JP2018199105A - 畜産廃棄物処理システム及び畜産廃棄物の排出量制御方法 - Google Patents

畜産廃棄物処理システム及び畜産廃棄物の排出量制御方法 Download PDF

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幸子 中嶋
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幸子 中嶋
智 小倉
Satoshi Ogura
智 小倉
昭博 中嶋
Akihiro Nakajima
昭博 中嶋
智裕 庄
Tomohiro SHO
智裕 庄
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Abstract

【課題】畜産廃棄物の処理を好適に実施可能な畜産廃棄物処理システム及び畜産廃棄物の排出量制御方法を提供する。【解決手段】畜産廃棄物Tを受け入れる受入れ部5と、受入れ部5から受け入れた畜産廃棄物Tを収容する収容部6と、収容部6に収容された畜産廃棄物Tを排出口10まで搬送する搬送部7と、搬送部7の搬送経路22に形成されるゲート部11と、を有する畜産廃棄物ホッパ2と、排出口10から排出された畜産廃棄物Tを受けて、畜産廃棄物ホッパ2において畜産廃棄物Tに対して行う工程の次の工程の処理を行う次工程処理部3と、排出口10から次工程処理部3に排出される畜産廃棄物Tの排出量に関する情報に基づいてゲート部11の開閉具合を制御する制御部12と、を備える畜産廃棄物処理システム1。【選択図】図1

Description

本発明は、畜産廃棄物処理システム及び畜産廃棄物の排出量制御方法に関する。
従来から、様々な畜産廃棄物処理システムが使用されている。このような畜産廃棄物処理システムにおいては、畜産廃棄物が収容される畜産廃棄物ホッパを備えるものがある。例えば、特許文献1には、畜産廃棄物処理システムを構成する畜糞供給装置(畜産廃棄物ホッパ)が開示されている。
特開2004−136909号公報
畜産廃棄物ホッパから排出された畜産廃棄物は、様々な処理がなされる。例えば、堆肥にするための処理や、発酵させてメタンガスなどを製造する処理などが行われている。
ただし、畜産廃棄物ホッパから排出された畜産廃棄物の排出量を精度よく制御できなければ、畜産廃棄物の処理を好適に実施することはできない。例えば、畜産廃棄物の固形成分(藁材など)を破砕する際に、該固形成分の破砕機への投入量が安定せず、破砕精度が低下する場合などがある。しかしながら、特許文献1の畜糞供給装置のような従来の畜産廃棄物処理システムにおいては、畜産廃棄物ホッパから排出された畜産廃棄物の排出量を精度よく制御することができなかったため、畜産廃棄物の処理を好適に実施することができない場合があった。
そこで、本発明の目的は、畜産廃棄物の処理を好適に実施可能な畜産廃棄物処理システム及び畜産廃棄物の排出量制御方法を提供することである。
本発明の第1の態様に係る畜産廃棄物処理システムは、畜産廃棄物を受け入れる受入れ部と、前記受入れ部から受け入れた前記畜産廃棄物を収容する収容部と、前記収容部に収容された前記畜産廃棄物を排出口まで搬送する搬送部と、前記搬送部の搬送経路に形成されるゲート部と、を有する畜産廃棄物ホッパと、前記排出口から排出された前記畜産廃棄物を受けて、前記畜産廃棄物ホッパにおいて前記畜産廃棄物に対して行う工程の次の工程の処理を行う次工程処理部と、前記排出口から前記次工程処理部に排出される前記畜産廃棄物の排出量に関する情報に基づいて前記ゲート部の開閉具合を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、畜産廃棄物の搬送経路にゲート部を有する畜産廃棄物ホッパと、該畜産廃棄物ホッパから排出された畜産廃棄物の排出量に関する情報に基づいてゲート部の開閉具合を制御する制御部と、を備えている。このため、畜産廃棄物ホッパから排出された畜産廃棄物の排出量に応じて、ゲート部の開閉具合を制御することにより、畜産廃棄物ホッパから排出される畜産廃棄物の排出量を精度よく制御することができる。したがって、畜産廃棄物の処理を好適に実施することができる。
なお、「次工程処理部」とは、排出口から排出された畜産廃棄物を単に運ぶ運搬機構(コンベアなど)は含まない意味である。
本発明の第2の態様に係る畜産廃棄物処理システムは、前記第1の態様において、前記次工程処理部は、前記排出口から排出された前記畜産廃棄物を脱水する脱水機を含むことを特徴とする。
本態様によれば、次工程処理部は排出口から排出された畜産廃棄物を脱水する脱水機を含むので、次工程の処理において、例えば、畜産廃棄物を液状のもの(糞・尿など)と固形状のもの(藁材など)とに分離することができる。
本発明の第3の態様に係る畜産廃棄物処理システムは、前記第1又は第2の態様において、前記次工程処理部は、前記排出口から排出された前記畜産廃棄物を破砕する破砕機を含むことを特徴とする。
本態様によれば、次工程処理部は排出口から排出された畜産廃棄物を破砕する破砕機を含むので、次工程の処理において、例えば、畜産廃棄物の固形状のもの(藁材など)を破砕することができる。
