JP2018194899A - プラント監視制御システム及びプラント監視方法 - Google Patents

プラント監視制御システム及びプラント監視方法 Download PDF

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崇行 杉尾
Takayuki Sugio
崇行 杉尾
北森 幸浩
Yukihiro Kitamori
幸浩 北森
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【課題】プラントを構成する機器の固有の情報である機器情報及び機器の過去における点検の情報である点検情報を表示装置に表示可能であるプラント監視制御システム及びプラント監視方法を提供する。【解決手段】本実施形態に係るプラント監視制御システムは、複数の機器を有するプラントにおける各機器の状態情報を監視し、各制御信号によって各機器を制御するプラント監視制御システムであって、プラント監視制御システムが備えるプラント監視装置は、通常モードと、各機器を保守するための保守モードと、を切り替え可能であり、プラント監視装置が保守モードへ切り替えられている場合に、プラント監視装置は、表示装置に表示された各機器の中から選択された機器の機器情報及び点検情報を保守サーバから呼び出して表示装置に表示する。【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、プラント監視制御システム及びプラント監視方法に関する。
プラント監視制御システムは一般に、プラントを構成する各機器の状態情報を監視し、運転員の操作に従ってこれら各機器を制御する機能を有している。このプラントは、例えば排水処理を行うプラントであり、配管、弁、ポンプ、攪拌機、ろ過器などの各機器で構成されている。
また、プラント監視制御システムが監視しているこれら各機器に性能低下や故障などが発生し、これら各機器の状態情報に変化が生じる場合がある。このような場合、運転員は修理、復旧などを行うために、これら各機器の仕様や、各機器の部品情報などが記載される冊子などを参照し、各機器の状態変化の原因を調査する必要がある。ところが、冊子などの記載を参照するのに時間がかかると、修理、復旧などにより多くの時間を要し、プラントの稼働率の低下を招いてしまう恐れがある。
特開2003−5801号公報
本実施形態の目的は、プラントを構成する機器の固有の情報である機器情報及び機器の過去における点検の情報である点検情報を表示装置に表示可能であるプラント監視制御システム及びプラント監視方法を提供することにある。
本実施形態に係るプラント監視制御システムは、複数の機器を有するプラントにおける前記各機器の状態情報を監視し、前記監視の結果に応じて作られる各制御信号によって前記各機器を制御するプラント監視制御システムであって、
前記各機器の状態情報を監視するプラント監視装置と、
前記各制御信号によって前記各機器を制御する制御装置と、
前記各機器の固有の情報である機器情報と、前記各機器の過去における点検の情報である点検情報とを、前記各機器に関連付けて格納した保守サーバと、
前記プラント監視装置からの画像信号に基づいて、前記各機器と、前記各機器の状態情報とを関連付けて表示する表示装置と、
を備え、
さらに、前記プラント監視装置は、通常の動作制御を行う通常モードと、前記各機器を保守するための保守モードと、を切り替え可能に構成され、
前記プラント監視装置が前記保守モードへ切り替えられている場合に、前記プラント監視装置は、前記表示装置に表示された前記各機器の中から選択された機器に対応する前記機器情報及び前記点検情報を前記保守サーバから呼び出して前記表示装置に表示するものとして構成されている。
本実施形態に係るプラント監視制御システムは、複数の機器を有するプラントにおける前記各機器の状態情報を監視し、前記監視の結果に応じて作られる各制御信号によって前記各機器を制御するプラント監視制御システムであって、
前記各機器の状態情報を監視するプラント監視装置と、
各制御信号によって前記各機器を制御する制御装置と、
前記各機器の固有の情報である機器情報と、前記各機器の過去における点検の情報である点検情報と、を前記各機器と関連付けて格納した保守サーバと、
前記プラント監視装置からの表示指示情報に基づいて、前記表示指示情報に対応する各種の情報を表示する、表示装置と、
を備え、
前記プラント監視装置は、表示指示信号に従って前記各機器の全ての機器の番号を示す一覧画面を表示するものとして構成され、前記一覧画面中の機器の番号を選択することにより、前記保守サーバから前記機器情報及び前記点検情報を呼び出して前記表示装置に表示させるものとして構成されている。
本実施形態に係るプラント監視方法は、複数の機器を有するプラントにおける前記各機器と前記各機器の状態情報とを関連付けて表示装置に表示させるステップと、
前記表示装置に表示する情報のモードを前記各機器の保守モードに切り替えるステップと、
前記表示装置に表示された前記各機器の中から機器を選択するステップと、
前記選択された機器の固有の情報である機器情報と、前記選択された機器の過去における点検の情報である点検情報と、を前記表示装置に表示させるステップと、
を備える。
本発明によれば、プラントを構成する機器の固有の情報である機器情報及び機器の過去における点検の情報である点検情報を表示装置に表示可能であるプラント監視制御システム及びプラント監視方法を提供することができる。
プラント監視制御システムの全体構成を示すブロック図。 プラント監視装置が表示装置に表示させる画面の一例を示す図。 表示装置の表示モードが通常モードに切り替えられた場合の動作例を示す図。 表示装置に表示される個別機器情報画面の一例を示す図。 図1で示したプラント監視制御システムのより詳細な構成例を示すブロック図。 機器情報一覧画面表示機能が生成した部分的な機器情報一覧画面の一例を示す図。 プラント監視制御システムの処理の一例であるフローチャートを示す図。 第2実施形態に係るプラント監視制御システムの構成を示すブロック図。 第3実施形態に係るプラント監視制御システムの構成を示すブロック図。 第4実施形態に係るプラント監視制御システムの構成を示すブロック図。 第5実施形態に係るプラント監視制御システムの構成を示すブロック図。 第6実施形態に係るプラント監視制御システムの構成を示すブロック図。 機器情報一覧画面表示機能が系統画面内に器情報一覧画面表示ボタンを表示させている図。 機器情報一覧画面表示機能が生成した機器情報一覧画面の一例を示す図。 第7実施形態に係るプラント監視制御システムの構成を示すブロック図。
以下、図面を参照しながら、実施形態に係るプラント監視制御システムを説明する。なお、以下の説明において、同等の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、必要な場合を除き説明を省略する。
(第1実施形態)
(構成)
まず、図1に基づいて、プラント監視制御システム1000の全体構成を説明する。図1は、プラント監視制御システム1000の全体構成を示すブロック図である。この図1に示すように、本実施形態に係るプラント監視制御システム1000は、プラント監視装置1と、制御装置2と、プロセス入出力装置3と、保守サーバ4と、表示装置5とを、備えて構成されている。プラント監視制御システム1000は、例えば排水処理を行うシステムであり、プラントを構成する複数の機器Mを監視するとともに、複数の機器Mの制御を行う。プラント監視装置1と、制御装置2、プロセス入出力装置3、保守サーバ4、及び表示装置5のそれぞれとは、例えば通信ネットワークにより接続されている。
プラント監視装置1は、例えばコンピュータにより構成されており、プラントを構成する複数の機器Mの状態情報を表示装置5に表示させるとともに、これら複数の機器Mを制御するための制御信号を生成する機能を有している。プラント監視装置1の具体的な構成は後述する。
