JP2018191250A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワークケーブルの誤接続に起因し、適切な処理が行えない状況になるのを防ぐことを目的とする。【解決手段】複数のネットワークそれぞれに接続する複数の通信制御手段と、複数の通信制御手段のうち少なくとも2つの通信制御手段とネットワークとの接続が切断された時点からの経過時間が予め設定された条件を満たす場合に、警告情報を出力する出力手段とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラムに関する。
近年、社内イントラネットと社外インターネット等、複数のネットワークに接続可能な装置が知られている。特許文献1には、複数のネットワークに接続可能なMFP(Multi Functional Printer)が開示されている。また、複数のネットワークに接続可能なMFPでは、LANポート毎に異なるサービスを提供することもできる。例えばMFPが2つのLANポートを有するMFPにおいて、一方のLANポートではPrintジョブのみ受け付け、他方のLANポートではPrintジョブに加え、ネットワーク経由でデータの送受信を可能とする。
特開2011−82599号公報
しかしながら、装置の電源オン時に、ユーザが意図せず複数のネットワークケーブルを抜いてしまうと、挿し直す際に誤ったLANポートにネットワークケーブルを挿してしまう可能性がある。このように、ネットワークケーブルを誤って接続した場合には、装置がネットワークケーブルによる通信を利用した処理を適切に行えない可能性があるという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、ネットワークケーブルの誤接続に起因し、適切な処理が行えない状況になるのを防ぐことを目的とする。
そこで、本発明は、画像形成装置であって、複数のネットワークそれぞれに接続する複数の通信制御手段と、前記複数の通信制御手段のうち少なくとも2つの通信制御手段とネットワークとの接続が切断された時点からの経過時間が予め設定された条件を満たす場合に、警告情報を出力する出力手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ネットワークケーブルの誤接続に起因し、適切な処理が行えない状況になるのを防ぐことができる。
MFPのハードウェア構成図である。 通信制御処理を示すフローチャートである。 計測処理を示すフローチャートである。 警告処理を示すフローチャートである。 警告情報の表示例を示す図である。 第2の実施形態に係るMFPのハードウェア構成図である。 第2の実施形態に係る計測処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係るMFPのハードウェア構成図である。 第3の実施形態に係る通信制御処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、MFP(Multi Functional Printer)100のハードウェア構成図である。MFP100は、画像形成装置の一例である。MFP100は、コントローラ110と、表示部120と、プリンタ130と、スキャナ140と、第1コネクタ151と、第2コネクタ152とを有している。コントローラ110は、外部機器との通信制御や入力画像に対する画像処理、ユーザに操作されるUIに表示する画像データの形成、MFP100の電源制御などMFP100の全体の制御を行う。
表示部120は、コントローラ110から受け取った映像信号を、表示部120が備えるLCD(liquid crystal display)に表示する。映像信号の送受信は、例えばDisplayPortなどの映像出力インターフェースの規格に則り行うことができる。プリンタ130は、コントローラ110と接続されており、コントローラ110から受信した画像データを基に作像を行う。スキャナ140は、紙媒体を主とするメディアから文字や画像などのデータを読み取る。読み取ったデータは、コントローラ110に送信され、コントローラ110が有するCPUで画像処理が施されたり、MFP100が有するハードディスクに保存されたりする。
コントローラ110は、第1通信制御部111と、第2通信制御部112と、計時部113と、演算制御部114とを有している。コントローラ110は、第1ネットワーク網161及び第2ネットワーク網162と接続されており、第1通信制御部111及び第2通信制御部112は、それぞれ第1ネットワーク網161及び第2ネットワーク網162とのインターフェースである。第1ネットワーク網161及び第2ネットワーク網162は、異なるネットワークであるものとする。異なるネットワークの例としては、例えば社内で使用されるイントラネットと社外と接続するインターネットが挙げられる。第1ネットワーク網161及び第2ネットワーク網162には、それぞれプリントサーバや認証サーバなどのサーバ類や複数のPC等が存在する。
