JP2018190596A - 身体への装着が可能なマグネシウム空気電池 - Google Patents

身体への装着が可能なマグネシウム空気電池 Download PDF

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Abstract

【課題】空気中の酸素を正極活物質とし、マグネシウムを負極活物質とするマグネシウム空気電池において、身体への装着を可能にし携帯性を向上させた、マグネシウム電池の提供。【解決手段】リストバンドのような筒状の形状を有する装着部106の内部に、金属マグネシウムを含むマグネシウム燃料体110と、電解液104を保持する電解液保持部105と、を備える。マグネシウム燃料体110は、金属マグネシウムを含むマグネシウム薄板101をセパレータ102とカソード103とで挟みこんで構成されるマグネシウム空気電池100。電解液保持部105における電解液104をセパレータ102が含浸してイオン交換が行われ、マグネシウムを負極活物質、空気中の酸素を正極活物質として起電力を生じるマグネシウム空気電池100。【選択図】図1

Description

本発明は、身体への装着が可能なマグネシウム空気電池に関する。
近年、種々の携帯型の電子機器が使用されるようになってきたが、これらの電子機器を充電するための充電器を持ち運ぶには、バッグなどに入れる必要がある。また、充電しながら電子機器を使用する場合もある。そのような場合は、一般的には電子機器と充電器を重ねて把持するなどして使用する。携帯性においては重量も重要である。しかし、重量が軽いと一般的には充電器の容量が小さくなるうえ、充電できる電子機器も限られることになるので、重量と充電器のバッテリー容量の関係も重要である。特許文献1および2には、金属マグネシウムを燃料としたマグネシウム空気電池に関する発明が開示されている。特許文献1には蛇腹状に折りたたまれた金属マグネシウムの薄板が、次々に電極部に挿入され、その際に電解液を含んで電池反応を開始する、という発明が開示されている。また、特許文献2には、本発明の出願時にはまだ公開されていない、本発明者らによる、使用時にマグネシウムを主体とする燃料体が電解液の入った容器に押し込まれることで電解液を含浸して電池反応を開始するマグネシウム空気電池の発明が提案されている。これらのマグネシウム空気電池は、複雑な構成を必要とせずに、軽量なマグネシウムの薄板による燃料を用途によって複数接続し、また接続の仕方を工夫することで必要な電圧を確保することが可能である。
特開2015−198031 特願2016−240919
これらのマグネシウム電池は、携帯性を考慮すると、さらなる工夫が必要である。本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであって、身体への装着が可能なマグネシウム空気電池、を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第一の観点に係るマグネシウム空気電池は、
身体への装着を可能にする装着部と、
マグネシウムを含むマグネシウム薄板と、電解液を含浸可能なセパレータと、導電性を有し酸素に電子を供給するカソードと、を重ねあわせたマグネシウム燃料体と、
内部に電解液を保持する電解液保持部と、
を備え、
前記セパレータが前記電解液を含浸し、イオン交換が行われることで起電力を生じ、前記マグネシウム薄板を負極活物質とし、空気中の酸素を正極活物質とするマグネシウム空気電池。
前記装着部は、腕や手首へ巻き付けることで装着する筒状形状、あるいは前記筒状形状を展開した形状であって、該装着部の内部に、前記マグネシウム燃料体と、前記電解液と、前記電解液保持部と、を含んでもよい。
前記マグネシウム空気電池は、前記マグネシウム燃料体を少なくとも1つ備え、
それぞれの前記マグネシウム燃料体を、自由に折り曲げ可能な導電性を有するやわらかい素材で形成される接続部によって電気的に接続してもよい。
前記マグネシウム燃料体は、前記マグネシウム薄板と、前記マグネシウム薄板を挟み込む前記セパレータとを、前記カソードを折り曲げた内側に挟みこみ、該カソードを折り曲げた部分と反対側の開口部に前記マグネシウム薄板と前記セパレータと前記カソードとをそれぞれ密着させて固定する留め具を備えてもよい。
このとき、前記電解液保持部は、前記セパレータを含む内袋と、前記内袋とは分離され前記内袋の外側に配され内部に前記電解液を保持する外袋と、前記内袋に穴をあける穿孔機構とを備え、前記穿孔機構によって前記内袋に穴をあけることで、前記外袋から前記内袋へ前記電解液が移動し、前記セパレータが前記電解液を含浸して、電池反応を開始してもよい。
