JP2018192578A - 減速機角度伝達誤差同定システム及び減速機角度伝達誤差同定方法 - Google Patents

減速機角度伝達誤差同定システム及び減速機角度伝達誤差同定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】角度伝達誤差の位相を精確に同定することができる減速機角度伝達誤差同定システムを提供する。
【解決手段】第1変動データは第1関節制御部24が第1モータ11の出力軸11aを第1方向に一定の第1目標速度で回転させると同時に第2関節制御部27が第2モータ16の出力軸16aを一定の第2目標速度で回転させたときの第1モータの角度伝達誤差に起因する第2関節の動作の周期的な変動を示すデータであり、第2変動データは第1関節制御部が第1モータの出力軸を第2方向に一定の第1目標速度で回転させると同時に第2関節制御部が第2モータの出力軸を一定の第2目標速度で回転させたときの第1モータの角度伝達誤差に起因する第2関節の動作の周期的な変動を示すデータである変動データ取得部と、周期関数算出部43と、平均位相算出部44と、角度伝達誤差同定部46と、を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、減速機角度伝達誤差同定システム及び減速機角度伝達誤差同定方法に関する。
従来からロボット制御装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
このロボット制御装置は、ハーモニックドライブ(登録商標)減速機の誤差振動(回転ムラ)を打ち消すための補正信号を出力する補正信号発生手段を備えている。この補正信号発生手段は、補正信号の位相差aを設定する位相設定器を有し、位相差aは、誤差振動が最も小さくなる位相差を実測的に求められる。
特開昭63−153610号公報
しかし、特許文献1に記載のロボット制御装置は、補正信号の位相差を試行錯誤的に求めていたため、位相差の同定に時間がかかる場合があるという問題があった。
上記課題を解決するため、本発明のある態様に係る減速機角度伝達誤差同定システムは、第1関節及び第2関節を含む複数の関節を有するロボットアームと、出力軸が前記第1関節に接続された第1減速機と、出力軸が前記第1減速機の入力軸に接続され、該第1減速機を介して前記第1関節を回動させる第1モータとを有する第1関節駆動部と、前記第1モータの動作を制御する第1関節制御部と、出力軸が前記第2関節に接続され、前記第2関節を回動させる第2モータを有する第2関節駆動部と、前記第2モータの動作を制御する第2関節制御部と、互いに関連づけられた第1変動データと第2変動データとを取得する変動データ取得部であって、前記第1変動データは前記第1関節制御部が前記第1モータの前記出力軸を第1方向に一定の第1目標速度で回転させて前記第1関節の回動範囲の所定の領域の一方の端の位置から他方の端の位置に前記第1関節を回動させるように制御すると同時に前記第2関節駆動部が前記第2モータの前記出力軸を一定の第2目標速度で回転させたときの前記第1モータの角度伝達誤差に起因する前記第2関節の動作の周期的な変動を示すデータであり、前記第2変動データは前記第1関節制御部が前記第1モータの前記出力軸を前記第1方向と反対の回転方向である第2方向に一定の前記第1目標速度で回転させて前記領域の他方の端の位置から一方の端の位置に前記第1関節を回動させるように制御すると同時に前記第2関節駆動部が前記第2モータの前記出力軸を一定の第2目標速度で回転させたときの前記第1モータの角度伝達誤差に起因する前記第2関節の動作の周期的な変動を示すデータである変動データ取得部と、前記第1変動データをモデル化した第1周期関数及び前記第2変動データをモデル化した第2周期関数を算出する周期関数算出部と、前記第1周期関数の位相と前記第2周期関数の位相の平均値である平均位相を算出する位相算出部と、前記平均位相に基づいて、前記第1減速機の角度伝達誤差の周期的な変動を算出する角度伝達誤差同定部と、を含む。
この構成によれば、角度伝達誤差の位相を精確に同定することができる。これによって、角度伝達誤差を精確に補償することでき、ロボットのハンドの振動を抑制することができる。また、角度伝達誤差の位相を迅速に同定することができる。
更に、位相の同定のための計測手段を別途設ける必要が無く、システムの構成を簡素化することができ、製造に有利、且つ、製造コストも安価となる。
前記第2関節駆動部は、前記第2モータの前記出力軸の回転速度を検知するための情報を検知する第2モータ出力軸情報検知部を更に有し、前記第2関節制御部は、前記第2モータの前記出力軸の目標速度と前記第2モータの前記出力軸の回転速度との速度偏差に基づいて前記第2モータの回転速度が前記目標速度を維持するように指令値を生成し、且つ該指令値に基づいて前記第2モータの動作を制御し、前記第1モータの角度伝達誤差に起因する前記第2関節の動作の周期的な変動を示すデータは、前記第1モータの前記出力軸の回転角と前記第2モータの前記速度偏差又は前記指令値との関係を示すデータであってもよい。
この構成によれば、角度伝達誤差の位相を適切に同定することができる。
前記角度伝達誤差同定部は、前記第1減速機の角度伝達誤差の周期的な変動をモデル化した周期関数を算出し、前記周期関数の位相を前記位相算出部が算出した前記平均位相に基づいて設定してもよい。
この構成によれば、角度伝達誤差の位相を適切に同定することができる。
前記第1減速機は波動減速装置であってもよい。
この構成によれば、波動減速装置の角度伝達誤差の位相を適切に同定することができる。
前記第1変動データ及び前記第2変動データを取得したときの前記第2モータの前記出力軸の回動速度は前記第1モータの前記出力軸の回動速度よりも遅くてもよい。
この構成によれば、角度伝達誤差の位相をより精確に同定することができる。
上記課題を解決するため、本発明の他の態様に係る減速機角度伝達誤差同定システムは、第1関節及び第2関節を含む複数の関節を有するロボットアームと、出力軸が前記第1関節に接続された第1減速機と、出力軸が前記第1減速機の入力軸に接続され、該第1減速機を介して前記第1関節を回動させる第1モータとを有する第1関節駆動部と、前記第1モータの動作を制御する第1関節制御部と、出力軸が前記第2関節に接続され、前記第2関節を回動させる第2モータを有する第2関節駆動部と、前記第2モータの動作を制御する第2関節制御部と、第1変動データと第2変動データと対応重力トルク値とを含み、前記第1変動データと前記第2変動データと前記対応重力トルク値とが互いに関連づけられている変動データセットを複数取得する変動データ取得部であって、複数の前記変動データセットはそれぞれ前記第1関節の回動範囲の互いに異なる所定の領域に対応するデータセットであり、前記第1変動データは前記第1関節制御部が前記第1モータの前記出力軸を第1方向に一定の第1目標速度で回転させて対応する前記領域の一方の端の位置から他方の端の位置に前記第1関節を回動させるように制御すると同時に前記第2関節駆動部が前記第2モータの前記出力軸を一定の第2目標速度で回転させたときの前記第1モータの角度伝達誤差に起因する前記第2関節の動作の周期的な変動を示すデータであり、前記第2変動データは前記第1関節制御部が前記第1モータの前記出力軸を前記第1方向と反対の回転方向である第2方向に一定の前記第1目標速度で回転させて対応する前記領域の他方の端の位置から一方の端の位置に前記第1関節を回動させるように制御すると同時に前記第2関節駆動部が前記第2モータの前記出力軸を一定の前記第2目標速度で回転させたときの前記第1モータの角度伝達誤差に起因する前記第2関節の動作の周期的な変動を示すデータであり、前記対応重力トルク値は対応する前記領域において前記第1減速機の前記出力軸に作用する重力トルクの値である変動データ取得部と、複数の前記変動データセットのそれぞれについて、前記第1変動データをモデル化した第1周期関数及び前記第2変動データをモデル化した第2周期関数を算出する周期関数算出部と、複数の前記変動データセットのそれぞれについて、前記第1周期関数の位相と前記第2周期関数の位相の平均値である平均位相を算出する位相算出部と、複数の前記変動データセットのそれぞれの前記平均位相とそれぞれの前記平均位相に対応する前記対応重力トルク値とに基づいて前記第1減速機の前記出力軸に作用する重力トルク値と前記平均位相との相関関係を算出する位相同定部と、前記位相同定部が算出した前記第1減速機の前記出力軸に作用する重力トルク値と前記平均位相との相関関係に基づいて、前記第1減速機の角度伝達誤差の周期的な変動を算出する角度伝達誤差同定部と、を含む。