本発明の第4の態様に係る畜産廃棄物処理システムは、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、前記次工程処理部は、前記排出口から排出された前記畜産廃棄物を貯留する貯留部を含むことを特徴とする。
本態様によれば、次工程処理部は排出口から排出された畜産廃棄物を貯留する貯留部を含むので、次工程の処理において、例えばさらに次工程で使用するまでの間など、畜産廃棄物を貯留しておくことができる。
なお、貯留部の例としては、簡易的なタンクや、畜産廃棄物を液状のもの(糞・尿など)と固形状のもの(藁材など)とに分けた場合などにおいてそれらを混合する混合槽などが挙げられるが、特に限定は無い。
本発明の第5の態様に係る畜産廃棄物処理システムは、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、前記次工程処理部は、前記排出口から排出された前記畜産廃棄物を乾燥させる乾燥部を含むことを特徴とする。
本態様によれば、次工程処理部は排出口から排出された畜産廃棄物を乾燥させる乾燥部を含むので、次工程の処理において、例えば、畜産廃棄物を乾燥させて堆肥化させることや固形燃料化させることなどが可能になる。
本発明の第6の態様に係る畜産廃棄物処理システムは、前記第1から第5のいずれか1つの態様において、前記排出口から排出された前記畜産廃棄物を前記次工程処理部まで運ぶコンベアを備えることを特徴とする。
本態様によれば、排出口から排出された畜産廃棄物を次工程処理部まで運ぶコンベアを備えるので、次工程処理部に畜産廃棄物ホッパから排出された畜産廃棄物を簡単に運ぶことができる。
本発明の第7の態様に係る畜産廃棄物の排出量制御方法は、畜産廃棄物を受け入れる受入れ工程と、前記受入れ工程で受け入れた前記畜産廃棄物を収容する収容工程と、前記収容工程で収容された前記畜産廃棄物をゲート部が形成された搬送経路において排出口まで搬送する搬送工程と、前記畜産廃棄物を前記排出口から排出する排出工程と、前記排出口から排出された前記畜産廃棄物の排出量に関する情報を取得する取得工程と、前記情報に基づいて前記ゲート部の開閉具合を制御する制御工程と、を有することを特徴とする。
本態様によれば、排出口から排出された畜産廃棄物の排出量に関する情報に基づいて畜産廃棄物の搬送経路におけるゲート部の開閉具合を制御するので、排出口から排出された畜産廃棄物の排出量に応じて、ゲート部の開閉具合を制御することにより、排出口から排出される畜産廃棄物の排出量を精度よく制御することができる。したがって、畜産廃棄物の処理を好適に実施することができる。
本発明の実施例1に係る畜産廃棄物処理システムを表す概略図。 本発明の実施例1に係る畜産廃棄物ホッパの要部を表す概略断面図。 本発明の実施例2に係る畜産廃棄物処理システムを表す概略図。 本発明の実施例3に係る畜産廃棄物処理システムを表す概略図。 本発明の実施例4に係る畜産廃棄物処理システムを表す概略図。 本発明の実施例5に係る畜産廃棄物処理システムを表す概略図。 本発明の一実施例に係る畜産廃棄物の排出量制御方法のフローチャート。
以下に、本発明の一実施例に係る畜産廃棄物処理システム1について説明する。
[実施例1](図1及び図2)
最初に、実施例1の畜産廃棄物処理システム1の概要について説明する。
図1は、本実施例の畜産廃棄物処理システム1を表す概略図である。
畜産農家などにおいては、牛や豚などの家畜の糞と該家畜の飼育用の藁材(敷料)などとから成る畜産廃棄物T(図2参照)が大量に発生する。このような畜産廃棄物Tは、例えば、メタン発酵処理などがなされることで、エネルギー源(メタンガス)として活用可能である。また、乾燥処理などされることで、堆肥として活用可能である。このため、畜産廃棄物Tは、回収され、トラックなどにより所定の畜産廃棄物処理システムに運ばれる。ここで、本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、メタン発酵処理などにおけるその前段の処理を行うためのものである。
図1で表されるように、本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、畜産廃棄物Tを受け入れ、該畜産廃棄物Tを収容し、該畜産廃棄物Tを切り出しながらコンベア3まで搬送する畜産廃棄物ホッパ2を備えている。そして、畜産廃棄物Tを脱水機4(固液分離機)まで運ぶ該コンベア3、並びに、該コンベア3により運ばれた畜産廃棄物Tを固液分離(脱水)する該脱水機4を備えている。また、脱水機4の後段には、脱水機4で分離された固体成分(藁材などの固形状のもの)を破砕する破砕機16、並びに、脱水機4で分離された液体成分(糞・尿などの液状のもの)と破砕機16で破砕された固形成分とを混合及び貯留する貯留部としての水槽17、を備えている。
ここで、畜産廃棄物ホッパ2での処理の後段処理(畜産廃棄物ホッパ2において畜産廃棄物Tに対して行う工程の次の工程の処理)を行う、脱水機4、破砕機16、並びに、水槽17は、本実施例の畜産廃棄物処理システム1における次工程処理部に該当する。
なお、「次工程処理部」には、コンベア3のような、排出口10から排出された畜産廃棄物Tを単に運ぶ運搬機構は含まれない。
