JP2018190845A - インプリント装置および物品製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】型のパターンの変形を低減するとともにアライメント誤差を低減するために有利な技術を提供する。【解決手段】インプリント装置は、基板の上のインプリント材に型を接触させ該インプリント材を硬化させることによって前記基板の上にパターンを形成するインプリント処理を行う。インプリント装置は、前記基板と前記型との相対的な配置関係を検出する検出部と、前記検出部からの出力に基づいて前記配置関係を調整するための調整部とを備える。前記調整部は、前記基板と前記型との間のインプリント材に振動が与えられた状態で前記配置関係を調整し、その後、前記基板と前記型との間のインプリント材に振動が与えられない状態で前記配置関係を更に調整する。【選択図】図4
Description
本発明は、インプリント装置および物品製造方法に関する。
インプリント装置では、基板のショット領域の上のインプリント材に型を接触させた状態でインプリント材を硬化させることによって、硬化したインプリト材からなるパターンを基板の上に形成する。インプリント装置では、基板のショット領域と型との最終的なアライメントは、ショット領域の上のインプリント材に型が接触した状態でなされうる。このアライメントは、ショット領域に設けられたアライメントマークと型に設けられたアライメントマークとを使ってショット領域と型との相対位置を検出しながら基板と型との相対位置を調整することによってなされうる。このようなアライメントは、ダイバイダイアライメントと呼ばれる。
ショット領域の上のインプリント材に型が接触した状態における基板と型との間隔は、例えば、1マイクロメートル以下でありうる。ショット領域の上のインプリント材に型が接触した状態において、インプリント材は粘弾性を示す。粘弾性は、粘性と弾性とを合わせた性質である。ショット領域の上のインプリント材に型が接触した状態において基板および型の相対位置を変更しようとすると、インプリント材の粘弾性によって、基板と型との間には、かなり大きな力が作用する。この力は、ショット領域と型との正確なアライメントを困難にするほか、型のパターンを変形させうる。
特許文献1には、インプリント材(樹脂)の粘弾性による影響を低下させるために、インプリント材に対して高周波振動を与えながら基板と型とのアライメントを行うインプリント装置が記載されている。特許文献1に記載されたインプリント装置では、アライメントの完了後に振動が停止される(段落0019)。
しかし、アライメントの完了後もインプリント材に振動を与えた場合、基板と型との相対位置が該振動によって変化してしまう可能性があり、アライメント誤差が大きくなりうる。
本発明は、型のパターンの変形を低減するとともにアライメント誤差を低減するために有利な技術を提供することを目的とする。
本発明の1つの側面は、基板の上のインプリント材に型を接触させ該インプリント材を硬化させることによって前記基板の上にパターンを形成するインプリント処理を行うインプリント装置に係り、前記インプリト装置は、前記基板と前記型との相対的な配置関係を検出する検出部と、前記検出部からの出力に基づいて前記配置関係を調整するための調整部と、を備え、前記調整部は、前記基板と前記型との間のインプリント材に振動が与えられた状態で前記配置関係を調整し、その後、前記基板と前記型との間のインプリント材に振動が与えられない状態で前記配置関係を更に調整する。
本発明によれば、型のパターンの変形を低減するとともにアライメント誤差を低減するために有利な技術が提供される。
以下、添付図面を参照しながら本発明をその例示的な実施形態を通して説明する。
図1には、本発明の1つの実施形態のインプリント装置100の構成が模式的に示され、図2は、インプリント装置100に組み込まれた調整部200の構成例が示されている。調整部200は、基板3のショット領域と型8との相対的な配置関係を調整する。インプリント装置100は、基板3のショット領域の上のインプリント材IMに型8を接触させインプリント材IMを硬化させることによって基板3のショット領域の上にパターンを形成するインプリント処理を行う。基板3は、少なくとも1つのショット領域を有し、ショット領域にはアライメントマークが設けられている。