また、前記マグネシウム燃料体は、前記マグネシウム薄板と、前記セパレータと、前記カソードを、この順番に1つずつ重ね合わせ、該マグネシウム薄板が切れ込みを備え、該切れ込みの手前に前記電解液保持部が設置されてもよい。
このとき、前記電解液保持部は、前記電解液を含浸して保持し、前記マグネシウム燃料体を該電解液保持部に押し付けることで、前記セパレータが前記切れ込みを通して前記電解液を含浸して、電池反応を開始してもよい。
前記マグネシウム空気電池は、
前記マグネシウム薄板と、前記セパレータと、前記カソードとを、それぞれ重ね合わせて密着させる支持体を備えてもよい。
前記マグネシウム空気電池は、前記電解液保持部を1つ備え、複数の前記マグネシウム燃料体で共用してもよい。
本発明によれば、身体への装着が可能なマグネシウム空気電池、を提供できる。
本発明の実施形態1に係るマグネシウム空気電池の斜視図(a)、およびマグネシウム燃料体の側面断面図(b)である。 本発明の実施形態1に係る電解液保持部の側面断面図であり、電池反応開始前(a)および開始後(b)である。 本発明の実施形態1に係るマグネシウム燃料体の側面図(a)およびA−A‘における断面図(b)である。 本発明の実施形態2に係るマグネシウム空気電池の斜視概要図である。 本発明の実施形態2に係るマグネシウム燃料体の側面図(a)および斜視図(b)である。 本発明の実施形態2に係る支持体の斜視図(a)および上面図(b)である。 本発明の実施形態2に係るマグネシウム空気電池の上面断面図であり、電池反応開始前(a)および開始後(b)である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明のマグネシウム空気電池100の斜視図(a)およびマグネシウム燃料体110の断面図(b)である。マグネシウム空気電池100は、マグネシウム燃料体110と、その下部に、電解液104を保持する電解液保持部105と、これらを含み身体への装着を可能にする装着部106と、を備える。なお、図1(a)は、マグネシウム燃料体110を4つ直列に接続した例を示している。
装着部106は、身体への装着を可能にし、内部、あるいは表面に電池反応を開始する機構、すなわちマグネシウム燃料体110と、電解液104を保持する電解液保持部105と、電解液104とを含む。図1(a)では、一例として筒状のリストバンドの形状を採用した装着部106を示している。装着部106の形状としては、筒状の他、ベルト状の形状で、装着部分に合わせて巻き付ける、なども考えられる。
図1(b)は、マグネシウム燃料体110と、その下部の電解液保持部105の様子を示した断面図である。マグネシウム燃料体110は、マグネシウム薄板101と、マグネシウム薄板101の一部を露出させて両側から挟みこむセパレータ102と、さらにその両側からセパレータ102を挟み込むカソード103と、で構成される。図1(b)に示すように、カソード103の下部は開いており、そこからセパレータ102の下部が出ており、そこに電解液104を保持する電解液保持部105を備える。
マグネシウム薄板101は、金属マグネシウムを含む薄い板であり、マグネシウム空気電池100の負極活物質となる。一部露出したマグネシウム薄板101は負極端子101aを備え、外部と電気的に接続してマグネシウム空気電池100の負極として機能する。
負極端子101aは、導電性を有する素材で形成される。
セパレータ102は、マグネシウム空気電池100のセパレータとして機能する。セパレータ102の下部には電解液保持部105を備える。セパレータ102は、電解液104を毛管現象により自動的に給水する。セパレータ102としては、液体を給水する素材で構成される。例えば不織布や濾紙、フェルト、炭素フェルト、あるいはこれらの組み合わせたものなどが考えられるが、これに限らない。セパレータ102に含浸された電解液104がイオン交換を行なうことで、空気中の酸素を正極活物質とし、マグネシウム薄板101に含まれるマグネシウムを負極活物質とする酸化還元反応によって起電力が生じる。セパレータ102は、マグネシウム薄板101およびカソード103のどちらとも接触して設置される。セパレータ102として、例えばフェルトと不織布を用いると、フェルトは電解液104を含浸し、不織布は電池反応が進むにしたがって析出する反応物がカソードを汚すことを抑制し、電池の持続時間を長くすることができる。
