JP2018196227A - 車載高電圧電気装置 - Google Patents

車載高電圧電気装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018196227A
JP2018196227A JP2017097602A JP2017097602A JP2018196227A JP 2018196227 A JP2018196227 A JP 2018196227A JP 2017097602 A JP2017097602 A JP 2017097602A JP 2017097602 A JP2017097602 A JP 2017097602A JP 2018196227 A JP2018196227 A JP 2018196227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
microcomputer
voltage
high voltage
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017097602A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6683174B2 (ja
JP2018196227A5 (ja
Inventor
利忠 三善
Toshitada Sanzen
利忠 三善
酒井 剛志
Tsuyoshi Sakai
剛志 酒井
神谷 勇治
Yuji Kamiya
勇治 神谷
輝明 大山
Teruaki Oyama
輝明 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2017097602A priority Critical patent/JP6683174B2/ja
Priority to CN201880032056.1A priority patent/CN110663167B/zh
Priority to PCT/JP2018/011886 priority patent/WO2018211819A1/ja
Publication of JP2018196227A publication Critical patent/JP2018196227A/ja
Publication of JP2018196227A5 publication Critical patent/JP2018196227A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6683174B2 publication Critical patent/JP6683174B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/42Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
    • H02M7/44Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/48Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode

Abstract

【課題】2つ以上のマイクロコンピュータを有するとともに、目的の異なる2つ以上の信号伝達部により冗長性のある動作が可能な車載高電圧電気装置を提供する。【解決手段】車載高電圧電気装置10は、電圧値により電気的に絶縁された低電圧回路20及び高電圧回路30と、2つ電気回路20,30にそれぞれ設けられる低電圧マイコン23及び高電圧マイコン32とを備え、2つのインターフェイス回路21,22を介してそれぞれ伝達される信号により駆動される。【選択図】図1

