本発明に係る電子機器について、以下の実施例を参照し、説明する。
[実施例1]
図1は、本発明の実施例1に係る電子機器100の構成を示すブロック図である。実施例1に係る電子機器100は、Display Port(登録商標)規格に準拠した表示装置である。なお、実施例1に係る電子機器100は、Display Port規格に準拠した通信ケーブル400を介して外部装置と接続される。
図2に示すように、通信ケーブル400には、AUX(Auxiliary)ライン401、HPD(HotPlug Detect)ライン402及びMAIN LINKライン403が含まれている。AUXライン401は、電子機器100と外部装置との間で双方向にAUX信号を伝送するラインである。HPDライン402は、電子機器100と外部装置との間で一方向にHPD信号(接続信号)を伝送するラインである。MAIN LINKライン403は、電子機器100と外部装置との間で一方向にMAIN LINK信号を伝送するラインである。
AUX信号は、電子機器100を制御するための制御データ及び外部装置を制御するための制御データの少なくとも一つを含む。また、AUX信号は、通信ケーブル400を介して接続される外部装置と電子機器100との間で制御データを伝送するために必要なAUX通信の認証を行うために用いられる。また、HPD信号は、電子機器100の存在を通信ケーブル400を介して接続される外部装置に検出させるために用いられる。また、HPD信号については後述する。MAIN LINK信号は、画像データ及び音声データの少なくとも一つを伝送するための信号である。
図2のように、外部装置の出力コネクタと、電子機器100の入力コネクタ101とが通信ケーブル400を介して接続されている場合、電子機器100は、外部装置から画像データ及び音声データの少なくとも一つを受信することができる。外部装置の入力コネクタと、電子機器100の出力コネクタ104とが通信ケーブル400を介して接続されている場合、電子機器100は、外部装置に画像データ及び音声データの少なくとも一つを送信することができる。
また、外部装置の入力コネクタと、電子機器100の入力コネクタ101とが通信ケーブル400を介して接続されている場合、電子機器100と外部装置との間で正常にDisplay Port規格に準拠した通信を行うことはできない。外部装置の出力コネクタと、電子機器100の出力コネクタ104とが通信ケーブル400を介して接続されている場合も、電子機器100と外部装置との間で正常にDisplay Port規格に準拠した通信を行うことはできない。
なお、外部装置が、例えば表示装置である場合、外部装置と電子機器100とが正常に接続されている場合、電子機器100は、外部装置と通信ケーブル400を介してカスケード接続を行うことができる。
図1において、電子機器100は、入力コネクタ101と、入力接続検出部102と、BRANCH部103と、出力コネクタ104と、出力接続検出部105と、通信部106とを有する。さらに、電子機器100は、画像生成部107と、制御部108と、表示部109とを有する。
入力コネクタ101は、通信ケーブル400を介して外部装置を接続する。入力コネクタ101は、通信ケーブル400を介して外部からMAIN LINK信号を電子機器100に入力するためのコネクタである。図2のように、入力コネクタ101は、通信ケーブル400を接続するために、AUXピン101a、HPDピン101b及びMAIN LINK LANEピン101cを有する。入力コネクタ101と通信ケーブル400とが接続された場合、AUXピン101aとAUXライン401とが接続され、HPDピン101bとHPDライン402とが接続される。さらに、入力コネクタ101と通信ケーブル400とが接続された場合、MAIN LINK LANEピン101cとMAIN LINKライン403とが接続される。
入力コネクタ101と、通信ケーブル400及び外部装置の少なくとも一つとが接続されていない場合、入力コネクタ101は、未接続状態となる。入力コネクタ101と、外部装置の出力コネクタとが通信ケーブル400を介して接続される場合、電子機器100と外部装置とが正常に接続されるので、入力コネクタ101は、正常接続状態となる。入力コネクタ101と外部装置の入力コネクタとが通信ケーブル400を介して接続される場合、電子機器100と外部装置とが誤接続されたことになるため、入力コネクタ101は、誤接続状態となる。
入力コネクタ101が正常接続状態である場合、電子機器100は、外部装置にHPD信号を送信し、外部装置から電子機器100にHPD信号は送信されない。入力コネクタ101が正常接続状態である場合、電子機器100は、通信ケーブル400を介して外部装置からMAIN LINK信号を受信することができる。入力コネクタ101が正常接続状態である場合、電子機器100は、通信ケーブル400を介して外部装置とAUX信号を双方向で送受信することができる。
入力コネクタ101が誤接続状態である場合、外部装置から電子機器100にHPD信号が送信される場合がある。入力コネクタ101が誤接続状態である場合、電子機器100は、通信ケーブル400を介して外部装置からMAIN LINK信号を受信することはできない。入力コネクタ101が誤接続状態である場合、電子機器100は、通信ケーブル400を介して外部装置とAUX信号を双方向で送受信することはできない。
入力接続検出部102は、入力コネクタ101が、未接続状態、正常接続状態及び誤接続状態のいずれか一つであることを検出する。
入力接続検出部102について、図2を用いて詳細に説明する。図2において、入力接続検出部102は、HPD信号検出部201と、HPD信号制御部202と、AUX通信検出部203と、入力接続記憶部204とを有する。
