JP2018198152A - 面状照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】斜め方向に配光性の高い光を出射させること。【解決手段】実施形態の面状照明装置は、光源と、導光板とを備える。光源は、所定の方向に光を出射する。導光板は、側面と、一方の主面である出射面と、他方の主面である裏面とを有し、裏面または出射面に錐形状の光偏向部が形成され、光源から側面に入射される光を出射面から出射する。そして、光偏向部が形成される面を平面視した場合に、光偏向部の頂点が、光偏向部の底面における対角線、または光偏向部の底面に内接する多角形の対角線を基準として描いた外接長方形の中心に対して、外接長方形の一辺と平行な向きにシフトして配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、面状照明装置に関する。
従来、自動車内に設けられるサンバイザーに付属するバニティーミラーを使用する際に、バニティーミラーの前方にある使用者の顔面などを照らす面状照明装置が提供されている。
実開平1−94120号公報
しかしながら、かかる面状照明装置はバニティーミラーに隣接して設けられており、バニティーミラーの前方に向かって斜め方向に光を出射させる必要があることから、高い配向性を実現させることが困難であった。したがって、バニティーミラーの前方以外の箇所にも光が照射されることにより、対向車などから自車内の様子が見えてしまう場合があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、斜め方向に配光性の高い光を出射させることができる面状照明装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る面状照明装置は、光源と、導光板とを備える。前記光源は、所定の方向に光を出射する。前記導光板は、側面と、一方の主面である出射面と、他方の主面である裏面とを有し、前記裏面または前記出射面に錐形状の光偏向部が形成され、前記光源から前記側面に入射される光を前記出射面から出射する。そして、前記光偏向部が形成される面を平面視した場合に、前記光偏向部の頂点が、前記光偏向部の底面における対角線、または前記光偏向部の底面に内接する多角形の対角線を基準として描いた外接長方形の中心に対して、前記外接長方形の一辺と平行な向きにシフトして配置される。
本発明の一態様によれば、斜め方向に配光性の高い光を出射させることができる。
図1は、実施形態に係るサンバイザーを説明するための図である。 図2Aは、実施形態に係る面状照明装置の正面図である。 図2Bは、図2AにおけるA−A線の断面図である。 図2Cは、実施形態に係る光偏向部の平面図である。 図2Dは、実施形態に係る光偏向部の平面図である。 図2Eは、実施形態に係る導光板および光偏向部の側面図である。 図3は、光偏向部における頂点のシフト量が−0.9の場合における光偏向部の回転角度と配光分布との関係を示す図である。 図4は、光偏向部における頂点のシフト量が−0.46の場合における光偏向部の回転角度と配光分布との関係を示す図である。 図5は、光偏向部における頂点のシフト量が0の場合における光偏向部の回転角度と配光分布との関係を示す図である。 図6Aは、実施形態の変形例に係る光偏向部の平面図である。 図6Bは、実施形態の変形例における配光分布を示す図である。 図7Aは、参考例1における光偏向部の平面図である。 図7Bは、参考例1における配光分布を示す図である。 図8Aは、参考例2における光偏向部の平面図である。 図8Bは、参考例2における配光分布を示す図である。
以下、実施形態に係る面状照明装置について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態により面状照明装置の用途が限定されるものではない。また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。さらに、図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
