JP2018191412A - 昇降圧コンバータおよび電源システム - Google Patents

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Abstract

【課題】故障発生時にも負荷の動作時間を延ばせる可能性が高まった昇降圧コンバータおよび電源システムを提供する。【解決手段】昇降圧コンバータ11は、使用電圧範囲がほぼ等しく管理された鉛バッテリとリチウムイオンバッテリとの間に接続される。昇降圧コンバータ11は、スイッチング素子Q1〜Q4と、インダクタL1とを含む。制御回路20は、スイッチング素子Q1〜Q4を制御するゲート信号S1〜S4を出力する。制御回路20は、スイッチング素子Q1に導通故障が発生した場合に、スイッチング素子Q2,Q4がオフ固定となり、スイッチング素子Q3がオン固定となるように、ゲート信号S1〜S4を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、昇降圧コンバータおよび電源システムに関し、特にスイッチング素子に故障が発生した時の動作に関する。
特開2011−126431号公報(特許文献1)には、2つの蓄電池を備えた電源装置が開示される。この電源装置は、鉛蓄電池に対して電気的に並列接続されたリチウム蓄電池と、鉛蓄電池とリチウム蓄電池との間に電気的に接続され、通電及び遮断を切り替えるMOS−FET(開閉手段)と、MOS−FETに対して並列接続されたDC/DCコンバータと、を備える。この電源装置は、回生発電によりリチウム蓄電池を充電する時には、MOS−FETを通電作動させ、リチウム蓄電池から放電する時には、リチウム蓄電池から放電される電力をDC/DCコンバータで昇圧させて鉛蓄電池の側へ供給させる。
特開2011−126431号公報
特開2011−126431号公報に開示された構成のように、近年は従来の鉛蓄電池に加えてリチウム蓄電池を並列に接続して使用することが提案されている。2つのバッテリの電圧は概ね等しく管理されるが、充放電が行なえるようにするため、バッテリの間の電力変換には双方向昇降圧コンバータを用いることが望ましい。
双方向昇降圧コンバータが、2つの電池の間に接続され、一方電池に大きな負荷装置および発電機が接続され、他方電池に定電圧負荷が接続されている構成はしばしば見られる。大きな負荷装置の起動時などに一方電池が電圧低下しても、間に双方向昇降圧コンバータがあるので、他方電池は電圧降下が少なくて済むので定電圧負荷は安定して作動する。
しかし、双方向昇降圧コンバータが故障すると、双方向昇降圧コンバータを停止してしまうことが一般的である。双方向昇降圧コンバータが停止すると、他方電池がそのうちにバッテリ上がりを起こしてしまい、定電圧負荷が停止してしまう。双方向昇降圧コンバータが故障しても、必ずしも停止させなくても良い場合があり、その場合には負荷を止めないほうがユーザにとって便利であり、バッテリ上がりも予防できる。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、故障発生時にも負荷の動作時間を延ばせる可能性が高まった昇降圧コンバータおよび電源システムを提供することである。
本開示は、昇降圧コンバータに関する。昇降圧コンバータは、第1電池と第2電池の間に接続される。昇降圧コンバータは、第1電池の電圧を受ける第1電源ノードと第1中間ノードとの間に接続された第1スイッチング素子と、第1中間ノードと接地ノードとの間に接続された第2スイッチング素子と、第2電池の電圧を受ける第2電源ノードと第2中間ノードとの間に接続された第3スイッチング素子と、第2中間ノードと接地ノードとの間に接続された第4スイッチング素子と、第1中間ノードと第2中間ノードとの間に接続された第1インダクタとを備える。第1スイッチング素子に導通故障が発生した場合に、第2,第4スイッチング素子がオフ固定となり、第3スイッチング素子がオン固定となる。
本開示の昇降圧コンバータおよび電源システムによれば、故障発生時にも負荷の動作時間を延ばせる可能性が高まる。
電源システムの全体構成を示す図である。 図1のDC/DCコンバータ10の構成を示す回路図である。 通常動作時におけるスイッチング素子Q1〜Q4の制御状態を説明するための図である。 制御回路20が実行する制御を説明するためのフローチャートである。 実施の形態2に係るマルチフェーズコンバータ構成のDC/DCコンバータ30の構成を示す図である。 制御回路21が実行する制御を説明するためのフローチャートである。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[電源システムの全体構成]