インプリント材としては、硬化用のエネルギーが与えられることにより硬化する硬化性組成物(未硬化状態の樹脂と呼ぶこともある)が用いられる。硬化用のエネルギーとしては、電磁波、熱等が用いられうる。電磁波は、例えば、その波長が10nm以上1mm以下の範囲から選択される光、例えば、赤外線、可視光線、紫外線などでありうる。硬化性組成物は、光の照射により、あるいは、加熱により硬化する組成物でありうる。これらのうち、光の照射により硬化する光硬化性組成物は、少なくとも重合性化合物と光重合開始剤とを含有し、必要に応じて非重合性化合物または溶剤を更に含有してもよい。非重合性化合物は、増感剤、水素供与体、内添型離型剤、界面活性剤、酸化防止剤、ポリマー成分などの群から選択される少なくとも一種である。インプリント材は、液滴状、或いは複数の液滴が繋がってできた島状又は膜状となって基板上に配置されうる。インプリント材の粘度(25℃における粘度)は、例えば、1mPa・s以上100mPa・s以下でありうる。基板の材料としては、例えば、ガラス、セラミックス、金属、半導体、樹脂等が用いられうる。必要に応じて、基板の表面に、基板とは別の材料からなる部材が設けられてもよい。基板は、例えば、シリコンウエハ、化合物半導体ウエハ、石英ガラスである。
本明細書および添付図面では、基板3の表面に平行な方向をXY平面とするXYZ座標系において方向を示す。XYZ座標系におけるX軸、Y軸、Z軸にそれぞれ平行な方向をX方向、Y方向、Z方向とし、X軸周りの回転、Y軸周りの回転、Z軸周りの回転をそれぞれθX、θY、θZとする。X軸、Y軸、Z軸に関する制御または駆動は、それぞれX軸に平行な方向、Y軸に平行な方向、Z軸に平行な方向に関する制御または駆動を意味する。また、θX軸、θY軸、θZ軸に関する制御または駆動は、それぞれX軸に平行な軸の周りの回転、Y軸に平行な軸の周りの回転、Z軸に平行な軸の周りの回転に関する制御または駆動を意味する。また、位置は、X軸、Y軸、Z軸の座標に基づいて特定されうる情報であり、姿勢は、θX軸、θY軸、θZ軸の値で特定されうる情報である。アライメントは、位置および/または姿勢を制御することを意味する。アライメントは、例えば、X軸およびY軸に関する位置およびθZ軸に関する姿勢を制御すること、より詳しくは、基板のショット領域と型との重ね合わせ誤差を低減することを意味する。アライメントは、基板および型の少なくとも一方の位置および/または姿勢の制御を含みうる。基板(又は、基板のショット領域)と型との間の相対的な配置関係は、基板(又は、基板のショット領域)と型との間の相対的な位置(相対位置)、および、基板(又は、基板のショット領域)と型との間の相対的な回転(相対回転)の少なくとも一方を含みうる。
インプリント装置100は、基板3を保持する基板保持部4、基板保持部4を駆動することによって基板3を駆動する基板駆動機構6、型8を保持し駆動する型駆動機構9を備えうる。基板駆動機構6および型駆動機構9は、基板3と型8との相対的な配置関係が調整されるように基板3および型8の少なくとも一方を駆動する駆動機構であり、調整部200の一部を構成する。調整部200による相対的な配置関係の調整は、基板3の上のインプリント材に対する型8の接触、および、硬化したインプリント材(硬化物のパターン)からの型8の分離のための駆動を含む。
基板駆動機構6は、基板3を複数の軸(例えば、X軸、Y軸、θZ軸の3軸、好ましくは、X軸、Y軸、Z軸、θX軸、θY軸、θZ軸の6軸)について駆動するように構成されうる。型駆動機構9は、型8を複数の軸(例えば、Z軸、θX軸、θY軸の3軸、好ましくは、X軸、Y軸、Z軸、θX軸、θY軸、θZ軸の6軸)について駆動するように構成されうる。
インプリント装置100は、基板保持部4の位置を計測する計測部5と、基板3(のショット領域)と型8との相対的な配置関係を検出する検出部10とを備えうる。計測部5は、例えば、レーザ干渉計およびエンコーダの少なくとも1つを含みうる。検出部10は、基板3のショット領域に設けられたアライメントマークと型8に設けられたアライメントマークとを用いてショット領域と型8との相対的な配置関係を検出する。相対的な配置関係は、検出部10により、例えば、X軸、Y軸およびθZ軸に関するショット領域と型8とのずれ量として得られうる。
その他、インプリント装置100は、インプリント材IMを硬化させるエネルギーをインプリント材IMに照射することによってインプリント材IMを硬化させる硬化部11を備えうる。また、インプリント装置100は、基板3の上にインプリント材IMを配置するディスペンサ7を備えうる。ディスペンサ7は、基板3の少なくとも1つのショット領域に対して連続的にインプリント材を配置するように構成されうる。ただし、ディスペンサ7は、インプリント装置100の外部に設けられてもよい。
