JP2018192893A - 車両用空調装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両用空調装置において空調ケースからの空気を利用して効率的に発電を行う。【解決手段】車両用空調装置10の空調ケース14には、エバポレータ18の下流側に空気導入管32が接続され、該空気導入管32の途中には発電体34が設けられる。発電体34は、熱電材料の外側となる外周通路42に空調ケース14からの空気が流通し、該熱電材料の内側となる内周通路40には内燃機関24からヒータコア20へと供給される温水が供給されることで、車両用空調装置10の送風モードに関わらず、低温の空気と高温な温水との温度差を利用して効率的に発電を行うことができる。【選択図】図1
Description
本発明は、空調ケース内に設けられた発電素子を利用して発電することが可能な車両用空調装置に関する。
従来から、車両に搭載される車両用空調装置において、内部を流れる冷風と温風との温度差を利用して発電可能な熱電素子を備えたものが知られている。このような車両用空調装置は、例えば、特許文献1に開示されるように、空調ユニットの内部において、エバポレータとヒータコアとの間となるエアミックスチャンバースペースに熱電素子が設けられ、この熱電素子には、一方の面にヒータコアで加熱された空気が当たり、他方の面にエバポレータで冷却された空気が当たるように設けられている。そして、熱電素子では、一方の面に当たる温風と他方の面に当たる冷風との温度差によって発電される。
しかしながら、上述した特許文献1に係る車両用空調装置では、エバポレータによる冷風とヒータコアによる温風との温度差を利用して発電しているため、例えば、ヒータコア側への送風が行われない冷房運転時には発電を行うことができず、発電効率が悪いという問題がある。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、空調ケースからの空気を利用して効率的に発電を行うことが可能な車両用空調装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、内部に空気の流通する通路を有した空調ケースと、空調ケースの内部に設けられ空気を冷却するエバポレータと、空調ケースの内部に設けられ空気を加熱するヒータコアとを有した車両用空調装置において、
空調ケースには、エバポレータの下流側となる通路に接続され、空調ケースから空気が取り出される導入管を備え、
導入管には、空調ケース内から取り出される空気とヒータコアに供給される温水との温度差によって発電する発電素子が設けられることを特徴とする。
空調ケースには、エバポレータの下流側となる通路に接続され、空調ケースから空気が取り出される導入管を備え、
導入管には、空調ケース内から取り出される空気とヒータコアに供給される温水との温度差によって発電する発電素子が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、車両用空調装置を構成する空調ケースには、エバポレータの下流側となる通路に接続される導入管を備え、この導入管を通じて空調ケースの通路から空気が取り出されると共に、導入管には、空調ケース内から取り出された空気とヒータコアに供給される温水との温度差によって発電する発電素子が設けられている。
従って、車両用空調装置の送風モードに関わらず、エバポレータによって冷却され導入管を流れる空気と温水との温度差を利用して発電素子で安定的に発電を行うことができるため、従来技術に係る車両用空調装置と比較し発電効率を高めることが可能となる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、車両用空調装置を構成する空調ケースに、エバポレータの下流側となる通路に接続される導入管を備え、この導入管を通じて空調ケースの通路から空気が取り出されると共に、導入管には、空調ケース内から取り出された空気とヒータコアに供給される温水との温度差によって発電する発電素子を設けることで、車両用空調装置の送風モードに関わらず、エバポレータによって冷却され導入管を流れる空気と温水との温度差を利用して発電素子で安定的に発電を行うことができるため、従来技術に係る車両用空調装置と比較して効率的に発電することが可能となる。
本発明に係る車両用空調装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る車両用空調装置を示す。
この車両用空調装置10は、図1に示されるように、内部に通路12を有した空調ケース14を有し、この空調ケース14の内部には、前記通路12における上流側(矢印A方向)に送風機16が設けられ、この送風機16の下流側(矢印B方向)にはエバポレータ18が設けられる。
エバポレータ18は、その内部に冷媒が循環し、この冷媒と空調ケース14内の通路12を流れる空気との間で熱交換を行うことで前記空気を冷却して下流側(矢印B方向)へと供給する。
また、エバポレータ18の下流側(矢印B方向)にはヒータコア20が配設されると共に、前記エバポレータ18とヒータコア20との間には、冷風と温風との混合割合を調整するエアミックスダンパ22が設けられる。
ヒータコア20は、内燃機関24の冷却水回路と一組の配管を介して接続され、一方の配管である供給配管26を通じて加熱された冷却水(温水)がヒータコア20の内部へと供給されると共に、内部を循環して冷却された冷却水が排出配管28を通じてヒータコア20から再び前記冷却水回路へと戻される。そして、ヒータコア20では、内部を循環する温水と空調ケース14内の通路12を流れる空気との間で熱交換を行うことで前記空気が加熱され下流側へと供給される。
すなわち、供給配管26には内燃機関24で加熱された温度の高い温水(冷却水)が流れ、排出配管28には、ヒータコア20で熱交換され温度の低下した冷却水が流れることとなる。
エアミックスダンパ22は、エバポレータ18の下流側(矢印B方向)に設けられ、例えば、空調ケース14に支持された軸部30を介して回動自在に設けられ、図示しないアクチュエータを介して所定角度だけ回動する。そして、エアミックスダンパ22が所定範囲内で回動することで、エバポレータ18で冷却された冷風とヒータコア20で加熱された温風との混合割合を制御している。
さらに、空調ケース14には、エバポレータ18の下流側となる通路12に空気導入管(導入管)32が接続されると共に、空気導入管32の途中には温度差を利用して発電可能な発電体34が設けられる。
