JP2018196213A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電流変換装置の大型化を抑制しつつ、出力電流の検出精度を高める。【解決手段】電力変換装置10Aは、直流電流を三相交流に変換して出力する半導体モジュール20と、第1電流センサ51が取り付けられる第1接続部41と、第2電流センサ52が取り付けられる第2接続部42と、第3電流センサ53が取り付けられる第3接続部43と、を有するバスバー40Aと、を備える。前記第1電流センサ51と前記第2電流センサ52と前記第3電流センサ53とは、前記半導体モジュール20の端部から外方に向かう突出方向に突出した位置に配列され、前記第3電流センサ53は、前記突出方向において、前記第1電流センサ51および前記第2電流センサ52よりも前記半導体モジュール20に近い位置に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換装置に関する。
電力変換装置として、直流電流を三相交流に変換して外部負荷に出力するインバータが知られている。例えば、下記の特許文献1には、電気自動車や燃料電池車両等の車両に搭載され、バッテリから出力される直流電流を、半導体モジュールにおけるスイッチングにより、三相交流に変換して、三相交流モータに供給する電力変換装置が開示されている。そうした電力変換装置では、半導体モジュールから出力される電流を制御するために、半導体モジュールに接続されたバスバーの出力端子に電流センサが取り付けられる場合がある。
特開2013−5550号公報
特許文献1の電力変換装置では、V相の出力電流は、U相およびW相の出力電流の計測値から算出されるため、V相の出力端子には電流センサが取り付けられていない(段落0019)。しかしながら、この構成では、U相またはW相の電流計測値に誤差が生じると、V相の出力電流の算出結果にも誤差が含まれてしまうという問題がある。また、U相またはW相のいずれかの電流センサが故障した場合には、V相の出力電流の算出ができなくなってしまうという問題がある。そのため、多相交流を出力する電力変換装置においては、各相の出力端子に電流センサが設けられることが望ましい。
その一方で、電流センサは、一般に、半導体モジュールのスイッチングによって生じる電磁波の影響を避けるために、半導体モジュールから離間した位置に設けられることが望ましい。そのため、各相の出力端子に電流センサを設けると、その分だけ、電力変換装置が大型化してしまう可能性があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の一形態によれば、直流電流を三相交流に変換して外部負荷に出力する電力変換装置(10A〜10C)が提供される。この形態の電力変換装置は、前記三相交流を位相ごとに出力する第1端子(23)と、第2端子(24)と、第3端子(25)と、を有する半導体モジュール(20)と;前記第1端子に接続される第1接続部(41)と、前記第2端子に接続される第2接続部(42)と、前記第3端子に接続される第3接続部(43)と、を有し、前記半導体モジュールと前記外部負荷との電気的な接続を仲介するバスバー(40A〜40D)と;前記第1接続部に取り付けられる第1電流センサ(51)と;前記第2接続部に取り付けられる第2電流センサ(52)と;前記第3接続部に取り付けられる第3電流センサ(53)と、を備える。前記第1電流センサと前記第2電流センサと前記第3電流センサとは、前記半導体モジュールの端部から外方に向かう突出方向(Y)に突出した位置において配列されており;前記第3電流センサは、前記突出方向において、前記第1電流センサおよび前記第2電流センサよりも前記半導体モジュールに近い位置に配置されている。
この形態の電力変換装置によれば、三相交流の各相の交流を各電流センサによって検出することができるため、電力変換装置における交流の出力制御の精度を高めることができる。また、一つの電流センサが故障しても、他の二つの電流センサの検出結果を用いて、電力変換装置の稼働を継続することができる。この形態の電力変換装置によれば、第3電流センサを、第1電流センサおよび第2電流センサよりも半導体モジュールに近づけて配置している。そのため、第3電流センサが突出した位置に配置されていない分だけ、電力変換装置が大型化してしまうことを抑制できる。また、第1電流センサおよび第2電流センサが半導体モジュールから離間して配置されているため、少なくとも、第1電流センサと第2電流センサの出力信号に対する半導体モジュールが発する電磁波の影響を抑制することができる。よって、たとえ、第3電流センサの出力信号に、その電磁波の影響によるノイズが混入してしまったとしても、第1電流センサと第2電流センサの出力信号によって、その誤差を補償することができ、交流の検出精度の低下を抑制することができる。このように、この形態の電力変換装置によれば、装置の大型化を抑制しつつ、三相交流の検出精度を高めることができる。
本発明は、電力変換装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、電力変換装置に用いられるバスバー、電力変換装置における電流センサの取り付け構造、電力変換装置における電流センサの取り付け方法、電力変換装置と外部負荷との接続方法等の形態で実現することができる。