基板駆動機構6、型駆動機構9、計測部5、検出部10、硬化部11およびディスペンサ7は、支持構造1によって支持されうる。支持構造1は、空気バネ等の除振機構2によって支持されうる。インプリント装置100は、更に、基板駆動機構6、型駆動機構9、計測部5、検出部10、硬化部11およびディスペンサ7を制御する制御部12を備えうる。
図2に例示されているように、調整部200は、例えば、制御部12、計測部5、検出部10、基板駆動機構6および型駆動機構9によって構成されうる。この例では、X軸、Y軸およびθZ軸に関するアライメントが基板駆動機構6を用いてなされるが、このようなアライメントは、型駆動機構9によって、または、基板駆動機構6および型駆動機構9の双方によってなされもよい。
制御部12は、目標位置発生器121、振動成分発生器122、補償器123、ドライバ群124、補正器125、減算器126、加算器127、加算器128を含みうる。目標位置発生器121は、基板3の複数のショット領域のうちインプリント処理の対象のショット領域が型8の下に配置されるように基板3を駆動するための目標値指令(X軸、Y軸およびθZ軸に関する目標値)を発生する。以下では、インプリント処理の対象のショット領域を単にショット領域という。減算器126は、目標位置発生器121からの目標値指令から計測部5によって得られた基板保持部4(基板3)の値(X軸、Y軸およびθZ軸に関する計測値)を減じて偏差信号を生成する。補正器125は、検出部10によって検出された相対的な配置関係(ショット領域と型8とのX軸、Y軸およびθZ軸に関するずれ量)に基づいて、偏差信号を補正するための補正信号を生成する。
加算器127は、減算器126からの偏差信号と補正器125からの補正信号とを加算して補正偏差信号を生成する。補償器123は、加算器127からの補正偏差信号に基づいて、ドライバ群124の複数のドライバにそれぞれ供給するべき複数の指令値(例えば、X軸に関する指令値、Y軸に関する指令値、θZ軸に関する指令値)を発生する。振動成分発生器122は、基板3と型8との間のインプリント材IMが有する粘弾性の影響を低減するためにインプリント材IMに与える振動成分を発生する。図5には、振動成分発生器122が発生する振動成分あるいはインプリント材に与えられる振動成分が例示されている。振動成分発生器122は、基板3と型8との間のインプリント材IMに振動が与えられるように、基板駆動機構6に与えられる駆動信号に振動成分として周期信号を重畳させうる。制御部12は、基板3のショット領域と型8との相対的な配置関係の調整中において、該周期信号の振幅が0になるタイミングで駆動信号に対する周期信号の重畳を停止しうる。これにより、振動成分が0の状態でインプリント材IMへの振動の印加が停止されうる。振動成分は、例えば、100Hz以上かつ1KHz未満の周波数、好ましくは300Hz以上かつ500Hz以下の周波数を有しうる。振動成分は、例えば、20nm以上かつ150nm以下の振幅、好ましくは50nm以上かつ120nm以下の振幅を有しうる。
加算器128は、補償器123からの複数の指令値の少なくとも1つに対して振動成分発生器122からの振動成分を加算して指令値を出力する。なお、補償器123からの複数の指令値のうち振動成分発生器122からの振動成分を加算しない指令値については、補償器123から直接にドライバ群124に供給されうる。
ドライバ群124は、基板駆動機構6が有する複数のアクチュエータ(例えば、X軸、Y軸、θZ軸に関するアクチュエータ)にそれぞれ対応する複数のドライバ(例えば、X軸、Y軸、θZ軸に関するドライバ)を含みうる。該複数のドライバは、加算器128および補償器123からの複数の指令値にそれぞれ応じた複数の駆動信号(例えば、電流)を該複数のアクチュエータに対してそれぞれ出力する。該複数のアクチュエータのうち振動成分が重畳された指令値に応じた駆動信号(振動成分が重畳された駆動信号)によって駆動されるアクチュエータは、振動成分が重畳された推力で基板保持部4(基板3)を駆動する。これにより、基板3と型8との間のインプリント材IMが振動し、基板3と型8との間のインプリント材IMが有する粘弾性の影響が低減される。複数のアクチュエータのうち振動成分が重畳された指令値に応じた駆動信号で駆動されるアクチュエータは、例えば、X軸に関するアクチュエータ、Y軸に関するアクチュエータでありうる。あるいは、複数のアクチュエータのうち振動成分が重畳された指令値に応じた駆動信号で駆動されるアクチュエータは、例えば、X軸に関するアクチュエータ、Y軸に関するアクチュエータ、θZ軸に関するアクチュエータでありうる。
