JP2018192625A - 造形台および三次元造形装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】三次元造形装置において、材料を安定して積層可能な技術を提供する。
【解決手段】三次元造形装置用の造形台は、基部と、基部の上方に配列された複数の線状体と、を備える。そして、複数の線状体の上端部によって、三次元物体が積層される造形面が構成されている。
【選択図】図14
【解決手段】三次元造形装置用の造形台は、基部と、基部の上方に配列された複数の線状体と、を備える。そして、複数の線状体の上端部によって、三次元物体が積層される造形面が構成されている。
【選択図】図14
Description
本発明は、造形台および三次元造形装置に関する。
特許文献1には、可塑化した材料を積層して三次元物体を造形する三次元造形装置が開示されている。
この種の三次元造形装置は、可塑化した材料が積層される造形台を備えている。造形台上で材料の温度が低下すると、材料は収縮する。そのため、従来、材料の収縮に伴って材料が造形台から剥離し、材料を安定して積層させることが困難な場合があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の第一の形態によれば、三次元造形装置用の造形台が提供される。この造形台は、基部と;前記基部の上方に配列された複数の線状体と;を備え、前記複数の線状体の上端部によって、材料が積層される造形面が構成されていることを特徴とする。このような形態の造形台であれば、造形面が複数の線状体の上端部によって構成されているので、造形台上で材料が収縮しても、その収縮に造形面の形状を追従させることができる。そのため、材料が造形台から剥離することが抑制され、材料を安定して積層させることができる。この結果、三次元物体の造形精度を向上させることができる。また、材料と造形台との接触面積を減らすことができるので、造形後の三次元物体を造形台から容易に取り外すことができる。
(2)本発明の第二の形態によれば、三次元造形装置が提供される。この三次元造形装置は、材料を可塑化する可塑化部と;可塑化した前記材料を吐出するためのノズルを有する吐出部と;前記ノズルから吐出された材料が積層される、上記第一の形態の造形台と、を備えることを特徴とする。このような形態の三次元造形装置によれば、造形台の造形面が複数の線状体の上端部によって構成されているので、造形台上で材料が収縮しても、その収縮に造形面の形状を追従させることができる。そのため、材料が造形台から剥離することが抑制され、材料を安定して積層することができる。この結果、三次元物体の造形精度を向上させることができる。また、材料と造形台との接触面積を減らすことができるので、造形後の三次元物体を造形台から容易に取り外すことができる。
(3)上記形態の三次元造形装置において、隣り合う少なくとも3つの前記線状体に外周が接する仮想円の直径の方が、前記ノズルの径よりも小さくてもよい。このような形態であれば、ノズルから吐出された材料が、線状体間に入り込むことを抑制できる。
(4)上記形態の三次元造形装置は、更に、前記造形面に沿った方向から前記複数の線状体間に送風を行う送風機を備えてもよい。このような形態であれば、造形面に積層された材料の温度を迅速に低下させることができるので、材料が自重によって変形することを抑制できる。
(5)上記形態の三次元造形装置は、更に、前記複数の線状体を加熱するヒーターを備えてもよい。このような形態であれば、造形面に積層された材料の温度が急激に低下して変形することを抑制できる。
本発明は、上述した造形台や三次元造形装置としての形態以外にも、種々の形態で実現することが可能である。例えば、三次元物体を製造する製造方法や、三次元物体を製造するためのコンピュータープログラム、そのコンピュータープログラムが記録された一時的でない有形な記録媒体等の形態で実現することができる。
A.第1実施形態:
図1は、本発明の第1実施形態における三次元造形装置10の概略構成を示す説明図である。三次元造形装置10は、吐出ユニット100と、造形台200と、制御部300とを備える。図1には、互いに垂直な3つの方向X,Y,Zが示されている。X方向とY方向は水平方向であり、+Z方向は鉛直上向きの方向である。他の図においても必要に応じてこれらの方向を図示している。以下では、+Z方向側を「上側」、−Z方向側を「下側」と呼ぶ場合がある。
図1は、本発明の第1実施形態における三次元造形装置10の概略構成を示す説明図である。三次元造形装置10は、吐出ユニット100と、造形台200と、制御部300とを備える。図1には、互いに垂直な3つの方向X,Y,Zが示されている。X方向とY方向は水平方向であり、+Z方向は鉛直上向きの方向である。他の図においても必要に応じてこれらの方向を図示している。以下では、+Z方向側を「上側」、−Z方向側を「下側」と呼ぶ場合がある。