(実施形態)
まず、実施形態に係る面状照明装置30が設けられるサンバイザー1の概要について、図1を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係るサンバイザー1を説明するための図である。
図1に示すように、サンバイザー1は、基体10と、バニティーミラー20と、面状照明装置30と、蓋体40とを備える。サンバイザー1は、たとえば、自動車の運転席や助手席の上方に設けられる。
なお、以下においては、説明の便宜上、面状照明装置30に対してバニティーミラー20が配置される方向をX軸正方向とし、バニティーミラー20が向いている方向をZ軸正方向とし、X軸方向とZ軸方向の双方に直交する方向をY軸方向とする。
サンバイザー1は、たとえば、自動車内の天井部分にヒンジを介して取り付けられており、かかるヒンジの部分で基体10を回転させることによって、日差しを遮ることができる。基体10は、可視光を透過しない材料で構成される。
バニティーミラー20は、鏡面を有し、基体10の一方の面(たとえば、基体10が日差しを遮る位置に回転している場合に、使用者に対向する面)に設けられる。面状照明装置30は、基体10においてバニティーミラー20が設けられる面に設けられ、たとえば、バニティーミラー20に隣接して配置される。面状照明装置30は、たとえば、図1に示すように、バニティーミラー20の側方(図1ではX軸負方向側)に配置される。
蓋体40は、基体10においてバニティーミラー20が設けられる面に開閉可能に設けられる。そして、蓋体40が閉状態の場合には、かかる蓋体40によりバニティーミラー20と面状照明装置30とが覆われ、開状態の場合には、使用者がバニティーミラー20を用いることができる。なお、蓋体40が開状態であることを検知して、面状照明装置30に電力を供給し、面状照明装置30から光が出射されるようにしてもよい。
ここで、使用者は、バニティーミラー20の中央部20aから、バニティーミラー20の正面方向(図ではZ軸正方向)にあり、出射面32b(図2A参照)から出射された光が受光されるエリアである受光エリア50に顔面などを持って行くことにより、かかる顔面などを目視することができる。したがって、面状照明装置30は、斜め前方(図ではZ軸正方向かつX軸正方向)にある受光エリア50の中央部50aに向かって光を出射する。換言すると、面状照明装置30は、出射面32bが向かう方向とは傾いた方向に光を出射する。
つづいて、実施形態にかかる面状照明装置30の詳細について、図2Aおよび図2Bを参照しながら説明する。図2Aは、実施形態に係る面状照明装置30の正面図であり、図2Bは、図2AにおけるA−A線の断面図である。図2Aに示すように、面状照明装置30は、光源31と、導光板32とを有する。
光源31は、出光面31aを有し、かかる出光面31aから導光板32の側面32aに対して、所定の方向B(図ではY軸負方向)に向かう光を出射する。光源31は、たとえば、LED(Light Emitting Diode)を配置することにより構成される点状光源である。なお、本実施形態では、製造コスト低減のため、光源31は1個のLEDから構成されるが、光源を構成するLEDの数は特に限定されず、例えば2個以上のLEDから光源31を構成してもよい。また、光源31は、点状光源に限らず、例えば、LEDと棒状の導光部材であるライトバーとにより構成され、かかるライトバーにより点状の光を線状の光に変換する線状光源であってもよい。光源31は、他の形式の光源であってもよい。
導光板32は、上面視で矩形状に形成されており、光源31の出光面31aに向かい合う側面32aと、主面32bと、かかる主面32bとは反対側の主面32cとを有する。側面32aは、X軸方向に延伸する短冊状の面である。側面32aには、光源31から所定の方向Bに向かう光が入射される。
主面32b、32cは、XY平面に沿って広がる矩形状の面である。主面32bは、側面32aから入射された光が出射される出射面である。そのため、以下の説明では、主面32bを「出射面32b」と表記する。また、裏側の主面32cを「裏面32c」と表記する。