本実施形態においては、第1通信制御部111及び第2通信制御部112は、それぞれ第1ネットワーク網161及び第2ネットワーク網162とLANケーブルで接続されるものとする。第1コネクタ151及び第2コネクタ152は、LANケーブルの接続部である。なお、適宜第1コネクタ151及び第2コネクタ152をコネクタ151、152と称する。本実施形態において、第1通信制御部111及び第2通信制御部112は、物理的に同一形状のLANポートを有しているものとする。このため、ユーザが第1通信制御部111に接続すべきLANケーブルを誤って第2通信制御部112に接続する可能性がある。以下、第1通信制御部111及び第2通信制御部112を適宜通信制御部111、112と称する。第1通信制御部111及び第2通信制御部112には、LANC(Local Area Network Controller)と呼ばれるデバイスが使用されるものとする。他の例としては、第1通信制御部111及び第2通信制御部112には、NC(Network Controller)等他のデバイスが使用されてもよい。
コントローラ110は、電源オフ時以外は第1通信制御部111、第2通信制御部112、計時部113及び演算制御部114に電源を供給しているものとする。つまり、MFP100は、スリープ状態であっても第1ネットワーク網161及び第2ネットワーク網162から送られてくるパケットに対して返答したり、GPIO(General Purpose I/O)の信号をアサートしたりできる。
また、本実施形態において使用されるLANCは、EEE(Energy Efficient Ethernet)をサポートしているものとする。さらに、MFP100は、動作時の消費電力が十分少なく、MFP100の電源状態に応じたリンクスピードの変更は行わない仕様であるものとする。このため、第1の実施形態に係るMFP100においては、リンクスピードの変更処理に起因した一時的なリンクダウンは生じない。一方で、MFP100においては、LANケーブルがコネクタ151、152から抜かれた場合、すなわちコントローラ110へのLANケーブルの接続が切断された場合にリンクダウンが生じる。第1通信制御部111及び第2通信制御部112は、上記構成に対応し、MFP100の電源オン時においてリンクダウンが発生した場合に、LANケーブルを介したネットワークとの接続が切断されたと判断する。
第1通信制御部111は、第1ネットワーク網161との間のリンクダウンが生じている間は計時部113に出力している第1通知信号をアサートし、第1ネットワーク網161との間のリンクが確立されている間は第1通知信号をディアサートする。同様に第2通信制御部112は、第2ネットワーク網162との間のリンクダウンが生じている間は計時部113に出力している第2通知信号をアサートし、第2ネットワーク網162とのリンクが確立されている間は第2通知信号をディアサートする。
計時部113は、第1通知信号と第2通知信号の両方の通知信号がアサートされると、2つの通信制御部111、112のリンクが切断された時点からの経過時間の計時を開始する。計時部113は、計時開始後、第1通知信号及び第2通知信号のうち少なくとも一方がディアサートされると計時を終了する。計時部113は、例えばCPLD(Complex Programmable Logic Device)などのロジックデバイスで作成されたタイマでもよく、所定時間をカウントできる専用ICでもよい。計時部113は、計測された経過時間に応じて、演算制御部114に割込信号を出力する。
計時部113で計時する時間としては、数10〜数100msオーダーが望ましい。その理由としては、計測する時間が長すぎると、ユーザがケーブルを抜いてから挿し直すまでの時間の方が短くなり、ユーザにLANケーブルが抜けていて誤って挿す可能性がある旨を警告できない可能性があるからである。計時部113は、計時が終了したら、計測された経過時間が予め設定されている閾値以上か否かを判定する。閾値以上の場合には、LANケーブルが抜かれたと判断できるため、計時部113は、演算制御部114に対して割り込み信号を出力する。経過時間が閾値未満の場合には、計時部113の入力に発生したノイズである可能性が高い。そこで、この場合には、計時部113は割込信号の出力は行わない。
演算制御部114は、入力画像に対する画像処理やレンダリング、MFP100全体の電源制御を担う機能部であり、本実施形態においては、CPU(Central Processing Unit)を有している。演算制御部114は、内部に割り込みコントローラをもっており、計時部113から入力された割込信号に応じて、予め用意しておいた割り込みルーチンを呼び出し、特定の機能を優先的に動作させる。演算制御部114は内部で作成した画像データを、表示部120に対して映像信号で出力する。