第1実施形態の電力変換装置の構成を示す概略斜視図。 第1実施形態の電力変換装置の構成を示す概略上面図。 第1実施形態の電力変換装置の構成を示す概略側面図。 第1実施形態の電力変換装置の構成を示す概略正面図。 バスバーから電流センサを取り外した状態を示す概略分解斜視図。 バスバーに対する電流センサの取り付け工程を示す第1の概略図。 バスバーに対する電流センサの取り付け工程を示す第2の概略図。 バスバーに対する電流センサの取り付け工程を示す第3の概略図。 バスバーに対する電流センサの取り付け工程を示す第4の概略図。 第2実施形態の電力変換装置の構成を示す概略斜視図。 第2実施形態の電力変換装置の構成を示す概略上面図。 第2実施形態の電力変換装置の構成を示す概略側面図。 第2実施形態の電力変換装置の構成を示す概略正面図。 第3実施形態におけるバスバーの構成を示す概略図。 第4実施形態のバスバーに取り付けられる端子部の構成を示す概略分解図。 第4実施形態のバスバーに対する端子部の取り付け工程を示す概略図。
A.第1実施形態:
図1〜図5を参照する。図1〜図5には、第1実施形態の電力変換装置10Aとともに、互いに直交する三方向を示す矢印X,Y,Zを図示してある。矢印Xは、電力変換装置10Aの幅方向を示しており、電力変換装置10Aの右側面13側から左側面14側に向かう方向を示している(図1,図2)。矢印Yは、電力変換装置10Aの前後方向を示しており、電力変換装置10Aの背面12側から正面11側に向かう方向を示している(図1〜図4)。「電力変換装置10Aの正面11」とは、外部負荷のコネクタ(図示は省略)が接続されるときに、当該コネクタに対向する面を意味する。矢印Zは、電力変換装置10Aの高さ方向を示しており、10Aの底面16側から上面15側に向かう方向を示している(図1,図3,図4)。図5では、半導体モジュール20に取り付けられている状態のバスバー40Aに対応するように、矢印X,Y,Zが図示されている。
以下では、矢印Xの示している方向を「+X方向」と呼び、その反対の方向を「−X方向」と呼び、+X方向および−X方向を含む矢印Xの示す方向に沿った方向を「X方向」と呼ぶ。同様に、矢印Yの示している方向を「+Y方向」と呼び、その反対の方向を「−Y方向」と呼び、+Y方向および−Y方向を含む矢印Yの示す方向に沿った方向を「Y方向」と呼ぶ。また、矢印Zの示している方向を「+Z方向」と呼び、その反対の方向を「−Z方向」と呼び、+Z方向および−Z方向を含む矢印Zの示す方向に沿った方向を「Z方向」と呼ぶ。なお、矢印X,Y,Zは、他の参照図においても、図1〜図5と対応するように図示されている。
電力変換装置10Aは、直流電流を多相交流に変換して外部負荷に出力する。本実施形態の電力変換装置10Aは、電気自動車やハイブリッド車、燃料電池車両等の車両に搭載され、直流電源であるバッテリ(図示は省略)から出力される直流を、三相交流に変換して、外部負荷である三相交流モータ(図示は省略)に供給する。電力変換装置10Aは、半導体モジュール20と、平滑コンデンサ30と、冷却器35と、を備える(図1)。
半導体モジュール20は、複数のスイッチング素子を備え、入力された直流電流を、スイッチング素子のスイッチングによって交流電流に変換して出力する。平滑コンデンサ30は、直流電源と半導体モジュール20との接続を仲介し、半導体モジュール20への入力電流を安定化させる。冷却器35は、半導体モジュール20と平滑コンデンサ30とを冷却する。
本実施形態では、半導体モジュール20と冷却器35は、平板な略直方体形状を有しており、Z方向の長さが、X方向の幅やY方向の長さよりも小さい。半導体モジュール20と平滑コンデンサ30とは、冷却器35の+Z方向に向く面である上面の面内に収まるように積層されている。平滑コンデンサ30は、半導体モジュール20の−Y方向側に配置されている。
平滑コンデンサ30の−Y方向に向く背面には、直流電源に接続される一対の入力端子31,32が設けられている(図2)。第1入力端子31は+極であり、第2入力端子32が−極である。直流電源は、一対の入力端子31,32を介して、電力変換装置10Aの背面12から接続される。
平滑コンデンサ30は、半導体モジュール20に面する+Y方向側の面に、+Y方向に突出する複数組の出力端子33,34を備えている(図1,図2)。第1出力端子33は+極であり、第2出力端子34は−極である。本実施形態の平滑コンデンサ30は、一対の出力端子33,34を3組備えている。平滑コンデンサ30は、各組の出力端子33,34から直流電流を並列に出力する。
半導体モジュール20は、平滑コンデンサ30に接続される複数組の入力端子21,22を備えている(図1,図2)。第1入力端子21は+極であり、第2入力端子22は−極である。本実施形態では、半導体モジュール20は、一対の入力端子21,22を3組備えている。各入力端子21,22は、半導体モジュール20の+Z方向に向く上面の−Y方向側の端部において、X方向に一列に配列されている。平滑コンデンサ30の各出力端子33,34は、半導体モジュール20の対応する入力端子21,22に対して上方からねじ止めされる。
半導体モジュール20は、各組の入力端子21,22から並列に入力される直流をそれぞれ、位相が異なるU相、V相、W相の交流に変換する。半導体モジュール20は、3つの端子23〜25から各相の交流を出力する(図1,図2)。各端子23〜25は、半導体モジュール20の上面における+Y方向側の端部において、X方向に一列に配列されている。第3端子25は、半導体モジュール20のX方向におけるほぼ中央に設けられている。第1端子23は、第3端子25の+X方向側に設けられ、第2端子24は、第3端子25の−X方向側に設けられている。第1端子23は、U相の交流を出力する。第2端子24は、W相の交流を出力する。第3端子25は、V相の交流を出力する。