導光板32は、透明材料(たとえば、ポリカーボネート樹脂)で構成されており、所望の透光性を有する。出射面32bおよび裏面32cは、所定の方向Bと略平行に配置される。また、裏面32cには、かかる裏面32cからドット状に突出する複数の光偏向部33がマトリックス状に並んで形成される。つづいて、導光板32に形成される光偏向部33の詳細について、図2C〜図2Eを参照しながら説明する。
図2Cは、実施形態に係る光偏向部33の平面図であり、光偏向部33の詳細な形状について示している。なお、図2Cは、光偏向部33を裏面32c側から見た場合の平面図である。
実施形態に係る光偏向部33は、四角錐形状であり、底面33aと、頂点33bとを有する。そして、図2Cに示すように、光偏向部33の頂点33bは、底面33aにおける対角線33c、33dを基準として描いた外接長方形Cの中心C1から所定の向きにシフトして配置される。かかる外接長方形Cは仮想線で形成される四角形であり、たとえば、短辺C2が対角線33cと平行になり、長辺C3が対角線33dと平行になるように描かれる。
そして、頂点33bは、裏面32cを平面視した場合に、外接長方形Cの中心C1から、外接長方形Cの一辺(短辺C2または長辺C3)と平行な向きに(すなわち、対角線33cまたは対角線33dに沿って)シフトして配置される。図2Cに示す例では、頂点33bは、中心C1から外接長方形Cの短辺C2と平行な向きにシフトして配置されている。また、頂点33bは、外接長方形Cの短辺C2と平行な向きのうち、図1に示す受光エリア50から遠ざかる方向にシフトして配置されるとよい。
たとえば、外接長方形Cの中心C1から長辺C3までの距離をL1とし、中心C1を基準とした頂点33bのシフト距離をL2とした場合、頂点33bのシフト量Sは、下記の式(1)で算出される。
S=L2/L1 ・・・(1)
ここで、かかるシフト量Sは、X軸正方向にシフトした場合(すなわち受光エリア50に近づく方向にシフトした場合)にはプラスの値になり、X軸負方向にシフトした場合(すなわち受光エリア50から遠ざかる方向にシフトした場合)にはマイナスの値になるとみなす。すなわち、頂点33bのシフト量Sは−1.0≦S≦1.0の範囲となる。そして、実施形態では、頂点33bのシフト量Sを−1.0≦S≦0の範囲にするとよい。
図2Dは、実施形態に係る光偏向部33の平面図であり、光偏向部33の詳細な向きについて示している。なお、図2Dは図2Cと同様、光偏向部33を裏面32c側から見た場合の平面図である。
図2Dに示すように、実施形態に係る光偏向部33は、所定の方向Bから傾いて配置されるとよい。すなわち、裏面32cを平面視した場合に、所定の方向Bと対角線33dとが傾斜して配置されるとよい。具体的には、底面33aを形成する四角形の4つの頂点のうち、光源31に最も近い点33eが、受光エリア50から遠ざかる方向(すなわちX軸負方向)に回転するように配置されるとよい。
ここで、頂点33bを通過し所定の方向Bと平行である軸Dと、対角線33dとの成す角が角度θ(以下、回転角度θとも呼称する。)である場合に、点33eがX軸正方向に回転した場合にはプラスの値になり、X軸負方向に回転した場合にはマイナスの値になるとみなす。そして、実施形態では、回転角度θを−90°≦θ≦0°の範囲にするとよい。
これにより、図2Dに示すように、XY平面視において、所定の方向Bに沿って光偏向部33に入射する光100が、光偏向部33における光源31から遠い側の斜面33fで反射して光101となり、さらにかかる光101が斜面33fに隣接する斜面33gで反射して、X軸正方向である出射方向に向かう光102となる。
また、YZ平面視においても、図2Eに示すように、光偏向部33に入射する光100が斜面33fで反射して光101となり、さらにかかる光101が斜面33gで反射して、Z軸正方向である出射方向に向かう光102となる。図2Eは、実施形態に係る導光板32および光偏向部33の側面図である。