この構成によれば、角度伝達誤差の位相を精確に同定することができる。これによって、角度伝達誤差を精確に補償することでき、ロボットのハンドの振動を抑制することができる。また、角度伝達誤差の位相を迅速に同定することができる。
更に、位相の同定のための計測手段を別途設ける必要が無く、システムの構成を簡素化することができ、製造に有利、且つ、製造コストも安価となる。
前記第2関節駆動部は、前記第2モータの前記出力軸の回転速度を検知するための情報を検知する第2モータ出力軸情報検知部を更に有し、前記第2関節制御部は、前記第2モータの前記出力軸の目標速度と前記第2モータの前記出力軸の回転速度との速度偏差に基づいて前記第2モータの回転速度が前記目標速度を維持するように指令値を生成し、且つ該指令値に基づいて前記第2モータの動作を制御し、前記第1モータの角度伝達誤差に起因する前記第2関節の動作の周期的な変動を示すデータは、前記第1モータの前記出力軸の回転角と前記第2モータの前記速度偏差又は前記指令値との関係を示すデータであってもよい。
この構成によれば、角度伝達誤差の位相を適切に同定することができる。
前記位相同定部は、前記第1減速機の前記出力軸に作用する重力トルク値と前記平均位相との相関関係をモデル化した関数を算出し、前記角度伝達誤差同定部は、前記第1減速機の角度伝達誤差の周期的な変動をモデル化した周期関数を算出し、前記周期関数の位相を前記位相同定部が算出した関数としてもよい。
この構成によれば、角度伝達誤差の位相を適切に同定することができる。
前記位相同定部は、前記第1減速機の前記出力軸に作用する重力トルク値と前記平均位相との相関関係を最小二乗法を用いて一次関数を算出してもよい。
この構成によれば、角度伝達誤差の位相を適切に同定することができる。
前記第1減速機は波動減速装置であってもよい。
この構成によれば、波動減速装置の角度伝達誤差の位相を適切に同定することができる。
前記第1変動データ及び前記第2変動データを取得したときの前記第2モータの前記出力軸の回動速度は前記第1モータの前記出力軸の回動速度よりも遅くてもよい。
この構成によれば、角度伝達誤差の位相をより精確に同定することができる。
上記課題を解決するため、本発明のある態様に係る減速機角度伝達誤差同定方法は、第1関節及び第2関節を含む複数の関節を有するロボットアームと、出力軸が前記第1関節に接続された第1減速機と、出力軸が前記第1減速機の入力軸に接続され、該第1減速機を介して前記第1関節を回動させる第1モータとを有する第1関節駆動部と、前記第1モータの動作を制御する第1関節制御部と、出力軸が前記第2関節に接続され、前記第2関節を回動させる第2モータを有する第2関節駆動部と、前記第2モータの動作を制御する第2関節制御部と、を備えるロボットシステムの減速機角度伝達誤差同定方法であって、互いに関連づけられた第1変動データと第2変動データとを取得する変動データ取得ステップであって、前記第1変動データは前記第1関節制御部が前記第1モータの前記出力軸を第1方向に一定の第1目標速度で回転させて前記第1関節の回動範囲の所定の領域の一方の端の位置から他方の端の位置に前記第1関節を回動させるように制御すると同時に前記第2関節駆動部が前記第2モータの前記出力軸を一定の第2目標速度で回転させたときの前記第1モータの角度伝達誤差に起因する前記第2関節の動作の周期的な変動を示すデータであり、前記第2変動データは前記第1関節制御部が前記第1モータの前記出力軸を前記第1方向と反対の回転方向である第2方向に一定の前記第1目標速度で回転させて前記領域の他方の端の位置から一方の端の位置に前記第1関節を回動させるように制御すると同時に前記第2関節駆動部が前記第2モータの前記出力軸を一定の第2目標速度で回転させたときの前記第1モータの角度伝達誤差に起因する前記第2関節の動作の周期的な変動を示すデータである変動データ取得ステップと、前記第1変動データをモデル化した第1周期関数及び前記第2変動データをモデル化した第2周期関数を算出する周期関数算出ステップと、前記第1周期関数の位相と前記第2周期関数の位相の平均値である平均位相を算出する位相算出ステップと、前記平均位相に基づいて、前記第1減速機の角度伝達誤差の周期的な変動を算出する角度伝達誤差同定ステップと、を含む。
この構成によれば、角度伝達誤差の位相を精確に同定することができる。これによって、角度伝達誤差を精確に補償することでき、ロボットのハンドの振動を抑制することができる。また、角度伝達誤差の位相を迅速に同定することができる。
更に、位相の同定のための計測手段を別途設ける必要が無く、システムの構成を簡素化することができ、製造に有利、且つ、製造コストも安価となる。
上記課題を解決するため、本発明の他の態様に係る減速機角度伝達誤差同定方法は、第1関節及び第2関節を含む複数の関節を有するロボットアームと、出力軸が前記第1関節に接続された第1減速機と、出力軸が前記第1減速機の入力軸に接続され、該第1減速機を介して前記第1関節を回動させる第1モータとを有する第1関節駆動部と、前記第1モータの動作を制御する第1関節制御部と、出力軸が前記第2関節に接続され、前記第2関節を回動させる第2モータを有する第2関節駆動部と、前記第2モータの動作を制御する第2関節制御部と、を備えるロボットシステムの減速機角度伝達誤差同定方法であって、第1変動データと第2変動データと対応重力トルク値とを含み、前記第1変動データと前記第2変動データと前記対応重力トルク値とが互いに関連づけられている変動データセットを複数取得する変動データ取得ステップであって、複数の前記変動データセットはそれぞれ前記第1関節の回動範囲の互いに異なる所定の領域に対応するデータセットであり、前記第1変動データは前記第1関節制御部が前記第1モータの前記出力軸を第1方向に一定の第1目標速度で回転させて対応する前記領域の一方の端の位置から他方の端の位置に前記第1関節を回動させるように制御すると同時に前記第2関節駆動部が前記第2モータの前記出力軸を一定の第2目標速度で回転させたときの前記第1モータの角度伝達誤差に起因する前記第2関節の動作の周期的な変動を示すデータであり、前記第2変動データは前記第1関節制御部が前記第1モータの前記出力軸を前記第1方向と反対の回転方向である第2方向に一定の前記第1目標速度で回転させて対応する前記領域の他方の端の位置から一方の端の位置に前記第1関節を回動させるように制御すると同時に前記第2関節駆動部が前記第2モータの前記出力軸を一定の第2目標速度で回転させたときの前記第1モータの角度伝達誤差に起因する前記第2関節の動作の周期的な変動を示すデータであり、前記対応重力トルク値は対応する前記領域において前記第1減速機の前記出力軸に作用する重力トルクの値である変動データ取得ステップと、複数の前記変動データセットのそれぞれについて、前記第1変動データをモデル化した第1周期関数及び前記第2変動データをモデル化した第2周期関数を算出する周期関数算出ステップと、複数の前記変動データセットのそれぞれについて、前記第1周期関数の位相と前記第2周期関数の位相の平均値である平均位相を算出する位相算出ステップと、複数の前記変動データセットのそれぞれの前記平均位相とそれぞれの前記平均位相に対応する前記対応重力トルク値とに基づいて前記第1減速機の前記出力軸に作用する重力トルク値と前記平均位相との相関関係を算出する位相同定ステップと、前記位相同定ステップにおいて算出した前記第1減速機の前記出力軸に作用する重力トルク値と前記平均位相との相関関係に基づいて、前記第1減速機の角度伝達誤差の周期的な変動を算出する角度伝達誤差同定ステップと、を含む。