制御装置2は、例えばPLC(Programable Logic Controller)により構成されており、プラント監視装置1からの制御信号に従い、後述のプロセス入出力装置3を介してプラントを構成する機器Mの制御を行う。また、制御装置2は、プロセス入出力装置3から入力された複数の機器Mのプロセス値をプラント監視装置1に出力する。
プロセス入出力装置3は、プラントを構成する複数の機器Mから入力されたプロセス値を制御装置2に出力する。プロセス入出力装置3は、複数の機器Mから入力されたプロセス値をデジタル値に変換したり、正規化したりする機能を有している。すなわち、本実施形態によるプロセス入出力装置3は、例えば正規化したデジタルのプロセス値を制御装置2に出力する。なお、本実施形態に係るプロセス値は、正規化したデジタルのプロセス値を用いるがこれに限定されず、複数の機器Mの出力したアナログデータ、複数の機器Mの出力値を所定の物理量に変換した値などもプロセス値に含まれる。
プラントを構成する複数の機器Mは、プロセス値をプロセス入出力装置3へ出力する。このプロセス値は、上述のように、複数の機器Mにおける状態を示す状態情報の一例である。例えば、プロセス値は、水圧、流入水量、流出水量、温度、水位、特定の物質の濃度、電力、電圧、回転数などを示す値である。これら複数の機器Mは、例えば、センサ(水圧計、流量計、温度計、水位計、電力計、電圧計など)、ポンプ、弁であるが、これらに限定されない。なお、図1は実施形態の概念を示すものであるため、センサ、ポンプ、及び弁のそれぞれを1つのみ示しているが、実際は、センサ、ポンプ、及び弁でのそれぞれは複数存在している。例えば、プラント監視装置1が1系統内で監視及び制御するセンサ、ポンプ、及び弁のそれぞれは、約100台である。
保守サーバ4は、例えばコンピュータであり、プラントを構成する複数の機器Mの固有
の情報である機器情報及び複数の機器Mの過去における点検の情報である点検情報をそれぞれの機器Mの番号をキーとして各機器Mと紐付けした状態に格納している。すなわち、この保守サーバ4は、プラントを構成する複数の機器Mの固有の情報である機器情報及び複数の機器Mの過去における点検の情報である点検情報をそれぞれの機器Mの識別情報と関連付けて記憶している。ここで、機器情報は機器仕様等を含む情報で有り、点検情報は、点検日等を含む情報である。
表示装置5は、例えば液晶表示モニターであり、数字、文字、図形、映像などを表示する。この表示装置5は、プラント監視装置1からの表示指示情報に基づいて、表示指示情報に対応する各種の情報を表示する。例えば、表示装置5は、プラント監視装置1から入力された画像信号を用いて、各機器Mと各機器Mの状態情報とを関連付けて表示する。
また、表示装置5は、1画面に限らず、複数の画面を有していてもよい。例えば、プラント監視制御システム1000の運転員が目視で監視できる範囲に、複数の液晶表示モニターを配置してもよい。この場合、表示装置5は、複数の液晶表示モニターで構成されている。
ここで、本実施形態に係る状態情報は、機器Mの状態を示す情報である。この状態情報には、例えばプロセス値、複数の機器Mの稼働状態を示す情報などが含まれる。複数の機器Mの稼働状態を示す情報には、例えば機器Mのon/off状態を示す情報、開閉状態を示す情報などが含まれる。さらに、本実施形態に係る状態情報には、例えば警報に関する情報、異常の有無を示す情報、警報発生および接点変換などのイベントに関する情報などが含まれる。
次に、図2乃至4に基づき、本実施形態に係るプラント監視装置1の表示画面に関して説明する。図2は、プラント監視装置1(図1)が表示装置5(図1)に表示させる画面の一例を示す図である。この図2に示すように、プラント監視装置1は、表示画面を選択する選択ウィンドウ100を表示装置5に表示させ、運転員による選択ウィンドウ100の選択に従い表示画面を変更する。すなわち、この選択ウィンドウ100は、系統画面を選択するウィンドウ100A、警報画面を選択するウィンドウ100B、システム監視画面を選択するウィンドウ100C、イベントログ画面を選択するウィンドウ100D、及びアナログトレンド画面を選択するウィンドウ100Eで構成されている。例えば、運転員が操作入力機能8(図1)を介して、選択ウィンドウ100の中からウィンドウ100Aを選択すると、系統画面50が表示される。すなわち、図2では、系統画面が選択されている。ここでの選択は、例えば操作入力機能8に接続されるスイッチボタン、マウス、キーボード、トラックボール、等からの操作信号により実現される。
また、プラント監視装置1が表示装置5に最初に表示させる初期画面、つまりデフォルト画面は、例えば警報画面に設定されている。これにより、運転員は、まず警報画面内の警報情報を確認することが可能である。例えば運転員は、警報画面に新規な警報情報がなければ、系統画面、警報画面、システム監視画面、イベントログ画面、及びアナログトレンド画面の中から監視に用いる画面を選択することが可能である。なお、本実施形態では、初期画面、すなわちデフォルト画面を警報画面に設定しているが、これに限定されず、例えば系統画面50などを初期画面としてもよい。
また、表示装置5の画面内には、選択ウィンドウ100が常に表示されている。このため、運転は、系統画面、警報画面、システム監視画面、イベントログ画面、及びアナログトレンド画面の中のいずれかの画面を監視している場合にも、他の画面に変更することができる。
また、この図2に示すように、保守モード切替えスイッチ102が系統画面50内に表示されている。すなわち、この保守モード切替えスイッチ102は通常モード選択ウィンドウ102Aと、保守モード選択ウィンドウ102Bとを備えている。運転員が操作入力機能8を介して通常モード選択ウィンドウ102Aを選択すると、表示装置5(図1)に表示される情報の表示モードが通常モードに切り替えられる。一方で、運転員が操作入力機能8を介して保守モード選択ウィンドウ102Bを選択すると、表示装置5に表示される情報の表示モードが保守モードに切り替えられる。
また、プラント監視装置1(図1)が表示装置5(図1)に表示させる画面の初期モード、つまりデフォルトのモードは通常モードに設定されている。これにより、運転員は、最初に系統画面50に切り替えた場合、通常モードを選択しなくとも、通常モード時の画面操作を行うことが可能である。さらにまた、表示装置5の画面中には、保守モード切替えスイッチ102が常に表示されている。このため、運転員は、通常モード及び保守モードの中のいずれかの画面を監視している場合にも、他のモードに変更することができる。
この図2に示すように、系統画面50内には、例えばプラントを構成する機器であるポンプ1A、弁1A、ポンプ1B、弁1Bの接続状態を示す系統図、及びこれらポンプ1A、弁1A、ポンプ1B、弁1Bの状態情報が表示される。ここでの状態情報は、これらポンプ1A、ポンプ1B、弁1A、及び弁1Bに関するプロセス値200A〜200Dであり、系統画面内にリアルタイムに表示される。また、状態情報であるプロセス値200A〜200Dにそれぞれ対応する領域として点線で示すウィンドウ200E〜200Hが示されている。
ここで、図2に示す系統図は、ポンプ1A及び弁1Aが直列に接続され、ポンプ1B及び弁1Bが直列に接続され、更にポンプ1A及び弁1Aとポンプ1B及び弁1Bとが並列に接続されていることを表している。また、ポンプ1A、1Bに関しては、プロセス値である水圧200A、200Bが状態情報としてリアルタイムに表示され、弁1A、1Bに関しては、プロセス値である流出水量200C、200Dが状態情報としてリアルタイムに表示されている。
このように運転員は、系統画面50を監視することで、プラントを構成する機器Mの運転状態を把握することが可能である。運転員は、状態情報に変動などがなければ、例えば選択ウィンドウ100を介して、系統画面50をイベントログ画面やアナログトレンド画面に変更し、他の状態情報を更に確認することができる。
