JP2018197707A - 周波数計測装置、周波数計測方法、およびプログラム - Google Patents

周波数計測装置、周波数計測方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 短パルス変調されたマイクロ波の周波数を、安定した精度で短時間に計測する周波数計測装置、周波数計測方法、およびプログラムを実現する。【解決手段】 第1の周期でサンプリングされた短パルス変調信号を直交位相成分に分離する位相検波回路と、パルス検出回路と、直交位相成分から位相角を算出し、パルスが立上る第1の時刻の第1の位相角と、第1の時刻に第1の周期を加えた第2の時刻の第2の位相角と、第1の周期とから第2の周期を算出し、第2の周期を第1の周期で除した商に第1の周期を乗じた第1の時間と第2の時刻を加算した第3の時刻が、パルスが立下がる第4の時刻以降であれば第3の時刻における第3の位相角と第2の位相角と第1の時間から第3の周期を算出し、第4の時刻が第3の時刻より前であれば第4の時刻における第4の位相角と第2の位相角と第1の時間から第3の周期を算出する制御部とを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、周波数計測装置、周波数計測方法、およびプログラムに関するものである。
周波数計測装置には、大きく分けて、アナログ回路により周波数計測を実現する方式(以下、アナログ方式)と、マイクロ波をデジタル変換した後に、FFT処理により周波数計測を実現する方式(以下、FFT方式)の2種がある。ここで、FFTは、Fast Fourier Transform、即ち高速フーリエ変換である。
図6にアナログ方式の周波数計測装置の例を示している。尚、特許文献1にもアナログ方式の例が引用されている。
図6に示される、アナログ方式の周波数計測装置は、位相差が周波数に比例している(θ=2πfτ)ため、位相差の計測により周波数を計測している。ここで、θは位相差、fは周波数、τは遅延量、πは円周率である。
この様な回路を用いることで、マイクロ波受信信号(RF)を2分配して、遅延時間τだけ遅延した信号は、遅延前の信号の位相と同相成分と、遅延前の信号の位相と直交成分に分解することが出来る。直交成分に分解された信号は図中のAとBに現れる。
そして、次式を用いることで、遅延させた信号と遅延させていない信号との位相差の角度を求めることが出来る。次式でA、Bは信号AおよびBの振幅を示す。また、atanは三角関数の逆正接を表す。
θ=atan(B/A)
この式からわかる様に、計測する最大周波数に(2π)を乗じた値よりτを大きく設定すると、位相角が2πを超えてしまうため、周波数の計測を誤ってしまう。従って、τは最大周波数に(2π)を乗じた値以下にしか設定できない。
また、周波数に対する位相感度を高くするためには、τを大きくする必要がある。
一方、特許文献2にも示されるFFT方式は、短パルス変調された信号を計測する場合、短時間毎に信号を切り出した後、FFT処理により計測する。
特開昭59−85964号公報 特許第5777102号公報
しかし、アナログ方式の周波数計測装置では、遅延τで理論上計測可能な最大周波数を実際に計測する周波数の上限に設定すると、充分な精度が得られない。そのため、τを大きくして、周波数に対する位相感度を上げた複数の系を設け、周波数弁別精度の向上を図る必要がある。
更に、遅延回路を伝送線路で構成した場合、計測する周波数に対し充分な遅延量が得られず、安定した精度での周波数計測が難しいため、水晶振動子やSAW(surface acoustic wave;表面弾性波)素子等を利用したデバイスが必須となる。これらのデバイスを遅延回路に用いる場合、位相対周波数の直線性が計測精度に大きく依存することに問題がある。また、これらのデバイスの温度変動に対する安定度も問題となる。
そのため、周波数計測装置の用途に応じてデバイスを選定し、周波数計測装置の計測する周波数や設置環境等を制限する必要があるという問題があった。
一方、FFT方式の周波数計測装置では、FFT処理による周波数の精度は、信号の切り出し時間、切り出しタイミング、FFT処理の長さ、および適応する窓関数等に依存する。そのため、計測しようとする短パルス変調されたマイクロ波を想定した上で、各々の設定を行う必要があり、設定を調整する時間も掛かるという問題があった。