図1は、電源システムの全体構成を示す図である。図1を参照して、電源システム1は、鉛バッテリ2と、モーター3と、発電機4と、一般負荷5と、定電圧負荷6と、リチウムイオンバッテリ7と、マイコン8と、DC/DCコンバータ10とを含む。鉛バッテリ2は、発電機4に接続される。
DC/DCコンバータ10は、鉛バッテリ2とリチウムイオンバッテリ7との間の双方向の電圧変換を行なう昇降圧コンバータである。鉛バッテリ2の正電極は、電源線PL1によってDC/DCコンバータ10の一方の電源ノードPN1に接続される。リチウムイオンバッテリ7の正電極は、電源線PL2によってDC/DCコンバータ10の他方の電源ノードPN2に接続される。鉛バッテリ2の負電極およびリチウムイオンバッテリ7の負電極は、接地ノードGNDに接続される。
モーター3と、発電機4とは、電源線PL1に接続される。定電圧負荷6は、電源線PL2に接続される。
鉛バッテリ2とリチウムイオンバッテリ7は、双方ともたとえば8V〜16V程度の電圧になるようにマイコン8によって管理されている。電圧は8V〜16Vに限定されないが、鉛バッテリ2とリチウムイオンバッテリ7は、少なくとも使用電圧範囲に重なる部分がある。なお、2つのバッテリも鉛バッテリやリチウムイオンバッテリに限定されず、他の種類のものであっても良く、使用電圧範囲に重なる部分がある2つのバッテリであればよい。
モーター3は、消費電力の大きい一般負荷の例であり、発電機4は、バッテリを充電する発電機であり、例えば車両などでは、オルタネータなどに該当するが、他の用途では他の発電装置が接続される場合も考えられる。電源線PL1の電源電圧は、一般負荷の電力消費により電圧降下が発生したり、発電機の発電電力によって電圧上昇が発生したりするため変動幅が大きい。
定電圧負荷6は、一般負荷5よりも電源電圧の変動の許容幅が小さい。したがって、電源線PL2の電圧変動はDC/DCコンバータ10によって小さく抑えられている。
[実施の形態1]
図2は、図1のDC/DCコンバータ10の構成を示す回路図である。図2を参照して、DC/DCコンバータ10は、電源ノードPN1と接地ノードGNDとの間に接続されたキャパシタC1と、電源ノードPN2と接地ノードGNDとの間に接続されたキャパシタC2と、昇降圧コンバータ11と、昇降圧コンバータ11を制御する制御回路20とを含む。電源ノードPN1は、鉛バッテリ2の電圧を受ける。電源ノードPN2は、リチウムイオンバッテリ7の電圧を受ける。
DC/DCコンバータ10は、鉛バッテリ2とリチウムイオンバッテリ7との間に接続される。昇降圧コンバータ11は、スイッチング素子Q1〜Q4と、ダイオードD1〜D4と、インダクタL1とを含む。
スイッチング素子Q1は、電源ノードPN1と中間ノードN1との間に接続される。スイッチング素子Q2は、中間ノードN1と接地ノードGNDとの間に接続される。スイッチング素子Q3は、電源ノードPN2と中間ノードN2との間に接続される。スイッチング素子Q4は、中間ノードN2と接地ノードGNDとの間に接続される。インダクタL1は、中間ノードN1と中間ノードN2との間に接続される。ダイオードD1〜D4は、スイッチング素子Q1〜Q4がMOSFETなどの場合、MOSFETのボディダイオードで構成されてもよい。
制御回路20は、スイッチング素子Q1〜Q4を制御するゲート信号S1〜S4を出力する。制御回路20は、スイッチング素子Q1に導通故障が発生した場合に、スイッチング素子Q2,Q4がオフ固定となり、スイッチング素子Q3がオン固定となるように、ゲート信号S1〜S4を制御する。
図3は、通常動作時におけるスイッチング素子Q1〜Q4の制御状態を説明するための図である。図2に示したスイッチング素子Q1〜Q4が図3のように動作することによって、双方向及び昇降圧の電力変換を行うことができる。なお、図3において、「SW」はオンとオフを繰り返すスイッチング動作を示し、「SR」は電圧の変化に同期して整流を行なう動作を示す。
このような動作を行なうDC/DCコンバータ10において、制御回路20は、スイッチング素子Q1及びQ3のショート故障を検知するように構成される。ショート故障は、スイッチング素子に流れる電流やスイッチング素子の両端の電圧を監視することによって検出することができる。制御回路20は、スイッチング素子にショート故障が発生した場合、可能な場合には、中間ノードN1,N2を電源ノードPN1,PN2にそれぞれ接続した状態にして、定電圧負荷6の動作を維持するとともに、リチウムイオンバッテリ7のバッテリ上がりを防ぐ。
