JP2018192290A - 遊技場の景品交換システム - Google Patents

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渉 石原
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Abstract

【課題】遊技場の景品交換システムに関し、いわゆる「貯玉相互乗入れ」ができる状況においても、例えばいわゆる「ワゴンサービス」等による景品交換を実行することができるようにする。【解決手段】景品交換端末60は、貯媒体を所有する遊技者の意思決定を条件として、第1の遊技媒体価値と異なる第2の遊技媒体価値に対応付けられて所有価値管理装置50に記憶されている貯媒体の第2の数量を、第1の遊技媒体価値に対応する第3の数量に変換し、当該第3の数量を第1の数量に加算し、加算後の合計値が景品交換価値以上の場合に、当該景品交換価値を合計値から引き落とすものである。所有価値管理装置50は、合計値が景品交換価値以上の場合に、当該景品交換価値を前記第1の数量から引き落とした後、残余の景品交換価値を第2の数量から引き落とすものである。【選択図】図1

Description

この発明は、遊技場の景品交換システムに関し、いわゆる「貯玉相互乗入れ」ができる状況においても、例えばいわゆる「ワゴンサービス」等による景品交換を実行することができるようにしたものである。
従来、「所定の記憶媒体」に対応付けられた有価価値を景品に交換する「景品交換システム」が知られている(特許文献1の段落番号「0012」、並びに図1、図2及び図7参照)。
特開2010-104509号公報
上記した従来の「景品交換システム」では、遊技客の遊技中のサービスで、所定の記憶媒体の有価価値から、景品分の玉数又はメダル数を減算するとともに、景品を提供するようにしていた。一般に、景品交換する時は、遊技客が現に遊技を実行している遊技台の貸し玉や貸しメダルの貸与レートの有価価値で減算処理を実行していた。
一方、近年、会員カードの有価価値(貯玉/貯メダル)で、遊技台の貸出レートとは異なる貸出単価で貯玉再プレイできる仕組み(以下、「貯玉相互乗入れ」、或いは単に「乗入れ」ともいう。)が実施できるようになった。
上記「貯玉相互乗入れ」では、異なる貸玉単価から「数量が整数になる事」、「乗入れ先となる玉数・メダル数は、乗入れ元で払い出しされる玉数・メダル数が等価である事」等がルール化されている。
しかし、上記した従来の「景品交換システム」では、異なる貸出単価からの乗入れに対応しておらず、当該乗入れ後、再プレイが実施された状況で、会員へ貯玉や貯メダルを正しく減算処理して景品交換可能なワゴンサービス・システムが要望されている。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、いわゆる「貯玉相互乗入れ」ができる状況においても、例えばいわゆる「ワゴンサービス」等による景品交換を実行することができるようにしたものである。
これに加え、請求項1に記載の発明は、遊技者が現に遊技を実行している遊技台の第1の遊技媒体価値を、異なる第2の遊技媒体価値に対して優先させて引き落とすことができるようにしたものである。
(他の特徴1)
他の特徴1に係る発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、他の特徴1に係る発明は、遊技者が現に遊技を実行している遊技台の第1の遊技媒体価値と異なる第2の遊技媒体価値を、第1の遊技媒体価値に対して優先させて引き落とすことができるようにしたものである。
(他の特徴2)
他の特徴2に係る発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、他の特徴2に係る発明は、景品交換価値の全部を、遊技者が現に遊技を実行している遊技台の第1の遊技媒体価値と異なる第2の遊技媒体価値から引き落とすことができるようにしたものである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
第1に、遊技場(図示せず)の景品交換システム(10)は、例えば図1及び図2に示すように、次の構成を備える。
(1)遊技機(20)
遊技機(20)は、遊技媒体を使用して遊技を実行可能なものである。
(2)遊技媒体貸出装置(30)
遊技媒体貸出装置(30)は、例えば図1及び図2に示すように、前記遊技機(20)に隣接して配置されるとともに、当該遊技機(20)に対応付けられ、遊技者が所有する遊技媒体である貯媒体を、対応付けられた前記遊技機(20)に貸し出すものである。
(3)会員情報記憶媒体(40)
会員情報記憶媒体(40)は、例えば図1及び図4に示すように、前記遊技媒体貸出装置(30)において使用可能であり、少なくとも会員情報が記憶されたものである。
(4)所有価値管理装置(50)
所有価値管理装置(50)は、例えば図1及び図2に示すように、前記遊技媒体貸出装置(30)に接続され、前記会員情報記憶媒体(40)に記憶された前記会員情報と前記貯媒体とを関連付けて記憶可能なものである。
(5)景品交換端末(60)
景品交換端末(60)は、例えば図1に示すように、前記所有価値管理装置(50)と通信が可能であり、前記遊技媒体貸出装置(30)からの景品交換要求に応じ、当該景品交換要求に対応した景品の景品交換価値を、前記所有価値管理装置(50)に記憶された前記貯媒体から引き落とすものである。
第2に、前記遊技媒体貸出装置(30)は、予め複数種類設定可能な遊技媒体価値のうちから、対応付けられた前記遊技機(20)に設定された一つの前記遊技媒体価値を用いて貸し出しを実行する。
第3に、前記所有価値管理装置(50)は、複数種類の前記遊技媒体価値毎に前記貯媒体を対応付けて記憶可能である。
第4に、前記景品交換端末(60)は、前記遊技機(20)において設定されている第1の遊媒体価値に対応付けられて前記所有価値管理装置(50)に記憶されている前記貯媒体の第1の数量が、前記景品交換価値以上の場合に、当該景品交換価値を前記第1の数量から引き落とすものである。
これに加え、前記景品交換端末(60)は、前記第1の数量が前記景品交換価値未満の場合であっても、前記貯媒体を所有する遊技者の意思決定を条件として、前記第1の遊技媒体価値と異なる第2の遊技媒体価値に対応付けられて前記所有価値管理装置(50)に記憶されている前記貯媒体の第2の数量を、前記第1の遊技媒体価値に対応する第3の数量に変換し、当該第3の数量を前記第1の数量に加算し、加算後の合計値が前記景品交換価値以上の場合に、当該景品交換価値を前記合計値から引き落とすものである。
ここで、「遊技媒体」として、「玉」(パチンコ球)を例示したが、これに限定されず、例えば「メダル」でもよい。
ここで、「遊技機(20)」として、「パチンコ機」を例示したが、これに限定されず、例えば「スロットマシン」でもよい。
ここで、「貯媒体」として、「貯玉」を例示したが、これに限定されず、例えば「貯メダル」或いは例えば「持ち玉」、「持ちメダル」を含んでいてもよい。
ここで、「遊技媒体貸出装置(30)」として、「玉貸し機」を例示したが、これに限定されず、例えば「メダル貸し機」でもよい。
ここで、「会員情報」としては、「会員番号」、「暗証番号」を例示したが、これに限定されず、「貯媒体の数量」に関する情報を含んでいてもよい。
ここで、「会員情報記憶媒体(40)」として、「会員カード」を例示したが、「カード状」のものに限定されず、例えば「コイン状」のものでもよい。
ここで、「所有価値管理装置(50)」として、主として「システム管理サーバー(51)」を例示したが、これに限定されず、「会員情報管理サーバー(52)」及び「持ち玉情報管理サーバー(53)」も含んでいてもよいし、「持ち玉情報管理サーバー」は、例えば「持ちメダル情報管理サーバー」という名称でもよい。
