JP2018197565A - 液封入式防振装置 - Google Patents

液封入式防振装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018197565A
JP2018197565A JP2017101599A JP2017101599A JP2018197565A JP 2018197565 A JP2018197565 A JP 2018197565A JP 2017101599 A JP2017101599 A JP 2017101599A JP 2017101599 A JP2017101599 A JP 2017101599A JP 2018197565 A JP2018197565 A JP 2018197565A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
liquid chamber
mover
liquid
fixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017101599A
Other languages
English (en)
Inventor
健 岡村
Takeshi Okamura
健 岡村
加藤 洋徳
Hironori Kato
洋徳 加藤
畠山 晋吾
Shingo Hatakeyama
晋吾 畠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP2017101599A priority Critical patent/JP2018197565A/ja
Publication of JP2018197565A publication Critical patent/JP2018197565A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Abstract

【課題】第2オリフィスの遮断状態での高周波域の振動による高動ばね化を抑制できる液封入式防振装置を提供すること。
【解決手段】仕切体の第2液室側に開口してダイヤフラムと第2取付具の軸方向に対向する開口部を有する、第1液室と第2液室とを連通する第2オリフィスと、第2取付具に対して固定されて第2オリフィスを開閉するアクチュエータとを備え、アクチュエータは、先端から突出する環状の突起部を有してダイヤフラムを挟んで液室と反対側に配置される可動子と、可動子を軸方向に移動させることで、突起部をダイヤフラムに押し付けて開口部を塞ぐ第1状態と、突起部による押し付けを解除する第2状態とを切り替える固定子とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、アクチュエータによりオリフィスを開閉する液封入式防振装置に関するものである。
第1取付具と筒状の第2取付具とを防振基体で連結し、防振基体とダイヤフラムとの間に形成される液室を仕切体により第1液室と第2液室とに仕切り、それらの第1液室と第2液室とを第1オリフィス及び第2オリフィスで連通する液封入式防振装置が知られている。この液封入式防振装置には、アクチュエータでダイヤフラムを仕切体に押し付けて第2オリフィスの第2液室側の開口部を塞ぎ、アクチュエータによる押し付けを解除して第2オリフィスを連通させるものがある(特許文献1)。
特開2009−281541号公報
しかしながら、上記従来の技術では、第2オリフィスの遮断時、高周波域の振動によって第1オリフィスが実質的に遮断されると、第1液室の液圧変動を吸収し難く、液封入式防振装置が高動ばね化し易いという問題点がある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、第2オリフィスの遮断状態での高周波域の振動による高動ばね化を抑制できる液封入式防振装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明の液封入式防振装置は、第1取付具と、筒状の第2取付具と、前記第1取付具と前記第2取付具とを連結するゴム状弾性体から構成される防振基体と、前記第2取付具に取り付けられて前記防振基体との間に液体が封入された液室を形成するゴム状弾性体から構成されるダイヤフラムと、前記液室を前記防振基体側の第1液室と前記ダイヤフラム側の第2液室とに仕切る仕切体と、前記第1液室と前記第2液室とを連通する第1オリフィスと、前記仕切体の前記第2液室側に開口して前記ダイヤフラムと前記第2取付具の軸方向に対向する開口部を有する、前記第1液室と前記第2液室とを連通する第2オリフィスと、前記第2取付具に対して固定されて前記第2オリフィスを開閉するアクチュエータとを備え、前記アクチュエータは、先端から突出する環状の突起部を有して前記ダイヤフラムを挟んで前記液室と反対側に配置される可動子と、前記可動子を前記軸方向に移動させることで、前記突起部を前記ダイヤフラムに押し付けて前記開口部を塞ぐ第1状態と、前記突起部による押し付けを解除する第2状態とを切り替える固定子とを備える。
請求項1記載の液封入式防振装置によれば、第1状態では、可動子の先端から突出する環状の突起部をダイヤフラムに押し付けて開口部を塞ぐので、突起部により開口部の周辺にダイヤフラムをより強く押し付けることができる。
また、第2オリフィスを遮断した第1状態では、突起部により突起部の内側のダイヤフラムが可動子側へ変形可能になるので、高周波域の振動によって第1オリフィスが実質的に遮断されても、突起部の内側のダイヤフラムの変形により第1液室の液圧変動を吸収できる。その結果、第2オリフィスを遮断した第1状態での高周波域の振動による高動ばね化を抑制できる。
請求項2記載の液封入式防振装置によれば、第1状態ではダイヤフラムの環状の厚肉部に突起部が接触し、厚肉部よりも膜厚が小さい薄肉部が厚肉部の径方向内側に連なる。仕切体と突起部との間で圧縮される厚肉部の膜厚が大きく、突起部の内側に位置する薄肉部の膜厚が小さいので、厚肉部の耐久性を確保しつつ、第1液室の液圧変動を吸収する突起部の内側のダイヤフラム(薄肉部)を変形し易くできる。その結果、請求項1の効果に加え、ダイヤフラムの耐久性を確保しつつ、第2オリフィスを遮断した第1状態での高周波域の振動による高動ばね化をより抑制できる。
請求項3記載の液封入式防振装置によれば、可動子は、軸状の可動子本体と、可動子本体が圧入される圧入孔を有する圧入部とを備える。突起部が設けられる軸方向端部を有する圧入部の圧入孔に可動子本体が圧入されるので、特殊な形状の可動子本体を用いることなく、例えば市販のアクチュエータ等の可動子に容易に突起部を設けることができる。その結果、請求項1又は2の効果に加え、可動子の製造を容易にできる。
請求項4記載の液封入式防振装置によれば、固定子の固定軸部と可動子の磁性体部との間に配置される弾性部材で可動子をダイヤフラム側に押し付け、軟質磁性体から構成される軸状の磁性体部および固定軸部の周囲に配置されるコイルに通電することで弾性部材の弾性力に逆らって可動子が固定軸部に吸引される。このように、アクチュエータが単純な構成のプル型ソレノイドから構成されるので、可動子に固定子を組み付けるときの制約を少なくできる。その結果、取り回しが容易な可動子に突起部を設けた後に、可動子を固定子に組み付けることができるので、請求項1から3のいずれかの効果に加え、アクチュエータの製造を容易にできる。