HPD信号検出部201は、HPDピン101bの電圧を測定し、HPDピン101bの電圧を示すHPD信号が、H(High)レベルであるか、L(Low)レベルであるかを検出する。例えば、HPD信号検出部201は、測定したHPDピン101bの電圧が、第1の閾値(例えば、2.0V)より高い場合は、HPD信号がHレベルであると検出する。また、HPD信号検出部201は、測定したHPDピン101bの電圧が第2の閾値(例えば、0.8V)より低い場合は、HPD信号がLレベルであると検出する。
HPD信号制御部202は、HPDピン101bに印加される電圧を制御することでHPD信号を外部装置に送信する。HPD信号制御部202は、入力コネクタ101と外部装置とが通信ケーブル400を介して接続されている場合、AUX通信の認証を開始することを外部装置に検出させるために、HPD信号を外部装置に送信する。
このため、HPD信号制御部202は、BRANCH部103が動作可能な状態であることがBRANCH部103から通知された場合、HレベルのHPD信号を外部装置に送信する。この場合、HPD信号制御部202は、HPDピン101bに印加される電圧が第1の閾値よりも高くになるように制御する。外部装置がHレベルのHPD信号を検出した場合、外部装置は、第1の情報を電子機器100から取得するためのAUX信号を電子機器100に送信し、AUX通信の認証を行う。さらに、また、この場合、外部装置がHレベルのHPD信号を検出したとき、外部装置は、第2の情報を電子機器100から取得するためのAUX信号を電子機器100に送信し、AUX通信の認証を行う。
なお、第1の情報は、画像データ及び音声データの少なくとも一つを電子機器100に送信するために必要な情報である。第1の情報は、外部装置が電子機器100に送信するための画像データ及び音声データの少なくとも一つを生成するために用いられる。例えば、第1の情報は、EDID(Extended Display Identification Data)またはE−EDID(Enhanced EDID)である。電子機器100のEDID及びE−EDIDはいずれも、電子機器100のデバイス情報である。電子機器100のEDID及びE−EDIDはいずれも、電子機器100の識別情報、電子機器100の画像表示能力を示す情報、電子機器100の対応する解像度を示す情報、電子機器100の音声出力能力を示す情報等を含む。例えば、電子機器100のEDID及びE−EDIDには、電子機器100がサポートしている解像度を示す情報、走査周波数を示す情報、アスペクト比を示す情報、色空間などに関する情報が含まれている。E−EDIDは、EDIDを拡張したものであり、EDIDよりも多くの能力情報を含む。例えば、電子機器100のE−EDIDには、電子機器100がサポートしている画像データ及び音声データのフォーマットなどに関する情報が含まれている。以下、EDID及びE−EDIDをいずれも「EDID」と呼ぶ。なお、電子機器100のEDIDは、予め電子機器100に記録されているものとする。
また、第2の情報は、制御データの送受信を可能にするために必要な情報である。第2の情報は、例えば、DPCD(Display Port Configuration Data)である。電子機器100のDPCDは、電子機器100の受信能力、電子機器100の状態、電子機器100との間のAUX通信の状態の少なくとも一つを示す情報を示す。なお、電子機器100のDPCDは、予め電子機器100に記録されているものとする。
また、HPD信号制御部202は、BRANCH部103が動作可能な状態でないと検出された場合、LレベルのHPD信号を外部装置に送信するためにHPDピン101bに印加される電圧が第2の閾値よりも低くなるように制御する。この場合、外部装置がLレベルのHPD信号を検出したとき、外部装置は、電子機器100の存在を検出することができないので、第1の情報及び第2の情報を電子機器100から取得できない。
また、HPD信号制御部202は、HPD信号検出部201によって検出されたHPD信号がHレベルであるか、Lレベルであるかを示す情報をHPD信号検出部201から取得し、入力接続記憶部204に供給する。
AUX通信検出部203は、AUX信号を受信したか否かを検出する。AUX通信検出部203は、AUX信号を受信したか否かを示す情報を入力接続記憶部204に供給する。
入力接続記憶部204は、HPD信号制御部202及びAUX通信検出部203から供給される情報を記憶する。制御部108は、入力接続記憶部204に記憶されている情報を用いて、入力コネクタ101が、「未接続状態」、「正常接続状態」及び「誤接続状態」のいずれか一つであるかを検出する。さらに、制御部108は、検出結果から得られた入力コネクタ101の状態を示す情報を入力接続記憶部204に記憶する。
BRANCH部103は、入力コネクタ101と接続され、出力コネクタ104と接続され、通信部106と接続される。BRANCH部103は、入力コネクタ101を介してAUX信号及びMAIN LINK信号の少なくとも一つを受信し、受信したAUX信号及びMAIN LINK信号の少なくとも一つを通信部106に供給する。また、BRANCH部103は、通信部106から供給されたAUX信号を入力コネクタ101を介して送信することもできる。
さらに、BRANCH部103は、出力コネクタ104を介してAUX信号を受信し、通信部106に供給する。また、BRANCH部103は、通信部106から供給されたAUX信号及びMAIN LINK信号の少なくとも一つを出力コネクタ104を介して送信することもできる。