電解液保持部105は、セパレータ102の下部に備えられる。図2(a)、(b)は、セパレータ102の下部に配置された電解液保持部105の側面断面図である。電解液保持部105はこの実施形態ではセパレータ102を中心とした二重構造の液袋の形状を有し、セパレータ102を含み電解液保持部105の内側に配される内袋105aと、内袋105aの外側に配され内袋105aとは分離された外袋105bと、内袋105aに穴をあける穿孔機構105cと、を備える。また、図1(a)のように、複数のマグネシウム燃料体110を接続する場合は、複数のマグネシウム燃料体110で1つの電解液保持部105を備えると、設置されたすべての電池の反応を同時に開始することができる。図2(a)は、電池反応を開始する前の状態を示しており、(b)は、電池反応を開始した後の状態を示している。図2の(a)から(b)において、電解液104(図2の斜線部で表される)が外袋105bから内袋105aへ移動している。このとき、図2(a)、(b)では外袋105bに穿孔機構105cを備えることで、外袋105bを押すと、穿孔機構105cによって内袋105aの外壁に穴をあけ、電解液104が内袋105aに流入して移動する。穿孔機構105cは、例えば鋭利な先端を有する針などである。穿孔機構105cの位置は一例であり、これに限らない。電池反応を開始する方法については、後で述べる。
電解液104は、マグネシウム燃料体110においてマグネシウム薄板101とカソード103のイオン交換を可能にする電解液である。セパレータ102が電解液104を含浸すると、マグネシウム薄板101とカソード103との両者と密着したセパレータ102においてイオン交換が行われる。電解液104に含まれる水は、カソード103において、酸素が還元される反応に使われる。電解液104は、例えば水酸化ナトリウムなどが挙げられるが、これに限らない。
カソード103は、マグネシウム空気電池100の正極活物質である空気中の酸素に電子を供給する。カソード103の形状として、図3に示すように、カソード103を折り曲げ、その内側にマグネシウム薄板101およびセパレータ102を挟みこみ、そのあり曲げた部分と反対側の開口部にあたる辺を、テープなどの留め具103bで止める構造を採用することで、ケースなどにいれずに、カソード103とセパレータ102と、マグネシウム薄板101とをそれぞれ密着させることができる。また、カソード103、あるいはマグネシウム燃料体110全体としての厚みが薄くても、固定する機構が不要であり、軽量化することができる。この様子を示したのが図3であり、マグネシウム燃料体110の側面図(a)およびA−A‘における断面図(b)である。カソード103を構成する素材としては、導電性を有し、例えば炭素、金属、マンガン化合物、及びこれらを組み合わせたものが考えられるが、これに限らない。カソード103は、正極端子103aを備え、外部と接続してマグネシウム空気電池100の正極として機能する。
正極端子103aは、導電性を有する素材で形成される。
図1(a)に戻る。マグネシウム燃料体110は、必要な電力に応じて、複数接続することができる。この場合、マグネシウム燃料体110どうしを、接続部107で接続する。直列に接続する際は、マグネシウム燃料体110における負極端子101aと、隣のマグネシウム燃料体110における正極端子103aとを接続部107によって接続していき、それぞれ残りの両端の正極端子103aおよび負極端子101aが正極、負極として外部の、例えば携帯型電子機器と接続する。
接続部107は、導電性を有し、手首や腕への装着に合わせて自由に折り曲げることができるやわらかい素材で構成される。例えば、薄いシート状の銅板などが考えられる。
次に、マグネシウム空気電池100を使用する方法について説明する。
電池反応を開始する際は、マグネシウム燃料体110の下部の電解液保持部105における外袋105bを手で押さえる。このとき、外袋105bの内部には電解液104を保持している。手で押さえることで内袋105aに穿孔機構105cによって穴をあけ、電解液104が外袋105bから内袋105aに移動して、セパレータ102を湿らせる。セパレータ102が電解液104を含浸すると、イオン交換が行われ、空気中の酸素を正極活物質とし、マグネシウム薄板101に含まれるマグネシウムを負極活物質とする酸化還元反応によって起電力が生じて電池反応を開始する。また、外袋105bを直に押すのではなく、装着部106の表面から押すことで反応を開始するようにしてもよい。(図示しない)
マグネシウム空気電池100は、必要な電力に応じて、正極端子103aや負極端子101aで複数接続して使用する。マグネシウム空気電池の容量は、同程度の大きさのリチウムイオン電池に比べて大きくすることができるため、軽量化しても必要な電力の確保が容易である。
次に、マグネシウム空気電池100を、電子機器の充電器として使用する方法について説明する。