本発明の第1実施の形態における第1状態の液封入式防振装置の断面図である。 液封入式防振装置の部分拡大図である。 第2状態の液封入式防振装置の断面図である。 可動子の組立工程を示す説明図である。 アクチュエータの組立工程を示す説明図である。 アクチュエータの組付工程を示す説明図である。 第2実施の形態における液封入式防振装置の断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1及び図2を参照して、本発明の第1実施の形態における液封入式防振装置1について説明する。図1は第1状態の液封入式防振装置1の断面図である。図2は図1のダイヤフラム8及びアクチュエータ30の紙面左側の一部を拡大した液封入式防振装置1の部分拡大図である。なお、第1状態とは第2オリフィス17を遮断した状態である。また、本実施の形態では、図1紙面上下方向を液封入式防振装置1の上下方向として説明する。但し、液封入式防振装置1の上下方向は、液封入式防振装置1が搭載される車両の上下方向とは必ずしも一致しない。
図1及び図2に示すように、液封入式防振装置1は、エンジン等の振動源側(図示せず)から車体等の振動受側(図示せず)への振動伝達を抑制しつつ、振動源側を振動受側に支持固定するための防振装置である。液封入式防振装置1は、振動源側に取り付けられる第1取付具2と、振動受側に取り付けられる筒状の第2取付具3と、第1取付具2と第2取付具3とを連結するゴム状弾性体から構成される防振基体6と、第2取付具3に取り付けられて防振基体6との間に液室9を形成するゴム状弾性体から構成されるダイヤフラム8と、液室9を上下に仕切る仕切体10と、ダイヤフラム8の下方に配置されるアクチュエータ30と、アクチュエータ30を第2取付具3に固定するブラケット20とを備える。なお、第1取付具2を振動受側に取り付け、第2取付具3を振動源側に取り付けることは可能である。
第1取付具2は、第2取付具3の軸心O上に配置される略円柱状のボス金具である。第1取付具2は、上端面に設けられるねじ孔2aと、軸心Oに垂直な方向(以下「径方向」と称す)の外側へ向かってフランジ状に張り出すストッパ2bとを備える。ねじ孔2aには、振動源側に第1取付具2を固定するためのボルト(図示せず)が締結される。ストッパ2bには、ゴム状弾性体から構成される弾性部2cが外周面および上面に加硫接着される。
第2取付具3は、防振基体6が内周面に連結される筒状金具4と、筒状金具4の上端側が圧入されるストッパブラケット5とを備える。筒状金具4は、金属材料から構成される円筒状の部材である。
ストッパブラケット5は、カップ状の金属製の部材であり、その底面部を軸心O方向(以下「軸方向」と称す)に貫通した貫通孔5aを有する。この貫通孔5aを第1取付具2が貫通することで、ストッパ2bをストッパブラケット5で覆いつつ、第1取付具2の上端側がストッパブラケット5から上方へ突出する。ストッパブラケット5とストッパ2bとでストッパ作用を発揮し、大変位時の第1取付具2と第2取付具3との相対移動を規制する。ストッパ2bの弾性部2cにより、ストッパ2bとストッパブラケット5との接触を緩衝できる。
ストッパブラケット5は、外周面から径方向外側へ向かって張り出す複数の取付部5bと、取付部5bよりも下方に設けられる円筒部5dとを備える。取付部5bには、軸方向に貫通するねじ取付孔5cが設けられる。そのねじ取付孔5cにボルト(図示せず)を挿入して振動受側に締結することで、第2取付具3が振動受側に固定される。
円筒部5dは、筒状金具4が圧入される円筒状の部位であり、ストッパブラケット5の下端部を構成する。円筒部5dの外周面の下端側には、全周に亘って径方向内側に凹んだ第1凹部5eが形成される。
防振基体6は、ゴム状弾性体から構成される円錐台状の部材である。防振基体6は、第1取付具2の下端面側と筒状金具4の内周面の上端側に加硫接着される。防振基体6の下端には、筒状金具4の内周面を覆うゴム膜6aが連なる。
ダイヤフラム8は、ゴム状弾性体から構成される膜状の部材である。ダイヤフラム8は、径方向中央に設けられる円板状の中央部8aと、中央部8aの外周縁に連なる蛇腹部8bとを備える。
中央部8aは、蛇腹部8bよりも膜厚が大きい部位である。中央部8aは、円環板状の厚肉部8cと、厚肉部8cの径方向内側に連なる薄肉部8dとを備える。厚肉部8cの膜厚よりも薄肉部8dの膜厚が小さく設定される。厚肉部8cの上面と薄肉部8dの上面とは平坦な同一平面に形成される。薄肉部8dの下面は、厚肉部8cから径方向中央に向かうにつれて上方へ凹む曲面である。
蛇腹部8bは、径方向に蛇腹状に撓んで設けられる部位である。蛇腹部8bの外周縁に円環板状の金属製の取付環11が加硫接着される。この取付環11の全周をゴム膜6aで保持することで、ダイヤフラム8が筒状金具4に取り付けられる。これにより、防振基体6と、ゴム膜6aと、ダイヤフラム8とで囲まれた空間に液室9が形成される。この液室9には、エチレングリコール等の不凍性の液体(図示せず)が封入される。
蛇腹部8bは、液室9側に凹む凹部8eを備える。液封入式防振装置1に荷重が入力されて液室9内の液圧が変化すると、液室9側に凹んでいる凹部8eが下方へ突出するように弾性変形する。
仕切体10は、防振基体6側の第1液室12と、ダイヤフラム8側の第2液室13とに液室9を区画するための合成樹脂製の部材である。なお、仕切体10を金属製とすることは当然可能である。仕切体10は、円板状の仕切板14と、仕切板14の周縁に連なる環状のオリフィス形成部15とを備える。
オリフィス形成部15は、外周面から径方向内側へ凹んだ溝が略全周に形成される。このオリフィス形成部15の全周がゴム膜6aに保持されることで、仕切体10が筒状金具4に取り付けられると共に、ゴム膜6aとオリフィス形成部15との間に第1オリフィス16が形成される。第1オリフィス16は、第1液室12と第2液室13とを連通する流路である。
仕切板14には、径方向中央を板厚方向に貫通して第2オリフィス17が形成される。第2オリフィス17は、第1液室12と第2液室13とを連通する流路である。第2オリフィス17は、第1液室12側に開口する第1開口部17aと、第2液室13側に開口してダイヤフラム8と軸方向に対向する第2開口部17bとを備える。
第2オリフィス17による減衰域は、第1オリフィス16による減衰域よりも高周波側に設定される。なお、第2オリフィス17による減衰域を、第1オリフィス16による減衰域よりも低周波側に設定することは可能である。
仕切板14は、径方向外側から第1開口部17aへ向かって上面が上方へ傾斜する。これにより、第2オリフィス17を長くできる。仕切板14の第2開口部17bの周囲の下面には、ダイヤフラム8の中央部8aが押し付けられるので、第2開口部17bから径方向外側へ向かって仕切板14の下面が平坦に形成される。
ブラケット20は、底面部20aを有するカップ状の合成樹脂製の部材である。ブラケット20は、内周面が第2取付具3の筒状金具4の外周面に接触する円筒状の接触部21と、接触部21の上端から径方向外側へ向かって張り出す環状の当接部22と、当接部22の全周から上方へ突出する環状の板ばね部23と、板ばね部23の上端から径方向内側へ向かって突出する第1凸部24と、底面部20aから上方へ突出する複数の板ばね部25と、板ばね部25の先端から径方向内側へ向かって突出する第2凸部26とを備える。