一方で、図2において、状態情報200A〜200Dに変動等がある場合に、運転員は例えばウィンドウ200E〜200Hのいずれかを選択する。ここでは、初期モードとして通常モードが選択されているので、系統画面50に表示される機器の動作制御を行うことが可能である。これにより、大きな故障が発生する前に機器の出力を弱めたり、機器を停止させたりすることが可能である。
すなわち、図3は、表示装置5(図1)に表示させる情報の表示モードが通常モードである場合の動作例を示す図である。この図3に示すように、通常モードの場合、通常運転時の動作制御が系統画面50を介して行われる。例えば、操作入力機能8(図1)を介して弁1Aの状態情報である流出水量200Cに対応するウィンドウ200G内の領域が運転員により選択されると、ウィンドウ200Gに関連付けられた弁1Aの操作画面204が第1情報表示機能6(図1)により表示される。このように、状態情報200A〜200Dに対応するウィンドウ200E〜200Hが運転員により選択されると、選択されたウィンドウ200E〜200Hに関連付けられた機器の操作画面204が第1情報表示機能6(図1)により表示される。この操作画面204内の開ウィンドウが、さらに運転員により操作入力機能8を介して選択されると、弁1Aを開状態にする制御信号がプラント監視装置1(図1)から制御装置2(図1)に出力される。一方で、閉ウィンドウが運転員により選択されると、弁1Aを閉状態にする制御信号がプラント監視装置1から制御装置2に出力される。このように、通常モードでは、運転員は、操作入力機能8を介して状態情報200A〜200Dに対応するウィンドウ200E〜200Hの選択を行うことで、ウィンドウ200E〜200Hにそれぞれ関連付けられた機器の操作画面204を表示装置5に表示させることが可能である。
一方で、図2においてモードが保守モードに切り替えられると、保守に関する動作制御が系統画面50を介して行われる。例えば、操作入力機能8(図1)を介して弁1Aの状態情報である流出水量200Cに対応するウィンドウ200G内の領域が運転員により選択されると、ウィンドウ200G内の領域に関連付けられた弁1Aに関する個別機器情報画面52が図4に示すように表示装置5(図1)に表示される。
すなわち、図4は、表示装置5に表示される個別機器情報画面52の一例を示す図である。ここでは、弁1A(図3)に関する個別機器情報画面52の一例を示している。
再び図2に示すように、運転員は、操作入力機能8(図1)を介して状態情報200A〜200Dに対応するウィンドウ200E〜200Hの選択が可能であり、選択したウィンドウ200E〜200Hに関連付けられた機器Mの機器情報及び点検情報を表示装置5に表示させることができる。これにより、運転員は、表示装置5に表示される状態情報に対応させて、表示装置5の画面上で機器Mの機器情報及び点検情報を確認することができる。
また、保守モード切替えスイッチ102を介して通常モードと保守モードとの間を切り替えられるので、同一の画面を用いて機器の制御動作と保守動作との間の切り替えをプラント監視装置に行わせることができ、プラント監視装置における通常モードと保守モードとの間の切り替え操作の操作性が向上する。
なお、図3に示すように、操作入力機能8を介して状態情報200A〜200Dのそれぞれに対応する領域として、状態情報を示している枠200A〜200D内を選択してもよい。この場合、状態情報200A〜200Dのそれぞれを選択すればよいので、より直接的に状態情報200A〜200Dのそれぞれに対応する機器情報及び点検情報を選択することが可能である。或いは、枠200E〜200Hを弁やポンプのシンボルの外縁に設定してもよい。この場合、弁やポンプのシンボルを選択すればよいので、より直感的に領域を選択することが可能である。
次に、本実施形態に係るプラント監視装置1の具体的な構成を説明する。再び図1を参照して説明すると、プラント監視装置1は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、及び各種の入出力回路により構成されており、CPUは、例えばメモリに格納されているプログラムを読み込んで実行することにより、各処理機能や制御を実現する。これにより、本実施形態に係るプラント監視装置1は、第1情報表示機能6と、保守モード切替機能7と、操作入力機能8と、第2情報表示機能9と、データ入出力機能10とを備えて構成される。
第1情報表示機能6は、複数の機器M内の少なくとも一つの機器の状態を示す状態情報を表示装置5に表示させる。例えば、第1情報表示機能6は、制御装置2から供給される情報を用いて、複数の機器Mの状態情報を示す画面として、系統画面、警報画面、システム監視画面、イベントログ画面、及びアナログトレンド画面を生成する。また、本実施形態に係る第1情報表示機能6は、系統画面、警報画面、システム監視画面、イベントログ画面、及びアナログトレンド画面内の状態情報に対応する領域に複数の機器M内のいずれかの識別情報を予め関連付けている。例えば図2に示す系統画面50では、状態情報200A〜200Dはプロセス値であり、この状態情報200A〜200Dに対応するウィンドウ200E〜200H内に、機器Mを識別する識別情報が予め関連付けられている。
ここで、機器Mを識別する識別情報は、例えば機器Mを示す固有の情報であれば、任意の番号や符号でよい。なお、本実施形態に係る機器Mを識別する識別情報は、任意の符号と番号を用いて構成され、機器の番号と呼ばれる。例えばポンプ1Aを示すウィンドウ200E内には機器の番号としてp1Aが関連付けられ、ポンプ1Bを示すウィンドウ200F内には機器の番号としてp1Bが関連付けられ、弁1Aを示すウィンドウ200G内には機器の番号としてb1Aが関連付けられ、弁1Bを示すウィンドウ200H内には機器の番号としてb1Bが関連付けられている。
再び図1に示すように、保守モード切替機能7は、表示装置5の表示モードを通常モードと保守モードとの間の切り替えを行う。第2情報表示機能9は、例えば図3に示すように、操作入力機能8を介して弁1Aのウィンドウ200G内が運転員により選択されると、ウィンドウ200G内に関連付けられた弁1Aの機器の番号b1Aを用いて、弁1Aの機器情報及び点検情報を保守サーバ4から読み出し、個別機器情報画面52(図4)を表示装置5(図1)に表示させる。また、図4に示すように、機器仕様に関する機器情報には、例えば機器の番号、機器Mの型式、定格仕様、機器Mの平均故障時間、機器Mの平均寿命時間、機器Mを構成する部品のうち寿命部品の型式、これら寿命部品の平均寿命時間、機器Mの状態ランプの説明、機器Mの製造年月日、プラントにおける機器Mの稼働開始日、機器Mの写真、同型式機器Mの過去トラブルの情報、機器Mの予備品の数量、機器Mの予備品の保管場所、機器Mの過去の点検、交換日などがある。また、点検に関する点検情報には、例えば機器Mの過去の点検日、部品の交換日、機器Mの過去の点検内容、及び実績などがある。
なお、図4に示すように、本実施形態では、機器Mの機器情報及び点検情報の双方を表示装置5(図1)に表示させているが、これに限らず、機器Mの機器情報及び点検情報のうちのいずれか一方を表示させてもよい。また、表示装置5の一画面に系統画面50(図2)を表示させ、これとは別の画面に個別機器情報画面52(図4)を表示させてもよい。これにより、各種の情報を同時に把握することが可能である。
再び図1に示すように、操作入力機能8は、上述のように、トラックボール、スイッチボタン、マウス、キーボード等からの入力によって各種の操作入力を実現させる。操作入力機能8は、例えば運転員の操作に従い表示装置5に表示される状態情報に対応する領域である枠内(図2)、すなわちウィンドウ200E〜200H内を選択する。