以上のような構成に代えて、型駆動機構9に対する供給される駆動信号に対して振動成分が重畳され、型駆動機構9によってインプリント材IMに対して振動が印加されてもよい。
図3および図4には、インプリント装置100の動作が例示されている。この動作は、制御部12または制御部12の上位の主制御部によって制御されうる。ここで、図3には、複数の基板からなるロットに対する処理の流れが示され、図4には、図3の工程S306の詳細な流れが示されている。まず、工程S301では、以降の処理を制御するための制御パラメータ値が設定される。制御パラメータ値は、例えば、以降で説明される第1許容値、第2許容値、および、インプリント材IMに対する振動の印加の条件(例えば、振動の振幅、周波数)等を含みうる。この実施形態では、インプリント装置100あるいは調整部200は、振動印加モード(第1モード)および振動非印加モード(第2モード)を含む複数のモードを有し、制御パラメータ値は、モードを指定する情報を含む。
インプリント装置100は、インプリント処理に関する複数の条件と制御パラメータ値との対応を示す情報を格納したデータベース13を備えうる。調整部200あるいは制御部12は、処理すべき基板3に対するインプリント処理のために与えられた条件に応じてデータベース13を参照することによって、該処理すべき基板3についての制御パラメータ値を決定することができる。制御パラメータ値は、例えば、第1許容値、第2許容値、振動の振幅および周波数等でありうる。
処理すべき基板3に対するインプリント処理のために与えられた条件は、例えば、インプリント材IMの種類、基板3と型8との間隔、基板3の種類、型8の種類等を含みうる。ここで、インプリント材IMの種類、および、基板3と型8との間隔によって、インプリント材IMの粘弾性が異なりうる。あるいは、基板3の種類(例えば、表面状態)および型8の種類(例えば、パターン密度)によってもインプリント材IMの粘弾性が異なりうる。調整部200あるいは制御部12は、例えば、データベース13に格納された複数の条件の中から、処理すべき基板3に対するインプリント処理のために与えられた条件と等しい条件を選択し、その選択した条件に対応する制御パラメータ値を決定することができる。
工程S302では、基板3が基板保持部4の上にロードされる。工程S303では、基板駆動機構6によって基板3のショット領域がディスペンサ7の下に移動され、ディスペンサ7によってショット領域の上にインプリント材IMが配置される。工程S304では、基板駆動機構6によって基板3のショット領域が型8の下に移動され、ショット領域と型8とがアライメントされる。工程S305では、調整部200によって、基板3のショット領域の上のインプリント材IMに型8が接触するように、基板3と型8との相対的な配置関係が変更される。工程S305では、例えば、調整部200の型駆動機構9によって型8が下方に駆動され、基板3のショット領域の上のインプリント材IMに型8が接触する。この際、基板3と型8との間隔は、例えば、1マイクロメートル程度に制御されうる。このような間隔においては、インプリト材IMは粘弾性を示す。
工程S306では、基板3のショット領域の上のインプリント材IMと型8とが接触した状態で、調整部200(例えば、基板駆動機構6)によって、該ショット領域と型8とのアライメントがなされる。工程S306については、図4を参照しながら後述する。工程S307では、硬化部11によってインプリント材IMに対してそれを硬化させるエネルギーが供給されることによってインプリント材IMが硬化される。工程S308では、調整部200によって、硬化したインプリント材IMから型8が分離されるように、基板3と型8との相対的な配置関係が変更される。工程S308では、例えば、型駆動機構9によって型8が上方に駆動され、硬化したインプリント材IMから型8が分離される。