電力変換装置10Aは、さらに、バスバー40Aと、3つの電流センサ51,52,53と、を備える(図1,図2,図5)。バスバー40Aは、半導体モジュール20と外部負荷との電気的な接続を仲介する。バスバー40Aは、第1端子23に接続されるU相用の第1接続部41と、第2端子24に接続されるW相用の第2接続部42と、第3端子25に接続されるV相用の第3接続部43と、を備える。
各接続部41〜43は、互いに分離した金属製の板状部材によって構成されている。各接続部41〜43は、例えば、銅(Cu)によって構成される。各接続部41〜43は、半導体モジュール20の+Y方向側の端部において、第1接続部41、第3接続部43、第2接続部42の順で、−X方向に互いに離間して配列されている。X方向における両側の第1接続部41と第2接続部42とは、半導体モジュール20のY方向に沿った中心軸を挟んで互いに対称な形状を有している。これに対して、中央の第3接続部43は、第1接続部41と第2接続部42とは異なる形状を有している。
第1接続部41は、それぞれが異なる方向に直線状に延びている3つの部位41a〜41cを有している(図5)。第1部位41aは、半導体モジュール20の+Y方向側の端部から+Y方向に突出するように、Y方向に沿って配置されている(図1,図2)。本実施形態では、+Y方向が、半導体モジュール20の端部から外方に向かう突出方向である。第1部位41aは、+Z方向に向く上面と、−Z方向に向く下面と、を有する。第1部位41aの−Y方向側の端部は、半導体モジュール20の第1端子23の上方に配置されて、第1端子23に対してねじ止めされる。
第1接続部41の第2部位41bは、X方向に沿って配置されており、第1部位41aの+Y方向側の端部から−X方向に向かって延びている(図1,図2,図5)。第2部位41bは、+Z方向に向く上面と、−Z方向に向く下面と、を有する。第2部位41bは、半導体モジュール20のX方向における中央に配置されている第3接続部43の手前まで延びている。
第1接続部41の第3部位41cは、Z方向に沿って配置されており、第2部位41bの−X方向側の端部から−Z方向に延びている(図3,図5)。第3部位41cは、+Y方向に向く表面と、−Y方向に向く裏面と、を有する。第3部位41cには、その表面から+Y方向に突出している軸部61が設けられている(図5)。軸部61は、先端部に、Y方向に開口する開口部61oを有している。本実施形態では、開口部61oの内周面に、ネジ溝が切られている(図示は省略)。軸部61については後述する。
第2接続部42は、第1接続部41と同様に、それぞれが異なる方向に直線状に延びている3つの部位42a〜42cを有している(図5)。第1部位42aは、Y方向に沿って配置され、半導体モジュール20の+Y方向側の端部から、第1接続部41の第1部位41aと並列に、ほぼ同じ長さだけ突出している(図1,図2)。第1部位42aは、+Z方向に向く上面と、−Z方向に向く下面と、を有する。第1部位42aの−Y方向側の端部は、半導体モジュール20の第2端子24の上方に配置されて、第2端子24に対してねじ止めされる。
第2接続部42の第2部位42bは、X方向に沿って配置されており、第1部位42aの+Y方向側の端部から+X方向に向かって延びている(図1,図2,図5)。第2部位42bは、+Z方向に向く上面と、−Z方向に向く下面と、を有する。第2部位42bは、第3接続部43の手前まで延びている(図2)。第2部位42bは、第1接続部41の第2部位41bとX方向において一列に並ぶ。第2部位42bのX方向における長さは、第1接続部41の第2部位41bとほぼ同じである。なお、本実施形態では、第2部位42bの−X方向側の端部と、第1接続部41の第2部位41bにおける+X方向側の端部と、の間の距離は、第3電流センサ53の直径よりも大きい。
第2接続部42の第3部位42cは、Z方向に沿って配置されており、第2部位42bの+X方向側の端部から−Z方向に向かって延びている(図3,図5)。第3部位42cは、第1接続部41の第3部位41cとY方向における位置が揃っている。第3部位42cのZ方向における長さは、第1接続部41の第3部位41cとほぼ同じである。第3部位42cは、+Y方向に向く表面と、−Y方向に向く裏面と、を有する。第3部位42cには、第1接続部41の第3部位41cと同様に、その表面から+Y方向に突出し、先端に開口部61oを有する軸部61が設けられている。
第3接続部43は、それぞれが異なる方向に直線状に延びている2つの部位43a,43bを有している(図5)。第1部位43aは、Y方向に沿って配置されており、半導体モジュール20の+Y方向側の端部から、第1接続部41の第1部位42aおよび第2接続部42の第1部位42aと並列に+Y方向に突出している(図2)。第1部位43aは、+Z方向に向く上面と、−Z方向に向く下面と、を有する。第1部位43aの−Y方向側の端部は、半導体モジュール20の第3端子25の上方に配置されて、第3端子25に対してねじ止めされる。第1部位43aの+Y方向側の端部は、第1接続部41および第2接続部42のそれぞれの第1部位41a,42bにおける+Y方向側の端部よりも−Y方向側の奥まった位置に位置している。
第3接続部43の第2部位43bは、Z方向に沿って配置されており、第1部位43aの+Y方向側の端部から−Z方向に向かって延びている(図3,図5)。第2部位43bは、第1接続部41および第2接続部42のそれぞれの第3部位41c,42cよりも−Y方向側に位置している。第2部位43bのZ方向における長さは、第1接続部41および第2接続部42のそれぞれの第3部位41c,42cとほぼ同じである。第2部位43bは、+Y方向に向く表面と、−Y方向に向く裏面と、を有する。第2部位43bには、第1接続部41および第2接続部42の第3部位41c,42cと同様に、その表面から+Y方向に突出し、先端に開口部61oを有する軸部61が設けられている。