このように、運転員は、プラントを構成する機器Mの状態をより多くの情報から把握可能になる。例えば、機器Mの稼働開始日と機器Mの寿命から機器Mの劣化が進んでいるか把握可能である。また、例えば機器Mの交換日から日数がたっていない場合には、交換作業において何らかの問題が生じてしまった可能性を把握できる。さらにまた、表示装置5の同一画面を介して通常モードへの切り替えを行えるので、機器情報及び点検情報の確認をした後での機器Mに対する動作制御の操作性を損なうこともない。これらのことから分かるように、運転員は、通常の運転時に使用する系統画面50(図3)上に示される状態情報に対応させて機器情報及び点検情報を参照できるので、機器Mの運転中に監視対象の機器Mの状態をより多くの情報から把握できる。また、状態情報に対応する機器情報や点検情報が、冊子などのドキュメント内を探さずとも、プラント監視装置1の画面の選択操作により簡易に入手できる様になり、調査時間が大幅に短縮される。これにより、運転員が行う機器Mの修理、復旧作業などをより効率的に行え、修理、復旧作業などの時間をより短縮できる。このように、運転中に監視対象である機器Mの機器情報及び点検情報を参照できるので、運転員の利便性が向上される。
次に、図5に基づき本実施形態に係るプラント監視制御システム1000のより詳細な構成を説明する。図5は、図1で示したプラント監視制御システム1000のより詳細な構成例を示すブロック図である。図1と同等な構成には同一の番号を付して説明を省略する。上述のように、プラント監視装置1は、第1情報表示機能6と、保守モード切替機能7と、操作入力機能8と、第2情報表示機能9と、データ入出力機能10とを備えて構成されている。
まず、第1情報表示機能6について説明する。図5に示すように、第1情報表示機能6は、系統画面表示機能11と、警報画面表示機能12と、システム監視画面表示機能13と、イベントログ表示機能14と、アナログトレンド表示機能15とを備えている。
系統画面表示機能11は、制御装置2から入力される複数の機器Mの情報を用いて、例えば上述した系統画面50(図2)を生成する。系統画面50内には、複数の機器Mの接続状態を示す系統図と系統図内の複数の機器Mのプロセス値とが表示される。
警報画面表示機能12は、制御装置2から入力される複数の機器Mの警報情報を用いて、警報画面を生成する。警報画面は、機器Mの状態が所定の範囲を超えたことを示す画面である。警報画面は、例えば機器Mの状態情報であるプロセス値が予め定められた閾値を超えた場合に生成される。警報画面表示機能12は、例えば異常の発生した機器名、異常の内容、及び異常の程度の情報が機器M毎に警報項目として生成する。すなわち、警報画面には、機器Mの状態情報として、異常の内容、及び異常の程度の情報が表示される。なお、本実施形態に係る警報項目が機器の状態情報に対応する。
システム監視画面表示機能13は、制御装置2から入力されるプラント監視装置1、制御装置2、プロセス入出力装置3、及び保守サーバ4内の機器との通信情報を用いて、プラント監視制御システム1000の構成に関するシステム監視画面を生成する。システム監視画面には、プラント監視装置1、制御装置2、プロセス入出力装置3、及び保守サーバ4を構成する複数の機器の状態情報として、異常の有無を示す情報が表示される。また、このシステム監視画面内には、プラント監視装置1、制御装置2、プロセス入出力装置3、及び保守サーバ4を構成する複数の機器の状態情報に対応する機器も表示される。このように、警報画面の監視対象が複数の機器Mであるのに対し、システム監視画面の監視対象がプラント監視装置1、制御装置2、プロセス入出力装置3、及び保守サーバ4を構成する複数の機器である点で相違する。なお、本実施形態におけるプラント監視装置1、制御装置2、プロセス入出力装置3、及び保守サーバ4内の機器は、プラントを構成する複数の機器の一形態である。また、本実施形態に係る異常の有無を示す情報がプラントを構成する機器Mの状態情報に対応する。
イベントログ表示機能14は、制御装置2から入力される情報を用いて、警報発生、接点変換などのイベントを時系列に並べたイベントログ画面を生成する。このイベントログ画面には、プラント監視制御システム1000内で自動的に発生したイベントに加え、運転員が手動で行ったイベントがイベント項目として時系列に表示される。具体的には、イベントログ表示機能14は、イベント項目内に、イベント発生日時、イベントの名称、状態を示すステータスなどの情報を表示する。なお、本実施形態に係るイベント項目がプラントを構成する機器Mの状態情報に対応する。
アナログトレンド表示機能15は、制御装置2から入力される各プロセス値を時系列グラフとして表示するアナログトレンド画面を生成する。アナログトレンド表示機能15が生成するアナログトレンド画面は、短期的な監視に用いられ、例えば2日間保存される。なお、本実施形態に係るアナログトレンド画面がプラントを構成する機器Mの状態情報に対応する。
次に、第2情報表示機能9について説明する。図5に示すように、第2情報表示機能9は、機器情報取得機能18Bと、機器情報一覧画面表示機能18Cと、個別機器情報画面表示機能18Dと、を備える。機器情報取得機能18Bは、運転員に選択された領域に関連付けられた機器Mの機器の番号を用いて機器情報及び点検情報を保守サーバ4から取得し、個別機器情報画面表示機能18Dに出力する。
機器情報一覧画面表示機能18Cは、領域に関連付けられた機器Mが複数ある場合に、全体の機器Mの中から領域に関連付けられた機器Mの情報を抜粋した機器情報一覧画面54を表示装置5に表示させる。図6は、機器情報一覧画面表示機能18Cが生成した部分的な機器情報一覧画面54の一例を示す図である。この図6に示すように、本実施形態に係る機器情報一覧画面表示機能18Cは、更に機器情報一覧画面54の中の機器の領域が操作入力機能8を介して運転員により選択されると、選択された領域に関連付けられた機器の番号を機器情報取得機能18Bに出力する。
再び図5に戻り、個別機器情報画面表示機能18Dは、機器の番号を用いて機器情報取得機能18Bを介して保守サーバ4から機器情報及び点検情報を読み込み、個別機器情報画面52(例えば図4)を生成する。
次に、データ入出力機能10に関してより詳細に説明する。データ入出力機能10は、監視装置通信機能16と記憶機能とを備えている。監視装置通信機能16は、例えば入出力回路で構成されており、通信ネットワークを介して制御装置2及び保守サーバ4と通信を行う。記憶機能は、例えばメモリで構成されており、監視装置通信機能16を介して入出力するデータを記憶する。具体的には、記憶機能は、系統画面表示機能11が使用するデータであるプロセス入出力現在値データ1010、警報画面表示機能12が使用するデータである警報現在値データ1020、システム監視画面表示機能13が使用するデータであるシステム監視現在値データ1030、イベントログ表示機能14が使用するデータであるイベントログデータ1040、アナログトレンド表示機能15が使用するアナログトレンドデータ1050、個別機器情報画面表示機能18Dが使用する機器M及び点検情報データ1060を記憶している。
制御装置2は、プロセス入出力信号処理機能21と、警報処理機能22と、システム監視処理機能23と、運転機能24と、制御装置処理機能25とを備えて構成されている。本実施形態に係るプロセス入出力信号処理機能21は、プロセス入出力装置3か入力されたプロセス値を所定の物理量に変換する。
警報処理機能22は、プロセス入出力装置3か入力されたプロセス値に基づき、警報情報を生成する。例えば、各プロセス値には閾値が設定されており、警報処理機能22は、プロセス値が閾値を超えた日時、閾値を超えた機器M名などを警報情報として生成する。この警報情報は、警報画面表示機能12に供給され、警報画面を生成するための情報として用いられる。
システム監視処理機能23は、プラント監視装置1、保守サーバ4、及びプロセス入出力装置3を構成する機器Mと通信を定期的に行い、システム監視情報を生成する。例えば、システム監視処理機能23は、プラント監視装置1、保守サーバ4、及びプロセス入出力装置3を構成する機器に異常が生じた日時、異常が生じた機器名などをシステム監視情報として生成する。このシステム監視情報は、システム監視画面表示機能13に供給され、システム監視画面を生成するための情報として用いられる。運転機能24は、プラント監視装置1から入力された制御信号に基づき、機器Mの制御を行う。制御装置処理機能25は、通信ネットワークを介してプラント監視装置1と通信を行う。