本発明の目的は、上述した問題を鑑み、短パルス変調されたマイクロ波の周波数を、安定した精度で短時間に計測する周波数計測装置、周波数計測方法、およびプログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の周波数計測装置は、第1の周期でサンプリングされた短パルス変調信号を2つの直交位相成分に分離する位相検波回路と、前記短パルス変調信号のパルスを検出するパルス検出回路と、前記直交位相成分から位相角を算出し、前記パルスが立上る第1の時刻の第1の位相角と、前記第1の時刻に前記第1の周期を加えた第2の時刻の第2の位相角と、前記第1の周期とから第2の周期を算出し、前記第2の周期を前記第1の周期で除した商に前記第1の周期を乗じた第1の時間と前記第2の時刻を加算した第3の時刻が、前記パルスが立下がる第4の時刻以降であれば前記第3の時刻における第3の位相角と前記第2の位相角と前記第1の時間から第3の周期を算出し、前記第4の時刻が前記第3の時刻より前であれば前記第4の時刻における第4の位相角と前記第2の位相角と前記第1の時間から第3の周期を算出し、前記第3の周期の逆数を周波数として算出する制御部とを備える。
上記の目的を達成するために、本発明の周波数計測方法は、第1の周期でサンプリングされた短パルス変調信号を2つの直交位相成分に分離し、前記短パルス変調信号のパルスを検出し、前記直交位相成分から位相角を算出し、前記パルスが立上る第1の時刻の第1の位相角と、前記第1の時刻に前記第1の周期を加えた第2の時刻の第2の位相角と、前記第1の周期とから第2の周期を算出し、前記第2の周期を前記第1の周期で除した商に前記第1の周期を乗じた第1の時間と前記第2の時刻を加算した第3の時刻が、前記パルスが立下がる第4の時刻以降であれば前記第3の時刻における第3の位相角と前記第2の位相角と前記第1の時間から第3の周期を算出し、前記第4の時刻が前記第3の時刻より前であれば前記第4の時刻における第4の位相角と前記第2の位相角と前記第1の時間から第3の周期を算出し、前記第3の周期の逆数を周波数として算出する。
上記の目的を達成するために、本発明のプログラムは、第1の周期でサンプリングされた後に2つの直交位相成分に分離された短パルス変調信号の、前記直交位相成分から位相角を算出し、前記短パルス変調信号のパルスが立上る第1の時刻の前記位相角と、前記第1の時刻に前記第1の周期を加えた第2の時刻の前記位相角と、前記第1の周期とから第2の周期を算出し、前記第2の周期を前記第1の周期で除した商に前記第1の周期を乗じた第1の時間と前記第2の時刻を加算した第3の時刻が、前記パルスが立下がる第4の時刻以降であれば前記第3の時刻における第3の位相角と前記第2の位相角と前記第1の時間から第3の周期を算出し、前記第4の時刻が前記第3の時刻より前であれば前記第4の時刻における第4の位相角と前記第2の位相角と前記第1の時間から第3の周期を算出し、前記第3の周期の逆数を周波数として算出することをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、周波数計測装置、周波数計測方法、およびプログラムは、短パルス変調されたマイクロ波の周波数を、安定した精度で短時間に計測可能にする。
第1の実施形態の構成例を示す図である。 第2の実施形態の構成例を示す図である。 第2の実施形態の動作を説明する図である。 第2の実施形態の動作を説明する図である。 第2の実施形態の動作を説明する図である。 第2の実施形態の動作を説明する図である。 関連技術の構成例を示す図である。
[第1の実施形態]
本実施形態の周波数計測装置10は、位相検波回路11、パルス検出回路12、および制御部13によって構成される。
位相検波回路11は、第1の周期でサンプリングされた短パルス変調信号を2つの直交位相成分に分離する。
パルス検出回路12は、前記短パルス変調信号のパルスを検出する。
また、制御部13は、前記直交位相成分から位相角を算出し、前記パルスが立上る第1の時刻の第1の位相角と、前記第1の時刻に前記第1の周期を加えた第2の時刻の第2の位相角と、前記第1の周期とから第2の周期を算出する。また、制御部13は、前記第2の周期を前記第1の周期で除した商に前記第1の周期を乗じた第1の時間と前記第2の時刻を加算した第3の時刻とする。そして、制御部13は、前記パルスが立下がる第4の時刻以降であれば前記第3の時刻における第3の位相角と前記第2の位相角と前記第1の時間から第3の周期を算出する。更に、制御部13は、前記第4の時刻が前記第3の時刻より前であれば前記第4の時刻における第4の位相角と前記第2の位相角と前記第1の時間から第3の周期を算出し、前記第3の周期の逆数を周波数として算出する。
本実施形態の周波数計測装置10は、前述のアナログ方式の周波数計測装置のように、周波数弁別精度の向上のために複数の系を設ける必要がない。
更に、前述のFFT方式の周波数計測装置のように、計測しようとする短パルス変調されたマイクロ波を想定した上でFFT処理の設定を行う必要がなく、設定に要する時間も不要である。