また、BRANCH部103は、入力コネクタ101を介して受信したAUX信号を出力コネクタ104を介して外部装置に送信することもできる。さらに、BRANCH部103は、出力コネクタ104を介して受信したAUX信号を入力コネクタ101を介して外部装置に送信することもできる。
出力コネクタ104は、通信ケーブル400を介して外部装置を接続する。出力コネクタ104は、通信ケーブル400を介して電子機器100から外部にMAIN LINK信号を出力するためのコネクタである。出力コネクタ104は、通信ケーブル400を接続するために、図3のように、AUXピン104a、HPDピン104b及びMAIN LINK LANEピン104cを有する。出力コネクタ104と通信ケーブル400とが接続された場合、AUXピン104aとAUXライン401とが接続され、HPDピン104bとHPDライン402とが接続される。さらに、出力コネクタ104と通信ケーブル400とが接続された場合、MAIN LINK LANEピン104cとMAIN LINKライン403とが接続される。
出力コネクタ104と、通信ケーブル400及び外部装置の少なくとも一つが接続されていない場合、出力コネクタ104は、未接続状態となる。出力コネクタ104と外部装置の入力コネクタとが通信ケーブル400を介して接続される場合、電子機器100と外部装置とが正常に接続されるので、出力コネクタ104は、正常接続状態となる。出力コネクタ104と外部装置の出力コネクタとが通信ケーブル400を介して接続される場合、電子機器100と外部装置とが誤接続されたことになるため、出力コネクタ104は、誤接続状態となる。
出力コネクタ104が正常接続状態である場合、電子機器100は、外部装置からHPD信号を一方向で受信し、電子機器100から外部装置にHPD信号を送信しない。出力コネクタ104が正常接続状態である場合、電子機器100は、通信ケーブル400を介して外部装置にMAIN LINK信号を送信することができる。出力コネクタ104が正常接続状態である場合、電子機器100は、通信ケーブル400を介して外部装置とAUX信号を双方向で送受信することができる。
出力コネクタ104が誤接続状態である場合、外部装置から電子機器100にHPD信号が送信されない場合がある。出力コネクタ104が誤接続状態である場合、電子機器100は、通信ケーブル400を介して外部装置にMAIN LINK信号を送信することはできない。出力コネクタ104が誤接続状態である場合、電子機器100は、通信ケーブル400を介して外部装置とAUX信号を双方向で送受信することはできない。
出力接続検出部105は、出力コネクタ104が、未接続状態、正常接続状態及び誤接続状態のいずれか一つであることを検出する。
次に、出力接続検出部105について、図3を用いて詳細に説明する。図3において、出力接続検出部105は、HPD入出力切替部301、HPD信号検出部302、HPD信号制御部303と、AUX通信検出部304と、出力接続記憶部305とを有する。
HPD入出力切替部301は、HPDピン104bを、HPD信号検出部302及びHPD信号制御部303のいずれか一つに接続する。
HPD入出力切替部301は、HPD受信モードと、HPD送信モードとを有する。HPD入出力切替部301がHPD受信モードである場合、HPD入出力切替部301は、HPDピン104bとHPD信号検出部302とを接続する。HPD入出力切替部301がHPD受信モードである場合、HPD入出力切替部301は、HPDピン104bとHPD信号制御部303とを接続しないようにする。HPD入出力切替部301がHPD送信モードである場合、HPD入出力切替部301は、HPDピン104bとHPD信号制御部303とを接続する。HPD入出力切替部301がHPD送信モードである場合、HPD入出力切替部301は、HPDピン104bとHPD信号検出部302とを接続しないようにする。
HPD信号検出部302は、HPDピン104bの電圧を測定し、HPDピン104bの電圧を示すHPD信号が、Hレベルであるか、Lレベルであるかを検出する。例えば、HPD信号検出部302は、測定したHPDピン104bの電圧が第1の閾値より高い場合は、HPD信号がHレベルであると検出する。また、HPD信号検出部302は、測定したHPDピン104bの電圧が第2の閾値より低い場合は、HPD信号がLレベルであると検出する。
また、HPD信号検出部302は、検出したHPD信号がHレベルであるかLレベルであるかを示す情報を出力接続記憶部305に供給する。
HPD信号制御部303は、HPD入出力切替部301がHPD送信モードである場合、HPDピン104bに印加される電圧を制御することでHPD信号を外部装置に送信する。HPD信号制御部303は、出力コネクタ104と外部装置とが通信ケーブル400を介して接続されている場合、AUX通信の認証を開始することを外部装置に検出させるために、HPD信号を外部装置に送信する。なお、HPD信号制御部303は、HPD入出力切替部301がHPD受信モードである場合、HPDピン104bに印加される電圧を制御しない。
また、HPD信号制御部303は、HPD信号をHレベルにするためにHPDピン104bの電圧を制御しているか、HPD信号をLレベルにするためにHPDピン104bの電圧を制御を行っているかを示す情報を出力接続記憶部305に供給する。
AUX通信検出部304は、AUX信号を受信したか否かを検出する。AUX通信検出部304は、AUX信号を受信したか否かを示す情報を出力接続記憶部305に供給する。