空気導入管32は、その一端部側となり空調ケース14と発電体34とを接続する第1管部36と、他端部側となり前記発電体34に接続されると共に大気開放される第2管部38とを有する。
すなわち、空気導入管32は、第1管部36が発電体34の上流側、第2管部38が前記発電体34の下流側となるように設けられる。
発電体34は、例えば、温度の異なる2種類の流体の温度差を利用して発電可能な熱発電チューブからなり、その中心を通る内周通路40が内燃機関24からヒータコア20へと冷却水の供給される供給配管26の途中に接続され、該内周通路40の一端部から他端部に向かって高温の温水が流通する。
一方、発電体34には、熱電材料で囲まれた内周通路40の外周側に外周通路42が形成され、その一端部に空気導入管32の第1管部36が接続され、他端部に空気導入管32の第2管部38が接続される。そして、空調ケース14から取り込まれた空気が、第1管部36から発電体34の外周通路42に沿って一端部から他端部へと流れて第2管部38を経て大気へと排出される。
また、発電体34には、発電した電気を蓄えるためのバッテリー44が電気的に接続されている。
本発明の実施の形態に係る車両用空調装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
図1に示すように、送風機16の駆動作用下に空調ケース14内に空気が取り込まれることで該空気が通路12に沿って下流側(矢印B方向)へと流れ、エバポレータ18を通過することで冷媒との間で熱交換が行われて前記空気が冷却される。この冷却された空気がエアミックスダンパ22の開度状態によって、ヒータコア20へ供給される空気量と該ヒータコア20を迂回する空気量との割合が調整される。
そして、通路12の下流側において、ヒータコア20を通過した温風と、このヒータコア20を迂回した冷風とが混合され、所望の温度へと調整のなされた空気が、空調ケース14に開口した図示しない吹出口から車室内の所望位置へと送風される。
また、エバポレータ18の下流側において、該エバポレータ18を通過して冷却された空気(冷風)の一部が、空気導入管32の第1管部36から取り込まれ発電体34の外周通路42に沿って他端部側へと流れる。この際、発電体34の内周通路40を流れる内燃機関24からの高温の温水と、外周通路42を流れる低温の空気との温度差に起因した熱エネルギーが電気へと変換され、発電された電気がバッテリー44へと蓄えられる。
以上のように、本実施の形態では、車両用空調装置10を構成する空調ケース14には、エバポレータ18の下流側に接続された空気導入管32を備え、該空気導入管32を介して空調ケース14から取り出された空気と、内燃機関24からヒータコア20へと供給される温水とが内部を流通する発電体34が設けられる。これにより、発電体34の内部を流れる空調ケース14からの冷却された空気(冷風)と温水との温度差を利用して発電を行うことができ、しかも、車両用空調装置10の送風モードに関わらず安定して発電できるため、例えば、冷房運転時に発電不可であった従来技術に係る車両用空調装置と比較して発電効率を高めることが可能となる。
なお、発電体34は、上述した熱発電チューブに限定されるものではなく、温度差に基づいて発電可能な熱電変換素子であればよい。
また、本発明に係る車両用空調装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…車両用空調装置 12…通路
14…空調ケース 18…エバポレータ
20…ヒータコア 24…内燃機関
26…供給配管 28…排出配管
32…空気導入管 34…発電体
40…内周通路 42…外周通路
44…バッテリー
14…空調ケース 18…エバポレータ
20…ヒータコア 24…内燃機関
26…供給配管 28…排出配管
32…空気導入管 34…発電体
40…内周通路 42…外周通路
44…バッテリー
Claims (1)
- 内部に空気の流通する通路を有した空調ケースと、該空調ケースの内部に設けられ前記空気を冷却するエバポレータと、前記空調ケースの内部に設けられ前記空気を加熱するヒータコアとを有した車両用空調装置において、
前記空調ケースには、前記エバポレータの下流側となる前記通路に接続され、該空調ケースから前記空気が取り出される導入管を備え、
前記導入管には、前記空調ケース内から取り出される空気と前記ヒータコアに供給される温水との温度差によって発電する発電素子が設けられることを特徴とする車両用空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017097792A JP2018192893A (ja) | 2017-05-17 | 2017-05-17 | 車両用空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017097792A JP2018192893A (ja) | 2017-05-17 | 2017-05-17 | 車両用空調装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018192893A true JP2018192893A (ja) | 2018-12-06 |
Family
ID=64569496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017097792A Pending JP2018192893A (ja) | 2017-05-17 | 2017-05-17 | 車両用空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018192893A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111901912A (zh) * | 2019-05-06 | 2020-11-06 | 德恩索热系统有限公司 | 包括四个独立的加热区域的电加热器 |
-
2017
- 2017-05-17 JP JP2017097792A patent/JP2018192893A/ja active Pending
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CN111901912A (zh) * | 2019-05-06 | 2020-11-06 | 德恩索热系统有限公司 | 包括四个独立的加热区域的电加热器 |
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