プロセス入出力装置3は、プロセス入出力処理機能31を備えている。プロセス入出力処理機能31は、機器Mの測定値を取得する。本実施形態に係るプロセス入出力処理機能31は、例えばセンサの出力である4〜20mAのアナログ値を0〜10000のデジタル値に変換する。なお、本実施形態では、プロセス値として0〜10000に正規化した値を用いているが、これに限らず、正規化しない値をプロセス値として用いてもよい。
保守サーバ4は、記憶機能40と、機器および点検情報入出力機能41と、保守サーバ通信機能43とを備えている。記憶機能40は、例えばメモリにより構成され、機器情報データ401と点検情報データ402を記憶している。機器および点検情報入出力機能41は、保守サーバ4通信機能を介して機器および点検情報をプラント監視装置1に供給する。保守サーバ通信機能43は、通信ネットワークを介してプラント監視装置1と通信を行う。
(作用)
以上が第1実施形態に係るプラント監視制御システム1000の構成の説明であるが、以下に第1実施形態に係るプラント監視制御システム1000における処理の一例を説明する。
図7は、プラント監視制御システム1000の処理の一例であるフローチャートを示す図である。ここでは、図2に示す選択ウィンドウ100のウィンドウ100Aが運転士により操作入力機能8(図1)を介して選択され、系統画面50に切り替えられた場面に関して説明する。上述のように、デフォルトのモードは通常モードであるので、系統画面50に切り替えられた際に、保守モード切替機能7(図5)によりモードも通常モードに切り替えられている(ステップS100)。ここでは、運転士は、更に保守モード切替えスイッチ102(図2)を介して保守モードに変更可能である。
次に、第1情報表示機能6の系統画面表示機能11(図5)は、初期画面である系統画面50(図2)を生成し、表示装置5に表示する(ステップS102)。ここでは、ウィンドウ200E〜200Hのいずれも選択されていないので、通常モードに切り替えられた場合も、保守モードに切り替えられた場合も系統画面(図2)が引き続き表示されている。
次に、表示モードが通常モードである場合に(ステップS104:Yes)、運転員がウィンドウ200E〜200H(図2)のいずれかを選択すると(ステップS106)、第1情報表示機能6の系統画面表示機能11(図5)は、ウィンドウ200E〜200H(図2)の中の選択されたウィンドウに関連付けられた機器の操作画面204(図3)を系統画面50内に表示させる(ステップS108)。ここでは、ウィンドウ200Gが選択されている。そして、操作画面204(図3)を介して運転員が行う制御操作が終わると、運転員による操作に従い図2で示す画面に戻り、一連の制御動作を終了する。
一方で、運転員が切り替えた表示モードが保守モードである場合に(ステップS104:No)、運転員がウィンドウ200E〜200H(図2)のいずれかを選択すると(ステップS110)、第2情報表示機能9の機器情報取得機能18B(図5)は、ウィンドウ200E〜200H(図2)の中の選択されたウィンドウに関連付けられた機器の番号の機器情報及び点検情報を保守サーバ−4から呼び出し、個別機器情報画面52(図4)を表示装置5に表示させる(ステップS112)。ここでは、ウィンドウ200Gが選択されている。そして、個別機器情報画面52(図4)の確認を運転員が終えると、運転員による操作に従い図2で示す画面に戻り、一連の保守動作を終了する。
このように、通常モードでは、系統画面50(図2)上の状態情報200A〜200Dに対応するウィンドウ200E〜200Hが選択されると、選択されたウィンドウに関連付けられた機器Mの運転画面204(図3)が表示される。一方で、保守モードでは、系統画面50(図2)上の200A〜200Dに対応するウィンドウ200E〜200Hが選択されると、選択されたウィンドウに関連付けられた機器Mの個別機器情報画面52(図4)が表示される。
(効果)
以上のように本実施形態によれば、保守モード切替機能7により保守モードに切り替えられた場合に、表示装置5に表示される状態情報に対応する機器が運転員により選択されると、第2情報表示機能9が選択された機器に関連付けられた機器Mの機器情報及び点検情報を表示装置5に表示させることとした。これにより、運転員は、表示装置5に表示される状態情報に対応させて、表示装置5の画面上で機器Mの機器情報及び点検情報を確認することができる。このように、状態情報に対応する機器情報や点検情報が、冊子などのドキュメント内などを探さずとも、表示装置5の画面に対する選択操作により入手できる様になり、調査時間がより短縮される。
(第1実施形態の変形例)
上述した第1実施形態においては、保守モード切替機能7は、系統画面50内に保守モード切替えスイッチ102を常に表示していたが、本変形例に係る保守モード切替機能7は、制御装置2の警報処理機能22からの入力情報を用いて、系統画面50内に警報の出ている機器が表示されている場合に、保守モード切替えスイッチ102を表示させするようにしている。以下、上述した第1実施形態と異なる部分を説明する。構成は第1実施形態と同等であるのでその説明を省略する。
(作用)
保守モード切替機能7は、系統画面50に表示される機器、例えば図2内のポンプ1A、ポンプ1B、弁1A、及び弁1Bのうちのいずれかに警報が出ている場合に、系統画面50内に保守モード切替えスイッチ102を表示させ、赤色などの他の表示色と異なる色で保守モードのボタンを表示させる。一方で、ポンプ1A、ポンプ1B、弁1A、及び弁1Bのいずれにも警報が出ていない場合、系統画面50内に保守モード切替えスイッチ102を表示させない。
(効果)
以上のように本変形例によれば、系統画面50に表示される機器のいずれかに警報が出ている場合に、保守モード切替機能7が、保守モード切替えスイッチ102を運転員に注目させる表示形態で表示装置5の系統画面50内に表示させることとした。これにより、系統画面50に表示される機器のいずれかに警報が出ている場合には、運転員に、保守モードへの切り替えを促すことが可能である。
(第2実施形態)
上述した第1実施形態においては、プラント監視装置1内の保守モード切替機能7が、系統画面内に保守モード切替えスイッチ102を表示させていたが、第2実施形態においては、保守モード切替機能7が、警報画面表示機能12が生成する警報画面内に保守モード切替えスイッチ102を表示させるようにしている。以下、上述した第1実施形態と異なる部分を説明する。
(構成)
図8は、第2実施形態に係るプラント監視制御システム1000の構成を示すブロック図である。図5と同等の構成には同一の番号を付して説明を省略する。この図8に示すように、第2実施形態に係る保守モード切替機能7は、警報画面表示機能12に接続され、警報画面表示機能12が生成する警報画面内に保守モード切替えスイッチ102(図2)を表示させる。
警報画面内には、例えば異常の発生した機器M名、異常の内容、及び異常の程度の情報が機器M毎に警報項目として表示される。すなわち、警報画面には、機器Mの状態情報として、異常の内容、及び異常の程度の情報が警報項目として表示されている。
(作用)
運転員は、警報画面上の保守モード切替えスイッチ102(図2)により、警報画面の表示モードを通常モードまたは保守モードに切り替える。通常モードでは、警報画面上の各警報の表示を選択しても何も起こらない。
一方で、保守モードでは、警報画面上の警報項目が操作入力機能8を介して運転員により選択されると、選択された警報項目に対応する機器Mの個別機器情報画面52(例えば図4)が個別機器情報画面表示機能18Dにより表示装置5に表示される。また、選択された警報項目に対応する機器Mが複数ある場合、これら複数の機器Mの機器情報一覧画面54(例えば図6)が機器情報一覧画面表示機能18Cにより表示装置5に表示される。運転員が更に機器情報一覧画面54内から操作入力機能8を介して選択した機器Mの個別機器情報画面52が個別機器情報画面表示機能18Dにより表示装置5に表示される。