図2は、通信制御処理を示すフローチャートである。通信制御処理は、第1通信制御部111により実行される処理である。なお、同様に、第2通信制御部112も図2に示す通信制御処理を実行する。以下においては、第1通信制御部111が主体となる場合を例に、通信制御処理について説明する。第1通信制御部111は、電源が供給されると、S200において、第1コネクタ151を介した第1ネットワーク網161とのリンクが確立したか否かを判断する。第1通信制御部111は、第1コネクタ151にLANケーブルが挿入され、第1コネクタ151との通信が確立すると、第1ネットワーク網161との通信が確立したと判断する。第1通信制御部111は、リンクが確立するまで待機し、リンクが確立すると(S200でYes)、処理をS201へ進める。
S201において、第1通信制御部111は、S200において検知したリンクが切断されたか否かを判断する。上述のように、本実施形態においては、第1コネクタ151からLANケーブルが抜かれた場合にリンクが切断されたと判断する。第1通信制御部111は、リンクが切断されたと判断するまで待機し、リンクが切断されると(S201でYes)、処理をS202へ進める。S202において、第1通信制御部111は、第1通知信号をアサートする。次に、S203において、第1通信制御部111は、第1ネットワーク網161とのリンクが再度確立するまで待機し、第1コネクタ151を介した第1ネットワーク網161とのリンクが確立すると(S203でYes)、処理をS204へ進める。S204において、第1通信制御部111は、第1通知信号をディアサートする。その後、第1通信制御部111は、処理をS201へ進める。本処理は、電源がオフされるまで繰り返される。
図3は、計測処理を示すフローチャートである。計測処理は、計時部113により実行される処理である。計時部113は、電源が供給されると、S300において、通信制御部111、112から入力されている通知信号がアサートされているか否かを判定する。計時部113は、通信制御部111、112のいずれか一方が通知信号をアサートしたことを検知した場合、すなわちいずれか一方のリンクが切断された場合に(S300でYes)、処理をS301へ進める。
S301において、計時部113は、通知信号に従い、2つの通信制御部111、112の両方のリンクが切断されたか否かを判定する。計時部113は、通信制御部111、112のいずれからも通信信号がアサートされない場合に両方のリンクが切断されたと判定する。計時部113は、両方のリンクが切断された場合には(S301でYes)、処理をS303へ進める。計時部113は、両方のリンクが切断された状態でない場合には(S301でNo)、処理をS302へ進める。S302において、計時部113は、通信制御部111、112のいずれか一方がアサートしていた通知信号がディアサートされた場合は、リンクが再確立したと判断し(S302でYes)、処理をS300へ進める。すなわち、この場合、計時部113は、S300において、再びいずれか一方の通知信号がアサートされるのを検知する。S300において検知された通知信号が継続してアサートされている場合は、計時部113は、リンクが再確立したとは判断せず(S302でNo)、処理をS301へ進める。
S303において、計時部113は、タイマのカウント値をインクリメントする。次に、S304において、計時部113は、通信制御部111、112のうち少なくとも一方のリンクが再確立したか否かを判定する。計時部113は、第1通信制御部111、112のうち少なくとも一方からの通知信号がディアサートされると、この一方のリンクが再確立したと判定する。計時部113は、両方のリンクが切断されている場合には(S304でNo)、処理をS303へ進める。すなわち、計時部113は、カウント値のインクリメントを継続する。これにより、両方のリンクが切断された時点からの経過時間がカウントされる。S304において、計時部113は、少なくとも一方のリンクが再確立した場合には(S304でYes)、処理をS305へ進める。
S305において、計時部113は、計測した経過時間と予め設定された閾値とを比較する。計時部113は、経過時間が閾値以上の場合には(S305でYes)、処理をS306へ進める。計時部113は、経過時間が閾値未満の場合には(S305でNo)、処理をS307へ進める。S306において、計時部113は、演算制御部114に対し割込信号を出力する。次に、S307において、計時部113は、タイマのカウント値をリセットする。
図4は、警告処理を示すフローチャートである。警告処理は、演算制御部114により実行される処理である。演算制御部114は、電源が供給されると、S400において、計時部113から割込信号を受信するまで待機し、計時部113は、割込信号を受信すると(S400でYes)、処理をS401へ進める。S401において、演算制御部114は、表示部120に警告情報を表示するよう制御する。図5は、警告情報500の表示例を示す図である。ここで、警告情報は、ユーザに対し、ケーブルが抜けていて誤って挿す可能性がある旨をユーザに対して警告するための情報である。