この様にすることで、本実施形態の周波数計測装置10は、短パルス変調されたマイクロ波の周波数を、安定した精度で短時間に計測することが可能である。
[第2の実施形態]
次に、本発明の実施の形態について図2乃至図5を参照して詳細に説明する。
[構成の説明]
図2に第2の実施形態の構成例を示す。
周波数計測装置20は、A/D変換部21、クロック(clock)22、位相検波回路23、1cp遅延回路24、ncp遅延回路25、パルス立下り検出回路26、出力部27、および制御部28によって構成される。
A/D変換部21は、アナログ信号のパルスをデジタル信号に変換する変換回路を含む。クロック22は、A/D変換部21のサンプリング(sampling)周期で信号を発生する、水晶振動子などを用いて実現される計時手段である。クロックの1周期、即ち1クロックパルス(clock pulse)は、ナイキストの定理により、周波数計測装置20が計測しようとする被測定波形の周期の4分の1より小さい値とする。
位相検波回路23は、入力信号を同相信号(I;in-phase signal)と直交信号(Q;quadrature signal)に分解して出力するための、一般的に用いられる位相検波回路であり、特許文献、特開平8−237313号公報などにも示されている。
1cp遅延回路24は、制御部28の指示があるとクロックの1周期の時間、即ち1クロックパルス(clock pulse)に相当する時間、入力波形を遅延して出力する遅延回路である。ncp遅延回路25は、制御部28の指示があるとnクロックパルスに相当する時間、入力波形を遅延して出力する遅延回路である。ここで、nは制御部28から指示される自然数である。また、1cp遅延回路24および、ncp遅延回路25は、一般的に用いられている遅延回路であり、特許文献、特開2017−73746号公報などにも示されている。
尚、1cp遅延回路24は、第1の遅延回路と称してもよい。また、ncp遅延回路25は、第2の遅延回路と称してもよい。
パルス立下り検出回路26は、A/D変換部16の出力波形の検知回路を含み、パルス波形の立下りの時刻を検出して制御部28に通知する信号を発信する。
出力部27は、制御部28が計測した被測定波形の周波数を出力する手段であり、液晶表示によって周波数を表示する手段であってもよく、他の装置に周波数を通知する信号を発信する手段であってもよい。
制御部28は、CPU(Central Processing Unit;中央処理装置)を含み、周波数計測装置20のハードウェアを制御し、ソフトウェア処理を行う。
[動作の説明]
次に本実施形態の動作について図3乃至図6を参照して説明する。
図3の(1)は、本実施形態の周波数計測装置20が計測しようとする、被測定波形を表していて、横軸は時間軸で右方向が時間の経過を示す。そして、被測定波形の周期はTであり、周波数計測装置20はTの値を計測することを目的とする。
また、図3に示すクロック波形はクロック22が発生する信号の波形で、クロック波形の周期tcは、A/D変換部21のサンプリング周期と一致する。前述の様に、tcはナイキストの定理により、被測定波形の周期Tの1/4以下に設定される。
また、tcを第1の周期と称してもよい。
次に、図6を参照して、周波数計測装置20の動作を説明する。
はじめに、制御部28は、時刻t=t0に位相検波回路23の出力である、It0とQt0の電圧を検知する(S101)。
時刻t0を第1の時刻と称してもよい。
ステップS101と同時に制御部28は、1cp遅延回路24に対して時間tcだけ遅延した波形を出力することを指示する信号を発信する。
1cp遅延回路24は、t=t0に対して時間tcだけ入力波形を遅延する(S102)。
制御部28は、ステップS101で検知したIt0とQt0に基づいて、次式に従って位相角θt0を算出する(S103)。
θt0=atan(Qt0/It0)
ここで、atanは、三角関数の逆正接を表す。
図4は、横軸を同相成分I、縦軸を直交成分Qとして、原点を中心として波形の位相が太い矢印の方向に回転する様子を示している。
θ0は第1の位相角と称してもよい。
ステップS104で、制御部28は、1cp遅延回路24から出力が開始された時点の、ItcとQtcの電圧を検知する(S104)。この時の時刻tは、t=(t0+tc)である。
時刻t=(t0+tc)を第2の時刻と称してもよい。
制御部28は、ステップS103で検知したItcとQtcに基づいて、次式に従って位相角θtcを算出する(S105)。
θtc=atan(Qtc/Itc)
θtcは、第2の位相角と称してもよい。
次に、制御部28は、ステップS103で算出したθt0と、ステップS105で算出したθtcと、時間tcに基づいて次式に従って周期T1を算出する(S106)。
T1=2・π・tc/(θtc−θt0)