本実施例の畜産廃棄物ホッパ2は、トラックなどにより運ばれた畜産廃棄物Tを受け入れる受入れ部5と、受入れ部5から受け入れた畜産廃棄物Tを収容する収容部6と、収容部6に収容された畜産廃棄物Tを排出口10まで搬送する搬送部としてのスクリュー7と、詳細は後述するゲート部11と、を備えている。そして、畜産廃棄物Tは排出口10からコンベア3に排出される。すなわち、図1で表される本実施例の畜産廃棄物ホッパ2において、畜産廃棄物Tは方向A、方向B、方向Cと言う順に移動する。
また、本実施例のコンベア3は、畜産廃棄物ホッパ2の排出口10から直接畜産廃棄物Tを受け入れ、該畜産廃棄物Tを方向Dに運び、所定の位置である脱水機4の受け入れ口13まで運ぶ(コンベア3から受け入れ口13に方向Eに供給する)。
そして、脱水機4の内部において畜産廃棄物Tを固体成分と液体成分に分離(畜産廃棄物Tを脱水)し、液体成分を液体成分取り出し口14から取り出し(方向Fに移動させる)、固体成分を固体成分取り出し口15から取り出す(方向Gに移動させる)。
なお、本実施例の脱水機4は、内部において畜産廃棄物Tを不図示のスクリューで移動させつつその移動経路に設けられた壁部の孔から液体成分を排出し(絞り出し)、該孔から排出された液体成分を液体成分取り出し口14に集め、該孔から排出されなかった固体成分を固体成分取り出し口15に集める構成である。ただし、このような構成に限定されない。
液体成分取り出し口14から取り出された液体成分は、その後、混合槽であるコンクリート製の水槽17に投入される(方向Hに移動される)。そして、固体成分取り出し口15から取り出された固体成分は、破砕機16で破砕された後に水槽17に投入される。
本実施例の破砕機16は、内部に畜産廃棄物Tを破砕するために設けられた金属製のチェーンを備えている。そして、該チェーンを破砕機16内部で回転移動させることにより畜産廃棄物Tを破砕することが可能な構成となっている。なお、本実施例の破砕機16は内部に金属製のチェーンを備えている構成であるが、このような構成に限定されない。
液体成分取り出し口14から取り出された畜産廃棄物Tの液体成分及び破砕機16から投入された畜産廃棄物Tの固体成分は、撹拌部18を備えた水槽17で混合され、該水槽17に貯留される。そして、水槽17に貯留された畜産廃棄物Tの混合物は、発酵槽などに運ばれて(方向Iに移動されて)メタン発酵処理などがなされ得る。なお、本実施例の貯留部(水槽17)は撹拌部18を備えた混合槽であるが、撹拌部18などを有さなくてもよく、簡易的な形状のものや、金属製や樹脂製などのタンクなどであってもよい。
次に、本実施例の畜産廃棄物ホッパ2の詳細について説明する。
図1で表されるように、本実施例の畜産廃棄物ホッパ2は、水平方向(方向B)に延設される回転軸8と羽根9とを有し、回転軸8を基準に回転可能なスクリュー7を備えている。また、スクリュー7を回転させる第1モーターM1を備えており、スクリュー7を回転させることで、方向Bに畜産廃棄物Tを搬送する構成になっている。
また、図1で表されるように、本実施例の畜産廃棄物ホッパ2は、ゲート部11を備えている。
図1で表されるように、本実施例の畜産廃棄物処理システム1は制御部12を備えており、制御部12はゲート部11の駆動部である第2モーターM2及びコンベア3の駆動部である第3モーターM3と電気的に接続されている。このような構成により、制御部12は、スクリュー7だけでなく、ゲート部11及びコンベア3の駆動を制御可能になっている。
このような構成となっていることにより、本実施例の畜産廃棄物ホッパ2においては、制御部12は、第3モーターM3の電流値を監視(即ちコンベア3の駆動を監視)し、該電流値に基づいて、第1モーターM1の駆動及び第2モーターM2の駆動(ゲート部11を方向Zへ移動させることによる開閉動作)を制御可能になっている。
なお、図1で表されるように、本実施例の畜産廃棄物処理システム1における脱水機4の受け入れ口13には、畜産廃棄物Tの受け入れ口13における投入量(別の言い方をすれば、畜産廃棄物Tの排出口10からの間接的な排出量)を検出可能なレベル・トランスミッターLTが設けられている。そして、制御部12は、レベル・トランスミッターLTと電気的に接続されていることで、畜産廃棄物Tの受け入れ口13における投入量(畜産廃棄物Tの排出口10からの排出量)に基づくゲート部11の開閉動作の制御が可能な構成になっている。
ゲート部11の開閉具合を制御することにより、畜産廃棄物Tの排出口10からの排出量(受け入れ口13に投入された畜産廃棄物Tの量やコンベア3に載っている畜産廃棄物Tの量)が多ければゲート部11を通過する畜産廃棄物Tの量を少なくし、畜産廃棄物Tの排出口10からの排出量が少なければゲート部11を通過する畜産廃棄物Tの量を多くすることができる。すなわち、本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、畜産廃棄物ホッパ2から排出される畜産廃棄物Tの量をゲート部11の開閉により調整することで、適切に畜産廃棄物Tの排出口10からの排出量を調整できる構成になっている。