Description

本開示は、車載高電圧電気装置に関する。
従来、特許文献1に記載のインバータ装置がある。特許文献1に記載のインバータ装置は、第1通信手段である通信線とは別に、第2通信手段であるSTB線を備えている。特許文献1に記載のインバータ装置では、即座に機器を停止させる必要がある場合には、第2通信手段によりマイクロコンピュータをバイパスして起動停止信号(STB)を駆動回路に入力することにより、マイクロコンピュータでの内部処理時間の省略を可能としている。
特開2004−282866号公報
車載高電圧電気装置では、例えば上位ECUとの通信回路や温度センサ回路等を有する低電圧回路と、例えば制御対象を駆動させるための駆動回路等を有する高電圧回路を、低電圧回路と高電圧回路を電気的に絶縁するためのフォトカプラや半導体アイソレータ等で接続して構成されており、それぞれの回路部分にマイクロコンピュータを有する構成が考えられる。
特許文献1には、一つのマイクロコンピュータを有する車載高電圧電気装置の回路構成が示されているが、I/F回路の故障に対する冗長性が低い構成となっている。一方、上記のように低電圧回路と高電圧回路のそれぞれにマイクロコンピュータを有する車載高電圧電気装置においても、特許文献1に記載の回路構成では冗長性の低い構成となる問題が生じる。
本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、低電圧回路と高電圧回路のそれぞれに少なくとも1つ以上(その結果、全体では2つ以上)のマイクロコンピュータを有するとともに、目的の異なる2つ以上の信号入出力部を介して伝達される信号により冗長性のある動作が可能な車載高電圧電気装置を提供することにある。
上記課題を解決する車載高電圧電気装置(10)は、電圧値により電気的に絶縁された2つ以上の電気回路(20,30)と、2つ以上の電気回路にそれぞれ設けられる少なくとも1つ以上のマイクロコンピュータ(23,32)と、を備え、2つ以上の信号入出力部(21,22)を介して伝達される信号により駆動される。
この構成によれば、2つ以上のマイクロコンピュータを有するとともに、目的の異なる2つ以上の信号入出力部を介して伝達される信号により冗長性のある動作が可能である。
なお、上記手段、特許請求の範囲に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本開示によれば、2つ以上のマイクロコンピュータを有するとともに、目的の異なる2つ以上の信号入出力部を介して伝達される信号により冗長性のある動作が可能な車載高電圧電気装置を提供できる。
図1は、第1実施形態の車載高電圧電気装置の概略構成を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態の低電圧マイコンの動作例を示すフローチャートである。 図3は、第1実施形態の高電圧マイコンの動作例を示すフローチャートである。 図4は、第1実施形態の駆動回路の動作例を示すフローチャートである。 図5は、第2実施形態の車載高電圧電気装置の概略構成を示すブロック図である。 図6は、第2実施形態の低電圧マイコンの動作例を示すフローチャートである。 図7は、第2実施形態の高電圧マイコンの動作例を示すフローチャートである。 図8は、第3実施形態の車載高電圧電気装置の概略構成を示すブロック図である。 図9は、第4実施形態の車載高電圧電気装置の概略構成を示すブロック図である。 図10(A)〜(B)は、参考例として低電圧VL、低電圧マイコンの状態、高電圧VH、及び電圧過小フラグFのそれぞれの推移を示すタイミングチャートである。 図11(A)〜(B)は、第5実施形態の車載高電圧電気装置における低電圧VL、低電圧マイコンの状態、高電圧VH_STB信号、及び電圧過小フラグFのそれぞれの推移を示すタイミングチャートである。
以下、車載高電圧電気装置の実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
図1に示される本実施形態の車載高電圧電気装置10は、上位の車両制御装置60からの指令に基づいて高電圧ヒータ装置や電動コンプレッサ等の車載高電圧補機50を駆動させるためのインバータ回路等として機能する。以下では、車載高電圧補機50を「補機50」と略記する。上位の車両制御装置60は、例えばエアコンECUや車両制御ECUであるが、これらとは別装置として構成されていても良い。以下では、上位の車両制御装置60を「上位ECU60」と略記する。
図1に示されるように、車載高電圧電気装置10は、低電圧回路20と、高電圧回路30と、フォトカプラ40,41とを備えている。低電圧回路20は、図示しない低電圧電源から供給される低電圧を動作電源として動作する。高電圧回路30は、図示しない高電圧電源から供給される高電圧を動作電源として動作する。低電圧回路20と高電圧回路30とは、動作電源や接地部分を共有していないものである。このため、両者の間は後述のフォトカプラ40、41によって電気的に絶縁されている。
低電圧電源から低電圧回路20に供給される低電圧は、高電圧電源から高電圧回路30に供給される高電圧よりも小さい。本実施形態では、低電圧回路20及び高電圧回路30が電気回路に相当する。また、第1インターフェイス回路21が第1信号入出力部に相当し、第2インターフェイス回路22が第2信号入出力部に相当する。
低電圧回路20は、外部通信線Wa1及び外部STB線Wa2を通じて上位ECU60と通信を行うことが可能となっている。上位ECU60は、車載高電圧電気装置10に動作指令を行う部分である。低電圧回路20は、第1インターフェイス回路21と、第2インターフェイス回路22と、低電圧マイクロコンピュータ23とを備えている。以下では、マイクロコンピュータを「マイコン」と略記する。
第1インターフェイス回路21は、上位ECU60から外部通信線Wa1を介して車載高電圧電気装置10に送信される信号を受信するとともに、受信した信号を、内部通信線Wb1を介して低電圧マイコン23に送信する。上位ECU60から内部通信線Wb1を介して車載高電圧電気装置10に送信される信号は、例えば補機50を作動させるか否かを示す指令信号である。以下では、補機50の作動を許可する旨の指令信号を「許可指令信号」と称し、補機50を停止させる旨の指令信号を「停止指令信号」と称する。
また、第1インターフェイス回路21は、低電圧マイコン23から内部通信線Wb1を介して送信される信号を、外部通信線Wa1を介して上位ECU60に送信することも可能となっている。低電圧マイコン23から上位ECU60に送信される信号は、例えば車載高電圧電気装置10や補機50のそれぞれの異常等を通知するための信号である。
第2インターフェイス回路22は、上位ECU60から外部STB線Wa2を介して車載高電圧電気装置10に送信されるSTB信号を受信するとともに、受信したSTB信号を、内部STB線Wb2を介して低電圧マイコン23に送信する。STB信号は、補機50を起動させるか否かを示す起動停止信号である。STB信号は、オン/オフ信号である。STB信号がオン状態(起動状態)である場合には、補機50の作動が許可されていることを示し、STB信号がオフ状態である場合には、補機50の作動が不許可であることを示す。