ここで、「景品の景品交換価値」としては、例えば図7(b)を例に挙げて説明すると、「景品」には「コーヒー(ホット)」、「コーヒー(アイス)」、「ジュース(オレンジ)」が相当し、「景品交換価値」には右横の「50玉」の「玉数」が相当するが、これらには限定されない。なお、「玉数」のほか、「メダル数」を含むものである。
ここで、「景品交換端末(60)」として、「ワゴンサービス端末」を例示したが、これに限定されず、専用機でなく、「スマートフォン」、Wi-Fi(ワイファイ)等の無線LANの機能を有する「タブレット型コンピュータ」等の汎用機でもよい。
ここで、「遊技媒体価値」として、玉貸与時の「貸与レート」(4.0円/1玉)を例示したが、これに限定されず、景品交換時の「交換レート」を含んでいてもよく、このとき、「貸与レート」と「交換レート」と等価で無くともよい。なお、「玉」のほか、「メダル」を含むものである。
ここで、「第1の遊技媒体価値」は、遊技者が遊技している遊技機(20)に設定されている遊技媒体価値(貸与レート)をいう。
図11(a)を例に挙げて説明すると、「A」の貸与レートが設定された遊技台で遊技者が遊技している場合には、「4.0/1玉」が「第1の遊技媒体価値」に相当する。
ここで、「第1の数量」は、第1の遊技媒体価値に対応付けられて所有価値管理装置(50)に記憶されている貯媒体の数量である。
ここで、「数量」は、貯媒体である「貯玉」或いは「貯メダル」、「持ち玉」或いは「持ちメダル」の個数、枚数を意味する。
図11(a)を例に挙げて説明すると、「A」の貸与レート(4.0/1玉)において、貯玉数の「20玉」及び持ち玉数の「20玉」が、「第1の数量」に相当する。
ここで、「第2の遊技媒体価値」は、遊技者が遊技している遊技機(20)以外の他の遊技機20に設定されている遊技媒体価値(貸与レート)をいう。
図11(a)を例に挙げて説明すると、「A」の貸与レートが設定された遊技台で遊技者が遊技している場合には、それ以外の「B」〜「J」の貸与レートが「第2の遊技媒体価値」に相当する。
ここで、「第2の数量」は、第2の遊技媒体価値に対応付けられて所有価値管理装置(50)に記憶されている貯媒体の数量である。
図11(a)を例に挙げて説明すると、「B」の貸与レート(2.0/1玉)において、貯玉数の「50玉」及び持ち玉数の「0玉」、「C」の貸与レート(1.0/1玉)において、貯玉数の「200玉」及び持ち玉数の「0玉」、「D」の貸与レート(0.5/1玉)において、貯玉数の「400玉」及び持ち玉数の「0玉」が、「第2の数量」に相当する。
第5に、前記所有価値管理装置(50)は、前記合計値が前記景品交換価値以上の場合に、当該景品交換価値を前記第1の数量から引き落とした後、残余の前記景品交換価値を前記第2の数量から引き落とすものである。
(他の特徴1)
他の特徴1に係る発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記所有価値管理装置(50)は、前記合計値が前記景品交換価値以上の場合に、当該景品交換価値の一部を前記第2の数量から引き落とした後、残余の前記景品交換価値を前記第1の数量から引き落とすことを特徴とする。
(他の特徴2)
他の特徴2に係る発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記所有価値管理装置(50)は、前記合計値が前記景品交換価値以上の場合に、当該景品交換価値の全部を前記第2の数量から引き落とすことを特徴とする。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、いわゆる「貯玉相互乗入れ」ができる状況においても、例えばいわゆる「ワゴンサービス」等による景品交換を実行することができる。
これに加え、請求項1に記載の発明によれば、遊技者が現に遊技を実行している遊技台の第1の遊技媒体価値を、異なる第2の遊技媒体価値に対して優先させて引き落とすことができる。
(他の特徴1)
他の特徴1に係る発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、他の特徴1に係る発明によれば、遊技者が現に遊技を実行している遊技台の第1の遊技媒体価値と異なる第2の遊技媒体価値を、第1の遊技媒体価値に対して優先させて引き落とすことができる。
(他の特徴2)
他の特徴2に係る発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、他の特徴2に係る発明によれば、景品交換価値の全部を、遊技者が現に遊技を実行している遊技台の第1の遊技媒体価値と異なる第2の遊技媒体価値から引き落とすことができる。
本発明の第1の実施の形態であって、遊技場の景品交換システムの概略ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技場の景品交換システムの概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技媒体貸出装置の概略斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図3の一部拡大斜視図と、カード挿入口への会員情報記憶媒体である会員カードの挿入状態を示す一部拡大斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、景品交換端末の操作手順を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態であって、図5に続くフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技媒体貸出装置の表示画面を説明するためのものであり、同図(a)は持ち玉及び貯玉数の第1の例を示す表示画面、同図(b)はワゴンサービスメニューの表示画面の説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図7に対応し、持ち玉の引落し後の説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図7に対応し、同図(a)は持ち玉及び貯玉数の第2の例を示す表示画面、同図(b)は貯玉の引落し後の表示画面の説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図7に対応し、同図(a)は持ち玉及び貯玉数の第3の例を示す表示画面、同図(b)はエラーの表示画面の説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、貯玉相互乗入れの一例を説明するためのものであり、同図(a)は貯玉数、貸与レート、持ち玉数の説明図、同図(b)は乗入れ後の説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図11に対応し、同図は景品交換価値の引落しの一例の説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図7に対応し、同図(a)は乗入れ後の表示画面、同図(b)は引落し後の表示画面の説明図である。 本発明の第2の実施の形態であって、図11に対応し、同図(a)は乗入れ後の説明図、同図(b)は景品交換価値の引落しの他の一例の説明図である。
(景品交換システム10)
図1及び図2中、10は、遊技場の景品交換システムである。
景品交換システム10は、大別すると、次のパーツから構成されている。なお、次の(1)〜(8)については後述する。
(1)遊技機20
(2)遊技媒体貸出装置30
(3)会員情報記憶媒体40
(4)所有価値管理装置50
(5)景品交換端末60
(6)POSレジ端末70
(7)中継システム80
(8)預かり金返却機90
なお、景品交換システム10のパーツとして、上記した(1)〜(8)を例示したが、これに限定されず、最小限のパーツとしては(1)〜(5)でも足りる。
(遊技機20)
遊技機20は、遊技媒体を使用して遊技を実行可能なものである。遊技機20は、図2に示すように、複数台設定され、個々の遊技機20は、「遊技台」ともいい、識別番号として「台番号」が付与されている。