各電流センサ51,52,53は、バスバー40Aの各接続部41〜43に取り付けられて、半導体モジュール20が出力する各相の交流に応じた信号を出力する(図1,図2,図5)。第1電流センサ51は、U相の交流を検出するために第1接続部41に取り付けられる。第2電流センサ52は、W相の交流を検出するために第2接続部42に取り付けられる。第3電流センサ53は、V相の交流を検出するために第3接続部43に取り付けられる。
各電流センサ51〜53は、中央に貫通孔54を有し、当該貫通孔54に挿通された導体に流れる交流に応じた電圧を出力する(図5)。本実施形態では、各電流センサ51〜53は、リングコア55にホール素子56が取り付けられたホール素子方式の電流センサである。なお、各電流センサ51〜53は、ホール素子方式の電流センサでなくてもよく、例えば、リングコアに巻線を巻き付けたCT方式の電流センサであってもよいし、他の方式の電流センサであってもよい。
各電流センサ51〜53の貫通孔54には、取り付けられる接続部41〜43の軸部61が+Y方向に挿通される(図5)。各電流センサ51〜53は、取り付けられる接続部41〜43の軸部61の外周に保持され、半導体モジュール20の端部から突出方向である+Y方向に突出した位置において配列される(図2,図3)。なお、本実施形態では、各電流センサ51〜53のサイズはほぼ同じである。
各電流センサ51〜53は、各接続部41〜43に取り付けられる端子部65〜67によって固定される。第1端子部65は、第1接続部41の軸部61に取り付けられる。第2端子部66は、第2接続部42の軸部61に取り付けられる。第3端子部67は、第3接続部43の軸部61に取り付けられる。
各端子部65〜67は、金属製の部材であり、挿入部71と、張出部72と、端子ピン73と、を有する(図5)。挿入部71は、−Y方向に延びる軸状の部位であり、その先端側が軸部61の開口部61oに挿入されて固定される。本実施形態では、挿入部71にはネジ溝が切られている(図示は省略)。張出部72は、挿入部71の+Y方向側の端部である基端部に設けられ、Y方向に交差する方向に張り出している鍔状の部位である。端子ピン73は、張出部72から+Y方向に柱状に延びている部位である。
第1電流センサ51は、第1端子部65の挿入部71が、その基端部まで、第1接続部41の軸部61の開口部61oに挿入されると、第3部位41cと第1端子部65の張出部72とに挟まれて固定される(図2,図5)。同様に、第2電流センサ52は、第2接続部42の第3部位42cと第2端子部66の張出部72とに挟まれて固定され、第3電流センサ53は、第3接続部43の第2部位43bと第3端子部67の張出部72とに挟まれて固定される。このように、本実施形態では、各電流センサ51〜53を、バスバー40Aの各接続部41〜43に対して、端子部65〜67によって簡易に締結固定することができ、各電流センサ51〜53の固定のための部品点数の増加が抑制されている。
各端子部65〜67の端子ピン73は、並列に+Y方向に延びている(図1,図2)。電力変換装置10Aでは、端子ピン73に対して、外部負荷のコネクタ(図示は省略)が−Y方向に接続される。本実施形態では、−Y方向が外部負荷の接続方向である。本実施形態では、第3端子部67の端子ピン73のY方向における長さは、第1端子部65と第2端子部66の端子ピン73よりも長い。第3端子部67の端子ピン73は、第1電流センサ51と第2電流センサ52との間を通って+Y方向に延びており、各端子部65〜67における端子ピン73の先端部の位置が、+Y方向において揃っている。
図6A〜図6Dを参照して、バスバー40Aに対する電流センサ51〜53の取り付け工程および半導体モジュール20に対するバスバー40Aの取り付け工程を説明する。以下に説明する第3接続部43および第3電流センサ53についての工程は、他の接続部41,42および電流センサ51,52についても当て嵌まる。
第1工程では、第3接続部43の軸部61を第3電流センサ53の貫通孔54に挿通させる(図6A)。第2工程では、軸部61の開口部61oに第3端子部67の挿入部71を挿入して、第3接続部43に第3端子部67を取り付ける(図6B)。本実施形態では、第3端子部67の挿入部71にはネジ溝71sが切られており、第3端子部67は、第3接続部43の軸部61に螺合する。第3工程では、第3接続部43の第1部位43aの−Y方向側の端部を、第3端子25の上に配置する(図6C)。第4工程では、ネジ75によるねじ止めによって第3接続部43を半導体モジュール20に固定する(図6D)。なお、半導体モジュール20に対して固定される各接続部41〜43の順序は特に限定されない。
このように、本実施形態の電力変換装置10Aによれば、バスバー40Aに対する電流センサ51〜53の取り付けおよびバスバー40Aの半導体モジュール20への固定を簡易におこなうことができる。特に、各電流センサ51〜53を、各接続部41〜43の軸部61に設けられている開口部61oに対する端子部65〜67の挿入部71の挿入によって固定することができ、バスバー40Aに対する各電流センサ51〜53の固定が簡易化されている。
本実施形態の電力変換装置10Aでは、第3電流センサ53は、Y方向において、第1電流センサ51および第2電流センサ52よりも半導体モジュール20に近い位置に配置される(図2)。本実施形態では、第3電流センサ53は、第1接続部41の第2部位41bと、第2接続部42の第2部位42bとに、X方向において挟まれる位置に配置されている。また、第1電流センサ51の中心と第2電流センサ52の中心との間のX方向における距離は、半導体モジュール20の第1端子23の中心と第2端子24の中心との間の距離より短い。本実施形態の電力変換装置10Aでは、−Y方向に見たときに、第3電流センサ53は、第1電流センサ51と第2電流センサ52と重なり合う部位を有する状態で、第1電流センサ51および第2電流センサ52とX方向に一列に配列されている(図4)。