図4は、制御回路20が実行する制御を説明するためのフローチャートである。図2、図4を参照して、このフローチャートの処理が開始されると、まずステップST1において、制御回路20は、DC/DCコンバータ10に故障が発生しているか否かを判断する。ステップST1において故障が発生していない場合は(ST1でNO)、制御回路20は、引き続き故障の監視を実行する。
ステップST1において故障が発生したと判断された場合には(ST1でYES)、制御回路20は、ステップST2に処理を進め、発生した故障がスイッチング素子Q1のショート故障であるか否かを判断する。スイッチング素子のショート故障は、図示しないが、電流センサや電圧センサによって、スイッチング素子の電流や電圧を監視することにより検出することができる。
ステップST2において故障がスイッチング素子Q1のショート故障であると判断された場合には(ST2でYES)、制御回路20は、ステップST3においてスイッチング素子Q2およびスイッチング素子Q4がともにOFF状態になるように信号S2,S4を設定する。その後ステップST4において、制御回路20は、スイッチング素子Q3がON状態になるように信号S3を設定する。このように設定することによって鉛バッテリ2とリチウムイオンバッテリ7は、インダクタL1によって接続された状態となる。したがって、電源線PL2の電圧変動幅は多少大きくなるが、リチウムイオンバッテリ7にバッテリ上がりが生じにくくなる。また、定電圧負荷6もほとんどの場合動作を継続することが可能である。
なおこの場合、制御回路20がステップST5においてユーザに警告を報知することが好ましい。
ステップST2において故障がスイッチング素子Q1のショート故障であると判断されなかった場合には(ST2でNO)、制御回路20は、ステップST6に処理を進め、発生した故障がスイッチング素子Q3のショート故障であるか否かを判断する。
ステップST6において故障がスイッチング素子Q3のショート故障であると判断された場合には(ST6でYES)、制御回路20は、ステップST7においてスイッチング素子Q2およびスイッチング素子Q4がともにOFF状態になるように信号S2,S4を設定する。その後ステップST8において、制御回路20は、スイッチング素子Q1がON状態になるように信号S3を設定する。このように設定することによって鉛バッテリ2とリチウムイオンバッテリ7は、インダクタL1によって接続された状態となる。したがって電源線PL2の電圧変動幅は多少大きくなるがリチウムイオンバッテリ7にバッテリ上がりが生じにくくなる。また、定電圧負荷6もほとんどの場合動作を継続することが可能である。
なおこの場合、制御回路20がステップST9においてユーザに警告を報知することが好ましい。
一方、ステップST6において故障がスイッチング素子Q3のショート故障でないと判断された場合には(ST6でNO)、DC/DCコンバータ10を停止するほうが良い。このため、制御回路20は、ステップST10においてスイッチング素子Q1〜Q4が全てOFF状態になるように信号S1〜S4を設定する。そして、ステップST11において、制御回路20は、ランプやブザー音などによって故障の発生をユーザに報知する。
ステップST5、ST9、ST11のいずれかの処理の後には、ステップST12においてこのフローチャートの処理は終了する。
上記のように、実施の形態1においては、ハイサイドスイッチ素子(Q1およびQ3の一方)のショート故障を検出した場合、ショート故障していない方のハイサイドスイッチ素子(Q1およびQ3の他方)もオンさせる。すなわちQ1,Q3ともにショート状態とする。またこの状態のとき、ローサイドスイッチ素子(Q2,Q4)はオン状態にしてはならず、常にオフにする。
ハイサイドのスイッチング素子のどちらかがショートした場合は、もう一方のハイサイドスイッチング素子をオン(ショート状態)にすると、ほぼ同じ電圧で用いられる2つのバッテリは同一の系統に接続された状態となり、負荷を継続して使用することができる。この場合、鉛バッテリ系統の電圧変動がリチウムイオンバッテリ系統へも伝わってしまい正常状態からの性能は低下するが、その影響は限定的である。たとえば、モーター動作時などにおいては電圧が変動するが、システムの動作を継続することができる。なお、この処置は応急処置であり、早々に修理をすることが望ましい。