この構成によれば、角度伝達誤差の位相を精確に同定することができる。これによって、角度伝達誤差を精確に補償することでき、ロボットのハンドの振動を抑制することができる。また、角度伝達誤差の位相を迅速に同定することができる。
更に、位相の同定のための計測手段を別途設ける必要が無く、システムの構成を簡素化することができ、製造に有利、且つ、製造コストも安価となる。
本発明は、角度伝達誤差を精確に補償することでき、ロボットのハンドの振動を抑制することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る減速機角度伝達誤差同定システムを含むロボットシステムの構成例を概略的に示す図である。 図1のロボットシステムの制御系統の構成例を概略的に示すブロック図である。 図1のロボットシステムの第1指令演算部及び第2指令演算部の制御系統の構成例を概略的に示すブロック図である。 図1のロボットシステムのロボットの基端側関節の回動範囲の第1〜第4領域の一例を説明する説明図である。 図1のロボットシステムの第1変動データの一例を示すグラフである。 図1のロボットシステムの周期関数算出部によって算出された第1周期関数と第2周期関数を示すグラフである。 図1のロボットシステムの角度伝達誤差の位相と重力トルクの位相との相関関係の一例を示すグラフである。 図1のロボットシステムの動作例を示すフローチャートである。 図1のロボットシステムの動作例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係るロボットシステムの動作例を示すフローチャートである。 角度伝達誤差の説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下では、全ての図を通じて、同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る減速機角度伝達誤差同定システムを含むロボットシステム100の構成例を概略的に示す図である。図2は、図1のロボットシステム100の制御系統の構成例を概略的に示すブロック図である。
図1に示すように、減速機角度伝達誤差同定システムを含むロボットシステム100は、ロボット1と、制御装置2とを備える。
[ロボットの構成例]
ロボット1は、多関節型ロボットの産業用ロボット(多関節ロボット)である。
ロボット1は、基部3と、ロボットアーム4と、ハンド5とを含む。基部3は、例えば床面に固定されて載置され、ロボットアーム4及びハンド5を支持している。
ロボットアーム4は、複数の関節を備え、基端部が基部3に対して回動可能に連結されている。ロボットアーム4の関節は、複数の関節が基端部から先端部に向かって一列に連なっている。減速機角度伝達誤差同定システムにおいて角度伝達誤差を同定する関節が基端側関節(第1関節)7を構成し、先端側関節8よりもロボットアーム4の基端側に位置する関節から選択された1の関節である。また、先端側関節(第2関節)8は、基端側関節7の角度伝達誤差の同定に用いるための信号(速度偏差、指令値)の生成に用いる関節であり、基端側関節7よりもロボットアーム4の先端側に位置する関節である。なお、先端側関節8を減速機角度伝達誤差同定システムにおいて角度伝達誤差を同定する関節とし、基端側関節7を先端側関節8の角度伝達誤差の同定に用いるための信号(速度偏差、指令値)の生成に用いる関節としてもよい。
図2に示すように、ロボットアーム4の各関節は、関節を駆動する駆動部を有し、出力軸が対応する関節(回動軸)に接続された減速機と、出力軸が減速機の入力軸に接続され、減速機を介して対応する関節を回動させる駆動源であるサーボモータと、サーボモータの出力軸の回転角を検知するエンコーダとを有する。なお、サーボモータの出力軸の回転速度は、エンコーダの回転角を時間微分することにより算出される。このように、エンコーダは、サーボモータの出力軸の回転速度を検知するための情報を検知する。減速機は、例えば波動歯車装置(ハーモニックドライブ(登録商標))である。しかし、これに限られるものではない。以下、説明の便宜上、基端側関節7を駆動するサーボモータ、減速機、及びエンコーダをそれぞれ第1モータ11、第1減速機13、及び第1エンコーダ(第1モータ出力軸情報検知部)12といい、これらが基端側関節駆動部(第1関節駆動部)9を構成する。また、先端側関節8を駆動するサーボモータ、減速機、及びエンコーダをそれぞれ第2モータ16、第2減速機18、及び第2エンコーダ(第2モータ出力軸情報検知部)17といい、これらが先端側関節駆動部(第2関節駆動部)10を構成する。
第1減速機13及び第2減速機18に係る波動歯車装置は、サーキュラスプラインと、フレクスプラインと、ウェーブジェネレータとを備える。サーキュラスプラインは、剛性の内歯歯車であり、例えば筐体と一体的に設けられる。フレクスプラインは、可撓性を有する外歯歯車であり、サーキュラスプラインと歯合する。フレクスプラインは、サーキュラスプラインよりも歯数が少なく、出力軸13bと接続される。ウェーブジェネレータは、フレクスプラインの内側に接触する楕円状のカムであり、入力軸13aと接続されている。そして、入力軸を回転させることによって、ウェーブジェネレータがフレクスプラインとサーキュラスプラインとの噛み合い位置を移動させ、サーキュラスプラインとフレクスプラインの歯数差に応じてフレクスプラインが回転軸周りに回転し、出力軸が回転する。波動歯車装置は、小型・軽量、高減速比、高トルク容量、ノンバックラッシ等の特徴からロボットの駆動機構の減速機に適した特性を有する。
ところで、図11に示すように、波動歯車装置などの減速機には、加工誤差等により、減速機に入力される入力回転角に減速比を乗じた理論上の出力回転角と、実際の出力回転角との差である角度伝達誤差が生じる。この角度伝達誤差は、モータの出力軸の回転に伴って周期的な変化として表れる。このような減速機出力軸の角度伝達誤差ATEは、以下の式(1)に係る関数を用いたモデルによって近似的に表現することが可能である。
Figure 2018192578
図1に示すように、ハンド5は、物品の保持等の所定の動作を行うことができるように構成され、ロボットアーム4の先端部に取り付けられている。
[制御装置の構成例]
図2に示すように、制御装置2は、演算部21と、記憶部22と、各関節を制御する制御部とを含む。各関節を制御する制御部には基端側関節7の回動動作を制御する基端側関節制御部(第1関節制御部)24及び先端側関節8を制御する先端側関節制御部(第2関節制御部)27が含まれる。
基端側関節制御部24は、第1モータ11の動作を制御する。基端側関節制御部24は、第1モータ11の出力軸11aの目標速度に基づいて電流指令を生成する第1指令演算部25と、当該電流指令に基づいて第1モータ11に供給される電流を制御する第1電流制御部26とを有する。
図3は、ロボットシステム100の第1指令演算部25及び第2指令演算部28の制御系統の構成例を概略的に示すブロック図である。