吐出ユニット100は、スクリューケース15と、材料を収容するホッパー20と、駆動モーター30と、フラットスクリュー40と、加熱部50と、溶融材料を吐出するためのノズル61を有する吐出部60と、送風ユニット70と、を有する。フラットスクリュー40と加熱部50は、熱可塑性の材料を可塑化して溶融材料に転化させる可塑化部90を構成している。「可塑化」とは、材料に熱が加わり溶融することを意味する。
ホッパー20には、熱可塑性の材料が投入される。材料としては、例えば、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリエチレン樹脂(PE)、ポリアセタール樹脂(POM)、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリアミド樹脂(PA)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS)、ポリ乳酸樹脂(PLA)、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリカーボネート(PC)等を使用可能である。また、材料の形状としては、ペレットや粉末等の固体材料を使用可能である。また、熱可塑性の材料とは、熱可塑性の材料とその他の成分を含む組成物であってもよい。
可塑化部90のフラットスクリュー40は、スクリューケース15内に収納されており、駆動モーター30によって回転する。フラットスクリュー40の側面には、連通路22を介して、ホッパー20から材料が供給される。材料は、フラットスクリュー40の下面と加熱部50の上面との間の空間において、フラットスクリュー40の回転および加熱部50による加熱によって可塑化されて溶融材料となる。加熱部50には、材料を加熱するためのヒーター58が埋め込まれている。溶融材料は、加熱部50の中心に設けられた連通孔56を介して、吐出部60に供給され、ノズル61から吐出される。ノズル61の径は、例えば、0.07〜2.0mmであり、ノズル61から吐出される溶融材料の線径も、0.07〜2.0mmである。
造形台200は、ノズル61から吐出された溶融材料が積層される台である。本実施形態において、造形台200は、平板状の形状を有している。造形台200は、移動機構220により、X方向とY方向とZ方向の3軸方向に移動させることが可能である。移動機構220は、吐出部60と造形台200との相対的な位置関係を変更する機能を有する。移動機構220を用いて吐出部60と造形台200との相対的な位置関係を変更することにより、任意の形状の三次元物体OBを製造できる。本実施形態では、移動機構220は、造形台200を三次元的に移動させているが、移動機構220としては、吐出部60(すなわち吐出ユニット100)を三次元的に移動させる機構を採用してもよい。或いは、吐出部60(すなわち吐出ユニット100)と造形台200の一方を1軸又は2軸方向に移動させ、他方を残りの軸方向に移動させる移動機構を採用してもよい。
制御部300は、吐出ユニット100の駆動モーター30と、移動機構220の制御を実行することにより、造形台200に対する吐出部60の位置を制御して造形台200上で溶融材料が積層される位置を制御する。また、制御部300は、送風ユニット70による送風の制御を行う。本実施形態において、制御部300は、吐出部60から溶融材料を吐出する場合には、送風ユニット70に送風を行わせ、吐出部60から溶融材料を吐出しない場合には、送風ユニット70からの送風を停止させる。制御部300は、例えば、CPUなどのプロセッサーと、メモリーとを含むコンピューターで実現可能である。メモリーには、三次元造形装置10を制御するためのコンピュータープログラムが格納されている。コンピュータープログラムは、コンピューターが読み取り可能な一時的でない有形な記録媒体に格納されてもよい。
図2は、フラットスクリュー40の下面側の面を示す斜視図である。フラットスクリュー40は、軸線方向の高さが直径よりも小さい略円柱状のスクリューである。フラットスクリュー40は、加熱部50(図1)に対向する面に、複数のスクロール溝42を有する。スクロール溝42が形成されている面を、「スクロール溝形成面48」と呼ぶ。スクロール溝42は、スクロール溝形成面48の中央部46に向かって、フラットスクリュー40の外周から渦巻状又は螺旋状に形成されている。スクロール溝42は、フラットスクリュー40の側面に形成された材料流入口44に連続している。この材料流入口44は、ホッパー20から連通路22を介して供給された材料を受け入れる部分である。フラットスクリュー40が回転すると、材料が加熱されながら可塑化される。