以上のように、第1インターフェイス回路21は、上位ECU60との間で指令信号(許可指令信号や停止指令信号)を送受信することを目的として設けられている。また、第2インターフェイス回路22は、上位ECU60との間でSTB信号を送受信することを目的として設けられている。このように、第1インターフェイス回路21と第2インターフェイス回路22とは、それぞれが設けられている目的において互いに異なっている。
内部STB線Wb2には、低電圧マイコン23をバイパスしてSTB信号を駆動回路31及び高電圧マイコン32に送信するための内部STB線Wb3が接続されている。この内部STB線Wb3により、第2インターフェイス回路22は、上位ECU60から送信されるSTB信号を駆動回路31及び高電圧マイコン32に直接送信することが可能となっている。
低電圧マイコン23は、上位ECU60と通信を行う部分である。例えば、低電圧マイコン23は、上位ECU60から送信される許可指令信号及び停止指令信号を外部通信線Wa1、第1インターフェイス回路21、及び内部通信線Wb1を介して受信する。また、低電圧マイコン23は、上位ECU60から送信されるSTB信号を外部STB線Wa2、第2インターフェイス回路22、及び内部STB線Wb2を介して受信する。
低電圧マイコン23は、これらの受信信号を、内部通信線Wb4を介して高電圧回路30の高電圧マイコン32に送信する。また、低電圧マイコン23は、高電圧マイコン32から内部通信線Wb4を介して所要の信号が送信されると、これを内部通信線Wb1、第1インターフェイス回路21、及び外部通信線Wa1を介して上位ECU60に送信することも可能である。
フォトカプラ40は、内部通信線Wb4の途中に設けられている。フォトカプラ40は、低電圧マイコン23と高電圧マイコン32との間での通信を可能としつつ、それらの間の電圧を電気的に絶縁している。
フォトカプラ41は、内部STB線Wb3の途中に設けられている。フォトカプラ41は、第2インターフェイス回路22から駆動回路31及び高電圧マイコン32へのSTB信号の送信を可能にしつつ、それらの間を電気的に絶縁している。
車載高電圧電気装置10では、以上のようなフォトカプラ40、41が設けられていることにより、低電圧回路20と高電圧回路30とが、電圧値により互いに電気的に絶縁された状態となっている。
高電圧回路30は、駆動回路31と、高電圧マイコン32とを備えている。
駆動回路31は、補機50に駆動信号を送信することにより補機50を駆動させる。駆動回路31には、図示しない高電圧バッテリから直流電力が供給されている。駆動回路31は、IGBT等のスイッチング素子により構成されている。駆動回路31は、補機50が直流電力で動作する機器である場合には、高電圧バッテリから供給される直流電力をスイッチング素子のオン/オフ動作により調整するとともに、調整された直流電力を駆動信号として補機50に送信する。また、駆動回路31は、補機50が交流電力で動作する機器である場合には、高電圧バッテリから供給される直流電力を複数のスイッチング素子のオン/オフ動作により交流電力に変換するとともに、変換された交流電力を駆動信号として補機50に送信する。駆動回路31には、内部STB線Wb3を介してSTB信号が入力されている。
高電圧マイコン32は、内部通信線Wb4を介して低電圧マイコン23から送信される許可指令信号及び停止指令信号を受信すると、これらの指令信号に基づいて補機50の動作を制御する。また、高電圧マイコン32は、内部STB線Wb3を介してSTB信号を受信すると、受信したSTB信号を、内部通信線Wb4を介して低電圧マイコン23に送信する。
次に、低電圧マイコン23及び高電圧マイコン32の動作例について具体的に説明する。なお、以下では、便宜上、第2インターフェイス回路22から内部STB線Wb2を介して低電圧マイコン23に直接送信されるSTB信号、並びに第2インターフェイス回路22から内部STB線Wb2,Wb3を介して駆動回路31及び高電圧マイコン32に直接送信されるSTB信号を「直接STB信号」とも称する。これに対し、低電圧マイコン23が直接STB信号を受信した際に内部通信線Wb4を介して高電圧マイコン32に送信するSTB信号を「間接LV_STB信号」とも称する。さらに、高電圧マイコン32が直接STB信号を受信した際に内部通信線Wb4を介して低電圧マイコン23に送信するSTB信号を「間接HV_STB信号」とも称する。
まず、図2を参照して、低電圧マイコン23の動作例について説明する。なお、低電圧マイコン23は、図2に示される動作を所定の周期で繰り返し実行する。
図2に示されるように、低電圧マイコン23は、ステップS10の処理として、直接STB信号を受信するとともに、ステップS11の処理として、間接HV_STB信号を受信すると、ステップS12の処理として、直接STB信号及び間接HV_STB信号が共にオフ状態であるか否かを判断する。
低電圧マイコン23は、ステップS12の処理で肯定判断した場合には、ステップS13の処理として、補機50を停止させるべく、停止指令信号を高電圧マイコン32に送信するとともに、ステップS14の処理として、直接STB信号と間接HV_STB信号がオフ状態であることを示す正常オフ動作フラグをセットする。また、低電圧マイコン23は、ステップS15の処理として、正常オフ状態であることを上位ECU60に通知する。
低電圧マイコン23は、ステップS12の処理で否定判断した場合には、ステップS16の処理として、直接STB信号及び間接HV_STB信号が共にオン状態であるか否かを判断する。低電圧マイコン23は、ステップS16の処理で肯定判断した場合には、ステップS17の処理として、補機50の作動を許可する。この場合、低電圧マイコン23は、ステップS18の処理として、上位ECU60から許可指令信号が送信されているか否かを判断する。
低電圧マイコン23は、ステップS18の処理で肯定判断した場合には、すなわち上位ECU60から許可指令信号が送信されている場合には、ステップS19の処理として、補機50を作動させるべく、高電圧マイコン32に許可指令信号を送信する。一方、低電圧マイコン23は、ステップS18の処理で否定判断した場合には、すなわち上位ECU60から停止指令信号が送信されている場合には、ステップS20の処理として、補機50を停止させるべく、高電圧マイコン32に停止指令信号を送信する。
低電圧マイコン23は、ステップS19の処理又はステップS20の処理を実行した後、ステップS21の処理として、動作フラグを正常オン状態にセットする。ステップS19を経てステップS21に移行した場合は、STB信号とHV_STB信号がオン状態であり、かつ許可指令信号を受信している第1の正常オン状態であり、ステップS20を経てステップS21に移行した場合は、STB信号とHV_STB信号がオン状態であり、かつ停止指令信号を受信している第2の正常オン状態である。また、低電圧マイコン23は、ステップS15の処理として、正常オン状態であることを上位ECU60に通知する。
低電圧マイコン23は、ステップS16の処理で否定判断した場合には、すなわち直接STB信号及び間接HV_STB信号のいずれか一方がオフ状態である場合には、ステップS22の処理として、異常処置を行う。
具体的には、低電圧マイコン23は、直接STB信号がオフ状態である場合には、ステップS23の処理として、補機50を停止させるべく、停止指令信号を高電圧マイコン32に送信するとともに、ステップS24の処理として、動作フラグを異常状態にセットする。