出力接続記憶部305は、HPD信号検出部302、HPD信号制御部303及びAUX通信検出部304から供給される情報を記憶する。制御部108は、出力接続記憶部305に記憶されている情報を用いて、出力コネクタ104が、「未接続状態」、「正常接続状態」及び「誤接続状態」のいずれか一つであるかを検出する。さらに、制御部108は、検出結果から得られた出力コネクタ104の状態を示す情報を出力接続記憶部305に記憶する。
通信部106は、BRANCH部103から供給されたMAIN LINK信号を表示部109に供給する。通信部106は、BRANCH部103から供給されたAUX信号を制御部108に供給する。また、電子機器100が入力コネクタ101を介して外部装置と接続されている場合、制御部108は、外部装置を制御するためのAUX信号を生成し、入力コネクタ101を介して外部装置に送信するようにBRANCH部103及び通信部106を制御する。また、電子機器100が出力コネクタ104を介して外部装置と接続されている場合、制御部108は、外部装置を制御するためのAUX信号を生成し、出力コネクタ104を介して外部装置に送信するようにBRANCH部103及び通信部106を制御する。
画像生成部107は、制御部108からの指示に応じて、画像データを生成する。画像生成部107によって生成された画像データは、表示部109に供給される。
制御部108は、電子機器100の各部を制御する。なお、制御部108は、制御部108の内部メモリに記録されているコンピュータプログラムを実行することによって、電子機器100を制御する。なお、制御部108は、CPU等を含む。また、制御部108は、ハードウェアにより構成されるものである。
表示部109は、通信部106及び画像生成部107のいずれか一つから供給される画像データを表示する。
図4は、制御部108によって行われる第1の検出処理を示すフローチャートである。第1の検出処理は、入力コネクタ101の接続状態を検出し、入力コネクタ101と外部装置の入力コネクタとが誤接続されているか否かを判定するための処理である。なお、第1の検出処理は、制御部108の内部メモリに記録されているコンピュータプログラムを制御部108が実行することによって実現することができる。なお、図4の第1の検出処理は、電子機器100の電源がオンになった場合に行われるものとする。
BRANCH部103が動作可能な状態であることをBRANCH部103が制御部108に通知した場合、S401で、制御部108は、入力コネクタ101におけるHPD信号をLレベルからHレベルに変更するようにHPD信号制御部202を制御する。この場合、S402に進む。
S402において、制御部108は、HPDピン101bの電圧を測定し、HPD信号を検出するようにHPD信号検出部201を制御する。この場合、本フローチャートは、S402からS403に進む。
入力コネクタ101に外部装置の入力コネクタが通信ケーブル400を介して接続される場合、外部装置の入力コネクタから電子機器100にHPD信号が供給されることにより、入力コネクタ101におけるHPD信号のレベルが変化する場合がある。そこで、入力コネクタ101におけるHPD信号がHレベルになるように制御した後、制御部108は、HPD信号検出部201により入力コネクタ101におけるHPD信号のレベルが変化するか否かを検出する。このことで、制御部108は、外部装置がHPD信号を電子機器100に供給するか否かを判定する。
S403において、制御部108は、HPD信号検出部201によって検出されたHPD信号がHレベルであるか否か判定する。HPD信号検出部201によって検出されたHPD信号がHレベルであると判定された場合(S403でYes)、制御部108は、外部装置から電子機器100にHPD信号が供給されていないと判定し、S404に進む。
HPD信号検出部201によって検出されたHPD信号がHレベルでないと判定された場合(S403でNo)、制御部108は、外部装置から電子機器100にHPD信号が供給されていると判定する。外部装置が電子機器100にHPD信号を供給する場合、制御部108は、外部装置の入力コネクタが通信ケーブル400を介して電子機器100の入力コネクタ101に接続されていると判定し、S410に進む。
S410において、制御部108は、入力コネクタ101が誤接続状態であると判定する。さらに、制御部108は、警告用の第1の画像データを生成するように画像生成部107を制御する。さらに、制御部108は、第1の画像データを表示するように表示部109を制御する。なお、第1の画像データとは、入力コネクタ101と外部装置とが誤接続されていることを通知するためのデータであるが、入力コネクタ101に接続されている外部装置を電子機器100から取り外すように促すためのデータであってもよい。また、第1の画像データは、入力コネクタ101に通信エラーが発生していることを通知するデータであってもよい。なお、第1の画像データは、入力コネクタ101が誤接続状態であることを警告するためのデータであれば良いものとする。
この場合、本フローチャートは終了する。なお、入力コネクタ101が誤接続状態以外の状態になるまでの間、制御部108は、第1の画像データが表示部109に表示されるようにしてもよい。また、制御部108は、特定の時間が経過するまでの間、第1の画像データが表示部109に表示されるようにしてもよい。また、制御部108は、第1の画像データが表示部109の代わりに外部の表示装置に表示されるように制御してもよい。