(効果)
以上のように本実施形態によれば、保守モード切替機能7が警報画面上に保守モード切替えスイッチ102を表示させ、保守モード切替機能7により保守モードに切り替えられた場合に、警報項目が運転員により選択されると、第2情報表示機能9が警報項目に関連する機器Mの機器情報及び点検情報を表示装置5に表示させることとした。これにより、運転員は、表示装置5に表示される状態情報である警報項目に対応させて、表示装置5の画面上で機器Mの機器情報及び点検情報を確認することができる。これにより、警報に関する機器Mの機器情報および点検情報を効率的に把握できる。
(第3実施形態)
上述した第1実施形態においては、プラント監視装置1内の保守モード切替機能7が、系統画面50内に保守モード切替えスイッチ102を表示させていたが、第3実施形態においては、保守モード切替機能7が、システム監視画面表示機能13が生成するシステム監視画面内に保守モード切替えスイッチ102を表示させるようにしている。以下、上述した第1実施形態と異なる部分を説明する。
(構成)
図9は、第3実施形態に係るプラント監視制御システム1000の構成を示すブロック図である。図5と同等の構成には同一の番号を付して説明を省略する。この図に示すように、第3実施形態に係る保守モード切替機能7は、システム監視画面表示機能13に接続され、システム監視画面表示機能13が生成するシステム監視画面内に保守モード切替えスイッチ102を表示させる、
(作用)
システム監視画面内には、上述のように、異常の有無を機器M毎に示す情報と、これら異常の有無を示す情報に対応する機器Mが表示されている。運転員は、システム監視画面上の保守モード切替えスイッチ102により、システム監視画面の表示モードを通常モードまたは保守モードに切り替える。通常モードでは、システム監視画面上の各機器を選択しても何も起こらない。
一方で、保守モードでは、異常の有無を示す情報に対応する流域が操作入力機能8を介して運転員により選択されると、選択された異常の有無を示す情報に対応する領域に関連付けられた機器の個別機器情報画面52(例えば図4)が個別機器情報画面表示機能18Dにより表示装置5に表示される。
(効果)
以上のように本実施形態によれば、保守モード切替機能7がシステム監視画面上に保守モード切替えスイッチ102を表示させ、保守モード切替機能7により保守モードに切り替えられた場合に、異常の有無を示す情報に対応する領域が運転員により選択されると、第2情報表示装置9が異常の有無を示す情報に対応する領域に関連付けられた機器の機器情報及び点検情報を表示装置5に表示させることとした。これにより、運転員は、表示装置5に表示される状態情報である異常の有無を示す情報に対応させて、表示装置5の画面上で機器の機器情報及び点検情報を確認することができる。これにより、異常の有無を示す情報に関する機器の機器情報および点検情報を効率的に把握できる。
(第4実施形態)
上述した第1実施形態においては、プラント監視装置1内の保守モード切替機能7が、系統画面50内に保守モード切替えスイッチ102を表示させていたが、第4実施形態においては、保守モード切替機能7が、イベントログ表示機能14が生成するイベントログ画面内に保守モード切替えスイッチ102を表示させるようにしている。以下、上述した第1実施形態と異なる部分を説明する。
(構成)
図10は、第4実施形態に係るプラント監視制御システム1000の構成を示すブロック図である。図5と同等の構成には同一の番号を付して説明を省略する。この図に示すように、第3実施形態に係る保守モード切替機能7は、イベントログ表示機能14に接続され、イベントログ表示機能14が生成すイベントログ画面内に保守モード切替えスイッチ102を表示させる、
(作用)
イベントログ表示機能14は、上述のように、プラント監視制御システム1000内で自動的に発生したイベントに加え、運転員が手動で行ったイベントが機器の状態情報に対応する領域としてイベント項目を含むイベントログ画面を表示装置5に表示させる。運転員は、イベントログ画面上の保守モード切替えスイッチ102により、イベントログ画面の表示モードを通常モードまたは保守モードに切り替える。通常モードでは、イベントログ画面上のイベント項目を選択しても何も起こらない。
一方で、保守モードでは、状態情報に対応する領域であるイベント項目が操作入力機能8を介して運転員により選択されると、選択されたイベント項目に関連付けられた機器Mの個別機器情報画面52が個別機器情報画面表示機能18Dにより表示装置5に表示される。
また、選択されたイベント項目に対応する機器Mが複数ある場合、これら複数の機器Mの情報を抜粋した機器情報一覧画面54(例えば図6)が機器情報一覧画面表示機能18Cにより表示装置5に表示される。運転員が更に機器情報一覧画面54内から操作入力機能8を介して選択した機器Mの個別機器情報画面52が個別機器情報画面表示機能18Dにより表示装置5に表示される。
(効果)
以上のように本実施形態によれば、保守モード切替機能7がイベントログ画面上に保守モード切替えスイッチ102を表示させ、保守モード切替機能7により保守モードに切り替えられた場合に、イベント項目に対応する機器Mが運転員により選択されると、第2情報表示機能9がイベント項目に対応する機器Mの機器情報及び点検情報を表示装置5に表示させることとした。これにより、運転員は、表示装置5に表示される状態情報であるイベント項目に対応させて、表示装置5の画面上で機器Mの機器情報及び点検情報を確認することができる。これにより、イベント項目に関する機器Mの機器情報および点検情報を効率的に把握できる。
(第5実施形態)
上述した第1実施形態においては、プラント監視装置1内の保守モード切替機能7が、系統画面50内に保守モード切替えスイッチ102を表示させていたが、第5実施形態においては、保守モード切替機能7が、アナログトレンド表示機能15が生成するアナログトレンド画面内に保守モード切替えスイッチ102を表示させるようにしている。以下、上述した第1実施形態と異なる部分を説明する。
(構成)
図11は、第5実施形態に係るプラント監視制御システム1000の構成を示すブロック図である。図5と同等の構成には同一の番号を付して説明を省略する。この図に示すように、第5実施形態に係る保守モード切替機能7は、アナログトレンド表示機能15に接続され、アナログトレンド表示機能15が生成すアナログトレンド画面内に保守モード切替えスイッチ102を表示させる。
(作用)
アナログトレンド画面内には、上述のように、プロセス値の時系列グラフが表示される。運転員は、アナログトレンド画面上の保守モード切替えスイッチ102により、アナログトレンド画面の表示モードを通常モードまたは保守モードに切り替える。通常モードでは、アナログトレンド画面上を選択すると選択した点に対応する時刻とプロセス値が表示される
一方で、保守モードでは、機器の状態情報に対応する領域であるアナログトレンド画面が操作入力機能8を介して運転員により選択されると、アナログトレンド画面に関連付けられた機器Mの個別機器情報画面52が個別機器情報画面表示機能18Dにより表示装置5に表示される。また、選択されたアナログトレンド画面に関する機器Mが複数ある場合、これら複数の機器Mの情報を抜粋した機器情報一覧画面54が機器情報一覧画面表示機能18Cにより表示装置5に表示される。運転員が更に機器情報一覧画面54内から操作入力機能8を介して選択した機器Mの個別機器情報画面52が個別機器情報画面表示機能18Dにより表示装置5に表示される。
(効果)