また、間接HV_STB信号がオフ状態である場合、高電圧マイコン32が補機50を停止させている状況である。すなわち、ステップS23の処理は高電圧マイコン32により実行されている。そのため、低電圧マイコン23は、ステップS24の処理として、動作フラグを異常状態にセットする。
低電圧マイコン23は、ステップS24の処理を実行した後、ステップS15の処理として、異常状態であることを上位ECU60に通知する。直接STB信号がオフ状態である場合と、間接HV_STB信号がオフ状態である場合のどちらも、動作フラグを同じ異常状態にセットするとしたが、異なる異常状態として動作フラグをセットすることもできる。
次に、図3を参照して、高電圧マイコン32の動作例について説明する。なお、高電圧マイコン32は、図3に示される動作を所定の周期で繰り返し実行する。
図3に示されるように、高電圧マイコン32は、ステップS30の処理として、直接STB信号を受信するとともに、ステップS31の処理として、間接LV_STB信号を受信すると、ステップS32の処理として、直接STB信号及び間接LV_STB信号が共にオフ状態であるか否かを判断する。
高電圧マイコン32は、ステップS32の処理で肯定判断した場合には、ステップS33の処理として、補機50を停止させるとともに、ステップS34の処理として、直接STB信号と間接HV_STB信号がオフ状態であることを示す正常オフ動作フラグをセットする。また、高電圧マイコン32は、ステップS35の処理として、正常オフ状態であることを低電圧マイコン23に通知する。
高電圧マイコン32は、ステップS32の処理で否定判断した場合には、ステップS36の処理として、直接STB信号及び間接LV_STB信号が共にオン状態であるか否かを判断する。高電圧マイコン32は、ステップS36の処理で肯定判断した場合には、ステップS37の処理として、補機50の作動を許可する。この場合、高電圧マイコン32は、ステップS38の処理として、低電圧マイコン23から許可指令信号が送信されているか否かを判断する。
高電圧マイコン32は、ステップS38の処理で肯定判断した場合には、すなわち低電圧マイコン23から許可指令信号が送信されている場合には、ステップS39の処理として、補機50を作動させる。
一方、高電圧マイコン32は、ステップS38の処理で否定判断した場合には、すなわち低電圧マイコン23から停止指令信号が送信されている場合には、ステップS40の処理として、補機50を停止させる。
高電圧マイコン32は、ステップS39の処理又はステップS40の処理を実行した後、ステップS41の処理として、動作フラグを正常オン状態にセットする。ステップS39を経てステップS41に移行した場合は、STB信号と間接LV_STB信号がオン状態であり、かつ許可指令信号を受信している第1の正常オン状態であり、ステップS40を経てステップS41に移行した場合は、STB信号と間接LV_STB信号がオン状態であり、かつ停止指令信号を受信している第2の正常オン状態である。また、高電圧マイコン32は、ステップS35の処理として、正常オン状態であることを低電圧マイコン23に通知する。
高電圧マイコン32は、ステップS36の処理で否定判断した場合には、すなわち直接STB信号及び間接LV_STB信号のいずれか一方がオフ状態である場合には、ステップS42の処理として、異常処置を行う。
具体的には、高電圧マイコン32は、直接STB信号がオフ状態である場合には、ステップS43の処理として、補機50を停止させるとともに、ステップS44の処理として、動作フラグを異常状態にセットする。また、間接LV_STB信号がオフ状態である場合にも、高電圧マイコン32は、同様に、ステップS43の処理として、補機50を停止させるとともに、ステップS44の処理として、動作フラグを異常状態にセットする。
高電圧マイコン32は、ステップS44の処理を実行した後、ステップS35の処理として、異常状態であることを上位ECU60に通知する。直接STB信号がオフ状態である場合と、間接HV_STB信号がオフ状態である場合のどちらも、動作フラグを同じ異常状態にセットするとしたが、異なる異常状態として動作フラグをセットすることもできる。
以上のように、本実施形態に係る車載高電圧電気装置10は、第1インターフェイス回路21及び第2インターフェイス回路22(つまり2つの信号入出力部)を介して伝達される信号によって駆動される構成となっている。第1インターフェイス回路21は、低電圧マイコン23と信号伝達する部分ということができ、第2インターフェイス回路22は、駆動回路31に直接信号を伝達する部分ということができる。また、第2インターフェイス回路22は、車載高電圧電気装置10に設けられた全てのマイコン(つまり、低電圧マイコン23と高電圧マイコン32)と直接信号伝達するように構成されている。
次に、図4を参照して、駆動回路31の動作例について説明する。
図4に示されるように、駆動回路31は、ステップS50の処理として、内部STB線Wb3を通じてSTB信号を受信した際、そのSTB信号がオフ状態である場合には、すなわちステップS51の処理が肯定的である場合には、ステップS52の処理として、補機50の作動を不許可とする。一方、駆動回路31は、ステップS51の処理が否定的である場合には、ステップS53の処理として、補機50の作動を許可する。
以上説明した本実施形態の車載高電圧電気装置10によれば、以下の(1)〜(3)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)2つのマイコン23,32でSTB信号の状態を比較することにより、断線や車載高電圧電気装置10の破損等に起因する内部STB線Wb2,Wb3の異常検出に対する冗長性を向上させることができる。また、フォトカプラ41と高電圧マイコン32との間の配線、フォトカプラ41と駆動回路31との間の配線、及びフォロカプラ41の異常検出に対する冗長性も向上させることができる。
(2)STB信号がマイコン23,32をバイパスして駆動回路31に入力されるため、マイコン23,32の内部処理時間を省略することができ、即座に補機50を停止させることができる。
(3)外部通信線Wa1と外部STB線Wa2とを、異なる上位ECUに接続することもできる。例えば外部通信線Wa1をエアコンECUに接続し、外部STB線Wa2をパワーマネジメント用のECUに接続することができる。よって、車両構成や目的に応じた使い分けが可能となる。
<第2実施形態>
次に、車載高電圧電気装置10の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態の車載高電圧電気装置10との相違点を中心に説明する。
図5に示されるように、本実施形態の車載高電圧電気装置10では、第2インターフェイス回路22から送信されるSTB信号が低電圧マイコン23に入力されていない点で第1実施形態の車載高電圧電気装置10と異なる。
本実施形態における第1インターフェイス回路21は、低電圧マイコン23と信号伝達するように構成されており、第2インターフェイス回路22は、高電圧マイコン32と直接信号伝達するように構成されている。
図6を参照して、本実施形態に係る低電圧マイコン23の動作例について説明する。低電圧マイコン23は、図6に示される動作を所定の周期で繰り返し実行する。