S404において、制御部108は、HPD信号がHレベルであると判定されてから(S403でYes)所定の時間が経過するまでに、入力コネクタ101を介してAUX通信の認証が行われたか否かを検出する。制御部108は、AUX通信検出部203によってAUX信号を受信したと検出されたか否かを判定する。さらに、制御部108は、AUX通信検出部203によってAUX信号を受信したと検出された場合、受信したAUX信号が第1の情報及び第2の情報の少なくとも一つを取得するためのAUX信号であるか否かを判定する。
受信したAUX信号が第1の情報及び第2の情報の少なくとも一つを取得するためのAUX信号であると判定された場合、制御部108は、所定の時間が経過するまでに、入力コネクタ101を介してAUX通信の認証が行われたと判断し、S405に進む。
S405において、制御部108は、入力コネクタ101が正常接続状態であると判定する。この場合、制御部108は、入力コネクタ101を介して接続される外部装置からMAIN LINK信号を受信したり、入力コネクタ101を介して接続される外部装置とAUX信号のやり取りを行う。この場合、本フローチャートは、終了する。
受信したAUX信号が第1の情報及び第2の情報の少なくとも一つを取得するためのAUX信号でないと判定された場合、制御部108は、所定の時間が経過するまでに、入力コネクタ101を介してAUX通信の認証が行われていないと判断し、S406に進む。
制御部108は、AUX通信検出部203によってAUX信号を受信したと検出されていない場合、制御部108は、所定の時間が経過するまでに入力コネクタ101を介してAUX通信の認証が行われていないと判断し、S406に進む。
HPD信号がHレベルであり(S403でYes)、かつ、外部装置とAUX通信の認証が行われていない場合(S404でNo)、制御部108は、入力コネクタ101が誤接続状態であるのか、未接続状態であるのかを正確に判定することができない。
そこで、入力コネクタ101におけるHPD信号をLレベルにするように制御した後、制御部108は、入力コネクタ101におけるHPD信号のレベルが変化するか否かを検出することで、外部装置がHPD信号を電子機器100に供給するか否かを検出する。
すなわち、S406において、制御部108は、入力コネクタ101におけるHPD信号をHレベルからLレベルに変更するようにHPD信号制御部202を制御し、S407に進む。
S407において、制御部108は、HPDピン101bの電圧を測定し、HPD信号を検出するようにHPD信号検出部201を制御し、S408に進む。
S408において、制御部108は、HPD信号検出部201によって検出されたHPD信号がLレベルであるか否か判定する。HPD信号検出部201によって検出されたHPD信号がLレベルであると判定された場合(S408でYes)、制御部108は、外部装置から電子機器100にHPD信号が供給されていないと判定し、S409に進む。
S409において、制御部108は、入力コネクタ101が未接続状態であると判定する。なお、この場合、制御部108は、一定の時間が経過した後、再び、図4における第1の検出処理を行い、入力コネクタ101が、正常接続状態、誤接続状態及び未接続状態のいずれか一つであると判定する。
HPD信号検出部201によって検出されたHPD信号がLレベルでないと判定された場合(S408でNo)、制御部108は、外部装置から電子機器100にHPD信号が供給されていると判定する。外部装置が電子機器100にHPD信号を供給する場合、制御部108は、外部装置の入力コネクタが通信ケーブル400を介して電子機器100の入力コネクタ101に接続されていると判定し、S410に進む。
図5は、制御部108によって行われる第2の検出処理を示すフローチャートである。第2の検出処理は、出力コネクタ104の接続状態を検出し、出力コネクタ104と外部装置の出力コネクタとが誤接続されているか否かを判定するための処理である。なお、第2の検出処理は、制御部108の内部メモリに記録されているコンピュータプログラムを制御部108が実行することによって実現することができる。なお、図5の第2の検出処理は、電子機器100の電源がオンになった場合に行われるものとする。
S501において、制御部108は、HPD入出力切替部301をHPD受信モードに設定し、S502に進む。
出力コネクタ104に外部装置の入力コネクタが通信ケーブル400を介して接続される場合、外部装置の入力コネクタから電子機器100にHPD信号が供給されることにより、出力コネクタ104におけるHPD信号のレベルが変化する場合がある。
そこで、S502において、制御部108は、HPD信号検出部201によって検出されたHPD信号がLレベルからHレベルに変更されたか否か判定する。制御部108によって、HPD信号検出部201によって検出されたHPD信号がLレベルからHレベルに変更されたと判定された場合(S502でYes)、制御部108は、外部装置から電子機器100にHPD信号が供給されていると判定する。すなわち、この場合、制御部108は、出力コネクタ104に外部装置の入力コネクタが通信ケーブル400を介して接続されると判定し、S503に進む。
S503において、制御部108は、出力コネクタ104が正常接続状態であると判定する。この場合、制御部108は、出力コネクタ104を介して接続される外部装置にMAIN LINK信号を送信したり、出力コネクタ104を介して接続される外部装置とAUX信号のやり取りを行う。この場合、本フローチャートは終了する。
一方、制御部108によって、HPD信号検出部201によって検出されたHPD信号がLレベルからHレベルに変更されていないと判定された場合(S502でNo)、制御部108は、外部装置から電子機器100にHPD信号が供給されていないと判定する。しかし、この場合、制御部108は、出力コネクタ104が誤接続状態であるのか、未接続状態であるのかを正確に判定することができない。