工程S309では、次にインプリント処理をすべきショット領域があるかどうかが判断され、次にインプリント処理をすべきショット領域がある場合は、工程S303に戻って、そのショット領域について工程S303〜S308が実施される。一方、インプリント処理を行うべき全てのショット領域に対してインプリント処理がなされた場合は、処理が工程S310に進められる。工程S310では、基板3が基板保持部4の上からアンロードされる。工程S311では、次にインプリント処理をすべき基板3があるかどうかが判断され、次にインプリント処理をすべき基板3がある場合は、工程S302に戻って、その基板3について工程S303〜S308が実施される。一方、インプリント処理を行うべき全ての基板3に対してインプリント処理がなされた場合は、ロットの処理が終了する。
以下、図4を参照しながら図3の工程S306における処理を説明する。工程S401では、調整部200あるいは制御部12は、工程S301で設定されたモードが振動印加モード(第1モード)であるか振動非印加モード(第2モード)であるかを判断する。そして、振動印加モードが設定されている場合は処理が工程S402に進められ、振動非印加モードが設定されている場合は処理が工程S408に進められる。振動印加モードは、基板3と型8との間のインプリント材IMに振動が与えられた状態で基板3と型8との相対的な配置関係を調整し、その後、基板3と型8との間のインプリント材に振動が与えられない状態で該配置関係を更に調整するモードである。振動非印加モードは、基板3と型8との間のインプリント材IMに振動が与えられない状態で基板3と型8との相対的な配置関係を調整するモードである。ただし、この実施形態では、振動非印加モードが設定されている場合であっても、振動の印加が必要であると判断される場合には、振動が印加される。
工程S402では、調整部200あるいは制御部12は、インプリント材IMに対する振動の印加を開始する。インプリント材IMに対する振動の印加は、振動成分発生器122が加算器128に振動成分を供給することによってなされうる。インプリント材IMに振動が印加されることによって、インプリント材IMの粘弾性による影響が低減され、基板3と型8との相対的な駆動が容易になり、また、粘弾性によって型8に作用する力が低減され、型8のパターンの変形が低減される。
工程S403では、調整部200あるいは制御部12は、基板3のショット領域と型8とがアライメントされるように(ショット領域と型8との重ね合わせ誤差が低減されるように)、調整部200による基板3と型8との相対的な配置関係の調整を開始する。この調整は、検出部10によってショット領域と型8との相対的な配置関係、例えば、X軸、Y軸およびθZ軸に関するショット領域と型8とのずれ量を検出しながら、このずれ量を低減するようになされる。工程S403は、工程S402の前であってもよいが、工程S042の後であることが好ましい。
工程S404では、調整部200あるいは制御部12は、検出部10からの出力に基づいて基板3のショット領域と型8との相対的な配置関係(ずれ量)が第1許容値に収まったかどうかを判断しながら、該配置関係(ずれ量)が第1許容値に収まるまで待つ。そして、調整部200あるいは制御部12は、配置関係(ずれ量)が第1許容値に収まったと判断した場合に、工程S405に進み、インプリント材IMに対する振動の印加を終了させる。インプリント材IMに対する振動の印加の終了は、振動成分発生器122からの加算器128に対する振動成分の供給を終了することによってなされうる。振動成分発生器122からの加算器128に対する振動成分の供給の終了は、振動成分を0にすることを含むものとする。第1許容値は、インプリント材IMに対する振動の印加を終了しても、基板3のショット領域と型8との相対的な配置関係の調整においてインプリント材IMの粘弾性の影響が十分に小さくなるように決定されうる。基板3と型8との相対的な駆動量が十分に小さければ、インプリント材IMの粘弾性の影響は無視可能である。
工程S404では、調整部200あるいは制御部12は、基板3と型8との間のインプリント材IMに振動が与えられた状態で基板3と型8との相対的な配置関係の調整が開始された後の経過時間が基準時間(制御パラメータ値)を越えたかどうかを判断してもよい。この場合、該経過時間が該基準時間を越えたことに応じて工程S405が実施されうる。調整部200あるいは制御部12は、処理すべき基板3に対するインプリント処理のために与えられた条件に応じてデータベース13を参照することによって、該処理すべき基板3についての基準時間を決定しうる。データベース13は、インプリント処理に関する複数の条件と複数の制御パラメータ値(複数の基準時間)との対応を示す情報を格納したデータベース13を備えうる