なお、本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、ゲート部11を排出口10に設けるのではなく搬送経路22における方向A、方向B、方向Cと言う順に移動する畜産廃棄物Tの移動方向において排出口10よりも上流側に設けることで搬送経路22の途中の位置で搬送量を調整できるので、特に効果的に畜産廃棄物Tの運搬精度が低下することを抑制できる構成になっている。
上記のように、本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、畜産廃棄物Tを受け入れる受入れ部5と、受入れ部5から受け入れた畜産廃棄物Tを収容する収容部6と、収容部6に収容された畜産廃棄物Tを排出口10まで搬送する搬送部としてのスクリュー7と、スクリュー7の搬送経路22に形成されるゲート部11と、を有する畜産廃棄物ホッパ2を備えている。そして、排出口10から排出された畜産廃棄物Tを受けて、畜産廃棄物ホッパ2において畜産廃棄物Tに対して行う工程の次(後段)の工程の処理を行う次工程処理部としての脱水機4、破砕機16及び水槽17を備えている。また、畜産廃棄物ホッパ2には制御部12が設けられており、制御部12は排出口10から次工程処理部に排出される畜産廃棄物Tの排出量に関する情報(レベル・トランスミッターLTの検出情報)に基づいてゲート部11の開閉具合を制御することが可能な構成になっている。
このように、本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、畜産廃棄物Tの搬送経路22にゲート部11を有する畜産廃棄物ホッパ2と、該畜産廃棄物ホッパ2から排出された畜産廃棄物の排出量に関する情報に基づいてゲート部11の開閉具合を制御する制御部12と、を備えている。このため、畜産廃棄物ホッパ2から排出された畜産廃棄物Tの排出量に応じて、ゲート部11の開閉具合を制御することにより、畜産廃棄物ホッパ2から排出される畜産廃棄物Tの排出量を精度よく制御することができる構成になっており、畜産廃棄物Tの処理を好適に実施することができる構成になっている。
なお、本実施例の畜産廃棄物処理システム1においては、搬送部として、回転軸8を基準に回転可能なスクリュー7を有する構成のものを使用している。このため、簡単な構成で搬送部を形成できている。ただし、搬送部はこのような構成に限定されない。
また、「排出口10から排出された畜産廃棄物T」とは、排出口10から排出された直後の畜産廃棄物Tに限定されず、排出口10から排出された後に所定の処理工程がなされた後の畜産廃棄物Tも含む意味である。すなわち、「畜産廃棄物ホッパ2において畜産廃棄物Tに対して行う工程の次の工程」とは、畜産廃棄物ホッパ2において畜産廃棄物Tに対して行う工程の直後の1つの工程に限定されない意味である。
なお、本実施例の畜産廃棄物処理システム1における畜産廃棄物Tの排出量に関する情報の検出手段は、レベル・トランスミッターLTであり、受け入れ口13に溜まった畜産廃棄物Tから受ける圧力を検出することで受け入れ口13に溜まった畜産廃棄物Tの量を検出し、畜産廃棄物Tの排出量に関する情報を検出する構成(圧力式・差圧式の構成)になっている。ただし、このような構成に限定されない。例えば、畜産廃棄物Tの排出量に関する情報の検出手段は、圧力式・差圧式のほかに、静電容量式、フロート式、電極式(リーク式)、パドル式(回転式)、振動式、光式、超音波式、レーダー式(電波式)、ガイドレーダー式、サウンジング式などのものを使用できる。ただし、畜産廃棄物Tは流体状である場合が多く、検出手段に貼り付いた畜産廃棄物Tを該検出手段から除去することが困難な場合があるので、圧力式・差圧式の検出手段を好ましく使用することができる。
また、本実施例の畜産廃棄物処理システム1ではレベル・トランスミッターLTを受け入れ口13に設けているが、レベル・トランスミッターLTを受け入れ口13以外の場所(脱水機4における受け入れ口13以外の場所のほか、破砕機16及び水槽17など脱水機4以外の場所を含む)に設けてもよい。ただし、レベル・トランスミッターLTの設置位置は、排出口10(或いはコンベア3)からなるべく近い方が好ましく、本実施例のように排出口10のすぐ後段にコンベア3を有する場合はコンベア3のすぐ後段の装置、排出口10のすぐ後段にコンベア3を有さない場合は排出口10のすぐ後段の装置に設置することが好ましい。
また、図1で表されるように、本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、排出口10から排出された畜産廃棄物Tを次工程処理部である脱水機4まで運ぶコンベア3を備えている。このため、本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、次工程処理部に畜産廃棄物ホッパ2から排出された畜産廃棄物Tを簡単に運ぶことができる構成になっている。特に、敷地面積が広い場所に畜産廃棄物処理システム1を配置する場合などにおいて、畜産廃棄物Tを排出口10から次工程処理部の投入口まで運ぶことを容易にできる。