そこで、S504において、制御部108は、HPD入出力切替部301をHPD送信モードに設定し、S505に進む。
出力コネクタ104に外部装置の出力コネクタが通信ケーブル400を介して接続される場合、外部装置から電子機器100にHPD信号は供給されないので、出力コネクタ104におけるHPD信号のレベルが変化しない場合がある。
そこで、出力コネクタ104におけるHPD信号がHレベルになるように制御した後、制御部108は、外部装置から第1の情報及び第2の情報の少なくとも一つを取得するためのAUX信号を受信したか否かを判定する。さらに、制御部108は、その判定結果に応じて、出力コネクタ104が誤接続状態であるのか、未接続状態であるのかを判定する。
すなわち、S505において、制御部108は、HレベルのHPD信号を出力コネクタ104を介して接続される外部装置に出力するようにHPD信号制御部202を制御し、S506に進む。
S506において、制御部108は、HレベルのHPD信号が出力されてから所定の時間が経過するまでに、出力コネクタ104を介してAUX通信の認証が行われたか否かを検出する。制御部108は、AUX通信検出部304によりAUX信号を受信したと検出されたか否かを判定する。さらに、制御部108は、AUX信号を受信したと検出された場合、受信したAUX信号が第1の情報及び第2の情報の少なくとも一つを取得するためのAUX信号であるか否かを判定する。
受信したAUX信号が第1の情報及び第2の情報の少なくとも一つを取得するためのAUX信号であると判定された場合、制御部108は、所定の時間が経過するまでに、出力コネクタ104を介してAUX通信の認証が行われたことを判定し、S507に進む。
S507において、制御部108は、出力コネクタ104が誤接続状態であると判定する。さらに、制御部108は、警告用の第2の画像データを生成するように画像生成部107を制御する。さらに、制御部108は、第2の画像データを表示するように表示部109を制御する。なお、第2の画像データとは、出力コネクタ104と外部装置とが誤接続されていることを通知するためのデータであってもよく、出力コネクタ104に接続されている外部装置を電子機器100から取り外すように促すためのデータであってもよい。なお、第2の画像データは、出力コネクタ104に通信エラーが発生していることを通知する画像データであってもよい。なお、第2の画像データは、出力コネクタ104が誤接続状態であることを警告するためのデータであれば良いものとする。この場合、本フローチャートは終了する。なお、出力コネクタ104の接続状態が誤接続状態以外の状態になるまでの間、制御部108は、第2の画像データが表示部109に表示され続けるようにしてもよい。また、制御部108は、特定の時間が経過するまでの間、第2の画像データが表示部109に表示されるようにしてもよい。また、制御部108は、第2の画像データが表示部109の代わりに外部の表示装置に表示されるように制御してもよい。
受信したAUX信号が第1の情報及び第2の情報の少なくとも一つを取得するためのAUX信号でないと判定された場合(S506でNo)、制御部108は、所定の時間が経過するまでに出力コネクタ104を介してAUX通信の認証が行われていないとを判定し、S508に進む。
S508において、制御部108は、出力コネクタ104が未接続状態であると判定する。なお、この場合、制御部108は、一定の時間が経過した後、再び、図5における第2の検出処理を行い、出力コネクタ104が、正常接続状態、誤接続状態及び未接続状態のいずれか一つであるかを判定するようにしてもよい。
このように、実施例1に係る電子機器100は、HPD信号のレベルの検出とAUX通信によって、電子機器100の入力コネクタ101と外部装置の入力コネクタとが接続されているか否かを検出するようにした。電子機器100は、電子機器100の入力コネクタ101と外部装置の入力コネクタとが接続されている場合、電子機器100と外部装置とが誤接続されていることをユーザに通知する。さらに、電子機器100は、HPD信号のレベルの検出とAUX通信によって、電子機器100の出力コネクタ104と外部装置の出力コネクタとが接続されているか否かを検出するようにした。電子機器100の出力コネクタ104と外部装置の出力コネクタとが接続されている場合、電子機器100と外部装置とが誤接続されていることをユーザに通知する。このため、電子機器100は、電子機器100と外部装置とを正常に接続させるようにユーザに促すことができる。
HPD信号のレベルの検出とAUX通信とは、電子機器100と外部装置との間で通信の認証を行う際に行われるので、電子機器100は、容易に電子機器と外部装置とが誤接続であるか否かを検出することができる。
したがって、実施例1に係る電子機器100は、入力コネクタと出力コネクタとが同一の形状である電子機器100と外部装置とが誤接続されているか否かを正確に検出し、電子機器と外部装置とが正常に接続されるようにすることができる。
なお、第1の検出処理及び第2の検出処理により入力コネクタ101が誤接続状態であり、かつ、出力コネクタ104が誤接続状態であると検出された場合、制御部108は、警告用の第1の画像データ及び第2の画像データが表示されるようにする。
[実施例2]