以上のように、第1の実施形態に係るMFP100は、電源オンの状態でLANケーブルが抜けて、ケーブルが誤って挿される可能性がある場合に、警告情報を表示することができる。したがって、ユーザによるケーブルの誤挿しを防ぐことができる。これにより、ネットワークケーブルの誤接続に起因し、適切な処理が行えない状況になるのを防ぐことができる。
第1の実施形態のMFP100の第1の変形例について説明する。MFP100は、コネクタと通信制御部の組を複数有していればよく、その数は実施形態に限定されるものではない。また、MFP100は、コネクタと通信制御部の組を3つ以上有している場合には、図3に示す計測処理においては、複数の通信制御部のうち少なくとも2つの通信制御部のリンクが切断された時点からの経過時間を計測するものとする。
また、第2の変形例としては、MFP100は、警告情報を表示するものとしたが、これに替えて、又は警告情報の表示と共に、警告情報を音声出力してもよい。このように、MFP100は、警告情報を出力すればよく、出力形態は実施形態に限定されるものではない。
第3の変形例としては、コントローラ110の通信制御部111、112及び計時部113のうち少なくとも1つは、CPUがROM又はHDDに格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現されるものであってもよい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るMFPについて、第1の実施形態に係るMFPと異なる点を説明する。第2の実施形態に係るMFPにおいては、リンクスピードの変更が行われるものとする。図6は、第2の実施形態に係るMFP600のハードウェア構成図である。第2の実施形態に係るMFP600は、MFP100と同様に、表示部120と、プリンタ130と、スキャナ140と、第1コネクタ151と、第2コネクタ152と、コントローラ610とを有している。コントローラ610は、コントローラ110と同様に、第1通信制御部611と、第2通信制御部612と、計時部613と、演算制御部614とを有している。
演算制御部614は、リンクスピードを変更する場合に、第1制御信号を第1通信制御部611に出力し、第2制御信号を第2通信制御部612に出力する。本実施形態においては、演算制御部614は、動作状態をスリープ状態に移行させる場合と、スリープ状態からスタンバイ状態に復帰させる場合にリンクスピードの変更を行う。
ここで、リンクスピードを変更するケースについて説明する。近年、電子機器の省電力化が進められている。LANCのような通信制御部で消費される電力も可能な限り削減する技術が開発されており、その1つが前述のEEEと呼ばれる技術である。しかしEEEをサポートしていない通信制御部を持つシステムでは、スタンバイ状態で使用している高速な通信速度をスリープ中も維持したままにすると、スリープ中の消費電力が大きくなってしまう。そこで、スリープに移行する際にリンクスピードを落とすように制御し、スリープ中の消費電力を削減する技術が多く用いられている。当然、スリープから復帰する際も、スタンバイ状態で使用する高速な通信速度に変更する必要がある。リンクスピードの変更時には、一度リンクダウンしてからリンクスピードを変更する必要がある。
以上のケースに対応し、本実施形態のMFP600においては、ケーブルが抜けた場合の他、スリープに移行する場合とスリープから復帰する場合においても、リンクダウンが生じる。なお、リンクダウン時間は、スリープに移行する時とスリープから復帰する時で殆ど同じ時間であり、約5秒である。なお、このリンクダウン時間はLANCのハードに依存する。
第1通信制御部611及び第2通信制御部612は、それぞれ演算制御部614から第1制御信号及び制御信号2を受信すると、リンクダウン中、第1通知信号及び第2通知信号をアサートする。本実施形態においては、計時部613は、経過時間が予め設定された時間範囲外の時間である場合に、割込信号を演算制御部614に出力する。なお、この時間範囲は、スリープに移行する場合とスリープから復帰するときに生じるリンクダウン時間を基準として定められた値とする。
本実施形態においては、時間範囲はリンクダウン時間(切断時間)に応じて設定されるものとする。例えば、リンクダウン時間が約5秒である場合には、4.5秒から5.5秒の範囲を時間範囲として設定する。これにより、経過時間が時間範囲に含まれるか否かにより、ケーブル抜けか否かを判断することができる。また、時間範囲としてリンクダウン時間に対しマージンを設けることで、ハード的なばらつきを吸収することができる。
図7は、第2の実施形態に係る計測処理を示すフローチャートである。なお、図7に示す計測処理の各処理のうち、図3を参照しつつ説明した第1の実施形態に係る計測処理の各処理と同一の処理には、同一の番号を付している。計時部613は、2つのリンクが切断された状態から、少なくとも一方のリンクが再確立した場合には(S304でYes)、処理をS700へ進める。