第1指令演算部25は、例えばマイクロコントローラ、CPU、ASIC、FPGA等のプログラマブルロジックデバイス(PLD)などの演算器を含む。演算器は、集中制御する単独の演算器で構成されていてもよく、互いに協働して分散制御する複数の演算器で構成されてもよい。図3に示すように、第1指令演算部25は、位置指令生成部31と、速度指令生成部33と、角度伝達誤差補償部34と、電流指令生成部36と、重力補償部37とを含む。位置指令生成部31、速度指令生成部33、角度伝達誤差補償部34、電流指令生成部36、及び重力補償部37は、所定の制御プログラムを図示しない演算部が実行することにより実現される機能ブロックである。なお、本実施の形態において、第1指令演算部25は、演算部21と別体の演算器で構成されているが、一体であってもよい。
位置指令生成部31は、入力された目標位置に基づいて位置指令を生成する。位置指令とは、第1モータ11の出力軸11aの位置(回転角)を制御するための制御量である。角度伝達誤差補償部34は、角度伝達誤差を補償するために必要な制御量を算出し、これを例えば目標位置に加算し、目標位置の値を補正する。速度指令生成部33は、位置指令と第1エンコーダ12が検知した第1モータ11の出力軸11aの回転角との位置偏差に基づいて速度指令を生成する。速度指令とは、第1モータ11の出力軸11aの回転速度を制御するための制御量である。電流指令生成部36は、速度指令の値と第1モータ11の出力軸11aの回転速度との速度偏差に基づいて電流指令を生成する。電流指令とは、第1モータ11の巻線に供給する電流を制御するための制御量である。第1電流制御部26は、第1指令演算部25が生成した電流指令に基づいて第1モータ11に供給される電流を制御する。
図2に示すように、先端側関節制御部27は、第2モータ16の出力軸16aの目標速度と第2モータ16の出力軸16aの回転速度との速度偏差に基づいて第2モータ16の回転速度が目標速度を維持するように指令値を生成し、且つこの指令値に基づいて第2モータ16の動作を制御する。先端側関節制御部27は、第2モータ16の出力軸16aの目標速度に基づいて電流指令を生成する第2指令演算部28と、当該電流指令に基づいて第2モータ16に供給される電流を制御する第2電流制御部29とを有する。第2指令演算部28及び第2電流制御部29の構成は、それぞれ第1指令演算部25及び第1電流制御部26と同様であるのでその詳細な説明を省略する。
演算部21は、例えばマイクロコントローラ、CPU、ASIC、FPGA等のプログラマブルロジックデバイス(PLD)などの演算器で構成される。演算部は、集中制御する単独の制御器で構成されていてもよく、互いに協働して分散制御する複数の制御器で構成されてもよい。演算部21は、指令部41と、変動データ取得部42と、周期関数算出部43と、平均位相算出部44と、位相同定部45と、角度伝達誤差同定部46とを含む。指令部41、変動データ取得部42、周期関数算出部43、平均位相算出部44、位相同定部45、及び角度伝達誤差同定部46は、所定の制御プログラムを演算部21が実行することにより実現される機能ブロックである。
指令部41は、動作プログラムに基づき目標位置を生成し、出力する。出力された目標位置は、各関節を制御する制御部に入力される。本実施の形態において、目標位置とは、サーボモータの出力軸の回転角である。モータの出力軸を一定の回転速度で回転させるときは、指令部41は、この回転速度に応じた目標位置を生成する。
図4は、ロボット1の基端側関節7の回動範囲の第1〜第4領域の一例を説明する説明図である。図5は、第1変動データ52の一例を示すグラフである。
変動データ取得部42は、指令部41を介してロボット1を制御し、複数の変動データセット51を取得する。複数の変動データセットはそれぞれ基端側関節7の回動範囲Rの互いに異なる所定の領域に対応するデータセットである。本実施の形態において、変動データ取得部42は、4つの変動データセット51(第1変動データセット51a,第2変動データセット51b,第3変動データセット51c,第4変動データセット51d)を取得する。図4に示すように、第1変動データセット51a、第2変動データセット51b、第3変動データセット51c及び第4変動データセット51dは、それぞれ基端側関節7の第1領域Ra、第2領域Rb、第3領域Rc及び第4領域Rdに対応するデータセットである。各変動データセット51は、互いに関連付けられた第1変動データ52と第2変動データ53と対応重力トルク値54とを含む。なお、変動データセット51は、単一のデータファイルであってもよく、互いに関連付けられた複数のデータファイルであってもよい。なお、図2においては、第2〜第4変動データセット51b、51c、51dの第1変動データ52、第2変動データ53及び対応重力トルク値54を省略して表している。
図5に示すように、第1変動データ52は、基端側関節制御部24が第1モータ11の出力軸11aを第1方向R1(図1参照)に一定の第1目標速度で回転させて対応する領域の一方の端の位置から他方の端の位置に基端側関節7を回動させるように制御すると同時に先端側関節制御部27が第2モータ16の出力軸を一定の第2目標速度で回転させたときの第1モータ11の出力軸11aの回転角と先端側関節8の速度偏差(第2モータ16の出力軸16aの目標速度と第2モータ16の出力軸16aの回転速度との速度偏差)との関係を示すデータ、又は第1モータ11の出力軸11aの回転角と先端側関節8の速度偏差に基づいて生成された指令値(電流指令値など)との関係を示すデータである。先端側関節8の速度偏差は、電流指令生成部36が電流指令を生成する際に用いる速度指令の値と第2モータ16の出力軸16aの回転速度との速度偏差である。
本実施の形態において、第1変動データセットの第1変動データ52は、図4に示すように、基端側関節制御部24が第1領域Raの第1位置Pa1から第2位置Pa2に基端側関節7を回動させるように制御した際に取得した第1モータ11の出力軸11aの回転角と先端側関節8の速度偏差との関係を示すデータ(図5参照)である。また、第2変動データセット51bの第1変動データ52は、基端側関節制御部24が第2領域Rbの第1位置Pb1から第2位置Pb2に基端側関節7を回動させるように制御した際に取得した第1モータ11の出力軸11aの回転角と先端側関節8の速度偏差との関係を示すデータである。更に、第3変動データセット51cの第1変動データ52は、基端側関節制御部24が第3領域Rcの第1位置Pc1から第2位置Pc2に基端側関節7を回動させるように制御した際に取得した第1モータ11の出力軸11aの回転角と先端側関節8の速度偏差との関係を示すデータである。また、第4変動データセット51dの第1変動データ52は、基端側関節制御部24が第4領域Rdの第1位置Pc1から第2位置Pc2に基端側関節7を回動させるように制御した際に取得した第1モータ11の出力軸11aの回転角と先端側関節8の速度偏差との関係を示すデータである。
第2変動データ53は、基端側関節制御部24が第1モータ11の出力軸11aを一定の第1方向R1と反対の回転方向である第2方向R2(図1参照)に一定の第1目標速度で回転させて対応する領域の他方の端の位置から一方の端の位置に基端側関節7を回動させるように制御すると同時に先端側関節制御部27が第2モータ16の出力軸16aを一定の第2目標速度で回転させたときの第1モータ11の出力軸11aの回転角と先端側関節8の速度偏差(第2モータ16の出力軸16aの目標速度と第2モータ16の出力軸16aの回転速度との速度偏差)との関係を示すデータ、又は第1モータ11の出力軸11aの回転角と先端側関節8の速度偏差に基づいて生成された指令値(電流指令値など)との関係を示すデータである。すなわち、第2変動データ53は、第1変動データ52に係る基端側関節制御部24の基端側関節7の回動方向とは反対方向に基端側関節7を回動させたときの第1モータ11の出力軸11aの回転角と先端側関節8の速度偏差との関係を示すデータ、又は第1モータ11の出力軸11aの回転角と先端側関節8の速度偏差に基づいて生成された指令値(電流指令値など)との関係を示すデータである。また、第1変動データ52を取得する際の第1モータ11の出力軸11a及び第2モータ16の出力軸16aの回転速度は同一となるように制御される。