ここで求めた周期T1は、被測定波形の位相が、1クロックパルスの間、即ち、時間tcの間に回転する位相角から求めたものであり、誤差が大きい。
T1は、第2の周期と称してもよい。
次に、制御部28は、ステップS106で算出した周期T1を時間tcで除して、商の値をnとする。
更に、制御部28は、ncp遅延回路25に対して、入力波形をtcのn倍の時間だけ入力波形を遅延する様に指示する(S107)。
また、制御部28は、tcのn倍をtnと設定する(tn=tc×n)(S108)。
tnは、第1の時間と称してもよい。
ステップS109で、制御部28は、パルス立下り検出回路26がパルスの立下りが検出されているかどうかを判断する(S109)。
ステップS109で、パルスが検出される場合とは図4の様に被測定波形(A)のパルス幅Tpが、搬送波の周期T以下の場合である。
また、ステップS109で、パルスが検出されない場合とは図3の様に被測定波形(A)のパルス幅Tpが、搬送波の周期Tより大きい場合である。
ステップS109で、パルスの立下りが検出されると(S109でY)、ステップS115にすすむ。
ステップS109で、パルスの立下りが検出されなければ(S109でN)、ステップS110にすすむ。
ステップS110で、制御部28は、時間がtn経過したかどうかを判断する(S110)。
ステップS110の判断に用いたtnに基づいて、時刻t=(t0+tc+tn)を第3の時刻と称してもよい。
ステップS110で、時間がtn経過したと判断されると(S110でY)、ステップS111にすすむ。
ステップS110で、時間がtn経過していないと判断されると(S110でN)、ステップS109に戻る。
ステップS111で、制御部28は、ncp遅延回路25から出力が開始された時点の、ItnとQtnの電圧を検知する(S111)。この時の時刻tは、t=t0+tc+tnである。
ステップS112では、ステップS111またはステップS111で検知したItnとQtnに基づいて、次式に従って位相角θtnを算出する(S112)。
θtn=atan(Qtn/Itn)
ステップS110、ステップS111に続いてステップS112を実行する場合、θtnは、第3の位相角と称してもよい。
また、ステップS116、ステップS111に続いてステップS112を実行する場合、θnは、第4の位相角と称してもよい。
次に、制御部28は、ステップS105で算出したθtcと、ステップS113で算出したθtnと、時間tnに基づいて次式に従って周期T2、および周波数fを算出する(S113)。
T2=2・π・tn/(θtc−θtn)
f=1/T2
T2は、第3の周期と称してもよい。
ここで、θtnは、時間tnの間にθtcから1回転未満、ほぼ1回転して、θt0とθtcの間の角度にある。式で示すと次式となる。
(θt0+2・π)<θtn<(θtc+2・π)
ステップS112で求めたT2は、被測定波形のほぼ1周期分の時間における、位相角の変化量から被測定波形の周期を計算した値である。一方、ステップS106で求めたT1は、1クロックパルスに相当する極めて短い時間における、位相角の変化量から被測定波形の周期を計算した値である。
従って、T2の精度はT1の精度と比べて精密な値である。
尚、遅延時間tnを周期T1と無関係に長い時間とすると、tnの間に何周期分の位相変化があったか判別できず、周波数計測を誤ってしまう。また、tnをT1の2倍以上の整数倍にすると、θtc−θtnが何周期分の位相変化によって生じた位相差かが不明になり、周波数計測を誤ってしまう。
そのため、本実施形態では、まず短い時間tcの間の位相変化から粗い測定として周期T1を求め、次に、周期T1の遅延によって、精密な周波数計測を実現している。
ステップS114で、制御部28は、出力部27に周波数fを出力する(S114)。
ステップS115では、制御部28は、時刻t0から起算してステップS109でパルスの立下りを検出した時点の時刻をtfとして、tfをtcで除した結果の商をnとして改めて設定する。そして、制御部28は、ncp遅延回路25に対して、入力波形をtcのn倍の時間だけ入力波形を遅延する様に指示する(S115)。
尚、tfを第4の時刻と称してもよい。
ステップS116では、制御部28は、tcのn倍をtnと設定する(tn=tc×n)(S116)。
以上説明した様に、本実施形態の周波数計測装置20は、前述のアナログ方式の周波数計測装置のように、周波数弁別精度の向上のために複数の系を設ける必要がない。
更に、前述のFFT方式の周波数計測装置のように、計測しようとする短パルス変調されたマイクロ波を想定した上でFFT処理の設定を行う必要がなく、設定に要する時間も不要である。