以上のように本実施形態によれば、保守モード切替機能7がアナログトレンド画面上に保守モード切替えスイッチ102を表示させ、保守モード切替機能7により保守モードに切替えられた場合に、アナログトレンド画面が運転員により選択されると、第2情報表示機能がアナログトレンド画面に対応する機器Mの機器情報及び点検情報を表示装置5に表示させることとした。これにより、運転員は、表示装置5に表示される状態情報であるトレンドグラフに対応させて、表示装置5の画面上で機器Mの機器情報及び点検情報を確認することができる。これにより、トレンドグラフに関する機器Mの機器情報および点検情報を効率的に把握できる。
(第6実施形態)
上述した第1実施形態においては、プラント監視装置1内の保守モード切替機能7が、系統画面50内に保守モード切替えスイッチ102を表示させていたが、第6実施形態においては、機器情報一覧画面表示機能18Cが、第1情報表示機能6が生成する画面内に器情報一覧画面表示ボタンを表示させるようにしている。以下、上述した第1実施形態と異なる部分を説明する。
(構成)
図12は、第6実施形態に係るプラント監視制御システム1000の構成を示すブロック図である。図5と同等の構成には同一の番号を付して説明を省略する。図13は、機器情報一覧画面表示機能18C(図12)が系統画面50内に機器情報一覧画面表示ボタン112を表示させている図を示している。図14は、機器情報一覧画面表示機能18Cが生成した機器情報一覧画面56の一例を示す図である。この図14に示すように、本実施形態に係る機器情報一覧画面表示機能18Cは、第1情報表示機能6が生成する画面内に器情報一覧画面表示ボタン113を表示させる。そして、機器情報一覧画面表示機能18Cは、操作入力機能8を介して機器情報一覧画面表示ボタン113(図13)が運転員により選択されると、プラントを構成する機器Mの器情報一覧画面を生成する。このように、本実施形態に係る機器情報一覧画面表示機能は、保守モード切替機能7を介さずとも機器情報一覧画面56を生成可能である。
(作用)
第1情報表示機能6が生成する画面内には、機器情報一覧画面表示ボタンが表示される。運転員が、第1情報表示機能6が生成する画面上の機器情報一覧画面表示ボタンを選択すると、プラントを構成する複数の機器Mの機器情報一覧画面が機器情報一覧画面表示機能18Cにより表示装置5に表示される。運転員が更に機器情報一覧画面56内から操作入力機能8を介して選択した機器Mの個別機器情報画面52が個別機器情報画面表示機能18Dにより表示装置5に表示される。監視装置1は、機器番号をキーとして保守サーバ3に機器情報および点検情報を要求し、個別機器情報画面52(図4)に表示する。
より具体的には、運転員が機器情報一覧画面56(図14)において操作入力機能8により機器番号を選択すると、機器情報取得機能18Bが機器番号をキーとして監視装置通信機能16を介して保守サーバ4にデータを要求する。
次に、保守サーバ4は、保守サーバ通信機能43を介してプラント監視装置1からの要求を機器および点検情報入出力機能41に出力する。続いて、機器および点検情報入出力機能41は機器番号をキーとして、該当データを機器情報データ401および点検情報データ402から読み出し、プラント監視装置1にデータを出力する。
プラント監視装置1は、監視装置通信機能16を介して保守サーバ4から受信したデータを機器情報取得機能18Bに出力する。続いて、機器情報取得機能18Bは機器および点検情報データ106にデータを格納する。
次に、機器情報一覧画面表示機能18Cは個別機器情報画面表示機能18Dに個別機器情報画面52(図4)の表示を要求し、個別機器情報画面表示機能18Dは機器および点検情報データ106に基づき、個別機器情報画面52(図4)を表示する。
(効果)
以上のように本実施形態によれば、機器情報一覧画面表示機能18Cが画面上に機器情報表示ボタン112を表示させ、機器情報表示ボタン112が運転員により選択されると、プラントを構成する数機器Mの機器情報一覧画面56を表示装置5に表示させることとした。これにより、運転員は、プラントを構成する数機器Mを把握でき、更に機器情報一覧画面56内から操作入力機能8を介して選択した機器Mの個別機器情報画面52(図4)を表示装置5に表示させることができる。このように、機器Mの機器情報および点検情報を効率的に把握できる。
(第1実施形態乃至第6実施形態の変形例)
上述した第1実施形態乃至第6実施形態においては、機器情報一覧画面表示機能18Cは、機器情報一覧画面内の各機器を同系色により表示装置5に表示させていたが、本変形例に係る機器情報一覧画面表示機能18Cは、制御装置2の警報処理機能22からの入力を用いて、機器情報一覧画面56内の機器Mに警報の出ている機器がある場合に、機器情報一覧画面56内のその機器の色を他の機器と変えて表示させるようにしている。以下、上述した第1実施形態乃至第6実施形態と異なる部分を説明する。第1実施形態乃至第6実施形態内で説明した構成と同等であるので構成の説明を省略する。
(作用)
機器情報一覧画面表示機能18Cは、機器情報一覧画面56に表示される機器に警報が出ている場合に、警報が出ている機器の色を他の機器の表示色と異なる色で表示装置5に表示させる。一方で、機器情報一覧画面表示機能18Cは、機器情報一覧画面56に表示される機器に警報が出ていない場合、機器情報一覧画面56に表示される機器を同系統色で表示装置5に表示させる。
(効果)
以上のように本変形例によれば、機器情報一覧画面56に表示される機器に警報が出ている場合に、機器情報一覧画面表示機能18Cが、警報が出ている機器の色を他の機器の表示色と異なる色で表示装置5に表示させることとした。これにより、警報が出ている場合には、運転員に、警報が出ている機器の機器情報などを優先して確認することが可能である。
(第7実施形態)
(構成)
図15は、第7実施形態に係るプラント監視制御システム1000の構成を示すブロック図である。この図15に示すように、第7実施形態に係るプラント監視制御システム1000は、保守サーバ4内に、寿命ガイダンス処理機能42を更に備える。
(作用)
寿命ガイダンス処理機能42は、機器情報データ401および点検情報データ402に格納されている機器Mの前回交換日と現時刻から機器Mの使用経過日を演算する。この機器M使用経過日が閾値を超えると寿命ガイダンスをプラント監視装置1に出力する。プラント監視装置1は、寿命ガイダンスを受信すると、機器情報一覧画面56を介してガイダンスを発報する。
同様に、保守サーバ4の寿命ガイダンス処理機能42は、機器情報データ401および点検情報データ402に含まれる機器Mの寿命部品の前回交換日と現時刻から寿命部品の使用経過日を演算する。この寿命部品使用経過日が閾値を超えると寿命ガイダンスをプラント監視装置1に出力する。プラント監視装置1の機器情報一覧画面表示機能18Cは、寿命ガイダンスを受信すると、機器情報一覧画面56を介して寿命ガイダンスに基づく警報を発報する。
(効果)
以上の様に本実施形態に係るプラント監視装置1は、保守サーバ4の寿命ガイダンス処理機能42から機器Mや部品の使用経過日が閾値を超えるとその機器Mや部品の寿命を示す寿命ガイダンスが入力され、機器情報一覧画面表示機能18Cは、機器情報一覧画面56を介して寿命が来る所定の日数前に寿命ガイダンスに基づく警報を通知することした。これにより、運転員は、機器Mや部品の交換を予め行うことが可能であり、不要な機器Mの修理、復旧作業などの発生を抑止できる。
なお、第1乃至第7実施形態における第1情報表示機能6は、特許請求の範囲における第1情報表示部の一例であり、第2情報表示機能9は、特許請求の範囲における第2情報表示部の一例である。
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例としてのみ提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図したものではない。本明細書で説明した新規な装置および方法は、その他の様々な形態で実施することができる。また、本明細書で説明した装置および方法の形態に対し、発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の省略、置換、変更を行うことができる。添付の特許請求の範囲およびこれに均等な範囲は、発明の範囲や要旨に含まれるこのような形態や変形例を含むように意図されている。