S700において、計時部613は、経過時間と時間範囲とを比較する。計時部613は、経過時間が時間範囲に含まれない場合には(S700でYes)、処理をS306へ進め割込信号の出力を行う。一方、計時部613は、経過時間が時間範囲に含まれる場合には(S700でNo)、処理をS307へ進める。経過時間が時間範囲リンクの切断がケーブル抜けに起因するものではなく、スリープへの移行又はスリープからの復帰に起因するものであると考えられるためである。なお、第2の実施形態に係るMFP600のこれ以外の構成及び処理は、第1の実施形態に係るMFP100の構成及び処理と同様である。
以上のように、第2の実施形態に係るMFP600は、LANケーブルが抜けて、ケーブルが誤って挿される可能性がある場合に、警告情報を表示することができる。MFP600は、さらにスリープ移行時及びスリープからの復帰時には警告情報の出力を行わないよう制御することができる。
第2の実施形態の第1の変形例としては、演算制御部614は、制御信号によりリンクスピードの変更を行うのではなく、演算制御部614のデバイスドライバによるコマンドベースで変更を行ってもよい。
第2の変形例としては、通信制御部611、612がCPUを内蔵している場合は、通信制御部611、612自身で計時および条件判断が可能である。そこで、計時部613で割り込みを出力するか否かを判断せずに、通信制御部611、612が演算制御部614に対して直接出力してもよい。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係るMFPについて、他の実施形態に係るMFPと異なる点を説明する。第3の実施形態に係るMFPは、ケーブルが抜かれ、挿し直された場合において、挿抜前後でネットワーク構成が変化した場合に、誤挿と判断し、警告情報を表示する。また、第3の実施形態に係るMFPにおいては、第2の実施形態に係るMFPと同様に、リンクスピードの変更が行われるものとする。図8は、第3の実施形態に係るMFP800のハードウェア構成図である。第3の実施形態に係るMFP800は、MFP100と同様に、表示部120と、プリンタ130と、スキャナ140と、第1コネクタ151と、第2コネクタ152と、コントローラ810を有している。コントローラ810は、コントローラ110と同様に、第1通信制御部811と、第2通信制御部812と、演算制御部813と、を有している。なお、コントローラ810は、計測部は有さない。
第1通信制御部811は電源が供給された後、第1ネットワーク網161に存在するPCやサーバ装置等の外部機器から識別情報を取得し、内部のメモリに保持する。具体的には、第1通信制御部811は、接続されている第1ネットワーク網161に対してブロードキャストコマンドを送信することで、返答されてきたIP(Internet Protocol)アドレスを取得する。第2通信制御部812は、第1通信制御部811と同様に第2ネットワーク網162に存在する外部機器から識別情報を取得し、内部のメモリに保持する。
第1通信制御部811は、リンクダウンが生じた後再びリンクが確立された場合、再度前述の方法で第1ネットワーク網161の外部機器から識別情報を取得する。同様に、第2通信制御部812も、リンクダウンが生じた後再びリンクが確立された場合、第2ネットワーク網162の外部機器から識別情報を取得する。第1通信制御部811は、リンクが再確立した際に取得した識別情報が内部のメモリに保持する識別情報と異なる場合に第1割込信号をアサートする。同様に、第2通信制御部812は、リンクが再確立した際に取得した識別情報が内部のメモリに保持する識別情報と異なる場合に第2割込信号をアサートする。なお、識別情報の照合においては、識別情報の一部が一致しない可能性も考えられる。そこで、通信制御部811、812は、複数の機器の識別情報が一致している場合に一致と判断してもよく、また、プリンタサーバなど通常変わることのない特定の機器の識別情報が一致している場合に一致と判断してもよい。このように、通信制御部811、812は、2つの識別情報が予め設定された条件を満たす場合に、両識別情報が一致すると判断する。
第1通信制御部811が第1割込信号をアサートし、かつ第2通信制御部812が第2割込信号をアサートした場合に、第3割込信号が演算制御部813に入力される。演算制御部813は内部に割り込みコントローラをもっており、外部から入力される割込信号に応じて、予め用意しておいた割り込みルーチンを呼び出し、特定の機能を優先的に動作させることができる。演算制御部813は、第3割込信号を受信した場合に警告情報を表示するよう制御する。
図9は、第3の実施形態に係る通信制御処理を示すフローチャートである。通信制御処理は、第1通信制御部811により実行される処理である。また、同様に、第2通信制御部812も、図9に示す通信制御処理を実行する。第1通信制御部811は、電源が供給されると、S900において、接続中のネットワーク上に存在する外部機器の識別情報を取得し、これを内部のメモリに保持する。次に、S901において、第1通信制御部811は、リンクの切断が検知されるまで待機し、リンクが切断されると(S901でYes)、処理をS902へ進める。例えばケーブルが抜けた場合にリンクが切断される。