本実施形態の電力変換装置10Aによれば、バスバー40Aに取り付けられた3つの電流センサ51〜53によって、各相の交流をそれぞれ検出することができる。よって、一部の相の交流のみを検出する構成に比較して、出力される交流の検出精度が高められている。また、3つの電流センサ51〜53のうちのいずれかが故障してしまったとしても、他の電流センサの検出結果を用いて、電力変換装置10Aの稼働を継続させることもできる。
本実施形態の電力変換装置10Aでは、第3電流センサ53は、第1電流センサ51および第2電流センサ52よりも、半導体モジュール20に近い位置に配置されている(図2)。特に、本実施形態では、第3電流センサ53は、Y方向において、第1電流センサ51および第2電流センサ52と半導体モジュール20との間に配置されている。このように、第3電流センサ53が突出した位置に設けられていない分だけ、電力変換装置10Aが小型化されており、第3電流センサ53を設けることによる電力変換装置10Aの大型化が抑制されている。
一方、本実施形態の電力変換装置10Aでは、第1電流センサ51および第2電流センサ52は、第3電流センサ53よりも半導体モジュール20から離れた位置に配置されている(図2)。そのため、第1電流センサ51と第2電流センサ52は、その出力信号に、半導体モジュール20が発する電磁波が影響してしまうことが、第3電流センサ53よりも抑制されている。よって、第3電流センサ53の出力信号に、半導体モジュール20の電磁波の影響によるノイズが混入したとしても、他の2つの電流センサ51,52の信頼性が高い出力信号に基づいて、第3電流センサ53の出力信号における誤差を補償することができる。よって、第3電流センサ53が半導体モジュール20に近い位置に配置されていることによる交流の検出精度の低下を抑制することができる。
本実施形態の電力変換装置10Aでは、上記のように、−Y方向に見たときに、第3電流センサ53が第1電流センサ51と第2電流センサ52の両方と重なり合う部位を有するように、各電流センサ51〜53が互いに接近して配置されている(図4)。このように、各電流センサ51〜53が、X方向やZ方向に互いに接近して、まとまって配置されている分だけ、電力変換装置10Aが小型化されている。
特に、本実施形態の電力変換装置10Aでは、上記のように、第1電流センサ51の中心と第2電流センサ52の中心との間のX方向における距離が、半導体モジュール20の第1端子23の中心と第2端子24の中心との間の距離より短い(図2)。このように、各電流センサ51〜53がX方向において互いに接近した状態で、よりまとまって配列されているため、電力変換装置10Aがより小型化されている。また、本実施形態では、各電流センサ51〜53がX方向に一列に配列されており、Z方向に電流センサ51〜53が分散して配列される場合よりも、各電流センサ51〜53の配置領域がZ方向において縮小されている。
本実施形態の電力変換装置10Aでは、第3電流センサ53が、X方向において、第1接続部41の第2部位41bと第2接続部42の第2部位42bとに挟まれる位置に配置されている(図2)。これによって、第3電流センサ53が、第1電流センサ51および第2電流センサ52に対して、Y方向に著しく離間してしまうことが抑制されており、電力変換装置10AのY方向におけるサイズの大型化が抑制されている。また、第3電流センサ53を、各接続部41,42の第2部位41b,42bの位置まで、半導体モジュール20から離間させることができるため、第3電流センサ53に対する半導体モジュール20の電磁波の影響が抑制されている。
本実施形態の電力変換装置10Aでは、外部負荷に接続される端子ピン73が、各電流センサ51〜53の中心から+Y方向に延び出ている。上記のように、本実施形態の電力変換装置10Aでは、各電流センサ51〜53が接近して配列されている分だけ、そうした各端子ピン73の間の距離も小さくなっている。従って、端子ピン73に接続される外部負荷のコネクタを小型化することができる。
その他に、本実施形態の電力変換装置10Aによれば、バスバー40Aの構成が簡素化されている。また、バスバー40Aに対する電流センサ51〜53の取り付けや、半導体モジュール20に対するバスバー40Aの取り付けが容易化されている。
B.第2実施形態:
図7〜図10を参照する。第2実施形態の電力変換装置10Bは、バスバー40Aの代わりに、バスバー40Bを備えていることによって、各電流センサ51〜53の配列構成が異なっている点以外は、第1実施形態の電力変換装置10Aの構成とほぼ同じである。第2実施形態のバスバー40Bは、以下に説明する点以外は、第1実施形態のバスバー40Aの構成とほぼ同じである。
バスバー40Bでは、第1接続部41の第2部位41bと第2接続部42の第2部位42bのそれぞれのX方向における長さが、第1実施形態よりも大きく構成されている(図8)。これによって、第1接続部41における第2部位41bの−X方向側の端部と、第2接続部42における第2部位42bの+X方向側の端部と、の間の距離が、第3電流センサ53の直径よりも小さくなっている。