また、図1で表されるように、本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、次工程処理部として、排出口10から排出された畜産廃棄物Tを脱水する脱水機4を含んでいる。このため、本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、次工程の処理において、例えば、畜産廃棄物Tを液状成分(糞・尿などの液状のもの)と固形成分(藁材などの固形状のもの)とに分離することができる構成になっている。
また、図1で表されるように、本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、次工程処理部として、排出口10から排出された畜産廃棄物Tを破砕する破砕機16を含んでいる。このため、本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、次工程の処理において、例えば、畜産廃棄物Tの固形成分(藁材などの固形状のもの)を破砕することができる構成になっている。
また、図1で表されるように、本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、次工程処理部として、排出口10から排出された畜産廃棄物Tを貯留する貯留部としての水槽17を含んでいる。このため、次工程の処理において、例えばさらに次工程(メタン発酵処理など)で使用するまでの間など、畜産廃棄物Tを貯留しておくことができる。
なお、貯留部の例としては、本実施例の水槽17のように畜産廃棄物を液状のもの(糞・尿など)と固形状のもの(藁材など)とに分けた場合などにおいてそれらを混合する混合槽や、簡易的なタンクなどが挙げられるが、特に限定は無い。例えば、メタン発酵処理をする場合などにおいては発酵槽などとしてもよい。
次に、本実施例のゲート部11の詳細について説明する。
ここで、図2は、本実施例の畜産廃棄物ホッパ2の要部であるゲート部11及び該ゲート部11が構成される周辺部分を表す概略断面図である。
本実施例のように搬送部がスクリュー7を有する構成である場合、図2で表されるように、ゲート部11には、スクリュー7側であってスクリュー7に対応する位置(すなわち、該ゲート部11を閉じた場合にスクリュー7に対応する位置)に切欠き部20(凹部)が形成されていることが好ましい。別の表現をすると、ゲート部11は、スクリュー7から離れる開方向とスクリュー7に近づく閉方向に開閉し、ゲート部11の閉方向側には、スクリュー7に対応する位置に凹部が形成されている構成が好ましい。切欠き部20などの凹部が形成されていれば、ゲート部11がスクリュー7の回転の邪魔になることを抑制できるとともに、ゲート部11の開閉に伴う畜産廃棄物Tの搬送経路22の大きさの調整量を大きくできる(すなわち畜産廃棄物Tの排出量を大きな範囲で調整できる)ためである。特に、畜産廃棄物Tはその水分量や糞尿と藁材との比率などによってはかなり軟らかい場合が有るが、ゲート部11のスクリュー7側であってスクリュー7に対応する位置(すなわち、ゲート部11を閉じた場合にスクリュー7に対応する位置)に切欠き部20などの凹部が有る構成とすることで、畜産廃棄物Tの搬送経路22における該ゲート部11が構成される位置での隙間を小さくでき、畜産廃棄物Tが排出口10から不意に漏れ出ることを抑制できる。
また、本実施例の畜産廃棄物処理システム1においては、図1で表されるように、搬送経路22は、上方に広い空間が有り、すなわちスクリュー7の下方側よりもスクリュー7の上方側の方が広い。そして、ゲート部11は、スクリュー7の上方側に配置され、制御部12は、ゲート部11を上下移動させることで該ゲート部11の開閉具合を制御可能な構成になっている。
このような構成になっているため、スクリュー7の上方側の広い空間領域において畜産廃棄物Tの搬送量を調整できるため、搬送量を調整しやすく、搬送量を微調整することが可能になっている。
また、制御部12は、ゲート部11を段階的に移動させることで該ゲート部11の開閉具合を制御することができる。具体的には、例えば、レベル・トランスミッターLTにより検出される畜産廃棄物Tの排出量が多い場合はゲート部11を閉じる方向に段階的に移動させ、レベル・トランスミッターLTにより検出される畜産廃棄物Tの排出量が少ない場合はゲート部11を開ける方向に段階的に移動させることができる。
なお、「段階的」とは、ゲート部11が移動と停止とを繰り返すことを意味し、その1回の移動距離及び停止時間は適時設定可能であることが好ましい。
なお、図2で表されるように、本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、ゲート部11として、第1ゲート部11a及び第2ゲート部11bとを備えている。ただし、このような構成に限定されず、ゲート部11を1つのみ備えるものやゲート部11を3つ以上備えるものであってもよい。なお、図2において、実線で表されるゲート部11は該ゲート部11が最も閉じた状態、破線で表されるゲート部11は該ゲート部11が最も開いた状態を表している。
また、搬送経路22は、図2で表されるように、収容部6内の壁部19により区画されて形成され、ゲート部11を開くことでここを通過する畜産廃棄物Tの単位時間当たりの体積は大きくなり、ゲート部11を閉じることでここを通過する畜産廃棄物Tの単位時間当たりの体積は小さくなる。