図6に示されるように、低電圧マイコン23は、ステップS60の処理として、間接HV_STB信号を受信する。その後、ステップS61の処理として、間接HV_STB信号がオフ状態であるか否かを判断する。
低電圧マイコン23は、ステップS61の処理で肯定判断した場合には、ステップS62の処理として、補機50を停止させるべく、停止指令信号を高電圧マイコン32に送信するとともに、ステップS63の処理として、間接HV_STB信号がオフ状態であることを示す正常オフ動作フラグをセットする。また、低電圧マイコン23は、ステップS64の処理として、正常オフ状態であることを上位ECU60に通知する。
低電圧マイコン23は、ステップS61の処理で否定判断した場合には、ステップS65の処理として、補機50の作動を許可する。この場合、低電圧マイコン23は、ステップS66の処理として、上位ECU60から許可指令信号が送信されているか否かを判断する。
低電圧マイコン23は、ステップS66の処理で肯定判断した場合には、すなわち上位ECU60から許可指令信号が送信されている場合には、ステップS67の処理として、補機50を作動させるべく、高電圧マイコン32に許可指令信号を送信する。一方、低電圧マイコン23は、ステップS66の処理で否定判断した場合には、すなわち上位ECU60から停止指令信号が送信されている場合には、ステップS68の処理として、補機50を停止させるべく、高電圧マイコン32に停止指令信号を送信する。
低電圧マイコン23は、ステップS67の処理又はステップS68の処理を実行した後、ステップS69の処理として、動作フラグを正常オン状態にセットする。ステップS67を経てステップS69に移行した場合は、間接HV_STB信号がオン状態であり、かつ許可指令信号を受信している第1の正常オン状態であり、ステップS68を経てステップS69に移行した場合は、間接HV_STB信号がオン状態であり、かつ停止指令信号を受信している第2の正常オン状態である。また、低電圧マイコン23は、ステップS64の処理として、正常オン状態であることを上位ECU60に通知する。
尚、本実施形態ではSTB信号が低電圧マイコン23に直接は入力されないので、第1実施形態のステップS16(図2)で行われていたような、STB信号と間接HV_STB信号との比較が行われない。このため、ステップS61の処理で否定判断した場合でも、上位ECU60から送信されたSTB信号が実際にはオフ状態であり、例えばフォトカプラ41の故障等により、高電圧マイコン32に入力される直接STB信号がオン状態となってしまっていた可能性もある。その結果、低電圧マイコン23に入力される間接HV_STB信号も誤ってオン状態となってしまっていた可能性もある。
しかしながら、低電圧マイコン23は、間接HV_STB信号のみに基づいて高電圧マイコン32に許可指令信号等を送信するのではなく、上位ECU60から第1インターフェイス回路21を介して到達する指令信号にも基づいて、高電圧マイコン32に許可指令信号等を送信する。このため、例えば上記のような状態、すなわち間接HV_STB信号が誤ってオン状態になってしまっていた場合であっても、高電圧マイコン32に許可指令信号が送信されないので、補機50を誤って動作させてしまうことが無い。フォトカプラ41に繋がる配線に異常が生じていた場合であっても同様である。
このように本実施形態では、フォトカプラ41と高電圧マイコン32との間の配線、フォトカプラ41と駆動回路31との間の配線、及びフォロカプラ41の異常検出に対する冗長性も向上させることが可能となっている。
次に、図7を参照して、本実施形態に係る高電圧マイコン32の動作例について説明する。高電圧マイコン32は、図7に示される動作を所定の周期で繰り返し実行する。
図7に示されるように、高電圧マイコン32は、ステップS80の処理として、直接STB信号を受信する。その後、ステップS81の処理として、直接STB信号がオフ状態であるか否かを判断する。
高電圧マイコン32は、ステップS81の処理で肯定判断した場合には、ステップS82の処理として、補機50を停止させるとともに、ステップS83の処理として、直接STB信号がオフ状態であることを示す正常オフ動作フラグをセットする。また、高電圧マイコン32は、ステップS84の処理として、正常オフ状態であることを低電圧マイコン23に通知する。
高電圧マイコン32は、ステップS81の処理で否定判断した場合には、ステップS85の処理として、補機50の作動を許可する。この場合、高電圧マイコン32は、ステップS86の処理として、低電圧マイコン23から許可指令信号が送信されているか否かを判断する。
高電圧マイコン32は、ステップS86の処理で肯定判断した場合には、すなわち低電圧マイコン23から許可指令信号が送信されている場合には、ステップS87の処理として、補機50を作動させる。
一方、高電圧マイコン32は、ステップS86の処理で否定判断した場合には、すなわち低電圧マイコン23から停止指令信号が送信されている場合には、ステップS88の処理として、補機50を停止させる。
高電圧マイコン32は、ステップS87の処理又はステップS88の処理を実行した後、ステップS89の処理として、動作フラグを正常オン状態にセットする。ステップS87を経てステップS89に移行した場合は、STB信号がオン状態であり、かつ許可指令信号を受信している第1の正常オン状態であり、ステップS88を経てステップS89に移行した場合は、STB信号がオン状態であり、かつ停止指令信号を受信している第2の正常オン状態である。また、高電圧マイコン32は、ステップS84の処理として、正常オン状態であることを低電圧マイコン23に通知する。
尚、本実施形態では、低電圧マイコン23からの間接LV_STB信号が高電圧マイコン32に入力されないので、第1実施形態のステップS36(図3)で行われていたような、STB信号と間接LV_STB信号との比較が行われない。このため、ステップS81の処理で否定判断した場合でも、上位ECU60から送信されたSTB信号が実際にはオフ状態であり、例えばフォトカプラ41の故障等により、高電圧マイコン32に入力される直接STB信号がオン状態となってしまっていた可能性もある。
しかしながら、高電圧マイコン32は、直接STB信号のみに基づいて補機51の動作制御を行うのではなく、上位ECU60から低電圧マイコン23及びフォトカプラ40を介して到達する指令信号にも基づいて、補機51の動作制御を行う。このため、例えば上記のような状態、すなわち直接STB信号が誤ってオン状態になってしまっていた場合であっても、補機50を誤って動作させてしまうことが無い。フォトカプラ41に繋がる配線に異常が生じていた場合であっても同様である。
以上のように本実施形態に係る車載高電圧電気装置10では、図6及び図7に示されるそれぞれの制御を実行することにより、各部の異常検出に対する冗長性を向上させている。
以上説明した本実施形態の車載高電圧電気装置10によれば、第1実施形態の(2)及び(3)に示される作用及び効果を得ることができる。また、フォトカプラ41と高電圧マイコン32との間の配線、フォトカプラ41と駆動回路31との間の配線、及びフォロカプラ41の異常検出に対する冗長性も向上させることができる。
<第3実施形態>
次に、車載高電圧電気装置10の第3実施形態について説明する。以下、第1実施形態の車載高電圧電気装置10との相違点を中心に説明する。