実施の形態1によれば、DC/DCコンバータ10に故障が発生した場合でも、多くの場合は定電圧負荷6の使用を継続できるので、ユーザにとって便利である。また、リチウムイオンバッテリ7は電力が消費されても適宜充電されるので、バッテリ上がりを防ぐことができる。すなわち、ハイサイドスイッチング素子の故障に対して、追加の素子を不要とせず比較的安価で簡易な対策を実現できる。
[実施の形態2]
実施の形態2では、実施の形態1で説明した双方向昇降圧コンバータを2つ以上並列接続したマルチフェーズコンバータ構成にする場合を説明する。あるフェーズのハイサイドスイッチング素子がショートしたら、他のフェーズのハイサイドスイッチング素子も含めすべてオンさせ、ローサイドスイッチング素子はオフさせる。
図5は、実施の形態2に係るマルチフェーズコンバータ構成のDC/DCコンバータ30の構成を示す図である。実施の形態2の電源システムは、図1の構成においてDC/DCコンバータ10に代えてDC/DCコンバータ30を備える。図5を参照して、DC/DCコンバータ30は、鉛バッテリ2とリチウムイオンバッテリ7との間に接続される昇降圧コンバータ11と、昇降圧コンバータ11と並列に、鉛バッテリ2とリチウムイオンバッテリ7との間に接続される昇降圧コンバータ12と、制御回路21とを備える。
昇降圧コンバータ11は、スイッチング素子Q1〜Q4と、ダイオードD1〜D4と、インダクタL1とを含む。昇降圧コンバータ11の内部構成は、図2と同様であるので、説明は繰り返さない。
昇降圧コンバータ12は、スイッチング素子Q5〜Q8と、ダイオードD5〜D8と、インダクタL2とを含む。
スイッチング素子Q5は、電源ノードPN1と中間ノードN3との間に接続される。スイッチング素子Q6は、中間ノードN3と接地ノードGNDとの間に接続される。スイッチング素子Q7は、電源ノードPN2と中間ノードN4との間に接続される。スイッチング素子Q8は、中間ノードN4と接地ノードGNDとの間に接続される。インダクタL2は、中間ノードN3と中間ノードN4との間に接続される。ダイオードD5〜D8は、スイッチング素子Q5〜Q8がMOSFETなどの場合、MOSFETのボディダイオードで構成されてもよい。
制御回路21は、スイッチング素子Q1に導通故障が発生した場合にスイッチング素子Q2,Q4がオフ固定となり、スイッチング素子Q3がオン固定となるとともに、スイッチング素子Q6,Q8がオフ固定となり、スイッチング素子Q5,Q7がオン固定となるように、信号S2〜S8を制御する。
制御回路21は、スイッチング素子Q1に導通故障が発生した場合に、スイッチング素子Q2,Q4,Q6,Q8をオフ状態に固定してから、スイッチング素子Q3,Q5,Q7をオン状態に固定するように信号S2〜S8を制御する。
図6は、制御回路21が実行する制御を説明するためのフローチャートである。図5、図6を参照して、このフローチャートの処理が開始されると、まずステップST31において、制御回路21は、DC/DCコンバータ30に故障が発生しているか否かを判断する。ステップST31において故障が発生していない場合は(ST31でNO)、制御回路21は、引き続き故障の監視を実行する。
ステップST31において故障が発生したと判断された場合には(ST31でYES)、制御回路21は、ステップST32に処理を進め、発生した故障がスイッチング素子Q1のショート故障であるか否かを判断する。スイッチング素子のショート故障は、図示しないが、電流センサや電圧センサによって、スイッチング素子の電流や電圧を監視することにより検出することができる。
ステップST32において故障がスイッチング素子Q1のショート故障であると判断された場合には(ST32でYES)、制御回路21は、ステップST33においてスイッチング素子Q2,Q4,Q6,Q8が全てOFF状態になるように信号S2,S4,S6,S8を設定する。その後ステップST34において、制御回路21は、スイッチング素子Q3,Q5,Q7がON状態になるように信号S3,S5,S7を設定する。このように設定することによって鉛バッテリ2とリチウムイオンバッテリ7は、インダクタL1およびL2によって接続された状態となる。したがって、電源線PL2の電圧変動幅は多少大きくなるが、リチウムイオンバッテリ7にバッテリ上がりが生じにくくなる。また、定電圧負荷6もほとんどの場合動作を継続することが可能である。
なおこの場合、制御回路21がステップST35においてユーザに警告を報知することが好ましい。