図3は、加熱部50の平面図である。加熱部50は、フラットスクリュー40のスクロール溝形成面48に対向するスクリュー対向面52を有する。スクリュー対向面52には、渦巻状又は螺旋状に形成された複数の案内溝54が形成されている。スクリュー対向面52の中心には、溶融材料を吐出部60に供給するための連通孔56が形成されている。複数の案内溝54は、溶融材料を連通孔56に導く機能を有する。図1に示したように、加熱部50には、材料を加熱するためのヒーター58が埋め込まれている。材料の可塑化は、このヒーター58による加熱と、フラットスクリュー40の回転とによって実現される。可塑化された溶融材料は、ガラス転移点以上の温度に加熱されて完全に溶融した状態で、連通孔56を通り、吐出部60から吐出される。
図4は、送風ユニット70の概略構造を示す断面斜視図である。図5は、送風ユニット70の下面の構造を示す斜視図である。送風ユニット70は、第1送風部71と第2送風部81とを有する。第1送風部71および第2送風部81から送出される空気の温度は、本実施形態では、室温(20℃)である。
第1送風部71は、ノズル61から吐出された溶融材料に向けてノズル61の周囲から送風を行う。本実施形態の第1送風部71は、ノズル61の先端よりも上側の位置から溶融材料に向けて送風を行う。本実施形態において、第1送風部71は、円柱状の吐出部60の周囲に固定される略円筒状の第1部材72を備える。第1部材72の外周には、フランジ状の凸部73が設けられている。凸部73よりも先端側(−Z方向側)には、先端中心が開口した略円錐状の第1導風部材74が設けられている。第1導風部材74の開口部からは、吐出部60の円錐状の先端部が−Z側に突出している。
第1部材72の内部には、吐出部60の外周に沿うように、螺旋状の流路75が形成されている。流路75の上端には、圧縮空気が導入される第1導入口76が設けられている。流路75を流れた空気は、ノズル61の周囲に設けられた第1導風部材74に沿って、ノズル61から吐出された溶融材料に向けて送出される。圧縮空気は螺旋状の流路75を流れるため、第1送風部71から送出される空気は、乱流になり得る。そのため、溶融材料の温度を効率的に低下させることができる。第1送風部71からの送風量(流量)は、例えば、3〜50L/minである。この送風量は、ノズル61から吐出された溶融材料の温度(例えば、200℃)が、その材料のガラス転移点よりも5〜30℃、好ましくは、10〜20℃高い温度まで低下するように設定されている。なお、流路75は、二重螺旋構造になっていてもよい。また、流路75は螺旋状に限らず、例えば、円筒状の流路であってもよい。
上記のように構成された本実施形態の第1送風部71は、ノズル61の周囲全周から送風を行う。これに対して、第1送風部71は、ノズル61の周囲に等角度間隔に3つ以上、好ましくは4つ以上設けられた送風口から溶融材料に向けて送風を行うように構成されていてもよい。このような構成であっても、ノズル61の周囲から送風を行っているといえる。
第2送風部81は、第1送風部71の周囲から造形台200側に向かう方向に送風を行う。造形台200側に向かう方向とは、造形台200側に向かう方向の成分を有する方向であり、造形台200の上面に垂直な方向であることが好ましい。本実施形態において、第2送風部81は、凸部73の周囲に固定される環状部材83と、環状部材83の下面(−Z方向側の面)から第1導風部材74の開口部の周囲まで延びる略円錐形の第2導風部材84とを有している。環状部材83には、圧縮空気が導入される第2導入口85が設けられている。第2導入口85から導入された空気は、第1導風部材74と第2導風部材84との間に形成された空間を流れて、第2導風部材84の開口部から造形台200側に向けて送出される。第2導風部材84の開口部と第1導風部材74の開口部とは、ノズル61の中心に対して同心円状に配置されている。第2送風部81からの送風量は特に限定されないが、層流を形成可能な送風量であることが好ましい。
上記のように構成された本実施形態の第2送風部81は、第1送風部71の周囲全周から送風を行う。これに対して、第2送風部81は、第1送風部71の周囲に等角度間隔に3つ以上、好ましくは4つ以上設けられた送風口から送風を行うように構成されていてもよい。このような構成であっても、第1送風部71の周囲から送風を行っているといえる。
本実施形態において、三次元物体OBは、概ね次のような手順で製造される。すなわち、本実施形態における三次元物体の製造方法は、
(1)熱可塑性の材料を可塑化して溶融材料に転化させ、
(2)溶融材料を、吐出部60に設けられたノズル61から吐出させ、
(3)ノズル61から吐出された溶融材料に向けてノズル61の周囲から送風を行い、
(4)吐出部60と造形台200との相対的な位置関係を変更しながら、造形台200にノズル61から吐出された溶融材料を積層する、
という製造方法である。
(1)熱可塑性の材料を可塑化して溶融材料に転化させ、
(2)溶融材料を、吐出部60に設けられたノズル61から吐出させ、
(3)ノズル61から吐出された溶融材料に向けてノズル61の周囲から送風を行い、
(4)吐出部60と造形台200との相対的な位置関係を変更しながら、造形台200にノズル61から吐出された溶融材料を積層する、
という製造方法である。