つづいて、図3〜図5を参照しながら、光偏向部33における頂点33bのシフト量Sおよび回転角度θを様々な値に変更した場合において、面状照明装置30の配光分布がどのように変化するのかについて説明する。図3は、光偏向部33における頂点33bのシフト量Sが−0.9の場合における光偏向部33の回転角度θと配光分布との関係を示す図である。なお、図3〜図5に示す配光分布は、面状照明装置30の斜め前方にある受光エリア50における使用者から見た場合の光の強度分布であり、色が濃いほど光の強度が強いことを示している。また、図3〜図5には、受光エリア50の中央部50aに対応するターゲットエリアについても、四角枠として記載している。
図3に示すように、頂点33bのシフト量Sが−0.9である場合には、回転角度θが−60°、−45°および−28.6°の場合に、所定のターゲットエリアに対して配光性が高い光を出射させることができる。
図4は、光偏向部33における頂点33bのシフト量Sが−0.46の場合における光偏向部33の回転角度θと配光分布との関係を示す図である。図4に示すように、頂点33bのシフト量Sが−0.46である場合には、回転角度θが−45°、−28.6°および0°の場合に、所定のターゲットエリアに対して配光性が高い光を出射させることができる。特に、回転角度θが−28.6°の場合に、所定のターゲットエリアに対して最も配光性が高い光を出射させることができる。
図5は、光偏向部33における頂点33bのシフト量Sが0の場合における光偏向部33の回転角度θと配光分布との関係を示す図である。図5に示すように、頂点33bのシフト量Sが0である(すなわち、頂点33bがシフトしていない)場合には、回転角度θが−28.6°の場合に、所定のターゲットエリアに対して配光性が高い光を出射させることができる。
ここまで説明したように、実施形態によれば、光偏向部33の頂点33bを、外接長方形Cの中心C1から、外接長方形Cの短辺C2と平行な向きのうち、受光エリア50から遠ざかる方向にシフトさせると(すなわちシフト量Sがマイナス)、斜め方向に配光性が高い光を出射させることができる。
また、実施形態によれば、光偏向部33の点33eを、X軸負方向に回転させると(すなわち回転角度θがマイナス)、斜め方向に配光性が高い光を出射させることができる。
さらに、実施形態によれば、光偏向部33の頂点33bを外接長方形Cの中心C1から、外接長方形Cの短辺C2と平行な向きのうち、受光エリア50から遠ざかる方向にシフトさせる(すなわちシフト量Sがマイナス)とともに、光偏向部33の点33eを、X軸負方向に回転させる(すなわち回転角度θがマイナス)と、斜め方向にさらに配光性が高い光を出射させることができる。なお、図3〜図5の組み合わせの中では、図4における「シフト量S:−0.46、回転角度θ:−28.6°」の組み合わせが所定のターゲットエリアに対して最も配光性が良好であった。
また、実施形態にかかる面状照明装置30は、出射面32b側に配光制御用の光学シート(たとえばプリズムシート)を設けることなく斜め方向への配光が可能になるので、製造コストを低減することができる。
また、実施形態にかかる面状照明装置30では、図2Aに示したように、光偏向部33の形状および向きが均等であってもよいし、光偏向部33の形状や向きが均等でなくともよい。たとえば、導光板32における光偏向部33の位置によって、シフト量Sや回転角度θを適宜変更させながら光偏向部33を形成することにより、斜め方向にさらに配光性の高い光を出射させることができる。また、受光エリア50のターゲットエリアが本実施形態とは異なる位置に設定される場合であっても、光偏向部33のシフト量や回転角度θを適宜変更することで、所望の方向や位置に光を配向させることができる。
(変形例)
以降においては、実施形態の変形例について説明する。なお、以降の説明では実施形態と同じ部位については同じ符号を付し、重複する説明については省略する場合がある。
図6Aは、実施形態の変形例に係る光偏向部34の平面図であり、実施形態における図2Cおよび図2Dに対応する図面である。かかる変形例において、光偏向部34は斜面が曲面となる錐体形状(以下、略円錐形状と呼称する。)であり、底面34aと、頂点34bとを有する。