実施例2について、以下説明を行う。電子機器100の入力コネクタ101と送信装置500の出力コネクタとを通信ケーブル400aを介して接続し、電子機器100の出力コネクタ104と表示装置600の入力コネクタとを通信ケーブル400bを介してカスケード接続する通信システムがある。この通信システムでは、送信装置500(第2の外部装置)から送信される画像データは電子機器100により受信される。さらに、この通信システムでは、電子機器100(第1の外部装置)は、送信装置500から受信した画像データを表示装置600に送信し、表示装置600は、電子機器100から送信された画像データを受信する。そのため、このような通信システムにおいて、ユーザは、送信装置500から送信される画像データを電子機器100及び表示装置600において視聴することができる。
なお、通信ケーブル400a及び通信ケーブル400bは、実施例1において説明された通信ケーブル400と同様な構成を有するものであるものとする。
しかし、図6(a)に示されるような接続をした場合、電子機器100の出力コネクタ104と送信装置500の出力コネクタとが接続されているため、電子機器100と送信装置500は、正常な通信を行うことができない。また、図6(b)に示されるような接続状態の場合、電子機器100の出力コネクタ104と表示装置600の出力コネクタとが接続されているため、電子機器100と表示装置600は、正常な通信を行うことができない。
図6(a)及び図6(b)に示されるような接続が行われた場合、ユーザは、送信装置500から送信される画像データを電子機器100及び表示装置600において視聴することができない。そこで、実施例2に係る電子機器100において、このような問題を解決する。
実施例2において、実施例1において説明された処理や構成と共通する箇所は説明を省略し、実施例1において説明された処理や構成と異なる箇所について、説明を行うものとする。
図7は、制御部108によって行われる通知処理を示すフローチャートである。通知処理は、入力コネクタ101または出力コネクタ104が誤接続状態であることを電子機器100に接続されている送信装置500及び表示装置600のいずれか一つに通知するための処理である。
なお、通知処理は、制御部108の内部メモリに記録されているコンピュータプログラムを制御部108が実行することによって実現することができる。なお、図7の通知処理は、電子機器100の電源がオンになった場合に行われるものとする。なお、図7の通知処理が制御部108によって行われる前に、図4の第1の検出処理及び図5の第2の検出処理が制御部108によって行われたものとする。
S701において、制御部108は、出力コネクタ104が正常接続状態であるか否かを検出する。制御部108によって、出力コネクタ104が正常接続状態であると検出された場合(S701でYes)、本フローチャートは、S701からS702に進む。制御部108によって、出力コネクタ104が正常接続状態でないと検出された場合(S701でNo)、本フローチャートは、S701からS703に進む。
S703において、制御部108は、入力コネクタ101が正常接続状態であるか否かを検出する。制御部108によって、入力コネクタ101が正常接続状態であると検出された場合(S703でYes)、本フローチャートは、S703からS704に進む。制御部108によって、入力コネクタ101が正常接続状態でないと検出された場合(S703でNo)、本フローチャートは、終了する。
S704において、制御部108は、出力コネクタ104が誤接続状態であるか否かを検出する。制御部108によって、出力コネクタ104が誤接続状態であると検出された場合(S704でYes)、本フローチャートは、S704からS705に進む。制御部108によって、出力コネクタ104が誤接続状態でないと検出された場合(S704でNo)、本フローチャートは、S704からS706に進む。
S705において、制御部108は、出力コネクタ104が誤接続状態であることを通知するためのAUX信号を生成し、これを入力コネクタ101に接続されている外部装置に送信するように通信部106及びBRANCH部103を制御する。出力コネクタ104の接続状態が誤接続状態であることを通知するためのAUX信号には、出力コネクタ104が誤接続状態であることを表示するように制御するためのデータが含まれていてもよい。また、出力コネクタ104が誤接続状態であることを通知するためのAUX信号には、出力コネクタ104に接続されている外部装置を取り外すように促す旨を表示するように制御するためのデータが含まれている。
図6(a)のような場合、制御部108は、通信ケーブル400bを出力コネクタ104から取り外すように促す旨を表示させる制御データを入力コネクタ101に接続される表示装置600に送信する。さらに、制御部108は、出力コネクタ104から取り外された通信ケーブル400bを表示装置600の入力コネクタに接続するように促す旨を表示させる制御データを入力コネクタ101に接続される表示装置600に送信する。
図6(b)のような場合、制御部108は、通信ケーブル400aを表示装置600の出力コネクタから取り外すように促す旨を表示させる制御データを入力コネクタ101に接続される送信装置500に送信する。さらに、制御部108は、表示装置600から出力コネクタから取り外された通信ケーブル400aを表示装置600の入力コネクタに接続するように促す旨を表示させる制御データを入力コネクタ101に接続される送信装置500に送信する。この場合、本フローチャートは終了する。
S706において、制御部108は、出力コネクタ104が未接続状態であることを通知するためのAUX信号を生成し、これを入力コネクタ101に接続されている外部装置に送信するように通信部106及びBRANCH部103を制御する。出力コネクタ104が未接続状態であることを通知するためのAUX信号には、出力コネクタ104が未接続状態であることを表示するように制御するためのデータが含まれる。この場合、本フローチャートは終了する。