ここで、「遊技媒体」として、「玉」(パチンコ球)を例示するが、これに限定されず、例えば「メダル」でもよい。
以下、「遊技媒体」を、「玉」ともいうが、「メダル」を含む概念である。
ここで、「遊技機20」として、「パチンコ機」を例示するが、これに限定されず、例えば「スロットマシン」でもよい。
(遊技媒体貸出装置30)
遊技媒体貸出装置30は、図1及び図2に示すように、遊技機20に隣接して配置されるとともに、当該遊技機20に対応付けられ、遊技者が所有する遊技媒体である貯媒体を、対応付けられた遊技機20に貸し出すものである。
ここで、「貯媒体」とは、遊技者が遊技機20に遊技を実行し、入賞等により当該遊技機から払い出された遊技媒体を景品に交換せずにそのまま遊技店に預けた遊技媒体をいう。
「貯媒体」には、次のものが含まれる。
(1)「貯玉」或いは「貯メダル」
(2)「持ち玉」或いは「持ちメダル」
以下、「貯媒体」を、「貯玉」或いは「持ち玉」ともいうが、「貯メダル」、「持ちメダル」を含む概念である。
「貯玉」は、広義には「持ち玉」を含む概念としても使用する。狭義の「貯玉」は、前日以前に預けた「玉」をいい、「持ち玉」は当日に預けた「玉」をいい、「持ち玉」は日付が更新されると狭義の「貯玉」として処理される。
ここで、「遊技媒体貸出装置30」として、「玉貸し機」を例示するが、これに限定されず、例えば「メダル貸し機」でもよい。
遊技媒体貸出装置30は、予め複数種類設定可能な遊技媒体価値のうちから、対応付けられた遊技機20に設定された一つの遊技媒体価値を用いて貸し出しを実行する。
ここで、「遊技媒体価値」は、「貯媒体」を遊技機20において使用する「遊技媒体」として貸し出す際の「価値」、すなわち「貸与レート」をいう。また、「遊技媒体価値」には、「貯媒体」を後述する「景品」に交換する場合の「交換レート」を含む概念である。
「貸与レート」と「交換レート」とは、等価でよいし、或いは等価で無くともよい。
以下、「遊技媒体価値」を、「貸与レート」ともいうが、「交換レート」を含む概念である。
「貸与レート」は、玉を例に挙げると、図11は会員が保有する貯玉をイメージ化したものであり、同図に例示するように、「A」〜「J」の10種の貸与レートが設定されている。
「A」〜「J」の貸与レートのうち、「A」〜「D」の4種類については、次の通り設定されている。残る「E」〜「J」の6種類については、例示していないが、ホール側が自由に設定可能である。
(1)A=4.0円/1玉
(2)B=2.0円/1玉
(3)C=1.0円/1玉
(4)D=0.5円/1玉
なお、「貸与レート」について、「玉」を例に挙げて説明したが、これに限定されず、「メダル」についても設定可能である。また、「貸与レート」として、「A」〜「J」の10種を例示したが、これに限定されず、複数あれば足り、2〜9種類或いは11種類以上でもよい。貸与レートのうち、「A」〜「D」の4種類については、数値を例示して説明したが、例示した数値に限定されない。
遊技媒体貸出装置30と遊技機20を合わせて、「台番号」と「貸与レート」が管理され、貯玉リプレイに関しては遊技媒体貸出装置30に設定された「貸与レート」が動作している。なお、遊技機20には、実際には「貸与レート」が紐付されていない。
遊技媒体貸出装置30と遊技機20を合わせて、図2に示すように、複数台並べて配置され、遊技島を構成している。そして、遊技場内には、遊技島が複数配置され、遊技島毎にその全遊技台に同じ貸与レートが設定さているが、隣り合う遊技台の貸与レートが違う場合もある。
本実施の形態では、「A」の貸与レートの遊技台で遊技した時、過去に会員が保有した「A」の貸与レート以外の「B」〜「J」の貸与レートに対応付けられた貯玉から乗入れできるようにしている。
(会員情報記憶媒体40)
会員情報記憶媒体40は、図1及び図4に示すように、前記遊技媒体貸出装置30において使用可能であり、少なくとも会員情報が記憶されたものである。
ここで、「会員情報」としては、「会員番号」、「暗証番号」を例示するが、これに限定されず、「貯媒体の数量」に関する情報を含んでいてもよい。
ここで、「会員情報記憶媒体40」として、「会員カード」を例示するが、「カード状」のものに限定されず、例えば「コイン状」のものでもよい。
会員カードは、遊技客のうち、会員に対して発行され、ICカードや磁気カード等のカード類から構成されている。
カード類としては、会員カードのほか、図示しないが、次のものがある。
(1)一般カード(遊技客用、非会員カード)
一般カードは、遊技客のうち、非会員(ビジター)に対して発行され、非会員が遊技に用いるものであり、当該一般カードには固有のカード番号が記録される。
(2)ワゴンサービス用カード(店員用)
ワゴンサービス用カードは、店員用のものであり、後述するPOSレジ端末70に挿入して使用する。ワゴンサービス用カードには、店員情報及び暗証番号が記憶され、POSレジ端末70に挿入し、暗証番号を入力すると、当日の景品交換データ71が出力される。
ここで、「ワゴンサービス」は、店員が遊技場内に設定された遊技台を巡回し、ドリンクやフード等の景品を遊技客に直接、提供するサービスをいう。
(所有価値管理装置50)
所有価値管理装置50は、図1及び図2に示すように、遊技媒体貸出装置30に接続され、会員情報記憶媒体40に記憶された会員情報と前記貯媒体とを関連付けて記憶可能なものである。
所有価値管理装置50は、店内の事務所に設定され、後述する中継システム80を介して、遊技媒体貸出装置30、景品交換端末60、POSレジ端末70及び預かり金返却機90に有線LAN或いは無線LANで接続されている。
ここで、「LAN」は、「Local Area Network」(構内通信網)の略である。
所有価値管理装置50は、複数種類の遊技媒体価値毎に貯媒体を対応付けて記憶可能である。
遊技媒体価値の一つである「貸与レート」にもとづいて説明すると、図11(a)に示すように、下記の通り、貯媒体である「貯玉」及び「持ち玉」の個数である数量、すなわち「貯玉数」及び「持ち玉数」が「貸与レート」毎に、所有価値管理装置50に記憶されている。
(1)「A」の貸与レート(4.0円/1玉)の場合
「貯玉数」が「20玉」、「持ち玉数」が「20玉」である。
(2)「B」の貸与レート(2.0円/1玉)の場合
「貯玉数」が「50玉」、「持ち玉数」が「0玉」である。
(3)「C」の貸与レート(1.0円/1玉)の場合
「貯玉数」が「200玉」、「持ち玉数」が「0玉」である。
(4)「D」の貸与レート(0.5円/1玉)の場合
「貯玉数」が「400玉」、「持ち玉数」が「0玉」である。
なお、貯媒体の数量として、「貯玉数」及び「持ち玉数」を例示したが、これに限定されず、貯媒体である「貯メダル」及び「持ちメダル」の個数や枚数として、「貯メダル数」及び「持ちメダル数」を含んでいてもよい。
所有価値管理装置50は、図1に示すように、次のパーツから構成されている。なお、次の(1)〜(3)については後述する。
(1)システム管理サーバー51
(2)会員情報管理サーバー52
(3)持ち玉情報管理サーバー53
なお、所有価値管理装置50のパーツは、上記(1)〜(3)に限定されず、「持ち玉情報管理サーバー」は例えば「持ちメダル情報管理サーバー」という名称でもよい。
(システム管理サーバー51)
システム管理サーバー51は、遊技店内に設置された各種の機器の全体の運用を制御及び管理するものであり、記憶装置54を有し、当該記憶装置54内には各種のデータベースが構築され、運用データや運用履歴が記憶されている。
運用データとしては、遊技機設置島毎の貸与レートなどが記憶されている。
運用履歴としては、会員毎、台毎の運用履歴が記憶されている。
(会員情報管理サーバー52)