図6〜8は、本実施形態の効果を説明するための図である。図6は、溶融材料に対して送風を行わずに、三次元物体として中空の箱体を製造した様子を示している。溶融材料に対して送風を行わない場合には、図6に示すように、箱体の天面がその自重により垂れ下がった。これは、積層後の材料の温度が高すぎ、形状を維持できないためである。これに対して、送風ユニット70によって送風を行いつつ箱体を製造したところ、図7に示すように、天面が垂れ下がることなく製造を行うことができた。また、溶融材料に対して送風を行うことにより、図8に示すように、空間中に単線を描画することも可能であった。これは、溶融材料の温度を送風ユニット70によって低下させることにより、材料同士の接着効果と形状の維持との両立を図ることができたためである。なお、図6〜8に示した三次元物体は、いずれもガラス転移点が89℃のABS樹脂を線径1.0mm、温度200℃の溶融材料に転化して製造を行った。また、図7,8に示した三次元物体は、その溶融材料の温度を送風ユニット70によって100℃程度まで低下させて積層を行った。なお、送風前の溶融材料の温度(200℃)は、ノズル61内における材料の温度であり、送風後の温度(100℃)は、ノズル61から材料が吐出されて造形台200または既に形成された層に積層が行われる時点での材料の温度である。
以上で説明した本実施形態の三次元造形装置10によれば、ノズル61から吐出された溶融材料の温度を、第1送風部71によって低下させた上で積層を行うことができるので、積層後に材料が自重等により変形することを抑制できる。この結果、三次元物体の造形精度を向上させることができる。また、本実施形態によれば、図8に示した三次元物体のように、オーバーハング部分を、サポート材なしで造形することが可能である。サポート材とは、三次元物体の製造時に、オーバーハング部分を下方から支持するための材料であり、三次元物体の製造後に除去される材料である。
また、本実施形態では、ノズル61の周囲から溶融材料に向けて送風を行うため、溶融材料の吐出方向を安定させることができる。そのため、三次元物体の造形精度をより向上させることができる。
また、本実施形態では、第2送風部81から造形台200に向けた送風によって、吐出部60の周囲の気流の変化を遮ることができるので、ノズル61から吐出される材料の吐出方向が外乱要因によって変動することを抑制できる。そのため、三次元物体の造形精度を更に向上させることができる。
また、本実施形態の三次元造形装置10によれば、フラットスクリュー40を有する可塑化部90で材料の可塑化を行うので、装置の高さを小さくすることができ、装置全体を小型化することが可能である。また、本実施形態では、フラットスクリュー40を用いて材料を可塑化して溶融状態に変化させ、その溶融材料をノズル61から吐出して三次元物体OBを製造するので、多様な材質及び形状の材料を用いて三次元造形物を製造可能である。この点は、通常のFDM方式(熱融解積層方式)の三次元造形装置が、材料のフィラメントを必要とするのに対して大きな利点である。
なお、本実施形態の送風ユニット70は、第1送風部71と第2送風部81の二つの送風部を備えているが、第2送風部81は省略することも可能である。また、本実施形態では、送風ユニット70による送風の有無を制御部300により制御するものとしたが、送風ユニット70による送風は、手動あるいは他の装置によって制御してもよい。
B.第2実施形態:
第1実施形態では、送風ユニット70によって、ノズル61の周囲全体から一律に送風が行われている。これに対して、第2実施形態では、送風ユニットによる送風方向が制御部300によって制御される。
第1実施形態では、送風ユニット70によって、ノズル61の周囲全体から一律に送風が行われている。これに対して、第2実施形態では、送風ユニットによる送風方向が制御部300によって制御される。
図9は、第2実施形態における送風ユニット70aの概要を示す説明図である。図9には、送風ユニット70aの吹出口の配置を上側(+Z方向側)から見た様子を示している。本実施形態における第1送風部71aは、ノズル61から吐出された溶融材料に向けて送風を行う第1吹出口77をノズル61の周囲に複数備え、第1吹出口77ごとに送風量を調整可能に構成されている。本実施形態では、ノズル61の周りに、等角度間隔で8個の第1吹出口77が備えられている。各第1吹出口77には、それぞれ、配管を通じて圧縮空気が供給される。制御部300は、各配管に設けられた弁を制御することにより、第1吹出口77ごとの送風のオン・オフおよび送風量を制御する。
また、本実施形態における第2送風部81aは、造形台200側に向けて送風を行う第2吹出口87を第1送風部71aの周囲に複数備え、第2吹出口87ごとに送風量を調整可能に構成されている。本実施形態では、第1送風部71aの周囲に、等角度間隔で8個の第2吹出口87が備えられている。各第2吹出口87には、それぞれ、配管を通じて圧縮空気が供給される。制御部300は、各配管に設けられた弁を制御することにより、第2吹出口87ごとの送風のオン・オフおよび送風量を制御する。