また、バスバー40Bでは、第3接続部43の第2部位43bのZ方向における長さが第1実施形態よりも大きく構成されている(図9)。これによって、第3接続部43の第2部位43bの−Z方向側の端部は、他の接続部41,42の第3部位41c,42cの−Z方向側の端部よりも、−Z方向に突出した位置に位置している。また、第3接続部43に取り付けられた第3電流センサ53は、電力変換装置10Bを−Y方向に見たときに、第1電流センサ51および第2電流センサ52の列に対して、−Z方向の下方にずれた位置に位置している(図9,図10)。
電力変換装置10Bを−Y方向に見たときに、第3電流センサ53は、X方向において、第1電流センサ51と第2電流センサ52の間に位置している(図10)。また、電力変換装置10Bを−Y方向に見たときに、Z方向において、第1電流センサ51および第2電流センサ52と重なり合う部位を有している。また、第3電流センサ53は、電力変換装置10BをZ方向に見たときに、第1接続部41と第2接続部42と重なり合う部位を有している(図8)。
第2実施形態の電力変換装置10Bによれば、第3電流センサ53が第1電流センサ51と第2電流センサ52と干渉してしまうことを抑制しつつ、X方向における第1電流センサ51と第2電流センサ52との間の距離をより小さくすることができる(図8)。よって、電力変換装置10Bをより小型化することができる。また、第3電流センサ53が第1電流センサ51と第2電流センサ52の列に対してZ方向にずれた位置に配置されていることによって、第3電流センサ53が、第1電流センサ51および第2電流センサ52から磁気干渉を受けてしまうことが抑制される(図9,図10)。
第2実施形態の電力変換装置10Bによれば、第3電流センサ53は、電力変換装置10BをZ方向に見たときに、各接続部41,42の第2部位41b,42bと重なり合う部位を有する位置に配置されている(図8)。これによって、第3電流センサ53が、第1電流センサ51および第2電流センサ52に対して、Y方向において著しく離間してしまうことが抑制されており、電力変換装置10BのY方向におけるサイズの大型化が抑制されている。また、第3電流センサ53を、各接続部41,42の第2部位41b,42bの位置まで、半導体モジュール20から離間させることができるため、第3電流センサ53に対する半導体モジュール20の電磁波の影響が抑制されている。
第2実施形態の電力変換装置10Bによれば、各接続部41〜43の端子ピン73の間のX方向およびY方向における距離を短くして、各端子ピン73をよりまとまった領域に配列させることができる(図10)。よって、電力変換装置10Bに接続される外部負荷のコネクタのより一層の小型化が可能である。その他に、第2実施形態の電力変換装置10Bやバスバー40Bによれば、上記の第1実施形態で説明したのと同様な種々の作用効果を奏することができる。
C.第3実施形態:
図11を参照する。図11には、第3実施形態の電力変換装置10Cが有するバスバー40Cの第3接続部43が例示されている。第3実施形態の電力変換装置10Cの構成は、バスバー40Aの代わりに、第3実施形態のバスバー40Cを備えている点以外は、第1実施形態の電力変換装置10Aの構成とほぼ同じである。バスバー40Cの構成は、防振ゴム80を備えている点以外は、第1実施形態のバスバー40Aとほぼ同じである。
バスバー40Cでは、防振ゴム80は、第1接続部41の第3部位41cと第1電流センサ51との間、第2接続部42の第3部位42cと第2電流センサ52との間、第3接続部43の第2部位43bと第3電流センサ53との間に、それぞれ配置されている。図11では、第3接続部43の防振ゴム80が例示されており、第1接続部41と第2接続部42の防振ゴム80についての図示は便宜上、省略されている。第1接続部41および第2接続部42に取り付けられる防振ゴム80は、第3接続部43に取り付けられる防振ゴム80と同様な構成を有している。
防振ゴム80は中央に貫通孔81を有する環状の形状を有しており、各電流センサ51〜53と同様に、各接続部41〜43の軸部61が中央の貫通孔81に挿通されることによって各接続部41〜43に保持される。防振ゴム80は、各接続部41〜43において、各電流センサ51〜53から押圧力を付与された状態で保持される。本第3実施形態では、防振ゴム80は、シリコンゴムによって構成される。防振ゴム80は、シリコンゴム以外の他の樹脂部材によって構成されてもよい。防振ゴム80は、バスバー40Aの昇温に適応できるように、耐熱温度が100℃以上であることが望ましい。
第3実施形態の電力変換装置10Cによれば、バスバー40Cが備える防振ゴム80によって、電力変換装置10Cに付与される振動によって、各接続部41〜43から各電流センサ51〜53が脱落してしまうことが抑制される。また、その振動によって、各電流センサ51〜53が故障してしまうことが抑制される。第3実施形態の電力変換装置10Cによれば、各接続部41〜43と各電流センサ51〜53との間に防振ゴム80を介在させることによって、寸法誤差に起因して各接続部41〜43と各電流センサ51〜53との間に隙間が生じてしまうことが抑制される。
その他に、第3実施形態の電力変換装置10Cおよびバスバー40Cによれば、第1実施形態で説明したのと同様な種々の作用効果を奏することができる。なお、防振ゴム80は、第2実施形態のバスバー40Bに対して適用されてもよい。この場合には、第2実施形態の電力変換装置10Bにおいて、上述したのと同様な防振ゴム80による作用効果を得ることができる。
D.第4実施形態:
図12および図13を参照する。図12には、第4実施形態の電力変換装置に用いられる端子部85が例示されている。図13には、バスバー40Dの第3接続部43に対する端子部85の取り付け工程が例示されている。第4実施形態の電力変換装置の構成は、バスバー40Aの代わりに、第4実施形態のバスバー40Dを備えている点以外は、第1実施形態の電力変換装置10Aの構成とほぼ同じである。バスバー40Dの構成は、端子部65〜67の代わりに、第4実施形態の端子部85が用いられる点以外は、第1実施形態のバスバー40Aの構成とほぼ同じである。