会員情報管理サーバー52は、分散処理を目的として設置されたものであり、システム管理サーバー51の一部の制御・管理を担うものであり、会員情報に特化している。会員情報管理サーバー52は、会員番号及び暗証番号等の会員情報を記憶し、遊技媒体貸出装置30に会員情報記憶媒体40が挿入された場合に、認証を行い、会員情報とシステム管理サーバー51の記憶装置54内に記憶された会員履歴とを関連付けて管理している。なお、会員情報として、会員番号及び暗証番号を例示したが、これに限定されず、住所、性別、趣味等の個人情報を含んでいてもよい。
(持ち玉情報管理サーバー53)
持ち玉情報管理サーバー53は、分散処理を目的として設置されたものであり、システム管理サーバー51の一部の制御・管理を担うものであり、持ち玉情報、すなわち当日の貯玉に特化している。持ち玉情報は、閉店後、システム管理サーバー51による日時更新処理により、営業日付が更新されると、前日以前の狭義の貯玉に関する貯玉情報として、システム管理サーバー51の記憶装置54内に記憶される。
(景品交換端末60)
景品交換端末60は、図1に示すように、所有価値管理装置50と通信が可能であり、遊技媒体貸出装置30からの景品交換要求に応じ、当該景品交換要求に対応した景品の景品交換価値を、前記所有価値管理装置(50)に記憶された前記貯媒体から引き落とすものである。
ここで、「景品の景品交換価値」としては、例えば図7(b)を例に挙げて説明すると、本例は「A」の貸与レート(4.0円/1玉)の場合である。同図の「景品」には「コーヒー(ホット)」、「コーヒー(アイス)」、「ジュース(オレンジ)」が相当し、「景品交換価値」には右横の「50玉」の「玉数」が相当するが、これらには限定されない。
なお、「玉数」のほか、「メダル数」を含むものである。
ここで、「景品交換端末60」として、「ワゴンサービス端末」を例示するが、これに限定されず、専用機でなく、「スマートフォン」、Wi-Fi(ワイファイ)等の無線LANの機能を有する「タブレット型コンピュータ」等の汎用機でもよい。
(POSレジ端末70)
POSレジ端末70は、図1に示すように、景品交換端末60と通信が可能であり、いわゆるPOSシステムを利用したレジ機能を有する端末である。
景品交換端末60からのワゴンサービスに関する注文や引落し等のワゴンサービス情報は、無線LAN(Wi-Fi)を通じて、POSレジ端末70に送信され、POSレジ端末70側で実行及び記憶される。POSレジ端末70においては、先に説明したように、店員用のワゴンサービス用カードをPOSレジ端末70に挿入し、暗証番号を入力することで、当日の景品交換データ71を一括して出力できる。
(中継システム80)
中継システム80は、図2に示すように、遊技機20と対応付けられた各遊技媒体貸出装置30、所有価値管理装置50、預かり金返却機90を相互に接続するものである。なお、図1に示すように、景品交換端末60、POSレジ端末70も、中継システム80を介して接続されているほか、所有価値管理装置50を構成するシステム管理サーバー51、会員情報管理サーバー52、持ち玉情報管理サーバー53も接続されている。
中継システム80は、ハブ81を中心に構成され、ハブ81と各遊技媒体貸出装置30、所有価値管理装置50、預かり金返却機90とはLANケーブル82を用いて接続されている。
ここで、「ハブ82」とは、複数の端末機器間で相互のデータのやりとりを可能にするネットワーク、LANを構成するための装置である。
「LAN」は、「Local Area Network」(構内通信網)の略である。
なお、LANケーブル82を使用して接続したが、これに限定されず、無線ルータを使用し、無線LAN(Wi-Fi)してもよい。
(預かり金返却機90)
預かり金返却機90は、遊技場内に設置され、中継システム80を介して所有価値管理装置50に接続され、遊技残金のあるコイン類やカード類を投入し、現金を返却するものである。
(景品交換価値の引き落としの態様)
景品交換価値の引き落としの態様としては、大別すると、次の態様がある。引き落としは、景品交換端末60を介して、所有価値管理装置50により実行される。次の(1)及び(2)については後述する。
(1)第1の数量から景品交換価値の全部を引き落とす態様
(2)「貯玉相互乗入れ」を利用して景品交換価値を引き落とす態様
(第1の数量から景品交換価値の全部を引き落とす態様)
第1の数量から景品交換価値の全部を引き落とす態様は、遊技機20において設定されている第1の遊技媒体価値に対応付けられて所有価値管理装置50に記憶されている貯媒体の第1の数量が、景品交換価値以上の場合に、当該景品交換価値を第1の数量から引き落とすものである。
ここで、「第1の遊技媒体価値」は、遊技者が遊技している遊技機20に設定されている遊技媒体価値(貸与レート)をいう。
図11(a)を例に挙げて説明すると、「A」の貸与レートが設定された遊技台で遊技者が遊技している場合には、「4.0/1玉」が「第1の遊技媒体価値」に相当する。「B」の貸与レートが設定された遊技台で遊技者が遊技している場合には、「2.0/1玉」が「第1の遊技媒体価値」に相当する。
ここで、「第1の数量」は、第1の遊技媒体価値に対応付けられて所有価値管理装置50に記憶されている貯媒体の数量である。
ここで、「数量」は、貯媒体である「貯玉」或いは「貯メダル」、「持ち玉」或いは「持ちメダル」の個数、枚数を意味する。
図11(a)を例に挙げて説明すると、「A」の貸与レート(4.0/1玉)において、貯玉数の「20玉」及び持ち玉数の「20玉」が、「第1の数量」に相当する。「B」の貸与レートが設定された遊技台で遊技者が遊技している場合には、「B」の貸与レート(2.0/1玉)において、貯玉数の「50玉」及び持ち玉数の「0玉」が、「第1の数量」に相当する。
(「貯玉相互乗入れ」を利用して景品交換価値を引き落とす態様)
「貯玉相互乗入れ」を利用して景品交換価値を引き落とす態様としては、第1の数量が景品交換価値未満の場合であっても、貯媒体を所有する遊技者の意思決定を条件として、第1の遊技媒体価値と異なる第2の遊技媒体価値に対応付けられて所有価値管理装置50に記憶されている貯媒体の第2の数量を、第1の遊技媒体価値に対応する第3の数量に変換し、当該第3の数量を第1の数量に加算し、加算後の合計値が景品交換価値以上の場合に、当該景品交換価値を合計値から引き落とすものである。
ここで、「第2の遊技媒体価値」は、遊技者が遊技している遊技機20以外の他の遊技機20に設定されている遊技媒体価値(貸与レート)をいう。
図11(a)を例に挙げて説明すると、「A」の貸与レートが設定された遊技台で遊技者が遊技している場合には、「4.0/1玉」が「第1の遊技媒体価値」に相当し、残る「B」〜「J」の貸与レートが「第2の遊技媒体価値」に相当する。
「B」の貸与レートが設定された遊技台で遊技者が遊技している場合には、「2.0/1玉」が「第1の遊技媒体価値」に相当し、残る「A」、「C」〜「J」の貸与レートが「第2の遊技媒体価値」に相当する。
なお、「第2の遊技媒体価値」として、複数種類の貸与レートを例示したが、これに限定されず、第2の遊技媒体価値は第1の遊技媒体価値と異なっていれば足り、1種類としてもよい。
ここで、「第2の数量」は、第2の遊技媒体価値に対応付けられて所有価値管理装置50に記憶されている貯媒体の数量である。
図11(a)を例に挙げて説明すると、次の貸与レートの貯玉数及び持ち玉数が「第2の数量」に相当する。
(1)「B」の貸与レート(2.0/1玉)において、貯玉数の「50玉」及び持ち玉数の「0玉」
(2)「C」の貸与レート(1.0/1玉)において、貯玉数の「200玉」及び持ち玉数の「0玉」
(3)「D」の貸与レート(0.5/1玉)において、貯玉数の「400玉」及び持ち玉数の「0玉」
「B」の貸与レートが設定された遊技台で遊技者が遊技している場合には、次の貸与レートの貯玉数及び持ち玉数が「第2の数量」に相当する。
(1)「A」の貸与レート(4.0/1玉)において、貯玉数の「20玉」及び持ち玉数の「20玉」
(2)「C」の貸与レート(1.0/1玉)において、貯玉数の「200玉」及び持ち玉数の「0玉」
(3)「D」の貸与レート(0.5/1玉)において、貯玉数の「400玉」及び持ち玉数の「0玉」