また、上記のように、本実施例の畜産廃棄物処理システム1においては、制御部12は、レベル・トランスミッターLTにより検出される畜産廃棄物Tの排出量のほか、第3モーターM3の電流値などに基づいて、ゲート部11の開閉だけではなく、スクリュー7の駆動も制御することができる。このため、スクリュー7の回転速度を各々適正に制御することで、特に高精度に畜産廃棄物ホッパ2から排出される畜産廃棄物Tの量を調整できる構成になっている。
次に、実施例1の畜産廃棄物処理システム1とは異なる構成の畜産廃棄物処理システム1の実施例について説明する。
[実施例2](図3)
図3は、本実施例の畜産廃棄物処理システム1を表す概略図であり、実施例1の畜産廃棄物処理システム1を表す図1に対応する図である。なお、上記実施例1と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
なお、本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、畜産廃棄物Tを次工程処理部である脱水機4まで運ぶコンベア3を含んでいない(ただし、実施例1の畜産廃棄物処理システム1と同様、脱水機4、破砕機16及び水槽17が、本実施例の畜産廃棄物処理システム1における次工程処理部に該当する)ことに関する以外の構成は、実施例1の畜産廃棄物処理システム1と同様の構成である。
図3で表されるように、本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、畜産廃棄物Tを次工程処理部まで運ぶコンベア3を含んでおらず、畜産廃棄物Tが排出口10から受け入れ口13に直接排出される構成である。このような構成としていることで、畜産廃棄物処理システム1の部品点数(コンベア3に係わる部品)を削減することや制御部12の制御の容易化(第3モーターM3の制御の省略など)が可能であるとともに、敷地面積が狭い場所に畜産廃棄物処理システム1を配置することを可能にする。また、斜面などに畜産廃棄物処理システム1を配置する場合、畜産廃棄物ホッパ2を高い場所に配置し脱水機4よりも後段の装置を低い場所に配置するなどすることで、効率的な配置が可能になる。さらに、本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、重力を利用して畜産廃棄物Tを受け入れ口13に直接投入しやすくなるので、畜産廃棄物Tを受け入れ口13に投入する際のエネルギーロスを抑制できるという利点もある。
なお、本実施例ではスクリュー7を略水平に配置しているが、スクリュー7を斜めに配置することで、畜産廃棄物ホッパ2と脱水機4の設置高さの差を小さくすることも可能である。
[実施例3](図4)
図4は、本実施例の畜産廃棄物処理システム1を表す概略図であり、実施例1の畜産廃棄物処理システム1を表す図1に対応する図である。なお、上記実施例1と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
なお、本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、畜産廃棄物Tを次工程処理部まで運ぶコンベア3及び次工程処理部としての脱水機4を含んでいない(破砕機16及び水槽17が、本実施例の畜産廃棄物処理システム1における次工程処理部に該当する)ことに関する以外の構成は、実施例1の畜産廃棄物処理システム1と同様の構成である。
図4で表されるように、本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、畜産廃棄物Tを次工程処理部まで運ぶコンベア3及び次工程処理部としての脱水機4を含んでおらず、畜産廃棄物Tが排出口10から破砕機16に直接排出される構成である。本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、畜産廃棄物Tにおける藁材などの固形成分の比率が高いなど、脱水処理を省略できる場合に特に有効である。本実施例の畜産廃棄物処理システム1のような構成とすることで、畜産廃棄物処理システム1の部品点数を実施例2の畜産廃棄物処理システム1よりもさらに削減することが可能である。
なお、本実施例の畜産廃棄物処理システム1においては、レベル・トランスミッターLTは破砕機16に形成されている。
[実施例4](図5)
図5は、本実施例の畜産廃棄物処理システム1を表す概略図であり、実施例1の畜産廃棄物処理システム1を表す図1に対応する図である。なお、上記実施例1と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
なお、本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、次工程処理部としてコンベア3、脱水機4及び破砕機16を含んでいない(水槽17が、本実施例の畜産廃棄物処理システム1における次工程処理部に該当する)ことに関する以外の構成は、実施例1の畜産廃棄物処理システム1と同様の構成である。