第4実施形態の端子部85は、以下に説明する点以外は、第1実施形態で説明した端子部65〜67と同様な構成を有している(図12)。端子部85は、バスバー40Dの各接続部41〜43に取り付けられて、各電流センサ51〜53を固定する。端子部85は、挿入部71を構成する柱状の第1部材86と、張出部72および端子ピン73とを有する第2部材87と、によって構成されている。
第1部材86と第2部材87とは異なる金属材料によって構成されている。第1部材86は、第2部材87よりも強度が高い材料によって構成されている。第1部材86は、例えば、構造用鋼によって構成される。第2部材87は、例えば、真鍮やタフピッチ銅、アルミなどによって構成される。第1部材86は、+Y方向側の端部が、第2部材87に設けられている孔部87pに圧入されることによって、第2部材87と一体化されて端子部85を構成する。なお、端子部85では、挿入部71の外周にはネジ溝は切られていない。
各接続部41〜43に対して、端子部85は、軸部61の開口部61oへの圧入によって固定される(図13)。図13では、第3接続部43に対する端子部85の取り付け工程のみが例示されているが、端子部85は、第1接続部41と第2接続部42に対しても同様に取り付けられる。
第4実施形態の電力変換装置によれば、端子部85の挿入部71が高強度な部材によって構成されているため、挿入部71の破損によって、端子部85や電流センサ51〜53が、バスバー40Dから脱落してしまうことが抑制される。また、各端子部85が各接続部41〜43に対して圧入によって取り付けられるため、バスバー40Dへの各端子部85の取り付けが簡易化される。バスバー40Dへの各端子部85の取り付けの際に、締め付けトルクの計測工程を省略することもできる。
その他に、第4実施形態の電力変換装置およびバスバー40Dによれば、第1実施形態で説明したのと同様な種々の作用効果を奏することができる。なお、端子部85は、第2実施形態のバスバー40Bに対して取り付けられてもよい。この場合には、第2実施形態の電力変換装置10Bにおいて、上述したのと同様な端子部85による作用効果を得ることができる。
E.変形例:
上記の各実施形態で説明した種々の構成は、例えば、以下のように変形することが可能である。以下に説明する変形例はいずれも、発明を実施するための形態の一例として位置づけられる。以下の説明においては、上記の各実施形態の区別をする必要がない場合には、符号を省略して、単に、「電流変換装置」、「バスバー」と呼ぶ。
E1.変形例1:
上記各実施形態のバスバーでは、各電流センサ51〜53が互いに接近して配列されている。これに対して、各電流センサ51〜53は、互いに離間した位置に配列されていてもよい。例えば、第3電流センサ53が、X方向において、第1電流センサ51と第2電流センサ52との間に配列されていなくてもよく、第1電流センサ51と第2電流センサ52の組の+X方向側や−X方向側に配置されていてもよい。また、第3電流センサ53は、第1電流センサ51と第2電流センサ52の列に対して、+Z方向側にすれた位置に配置されていてもよい。各電流センサ51〜53は、少なくとも、第3電流センサ53が、突出方向において、他の2つの電流センサ51,52よりも、半導体モジュール20に近い位置に配置されていればよい。
E2.変形例2:
バスバーの各接続部41〜43の形状は、上記の各実施形態の形状に限定されることはなく、適宜、改変されてもよい。例えば、各接続部41〜43は、湾曲した部位を有していてもよいし、柱状の部材を組み合わせて構成されていてもよい。各接続部41〜43がそれぞれ異なるサイズや形状を有していてもよいし、異なる材料によって構成されていてもよい。
E3.変形例3:
上記の各実施形態の電力変換装置において、端子部65〜67,85は省略されてもよい。電力変換装置は、例えば、バスバーの各接続部41〜43に対して、外部負荷のコネクタや導線が直接的に接続される構成を有していてもよい。また、各電流センサ51〜53は、接着剤や絶縁テープ、結束バンドなどの部材によって、バスバーに固定されるものとしてもよい。
E4.変形例4:
半導体モジュール20は、上記の各実施形態で説明した構成に限定されることはない。半導体モジュール20は、3組の一対の入力端子21,22以外にも入力端子を有していてもよいし、3つの端子23〜25以外にも出力端子を有していてもよい。半導体モジュール20は、例えば、二つの並列な出力系統を有するように、さらに、3つの端子23〜25が追加されてもよい。半導体モジュール20は、−Y方向側の端部以外の部位に入力端子21を有していてもよいし、+Y方向側の端部以外の部位に端子23〜25を有していてもよい。例えば、端子23〜25が、+X方向側の端部に設けられていてもよい。半導体モジュール20は、略直方体形状を有していなくてもよく、例えば、略四角錐台形状を有していてもよいし、略円盤形状を有していてもよい。
E5.変形例5:
上記の各実施形態では、各電流センサ51〜53は円環形状を有している。これに対して、各電流センサ51〜53は円環形状以外の形状を有していてもよい。各電流センサ51〜53は、例えば、四角環形状などの多角環形状を有していてもよい。
E6.変形例6:
上記の各実施形態の電力変換装置において、平滑コンデンサ30や冷却器35は省略されてもよい。平滑コンデンサ30や冷却器35が異なる形状を有していてもよいし、平滑コンデンサ30や冷却器35が配置される位置が異なっていてもよい。