なお、「第2の数量」として、複数種類を例示したが、これに限定されず、第2の遊技媒体価値に対応付けられていれば足り、第2の遊技媒体価値と同様に、1種類としてもよい。
(「貯玉相互乗入れ」を利用した引き落としの態様)
「貯玉相互乗入れ」を利用した引き落としの態様としては、大別すると、次の態様がある。次の(1)〜(3)については後述する。
(1)第1の数量を優先して引き落とす態様
(2)第2の数量を優先して引き落とす態様
(3)第2の数量から景品交換価値の全部を引き落とす態様
(第1の数量を優先して引き落とす態様)
第1の数量を優先して引き落とす態様は、所有価値管理装置50により、合計値が景品交換価値以上の場合に、当該景品交換価値を前記第1の数量から引き落とした後、第1の数量に不足がある場合にはその不足分を残余の景品交換価値として第2の数量から引き落とすものである。
(第2の数量を優先して引き落とす態様)
第2の数量を優先して引き落とす態様は、所有価値管理装置50により、合計値が景品交換価値以上の場合に、当該景品交換価値の一部を第2の数量から引き落とした後、第1の数量に不足がある場合にはその不足分を残余の景品交換価値として第1の数量から引き落とすものである。
(第2の数量から景品交換価値の全部を引き落とす態様)
第2の数量から景品交換価値の全部を引き落とす態様は、所有価値管理装置50により、合計値が景品交換価値以上の場合に、当該景品交換価値の全部を第2の数量から引き落とすものである。
(玉貸機本体100)
玉貸機本体100は、主として玉(遊技媒体)の貸出を実行するものである。
玉貸機本体100には、図3及び図4に示すように、大別すると、次の各部を備える。
(1)状態表示ランプ101
状態表示ランプ101は、玉貸機本体100の運用状態をランプの色、点灯、点滅の組合せで知られるものである。
(2)紙幣挿入口102
紙幣挿入口102は、紙幣(例えば千円、二千円、五千円、一万円)を玉貸機本体100内に挿入するための挿入口である。
(3)紙幣挿入可ランプ103
紙幣挿入可ランプ103は、紙幣挿入の可/不可を点灯、消灯で知らせるものである。
(4)運用操作・表示部104
運用操作・表示部104は、例えば図7〜10に示すように、玉貸機本体100の運用状態を各種画面で表示するものであり、例えば液晶ディスプレイを用いたタッチパネルから構成されている。
(5)玉出しスイッチ105
玉出しスイッチ105は、貯玉を払い出すための操作を行うものである。
(6)貸出ノズル106
貸玉ノズル106は、貸玉を遊技台、遊技機20に供給するためのものである。
(7)カード挿入口107
カード挿入口107は、図4に示すように、会員情報記憶媒体40である会員カードや、非会員(ビジター)用の一般カード(図示せず)を玉貸機本体100内に挿入するための挿入口である。
(8)コイン投入口108
コイン投入口108は、ICコインを玉貸機本体100内に挿入するための挿入口である。なお、ICコインは、投入した金額を記憶可能なものである。
(9)返却スイッチ109
返却スイッチ109は、遊技を止めるとき、カード/コインを返却する操作を行うものである。なお、カードは、カード挿入口107から外部に返却される
(10)コイン返却口110
コイン返却口110は、残金が記憶されたICコインを玉貸機本体100から外部に返却するための返却口である。
(本体取付枠200)
本体取付枠200は、玉貸機本体100を遊技機設置島の構造枠等に取り付けるものである。
本体取付枠200には、図3及び図4に示すように、大別すると、次の各部を備える。
(1)本体ロック解除ワイヤー201
玉貸機本体ロック解除ワイヤー201は、玉貸機本体100を外すとき、ワイヤーを引いてロック解除するものである。
(2)貸玉補給口202
貸玉補給口202は、図示しないが、貸玉補給機構から玉貸機本体100に貸し玉を補給するための補給口である。
(3)電源ユニット203
電源ユニット203は、玉貸機本体100に電源を供給するためのユニットである。
(図5及び図6を用いた景品交換端末60の操作手順を説明)
図5及び図6を用いて、景品交換端末60の操作手順について説明する。
まず、図5に示すように、ステップS10に進み、店員が遊技台番号を景品交換端末60(ワゴンサービス端末)に入力する。
遊技台番号を入力すると、ステップS10からステップS11に進み、会員情報記憶媒体40(会員カード)が遊技媒体貸出装置30(玉貸機)に挿入されているかの確認と、挿入された会員カードに記憶された会員番号が正規なものか否かが確認される。すなわち、景品交換端末60(ワゴンサービス端末)から、無線LAN(Wi-Fi)を通じて、所有価値管理装置50の一つである会員情報管理サーバー52に通信し、確認処理を実行している。会員情報管理サーバー52は、入力された遊技台番号に関連付けられた遊技媒体貸出装置30(玉貸機)から出力された玉貸情報にもとづいて判断を実行している。
確認後、ステップS11からステップS12に進み、景品交換端末60(ワゴンサービス端末)において、会員情報記憶媒体40(会員カード)が、入力された遊技台番号に関連付けられた遊技媒体貸出装置30(玉貸機)に挿入されているかを判定している。
判定の結果、会員情報記憶媒体40(会員カード)が、入力された遊技台番号に関連付けられた遊技媒体貸出装置30(玉貸機)に挿入されていないと判定した場合には、ステップS12からステップS13に進み、景品交換端末60(ワゴンサービス端末)において、持ち玉で景品が交換できるかを判定している。
判定の結果、持ち玉で景品が交換できる場合には、ステップS13からステップS14に進み、景品交換端末60(ワゴンサービス端末)において、持ち玉を用いた引落し処理が実行される。その結果、非会員(ビジター)でもワゴンサービスを受けることができる。
持ち玉を用いた引落し処理の終了後、図6を用いて後述するフローチャートの「A」に進む。
先に説明したステップS13における判定の結果、持ち玉を用いて景品が交換できない場合、すなわち持ち玉が不足している場合には、分岐し、図6を用いて後述するフローチャートの「B」に進む。この場合には、最終的には当フローチャートによる処理を終了し、その結果、非会員(ビジター)はワゴンサービスを受けることができない。
一方、先に説明したステップS12における判定の結果、会員情報記憶媒体40(会員カード)が挿入されている場合には、分岐し、ステップS20に進む。ステップS20においては、持ち玉で景品交換ができるか判定される。判定は、景品交換端末60(ワゴンサービス端末)において実行される。
判定の結果、持ち玉で景品交換ができる場合には、ステップS20から先に説明したステップS14に進み、持ち玉を用いた引落し処理が実行される。その結果、会員が会員情報記憶媒体40(会員カード)を用いてワゴンサービスを受けることができる。
これに対し、持ち玉で景品交換ができない場合、すなわち持ち玉が不足している場合には、分岐し、ステップS20からステップS21に進む。ステップS21においては、貯玉で景品交換ができるか判定される。判定は、景品交換端末60(ワゴンサービス端末)において実行される。
判定の結果、貯玉で景品交換ができる場合には、ステップS21から次のステップS22に進み、貯玉を用いた引落し処理が実行される。その結果、会員が貯玉を用いて会員情報記憶媒体40(会員カード)を用いてワゴンサービスを受けることができる。
上記ステップS22において、貯玉を用いた引落し処理の終了後、図6を用いて後述するフローチャートの「A」、すなわちステップS30に進む。
これに対し、先に説明したステップS21における判定の結果、貯玉を用いて景品が交換できない場合、すなわち貯玉が不足している場合には、分岐し、図6を用いて後述するフローチャートの「B」に進む。この場合には、最終的には当フローチャートによる処理を終了し、その結果、会員はワゴンサービスを受けることができない。
(図6の説明)
図5から図6に進んだ場合には、まず、ステップS30において、引き落としに成功したか、判定されている。判定は、景品交換端末60(ワゴンサービス端末)において実行される。