本実施の形態において、第1変動データセットの第2変動データ53は、図4に示すように、基端側関節制御部24が第1領域Raの第2位置Pa2から第1位置Pa1に基端側関節7を回動させるように制御した際に取得した第1モータ11の出力軸11aの回転角と先端側関節8の速度偏差との関係を示すデータである。また、第2変動データセット51bの第2変動データ53は、基端側関節制御部24が第2領域Rbの第2位置Pb2から第1位置Pb1に基端側関節7を回動させるように制御した際に取得した第1モータ11の出力軸11aの回転角と先端側関節8の速度偏差との関係を示すデータである。更に、第3変動データセット51cの第2変動データ53は、基端側関節制御部24が第3領域Rcの第2位置Pc2から第1位置Pc1に基端側関節7を回動させるように制御した際に取得した第1モータ11の出力軸11aの回転角と先端側関節8の速度偏差との関係を示すデータである。また、第4変動データセット51dの第2変動データ53は、基端側関節制御部24が第4領域Rdの第2位置Pc2から第1位置Pc1に基端側関節7を回動させるように制御した際に取得した第1モータ11の出力軸11aの回転角と先端側関節8の速度偏差との関係を示すデータである。
なお、第1変動データ52及び第2変動データ53を取得する際、変動データ取得部42は、先端側関節8の回動速度が基端側関節7の回動速度よりも遅くなるように先端側関節8を回動させる。これによって、先端側関節8の回動が第1モータ11の出力軸11aの回動に与える影響を抑制することができ、角度伝達誤差の位相をより精確に同定することができる。更に好ましくは、第1変動データ52及び第2変動データ53を取得する際、変動データ取得部42は、先端側関節8が停止しない程度にゆっくりと先端側関節8を回動させる。これによって、先端側関節8に静止摩擦力が働くことを防止することができ、先端側関節8の回動が第1モータ11の出力軸11aの回動に与える影響を抑制しつつ、第1変動データ52及び第2変動データ53を適切に取得することができる。
また、第1変動データ52及び第2変動データ53は、第1モータ11の角度伝達誤差に起因する先端側関節8の動作の周期的な変動を示すデータであればよい。したがって、第1変動データ52及び第2変動データ53は、第1モータ11の出力軸11aの回転角と先端側関節8の速度偏差との関係を示すデータ、又は第1モータ11の出力軸11aの回転角と先端側関節8の速度偏差に基づいて生成された指令値との関係を示すデータに限られない。
ところで、第1モータ11の出力軸11aを一定の回転速度で回転させても第1減速機13の角度伝達誤差によって、第1減速機13の出力軸13bは一定の回転速度で回転せずに、出力軸13bの回転速度にうねりが生じてロボットアーム4が振動し、先端側関節8が振動する。その結果、先端側関節制御部27が、第2モータ16の回転速度が一定の目標速度を維持するように指令値を生成し、且つこの指令値に基づいて第2モータ16の動作を制御しても、先端側関節8に働く慣性モーメントに基づいて先端側関節8の第2モータ16の出力軸16aの実回転速度が周期的に変化する。そして、第2モータ16の出力軸16aの周期的に変化する実回転速度と一定値をとる目標速度との速度偏差も周期的に変化する。また、このとき先端側関節8を回動させる先端側関節制御部27が第2モータ16の出力軸16aを一定の回動速度で回動させるために先端側関節制御部27の電流指令生成部36は、フィードバック制御によって第2モータ16に供給する電流を調整すべく、速度偏差を0に近づけるように電流指令値を変化させる。このように、周期的に変動する第1減速機13の角度伝達誤差に起因して、第2指令演算部28の速度偏差及び電流指令値が周期的に変化する。すなわち、第1変動データ52及び第2変動データ53の速度偏差又は電流指令値は周期的に変動し、その周波数は第1減速機13の角度伝達誤差の周波数と同じ値をとる。
図2に示すように、対応重力トルク値54は、各変動データセット51に対応する領域(図4のRa,Rb,Rc,Rd)において第1減速機13の出力軸13bに作用する重力トルクの値(G1〜G4)である。これらの重力トルク(G1〜G4)は、例えば第1指令演算部25の重力補償部37によって算出される値であり、例えば対応する領域において第1減速機13の出力軸13bに作用する重力トルクの平均値である。
周期関数算出部43は、複数の変動データセット51のそれぞれについて、第1変動データ52をモデル化した第1周期関数F1及び第2変動データ53をモデル化した第2周期関数F2を算出する。本実施の形態において、周期関数算出部43は、式(1)に係る関数を用いたモデルによって近似的に表現し、図5に示すように、第1周期関数F1を振幅A1、周波数f1及び位相φ1をパラメータに有するsin関数として算出する。また、周期関数算出部43は、第1周期関数F2を振幅A2、周波数f2及び位相φ2をパラメータに有するsin関数として算出する。なお、周波数f1及びf2は、減速機に固有の値であり、波動歯車減速機である第1減速機13においてその周波数は2であることが知られている。
図6は、周期関数算出部43によって算出された第1周期関数F1と第2周期関数F2を示すグラフである。
図6に示すように、平均位相算出部44は、複数の変動データセットのそれぞれについて、第1周期関数F1の位相φ1と第1周期関数F2の位相φ2との平均値である平均位相φaを算出する。図6に示す関数Faは、F1及びF2と同じ振幅及び周波数を有し、位相がφaである関数を表したものである。以下、第1〜第4の変動データセット51a,51b,51c,51dの平均位相をそれぞれ、φa1,φa2,φa3,φa4という。
なお、先端側関節制御部27の制御遅れ等に起因して、角度伝達誤差による第1モータ11の出力軸11aの回転速度の変化が第2指令演算部28の速度偏差又は指令値の変化として表れるまでにタイムラグが存在し、角度伝達誤差の位相と第1周期関数F1の位相φ1、及び角度伝達誤差の位相と第1周期関数F2の位相φ2とは一致しない。しかし、角度伝達誤差と第1周期関数F1との間の位相差と、角度伝達誤差と第1周期関数F2との間の位相差とは等しいと見做すことができるため、第1周期関数F1の位相φ1と第1周期関数F2の位相φ2の平均値である平均位相φaを算出し、これを対応する変動データセットの角度伝達誤差の位相として取り扱う。
図7は、角度伝達誤差の位相と重力トルクの位相関係の一例を示すグラフである。
位相同定部45は、複数の変動データセットのそれぞれの平均位相φa1〜φa4と、それぞれの平均位相φa1〜φa4に対応する対応重力トルクG1〜G4の値とに基づいて第1減速機13の出力軸13bに作用する重力トルクの値と平均位相との相関関係を算出する。
本実施の形態において、位相同定部45は、図7に示すように、第1減速機13の出力軸13bに作用する重力トルクの値と平均位相φaとの相関関係をモデル化した以下の式(2)に係る一次関数F3を算出し、これを角度伝達誤差の位相として取り扱う(同定する)。
Figure 2018192578
位相同定部45は、上記式(1)の係数φ0及びaを最小二乗法を用いて算出する。
なお、角度伝達誤差の位相は、減速機の出力軸に作用するトルクに応じて変化することが判っている。本実施の形態において、位相同定部45は、当該角度伝達誤差の位相の変化を減速機の出力軸に作用するトルクの一次関数として表したモデルによって近似的に表現しており、これによって角度伝達誤差の補償をより精確におこなうことができる。
角度伝達誤差同定部46は、位相同定部45が算出した第1減速機13の出力軸13bに作用する重力トルクの値と平均位相φaとの相関関係に基づいて、第1減速機13の角度伝達誤差の周期的な変動を算出する。すなわち、角度伝達誤差同定部46は、位相同定部45が算出した関数に基づいて角度伝達誤差の位相φを算出する。そして、この算出した位相φ、所定の周波数f及び振幅Aを用いて、第1減速機13の角度伝達誤差の周期的な変動をモデル化した上述した式(1)に係る周期関数を算出する。
