JP2018192897A - 車載器、噴霧システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
前記噴霧器による噴霧についての開始指示を検出する検出部と、
前記検出部により開始指示が検出された場合に、車載ネットワークから車両の状態に関する情報を取得し、車内が密室状態にあるか否かを判定する判定部と、
前記判定部により、車内が密室状態にないと判定された場合に、前記噴霧器による噴霧の開始を制限する制御部とを有する。
<噴霧システムのシステム構成>
はじめに、車両に搭載される噴霧システムのシステム構成について説明する。図1は、第1の実施形態における噴霧システムのシステム構成の一例を示す図である。図1に示すように、噴霧システム100は、車載器110と、噴霧器120とを有する。なお、本実施形態において、噴霧システム100は、車両の搭乗者の指示に基づいて起動、停止が行われるものとする。
次に、噴霧システム100の車両への搭載例について説明する。図2は、車両における噴霧システムの搭載例を示す図である。車載器110がナビゲーション装置により実現される場合、車載器110は、例えば、図2に示すように、ダッシュボード210内に組み込まれる。一方、噴霧器120は、例えば、図2に示すように、センタコンソール230のドリンクフォルダ240に載置される。図2に示すように、噴霧器120は円筒形状を有しており、ドリンクフォルダ240によって固定される。なお、噴霧器120は、ドリンクフォルダ240によって固定された状態でアロマオイルを車内に噴霧できるよう、上部側面に噴霧口220を有している。
次に、車載器110のハードウェア構成について説明する。図3は、車載器のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、車載器110は、CPU(Central Processing Unit)301、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303を有する。CPU301、ROM302、RAM303は、いわゆるコンピュータを形成する。また、車載器110は、補助記憶デバイス304、操作デバイス305、表示デバイス306、I/F(Interface)デバイス307を有する。なお、車載器110の各部は、バス308を介して相互に接続されている。
次に、車載器110の噴霧器制御部111の機能構成について説明する。図4は、車載器の噴霧器制御部の機能構成の一例を示す図である。噴霧器制御プログラムが実行されることで実現される噴霧器制御部111には、開始指示検出部410、判定部420、制御部430、表示部440が含まれる。
・ドアが開状態であることを示す情報、
・窓が開状態であることを示す情報、
・エアコンの空気循環モードが外気循環モードであることを示す情報、
の少なくともいずれか1つが含まれていた場合、車内が密室状態にないと判定し、車両がアロマオイルの噴霧に適した状態でないと判断する。
次に、噴霧器制御部111による噴霧器制御処理の流れについて説明する。車両の搭乗者の指示に基づいて噴霧システム100が起動し、噴霧器制御プログラムが実行されると、噴霧器制御処理が開始される。なお、噴霧器制御処理には、開始指示検出処理と、判定処理と、制御処理とが含まれる。以下、これらの処理の詳細な流れについてそれぞれ説明する。
図5は、開始指示検出処理の流れを示す第1のフローチャートである。ステップS501において、開始指示検出部410は、車載器110の表示デバイス306に表示された初期画面510において、開始スイッチ511が押圧されたか否かを判定する。なお、初期画面510は、車両の搭乗者により"アロマ"スイッチ520が押圧されることで、噴霧システム100が起動し、噴霧器制御プログラムが実行されることで、表示部440によって表示される。
図6は、判定処理の流れを示すフローチャートである。ステップS601において、判定部420は、開始指示検出部410より、開始指示が通知されたか否かを判定する。ステップS601において、開始指示が通知されていないと判定した場合には(ステップS601においてNoの場合には)、ステップS613に進む。一方、ステップS601において、開始指示が通知されたと判定した場合には(ステップS601においてYesの場合には)、ステップS602に進む。
・開始スイッチ511を押圧する操作。
・窓を閉状態にするための操作(あるいは、内気循環モードにするための操作)。
・密室状態になった後に再度行う開始スイッチ511を押圧する操作。
図7は、制御処理の流れを示すフローチャートである。ステップS701において、制御部430は、判定部420より、噴霧可能通知を受信したか否かを判定する。ステップS701において、受信していないと判定した場合には(ステップS701においてNoの場合には)、ステップS708に進む。
以上の説明から明らかなように、第1の実施形態における噴霧システム100は、
・アロマオイルの噴霧を開始するための開始スイッチが押圧された場合に、車載ネットワークにより車両状態情報を取得し、車内が密室状態にあるか否かを判定する。そして、密室状態にあると判定した場合に、噴霧を開始する。
・一方、密室状態にないと判定した場合には、密室状態にするための車両制御情報を車載ネットワークを介して送信し、密室状態になるように制御する。あるいは、密室状態にするように搭乗者にメッセージを表示する。その後、所定時間内に密室状態になった場合には、噴霧を開始する。