以降では、インプリント材IMに対して振動が印加されない状態で、基板3のショット領域と型8とのアライメント、即ち、調整部200による基板3と型8との相対的な配置関係の調整が継続される。工程S406では、調整部200あるいは制御部12は、検出部10からの出力に基づいて基板3のショット領域と型8との相対的な配置関係(ずれ量)が第2許容値に収まったかどうかを判断しながら、該配置関係(ずれ量)が第2許容値に収まるまで待つ。そして、調整部200あるいは制御部12は、配置関係(ずれ量)が第2許容値に収まったと判断した場合に、工程S407に進み、基板3と型8との相対的な配置関係の調整を終了する。ここで、第2許容値は、第1許容値より厳しい値である。例えば、第1許容値および第2許容値がずれ量(アライメント誤差)で与えられる場合、第2許容値は、第1許容値よりも小さい値である。
以降では、インプリント材IMに対して振動が印加されない状態で、基板3のショット領域と型8とのアライメント、即ち、調整部200による基板3と型8との相対的な配置関係の調整が継続される。工程S406では、調整部200あるいは制御部12は、検出部10からの出力に基づいて基板3のショット領域と型8との相対的な配置関係(ずれ量)が第2許容値に収まったかどうかを判断しながら、該配置関係(ずれ量)が第2許容値に収まるまで待つ。そして、調整部200あるいは制御部12は、配置関係(ずれ量)が第2許容値に収まったと判断した場合に、工程S407に進み、基板3と型8との相対的な配置関係の調整を終了する。ここで、第2許容値は、第1許容値より厳しい値である。例えば、第1許容値および第2許容値がずれ量(アライメント誤差)で与えられる場合、第2許容値は、第1許容値よりも小さい値である。
上記とは異なり、基板3と型8との相対的な配置関係の調整の終了後にインプリント材IMに対する振動の印加を停止した場合、インプリント材IMに対する振動の印加によって基板3と型8との相対的な配置関係が変わりうる。これによって基板3のショット領域と型8とのアライメント精度(重ね合わせ精度)が低下しうる。仮に、基板3と型8との相対的な配置関係の調整の終了と同時にインプリント材IMに対する振動の印加を停止したとしても、基板保持部4および型駆動機構9の慣性およびインプリント材IMの粘弾性等により、振動の影響がアライメント誤差として残りうる。
以下、工程S401において振動非印加モードが設定されていると判断された場合について説明する。工程S408では、調整部200あるいは制御部12は、基板3のショット領域と型8とがアライメントされるように(ショット領域と型8との重ね合わせ誤差が低減されるように)、調整部200による基板3と型8との相対的な配置関係の調整を開始する。この調整は、検出部10によってショット領域と型8との相対的な配置関係、例えば、X軸、Y軸およびθZ軸に関するショット領域と型8とのずれ量を検出しながら、このずれ量を低減するようになされる。
振動非印加モードにおいては、インプリント材IMに振動が印加されていない状態で工程S408が実施される。しかし、例えば、基板3と型8との相対的な駆動量が想定量よりも大きくなった場合等において、インプリント材IMに対する振動の印加が必要になる場合がありうる。そこで、工程S409では、調整部200あるいは制御部12は、振動非印加モードの実行中に、インプリント材IMに対する振動の印加が必要であるかどうかを判断する。調整部200あるいは制御部12は、例えば、基板3と型8との相対的な配置関係を調整するための負荷(例えば、基板駆動機構6が基板保持部4を駆動するための要する力)が閾値を越えた場合に、インプリト材IMに対する振動の印加が必要であると判断しうる。より具体的には、調整部200あるいは制御部12は、検出部10によって検出された相対的な配置関係(ずれ量)が閾値を越えた場合に、インプリト材IMに対する振動の印加が必要であると判断しうる。工程S409において、インプリント材IMに対する振動の印加が必要であると判断された場合は、工程S410において、調整部200あるいは制御部12は、インプリント材IMに対する振動の印加を開始する。これは、振動非印加モードを収容し、振動印加モードに移行することを意味する。振動の周波数および/または振幅等の仕様は、基板3と型8との相対的な配置関係を調整するための負荷、例えば、検出部10によって検出された相対的な配置関係(ずれ量)に応じて決定されてもよい。あるいは、振動の周波数および/または振幅等の仕様は、工程S301で設定された内容に従ってもよい。工程S409において、インプリント材IMに対する振動の印加が必要でないと判断された場合は、工程S406に進む。