1:プラント監視装置、4:保守サーバ、5:表示装置、6:第1情報表示機能、7:保守モード切替機能、8:操作入力機能、9:第2情報表示機能、18C:機器情報一覧画面表示機能、1000:プラント監視制御システム

Claims (14)

  1. プラントが有する各機器の状態情報を監視し、前記監視の結果に応じて作られる各制御信号によって前記各機器を制御するプラント監視制御システムであって、
    前記各機器の状態情報を監視するプラント監視装置と、
    前記各制御信号によって前記各機器を制御する制御装置と、
    前記各機器の固有の情報である機器情報と、前記各機器の過去における点検の情報である点検情報とを、前記各機器に関連付けて格納した保守サーバと、
    前記プラント監視装置からの画像信号に基づいて、前記各機器と、前記各機器の状態情報とを関連付けて表示する表示装置と、
    を備え、
    さらに、前記プラント監視装置は、通常の動作制御を行う通常モードと、前記各機器を保守するための保守モードと、を切り替え可能に構成され、
    前記プラント監視装置が前記保守モードへ切り替えられている場合に、前記プラント監視装置は、前記表示装置に表示された前記各機器の中から選択された機器に対応する前記機器情報及び前記点検情報を前記保守サーバから呼び出して前記表示装置に表示するものとして構成されている、プラント監視制御システム。
  2. 前記プラント監視装置は、
    前記各機器と、前記各機器の状態情報とを関連付けた画面を前記表示装置に表示させる第1情報表示部と、
    前記選択された機器に対応する前記機器情報及び前記点検情報を前記保守サーバから呼び出して前記表示装置に表示させる第2情報表示部と、
    を有する請求項1に記載のプラント監視制御システム。
  3. 前記第2情報表示部は、前記選択された機器が複数ある場合に、当該複数機器の一覧画面を前記表示装置に表示させ、前記複数機器の一覧画面の中から選択された機器の前記機器情報及び前記点検情報を前記前記表示装置に表示させる請求項2に記載のプラント監視制御システム。
  4. 前記第1情報表示部は、前記画面上の前記状態情報に対応する領域に、前記機器を識別する識別情報を関連付けており、
    前記第2情報表示部は、前記選択された機器に対応する前記領域に関連付けられた前記識別情報を用いて、前記機器情報及び前記点検情報を前記表示装置に表示させる請求項2又は3に記載のプラント監視制御システム。
  5. 前記第1情報表示部は、前記機器の接続状態を示す系統図と系統図内の複数機器に関するプロセス値を状態情報として表示する系統画面を生成し、
    前記通常モードに切り替えられている場合に、前記状態情報に対応する当該系統画面上の領域が選択されると、前記第1情報表示部は当該領域に関連付けられた機器を操作するために用いる操作画面を前記表示装置に表示させ、
    前記保守モードに切り替えられている場合に、前記状態情報に対応する前記系統画面上の領域が選択されると、前記第2情報表示部は当該領域に関連付けられた機器情報及び点検情報を前記表示装置に表示させる請求項4に記載のプラント監視制御システム。
  6. 前記第1情報表示部は、前記プラントを構成する複数機器内の少なくとも一つの機器の状態が所定の範囲を超えた場合に、当該所定の範囲を超えた機器の機器名と機器の状態を示す警報項目を状態情報として表示する警報画面を生成し、
    前記保守モードに切り替えられている場合に、前記状態情報に対応する領域としての前記警報項目が選択されると、前記第2情報表示部は当該警報項目に関連付けられた機器の機器情報及び点検情報を前記表示装置に表示させる請求項4に記載のプラント監視制御システム。
  7. 前記第1情報表示部は、前記プラントに関連する装置を構成する少なくとも一つの機器の異常の有無を示す情報を状態情報として表示するシステム監視画面を生成し、
    前記保守モードに切り替えられている場合に、前記状態情報に対応する当該システム監視画上の領域が選択されると、前記第2情報表示部は当該領域に関連付けられた機器の機器情報及び点検情報を前記表示装置に表示させる請求項4に記載のプラント監視制御システム。
  8. 前記第1情報表示部は、前記プラントを構成する複数機器内の少なくとも一つの機器における接点変換の時刻を示すイベント項目を状態情報として表示するイベントログ画面を生成し、
    前記保守モードに切り替えられている場合に、前記状態情報に対応する領域としてのイベント項目が選択されると、前記第2情報表示部は当該イベント項目に関連付けられた機器の機器情報及び点検情報を前記表示装置に表示させる請求項4に記載のプラント監視制御システム。
  9. 前記第1情報表示部は、前記プラントを構成する複数機器内の少なくとも一つの機器のプロセス値の時系列グラフを状態情報として表示するアナログトレンド画面を生成し、
    前記通常モードに切り替えられている場合に、当該アナログトレンド画面上の領域が選択されると、前記第1情報表示部は当該選択に対応する時刻のプロセス値を前記表示装置に表示させ、
    前記保守モードに切り替えられている場合に、前記状態情報に対応する領域としての前記アナログトレンド画面が選択されると、前記第2情報表示部は前記アナログトレンド画面に関連付けられた機器の機器情報及び点検情報を前記表示装置に表示させる請求項4に記載のプラント監視制御システム。
  10. 前記第2情報表示部は、前記機器及び当該機器の部品のうちのいずれかが、前回交換日からの使用経過日が当該機器の所定の日数を超えると前記保守サーバにより出力される寿命ガイダンスに基づき、前記一覧画面を介して警報を表示装置に表示させる請求項3に記載のプラント監視制御システム。
  11. 前記プラント監視装置は、前記複数機器の一覧画面に表示される機器のいずれかの状態が所定の範囲を超えた場合に、他の機器との表示形態を変更して前記複数機器の一覧画面に表示させる請求項3に記載のプラント監視制御システム。
  12. 前記プラント監視装置は、前記系統画面内に表示される機器のいずれかの状態が所定の範囲を超えた場合に、前記保守モードに切り替える保守モード切替部を前記系統画面に表示させる請求項5に記載のプラント監視制御システム。
  13. プラントが有する各機器の状態情報を監視し、前記監視の結果に応じて作られる各制御信号によって前記各機器を制御するプラント監視制御システムであって、
    前記各機器の状態情報を監視するプラント監視装置と、
    各制御信号によって前記各機器を制御する制御装置と、
    前記各機器の固有の情報である機器情報と、前記各機器の過去における点検の情報である点検情報と、を前記各機器と関連付けて格納した保守サーバと、
    前記プラント監視装置からの表示指示情報に基づいて、前記表示指示情報に対応する各種の情報を表示する、表示装置と、
    を備え、
    前記プラント監視装置は、表示指示信号に従って前記各機器を示す一覧画面を表示するものとして構成され、前記一覧画面中の前記機器を選択することにより、前記保守サーバから前記機器情報及び前記点検情報を呼び出して前記表示装置に表示させるものとして構成されている、プラント監視制御システム。
  14. 複数の機器を有するプラントにおける前記各機器と前記各機器の状態情報とを関連付けて表示装置に表示させるステップと、
    前記表示装置に表示する情報のモードを前記各機器の保守モードに切り替えるステップと、
    前記表示装置に表示された前記各機器の中から機器を選択するステップと、
    前記選択された機器の固有の情報である機器情報と、前記選択された機器の過去における点検の情報である点検情報と、を前記表示装置に表示させるステップと、
    を備えるプラント監視方法。
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