接触部21は、内周面が筒状金具4の外周面に沿って形成される部位である。接触部21の内周面と筒状金具4の外周面とを全周に亘って接触させることで、第2取付具3に対するブラケット20の径方向の移動が規制される。
当接部22は、円筒部5dの下端が当接する部位である。板ばね部23は、円筒部5dの径方向外側に重なる部位である。第1凸部24は、当接部22が円筒部5dの下端に当接したときに第1凹部5eに嵌まる部位であり、第2取付具3の円筒部5dへ向かって板ばね部23から突出する。
第1凸部24が第1凹部5eに嵌まることで、ブラケット20がストッパブラケット5に固定される。なお、第1凸部24は、ストッパブラケット5からブラケット20を外れ難くするために、当接部22側の下面が板ばね部23に対して略垂直に形成される。また、第1凸部24の上面は、径方向内側へ向かうにつれて下降傾斜する。
板ばね部25は、アクチュエータ30の径方向への移動を規制する部位である。板ばね部25は、アクチュエータ30のコイル34に通電するコネクタの部分を除いて筐体33の板部33aの周りに複数設けられる。第2凸部26は、底面部20aとの間で軸方向へのアクチュエータ30の移動を規制する部位であり、アクチュエータ30へ向かって板ばね部25から突出する。板ばね部25及び第2凸部26によりアクチュエータ30がブラケット20に固定される。なお、第2凸部26は、ブラケット20からアクチュエータ30を外れ難くするために、底面部20a側の下面が板ばね部25に対して略垂直に形成される。第2凸部26の上面は、径方向内側へ向かうにつれて下降傾斜する。
アクチュエータ30は、第1液室12又は第2液室13の状態を変化させるプル型ソレノイドアクチュエータである。アクチュエータ30は、ダイヤフラム8を挟んで液室9と反対側に配置される。
アクチュエータ30は、ブラケット20を介して第2取付具3に固定される固定子31と、固定子31により軸方向に移動される可動子32とを備える。固定子31は、筐体33と、筐体33内に配置されるコイル34と、コイル34を保持する円筒状の保持部材35と、保持部材35の内周側に配置される固定軸部36と、固定軸部36と可動子32との間に配置される弾性部材37とを備える。なお、詳しくは後述するが、コイル34への通電のオンオフを切り替えることで、可動子32をダイヤフラム8に押し付ける第1状態と、可動子32を固定子31に引き込んだ第2状態とが切り替えられる。
筐体33は、固定子31の外装であり、軟質磁性体から構成される。これにより、コイル34に通電したときに筐体33が磁気回路となる。筐体33は、下面を構成する円板状の板部33aと、側面および上面を構成する有底円筒状のカバー部33bとを備える。板部33aは、ブラケット20に固定される部位である。そのため、板部33aが所定の剛性を有するように、カバー部33bの板厚に対して板厚が大きく設定される。
板部33aは、カバー部33bの外周面よりも径方向外側へ張り出す張出部33cを備える。張出部33cは、ブラケット20の複数の板ばね部25に外周縁が接触する円環板状の部位である。張出部33cの上面側が、張出部33cに対して径方向内側へ凹んだ第2凹部33dである。張出部33cに板ばね部25を接触させた状態で、第1凸部24が第2凹部33dに嵌まることで、固定子31がブラケット20に固定される。
保持部材35は、外周にコイル34が巻回される部材であり、合成樹脂等の非磁性体から構成される。保持部材35は、筐体33内の所定位置に固定されることで、コイル34を筐体33に固定する。
固定軸部36は、可動子32の同軸上に配置される軸状の部位であり、鉄などの軟質磁性体から構成される。固定軸部36の軸心は、第2取付具3の軸心Oと同一である。固定軸部36は、筐体33の板部33aとの一体成形品である。固定軸部36の外径と保持部材35の内径とは略同一であり、保持部材35に固定軸部36が挿入されることで、保持部材35が筐体33に固定される。
固定軸部36は、可動子32の下方に配置される。固定軸部36には、可動子32側の端部の径方向中央を凹ませて凹部36aが設けられる。その凹部36aに弾性部材37が嵌められる。
弾性部材37は、可動子32をダイヤフラム8側へ押し付ける部材であり、圧縮コイルばねから構成される。なお、弾性部材37は、圧縮コイルばねに限らず、ゴム状弾性体や板ばね、皿ばね等から構成することが可能である。また、弾性部材37を引張コイルばねから構成し、弾性部材37の弾性力で可動子32をダイヤフラム8側に押し付けるようにアクチュエータ30を構成することは可能である。しかし、この場合には、アクチュエータ30の構成が複雑化するので、圧縮ばねにより可動子32をダイヤフラム8側へ押し付ける弾性部材37が好ましい。
可動子32は、軸状の可動子本体38(磁性体部)と、可動子本体38が圧入される圧入部39と、圧入部39に固定されるフランジ40と、圧入部39に設けられる環状の突起部41と、フランジ40の下面に設けられる緩衝部42と、フランジ40の周縁から下方へ延びて形成されるスカート部43とを備える。
可動子本体38は、鉄などの軟質磁性体から構成される軸心Oを中心とした円筒状の部材である。可動子本体38は、外径が保持部材35の内径と略同一であり、保持部材35に挿入される。これにより、可動子本体38の軸方向の移動が保持部材35によってガイドされる。なお、可動子本体38の外径を保持部材35の内径よりも小さくして、可動子本体38の軸方向の移動をガイドするガイド部材を別途設けても良い。
可動子本体38には、内周側を上下に区画する区画板38aが軸方向の中央に設けられる。可動子本体38の内周側に下端から挿入された弾性部材37が区画板38aに接触することで、弾性部材37の弾性力を区画板38aが受ける。
圧入部39及びフランジ40は、鉄などの軟質磁性体から構成される板材である。圧入部39は、有底円筒状に構成される部位である。その圧入部39の底部が軸方向端部39aであり、圧入部39の内周側が圧入孔39bである。圧入孔39bに可動子本体38が圧入されて、可動子本体38の上端面が軸方向端部39aに接触する。
フランジ40は、圧入部39の下端縁から径方向外側へ向かって張り出す円環板状の部位である。フランジ40は、圧入部39との一体成形品である。圧入部39及びフランジ40は、1枚の鉄板をプレス加工などにより曲げ加工して形成される。
フランジ40の軸方向には、凹部8eが対向して配置される。液封入式防振装置1の無荷重状態において、ダイヤフラム8とフランジ40との軸方向の最短距離L1よりも、凹部8eの軸方向寸法L2が大きく設定される。これにより、第2液室13の液圧が高くなって、第2液室13側に凹んでいる凹部8eが反転して下方へ突出するように弾性変形すると、凹部8eがフランジ40に押し付けられる。その結果、ダイヤフラム8の過大な弾性変形をフランジ40により規制できる。
突起部41は、軸心Oを中心とした円環状の部位であり、ゴム状弾性体から構成される。突起部41は、可動子32の上端(ダイヤフラム8側の先端)となる軸方向端部39aに加硫接着され、軸方向端部39aからダイヤフラム8へ向かって突出する。突起部41は、第2開口部17bの周りを径方向外側から囲むように軸方向にずれて配置される。
緩衝部42は、フランジ40の周縁の下面に加硫接着されるゴム状弾性体から構成される膜状の部位である。第1状態において、可動子本体38及びフランジ40と固定子31との軸方向の最短距離L3よりも、固定子31と緩衝部42との軸方向の最短距離L4が小さく設定される。これにより、下方へ移動した可動子32が固定子31に接触するとき、まず緩衝部42が固定子31に接触するので、固定子31と可動子32との接触を緩衝できる。