なお、第1減速機13の構造に応じて所定の周波数fが固有の値をとる場合は、周波数fを当該固有の値としてもよい。例えば、第1減速機13が波動歯車装置である場合、上述の通り、周波数fの値は2である。
図2に示すように、記憶部22は、ROM、RAM等のメモリを有する。記憶部22には、所定のプログラムが記憶されていて、演算部21がこれらのプログラムを読み出して実行することにより、各種の処理が行われる。また、記憶部22には、複数の変動データセット51が格納されている。
[動作例]
次に、ロボットシステム100の動作例を説明する。
<角度伝達誤差の同定処理動作>
図8及び図9は、ロボットシステム100の動作例を示すフローチャートである。
以下、角度伝達誤差の同定処理動作について説明する。
まず、図8に示すように、変動データ取得部42は、第1変動データセット51aを取得する(ステップS1)。
第1変動データセット51aの取得処理動作において、図9に示すように、変動データ取得部42は、基端側関節7を所定位置(第1領域Raの第2方向R2側)に位置させると共に、先端側関節8を先端側関節8と基端側関節7とが干渉する姿勢に位置させる(ステップS11)。この先端側関節8と基端側関節7とが干渉する姿勢とは、式(3)に係る動力学方程式の慣性行列の相互慣性係数が大きい姿勢をいう。
Figure 2018192578
次に、変動データ取得部42は、基端側関節制御部24が第1モータ11の出力軸11aを第1方向R1に一定の第1目標速度で回転させて対応する領域の一方の端の位置から他方の端の位置に基端側関節7を回動させるように制御する(ステップS12)。そしてこれと同時に先端側関節制御部27が第2モータ16の出力軸を一定の第2目標速度で回転させる(ステップS13)。そして、この動作中の第1モータ11の出力軸11aの回転角と先端側関節8の速度偏差との関係を示すデータを取得する(ステップS14)。
次に、変動データ取得部42は、基端側関節制御部24が第1モータ11の出力軸11aを一定の第1方向R1と反対の回転方向である第2方向R2に一定の第1目標速度で回転させて対応する領域の他方の端の位置から一方の端の位置に基端側関節7を回動させるように制御する(ステップS15)。そしてこれと同時に先端側関節制御部27が第2モータ16の出力軸16aを一定の第2目標速度で回転させる(ステップS16)。そして、この動作中の第1モータ11の出力軸11aの回転角と速度偏差との関係を示すデータを取得する(ステップS17)。
次に、変動データ取得部42は、第1変動データ52と第2変動データ53と第1領域Raにおいて第1減速機13の出力軸13bに作用する重力トルクの値G1を関連付けて、記憶部22に記憶させる(格納する)(ステップS18)。この格納されたデータが第1変動データセットを構成する。このように、変動データ取得部42は、第1変動データセット51aの取得処理動作を行う。
そして、図8に示すように、第1変動データセットの取得処理動作に係る上記ステップS11〜ステップS14と同様に、変動データ取得部42は、第2変動データセット51b〜第4変動データセット51dの取得処理動作を行う(ステップS2〜ステップS4)。
なお、本動作例においては、第1変動データセット51a〜第4変動データセット51dを順番に取得しているが、これに代えて、基端側関節駆動部9を第1方向R1に回転させて取得したデータから第1領域Ra〜第4領域Rdの第1変動データ52を取得し、次に基端側関節駆動部9を第2方向R2に回転させて取得したデータから第1領域Ra〜第4領域Rdの第2変動データ53を取得し、次に各領域の第1変動データ52と第2変動データ53と第1減速機13の出力軸13bに作用する重力トルクの値とを互いに関連付けて各変動データセットを取得してもよい。
次に、周期関数算出部43は、第1〜第4変動データセット51a,51b,51c,51dのそれぞれについて、第1変動データ52をモデル化した第1周期関数F1及び第2変動データ53をモデル化した第1周期関数F2を算出する(ステップS5)。
次に、平均位相算出部44は、第1〜第4変動データセット51a,51b,51c,51dのそれぞれについて、第1周期関数F1の位相φ1と第1周期関数F2の位相φ2の平均値である平均位相φaを算出する(ステップS6)。
次に、位相同定部45は、第1〜第4変動データセット51a,51b,51c,51dに係る平均位相φaに基づいて、上記式(2)の係数φ0及びaを最小二乗法を用いて算出し、第1減速機13の出力軸13bに作用する重力トルクの値と平均位相φaとの相関関係をモデル化した一次関数を算出する(ステップS7)。
次に、角度伝達誤差同定部46は、位相同定部45が算出した関数に基づいて角度伝達誤差の位相φを算出する。そして、この算出した位相φ、所定の周波数f及び振幅Aを用いて、第1減速機13の角度伝達誤差の周期的な変動をモデル化した周期関数を算出する(ステップS8)。そして、角度伝達誤差補償部34は、角度伝達誤差同定部46が算出した周期関数を用いて角度伝達誤差の補償を行う。
このように、本実施の形態において、ロボットシステム100は、角度伝達誤差を同定することができる。
以上に説明したように、本発明のロボットシステム100は、先端側関節8の電流指令の値に基づいて基端側関節7の角度伝達誤差の位相を同定するように構成されているので、角度伝達誤差の位相を精確に同定することができる。これによって、角度伝達誤差を精確に補償することでき、ロボットのハンドの振動を抑制することができる。また、角度伝達誤差の位相を迅速に同定することができる。
更に、ロボットシステム100は、ロボット1の動作の制御に用いられる速度偏差又は指令値に基づいて角度伝達誤差の位相を同定するように構成されているので、位相の同定のための計測手段を別途設ける必要が無い。このように、減速機角度伝達誤差同定システムを含むロボットシステム100の構成を簡素化することができ、製造に有利、且つ、製造コストも安価となる。
(実施の形態2)
上記実施の形態1において、角度伝達誤差同定部46は、所定の振幅Aを用いて第1減速機13の角度伝達誤差の周期的な変動をモデル化した周期関数を算出した。
本実施の形態において、位相同定部45が算出した関数により求めた位相φ、所定の周波数f、及び任意の振幅値を設定した周期関数を用いた角度伝達誤差の補償を行ってロボット1を動作させ、最適な振幅値を試行錯誤的に求めるよう構成されている。
(実施の形態3)
以下では実施の形態3の構成、動作について、実施の形態1との相違点を中心に述べる。
本実施の形態において、平均位相算出部44は、各変動データセット51について、それぞれ以下の第1仮平均位相φax及び第2仮平均位相φayを算出する。
φax=(φ1+φ2)/2
φay=(φ1+φ2+2π)/2
また、変動データ取得部342は、指令部41を介してロボット1を制御し、ロボット1を動作させ、第1において、第3変動データ及び第4変動データを取得する。第3変動データは、位相φax、所定の周波数f、及び所定の振幅Aを設定した周期関数を用いて角度伝達誤差の補償を行って対応する領域においてロボット1を動作させたときの第1モータ11の出力軸11aの回転角と先端側関節8の速度偏差との関係を示すデータ、又は第1モータ11の出力軸11aの回転角と先端側関節8の速度偏差に基づいて生成された指令値との関係を示すデータである。第4変動データは、位相φay、所定の周波数f、及び所定の振幅Aを設定した周期関数を用いて角度伝達誤差の補償を行って第1領域Raにおいてロボット1を動作させたときの第1モータ11の出力軸11aの回転角と速度偏差との関係を示すデータ、又は第1モータ11の出力軸11aの回転角と速度偏差に基づいて生成された指令値との関係を示すデータである。