本実施形態において、制御部300は、吐出部60の造形台200に対する移動方向に応じて、第1吹出口77ごとの送風量を制御する。また、制御部300は、吐出部60の造形台200に対する移動方向に応じて、第2吹出口87ごとの送風量を制御する。
図10および図11は、制御部300による送風量制御の概念を示す説明図である。図10には、図8に示した三次元物体を製造する場合における、吐出部60の移動方向を示している。図10に示した1番目の方向は、吐出部60が−Y方向に移動する方向である。2番目の方向は、吐出部60が−X方向に移動する方向である。3番目の方向は、吐出部60が+Y方向に移動する方向である。4番目の方向は、吐出部60が+X方向に移動する方向である。5番目の方向は、吐出部60が+X方向かつ−Y方向に移動する方向である。
図11には、吐出部60の移動方向に応じた各第1吹出口77および各第2吹出口87の送風量(流量)を示している。また、図11には、積層された線状の溶融材料に対して風が当たる方向を、溶融材料の断面に対して示している。図10および図11に示すように、本実施形態では、制御部300は、吐出部60が移動する先の方向および移動方向の横側の方向に該当する第1吹出口77および第2吹出口87の送風量を大きくする。これに対して、制御部300は、吐出部60の移動方向に対して後ろ側の方向ほど、第1吹出口77および第2吹出口87の送風量を小さくする。
本実施形態によれば、各第1吹出口77および各第2吹出口87の送風量を上記の制御することで、吐出部60の移動に伴う吐出部60周囲の気流の変化が、ノズル61から吐出される溶融材料の吐出方向に影響を及ぼすことを抑制することができる。そのため、三次元物体をより精度よく製造することができる。
なお、本実施形態では、第1送風部71aおよび第2送風部81aの両方について、各吹出口の送風量を制御したが、第1送風部71aおよび第2送風部81aのいずれか一方の吹出口について制御してもよい。
また、本実施形態では、第1吹出口77および第2吹出口87がそれぞれ8個ずつ備えられている例を示したが、これらは、より少ない数(例えば、4個ずつ)であってもよいし、より多い数(例えば、16個ずつ)であってもよい。
また、本実施形態では、図11に示したように、送風量を、3段階(流量小、流量中、流量大)で調整したが、2段階、すなわち、送風するか送風しないかのいずれか、に調整することとしてもよい。
C.第3実施形態:
図12は、本発明の第3実施形態における三次元造形装置10bの概略構成を示す説明図である。第3実施形態と他の実施形態とでは、送風ユニットの構成が異なる。
図12は、本発明の第3実施形態における三次元造形装置10bの概略構成を示す説明図である。第3実施形態と他の実施形態とでは、送風ユニットの構成が異なる。
図12に示すように、本実施形態における送風ユニット70bは、ノズル61(吐出部60)の周囲に等角度間隔に4本のチューブ79を備えている。図12では、図示の都合上、2本のチューブ79のみが示されている。これらのチューブ79は、例えば、吐出部60やスクリューケース15に対して、クランプ91等によって固定される。各チューブ79は、第1実施形態における第1送風部71に相当する機能を有する。そのため、各チューブ79には、圧縮空気が導入され、ノズル61から吐出された溶融材料に向けてそれぞれのチューブ79の先端から、送風が行われる。
本実施形態のように、送風ユニット70bをチューブ79によって構成することによっても、ノズル61から吐出される溶融材料の温度を低下させることができるので、三次元物体OBの造形精度を向上させることができる。このような構成によれば、三次元造形装置10bの構成を簡素化することができるので、三次元造形装置10bの製造コストを低減することが可能である。
なお、本実施形態では、チューブ79を4本備えるものとしたが、チューブ79の本数は4本以上であってもよい。例えば、第3実施形態と同様に、ノズル61の周囲に等角度間隔に8本配置してもよい。また、それらのチューブ79の周囲に、等角度間隔に複数のチューブを配置すれば、第1送風部71と第2送風部81とをそれぞれチューブによって構成することが可能である。
D.第4実施形態:
図13は、第4実施形態における造形台200cの概略構成を示す斜視図である。上記実施形態では、造形台200は平板状の形状を有している。これに対して、本実施形態の造形台200cは、移動機構220に固定される基部210と、基部210の上方に配置された無数の線状体212とを備えている。なお、本実施形態では、吐出ユニット100および制御部300の構成は第1〜第3実施形態と同様である。
図13は、第4実施形態における造形台200cの概略構成を示す斜視図である。上記実施形態では、造形台200は平板状の形状を有している。これに対して、本実施形態の造形台200cは、移動機構220に固定される基部210と、基部210の上方に配置された無数の線状体212とを備えている。なお、本実施形態では、吐出ユニット100および制御部300の構成は第1〜第3実施形態と同様である。