この様にして、本実施形態の周波数計測装置20は、短パルス変調されたマイクロ波の周波数を、安定した精度で短時間に計測することが可能である。
また、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給される場合にも適用可能である。
10 周波数計測装置
11 位相検波回路
12 パルス検出回路
13 制御部
16 変換部
20 周波数計測装置
21 変換部
22 クロック
23 位相検波回路
24 遅延回路
25 遅延回路
26 検出回路
27 出力部
28 制御部

Claims (4)

  1. 第1の周期でサンプリングされた短パルス変調信号を2つの直交位相成分に分離する位相検波回路と、
    前記短パルス変調信号のパルスを検出するパルス検出回路と、
    前記直交位相成分から位相角を算出し、前記パルスが立上る第1の時刻の第1の位相角と、前記第1の時刻に前記第1の周期を加えた第2の時刻の第2の位相角と、前記第1の周期とから第2の周期を算出し、前記第2の周期を前記第1の周期で除した商に前記第1の周期を乗じた第1の時間と前記第2の時刻を加算した第3の時刻が、前記パルスが立下がる第4の時刻以降であれば前記第3の時刻における第3の位相角と前記第2の位相角と前記第1の時間から第3の周期を算出し、前記第4の時刻が前記第3の時刻より前であれば前記第4の時刻における第4の位相角と前記第2の位相角と前記第1の時間から第3の周期を算出し、前記第3の周期の逆数を周波数として算出する制御部とを備える周波数計測装置。
  2. 第1の周期でサンプリングされた短パルス変調信号を2つの直交位相成分に分離する位相検波回路と、
    前記短パルス変調信号のパルスを検出するパルス検出回路と、
    前記位相検波回路の出力波形を前記第1の周期だけ遅延して出力する第1の遅延回路と、
    前記第1の遅延回路の出力波形を遅延して出力する第2の遅延回路と、
    前記直交位相成分から位相角を算出し、前記パルスが立上る第1の時刻の第1の位相角と、前記第1の遅延回路から第2の時刻に出力開始された波形の第2の位相角と、前記第1の周期とから第2の周期を算出し、第2の遅延回路に対して、前記第2の周期を前記第1の周期で除した商に前記第1の周期を乗じた第1の時間と前記第2の時刻を加算した第3の時刻に出力開始する様に指示し、前記第3の時刻が前記パルスが立下がる第4の時刻以降であれば前記第3の時刻における第3の位相角と前記第2の位相角と前記第1の時間から第3の周期を算出し、前記第4の時刻が前記第3の時刻より前であれば前記第4の時刻に第2の遅延回路から出力開始となる様に指示し、前記第4の位相角と前記第2の位相角と前記第1の時間から第3の周期を算出し、前記第3の周期の逆数を周波数として算出する制御部とを備えることを特徴とする周波数計測装置。
  3. 第1の周期でサンプリングされた短パルス変調信号を2つの直交位相成分に分離し、
    前記短パルス変調信号のパルスを検出し、
    前記直交位相成分から位相角を算出し、前記パルスが立上る第1の時刻の第1の位相角と、前記第1の時刻に前記第1の周期を加えた第2の時刻の第2の位相角と、前記第1の周期とから第2の周期を算出し、
    前記第2の周期を前記第1の周期で除した商に前記第1の周期を乗じた第1の時間と前記第2の時刻を加算した第3の時刻が、前記パルスが立下がる第4の時刻以降であれば前記第3の時刻における第3の位相角と前記第2の位相角と前記第1の時間から第3の周期を算出し、
    前記第4の時刻が前記第3の時刻より前であれば前記第4の時刻における第4の位相角と前記第2の位相角と前記第1の時間から第3の周期を算出し、
    前記第3の周期の逆数を周波数として算出することを特徴とする周波数計測方法。
  4. 第1の周期でサンプリングされた後に2つの直交位相成分に分離された短パルス変調信号の、前記直交位相成分から位相角を算出し、前記短パルス変調信号のパルスが立上る第1の時刻の第1の位相角と、前記第1の時刻に前記第1の周期を加えた第2の時刻の第2の位相角と、前記第1の周期とから第2の周期を算出し、
    前記第2の周期を前記第1の周期で除した商に前記第1の周期を乗じた第1の時間と前記第2の時刻を加算した第3の時刻が、前記パルスが立下がる第4の時刻以降であれば前記第3の時刻における第3の位相角と前記第2の位相角と前記第1の時間から第3の周期を算出し、
    前記第4の時刻が前記第3の時刻より前であれば前記第4の時刻における第4の位相角と前記第2の位相角と前記第1の時間から第3の周期を算出し、
    前記第3の周期の逆数を周波数として算出することをコンピュータに実行させるプログラム。
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