ステップST32において故障がスイッチング素子Q1のショート故障であると判断されなかった場合には(ST32でNO)、制御回路21は、ステップST36に処理を進め、発生した故障がスイッチング素子Q3のショート故障であるか否かを判断する。
ステップST36において故障がスイッチング素子Q3のショート故障であると判断された場合には(ST36でYES)、制御回路21は、ステップST37においてスイッチング素子Q2,Q4,Q6,Q8が全てOFF状態になるように信号S2,S4,S6,S8を設定する。その後ステップST38において、制御回路21は、スイッチング素子Q1,Q5,Q7がON状態になるように信号S1,S5,S7を設定する。このように設定することによって鉛バッテリ2とリチウムイオンバッテリ7は、インダクタL1およびL2によって接続された状態となる。したがって電源線PL2の電圧変動幅は多少大きくなるがリチウムイオンバッテリ7にバッテリ上がりが生じにくくなる。また、定電圧負荷6もほとんどの場合動作を継続することが可能である。
なおこの場合、制御回路21がステップST39においてユーザに警告を報知することが好ましい。
ステップST36において故障がスイッチング素子Q3のショート故障であると判断されなかった場合には(ST36でNO)、制御回路21は、ステップST40に処理を進め、発生した故障がスイッチング素子Q5のショート故障であるか否かを判断する。
ステップST40において故障がスイッチング素子Q5のショート故障であると判断された場合には(ST40でYES)、制御回路21は、ステップST41においてスイッチング素子Q2,Q4,Q6,Q8が全てOFF状態になるように信号S2,S4,S6,S8を設定する。その後ステップST42において、制御回路21は、スイッチング素子Q1,Q3,Q7がON状態になるように信号S1,S3,S7を設定する。このように設定することによって鉛バッテリ2とリチウムイオンバッテリ7は、インダクタL1およびL2によって接続された状態となる。したがって電源線PL2の電圧変動幅は多少大きくなるがリチウムイオンバッテリ7にバッテリ上がりが生じにくくなる。また、定電圧負荷6もほとんどの場合動作を継続することが可能である。
なおこの場合、制御回路21がステップST43においてユーザに警告を報知することが好ましい。
ステップST40において故障がスイッチング素子Q5のショート故障であると判断されなかった場合には(ST40でNO)、制御回路21は、ステップST44に処理を進め、発生した故障がスイッチング素子Q7のショート故障であるか否かを判断する。
ステップST44において故障がスイッチング素子Q7のショート故障であると判断された場合には(ST44でYES)、制御回路21は、ステップST45においてスイッチング素子Q2,Q4,Q6,Q8が全てOFF状態になるように信号S2,S4,S6,S8を設定する。その後ステップST46において、制御回路21は、スイッチング素子Q1,Q3,Q5がON状態になるように信号S1,S3,S5を設定する。このように設定することによって鉛バッテリ2とリチウムイオンバッテリ7は、インダクタL1およびL2によって接続された状態となる。したがって電源線PL2の電圧変動幅は多少大きくなるがリチウムイオンバッテリ7にバッテリ上がりが生じにくくなる。また、定電圧負荷6もほとんどの場合動作を継続することが可能である。
なおこの場合、制御回路21がステップST47においてユーザに警告を報知することが好ましい。
一方、ステップST44において故障がスイッチング素子Q7のショート故障でないと判断された場合には(ST44でNO)、DC/DCコンバータ30を停止するほうが良い。このため、制御回路21は、ステップST48においてスイッチング素子Q1〜Q8が全てOFF状態になるように信号S1〜S8を設定する。そして、ステップST49において、制御回路21は、ランプやブザー音などによって故障の発生をユーザに報知する。
ステップST35、ST39、ST43、ST47、ST49のいずれかの処理の後には、ステップST50においてこのフローチャートの処理は終了する。
図5に示したDC/DCコンバータの場合は、昇降圧コンバータが並列接続しているため、ひとつの昇降圧コンバータ中のスイッチング素子のショートが他にも影響する。そのため、他の昇降圧コンバータのハイサイドスイッチング素子もショート状態とする。