図8に示されるように、本実施形態の車載高電圧電気装置10では、第2インターフェイス回路22から送信されるSTB信号が駆動回路31に入力されていない点で第1実施形態の車載高電圧電気装置10と異なる。
以上説明した本実施形態の車載高電圧電気装置10によれば、第1実施形態の(1)及び(3)に示される作用及び効果に加え、以下の(4)に示される作用及び効果を得ることができる。
(4)STB信号が低電圧マイコン23をバイパスして高電圧マイコン32に入力されるため、低電圧マイコン23の内部処理時間を省略することができ、即座に補機50を停止させることができる。
<第4実施形態>
次に、車載高電圧電気装置10の第4実施形態について説明する。以下、第1実施形態の車載高電圧電気装置10との相違点を中心に説明する。
図9に示されるように、本実施形態の車載高電圧電気装置10では、第2インターフェイス回路22から送信されるSTB信号が低電圧マイコン23のみに入力されている。また、低電圧マイコン23は、内部STB線Wb5、Wb6を介して高電圧マイコン32にSTB信号を送信することが可能となっている。すなわち、内部STB線Wb5、Wb6は、低電圧マイコン23から高電圧マイコン32へのSTB信号の送信を可能とする専用線である。
内部STB線Wb5には、フォトカプラ42が設けられている。フォトカプラ42は、低電圧マイコン23から高電圧マイコン32へのSTB信号の送信を可能としつつ、それらの間の電圧を電気的に絶縁している。
低電圧マイコン23は、第2インターフェイス回路22から内部STB線Wb2を介して送信されるSTB信号を受信すると、このSTB信号を、内部STB線Wb5、フォトカプラ42、及び内部STB線Wb6を介して高電圧マイコン32に送信する。
以上説明した本実施形態の車載高電圧電気装置10によれば、第1実施形態の(3)に示される作用及び効果に加え、以下の(5),(6)に示される作用および効果を得ることができる。
(5)低電圧マイコン23から高電圧マイコン32へのSTB信号の送信を可能とする専用線により、即座に補機50を停止させることができる。
(6)2つのマイコン23,32でSTB信号の状態を比較することにより、断線や車載高電圧電気装置10の破損等に起因する内部STB線Wb2,Wb5,Wb6の異常検出に対する冗長性を向上させることができる。
<第5実施形態>
次に、車載高電圧電気装置10の第5実施形態について説明する。以下、第1実施形態の車載高電圧電気装置10との相違点を中心に説明する。
本実施形態の高電圧マイコン32は、高電圧電源から供給される高電圧が補機50を駆動させるために必要な電圧(所定値)を下回ると、電圧過小フラグFを低電圧マイコン23に通知する。低電圧マイコン23は、高電圧マイコン32から送信される電圧過小フラグFを上位ECU60に通知する。電圧過小フラグFは、高電圧が供給されない限り電源電圧が低く動作できないことを上位ECU60に通知するために用いられる。この構成の場合の高電圧マイコン32は、高電圧電源から供給される電圧が所定値を下回ったか否かを判定する部分、すなわち電圧過小異常判定部に相当する。なお、低電圧マイコン23が、高電圧電源から供給される高電圧が補機50を駆動させるために必要な電圧を下回っているか否かを判定することにより、電圧過小異常判定部として機能してもよい。
ところで、車載高電圧電気装置10においては、高電圧電源から高電圧回路30に高電圧が未入力である状態で上位ECU60との通信機能を確保したいというニーズがある。本実施形態のように電圧過小フラグFの通知機能を有する車載高電圧電気装置10では、高電圧回路30に高電圧が未入力である場合、低電圧電源から供給される低電圧により低電圧マイコン23が起動すると、電圧過小フラグFがオン状態になり続ける。
具体的には、図10(A)に示されるように、例えば時刻t10で低電圧VLが低電圧回路20に入力された後、図10(B)に示されるように、時刻t11で低電圧マイコン23が起動したとする。この時刻t11の時点において、図10(C)に示されるように、高電圧回路から高電圧マイコン32に高電圧VHが入力されていない場合、図10(D)に示されるように、電圧過小フラグFがオン状態に設定される。
その後、図10(C)に示されるように、高電圧回路から高電圧マイコン32に入力される高電圧VHが電圧過小判定閾値Vthを超えるまでの期間、すなわち時刻t11から時刻t12までの期間、電圧過小フラグFがオン状態に維持されることになる。このような場合、上位ECU60で異常と判定されるおそれがある。
そこで、本実施形態の車載高電圧電気装置10は、図11(A)〜(E)に示されるように動作する。すなわち、図11(D)に示されるように、上位ECU60から車載高電圧電気装置10に送信されているSTB信号がオフ状態である場合には、上位ECU60への電圧過小フラグFの送信がマスクされる。これにより、STB信号がオン状態である場合に限って、電圧過小フラグFの判定情報が上位ECU60に送信されるようになるため、上位ECU60が異常と誤判定することを防止できる。このように、第2インターフェイス回路22で受信されるSTB信号が、補機50の起動停止を示す信号として用いられるのみならず、他の目的のための信号としても用いられるような態様であってもよい。
<他の実施形態>
なお、各実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・低電圧回路20及び高電圧回路30にそれぞれ設けられるマイクロコンピュータの数は、1に限らず、2つ以上であってもよい。また、マイクロコンピュータの数に応じて、車載高電圧電気装置10には、2つのフォトカプラに限らず、3つ以上のフォトカプラが設けられていてもよい。
・フォトカプラ40〜42に代えて、半導体アイソレータ等、電圧を電気的に絶縁可能な適宜の信号伝達素子を用いてもよい。
・車載高電圧電気装置10に設けられる電気回路の数は、低電圧回路20及び高電圧回路30の2つに限らず、3つ以上であってもよい。この場合、第1インターフェイス回路21から指令信号が送信される対象は、単一の回路であってもよく、2つ以上の回路であってもよい。また、第2インターフェイス回路22からSTB信号が送信される対象は、単一の回路であってもよく、2つ以上の回路であってもよい。
・マイコン23,32が提供する手段及び/又は機能は、実体的な記憶装置に記憶されたソフトウェア及びそれを実行するコンピュータ、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの組み合わせにより提供することができる。例えばマイコン23,32がハードウェアである電子回路により提供される場合、それは多数の論理回路を含むデジタル回路、又はアナログ回路により提供することができる。
・本開示は上記の具体例に限定されるものではない。上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素、及びその配置、条件、形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
10:車載高電圧電気装置
20:低電圧回路(電気回路)
21:第1インターフェイス回路(第1信号入出力部)
22:第2インターフェイス回路(第2信号入出力部)
23:低電圧マイコン
30:高電圧回路(電気回路)
31:駆動回路
32:高電圧マイコン
50:補機
60:上位の車両制御装置