E7.変形例7:
上記の各実施形態の電力変換装置は、車両に搭載されて、車両のバッテリが出力する直流電流を三相交流に変換して、三相交流モータに出力している。これに対して、上記各実施形態の電力変換装置は、車両に搭載されていなくてもよく、車両に搭載されているバッテリ以外の直流電源に接続されてもよいし、三相交流モータ以外の外部負荷に三相交流を出力してもよい。上記各実施形態の電力変換装置は、例えば、ビルや家屋などの施設に設置された燃料電池が出力する直流電源を三相交流に変換して、当該施設に設置されている種々の電力設備に三相交流を出力してもよい。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須ではないと説明されているものに限らず、その技術的特徴が本明細書中に必須であると説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10A〜10C 電力変換装置、20 半導体モジュール、23 第1端子、24 第2端子、25 第3端子、40A〜40D バスバー、41 第1接続部、42 第2接続部、43 第3接続部、51 第1電流センサ、52 第2電流センサ、53 第3電流センサ

Claims (7)

  1. 直流電流を三相交流に変換して外部負荷に出力する電力変換装置(10A〜10C)であって、
    前記三相交流を位相ごとに出力する第1端子(23)と、第2端子(24)と、第3端子(25)と、を有する半導体モジュール(20)と、
    前記第1端子に接続される第1接続部(41)と、前記第2端子に接続される第2接続部(42)と、前記第3端子に接続される第3接続部(43)と、を有し、前記半導体モジュールと前記外部負荷との電気的な接続を仲介するバスバー(40A〜40D)と、
    前記第1接続部に取り付けられる第1電流センサ(51)と、
    前記第2接続部に取り付けられる第2電流センサ(52)と、
    前記第3接続部に取り付けられる第3電流センサ(53)と、
    を備え、
    前記第1電流センサと前記第2電流センサと前記第3電流センサとは、前記半導体モジュールの端部から外方に向かう突出方向(Y)に突出した位置において配列されており、
    前記第3電流センサは、前記突出方向において、前記第1電流センサおよび前記第2電流センサよりも前記半導体モジュールに近い位置に配置されている、電力変換装置。
  2. 請求項1記載の電力変換装置であって、
    前記第3電流センサは、前記突出方向に沿って見たときに、前記第1電流センサと前記第2電流センサと重なり合う部位を有する、電力変換装置。
  3. 請求項1記載の電力変換装置であって、
    前記突出方向に沿って見たときに、前記第3電流センサは、前記第1電流センサと前記第2電流センサの列に対してずれた位置に配置されており、
    前記突出方向に沿って見たときに、前記第3電流センサが前記第1電流センサと前記第2電流センサの列に対してずれている方向において、前記第3電流センサは、前記第1電流センサと前記第2電流センサと重なり合う部位を有する、電力変換装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電力変換装置であって、さらに、
    前記第1接続部と前記外部負荷との接続を仲介する第1端子部(65,85)と、
    前記第2接続部と前記外部負荷との接続を仲介する第2端子部(66,85)と、
    前記第3接続部と前記外部負荷との接続を仲介する第3端子部(67,85)と、
    を備え、
    前記第1接続部と前記第2接続部と前記第3接続部とはそれぞれ、前記突出方向に延び、先端に、前記突出方向に開口している開口部(61o)が設けられている軸部(61)を有し、
    前記第1端子部と第2端子部と前記第3端子部とはそれぞれ、前記突出方向に延び、前記軸部の前記開口部に挿入されて固定される挿入部(71)と、前記挿入部の基端部において前記突出方向に交差する方向に張り出している張出部(72)と、を有し、
    前記第1電流センサは、前記第1接続部の前記軸部の外周に取り付けられ、前記第1接続部と、前記第1端子部の前記張出部とに挟まれて固定され、
    前記第2電流センサは、前記第2接続部の前記軸部の外周に取り付けられ、前記第2接続部と、前記第2端子部の前記張出部とに挟まれて固定され、
    前記第3電流センサは、前記第3接続部の前記軸部の外周に取り付けられ、前記第3接続部と、前記第1端子部の前記張出部とに挟まれて固定される、電力変換装置。
  5. 請求項4記載の電力変換装置であって、
    前記第1電流センサと前記第1接続部との間と、前記第2電流センサと前記第2接続部との間と、前記第3電流センサと前記第3接続部との間にはそれぞれ、防振ゴム(80)が配置されている、電力変換装置。
  6. 請求項4または請求項5記載の電力変換装置であって、
    前記第1端子部と前記第2端子部と前記第3端子部において、前記挿入部は、他の部位よりも高い強度を有する部材(86)によって構成されている、電力変換装置。
  7. 請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の電力変換装置であって、
    前記第1端子部と前記第2端子部と前記第3端子部とはそれぞれ、前記挿入部が、前記軸部の前記開口部に圧入されることによって前記バスバーに固定されている、電力変換装置。
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