図14は、図13のX部分の拡大図である。図14に示すように、基部210の上方には、複数の線状体212がブラシ状に配列されている。各線状体212は、それぞれ、細長い円柱状の部材であり、例えば、SUS、銅、真鍮など、熱伝導性に優れる金属によって形成されていることが好ましい。各線状体212の直径は、例えば、0.3〜1.0mmである。また、線状体212の密度は、60〜80%程度である。密度は、基部210上で線状体212全体を囲む平面の面積に対する、各線状体212の断面積の合計の割合である。また、各線状体212のZ方向における長さは、20〜30mmである。線状体212の素材、径、長さ、密度は、線状体212の柔軟性と強度とを確保可能な値を実験やシミュレーションによって求められることで予め定められている。これら複数の線状体212の上端部によって、三次元物体の材料あるいはサポート材が積層される造形面211が構成される。なお、線状体212は、直線状に限らず、一部が屈曲あるいは傾斜していてもよく、基部から上端部にむけて直径が漸減又は漸増してもよい。また、断面形状は、円、楕円、三角形、正方形、長方形、ひし形、多角形でもよく、断面内部に空洞を有していてもよい。
以上で説明した第4実施形態によれば、材料が積層される造形面211が、複数の線状体212の上端部によって構成されているので、造形台200上で溶融材料が収縮しても、その収縮に伴って、各線状体212がしなり、造形面211の形状を材料の収縮に追従させることができる。そのため、材料が造形台200から剥離することが抑制され、材料を安定して積層させることができる。この結果、三次元物体の造形精度を向上させることができる。また、材料と造形台200との接触面積を減らすことができるので、造形後の三次元物体を造形台200から容易に取り外すことができる。また、本実施形態では、造形面211がブラシ状に構成されているので、送風ユニット70からの気流の流れが造形面211の表面で荒れることを抑制できる。そのため、材料を精度よく積層させることができる。
図15は、線状体212同士の好ましい間隔を示す図である。図15には、各線状体212を上側から見た状態を示している。例えば、図中の配置Aのように、各線状体212の中心が、正三角形の頂点の位置に配置される位置関係を有する場合、隣り合う3つの線状体212に外周が接する仮想円の直径R1の方が、ノズル61の径よりも小さいことが好ましい。また、図中の配置Bのように、各線状体212の中心が、正方形の頂点の位置に配置される位置関係を有する場合、隣り合う4つの線状体212に外周が接する仮想円の直径R2の方が、ノズル61の径よりも小さいことが好ましい。つまり、線状体212の配置にかかわらず、隣り合う少なくとも3つの線状体212に外周が接する仮想円の直径の方が、ノズル61の径よりも小さいことが好ましい。線状体212同士がこのような間隔で配置されていれば、ノズル61から吐出された材料が、線状体212の間に入り込むことを抑制することができる。
図16は、線状体212の形状のバリエーションを示す図である。図中の形状(1)は、図14に示した形状と同じであり、各線状体212は円柱状である。形状(2)は、線状体212の上端部が皿状に形成されている。形状(3)は、線状体212の上端部が球状に形成されている。形状(4)は、基部210に隣接する部分の形状が上端部よりも大きく形成されている。このように、線状体212の形状は、種々の形状を採用することが可能である。なお、図中の形状(4)は、例えば、線状体212の基部210に隣接する部分のそれぞれが、磁力等によって互いに反発することによって、線状体212同士の間隔が変更されるように構成されていてもよい。
図17および図18は、第4実施形態の他の構成を示す図である。図17に示すように、本実施形態における三次元造形装置10cは、造形面211に沿った方向から複数の線状体212間に送風を行う送風機216を備えてもよい。このような構成であれば、造形面211に積層された材料の温度を迅速に低下させることができるので、材料が自重によって変形することを抑制できる。また、図18に示すように、三次元造形装置10cは、複数の線状体212を加熱するヒーター218を備えてもよい。このような構成であれば、造形面211に積層された材料の温度が急激に低下して変形することを抑制できる。なお、三次元造形装置10cは、送風機216とヒーター218の両方を備えてもよい。この場合、例えば、外部のヒーター218によって暖めた空気を送風機216によって線状体212間に流してもよい。
なお、本実施形態の造形台200cは、第1〜第3実施形態における三次元造形装置以外の三次元造形装置にも適用可能である。例えば、送風ユニット70を備えない三次元造形装置や、材料を完全に溶融させない三次元造形装置、一般的なFDM方式の三次元造形装置など、種々の三次元造形装置に適用可能である。