一方、S702において、制御部108は、入力コネクタ101が正常接続状態であるか否かを検出する。制御部108によって、入力コネクタ101が正常接続状態であると検出された場合(S702でYes)、本フローチャートは、終了する。制御部108によって、入力コネクタ101が正常接続状態でないと検出された場合(S702でNo)、本フローチャートは、S702からS707に進む。
S707において、制御部108は、入力コネクタ101が誤接続状態であるか否かを検出する。制御部108によって、入力コネクタ101が誤接続状態であると検出された場合(S707でYes)、本フローチャートは、S707からS708に進む。制御部108によって、入力コネクタ101が誤接続状態でないと検出された場合(S707でNo)、本フローチャートは、S707からS709に進む。
S708において、制御部108は、入力コネクタ101が誤接続状態であることを通知するためのAUX信号を生成し、これを出力コネクタ104に接続されている外部装置に送信するように通信部106及びBRANCH部103を制御する。入力コネクタ101が誤接続状態であることを通知するためのAUX信号には、入力コネクタ101の接続状態が誤接続状態であることを表示するように制御するためのデータが含まれる。また、入力コネクタ101が誤接続状態であることを通知するためのAUX信号には、入力コネクタ101に接続されている外部装置を取り外すように促す旨を表示するように制御するためのデータが含まれる。この場合、本フローチャートは終了する。
S709において、制御部108は、入力コネクタ101が未接続状態であることを通知するためのAUX信号を生成し、これを出力コネクタ104に接続されている外部装置に送信するように通信部106及びBRANCH部103を制御する。入力コネクタ101が未接続状態であることを通知するためのAUX信号には、入力コネクタ101が未接続状態であることを表示するように制御するためのデータが含まれていてもよい。この場合、本フローチャートは終了する。
このように実施例2に係る電子機器100は、入力コネクタ101及び出力コネクタ104のいずれか一つが誤接続されている場合において、入力コネクタ101及び出力コネクタ104のいずれか一つが誤接続されている旨を外部装置に表示させるようにした。これにより、電子機器100は、入力コネクタ101及び出力コネクタ104のいずれか一つが誤接続されている旨をユーザに通知できるようにした。また、電子機器100は、電子機器100及び表示装置600において送信装置500から送信される画像データを視聴する通信システムになるように電子機器100と外部装置との接続を変更させるようにユーザに促すことができる。
したがって、実施例2に係る電子機器100は、電子機器100と外部装置との誤接続を正確に検出し、電子機器100と外部装置とが正常に接続されるようにすることができる。
なお、実施例2に係る電子機器100において、実施例1と共通する構成や処理については、実施例1に係る電子機器100と同様な効果を有するものとする。なお、本発明に係る電子機器は、実施例1と実施例2とを組み合わせたものでもよい。
実施例1及び2において、電子機器100は、Display Port規格に準拠した装置であり、電子機器100は、Display Port規格に準拠した通信ケーブル400を介して外部装置と接続されるものとした。しかし、これに限られないものとする。
例えば、電子機器100は、Display Port規格の代わりにDisplay Port規格と互換性のある規格に準拠した装置であっても良い。この場合、電子機器100は、Display Port規格と互換性のある規格に準拠した通信ケーブル400を介して外部装置と接続されてもよい。なお、Display Port規格に互換性のある規格とは、例えば、Thunderbolt規格等がある。
例えば、電子機器100は、Display Port規格以外の規格に準拠した装置であっても良い。この場合、電子機器100は、Display Port規格以外の規格に準拠した通信ケーブル400を介して外部装置と接続されてもよい。なお、Display Port規格以外の規格とは、例えば、HDMI(登録商標)規格等がある。
(他の実施例)
本発明に係る電子機器は、実施例1及び2で説明した電子機器に限定されるものではない。例えば、本発明に係る電子機器は、複数の装置から構成されるシステムにより実現することも可能である。
また、実施例1及び2で説明した様々な処理及び機能は、コンピュータプログラムにより実現することも可能である。この場合、本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータ(CPU等を含む)で実行可能であり、実施例1及び2で説明した様々な機能を実現することになる。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータ上で稼動しているOS(Operating System)などを利用して、実施例1及び2で説明した様々な処理及び機能を実現してもよいことは言うまでもない。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体から読み出され、コンピュータで実行されることになる。コンピュータ読取可能な記録媒体には、ハードディスク装置、光ディスク、CD−ROM、CD−R、メモリカード、ROM等を用いることができる。また、本発明に係るコンピュータプログラムは、通信インターフェースを介して外部装置からコンピュータに提供され、当該コンピュータで実行されるようにしてもよい。