ここで、第2液室13の液圧変動により凹部8eがフランジ40に押し付けられると、可動子本体38を支点にフランジ40が変形することがある。このような変形によってフランジ40と固定子31との軸方向の距離が固定子31の径方向の外縁で最も小さくなる。緩衝部42は、固定子31の径方向の外縁と軸方向に対向して配置されるので、ダイヤフラム8の凹部8eにフランジ40が押されて変形しても、可動子32を固定子31に引き込むときの衝突音を緩衝部42により抑制できる。
スカート部43は、固定子31と可動子32との間にゴミ等が入り込むことを防止するための円筒状の部位であり、ゴム状弾性体から構成される。スカート部43は、固定子31と径方向に僅かに離れるように寸法が設定される。このスカート部43の寸法を適切に設定することで、例えば、張出部33cの外縁よりも径方向内側にスカート部43を位置させることで、スカート部43が固定子31に接触して可動子32の移動が妨げられることを抑制できると共に、固定子31と可動子32との間にゴミ等を入り込み難くできる。なお、スカート部43がゴム状弾性体から構成されるので、スカート部43が固定子31に接触しても固定子31に対する可動子32の移動が妨げられることを抑制できる。
また、スカート部43の軸方向寸法L5を、固定子31と緩衝部42との軸方向の最短距離L4よりも大きく設定することで、コイル34への通電・非通電に係わらずフランジ40と固定子31との間をスカート部43により覆うことができる。可動子32と固定子31との間にゴミ等をより入り込み難くできる。
突起部41、緩衝部42及びスカート部43は、同一のゴム状弾性体から一体成形される。なお、突起部41と緩衝部42及びスカート部43とはゴム膜で連結される。これにより、突起部41、緩衝部42又はスカート部43のいずれかを設ける場合には、その他の部位を設けても作業工程を増加しなくできると共に、その他の部位を設け易くできる。
次に図1及び図2に加えて図3を参照し、アクチュエータ30の動作を説明する。図3は、第2状態の液封入式防振装置1の断面図である。アクチュエータ30の固定子31は、コイル34に通電しない図1及び図2の第1状態と、コイル34に通電する図3の第2状態とを切り替えるものである。なお、第1状態と第2状態との切り替えは、車両に搭載された制御装置(図示せず)により車両の走行状態などに応じて行われる。
図1及び図2に示す第1状態の液封入式防振装置1では、コイル34に通電していないので、弾性部材37の弾性力によって可動子32がダイヤフラム8に押し付けられ、ダイヤフラム8の中央部8aが仕切体10の第2開口部17bの周囲に押し付けられる。これにより、第2開口部17bが中央部8aで塞がれて、第2オリフィス17が遮断状態となる。なお、第1状態において第1液室12から第2オリフィス17を通してダイヤフラム8に加わることが想定される最大荷重以下では、ダイヤフラム8による第2オリフィス17の遮断状態が解除されないように、弾性部材37の弾性力が設定される。
可動子32の先端からダイヤフラム8に向かって突出する環状の突起部41が第2開口部17bの周りを囲むように配置されるので、第1状態では突起部41によりダイヤフラム8を第2開口部17bの周辺に強く押し付けることができる。これにより、第2オリフィス17の遮断状態の維持に必要な弾性部材37の弾性力を小さくできる。
さらに第1状態では、環状の突起部41によって、突起部41の内側のダイヤフラム8と可動子32との間に空間が形成されるので、突起部41の内側のダイヤフラム8が可動子32側へ変形できる。当然、第2開口部17bの内側のダイヤフラム8は、第1液室12側へ変形できる。そのため、高周波域の振動によって第1オリフィス16が実質的に遮断されても、突起部41の内側のダイヤフラム8の変形により第1液室12の液圧変動を吸収できる。その結果、第2オリフィス17を遮断した第1状態での高周波域の振動による液封入式防振装置1の高動ばね化を抑制できる。
第1状態では、仕切体10と突起部41との間で圧縮される厚肉部8cの膜厚が大きく、突起部41の内側の薄肉部8dの膜厚が小さいので、厚肉部8cの耐久性を確保しつつ、第1液室12の液圧変動を吸収する薄肉部8dを変形し易くできる。その結果、ダイヤフラム8の耐久性を確保しつつ、第1状態での高周波域の振動による液封入式防振装置1の高動ばね化をより抑制できる。
さらに、厚肉部8cの上面と薄肉部8dの上面とを同一平面とし、厚肉部8cから径方向中央に向かうにつれて薄肉部8dの下面を上方へ凹ませているので、薄肉部8d(突起部41の内側のダイヤフラム8)と可動子32との間の空間をより大きくできる。その結果、第1液室12の液圧変動を吸収する薄肉部8dをより変形し易くできるので、第1状態での高周波域の振動による液封入式防振装置1の高動ばね化をより一層抑制できる。
突起部41がゴム状弾性体から構成されるので、第1状態では、ダイヤフラム8だけでなく突起部41も弾性変形する。これにより、第1状態において、突起部41からダイヤフラム8への応力集中を緩和できると共に、ダイヤフラム8を第2開口部17bの周辺により強く押し付けることができる。その結果、ダイヤフラム8の耐久性を確保しつつ、第2オリフィス17の遮断状態の維持に必要な弾性部材37の弾性力をより小さくできる。
図3に示す第2状態の液封入式防振装置1では、コイル34に通電しているので、固定軸部36及び可動子本体38が磁化される。これにより、弾性部材37の弾性力に逆らって可動子本体38が固定軸部36に吸引されて、可動子32が固定子31に引き込まれる。可動子32によるダイヤフラム8の押し付けが解除されるので、ダイヤフラム8の弾性復元力によりダイヤフラム8の中央部8aが仕切体10から離れる。
これにより、第2オリフィス17の遮断状態が解除されて第2オリフィス17が連通状態となる。第1オリフィス16による減衰域と比較して、第2オリフィス17による減衰域が高周波側に設定されているので、第2オリフィス17の連通状態では高周波域の振動を効果的に減衰できる。
なお、可動子32を固定子31に引き込む吸引力は、主にコイル34の巻数と、コイル34に流れる電流との積に依存する。コイル34の巻数は、使用するアクチュエータ30の大きさに制限されるので、主にコイル34に流れる電流を調整して吸引力を設定する。コイル34に通電したとき、弾性部材37の弾性力よりも大きい吸引力が発揮されるように、コイル34に流れる電流が調整される。
軟質磁性体から構成されるフランジ40が可動子本体38に設けられるので、コイル34に通電することでフランジ40も磁化されて、フランジ40も固定子31に吸引される。フランジ40により可動子32の吸引力を大きくできるので、コイル34に流す電流を小さくできる。
また、上述した通り、第2オリフィス17の遮断状態の維持に必要な弾性部材37の弾性力を突起部41により小さくできるので、それに合わせて可動子32の吸引力を小さくできる。さらに、上述した通り、突起部41がゴム状弾性体から構成されることで、第2オリフィス17の遮断状態の維持に必要な弾性部材37の弾性力をより一層小さくできる。それに合わせて可動子32の吸引力をより小さくできる。これらの結果、コイル34に流す電流を小さくできる。