装着部106を手首や腕に取り付け、マグネシウム空気電池100における負極端子101aおよび正極端子103aを、例えばケーブルやアダプタなどによって、充電対象となる電子機器と電気的に接続する。
電子機器は、電池から供給される電力によって動作する、携帯電話、スマートフォン、携帯型ゲーム機、タブレット端末、などである。電子機器は、充電可能な二次電池から供給される電力によって動作する。二次電池は、例えばリチウムイオン電池等である。二次電池は、電子機器を動作させる直接の電源となる。二次電池の残存容量が少なくなると、使用者はマグネシウム空気電池100を前記の方法で電池反応を開始させ、電子機器を充電する。
このようにして、身体への装着が可能なマグネシウム空気電池を提供でき、使用者は、電子機器のみを手に持ち、充電を行ないながら電子機器を利用することができる。
(実施形態2)
実施形態1においては、マグネシウム薄板101をセパレータ102およびカソード103によって両側から挟み込んでいたが、実施形態2では、これを片側のみにする。片側のみにすることで、さらに構造が簡単になり、さらに軽量化することができる。
図4は、実施形態2のマグネシウム空気電池200のうち装着部106を省略して示した斜視概要図である。実際に使用する際は、装着部106の形状、あるいは装着する部分に合わせて折り曲げて使用する。マグネシウム空気電池200は、マグネシウム燃料体210と、電解液104を保持する電解液保持部205と、これらを含み身体への装着を可能にする装着部106(図示しない)と、を備える。マグネシウム燃料体210は、必要な電力に合わせて複数接続する。図5は、4つのマグネシウム燃料体210を直列に接続した例である。複数を接続する際は、実施形態1と同様に、マグネシウム燃料体210における負極端子101aと、隣のマグネシウム燃料体210における正極端子103aとを接続部107によって接続する。接続部107および、接続する方法については実施形態1と同様のため、省略する。また、装着部106も実施形態1と同様であり、説明を省略する。
図5は、実施形態2におけるマグネシウム燃料体210の側面図(a)および斜視図(b)である。マグネシウム燃料体210は、図5に示すように、マグネシウム薄板101と、セパレータ102と、カソード103と、で構成され、この順番で重ね合わせられる。重ね合わせたうちの最も外側に位置するマグネシウム薄板101は、切れ込み101bを備える。切れ込み101bは、図5では矩形状だが、形状はこれに限らない。また、位置は一例であり、これに限らない。また、マグネシウム薄板101およびカソード103は、それぞれ実施形態1と同様、負極端子101aおよび正極端子103aを備え、外部と電気的に接続してそれぞれ負極、正極して機能する。
また、マグネシウム燃料体210は、マグネシウム薄板101とセパレータ102とカソード103とが、それぞれ密着するよう支持体208で固定してもよい。
支持体208は、マグネシウム燃料体210を構成するマグネシウム薄板101と、セパレータ102と、カソード103とを、重ね合わせてそれぞれ密着させる。支持体208を構成する素材としては、断熱材など、軽量かつ熱を伝えにくい素材がよい。図6は、支持体208の斜視図(a)および上からみた上面図(b)である。支持体208の形状は様々なものが考えられるが、図6に示すように、両端にマグネシウム燃料体210を挟むことができるクリップ208aを備えることで、マグネシウム燃料体210を図6(b)の矢印の方向から挟みこんで固定し、また、他端のクリップ208aにもマグネシウム燃料体210を挟み込んで複数のマグネシウム燃料体210の接続を容易にする。形状は一例であり、これに限らない。
電解液保持部205は、電解液104を含浸して保持する。電解液保持部205は、マグネシウム燃料体210のうち、マグネシウム薄板101に備わる切れ込み101bの手前に配置される。マグネシウム燃料体210を電解液保持部205に手などで押し付けて密着させることで、電解液104が切れ込み101bを通してセパレータ102に到達し、セパレータ102が電解液104を含浸して電池反応を開始する。電解液保持部205としては、例えばスポンジやゲル等、電解液104を含浸できる素材が考えられる。
次に、マグネシウム空気電池200を使用する方法について説明する。
図7は、マグネシウム燃料体210と電解液保持部205の上面断面図を示す。電池反応を開始する前は、電解液保持部205とマグネシウム燃料体210は接触していない。(図7(a)参照)マグネシウム燃料体210を電解液保持部205に押し付ける(図7(b))と、電解液保持部205に含浸された電解液104は、マグネシウム燃料体210におけるマグネシウム薄板101に備えられた切れ込み101bからセパレータ102へと浸透する。セパレータ102が電解液104を含浸すると、イオン交換が行われ、空気中の酸素を正極活物質とし、マグネシウム薄板101に含まれるマグネシウムを負極活物質とする酸化還元反応によって起電力が生じて電池反応を開始する。