判定の結果、引き落としに成功した場合には、ステップS30から次のステップS31に進み、景品交換端末60(ワゴンサービス端末)において、POSレジ端末70に注文通信処理が実行される。
注文通信処理の実行後、ステップS31から次のステップS32に進み、POSレジ端末70側において、POSレジ受信注文登録が実行され、ワゴンサービス、すなわち注文した景品、例えば「コーヒー(ホット)」が、注文のあった遊技台番号に対応する遊技機20に配達される。
POSレジ受信注文登録の実行後、当フローチャートによる処理を終了し、その結果、遊技者はワゴンサービスを受けることができる。
一方、ステップS30における判定の結果、引き落としに成功しなかった場合、すなわち失敗した場合には、分岐して、ステップS40に進み、景品交換端末60(ワゴンサービス端末)においてエラー表示処理が実行される。
エラー表示処理としては、景品交換端末60(ワゴンサービス端末)から、遊技台番号に対応する遊技媒体貸出装置30(玉貸機)にエラー信号を送信し、図10(b)に示すように、当該玉貸機の運用操作・表示部104に「エラー」の文字を表示させる。
エラー表示処理の実行後、当フローチャートによる処理を終了し、その結果、会員はワゴンサービスを受けることができない。
(図7を用いた運用操作・表示部104の表示画面の説明)
遊技媒体貸出装置30(玉貸機)に、図4に示すように、会員情報記憶媒体40(会員カード)を遊技者が挿入すると、当該玉貸機の液晶ディスプレイを用いたタッチパネルから構成された運用操作・表示部104に、図7(a)に示すように、「持ち玉数」として「60」玉が、又、「貯玉数」として「100」玉が表示される。また、運用操作・表示部104の下側に、「ワゴンサービス」の文字が操作可能に表示される。
ここで、表示されている「持ち玉数」及び「貯玉数」は、「A」の貸与レート(4.0円/1玉)が設定されている遊技台で遊技者が遊技している場合である。
「ワゴンサービス」の文字に遊技者がタッチすると、図7(b)に示すように、「ワゴンサービスメニュー」として、注文番号、注文内容、注文内容に相当する景品交換価値が操作可能に表示される。
注文番号には、図7(b)中、「1、2、3」の数字が相当する。
注文内容には、「コーヒー(ホット)、コーヒー(アイス)、ジュース(オレンジ)」の文字が相当する。
景品交換価値には、「50玉」の文字が相当する。景品交換価値は、遊技媒体貸出装置30(玉貸機)が関連付けられた遊技機20であるパチンコ機に適用されている貸与レートに換算されて表示されている。
ここで、表示されている景品交換価値は、図7(a)に表示されている「持ち玉数」及び「貯玉数」と同一の貸与レート、すなわち「A」の貸与レート(4.0円/1玉)が設定されている遊技台で遊技者が遊技している場合である。
なお、図示しないが、「B」の貸与レート(2.0円/1玉)が設定されている遊技台で遊技者が遊技している場合には、「100玉」と表示されることとなる。
注文番号、注文内容、景品交換価値の表示部分に遊技者がタッチすると、景品交換要求が遊技媒体貸出装置30(玉貸機)から景品交換端末60(ワゴンサービス端末)に送信される。
(図8を用いた持ち玉からの引落しの説明)
図8を用い、持ち玉から景品交換価値を引き落とした場合について説明する。
図7の説明に続いて説明すると、景品交換要求が受信した景品交換端末60(ワゴンサービス端末)において、先に図5及び図6を用いて説明した操作手順が実行され、その結果、図9に示すように、引落し後の「持ち玉数」として「10」玉が表示される。
すなわち、図7(a)に示す「持ち玉数」の「60」玉から、景品交換価値である「50玉」が減算、すなわち「60−50=10」となる。
その結果、図8に示すように、「持ち玉数」として「10」玉が表示される。
先に図5及び図6を用いて説明した操作手順と関連付けて説明すると、例えば会員を例に挙げると、図5に示すステップS20からステップS14に進み、「持ち玉引落し処理」の実行後、図6に示ステップS30に進み、判定の結果、引き落としに成功した場合である。
(図9を用いた貯玉数からの引落しの説明)
図9を用いて、貯玉数から景品交換価値を引き落とした場合について説明する。
本例は、図9(a)に示すように、「持ち玉数」が「40」玉、「貯玉数」が「100」玉の場合である。
本例では、「持ち玉数」が「40」玉で、景品交換価値である「50玉」未満(40<50)のため、持ち玉から景品交換価値が引き落とせない。
このため、図9(b)に示すように、貯玉から景品交換価値を引落している。
すなわち、図9(a)に示す「貯玉数」の「100」玉から、景品交換価値である「50玉」が減算、すなわち「100−50=50」となる。
その結果、図9(b)に示すように、「貯玉数」として「50」玉を表示している。
先に図5及び図6を用いて説明した操作手順と関連付けて説明すると、例えば会員を例に挙げると、図5に示すステップS20からステップS21を経てステップS22に進み、「貯玉引落し処理」の実行後、図6に示すステップS30に進み、判定の結果、引き落としに成功した場合である。
(図10を用いたエラー表示の説明)
図10を用いて、エラー表示について説明する。
本例は、図10(a)に示すように、「持ち玉数」が「20」玉、「貯玉数」が「20」玉の場合である。
本例では、「持ち玉数」及び「貯玉数」がともに「20」玉で、景品交換価値である「50玉」未満(20<50)のため、持ち玉及び貯玉から景品交換価値が引き落とせない。
このため、図10(b)に示すように、「エラー」の文字を表示している。その結果、遊技者はワゴンサービスを受けることができない。
先に図5及び図6を用いて説明した操作手順と関連付けて説明すると、図6に示すステップS30において、判定の結果、引き落としに失敗し、ステップS40に進み、エラー表示処理が実行された場合である。
(図11を用いた貯玉相互乗入れ時の一例の説明)
図11を用いて、貯玉相互乗入れ時の一例について説明する。
図11(a)に示すように、上段に「貯玉数」、中段に各貯玉数の「貸与レート」、下段に「持ち玉数」の各項目を設定している。
「貸与レート」を基準にして説明すると、次の通りである。
(1)「A」の貸与レート(4.0円/1玉)の場合
「貯玉数」が「20玉」、「持ち玉数」が「20玉」である。
(2)「B」の貸与レート(2.0円/1玉)の場合
「貯玉数」が「50玉」、「持ち玉数」が「0玉」である。
(3)「C」の貸与レート(1.0円/1玉)の場合
「貯玉数」が「200玉」、「持ち玉数」が「0玉」である。
(4)「D」の貸与レート(0.5円/1玉)の場合
「貯玉数」が「400玉」、「持ち玉数」が「0玉」である。
つぎに、図11(b)を用いて、会員が「貯玉相互乗入れ」の同意がある場合には、乗入れが実行される。「乗入れ」は、所有価値管理装置50の主としてシステム管理サーバー51により実行・管理されるほか、ワゴンサービスに関しては景品交換端末60側でも実行可能である。
すなわち、「A」の貸与レート(4.0円/1玉)が設定されている遊技台で、会員である遊技者が遊技している場合を例に挙げて説明する。
このとき、「A」の貸与レート(4.0円/1玉)が「第1の貸与レート」となり、残る「B」〜「J」の貸与レートが「第2の貸与レート」となる。
なお、「第2の貸与レート」を区別するために、「2.0円/1玉」を狭義の「第2の貸与レート」といい、「1.0円/1玉」を「第3の貸与レート」、「0.5円/1玉」を「第4の貸与レート」ともいう。
「第1の貸与レート」に対応付けられた「貯玉数」、すなわち「20玉」が「第1の所有価値」となる。残る「貯玉数」が、広義の「第2の貸与レート」に対応付けられた「第2の所有価値」となる。
なお、「第2の所有価値」を区別するために、「2.0円/1玉」を狭義の「第2の貸与レート」に対応付けられた「貯玉数」、すなわち「50玉」が狭義の「第2の所有価値」、「第3の貸与レート」に対応付けられた「貯玉数」、すなわち「200玉」が「第3の