底面34aは、高い配光性が得られた四角錐の底面33aの4つの頂点を滑らかに結ぶ曲線(たとえばスプライン曲線)で囲まれる形状であり、実施形態における底面33aに対応する内接四角形34a1を有する。なお、かかる内接四角形34a1は仮想線で形成される四角形である。
すなわち、底面34aに内接する多角形である内接四角形34a1の対角線34c、34dは、実施形態における底面33aの対角線33c、33dに対応する。そして、光偏向部34は、実施形態と同じ方向、すなわち所定の方向Bと平行である軸Dと対角線34dとの成す回転角度θがマイナスとなる方向に回転している。
一方で、光偏向部34が略円錐形状である場合には、図6Aに示すように、光偏向部34の頂点34bを、内接四角形34a1の対角線34c、34dを基準として描いた外接長方形Cの中心C1に対して、外接長方形Cの短辺C2と平行な向きにシフトして配置している。また、頂点34bは、外接長方形Cの短辺C2と平行な向きのうち、図1に示す受光エリア50に近づく方向(すなわち、シフト量Sがプラスとなる方向)にシフトして配置されるとよい。すなわち、光偏向部34が略円錐形状の場合には、光偏向部33が略四角錐形状の場合と逆の方向に頂点34bをシフトさせるとよい。
これにより、図6Bに示すように、受光エリア50の中央部50aに対応するターゲットエリア(図6Bに菱形枠として記載。図7Bおよび図8Bについても同様。)に対して配光性が高い光を出射させることができる。図6Bは、実施形態の変形例における配光分布を示す図である。さらに、かかる変形例では、光偏向部34が略円錐形状であるため、反射面である斜面の向きが連続的に変化していることから、四角錐形状である上述の実施形態と比較して、受光エリア50の中央部50aに対応するターゲットエリアにより集中的に光を配向させることができる。
図7Aは、参考例1における光偏向部35の拡大図であり、図7Bは、参考例1における配光分布を示す図である。図7Aに示すように、参考例1における光偏向部35は、底面35aと頂点35bとを有し、かかる頂点35bが外接長方形Cの中心C1に対してシフトしておらず、さらに底面35aに内接する内接四角形35a1における対角線35dの向きが所定の方向Bに対して傾いていない。
そして、かかる光偏向部35を形成した面状照明装置30では、図7Bに示すように、出射される光の配光性が低下してしまう。
図8Aは、参考例2における光偏向部36の拡大図であり、図8Bは、参考例2における配光分布を示す図である。図8Aに示すように、参考例2における光偏向部36は、底面36aと頂点36bとを有し、底面36aに内接する内接四角形36a1における対角線36dが所定の方向Bに対して変形例と同じ方向に回転している。
一方で、頂点36bが、外接長方形Cの中心C1から、外接長方形Cの短辺C2と平行な向きのうち、受光エリア50から遠ざかる方向(すなわち、シフト量Sがマイナスとなる方向)にシフトしている。そして、かかる光偏向部36を形成した面状照明装置30では、図8Bに示すように、出射される光が受光エリア50のターゲットエリアから大きく外れてしまう。
ここまで説明したように、光偏向部34を略円錐形状にする場合には、光偏向部34の底面34aに内接する内接四角形34a1における4つの頂点のうち、光源31に最も近い点をX軸負方向に回転させるとともに、頂点34bを外接長方形Cの中心C1から、外接長方形Cの短辺C2と平行な向きのうち、図1に示す受光エリア50に近づく方向(すなわち、シフト量がプラスとなる方向)にシフトさせるとよい。
上述したように、実施形態によれば、導光板32の裏面32cを平面視した場合に、かかる裏面32cに形成される光偏向部33の頂点33bが、光偏向部33の底面33aにおける対角線33c、33dを基準として描いた外接長方形Cの中心C1に対して、外接長方形Cの短辺C2と平行にシフトして配置されることにより、斜め方向に配光性の高い光を出射させることができる。
なお、上記の実施形態では、光偏向部33、34を導光板32の裏面32cに形成する例について示したが、光偏向部33、34は導光板32の出射面32bに形成してもよい。光偏向部33、34を導光板32の出射面32bに形成した場合でも、実施形態と同様に斜め方向に配光性の高い光を出射させることができる。