S902において、第1通信制御部811は、リンクの確立が検知されるまで待機し、リンクが確立すると(S902でYes)、処理をS903へ進める。例えば、ケーブルが挿し直された場合にリンクが確立する。S903において、第1通信制御部811は、接続されたネットワーク上に存在する外部機器の識別情報を取得する。次に、S904において、第1通信制御部811は、S903において取得した識別情報と、S900において内部のメモリに保持した識別情報と、を比較する。第1通信制御部811は、両識別情報が一致しない場合には(S904でNo)、処理をS905へ進める。S905において、第1通信制御部811は、割込信号を演算制御部813に出力する。以上で、通信制御処理が終了する。
第1通信制御部811は、両識別情報が一致する場合には(S904でYes)、割込信号を出力することなく、通信制御処理を終了する。S903において取得した識別情報と、S900において内部のメモリに保持した識別情報と、が一致しない場合には、ネットワーク構成が変わっていると考えられる。したがって、この場合には、MFP800は、誤挿の警告情報を表示する。なお、第3の実施形態に係るMFP800のこれ以外の構成及び処理は、他の実施形態に係るMFPの構成及び処理と同様である。
以上のように、第3の実施形態に係るMFP800は、ネットワーク構成が変わっている場合に、警告情報を表示することができるこのように、ユーザがケーブルを誤って挿した場合に、速やかに警告情報を表示することができる。したがって、ユーザは、速やかにケーブルを正しく挿し直すことができ、ネットワークケーブルの誤接続に起因し、適切な処理が行えない状況になるのを防ぐことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 MFP
111 第1通信制御部
112 第2通信制御部
113 計時部
114 演算制御部

Claims (8)

  1. 複数のネットワークそれぞれに接続する複数の通信制御手段と、
    前記複数の通信制御手段のうち少なくとも2つの通信制御手段とネットワークとの接続が切断された時点からの経過時間が予め設定された条件を満たす場合に、警告情報を出力する出力手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記出力手段は、前記経過時間が予め設定された閾値以上の場合に、前記警告情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記出力手段は、前記経過時間が予め設定された時間範囲外の時間の場合に、前記警告情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記通信制御手段は、接続中のネットワークとのリンクスピードの変更時に前記ネットワークとのリンクを切断し、
    前記時間範囲は、前記リンクスピードの変更時に要する切断時間に応じて定まる時間範囲であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 複数のネットワークそれぞれに接続し、接続したネットワークに存在する外部機器から識別情報を受信する複数の通信制御手段と、
    前記複数の通信制御手段のうち第1の通信制御手段が接続中のネットワークとの接続が切断された後、再び前記第1の通信制御手段がネットワークに接続された場合に、切断の前後において接続するネットワークから受信した識別情報が予め設定された条件を満たす場合に、警告情報を出力する出力手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 画像形成装置の制御方法であって、
    複数のネットワークそれぞれに接続する複数の通信制御手段のうち、少なくとも2つの通信制御手段とネットワークとの接続が切断された時点からの経過時間が予め設定された条件を満たす場合に、警告情報を出力する出力ステップを含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  7. 画像形成装置の制御方法であって、
    複数のネットワークそれぞれに接続する複数の通信制御手段のうち第1の通信制御手段が接続したネットワークに存在する外部機器から識別情報を受信する受信ステップと、
    前記第1の通信制御手段が接続中のネットワークとの接続が切断された後、再びネットワークに接続され、切断の前後において接続するネットワークから受信した識別情報が予め設定された条件を満たす場合に、警告情報を出力する出力ステップと
    を含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  8. コンピュータに、請求項6又は7に記載の制御方法の各ステップを実行させるためのプログラム。
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