図5で表されるように、本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、畜産廃棄物Tを次工程処理部まで運ぶコンベア3、次工程処理部としての脱水機4及び破砕機16を含んでおらず、畜産廃棄物Tが排出口10から水槽17に直接排出される構成である。本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、畜産廃棄物Tにおける藁材などの固形成分の比率が低いなど、破砕処理を省略できる場合に特に有効である。本実施例の畜産廃棄物処理システム1のような構成とすることで、畜産廃棄物処理システム1の部品点数を実施例3の畜産廃棄物処理システム1よりもさらに削減することが可能である。
なお、本実施例の畜産廃棄物処理システム1においては、レベル・トランスミッターLTは水槽17に形成されている。
[実施例5](図6)
図6は、本実施例の畜産廃棄物処理システム1を表す概略図であり、実施例1の畜産廃棄物処理システム1を表す図1に対応する図である。なお、上記実施例1と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
なお、本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、畜産廃棄物Tを次工程処理部まで運ぶコンベア3、次工程処理部としての脱水機4、破砕機16及び水槽17を含んでおらず、代わりに乾燥部としての乾燥機21を含んでいる(乾燥機21が、本実施例の畜産廃棄物処理システム1における次工程処理部に該当する)ことに関する以外の構成は、実施例1の畜産廃棄物処理システム1と同様の構成である。
図6で表されるように、本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、畜産廃棄物Tを次工程処理部まで運ぶコンベア3、次工程処理部としての脱水機4、破砕機16及び水槽17を含んでおらず、代わりに乾燥部としての乾燥機21を含んでおり、畜産廃棄物Tが排出口10から乾燥機21に直接排出される構成である。本実施例の畜産廃棄物処理システム1は、畜産廃棄物Tを乾燥させて堆肥化する場合や固形燃料化する場合などに特に有効である。
なお、本実施例の畜産廃棄物処理システム1においては、レベル・トランスミッターLTは乾燥機21に形成されている。
また、乾燥機21としては、例えば、ロータリーキルン式、多段炉式、気流式、流動層式、減圧蒸発式、天日式など、様々な方式のものを使用でき、その構成に特に限定は無い。
次に、実施例1の畜産廃棄物処理システム1を使用した畜産廃棄物Tの排出量制御方法についての一例について説明する。
図7は、本発明の一実施例に係る畜産廃棄物Tの排出量制御方法のフローチャートである。
本実施例の畜産廃棄物運搬方法を開始すると、最初に、ステップS110の受入れ工程において、畜産農家などにおいて発生した畜産廃棄物Tを畜産廃棄物ホッパ2において受入れ部5から受け入れる。
次に、ステップS120の収容工程において、受入れ部5から受け入れた畜産廃棄物Tを収容部6に収容する。
次に、ステップS130の搬送工程において、収容部6に収容された畜産廃棄物Tをスクリュー7によりゲート部11が形成された搬送経路22において排出口10まで搬送する。なお、初期状態では、ゲート部11は大きく開いた状態となっている。
次に、ステップS140の排出工程において、排出口10から畜産廃棄物Tを排出する(コンベア3が畜産廃棄物Tを受け入れる)。
次に、ステップS150の運搬工程において、排出口10から排出された畜産廃棄物Tをコンベア3により所定の位置(受け入れ口13への投入位置)まで運ぶ。
次に、ステップS160の投入工程において、コンベア3により運ばれた畜産廃棄物Tが受け入れ口13へ投入される。
次に、ステップS170の計測工程において、受け入れ口13へ投入された畜産廃棄物Tの投入量が計測される。なお、制御部12は、受け入れ口13に設けられたレベル・トランスミッターLTの計測値とコンベア3により運ばれている畜産廃棄物Tの計算値とに基づいて、ステップS180の演算工程において、畜産廃棄物Tの排出口10からの排出量をリアルタイムに演算する。別の表現をすると、制御部12は、ステップS170とステップS180とで、排出口10から排出された畜産廃棄物Tの排出量に関する情報を取得する。
次に、ステップS180の演算工程で、畜産廃棄物Tの排出量が所定の範囲内である場合は、そのままステップS200に移行してゲート部11の開閉具合を調整することなく脱水処理を行う。ステップS180の演算工程で、畜産廃棄物Tの排出量が所定の範囲内から外れる(所定の範囲内を超える)場合は、ステップS190の制御工程でゲート部11の開閉具合を調整してから(ゲート部11を閉方向に移動して搬送経路22を狭くする)、ステップS200に移行して脱水処理工程を行う。
次に、ステップS210の破砕処理工程で、畜産廃棄物Tにおける藁材などの固形成分の破砕処理を行う。
そして、ステップS220の貯留工程で、畜産廃棄物Tを貯留し(詳細には、畜産廃棄物Tにおける液体成分と破砕処理が行われた固形成分とを混合させ)、本実施例に係る畜産廃棄物Tの排出量制御方法を終了する。