周期関数算出部343は、第3変動データ及び第4変動データのそれぞれのデータをモデル化した周期関数の振幅Aを算出する。
位相同定部345は、第1仮平均位相φax及び第2仮平均位相φayのうち、振幅Aの小さい周期関数に対応する位相を平均位相φaと判定する。
[動作例]
図10は、ロボットシステム300の動作例を示すフローチャートである。
上記実施の形態1のステップS6において、平均位相算出部44は、まず、第1変動データセット51aについて、第1仮平均位相φax及び第2仮平均位相φayを算出する(ステップS301)。
次に、変動データ取得部342は、指令部41を介してロボット1を制御し、ロボット1を動作させ、第3変動データ及び第4変動データを取得する(ステップS302,ステップS303)。
次に、周期関数算出部343は、第3変動データ及び第4変動データのそれぞれのデータをモデル化した周期関数の振幅Aを算出する(ステップS304)。
次に、位相同定部345は、第1仮平均位相φax及び第2仮平均位相φayのうち、振幅Aの小さい周期関数に対応する位相を平均位相φaとして判定し、これを平均位相φaとして取り扱う(ステップS305)。
そして、その余の第2変動データセット51b、第3変動データセット51c、及び第4変動データセット51dについても同様に上記ステップS301〜ステップS305に係る処理動作を行う。
このように、本実施の形態において、ロボットシステム300は、角度伝達誤差が2π以上の位相差を有する場合であっても、角度伝達誤差の位相を同定することができる。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
1 ロボット
2 制御装置
4 ロボットアーム
7 基端側関節
8 先端側関節
11 第1モータ
11a 出力軸
12 第1エンコーダ
13 第1減速機
13a 入力軸
13b 出力軸
16 第2モータ
16a 出力軸
17 第2エンコーダ
18 第2減速機
21 演算部
22 記憶部
23 サーボ制御部
24 基端側関節制御部
27 先端側関節制御部
42 変動データ取得部
43 周期関数算出部
44 平均位相算出部
45 位相同定部
46 角度伝達誤差同定部
51 変動データセット
52 第1変動データ
53 第2変動データ
54 対応重力トルク値
100 ロボットシステム

Claims (13)

  1. 第1関節及び第2関節を含む複数の関節を有するロボットアームと、
    出力軸が前記第1関節に接続された第1減速機と、出力軸が前記第1減速機の入力軸に接続され、該第1減速機を介して前記第1関節を回動させる第1モータとを有する第1関節駆動部と、
    前記第1モータの動作を制御する第1関節制御部と、
    出力軸が前記第2関節に接続され、前記第2関節を回動させる第2モータを有する第2関節駆動部と、
    前記第2モータの動作を制御する第2関節制御部と、
    互いに関連づけられた第1変動データと第2変動データとを取得する変動データ取得部であって、前記第1変動データは前記第1関節制御部が前記第1モータの前記出力軸を第1方向に一定の第1目標速度で回転させて前記第1関節の回動範囲の所定の領域の一方の端の位置から他方の端の位置に前記第1関節を回動させるように制御すると同時に前記第2関節駆動部が前記第2モータの前記出力軸を一定の第2目標速度で回転させたときの前記第1モータの角度伝達誤差に起因する前記第2関節の動作の周期的な変動を示すデータであり、前記第2変動データは前記第1関節制御部が前記第1モータの前記出力軸を前記第1方向と反対の回転方向である第2方向に一定の前記第1目標速度で回転させて前記領域の他方の端の位置から一方の端の位置に前記第1関節を回動させるように制御すると同時に前記第2関節駆動部が前記第2モータの前記出力軸を一定の第2目標速度で回転させたときの前記第1モータの角度伝達誤差に起因する前記第2関節の動作の周期的な変動を示すデータである変動データ取得部と、
    前記第1変動データをモデル化した第1周期関数及び前記第2変動データをモデル化した第2周期関数を算出する周期関数算出部と、
    前記第1周期関数の位相と前記第2周期関数の位相の平均値である平均位相を算出する位相算出部と、
    前記平均位相に基づいて、前記第1減速機の角度伝達誤差の周期的な変動を算出する角度伝達誤差同定部と、を含む、減速機角度伝達誤差同定システム。
  2. 前記第2関節駆動部は、前記第2モータの前記出力軸の回転速度を検知するための情報を検知する第2モータ出力軸情報検知部を更に有し、
    前記第2関節制御部は、前記第2モータの前記出力軸の目標速度と前記第2モータの前記出力軸の回転速度との速度偏差に基づいて前記第2モータの回転速度が前記目標速度を維持するように指令値を生成し、且つ該指令値に基づいて前記第2モータの動作を制御し、
    前記第1モータの角度伝達誤差に起因する前記第2関節の動作の周期的な変動を示すデータは、前記第1モータの前記出力軸の回転角と前記第2モータの前記速度偏差又は前記指令値との関係を示すデータである、請求項1に記載の減速機角度伝達誤差同定システム。
  3. 前記角度伝達誤差同定部は、前記第1減速機の角度伝達誤差の周期的な変動をモデル化した周期関数を算出し、前記周期関数の位相を前記位相算出部が算出した前記平均位相に基づいて設定する、請求項1又は2に記載の減速機角度伝達誤差同定システム。
  4. 前記第1減速機は波動減速装置である、請求項1乃至3の何れかに記載の減速機角度伝達誤差同定システム。
  5. 前記第1変動データ及び前記第2変動データを取得したときの前記第2モータの前記出力軸の回動速度は前記第1モータの前記出力軸の回動速度よりも遅い、請求項1乃至4の何れかに記載の減速機角度伝達誤差同定システム。
  6. 第1関節及び第2関節を含む複数の関節を有するロボットアームと、
    出力軸が前記第1関節に接続された第1減速機と、出力軸が前記第1減速機の入力軸に接続され、該第1減速機を介して前記第1関節を回動させる第1モータとを有する第1関節駆動部と、
    前記第1モータの動作を制御する第1関節制御部と、
    出力軸が前記第2関節に接続され、前記第2関節を回動させる第2モータを有する第2関節駆動部と、
    前記第2モータの動作を制御する第2関節制御部と、
    第1変動データと第2変動データと対応重力トルク値とを含み、前記第1変動データと前記第2変動データと前記対応重力トルク値とが互いに関連づけられている変動データセットを複数取得する変動データ取得部であって、複数の前記変動データセットはそれぞれ前記第1関節の回動範囲の互いに異なる所定の領域に対応するデータセットであり、前記第1変動データは前記第1関節制御部が前記第1モータの前記出力軸を第1方向に一定の第1目標速度で回転させて対応する前記領域の一方の端の位置から他方の端の位置に前記第1関節を回動させるように制御すると同時に前記第2関節駆動部が前記第2モータの前記出力軸を一定の第2目標速度で回転させたときの前記第1モータの角度伝達誤差に起因する前記第2関節の動作の周期的な変動を示すデータであり、前記第2変動データは前記第1関節制御部が前記第1モータの前記出力軸を前記第1方向と反対の回転方向である第2方向に一定の前記第1目標速度で回転させて対応する前記領域の他方の端の位置から一方の端の位置に前記第1関節を回動させるように制御すると同時に前記第2関節駆動部が前記第2モータの前記出力軸を一定の前記第2目標速度で回転させたときの前記第1モータの角度伝達誤差に起因する前記第2関節の動作の周期的な変動を示すデータであり、前記対応重力トルク値は対応する前記領域において前記第1減速機の前記出力軸に作用する重力トルクの値である変動データ取得部と、