なお、光偏向部33、34を導光板32の出射面32bに形成する場合には、光を反射する反射シートなどを裏面32cに設けることにより、導光板32内の光を出射面32b側に効率よく反射させるとよい。
また、上記の実施形態では、光偏向部33、34が四角錐形状または略円錐形状である場合について示したが、導光板32に形成される光偏向部は四角錐形状や略円錐形状に限られず、錐形状であればどのような形状であってもよい。
さらに、上記の実施形態では、面状照明装置30がサンバイザー1に設置された例について示したが、面状照明装置30をサンバイザー1以外に設置してもよい。たとえば、洗面台の鏡や化粧鏡などに隣接するように面状照明装置30を設けてもよい。
さらに、上記の実施形態では、面状照明装置30がサンバイザー1に1個設けられた例について示したが、面状照明装置30をサンバイザー1に複数個設けてもよい。たとえば、バニティーミラー20の両側に一対の面状照明装置30を設けてもよい。なお、この場合、光偏向部33、34の形状および向きを左右対称にすることにより、配光性が左右対称である一対の面状照明装置30を設けるとよい。
さらに、一対の面状照明装置30をバニティーミラー20の両側に設ける場合などにおいて、一方の面状照明装置30では導光板32の裏面32c側に光偏向部33、34を設け、他方の面状照明装置30では裏表を反転させた導光板32を使用してもよい。
このように、一対の面状照明装置30において、導光板32をそれぞれ裏表に反転させるように配置することにより、導光板32を2個分設計する必要がなくなることから、面状照明装置30の設計コストを低減することができる。
以上のように、実施形態に係る面状照明装置30は、光源31と、導光板32とを備える。光源31は、所定の方向Bに光を出射する。導光板32は、側面32aと、一方の主面である出射面32bと、他方の主面である裏面32cとを有し、裏面32cまたは出射面32bに錐形状の光偏向部33(34)が形成され、光源31から側面32aに入射される光を出射面32bから出射する。そして、光偏向部33(34)が形成される面(裏面32cまたは出射面32b)を平面視した場合に、光偏向部33(34)の頂点33b(34b)が、光偏向部33の底面33aにおける対角線33c、33d、または光偏向部34の底面34aに内接する多角形(内接四角形34a1)の対角線34c、34dを基準として描いた外接長方形Cの中心C1に対して、外接長方形Cの一辺(短辺C2)と平行にシフトして配置される。これにより、斜め方向に配光性の高い光を出射させることができる。
また、実施形態に係る面状照明装置30は、光源31と、導光板32とを備える。光源31は、所定の方向Bに光を出射する。導光板32は、側面32aと、一方の主面である出射面32bと、他方の主面である裏面32cとを有し、裏面32cまたは出射面32bに錐形状の光偏向部33(34)が形成され、光源31から側面32aに入射される光を出射面32bから出射する。そして、光偏向部33(34)が形成される面(裏面32cまたは出射面32b)を平面視した場合に、光偏向部33の底面33aにおける対角線33c、33d、または光偏向部34の底面34aに内接する多角形(内接四角形34a1)の対角線34c、34dが、所定の方向Bに対して傾斜する。これにより、斜め方向に配光性の高い光を出射させることができる。
また、実施形態に係る面状照明装置30において、光偏向部33は、四角錐形状を有し、頂点33bが外接長方形Cの中心C1に対して、外接長方形Cの短辺C2と平行な方向にシフトして配置される。これにより、斜め方向に配光性の高い光を出射させることができる。
また、実施形態に係る面状照明装置30において、光偏向部33は、頂点33bが、外接長方形Cの短辺C2と平行な方向のうち、外接長方形Cの中心C1に対して、出射面から出射された光が受光されるエリアである受光エリア50から遠ざかる方向にシフトして配置される。これにより、斜め方向にさらに配光性の高い光を出射させることができる。