第1状態において、可動子本体38及びフランジ40と固定子31との軸方向の最短距離L3よりも、固定子31と緩衝部42との軸方向の最短距離L4が小さく設定されるので、第2状態では可動子本体38が固定軸部36に接触することを防止できる。これにより、可動子本体38及び固定軸部36の残留磁気の影響を小さくできる。その結果、コイル34への通電を停止してから可動子本体38と固定軸部36とが離れるまでの応答性、即ち、第2状態から第1状態への切り替えの応答性を向上できる。
第1状態において、スカート部43の軸方向寸法L5は、張出部33cよりも上方における固定子31の軸方向寸法L6よりも小さく設定される。これにより、第2状態では、スカート部43が張出部33cに接触することを防止できるので、固定子31による可動子32の引き込みがスカート部43により阻害されることを防止できる。
また、軸方向寸法L5と軸方向寸法L6との差は小さいことが好ましい。これにより、スカート部43と張出部33cとの間に隙間を設けつつ軸方向寸法L5を大きくできる。その結果、固定子31と可動子32との間にゴミ等をより入り込み難くできる。
次に図4、図5及び図6を参照して、アクチュエータ30の製造方法および組付方法について説明する。図4は可動子32の組立工程を示す説明図である。図5はアクチュエータ30の組立工程を示す説明図である。図6はアクチュエータ30の組付工程を示す説明図である。
図4に示すように、まず、突起部41、緩衝部42及びスカート部43を加硫成形すると共に、突起部41、緩衝部42及びスカート部43を圧入部39及びフランジ40に加硫接着する。次いで、圧入部39の圧入孔39bに可動子本体38を圧入する。これにより、可動子32が得られる。
次に、図5に示すように、弾性部材37を除く固定子31をブラケット20に組み付ける。この組み付けは、まず、固定子31の張出部33cをブラケット20の複数の第2凸部26の上面に押し付ける。これにより、径方向内側へ向かうにつれて下降傾斜する第2凸部26の上面によって下方へ固定子31が案内されつつ、板ばね部25が径方向外側へ弾性変形して、固定子31が底面部20aに接触する。そして、板ばね部25の弾性変形が元に戻って第2凸部26が第2凹部33dに嵌まることで、固定子31がブラケット20に固定される。
次に、可動子32を固定子31に組み付ける。この組み付けは、まず、固定子31の固定軸部36の凹部36aに弾性部材37を嵌める。次いで、可動子32の内周側に弾性部材37を挿入しつつ、可動子32を保持部材35に挿入して固定子31に可動子32を保持させる。これにより、ブラケット20に固定したアクチュエータ30が得られる。
次に、図6に示すように、アクチュエータ30が固定されたブラケット20を第2取付具3に組み付ける。この組み付けは、まず、ブラケット20の第1凸部24の上面を、第2取付具3のストッパブラケット5の円筒部5dの下端に押し付ける。これにより、径方向内側へ向かうにつれて下降傾斜する第1凸部24の上面によって当接部22側へ円筒部5dが案内されつつ、板ばね部23が径方向外側へ弾性変形して、円筒部5dの下端が当接部22に接触する。そして、板ばね部23の弾性変形が元に戻って第1凸部24が第1凹部5eに嵌まることで、アクチュエータ30が固定されたブラケット20が第2取付具3に固定される。これにより、液封入式防振装置1が得られる。
以上の液封入式防振装置1によれば、板ばね部23の弾性変形によって第1凸部24が第1凹部5eに嵌まるスナップフィットによって、アクチュエータ30が固定されたブラケット20が第2取付具3に接合される。これにより、第2取付具3とブラケット20とを圧入やかしめ、ねじ等によって接合する場合と比較して、液封入式防振装置1の組立工数を削減できる。
板ばね部23が環状に設けられるので、板ばね部23を径方向に弾性変形し難くできる。その結果、第1凸部24と第1凹部5eとを外れ難くできるので、スナップフィットによる第2取付具3とブラケット20との接合を強固にできる。また、第1凸部24が環状に設けられるので、第1凸部24と第1凹部5eとを外れ難くでき、スナップフィットによる第2取付具3とブラケット20との接合をより強固にできる。
液封入式防振装置1は、第2オリフィス17を遮断するためにアクチュエータ30によりダイヤフラム8を仕切体10に押し付けるものであって、アクチュエータ30でダイヤフラム8を固定子31側へ引き込むものではないので、可動子32とダイヤフラム8とを非固定にできる。ここで、アクチュエータ30によりダイヤフラム8を加振する能動型の液封入式防振装置では、ダイヤフラム8を固定子31側へ引き込む必要があるため、ねじ止めや嵌め込みによって可動子32をダイヤフラム8に固定する必要がある。
この場合、スナップフィットによって第2取付具3とブラケット20とを接合するとき、可動子32をダイヤフラム8に固定する作業が必要なので、スナップフィットによる第2取付具3とブラケット20との接合時の工数が増加する。特に、アクチュエータ30は、ブラケット20に囲まれているので、可動子32とダイヤフラム8との固定作業がし難く時間が掛かることがある。
これに対して、本実施の形態では、可動子32とダイヤフラム8とが非固定なので、スナップフィットによって第2取付具3とブラケット20とを接合するとき、可動子32をダイヤフラム8に固定する作業を不要にできる。その結果、スナップフィットによる第2取付具3とブラケット20との接合時の工数の増加を防止できる。特に、可動子32とダイヤフラム8との固定作業には時間が掛かることがあり、その作業を不要にできるので、スナップフィットによる第2取付具3とブラケット20との接合に掛かる時間を大幅に削減できる。
また、板ばね部25の弾性変形によって第2凸部26が第2凹部33dに嵌まるスナップフィットによって、ブラケット20にアクチュエータ30の固定子31が接合される。これにより、ブラケット20と固定子31とを圧入やかしめ、ねじ等によって接合する場合と比較して、液封入式防振装置1の組立工数を削減できる。
ダイヤフラム8とブラケット20とにアクチュエータ30が軸方向に挟まれるので、アクチュエータ30の軸方向の移動が規制される。これにより、第2凸部26と第2凹部33dとによるスナップフィットが外れる方向の力をアクチュエータ30にかかり難くできる。そのため、張出部33c及び第2凹部33dの周囲に板ばね部25及び第2凸部26を環状に設けなくとも、板ばね部25及び第2凸部26を複数設けることで、スナップフィットによるブラケット20と固定子31との接合強度を十分に確保できる。
また、複数の板ばね部25や第2凸部26のうちのいくつかが破損したとしても、ダイヤフラム8とブラケット20とにアクチュエータ30が軸方向に挟まれるので、ブラケット20の所定位置にアクチュエータ30を配置した状態を維持できる。さらに、板ばね部25や第2凸部26が破損したとしても、ダイヤフラム8とブラケット20とにアクチュエータ30が囲まれているので、ブラケット20からのアクチュエータ30の脱落を防止できる。
ブラケット20は合成樹脂製なので、板ばね部23や板ばね部25を弾性変形し易くできる。なお、ブラケット20を金属から構成することは可能である。この場合も、板ばね部23や板ばね部25を弾性変形し易くできる。