    複数の前記変動データセットのそれぞれについて、前記第1変動データをモデル化した第1周期関数及び前記第2変動データをモデル化した第2周期関数を算出する周期関数算出部と、
    複数の前記変動データセットのそれぞれについて、前記第1周期関数の位相と前記第2周期関数の位相の平均値である平均位相を算出する位相算出部と、
    複数の前記変動データセットのそれぞれの前記平均位相とそれぞれの前記平均位相に対応する前記対応重力トルク値とに基づいて前記第1減速機の前記出力軸に作用する重力トルク値と前記平均位相との相関関係を算出する位相同定部と、
    前記位相同定部が算出した前記第1減速機の前記出力軸に作用する重力トルク値と前記平均位相との相関関係に基づいて、前記第1減速機の角度伝達誤差の周期的な変動を算出する角度伝達誤差同定部と、を含む、減速機角度伝達誤差同定システム。
  7. 前記第2関節駆動部は、前記第2モータの前記出力軸の回転速度を検知するための情報を検知する第2モータ出力軸情報検知部を更に有し、
    前記第2関節制御部は、前記第2モータの前記出力軸の目標速度と前記第2モータの前記出力軸の回転速度との速度偏差に基づいて前記第2モータの回転速度が前記目標速度を維持するように指令値を生成し、且つ該指令値に基づいて前記第2モータの動作を制御し、
    前記第1モータの角度伝達誤差に起因する前記第2関節の動作の周期的な変化変動を示すデータは、前記第1モータの前記出力軸の回転角と前記第2モータの前記速度偏差又は前記指令値との関係を示すデータである、請求項6に記載の減速機角度伝達誤差同定システム。
  8. 前記位相同定部は、前記第1減速機の前記出力軸に作用する重力トルク値と前記平均位相との相関関係をモデル化した関数を算出し、
    前記角度伝達誤差同定部は、前記第1減速機の角度伝達誤差の周期的な変動をモデル化した周期関数を算出し、前記周期関数の位相を前記位相同定部が算出した関数とする、請求項6又は7に記載の減速機角度伝達誤差同定システム。
  9. 前記位相同定部は、前記第1減速機の前記出力軸に作用する重力トルク値と前記平均位相との相関関係を最小二乗法を用いて一次関数を算出する、請求項8に記載の減速機角度伝達誤差同定システム。
  10. 前記第1減速機は波動減速装置である、請求項6乃至9の何れかに記載の減速機角度伝達誤差同定システム。
  11. 前記第1変動データ及び前記第2変動データを取得したときの前記第2モータの前記出力軸の回動速度は前記第1モータの前記出力軸の回動速度よりも遅い、請求項6乃至10の何れかに記載の減速機角度伝達誤差同定システム。
  12. 第1関節及び第2関節を含む複数の関節を有するロボットアームと、
    出力軸が前記第1関節に接続された第1減速機と、出力軸が前記第1減速機の入力軸に接続され、該第1減速機を介して前記第1関節を回動させる第1モータとを有する第1関節駆動部と、
    前記第1モータの動作を制御する第1関節制御部と、
    出力軸が前記第2関節に接続され、前記第2関節を回動させる第2モータを有する第2関節駆動部と、
    前記第2モータの動作を制御する第2関節制御部と、を備えるロボットシステムの減速機角度伝達誤差同定方法であって、
    互いに関連づけられた第1変動データと第2変動データとを取得する変動データ取得ステップであって、前記第1変動データは前記第1関節制御部が前記第1モータの前記出力軸を第1方向に一定の第1目標速度で回転させて前記第1関節の回動範囲の所定の領域の一方の端の位置から他方の端の位置に前記第1関節を回動させるように制御すると同時に前記第2関節駆動部が前記第2モータの前記出力軸を一定の第2目標速度で回転させたときの前記第1モータの角度伝達誤差に起因する前記第2関節の動作の周期的な変動を示すデータであり、前記第2変動データは前記第1関節制御部が前記第1モータの前記出力軸を前記第1方向と反対の回転方向である第2方向に一定の前記第1目標速度で回転させて前記領域の他方の端の位置から一方の端の位置に前記第1関節を回動させるように制御すると同時に前記第2関節駆動部が前記第2モータの前記出力軸を一定の第2目標速度で回転させたときの前記第1モータの角度伝達誤差に起因する前記第2関節の動作の周期的な変動を示すデータである変動データ取得ステップと、
    前記第1変動データをモデル化した第1周期関数及び前記第2変動データをモデル化した第2周期関数を算出する周期関数算出ステップと、
    前記第1周期関数の位相と前記第2周期関数の位相の平均値である平均位相を算出する位相算出ステップと、
    前記平均位相に基づいて、前記第1減速機の角度伝達誤差の周期的な変動を算出する角度伝達誤差同定ステップと、を含む、減速機角度伝達誤差同定方法。
  13. 第1関節及び第2関節を含む複数の関節を有するロボットアームと、
    出力軸が前記第1関節に接続された第1減速機と、出力軸が前記第1減速機の入力軸に接続され、該第1減速機を介して前記第1関節を回動させる第1モータとを有する第1関節駆動部と、
    前記第1モータの動作を制御する第1関節制御部と、
    出力軸が前記第2関節に接続され、前記第2関節を回動させる第2モータを有する第2関節駆動部と、
    前記第2モータの動作を制御する第2関節制御部と、を備えるロボットシステムの減速機角度伝達誤差同定方法であって、
    第1変動データと第2変動データと対応重力トルク値とを含み、前記第1変動データと前記第2変動データと前記対応重力トルク値とが互いに関連づけられている変動データセットを複数取得する変動データ取得ステップであって、複数の前記変動データセットはそれぞれ前記第1関節の回動範囲の互いに異なる所定の領域に対応するデータセットであり、前記第1変動データは前記第1関節制御部が前記第1モータの前記出力軸を第1方向に一定の第1目標速度で回転させて対応する前記領域の一方の端の位置から他方の端の位置に前記第1関節を回動させるように制御すると同時に前記第2関節駆動部が前記第2モータの前記出力軸を一定の第2目標速度で回転させたときの前記第1モータの角度伝達誤差に起因する前記第2関節の動作の周期的な変動を示すデータであり、前記第2変動データは前記第1関節制御部が前記第1モータの前記出力軸を前記第1方向と反対の回転方向である第2方向に一定の前記第1目標速度で回転させて対応する前記領域の他方の端の位置から一方の端の位置に前記第1関節を回動させるように制御すると同時に前記第2関節駆動部が前記第2モータの前記出力軸を一定の第2目標速度で回転させたときの前記第1モータの角度伝達誤差に起因する前記第2関節の動作の周期的な変動を示すデータであり、前記対応重力トルク値は対応する前記領域において前記第1減速機の前記出力軸に作用する重力トルクの値である変動データ取得ステップと、
    複数の前記変動データセットのそれぞれについて、前記第1変動データをモデル化した第1周期関数及び前記第2変動データをモデル化した第2周期関数を算出する周期関数算出ステップと、
    複数の前記変動データセットのそれぞれについて、前記第1周期関数の位相と前記第2周期関数の位相の平均値である平均位相を算出する位相算出ステップと、
    複数の前記変動データセットのそれぞれの前記平均位相とそれぞれの前記平均位相に対応する前記対応重力トルク値とに基づいて前記第1減速機の前記出力軸に作用する重力トルク値と前記平均位相との相関関係を算出する位相同定ステップと、
    前記位相同定ステップにおいて算出した前記第1減速機の前記出力軸に作用する重力トルク値と前記平均位相との相関関係に基づいて、前記第1減速機の角度伝達誤差の周期的な変動を算出する角度伝達誤差同定ステップと、を含む、減速機角度伝達誤差同定方法。
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