所有価値」、「第4の貸与レート」に対応付けられた「貯玉数」、すなわち「400玉」が「第4の所有価値」となる。
広義の「第2の貸与レート」による広義の「第2の所有価値」を、「第1の貸与レート」にそれぞれ換算し、「変換所有価値」をそれぞれ算定する。「算定」(換算、変換)は、所有価値管理装置50の主としてシステム管理サーバー51により実行されるほか、ワゴンサービスに関しては景品交換端末60側でも実行可能である。
例えば、「B」の貸与レート(2.0円/1玉)の場合には、その「貯玉数」が「2/4」(1/2)倍され、変換所有価値は「25玉」となる(50玉×2/4=25玉)。
「C」の貸与レート(1.0円/1玉)の場合には、その「貯玉数」が「1/4」倍され、変換所有価値は「50玉」となる(200玉×1/4=50玉)。
「D」の貸与レート(0.5円/1玉)の場合には、その「貯玉数」が「0.5/4」倍され、変換所有価値は「50玉」となる(400玉×0.5/4=50玉)。
変換所有価値の算定後、変換所有価値を全て、「第1の貸与レート」による「第1の所有価値」に加算し、「合計価値」を算定する。算定(加算、合計)は、所有価値管理装置50の主としてシステム管理サーバー51により実行されるほか、ワゴンサービスに関しては景品交換端末60側でも実行可能である。
具体的には、「B」の貸与レート(2.0円/1玉)の場合の「25玉」、「C」の貸与レート(1.0円/1玉)の場合の「50玉」、「D」の貸与レート(0.5円/1玉)の場合の「50玉」を、「A」の貸与レート(4.0円/1玉)の場合の「20玉」を全て、「第1の所有価値」である「20玉」に加算すると、「合計価値」は「145玉」となる(20玉+(25玉+50玉+50玉)=145玉)。
なお、乗入れについては、「貯玉」について説明したが、「持ち玉」も広義の「貯玉」に含まれるため、狭義の「貯玉」と同様に、乗入れ可能としてもよい。
(図12を用いた乗入れ後の引落しの一例の説明)
図12を用いて、乗入れ後の引落しの一例について説明する。
本例では、「貯玉数」、「貸与レート」、「持ち玉数」のほか、「(減算)」及び「優先順位」の各項目を設定している。
「(減算)」には、引落し後の結果を表示している。
「優先順位」は、引落しの順番を示している。
本例では、乗入れ後、「優先順位」に従って、景品交換価値である「50玉」が引き落とされる。
本例では、景品交換価値である「50玉」を、「持ち玉」、「貯玉」の順で引落している。
まず、「持ち玉数」の「20玉」から、景品交換価値である「50玉」の一部(20玉)を引落している。その結果、「B」の貸与レート(2.0円/1玉)の場合の「持ち玉」から「20玉」が減算され、「(減算)」の項目では「0玉」となる(20玉−20玉=0玉)。減算は、景品交換端末60により実行され、その結果は、所有価値管理装置50の主として持ち玉情報管理サーバー53に記憶される。
残る「30玉」は、乗入れ後の「貯玉数」、すなわち「合計価値」である「145玉」から引落される。その結果、乗入れ後の貯玉数の「145玉」から、「30玉」が減算され、「合計価値」は「115玉」となる(145玉−30玉=115玉)。減算は、景品交換端末60により実行され、その結果は、所有価値管理装置50の主としてシステム管理サーバー51の記憶装置54に記憶される。
具体的には、残る「30玉」のうち、一部、すなわち「20玉」は、「優先順位」に従って、「A」の貸与レート(4.0円/1玉)の場合の「貯玉」から減算される。その結果、「A」の貸与レート(4.0円/1玉)の場合の「持ち玉」である「20玉」から「20玉」が減算され、「(減算)」の項目では「0玉」となる(20玉−20玉=0玉)。
さらに、残る「10玉」は、「優先順位」に従って、「B」の貸与レート(2.0円/1玉)の場合の「貯玉」から減算される。
このとき、残る「10玉」は、「A」の貸与レート(4.0円/1玉)であるため、「B」の貸与レート(2.0円/1玉)に換算される(10玉×4/2=20玉)。換算された玉数、すなわち「20玉」が、「B」の貸与レート(2.0円/1玉)の場合の「持ち玉」である「50玉」から減算され、「(減算)」の項目では「30玉」となる(50玉−20玉=30玉)。
なお、景品交換価値である「50玉」を、「持ち玉」、「貯玉」の順で引落したが、これに限定されず、「貯玉」からのみ引き落とすようにしてもよい。また、引落しの「優先順位」を設定したが、各貸与レートの貯玉から均等に引き落とすようにしてもよい。
(図13を用いた乗入れ時の運用操作・表示部104の表示画面の説明)
図13を用いて、乗入れ時の運用操作・表示部104の表示画面について説明する。
図13(a)に示す「持ち玉数」は、図11(a)に対応し、「20」玉である。
「貯玉数」は、図11(b)に対応し、乗入れ後の合計価値である「145」玉が表示されている。
図13(b)は、景品交換価値の引落し後の表示画面であり、図12に対応する。
「持ち玉数」からは、景品交換価値の「50玉」のうち、「20玉」が減算され、「20」玉から「0」玉に変化する。
「貯玉」からは、景品交換価値の「50玉」の残る「30玉」が減算され、「145」玉から「115」玉に変化する。
(図14を用いた第2の実施の形態の説明)
図14を用いて、第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、先に説明した「貯玉相互乗入れ」を利用した引き落としの態様のうち、第2の数量から景品交換価値の全部を引き落とす態様の一例を示すものである。
図14(a)は、先に説明した図11(b)に、「優先順位」の項目を設定したものである。
本例では、「優先順位」にもとづいて、景品交換価値である「50玉」を、一つの貸与レートの貯玉から一括して引落す態様である。
まず、第1に、持ち玉或いは乗入れ後の貯玉の合計価値が、景品交換価値である「50玉」以上かを判定している。「判定」は、景品交換端末60により実行される。
判定の結果、持ち玉或いは乗入れ後の貯玉の合計価値が、景品交換価値である「50玉」以上の場合に、本実施の形態に係る引落しが実行される。「引落し」は、景品交換端末60により実行される。なお、持ち玉或いは乗入れ後の貯玉の合計価値が、景品交換価値である「50玉」未満の場合には、ワゴンサービスが中止される。
実際の引落し処理は、所有価値管理装置50の主としてシステム管理サーバー51により実行される。
まず、「優先順位」に従って、「第1の貸与レート」(「A」の貸与レート(4.0円/1玉))による「第1の所有価値」(持ち玉、貯玉)が、景品交換価値である「50玉」以上か判定される。その結果、「第1の所有価値」が景品交換価値である「50玉」未満であることから、次の「第2の貸与レート」(「B」の貸与レート(2.0円/1玉))に進む。
狭義の「第2の貸与レート」の狭義の「第2の所有価値」(持ち玉、貯玉)が、景品交換価値である「50玉」以上か判定される。景品交換価値である「50玉」は、「第1の貸与レート」(「A」の貸与レート(4.0円/1玉))に対応するので、狭義の「第2の貸与レート」(「B」の貸与レート(2.0円/1玉))を用いて換算すると、「100玉」となる(50玉×4/2=100玉)。
このため、「第2の所有価値」(持ち玉、貯玉)が、「100玉」以上か判定される。
その結果、「第2の所有価値」が「100玉」未満であることから、次の「第3の貸与レート」(「C」の貸与レート(1.0円/1玉))に進む。
「第3の貸与レート」の「第3の所有価値」(持ち玉、貯玉)が、景品交換価値である「50玉」以上か判定される。景品交換価値である「50玉」は、「第1の貸与レート」(「A」の貸与レート(4.0円/1玉))に対応するので、「第3の貸与レート」(「C」の貸与レート(1.0円/1玉))を用いて換算すると、「200玉」となる(50玉×4/1=200玉)。
このため、「第3の所有価値」(持ち玉、貯玉)が、「200玉」以上か判定される。
その結果、「第3の所有価値」が「200玉」以上であることから、当該「第3の所有価値」から「200玉」を一括して引き落とされる。