E.変形例:
<変形例1>
上記実施形態では、三次元物体を構成する材料(構成材料)に対して送風を行っているが、構成材料を支持するためのサポート材に対して送風を行ってもよい。つまり、本発明は、三次元物体を製造するために用いる材料であれば、構成材料に限らず、サポート材の積層時にも適用可能である。
<変形例1>
上記実施形態では、三次元物体を構成する材料(構成材料)に対して送風を行っているが、構成材料を支持するためのサポート材に対して送風を行ってもよい。つまり、本発明は、三次元物体を製造するために用いる材料であれば、構成材料に限らず、サポート材の積層時にも適用可能である。
<変形例2>
上記実施形態では、フラットスクリュー40を用いて材料を可塑化しているが、材料を可塑化して吐出可能であれば、吐出ユニット100の構成は、フラットスクリュー40を用いたものに限られない。例えば、材料を予熱器で溶融し、溶融した材料を長尺スクリューの回転を用いて押出ノズルから押し出す構成であってもよい。
上記実施形態では、フラットスクリュー40を用いて材料を可塑化しているが、材料を可塑化して吐出可能であれば、吐出ユニット100の構成は、フラットスクリュー40を用いたものに限られない。例えば、材料を予熱器で溶融し、溶融した材料を長尺スクリューの回転を用いて押出ノズルから押し出す構成であってもよい。
<変形例3>
上記実施形態では、三次元造形装置10は、吐出ユニット100と造形台200と制御部300とによって構成されている。これに対して、吐出ユニット100のみを狭義の三次元造形装置として捉えることも可能である。
上記実施形態では、三次元造形装置10は、吐出ユニット100と造形台200と制御部300とによって構成されている。これに対して、吐出ユニット100のみを狭義の三次元造形装置として捉えることも可能である。
<変形例4>
上記実施形態の三次元造形装置10は、吐出ユニット100を1つ備えている。これに対して、三次元造形装置10は、吐出ユニット100を複数備えてもよい。例えば、吐出ユニット100を2つ備えた構成では、一方の吐出ユニット100から、三次元物体OBを支持するためのサポート材を吐出させ、他方の吐出ユニット100から、三次元物体OBの構成材料を吐出させてもよい。また、各吐出ユニット100から異なる色、あるいは、異なる材質の溶融材料を吐出させてもよい。
上記実施形態の三次元造形装置10は、吐出ユニット100を1つ備えている。これに対して、三次元造形装置10は、吐出ユニット100を複数備えてもよい。例えば、吐出ユニット100を2つ備えた構成では、一方の吐出ユニット100から、三次元物体OBを支持するためのサポート材を吐出させ、他方の吐出ユニット100から、三次元物体OBの構成材料を吐出させてもよい。また、各吐出ユニット100から異なる色、あるいは、異なる材質の溶融材料を吐出させてもよい。
<変形例5>
上記実施形態では、ホッパー20が吐出ユニット100に備えられているが、ホッパー20は、吐出ユニット100の外部に設けられてもよい。また、上記実施形態では、ホッパー20から材料が供給されるものとしたが、フラットスクリュー40に対して材料が供給可能であれば、材料供給手段はホッパー20でなくても構わない。
上記実施形態では、ホッパー20が吐出ユニット100に備えられているが、ホッパー20は、吐出ユニット100の外部に設けられてもよい。また、上記実施形態では、ホッパー20から材料が供給されるものとしたが、フラットスクリュー40に対して材料が供給可能であれば、材料供給手段はホッパー20でなくても構わない。
<変形例6>
上記実施形態において、第1送風部71からの送風量は、ノズル61の径に応じて変更してもよい。つまり、ノズル61から吐出される溶融材料の線径に応じて送風量を調整してもよい。例えば、線径が大きいほど、送風量を大きくすることにより、効率的に溶融材料の温度を低下させることができる。また、ノズル61の径(溶融材料の線径)に応じて、送出する空気の温度を調整してもよい。例えば、線径が大きいほど、送出する空気の温度を低くすれば、効率的に溶融材料の温度を低下させることが可能である。また、送風ユニット70から送出するガスは、空気に限らず、例えば、窒素などの不活性ガスであってもよい。ガスの種類は、溶融材料の種類に応じて適宜変更可能である。
上記実施形態において、第1送風部71からの送風量は、ノズル61の径に応じて変更してもよい。つまり、ノズル61から吐出される溶融材料の線径に応じて送風量を調整してもよい。例えば、線径が大きいほど、送風量を大きくすることにより、効率的に溶融材料の温度を低下させることができる。また、ノズル61の径(溶融材料の線径)に応じて、送出する空気の温度を調整してもよい。例えば、線径が大きいほど、送出する空気の温度を低くすれば、効率的に溶融材料の温度を低下させることが可能である。また、送風ユニット70から送出するガスは、空気に限らず、例えば、窒素などの不活性ガスであってもよい。ガスの種類は、溶融材料の種類に応じて適宜変更可能である。