使用者は、装着部106を手首や腕に取り付け、マグネシウム空気電池200における負極端子101aおよび正極端子103aを電子機器に接続し、前述のように電池反応を開始する。
このようにして、手首や腕へ装着可能なマグネシウム空気電池を提供でき、使用者は、電子機器のみを手に持ち、充電を行ないながら、電子機器を利用することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態に限定されるものではない。
100、200 マグネシウム空気電池
101 マグネシウム薄板
101a 負極端子
101b 切れ込み
102 セパレータ
103 カソード
103a 正極端子
103b 留め具
104 電解液
105、205 電解液保持部
105a 内袋
105b 外袋
105c 穿孔機構
106 装着部
107 接続部
110、210 マグネシウム燃料体
208 支持体
208a クリップ




















Claims (9)

  1. 身体への装着を可能にする装着部と、
    マグネシウムを含むマグネシウム薄板と、セパレータと、導電性を有し酸素に電子を供給するカソードと、を重ねあわせたマグネシウム燃料体と、
    内部に電解液を保持する電解液保持部と、
    を備え、
    前記セパレータが前記電解液を含浸し、イオン交換が行われることで起電力を生じ、前記マグネシウム薄板を負極活物質とし、空気中の酸素を正極活物質とするマグネシウム空気電池。
  2. 前記装着部は、腕や手首へ巻き付けることで装着する筒状形状、あるいは前記筒状形状を展開した形状であって、該装着部の内部に、前記マグネシウム燃料体と、前記電解液と、前記電解液保持部とを含む、ことを特徴とする請求項1に記載のマグネシウム空気電池。
  3. 前記マグネシウム空気電池は、前記マグネシウム燃料体を少なくとも1つ備え、
    それぞれの前記マグネシウム燃料体を、自由に折り曲げ可能な導電性を有するやわらかい素材で形成される接続部によって電気的に接続する、
    ことを特徴とする請求項1から2いずれか一項に記載のマグネシウム空気電池。
  4. 前記マグネシウム燃料体は、前記マグネシウム薄板と、前記マグネシウム薄板を挟み込む前記セパレータとを、前記カソードを折り曲げた内側に挟みこみ、該カソードを折り曲げた部分と反対側の開口部に前記マグネシウム薄板と前記セパレータと前記カソードとをそれぞれ密着させて固定する留め具、を備える、ことを特徴とする請求項1から3いずれか一項に記載のマグネシウム空気電池。
  5. 請求項4に記載のマグネシウム空気電池において、
    前記電解液保持部は、前記セパレータを含む内袋と、前記内袋とは分離され前記内袋の外側に配され内部に前記電解液を保持する外袋と、前記内袋に穴をあける穿孔機構とを備え、前記穿孔機構によって前記内袋に穴をあけることで、前記外袋から前記内袋へ前記電解液が移動し、前記セパレータが前記電解液を含浸して、電池反応を開始する、
    ことを特徴とするマグネシウム空気電池。
  6. 前記マグネシウム燃料体は、前記マグネシウム薄板と、前記セパレータと、前記カソードを、この順番に1つずつ重ね合わせ、該マグネシウム薄板が切れ込みを備え、該切れ込みの手前に前記電解液保持部が設置される、ことを特徴とする請求項1から3いずれか一項に記載のマグネシウム空気電池。
  7. 請求項6に記載のマグネシウム空気電池において、
    前記電解液保持部は、前記電解液を含浸して保持し、前記マグネシウム燃料体を該電解液保持部に押し付けることで、前記セパレータが前記切れ込みを通して前記電解液を含浸して、電池反応を開始する、
    ことを特徴とするマグネシウム空気電池。
  8. 前記マグネシウム空気電池は、
    前記マグネシウム薄板と、前記セパレータと、前記カソードとを、それぞれ重ね合わせて密着させる支持体を備える、
    ことを特徴とする請求項1から7いずれか一項に記載のマグネシウム空気電池。
  9. 前記マグネシウム空気電池は、前記電解液保持部を1つ備え、複数の前記マグネシウム燃料体で共用する、ことを特徴とする請求項1から8いずれか一項に記載のマグネシウム空気電池







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