図7で表されるように、本実施例の畜産廃棄物Tの排出量制御方法は、畜産廃棄物Tを受け入れる受入れ工程(ステップS110)と、受入れ工程で受け入れた畜産廃棄物Tを収容する収容工程(ステップS120)と、収容工程で収容された畜産廃棄物Tをゲート部11が形成された搬送経路22において排出口10まで搬送する搬送工程(ステップS130)と、畜産廃棄物Tを排出口10から排出する排出工程(ステップS140)と、排出口10から排出された畜産廃棄物Tの排出量に関する情報を取得する取得工程(ステップS170及びステップS180)と、該情報に基づいてゲート部11の開閉具合を制御する制御工程(ステップS190)と、を有する。
このように、本実施例の畜産廃棄物Tの排出量制御方法は、排出口10から排出された畜産廃棄物Tの排出量に関する情報に基づいて畜産廃棄物Tの搬送経路22におけるゲート部11の開閉具合を制御する。このため、排出口10から排出された畜産廃棄物Tの排出量に応じて、ゲート部11の開閉具合を制御することにより、排出口10から排出される畜産廃棄物Tの排出量を精度よく制御することができる。したがって、畜産廃棄物Tの処理を好適に実施することができる。
本発明は、上述の実施例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。例えば、次工程処理部の組み合わせなどを実施例1〜実施例5以外の組み合わせなどとすることができる。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
1…畜産廃棄物処理システム、2…畜産廃棄物ホッパ、
3…コンベア、4…脱水機(次工程処理部)、5…受入れ部、6…収容部、
7…スクリュー(搬送部)、8…回転軸、9…羽根、10…排出口、11…ゲート部、
11a…第1ゲート部、11b…第2ゲート部、12…制御部、13…受け入れ口、
14…液体成分取り出し口、15…固体成分取り出し口、
16…破砕機(次工程処理部)、17…水槽(貯留部、次工程処理部)、
18…撹拌部、19…壁部、20…切欠き部、
21…乾燥機(乾燥部、次工程処理部)、22…搬送経路、
LT…レベル・トランスミッター、M1…第1モーター、M2…第2モーター、
M3…第3モーター、T…畜産廃棄物

Claims (7)

  1. 畜産廃棄物を受け入れる受入れ部と、前記受入れ部から受け入れた前記畜産廃棄物を収容する収容部と、前記収容部に収容された前記畜産廃棄物を排出口まで搬送する搬送部と、前記搬送部の搬送経路に形成されるゲート部と、を有する畜産廃棄物ホッパと、
    前記排出口から排出された前記畜産廃棄物を受けて、前記畜産廃棄物ホッパにおいて前記畜産廃棄物に対して行う工程の次の工程の処理を行う次工程処理部と、
    前記排出口から前記次工程処理部に排出される前記畜産廃棄物の排出量に関する情報に基づいて前記ゲート部の開閉具合を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする畜産廃棄物処理システム。
  2. 請求項1に記載の畜産廃棄物処理システムにおいて、
    前記次工程処理部は、前記排出口から排出された前記畜産廃棄物を脱水する脱水機を含むことを特徴とする畜産廃棄物処理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の畜産廃棄物処理システムにおいて、
    前記次工程処理部は、前記排出口から排出された前記畜産廃棄物を破砕する破砕機を含むことを特徴とする畜産廃棄物処理システム。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の畜産廃棄物処理システムにおいて、
    前記次工程処理部は、前記排出口から排出された前記畜産廃棄物を貯留する貯留部を含むことを特徴とする畜産廃棄物処理システム。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の畜産廃棄物処理システムにおいて、
    前記次工程処理部は、前記排出口から排出された前記畜産廃棄物を乾燥させる乾燥部を含むことを特徴とする畜産廃棄物処理システム。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の畜産廃棄物処理システムにおいて、
    前記排出口から排出された前記畜産廃棄物を前記次工程処理部まで運ぶコンベアを備えることを特徴とする畜産廃棄物処理システム。
  7. 畜産廃棄物を受け入れる受入れ工程と、
    前記受入れ工程で受け入れた前記畜産廃棄物を収容する収容工程と、
    前記収容工程で収容された前記畜産廃棄物をゲート部が形成された搬送経路において排出口まで搬送する搬送工程と、
    前記畜産廃棄物を前記排出口から排出する排出工程と、
    前記排出口から排出された前記畜産廃棄物の排出量に関する情報を取得する取得工程と、
    前記情報に基づいて前記ゲート部の開閉具合を制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする畜産廃棄物の排出量制御方法。
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