但し、ブラケット20を鉄などの磁性体から構成する場合、アクチュエータ30がソレノイドアクチュエータから構成されるので、コイル34に通電するとブラケット20が磁化されて好ましくない。また、ブラケット20をアルミニウム合金などの非磁性体から構成する場合、軟質磁性体から構成される固定軸部36と一体成形される張出部33cにブラケット20が接触するので、電食のおそれがある。これに対して本実施の形態では、ブラケット20が合成樹脂から構成されるので、ブラケット20の磁化を防止できると共に、電食を防止できる。
突起部41や緩衝部42、スカート部43を圧入部39及びフランジ40に設けた後、圧入部39の圧入孔39bに可動子本体38を圧入する。これにより、可動子本体38に突起部41やフランジ40を直接設けた特殊な形状の可動子本体38を用いることなく、例えば市販のアクチュエータ等に突起部41や緩衝部42、スカート部43を容易に設けることができる。その結果、可動子32の製造を容易にできる。
ここで、市販のアクチュエータ等の可動子本体38に圧入部39を取り付けるには、圧入孔39bの内周面に設けたゴム状弾性体に可動子本体38を圧入したり、可動子本体38を圧入部39に接着したりすることが可能である。但し、この場合には、可動子本体38と固定子31との間にゴム状弾性体や接着剤が入り込んで、可動子32の動きが阻害されるおそれがある。
これに対して、本実施の形態では、軟質磁性体から構成される可動子本体38が、軟質磁性体から構成される圧入部39の圧入孔39bに圧入されるので、可動子本体38と固定子31との間にゴム状弾性体や接着剤が入り込むことを防止できる。その結果、ゴム状弾性体や接着剤による可動子32の可動阻害を防止できる。
なお、圧入孔39bの内周面と、可動子本体38の外周面とに対応するねじ山を設けることで、ゴム状弾性体や接着剤による可動子32の可動阻害を防止しつつ、可動子本体38に圧入部39を取り付けることができる。しかし、この場合には、可動子本体38にねじ山を加工したり、ねじ山が設けられた可動子本体38を用意する必要がある。そのため、可動子32の製造工程が増加したり、使用できる市販のアクチュエータが制限される。これに対して、本実施の形態では、可動子本体38が圧入孔39bに圧入されるので、ねじ山形成による可動子32の製造工程の増加を防止できると共に、使用できる市販のアクチュエータの種類の制限を緩和できる。
アクチュエータ30が単純な構成のプル型ソレノイドアクチュエータから構成されるので、可動子32に固定子31を組み付けるときの制約を少なくできる。突起部41や緩衝部42、スカート部43を圧入部39及びフランジ40に設け、圧入部39の圧入孔39bに可動子本体38を圧入した後に、可動子32を固定子31に組み付けることができる。即ち、突起部41や緩衝部42、スカート部43を可動子32に設けた後に、可動子32を固定子31に組み付けることができる。その結果、アクチュエータ30の製造を容易にできる。
特に、第1状態では弾性部材37の弾性力によってダイヤフラム8に可動子32を押し付け、第2状態では可動子32を固定子31に引き込むので、ブラケット20に固定された固定子31から可動子32が脱落することを防止できる。そのため、アクチュエータ30は、固定子31からの可動子32の脱落を防止する機構を不要にでき、コイル34の内周側(保持部材35)に上方から可動子本体38を挿入するだけで、可動子32を固定子31に組み付けることができる。
これにより、ブラケット20を介して第2取付具3に固定子31を固定していない状態では、いずれのタイミングでも固定子31に可動子32を組み付けることができる。固定子31に可動子32を組み付けるタイミングの制約をより少なくできるので、アクチュエータ30の製造をより容易にできる。
次に、図7を参照して第2実施の形態について説明する。第1実施の形態では、アクチュエータ30がプル型ソレノイドアクチュエータである場合について説明した。これに対し第2実施の形態では、アクチュエータ51がプッシュ型ソレノイドアクチュエータである場合について説明する。なお、第1実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図7は第2実施の形態における液封入式防振装置50の断面図である。なお、図7には、コイル34に通電して第2オリフィス17を遮断した第1状態の液封入式防振装置50が図示される。
図7に示すように、液封入式防振装置50のアクチュエータ51は、第1液室12又は第2液室13の状態を変化させるプッシュ型ソレノイドアクチュエータである。アクチュエータ51は、ダイヤフラム8を挟んで液室9と反対側に配置される。アクチュエータ51は、ブラケット20を介して第2取付具3に固定される固定子52と、固定子52により軸方向に移動される可動子53とを備える。
固定子52は、筐体33と、筐体33内に配置されるコイル34と、コイル34を保持する円筒状の保持部材35と、保持部材35の内周側に配置される固定軸部55と、固定軸部55と可動子53との間に配置される弾性部材56とを備える。弾性部材56は、可動子53を筐体33の板部33a側へ押し付ける圧縮コイルばねから構成される部材である。
固定軸部55は、可動子53の同軸上に配置される軸状の部位であり、鉄などの軟質磁性体から構成される。固定軸部55は、筐体33のカバー部33bとの一体成形品である。固定軸部55は、板部33a側の端部の径方向中央を凹ませて凹部55aが設けられる。この凹部55aに弾性部材56が嵌められる。凹部55aの軸方向中央には、固定軸部55を軸方向に貫通する挿入孔55bが設けられる。
固定軸部55の外径と保持部材35の内径とは略同一であり、保持部材35に固定軸部55が挿入されることで、保持部材35が筐体33に固定される。保持部材35の内周側であって固定軸部55と板部33aとの間には、所定の空間が形成される。
可動子53は、軸状の可動子本体57と、可動子本体57が圧入される圧入部60と、圧入部60から径方向外側へ張り出す円環板状のフランジ40と、圧入部60に取り付けられる環状の突起部41と、フランジ40の下面に取り付けられる緩衝部42と、フランジ40の周縁から下方へ延びて形成されるスカート部43とを備える。
可動子本体57は、鉄などの軟質磁性体から構成される略円柱状の磁性体部58と、合成樹脂などの非磁性体から構成される略円柱状の非磁性部59とを備える。磁性体部58は、コイル34(保持部材35)の内周側に配置される部位であり、板部33aと固定軸部55との間の空間に配置される。
磁性体部58は、円筒状の保持部材35に挿入される。磁性体部58の軸方向の移動が保持部材35にガイドされる。磁性体部58には、上端部の径方向中央が軸方向に凹んだ保持凹部58aが設けられ、その保持凹部58aの底の径方向中央にねじ孔58bが設けられる。保持凹部58aに弾性部材56が挿入されて固定軸部55と磁性体部58との間に弾性部材56が配置され、コイル34への非通電時には弾性部材56により磁性体部58が板部33aに押し付けられる。
非磁性部59は、磁性体部58の上端に固定される部材であり、挿入孔55bに挿入される。非磁性部59の下端の外周面には、ねじ山が形成される。非磁性部59の下端をねじ孔58bに締結することで、非磁性部59が磁性体部58に固定される。
圧入部60は、固定子52からダイヤフラム8側へ突出する非磁性部59に対して、ダイヤフラム8を押圧する可動子53の軸方向端部61の面積を大きくするための円柱状の部材である。圧入部60は、下端部に非磁性部59の上端が圧入される圧入孔62を備える。
圧入部60の軸方向端部61からダイヤフラム8へ向かって突起部41が突出する。突起部41は、軸方向端部61に加硫接着される。フランジ40は、圧入部60との一体成形品であり、圧入部60の下端から径方向外側に張り出す。