Claims (9)

  1. 電圧値により電気的に絶縁された2つ以上の電気回路(20,30)と、
    前記2つ以上の電気回路にそれぞれ設けられる少なくとも1つ以上のマイクロコンピュータ(23,32)と、を備え、
    2つ以上の信号入出力部(21,22)を介して伝達される信号により駆動される車載高電圧電気装置。
  2. 補機(50)を駆動するための駆動回路(31)を備え、
    前記2つ以上の信号入出力部は、前記マイクロコンピュータと信号伝達する第1信号入出力部(21)と、前記駆動回路に直接信号を伝達する第2信号入出力部(22)と、からなる
    請求項1に記載の車載高電圧電気装置。
  3. 前記第2信号入出力部は、前記マイクロコンピュータのうちの少なくとも1つ以上のマイクロコンピュータに前記第2信号入出力部の信号を直接伝達する
    請求項2に記載の車載高電圧電気装置。
  4. 前記第2信号入出力部は、前記マイクロコンピュータの全てに前記第2信号入出力部の信号を直接伝達する
    請求項2に記載の車載高電圧電気装置。
  5. 前記2つ以上の信号入出力部は、前記マイクロコンピュータと信号伝達する第1信号入出力部(21)と、少なくとも一つ以上の前記マイクロコンピュータと直接信号伝達する第2信号入出力部(22)と、からなる
    請求項1に記載の車載高電圧電気装置。
  6. 前記2つ以上の信号入出力部は、前記マイクロコンピュータと信号伝達する第1信号入出力部(21)と、全ての前記マイクロコンピュータと直接信号伝達する第2信号入出力部(22)と、からなる
    請求項1に記載の車載高電圧電気装置。
  7. 複数の前記マイクロコンピュータ間に少なくとも2つ以上の信号伝達部(Wb4,Wb5,Wb6)を備え、
    前記信号伝達部の少なくとも一つ以上は信号入出力部(22)が伝達する信号の専用線による信号伝達部である
    請求項5又は6に記載の車載高電圧電気装置。
  8. 前記2つ以上の信号伝達部のうちの少なくとも一つの信号伝達部が伝達する信号は、当該車載高電圧電気装置の起動停止信号である
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の車載高電圧電気装置。
  9. 当該車載高電圧電気装置に動作指令を行う上位の車両制御装置(60)と、
    高電圧電源から供給される電圧が所定値を下回ったか否かを判定する電圧過小異常判定部と、を備え、
    前記起動停止信号が起動状態の場合に、前記電圧過小異常判定部の判定情報を前記上位の車両制御装置に送信する
    請求項8に記載の車載高電圧電気装置。
JP2017097602A 2017-05-16 2017-05-16 車載高電圧電気装置 Active JP6683174B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017097602A JP6683174B2 (ja) 2017-05-16 2017-05-16 車載高電圧電気装置
CN201880032056.1A CN110663167B (zh) 2017-05-16 2018-03-23 车载高电压电气装置
PCT/JP2018/011886 WO2018211819A1 (ja) 2017-05-16 2018-03-23 車載高電圧電気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017097602A JP6683174B2 (ja) 2017-05-16 2017-05-16 車載高電圧電気装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2018196227A true JP2018196227A (ja) 2018-12-06
JP2018196227A5 JP2018196227A5 (ja) 2019-08-15
JP6683174B2 JP6683174B2 (ja) 2020-04-15