上記第1の実施形態では、搭乗者が初期画面510において開始スイッチ511を押圧したことを、噴霧についての開始指示として検出する構成について説明した。しかしながら、噴霧についての開始指示を検出する構成はこれに限定されず、例えば、生体センサにより搭乗者の生体情報を測定し、アロマオイルを噴霧するための条件を満たした場合に、噴霧についての開始指示を検出したと判定するように構成してもよい。以下、第2の実施形態について、上記第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図8は、第2の実施形態における噴霧システムのシステム構成の一例を示す図である。図1に示す噴霧システム100との相違点は、図8に示す噴霧システム800の場合、生体センサ810が車載器110に対して、Bluetooth(登録商標)通信等により通信可能に接続されている点である。
図9は、開始指示検出処理の流れを示す第2のフローチャートである。図5に示した第1のフローチャートとの相違点は、ステップS901である。ステップS901において、開始指示検出部410は、車載器110の表示デバイス306に初期画面910が表示されている状態において、開始指示が検出されたか否かを判定する。具体的には、開始指示検出部410は、生体センサ810より送信された生体情報が、所定の条件を満たすか否かを判定する。
以上の説明から明らかなように、第2の実施形態における噴霧システム800は、上記第1の実施形態に加えて、運転者の生体情報を測定し、アロマオイルの効能によって変化が見込まれる状態か否かを判定する。
上記第1及び第2の実施形態では、噴霧器120が噴霧する収容物として、アロマオイルを例に挙げたが、アロマオイル以外の収容物を噴霧してもよいことはいうまでもない。
110 :車載器
111 :噴霧器制御部
120 :噴霧器
220 :噴霧口
410 :開始指示検出部
420 :判定部
430 :制御部
440 :表示部
510 :初期画面
620〜640 :メッセージ画面
710 :実行中画面
720、730 :メッセージ画面
810 :生体センサ
Claims (8)
- 収容物を噴霧する噴霧器に接続される車載器であって、
前記噴霧器による噴霧についての開始指示を検出する検出部と、
前記検出部により開始指示が検出された場合に、車載ネットワークから車両の状態に関する情報を取得し、車内が密室状態にあるか否かを判定する判定部と、
前記判定部により、車内が密室状態にないと判定された場合に、前記噴霧器による噴霧の開始を制限する制御部と
を有することを特徴とする車載器。 - 前記判定部により、車内が密室状態にないと判定された場合、車内を密室状態にするための指示を、前記車載ネットワークに送信することを特徴とする請求項1に記載の車載器。
- 前記判定部により、車内が密室状態にないと判定された後、所定時間内に車内が密室状態にあると判定された場合、前記制御部は、前記噴霧器による噴霧を開始するよう制御することを特徴とする請求項1または2に記載の車載器。
- 前記車両の状態に関する情報には、少なくとも、前記車両のドアの開閉状態に関する情報、前記車両の窓の開閉状態に関する情報、前記車両のエアコンディショナの空気循環モードに関する情報、のいずれかを含み、
前記車内を密室状態にするための指示には、前記車両の窓を閉状態にするための指示、前記車両のエアコンディショナの空気循環モードを内気循環モードにするための指示、のいずれかを含むことを特徴とする請求項2に記載の車載器。 - 前記検出部は、前記車両の搭乗者の生体情報が所定の条件を満たす場合に、前記開始指示を検出したと判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車載器。
- 前記検出部は、前記車両の搭乗者の生体情報から、前記噴霧器の収容物の効能によって変化が見込まれる状態を検出した場合に、前記開始指示を検出したと判定することを特徴とする請求項5に記載の車載器。
- 収容物を噴霧する噴霧器と、
前記噴霧器に接続される車載器と、
を有する噴霧システムであって、
前記噴霧器による噴霧についての開始指示を検出する検出部と、
前記検出部により開始指示が検出された場合に、車載ネットワークから車両の状態に関する情報を取得し、車内が密室状態にあるか否かを判定する判定部と、
前記判定部により、車内が密室状態にないと判定された場合に、前記噴霧器による噴霧の開始を制限する制御部と
を有することを特徴とする噴霧システム。 - 収容物を噴霧する噴霧器に接続される車載器のコンピュータに、
前記噴霧器による噴霧についての開始指示を検出する検出工程と、
前記検出工程において開始指示が検出された場合に、車載ネットワークから車両の状態に関する情報を取得し、車内が密室状態にあるか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程において、車内が密室状態にないと判定された場合に、前記噴霧器による噴霧の開始を制限する制御工程と
を実行させるためのプログラム。
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JPH02249719A (ja) * | 1989-03-22 | 1990-10-05 | Mazda Motor Corp | 車両の芳香装置 |
JPH0456625A (ja) * | 1990-06-27 | 1992-02-24 | Tachi S Co Ltd | フレグランスコントローラ |
JP2005231493A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Kojima Press Co Ltd | 車載芳香消臭装置 |
JP2006306369A (ja) * | 2005-04-01 | 2006-11-09 | Denso Corp | 車両用空気質成分供給装置 |
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2017
- 2017-05-17 JP JP2017097891A patent/JP6925863B2/ja active Active
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