すなわち、実施の形態2では、双方向昇降圧DC/DCコンバータにおいて、ハイサイドスイッチ素子(Q1,Q3,Q5,Q7のいずれか)のショート故障を検出した場合、ショート故障していないハイサイドスイッチ素子もオンさせる。すなわちQ1,Q3,Q5,Q7をショート状態とする。またこの状態のとき、ローサイドスイッチ素子(Q2,Q4,Q6,Q8)は常にオフ状態に固定する。
これにより、マルチフェーズのコンバータの場合でも実施の形態1と同様の効果が得られる。すなわち、ハイサイドスイッチ素子の故障に対して、故障した素子の交換までの間、双方向昇降圧DC/DCコンバータの動作を継続することができる。また、追加の素子を必要としないため、コスト的にもメリットがある。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 電源システム、2 鉛バッテリ、3 モーター、4 発電機、5 一般負荷、6 定電圧負荷、7 リチウムイオンバッテリ、8 マイコン、10,30 DC/DCコンバータ、11,12 昇降圧コンバータ、20,21 制御回路、C1,C2 キャパシタ、GND 接地ノード、L1,L2 インダクタ、N1〜N4 中間ノード、PL1,PL2 電源線、PN1,PN2 電源ノード、Q1〜Q8 スイッチング素子、D1〜D8 ダイオード。

Claims (5)

  1. 第1電池と第2電池の間に接続される昇降圧コンバータであって、
    前記第1電池の電圧を受ける第1電源ノードと第1中間ノードとの間に接続された第1スイッチング素子と、
    前記第1中間ノードと接地ノードとの間に接続された第2スイッチング素子と、
    前記第2電池の電圧を受ける第2電源ノードと第2中間ノードとの間に接続された第3スイッチング素子と、
    前記第2中間ノードと前記接地ノードとの間に接続された第4スイッチング素子と、
    前記第1中間ノードと前記第2中間ノードとの間に接続された第1インダクタとを備え、
    前記第1スイッチング素子に導通故障が発生した場合に前記第2,第4スイッチング素子がオフ固定となり、前記第3スイッチング素子がオン固定となる、昇降圧コンバータ。
  2. 請求項1に記載の昇降圧コンバータと、
    前記第1電池および前記第2電池とを備え、
    前記第1電池は、発電機に接続される、電源システム。
  3. 第1電池と第2電池との間に接続される第1の昇降圧コンバータと、
    前記第1の昇降圧コンバータと並列に、前記第1電池と前記第2電池との間に接続される第2の昇降圧コンバータとを備え、
    前記第1の昇降圧コンバータは、
    前記第1電池の電圧を受ける第1電源ノードと第1中間ノードとの間に接続された第1スイッチング素子と、
    前記第1中間ノードと接地ノードとの間に接続された第2スイッチング素子と、
    前記第2電池の電圧を受ける第2電源ノードと第2中間ノードとの間に接続された第3スイッチング素子と、
    前記第2中間ノードと前記接地ノードとの間に接続された第4スイッチング素子と、
    前記第1中間ノードと前記第2中間ノードとの間に接続された第1インダクタとを含み、
    前記第2の昇降圧コンバータは、
    前記第1電源ノードと第3中間ノードとの間に接続された第5スイッチング素子と、
    前記第3中間ノードと前記接地ノードとの間に接続された第6スイッチング素子と、
    前記第2電源ノードと第4中間ノードとの間に接続された第7スイッチング素子と、
    前記第4中間ノードと前記接地ノードとの間に接続された第8スイッチング素子と、
    前記第3中間ノードと前記第4中間ノードとの間に接続された第2インダクタとを含み、
    前記第1スイッチング素子に導通故障が発生した場合に前記第2,第4スイッチング素子がオフ固定となり、前記第3スイッチング素子がオン固定となるとともに、前記第6,第8スイッチング素子がオフ固定となり、前記第5,第7スイッチング素子がオン固定となる、電源システム。
  4. 前記第1〜第8スイッチング素子のオン/オフを制御する制御回路をさらに備え、前記制御回路は、前記第1スイッチング素子に導通故障が発生した場合に、前記第2、第4、第6、第8スイッチング素子をオフ状態に固定してから、前記第3、第5、第7スイッチング素子をオン状態に固定する、請求項3に記載の電源システム。
  5. 前記制御回路は、前記第1スイッチング素子に導通故障が発生した場合に、故障が発生したことを報知する、請求項4に記載の電源システム。
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