Family

ID=64273881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017097602A Active JP6683174B2 (ja) 2017-05-16 2017-05-16 車載高電圧電気装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6683174B2 (ja)
CN (1) CN110663167B (ja)
WO (1) WO2018211819A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11973477B2 (en) 2020-09-24 2024-04-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Signal processing circuit

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001245472A (ja) * 2000-02-29 2001-09-07 Matsushita Electric Works Ltd 電気機器の制御回路
JP2004282866A (ja) * 2003-03-14 2004-10-07 Denso Corp インバータ装置および電動コンプレッサ制御システム
WO2011055611A1 (ja) * 2009-11-05 2011-05-12 ローム株式会社 信号伝達回路装置、半導体装置とその検査方法及び検査装置、並びに、信号伝達装置及びこれを用いたモータ駆動装置
JP2015053791A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 株式会社デンソー 変電回路
JP2016092927A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 回転電機制御装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5164806B2 (ja) * 2008-11-12 2013-03-21 サンデン株式会社 車両用通信制御装置
EP2802891B1 (en) * 2012-01-12 2020-03-04 Allison Transmission, Inc. System and method for high voltage cable detection in hybrid vehicles
CN203958041U (zh) * 2014-07-11 2014-11-26 常州科研试制中心有限公司 基于can总线的防爆电动胶轮车无主式电控系统

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001245472A (ja) * 2000-02-29 2001-09-07 Matsushita Electric Works Ltd 電気機器の制御回路
JP2004282866A (ja) * 2003-03-14 2004-10-07 Denso Corp インバータ装置および電動コンプレッサ制御システム
WO2011055611A1 (ja) * 2009-11-05 2011-05-12 ローム株式会社 信号伝達回路装置、半導体装置とその検査方法及び検査装置、並びに、信号伝達装置及びこれを用いたモータ駆動装置
JP2015053791A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 株式会社デンソー 変電回路
JP2016092927A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 回転電機制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11973477B2 (en) 2020-09-24 2024-04-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Signal processing circuit

Also Published As

Publication number Publication date
CN110663167A (zh) 2020-01-07
JP6683174B2 (ja) 2020-04-15
WO2018211819A1 (ja) 2018-11-22
CN110663167B (zh) 2021-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4656152B2 (ja) 電池システム
JP4656151B2 (ja) 電池システム、電池セル監視用集積回路
US20200119568A1 (en) System and method for charging a battery pack
JP2007252175A (ja) 蓄電装置
US11709210B2 (en) Interlock device for high voltage apparatus
US11048494B2 (en) Arrangement and method for updating a control software in a high-voltage control unit
JPH0894695A (ja) 半導体パワースイッチシステム
KR102021864B1 (ko) 전력 제어용 스위칭 소자의 구동회로
US8365545B2 (en) Inverter system for on-vehicle air conditioner
US20200228042A1 (en) Air conditioner
JP5392338B2 (ja) 電池監視装置
WO2018211819A1 (ja) 車載高電圧電気装置
KR20210075160A (ko) 전력 공급 제어 시스템 및 방법
EP4206697A1 (en) Self-locking and detection circuit and apparatus, and control method
JP7438031B2 (ja) 車載用電池制御装置
JP2022063007A (ja) 車載用電池制御装置
US20230155185A1 (en) Control apparatus and battery pack
JP6492745B2 (ja) 無停電電源装置
US10673228B2 (en) Unit
JP3045748B2 (ja) 電源切り換え方法
US20190265300A1 (en) Battery device and charging end detecting method
JP6381272B2 (ja) 無停電電源システム及びインタフェース変換装置
JP2021127824A (ja) フェールセーフ制御装置
JP2000112581A (ja) 電子制御装置
JP2020171186A (ja) 放電装置及び放電システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190702

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190702

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200309

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6683174

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250