すなわち、「200玉」が、「C」の貸与レート(1.0円/1玉)の場合の「持ち玉」である「200玉」から減算され、「(減算)」の項目では「0玉」となる(200玉−200玉=0玉)。
10 景品交換システム
20 遊技機 30 遊技媒体貸出装置
40 会員情報記憶媒体 50 所有価値管理装置
51 システム管理サーバー 52 会員情報管理サーバー
53 持ち玉情報管理サーバー 54 記憶装置
60 景品交換端末
70 POSレジ端末 71 景品交換データ
80 中継ユニット
81 ハブ 82 LANケーブル
90 預かり金返却機 100 玉貸機本体
101 状態表示ランプ 102 紙幣挿入口
103 紙幣挿入可ランプ 104 運用操作・表示部
105 玉出しスイッチ 106 貸出ノズル
107 カード挿入口 108 コイン投入口
109 返却スイッチ 110 コイン返却口
200 本体取付枠 201 本体ロック解除ワイヤー
202 貸玉補給口 203 電源ユニット
これに加え、請求項1に記載の発明は、遊技者が現に遊技を実行している遊技台の第1の遊技媒体価値を、異なる第2の遊技媒体価値に対して優先させて引き落とすことができるようにしたものである。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
第1に、遊技場(図示せず)の景品交換システム(10)は、例えば図1及び図2に示すように、次の構成を備える。
(1)遊技機(20)
遊技機(20)は、遊技媒体を使用して遊技を実行可能なものである。
(2)遊技媒体貸出装置(30)
遊技媒体貸出装置(30)は、例えば図1及び図2に示すように、前記遊技機(20)に隣接して配置されるとともに、当該遊技機(20)に遊技媒体を貸し出すものである。
(3)会員情報記憶媒体(40)
会員情報記憶媒体(40)は、例えば図1及び図4に示すように、前記遊技媒体貸出装置(30)において使用可能であり、少なくとも会員情報が記憶されたものである。
(4)所有価値管理装置(50)
所有価値管理装置(50)は、例えば図1及び図2に示すように、前記遊技媒体貸出装置(30)に接続され、前記会員情報記憶媒体(40)に記憶された前記会員情報と、前記遊技媒体であるパチンコ球の持ち玉数及び貯玉数、或いは前記遊技媒体であるメダルの持ちメダル数及び貯メダル数(以下、「持ち玉数」又は「持ちメダル数」を「持ち玉数」という。「貯玉数」又は「貯メダル数」を「貯玉数」という。)とを関連付けて記憶可能なものである。
第2に、前記遊技媒体貸出装置(30)は、予め複数種類設定可能な貸与レートのうちから、対応付けられた前記遊技機(20)に設定された一つの前記貸与レートを用いて貸し出しを実行する。
第3に、前記所有価値管理装置(50)は、複数種類の前記貸与レート毎に前記持ち玉数及び前記貯玉数を対応付けて記憶可能である。
第4に、遊技媒体貸出装置(30)には、例えば図3及び図4に示すように、各種画面で表示する運用操作・表示部(104)を備える。
第5に、前記運用操作・表示部(104)には、例えば図7(a)に示すように、前記遊技媒体貸出装置(30)に対応付けられた前記遊技機(20)において設定されている第1の貸与レートに対応付けられて前記所有価値管理装置(50)に記憶されている前記持ち玉数及び前記貯玉数を表示させる。
第6に、前記所有価値管理装置(50)により実行される前記景品交換価値の引き落としの態様としては、前記第1の貸与レートに対応付けられて前記所有価値管理装置(50)に記憶されている前記持ち玉数、又は前記持ち玉と前記貯玉数の合計値を第1の数量とし、当該第1の数量が前記景品交換価値未満の場合であっても、前記第1の貸与レートと異なる第2の貸与レートに対応付けられて前記所有価値管理装置(50)に記憶されている前記持ち玉数を第2の数量とし、当該第2の数量を前記第1の貸与レートに対応する第3の数量に変換し、当該第3の数量を前記第1の数量に加算し、加算後の第1の数量と第3の数量の合計値が前記景品交換価値以上の場合に、当該景品交換価値(50)を前記加算後の第1の数量と第3の数量の合計値から引き落とす「貯玉相互乗入れ」を利用して景品交換価値を引き落とす態様を有する。
第7に、前記「貯玉相互乗入れ」を利用して景品交換価値を引き落とす態様には、前記加算後の第1の数量と第3の数量の合計値が前記景品交換価値以上の場合に、当該景品交換価値を前記第1の数量から引き落とした後、当該第1の数量に不足がある場合にはその不足分を残余の前記景品交換価値として前記第2の数量から引き落とす前記第1の数量を優先して引き落とす態様を有する。
第8に、前記運用操作・表示部(104)には、例えば図13(a)に示すように、前記遊技媒体貸出装置(30)により、前記「貯玉相互乗入れ」の実行後の、前記第1の数量のうちの持ち玉と前記第3の数量の合計値を表示させる。
第9に、前記景品交換価値の引落し時には、前記遊技媒体貸出装置(30)により、前記第1の数量を優先して引き落し、その後、残余の前記景品交換価値を前記第3の数値から引き落とす。
第10に、前記運用操作・表示部(104)には、例えば図13(b)に示すように、前記遊技媒体貸出装置(30)により、前記第1の数量のうちの持ち玉と前記第3の数量の合計値から引き落した残りの数値を前記第1の貸与レートに対応付けられた持ち玉数として表示させる。
ここで、「遊技媒体貸出装置(30)」として、「玉貸し機」を例示したが、これに限定されず、例えば「メダル貸し機」でもよい。
これに加え、請求項1に記載の発明によれば、遊技者が現に遊技を実行している遊技台の第1の遊技媒体価値を、異なる第2の遊技媒体価値に対して優先させて引き落とすことができる。

Claims (1)

  1. 遊技媒体を使用して遊技を実行可能な遊技機と、
    前記遊技機に隣接して配置されるとともに、当該遊技機に対応付けられ、遊技者が所有する遊技媒体である貯媒体を、対応付けられた前記遊技機に貸し出す遊技媒体貸出装置と、
    前記遊技媒体貸出装置において使用可能であり、少なくとも会員情報が記憶された会員情報記憶媒体と、
    前記遊技媒体貸出装置に接続され、前記会員情報記憶媒体に記憶された前記会員情報と前記貯媒体とを関連付けて記憶可能な所有価値管理装置と、
    前記所有価値管理装置と通信が可能であり、前記遊技媒体貸出装置からの景品交換要求に応じ、当該景品交換要求に対応した景品の景品交換価値を、前記所有価値管理装置に記憶された前記貯媒体から引き落とす景品交換端末と、
    を備えた遊技場の景品交換システムにおいて、
    前記遊技媒体貸出装置は、
    予め複数種類設定可能な遊技媒体価値のうちから、対応付けられた前記遊技機に設定された一つの前記遊技媒体価値を用いて貸し出しを実行し、
    前記所有価値管理装置は、
    複数種類の前記遊技媒体価値毎に前記貯媒体を対応付けて記憶可能であり、
    前記景品交換端末は、
    前記遊技機において設定されている第1の遊技媒体価値に対応付けられて前記所有価値管理装置に記憶されている前記貯媒体の第1の数量が、前記景品交換価値以上の場合に、当該景品交換価値を前記第1の数量から引き落とし、
    前記第1の数量が前記景品交換価値未満の場合であっても、前記貯媒体を所有する遊技者の意思決定を条件として、前記第1の遊技媒体価値と異なる第2の遊技媒体価値に対応付けられて前記所有価値管理装置に記憶されている前記貯媒体の第2の数量を、前記第1の遊技媒体価値に対応する第3の数量に変換し、当該第3の数量を前記第1の数量に加算し、加算後の合計値が前記景品交換価値以上の場合に、当該景品交換価値を前記合計値から引き落とし、
    前記所有価値管理装置は、
    前記合計値が前記景品交換価値以上の場合に、当該景品交換価値を前記第1の数量から引き落とした後、残余の前記景品交換価値を前記第2の数量から引き落とすことを特徴とする遊技場の景品交換システム。
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