また、実施形態に係る面状照明装置30において、光偏向部34は、斜面が曲面となる錐体形状を有し、頂点34bが外接長方形Cの中心C1に対して、外接長方形Cの短辺C2と平行な方向にシフトして配置される。これにより、斜め方向に配光性の高い光を出射させることができる。
また、実施形態に係る面状照明装置30において、光偏向部34は、頂点34bが、外接長方形Cの短辺C2と平行な方向のうち、外接長方形Cの中心C1に対して、出射面から出射された光が受光されるエリアである受光エリア50に近づく方向にシフトして配置される。これにより、斜め方向にさらに配光性の高い光を出射させることができる。
また、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
1 サンバイザー, 10 基体, 20 バニティーミラー, 30 面状照明装置, 31 光源, 32 導光板, 32a 側面, 32b 出射面, 32c 裏面,
33、34 光偏向部, 33a、34a 底面, 34a1 内接四角形,
33b、34b 頂点, 33c、33d、34c、34d 対角線, 40 蓋体,
C 外接長方形, C1 中心, C2 短辺

Claims (7)

  1. 所定の方向に光を出射する光源と、
    側面と、一方の主面である出射面と、他方の主面である裏面とを有し、前記裏面または前記出射面に錐形状の光偏向部が形成され、前記光源から前記側面に入射される光を前記出射面から出射する導光板と、
    を備え、
    前記光偏向部が形成される面を平面視した場合に、前記光偏向部の頂点が、前記光偏向部の底面における対角線、または前記光偏向部の底面に内接する多角形の対角線を基準として描いた外接長方形の中心に対して、前記外接長方形の一辺と平行な向きにシフトして配置される
    面状照明装置。
  2. 所定の方向に光を出射する光源と、
    側面と、一方の主面である出射面と、他方の主面である裏面とを有し、前記裏面または前記出射面に錐形状の光偏向部が形成され、前記光源から前記側面に入射される光を前記出射面から出射する導光板と、
    を備え、
    前記光偏向部が形成される面を平面視した場合に、前記光偏向部の底面における対角線、または前記光偏向部の底面に内接する多角形の対角線が、前記所定の方向に対して傾斜する
    面状照明装置。
  3. 前記光偏向部は、
    前記光偏向部が形成される面を平面視した場合に、前記光偏向部の底面における対角線、または前記光偏向部の底面に内接する多角形の対角線が、前記所定の方向に対して傾斜する
    請求項1に記載の面状照明装置。
  4. 前記光偏向部は、
    四角錐形状を有し、前記頂点が、前記外接長方形の前記中心に対して、前記外接長方形の短辺と平行な方向にシフトして配置される
    請求項1または3に記載の面状照明装置。
  5. 前記光偏向部は、
    前記頂点が、前記外接長方形の短辺と平行な方向のうち、前記外接長方形の前記中心に対して、前記出射面から出射された光が受光されるエリアである受光エリアから遠ざかる方向にシフトして配置される
    請求項4に記載の面状照明装置。
  6. 前記光偏向部は、
    斜面が曲面となる錐体形状を有し、前記頂点が、前記外接長方形の前記中心に対して、前記外接長方形の短辺と平行な方向にシフトして配置される
    請求項1または3に記載の面状照明装置。
  7. 前記光偏向部は、
    前記頂点が、前記外接長方形の短辺と平行な方向のうち、前記外接長方形の前記中心に対して、前記出射面から出射された光が受光されるエリアである受光エリアに近づく方向にシフトして配置される
    請求項6に記載の面状照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200132302A (ko) * 2019-05-16 2020-11-25 주식회사 케이티앤지 에어로졸 생성 장치 및 그의 동작 방법

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