上記の例では、基板駆動機構6または型駆動機構9を動作させるための指令値あるいは駆動信号に対して振動成分を重畳させるが、図6に例示されたように、基板保持部4に振動発生器20を設けてもよい。振動発生器20によって基板3と型8との間のインプリント材IMに振動が与えられうる。振動発生器20には、調整部200あるいは制御部12から図4に例示されるような振動成分に相当する駆動振動が与えられてもよいし、振動の発生を指示する信号が与えられてもよい。また、振動発生器20は、型駆動機構9に設けられてもよい。
インプリント装置を用いて形成した硬化物のパターンは、各種物品の少なくとも一部に恒久的に、或いは各種物品を製造する際に一時的に、用いられる。物品とは、電気回路素子、光学素子、MEMS、記録素子、センサ、或いは、型等である。電気回路素子としては、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ、MRAMのような、揮発性或いは不揮発性の半導体メモリや、LSI、CCD、イメージセンサ、FPGAのような半導体素子等が挙げられる。型としては、インプリント用のモールド等が挙げられる。
硬化物のパターンは、上記物品の少なくとも一部の構成部材として、そのまま用いられるか、或いは、レジストマスクとして一時的に用いられる。基板の加工工程においてエッチング又はイオン注入等が行われた後、レジストマスクは除去される。
次に、インプリント装置によって基板にパターンを形成し、該パターンが形成された基板を処理し、該処理が行われた基板から物品を製造する物品製造方法について説明する。図7(a)に示すように、絶縁体等の被加工材2zが表面に形成されたシリコンウエハ等の基板1zを用意し、続いて、インクジェット法等により、被加工材2zの表面にインプリント材3zを付与する。ここでは、複数の液滴状になったインプリント材3zが基板上に付与された様子を示している。
図7(b)に示すように、インプリント用の型4zを、その凹凸パターンが形成された側を基板上のインプリント材3zに向け、対向させる。図7(c)に示すように、インプリント材3zが付与された基板1と型4zとを接触させ、圧力を加える。インプリント材3zは型4zと被加工材2zとの隙間に充填される。この状態で硬化用のエネルギーとして光を型4zを透して照射すると、インプリント材3zは硬化する。
図7(d)に示すように、インプリント材3zを硬化させた後、型4zと基板1zを引き離すと、基板1z上にインプリント材3zの硬化物のパターンが形成される。この硬化物のパターンは、型の凹部が硬化物の凸部に、型の凹部が硬化物の凸部に対応した形状になっており、即ち、インプリント材3zに型4zの凹凸パターンが転写されたことになる。
図7(e)に示すように、硬化物のパターンを耐エッチングマスクとしてエッチングを行うと、被加工材2zの表面のうち、硬化物が無いか或いは薄く残存した部分が除去され、溝5zとなる。図7(f)に示すように、硬化物のパターンを除去すると、被加工材2zの表面に溝5zが形成された物品を得ることができる。ここでは硬化物のパターンを除去したが、加工後も除去せずに、例えば、半導体素子等に含まれる層間絶縁用の膜、つまり、物品の構成部材として利用してもよい。
100:インプリント装置、3:基板、4:基板保持部、5:計測部、6:基板駆動機構、8:型、9:型駆動機構、10:検出部、11:硬化部、12:制御部、13:データベース、200:調整部、IM:インプリント材
Claims (11)
- 基板の上のインプリント材に型を接触させ該インプリント材を硬化させることによって前記基板の上にパターンを形成するインプリント処理を行うインプリント装置であって、
前記基板と前記型との相対的な配置関係を検出する検出部と、
前記検出部からの出力に基づいて前記配置関係を調整するための調整部と、を備え、
前記調整部は、前記基板と前記型との間のインプリント材に振動が与えられた状態で前記配置関係を調整し、その後、前記基板と前記型との間のインプリント材に振動が与えられない状態で前記配置関係を更に調整する、
