリサイクル製造方法。
  4. 前記炭素強化樹脂成形物は糸状成形物集合体であることを特徴とする請求項1又は2に記載のペレットのリサイクル製造方法。
  5. 前記炭素繊維含有ペレットは、2ミリ以上の炭素長繊維を含んでいることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の炭素繊維を含有させたペレットのリサイクル製造方法。
  6. 前記原料ペレットは、熱硬化性又は熱可塑性のペレットであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の炭素繊維を含有させたペレットのリサイクル製造方法。
  7. 炭素繊維強化樹脂成形物の廃材を用いてペレットを製造する装置であって、
    前記廃材から回収されたリサイクル炭素繊維に残存付着物除去処理を施して炭素繊維塊を形成するバッチ式の付着物除去処理装置と、
    原料供給口が周壁上部に開口しているシリンダーを有し、このシリンダーには、LD比、溝形状の少なくとも一方が互いに異なる第1、第2のスクリューが収容されており、原料ペレットと前記炭素繊維塊との混合物を前記原料供給口から自動的に引き込ませて、炭素繊維を一様に含んだ樹脂溶融液を生成する構造とした変則二軸式押出装置と、
    前記変則二軸式押出装置から押し出されて固化したストランドを所定長のペレットに切断する切断装置とを備えたことを特徴とする炭素繊維を含有させたペレットのリサイクル製造装置。
  8. 前記リサイクル炭素繊維は2センチ以上の長繊維を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の炭素繊維を含有させた請求項7に記載のペレットのリサイクル製造装置。
  9. 前記炭素強化樹脂成形物はプリプレグ成形物であることを特徴とする請求項7又は8に記載のペレットのリサイクル製造装置。
  10. 前記炭素強化樹脂成形物は糸状成形物集合体であることを特徴とする請求項7又は8に記載のペレットのリサイクル製造装置。
  11. 前記炭素繊維含有ペレットは、2ミリ以上の炭素長繊維を含んでいることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一項に記載の炭素繊維を含有させたペレットのリサイクル製造装置。
  12. 前記原料ペレットは、熱硬化性又は熱可塑性のペレットであることを特徴とする請求項7乃至11のいずれか一項に記載の炭素繊維を含有させたペレットのリサイクル製造装置。
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