<変形例7>
上記実施形態において、送風ユニット70からの送風量は、吐出部60の移動速度に応じて変更してもよい。例えば、制御部300は、吐出部60の移動速度が速いほど第1送風部71からの送風量を小さくし、吐出部60の移動速度が遅いほど第1送風部71からの送風量を大きくしてもよい。こうすることで、例えば、三次元物体の角部等を造形するために吐出部60の移動速度が遅くなった場合に送風量を大きくすることができる。この結果、角部を造形する際に、迅速に溶融材料の温度を低下させることができるので、角部の造形精度を高めることができる。
上記実施形態において、送風ユニット70からの送風量は、吐出部60の移動速度に応じて変更してもよい。例えば、制御部300は、吐出部60の移動速度が速いほど第1送風部71からの送風量を小さくし、吐出部60の移動速度が遅いほど第1送風部71からの送風量を大きくしてもよい。こうすることで、例えば、三次元物体の角部等を造形するために吐出部60の移動速度が遅くなった場合に送風量を大きくすることができる。この結果、角部を造形する際に、迅速に溶融材料の温度を低下させることができるので、角部の造形精度を高めることができる。
<変形例8>
上記実施形態において、制御部300は、造形台200に直接的に接触する溶融材料を吐出する際には、送風ユニット70からの送風を停止させてもよい。このようにすることで、溶融材料が造形台200から剥離することを抑制することができる。
上記実施形態において、制御部300は、造形台200に直接的に接触する溶融材料を吐出する際には、送風ユニット70からの送風を停止させてもよい。このようにすることで、溶融材料が造形台200から剥離することを抑制することができる。
本発明は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10,10b,10c…三次元造形装置、15…スクリューケース、20…ホッパー、22…連通路、30…駆動モーター、40…フラットスクリュー、42…スクロール溝、44…材料流入口、46…中央部、48…スクロール溝形成面、50…加熱部、52…スクリュー対向面、54…案内溝、56…連通孔、58…ヒーター、60…吐出部、61…ノズル、70,70a,70b…送風ユニット、71,71a…第1送風部、72…第1部材、73…凸部、74…第1導風部材、75…流路、76…第1導入口、77…第1吹出口、79…チューブ、81,81a…第2送風部、83…環状部材、84…第2導風部材、85…第2導入口、87…第2吹出口、90…可塑化部、91…クランプ、100…吐出ユニット、200,200c…造形台、210…基部、211…造形面、212…線状体、216…送風機、218…ヒーター、220…移動機構、300…制御部、OB…三次元物体。
Claims (5)
- 三次元造形装置用の造形台であって、
基部と、
前記基部の上方に配列された複数の線状体と、を備え、
前記複数の線状体の上端部によって、材料が積層される造形面が構成されている、
造形台。 - 三次元物体を造形する三次元造形装置であって、
材料を可塑化する可塑化部と、
可塑化した前記材料を吐出するためのノズルを有する吐出部と
前記ノズルから吐出された材料が積層される、請求項1記載の造形台と、
を備える三次元造形装置。 - 請求項2に記載の三次元造形装置であって、
隣り合う少なくとも3つの前記線状体に外周が接する仮想円の直径の方が、前記ノズルの径よりも小さい、三次元造形装置。 - 請求項2または請求項3に記載の三次元造形装置であって、更に、
前記造形面に沿った方向から前記複数の線状体間に送風を行う送風機を備える、三次元造形装置。 - 請求項2から請求項4までのいずれか一項に記載の三次元造形装置であって、更に、
前記複数の線状体を加熱するヒーターを備える、三次元造形装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017095395A JP2018192625A (ja) | 2017-05-12 | 2017-05-12 | 造形台および三次元造形装置 |
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CN113858620A (zh) * | 2021-09-09 | 2021-12-31 | 广东动智技术有限公司 | 一种消毒机器人外壳的3d打印设备 |
JP7400410B2 (ja) | 2019-11-29 | 2023-12-19 | セイコーエプソン株式会社 | 可塑化装置 |
-
2017
- 2017-05-12 JP JP2017095395A patent/JP2018192625A/ja active Pending
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