ことを特徴とするインプリント装置。 - 前記調整部は、前記検出部からの出力に基づいて前記配置関係が第1許容値に収まったと判断した場合に、前記基板と前記型との間のインプリント材に与えられる振動を停止し、その後、前記検出部からの出力に基づいて前記配置関係が前記第1許容値よりも厳しい第2許容値に収まったと判断した場合に、前記配置関係の調整を終了する、
ことを特徴とする請求項1に記載のインプリント装置。 - 前記インプリント処理に関する複数の条件と複数の前記第1許容値との対応を示す情報を格納したデータベースを更に備え、
前記調整部は、処理すべき基板に対する前記インプリント処理のために与えられた条件に応じて前記データベースを参照することによって前記処理すべき基板についての前記第1許容値を決定する、
ことを特徴とする請求項2に記載のインプリント装置。 - 前記調整部は、前記基板と前記型との間のインプリント材に振動が与えられた状態で前記配置関係の調整が開始された後の経過時間が基準時間を越えたことに応じて、前記基板と前記型との間のインプリント材に与えられる振動を停止する、
ことを特徴とする請求項1に記載のインプリント装置。 - 前記インプリント処理に関する複数の条件と複数の基準時間との対応を示す情報を格納したデータベースを更に備え、
前記調整部は、処理すべき基板に対する前記インプリント処理のために与えられた条件に応じて前記データベースを参照することによって前記処理すべき基板についての基準時間を決定する、
ことを特徴とする請求項4に記載のインプリント装置。 - 前記調整部は、前記配置関係を変更する駆動機構と、前記配置関係が振動するように前記駆動機構を制御することによって前記基板と前記型との間のインプリント材に振動を与える制御部と、を含む、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインプリント装置。 - 前記制御部は、前記基板と前記型との間のインプリント材に振動が与えられるように、前記駆動機構に与えられる駆動信号に周期信号を重畳させ、
前記制御部は、前記配置関係の調整中において、前記周期信号の振幅が0になるタイミングで前記駆動信号に対する前記周期信号の重畳を停止する、
ことを特徴とする請求項6に記載のインプリント装置。 - 前記調整部は、前記配置関係を変更する駆動機構と、前記基板を保持する基板保持部と、前記基板保持部に設けられた振動発生器とを含み、前記振動発生器によって前記基板と前記型との間のインプリント材に振動を与える、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインプリント装置。 - 前記調整部は、前記配置関係を変更する駆動機構と、前記型を駆動する型駆動機構と、前記型駆動機構に設けられた振動発生器とを含み、前記振動発生器によって前記基板と前記型との間のインプリント材に振動を与える、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインプリント装置。 - 前記調整部は、第1モードおよび第2モードを有し、
前記第1モードは、前記基板と前記型との間のインプリント材に振動が与えられた状態で前記配置関係を調整し、その後、前記基板と前記型との間のインプリント材に振動が与えられない状態で前記配置関係を更に調整するモードであり、
前記第2モードは、前記基板と前記型との間のインプリント材に振動が与えられない状態で前記配置関係を調整するモードであり、
前記調整部は、前記第2モードの実行中に、前記配置関係を調整するための負荷が閾値を越えた場合に、前記第2モードから前記第1モードに移行し、前記第1モードにおいて、前記基板と前記型との間のインプリント材に振動が与えられた状態で前記配置関係を調整し、その後、前記基板と前記型との間のインプリント材に振動が与えられない状態で前記配置関係を更に調整する、
ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のインプリント装置。 - 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のインプリント装置により基板の上にパターンを形成する工程と、
前記工程で前記パターンを形成された前記基板を加工する工程と、
を含むことを特徴とする物品製造方法。
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