このようなアクチュエータ51は、コイル34に通電すると、固定軸部55及び磁性体部58が磁化されて、弾性部材56の弾性力に逆らって磁性体部58が固定軸部55に吸引される。これにより、可動子53がダイヤフラム8に押し付けられ、ダイヤフラム8の中央部8aが仕切体10の第2開口部17bの周囲に押し付けられて、第2オリフィス17が遮断状態(図7の第1状態)となる。
コイル34に通電していない場合には、弾性部材56の弾性力によって磁性体部58が板部33aに押し付けられ、可動子53が固定子52に引き込まれる。その結果、可動子53によるダイヤフラム8の押し付けが解除されるので、第2オリフィス17が連通状態(第2状態)となる。
このように、第2実施の形態におけるアクチュエータ51は、第1実施の形態におけるアクチュエータ30に対し、コイル34に通電したときと、通電していないときとで、第1状態と第2状態とが逆になる。そのため、第1実施の形態とは異なり、第2実施の形態では、コイル34に通電したときにフランジ40と固定子52とを遠ざける必要がある。コイル34の通電時に軟質磁性体から構成されるフランジ40が磁化されると、フランジ40と固定子52とを近づける方向の力が働くので好ましくない。
第2実施の形態では、フランジ40をアルミニウムなどの非磁性体から構成することで、フランジ40が磁化されることを防止できる。その結果、コイル34の通電時において、フランジ40と固定子52とが近づく方向の力が働くことを防止できるので、ダイヤフラム8への可動子53の押付力を確保できる。
また、第2状態から第1状態への切り替えに伴ってコイル34に通電したとき、板部33aから磁性体部58を引き離す必要がある。ここで、板部33aが軟質磁性体から構成される場合には、コイル34に通電したときに磁性体部58に加えて板部33aも磁化されるので、磁性体部58と板部33aとが吸着して離れ難くなる。
そのため、板部33aを合成樹脂などの非磁性体から構成することが好ましい。この場合には、板部33aが磁化されることを防止できるので、コイル34の通電時において、磁性体部58と板部33aとが吸着することを防止でき、ダイヤフラム8への可動子53の押付力を確保できる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、第1取付具2、第2取付具3、防振基体6、ダイヤフラム8、仕切体10、ブラケット20、アクチュエータ30,51の形状は一例であり、種々の形状を採用することは当然である。
また、これらの一部構成を省略することは当然可能である。例えば、固定軸部36,55を省略することは可能である。これにより固定軸部36,55と可動子32,53との衝突をなくすことができる。但し、固定軸部36,55を有しない場合に比べて、固定軸部36,55を有する方が、コイル34への通電時に可動子32,53を固定子31,52に引き込む吸引力を大きくできる。
上記各実施の形態では、アクチュエータ30,51により第2オリフィス17の遮断状態(第1状態)と連通状態(第2状態)とを切り替える液封入式防振装置1,50について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。アクチュエータ30,51の可動子32,53をダイヤフラム8に固定し、アクチュエータ30,51でダイヤフラム8を加振させる能動型の液封入式防振装置に本発明を適用することは当然可能である。また、仕切体10に可動膜を設け、ダイヤフラム8を貫通した可動子32,53を可動膜に固定し、アクチュエータ30,51で可動膜を加振させる能動型の液封入式防振装置に本発明を適用することは当然可能である。
これらの場合には、可動子32,53がダイヤフラム8や可動膜に固定されているので、可動子32,53を固定子31,52に組み込んだ状態で、スナップフィットによって第2取付具3とブラケット20とを接合すると、可動子32,53をダイヤフラム8や可動膜に固定する作業が必要となる。但し、第1実施の形態におけるアクチュエータ30では、いずれのタイミングでも固定子31に可動子32を組み付けることができるので、スナップフィットによって第2取付具3とブラケット20とを接合するときに、可動子32を固定子31に組み付けることができる。その結果、スナップフィットによる第2取付具3とブラケット20との接合時の工数が増加しても、その工程を単純化できる。
上記第1実施の形態ではアクチュエータ30がプル型ソレノイドアクチュエータである場合について説明し、上記第2実施の形態ではアクチュエータ51がプッシュ型ソレノイドアクチュエータである場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。アクチュエータ30,51を自己保持型ソレノイドアクチュエータから構成することは当然可能である。また、油圧シリンダや空圧シリンダ、リニアモータからアクチュエータ30,51を構成したり、変換機構により回転モータの回転力を直線運動に変換したものからアクチュエータ30,51を構成したりすることも可能である。
上記各実施の形態では、突起部41がゴム状弾性体から構成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。突起部41を金属や合成樹脂などから構成することは当然可能である。また、突起部41を圧入部39,60と一体成形することも可能である。この場合、1枚の板材をプレス加工して圧入部39及びフランジ40を形成するときに、圧入部39に突起部41を形成できるので、突起部41の形成を容易にできる。
上記各実施の形態では、ブラケット20の第1凸部24が第2取付具3の第1凹部5eにブラケット20の弾性変形によって嵌まる場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、第1凹部5eの周囲の第2取付具3を弾性変形し易くして、第2取付具3の弾性変形によって第1凸部24を第1凹部5eに嵌めることは当然可能である。また、第2取付具3からブラケット20へ向かって径方向に突出した第1凸部を、第2取付具3又はブラケット20の弾性変形によってブラケット20の第1凹部へ嵌めることが可能である。
また、ブラケット20の第2凸部26が固定子31,52の第2凹部33dにブラケット20の弾性変形によって嵌まる場合に限らず、固定子31,52の弾性変形によって第2凸部26を第2凹部33dに嵌めることが可能である。また、固定子31,52からブラケット20へ向かって径方向に突出した第2凸部を、固定子31,52又はブラケット20の弾性変形によってブラケット20の第2凹部へ嵌めることが可能である。
上記各実施の形態では、第1凸部24及び第1凹部5eによるスナップフィットによってブラケット20と第2取付具3のストッパブラケット5とが接合される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。第2取付具3の筒状金具4に第1凹部5eを設け、スナップフィットによりブラケット20と筒状金具4とを接合することは当然可能である。
また、ブラケット20と第2取付具3との接合はスナップフィットに限らず、圧入やかしめ、ねじ等によって接合することが可能である。また、ブラケット20と固定子31,52とを圧入やかしめ、ねじ等によって接合することも可能である。
上記各実施の形態では、防振基体6と、防振基体6の下方に配置されたダイヤフラム8との間に液室9(第1液室12及び第2液室13)を形成する場合について説明したが必ずしもこれに限られるものではない。第2取付具3と第1取付具2とを連結するように防振基体6の上方にもダイヤフラムを設け、防振基体6と、防振基体6の上方のダイヤフラムとで第1液室を形成し、防振基体6とダイヤフラム8とで第2液室を形成しても良い。この場合、防振基体6が仕切体を兼ねる。
上記各実施の形態では、板ばね部25及び第2凸部26が板部33aの周りに複数設けられる場合について説明したが必ずしもこれに限られるものではない。板ばね部25及び第2凸部26を板部33aの周りに環状に連続して設けることは当然可能である。また、板ばね部23及び第1凸部24を環状に設ける場合に限らず、板ばね部23及び第1凸部24を複数設けることは当然可能である。
1,50 液封入式防振装置
2 第1取付具
3 第2取付具
6 防振基体
8 ダイヤフラム
8c 厚肉部
8d 薄肉部
9 液室
10 仕切体
12 第1液室
13 第2液室
16 第1オリフィス
17 第2オリフィス
17b 第2開口部(開口部)
20 ブラケット
30,51 アクチュエータ
31,52 固定子
32,53 可動子
34 コイル
36,55 固定軸部
37,56 弾性部材
38 可動子本体(磁性体部)
39,60 圧入部
39a,61 軸方向端部
39b,62 圧入孔
41 突起部
57 可動子本体
58 磁性体部

Claims (4)

  1. 第1取付具と、
    筒状の第2取付具と、
    前記第1取付具と前記第2取付具とを連結するゴム状弾性体から構成される防振基体と、
    前記第2取付具に取り付けられて前記防振基体との間に液体が封入された液室を形成するゴム状弾性体から構成されるダイヤフラムと、
    前記液室を前記防振基体側の第1液室と前記ダイヤフラム側の第2液室とに仕切る仕切体と、
    前記第1液室と前記第2液室とを連通する第1オリフィスと、
    前記仕切体の前記第2液室側に開口して前記ダイヤフラムと前記第2取付具の軸方向に対向する開口部を有する、前記第1液室と前記第2液室とを連通する第2オリフィスと、
    前記第2取付具に対して固定されて前記第2オリフィスを開閉するアクチュエータとを備え、
    前記アクチュエータは、先端から突出する環状の突起部を有して前記ダイヤフラムを挟んで前記液室と反対側に配置される可動子と、
    前記可動子を前記軸方向に移動させることで、前記突起部を前記ダイヤフラムに押し付けて前記開口部を塞ぐ第1状態と、前記突起部による押し付けを解除する第2状態とを切り替える固定子とを備えることを特徴とする液封入式防振装置。
  2. 前記ダイヤフラムは、前記第1状態において前記突起部が接触する環状の厚肉部と、
    前記厚肉部の径方向内側に連なる、前記厚肉部よりも膜厚が小さい薄肉部とを備えることを特徴とする請求項1記載の液封入式防振装置。
  3. 前記可動子は、軸状の可動子本体と、
    前記突起部が設けられる軸方向端部と、前記可動子本体が圧入される圧入孔とを有する圧入部とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の液封入式防振装置。
  4. 前記可動子は、軟質磁性体から構成される軸状の磁性体部を備え、
    前記固定子は、前記磁性体部と前記軸方向に対向する軟質磁性体から構成される軸状の固定軸部と、
    前記固定軸部と前記磁性体部との間に配置されて前記可動子を前記ダイヤフラム側に押し付ける弾性部材と、
    前記磁性体部および前記固定軸部の周囲に配置されて通電時に前記弾性部材の弾性力に逆らって前記可動子を前記固定軸部に吸引させるコイルとを備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の液封入式防振装置。
JP2017101599A 2017-05-23 2017-05-23 液封入式防振装置 Pending JP2018197565A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017101599A JP2018197565A (ja) 2017-05-23 2017-05-23 液封入式防振装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017101599A JP2018197565A (ja) 2017-05-23 2017-05-23 液封入式防振装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018197565A true JP2018197565A (ja) 2018-12-13

Family

ID=64663123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017101599A Pending JP2018197565A (ja) 2017-05-23 2017-05-23 液封入式防振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018197565A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6588737B2 (en) Fluid-filled active vibration damping device and method of producing the same
JP6746372B2 (ja) 電磁式アクチュエータおよび能動型制振装置と能動型防振装置
JP4400742B2 (ja) 能動型防振装置
JP5013782B2 (ja) 能動型制振器
JP6666787B2 (ja) 電磁式アクチュエータおよび能動型制振装置
JPWO2010116704A1 (ja) 能動型制振器および能動型制振器の製造方法
JP5780646B2 (ja) 能動型制振器
EP2012041A2 (en) Active vibration isolation support system
JP6681261B2 (ja) 電磁式アクチュエータおよび能動型制振装置
WO2016084559A1 (ja) 防振用電磁式アクチュエータと、それを用いた能動型流体封入式防振装置および能動型制振装置
JP2018197565A (ja) 液封入式防振装置
JP2018197563A (ja) 液封入式防振装置
JP2018197564A (ja) 液封入式防振装置
JP5592659B2 (ja) 能動型防振装置
JP6644632B2 (ja) 電磁式アクチュエータおよび能動型制振装置と能動型防振装置
JP5038198B2 (ja) 流体封入式防振装置
JP2008064138A (ja) 能動型制振器
JP5379707B2 (ja) 能動型防振装置
JP5379708B2 (ja) 能動型防振装置
JP3993567B2 (ja) 能動型液封入式防振装置
JPH10267072A (ja) 流体封入式防振装置
JP5237202B2 (ja) アクチュエータ、防振装置
JP3944885B2 (ja) 能動型液封入式防振装置
JP5615592B2 (ja) 防振装置
JPH1137213A (ja) 制振器